JPH0720176Y2 - アンカー引張材 - Google Patents
アンカー引張材Info
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- JPH0720176Y2 JPH0720176Y2 JP1990060166U JP6016690U JPH0720176Y2 JP H0720176 Y2 JPH0720176 Y2 JP H0720176Y2 JP 1990060166 U JP1990060166 U JP 1990060166U JP 6016690 U JP6016690 U JP 6016690U JP H0720176 Y2 JPH0720176 Y2 JP H0720176Y2
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Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、土留壁等を支持するアンカー工法にに使用す
る応力(荷重)分散型アンカー引張材に関する。
る応力(荷重)分散型アンカー引張材に関する。
(従来の技術) アンカーは、一般に地中に削孔して、PC鋼より線等の引
張鋼材を挿入し、アンカーペーストを充填して固化させ
て定着体を構成し、定着体と周面地盤との摩擦抵抗及び
引張鋼材と定着体との間の付着力により引張鋼材に作用
する引抜き力に抵抗させている。従って、アンカーの抵
抗力を向上させるためには、引張鋼材と定着材との付着
力を増大させることが要求される。そのため従来、引張
鋼材と定着体の付着力を向上させる為に、引張鋼材に複
数個のグリップを所定間隔で設けたものが提案されてい
る(実開昭55-96932号公報、特開昭58-600号公報)。ま
た、荷重を分散させるためグリップと根塊体との間に、
変形制御可能な止水性圧縮材を介在させたものが提案さ
れている(特開昭61-242221号公報)。
張鋼材を挿入し、アンカーペーストを充填して固化させ
て定着体を構成し、定着体と周面地盤との摩擦抵抗及び
引張鋼材と定着体との間の付着力により引張鋼材に作用
する引抜き力に抵抗させている。従って、アンカーの抵
抗力を向上させるためには、引張鋼材と定着材との付着
力を増大させることが要求される。そのため従来、引張
鋼材と定着体の付着力を向上させる為に、引張鋼材に複
数個のグリップを所定間隔で設けたものが提案されてい
る(実開昭55-96932号公報、特開昭58-600号公報)。ま
た、荷重を分散させるためグリップと根塊体との間に、
変形制御可能な止水性圧縮材を介在させたものが提案さ
れている(特開昭61-242221号公報)。
(考案が解決しようとする問題点) 従来提案されているように、グリップを複数個取り付け
ることにより、引張鋼材と定着材との付着力を増大させ
る効果を奏する。しかしながら、引張応力が定着体に均
等に伝達されず、定着体に部分的に応力集中が起こり、
その応力がある限界以上に達するとその部分に微細なひ
び割れが生じ、定着体が連鎖的に破壊される現象が生じ
る。長い間ひび割れが生じたまま地中に放置して置く
と、地中の水分や有害ガス等のひび割れ部を通って定着
体内部に侵入して、引張鋼材を腐食させることになり、
アンカー強度が低下する。
ることにより、引張鋼材と定着材との付着力を増大させ
る効果を奏する。しかしながら、引張応力が定着体に均
等に伝達されず、定着体に部分的に応力集中が起こり、
その応力がある限界以上に達するとその部分に微細なひ
び割れが生じ、定着体が連鎖的に破壊される現象が生じ
る。長い間ひび割れが生じたまま地中に放置して置く
と、地中の水分や有害ガス等のひび割れ部を通って定着
体内部に侵入して、引張鋼材を腐食させることになり、
アンカー強度が低下する。
また、グリップの応力側に、グリップと根塊体との間に
変形制御可能な可縮材を導入した場合、荷重は分散する
が均等に分散させることに難点がある。即ち、グリップ
と根塊との間に挟む可縮材が有形なものであるために、
応力を導入したときに可縮材は可縮されるが可縮量の設
定と可縮材の移動に問題が残り、引張応力を均等に分散
することができない。
変形制御可能な可縮材を導入した場合、荷重は分散する
が均等に分散させることに難点がある。即ち、グリップ
と根塊との間に挟む可縮材が有形なものであるために、
応力を導入したときに可縮材は可縮されるが可縮量の設
定と可縮材の移動に問題が残り、引張応力を均等に分散
することができない。
本考案は、上記実状に鑑み創案されたものであって、引
張材に加わる引張応力を均一に分散させて定着体に伝え
て、定着体との付着力を向上させると共に、応力集中に
よる定着体の微細なひび割れを防止して、引張鋼材の腐
食を防止することができるアンカー引張材を提供するこ
とを目的とするものである。
張材に加わる引張応力を均一に分散させて定着体に伝え
て、定着体との付着力を向上させると共に、応力集中に
よる定着体の微細なひび割れを防止して、引張鋼材の腐
食を防止することができるアンカー引張材を提供するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本願考案のアンカー引張材は、上記問題点を引張材に適
宜間隔で固着された複数個のグリップの外側に、引張作
用時の引張材の延びによる前記グリップの移動量に合わ
せたグリップ移動空間を前記グリップの応力側に確保す
るように、一方の端部が引張材に固定され他端部が開口
された円筒状の第1部材と、該第1部材の開口側に嵌合
する開口を有し他端部が前記引張材に固定される円筒状
の第2部材とからなるグリップカバーを取り付け、引張
材の引っ張りにより前記グリップが前記グリップカバー
内に移動してグリップ端面が前記グリップカバーの支圧
面に圧接して該グリップカバーに荷重を付加することに
より、引張応力を複数個のグリップに当量に分散させる
ようにして解決した。
宜間隔で固着された複数個のグリップの外側に、引張作
用時の引張材の延びによる前記グリップの移動量に合わ
せたグリップ移動空間を前記グリップの応力側に確保す
るように、一方の端部が引張材に固定され他端部が開口
された円筒状の第1部材と、該第1部材の開口側に嵌合
する開口を有し他端部が前記引張材に固定される円筒状
の第2部材とからなるグリップカバーを取り付け、引張
材の引っ張りにより前記グリップが前記グリップカバー
内に移動してグリップ端面が前記グリップカバーの支圧
面に圧接して該グリップカバーに荷重を付加することに
より、引張応力を複数個のグリップに当量に分散させる
ようにして解決した。
また、前記空間に防錆油を充填し、グリップカバーに該
防錆油が移動するスリットを形成することによって、引
張鋼材の腐食防止を図っている。
防錆油が移動するスリットを形成することによって、引
張鋼材の腐食防止を図っている。
上記構成において、引張応力量を完全に均等に分散する
ためにグリップの移動機構を与えるには、次の式でグリ
ップ移動量を求めることができる。例えば、第9図に示
すようにグリップを5個取り付けた場合、各グリップの
移動量Sは次の通りとなる。
ためにグリップの移動機構を与えるには、次の式でグリ
ップ移動量を求めることができる。例えば、第9図に示
すようにグリップを5個取り付けた場合、各グリップの
移動量Sは次の通りとなる。
S1=0 S2={(1/n)・P・B/A・E}−S1 S3={(2/n)・P・2B/A・E}−S2 S4={(3/n)・P・3B/A・E}−S3 S5={(4/n)・P・4B/A・E}−S4 但しS:グリップの移動量(mm) n:グリップの個数 P:引張荷重(ton/本) B:グリップの間隔(m) A:引張鋼材の断面積(cm2) E:引張鋼材のヤング率 従って、上記の式により算出された各グリップの移動量
に見合う空間を各グリップの応力側に設定することによ
って、第10図に示すように、引張材に作用する引張荷重
を各グリップに均等に分散させることができる。
に見合う空間を各グリップの応力側に設定することによ
って、第10図に示すように、引張材に作用する引張荷重
を各グリップに均等に分散させることができる。
(作用) 引張材の定着材となる部分に、グリップを取り付け、引
張材を加えると、グリップの軸方向断面に引張応力が働
くことにより、引張力が定着体に伝達される。数個のグ
リップの引張側先端に引張応力に応じて空間を設けるこ
とにより、引張応力を分散して定着体に段階的に伝達す
ることになる。引張応力を加えると、被覆した引張材の
固定端部を基点にして、伸びは、アンカー自由長部(引
張応力側)に近付くにつれ累積されて大きくなるので、
グリップの移動量が大きくなる。そのままにしておく
と、各グリップ間の応力が異なり、定着体に部分的に応
力集中が起る。従って、そのグリップの移動量だけグリ
ップカバーでグリップとの間に空間を設けることによ
り、各グリップの支圧面で均等に応力が定着体に伝達さ
れる。その結果、定着体に局部的に応力集中が起らず
に、定着体全体で引張力を伝えるので、定着体の微細な
ひび割れによる破壊を防止できる。それにより、地下水
等の侵入がなく、引張材の腐食を防止して、アンカーの
信頼性を高めることができる。そして、引張材はアンボ
ンド加工されたものを使用し、グリップはグリップカバ
ーにより被覆されているので、引張材全体が完全に被覆
されていることになり、地下水や有害ガスから半永久的
に保護される。また、グリップとグリップカバーの間と
なる空間には防錆油を充填しグリップを保護する。防錆
油の移動を容易にするためにグリップカバーにスリット
を設けることにより流動性を与える。
張材を加えると、グリップの軸方向断面に引張応力が働
くことにより、引張力が定着体に伝達される。数個のグ
リップの引張側先端に引張応力に応じて空間を設けるこ
とにより、引張応力を分散して定着体に段階的に伝達す
ることになる。引張応力を加えると、被覆した引張材の
固定端部を基点にして、伸びは、アンカー自由長部(引
張応力側)に近付くにつれ累積されて大きくなるので、
グリップの移動量が大きくなる。そのままにしておく
と、各グリップ間の応力が異なり、定着体に部分的に応
力集中が起る。従って、そのグリップの移動量だけグリ
ップカバーでグリップとの間に空間を設けることによ
り、各グリップの支圧面で均等に応力が定着体に伝達さ
れる。その結果、定着体に局部的に応力集中が起らず
に、定着体全体で引張力を伝えるので、定着体の微細な
ひび割れによる破壊を防止できる。それにより、地下水
等の侵入がなく、引張材の腐食を防止して、アンカーの
信頼性を高めることができる。そして、引張材はアンボ
ンド加工されたものを使用し、グリップはグリップカバ
ーにより被覆されているので、引張材全体が完全に被覆
されていることになり、地下水や有害ガスから半永久的
に保護される。また、グリップとグリップカバーの間と
なる空間には防錆油を充填しグリップを保護する。防錆
油の移動を容易にするためにグリップカバーにスリット
を設けることにより流動性を与える。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案によるアンカー引張材によるアンカー造
成実施例を示す。図中1は、アンボンド加工されたPC鋼
線やPCより鋼線からなる引張鋼材であり、2は該引張鋼
材の定着部Aとなる部分にほぼ等間隔(又は不等間隔)
に鋼製のスリーブをダイス内を通して圧着したグリップ
である。3はアンボンド加工された引張鋼材の伸びによ
り生じる個々のグリップの移動量に合せたグリップカバ
ーであり、ポリエチレンはポリプロピレン等で形成され
たもので、グリップの移動空間を調整するものである。
4はグリップの移動調整のためのグリップ移動空間であ
って、該空間にはグリップ及び引張鋼材の腐食を防止す
る防錆油が充填される。グリップカバーで形成される空
間4は、最端部のグリップ部には設けられてなく、2個
目のグリップ部からその移動量に合せて設けられる。
成実施例を示す。図中1は、アンボンド加工されたPC鋼
線やPCより鋼線からなる引張鋼材であり、2は該引張鋼
材の定着部Aとなる部分にほぼ等間隔(又は不等間隔)
に鋼製のスリーブをダイス内を通して圧着したグリップ
である。3はアンボンド加工された引張鋼材の伸びによ
り生じる個々のグリップの移動量に合せたグリップカバ
ーであり、ポリエチレンはポリプロピレン等で形成され
たもので、グリップの移動空間を調整するものである。
4はグリップの移動調整のためのグリップ移動空間であ
って、該空間にはグリップ及び引張鋼材の腐食を防止す
る防錆油が充填される。グリップカバーで形成される空
間4は、最端部のグリップ部には設けられてなく、2個
目のグリップ部からその移動量に合せて設けられる。
グリップ部の拡大図が第5図に示されている。該実施例
におけるグリップカバー3は、グリップ移動空間4の調
節設定が容易にでき、且つグリップ2を完全に被って止
水効果を高めるために、グリップを被って互いに嵌合す
る第1部材5と第2部材6の二つの部材により構成され
ている。これらグリップカバー部材5、6は、一端が被
覆材(シース)10で被覆されたPC引張鋼材1の外周に嵌
合してバンド11で固定され、他端が開口してグリップ外
周を覆って互いに嵌合し、その嵌合深さをグリップの移
動量に見合って調節することによって、グリップ2の応
力側端部と第1部材5との間にグリップ移動空間を形成
するように固定されている。また、第1グリップカバー
の支圧面寄りに前記グリップ移動空間に防錆油を充填す
るための充填孔8が形成され、またグリップを覆う円筒
壁の内面に防錆油の動きを容易にするために、スリット
9が形成されている。
におけるグリップカバー3は、グリップ移動空間4の調
節設定が容易にでき、且つグリップ2を完全に被って止
水効果を高めるために、グリップを被って互いに嵌合す
る第1部材5と第2部材6の二つの部材により構成され
ている。これらグリップカバー部材5、6は、一端が被
覆材(シース)10で被覆されたPC引張鋼材1の外周に嵌
合してバンド11で固定され、他端が開口してグリップ外
周を覆って互いに嵌合し、その嵌合深さをグリップの移
動量に見合って調節することによって、グリップ2の応
力側端部と第1部材5との間にグリップ移動空間を形成
するように固定されている。また、第1グリップカバー
の支圧面寄りに前記グリップ移動空間に防錆油を充填す
るための充填孔8が形成され、またグリップを覆う円筒
壁の内面に防錆油の動きを容易にするために、スリット
9が形成されている。
なお、上記実施例のグリップカバーは、第1部材に第2
部材を外嵌合しているが、必ずしもそれに限らず、第2
部材に第1部材を外嵌合するように構成しても良い。ま
た、グリップカバーは、上記のように二つの部材で構成
することが望ましいが、必ずしも二つのグリップカバー
部材に分離せずに一体に構成することも可能である。ま
た、二の部材で構成する場合、その材質は同一であって
も良いし、また別々、例えば一方をポリエチレンで形成
し、他方をポリプロピレンで形成しても良い。
部材を外嵌合しているが、必ずしもそれに限らず、第2
部材に第1部材を外嵌合するように構成しても良い。ま
た、グリップカバーは、上記のように二つの部材で構成
することが望ましいが、必ずしも二つのグリップカバー
部材に分離せずに一体に構成することも可能である。ま
た、二の部材で構成する場合、その材質は同一であって
も良いし、また別々、例えば一方をポリエチレンで形成
し、他方をポリプロピレンで形成しても良い。
以上のようにして構成された引張鋼材を、複数本(3本
以上)をスペーサー15によって均等に配列して束ねて、
テンドン16を得る。このようにして得られたテンドン16
をアンカーホール17に挿入して、定着部となる個所Aに
セメントペーストを充填して硬化させ、定着体18を形成
している。そして、従来のアンカー工法と同様にアンカ
ー引張鋼材をジャッキで引っ張り、引き伸ばされた状態
のまま固定してアンカーとしての機能を発揮させる。
以上)をスペーサー15によって均等に配列して束ねて、
テンドン16を得る。このようにして得られたテンドン16
をアンカーホール17に挿入して、定着部となる個所Aに
セメントペーストを充填して硬化させ、定着体18を形成
している。そして、従来のアンカー工法と同様にアンカ
ー引張鋼材をジャッキで引っ張り、引き伸ばされた状態
のまま固定してアンカーとしての機能を発揮させる。
以上のような構造のアンカー引張材の硬化を確認するた
めに、PC鋼より線(φ=12.7mm)に5個のグリップn1〜
n5を等間隔に固着し、各グリップとグリップカバーの間
に設けられた空間S1〜S5を図示のように設定して、第11
図に示す引張鋼材の供試体を製作した。該供試体で10回
程度実験を行なった結果、第12図のグラフに示すように
引張荷重が各グリップに均等に分散され、所期の目的を
十分達成していることが確認された。そして、実験終了
後供試体を割って中の状態を確認した所、グリップ及び
グリップカバーの破損は一度も確認されなかった。な
お、第12図において、縦軸は各グリップ間のストランド
の引張荷重(張力)を表し、横軸はストランドの全荷重
を表している。
めに、PC鋼より線(φ=12.7mm)に5個のグリップn1〜
n5を等間隔に固着し、各グリップとグリップカバーの間
に設けられた空間S1〜S5を図示のように設定して、第11
図に示す引張鋼材の供試体を製作した。該供試体で10回
程度実験を行なった結果、第12図のグラフに示すように
引張荷重が各グリップに均等に分散され、所期の目的を
十分達成していることが確認された。そして、実験終了
後供試体を割って中の状態を確認した所、グリップ及び
グリップカバーの破損は一度も確認されなかった。な
お、第12図において、縦軸は各グリップ間のストランド
の引張荷重(張力)を表し、横軸はストランドの全荷重
を表している。
なお、本考案は上記実施例に限るものでなく、種々の態
様が採用でき、例えば引張鋼材としてPC鋼線やPC鋼棒に
限らず、炭素繊維ロープ等も採用できる。
様が採用でき、例えば引張鋼材としてPC鋼線やPC鋼棒に
限らず、炭素繊維ロープ等も採用できる。
(効果) 本考案は、以上のような構成からなり、次のような優れ
た効果を奏するものである。
た効果を奏するものである。
引張材にグリップを複数個取り付けたことにより、個々
のグリップ部において引張り力を均等に分散して定着体
に伝達することができるので、弛い地盤においても高荷
重のアンカーの伝達に耐えることができる。
のグリップ部において引張り力を均等に分散して定着体
に伝達することができるので、弛い地盤においても高荷
重のアンカーの伝達に耐えることができる。
グリップ部にその移動量に応じて空間量を変えた空間を
設けることで、定着体に伝達する引張応力を深部側のグ
リップより順次均一に分散することができる。その結
果、定着体に応力集中がなくなり、微細なひび割れの発
生が防止されて定着体の破損がなくなる。それにより、
引張材が地下水や有害ガスの作用により腐食することが
防止される。一方、1個のグリップにかかる引張り力は
そのグリップ数分の1になるので、摩擦応力度が低い値
でも十分な定着力を可能とすることができる。
設けることで、定着体に伝達する引張応力を深部側のグ
リップより順次均一に分散することができる。その結
果、定着体に応力集中がなくなり、微細なひび割れの発
生が防止されて定着体の破損がなくなる。それにより、
引張材が地下水や有害ガスの作用により腐食することが
防止される。一方、1個のグリップにかかる引張り力は
そのグリップ数分の1になるので、摩擦応力度が低い値
でも十分な定着力を可能とすることができる。
また、請求項2の構成によれば、グリップ部が完全に被
覆されるので、引張材全体が地下水や有害ガスから半永
久的に保護することができ、アンカーとして信頼性を飛
躍的に向上させることができ、またグリップ移動空間の
調節が容易であると共に組立が容易である。
覆されるので、引張材全体が地下水や有害ガスから半永
久的に保護することができ、アンカーとして信頼性を飛
躍的に向上させることができ、またグリップ移動空間の
調節が容易であると共に組立が容易である。
更に、請求項3の構成によれば、グリップを防錆油で保
護することができ、そしてグリップカバーのスリットに
より防錆油に流動性を与えることができるので、グリッ
プの移動に支障を与えることがない。
護することができ、そしてグリップカバーのスリットに
より防錆油に流動性を与えることができるので、グリッ
プの移動に支障を与えることがない。
図面は本考案のアンカー引張材の実施例を示し、第1図
はアンカーを造成した状態の側面図、第2図は第1図の
A−A断面図、第3図はB−B断面図、第4図はC−C
断面図、第5図は引張材のグリップ部の組立詳細断面
図、第6図は第5図のD−D断面図、第7図はE−E断
面図、第8図はF−F断面図、第9図はテンドン加工に
よるグリップ部の移動空間量を表す模式図、第10図は応
力分散図、第11図は供試体の寸法を表す模式図、第12図
は該供試体による試験測定結果に基づく応力分散図であ
る。 1:引張材、2:グリップ、3:グリップカバー、4:グリップ
移動空間、5:第1部材、6:第2部材、8:防錆油充填孔、
9:スリット、10:被覆材、11:バンド、15:スペーサ、16:
テンドン、17:アンカーホール、18:定着体
はアンカーを造成した状態の側面図、第2図は第1図の
A−A断面図、第3図はB−B断面図、第4図はC−C
断面図、第5図は引張材のグリップ部の組立詳細断面
図、第6図は第5図のD−D断面図、第7図はE−E断
面図、第8図はF−F断面図、第9図はテンドン加工に
よるグリップ部の移動空間量を表す模式図、第10図は応
力分散図、第11図は供試体の寸法を表す模式図、第12図
は該供試体による試験測定結果に基づく応力分散図であ
る。 1:引張材、2:グリップ、3:グリップカバー、4:グリップ
移動空間、5:第1部材、6:第2部材、8:防錆油充填孔、
9:スリット、10:被覆材、11:バンド、15:スペーサ、16:
テンドン、17:アンカーホール、18:定着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−79920(JP,A) 特開 昭57−127100(JP,A) 特開 昭61−242221(JP,A) 特開 平2−70821(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】引張材に適宜間隔で固着された複数個のグ
リップの外側に、引張作用時の引張材の延びによる前記
グリップの移動量に合わせたグリップ移動空間を前記グ
リップの応力側に確保するように、一方の端部が引張材
に固定され他端部が開口された円筒状の第1部材と、該
第1部材の開口側に嵌合する開口を有し他端部が前記引
張材に固定される円筒状の第2部材とからなるグリップ
カバーを取り付け、引張材の引っ張りにより前記グリッ
プが前記グリップカバー内を移動してグリップ端面が前
記グリップカバーの支圧面に圧接して該グリップカバー
に荷重を付加することにより、引張応力を複数個のグリ
ップに当量に分散させるようにしたことを特徴とするア
ンカー引張材。 - 【請求項2】グリップ移動空間に防錆油が充填され、前
記グリップカバーには防錆油が移動するスリットが形成
されている請求項1記載のアンカー引張材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990060166U JPH0720176Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-06-08 | アンカー引張材 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1310390 | 1990-02-15 | ||
| JP2-13103 | 1990-02-15 | ||
| JP1990060166U JPH0720176Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-06-08 | アンカー引張材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03125834U JPH03125834U (ja) | 1991-12-19 |
| JPH0720176Y2 true JPH0720176Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31889816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990060166U Expired - Lifetime JPH0720176Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-06-08 | アンカー引張材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0720176Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5124218B2 (ja) * | 2007-09-25 | 2013-01-23 | 株式会社大林組 | 地山補強土構造及び地山補強土工法 |
| JP6387038B2 (ja) * | 2016-03-30 | 2018-09-05 | 株式会社斜面対策研究所 | アンカー支持体及びグラウンドアンカー工法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS534326B2 (ja) * | 1975-01-09 | 1978-02-16 | ||
| JPS57127100A (en) * | 1981-01-28 | 1982-08-07 | Tokyu Kensetsu Kk | Equalizing of shaft force such as lock bolt and control of deforming capacity |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP1990060166U patent/JPH0720176Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03125834U (ja) | 1991-12-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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