JPH07200159A - ポインティング・デバイス用位置指示棒 - Google Patents

ポインティング・デバイス用位置指示棒

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JPH07200159A
JPH07200159A JP33391793A JP33391793A JPH07200159A JP H07200159 A JPH07200159 A JP H07200159A JP 33391793 A JP33391793 A JP 33391793A JP 33391793 A JP33391793 A JP 33391793A JP H07200159 A JPH07200159 A JP H07200159A
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JP
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telescopic
signal
detection
unit
pointing device
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JP33391793A
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English (en)
Inventor
Shinichi Fujitani
伸一 藤谷
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Nakanishi Metal Works Co Ltd
Original Assignee
Nakanishi Metal Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠くの対象の直接指示と手書き入力が両方で
きるようにする。 【構成】 ポインティング・デバイス用位置指示棒は、
操作用ボタン19、20が設けられて手に持って操作される
ようになされた操作部11、基端部が操作部11に固定され
たテレスコピック形伸縮筒部33を有する伸縮部12、およ
び伸縮部12の先端部に固定されて位置検出のための音波
の受信を行う検出部13を備えている。計測ユニットから
ケーブルを通して操作部11に電力を供給する。伸縮筒部
(33)内にスパイラル状コイル線を通して、操作部11から
検出部13への電力の供給および検出部13から操作部11へ
の信号の伝送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポインティング・デ
バイス用位置指示棒に関する。
【0002】
【従来の技術】ポインティング・デバイスは、表示され
た画像上の位置の指示および位置に関する情報の入力な
どを行う装置であり、従来、たとえば特開平2−158
822号公報、特開平3−75914号公報などに示さ
れているように、位置検出装置(デジタイジング装置)
を有しプロジェクタ(画像表示装置)により画像が表示
されるようになったスクリーンと、スクリーン上の位置
を指示するためのペンとを備えたいわゆるデジタイザが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のポインティン
グ・デバイスは、今後、会議、講義など、種々の用途に
利用されるようになると考えられる。ポインティング・
デバイスを上記のような大勢の人を対象とする用途に利
用する場合、大画面に表示された画像上の任意の位置を
遠くから直接指示したり、手書き入力を行ったりできる
ことが要求される。
【0004】ところが、上記のような従来のデジタイザ
では、短いペンを使用するので、遠くの対象を直接指示
することができないという問題がある。
【0005】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
遠くの対象の直接指示および手書き入力が両方できるポ
インティング・デバイス用位置指示棒を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によるポインテ
ィング・デバイス用位置指示棒は、操作用スイッチ手段
が設けられて手に持って操作されるようになされた操作
部、基端部が上記操作部に固定された伸縮可能な伸縮
部、上記伸縮部の先端部に固定されて位置検出のための
信号の送信および/または受信を行う検出部、上記操作
部への電力供給手段、上記検出部への電力供給手段、お
よび上記操作部と上記検出部との間の信号の伝送を行う
信号伝送手段を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0007】たとえば、上記伸縮部が、入れ子式になっ
た複数の筒体よりなるテレスコピック形伸縮筒部を備
え、上記伸縮筒部内に複数の導線を有する伸縮可能なス
パイラル状コイル線が設けられ、上記コイル線の導線に
より、上記検出部への電力供給手段および上記信号伝送
手段が構成されている。
【0008】あるいは、たとえば、上記伸縮部が、入れ
子式になった複数の導電性筒体よりなる複数のテレスコ
ピック形伸縮筒部を備え、上記伸縮筒部により、上記検
出部への電力供給手段および上記信号伝送手段が構成さ
れている。
【0009】あるいは、たとえば、上記伸縮部が、入れ
子式になった複数の筒体よりなるテレスコピック形伸縮
筒部を備え、上記検出部への電力供給手段が、上記検出
部に内蔵された電池により構成され、上記信号伝送手段
が、上記伸縮筒部内を通して対向するように上記操作部
および上記検出部に設けられ発光素子および受光素子に
より構成されている。
【0010】たとえば、上記検出部が、所定の間隔をお
いて配置された2つのスピーカからの音を受信するマイ
クロホンを備えている。
【0011】たとえば、上記操作部および/または上記
検出部に、上記伸縮部が縮んだ状態にあることを検出す
るためのスイッチ手段が設けられている。
【0012】たとえば、上記検出部の先端部に、移動自
在な押付け部材、および上記押付け部材が他の物体に押
付けられたことを検出するためのスイッチ手段が設けら
れている。
【0013】たとえば、上記操作部に、他の機器を遠隔
操作するための遠隔操作用スイッチ手段が設けられてい
る。
【0014】
【作用】伸縮部をのばした状態で、簡単に遠くの対象を
直接指示することができ、伸縮部を縮めた状態で、容易
に手書き入力ができる。
【0015】伸縮部が、入れ子式になった複数の筒体よ
りなるテレスコピック形伸縮筒部を備え、伸縮筒部内に
複数の導線を有する伸縮可能なスパイラル状コイル線が
設けられ、コイル線の導線により、検出部への電力供給
手段および信号伝送手段が構成されている場合、コイル
線の導線によって検出部への電力の供給および信号の伝
送が簡単にできる。
【0016】伸縮部が、入れ子式になった複数の導電性
筒体よりなる複数のテレスコピック形伸縮筒部を備え、
伸縮筒部により、検出部への電力供給手段および上記信
号伝送手段が構成されている場合、導線などを使用せず
に、伸縮筒部によって検出部への電力の供給および信号
の伝送が簡単にできる。
【0017】伸縮部が、入れ子式になった複数の筒体よ
りなるテレスコピック形伸縮筒部を備え、検出部への電
力供給手段が、検出部に内蔵された電池により構成さ
れ、信号伝送手段が、伸縮筒部内を通して対向するよう
に操作部および検出部に設けられ発光素子および受光素
子により構成されている場合、発光素子と受光素子によ
って信号の伝送ができ、操作部と検出部との間に導線な
どを設ける必要がない。
【0018】検出部が、所定の間隔をおいて配置された
2つのスピーカからの音を受信するマイクロホンを備え
ている場合、マイクロホンの出力から位置を検出するこ
とができ、また、複数人で同時に使用することができ
る。
【0019】操作部および/または検出部に、伸縮部が
縮んだ状態にあることを検出するためのスイッチ手段が
設けられている場合、伸縮部が縮んだ状態にあるときだ
け手書き入力ができるようにすることができる。
【0020】検出部の先端部に、移動自在な押付け部
材、および押付け部材が他の物体に押し付けられたこと
を検出するためのスイッチ手段が設けられている場合、
押付け部材が他の物体に押付けられているときだけ手書
き入力の情報として入力することができる。
【0021】操作部に、他の機器を遠隔操作するための
遠隔操作用スイッチ手段が設けられている場合、位置の
指示をしながら、他の機器を遠隔操作することができ
る。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0023】図1は、コンピュータに接続して使用され
るポインティング・デバイスの1例を示している。
【0024】このポインティング・デバイスは、表示板
(1) に表示された画像上の位置の指示および位置に関す
る情報の入力などを行うためのものであり、計測ユニッ
ト(2) 、ならびにケーブル(3a)(3b)(4) を介してこれに
接続された2つのスピーカ(5a)(5b)および1つの位置指
示棒(6) を備えている。スピーカ(5a)(5b)は、好ましく
は表示板(1) の隅部などに、互いに所定の間隔をおいて
取外し可能に固定される。スピーカは符号(5) で総称
し、区別する必要があるときは、左側のものを第1スピ
ーカ(5a)、右側のものを第2スピーカ(5b)と呼ぶことに
する。計測ユニット(2) は、図1に示すように表示板
(1) に取付けられてもよいし、他の適当な場所に固定さ
れたり、置かれてもよい。計測ユニット(2) は、ケーブ
ル(7) を介してパーソナルコンピュータ(8) に接続され
ている。コンピュータ(8) には、プロジェクタ(9) 、プ
リンタ(10)などが接続されている。
【0025】コンピュータ(8) およびプリンタ(10)は、
公知のものである。プロジェクタ(9) は、たとえば公知
の液晶プロジェクタよりなり、コンピュータ(8) からの
画像信号に基づいて、表示板(1) 上に画像を表示するよ
うになっている。
【0026】指示棒(6) の構成の1例が、図2〜図7に
示されている。また、指示棒(6) の電気的構成の1例
が、図8に示されている。
【0027】指示棒(6) は、操作部(11)、基端部が操作
部(11)に固定された伸縮部(12)、および伸縮部(12)の先
端部に固定された検出部(13)を備えている。
【0028】操作部(11)は、使用者が手に持って操作で
きるようになっているものである。操作部(11)は収納筒
部(14)と把持部(15)よりなり、これらが適当な絶縁材料
で一体に形成されている。収納筒部(14)は、縮んだ状態
(短縮状態)の伸縮部(12)と検出部(13)を収納するもの
であり、前後方向(図2および図3の左右方向)にのび
ている。収納筒部(14)の後側(図2および図3の右側)
部分において、上部が取除かれ、この部分の上面にみぞ
(16)が形成されている。収納筒部(14)の前部において、
前側大径穴(17)、およびこれとみぞ(16)とをつなぐ後側
小径穴(18)が形成されている。把持部(15)は、収納筒部
(14)の前端から下方にのび、この部分を手で握って操作
ができるようになっている。
【0029】操作部(11)には、操作用スイッチ手段を構
成する上部操作ボタン(19)および下部操作ボタン(20)、
遠隔操作用スイッチ手段を構成する複数の遠隔操作用ボ
タン(21)、伸縮部(12)が短縮状態にあることを検出する
スイッチ手段を構成する短縮状態検出スイッチ(22)、手
書きモード用の前後2つの接点(23a)(23b)、計測ユニッ
トI/F(インタフェース)回路(24)、検出信号I/F
回路(25)、ボタン・スイッチI/F回路(26)、遠隔操作
制御回路(27)、遠隔操作用発光ダイオード(28)などが設
けられている。
【0030】上部および下部ボタン(19)(20)は、位置に
関する情報の入力などのために使用されるものである。
上部ボタン(19)は把持部(15)前面の上部に設けられ、下
部ボタン(20)はその下方に設けられている。遠隔操作用
ボタン(21)は、図示しない他の機器を遠隔操作するため
のものであり、収納筒部(14)の前側部分上面に前後方向
に並べて配置されている。発光ダイオード(28)は、遠隔
操作用の光信号を送信するためのものであり、収納筒部
(14)の上部前面に設けられている。短縮状態検出スイッ
チ(22)は、たとえばリミットスイッチよりなり、収納筒
部(14)の大径穴(17)内の下側後部に設けられている。手
書きモード用の2つの接点(23a)(23b)は、大径穴(17)内
の下側前部に前後に並べて配置されている。I/F回路
(24)(25)(26)は、把持部(15)の内部に設けられている。
I/F回路(24)(25)(26)、遠隔操作制御回路(27)および
発光ダイオード(28)は、接地(GND)線(29)および電
源線(30)に接続されている。また、検出信号I/F回路
(25)は、検出信号線(31)に接続されている。上部および
下部ボタン(19)(20)、ならびに遠隔操作用ボタン(21)お
よび短縮状態検出スイッチ(22)の出力は、ボタン・スイ
ッチI/F回路(26)に入力する。また、2つの接点(23
a)(23b)も、ボタン・スイッチI/F回路(26)に接続さ
れている。ボタン・スイッチI/F回路(26)の出力は、
遠隔操作制御回路(27)および計測ユニットI/F回路(2
4)に入力する。遠隔操作制御回路(27)は、I/F回路(2
6)の出力に基づき、操作された遠隔操作用ボタン(21)に
応じて発光ダイオード(28)から送信する光信号を制御す
る。検出信号I/F回路(25)には、後述する検出部(13)
からの検出信号が入力する。ボタン・スイッチI/F回
路(26)の出力信号および検出信号I/F回路(25)からの
検出信号は、計測ユニットI/F回路(24)を介して計測
ユニット(2) に出力される。
【0031】伸縮部(12)は、入れ子式になった複数の筒
体(32a)(32b)(32c) よりなるテレスコピック形伸縮筒部
(33)を備えている。筒体は符号(32)で総称し、区別する
必要があるときは、伸縮筒部(33)をのばした状態(伸長
状態)で、後端のものを基端筒体(32a) 、中間の複数の
ものを中間筒体(32b) 、先端のものを先端筒体(32c)と
呼ぶことにする。筒体(32)は、基端側から先端側にいく
につれて徐々に細くなっている。操作部(11)の収納筒部
(14)のみぞ(16)の後端部に接続具(34)が固定されてお
り、基端筒体(32a) の基端部がねじなどの適当な手段に
よって接続具(34)にはめ止められている。基端筒体(32
a) の基端側は収納筒部(14)のみぞ(16)に、基端筒体(32
a) の先端側は小径穴(18)にはまり、これによって基端
筒体(32a) が収納筒部(14)に固定されている。基端筒体
(32a) の先端部は、小径穴(18)内の前部に位置してい
る。伸縮筒部(33)が縮んだ状態で、中間筒体(32b) およ
び先端筒体(32c) の大部分が基端筒体(32a) の中に格納
され、先端筒体(32c) の先端部が大径穴(17)内の後部に
位置するようになっている。
【0032】基端筒体(32a) の基端部および先端筒体(3
2c) の先端部に、コネクタのピン部(35)(36)がそれぞれ
図示しない絶縁体を介して固定されている。伸縮筒部(3
3)内に、1本のスパイラル状コイル線(37)が通されてい
る。コイル線(37)には、3本の導線(38a)(38b)(38c) が
内蔵されている。導線は符号(38)で総称し、区別する必
要があるときは、それぞれ接地用導線(38a) 、電源用導
線(38b) 、検出信号用導線(38c) と呼ぶことにする。各
導線(38)の両端部はコネクタピン部(35)(36)の対応部分
にそれぞれ接続され、コイル線(37)は伸縮筒部(33)の伸
縮に合わせて伸縮するようになっている。
【0033】収納筒部(14)の接続具(34)内にコネクタの
ソケット部(39)が絶縁体(40)を介して固定されており、
接地線(29)、電源線(30)および検出信号線(31)がコネク
タソケット部(39)の対応部分にそれぞれ接続されてい
る。そして、基端筒体(32a) を接続具(34)に固定した状
態で、基端筒体(32a) のコネクタピン部(35)が接続具(3
4)のコネクタソケット部(39)にはまって、これらの対応
部分同志が接触し、これにより、コイル線(37)の接地用
導線(38a) 、電源用導線(38b) および検出信号用導線(3
8c) が、操作部(11)の接地線(29)、電源線(30)および検
出信号線(31)にそれぞれ接続されている。
【0034】検出部(13)は、位置検出のための受信を行
って、検出信号を操作部(11)に伝送するものである。検
出部(13)は先端部が先細テーパ状になった中空円柱状の
絶縁材料製ケース(41)を備えており、このケース(41)の
基端部に伸縮筒部(33)の先端筒体(32c) の先端部がはめ
止められている。
【0035】検出部(13)のケース(41)に、前後移動自在
な押付け部材(42)、押付け部材(42)が表示板(1) などの
他の物体に押付けられたことを検出するためのスイッチ
手段を構成する押付け状態検出スイッチ(43)、このスイ
ッチ(43)の状態を操作部(11)のボタン・スイッチI/F
回路(26)に出力するための手書きモード用の前後2つの
接点(44a)(44b)、受信用のコンデンサマイクロホン(マ
イク)(45)、増幅器(46)などが設けられている。
【0036】ケース(41)の先端部に、貫通状のガイド穴
(47)が形成されている。ケース(41)内の前部に絶縁材料
製の筒状ガイド部材(48)が固定されており、その後端壁
に貫通状のガイド穴(49)が形成されている。そして、こ
れらのガイド穴(47)(49)に、前後方向にのびる棒状の絶
縁材料製押付け部材(42)が前後移動自在に挿入されてい
る。ケース(41)のガイド穴(47)を貫通している押付け部
材(42)の前側部分の外径は、ガイド部材(48)のガイド穴
(49)を貫通している後側部分のそれより大きい。ケース
(41)内においてガイド部材(48)より後方に突出している
押付け部材(42)の後端に円板状の第1接点部材(43a) が
固定され、これより後方のケース(41)内にリング状の第
2接点部材(43b) が固定されており、これらの接点部材
(43a)(43b)により押付け状態検出スイッチ(43)が構成さ
れている。押付け部材(42)の後側部分の周囲に、押付け
部材(42)を前側に付勢する圧縮コイルばね(50)が取付け
られている。押付け部材(42)は、他の物体に押付けられ
ていない状態では、ばね(50)により、第1接点部材(43
a) がガイド部材(48)の後端壁に圧接する前端位置に停
止させられている。このとき、第1接点部材(43a) は第
2接点部材(43b) から前方に離れ、スイッチ(43)はオフ
(開)状態になっている。押付け部材(42)は、他の物体
に押付けられると、ケース(41)に対して後方に移動し、
第1接点部材(43a) が第2接点部材(43b) に接触する後
端位置で停止する。このとき、第1接点部材(43a) が第
2接点部材(43b) に接触することにより、スイッチ(43)
はオン(閉)状態になる。そして、このスイッチ(43)の
状態を調べることにより、押付け部材(42)が他の物体に
押付けられたかどうかを知ることができる。手書きモー
ド用の2つの接点(44a)(44b)は、ケース(41)の中間のス
トレート部分の外面下部に前後に並べて配置されてい
る。そして、スイッチ(43)の第1接点部材(43a) が前側
の接点(44a) に、第2接点部材(43b) が後側の接点(44
b) にそれぞれ接続されている。マイク(45)は、ケース
(41)から常時突出している押付け部材(42)の先端部内に
固定されている。マイク(45)および増幅器(46)は、接地
線(51)および電源線(52)に接続されている。また、マイ
ク(45)は増幅器(46)に接続され、増幅器(46)は検出信号
線(53)に接続されている。ケース(41)内の後部にコネク
タのソケット部(54)が固定されており、接地線(51)、電
源線(52)および検出信号線(53)がコネクタソケット部(5
4)の対応部分にそれぞれ接続されている。そして、伸縮
筒部(33)の先端筒体(32c) をケース(41)に固定した状態
で、先端筒体(32c) のコネクタピン部(36)がケース(41)
のコネクタソケット部(54)にはまって、これらの対応部
分同志が接触し、これにより、コイル線(37)の接地用導
線(38a) 、電源用導線(38b) および検出信号用導線(38
c) が、接地線(51)、電源線(52)および検出信号線(53)
にそれぞれ接続されている。その結果、検出部(13)の接
地線(51)、電源線(52)および検出信号線(53)が、それぞ
れ、コイル線(37)の導線(38)を介して、操作部(11)の接
地線(29)、電源線(30)および検出信号線(31)に接続され
ている。
【0037】図3に示すように伸縮筒部(33)が完全な短
縮状態になると、検出部(13)のケース(41)の基端側部分
が操作部(11)の収納筒部(14)の大径穴(17)にはまり、短
縮状態検出スイッチ(22)がケース(41)の後部により押さ
れてオン状態になる。また、検出部(13)の前後の接点(4
4a)(44b)が操作部(11)の前後の接点(23a)(23b)にそれぞ
れ接触し、検出部(13)の押付け状態検出スイッチ(43)が
操作部(11)のボタン・スイッチI/F回路(26)に接続さ
れる。なお、手書き入力を行うときには、伸縮筒部(33)
を完全な短縮状態にするので、これを手書きモードの状
態ということにする。
【0038】図2に示すように伸縮筒部(33)がのばされ
ると、検出部(13)のケース(41)は収納筒部(14)の大径穴
(17)から出て前方に移動し、短縮状態検出スイッチ(22)
がケース(41)から離れてオフ状態になるとともに、検出
部(13)の前後の接点(44a)(44b)が操作部(11)の前後の接
点(23a)(23b)から離れて、検出部(13)の押付け状態検出
スイッチ(43)が操作部(11)のボタン・スイッチI/F回
路(26)から切離される。なお、画像上の位置を離れた位
置から指示するときには、伸縮筒部(33)をのばした状態
にするので、これを遠隔指示モードの状態ということに
する。
【0039】図示は省略したが、計測ユニット(2) は商
用電源に接続されており、操作部(11)の接地線(29)およ
び電源線(30)はケーブル(4) を介して計測ユニット(2)
の電源回路に接続されている。そして、このケーブル
(4) 、電源線(30)などにより、操作部(11)への電力供給
手段が構成されている。また、コイル線(37)の導線(38)
により、検出部(13)への電力供給手段、および操作部(1
1)と検出部(13)との間の信号伝送手段が構成されてい
る。
【0040】図9に、計測ユニット(2) の主要部の電気
的構成の1例が示されている。
【0041】計測ユニット(2) は、基準信号波発生回路
(55)、計測開始指令回路(56)、計測終了指令回路(57)、
F/F(フリップフロップ)(58)、第1の音響信号発生
回路(59)、第2の音響信号発生回路(60)、受信用増幅器
(61)、第1の音響信号受信回路(62)、第2の音響信号受
信回路(63)、第1の位相差検出用カウンタ(64)、第2の
位相差検出用カウンタ(65)、位相差カウント用の発振器
(66)、およびマイクロコンピュータのCPU(67)を備え
ている。
【0042】CPU(67)は、計測ユニット(2) 全体の制
御および必要な演算などを行うものである。CPU(67)
には、その実行プログラムが格納されたROM(68)、各
種データや演算結果などを記憶しておくためのRAM(6
9)などが接続されている。また、CPU(67)は指示棒
(6) の計測ユニットI/F回路(24)に接続されており、
指示棒(6) からCPU(67)に、ボタン(19)(20)(21)、ス
イッチ(22)(43)の出力信号などが伝送される。さらに、
CPU(67)は、コンピュータI/F回路(70)を介してコ
ンピュータ(8) に接続されている。
【0043】基準信号波発生回路(55)は、位置計測の基
準となる低周波の基準信号波Aを指令回路(56)(57)およ
び音響信号発生回路(59)(60)に出力するものであり、低
周波発振器(71)および周波数制御回路(72)を備えてい
る。
【0044】計測開始指令回路(56)は、F/F(58)のR
ESET端子および2つのカウンタ(64)(65)に計測(カ
ウント)開始トリガ信号Dを出力するものであり、半波
整流器(73)および微分回路(74)を備えている。
【0045】計測終了指令回路(57)は、F/F(58)のS
ET端子に計測終了トリガ信号Eを出力するものであ
り、位相反転回路(75)、半波整流器(76)および微分回路
(77)を備えている。
【0046】F/Fは(58)は、CPU(67)に計算フラグ
信号Mを出力する。
【0047】第1の音響信号発生回路(59)は、高周波
(この例では20kHz )の搬送波Ja を信号波AでA
M変調した第1の音響信号(AM変調波)Ka を第1ス
ピーカ(5a)に出力するものであり、高周波発振器(78)、
ミキサ(AM変調器)(79)および増幅器(80)を備えてい
る。
【0048】第2の音響信号発生回路(60)は、高周波
(この例では30kHz )の搬送波Jb を信号波AでA
M変調した第2の音響信号(AM変調波)Kb を第2ス
ピーカ(5b)に出力するものであり、高周波発振器(81)、
ミキサ(82)および増幅器(83)を備えている。
【0049】受信用増幅器(61)は指示棒(6) の計測ユニ
ットI/F回路(24)に接続されており、指示棒(6) から
の検出信号が増幅器(61)に入力する。増幅器(61)は、こ
の検出信号を増幅して、音響信号受信回路(62)(63)に出
力する。
【0050】第1の音響信号受信回路(62)は、指示棒
(6) からの検出信号より、マイク(45)で受信した第1の
音響信号(受信音響信号)Na を取出し、これからさら
にマイク(45)で受信した信号波(受信信号波)Fa を検
出して、第1のカウント停止トリガ信号Ha を第1のカ
ウンタ(64)に出力するものであり、20kHz BPF
(帯域通過フィルタ)(84)、半波整流器(85)、低周波B
PF(86)、半波整流器(87)および微分回路(88)を備えて
いる。
【0051】第2の音響信号受信回路(63)は、指示棒
(6) からの検出信号より、マイク(45)で受信した第2の
音響信号(受信音響信号)Nb を取出し、これからさら
にマイク(45)で受信した信号波(受信信号波)Fb を検
出して、第2のカウント停止トリガ信号Hb を第2のカ
ウンタ(65)に出力するものであり、30kHz BPF(8
9)、半波整流器(90)、低周波BPF(91)、半波整流器(9
2)および微分回路(93)を備えている。
【0052】発振器(66)は、高周波(この例では1MH
z )のカウント用パルス信号を発生して、これを2つの
カウンタ(64)(65)に出力する。
【0053】第1のカウンタ(64)は、カウント開始トリ
ガ信号Dがオンになってから第1のカウント停止トリガ
信号Ha がオンになるまでの間、発振器(66)からのパル
ス信号をカウントするものであり、その出力信号(第1
のカウント信号)φa はCPU(67)に入力する。
【0054】第2のカウンタ(65)は、カウント開始トリ
ガ信号Dがオンになってから第2のカウント停止トリガ
信号Hb がオンになるまでの間、発振器(66)からのパル
ス信号をカウントするものであり、その出力信号(第2
のカウント信号)φb はCPU(67)に入力する。
【0055】信号Ja 、Jb 、Ka 、Kb 、Na 、Nb
、Qa 、Qb 、Fa 、Fb 、Ga 、Gb 、Ha 、Hb
、φa 、φb については、第1の音響信号発生回路(5
9)および受信回路(62)側のものには添字aを、第2の音
響信号発生回路(60)および受信回路(63)側のものには添
字bを付して表わしているが、混同のおそれがない場合
は、これらの添字を省略して、それぞれJ、K、N、
Q、F、G、H、φのように両方を表わすことにする。
【0056】上記のポインティング・デバイスは、たと
えば、図1に示すように、プロジェクタ(9) により表示
板(1) 上に画像を表示した状態で使用される。その場
合、画像上の位置を離れた位置から指示するときには、
指示棒(6) を遠隔指示モードの状態にして、検出部(13)
の押付け部材(42)の先端部を所望の位置に移動し、画像
上に線や文字などを手書き入力するときには、指示棒
(6) を手書きモードの状態にし、検出部(13)の押付け部
材(42)を表示板(1) に押付けて移動する。このようにポ
インティング・デバイスが使用されている間、2つのス
ピーカ(5) から音響信号Kが常時送信されており、表示
板(1) の表面上またはその近傍を移動している指示棒
(6) の検出部(13)のマイク(45)によりこれが受信され、
検出信号として計測ユニット(2) に出力される。この検
出信号は第1の音響信号Ka と第2の音響信号Kb が重
なり合ったものであり、計測ユニット(2) は、後に詳し
く説明するように、この検出信号から指示棒(6) のマイ
ク(45)の位置すなわち指示位置を検出し、その情報をコ
ンピュータ(8) に出力する。
【0057】次に、図10および図11を参照して、上
記のポインティング・デバイスにおける位置の計測原理
について説明する。
【0058】図10は、2つのスピーカ(5) とマイク(4
5)の位置関係を概略的に示したものであり、第1スピー
カ(5a)の位置を表わす点を第1固定点Pa 、第2スピー
カ(5b)の位置を表わす点を第2固定点Pb 、マイク(45)
の位置を表わす点を指示点Pとする。指示点Pの位置
は、第1固定点Pa を原点とし、2つの固定点Pa 、P
b を通る直線をX軸、X軸に対して第1固定点Pa から
直角に下にのびる直線をY軸とするXY直交座標系の座
標値(x,y)で表わされる。
【0059】図10において、2つの固定点Pa 、Pb
の間の距離をL、第1固定点Pa から指示点Pまでの距
離をLa 、第1固定点Pb から指示点Pまでの距離をL
b とすると、xおよびyは次のように表わされる。
【0060】 x=(La 2 −Lb 2 +L2 )/(2・L) …(1) y=√(La 2 −x2 ) …(2) これらの式(1) 、(2) より、La とLb が求まれば、x
およびyが求まることがわかる。
【0061】La は、第1固定点Pa から送信される音
波と、指示点Pで受信される音波との位相差を検出する
ことにより求められ、Lb は、第2固定点Pb から送信
される音波と、指示点Pで受信される音波との位相差を
検出することにより求められる。
【0062】La およびLb の測定に先立ち、マイク(4
5)を第2固定点Pb に置いて、第1スピーカ(5a)から送
信される音波を受信し、位相遅れを測定する。第1固定
点Pa に置いたスピーカから、図11(a) に示すような
50ヘルツ程度の低周波の音波U(基準信号波Aと同じ
もの)を送信し、第2固定点Pb に置いたマイクでこれ
を受信したとすると、受信した音波Vは同図(b) に実線
で示すようになり、受信音波Vには送信音波Uに対して
ψの位相遅れが生じる。計測回路固有の位相遅れを0と
し、送信音波Uの波長をλとすると、ψは次のように表
わされる。
【0063】ψ=2・π・L/λ …(3) 式(3) を書直すと、次のようになる。
【0064】L=ψ・λ/(2・π) …(4) La を測定する場合、第1固定点Pa のスピーカから送
信される音波Uを、指示点Pにあるマイクで受信する
と、受信した音波Wは図11(c) に実線で示すようにな
り、受信音波Wには送信音波Uに対してφa の位相遅れ
が生じる。このφa は、上記同様、次のように表わされ
る。
【0065】φa =2・π・La /λ …(5) 式(5) を書直すと、次のようになる。
【0066】La =φa ・λ/(2・π) …(6) Lb を測定する場合も同様であり、第2固定点Pb のス
ピーカから送信される音波を指示点Pにあるマイクで受
信したときの位相遅れをφb とすると、Lb は次のよう
に表わされる。
【0067】Lb =φb ・λ/(2・π) …(7) La は式(4) および(6) より、Lb は式(4) および(7)
より、それぞれ次のように表わされる。
【0068】La =(φa /ψ)・L …(8) Lb =(φb /ψ)・L …(9) 式(8) において、Lおよびψは定数であり、しかも最初
に求めておける量であるから、送信音波Uに対する受信
音波Wの位相遅れφa を求めることにより、La 求める
ことができる。式(9) のLb についても同様である。そ
して、La およびLb が求まると、前記の式(1) および
(2) により、指示点Pの座標値(x,y)が求められ
る。
【0069】指示点Pの座標値(x,y)は、スピーカ
(5) 間の実際の距離Lを用いて上記のように表わすこと
もできるが、この例では、Lを常に1として表わすよう
にしている。このようにすると、上記の式(1) 、(2) 、
(8) 、(9) は次のようになる。
【0070】x=(La 2 −Lb 2 +1)/2 …(10) y=√(La 2 −x2 ) …(11) La =φa /ψ …(12) Lb =φb /ψ …(13) また、上記の説明では計測回路固有の位相遅れを0とし
たが、実際の計測回路には固有の位相遅れがある。これ
をθとし、上記のように測定された位相遅れ(位相遅れ
測定値)をψ、φa 、φb とすると、距離L、La 、L
b に対する実際の位相遅れ(位相遅れ補正値)は、それ
ぞれ、(ψ−θ)、(φa −θ)、(φb −θ)とな
る。そして、上記の式(12)、(13)のLa 、Lb は、これ
らの補正値を用いて次のように表わされる。
【0071】La =(φa −θ)/(ψ−θ) …(14) Lb =(φb −θ)/(ψ−θ) …(15) このθも最初に求めておける定数であるから、位相遅れ
測定値φa 、φb を求めることにより、式(14)、(15)か
らLa 、Lb を、式(10)、(11)からx、yを求めること
ができる。なお、θが無視できる程度に小さいときは、
これを0としてLa 、Lb を求めてもよい。
【0072】上記のポインティング・デバイスでは、図
10に示すように、固定点Pa 、Pb 、Pc 、Pd を頂
点とする長方形の計測範囲(94)が定められ、この範囲内
で指示点Pの位置の計測ができるようになっている。そ
して、この範囲(94)内のどの位置においても、位相遅れ
φa 、φb が180度より小さくなるように、範囲(94)
の大きさに応じて信号波Aの周波数すなわち波長λが自
動的に調整されるようになっている。たとえば、周囲温
度を25℃、距離Lを2m、計測範囲(94)を2m四方の
正方形とし、信号波Aの周波数を50Hz とすると、波
長λは約6.93mとなり、距離Lに対する位相遅れψ
は約104度(1.816rad )、第1固定点Pa の対
角点Pd における距離La の最大値に対する位相遅れφ
a の最大値は約147度(2.566rad )となる。
【0073】上記のポインティング・デバイスを使用す
る場合、スピーカ(5) を表示板(1)の所望位置に固定し
て、準備を完了した後、較正が行われて、上記のように
計測範囲(94)に応じて信号波Aの周波数fが決定される
とともに、距離Lに対する位相遅れψおよび計測回路固
有の位相遅れθが求められ、これらがCPU(67)のRA
M(69)に記憶される。この後、上記のような指示点Pの
位置の計測が一定時間おきに繰返される。この例では、
信号波Aの1周期に1回の割合で繰返される。
【0074】図12〜図22は、図9の計測ユニット
(2) の各部の出力信号を示している。次に、これらの図
面を参照して、指示点Pの位置計測についてさらに詳し
く説明する。
【0075】図12に示す基準信号波Aは基準信号発生
回路(55)の発振器(71)から出力され、その周波数は、較
正により求められた周波数fになるよう、CPU(67)か
らの制御信号に基づいて周波数制御回路(72)により制御
される。信号波Aは、計測開始指令回路(56)の半波整流
器(73)により半波整流されて、図13に示すような方形
波Bとなり、微分回路(74)により方形波Bの立上がりエ
ッジが検出されて、図15に示すように、計測開始トリ
ガ信号Dがオンになる。また、信号波Aは、計測終了指
令回路(57)の反転回路(75)で位相(極性)を反転された
後、半波整流器(76)により半波整流されて、図14に示
すように、方形波Bに対して位相が反転した反転方形波
Cとなり、微分回路(77)により反転方形波Cの立上がり
エッジが検出されて、図16に示すように、計測終了ト
リガ信号Eがオンになる。計測終了トリガ信号Eは、計
測開始トリガ信号Dに対して、信号波Aの半周期分すな
わち位相角180度分位相の遅れた波となり、したがっ
て、信号波Aの半周期ごとに計測開始トリガ信号Dと計
測終了トリガ信号Eとが交互にオンになる。カウンタ(6
4)(65)は、計測開始トリガ信号Dがオンになると、リセ
ットされて、カウントを開始する。F/F(58)は、計測
開始トリガ信号Dがオンになると、計算フラグ信号Mを
オフにし、計測終了トリガ信号Eがオンになると、計算
フラグ信号Mをオンにする。CPU(67)は、計算フラグ
信号Mがオフの間は、位置計測のための計算を行わず、
計算フラグ信号がオンになったときに、計算を行う。
【0076】第1の音響信号発生回路(59)では、発振器
(78)からミキサ(79)に、図17に示すような搬送波Ja
が出力され、ミキサ(79)において、搬送波Ja が信号波
AでAM変調され、これが増幅器(80)を通して、図18
に示すような第1の音響信号Ka として第1スピーカ(5
a)に出力される。そして、第1スピーカ(5a)から、第1
の音響信号Ka が音波として送信される。
【0077】第2の音響信号発生回路(60)についても同
様であり、第2の音響信号Kb が第2スピーカ(5b)に出
力され、これが音波として送信される。
【0078】2つのスピーカ(5) から送信されている音
波は、指示棒(6) のマイク(45)で受信され、第1の音響
信号Ka と第2の音響信号Kb が重なり合った検出信号
が指示棒(6) から計測ユニット(2) に伝送され、増幅器
(61)を通して2つの音響信号受信回路(62)(63)に入力す
る。
【0079】第1の音響信号受信装置(62)では、20k
Hz BPF(84)により、指示棒(6)の検出信号から第1
の音響信号Ka の受信波すなわち第1の受信音響信号N
a だけが分離して取出され、さらにこれが半波整流器(8
5)により半波整流される。第1の受信音響信号Na は図
19に、半波整流器(85)の出力信号Qa は図20に示さ
れている。半波整流器(85)の出力信号Qa は、低周波B
PF(86)に通され、これにより、第1の音響信号Ka に
よって送信された信号波Aだけが第1の受信信号波Fa
として取出される。受信信号波Fa は図21に示されて
おり、これは図12の信号波Aに対してφa だけ位相が
遅れたものである。この位相遅れφa は、図10におけ
るLa に対応するものである。受信信号波Fa は、半波
整流器(87)により半波整流されて、図22に示すような
方形波Ga となり、微分回路(88)により方形波Ga の立
上がりエッジが検出されて、図23に示すように、第2
のカウント停止トリガ信号Ha がオンになる。カウンタ
停止トリガ信号Ha がオンになると、第1のカウンタ(6
4)はカウントを停止し、CPU(67)に出力する第1のカ
ウント信号φa をそのときの状態に保持する。カウンタ
(64)は、前記のように、信号波Aを半波整流した方形波
Bの立上がりでカウントを開始し、受信信号波Fa を半
波整流した方形波Ga の立上がりエッジでカウントを停
止するので、カウントを停止したときのカウント信号φ
a は信号波Aに対する受信信号波Faの位相遅れφa に
等しい。
【0080】第2の音響信号受信装置(63)についても同
様であり、30kHz BPF(89)により、指示棒(6) の
検出信号から第2の音響信号Kb の受信波すなわち第2
の受信音響信号Nb だけが分離して取出され、これが半
波整流器(85)および低周波BPF(86)に通されて、第2
の音響信号Kb によって送信された信号波Aだけが第2
の受信信号波Fb として取出される。この受信信号波F
b は、信号波Aに対して、図10におけるLb に対応す
る位相遅れφb を有する。受信信号波Fb は、半波整流
器(92)により半波整流されて方形波Gb となり、微分回
路(93)により方形波Gb の立上がりエッジが検出され
て、第2のカウント停止トリガ信号Hb がオンになる。
カウンタ停止トリガ信号Hb がオンになると、第2のカ
ウンタ(65)はカウントを停止し、CPU(67)に出力する
第2のカウント信号φa をそのときの状態に保持する。
このときのカウント信号も、上記と同じ理由により、信
号波Aに対する受信信号波Fb の位相遅れφb に等し
い。
【0081】上記のように2つのカウンタ(64)(65)が両
方ともカウントを停止した後、前記のように計測終了ト
リガ信号Eがオンになる。これにより、F/F(58)から
CPU(67)に出力される計算フラグ信号Mがオンにな
り、CPU(67)において、前記の式(14)、(15)、(10)、
(11)を用いて指示点Pの座標値(x,y)が計算され
る。そして、必要に応じ、この座標値(x,y)が、指
示棒(6) のボタン(19)(20)(21)およびスイッチ(22)(43)
の状態を表わす情報とともに、コンピュータ(8) に送信
される。この例では、遠隔指示モードのときは、指示棒
(6) の押付け状態検出スイッチ(43)の状態にかかわら
ず、x、yが計算されるたび(信号波Aの1周期ごと)
にこれが送信され、手書きモードのときは、押付け状態
検出スイッチ(43)がオンになっている間(押付け部材(4
2)が他の物体に押付けられている間)だけ、x、yが計
算されるたびにこれが送信される。
【0082】次に、図24のフローチャートを参照し
て、計測ユニット(2) のCPU(67)の動作についてさら
に詳しく説明する。
【0083】図24において、電源が投入されると、
x、y、S(ボタン・スイッチの状態テーブル)の初期
化が行われ(ステップ1)、較正が行われて、f、ψ、
θが求められる(ステップ2)。較正については、後に
詳述する。次に、コンピュータ(8) に対するx、y、S
の送信処理が行われる(ステップ3)。これについて
も、後に詳述する。送信処理が終わると、計算フラグ信
号Mがオンになるまで待機し(ステップ4)、これがオ
ンになると、ステップ5に進んで、カウンタ(64)(65)の
レジスタからカウント信号φa 、φb が読込まれる。次
に、これらφa 、φb より、x、yを演算する(ステッ
プ6)。この計算は、前記のように、式(14)、(15)、(1
0)、(11)を用いて行われる。計算が終了すると、指示棒
(6) のボタン(19)(20)(21)、スイッチ(22)(43)の状態を
読込み、これをSにセットする(ステップ7)。次に、
再較正要求ボタンが押されたかどうかが調べられ(ステ
ップ8)、ボタンが押されていなければ、ステップ3に
戻って、上記の送信処理以下の動作が繰返され、ボタン
が押されていれば、ステップ2に戻って、再び較正が行
われる。なお、再較正要求ボタンは、図示は省略した
が、計測ユニット(2) または指示棒(6) の適当箇所に設
けられている。
【0084】上記のステップ2の較正の詳細が、図25
のフローチャートに示されている。
【0085】図25において、まず、fを設定するため
の第1の操作の指示が表示器に表示され、所定の最低周
波数fo がfにセットされる(ステップ201 )。表示器
は、図示は省略したが、計測ユニット(2) の適当箇所に
設けられている。第1の操作は、図10に示す計測範囲
(94)内で第1スピーカ(5a)から最も遠い点(固定点Pa
の対角点Pd )に指示棒(6) の押付け部材(42)の先端部
を置いて、上部ボタン(19)を押すことにより行われ、こ
の操作の指示が表示される。次に、上部ボタン(19)がオ
ンになるまで待機し(ステップ202 )、これがオンにな
ると、ステップ203 に進む。ステップ203 では、計測終
了トリガ信号Eが第1のカウント停止トリガ信号Ha よ
り先に入力したかどうかが調べられ、Eが先に入力して
いなければ、ステップ204 に進んで、fに所定の増分値
Δfを加えた値を新たなfとし、ステップ203 に戻る。
ステップ203 においてEが先に入力していれば、ステッ
プ205 に進んで、fからΔfを減じた値を最終的なfと
し、これをRAM(69)に記憶する。前述の説明から明ら
かなように、計測開始トリガ信号Dがオンになってから
第1のカウント停止トリガ信号Ha がオンになるまでの
位相角は、信号波Aに対する受信信号波Fa の位相遅れ
φa に等しく、計測開始トリガ信号Dに対する計測終了
トリガ信号Eの位相遅れは180度である。したがっ
て、EがHa より先に入力しない間は、位相遅れφa は
180度より小さく、EがHa より先に入力すると、位
相遅れφa は180度より大きくなる。そして、上記の
ように、EがHa より入力するようになった直後にfか
らΔfを減じてfの設定値とすることにより、計測範囲
(94)内における位相遅れの最大値が、180度より小さ
い範囲内で最大になるようなfが設定される。これによ
り第1の操作が終了し、次に、ψを設定するための第2
の操作の指示が表示器に表示される(ステップ206)。
第2の操作は、第2スピーカ(5b)の上に指示棒(6) の押
付け部材(42)の先端部を置いて、上部ボタン(19)を押す
ことにより行われる。第2の操作指示の表示が終わる
と、上部ボタン(19)と計算フラグ信号Mの状態が調べら
れ(ステップ207 )、両方がオンになるまで待機する。
ステップ207 において上部ボタン(19)とMが両方ともオ
ンになれば、ステップ208 に進み、第1のカウンタ(64)
からカウント信号φa を読込んで、これをψにセットす
る。これにより、2つのスピーカ(5) の間の距離Lに対
応する位相遅れの測定値がψにセットされる。これによ
り第2の操作が終了し、次に、θを設定するための第3
の操作の指示が表示器に表示される(ステップ209 )。
第3の操作は、第1スピーカ(5a)の上に指示棒(6)の押
付け部材(42)の先端部を置いて、上部ボタン(19)を押す
ことにより行われる。第3の操作指示の表示が終わる
と、上部ボタン(19)と計算フラグ信号Mの状態が調べら
れ(ステップ210 )、両方がオンになるまで待機する。
ステップ210 において上部ボタン(19)とMが両方ともオ
ンになれば、ステップ211 に進み、第1のカウンタ(64)
からカウント信号φa を読込んで、これをθにセットす
る。この場合、第1スピーカ(5a)の上に指示棒(6) のマ
イク(45)を置いて、第1スピーカ(5a)から送信される信
号波Aを受信しているので、距離による位相遅れは0で
あり、φa は計測回路固有の位相遅れそのものであり、
これがθにセットされる。これにより、較正のための全
ての処理が終了する。
【0086】図24のステップ3の送信処理の詳細が、
図26のフローチャートに示されている。
【0087】図26において、まず、手書きモードであ
るかどうかが調べられる(ステップ301 )。これは、指
示棒(6) の短縮状態検出スイッチ(22)の状態を調べるこ
とにより行われ、スイッチ(22)がオンのときは手書きモ
ード、オフのときは遠隔操作モードであると判断され
る。ステップ301 において手書きモードであったとき
は、ステップ302 に進んで、押付け部材(42)が表示板
(1) に押付けられているかどうかが調べられる。これ
は、指示棒(6) の検出部(13)の押付け状態検出スイッチ
(43)の状態を調べることにより行われ、スイッチ(43)が
オンのときは押付け部材(42)が押付けられていると判断
され、スイッチ(43)がオフのときは押付けられていない
と判断される。ステップ302 において押付け部材(42)が
押付けられていなかったときは、ステップ303 に進ん
で、x、yに0をセットし、ステップ304 に進む。ステ
ップ301 において手書きモードでなかったとき、または
ステップ302において押付け部材(42)が押付けられてい
たときは、そのままステップ304 に進む。ステップ304
では、x、y、Sをコンピュータ(8) に送信し、処理を
終了する。
【0088】手書きモードであって、押付け部材(42)が
押付けられていないときは、ステップ302 からステップ
303 に進んで、x、yに0がセットされ、これがステッ
プ304 において送信される。したがって、指示棒(6) の
位置に関係なく、x、yとして0が送信される。すなわ
ち、指示棒(6) の位置の情報は送信されない。手書きモ
ードであって、押付け部材(42)が押付けられているとき
は、ステップ302 からそのままステップ304 に進み、図
24のステップ6で計算された指示棒(6) の位置の情報
x、yがそのまま出力される。手書きモードでないと
き、すなわち遠隔指示モードのときは、押付け部材(42)
が押付けられているかどうかに関係なく、ステップ301
からそのままステップ304 に進み、図24のステップ6
で計算された位置の情報x、yがそのまま出力される。
【0089】上記の指示棒(6) を使用すれば、遠隔操作
モードにした状態で、簡単に遠くの対象を直接指示する
ことができ、手書きモードにした状態で、容易に手書き
入力ができる。また、伸縮筒部(33)に内に通したコイル
線(37)によって検出部(13)への電力の供給や信号の伝送
ができ、このコイル線(37)が操作の邪魔になるようなこ
とがない。さらに、位置の指示などをしながら、遠隔操
作ボタン(21)によって図示しない他の機器の遠隔操作が
できる。しかしながら、遠隔操作ボタン(21)は必ずしも
必要ではない。
【0090】なお、スパイラル状コイル線(37)のかわり
に、操作部(11)内の巻取り式のリールに巻かれたケーブ
ルを伸縮筒部(33)内に通して、これにより操作部(11)と
検出部(13)との間の電力の供給や信号の伝送を行うよう
にしてもよい。
【0091】図27〜図31は位置指示棒の他の実施例
を示しており、これらの図面において、前記の指示棒
(6) と対応する部分には同一の符号を付している。
【0092】この指示棒(100) の場合、操作部(11)には
接地線(29)と電力・信号伝送線(101) が設けられ、これ
らにI/F回路(24)(25)(26)、遠隔操作制御回路(27)お
よび発光ダイオード(28)が接続されている。
【0093】検出部(13)にも接地線(51)と電力・信号伝
送線(102) が設けられ、これらにマイク(45)および増幅
器(46)が接続されている。
【0094】伸縮部(12)は、上下2本の平行な伸縮筒部
(103)(104)を備えている。各伸縮筒部(103)(104)は、前
記の指示棒(6) の場合と同様、複数の筒体(32a)(32b)(3
2c)よりなる。この場合、筒体(32)は金属などの導体製
であり、第1の伸縮筒部(103) が接地線用、第2の伸縮
筒部(104) が電力・信号伝送線用となっている。2本の
伸縮筒部(103)(104)の先端筒体(32c) の先端部同志が絶
縁材料製の連結部材(105) で連結されており、第2の伸
縮筒部(104) の先端筒体(32c) の先端部には、前記同
様、検出部(13)のコネクタソケット部(54)に接続される
コネクタピン部(36)が固定されている。そして、2本の
伸縮筒部(103)(104)が、コネクタピン(36)の対応部分に
それぞれ電気的に接続されている。
【0095】操作部(11)の収納筒部(14)のみぞ(16)の後
端部に、第1の伸縮筒部(103) の基端筒体(32a) の基端
部が固定される第1の接続具(106) と、第2の伸縮筒部
(104) の基端筒体(32a) の基端部が固定される第2の接
続具(107) とが固定されている。第1の接続具(106) 内
に接地線(29)に接続された接点部材(108) が設けられて
おり、これが第1の伸縮筒部(103) に接触して、操作部
(11)と検出部(13)の接地線(29)(51)同志が接続されてい
る。また、第2の接続具(107) 内に伝送線(101) に接続
された接点部材(109) が設けられており、これが第2の
伸縮筒部(104)に接触して、操作部(11)と検出部(13)の
伝送線(101)(102)同志が接続されている。そして、伝送
線(101)(102)および第2の伸縮筒部(104) を通して、操
作部(11)から検出部(13)に電力が供給されるとともに、
検出部(13)から操作部(11)に検出信号が伝送されるよう
になっている。なお、コンデンサマイクなどの場合は、
増幅器(46)をトランジスタのオープンコレクタ出力など
とすることにより、1本の導線で上記のような電力の供
給と信号の伝送ができるようになっている。
【0096】他は、前記の指示棒(6) の場合と同様であ
る。
【0097】この指示棒(100) の場合、導線などを使用
せずに、伸縮筒部(103)(104)によって電力の供給や信号
の伝送ができ、導線などが操作の邪魔になるようなこと
がない。
【0098】なお、前記の指示棒(6) の場合にも、操作
部(11)および検出部(13)に接地線と電力・信号伝送線を
設け、コイル線(37)に、両者の接地線同志を接続する導
線と、両者の電力・信号線同志を接続する導線を通し
て、電力の供給と信号の伝送を1本の導線で行うように
してもよい。このようにすれば、コイル線(37)に通す導
線が2本ですむ。
【0099】図32〜図36は位置指示棒のさらに他の
実施例を示しており、これらの図面において、前記の指
示棒(6) と対応する部分には同一の符号を付している。
【0100】この指示棒(110) の場合、伸縮筒部(33)に
はコイル線やコネクタピン部は設けられておらず、伸縮
筒部(33)内を光が通過できるようになっている。また、
操作部(11)の接続具(34)および検出部(13)のケース(41)
には、コネクタソケット部は設けられていない。
【0101】検出部(13)には、マイク(45)、増幅器(46)
の他に、検出部(13)への電力供給手段を構成する充電式
電池(111) 、およびマイク(45)からの検出信号を光信号
として送信する発光ダイオード(発光素子)(112) が設
けられ、これらが接地線(51)と電源線(52)に接続されて
いる。また、検出部(13)のケース(41)のストレート部分
の外面上部に、電池(111) に接続された充電用の2つの
接点(113a)(113b)が前後に並べて配置されている。
【0102】操作部(11)には、計測ユニットI/F回路
(24)、ボタン・スイッチI/F回路(26)、遠隔操作制御
回路(27)、発光ダイオード(28)の他に、検出部(13)の発
光ダイオード(112) からの検出信号を受信して電気信号
に変換する光電変換器(受光素子)(114) が設けられ、
これらが接地線(29)および電源線(30)に接続されてい
る。光電変換器(114) は、伸縮筒部(33)内を通して検出
部(13)の発光ダイオード(112) に対向するように、操作
部(11)の接続具(34)内に固定されている。そして、これ
ら発光ダイオード(112) と光電変換器(114) により、信
号伝送手段が構成されている。また、操作部(11)の収納
筒部(14)の大径穴(17)内の上部に、図示しない充電回路
に接続された2つの充電用の接点(115a)(115b)が前後に
並べて配置されている。
【0103】指示棒(110) が手書きモードの状態になる
と、検出部(13)の充電用の接点(113a)(113b)が検出部(1
1)の充電用の接点(115a)(115b)に接触し、検出部(13)の
電池(111) の充電が行われる。
【0104】他は、前記の指示棒(6) の場合と同様であ
る。
【0105】この指示棒(110) の場合、検出部(13)に電
池(111) が設けられており、光信号によって検出信号が
伝送されるので、導線や伸縮筒部(33)によって電力の供
給や信号の伝送を行う必要がない。しかしながら、前記
の指示棒(6) の場合のようなコイル線や前記の指示棒(1
00) の場合のような伸縮筒部によって電力の供給を行
い、信号の伝送だけを光信号によって行うようにするこ
ともできる。
【0106】上記のポインティング・デバイスでは、2
個のスピーカと指示棒に設けたマイクだけで位置の計測
ができ、従来のダジタイザなどのように抵抗膜や電極マ
トリクスが設けられた特別なスクリーンを使用する必要
がなく、あらゆる面に画像を表示して、その上の点を指
示することができる。たとえば、吊下げ式のスクリーン
の下部の2箇所にスピーカを取付けて使用することがで
きる。あるいは、画像が表示できる白色の壁の2箇所に
スピーカを取付けて使用することもできる。また、指示
棒を画像が表示された面に接触させたり押付けたりしな
くても、非接触で位置の入力ができる。さらに、2個の
スピーカの間隔を変えることによって、画面の大きさを
任意に変えることができ、大画面にも対応できる。ま
た、ポインティング・デバイスを構成する計測ユニッ
ト、スピーカ、指示棒などは、小型化が容易であり、こ
れらを容易に持運んで使用することができる。
【0107】上記実施例では、外部の雑音の影響を除去
するため、信号波を超音波領域の周波数を用いてAM変
調しているが、FM変調など、他の変調方式を用いても
よい。上記実施例では、低周波の信号波として正弦波を
用いているが、方形波などの他の波形を用いてもよい。
また、計測ユニット(2) と指示棒(6)(100)(110) とをケ
ーブル(4) で接続して、これらの間の電力の供給や信号
の伝送を行っているが、指示棒に電池を設け、計測ユニ
ットと指示棒との間の信号の伝送を無線で行うようにし
てもよい。計測ユニット(2) とコンピュータ(8) などと
の間の信号の伝送も、無線で行うようにしてもよい。
【0108】上記実施例では、指示棒の伸縮部(12)はテ
レスコピック形になっているが、たとえば折畳み式な
ど、他の形式が用いられてもよい。
【0109】操作部(11)と検出部(13)との間の電力供給
手段および信号伝送手段も、上記実施例のものに限ら
ず、たとえばトランス結合によってもよい。その場合、
たとえば、伸縮部を構成する導電体製伸縮筒部の基端筒
体に電力用1次コイルを巻くとともに検出部の導電体製
ケースに電力用の2次コイルを巻いて電力供給用のトラ
ンスを構成し、検出部のケースに信号用の1次コイルを
巻くとともに伸縮筒部の基端筒体に信号用の2次コイル
を巻いて信号伝送用のトランスを構成する。
【0110】上記実施例とは逆に、位置指示棒に所定の
音波を送信するスピーカを設け、画面上の所定の2箇所
に配置したマイクでこの音波を受信して指示棒のスピー
カの位置を計測するようにすることも可能である。とこ
ろが、このようにすると、1つの画面上で複数の位置指
示棒を同時に使用するような場合、各指示棒の位置を計
測することが困難である。これに対し、上記実施例の場
合は、1つの画面上で複数の位置指示棒を同時に使用す
るような場合でも、各指示棒のマイクで受信した信号を
別々に処理することにより、各指示棒の位置を簡単に計
測することが容易である。すなわち、1つのポインティ
ング・デバイスを複数人で同時使用することができる。
しかしながら、位置の計測手段は上記実施例のものに限
らず、この発明による位置指示棒は、他の位置計測手段
を使用したポインティング・デバイスにも適用すること
ができる。
【0111】
【発明の効果】この発明のポインティング・デバイス用
位置指示棒によれば、上述のように、伸縮部をのばした
状態で、簡単に遠くの対象を直接指示することができ、
伸縮部を縮めた状態で、容易に手書き入力ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すポインティング・デバ
イスの使用状態の概略斜視図である。
【図2】位置指示棒の1実施例を示す側面図である。
【図3】図2の位置指示棒を拡大して示す部分切欠き側
面図である。
【図4】図2の位置指示棒を拡大して示す平面図であ
る。
【図5】図2の位置指示棒を拡大して示す正面図であ
る。
【図6】図2の位置指示棒の伸縮部の基端部と操作部の
一部を拡大して示す部分切欠き分解側面図である。
【図7】図2の位置指示棒の伸縮部の先端部と検出部を
拡大して示す部分切欠き分解側面図である。
【図8】図2の位置指示棒の電気的構成の1例を示すブ
ロック図である。
【図9】図1のポインティング・デバイスの計測ユニッ
トの電気的構成の1例を示すブロック図である。
【図10】図1のポインティング・デバイスにおける位
置計測の原理を説明するための説明図である。
【図11】送信音波と受信音波の関係を示すタイムチャ
ートである。
【図12】計測ユニットの基準信号波発生回路から出力
される基準信号波の1例を示すタイムチャートである。
【図13】計測ユニットの計測開始指令回路において半
波整流器から出力される方形波の1例を示すタイムチャ
ートである。
【図14】計測ユニットの計測終了指令回路において半
波整流器から出力される反転方形波の1例を示すタイム
チャートである。
【図15】計測ユニットの計測開始指令回路から出力さ
れる計測開始トリガ信号の1例を示すタイムチャートで
ある。
【図16】計測ユニットの計測終了指令回路から出力さ
れる計測終了トリガ信号の1例を示すタイムチャートで
ある。
【図17】計測ユニットの音響信号発生回路における搬
送波の1例を示すタイムチャートである。
【図18】計測ユニットの音響信号発生回路から出力さ
れる音響信号の1例を示すタイムチャートである。
【図19】計測ユニットの音響信号受信回路においてB
PFから出力される受信音響信号の1例を示すタイムチ
ャートである。
【図20】計測ユニットの音響信号受信回路の半波整流
器の出力信号の1例を示すタイムチャートである。
【図21】計測ユニットの音響信号受信回路において低
周波BPFから出力される受信信号波の1例を示すタイ
ムチャートである。
【図22】計測ユニットの音響信号受信回路において半
波整流器から出力される方形波の1例を示すタイムチャ
ートである。
【図23】計測ユニットの音響信号受信回路から出力さ
れるカウント停止トリガ信号の1例を示すタイムチャー
トである。
【図24】計測ユニットのCPUの位置計測処理の1例
を示すフローチャートである。
【図25】図24の較正の1例を示すフローチャートで
ある。
【図26】図24の送信処理の1例を示すフローチャー
トである。
【図27】位置指示棒の他の実施例を示す側面図であ
る。
【図28】図27の位置指示棒を拡大して示す部分切欠
き側面図である。
【図29】図27の位置指示棒の伸縮部の基端部と操作
部の一部を拡大して示す部分切欠き分解側面図である。
【図30】図27の位置指示棒の伸縮部の先端部と検出
部を拡大して示す部分切欠き分解側面図である。
【図31】図27の位置指示棒の電気的構成の1例を示
すブロック図である。
【図32】位置指示棒のさらに他の実施例を示す側面図
である。
【図33】図32の位置指示棒を拡大して示す部分切欠
き側面図である。
【図34】図32の位置指示棒の伸縮部の基端部と操作
部の一部を拡大して示す部分切欠き分解側面図である。
【図35】図32の位置指示棒の伸縮部の先端部と検出
部を拡大して示す部分切欠き分解側面図である。
【図36】図32の位置指示棒の電気的構成の1例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
(1) 表示板 (2) 計測ユニット (5a)(5b) スピーカ (6) 位置指示棒 (8) パーソナルコンピュータ (9) プロジェクタ (11) 操作部 (12) 伸縮部 (13) 検出部 (19)(20) 操作ボタン (21) 遠隔操作用ボタン (22) 短縮状態検出スイッチ (32a)(32b)(32c) 筒体 (33) 伸縮筒部 (37) コイル線 (38a)(38b)(38c) 導線 (42) 押付け部材 (43) 押付け状態検出スイッチ (45) コンデンサマイクロホン (100) 位置指示棒 (103)(104) 伸縮筒部 (110) 位置指示棒 (111) 電池 (112) 発光ダイオード(発光素子) (114) 光電変換器(受光素子)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作用スイッチ手段が設けられて手に持っ
    て操作されるようになされた操作部、基端部が上記操作
    部に固定された伸縮可能な伸縮部、上記伸縮部の先端部
    に固定されて位置検出のための信号の送信および/また
    は受信を行う検出部、上記操作部への電力供給手段、上
    記検出部への電力供給手段、および上記操作部と上記検
    出部との間の信号の伝送を行う信号伝送手段を備えてい
    ることを特徴とするポインティング・デバイス用位置指
    示棒。
  2. 【請求項2】上記伸縮部が、入れ子式になった複数の筒
    体よりなるテレスコピック形伸縮筒部を備え、上記伸縮
    筒部内に複数の導線を有する伸縮可能なスパイラル状コ
    イル線が設けられ、上記コイル線の導線により、上記検
    出部への電力供給手段および上記信号伝送手段が構成さ
    れていることを特徴とする請求項1のポインティング・
    デバイス用位置指示棒。
  3. 【請求項3】上記伸縮部が、入れ子式になった複数の導
    電性筒体よりなる複数のテレスコピック形伸縮筒部を備
    え、上記伸縮筒部により、上記検出部への電力供給手段
    および上記信号伝送手段が構成されていることを特徴と
    する請求項1のポインティング・デバイス用位置指示
    棒。
  4. 【請求項4】上記伸縮部が、入れ子式になった複数の筒
    体よりなるテレスコピック形伸縮筒部を備え、上記検出
    部への電力供給手段が、上記検出部に内蔵された電池に
    より構成され、上記信号伝送手段が、上記伸縮筒部内を
    通して対向するように上記操作部および上記検出部に設
    けられ発光素子および受光素子により構成されているこ
    とを特徴とする請求項1のポインティング・デバイス用
    位置指示棒。
  5. 【請求項5】上記検出部が、所定の間隔をおいて配置さ
    れた2つのスピーカからの音を受信するマイクロホンを
    備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項のポインティング・デバイス用位置指示棒。
  6. 【請求項6】上記操作部および/または上記検出部に、
    上記伸縮部が縮んだ状態にあることを検出するためのス
    イッチ手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項のポインティング・デバイス用位置
    指示棒。
  7. 【請求項7】上記検出部の先端部に、移動自在な押付け
    部材、および上記押付け部材が他の物体に押付けられた
    ことを検出するためのスイッチ手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項のポインテ
    ィング・デバイス用位置指示棒。
  8. 【請求項8】上記操作部に、他の機器を遠隔操作するた
    めの遠隔操作用スイッチ手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか1項のポインティング
    ・デバイス用位置指示棒。
JP33391793A 1993-12-28 1993-12-28 ポインティング・デバイス用位置指示棒 Withdrawn JPH07200159A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09171430A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Nec Corp 指先装着型情報入力装置
JP2000355188A (ja) * 1999-06-17 2000-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd インタラクティブ電子黒板
JP2002091681A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 座標入力装置
WO2016204436A1 (ko) * 2015-06-16 2016-12-22 임재억 포인팅 디바이스
JP2019046666A (ja) * 2017-09-04 2019-03-22 プラス株式会社 光源を備えた指示棒

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