JPH07199540A - 乾式転写用有機・無機複合粉体及びその製造方法 - Google Patents

乾式転写用有機・無機複合粉体及びその製造方法

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JPH07199540A
JPH07199540A JP5355244A JP35524493A JPH07199540A JP H07199540 A JPH07199540 A JP H07199540A JP 5355244 A JP5355244 A JP 5355244A JP 35524493 A JP35524493 A JP 35524493A JP H07199540 A JPH07199540 A JP H07199540A
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JP
Japan
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composite powder
transfer paper
inorg
organic
dry
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JP5355244A
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Osamu Nakagawa
修 中川
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Narumi China Corp
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Narumi China Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写に使用する乾式印刷用有機・無機複合紛
体およびこれを用いた転写紙を提供すること。 【構成】 有機・無機複合紛体は、ビニル重合体10〜
50wt%と、無機顔料およびガラス成分90〜50w
t%よりなり、平均粒直径が1〜20μmである。有機
・無機合粉体は、ビニル重合体と無機顔料およびガラス
成分とを混合し、ついで湿式粉砕することにより得る。
有機・無機複合紛体を電気的に乾式印刷して転写紙を得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾式印刷用の有機・無
機複合粉体およびその製造方法ならびに有機・無機複合
紛体を用いた転写紙に関する。
【0002】
【従来技術】従来、転写紙を作成するにあたっては、た
とえば陶磁器用転写紙あるいは耐熱ガラス用転写紙は、
スクリーン印刷による方法が一般的に使用されている。
すなわち、ステンレススチールあるいはプラスチックな
どの細線からなる織物に感光性高分子を塗布し、絵柄に
応じた光で露光し、露光した部分を溶解ないし残留させ
て織目を露出させて版を形成し、しかる後、陶磁器顔料
・ガラス成分および有機ビヒクルからなるペーストを、
ステンレススチール織物の織目を通して水可溶性高分子
を塗布した紙に印刷して形成するというものである。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら前記スクリーン
印刷方法によると、感光性高分子の塗布、露光に多大の
時間と労力が必要とされる。また、印刷に際しては有機
溶剤を使用するため、作業環境を悪化させるなどの問題
点を有している。
【0004】そこで、スクリーン印刷方法にかわるもの
として、特開平2−77756号公報において、着色に
は有機顔料やガーボンを使用し、乾式印刷により通常の
紙に印刷する方法が開示されている。しかしこの方法で
陶磁器用転写紙あるいは耐熱ガラス用転写紙を作成する
と、有機顔料やガーボンは本体の焼成時に飛散してしま
い、本体に着色することができない。よって、この方法
は、陶磁器や耐熱ガラス用の転写紙作成には適していな
い。
【0005】また、特開平4−135798号公報にお
いては、陶磁器用転写紙の作成に乾式印刷の可能性が示
唆されている。しかし、ここで開示されている転写紙
は、顔料と無機結合層とを別に形成する方式であるた
め、転写紙作成には、従来のスクリーン印刷法と同様に
多くの時間や労力を要することになる。さらに、陶磁器
用の着色剤としてどのような顔料が使用し得るかなんら
開示されていない。本発明者は、かかる従来の問題点に
鑑み、電気的方式による乾式印刷に使用できる有機・無
機複合紛体を提供し、さらにこれら有機・無機複合紛体
を電気的に乾式印刷した転写紙を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は、ビニル重合体10〜50
wt%と、無機顔料およびガラス成分90〜50wt%
とからなる粉体であって、その平均直径が1〜20μm
である乾式印刷用有機・無機複合粉体と、これを電気的
に乾式印刷した転写紙にある。
【0007】上記乾式印刷用有機・無機複合紛体は、ビ
ニル重合体と無機顔料およびガラス成分混合し、ついで
湿式粉砕して製造する。さらに上記複合粉体を、電気的
に乾式印刷して転写紙とする。こうして得られた転写紙
を、陶磁器あるいは耐熱ガラス等に貼り、ついで焼成す
ることによって、転写紙に描かれた絵柄等は陶磁器ある
いは耐熱ガラス等に転写される。
【0008】ビニル重合体は10〜50wt%であると
こが好ましい。ビニル重合体は、陶磁器あるいは耐熱ガ
ラス等に絵柄等を焼き付ける際に飛散するため、50w
t%より多いと上記焼成時に絵柄等にクラックが生ずる
恐れがある。また、10wt%より少ないと転写紙への
絵柄の付着が悪くなる恐れがある。本発明で使用するビ
ニル重合体は、スチレンないしメタクリル酸低級アルキ
ルエステルの単独ないし共重合体とからなることが好ま
しい。これらの重合体は、陶磁器あるいは耐熱ガラス等
に絵柄等を焼き付ける工程で炭素を残留させることが少
ないため、上記焼成を円滑に行うことができる。共重合
に使用するビニル単量体は、メタクリル酸、アクリル
酸、マレイン酸ないしマレイン酸無水物、アクリル酸低
級アルキルエステル、アクリル酸アミドなどをあげるこ
とができる。
【0009】無機顔料およびガラス成分は90〜50w
t%であることが好ましい。90wt%より多い場合に
は、転写紙への絵柄等の付着が悪くなる恐れがある。ま
た、50wt%より少ない場合には、陶磁器あるいは耐
熱ガラス等に絵柄等を焼き付ける際にクラックが発生す
る恐れがある。
【0010】さらに、無機顔料とガラス成分との比率
は、1:9〜9:1が好ましい。ガラス成分が少ない
と、陶磁器あるいは耐熱ガラス等に絵柄等を焼き付ける
際に、絵柄等の接合が不充分な恐れがある。また、ガラ
ス成分が多いと絵柄等の発色が悪い恐れがある。
【0011】無機顔料は、鉄、コバルト、ニッケル、
銅、セレン、チタン、モリブデン、クロム、マンガンな
どの酸化物および金、ロジウムなど貴金属コロイド、セ
レン・ガドミウムなどをあげることができる。
【0012】ガラス成分は、無機顔料を陶磁器本体に固
着させるために使用されるものであり、珪素、アルミニ
ウム、カルシウム、マグネシウム、ほう素、アルカリ金
属、鉛、亜鉛、ジルコニウムなどの酸化物が用いられ
る。
【0013】有機・無機複合粉体の平均粒径は1〜20
μmであることが好ましい。1μmより小さいと粉砕が
困難となる恐れがある。20μmより大きいと絵柄等の
鮮明さが劣る恐れがある。
【0014】さらに粉砕の容易さと絵柄等の鮮明さとを
配慮すれば、有機・無機複合紛体の平均粒径は、3〜1
5μmであることが好ましい。
【0015】有機・無機複合粉体は、平均粒径0.5〜
10μmのガラス粉体および無機顔料粉体と、ビニル重
合体とを、加熱ニーダで混合あるいは有機溶剤の存在下
3本ロールで混合し、次に粗粉砕し、さらにボールミル
などで所望の粒度になるまで湿式粉砕をおこない、次に
分級して複合粉体とする製造方法によって得る。
【0016】転写紙は、紙による場合には、紙の表面に
ポリビニルアルコール、でんぷん、デキストリンなどの
水可溶性高分子を塗布する。この塗布面に、上記複合粉
体を絵柄に応じて乾式印刷する。次にメタクリル酸アル
キル系樹脂を全面に塗布して転写紙を製造する。
【0016】転写紙は、水可溶性フィルムによる場合に
は、ポリビニルアルコールフィルムなどを用いる。この
フィルム上に、上記複合粉体を絵柄に応じて乾式印刷す
る。次にメタクリル酸アルキル系樹脂を全面に塗布して
転写紙を製造する。
【0017】
【作用】本発明方法の転写紙は、乾式法で製造されるた
め、溶剤の使用量を減少させることが可能であり、環境
を悪化させない。また、従来法と異なって、ガラス成分
と無機顔料を併用して粉体を形成するため、転写紙製造
に際して無機結合層を必須としない。さらに、乾式方法
のため、コンピュータ等に接続し、コンピュータ等の画
像を直接印刷することが可能であり、卓上で転写紙を制
作できる。このため、制作に要する時間を大幅に短縮す
ることが可能となる。また、絵柄等を画像データとして
送信できるため、遠隔地から送信し転写紙を作成するこ
とも可能となる。このように、本発明の複合紛体および
複合紛体による転写紙によれば、陶磁器、耐熱ガラスの
みならず、広く一般ガラス、ほうろう等への応用が可能
である。
【0018】
【実施例】
実施例1 酸化鉛、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化アルカリ金
属、酸化アルカリ土類金属を構成要素とする平均粒径3
μmのガラスフリット70部(重量部、以下同じ)と、
酸化コバルトを主成分とする青色顔料30部、酸価5の
ポリスチレン樹脂の30%トルエン溶液70部を混合
し、さらに3本ロールで混合した。この混合物をエタノ
ール中に投入してトルエンを溶出し、風乾させた。次
に、粗粉砕した後、水を使用してボールミルで粉砕し、
さらに乾燥させて平均粒径13μm複合粉体を得た。こ
の複合粉体を乾式電子複写器を用い、デキストリンを塗
布した紙に印刷した。次にメタクリル酸系樹脂を印刷面
に塗布し、転写紙を得た。この転写紙を、常法により陶
磁器に転写し、およそ800℃度で焼成した。このよう
にして得られた絵柄は、陶磁器に密着し、クラックやち
ぢれがなく、光沢のよい、美麗な絵柄が形成できた。
【0019】実施例2 顔料として、実施例1の酸化コバルトの代わりにカドミ
ウム・セレン系顔料を用いた。また、ポリスチレン溶液
70部の代わりにポリスチレンン溶液120部を用い
た。その他は実施例1と同様とした。これらを混合し、
さらにボールミルで混合した。以下実施例1と同様に操
作して、平均粒度10μmの複合粉体を得た。この複合
紛体を、実施例1と同様の方法で転写紙を作成した。こ
の転写紙を常法で陶磁器に転写した。その結果、陶磁器
に対する密着性に優れ、クラックやちぢれがなく、光沢
のよい美麗な絵柄が形成できた。
【0020】実施例3 実施例1の酸価5のポリスチレン樹脂のトルエン30%
溶液70部の代わりに、酸価3のポリメタクリル酸低級
アルキルエステル30%溶液70部を用いた。その他の
構成は実施例1と同様とした。これらを混合し、この混
合物を、水とエタノールが1:1の溶液に投入し、トル
エンを溶出後、風乾した。以後の操作は実施例1と同様
とし、平均粒度10μmの複合粉末を得た。この複合紛
体を、実施例1と同様の方法で転写紙を作成した。この
転写紙を常法で陶磁器に転写した。その結果、陶磁器に
対する密着性に優れ、クラツクやちぢれがなく、光沢の
よい美麗な絵柄が形成できた。
【0021】
【効果】本発明は、従来のスクリーン印刷方法に代わっ
て乾式方法で行うものであり、製版作業が大幅に短縮で
き、溶剤の使用量が少ないため、印刷工程の作業環境の
改善に有益で、耐熱ガラス製品やほうろう製品にも応用
可能であり、その工業的意義は大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B44C 1/17 D 7361−3K G03G 9/09 9/08 // G03G 7/00 101 Z G03G 9/08 361 368

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニル重合体10〜50wt%と、無機
    顔料およびガラス成分90〜50wt%とからなる紛体
    であって、その平均直径が1〜20μmであることを特
    徴とする乾式印刷用有機・無機複合粉体。
  2. 【請求項2】 ビニル重合体と無機顔料およびガラス成
    分とを混合し、ついで湿式粉砕することを特徴とする乾
    式印刷用有機・無機複合紛体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の複合粉体を、電気的に乾式印
    刷したことを特徴とする転写紙。
JP5355244A 1993-12-28 1993-12-28 乾式転写用有機・無機複合粉体及びその製造方法 Pending JPH07199540A (ja)

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