JPH07204431A - ディーゼルエンジン排ガス用フィルター - Google Patents
ディーゼルエンジン排ガス用フィルターInfo
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- JPH07204431A JPH07204431A JP6004450A JP445094A JPH07204431A JP H07204431 A JPH07204431 A JP H07204431A JP 6004450 A JP6004450 A JP 6004450A JP 445094 A JP445094 A JP 445094A JP H07204431 A JPH07204431 A JP H07204431A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- exhaust gas
- diesel engine
- soot
- engine exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、フィルターの再生時にススの捕集
量の少ない領域から、高捕集領域まで安定して、ススを
燃焼させることができるとともに、ススを着火させる電
気ヒーターの消費電力を著しく低減化させることがで
き、更に機械的強度に優れフィルターケースへの装着作
業の作業性を向上させることができるディーゼルエンジ
ン排ガス用フィルターの提供を目的とする。 【構成】 本発明のディーゼルエンジン排ガス用フィル
ターは、ディーゼルエンジンの排ガスの流入方向に対し
て平行に合成された熱伝導率が0.04〜0.19kcal
/mh℃からなる流入側フィルター2と、熱伝導率0.1
95〜0.50kcal/mh℃からなる流出側フィルター3
と、を備え、かつ流入側フィルターの軸方向に対する長
さをL1、流出側フィルターの軸方向に対する長さをL2
とすると、L1/L2=5/95〜45/55である構成
を有している。
量の少ない領域から、高捕集領域まで安定して、ススを
燃焼させることができるとともに、ススを着火させる電
気ヒーターの消費電力を著しく低減化させることがで
き、更に機械的強度に優れフィルターケースへの装着作
業の作業性を向上させることができるディーゼルエンジ
ン排ガス用フィルターの提供を目的とする。 【構成】 本発明のディーゼルエンジン排ガス用フィル
ターは、ディーゼルエンジンの排ガスの流入方向に対し
て平行に合成された熱伝導率が0.04〜0.19kcal
/mh℃からなる流入側フィルター2と、熱伝導率0.1
95〜0.50kcal/mh℃からなる流出側フィルター3
と、を備え、かつ流入側フィルターの軸方向に対する長
さをL1、流出側フィルターの軸方向に対する長さをL2
とすると、L1/L2=5/95〜45/55である構成
を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジン等
の燃焼機関から排出される排気ガス中に含まれる粒子状
物質(以下ススという)を捕集するディーゼルエンジン
排ガス用フィルターに関するものである。
の燃焼機関から排出される排気ガス中に含まれる粒子状
物質(以下ススという)を捕集するディーゼルエンジン
排ガス用フィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディーゼルエンジンから排出され
るススを捕集し、捕集したススを、電気ヒーター等の熱
源によってススを燃焼させて、フィルターの再生を図
り、ディーゼルエンジンから大気へ排出されるススの低
減化を目的としたディーゼルエンジン排ガス用フィルタ
ーが種々開発されている。
るススを捕集し、捕集したススを、電気ヒーター等の熱
源によってススを燃焼させて、フィルターの再生を図
り、ディーゼルエンジンから大気へ排出されるススの低
減化を目的としたディーゼルエンジン排ガス用フィルタ
ーが種々開発されている。
【0003】例えば、特公昭63−12658号公報に
は、コージェライト原料を可燃物と混ぜ合わせて、押出
成形機によって成形後、焼成を行って、多孔質構造とし
たハニカム形状のセラミックモノリスフィルターが開示
されている。又、特開昭61−192319号公報に
は、ディーゼルパーティキュレートトラップ及び無機繊
維を用いたハニカム構造体の製造方法が開示されてい
る。特にハニカム構造体の繊維質ハニカムセラミックフ
ィルターが、ススの捕集効率が90%以上と高く、フィ
ルターによる排ガスの圧力損失が少ないことからディー
ゼルエンジンの排ガス用フィルターとして有望視されて
いる。
は、コージェライト原料を可燃物と混ぜ合わせて、押出
成形機によって成形後、焼成を行って、多孔質構造とし
たハニカム形状のセラミックモノリスフィルターが開示
されている。又、特開昭61−192319号公報に
は、ディーゼルパーティキュレートトラップ及び無機繊
維を用いたハニカム構造体の製造方法が開示されてい
る。特にハニカム構造体の繊維質ハニカムセラミックフ
ィルターが、ススの捕集効率が90%以上と高く、フィ
ルターによる排ガスの圧力損失が少ないことからディー
ゼルエンジンの排ガス用フィルターとして有望視されて
いる。
【0004】以下に従来のディーゼルエンジン排ガス用
フィルターについて、図面を参照しながら説明する。
フィルターについて、図面を参照しながら説明する。
【0005】図4は従来のディーゼルエンジン排ガス用
フィルターの斜視図であり、図5はそのB−B線断面図
である。50は押出成形法やコルゲート成形法で得られ
た単一のハニカム構造体からなるディーゼルエンジン排
ガス用フィルター、51はハニカム構造体のセル、5
2,53はハニカム構造体の各セルのガス流入側と流出
側の端部を各々10mm前後で閉塞するセラミックセメン
トのような気孔率の小さい材料からなる流入側,流出側
のプラグ材である。
フィルターの斜視図であり、図5はそのB−B線断面図
である。50は押出成形法やコルゲート成形法で得られ
た単一のハニカム構造体からなるディーゼルエンジン排
ガス用フィルター、51はハニカム構造体のセル、5
2,53はハニカム構造体の各セルのガス流入側と流出
側の端部を各々10mm前後で閉塞するセラミックセメン
トのような気孔率の小さい材料からなる流入側,流出側
のプラグ材である。
【0006】以上のように構成された従来のディーゼル
エンジン排ガス用フィルター50について、以下その動
作を説明する。ディーゼルエンジン排ガス用フィルター
50は、流入側,流出側のプラグ材52,53によっ
て、セル51は入口,出口の排気ガス通路に分割されて
いるので、排ガス中に含まれているススはセル壁を通過
するときに全量捕集される。徐々にフィルター内にスス
が堆積してくると排ガスの圧力損失が大きくなり、エン
ジンの性能低下を誘因する。そこで、エンジン性能を良
好に保つために一定量のススが堆積した時点で、フィル
ターの前端部の位置に設けられた電気ヒーター(図示せ
ず)にて着火し、堆積したススを燃焼させフィルターを
再生させてフィルター機能を維持させる方法がとられて
いる。
エンジン排ガス用フィルター50について、以下その動
作を説明する。ディーゼルエンジン排ガス用フィルター
50は、流入側,流出側のプラグ材52,53によっ
て、セル51は入口,出口の排気ガス通路に分割されて
いるので、排ガス中に含まれているススはセル壁を通過
するときに全量捕集される。徐々にフィルター内にスス
が堆積してくると排ガスの圧力損失が大きくなり、エン
ジンの性能低下を誘因する。そこで、エンジン性能を良
好に保つために一定量のススが堆積した時点で、フィル
ターの前端部の位置に設けられた電気ヒーター(図示せ
ず)にて着火し、堆積したススを燃焼させフィルターを
再生させてフィルター機能を維持させる方法がとられて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の特公昭63−12658号公報に開示された押出成形
法によって製造したフィルターは成形時の高圧力押出に
よって高密度に製作されるために熱伝導率が高く、フィ
ルターをススの燃焼温度迄加熱するには、多大な電力量
を必要としディーゼルエンジン車におけるバッテリー等
への負担が極めて大きく、更に高密度なため気孔率が小
さいことから排ガスの圧力損失が大きくエンジンに負担
をかけるという問題点を有していた。また、コルゲート
成形工法で得られる無機繊維質フィルターは、熱伝導率
が低いためフィルターをススの燃焼温度まで加熱するに
は小さな電力ですみ、バッテリーへの負担が小さいフィ
ルターであるが、反面、密度が小さいためにフィルター
の機械的強度や耐熱衝撃性に欠けるという問題点を有し
ていた。
の特公昭63−12658号公報に開示された押出成形
法によって製造したフィルターは成形時の高圧力押出に
よって高密度に製作されるために熱伝導率が高く、フィ
ルターをススの燃焼温度迄加熱するには、多大な電力量
を必要としディーゼルエンジン車におけるバッテリー等
への負担が極めて大きく、更に高密度なため気孔率が小
さいことから排ガスの圧力損失が大きくエンジンに負担
をかけるという問題点を有していた。また、コルゲート
成形工法で得られる無機繊維質フィルターは、熱伝導率
が低いためフィルターをススの燃焼温度まで加熱するに
は小さな電力ですみ、バッテリーへの負担が小さいフィ
ルターであるが、反面、密度が小さいためにフィルター
の機械的強度や耐熱衝撃性に欠けるという問題点を有し
ていた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、フィルターの再生時にススの捕集量の少ない領域か
ら、高捕集領域まで安定して、ススを燃焼させることが
できるとともに、ススを着火させるために使用する電気
ヒーターの消費電力を著しく低減化させることができ、
更に機械的強度に優れフィルターケースへの装着作業の
作業性を向上させることができるディーゼルエンジン排
ガス用フィルターを提供することを目的とする。
で、フィルターの再生時にススの捕集量の少ない領域か
ら、高捕集領域まで安定して、ススを燃焼させることが
できるとともに、ススを着火させるために使用する電気
ヒーターの消費電力を著しく低減化させることができ、
更に機械的強度に優れフィルターケースへの装着作業の
作業性を向上させることができるディーゼルエンジン排
ガス用フィルターを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のディーゼルエンジン排ガス用フィルターは次
の構成を有している。すなわち、請求項1に記載のディ
ーゼルエンジン排ガス用フィルターは、ディーゼルエン
ジンの排ガスの流入方向に対して平行に合成された熱伝
導率の低いセラミックスからなる流入側フィルターと、
熱伝導率の高いセラミックスからなる流出側フィルター
と、を備えた構成を有しており、請求項2に記載のディ
ーゼルエンジン排ガス用フィルターは、請求項1におい
て、前記流入側フィルターの熱伝導率が0.04〜0.
19kcal/mh℃及び/又は前記流出側フィルターの熱伝
導率が0.195〜0.50kcal/mh℃である構成を有
しており、請求項3に記載のディーゼルエンジン排ガス
用フィルターは、請求項1又は2の内いずれか1つにお
いて、前記流入側フィルターの軸方向に対する長さをL
1、前記流出側フィルターの軸方向に対する長さをL2と
すると、L1/L2=5/95〜45/55である構成を
有している。
に本発明のディーゼルエンジン排ガス用フィルターは次
の構成を有している。すなわち、請求項1に記載のディ
ーゼルエンジン排ガス用フィルターは、ディーゼルエン
ジンの排ガスの流入方向に対して平行に合成された熱伝
導率の低いセラミックスからなる流入側フィルターと、
熱伝導率の高いセラミックスからなる流出側フィルター
と、を備えた構成を有しており、請求項2に記載のディ
ーゼルエンジン排ガス用フィルターは、請求項1におい
て、前記流入側フィルターの熱伝導率が0.04〜0.
19kcal/mh℃及び/又は前記流出側フィルターの熱伝
導率が0.195〜0.50kcal/mh℃である構成を有
しており、請求項3に記載のディーゼルエンジン排ガス
用フィルターは、請求項1又は2の内いずれか1つにお
いて、前記流入側フィルターの軸方向に対する長さをL
1、前記流出側フィルターの軸方向に対する長さをL2と
すると、L1/L2=5/95〜45/55である構成を
有している。
【0010】ここで、フィルターとしては押出成形機で
筒形ハニカム状に成形・焼成したものや波板状シートと
平板状シートを積層したもの、または、抄造法により抄
造したシートをコルゲート成形加工機で波形状シートと
平板状シートの積層体を成形し、これを段積して積層し
た積層ハニカム成形体又は、これをロール状に巻装した
ロール状ハニカム成形体等を焼成したフィルターが好適
に用いられる。
筒形ハニカム状に成形・焼成したものや波板状シートと
平板状シートを積層したもの、または、抄造法により抄
造したシートをコルゲート成形加工機で波形状シートと
平板状シートの積層体を成形し、これを段積して積層し
た積層ハニカム成形体又は、これをロール状に巻装した
ロール状ハニカム成形体等を焼成したフィルターが好適
に用いられる。
【0011】流入側のフィルターの熱伝導率は0.04
〜0.19kcal/mh℃好ましくは0.08〜0.15kc
al/mh℃のものが用いられる。熱伝導率が0.8kcal/
mh℃よりも小さくなるにつれ、フィルターの機械的強度
が低下する傾向が認められ、又、0.15kcal/mh℃よ
りも大きくなるにつれ、ススの着火性能が低下する傾向
が認められるので、いずれも好ましくない。流出側のフ
ィルターの熱伝導率は0.195〜0.50kcal/mh
℃、好ましくは0.20〜0.35kcal/mh℃のものが
用いられる。熱伝導率が0.20kcal/mh℃よりも小さ
くなるにつれ、フィルターにクラック等の発生する傾向
が認められ、又、0.35kcal/mh℃よりも大きくなる
につれ、ススの着火性能が低下する傾向が認められるの
で、いずれも好ましくない。
〜0.19kcal/mh℃好ましくは0.08〜0.15kc
al/mh℃のものが用いられる。熱伝導率が0.8kcal/
mh℃よりも小さくなるにつれ、フィルターの機械的強度
が低下する傾向が認められ、又、0.15kcal/mh℃よ
りも大きくなるにつれ、ススの着火性能が低下する傾向
が認められるので、いずれも好ましくない。流出側のフ
ィルターの熱伝導率は0.195〜0.50kcal/mh
℃、好ましくは0.20〜0.35kcal/mh℃のものが
用いられる。熱伝導率が0.20kcal/mh℃よりも小さ
くなるにつれ、フィルターにクラック等の発生する傾向
が認められ、又、0.35kcal/mh℃よりも大きくなる
につれ、ススの着火性能が低下する傾向が認められるの
で、いずれも好ましくない。
【0012】流入側フィルター及び流出側フィルターの
軸方向の長さをL1,L2とすると、L1/L2=5/95
〜45/65好ましくはL1/L2=1/9〜3/7に調
整されるのが好ましい。L1/L2が1/9よりも小さく
なるにつれ、ススの着火性能が低下する傾向が認めら
れ、又、L1/L2が3/7よりも大きくなるにつれ、フ
ィルターにクラック等の発生する傾向が認められるの
で、いずれも好ましくない。
軸方向の長さをL1,L2とすると、L1/L2=5/95
〜45/65好ましくはL1/L2=1/9〜3/7に調
整されるのが好ましい。L1/L2が1/9よりも小さく
なるにつれ、ススの着火性能が低下する傾向が認めら
れ、又、L1/L2が3/7よりも大きくなるにつれ、フ
ィルターにクラック等の発生する傾向が認められるの
で、いずれも好ましくない。
【0013】各フィルターの熱伝導率の調整は、焼成温
度のコントロール及び気孔率の分布や成形体の密度に軽
重を持たせることにより行われる。
度のコントロール及び気孔率の分布や成形体の密度に軽
重を持たせることにより行われる。
【0014】
【作用】この構成によって、流入側フィルターの熱伝導
率が低く、高密度に形成されているため着火した熱を系
外に逃がすことなく各セル内に堆積したススに伝播する
ので短時間にススに着火できる。流出側フィルターの熱
伝導率が高く、かつ流入側よりもセルが長いので、燃焼
熱を短時間に系全体に拡散でき、系内の熱勾配が小さ
く、従って熱歪の発生を防ぐことができるのでクラック
等の発生を防止できる。また、ススへの着火性能に優れ
ているので、着火時のヒーター電力の消費を軽減化する
ことができ、バッテリー等への負担を軽減化できる。
率が低く、高密度に形成されているため着火した熱を系
外に逃がすことなく各セル内に堆積したススに伝播する
ので短時間にススに着火できる。流出側フィルターの熱
伝導率が高く、かつ流入側よりもセルが長いので、燃焼
熱を短時間に系全体に拡散でき、系内の熱勾配が小さ
く、従って熱歪の発生を防ぐことができるのでクラック
等の発生を防止できる。また、ススへの着火性能に優れ
ているので、着火時のヒーター電力の消費を軽減化する
ことができ、バッテリー等への負担を軽減化できる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0016】(実施例1,比較例1,2)図1は本発明
の一実施例におけるディーゼルエンジン排ガス用フィル
ターの斜視図であり、図2は図1のA−A線の断面端面
図である。1はロール状セラミックハニカムからなるデ
ィーゼルエンジン排ガス用フィルター、2は熱伝導率が
低く形成された流入側フィルター、3は流入側フィルタ
ー2よりも熱伝導率が高くなるように形成された流出側
フィルター、4は流入側フィルター2と流出側フィルタ
ー3の接合面、5は流入側フィルター2のハニカムのセ
ル、6は流入側フィルター2の端面のセル5に交互に入
口から数mm充填された流入側プラグ材、7は流出側フィ
ルター3のハニカムのセル、8は流出側フィルター3の
端面のセル7に交互に入口から数mm充填された流出側プ
ラグ材、L1は流入側フィルター2の全長、L2は流出側
フィルター3の全長である。尚、流入側フィルター2と
流出側フィルター3の各セル5,7は連通するように接
合され、かつ流入側及び流出側プラグ材6,8も流入側
と流出側で交互になるようにプラグ材14は位置調整さ
れている。
の一実施例におけるディーゼルエンジン排ガス用フィル
ターの斜視図であり、図2は図1のA−A線の断面端面
図である。1はロール状セラミックハニカムからなるデ
ィーゼルエンジン排ガス用フィルター、2は熱伝導率が
低く形成された流入側フィルター、3は流入側フィルタ
ー2よりも熱伝導率が高くなるように形成された流出側
フィルター、4は流入側フィルター2と流出側フィルタ
ー3の接合面、5は流入側フィルター2のハニカムのセ
ル、6は流入側フィルター2の端面のセル5に交互に入
口から数mm充填された流入側プラグ材、7は流出側フィ
ルター3のハニカムのセル、8は流出側フィルター3の
端面のセル7に交互に入口から数mm充填された流出側プ
ラグ材、L1は流入側フィルター2の全長、L2は流出側
フィルター3の全長である。尚、流入側フィルター2と
流出側フィルター3の各セル5,7は連通するように接
合され、かつ流入側及び流出側プラグ材6,8も流入側
と流出側で交互になるようにプラグ材14は位置調整さ
れている。
【0017】以上のように構成された本実施例のディー
ゼルエンジン排ガス用フィルター1について、以下その
製造方法を説明する。
ゼルエンジン排ガス用フィルター1について、以下その
製造方法を説明する。
【0018】図3はロール状セラミックハニカム成形体
を製造するコルゲート成形加工工程の要部斜視図であ
る。20mm以下に裁断した耐熱無機質繊維としてAl2
O3−SiO2繊維を49重量部と、セリサイト粘土原料
粉末51重量部に対して、水11000重量部に前記原
料を分散させ、この混合分散液にパルプ及びポリ酢酸ビ
ニル等の有機バインダーを添加した後、ポリアクリルア
ミド等の凝集剤で凝集させ、長網式抄紙機で抄造してセ
ラミックシートを作製した。得られたセラミックシート
を図3のハニカム構造フィルター製造装置を用いてコル
ゲート成形加工を行った。9,10はセラミックシート
で、シートの幅以上あるコルゲート大ギヤ11,コルゲ
ート小ギヤ12でセラミックシート9をコルゲート状
(波状)に加工する。コルゲート状に加工されたセラミ
ックシート9は、コルゲート大ギヤ11に抱かれたまま
糊ローラー13によって、そのギヤ形状に加工されたセ
ラミックシート9の裏側頂部にセラミック粉末を混入し
た接着材がローラー転写法によって塗布される。一方、
セラミックシート10はギヤ形状に加工されたセラミッ
クシート9と張り合わせられる前に、流入ガスのストッ
パーとしてのプラグ材14が形成される。プラグの形成
法として搬送されてきたセラミックシート10へプラグ
ノズル15からセラミックシート10上面にセラミック
粉末を混入した流動性のプラグ材14でセルを閉塞する
ように塗着させた。
を製造するコルゲート成形加工工程の要部斜視図であ
る。20mm以下に裁断した耐熱無機質繊維としてAl2
O3−SiO2繊維を49重量部と、セリサイト粘土原料
粉末51重量部に対して、水11000重量部に前記原
料を分散させ、この混合分散液にパルプ及びポリ酢酸ビ
ニル等の有機バインダーを添加した後、ポリアクリルア
ミド等の凝集剤で凝集させ、長網式抄紙機で抄造してセ
ラミックシートを作製した。得られたセラミックシート
を図3のハニカム構造フィルター製造装置を用いてコル
ゲート成形加工を行った。9,10はセラミックシート
で、シートの幅以上あるコルゲート大ギヤ11,コルゲ
ート小ギヤ12でセラミックシート9をコルゲート状
(波状)に加工する。コルゲート状に加工されたセラミ
ックシート9は、コルゲート大ギヤ11に抱かれたまま
糊ローラー13によって、そのギヤ形状に加工されたセ
ラミックシート9の裏側頂部にセラミック粉末を混入し
た接着材がローラー転写法によって塗布される。一方、
セラミックシート10はギヤ形状に加工されたセラミッ
クシート9と張り合わせられる前に、流入ガスのストッ
パーとしてのプラグ材14が形成される。プラグの形成
法として搬送されてきたセラミックシート10へプラグ
ノズル15からセラミックシート10上面にセラミック
粉末を混入した流動性のプラグ材14でセルを閉塞する
ように塗着させた。
【0019】コルゲート大ギヤ11によってギヤ加工さ
れたセラミックシート9と、上面にプラグ材14が塗着
されたセラミックシート10は、圧着ローラー16,圧
着ベルト17により接合されてコルゲートペア18とな
る。
れたセラミックシート9と、上面にプラグ材14が塗着
されたセラミックシート10は、圧着ローラー16,圧
着ベルト17により接合されてコルゲートペア18とな
る。
【0020】コルゲートペア18は、糊ローラー19に
よってコルゲートペア18の頂部にセラミック粉末を混
入した接着材が塗布され積層成形機(図示せず)によっ
てφ140×40mmのフィルター成形体20を得る。
よってコルゲートペア18の頂部にセラミック粉末を混
入した接着材が塗布され積層成形機(図示せず)によっ
てφ140×40mmのフィルター成形体20を得る。
【0021】その後、繊維質のフィルター成形体20
は、乾燥機にて乾燥した後、電気炉にて1400〜15
00℃の温度にて2時間保持して焼成を行い耐熱無機繊
維とセラミック粉末を一体化して、熱伝導率0.10kc
al/mh℃の繊維質の排ガス用フィルターを得た。
は、乾燥機にて乾燥した後、電気炉にて1400〜15
00℃の温度にて2時間保持して焼成を行い耐熱無機繊
維とセラミック粉末を一体化して、熱伝導率0.10kc
al/mh℃の繊維質の排ガス用フィルターを得た。
【0022】又、上記製造方法で、セル他端側を閉塞す
るようにプラグ材21をプラグノズル22からコルゲー
トペア18の端部側を閉塞するように塗着して、同様の
方法でφ140×150mmのフィルター成形体20にな
るように積層成形を行い、電気炉にて1400〜150
0℃の温度にて2時間保持して焼成を行って耐熱無機繊
維とセラミック粉末を一定化して、熱伝導率0.10kc
al/mh℃の繊維質の排ガス用フィルターを得た。
るようにプラグ材21をプラグノズル22からコルゲー
トペア18の端部側を閉塞するように塗着して、同様の
方法でφ140×150mmのフィルター成形体20にな
るように積層成形を行い、電気炉にて1400〜150
0℃の温度にて2時間保持して焼成を行って耐熱無機繊
維とセラミック粉末を一定化して、熱伝導率0.10kc
al/mh℃の繊維質の排ガス用フィルターを得た。
【0023】次に、タルク,カオリン,アルミナをそれ
ぞれコージェライト組成になるように配合してボールミ
ルで湿式混合を行い、焼成時の収縮率バラツキ及び反応
の均一化のために温度1100〜1200℃で仮焼成を
行った。その後、仮焼成した粉末をボールミルにて混合
・粉砕を行い粒子径2μmにそろえて乾燥を行い、コー
ジェライト粉末とした。このコージェライト粉末に焼成
後に多孔質化するためカーボン等の可燃物を添加して、
混練機にて混練をおこなった。
ぞれコージェライト組成になるように配合してボールミ
ルで湿式混合を行い、焼成時の収縮率バラツキ及び反応
の均一化のために温度1100〜1200℃で仮焼成を
行った。その後、仮焼成した粉末をボールミルにて混合
・粉砕を行い粒子径2μmにそろえて乾燥を行い、コー
ジェライト粉末とした。このコージェライト粉末に焼成
後に多孔質化するためカーボン等の可燃物を添加して、
混練機にて混練をおこなった。
【0024】充分に混練された前記混合物を、押出成形
機にて押出圧力300kg/cm2にてφ140×110mm
のフィルター成形体になるようにハニカム形状の押出成
形を行い、マイクロ波乾燥機で乾燥を行い、温度140
0℃で4時間焼成してハニカム構造体を得た。
機にて押出圧力300kg/cm2にてφ140×110mm
のフィルター成形体になるようにハニカム形状の押出成
形を行い、マイクロ波乾燥機で乾燥を行い、温度140
0℃で4時間焼成してハニカム構造体を得た。
【0025】この構造体の片端面にガスを止めるプラグ
剤をセルへ交互に充填してフィルター構造を形成した。
尚、このコージェライト質の排ガス用フィルターと無機
繊維質の排ガス用フィルターのセルピッチ及びプラグの
位置とが合致するように金型設計を行い、熱伝導率0.
25kcal/mh℃のフィルターを得た。
剤をセルへ交互に充填してフィルター構造を形成した。
尚、このコージェライト質の排ガス用フィルターと無機
繊維質の排ガス用フィルターのセルピッチ及びプラグの
位置とが合致するように金型設計を行い、熱伝導率0.
25kcal/mh℃のフィルターを得た。
【0026】又、同様な製造方法でφ140×150mm
のフィルター成形体になるように、押出成形後、焼成を
行い、ハニカム構造体を得た。この構造体の両端部にガ
スを止めるプラグ材14,21を市松模様になるように
充填して、熱伝導率0.25kcal/mh℃のコージェライ
ト質の排ガス用フィルターを得た。
のフィルター成形体になるように、押出成形後、焼成を
行い、ハニカム構造体を得た。この構造体の両端部にガ
スを止めるプラグ材14,21を市松模様になるように
充填して、熱伝導率0.25kcal/mh℃のコージェライ
ト質の排ガス用フィルターを得た。
【0027】このようにして得られた、無機繊維質の排
ガス用フィルター、押出成形のコージェライト質の排ガ
ス用フィルターを用い、図1,図2に示す本発明の実施
例のディーゼルエンジン排ガス用フィルター及び比較例
として図4,図5に示す従来のディーゼルエンジン排ガ
ス用フィルター50を作製した。
ガス用フィルター、押出成形のコージェライト質の排ガ
ス用フィルターを用い、図1,図2に示す本発明の実施
例のディーゼルエンジン排ガス用フィルター及び比較例
として図4,図5に示す従来のディーゼルエンジン排ガ
ス用フィルター50を作製した。
【0028】尚、実施例のディーゼルエンジン排ガス用
フィルター1は、排ガスの流入側に熱伝導率の低い
(0.10kcal/mh℃)フィルターを、流出側には熱伝
導率の高い(0.25kcal/mh℃)フィルターを嵌合し
て一つのフィルターになるように合成したフィルター
で、熱伝導率の小さい流入側フィルターの長さが合成し
たフィルターの全長Lに対して、0.27Lに調整した
フィルター(L1/L2=27/73)を用いた。又、合
成したフィルターはセルがそれぞれ合致するように位置
合わせを行うとともに、エンジンから排出される排気ガ
スがプラグで捕集、及びセル壁を通過したクリーンなガ
スが排出されるようにプラグの位置も合わせて調整を行
った。実施例,比較例のディーゼルエンジン排ガス用フ
ィルターについてススの捕集・燃焼及び再生実験を行っ
た。
フィルター1は、排ガスの流入側に熱伝導率の低い
(0.10kcal/mh℃)フィルターを、流出側には熱伝
導率の高い(0.25kcal/mh℃)フィルターを嵌合し
て一つのフィルターになるように合成したフィルター
で、熱伝導率の小さい流入側フィルターの長さが合成し
たフィルターの全長Lに対して、0.27Lに調整した
フィルター(L1/L2=27/73)を用いた。又、合
成したフィルターはセルがそれぞれ合致するように位置
合わせを行うとともに、エンジンから排出される排気ガ
スがプラグで捕集、及びセル壁を通過したクリーンなガ
スが排出されるようにプラグの位置も合わせて調整を行
った。実施例,比較例のディーゼルエンジン排ガス用フ
ィルターについてススの捕集・燃焼及び再生実験を行っ
た。
【0029】実験は、3400ccのディーゼルエンジ
ンの排気管に、捕集したススが燃焼再生できるようにし
たフィルターと電気ヒーターをケースに組み込んだ燃焼
器を取りつけて、エンジン回転数1200rpm,トル
ク20kg・mの条件でエンジンを運転し、それぞれのフ
ィルターに同一量のススが捕集できるようにエンジンの
運転時間を設定した。捕集したススは、ディーゼルエン
ジン排ガス用フィルターの前面に取りつけてある電気ヒ
ーターにてススの燃焼及び該フィルターの再生を行っ
た。その結果を(表1)に示した。
ンの排気管に、捕集したススが燃焼再生できるようにし
たフィルターと電気ヒーターをケースに組み込んだ燃焼
器を取りつけて、エンジン回転数1200rpm,トル
ク20kg・mの条件でエンジンを運転し、それぞれのフ
ィルターに同一量のススが捕集できるようにエンジンの
運転時間を設定した。捕集したススは、ディーゼルエン
ジン排ガス用フィルターの前面に取りつけてある電気ヒ
ーターにてススの燃焼及び該フィルターの再生を行っ
た。その結果を(表1)に示した。
【0030】
【表1】
【0031】この(表1)の結果から明らかなように、
本実施例のディーゼルエンジン排ガス用フィルター1
は、ススの捕集量が3g/リッターと少ない領域から燃
焼が行えるとともに、スス捕集量が9g/リッターと多
い量で燃焼を行っても流入側、流出側のいずれのフィル
ターにも燃焼熱等によるクラックの発生が認められず信
頼性の高いディーゼルエンジン排ガス用フィルターが得
られることがわかった。又、短時間で着火できるために
ヒーター通電時間が短縮でき、電力が少なくてすみ、バ
ッテリー等への負担が極めて少ないこともわかった。一
方、比較例の熱伝導率の低い無機繊維質からなるディー
ゼルエンジン排ガス用フィルターはススの捕集量が3g
/リッターと少なくても短時間で着火燃焼することがわ
かった。又、スス捕集量を9g/リッターと大きくする
とススの異常燃焼で、フィルターは内部が高温になり局
部的に温度勾配が大きく、該フィルターにクラック等が
発生することがわかった。他の比較例である熱伝導率の
高いディーゼルエンジン排ガス用フィルターは、ススの
捕集量が3〜6g/リッターでは、ススに着火せず再生
機能を発揮せず、再生に多大の電気エネルギーを要する
ことがわかった。反面、ススの量を9g/リッターと大
きく捕集した場合はヒーター通電時間を長くするとスス
に着火してフィルターに捕集されたススを完全に燃焼す
ることができた。又、燃焼してもクラック等の発生が認
められなかった。これは該フィルター内部で異常燃焼し
ても熱伝導率が大きいために熱が分散して局部的な熱の
集中が起こりにくく、結果的にクラック等が発生しない
ものと思われる。
本実施例のディーゼルエンジン排ガス用フィルター1
は、ススの捕集量が3g/リッターと少ない領域から燃
焼が行えるとともに、スス捕集量が9g/リッターと多
い量で燃焼を行っても流入側、流出側のいずれのフィル
ターにも燃焼熱等によるクラックの発生が認められず信
頼性の高いディーゼルエンジン排ガス用フィルターが得
られることがわかった。又、短時間で着火できるために
ヒーター通電時間が短縮でき、電力が少なくてすみ、バ
ッテリー等への負担が極めて少ないこともわかった。一
方、比較例の熱伝導率の低い無機繊維質からなるディー
ゼルエンジン排ガス用フィルターはススの捕集量が3g
/リッターと少なくても短時間で着火燃焼することがわ
かった。又、スス捕集量を9g/リッターと大きくする
とススの異常燃焼で、フィルターは内部が高温になり局
部的に温度勾配が大きく、該フィルターにクラック等が
発生することがわかった。他の比較例である熱伝導率の
高いディーゼルエンジン排ガス用フィルターは、ススの
捕集量が3〜6g/リッターでは、ススに着火せず再生
機能を発揮せず、再生に多大の電気エネルギーを要する
ことがわかった。反面、ススの量を9g/リッターと大
きく捕集した場合はヒーター通電時間を長くするとスス
に着火してフィルターに捕集されたススを完全に燃焼す
ることができた。又、燃焼してもクラック等の発生が認
められなかった。これは該フィルター内部で異常燃焼し
ても熱伝導率が大きいために熱が分散して局部的な熱の
集中が起こりにくく、結果的にクラック等が発生しない
ものと思われる。
【0032】(実施例2〜13,比較例3〜10)排ガ
スの流入側のフィルターと流出側のフィルターについ
て、それぞれのフィルターの熱伝導率を変化させて、ス
スを捕集・燃焼及び該フィルターの再生試験を行い燃焼
の状況,外観状況について検討を行った。その結果を
(表2)に示す。
スの流入側のフィルターと流出側のフィルターについ
て、それぞれのフィルターの熱伝導率を変化させて、ス
スを捕集・燃焼及び該フィルターの再生試験を行い燃焼
の状況,外観状況について検討を行った。その結果を
(表2)に示す。
【0033】
【表2】
【0034】この(表2)から明らかなように、本実施
例の流入側,流出側のフィルターの熱伝導率が各々0.
04〜0.19kcal/mh℃,0.195〜0.50kcal
/mh℃のフィルターを用いることによって、燃焼も完全
に行われ各フィルター内部にススの残留がなく安定した
再生が行われるとともに、燃焼熱による各フィルターの
クラックの発生がないことがわかった。反対に、比較例
は、熱伝導の影響からススの燃焼熱の伝わりかたが不均
一になって、一部未燃焼部分が発生したり、ススの燃焼
時の熱が局部的に発生して、該フィルターの一部にクラ
ック等の発生が認められた。
例の流入側,流出側のフィルターの熱伝導率が各々0.
04〜0.19kcal/mh℃,0.195〜0.50kcal
/mh℃のフィルターを用いることによって、燃焼も完全
に行われ各フィルター内部にススの残留がなく安定した
再生が行われるとともに、燃焼熱による各フィルターの
クラックの発生がないことがわかった。反対に、比較例
は、熱伝導の影響からススの燃焼熱の伝わりかたが不均
一になって、一部未燃焼部分が発生したり、ススの燃焼
時の熱が局部的に発生して、該フィルターの一部にクラ
ック等の発生が認められた。
【0035】(実施例14〜16,比較例11,12)
次に、熱伝導率の異なる二つのフィルターから合成して
なる本実施例のディーゼルエンジン排ガス用フィルター
の全長Lと、流入側を形成する小熱伝導率部のフィルタ
ー長の組合せによるディーゼルエンジン排ガス用フィル
ターへの影響を詳細に検討した。尚、流入側のフィルタ
ーの熱伝導率は0.10kcal/mh℃、流出側のフィルタ
ーの熱伝導率は、0.25kcal/mh℃のフィルターを用
いて、ススの捕集・燃焼及びディーゼルエンジン排ガス
用フィルターの再生試験を行った。その結果を(表3)
に示す。
次に、熱伝導率の異なる二つのフィルターから合成して
なる本実施例のディーゼルエンジン排ガス用フィルター
の全長Lと、流入側を形成する小熱伝導率部のフィルタ
ー長の組合せによるディーゼルエンジン排ガス用フィル
ターへの影響を詳細に検討した。尚、流入側のフィルタ
ーの熱伝導率は0.10kcal/mh℃、流出側のフィルタ
ーの熱伝導率は、0.25kcal/mh℃のフィルターを用
いて、ススの捕集・燃焼及びディーゼルエンジン排ガス
用フィルターの再生試験を行った。その結果を(表3)
に示す。
【0036】
【表3】
【0037】この(表3)の結果から明らかなように、
本実施例では、ススの捕集・燃焼及び該フィルターの再
生が安定して行われ、各フィルター内にススの残留がな
く、また、各フィルターにクラック等が発生しないこと
がわかった。反対に比較例は、ススの燃焼熱が該フィル
ターの後方部に伝わらなく後方部が未燃焼になったり、
あるいはススの燃焼が局部的に発生して該フィルターに
クラック等が発生し、ディーゼルエンジン排ガス用フィ
ルターとしての機能を満足することができないことがわ
かった。
本実施例では、ススの捕集・燃焼及び該フィルターの再
生が安定して行われ、各フィルター内にススの残留がな
く、また、各フィルターにクラック等が発生しないこと
がわかった。反対に比較例は、ススの燃焼熱が該フィル
ターの後方部に伝わらなく後方部が未燃焼になったり、
あるいはススの燃焼が局部的に発生して該フィルターに
クラック等が発生し、ディーゼルエンジン排ガス用フィ
ルターとしての機能を満足することができないことがわ
かった。
【0038】又、実施例のディーゼルエンジン排ガス用
フィルターをフィルターケースに充填する実験を行った
ところ機械的応力によるフィルターのワレ,クラック等
の発生が認められなかった。
フィルターをフィルターケースに充填する実験を行った
ところ機械的応力によるフィルターのワレ,クラック等
の発生が認められなかった。
【0039】尚、本実施例では排ガスの流入側に電気ヒ
ーターを設けて燃焼させるフィルターについて述べた
が、排ガスの流入方向とは逆の方向からススを着火させ
る方式でも電気ヒーター側に熱伝導率の低いフィルター
を配置することで同様の効果が得られた。
ーターを設けて燃焼させるフィルターについて述べた
が、排ガスの流入方向とは逆の方向からススを着火させ
る方式でも電気ヒーター側に熱伝導率の低いフィルター
を配置することで同様の効果が得られた。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、熱伝導率の異な
るフィルターを2種類、排気ガスの流入方向に対して平
行に合成しているので、捕集した微粒子を着火する流入
側フィルターの熱伝導率が0.04〜0.19kcal/mh
℃、流出側フィルターの熱伝導率が0.195〜0.5
0kcal/mh℃の範囲内で一つのディーゼルエンジン排ガ
ス用フィルターを形成しているので、ススの捕集量が少
ない領域から捕集量の高い領域迄安定して燃焼再生がで
きるものであり、同時にススの着火時間も従来のディー
ゼルエンジン排ガス用フィルターに比べ短時間で着火す
ることが出来、ヒーター等の電力が少なくバッテリー等
への負担を軽減化させることができる。又、高密度部の
全体でしめる割合が大きいため、フィルター強度が高く
ケース等へのフィルターを実装する時の作業性に優れた
ディーゼルエンジン排ガス用フィルターを実現できるも
のである。
るフィルターを2種類、排気ガスの流入方向に対して平
行に合成しているので、捕集した微粒子を着火する流入
側フィルターの熱伝導率が0.04〜0.19kcal/mh
℃、流出側フィルターの熱伝導率が0.195〜0.5
0kcal/mh℃の範囲内で一つのディーゼルエンジン排ガ
ス用フィルターを形成しているので、ススの捕集量が少
ない領域から捕集量の高い領域迄安定して燃焼再生がで
きるものであり、同時にススの着火時間も従来のディー
ゼルエンジン排ガス用フィルターに比べ短時間で着火す
ることが出来、ヒーター等の電力が少なくバッテリー等
への負担を軽減化させることができる。又、高密度部の
全体でしめる割合が大きいため、フィルター強度が高く
ケース等へのフィルターを実装する時の作業性に優れた
ディーゼルエンジン排ガス用フィルターを実現できるも
のである。
【図1】本発明の一実施例におけるディーゼルエンジン
排ガス用フィルターの斜視図
排ガス用フィルターの斜視図
【図2】図1のA−A線の断面端面図
【図3】ロール状セラミックハニカム成形体を製造する
コルゲート成形加工工程の要部斜視図
コルゲート成形加工工程の要部斜視図
【図4】従来のディーゼルエンジン排ガス用フィルター
の斜視図
の斜視図
【図5】図4のB−B線断面図
1,50 ディーゼルエンジン排ガス用フィルター 2 流入側フィルター 3 流出側フィルター 4 接合面 5,7,51 セル 6,52 流入側プラグ材 8,53 流出側プラグ材 9,10 セラミックシート 11 コルゲート大ギヤ 12 コルゲート小ギヤ 13,19 糊ローラー 14,21 プラグ材 15,22 プラグノズル 16 圧着ローラー 17 圧着ベルト 18 コルゲートペア 20 フィルター成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松枝 聖 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 池田 幸則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】ディーゼルエンジンの排ガスの流入方向に
対して平行に合成された、熱伝導率の低いセラミックス
からなる流入側フィルターと、熱伝導率の高いセラミッ
クスからなる流出側フィルターと、を備えたことを特徴
とするディーゼルエンジン排ガス用フィルター。 - 【請求項2】前記流入側フィルターの熱伝導率が0.0
4〜0.19kcal/mh℃及び/又は前記流出側フィルタ
ーの熱伝導率が0.195〜0.50kcal/mh℃である
ことを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエンジン
排ガス用フィルター。 - 【請求項3】前記流入側フィルターの軸方向に対する長
さをL1、前記流出側フィルターの軸方向に対する長さ
をL2とすると、L1/L2=5/95〜45/55であ
ることを特徴とする請求項1又は2の内いずれか1に記
載のディーゼルエンジン排ガス用フィルター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6004450A JPH07204431A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | ディーゼルエンジン排ガス用フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6004450A JPH07204431A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | ディーゼルエンジン排ガス用フィルター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07204431A true JPH07204431A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11584514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6004450A Pending JPH07204431A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | ディーゼルエンジン排ガス用フィルター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07204431A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008078799A1 (ja) | 2006-12-27 | 2008-07-03 | Ngk Insulators, Ltd. | ハニカム構造体及びその製造方法 |
| EP2070890A2 (en) | 2007-12-13 | 2009-06-17 | Ngk Insulators, Ltd. | A silicon carbide-based porous body |
| JP2011194382A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Ngk Insulators Ltd | ハニカム構造体 |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP6004450A patent/JPH07204431A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008078799A1 (ja) | 2006-12-27 | 2008-07-03 | Ngk Insulators, Ltd. | ハニカム構造体及びその製造方法 |
| JPWO2008078799A1 (ja) * | 2006-12-27 | 2010-04-30 | 日本碍子株式会社 | ハニカム構造体及びその製造方法 |
| US8470430B2 (en) | 2006-12-27 | 2013-06-25 | Ngk Insulators, Inc. | Honeycomb structure and method for manufacturing the same |
| EP2070890A2 (en) | 2007-12-13 | 2009-06-17 | Ngk Insulators, Ltd. | A silicon carbide-based porous body |
| US9045371B2 (en) | 2007-12-13 | 2015-06-02 | Ngk Insulators, Ltd. | Silicon carbide-based porous body |
| JP2011194382A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Ngk Insulators Ltd | ハニカム構造体 |
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