JPH07199285A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH07199285A
JPH07199285A JP35056293A JP35056293A JPH07199285A JP H07199285 A JPH07199285 A JP H07199285A JP 35056293 A JP35056293 A JP 35056293A JP 35056293 A JP35056293 A JP 35056293A JP H07199285 A JPH07199285 A JP H07199285A
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JP
Japan
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film
camera
parallax
mask
moving
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Withdrawn
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JP35056293A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Sugita
幸彦 杉田
Tatsuya Suzuki
達哉 鈴木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影レンズとファインダとのパララックスの
補正を、安価に精度良く行えるカメラを提供する。 【構成】 撮影レンズと、この撮影レンズとの間で発生
するパララックスがフィルム60の給送方向と一致する
ように配設されたファインダと、フィルム60の前面に
配置され露光範囲を規制するマスク部材72と、このマ
スク部材72を移動させるマスク移動モータ70と、上
記フィルム60をパトローネ59から送り出すための送
り出し機構とフィルム60を移動させるためのフィルム
移動部材とを兼ねるフィルム給送機構と、撮影レンズに
対するファインダ対物系の位置情報と撮影時における上
記撮影レンズの焦点距離情報と上記撮影時における被写
体までの距離情報とに基づいて上記撮影レンズとファイ
ンダとのパララックスの補正量を求めるとともに、求め
られたこのパララックスの補正量に基づいて上記マスク
移動モータ70および上記フィルム給送機構を制御する
CPUとを備えたカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、より詳しく
は、撮影レンズとファインダとの間でパララックスが発
生するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レンズシャッタカメラ等の撮
影光学系とファインダ光学系とが異なる光学系として設
けられているカメラにおいては、撮影光学系とファイン
ダ光学系との間にパララックスが存在することが知られ
ている。
【0003】このようなパララックスにより、撮影者が
ファインダを観察して決めた構図と、実際に撮影された
写真の構図とが異なる場合があり、このような相違は特
に近距離撮影等で顕著になっている。
【0004】このようなパララックスに起因する問題点
を回避するための提案は、種々のものがなされていて、
例えば、ファインダ光学系に結像面を有していて、この
結像面の近傍のプリズム面やレンズ面等に凸凹を設け、
ファインダ視野内にパララックス補正マークを表示し
て、撮影時に撮影者に注意させるもの(以下、従来例1
という。)がある。
【0005】また、他の提案の例としては、ファインダ
光学系の結像面近傍に配設された視野マスクを、撮影レ
ンズの焦点距離や撮影距離に合わせて移動し、パララッ
クスを補正するもの(以下、従来例2という。)があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1に記載のものでは、レンズの焦点距離や撮影距離
での違いを完全には補いきれず、また、撮影者がパララ
ックス補正マークに常に注意しながら撮影するのは容易
ではなく、不注意によるミスが起こり易い。
【0007】また、上記従来例2に記載のものでは、視
野マスクを焦点距離や撮影距離に合わせて微妙に移動さ
せるためには、駆動力伝達部材や駆動方法等の技術手段
が必要になり、コストがかかってカメラが高価で大きく
なってしまう。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、撮影レンズとファインダとのパララックスの補正
を、安価に精度良く行えるカメラを提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるカメラは、撮影レンズとファインダ
との間でパララックスが発生するカメラにおいて、撮影
レンズに対するファインダ対物系の位置情報と撮影時に
おける上記撮影レンズの焦点距離情報と上記撮影時にお
ける被写体までの距離情報とに基づいて上記撮影レンズ
とファインダとのパララックスの補正量を求める演算手
段と、フィルムの前面に配置され露光範囲を規制するマ
スク部材と、このマスク部材を移動させるマスク駆動部
材と、上記フィルムを移動させるためのフィルム移動部
材と、上記演算手段によって求められた上記パララック
スの補正量に基づいて上記マスク駆動部材および上記フ
ィルム移動部材を制御する制御手段とを備えている。
【0010】
【作用】演算手段が、撮影レンズに対するファインダ対
物系の位置情報と、撮影時における上記撮影レンズの焦
点距離情報と、上記撮影時における被写体までの距離情
報とに基づいて、上記撮影レンズとファインダとのパラ
ラックスの補正量を求め、フィルムの前面に配置される
マスク部材が、露光範囲を規制し、マスク駆動部材が、
このマスク部材を移動させ、フィルム移動部材が、上記
フィルムを移動させ、制御手段が、上記演算手段によっ
て求められた上記パララックスの補正量に基づいて、上
記マスク駆動部材および上記フィルム移動部材を制御す
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明のカメラの概略を示す斜視図であ
る。
【0012】本実施例のカメラは、カメラボディ1と、
このカメラボディ1の前面側略中央部に配設された、図
示しない撮影レンズを保持するズームレンズ鏡筒2と、
このズームレンズ鏡筒2のフィルム給送方向に沿った右
側に配設されたファインダ対物側窓3と、上記ズームレ
ンズ鏡筒2を両側から挟み込むようにカメラボディ1の
前面側上部に配設されたオートフォーカス測距用投光レ
ンズ4およびオートフォーカス測距用受光レンズ5と、
上記オートフォーカス測距用投光レンズ4の左側近傍に
配設された測光用窓10と、上記オートフォーカス測距
用投光レンズ4を挟んで該測光用窓10の反対側にやや
横長に配設されたストロボ発光窓9と、上記カメラボデ
ィ1の上面に配置されたレリーズボタン8と、このレリ
ーズボタン8の近傍に並設されたテレ側ズーム用ボタン
6およびワイド側ズーム用ボタン7とを有してなる。
【0013】次に、図2を参照して、本実施例のカメラ
の、主として電気回路に係る部分の構成を説明する。こ
のカメラには、カメラの各構成部材を制御する演算手段
であり制御手段たる中央処理装置(以下、CPUとい
う)11が設けられている。このCPU11には、公知
の構成からなる測光回路12と、被写体までの距離を計
測する測距回路13と、シャッタによる露光時間等を制
御するシャッタ制御機構14と、撮影レンズの焦点を調
節する焦点調節機構15とが接続されている。
【0014】さらに、上記CPU11には、撮影情報や
日付等の各種情報を表示するための表示回路16と、日
付データを形成するための計時回路17と、磁気記録す
るための情報を一時的に記憶する例えばEEPROM等
でなる記憶回路18と、ズーム動作により撮影レンズの
焦点距離を切り換える焦点距離切換機構19と、この焦
点距離切換機構19により切り換えられた焦点距離を検
出する焦点距離検出機構20と、磁気情報の記録と再生
を行う磁気情報制御回路21とが接続されている。
【0015】この磁気情報制御回路21に接続された記
録手段たる磁気ヘッド22は、磁気情報記録再生回路2
1からのデータを磁気記録部付フィルム23上に設けら
れた磁気記録部(後述するフィルム60上の磁気トラッ
ク61)に記録したり、同フィルム23上の磁気記録部
に記録された信号を読み出して、磁気情報記録再生回路
21に供給するためのものである。
【0016】上記磁気記録部付フィルム23は、後述す
るようにパトローネ59と、このパトローネ59に収納
されたフィルム60とよりなり(図3,図4参照)、C
PU11により制御された駆動回路25からの駆動制御
信号に基づいて、送り出し機構とフィルム移動部材とを
兼ねるフィルム給送機構26により給送されるようにな
っている。
【0017】また、上記CPU11には複数のスイッチ
が設けられていて、オンすることによりCPU11が露
出動作させる上記レリーズボタン8の内部に設けられた
レリーズスイッチ(図中、RELと記す)27と、裏蓋
の開閉を検知するための裏蓋検知スイッチ(図中、BK
と記す)28と、オンすることによりCPU11がフィ
ルム60をパトローネ59へ巻き戻し動作させるリワイ
ンドスイッチ(図中、REWと記す)29と、上記磁気
ヘッド22のアジマス調整を行なうときに操作するスイ
ッチであるアジャストスイッチ(図中、ADJと記す)
30と、カメラの電源に連動したスイッチであり、スイ
ッチがオンしているときのみカメラが動作するパワース
イッチ(図中、PWと記す)31と、上記ズームレンズ
鏡筒2を長焦点側に移動する上記テレ側ズーム用ボタン
6に内設されたテレ側ズームスイッチ(図中、ZTと記
す)32と、該ズームレンズ鏡筒2を短焦点側に移動す
る上記ワイド側ズーム用ボタン7に内設されたワイド側
ズームスイッチ(図中、ZWと記す)33とが電気的に
接続されている。
【0018】図3は、カメラの上記フィルム給送機構2
6を後方より見た斜視図であり、同図は、フィルムパト
ローネをカメラに装填した直後の状態を示している。
【0019】カメラ本体には、フィルム巻上・巻戻モー
タ41が設けられていて、その出力軸にはピニオンギヤ
ー43が回動一体に設けられており、さらに、このピニ
オンギヤー43は、太陽ギヤー44と噛合している。
【0020】この太陽ギヤー44は、遊星ギヤー45と
噛合しており、該遊星ギヤー45はギヤーアーム46を
介して太陽ギヤー44の回転軸周りに公転されるように
支持されている。
【0021】また、カメラ本体の後方より向かって右側
に設けられたフィルム巻取室には、フィルム60を巻き
取るための巻取スプール47が回転自在に設けられてお
り、該巻取スプール47の上端部には、上記遊星ギヤー
45が図3中反時計方向に公転した際に、該遊星ギヤー
45と噛合して巻取スプール47に駆動力を伝達するス
プールギヤー47aが一体的に設けられている。
【0022】さらに、巻取スプール47の外周面の下端
部からは、フィルム60に設けられたパーフォレーショ
ンに係合するためのパーフォレーション係止爪47bが
突出している。
【0023】上記遊星ギヤー45が図3中時計方向に公
転した際の軌道上には、該遊星ギヤー45と噛合する位
置にアイドルギヤー57が設けられており、このアイド
ルギヤー57はアイドルギヤー56,55,52を介し
て、後述するカプラギヤー53に連結されている。
【0024】カメラ本体の後方より向かって左側には、
パトローネ59を収納するための図示しないパトローネ
収納室が設けられている。このパトローネ収納室の上方
には、先端がマイナス状に突出して形成されたカプラ5
4を有するカプラギヤー53が回転自在に設けられてい
る。このカプラ54は、フィルムパトローネ59内部に
回転自在に配設された給送スプールの上端面の溝に嵌合
し、該給送スプールと軸周りに一体にされるものであ
る。
【0025】さらに、カメラ本体には、フィルム送出モ
ータ42が設けられている。このフィルム送出モータ4
2の出力軸にはピニオンギヤー48が回動一体に設けら
れており、このピニオンギヤー48は、太陽ギヤー49
と噛合している。
【0026】さらに、この太陽ギヤー49は、遊星ギヤ
ー50と噛合しており、該遊星ギヤー50は、ギヤーア
ーム51を介して太陽ギヤー49の回転軸周りに公転さ
れるように支持されている。
【0027】上記ギヤーアーム51には、ばね62が遊
星ギヤー50を太陽ギヤー49周りに図3中反時計方向
に付勢するように架設されていて、フィルム送出モータ
42が図3中反時計方向に回転したときにのみ、該ばね
62の付勢力に逆らって遊星ギヤー50とアイドルギヤ
ー52が噛合するようになっている。
【0028】また、カメラ本体にはフォトリフレクタ5
8が設けられていて、このフォトリフレクタ58は、フ
ィルム60のパーフォレーションを検出するために設け
られたものである。
【0029】そして、磁気ヘッド40は、上記図2の磁
気ヘッド22に対応するものであり、フィルム60の情
報記録部たる磁気トラック61からデータを再生するた
めと、該磁気トラック61へデータを記録するために設
けられている。
【0030】次に、図4は本実施例のマスク部材72
を、カメラの後方側から見た斜視図である。
【0031】この実施例のカメラには、矩形の板状部材
でなるマスク部材72が、フィルム60の前側(撮影レ
ンズ側)近傍に該フィルム60の面に平行になるように
配置されている。このマスク部材72の略中央部には、
フィルム60に露光する範囲を規定する矩形のアパーチ
ャ72bが設けられていて、このアパーチャ72bは、
符号73で示す撮影レンズによる画面寸法よりも一周り
小さいものとなっている。また、該マスク部材72の長
手方向の側端面、つまりフィルム給送方向に平行な端面
には、ラック72aが刻設されている。
【0032】上記マスク部材72の近傍にはマスク駆動
部材たるマスク移動モータ70が設けられていて、その
出力軸にはピニオンギヤー71が回動一体に取り付けら
れている。このピニオンギヤー71は、マスク部材72
の上記ラック72aと噛合して、該マスク部材72を画
面の水平方向、つまりフィルム60の給送方向に移動さ
せるようになっている。
【0033】上述のように、ファインダ窓3と撮影レン
ズ2がフィルムの給送方向に沿って配置されているため
に、パララックスはフィルム60の給送方向、つまり画
面の水平方向に生じるのみで垂直方向には生じないの
で、この図4に示すように、マスク部材72は、フィル
ム給送方向にのみ移動することでパララックス補正を行
うことができるものとなっている。
【0034】次に、図5はカメラのメインとなる動作の
フローチャートを示したものであり、同図5を参照して
上述のように構成されたカメラの動作について説明す
る。
【0035】まず、パワースイッチ31がオンされる
と、CPU11はパワーオンリセットし、I/Oポート
(入出力ポート)の初期化メモリを初期化する等の、種
々の初期設定を実行する(ステップS1)。
【0036】次に、裏蓋検知スイッチ28のオン/オフ
状態を判定する(ステップS2)。この裏蓋検知スイッ
チ28は、ユーザがフィルムを装填して裏蓋を閉じるこ
とによって、オフからオンに切替わるスイッチである。
このオフからオンへの切替え(立ち上がり)が検出され
ると(YES)、サブルーチン“空送り”が実行される
(ステップS3)。
【0037】このステップS3の空送りサブルーチン
は、上記フィルム給送機構26によりフィルム60をパ
トローネ59から送り出して、巻取スプール47に所定
量だけ巻きつける動作を実行するサブルーチンである。
【0038】ステップS3では、より詳しくは、フィル
ム送出モータ42を図3中反時計方向に回転させ、ばね
62の付勢力に逆らって遊星ギヤー50をアイドルギヤ
ー52と噛合させ、カプラギヤー53を図3中反時計方
向に回転させる。そして、カプラ54とフィルムパトロ
ーネ59の内部に回転自在に配設された給送スプールと
の係合により、フィルム60を図3の矢印A方向に送り
出し、該フィルム60のパーフォレーションを巻取スプ
ール47のパーフォレーション係止爪47bに係合させ
る。フィルム巻上・巻戻モータ41を図3中時計方向に
回転させ、巻取スプール47を図3中反時計方向に回転
させて、フォトリフレクタ58によりフィルム60の移
動量を検知して、フィルム60を所定量だけ巻き付け
る。
【0039】一方、上記ステップS2において、裏蓋検
知スイッチ28の切替えが検出されなかったときには
(NO)、リワインドスイッチ29のオン/オフ状態を
判断する(ステップS4)。この判定で、上記リワイン
ドスイッチ29がオンしているときには、サブルーチン
“巻戻し”が実行される(ステップS5)。
【0040】このステップS5の巻戻しサブルーチンで
は、巻取スプール47のフィルム60をパトローネ59
へ巻き戻す動作を行なう。より詳しくは、フィルム巻上
・巻戻モータ41を図3中反時計方向に回転させて、遊
星ギヤー45をアイドルギヤー57に噛合させる。そし
て、アイドルギヤー56,55,52を介してカプラギ
ヤー53を図3中時計方向に回転させて、フィルム60
をパトローネ59内に巻き戻す。
【0041】一方、上記ステップS4において、リワイ
ンドスイッチ29がオフしているときには(NO)、パ
ワースイッチ31のオン/オフ状態を判定する(ステッ
プS6)。
【0042】ステップS6の判定で、パワースイッチ3
1がオフしているときには(NO)、カメラの動作は禁
止されてCPU11の動作が停止する。
【0043】一方、上記ステップS6において、上記パ
ワースイッチ31がオンしているときは(YES)、測
光回路12により測光を行う(ステップS7)。この測
光回路12からのデータに基づいて、CPU11は、露
光に必要なシャッタ秒時と絞り値を算出するとともに、
表示回路16を用いて測光データや撮影駒数等を表示す
る(ステップS8)。
【0044】次に、CPU11は、テレ側ズームスイッ
チ32のオン/オフ状態を判定する(ステップS9)。
このテレ側ズームスイッチ32は、ユーザがテレ側ズー
ム用ボタン6を押すことによってオフからオンに切替わ
るようになっている。この切替えが検出されると(YE
S)、焦点距離切換機構19を駆動して、ズームレンズ
鏡筒2のズーム・アップを実行する(ステップS1
0)。
【0045】そして、CPU11は、ワイド側ズームス
イッチ33のオン/オフ状態を判定する(ステップS1
1)。このワイド側ズームスイッチ33は、ユーザがワ
イド側ズーム用ボタン7を押すことによってオフからオ
ンに切替わるようになっている。この切替えが検出され
ると(YES)、焦点距離切換機構19を駆動して、ズ
ームレンズ鏡筒2のズーム・ダウンを実行する(ステッ
プS12)。
【0046】次に、CPU11は、レリーズスイッチ2
7のオン/オフ状態を判定する(ステップS13)。こ
の判定で、上記レリーズスイッチ27がオフしていると
きには(NO)、上記ステップS2へ移行して、メイン
ルーチンの先頭に戻る。
【0047】一方、上記ステップS13において、レリ
ーズスイッチ27がオンしているときには(YES)、
測距回路13からのデータに基づいて被写体までの距離
が算出される(ステップS14)。
【0048】そしてCPU11は、焦点調節機構15を
制御して、被写体にピントを合わせる。
【0049】次に、ズームレンズ鏡筒の焦点距離データ
を焦点距離検出機構20から読み込み(ステップS1
5)、撮影時における被写体までの距離を読み込む(ス
テップS16)。これら2つのデータに基づいて、撮影
時におけるズームレンズ鏡筒とファインダとのパララッ
クスデータを演算する(ステップS17)。
【0050】ここで、パララックスの補正は、上述のよ
うに撮影レンズとファインダをフィルム走行方向に沿っ
て配置しているために、この方向について補正量を演算
するだけで良い。演算としては、例えば、
【数1】 なる演算式により行われる。ここに、fは撮影レンズの
焦点距離、Lcは被写体までの距離、Lはファインダレ
ンズと撮影レンズのクロスポイント、Sxはファインダ
中心と撮影レンズ中心とのx方向(フィルム走行方向)
の距離である。
【0051】演算したデータをもとに、パララックス補
正(図5中、パラ補正と記す)が必要であるか否かを判
定し(ステップS18)、補正が必要な場合は、そのパ
ララックス補正量分だけ、まずマスク移動モータ70を
駆動してマスク部材72(あるいはアパーチャ72b)
を移動し(ステップS19)、次にモータ41を駆動し
てフィルム60を移動する(ステップS20)。
【0052】ここで、フィルム60の移動は、フィルム
60上の駒間距離が一定になるように、かつ、前駒ある
いは後駒との露光が重なることがないように、上記マス
ク部材72の位置を考慮して、フィルム60の移動量
(つまりモータ41の駆動量)を決める。
【0053】なお、駒間を一定にしなくても良い場合に
は、パララックス補正をした際にも露光が重なることの
ない十分な量の1駒分のフィルム巻上を行うようにすれ
ば、パララックス補正量を考慮してフィルムの移動量を
調整する必要はない。
【0054】また、マスク部材72とフィルム60の移
動の順序は、上述のものに限ったことではなく、まずフ
ィルム60の移動して、次にマスク部材72を移動する
ようにしてもよい。さらには、フィルム60とマスク部
材72を同時に移動することも可能である。
【0055】なお、撮影レンズとファインダの並びがフ
ィルム走行方向に一致しない場合は、x,y方向それぞ
れについて、フィルムを移動させる部材を設け、かつ
x,y両方向についてパララックス補正量を演算すれば
良い。
【0056】そして、ステップS7で算出されたシャッ
タ秒時と絞り値に基づいて、シャッタ制御機構14を制
御し、フィルム60への露光を行う(ステップS2
1)。
【0057】そして、この露光が終了した後、フィルム
60を1駒分だけ巻き上げる(ステップS22)。
【0058】なお、本実施例ではズームカメラの例につ
いて述べているが、単焦点カメラの場合には、測距デー
タのみでパララックスの演算を行なうことになる。ま
た、安価なカメラの場合には、上述のようなパララック
スデータの演算を行なわずに、測距データが至近である
場合のみに、所定の寸法量だけマスク部材とフィルムを
移動するようにしてもよい。
【0059】また上述では、フィルムへの露光が終了す
る毎に1駒分巻き上げて、次の駒を露光する直前に、フ
ィルムとマスク部の両者をパララックス補正分だけ微調
整して動かすようにしているが、フィルムの巻上げを露
光直前に行って、このときにパララックス補正を行うこ
ともできる。すなわち、このときには露光後の1駒巻上
げは行なわず、露光直前にパララックス補正量を演算し
た後に、フィルムを1駒分巻上げて、このとき同時にあ
るいは順次に、マスク部材をパララックス補正量分だけ
動かすようにすればよい。
【0060】さらに、本実施例に使用するフィルムは、
通常使用されている135型フィルム(JIS K 7
519)のサイズでもよいが、これより小さいサイズの
フィルムを使用すれば、露光マスクを小型化することが
できて、好都合である。
【0061】このような実施例によれば、撮影レンズと
ファインダが離れて配設されているカメラにおいて、撮
影者が戸惑うことや失敗することなく、ファインダで見
た範囲を精度よく撮影することができる安価なカメラと
することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカメラによ
れば、撮影レンズとファインダとのパララックスの補正
を、安価に精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカメラの概略を示す斜視
図。
【図2】上記実施例のカメラの電気回路の構成を示すブ
ロック図。
【図3】上記実施例のカメラのフィルム給送機構をカメ
ラの後方側から示す斜視図。
【図4】上記実施例のマスク部材を、カメラの後方側か
ら見た斜視図。
【図5】上記実施例のカメラのメイン動作を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
2…ズームレンズ鏡筒 3…ファインダ対物側窓 11…CPU(演算手段,制御手段) 13…測距回路 18…記憶回路 20…焦点距離検出機構 21…磁気情報制御回路 22,40…磁気ヘッド 23…磁気記録部付フィルム 59…パトローネ 60…フィルム 70…マスク移動モータ(マスク駆動部材) 72…マスク部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズとファインダとの間でパララ
    ックスが発生するカメラにおいて、 撮影レンズに対するファインダ対物系の位置情報と、撮
    影時における上記撮影レンズの焦点距離情報と、上記撮
    影時における被写体までの距離情報とに基づいて、上記
    撮影レンズとファインダとのパララックスの補正量を求
    める演算手段と、 フィルムの前面に配置され、露光範囲を規制するマスク
    部材と、 このマスク部材を移動させるマスク駆動部材と、 上記フィルムを移動させるためのフィルム移動部材と、 上記演算手段によって求められた上記パララックスの補
    正量に基づいて、上記マスク駆動部材および上記フィル
    ム移動部材を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記フィルムの給送方向と、上記パララ
    ックスの発生する方向とが一致するように、上記撮影レ
    ンズおよび上記ファインダを構成したことを特徴とする
    請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記フィルムをパトローネから送り出す
    ための送り出し機構を有することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のカメラ。
JP35056293A 1993-12-29 1993-12-29 カメラ Withdrawn JPH07199285A (ja)

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