JPH07207904A - 換気・脱気具 - Google Patents

換気・脱気具

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JPH07207904A
JPH07207904A JP235294A JP235294A JPH07207904A JP H07207904 A JPH07207904 A JP H07207904A JP 235294 A JP235294 A JP 235294A JP 235294 A JP235294 A JP 235294A JP H07207904 A JPH07207904 A JP H07207904A
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JP
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building
ventilation
deaerator
inner body
air
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JP235294A
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Sadao Matsuki
貞夫 松木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏水の恐れが無く、脱気のみならず換気をも
確実に行え、しかも設置や修理等の作業が容易な手段を
提供することである。 【構成】 複数の孔12を有し、下開口部が室内Bに臨
出し、上開口部が屋上Aに突出する様態で、円筒状の内
側本体1が建築物の屋上構造に貫通状に取付けられ、こ
の内側本体1の周囲に間隔を置いて円筒状の外側本体2
が配置され、内側及び外側本体1,2の上開口部がキャ
ップ部3により覆われている。 【作用】 室内Bの空気は内側本体1内を上昇し、空気
の一部は孔12から内側及び外側本体1,2間の間隙に
入り、共にキャップ部3と内側及び外側本体1,2の上
開口部との間隙を通って換気・脱気具10の外部に出る
と共に、屋上構造の湿気も孔12から内側本体1内に入
り、空気と共に換気・脱気具10の外部に放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の屋上構造に設
置し、建築物の室内換気や屋上構造の脱気を行うための
換気・脱気具に関する。
【0002】
【従来の技術】生活洋式が近代化するのに伴って洋式建
築物が普及しているが、一般の住宅等でも特に屋上を陸
屋根として利用する場合が多くなっている。この場合、
屋上構造に防水層を施し、雨・雪等の水が建築物内部に
浸入しないようにしてある。ところが、防水層は、建築
物外部の水に対しては有効であるが、建築物内部から生
じる湿気を防水層の直下で止めてしまい、その湿気が温
度差等によって結露してしまうため、漏水や時には漏電
事故等を誘発することがある。
【0003】又、屋上に防水層を露出させて設けること
も行われているが、露出防水層の場合、太陽熱による結
露が気化して防水層を膨張させ、それによって防水層が
劣化し、時には防水層に亀裂が生じて漏水の原因になる
こともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのような結露を防止
するために従来多数の防水層直下の脱気システムが開発
されている。元来、湿気は、空気中を上昇するものであ
り、土壌(地下)より建築物(構造物)を透し、天井か
ら更に屋上スラブに達し、場合によっては防水層直下ま
で透っていく。このような湿気の特質による事態を踏ま
えて、様々な防水層直下の脱気システムが開発され、ま
た建築物自体の脱気(換気)システムまでも開発されて
いる。
【0005】しかしながら、従来の建築物用の脱気シス
テムにおいては、全てが建築物の外壁(側壁)の高所に
設置するタイプのものであり、しかもコーキング剤
(線)によって防水的に取付処理を施すものであるた
め、処置が不十分であると漏水の原因になるばかりか、
設置場所が高所であるため、設置や修理等の作業に費用
が多く掛かることになる。
【0006】従って、本発明は、上記問題点に着目して
なされたもので、漏水の恐れが無く、脱気のみならず換
気をも確実に行え、しかも設置や修理等の作業が容易な
手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は、本発明の換
気・脱気具により達成される。本発明の換気・脱気具
は、一端開口部を建築物の屋上に突出させると共に他端
開口部を建築物の室内に臨出させて建築物の屋上構造に
取付けられ、少なくとも建築物の屋上構造に相対する部
分に孔を有する筒状の内側本体と、この内側本体の周囲
に間隔を置いて配置され、一端開口部を少なくとも内側
本体の一端開口部と同程度の高さに位置させると共に、
他端開口部を建築物の屋上構造又は屋上に配置する筒状
の外側本体と、前記内側本体及び外側本体の一端開口部
を空気の出入可能に覆うキャップ部とを備えることを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の換気・脱気具は、内側本体、外側本体
及びキャップ部で構成され、建築物の屋上構造に設置し
た状態においては、内側本体の一端開口部が建築物の屋
上に突出し、他端開口部が建築物の室内に臨出する。外
側本体の一端開口部は内側本体の一端開口部と同程度の
高さ位置にあり、他端開口部は建築物の屋上構造又は屋
上に配置される。又、キャップ部は内側本体と外側本体
の一端開口部を覆っている。
【0009】この構成により、建築物室内の空気は、自
然対流により内側本体の他端開口部から内側本体内に進
入し、内側本体内を上昇すると共に、空気の一部は内側
本体の孔を通過し、内側本体と外側本体との間隙に入
り、共に内側及び外側本体の一端開口部から一端開口部
とキャップ部との間隙を通って換気・脱気具の外部(屋
上)に出る。
【0010】一方、建築物の屋上構造の湿気は、内側本
体の孔から内側本体内に入り、内側本体内を上昇すると
共に、湿気の一部は孔を通じて内側本体と外側本体との
間隙に進入し、同様に内側及び外側本体の一端開口部と
キャップ部との間隙を通って換気・脱気具の外部に出
る。このように、本発明の換気・脱気具は、建築物の屋
上構造、即ち防水層直下の脱気と建築物室内の換気を併
行するものであり、しかも屋上構造に貫通状且つ垂直状
に設置し、空気や湿気を上方に導く構造であるため、建
築物の外壁に設置する従来の脱気システムに比べて、よ
り効率的且つ効果的に換気・脱気を行うことができる。
その上、換気・脱気を実質的に行う内側本体の周囲には
外側本体が配置されて、内側本体の孔が外側本体により
隠蔽されているため、孔から水が浸入するようなことは
なく、漏水の恐れが全くない。勿論、内側及び外側本体
の一端開口部はキャップ部で覆われているため、一端開
口部から雨や雪が浸入することもない。更には、この換
気・脱気具は建築物の屋上構造に設置するものであるた
め、設置や修理等の作業が安全且つ容易である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の換気・脱気具を実施例に基づ
いて説明する。その一実施例に係る換気・脱気具の外観
斜視図を図1に示す。この換気・脱気具10は、一端開
口部(以下、上開口部という)及び他端開口部(以下、
下開口部という)を有する円筒状の内側本体1と、上開
口部及び下開口部を有し、内側本体1の周囲に間隔を置
いて配置される円筒状の外側本体2と、内側本体1及び
外側本体2の上開口部に取付けられるキャップ部3とで
構成される。
【0012】内側本体1の下開口部側にはフランジ11
が周設され、このフランジ11は、内側本体1を建築物
の屋上構造に固定するためのものである。又、内側本体
1には適当数の孔12が形成されており、この孔12を
通じて内側本体1内の空気が内側本体1外に出ることが
できると共に、屋上構造の湿気が孔12から内側本体1
内に進入することができる。外側本体2の下開口部には
フランジ21が設けられ、このフランジ21は、外側本
体2を屋上構造に固定したり、或いは屋上に固定したり
するためのものである。キャップ部3は、外側本体2の
上開口部の外周囲に間隔を置いて位置する外スカート3
1と、内側本体1の上開口部の内周囲に間隔を置いて位
置する内スカート32を有する。
【0013】次に、図1に示したような換気・脱気具1
0を実際に建築物の屋上構造に設置した例を図2(要部
断面図)に示す。この実施例では、防水層が屋上構造内
に配備されている建築物を示し、室内Bの天井となる屋
上スラブコンクリート50上に防水下地モルタル51が
設けられ、このモルタル51上に防水層52が配置さ
れ、更に防水層52上に防水層押えコンクリート53が
設けられた屋上構造である。
【0014】ここでは、換気・脱気具10を設置しよう
とする屋上構造の所定位置に予め換気・脱気具10を嵌
め込むことのできる大きさの円形穴を開けておき、この
円形穴に換気・脱気具10を取付ければよい。実際に
は、図2に示してあるように、換気・脱気具10をより
しっかりと固定するために、内側本体1のフランジ11
には孔15が形成され、この孔15を利用してフランジ
11がスラブコンクリート50に一体に埋設され、内側
本体1がスラブコンクリート50に堅固に固定される。
一方、外側本体2のフランジ21は、防水層押えコンク
リート53に埋設されている。
【0015】この設置状態で、内側本体1の下開口部は
室内Bに臨出し、上開口部は屋上Aに突出し、内側本体
1は屋上構造を垂直に貫通する様態になっている。外側
本体2は内側本体1の周囲に間隔を置いて配置され、そ
の上開口部は内側本体1の上開口部とほぼ同等の高さに
設定されている。なお、この実施例では、内側本体1と
外側本体2との間隙に防水層52が適度な長さだけ延設
されている。
【0016】内側本体1と外側本体2との間隔を箇所に
よらず一定に保つために、図4に示すように、外側本体
2には突起25が適当な部分に突設されており、この突
起25が内側本体1の外周面に当接することで、両者の
間隔が均一に保持される。勿論、突起25は内側本体1
に設けても構わず、その個数も適宜増減すればよい。
又、この実施例では、キャップ部3は、その内スカート
32に突設された突起35が内側本体1の内周面に係合
することで、内側本体1に着脱可能に取付けられてい
る。勿論、突起35に代えてネジ等により固定してもよ
いし、キャップ部3の取付形態に特に限定はない。キャ
ップ部3は円錐形状を呈するが、これは、キャップ部3
の裏面で特に冬期に結露が起きた場合に、露が表面張力
によって裏面を伝わって換気・脱気具10の外部に滴下
するようにするためである。又、キャップ部3と内側及
び外側本体1,2の上開口部との間には、空気の出入可
能な間隙が形成されている。
【0017】このように屋上構造に換気・脱気具10を
設置すると、室内Bの空気は自然対流により内側本体1
の下開口部から内側本体1内を上昇し、上昇過程で空気
の一部は孔12から内側本体1と外側本体2との間隙に
入る。キャップ部3に突き当たった空気は、キャップ部
3と内側及び外側本体1,2との間隙を通じて換気・脱
気具10の外部に出る(図中の実線参照)。
【0018】一方、屋上構造の防水層52の直下部、即
ちスラブコンクリート50や防水下地モルタル51の湿
気は、内側本体1の孔12から内側本体1内に進入し
(図中の点線参照)、前記空気流と共に換気・脱気具1
0の外部に放出される。つまり、1つの換気・脱気具1
0により、換気と脱気を効率的且つ効果的に行うことが
できる。
【0019】別実施例を図3(要部断面図)に示す。但
し、図1の実施例と同じ要素には同一符号を付してあ
る。ここでは、防水下地モルタル51上に設けられた防
水層52が屋上Aに露出している建築物の屋上構造に換
気・脱気具10’を設置した例である。この屋上構造
は、室内Bの天井となる鋼製材60上にデッキコンクリ
ート61が設けられ、このデッキコンクリート61上に
防水下地モルタル51が設けられ、更にモルタル51上
に防水層52が配備されたものである。
【0020】この実施例では、内側本体1のフランジ1
1が鋼製材60に溶接、ネジ止め等により固定されてい
る。外側本体2は屋上、即ち防水層52上に配置されて
おり、図面には特に示していないが、そのフランジ21
は防水層52にネジ止め等により固定されている。又、
先の実施例と同様に、防水層52は内側本体1と外側本
体2との間隙に適度に延設されている。
【0021】この換気・脱気具10’でも、室内Bの空
気は内側本体1内を上昇し、空気の一部は孔12から内
側及び外側本体1,2間の間隙に入り、キャップ部3と
内側及び外側本体1,2との間隙を通って換気・脱気具
10’の外部に出る。防水層52の直下部、即ちデッキ
コンクリート61及び防水下地モルタル51の湿気も孔
12から内側本体1内に進入し、空気と共に換気・脱気
具10’の外部に放出される。
【0022】このように換気・脱気具10,10’のい
ずれの場合も、室内Bの換気と屋上構造の脱気を効率的
且つ効果的に併行することができる。勿論、雨や雪の浸
入はキャップ部3や外側本体2により防止され、漏水等
の不都合が生じることはない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の換気・脱
気具では、内側本体、外側本体及びキャップ部からな
り、内側本体が屋上構造に垂直状に貫通して取付けられ
る構成であるから、1つの換気・脱気具で室内の換気と
屋上構造における防水層直下部の脱気を効率的且つ効果
的に行うことができる。
【0024】しかも、換気・脱気具は屋上に設置するも
のであるから、設置や補修等の作業は安全且つ容易であ
る上に、内側本体と外側本体の二重構造及びキャップ部
による覆い構造により、外部からの水の浸入や漏水等の
不具合が起こらない。従って、建築物の外壁(側壁)に
設置する従来の脱気システムに比べて、遙かに効率良く
換気及び脱気を行うことができ、建築物において理想的
な換気・脱気システムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る換気・脱気具を示す外
観斜視図である。
【図2】一実施例に係る換気・脱気具を設置した建築物
の屋上構造の要部断面図である。
【図3】別実施例に係る換気・脱気具を設置した建築物
の屋上構造の要部断面図である。
【図4】換気・脱気具の内側及び外側本体の横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 内側本体 2 外側本体 3 キャップ部 10,10’ 換気・脱気具 11 内側本体のフランジ 12 孔 21 外側本体のフランジ A 建築物の屋上 B 建築物の室内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端開口部を建築物の屋上に突出させると
    共に他端開口部を建築物の室内に臨出させて建築物の屋
    上構造に取付けられ、少なくとも建築物の屋上構造に相
    対する部分に孔を有する筒状の内側本体と、この内側本
    体の周囲に間隔を置いて配置され、一端開口部を少なく
    とも内側本体の一端開口部と同程度の高さに位置させる
    と共に、他端開口部を建築物の屋上構造又は屋上に配置
    する筒状の外側本体と、前記内側本体及び外側本体の一
    端開口部を空気の出入可能に覆うキャップ部とを備える
    ことを特徴とする換気・脱気具。
JP235294A 1994-01-14 1994-01-14 換気・脱気具 Pending JPH07207904A (ja)

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JP235294A JPH07207904A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 換気・脱気具

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JP235294A JPH07207904A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 換気・脱気具

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JP235294A Pending JPH07207904A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 換気・脱気具

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103711290A (zh) * 2012-09-28 2014-04-09 张金昌 通风排气用防倒灌风帽
KR102054402B1 (ko) * 2018-08-23 2019-12-12 대건케미칼 주식회사 파라펫이 구비된 옥상녹화 식생 유니트의 공기배출시스템 및 이의 시공방법
JP2020002737A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 伊藤鉄工株式会社 通気金具部
JP2020002738A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 伊藤鉄工株式会社 防水配管装置

Cited By (5)

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CN103711290A (zh) * 2012-09-28 2014-04-09 张金昌 通风排气用防倒灌风帽
CN103711290B (zh) * 2012-09-28 2016-04-06 张金昌 通风排气用防倒灌风帽
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KR102054402B1 (ko) * 2018-08-23 2019-12-12 대건케미칼 주식회사 파라펫이 구비된 옥상녹화 식생 유니트의 공기배출시스템 및 이의 시공방법

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