JPH0720029U - 電気ケーブルの平行結束構造 - Google Patents

電気ケーブルの平行結束構造

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JPH0720029U
JPH0720029U JP5161493U JP5161493U JPH0720029U JP H0720029 U JPH0720029 U JP H0720029U JP 5161493 U JP5161493 U JP 5161493U JP 5161493 U JP5161493 U JP 5161493U JP H0720029 U JPH0720029 U JP H0720029U
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electric
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利政 大慈
高志 蒲田
正男 斉藤
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株式会社ダイジ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熟練作業者でなくてもに短時間で安定した品
質の結束を安価に施工することができる電気ケーブルの
平行結束構造を提供する。 【構成】 平行状に配設された各電気ケーブル10を所
定間隔に保持した状態で結束する構造であって、隣接す
る各電気ケーブル10間にそれぞれ介在される合成ゴム
製の間隔保持部材11と、この間隔保持部材11を介し
て各電気ケーブル10を連結する結束条部材12と、こ
の結束条部材12の端部に係合して当該結束条部材12
を締め付け保持する緊結部材13とで構成され、上記間
隔保持部材11は上記電気ケーブル10との接触面を円
弧状に窪ませた電線挾持溝16が形成されると共に、当
該電線挾持溝16の両側には上記結束条部材12が挿通
される通し孔17,18,19,20が穿設されてい
る。上記間隔保持部材11は、分離可能に重合された複
数のスペーサゴム14,15によって構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば電車の車輌間を電気接続する渡り線に使用されるキャブタイ ヤケーブルや、ケーブルテレビ(CATV)の信号伝送線に使用される同軸ケー ブルなどのように、平行状に配設された複数本の太い電気ケーブルを結束する電 気ケーブルの平行結束構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気ケーブルの平行結束構造では例えば上記した車輌用の渡り 線を例にとれば、図1および図2に示すような手段によって実施されていた。 この図のように、線路1上を走行する前後の車輌2,3の間を電気接続する渡 り線4は、電気系統毎に区分された複数本のキャブタイヤケーブル4a,4b, 4cが平行状に配設され、これらの各キャブタイヤケーブル4a,4b,4cは 両端に取り付けられたコネクタ5,6を介して各車輌2,3に設置されたジョイ ントボックス7,8にそれぞれ連結されている。 このキャブタイヤケーブル4a,4b,4cによる渡り線4は、各ケーブルが 所定間隔に保持された状態で長期間に亘って緩みを生じないように長尺な結束ロ ープ9を用いて例えばメガネ縛りと称する特殊な結束方法によって強固に結束さ れている。また結束ロープ9は、耐久性と耐摩耗性および耐侯性が優れ且つ軽量 で柔軟性があることを要求されるので、例えばクレモナロープなどの合成繊維ロ ープが使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、上記した従来の電気ケーブルの平行結束構造の場合には、一本の 結束ロープ9を各ケーブル間に何回も引き回しながら結束しなければならないの で、作業性が悪く多くの作業時間を必要してコスト高になる。また例えばメガネ 縛りなどの特殊な結束方法によると、熟練作業者と経験の浅い作業者の違いによ って品質が安定せず、特に経験の浅い作業者による場合には結束に緩みを生じて 短期間で補修を必要としたり事故の原因になる恐れもある。更に、この結束作業 は各車輌間に連結した後の渡り線4に対して行われる場合が多く、その場合には きわめて不自然な姿勢での作業が要求されるので、作業者に多大な負担が掛かっ て安全作業や健康管理の上からも改善が望まれていた。 そこで本考案では、これらの従来技術の課題を解決することが可能な電気ケー ブルの平行結束構造の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決する本考案による電気ケーブルの平行結束構造では、隣接 する各電気ケーブル間にそれぞれ介在される合成ゴム製の間隔保持部材と、この 間隔保持部材を介して各電気ケーブルを連結する結束条部材と、この結束条部材 の端部に係合して当該結束条部材を締め付け保持する緊結部材とで構成され、上 記間隔保持部材は上記電気ケーブルとの接触面を円弧状に窪ませた電線挾持溝が 形成されると共に、当該電線挾持溝の両側には上記結束条部材が挿通される通し 孔が穿設されている。 また、本考案による他の電気ケーブルの平行結束構造では、上記間隔保持部材 は、分離可能に重合された複数のスペーサゴムによって構成されている。
【0005】
【実施例】
以下、本考案による電気ケーブルの平行結束構造を図3〜図9で図示する実施 例に基づいて詳細に説明する。 この結束構造には、図3で示すように平行状に配設された各電気ケーブル10 の間に介在させた間隔保持部材11と、この間隔保持部材11を介して各電気ケ ーブル10を連結する結束条部材12と、この結束条部材12の端部に係合して 当該結束条部材12を締め付け保持する緊結部材13とで構成されている。
【0006】 間隔保持部材11は、全体を合成ゴム材で一体に成形しても良いが、並設する 各電気ケーブル10の間隔を容易に変更することが可能で且つ成形金型が小さく て少ない種類で済むように、この実施例では図4で示すように形状の異なる2種 類のスペーサゴム14,15を重ね合わせて使用している。また、これらのスペ ーサゴム14,15は耐熱・耐侯性および耐摩耗性に優れて然も圧縮永久歪の小 さいことが要求されるので、この要求に適合するものとして例えばエチレンプレ ピレンゴム(EPDM)等の合成ゴム材が使用されている。
【0007】 両側に使用されるスペーサゴム14は、図5で示すように方形状で一方の側面 を円弧状に窪ませて電線挾持溝16を形成すると共に、長手方向の上下位置には 結束条部材12が挿通される方形状をした通し孔17,18がそれぞれ穿設され ている。電線挾持溝16は、太さの異なった電気ケーブル10に共通して使用で きるように、使用する最大の太さの電気ケーブル10にほぼ適合する円弧状に形 成して汎用性を持たせている。 中間に使用されるスペーサゴム15は、図6で示すように両方の側面を平坦に した方形状で、上記スペーサゴム14の通し孔17,18と整合する長手方向の 上下位置には、結束条部材12が挿通される方形状をした通し孔19,20がそ れぞれ穿設されている。
【0008】 結束条部材12は、断面が円形をした紐状のものでも良いが、この実施例では 並設する各電気ケーブル10との接触面積が多くとれて嵩張らず然も後述する端 末の切断処理が容易にできるように、帯状に形成したものが使用されている。 また、この結束条部材12は耐熱・耐薬品性および耐摩耗性に優れて然も高い 機械的強度を要求されるので、この要求に適合するものとして例えばポリアセタ ール樹脂等の合成樹脂製バンドが使用されている。
【0009】 緊結部材13は、使用する結束条部材の構造に応じてその端部に係合して締め 付け保持する公知のバックル式やスライドファスナー式あるいは楔式その他によ る各種の緊結手段を適宜採用することが可能であるが、この実施例では例えば米 国特許第5193251号に開示されているものを使用している。 この緊結部材13は、図7および図8で示すように例えば合成樹脂製の緊結具 本体21と、この緊結具本体21内に収容された金属板材による左右一対の揺動 係止片22,22によって構成されている。緊結具本体21は、中央の仕切板2 3の両側に結束条部材12の両端部12a,12bがそれぞれ挿通される通路2 4,24が形成されている。揺動係止片22は、矢示方向へ揺動自在となるよう に基部側が緊結具本体21内に係止されると共に、尖り先24aにした先端側は 通路24,24側へ左右対向状に突設されている。
【0010】 以上を構成要素とした本考案による電気ケーブルの平行結束構造では、図3で 示すように並設された各電気ケーブル10の間隔に適合する厚みの間隔保持部材 11を、円弧状に窪ませた電線挾持溝16が電気ケーブル10の外周に当接する 態様でそれぞれ介在させ、これら間隔保持部材11の通し孔17,18,19, 20に一本の結束条部材12を折り返し状態にして挿通し、この結束条部材12 の両端部12a,12bを緊結部材13の通路24にそれぞれ挿通させる。 この状態で、緊結部材13から突出している結束条部材12の両端部12a, 12bを専用工具などを用いて引き出し、結束に必要な緊張力が得られたところ で引き出しを停止すると、引き戻されようとする結束条部材12によって揺動係 止片22が矢示方向へ揺動されながら当該結束条部材12に尖り先24aが食い 込んで係止保持される。なお、結束した後に緊結部材13から突出している結束 条部材12の不要な両端部12a,12bは切断処理する。 上記した結束に際し、間隔保持部材11として一体形成でなくスペーサゴム1 4,15を重ね合わせたものを使用すると、中間のスペーサゴム15の増減によ って各電気ケーブル10の間隔を所望に設定することができる。
【0011】 次に、他の実施例を図9に基づいて説明する。図のように線の太さが異なる多 数の電気ケーブルを結束する場合には、全体を一括して結束しないで関連する各 系統毎にそれぞれ結束した状態で一部をオーバーラップさせて結束することで、 全体が一連に結束されるようにする。 例えば、両側に配設された系統(イ)と系統(ハ)をそれぞれ個別に結束した 後に、中央に配設された系統(ロ)に対しては系統(イ)と系統(ハ)の内端に 位置する電気ケーブルを同時に結束する。また、特に細い電気ケーブルの場合に は太い電気ケーブルと一緒に抱え込まれるようにして結束することができる。 このように結束すると、構成要素である結束条部材12および緊結部材13に 加わる負担が軽減されると共に、保守点検や修理する際の取扱いが便利である。
【0012】 本考案は上記した実施例に限定されるものではなく、要旨の範囲内において各 種の変形を採り得るものである。 例えば、実施例では緊結部材13の他方側は折り返した結束条部材12よって 直接に電気ケーブル10を抱え込むようにしたが、ここにスペーサゴム14を介 在させるようにしても良い。 また、中間のスペーサゴム15の代わり両側と同じ電線接触面16のあるスペ ーサゴム14を重合して使用することもできる。 また、必要に応じて各電気ケーブル10の結束する外周部分にビニールテープ その他の保護被覆を設けるようにしても良い。 さらに、実施例では一本の結束条部材12を折り返し状態にして挿通し、並設 された電気ケーブル10の一方端面側で緊結部材13による係止保持を行うよう にしたが、平行状に配設した二本の結束条部材12を間隔保持部材11の通し孔 17,18と通し孔19,20にそれぞれ挿通させ、電気ケーブル10の左右の 端面側にそれぞれ設けた緊結部材13によって係止保持させても良い。
【0013】
【考案の効果】
本考案によると、並設した電気ケーブル間に合成ゴム製の間隔保持部材を挿入 し、この間隔保持部材の通し孔に結束条部材を挿通させ、この結束条部材の端部 に装着した緊結部材を締め付けて係止保持できるので、前記した従来技術に比べ るときわめて簡単な作業で電気ケーブルを平行状に結束することができる。 従って、熟練作業者でなくてもに短時間で安定した品質の結束を安価に施工す ることができる。また、従来技術のように無理な姿勢で作業を行う必要がないの で、作業者の負担が軽減されて安全作業や健康管理の上からも改善される。 さらに、上記間隔保持部材を分離可能に重合された複数のスペーサゴムによっ て構成すると、このスペーサゴムを増減することで並設する各電気ケーブルの間 隔を容易に変更することができると共に、スペーサゴムの成形金型を小さくし且 つ少ない種類で済むので経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が実施対象の一つとする電車の渡り線を
説明する側面図。
【図2】従来例による渡り線の結束構造を示す斜視図。
【図3】本考案の実施例による結束構造であり、(A)
は平面図を(B)は側面図をそれぞれ示す。
【図4】図3の構成要素である間隔保持部材を示す側面
図。
【図5】図4の間隔保持部材を構成する一方のスペーサ
ゴムであり、(A)は正面図を(B)は側面図をそれぞ
れ示す。
【図6】図4の間隔保持部材を構成する他方のスペーサ
ゴムであり、(A)は正面図を(B)は側面図をそれぞ
れ示す。
【図7】図3の構成要素である緊結部材であり、(A)
は正面図を(B)は側面図をそれぞれ示す。
【図8】図7のX−X線に沿った縦断面図。
【図9】本考案の他の実施例による結束構造であり、
(A)は平面図を(B)は側面図をそれぞれ示す。
【符号の説明】
10 電気ケーブル 11 間隔保持部材 12 結束条部材 13 緊結部材 14,15 スペーサゴム 16 電線挾持溝 17,18,19,20 通し孔 21 緊結具本体 22 揺動係止片 23 仕切り板 24 通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行状に配設された各電気ケーブルを所
    定間隔に保持した状態で結束する構造であって、隣接す
    る各電気ケーブル間にそれぞれ介在される合成ゴム製の
    間隔保持部材と、この間隔保持部材を介して各電気ケー
    ブルを連結する結束条部材と、この結束条部材の端部に
    係合して当該結束条部材を締め付け保持する緊結部材と
    で構成され、上記間隔保持部材は上記電気ケーブルとの
    接触面を円弧状に窪ませた電線挾持溝が形成されると共
    に、当該電線挾持溝の両側には上記結束条部材が挿通さ
    れる通し孔が穿設されていることを特徴とした電気ケー
    ブルの平行結束構造。
  2. 【請求項2】 上記間隔保持部材は、分離可能に重合さ
    れた複数のスペーサゴムによって構成されている請求項
    1に記載した電気ケーブルの平行結束構造。
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