JPH07199024A - レンズ固定構造 - Google Patents
レンズ固定構造Info
- Publication number
- JPH07199024A JPH07199024A JP5351711A JP35171193A JPH07199024A JP H07199024 A JPH07199024 A JP H07199024A JP 5351711 A JP5351711 A JP 5351711A JP 35171193 A JP35171193 A JP 35171193A JP H07199024 A JPH07199024 A JP H07199024A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- fixing structure
- shaped member
- lenses
- lens fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/02—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
- G02B7/028—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with means for compensating for changes in temperature or for controlling the temperature; thermal stabilisation
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接着剤による接着性の弱いプラスチックレン
ズを、部品点数を増やすことなく確実に固定可能とし、
環境変化による位置精度の不安定を解消する。 【構成】 少なくとも一対のレンズを一体成形したプラ
スチック板50での一対のレンズの並び方向の延長線上
またはこの並び方向の略垂直二等分線上に取付穴55,
56を設ける。これに対応して接着可能な材質を用いた
基体13に、突設したボス17,18を、プラスチック
板50の厚みと絞り板40の厚みとの和tよりも高くし
て形成する。そして、基体13に対して絞り板40とプ
ラスチック板50を取付けた後も、ボス17,18がプ
ラスチック板50よりも突出可能とする。これにより、
プラスチック板50と絞り板40を、基体13と接着剤
1とで挾み込んだ状態で固定する。
ズを、部品点数を増やすことなく確実に固定可能とし、
環境変化による位置精度の不安定を解消する。 【構成】 少なくとも一対のレンズを一体成形したプラ
スチック板50での一対のレンズの並び方向の延長線上
またはこの並び方向の略垂直二等分線上に取付穴55,
56を設ける。これに対応して接着可能な材質を用いた
基体13に、突設したボス17,18を、プラスチック
板50の厚みと絞り板40の厚みとの和tよりも高くし
て形成する。そして、基体13に対して絞り板40とプ
ラスチック板50を取付けた後も、ボス17,18がプ
ラスチック板50よりも突出可能とする。これにより、
プラスチック板50と絞り板40を、基体13と接着剤
1とで挾み込んだ状態で固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチックレンズ等を
保持固定する際に用いて好適なレンズ固定構造に関し、
さらに詳細に述べると、カメラ等の焦点検出装置のよう
にコンパクトな構成と位置精度を要求される場合におい
て、周囲の環境変化、特に温度変化、湿度変化に対して
も良好な精度を確保可能なプラスチックレンズの固定構
造に関する。
保持固定する際に用いて好適なレンズ固定構造に関し、
さらに詳細に述べると、カメラ等の焦点検出装置のよう
にコンパクトな構成と位置精度を要求される場合におい
て、周囲の環境変化、特に温度変化、湿度変化に対して
も良好な精度を確保可能なプラスチックレンズの固定構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば焦点検出法としては、従来から
様々原理のものが提案されているが、複数のレンズを一
定間隔で並べて、各々のレンズで形成される像を比較す
るという形の焦点検出装置について、図8を用いてその
基本原理を以下に簡単に説明する。すなわち、図8中符
号10は撮影レンズの射出瞳であり、この撮影レンズで
の射出瞳10は、複数の領域91,92に分割されてい
る。20はこの撮影レンズの予定焦点近傍に設けられた
視野マスク、30はこの視野マスク20の背後に配置さ
れたコンデンサレンズである。
様々原理のものが提案されているが、複数のレンズを一
定間隔で並べて、各々のレンズで形成される像を比較す
るという形の焦点検出装置について、図8を用いてその
基本原理を以下に簡単に説明する。すなわち、図8中符
号10は撮影レンズの射出瞳であり、この撮影レンズで
の射出瞳10は、複数の領域91,92に分割されてい
る。20はこの撮影レンズの予定焦点近傍に設けられた
視野マスク、30はこの視野マスク20の背後に配置さ
れたコンデンサレンズである。
【0003】また、40はこのコンデンサレンズ30の
後方に設けられ前記撮影レンズ射出瞳10のふたつの領
域91,92に対応する一対の開口41,42を形成す
る絞りマスクであり、50は絞りマスク40の背後に設
けられ各開口41,42に対応する一対の再結像レンズ
部51,52を有する再結像レンズとしての板状部材
で、この板状部材50の後方には、その各レンズ部5
1,52を透過した光束を第二次像として再形成する一
対の受光部61,62を有する焦点検出部となる光電変
換素子列60が配置されている。なお、図中Oは撮影レ
ンズ光軸である。
後方に設けられ前記撮影レンズ射出瞳10のふたつの領
域91,92に対応する一対の開口41,42を形成す
る絞りマスクであり、50は絞りマスク40の背後に設
けられ各開口41,42に対応する一対の再結像レンズ
部51,52を有する再結像レンズとしての板状部材
で、この板状部材50の後方には、その各レンズ部5
1,52を透過した光束を第二次像として再形成する一
対の受光部61,62を有する焦点検出部となる光電変
換素子列60が配置されている。なお、図中Oは撮影レ
ンズ光軸である。
【0004】そして、上述した構成において、撮影レン
ズの射出瞳10での領域91,92を透過した光束は、
視野マスク20の近傍に第一次像を形成する。また、こ
の視野マスク20は、コンデンサレンズ30への光束を
制限し、焦点検出領域の制限を行なうようになっている
ズの射出瞳10での領域91,92を透過した光束は、
視野マスク20の近傍に第一次像を形成する。また、こ
の視野マスク20は、コンデンサレンズ30への光束を
制限し、焦点検出領域の制限を行なうようになっている
【0005】さらに、コンデンサレンズ30を透過した
光束は、絞りマスク40において射出瞳10側の領域9
1,92と対応している開口41,42によって、不要
光束を制限するようになっている。そして、これら各開
口41,42を通過した光束は、板状部材50のレンズ
部51,52により、光電変換素子列60の受光部6
1,62上に第二次像として再結像され、これらの第二
次像の相対的な位置のずれ量により焦点状態の検出が行
なわれるものであった。
光束は、絞りマスク40において射出瞳10側の領域9
1,92と対応している開口41,42によって、不要
光束を制限するようになっている。そして、これら各開
口41,42を通過した光束は、板状部材50のレンズ
部51,52により、光電変換素子列60の受光部6
1,62上に第二次像として再結像され、これらの第二
次像の相対的な位置のずれ量により焦点状態の検出が行
なわれるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな複数のレンズを有する部材、たとえば再結像レンズ
となる板状部材50を、一般的なアクリル樹脂材、ポリ
スチレン樹脂材、ポリカーボネート樹脂材等といったプ
ラスチックレンズ材料で一体成形した場合に、温度、湿
度といった使用環境の変化の影響によって、レンズ形状
に変形等を生じ、焦点検出にあたって誤差を生じるとい
う問題を招いてしまうものであった。
うな複数のレンズを有する部材、たとえば再結像レンズ
となる板状部材50を、一般的なアクリル樹脂材、ポリ
スチレン樹脂材、ポリカーボネート樹脂材等といったプ
ラスチックレンズ材料で一体成形した場合に、温度、湿
度といった使用環境の変化の影響によって、レンズ形状
に変形等を生じ、焦点検出にあたって誤差を生じるとい
う問題を招いてしまうものであった。
【0007】たとえば温度変化に対し上述したようなプ
ラスチック材料は、一般にガラス材料よりも3〜4桁大
きな線膨張係数(たとえばアクリル樹脂材の場合には、
6×10ー5/℃)を有するので、線膨張係数の影響を無
視できない。また、上述したようなプラスチック材料は
吸湿性、浸透性に富み、湿度が大きくなると膨張してし
まう性質も持っている。
ラスチック材料は、一般にガラス材料よりも3〜4桁大
きな線膨張係数(たとえばアクリル樹脂材の場合には、
6×10ー5/℃)を有するので、線膨張係数の影響を無
視できない。また、上述したようなプラスチック材料は
吸湿性、浸透性に富み、湿度が大きくなると膨張してし
まう性質も持っている。
【0008】このような基本原理に基づく焦点検出系に
おいて、温度変化、湿度変化といった環境変化が焦点検
出系に与える影響の一例を、図9に示している。
おいて、温度変化、湿度変化といった環境変化が焦点検
出系に与える影響の一例を、図9に示している。
【0009】これを簡単に説明すると、まず、初期状態
での受光部61,62を持つ光電変換素子列60への光
束の到達位置は、図9中61A,61B;62A,62
Bに示すようになる。ここで、それぞれのA,Bは各々
第一次結像面で同一の点を通過した光束で,61A−6
2A,61B−62Bは等間隔となっている。
での受光部61,62を持つ光電変換素子列60への光
束の到達位置は、図9中61A,61B;62A,62
Bに示すようになる。ここで、それぞれのA,Bは各々
第一次結像面で同一の点を通過した光束で,61A−6
2A,61B−62Bは等間隔となっている。
【0010】また、ここでは、板状部材50の取付の際
の位置決めを図中下端、つまりこの板状部材50のブロ
ック下端を固定端(FIX)としている。
の位置決めを図中下端、つまりこの板状部材50のブロ
ック下端を固定端(FIX)としている。
【0011】しかし、このような状態によれば、周囲の
環境(温度、湿度)変化で、膨張による形状変化が生じ
て、板状部材50の後面からの光束の射出角度が固定端
から遠い側に変わり、光電変換素子列60の受光部6
1,62への光束の到達位置が、上述した位置から、図
9中61a,61b;62a,62bで示す位置へと変
化してしまうものであった。
環境(温度、湿度)変化で、膨張による形状変化が生じ
て、板状部材50の後面からの光束の射出角度が固定端
から遠い側に変わり、光電変換素子列60の受光部6
1,62への光束の到達位置が、上述した位置から、図
9中61a,61b;62a,62bで示す位置へと変
化してしまうものであった。
【0012】そして、このような光束到達位置の変化量
は、固定端から遠いほど大きいので、61a−62a,
61b−62bの間隔が明らかに異なってしまう。
は、固定端から遠いほど大きいので、61a−62a,
61b−62bの間隔が明らかに異なってしまう。
【0013】すなわち、上述したようなプラスチック材
料をレンズに用いると、温度変化、湿度変化といった使
用環境の変化によって、レンズの曲率や光軸間隔などが
変化することが避けられず、結果として焦点検出にあた
って誤差を生じてしまうものであった。
料をレンズに用いると、温度変化、湿度変化といった使
用環境の変化によって、レンズの曲率や光軸間隔などが
変化することが避けられず、結果として焦点検出にあた
って誤差を生じてしまうものであった。
【0014】特に、上述した環境変化の影響は、像につ
いてデータ解析をする電気回路の方で温度、湿度を検出
してこれを補償することが原理的には可能である。
いてデータ解析をする電気回路の方で温度、湿度を検出
してこれを補償することが原理的には可能である。
【0015】しかしながら、構造の小型化および生産性
向上等の要求に応じるために、プラスチックレンズを接
着剤を用いて固定すると、温度変化、湿度変化といった
環境変化が繰り返えされた場合に、レンズ間隔の寸法の
再現性が悪く、データ処理回路における温度、湿度保証
が有効に作用しない。これは、プラスチックレンズの形
状が接着剤によって規制され、接着剤が環境変化の繰り
返しによる複雑な経時変化をするためと考えられる。
向上等の要求に応じるために、プラスチックレンズを接
着剤を用いて固定すると、温度変化、湿度変化といった
環境変化が繰り返えされた場合に、レンズ間隔の寸法の
再現性が悪く、データ処理回路における温度、湿度保証
が有効に作用しない。これは、プラスチックレンズの形
状が接着剤によって規制され、接着剤が環境変化の繰り
返しによる複雑な経時変化をするためと考えられる。
【0016】このような問題を解決する手段として、た
とえば特開平1−92709号公報では、光電変換素子
列上にパターン部材光量分布を投影し、これにより初期
値を演算することで、パターン部材光量分布を表わす電
気信号を抽出し、この抽出された各列毎の電気信号の相
対レベルを補正変換し、レンズを透過した光束による光
量レベル差や光量分布の形状差を解消するような構成が
従来既に提案されている。
とえば特開平1−92709号公報では、光電変換素子
列上にパターン部材光量分布を投影し、これにより初期
値を演算することで、パターン部材光量分布を表わす電
気信号を抽出し、この抽出された各列毎の電気信号の相
対レベルを補正変換し、レンズを透過した光束による光
量レベル差や光量分布の形状差を解消するような構成が
従来既に提案されている。
【0017】しかしながら、この特開平1−92709
号公報のような構成では、湿度補正を行なうにあたっ
て、初期状態との比較を行なう手段と補正手段とを必要
とし、これを装置内に装備しなければならないもので、
装置構造が複雑化し、装置全体の大型化を招くばかりで
なく、補正に当たっての演算処理が複雑化得るといった
問題があり、これらの問題点を一掃し得る何らかの対策
を講じることが必要とされている。
号公報のような構成では、湿度補正を行なうにあたっ
て、初期状態との比較を行なう手段と補正手段とを必要
とし、これを装置内に装備しなければならないもので、
装置構造が複雑化し、装置全体の大型化を招くばかりで
なく、補正に当たっての演算処理が複雑化得るといった
問題があり、これらの問題点を一掃し得る何らかの対策
を講じることが必要とされている。
【0018】すなわち、上述したような問題のうち、温
度変化によるプラスチックレンズの変形に対して、特開
昭61−165711号公報や特開昭61−16571
2号公報等には、プラスチックレンズの固定方法に着目
し、接着剤を用い、しかもプラスチックレンズをフリー
な状態で膨張収縮ができるように固定する技術が開示さ
れている。
度変化によるプラスチックレンズの変形に対して、特開
昭61−165711号公報や特開昭61−16571
2号公報等には、プラスチックレンズの固定方法に着目
し、接着剤を用い、しかもプラスチックレンズをフリー
な状態で膨張収縮ができるように固定する技術が開示さ
れている。
【0019】さらに、湿度変化によるプラスチックレン
ズの変形に対しては、特開平5−107062号公報に
おいて、レンズの材料に低吸湿性プラスチックを用いる
技術が提案されている。
ズの変形に対しては、特開平5−107062号公報に
おいて、レンズの材料に低吸湿性プラスチックを用いる
技術が提案されている。
【0020】しかしながら、上述したプラスチックレン
ズの温度変化に対する変形の影響を軽減するために、前
述した特開昭61−165711号公報または特開昭6
1−165712号公報に開示されている技術を用い、
さらにこれと同時に湿度変化に対する変形の影響を軽減
するために、前述した特開平5−107062号公報に
開示されている技術を用いると、以下のような不具合を
生じる虞れがある。
ズの温度変化に対する変形の影響を軽減するために、前
述した特開昭61−165711号公報または特開昭6
1−165712号公報に開示されている技術を用い、
さらにこれと同時に湿度変化に対する変形の影響を軽減
するために、前述した特開平5−107062号公報に
開示されている技術を用いると、以下のような不具合を
生じる虞れがある。
【0021】すなわち、特開平5−107062号公報
に開示されたような低吸湿性プラスチック材料のうち、
たとえば光学系部品として用いるのに適したポリオレフ
ィン系樹脂材などは、接着剤による接着力が非常に低い
ため、図10に示した特開昭61−165711号公報
や特開昭61−165712号公報に開示されているよ
うな構成では、板状部材であるプラスチック板50と基
体13に突設されたボス17,18とが、ボス17,1
8上端部でのみ接着剤1を介して結合されているため
に、プラスチック板50とボス17,18において充分
な結合力が得られず、プラスチック板50が脱落すると
いう虞れを避けられないものであった。
に開示されたような低吸湿性プラスチック材料のうち、
たとえば光学系部品として用いるのに適したポリオレフ
ィン系樹脂材などは、接着剤による接着力が非常に低い
ため、図10に示した特開昭61−165711号公報
や特開昭61−165712号公報に開示されているよ
うな構成では、板状部材であるプラスチック板50と基
体13に突設されたボス17,18とが、ボス17,1
8上端部でのみ接着剤1を介して結合されているため
に、プラスチック板50とボス17,18において充分
な結合力が得られず、プラスチック板50が脱落すると
いう虞れを避けられないものであった。
【0022】なお、この図10において、符号55,5
6はプラスチック板50に開けられたボス用の取付穴、
40は絞り板(絞りマスク)、65は前述した光電変換
素子列60による焦点検出部で、15はその透明カバ
ー、16は裏蓋である。
6はプラスチック板50に開けられたボス用の取付穴、
40は絞り板(絞りマスク)、65は前述した光電変換
素子列60による焦点検出部で、15はその透明カバ
ー、16は裏蓋である。
【0023】本発明は上述したような事情に鑑みてなさ
れたものであり、接着剤による接着性の弱いプラスチッ
ク材料等の材料を用いてレンズを有する板状部材を形成
した場合においても、部品点数を増やすことなく確実な
固定方法を得て、温度変化、湿度変化などといった環境
変化による位置精度の不安定を解消することができるレ
ンズ固定構造を得ることを目的としている。
れたものであり、接着剤による接着性の弱いプラスチッ
ク材料等の材料を用いてレンズを有する板状部材を形成
した場合においても、部品点数を増やすことなく確実な
固定方法を得て、温度変化、湿度変化などといった環境
変化による位置精度の不安定を解消することができるレ
ンズ固定構造を得ることを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るレンズ固定構造は、少なくとも一対
のレンズを一体的に形成した低吸湿性プラスチック材料
等による板状部材(50)の一部でその両側縁部分、た
とえばレンズのうちの一対のレンズの並び方向の延長線
上でその両端側、あるいは複数のレンズのうちの一対の
レンズの並び方向の略垂直二等分線上であってこの板状
部材の両縁付近に、取付穴(55,56)を設けるとと
もに、板状部材を保持する基体(13)に、この板状部
材の取付穴に対応しかつ板状部材を基体に取付けた際
に、少なくとも一つは板状部材の表面よりも突出する高
さをもったボス(17,18)を設け、板状部材の取付
穴に、取付穴と対応する基体のボスを挿入し、前記板状
部材から突出されたボスのうちの少なくとも一つのボス
の側面と板状部材の表面とに跨って接着剤(1)を塗布
することにより、板状部材を基体に固定するようにした
ものである。
ために本発明に係るレンズ固定構造は、少なくとも一対
のレンズを一体的に形成した低吸湿性プラスチック材料
等による板状部材(50)の一部でその両側縁部分、た
とえばレンズのうちの一対のレンズの並び方向の延長線
上でその両端側、あるいは複数のレンズのうちの一対の
レンズの並び方向の略垂直二等分線上であってこの板状
部材の両縁付近に、取付穴(55,56)を設けるとと
もに、板状部材を保持する基体(13)に、この板状部
材の取付穴に対応しかつ板状部材を基体に取付けた際
に、少なくとも一つは板状部材の表面よりも突出する高
さをもったボス(17,18)を設け、板状部材の取付
穴に、取付穴と対応する基体のボスを挿入し、前記板状
部材から突出されたボスのうちの少なくとも一つのボス
の側面と板状部材の表面とに跨って接着剤(1)を塗布
することにより、板状部材を基体に固定するようにした
ものである。
【0025】
【作用】本発明によれば、板状部材(50)の基体(1
3)への固定は、絞り板(40)を基体に取付けた後、
基体に突設したボス(17,18)を各ボス用取付穴
(55,56)に貫通させ、これらのボスのうち少なく
とも一つのボスの側面部と板状部材の表面に跨った状態
で接着剤(1)を塗布することで行なわれ、このとき板
状部材と絞り板は、基体と接着剤とによって挾み込まれ
た状態で固定されることになる。
3)への固定は、絞り板(40)を基体に取付けた後、
基体に突設したボス(17,18)を各ボス用取付穴
(55,56)に貫通させ、これらのボスのうち少なく
とも一つのボスの側面部と板状部材の表面に跨った状態
で接着剤(1)を塗布することで行なわれ、このとき板
状部材と絞り板は、基体と接着剤とによって挾み込まれ
た状態で固定されることになる。
【0026】このとき、接着剤はボスの側面全周にわた
って塗布されることから、従来構造のようにボス先端部
と板状部材表面に接着剤を塗るだけのものに対し強度が
増すことになる。また、板状部材が、環境変化によって
面方向に変化した場合に、この板状部材は基体と接着剤
とで挾みこまれた状態で固定されているが、板状部材自
体は接着性が弱いため、この面方向への動きに対して
は、接着剤の影響を受けることがなく、ボス用取付穴と
ボスとの嵌合部分での余裕範囲で自由に伸縮可能であ
る。
って塗布されることから、従来構造のようにボス先端部
と板状部材表面に接着剤を塗るだけのものに対し強度が
増すことになる。また、板状部材が、環境変化によって
面方向に変化した場合に、この板状部材は基体と接着剤
とで挾みこまれた状態で固定されているが、板状部材自
体は接着性が弱いため、この面方向への動きに対して
は、接着剤の影響を受けることがなく、ボス用取付穴と
ボスとの嵌合部分での余裕範囲で自由に伸縮可能であ
る。
【0027】
【実施例】図1ないし図4は本発明に係るレンズ固定構
造の一実施例を示すものであり、これらの図において、
前述した図8ないし図10と同一または相当する部分に
は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
造の一実施例を示すものであり、これらの図において、
前述した図8ないし図10と同一または相当する部分に
は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0028】ここで、図3および図4は本発明を図2に
おける焦点検出ユニット8に適用した実施例を示し、図
3中13は基体で、詳細な図示を省略した内部集光レン
ズ30および光軸を直角に折曲するミラー9が組み込ま
れている。
おける焦点検出ユニット8に適用した実施例を示し、図
3中13は基体で、詳細な図示を省略した内部集光レン
ズ30および光軸を直角に折曲するミラー9が組み込ま
れている。
【0029】また、絞り板(絞りマスク;以下絞り板と
いう)40は、図3から明らかなように、再結像レンズ
である板状部材(以下透明プラスチック板という)50
での透明プラスチックレンズ51,52,53,54と
対応した四つの開口41,42,43,44を有してい
る。
いう)40は、図3から明らかなように、再結像レンズ
である板状部材(以下透明プラスチック板という)50
での透明プラスチックレンズ51,52,53,54と
対応した四つの開口41,42,43,44を有してい
る。
【0030】ここで、透明プラスチック製の再結像レン
ズ51,52,53,54は、低吸湿性プラスチック材
料、特にそのうちの接着性の弱い材料(たとえばポリオ
レフィン系樹脂材)で一体的に成形されており、部品と
しては一枚の透明プラスチック板(板状部材)50とな
っている。
ズ51,52,53,54は、低吸湿性プラスチック材
料、特にそのうちの接着性の弱い材料(たとえばポリオ
レフィン系樹脂材)で一体的に成形されており、部品と
しては一枚の透明プラスチック板(板状部材)50とな
っている。
【0031】また、この透明プラスチック板50のうち
の一対のレンズ51,52の並び方向における両端位置
には、ボス用取付穴55,56(以下ボス穴という)が
設けられている。そして、これらのボス穴55,56に
対応して基体13側には、ボス17,18が突出して形
成されている。
の一対のレンズ51,52の並び方向における両端位置
には、ボス用取付穴55,56(以下ボス穴という)が
設けられている。そして、これらのボス穴55,56に
対応して基体13側には、ボス17,18が突出して形
成されている。
【0032】このような構成において、レンズの組立て
は、まず絞り板40の両端の孔45,46をボス17,
18に通し、次に透明プラスチック板50のボス孔5
5,56をボス17,18に通す。ここで、ボス穴5
5,56は、図1等から明らかなように、取付位置精度
確保のためボス17,18のうち対応するボスの直径と
略同径、他方はボス17,18の並び方向に長い長孔と
し、対応するボスとの間の伸縮自由度をさらに大きくし
たものである。
は、まず絞り板40の両端の孔45,46をボス17,
18に通し、次に透明プラスチック板50のボス孔5
5,56をボス17,18に通す。ここで、ボス穴5
5,56は、図1等から明らかなように、取付位置精度
確保のためボス17,18のうち対応するボスの直径と
略同径、他方はボス17,18の並び方向に長い長孔と
し、対応するボスとの間の伸縮自由度をさらに大きくし
たものである。
【0033】さらに、絞り板40と透明プラスチック板
50とを重ねてボス17,18を貫通させたときには、
図1から明らかなように、ボス17,18の先端が透明
プラスチック板50よりも突出するように構成されてい
る。すなわち、基体13に突設したボス17,18の少
なくとも一つの高さhは、プラスチック板50の厚みと
絞り板40の厚みとの和tよりも高く形成される。そし
て、基体13に対して絞り板40とプラスチック板50
を取付けた後も、ボス17,18がプラスチック板50
よりも突出可能と構成している。
50とを重ねてボス17,18を貫通させたときには、
図1から明らかなように、ボス17,18の先端が透明
プラスチック板50よりも突出するように構成されてい
る。すなわち、基体13に突設したボス17,18の少
なくとも一つの高さhは、プラスチック板50の厚みと
絞り板40の厚みとの和tよりも高く形成される。そし
て、基体13に対して絞り板40とプラスチック板50
を取付けた後も、ボス17,18がプラスチック板50
よりも突出可能と構成している。
【0034】この状態において接着剤1を透明プラスチ
ック板50から突出したボス17,18の側面と透明プ
ラスチック板50に跨るように塗布する。この接着剤1
としては比較的粘度の高いタイプのものを使用してい
る。特に、高粘度タイプの接着剤1を用いると、ボス1
7,18とボス穴55,56の間に接着剤1が流れ込ま
ず、良好である。
ック板50から突出したボス17,18の側面と透明プ
ラスチック板50に跨るように塗布する。この接着剤1
としては比較的粘度の高いタイプのものを使用してい
る。特に、高粘度タイプの接着剤1を用いると、ボス1
7,18とボス穴55,56の間に接着剤1が流れ込ま
ず、良好である。
【0035】そして、接着剤1が硬化した後に、焦点検
出部65における裏蓋16を、基体13に取付けて固定
することにより、組立てを終了する。なお、裏蓋16に
は、焦点検出手段であるフォトセンサアレイ(光電変換
素子列)60およびその全面の透明カバー15等が取付
けられている。ここで、図4は上述したように組立てら
れた状態の断面を示している。
出部65における裏蓋16を、基体13に取付けて固定
することにより、組立てを終了する。なお、裏蓋16に
は、焦点検出手段であるフォトセンサアレイ(光電変換
素子列)60およびその全面の透明カバー15等が取付
けられている。ここで、図4は上述したように組立てら
れた状態の断面を示している。
【0036】そして、このような構成によれば、透明プ
ラスチック板50の基体13への固定は、図1等から明
らかなように、絞り板40を基体13に取付けた後、基
体13に突設したボス17,18を各ボス穴55,56
に貫通させ、これらのボス17,18のうち少なくとも
一つのボス17,18の側面部と透明プラスチック板5
0の表面とに跨った状態で接着剤1を塗布することで行
なわれ、このとき透明プラスチック板50と絞り板40
とは、基体13と接着剤1とによって挾み込まれた状態
で固定されることになる。
ラスチック板50の基体13への固定は、図1等から明
らかなように、絞り板40を基体13に取付けた後、基
体13に突設したボス17,18を各ボス穴55,56
に貫通させ、これらのボス17,18のうち少なくとも
一つのボス17,18の側面部と透明プラスチック板5
0の表面とに跨った状態で接着剤1を塗布することで行
なわれ、このとき透明プラスチック板50と絞り板40
とは、基体13と接着剤1とによって挾み込まれた状態
で固定されることになる。
【0037】このとき、接着剤1はボス17,18の側
面全周にわたって塗布されることから、従来構造のよう
にボス先端部と透明プラスチック板表面に接着剤を塗る
だけのものに対し強度が増すことになる。
面全周にわたって塗布されることから、従来構造のよう
にボス先端部と透明プラスチック板表面に接着剤を塗る
だけのものに対し強度が増すことになる。
【0038】また、透明プラスチック板50が、環境変
化によって図1中矢印で示す面方向に変化した場合に、
この透明プラスチック板50は基体13と接着剤1とで
挾み込まれた状態で固定されるが、この透明プラスチッ
ク板50自体は接着性が弱いため、この矢印方向への動
きに対しては、接着剤1の影響を受けることがなく、ボ
ス穴55,56とボス17,18との嵌合部分での余裕
範囲で自由に伸縮可能である。
化によって図1中矢印で示す面方向に変化した場合に、
この透明プラスチック板50は基体13と接着剤1とで
挾み込まれた状態で固定されるが、この透明プラスチッ
ク板50自体は接着性が弱いため、この矢印方向への動
きに対しては、接着剤1の影響を受けることがなく、ボ
ス穴55,56とボス17,18との嵌合部分での余裕
範囲で自由に伸縮可能である。
【0039】図5、図6、さらに図7は本発明の他の実
施例を示している。すなわち、図5での実施例は、透明
プラスチック板50のボス穴55,56の口元付近に接
着剤溜まりとして、略円筒状を呈するざぐり形状57,
58を設けることにより、接着剤1の必要以上の拡散を
防いだものである。
施例を示している。すなわち、図5での実施例は、透明
プラスチック板50のボス穴55,56の口元付近に接
着剤溜まりとして、略円筒状を呈するざぐり形状57,
58を設けることにより、接着剤1の必要以上の拡散を
防いだものである。
【0040】また、図6での実施例は、上述した図5の
ざぐり形状の他の例であり、皿もみ状のざぐり57,5
8を形成したものである。
ざぐり形状の他の例であり、皿もみ状のざぐり57,5
8を形成したものである。
【0041】このようなざぐり形状または皿もみ状のざ
ぐり57,58を形成すると、少なくともレンズ51,
52を有する透明プラスチック板50において、少なく
とも一つのボス穴55,56の口元付近の板厚を、レン
ズ部51,52等を除いた他の部分での板厚よりも薄く
形成でき、上述した理由から接着剤1による適切な固定
状態が得られることになる。
ぐり57,58を形成すると、少なくともレンズ51,
52を有する透明プラスチック板50において、少なく
とも一つのボス穴55,56の口元付近の板厚を、レン
ズ部51,52等を除いた他の部分での板厚よりも薄く
形成でき、上述した理由から接着剤1による適切な固定
状態が得られることになる。
【0042】さらに、この実施例では、透明プラスチッ
ク板50のレンズ51,52の並び方向における両端位
置にボス穴55,56とボス17,18を設けたが、こ
れに限られるものではなく、透明プラスチック板50に
おいてレンズ51,52ではなく、他方対であるレンズ
53,54の並び方向における両端位置にボス穴55,
56とボス17,18を設けても良いことも勿論であ
る。
ク板50のレンズ51,52の並び方向における両端位
置にボス穴55,56とボス17,18を設けたが、こ
れに限られるものではなく、透明プラスチック板50に
おいてレンズ51,52ではなく、他方対であるレンズ
53,54の並び方向における両端位置にボス穴55,
56とボス17,18を設けても良いことも勿論であ
る。
【0043】さらに、図7に示すように、複数個のレン
ズを一体的に成形した透明プラスチック板50のレンズ
の一対のレンズの並び方向の略垂直二等分線上の前記板
状部材の両縁付近にボス穴55、56を設けるととも
に、接着剤による接着が可能な材質を用いた基体13
に、ボス穴55、56に対応して突設したボス17、1
8を設けても良いことは勿論である。
ズを一体的に成形した透明プラスチック板50のレンズ
の一対のレンズの並び方向の略垂直二等分線上の前記板
状部材の両縁付近にボス穴55、56を設けるととも
に、接着剤による接着が可能な材質を用いた基体13
に、ボス穴55、56に対応して突設したボス17、1
8を設けても良いことは勿論である。
【0044】特に、このような本発明による構成では、
板状部材である透明プラスチック板50が、温度、湿度
等の環境変化によって変形しても、プラスチック板50
自体は接着性が弱いため、変形に対し接着剤1の影響を
受けることがなく、ボス穴55,56の嵌合の余裕の範
囲で自由に伸縮可能でり、カメラ等の焦点検出装置のよ
うにコンパクトな構成と位置精度を要求される場合にお
いて、周囲の環境変化、特に温度、湿度変化に対しても
良好な精度を確保可能となる。
板状部材である透明プラスチック板50が、温度、湿度
等の環境変化によって変形しても、プラスチック板50
自体は接着性が弱いため、変形に対し接着剤1の影響を
受けることがなく、ボス穴55,56の嵌合の余裕の範
囲で自由に伸縮可能でり、カメラ等の焦点検出装置のよ
うにコンパクトな構成と位置精度を要求される場合にお
いて、周囲の環境変化、特に温度、湿度変化に対しても
良好な精度を確保可能となる。
【0045】加えて、プラスチック板50でのボス穴5
5,56の口元付近に接着剤溜まりたるざぐり形状5
7,58等を設けることにより、接着剤1の必要以上の
拡散を防ぐことが可能となり、良好な作業性を確保する
ことも可能である。
5,56の口元付近に接着剤溜まりたるざぐり形状5
7,58等を設けることにより、接着剤1の必要以上の
拡散を防ぐことが可能となり、良好な作業性を確保する
ことも可能である。
【0046】そして、このようにすれば、接着剤1によ
る接着性の弱いプラスチックレンズ50を、部品点数を
増やすことなく確実に固定可能とし、環境変化による位
置精度の不安定を解消し得るものである。
る接着性の弱いプラスチックレンズ50を、部品点数を
増やすことなく確実に固定可能とし、環境変化による位
置精度の不安定を解消し得るものである。
【0047】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得る
ことは言うまでもない。たとえば上述した実施例での各
部の形状、構成等については、適宜変形、変更できるも
ので、種々の変形例が考えられよう。
定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得る
ことは言うまでもない。たとえば上述した実施例での各
部の形状、構成等については、適宜変形、変更できるも
ので、種々の変形例が考えられよう。
【0048】また、本発明は上述した実施例で説明した
ような焦点検出ユニット8での再結像レンズを構成する
板状部材である透明プラスチック板50に限定されず、
プラスチック製の板状部材を固定するにあたっての固定
構造として適用して好適で、種々の変形例が考えられよ
う。
ような焦点検出ユニット8での再結像レンズを構成する
板状部材である透明プラスチック板50に限定されず、
プラスチック製の板状部材を固定するにあたっての固定
構造として適用して好適で、種々の変形例が考えられよ
う。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
固定構造によれば、少なくとも一対のレンズを一体的に
形成した、たとえば低吸湿性プラスチック材料等による
板状部材の一部でその両側縁部分、たとえばレンズのう
ちの一対のレンズの並び方向の延長線上でその両端側、
あるいは複数のレンズのうちの一対のレンズの並び方向
の略垂直二等分線上であってこの板状部材の両縁付近
に、取付穴を設けるとともに、板状部材を保持する基体
に、この板状部材の取付穴に対応しかつ板状部材を基体
に取付けた際に、少なくとも一つは板状部材の表面より
も突出する高さをもったボスを設け、板状部材の取付穴
に、取付穴と対応する基体のボスを挿入し、前記板状部
材から突出されたボスのうちの少なくとも一つのボスの
側面と板状部材の表面とに跨って接着剤を塗布すること
により、板状部材を基体と接着剤との間で挾み込んで固
定するようにしたので、簡単な構成であるにもかかわら
ず、以下に列挙する種々優れた効果を奏する。
固定構造によれば、少なくとも一対のレンズを一体的に
形成した、たとえば低吸湿性プラスチック材料等による
板状部材の一部でその両側縁部分、たとえばレンズのう
ちの一対のレンズの並び方向の延長線上でその両端側、
あるいは複数のレンズのうちの一対のレンズの並び方向
の略垂直二等分線上であってこの板状部材の両縁付近
に、取付穴を設けるとともに、板状部材を保持する基体
に、この板状部材の取付穴に対応しかつ板状部材を基体
に取付けた際に、少なくとも一つは板状部材の表面より
も突出する高さをもったボスを設け、板状部材の取付穴
に、取付穴と対応する基体のボスを挿入し、前記板状部
材から突出されたボスのうちの少なくとも一つのボスの
側面と板状部材の表面とに跨って接着剤を塗布すること
により、板状部材を基体と接着剤との間で挾み込んで固
定するようにしたので、簡単な構成であるにもかかわら
ず、以下に列挙する種々優れた効果を奏する。
【0050】すなわち、本発明によれば、板状部材の基
体への固定を、基体に突設したボスを各ボス用取付穴に
貫通させ、これらのボスのうち少なくとも一つのボスの
側面部と板状部材の表面に跨った状態で接着剤を塗布す
ることで行なわれ、このとき板状部材が、基体と接着剤
とによって挾み込まれた状態で固定されるために、強度
を増して適切かつ確実に固定することができる。
体への固定を、基体に突設したボスを各ボス用取付穴に
貫通させ、これらのボスのうち少なくとも一つのボスの
側面部と板状部材の表面に跨った状態で接着剤を塗布す
ることで行なわれ、このとき板状部材が、基体と接着剤
とによって挾み込まれた状態で固定されるために、強度
を増して適切かつ確実に固定することができる。
【0051】すなわち、本発明によれば、接着剤がボス
の側面全周にわたって塗布されることから、従来構造の
ようにボス先端部と板状部材表面に接着剤を塗るだけの
ものに対し強度が増すことになり、有利である。
の側面全周にわたって塗布されることから、従来構造の
ようにボス先端部と板状部材表面に接着剤を塗るだけの
ものに対し強度が増すことになり、有利である。
【0052】また、本発明によれば、板状部材が、環境
変化によって面方向に変化した場合に、この板状部材は
基体と接着剤とで挾みこまれた状態で固定されるが、板
状部材自体は接着性が弱いため、この面方向への動きに
対しては、接着剤の影響を受けることがなく、ボス用取
付穴とボスとの嵌合部分での余裕範囲で自由に伸縮可能
である。
変化によって面方向に変化した場合に、この板状部材は
基体と接着剤とで挾みこまれた状態で固定されるが、板
状部材自体は接着性が弱いため、この面方向への動きに
対しては、接着剤の影響を受けることがなく、ボス用取
付穴とボスとの嵌合部分での余裕範囲で自由に伸縮可能
である。
【0053】さらに、本発明では、湿度によるレンズの
変形の影響を軽減するために、低吸湿性プラスチック材
料等の材料のうち、接着剤による接着性の弱い材料、た
とえばポリオレフィン系樹脂材を、レンズを有する板状
部材の材料に用いた場合においても、部品点数を増やす
ことなく確実な固定が可能であり、しかも環境変化によ
る位置精度の不安定を解消することができる。
変形の影響を軽減するために、低吸湿性プラスチック材
料等の材料のうち、接着剤による接着性の弱い材料、た
とえばポリオレフィン系樹脂材を、レンズを有する板状
部材の材料に用いた場合においても、部品点数を増やす
ことなく確実な固定が可能であり、しかも環境変化によ
る位置精度の不安定を解消することができる。
【0054】また、本発明では、湿度によるレンズの変
形の影響を軽減するために、低吸湿性プラスチック材料
等の材料のうち、接着剤による接着性の弱い材料をレン
ズに用いた場合に、レンズを有する板状部材が環境の変
化により変形しても、板状部材自体は接着性が弱いた
め、変形に対し接着剤の影響を受けることがなく、ボス
用取付穴の嵌合状態での余裕範囲で自由に伸縮可能で
り、カメラ等の焦点検出装置のようにコンパクトな構成
と位置精度を要求される場合において周囲の環境変化、
特に温度、湿度変化に対しても良好な精度を確保可能で
あるという利点を奏する。
形の影響を軽減するために、低吸湿性プラスチック材料
等の材料のうち、接着剤による接着性の弱い材料をレン
ズに用いた場合に、レンズを有する板状部材が環境の変
化により変形しても、板状部材自体は接着性が弱いた
め、変形に対し接着剤の影響を受けることがなく、ボス
用取付穴の嵌合状態での余裕範囲で自由に伸縮可能で
り、カメラ等の焦点検出装置のようにコンパクトな構成
と位置精度を要求される場合において周囲の環境変化、
特に温度、湿度変化に対しても良好な精度を確保可能で
あるという利点を奏する。
【0055】加えて、本発明によれば、一対のレンズを
有する板状部材における少なくとも一つの取付穴口元付
近の板厚部分、たとえば取付穴口元付近、あるいは直接
円筒状ざぐり、皿もみ状のざぐりを設け、着剤溜まりた
るざぐり形状等を設けることによって、接着剤の必要以
上の拡散を防ぐことが可能となり、良好な作業性を確保
することも可能となる。
有する板状部材における少なくとも一つの取付穴口元付
近の板厚部分、たとえば取付穴口元付近、あるいは直接
円筒状ざぐり、皿もみ状のざぐりを設け、着剤溜まりた
るざぐり形状等を設けることによって、接着剤の必要以
上の拡散を防ぐことが可能となり、良好な作業性を確保
することも可能となる。
【図1】本発明に係るレンズ固定構造を一眼レフレック
スカメラの光学系において焦点検出系に適用した場合の
一実施例を示す要部拡大断面図である。
スカメラの光学系において焦点検出系に適用した場合の
一実施例を示す要部拡大断面図である。
【図2】本発明に係るレンズ固定構造の一実施例を示
し、焦点検出系を持つ一眼レフレックスカメラの光学系
の概略断面図である。
し、焦点検出系を持つ一眼レフレックスカメラの光学系
の概略断面図である。
【図3】本発明に係るレンズ固定構造の一実施例を示す
要部構成の概略分解斜視図である。
要部構成の概略分解斜視図である。
【図4】本発明に係るレンズ固定構造の一実施例を示す
焦点検出ユニット部の概略断面図である。
焦点検出ユニット部の概略断面図である。
【図5】本発明に係るレンズ固定構造の別の実施例を示
す要部拡大断面図である。
す要部拡大断面図である。
【図6】本発明に係るレンズ固定構造の他の実施例を示
す要部拡大断面図である。
す要部拡大断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す焦点検出系の概略断
面図である。
面図である。
【図8】本発明を適用して好適な焦点検出系での基本原
理を示す概略図である。
理を示す概略図である。
【図9】温度変化の焦点検出に対する影響を説明するた
めの概略図である。
めの概略図である。
【図10】従来例を説明するための要部拡大断面図であ
る。
る。
1 接着剤 8 焦点検出ユニット 9 ミラー 10 撮影レンズ 13 基体 15 透明カバー 16 裏蓋 17 ボス 18 ボス 20 視野マスク 30 コンデンサレンズ 40 絞り板(絞りマスク) 41 開口 42 開口 50 再結像レンズ部を有する板状部材(透明プラス
チック板) 51 再結像レンズ部(透明プラスチックレンズ) 52 再結像レンズ部(透明プラスチックレンズ) 53 再結像レンズ部(透明プラスチックレンズ) 54 再結像レンズ部(透明プラスチックレンズ) 55 ボス用取付穴(ボス穴) 56 ボス用取付穴(ボス穴) 57 円筒状、皿もみ状のざぐり 58 円筒状、皿もみ状のざぐり 60 光電変換素子列 61 光電変換素子列受光部 62 光電変換素子列受光部 63 光電変換素子列受光部 64 光電変換素子列受光部 65 焦点検出部 O 撮影レンズ光軸 91 射出瞳の領域 92 射出瞳の領域
チック板) 51 再結像レンズ部(透明プラスチックレンズ) 52 再結像レンズ部(透明プラスチックレンズ) 53 再結像レンズ部(透明プラスチックレンズ) 54 再結像レンズ部(透明プラスチックレンズ) 55 ボス用取付穴(ボス穴) 56 ボス用取付穴(ボス穴) 57 円筒状、皿もみ状のざぐり 58 円筒状、皿もみ状のざぐり 60 光電変換素子列 61 光電変換素子列受光部 62 光電変換素子列受光部 63 光電変換素子列受光部 64 光電変換素子列受光部 65 焦点検出部 O 撮影レンズ光軸 91 射出瞳の領域 92 射出瞳の領域
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも一対のレンズを一体的に形成
した板状部材の一部でその両側縁部分に、取付穴を設け
るとともに、 前記板状部材を保持する基体に、この板状部材の取付穴
に対応しかつ板状部材を基体に取付けた際に、少なくと
も一つは前記板状部材の表面よりも突出する高さをもっ
たボスを設け、 前記板状部材の取付穴に、取付穴と対応する前記基体の
ボスを挿入し、前記板状部材から突出されたボスのうち
の少なくとも一つのボスの側面と前記板状部材の表面と
に跨って接着剤を塗布することにより、前記板状部材を
基体に固定したことを特徴としたレンズ固定構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のレンズ固定構造におい
て、 板状部材の取付穴は、前記レンズのうちの一対のレンズ
の並び方向の延長線上でその両端側に設けられているこ
とを特徴とするレンズ固定構造。 - 【請求項3】 請求項1記載のレンズ固定構造におい
て、 板状部材の取付穴は、複数のレンズのうちの一対のレン
ズの並び方向の略垂直二等分線上であってこの板状部材
の両縁付近に設けられていることを特徴とするレンズ固
定構造。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3記載
のレンズ固定構造において、 少なくとも一対のレンズを一体的に形成した板状部材
を、低吸湿性プラスチック材料で形成したことを特徴と
するレンズ固定構造。 - 【請求項5】 請求項4記載のレンズ固定構造におい
て、 少なくとも一対のレンズを一体的に形成した板状部材を
形成する低吸湿性プラスチック材料として、ポリオレフ
ィン系樹脂剤を用いたことを特徴とするレンズ固定構
造。 - 【請求項6】 請求項1、請求項2または請求項3のレ
ンズ固定構造において、 少なくとも一対のレンズを一体的に形成した板状部材
を、接着性の弱い材料で形成したことを特徴とするレン
ズ固定構造。 - 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5または請求項6記載のレンズ固定構造にお
いて、 少なくとも一対のレンズを一体的に形成した板状部材に
おける少なくとも一つの取付穴口元付近の板厚を、板状
部材のレンズ部を除いた他の部分の板厚よりも薄くした
ことを特徴とするレンズ固定構造。 - 【請求項8】 請求項7記載のレンズ固定構造におい
て、 少なくとも一対のレンズを一体的に形成した板状部材に
おける少なくとも一つの取付穴口元付近に、円筒状のざ
ぐりを形成したことを特徴とするレンズ固定構造。 - 【請求項9】 請求項7記載のレンズ固定構造におい
て、 少なくとも一対のレンズを一体的に形成した板状部材に
おける少なくとも一つの取付穴口元付近に、皿もみ状の
ざぐりを形成したことを特徴とするレンズ固定構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5351711A JPH07199024A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | レンズ固定構造 |
| US08/354,170 US5576896A (en) | 1993-12-29 | 1994-12-08 | Structure for attaching a lens to prevent distortion from changes in the ambient conditions |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5351711A JPH07199024A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | レンズ固定構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07199024A true JPH07199024A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18419106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5351711A Pending JPH07199024A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | レンズ固定構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5576896A (ja) |
| JP (1) | JPH07199024A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004309887A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Umakoshi:Kk | 光沢黒色バッフル |
| JP2006330120A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Smk Corp | カメラモジュール |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4001986B2 (ja) * | 1997-10-02 | 2007-10-31 | フジノン株式会社 | プラスチック製光学レンズ |
| JP4073208B2 (ja) | 2001-01-15 | 2008-04-09 | Hoya株式会社 | レンズ及び光部品接合体 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6032014A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-19 | Minolta Camera Co Ltd | カメラの焦点検出装置 |
| US4662735A (en) * | 1985-01-16 | 1987-05-05 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Plastic lens elements supporting structure |
| JPH07119865B2 (ja) * | 1985-01-16 | 1995-12-20 | ミノルタ株式会社 | プラスチックレンズの取り付け構造 |
| JPH07119864B2 (ja) * | 1985-01-16 | 1995-12-20 | ミノルタ株式会社 | プラスチックレンズの取り付け構造 |
| JPS62192707A (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-24 | Fujitsu Ltd | 光フアイバ付コネクタ |
| US5311004A (en) * | 1991-10-17 | 1994-05-10 | Nikon Corporation | Focus detecting apparatus with gaze detection and focus area changing |
| JPH05107062A (ja) * | 1991-10-18 | 1993-04-27 | Nikon Corp | 焦点検出装置 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP5351711A patent/JPH07199024A/ja active Pending
-
1994
- 1994-12-08 US US08/354,170 patent/US5576896A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004309887A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Umakoshi:Kk | 光沢黒色バッフル |
| JP2006330120A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Smk Corp | カメラモジュール |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5576896A (en) | 1996-11-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6037511A (ja) | カメラの焦点検出装置 | |
| JPH07199024A (ja) | レンズ固定構造 | |
| US20250172801A1 (en) | Image reading device | |
| JP2001174682A (ja) | 焦点検出装置およびこれを備えた光学機器 | |
| JPS61165711A (ja) | プラスチックレンズの取り付け構造 | |
| JPH07333493A (ja) | 焦点検出装置 | |
| US6300611B1 (en) | Focus detecting device and apparatus having the same | |
| JPH09318867A (ja) | カメラの測距装置 | |
| JP2503516Y2 (ja) | 焦点検出装置 | |
| JPH07119865B2 (ja) | プラスチックレンズの取り付け構造 | |
| JPH1068863A (ja) | 焦点検出装置 | |
| JP2001208536A (ja) | 測距装置 | |
| JPH0516569Y2 (ja) | ||
| JP2510085B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
| JPH10111446A (ja) | 焦点検出装置 | |
| JPS613571A (ja) | 撮像装置 | |
| JPH0516568Y2 (ja) | ||
| JP4551520B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
| JP2643453B2 (ja) | 自動焦点検出用の投光系 | |
| JPH1062831A (ja) | 像振れ補正用光学系の位置センサ | |
| JPH09197257A (ja) | 焦点検出装置 | |
| JP2518938Y2 (ja) | シンプレートミラー支持装置 | |
| JPH09230231A (ja) | カメラの焦点検出装置 | |
| JPH11149035A (ja) | カメラ | |
| JP2001188162A (ja) | 焦点検出装置およびこれを備えた光学機器 |