JPH07205562A - 連続帯状転写シート及びその製造法 - Google Patents

連続帯状転写シート及びその製造法

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JPH07205562A
JPH07205562A JP6019914A JP1991494A JPH07205562A JP H07205562 A JPH07205562 A JP H07205562A JP 6019914 A JP6019914 A JP 6019914A JP 1991494 A JP1991494 A JP 1991494A JP H07205562 A JPH07205562 A JP H07205562A
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JP
Japan
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layer
melt adhesive
transfer sheet
adhesive layer
hot melt
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JP6019914A
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English (en)
Inventor
Yosuke Kitagawa
陽介 北川
Ryuichi Hoshikawa
隆一 星川
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Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
Original Assignee
Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コンピュータカッティングマシン等を用いて
シャープな輪郭線の転写図柄や文字等が得られ、カッテ
ィングを行なった後の不要残余部の剥離除去が容易であ
り、而も効率的に製造することができる。 【構成】 連続帯状の基体シート上に、着色層及びホッ
トメルト接着層をこの順に有する転写シートであって、
前記ホットメルト接着層の被転写体に当接する側の表面
が平滑であることを特徴とする連続帯状転写シート。ホ
ットメルト接着層を、Tダイ法、キャスティング法又は
コーティング法により形成することによりホットメルト
接着層の被転写体に当接する側の表面を平滑なものとす
る連続帯状転写シートの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写シートに関するもの
であり、より詳しくは、コンピュータカッティングマシ
ンを用いてマーキングもしくはカッティングを行なうシ
ステムに好ましく用いることができる転写シート及びそ
の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の転写シートは、一般に、枚葉の基
体シート上に、必要に応じ剥離物質層を設け、所望の図
柄模様に対応する平面形状の図柄模様層及びその図柄模
様層の輪郭に一致するホットメルト接着層をこの順に有
し、被転写体にホットメルト接着層を当接させ、加熱・
加圧によりホットメルト接着層を介して図柄模様層を転
写するものである。この従来の転写シートは、枚葉、す
なわち適当な大きさの1枚ずつのシートの形態をとり、
被転写体と当接させるべく最上層に設けられたホットメ
ルト接着層は、専ら例えば図柄模様層上にホットメルト
接着剤粉末を散布する散布法や、図柄模様層上にホット
メルト接着剤含有の印刷インキ層を形成するスクリーン
印刷法によって形成されていた。
【0003】近年、この図柄模様層に対応する着色層を
全面に設けた枚葉の転写シートに対し、コンピュータカ
ッティングマシンと呼ばれるカッティング装置により、
所望の図柄や文字等をハーフカット状態、すなわち着色
層及びホットメルト接着層等についてはカットし、基体
シートはそのままカットせずに残した状態にカットを施
し、所望の図柄や文字等以外の不要部分についての着色
層及びホットメルト接着層等を剥離除去することにより
基体シート上に所望の図柄や文字等のみを残して、これ
を転写することによって被転写体上に所望の図柄や文字
等のデザインを構成するシステムが発展しつつある。
【0004】このシステムのメリットは、所望される図
柄や文字等を転写シート上に極めて容易に形成でき、従
来の転写シートのように図柄や文字に対応する図柄模様
層やホットメルト接着層等を多段階に亙って印刷形成せ
しめるといった煩わしさがない点にある。このため、転
写シートの生産性が向上することは勿論、模様印刷に必
須の製版に要するコストも削減でき、斯界の関心を集め
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、かかるシ
ステムは、従来の模様印刷法による転写シートの製造工
程と比較すれば、特段の生産性の向上を実現し得たもの
の、更に改良すべき課題が残されている。
【0006】すなわち、この種の全面着色の転写シート
をカットし、転写することにより得られる模様類では、
どうしてもシャープな輪郭線が得られないという重要な
課題が存すると共に、カッティングを行なった後に模様
部を構成しない不要残余部を剥離除去する際に、カット
された境界部が見分けにくく、剥離操作に時間がかかる
という課題も存していた。
【0007】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、コンピュータカッティングマシン等を用いてシ
ャープな輪郭線の転写図柄や文字等が得られ、カッティ
ングを行なった後の不要残余部の剥離除去が容易であ
り、而も効率的に製造することができる転写シート及び
その製造法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の連続帯状転写シートは、連続帯状の基体シート上
に、着色層及びホットメルト接着層をこの順に有する転
写シートであって、前記ホットメルト接着層の被転写体
に当接する側の表面が平滑であることを特徴とする。こ
れによって、コンピュータカッティングマシン等を用い
てカッティングを行なった場合に所望のデザイン通りの
シャープな輪郭線の転写図柄や文字等を得ることができ
ると共に、ハーフカット状態にカッティングを行なった
後に模様部を構成しない不要残余部を剥離除去する際に
もカットされた境界部が見分け易く、剥離操作が容易と
なる。
【0009】上記ホットメルト接着層の被転写体に当接
する側の表面は、例えばスクリーン印刷により形成され
る表面よりも平滑なものとするのが良い。このホットメ
ルト接着層の被転写体に当接する側の表面は、スクリー
ン印刷により形成される表面よりも3倍以上平滑なもの
とするのが好ましい。表面が3倍以上平滑というのは、
表面粗さが中心線平均粗さRaにおいて3分の1以下で
あることをいうものとする。また、上記ホットメルト接
着層の被転写体に当接する側の表面は、表面粗さが、中
心線平均粗さRaにおいて15μm以下とすることが望
ましい。この中心線平均粗さRaは、より好ましくは、
10μm以下、特に好ましくは、5μm以下である。
【0010】転写シートが連続帯状であるため、被転写
体に当接する側の表面が平滑なホットメルト接着層を、
その表面がスクリーン印刷により形成される表面よりも
平滑なもの、例えば3倍以上平滑なものであっても、ま
たその表面粗さが中心線平均粗さRaにおいて15μm
以下のものであっても、Tダイ法、キャスティング法、
コーティング法等により容易に、且つ効率良く形成する
ことができる。また、連続帯状であるため、コンピュー
タカッティングマシン等の自動カッティング装置に対す
る転写シートの供給及びそのような装置における転写シ
ートの取扱が極めて容易であり且つ効率が良い。
【0011】なお従来の枚葉の転写シートにおいては、
ホットメルト接着層は、ホットメルト接着剤粉末を散布
する散布法により形成するか、或はホットメルト接着剤
含有の印刷インキを用いたスクリーン印刷法によって形
成せざるを得ず、前者の場合、被転写体に当接する側の
表面粗さは、中心線平均粗さRaにおいて一般に約10
0μm程度、後者の場合は、スクリーン版に由来する紗
目が表面にあらわれ、中心線平均粗さRaにおいて一般
に約50μm程度であり、何れにせよその表面は平滑で
はない。また、枚葉のシートにおいて上記と同様にして
平滑なホットメルト接着層を得ようとすれば、非常に製
造効率が低くなり実用に適さない。更に、多数の枚葉の
転写シートに対しカッティングを施そうとすると1枚1
枚装置に順次セットする手間が大きく、この点を解決す
るためにカッティング装置へ枚葉の転写シートを順次自
動的に移送する給送装置を備えたものも開発されている
が、各転写シートの間にどうしてもブランク部が生じ、
その分移送時間に無駄が生じることを避け得ない。ま
た、上記目的を達成する本発明の連続帯状転写シート製
造法は、連続帯状の基体シート上に、着色層及びホット
メルト接着層をこの順に設けて転写シートを製造する方
法であって、前記ホットメルト接着層を、Tダイ法、キ
ャスティング法又はコーティング法により形成して、ホ
ットメルト接着層の被転写体に当接する側の表面を平滑
なものとすることを特徴とする。この製造法によれば、
上記のような連続帯状転写シートを容易に、且つ効率良
く製造することができる。
【0012】以下、本発明を更に詳述する。まず基体シ
ートとしては、例えば、幅が数十cm乃至数m、長さが
数m乃至数千mの連続帯状をなし、厚さ10μm乃至1
mmのシート状のものを用いることができる。材質は特
に限定されない。その一例として、セルロース紙、合成
繊維紙、合成紙、セロファン、合成樹脂フィルム等を挙
げることができる。かかる基体シートは、例えば、各種
のフィラー類を含有したり、後述の着色層が形成される
側の表面がこれらのフィラー類でコーティングされたり
サンドマット加工が施されたりすることによりマット加
工されたものであってもよい。このように基体シートに
公知の処理を施すことにより、被転写体上に転写される
図形や文字等に対し、所望の表面光沢を付与することが
できる。更に、基体シートの表面は、一方の面あるいは
その表裏両面を、シリコーン樹脂、フッ化エチレン樹
脂、ポリオレフィン樹脂、ビニル系樹脂、熱硬化性樹
脂、ロジン類、各種ワックス類、各種セルロース誘導体
等で処理することにより、着色層等が基体シートへ浸透
することや、巻き取り保管時のブロッキング等を防止し
たり、基体シートからの着色層の剥離性を円滑にさせた
りすることができる。また、これらの処理剤を、基体シ
ート剥離の際に着色層と共に基体シートから剥離するよ
うに基体シートに対し施しておけば、転写後、被転写体
上に存する図形・文字等の転写物に対する保護層として
も作用することとなる。
【0013】尚、基体シートには、コンピュータカッテ
ィングマシン等への供給及びそのような装置における転
写シートの取扱を円滑にするために、左右両側に搬送用
の連続孔が形成されていてもよい。次に、基体シートの
全面或は例えば一定幅部分に設けられる着色層は、例え
ば顔料類及び高分子弾性化合物の2者を主体とするイン
キ組成物を用いて、ナイフコーティング法、エアーナイ
フコーティング法、グラビアコーティング法、リバース
コーティング法、ワイヤーコーティング法等の各種のコ
ーティング方法により形成することができる。この着色
層は、必ずしも全面に亙り均一に単一色で構成されてい
る必要はなく、虹模様のように数色からなる平行帯状の
模様とする等、任意の模様とすることができる。
【0014】上記の顔料類としては、チタンホワイト、
亜鉛華、硅酸アルミニウム等の白色顔料;酸化鉄、群
青、カーボンブラック等の無機顔料;アゾ系、アントラ
キノン系、フタロシアニン系、レーキ系等の有機顔料;
アルミニウム粉、銅合金粉、金属蒸着粉の如き金属粉
類;パール顔料、ガラス粉等の各種光沢もしくは反射型
顔料;蓄光顔料、夜光顔料、蛍光顔料等の発光性顔料;
サーモクロミック材、フォトクロミック材等の変色性顔
料等、公知のいかなる顔料でも使用することができる。
これらの顔料類はそれぞれ単独であるいは2種以上のも
のを混合して用いることができ、硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウム等の如き体質顔料、もしくはフィラー類と混合
して用いることもできる。何れにせよ、着色層について
目的とする彩度、鮮明度、隠蔽力等を考慮して選択すれ
ばよい。
【0015】上記高分子弾性化合物としては、その形成
皮膜が柔軟で、例えばゴム弾性あるいはそれに近似した
弾性を有するものを用いることができる。その例として
は、塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル共重合樹脂、アクリロニト
リル系樹脂、クロルスルフォン化ポリエチレン樹脂、飽
和ポリエスエル樹脂、ブタジエン系樹脂、ウレタン系樹
脂等を挙げることができる。これらの高分子弾性化合物
は1種もしくは2種以上を目的に応じて選択でき、必要
ならば更に、熱架橋性を有する高分子弾性化合物とし
て、例えば、アルコキシメチルアクリルアマイド共重合
樹脂、グリシジルメタクリレート樹脂、アルコキシメチ
ル化ナイロン樹脂などを加えて使用することもできる。
【0016】これらの高分子弾性化合物のうち、本発明
においては、融点又は軟化点が100℃以上であるウレ
タン系弾性樹脂を用いることが特に有用である。かかる
樹脂を用いれば、加熱加圧転写時に、被転写体への浸透
を最小限度に抑えることができ、被転写体の組織内部に
おいて樹脂が皮膜化することがないため、極めて風合良
好でかつ柔軟性に富んだ転写図柄や文字等を被転写体上
に形成することができる。また、転写後のタンブラー乾
燥の際にブロッキング現象が起こることも防止し得、極
めて好適に用いることができる。上記着色層を形成する
ためのインキ組成物は、如上の顔料類及び高分子弾性化
合物の2主要構成分の他、有機溶剤や水等の溶媒成分を
含んでなり、更に必要に応じ、この種インキ組成物を構
成する公知のいかなる添加剤が加えられていても差し支
えない。このような添加剤としては、例えば、熱硬化性
樹脂剤、可塑剤、界面活性剤、滑剤、安定剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、粘度調節剤、
蛍光増白剤、香料、防腐剤、防虫剤、忌避剤、消臭剤、
赤外線吸収剤、樹脂硬化触媒、反応開始剤等を挙げるこ
とができる。
【0017】次に、必要に応じ着色層とホットメルト接
着層の間に設けられる白色隠蔽層は、例えば前述の白色
顔料並びに必要に応じて前記した体質顔料やフィラー類
からなる下地隠蔽成分と前記した高分子弾性化合物の2
者を主要構成成分とするインキ組成物を用いて、例えば
着色層の全面上に、上述の各種コーティング方法により
形成することができる。この高分子弾性化合物として
は、着色層についての場合と同様の理由に基づき、融点
又は軟化点が100℃以上であるウレタン系弾性樹脂を
用いることが特に好ましい。また、このインキ組成物
は、着色層を形成するためのインキ組成物と同様、溶媒
成分の他、必要に応じ上記公知の各種添加剤を含む。
【0018】この白色隠蔽層は、転写後の被転写体上に
おいて着色層よりも下層に存在し、下地である被転写体
を隠蔽することによって、着色層や被転写体の色彩や色
の濃淡等の組み合わせの如何によらず、外部から見える
着色層の色に被転写体の色が影響を及ぼすことを防止す
る。従って、着色層の色彩が鮮明なものであれば、その
鮮明な色彩が、転写後も活かされる。尚、着色層が例え
ば上記の白色顔料を用いることにより白色層となる場
合、着色層が黒色等の濃色である場合、被転写体の色調
が白色もしくは淡色のものである場合等においては、白
色隠蔽層を独立して設ける必要はない。
【0019】次に、被転写体が、例えばナフトール染
料、分散染料、建染染料または有機顔料の一部などの如
く、熱昇華性を有する着色剤で着色されている場合、加
熱転写と同時にまたは経時的にそれらの着色剤が昇華し
てしみ出し、転写された着色層を著しく汚染する場合が
ある。このような場合には、着色層とホットメルト接着
層の間、白色隠蔽層を有する場合はその白色隠蔽層とホ
ットメルト接着層の間に、多孔性物質を含んでなる吸着
層を設けることが好ましい。この吸着層は、例えば上記
着色層上または白色隠蔽層を有する場合は白色隠蔽層上
に、多孔性物質と高分子弾性化合物の2者を主要構成分
とするインキ組成物を用いて、上述の各種コーティング
方法等により形成することができる。この吸着層を設け
ることにより、吸着層に含まれる多孔性物質が、転写後
において被転写体から昇華してくる着色剤成分を捕捉す
るので、着色層の色彩が効果的に維持され、例えば鮮明
な色彩であればそれを保持することができる。
【0020】上記多孔性物質としては、例えば、従来公
知の吸着能を有するとされる如何なる物質も使用でき、
広義の吸着性物質を全て包含する。その一例としては、
活性炭素、カーボンブラック、活性白土、硅藻土、活性
アルミナ等を挙げることができる。高分子弾性化合物と
しては、着色層についての場合と同様の理由に基づき、
融点又は軟化点が100℃以上であるウレタン系弾性樹
脂を用いることが特に好ましい。また、このインキ組成
物は、着色層を形成するためのインキ組成物と同様、溶
媒成分の他、必要に応じ上記公知の各種添加剤を含む。
【0021】次に、本発明最大の特徴をなすホットメル
ト接着層は、例えば、着色層、白色隠蔽層又は吸着層上
の全面に形成する。本発明の転写シートは連続帯状であ
るため、被転写体に当接する側の表面が平滑なホットメ
ルト接着層を、Tダイ法、キャスティング法又はコーテ
ィング法等を用いることにより、容易に、且つ効率良く
形成することができる。
【0022】Tダイ法というのは、プラスチックの押出
し成型においてフィルム状の成型物を得るために主に採
用されている手法と同様の手法を応用するものであっ
て、連続帯状の転写シート上に設けられた着色層、白色
隠蔽層又は吸着層上に、加熱溶融されたホットメルト接
着剤を、一般にストレートマニホールド型もしくはコー
トハンガー型などと呼ばれるT型ダイを通して塗布する
ものである。またキャスティング法というのは、上記し
た押出し成型法等により予めシート状もしくはフィルム
状に成型されたホットメルト接着剤を主成分として含ん
でなる連続帯状物を、着色層、白色隠蔽層又は吸着層上
に圧着させることにより、ホットメルト接着層を形成す
る手法である。
【0023】更に、コーティング法というのは、ホット
メルト接着剤を主成分として含む有機溶剤系もしくは水
系の溶液もしくは分散液からなり、必要に応じ、着色層
を形成するためのインキ組成物について上記したような
各種添加剤を含むインキ組成物を、着色層、白色隠蔽層
又は吸着層上に、ナイフコーティング法、エアーナイフ
コーティング法、グラビアコーティング法、リバースコ
ーティング法、ワイヤーコーティング法等の各種のコー
ティング法により、ホットメルト接着層を形成するもの
である。上記した3法のいずれを採用しても、被転写体
と当接する面、すなわち転写シート上の最上層における
表面部分を平滑にすることができ、従来の、コンピュー
タカッティングマシン等を用いてシャープな輪郭線の転
写図柄や文字等が得られず、またカッティングを行なっ
た後の不要残余部を剥離除去する際にカットされた境界
部が見分けにくく剥離操作に時間がかかるという問題点
を一掃することができる。
【0024】ホットメルト接着剤としては、従来公知の
いかなるものも使用でき特に限定されるものではない
が、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド樹脂
(ナイロン樹脂)、ポリエステル樹脂、アタクチックポ
リプロピレン樹脂に代表されるポリオレフィン樹脂、ウ
レタン樹脂等をその一例として挙げることができ、これ
らを各単独で、あるいは2種以上のものを組み合わせて
用いることができる。尚、本発明におけるホットメルト
接着剤中には、必要に応じて、ロジン系樹脂や石油樹脂
等の粘着付与剤をはじめ、ワックス類、酸化防止剤、無
機充填剤、可塑剤等が適宜含まれていてもよい。斯くし
て、被転写体と当接する側の表面、即ちホットメルト接
着層の表面が平滑な、上記構成の連続帯状の転写シート
が得られる。これに対し、コンピュータカッティングマ
シン等により所望の図柄や文字等に応じてカットを施し
た後、このホットメルト接着層を被転写体に当接させ
て、アイロン、ホットプレス、ホットシリンダープレス
などを用いて例えば100℃乃至220℃に加熱加圧
し、次いで被転写体より基体シートを剥離させると、被
転写体上に所望のデザインが転写形成される。
【0025】ここで上記のカット方法についてより詳し
く述べれば、上記構成を有する連続帯状転写シートにお
いて、基本的にはコンピュータカッティングマシン等の
カッティング装置により、ホットメルト接着層の側から
カットを行う。この場合カット手法としては、基体シー
トを含め全てをカットする手法(打ち抜きカット法)
と、基体シートのみをそのままカットせずに残し、着色
層及びホットメルト接着層を含む他の層については全て
カットする手法(ハーフカット法)とがある。前者は、
主として一つの柄部分により一つのデザインを構成する
ような場合(例えばユニホームに転写されるひと桁の数
字からなる背番号等)に採用されるものであるが、通常
は複数のユニットでひとつのデザインを構成することが
多いため、各ユニットの位置関係をカッテッィングを行
なった状態のままで保持できるように、後者のハーフカ
ット法が採用される。ハーフカット法によりカッティン
グを行った場合、デザインを構成しない不要部分につい
て、基体シート以外の層を予め基体シート上から剥離除
去した後、転写操作が行なわれるのであるが、上述の通
り、本発明においては、この剥離除去操作を極めて容易
に行なうことができる。
【0026】尚、本発明に係る連続帯状転写シートの主
な転写対象としては、木綿、麻、絹、羊毛等の天然繊
維、レーヨン、キュプラ、ポリノジック、アセテート等
の再生または半合成繊維、ポリアミド系、ポリエステル
系、ポリアクリル系、ポリオレフィン系、ポリビニル系
などの合成繊維、及び、ガラス繊維、カーボンファイバ
ー、金属繊維などの無機繊維等、あらゆる繊維により構
成される織物、編物、混紡布、混織編物、不織布、並び
にそれらの各縫製品等を挙げることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の連続帯状転写シートは、ホット
メルト接着層が散布法やスクリーン印刷法によって形成
されていた従来の転写シートとは異なり、コンピュータ
カッティングマシン等を用いて所望のデザイン通りのシ
ャープな輪郭線の転写図柄や文字等を得ることができる
と共に、ハーフカット状態にカッティングを行なった後
の不要残余部の剥離除去も容易である。而も、本発明の
転写シートは連続帯状であるため、枚葉のシートの場合
と異なり、被転写体に当接する側の表面が平滑なホット
メルト接着層を、その表面がスクリーン印刷により形成
される表面よりも平滑なものであっても、またその表面
粗さが中心線平均粗さRaにおいて15μm以下のもの
であっても、Tダイ法、キャスティング法、コーティン
グ法等により容易に、且つ効率良く形成することができ
る。
【0028】更に、本発明の転写シートは連続帯状であ
るため、コンピュータカッティングマシン等の自動カッ
ティング装置に対する転写シートの供給及びそのような
装置における転写シートの取扱が従来の枚葉の転写シー
トに比し極めて容易であり且つ効率が良い。白色隠蔽層
を有するものでは、着色層や被転写体の色彩や色の濃淡
等の組み合わせの如何によらず、外部から見える着色層
の色に被転写体の色が影響を及ぼすことが防止される。
また吸着層を有するものは、そこに含まれる多孔性物質
が、転写時又は転写後において被転写体から昇華してく
る着色剤成分を捕捉することにより、着色層の色彩を効
果的に維持することができる。
【0029】更に、着色層、並びに必要に応じ設けられ
る白色隠蔽層及び吸着層の成分として、融点又は軟化点
が100℃以上であるウレタン系弾性樹脂を有するもの
は、被転写体上に極めて風合良好でかつ柔軟性に富んだ
転写図柄や文字等を形成することができる。本発明の製
造法によれば、上記のような本発明の連続帯状転写シー
トを容易に、且つ効率良く製造することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げて本発明をより
詳細に説明するが、勿論本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。以下、「重量部」を「部」と略
す。実施例1 幅1m,長さ1500m,厚さ100μmのポリエステ
ルフィルムの一方の面に対してサンドマット加工処理が
施こされ、更に続けてシリコーン樹脂による離型処理が
施されてなる連続帯状のフィルムを基体シートとした。
この基体シートの離型処理が施された面上に、軟化点1
80℃のポリウレタン系弾性樹脂(大日本インキ化学工
業社製 商品名:クリスボン3865)50部,イソプ
ロピルアルコール20部,トルエン20部,ジメチルホ
ルムアミド5部,有機顔料フタロシアニンブルー(東洋
インキ工業社製 商品名:リオノールブルーSL)5部
からなるインキ組成物を、湿潤状態で厚み100μmと
なるようにナイフコーティングし、その後ベルト式熱風
ドライヤーを用いて、150℃で3分間の乾燥を行なう
ことによって、着色層を形成した。
【0031】次に、この着色層上に、クリスボン386
5(前出)40部,イソプロピルアルコール20部,ト
ルエン20部,ジメチルホルムアミド5部,酸化チタン
15部からなるインキ組成物を用いて、湿潤状態で厚み
100μmとなるようにナイフコーティングし、続けて
ベルト式熱風ドライヤーにより150℃で3分間の乾燥
を行なうことによって、白色隠蔽層を積層形成せしめ
た。次に、ホットメルト接着剤[飽和ポリエステル樹
脂](旭化成社製 商品名:ハーディックAHM34
0)を上記基体シートの形状に合せて押し出し成型によ
り厚さ50μmのフィルムシート状に予め成型したもの
を、上記白色隠蔽層に相接させ、ロール式熱転写装置を
用いて120℃で熱圧着することによって、白色隠蔽層
上にホットメルト接着層をキャスティング方式にて効率
良く積層形成せしめ、本発明の連続帯状転写シートを得
た。ホットメルト接着層の被転写体に当接する側の表面
の表面粗さを表面粗さ測定機(小坂研究所社製 商品
名:SE−1100)を用いて触針法により測定したと
ころ、中心線平均粗さRaにおいて約2μmであった。
【0032】斯して得られた連続帯状転写シートを、使
用するコンピュータカッティングマシンによりカッティ
ング操作を行ないやすいように、予め幅50cmにスリ
ットし、かつ長さが10mとなるように裁断したものに
対し、入力されたデザインに従って、14cm×30c
m四方に収まる線幅3cmの「M」のデザインマーク6
0柄を、基体シートのみを残したハーフカット状態で効
率良く連続的にカッティングした。続いて、上記「M」
のデザインマークが1柄ずつ分かれるように上記シート
を裁断し、個々のシートごとに「M」のデザインマーク
以外の不要部を剥離除去することによって、透明基体シ
ート上に青色「M」のデザインマークが形成された転写
シート60枚を得た。不要部と「M」のデザインマーク
との境界線は明瞭であり、剥離除去作業は容易であっ
た。
【0033】次に、このシート1枚を用いて、「M」の
デザインマークにおけるホットメルト接着層側を黒色綿
ニットTシャツの胸部に当接させ、熱プレス機を用いて
160℃;10秒;250g/cm2 の条件で加熱加圧
圧着させ、冷却の後基体シートを剥離させることによ
り、黒色Tシャツの胸部に極めてシャープな柄際を有す
る青色「M」のデザインマークを転写形成せしめた。こ
のようにして得られたつや消し状の青色「M」のデザイ
ンマークは、耐洗濯性、耐ドライクリーニング性に優れ
るとともに、洗濯後のタンブラー乾燥においてもブロッ
キングが発生せず、極めて堅牢なものである一方におい
て、風合及び手触りが良好で柔軟性に富んだものであっ
た。
【0034】比較例1 着色層を形成するところまでは全て実施例1と同様にし
て連続帯状の積層フィルムを得た。次に、この着色層上
に、実施例1の白色隠蔽層を形成させる際に用いたのと
同一のインキ組成物を用いて、実施例1と同条件でナイ
フコーティングし、この白色隠蔽層が未だ乾燥していな
い湿潤状態において、その上から実施例1で用いたのと
同一のホットメルト接着剤のパウダーを連続的に散布
し、その後加熱乾燥することにより、白色隠蔽層及びそ
の全面上にホットメルト接着層を形成させた。ホットメ
ルト接着層の被転写体に当接する側の表面の表面粗さを
実施例1と同様にして測定したところ、中心線平均粗さ
Raにおいて約100μmであった。斯して得られた連
続帯状転写シートから、実施例1と同様にして、透明基
体シート上に青色「M」のデザインマークが形成された
転写シート60枚を得た。ところが、ハーフカット後に
おいて不要部を剥離除去する際に、カツティングの境界
部が見分けにくく、剥離操作に無駄な時間を費やさなけ
ればならなかった。
【0035】次に、この転写シート1枚を用いて、実施
例1と同じ黒色Tシャツ上に実施例1と同条件で転写を
行ない、黒色Tシャツの胸部に青色「M」のデザインマ
ークを転写形成せしめた。しかしながら、得られたデザ
インマークは、実施例1で得られたデザインマークに比
し、柄際にシャープさがなく、輪郭線が不明瞭なもので
あった。
【0036】実施例2 実施例1において、白色隠蔽層を設けないこと、並び
に、着色層を形成するのに用いたインキ組成物に代え
て、クリスボン3865(前出)45部,イソプロピル
アルコール20部,トルエン20部,ジメチルホルムア
ミド5部,酸化チタン10部からなる白色インキ組成物
を用いることを除き、実施例1と同様にして、全面白色
の連続帯状転写シートを得た。
【0037】続いてこの連続帯状転写シートに対し実施
例1と同様にスリット及び裁断を施し、実施例1におけ
る「M」のデザインマークよりひと回り大きな、16c
m×32cm四方に収まる線幅4cmの「M」のデザイ
ンマークを、実施例1と同様にハーフカット状態で60
柄連続的に形成せしめ、その後各マークごとに裁断する
とともに、不要部を剥離除去することによって、透明基
体シート上に白色「M」のデザインマークが形成された
転写シート60枚を得た。不要部と「M」のデザインマ
ークとの境界線は明瞭であり、剥離除去作業は容易であ
った。
【0038】次にこのシート1枚を用いて、「M」のデ
ザインマークのホットメルト接着層側を赤色綿ニットT
シャツの胸部に当接させ、熱プレス機を用いて、160
℃;10秒;250g/cm2 の条件で加熱加圧圧着さ
せ、冷却の後、基体シートを剥離させることにより、赤
色Tシャツの胸部に白色「M」のデザインマークを転写
形成せしめた。続いて、このように形成された白色
「M」のデザインマーク表面に、実施例1で得られた転
写シートの青色「M」のデザインマークのホットメルト
接着層を当接させ、上記と同じ条件で加熱加圧圧着さ
せ、冷却の後、基体シートを剥離させることにより、赤
色Tシャツ胸部に白色のふち取りを有する青色「M」の
デザインマークが得られた。斯して得られた「M」のデ
ザインマークは、実施例1と同様、柄際がシャープで諸
堅牢度に優れた風合良好なものであった。
【0039】実施例3 幅1m,長さ1500m,厚さ75μmのPETフィル
ムの両面をサンドマット加工したものを基体シートとし
て用い、その一方の面上に、ブチル化メラミン樹脂(大
日本インキ化学工業社製 商品名:スーパーベッカミン
J−820)10部,エポキシ樹脂(大日本インキ化学
工業社製 商品名:ボンコートクロスリンカーCR−5
L)2部からなるインキを用いて、グラビアコーターに
より湿潤状態で厚みが10μmとなるように全面コーテ
ィングを行ない、続けて150℃で3分間の乾燥及びキ
ュアリングを施し、基体シート上に保護層を形成した。
続いてこの保護層上の全面に、軟化点150℃のポリウ
レタン樹脂(大日本インキ化学工業社製 商品名:クリ
スボン3006LV)40部,イソシアネート化合物
(日本ポリウレタン社製 商品名:コロネートHL)5
部,イソプロピルアルコール20部,トルエン20部,
酸化チタン15部からなるインキ組成物を湿潤状態で厚
さ200μmとなるようにワイヤーコーターによりコー
ティングした後、ベルト式熱風ドライヤーを用いて16
0℃で4分間の乾燥を行なうことによって、白色の着色
層を形成した。
【0040】斯して得られた着色層の全面上に、クリス
ボン3006LV(前出)50部,コロネートHL(前
出)5部,イソプロピルアルコール20部,トルエン2
0部,多孔性物質[活性炭](クラレ社製 商品名:ク
ラレコールPW)5部からなるインキ組成物を湿潤状態
で厚み100μmとなるようにワイヤーコーターにより
コーティングした後、ベルト式熱風ドライヤーを用いて
160℃で2分間の乾燥を行なうことによって、吸着層
を積層形成した。更に、上記吸着層の全面上に、ホット
メルト接着剤[ポリアミド系樹脂](日本リルサン社製
商品名:プラタミドH105)100部をTダイ方式
にて厚さ50μmとなるように溶融コーティングし、冷
却固化させることによって、ホットメルト接着層を形成
し、効率良く連続帯状転写シートを得た。ホットメルト
接着層の被転写体に当接する側の表面の表面粗さを実施
例1と同様にして測定したところ、中心線平均粗さRa
において約2μmであった。
【0041】斯して得られた連続帯状転写シートを用
い、実施例1と同様に効率良く処理して、透明基体シー
ト上に線幅2cmの白色「M」のデザインマークが形成
された枚葉転写シートを得た。この転写シートのホット
メルト接着層を昇華堅牢性の弱い赤色分散染料で地染め
されたポリエステルニットシャツ上に当接させ、熱プレ
ス機を用いて180℃;10秒;250g/cm2 の条
件で加熱加圧転写し、冷却の後、基体シートを剥離させ
ると、赤色ポリエステルニットシャツ上に鮮明な白色の
デザインマーク「M」が形成された。この白色マーク
は、転写後3か月経過した後においても赤色分散染料に
汚染されることがなく、極めて隠蔽性の高い白色度を保
持していた。また、この転写マークは、実施例1のもの
と同様に、諸堅牢度において優秀であると共に、耐アイ
ロン性にも優れており、また、風合、手触り、柔軟性等
も極めて良好なものであった。
【0042】実施例4 実施例1においてキャスティング法により形成させたホ
ットメルト接着層に代えて、ホットメルト接着剤[ポリ
アミド樹脂](ダイセルヒュルツ社製 商品名:ダイア
ミド450P−1)20部,非イオン界面活性剤(花王
社製 商品名:ビスサーフ1400)5部,カルボキシ
メチルセルロース(CMC)2部,アクリル樹脂(帝国
化学社製 商品名:テイサンレジン3611)3部,タ
ーペン15部,水55部からなる水系インキ組成物を用
いて、ナイフコーターにてコーティング法によりホット
メルト接着層を形成させたことを除き、実施例1と同様
に処理して効率良く連続帯状転写シートを得た。ホット
メルト接着層の被転写体に当接する側の表面の表面粗さ
を実施例1と同様にして測定したところ、中心線平均粗
さRaにおいて約3μmであった。この転写シートを用
い、実施例1と同様にして透明基体シート上に青色
「M」のデザインマークを形成させた後、黒色綿ニツト
Tシャツ上に、実施例1と同じ条件で転写を行ない、こ
のTシャツ上に青色「M」の転写マークを形成させた。
かかる転写マークの性状は、実施例1と同様、極めて優
秀なものであった。
【0043】比較例2 白色隠蔽層を形成するところまでは全て実施例1と同様
にして連続帯状の積層フィルムを得、50cm×35c
mの枚葉シートに裁断した。次に、この白色隠蔽層の全
面上に、実施例4においてホットメルト接着層を形成さ
せる際に用いたのと同一の水系インキ組成物を用いて、
スクリーン印刷によりホットメルト接着層を形成させ
た。ホットメルト接着層の被転写体に当接する側の表面
の表面粗さを実施例1と同様にして測定したところ、中
心線平均粗さRaにおいて約50μmであった。斯して
得られた枚葉転写シートを用いて、コンピュータカッチ
ングマシンにより、透明基体シート上に実施例1と同様
の青色「M」のデザインマークを形成した。ところが、
ハーフカット後において不要部を剥離除去する際に、カ
ツティングの境界部が見分けにくく、剥離操作に無駄な
時間を費やさなければならなかった。次に、この枚葉転
写シートを用いて、実施例1と同じ黒色Tシャツ上に実
施例1と同条件で転写を行ない、黒色Tシャツの胸部に
青色「M」のデザインマークを転写形成せしめた。しか
しながら、得られたデザインマークは、実施例1で得ら
れたデザインマークに比し、柄際にシャープさがなく、
輪郭線が不明瞭なものであった。
【0044】実施例5 幅1m,長さ3000mの70g/m2 グラシン紙を連
続帯状の基体シートとして用い、まずその両面に対し、
シリコーン樹脂により離型処理を施した。次に、その一
方の面上に、クリスボン3865(前出)25部,イソ
プロピルアルコール30部,トルエン30部,ジメチル
ホルムアミド10部,リオノールブルーSL(前出)5
部からなる青色のインキ組成物、並びに、上記リオノー
ルブルーSLをそれぞれキナクリドン系赤色顔料(ヘキ
スト社製 商品名:ホスタパームピンクE)5部及び黄
色顔料(ヘキスト社製 商品名:PV FastYel
low HR)5部に置き代える以外全て同処方の赤色
のインキ組成物、及び黄色のインキ組成物を用いて、グ
ラビア印刷機により全面に亙り直径5mmの青色,赤
色,黄色の水玉模様をランダムに形成させ、乾燥するこ
とによって着色層を形成した。
【0045】続いて、上記着色層上に、クリスボン38
65(前出)40部,イソプロピルアルコール20部,
トルエン20部,ジメチルホルムアミド5部,酸化チタ
ン15部からなるインキ組成物を用いて、湿潤状態で厚
さ100μmとなるようにその全面をナイフコーティン
グし、その後、ベルト式熱風ドライヤーにより150℃
で3分間の乾燥を行なうことによって、白色隠蔽層を積
層形成した。次に、ホットメルト接着剤[ポリウレタン
樹脂](旭ガラス社製 商品名:コーファインP57
5)を上記基体シートの形状に合せて押し出し成型によ
り厚さ100μmの連続帯状フィルムに予め成型せしめ
たものを、上記白色隠蔽層と相接させ、ロール式熱転写
装置を用いて130℃で熱圧着させることにより、ホッ
トメルト接着層をキャスティング法にて積層形成せし
め、連続帯状転写シートを効率良く得た。ホットメルト
接着層の被転写体に当接する側の表面の表面粗さを実施
例1と同様にして測定したところ、中心線平均粗さRa
において約3μmであった。
【0046】斯して得られた連続帯状転写シートを用い
て、コンピュータ制御のカッティング装置により、30
cm×30cm四方に収まる日本列島を模したデザイン
マークをハーフカット状態で形成させ、各デザインマー
クが一つずつ収まるように裁断した後、このデザインマ
ークを構成する部分以外の不要部を剥離除去することに
よって、透明基体シート上に白地に3色の水玉模様を有
する日本列島を模したデザインマークが形成された枚葉
転写シートが得られた。このデザインマークのホットメ
ルト接着層側の表面を黒色綿ニットTシャツの胸部に当
接させ、熱プレス機を用いて160℃;10秒;250
g/cm2 の条件で加熱加圧圧着させ、冷却の後、基体
シートを剥離させることにより、黒色Tシャツの胸部
に、極めてシャープな輪郭線を有し、白地に青、赤、黄
の水玉模様で構成された日本列島を模した転写マークが
形成された。この転写マークは、実施例1のものと同様
に、諸堅牢度において優秀であると共に、風合、手触
り、柔軟性等も極めて良好なものであった。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続帯状の基体シート上に、着色層及びホ
    ットメルト接着層をこの順に有する転写シートであっ
    て、前記ホットメルト接着層の被転写体に当接する側の
    表面が平滑であることを特徴とする連続帯状転写シー
    ト。
  2. 【請求項2】上記ホットメルト接着層の被転写体に当接
    する側の表面が、スクリーン印刷により形成される表面
    よりも平滑である請求項1記載の連続帯状転写シート。
  3. 【請求項3】上記ホットメルト接着層の被転写体に当接
    する側の表面の表面粗さが、中心線平均粗さRaにおい
    て15μm以下である請求項1記載の連続帯状転写シー
    ト。
  4. 【請求項4】上記着色層とホットメルト接着層の間に白
    色隠蔽層を有する請求項1、請求項2または請求項3記
    載の連続帯状転写シート。
  5. 【請求項5】上記着色層とホットメルト接着層の間に、
    多孔性物質を含んでなる吸着層を有する請求項1、請求
    項2または請求項3記載の連続帯状転写シート。
  6. 【請求項6】上記白色隠蔽層とホットメルト接着層の間
    に、多孔性物質を含んでなる吸着層を有する請求項4記
    載の連続帯状転写シート。
  7. 【請求項7】上記着色層の成分として、融点又は軟化点
    が100℃以上であるウレタン系弾性樹脂を有する請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または
    請求項6記載の連続帯状転写シート。
  8. 【請求項8】上記着色層及び白色隠蔽層の成分として、
    融点又は軟化点が100℃以上であるウレタン系弾性樹
    脂を有する請求項4または請求項6記載の連続帯状転写
    シート。
  9. 【請求項9】上記着色層及び吸着層の成分として、融点
    又は軟化点が100℃以上であるウレタン系弾性樹脂を
    有する請求項5または請求項6記載の連続帯状転写シー
    ト。
  10. 【請求項10】上記着色層、白色隠蔽層及び吸着層の成
    分として、融点又は軟化点が100℃以上であるウレタ
    ン系弾性樹脂を有する請求項6記載の連続帯状転写シー
    ト。
  11. 【請求項11】上記ホットメルト接着層を、Tダイ法、
    キャスティング法又はコーティング法により形成するこ
    とによりホットメルト接着層の被転写体に当接する側の
    表面を平滑なものとする請求項1、請求項2、請求項
    3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項
    8、請求項9又は請求項10記載の連続帯状転写シート
    の製造法。
JP6019914A 1994-01-19 1994-01-19 連続帯状転写シート及びその製造法 Pending JPH07205562A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5830547A (en) * 1996-07-12 1998-11-03 Rexam Medical Packaging, Inc. Peel-open package
KR102732218B1 (ko) * 2023-12-20 2024-11-20 주식회사 위지스 네오프렌 원단 표면에 화상을 형성하는 방법 및 화상 형성된 네오프렌 원단

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