JPH07206271A - プレハブ架線工法用電線のための巻取りドラム - Google Patents
プレハブ架線工法用電線のための巻取りドラムInfo
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- JPH07206271A JPH07206271A JP524594A JP524594A JPH07206271A JP H07206271 A JPH07206271 A JP H07206271A JP 524594 A JP524594 A JP 524594A JP 524594 A JP524594 A JP 524594A JP H07206271 A JPH07206271 A JP H07206271A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】下口側端部に圧縮クランプを圧縮一体化した電
線を多条にして巻き取り出荷に供することの可能な、プ
レハブ架線工法用電線のための巻取りドラムを提供する
こと。 【構成】両端に鍔板を有する巻胴に電線の下口側端部及
びそれに付帯する圧縮クランプが通過可能な切り欠きを
設け、この切り欠きを塞いで巻胴面の一部となるような
蓋板を当該切り欠き部に開閉可能に設け、この蓋板を設
けた部分で電線通し穴が設けられている。巻取りドラム
の巻胴上を複数に区画する仕切り板が巻胴面に立設さ
れ、従って、仕切り板により区画される各スペースの巻
胴部において切り欠き及び蓋板が設けられている。蓋板
は、巻胴に対するヒンジ結合により成就し、その蓋板の
開放端部に電線通し穴が設けられている。なお、巻胴に
設けられる切り欠きのエッジから巻胴内に延長された電
線ガイドを有せしめると良い。
線を多条にして巻き取り出荷に供することの可能な、プ
レハブ架線工法用電線のための巻取りドラムを提供する
こと。 【構成】両端に鍔板を有する巻胴に電線の下口側端部及
びそれに付帯する圧縮クランプが通過可能な切り欠きを
設け、この切り欠きを塞いで巻胴面の一部となるような
蓋板を当該切り欠き部に開閉可能に設け、この蓋板を設
けた部分で電線通し穴が設けられている。巻取りドラム
の巻胴上を複数に区画する仕切り板が巻胴面に立設さ
れ、従って、仕切り板により区画される各スペースの巻
胴部において切り欠き及び蓋板が設けられている。蓋板
は、巻胴に対するヒンジ結合により成就し、その蓋板の
開放端部に電線通し穴が設けられている。なお、巻胴に
設けられる切り欠きのエッジから巻胴内に延長された電
線ガイドを有せしめると良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空送電線を巻取り出
荷するための巻取りドラムに関し、より具体的には、鉄
塔間距離に合わせて予め精密に計尺されたプレハブ架線
工法用電線のための巻取りドラムに関する。
荷するための巻取りドラムに関し、より具体的には、鉄
塔間距離に合わせて予め精密に計尺されたプレハブ架線
工法用電線のための巻取りドラムに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】最近、架
空送電線の架線工法として、プレハブ架線工法なるもの
が採用されている。これは、電線を製造する時に電線を
1/10000の高精度で計尺して電線にマークを付
し、マークの部分で切りわけした一定長の電線を1条ず
つ巻取ドラムに巻き取って架線工事現場に搬入してい
る。そして、工事現場では、鉄塔の撓み等を測定して出
した補正量をもとに電線の長さを補正して巻取りドラム
から繰り出した電線端末を切断し、その電線端末に圧縮
クランプを圧縮一体化した後、電線を延線し鉄塔に取り
付けていた。
空送電線の架線工法として、プレハブ架線工法なるもの
が採用されている。これは、電線を製造する時に電線を
1/10000の高精度で計尺して電線にマークを付
し、マークの部分で切りわけした一定長の電線を1条ず
つ巻取ドラムに巻き取って架線工事現場に搬入してい
る。そして、工事現場では、鉄塔の撓み等を測定して出
した補正量をもとに電線の長さを補正して巻取りドラム
から繰り出した電線端末を切断し、その電線端末に圧縮
クランプを圧縮一体化した後、電線を延線し鉄塔に取り
付けていた。
【0003】上記のようなプレハブ架線工法によれば、
正確な電線弛度測量等を省略できるとともに、地上で圧
縮クランプを予め圧縮できるために鉄塔上での圧縮作業
を省略でき、時間の短縮やクランプ圧縮の品質向上が図
れ、従って、最近では、かかるプレハブ架線工法を積極
的に採用しつつあった。
正確な電線弛度測量等を省略できるとともに、地上で圧
縮クランプを予め圧縮できるために鉄塔上での圧縮作業
を省略でき、時間の短縮やクランプ圧縮の品質向上が図
れ、従って、最近では、かかるプレハブ架線工法を積極
的に採用しつつあった。
【0004】しかしながら、かかるプレハブ架線工法で
あっても、地上でのクランプ圧縮作業を必要とし、その
現場作業をしている間は架線工事がストップするわけで
あり、クランプ圧縮作業に従事する以外の作業者がその
間遊んでしまうことにもなる。
あっても、地上でのクランプ圧縮作業を必要とし、その
現場作業をしている間は架線工事がストップするわけで
あり、クランプ圧縮作業に従事する以外の作業者がその
間遊んでしまうことにもなる。
【0005】将来、架線工事に従事する作業員が非常に
不足することが予想されことから、最近では、電線製造
工場内において予め計尺し補正して電線の切りわけを行
って圧縮クランプも圧縮してドラムに巻き取って出荷に
供するものとし、架線工事現場では、電線を延線し架線
するのみとして作業者の手持ちの時間を排除しようとす
る改善が試みられている。
不足することが予想されことから、最近では、電線製造
工場内において予め計尺し補正して電線の切りわけを行
って圧縮クランプも圧縮してドラムに巻き取って出荷に
供するものとし、架線工事現場では、電線を延線し架線
するのみとして作業者の手持ちの時間を排除しようとす
る改善が試みられている。
【0006】上記のように、工場内で予めクランプ圧縮
して出荷することは行えないこともないが、切りわけし
て一定条長の短尺な電線を1条ずつ一つのドラムに巻い
て出荷に供していることから、膨大な量の巻取りドラム
が必要となり、また、架線工事現場では、搬入した多数
の巻取りドラムの量に応じた広大な面積のドラム置場を
確保する必要があった。近年の用地難から、そのような
多量の巻取りドラムの出荷に対応し難くなっているのが
現状であり、改善が求められていた。
して出荷することは行えないこともないが、切りわけし
て一定条長の短尺な電線を1条ずつ一つのドラムに巻い
て出荷に供していることから、膨大な量の巻取りドラム
が必要となり、また、架線工事現場では、搬入した多数
の巻取りドラムの量に応じた広大な面積のドラム置場を
確保する必要があった。近年の用地難から、そのような
多量の巻取りドラムの出荷に対応し難くなっているのが
現状であり、改善が求められていた。
【0007】上記の問題を解決するための対策として、
バスケットを使用して電線をコイル巻きする方法も検討
されていたが、撚線機の稼働率を落とさないようにする
ことつまり撚線機能力を損なわないようにするために
は、撚線機により製造された撚線からなる電線を一旦巻
取りドラムに巻取り、その後に別の工程にてバスケット
に巻き込むようにする必要があった。そのようにした場
合、電線の巻き替え作業が余分に必要となり、それだけ
工数がかかることとなるし、品質面でも巻き替えによる
撚線の笑いや外傷が懸念されるのである。また、バスケ
ット巻き方式では、延線スピードとバスケット回転の同
調が難しく、電線の送り出し時に送り出し速度とバスケ
ットの回転が同調しないと、バスケット内面で電線を擦
ったり電線同士の接触により電線に外傷を負う可能性が
大となる。従って、現実的には、従来の巻取りドラムに
頼らざるを得ず、巻取りドラムの持つ上記の問題を抱え
込まざるを得なかったのである。
バスケットを使用して電線をコイル巻きする方法も検討
されていたが、撚線機の稼働率を落とさないようにする
ことつまり撚線機能力を損なわないようにするために
は、撚線機により製造された撚線からなる電線を一旦巻
取りドラムに巻取り、その後に別の工程にてバスケット
に巻き込むようにする必要があった。そのようにした場
合、電線の巻き替え作業が余分に必要となり、それだけ
工数がかかることとなるし、品質面でも巻き替えによる
撚線の笑いや外傷が懸念されるのである。また、バスケ
ット巻き方式では、延線スピードとバスケット回転の同
調が難しく、電線の送り出し時に送り出し速度とバスケ
ットの回転が同調しないと、バスケット内面で電線を擦
ったり電線同士の接触により電線に外傷を負う可能性が
大となる。従って、現実的には、従来の巻取りドラムに
頼らざるを得ず、巻取りドラムの持つ上記の問題を抱え
込まざるを得なかったのである。
【0008】従来、巻取りドラムにおいて多条巻取りを
行うことは、不可能という先入観念から実施検討がなさ
れていなかったが、発明者らの鋭意検討の結果、両端の
鍔を利用して2条までの電線を巻き取ることは可能であ
ることを見出した。しかし、その場合、電線の下口側端
部を鍔板の外側に引出し圧縮クランプを圧縮する必要が
あった。すると、鍔板には圧縮クランプが通過させるた
めの大きな穴を穿つ必要があり、鍔板の強度が低下し鍔
板が容易に変形してしまうという新たな問題を抱え込
む。また、電線の下口側端部が鍔板の外に露出され、電
線の外傷を負う可能性が大きくなり、そのための外傷防
止対策を講ずるにしても圧縮クランプが大きいために大
がかりになる等の問題にも発展する。何れにしても、上
記の方法では、2条の電線までしか巻き取ることができ
ず、最低3条まで必要な架空送電線のための巻取りドラ
ムとして多条一括巻取りを行うという要望には到底応え
られなかった。
行うことは、不可能という先入観念から実施検討がなさ
れていなかったが、発明者らの鋭意検討の結果、両端の
鍔を利用して2条までの電線を巻き取ることは可能であ
ることを見出した。しかし、その場合、電線の下口側端
部を鍔板の外側に引出し圧縮クランプを圧縮する必要が
あった。すると、鍔板には圧縮クランプが通過させるた
めの大きな穴を穿つ必要があり、鍔板の強度が低下し鍔
板が容易に変形してしまうという新たな問題を抱え込
む。また、電線の下口側端部が鍔板の外に露出され、電
線の外傷を負う可能性が大きくなり、そのための外傷防
止対策を講ずるにしても圧縮クランプが大きいために大
がかりになる等の問題にも発展する。何れにしても、上
記の方法では、2条の電線までしか巻き取ることができ
ず、最低3条まで必要な架空送電線のための巻取りドラ
ムとして多条一括巻取りを行うという要望には到底応え
られなかった。
【0009】本発明は、前述した従来技術の現状を打破
すべくなされたもので、その目的とするところは、下口
側端部に圧縮クランプを圧縮一体化した電線を多条にし
て巻き取り出荷に供することの可能な、プレハブ架線工
法用電線のための巻取りドラムを提供することにある。
すべくなされたもので、その目的とするところは、下口
側端部に圧縮クランプを圧縮一体化した電線を多条にし
て巻き取り出荷に供することの可能な、プレハブ架線工
法用電線のための巻取りドラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに案出した本発明の巻取りドラムは、両端に鍔板を有
する巻胴に電線の下口側端部及びそれに付帯する圧縮ク
ランプが通過可能な切り欠きを設け、この切り欠きを塞
いで巻胴面の一部となるような蓋板を当該切り欠き部に
開閉可能に設け、この蓋板を設けた部分で電線通し穴が
設けられたことを特徴とする。
めに案出した本発明の巻取りドラムは、両端に鍔板を有
する巻胴に電線の下口側端部及びそれに付帯する圧縮ク
ランプが通過可能な切り欠きを設け、この切り欠きを塞
いで巻胴面の一部となるような蓋板を当該切り欠き部に
開閉可能に設け、この蓋板を設けた部分で電線通し穴が
設けられたことを特徴とする。
【0011】巻取りドラムの巻胴上を複数に区画する仕
切り板が巻胴面に立設されるのが実際的である。その場
合、仕切り板により区画される各スペースの巻胴部にお
いて切り欠き及び蓋板が設けられる。
切り板が巻胴面に立設されるのが実際的である。その場
合、仕切り板により区画される各スペースの巻胴部にお
いて切り欠き及び蓋板が設けられる。
【0012】蓋板の開閉可能な手段としては、巻胴に対
するヒンジ結合により成就することができる。その蓋板
の開放端部に電線通し穴が設けられていると良い。な
お、電線通し穴は、蓋板に形成するのが最も現実的であ
るが、それに限る必要がなく、要は蓋板を設けた部分で
設けられれば良い。その意味では、巻胴側の切り欠きの
エッジを蓋板で塞ぐ部分からさらに拡大した部分を形成
してその部分を電線通し穴とすることも可能である。或
いは、蓋板と巻胴の切り欠きとの双方の組み合わせ部分
で電線通し穴を形成することも可能である。
するヒンジ結合により成就することができる。その蓋板
の開放端部に電線通し穴が設けられていると良い。な
お、電線通し穴は、蓋板に形成するのが最も現実的であ
るが、それに限る必要がなく、要は蓋板を設けた部分で
設けられれば良い。その意味では、巻胴側の切り欠きの
エッジを蓋板で塞ぐ部分からさらに拡大した部分を形成
してその部分を電線通し穴とすることも可能である。或
いは、蓋板と巻胴の切り欠きとの双方の組み合わせ部分
で電線通し穴を形成することも可能である。
【0013】巻胴に設けられる切り欠きの部分から巻胴
内に延長された電線ガイドを有せしめ、電線の巻胴内へ
の引込み部分を案内させると良い。
内に延長された電線ガイドを有せしめ、電線の巻胴内へ
の引込み部分を案内させると良い。
【0014】
【作用】本発明の巻取りドラムによれば、蓋板を開けた
状態で電線の下口側端部を巻胴の切り欠きを通して巻胴
内に引き込むことができ、その後、蓋板を閉めれば切り
欠きに相当する部分でかかる蓋板が巻胴の一部に代替さ
せることができる。電線は電線通し穴を通じて外部に引
き出せ、蓋板を含めた巻胴面に遍く整列巻きすることが
できる。巻胴内に引き込んだ電線の下口側端部に圧縮ク
ランプを圧縮してこれらを巻胴内に収納しておくことが
できる。電線を繰り出す場合には、巻胴上の巻き込み部
分を引き出したのに引き続いて蓋板を開け、そして、巻
胴内の電線の下口側端部及びそれに圧縮したクランプを
巻胴の切り欠きを通して外部に引き出すことができる。
状態で電線の下口側端部を巻胴の切り欠きを通して巻胴
内に引き込むことができ、その後、蓋板を閉めれば切り
欠きに相当する部分でかかる蓋板が巻胴の一部に代替さ
せることができる。電線は電線通し穴を通じて外部に引
き出せ、蓋板を含めた巻胴面に遍く整列巻きすることが
できる。巻胴内に引き込んだ電線の下口側端部に圧縮ク
ランプを圧縮してこれらを巻胴内に収納しておくことが
できる。電線を繰り出す場合には、巻胴上の巻き込み部
分を引き出したのに引き続いて蓋板を開け、そして、巻
胴内の電線の下口側端部及びそれに圧縮したクランプを
巻胴の切り欠きを通して外部に引き出すことができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明にかかる巻取りドラムの好ま
しい一実施例を電線巻取り状態で示したもので、図2に
同巻取りドラムの巻胴部を断面化して示した。本実施例
の巻取りドラムは、3条巻取り形としてある。即ち、図
1に示したように、両端に円盤状の鍔板1,1を有する
円筒状の巻胴2上に2枚のドーナツ盤形仕切り板3,3
が等間隔で立設し、3つの巻取りスペースを有するよう
に区画したものである。
しい一実施例を電線巻取り状態で示したもので、図2に
同巻取りドラムの巻胴部を断面化して示した。本実施例
の巻取りドラムは、3条巻取り形としてある。即ち、図
1に示したように、両端に円盤状の鍔板1,1を有する
円筒状の巻胴2上に2枚のドーナツ盤形仕切り板3,3
が等間隔で立設し、3つの巻取りスペースを有するよう
に区画したものである。
【0016】しかして、巻胴2には、巻胴自身を加工し
て得られる約1/4周分の切り欠き4が設けられ、その
切り欠き4に適合する蓋板5が設けられている。これら
切り欠き4と蓋板5は、仕切り板3,3にて区画される
3つのスペースの何れの巻胴部分にも存在するように設
けられている。切り欠き4は、後述する圧縮クランプが
通過できる程度の幅を持つものとする。従って、蓋板5
もそれに相応した幅とされる。
て得られる約1/4周分の切り欠き4が設けられ、その
切り欠き4に適合する蓋板5が設けられている。これら
切り欠き4と蓋板5は、仕切り板3,3にて区画される
3つのスペースの何れの巻胴部分にも存在するように設
けられている。切り欠き4は、後述する圧縮クランプが
通過できる程度の幅を持つものとする。従って、蓋板5
もそれに相応した幅とされる。
【0017】蓋板5は、図2に分かり易く示したよう
に、中心角が約90°の円弧であるように湾曲加工さ
れ、切り欠き4に嵌められた状態で巻胴面の一部として
代替できるようにしている。6はヒンジにして、蓋板5
の円周方向側の一端部分とこれに対応する切り欠きの側
縁とを連結することにより、蓋板5が点線で示すように
開くことができるように枢支されている。蓋板5のヒン
ジ結合端とは反対側の開放端部には、電線通し穴7が設
けられている。この電線通し穴7は、蓋板自身を加工し
て凹欠5aと巻胴2の切り欠きによる側縁とで画成して
形成されたものである。なお、ヒンジ6は、巻胴の内面
側から固定することにより、ヒンジの枢軸部が巻胴の外
周面から突き出ることのないようにすると良い。
に、中心角が約90°の円弧であるように湾曲加工さ
れ、切り欠き4に嵌められた状態で巻胴面の一部として
代替できるようにしている。6はヒンジにして、蓋板5
の円周方向側の一端部分とこれに対応する切り欠きの側
縁とを連結することにより、蓋板5が点線で示すように
開くことができるように枢支されている。蓋板5のヒン
ジ結合端とは反対側の開放端部には、電線通し穴7が設
けられている。この電線通し穴7は、蓋板自身を加工し
て凹欠5aと巻胴2の切り欠きによる側縁とで画成して
形成されたものである。なお、ヒンジ6は、巻胴の内面
側から固定することにより、ヒンジの枢軸部が巻胴の外
周面から突き出ることのないようにすると良い。
【0018】8は電線ガイドにして、巻胴2を切り込ん
で切り欠き4を形成するときに巻胴自身に有する木っ端
状の切り羽を巻胴内に延長するように折り曲げることに
より得られている。
で切り欠き4を形成するときに巻胴自身に有する木っ端
状の切り羽を巻胴内に延長するように折り曲げることに
より得られている。
【0019】図3は、以上のようにして構成された巻取
りドラムに撚線からなる導体9を巻き取る要領を示した
ものである。この巻取りドラムは、撚線機により製造さ
れる撚線の巻取機として使用し、そして、図から明らか
なように、蓋板5をヒンジ6を支点として外側に開き、
撚線からなる電線9の下口側端部9aを切り欠き4を通
して巻胴2の中に引き込む。その時、電線9は電線ガイ
ド8に沿わしながら行い、電線に無理な屈曲を与えない
ようにする。下口側端部9aの引込み長さは、少なくと
も後述する圧縮クランプの圧縮作業を行う時に必要な長
さ分を確保する。
りドラムに撚線からなる導体9を巻き取る要領を示した
ものである。この巻取りドラムは、撚線機により製造さ
れる撚線の巻取機として使用し、そして、図から明らか
なように、蓋板5をヒンジ6を支点として外側に開き、
撚線からなる電線9の下口側端部9aを切り欠き4を通
して巻胴2の中に引き込む。その時、電線9は電線ガイ
ド8に沿わしながら行い、電線に無理な屈曲を与えない
ようにする。下口側端部9aの引込み長さは、少なくと
も後述する圧縮クランプの圧縮作業を行う時に必要な長
さ分を確保する。
【0020】上記のようにして電線の下口側端部9aの
引込みが済んだら、蓋板5を閉め、図2に示すように、
切り欠き4を塞ぐとともに巻胴面の一部を形成し、巻胴
の表面に凹凸が極力出ないようにする。そして、その時
に確保される電線通し穴7を通じて電線9を引出し、以
後、電線9を巻胴2の外周面に整列しつつ巻き付けて行
けば良い。所定条長分を巻き付けた段階で電線を切断
し、それにより設定された電線の上口側端部を適当な結
束手段で固定する。そのような、電線の下口側端部の引
込み及び巻き付け並びに結束作業は、仕切り板3により
区画される3つのスペースに対して順を追って行わせれ
ば良い。
引込みが済んだら、蓋板5を閉め、図2に示すように、
切り欠き4を塞ぐとともに巻胴面の一部を形成し、巻胴
の表面に凹凸が極力出ないようにする。そして、その時
に確保される電線通し穴7を通じて電線9を引出し、以
後、電線9を巻胴2の外周面に整列しつつ巻き付けて行
けば良い。所定条長分を巻き付けた段階で電線を切断
し、それにより設定された電線の上口側端部を適当な結
束手段で固定する。そのような、電線の下口側端部の引
込み及び巻き付け並びに結束作業は、仕切り板3により
区画される3つのスペースに対して順を追って行わせれ
ば良い。
【0021】以上のようにして3条の電線を巻き付けた
巻取りドラムは、撚線機から外して別の場所に移動し、
圧縮クランプ取付作業を行う。即ち、先ず、巻胴2の中
から電線の下口側端末9aをスパイダーの隙間を通じて
外部に引出し、その引出し端末部に対して圧縮クランプ
を圧縮し、そうして圧縮クランプを付帯させた下口側端
部9aを、図2に示すように巻胴2の中に再び戻し収納
する。10が圧縮クランプを示す。この圧縮クランプ圧
縮作業及び戻し収納作業を電線の3条の各々について行
うことは前述した作業と同様である。次に、3条の電線
の上口側端部にも圧縮クランプを前述したような要領で
圧縮し、それにより付帯した圧縮クランプ11(図1参
照)を結束して固定する。
巻取りドラムは、撚線機から外して別の場所に移動し、
圧縮クランプ取付作業を行う。即ち、先ず、巻胴2の中
から電線の下口側端末9aをスパイダーの隙間を通じて
外部に引出し、その引出し端末部に対して圧縮クランプ
を圧縮し、そうして圧縮クランプを付帯させた下口側端
部9aを、図2に示すように巻胴2の中に再び戻し収納
する。10が圧縮クランプを示す。この圧縮クランプ圧
縮作業及び戻し収納作業を電線の3条の各々について行
うことは前述した作業と同様である。次に、3条の電線
の上口側端部にも圧縮クランプを前述したような要領で
圧縮し、それにより付帯した圧縮クランプ11(図1参
照)を結束して固定する。
【0022】以上のようにして圧縮クランプを取付作業
が済んだら、小割り板を鍔板1,1間に打ち付けて出荷
に供する。前述したように電線の下口側端部及びそれに
付帯する圧縮クランプ10が巻胴2内に収納することに
より、輸送中の外傷防止が万全である。
が済んだら、小割り板を鍔板1,1間に打ち付けて出荷
に供する。前述したように電線の下口側端部及びそれに
付帯する圧縮クランプ10が巻胴2内に収納することに
より、輸送中の外傷防止が万全である。
【0023】工事現場に搬入された巻取りドラムは、通
常のドラムと同様に小割り板を外し、電線の上口側端部
及びそれに付帯する圧縮ランプ11を牽引端部として延
線を開始する。延線が終りに近づいて巻胴2上に電線の
巻き付け量がなくなった場合には、図4に示したよう
に、蓋板5を外側に開け、巻胴内に収納してある下口側
端部及びこれに付帯する圧縮クランプ10を切り欠き4
を通じて外部に引出し延線に供する。
常のドラムと同様に小割り板を外し、電線の上口側端部
及びそれに付帯する圧縮ランプ11を牽引端部として延
線を開始する。延線が終りに近づいて巻胴2上に電線の
巻き付け量がなくなった場合には、図4に示したよう
に、蓋板5を外側に開け、巻胴内に収納してある下口側
端部及びこれに付帯する圧縮クランプ10を切り欠き4
を通じて外部に引出し延線に供する。
【0024】なお、以上の実施例では、3条巻き形の巻
取りドラムを例にしたが、電線長が短ければ、4条以上
巻取り形式としても差し支えない。これは、電線の下口
側端部及びそれに付帯する圧縮クランプが巻胴内に収納
するという本発明の特徴により行えることである。
取りドラムを例にしたが、電線長が短ければ、4条以上
巻取り形式としても差し支えない。これは、電線の下口
側端部及びそれに付帯する圧縮クランプが巻胴内に収納
するという本発明の特徴により行えることである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したような本発明のプレハブ架
線工法用電線の巻取りドラムによれば、巻胴に電線の下
口側端部及びそれに付帯する圧縮クランプが通過可能な
切り欠きを設け、この切り欠きを塞いで巻胴面の一部と
なるような蓋板を当該切り欠き部に開閉可能に設け、こ
の蓋板を設けた部分で電線通し穴が設けられたものであ
るから、電線の下口側端部及び圧縮クランプが電線の巻
胴上への巻付けに支障を与えることなく電線の整列巻取
りが可能となり、ひいては、多条巻取りを可能にすると
いう所期の目的は十分に達成される。また、本発明の巻
取りドラムを使用することにより、巻き替え作業を必要
とすることなしに、圧縮クランプを両端に付帯させた状
態で現場に輸送することが可能となり、電池でのクラン
プ圧縮作業がなくなるため、架線工事時間の大幅な短
縮、省人化が可能となる。さらに、下口側端部及びそれ
に付帯する圧縮クランプが巻胴内に収納されることで、
外傷防止のための特別な対策をとる必要がなくなる。
線工法用電線の巻取りドラムによれば、巻胴に電線の下
口側端部及びそれに付帯する圧縮クランプが通過可能な
切り欠きを設け、この切り欠きを塞いで巻胴面の一部と
なるような蓋板を当該切り欠き部に開閉可能に設け、こ
の蓋板を設けた部分で電線通し穴が設けられたものであ
るから、電線の下口側端部及び圧縮クランプが電線の巻
胴上への巻付けに支障を与えることなく電線の整列巻取
りが可能となり、ひいては、多条巻取りを可能にすると
いう所期の目的は十分に達成される。また、本発明の巻
取りドラムを使用することにより、巻き替え作業を必要
とすることなしに、圧縮クランプを両端に付帯させた状
態で現場に輸送することが可能となり、電池でのクラン
プ圧縮作業がなくなるため、架線工事時間の大幅な短
縮、省人化が可能となる。さらに、下口側端部及びそれ
に付帯する圧縮クランプが巻胴内に収納されることで、
外傷防止のための特別な対策をとる必要がなくなる。
【図1】本発明にかかるプレハブ架線工法用電線のため
の巻取りドラムの一実施例を示す正面的説明図。
の巻取りドラムの一実施例を示す正面的説明図。
【図2】図1に示す巻取りドラムの要部を断面化して示
す側面的説明図。
す側面的説明図。
【図3】図1に示す巻取りドラムにおいて電線の巻取り
状況を示す側面的説明図。
状況を示す側面的説明図。
【図4】図1に示す巻取りドラムにおいて電線の引出し
状況を示す側面的説明図。
状況を示す側面的説明図。
1 鍔板 2 巻胴 3 仕切り板 4 切り欠き 5 蓋板 5a 凹欠 6 ヒンジ 7 電線通し穴 8 電線ガイド 9 電線 9a 下口側端部 10,11 圧縮クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 哲也 茨城県日立市日高町5丁目3番3号 日立 電線木工株式会社内 (72)発明者 漁渕 智幸 茨城県日立市日高町5丁目3番3号 日立 電線木工株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】両端に鍔板を有する巻胴に電線の下口側端
部及びそれに付帯する圧縮クランプが通過可能な切り欠
きを設け、この切り欠きを塞いで巻胴面の一部となるよ
うな蓋板を当該切り欠き部に開閉可能に設け、この蓋板
を設けた部分で電線通し穴が設けられたことを特徴とす
るプレハブ架線工法用電線のための巻取りドラム。 - 【請求項2】巻胴上を複数に区画する仕切り板が巻胴面
に立設され、仕切り板により区画される各スペースの巻
胴部において切り欠き及び蓋板が設けられた、請求項1
記載の巻取りドラム。 - 【請求項3】蓋板が巻胴に対してヒンジ結合により開閉
可能とされ、その蓋板の開放端部に電線通し穴が設けら
れた、請求項1または請求項2記載の巻取りドラム。 - 【請求項4】巻胴に設けられる切り欠きの部分から巻胴
内に延長された電線ガイドを有する、請求項1〜請求項
3何れか1項記載の巻取りドラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP524594A JPH07206271A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | プレハブ架線工法用電線のための巻取りドラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP524594A JPH07206271A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | プレハブ架線工法用電線のための巻取りドラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07206271A true JPH07206271A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11605826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP524594A Pending JPH07206271A (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | プレハブ架線工法用電線のための巻取りドラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07206271A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008297019A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Ashimori Ind Co Ltd | ホース収納用リール |
| CN105775890A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-07-20 | 国网山东省电力公司济宁供电公司 | 备用光纤贮存结构及其使用方法 |
-
1994
- 1994-01-21 JP JP524594A patent/JPH07206271A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008297019A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Ashimori Ind Co Ltd | ホース収納用リール |
| CN105775890A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-07-20 | 国网山东省电力公司济宁供电公司 | 备用光纤贮存结构及其使用方法 |
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