JPH07208986A - 傾斜角測定装置 - Google Patents

傾斜角測定装置

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JPH07208986A
JPH07208986A JP6016993A JP1699394A JPH07208986A JP H07208986 A JPH07208986 A JP H07208986A JP 6016993 A JP6016993 A JP 6016993A JP 1699394 A JP1699394 A JP 1699394A JP H07208986 A JPH07208986 A JP H07208986A
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JP
Japan
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light beam
signal
clock
reception signal
line sensor
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Application number
JP6016993A
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English (en)
Inventor
Akihiko Morishita
昭彦 森下
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素な回路構成を有し且つ誤情報の検出が可
能な傾斜角測定装置を提供すること。 【構成】 本発明の傾斜角測定装置において、受光手段
はラインセンサを有し、前記ラインセンサは前記ライン
センサ自身に入射した基準光束および測定用光束から基
準光束受光信号および測定用光束受光信号を出力し、処
理手段は、前記ラインセンサを駆動する駆動用クロック
の周波数以上の周波数を有する第1のクロックを前記基
準光束受光信号の発生期間および前記測定用光束受光信
号の発生期間に発生する第1クロック手段と、前記第1
のクロックの2倍の周波数を有する第2のクロックを前
記基準光束受光信号および前記測定用光束受光信号のい
ずれか一方の終わりから前記基準光束受光信号および前
記測定用光束受光信号のいずれか他方の始まりまでの期
間に発生する第2クロック手段と、前記基準光束受光信
号の中心位置から前記測定用光束受光信号の中心位置ま
での期間を計測するための前記第1のクロックおよび前
記第2のクロックを連続して計数する第1カウンタ手段
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は傾斜角測定装置に関し、
さらに詳細には重力方向に対する傾斜角を測定する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平3−45322号公報に開示され
ているように、従来の傾斜角測定装置では、装置が水平
の状態において、LEDのような光源より射出した光束
(以下、「基準光束」という)が装置内の液面で反射し
た光束はCCDラインセンサのような受光素子上の基準
位置Aに集光する。一方、装置が傾斜した状態では、液
面は水平状態を維持するが、LED、CCDラインセン
サ等の装置構成要素も一体的に傾斜するので、上記液面
での反射光束(以下、「測定用光束」という)はCCD
ラインセンサ上において上記基準位置とは異なる位置B
に集光する。装置の傾斜角、すなわち重力方向に対する
傾斜角は、上記基準位置Aと検出位置Bとの偏差に基づ
いて算出される。
【0003】LEDより射出される光束は、LEDと液
面との間に介在するスリット板により所定の形状に整形
されCCDラインセンサ上に投影される。この投影光束
の投影像とCCDラインセンサとが所定の角度で交差す
るように配置し、CCDラインセンサの駆動周波数以上
のクロックを用い、上記投影像の位置までのクロックの
計数を行ってCCDラインセンサの画素ピッチ以下の分
解能で位置検出を行う傾斜角測定装置が知られている
(たとえば、特開昭58−53704号公報)。また、
特開平5−256647号公報には、光路中に設けたハ
ーフミラーのような手段を用いて射出光束を分割し、傾
斜状態に依存することなく基準位置Aに集光する基準光
束と傾斜状態に依存して集光する位置が変動する測定用
光束とを同時に受光する装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばL字型のスリット光束を使用する場合、測定用光束が
CCDラインセンサ上に集光する位置が2か所、基準光
束が集光する基準位置が2か所で、CCDラインセンサ
上に集光される光束数は合計4つとなる。上述のような
従来の傾斜角測定装置では、このようなCCDラインセ
ンサ上に集光される光束数の増大に伴い、CCDライン
センサの出力を処理する電気処理回路系が増加するとい
う不都合があった。
【0005】また、装置の傾斜角が増大した場合、測定
用光束がCCDラインセンサ上に集光する位置と基準光
束が集光する基準位置との位置関係が許容範囲を逸脱し
て大幅に変動し、誤った傾斜角を測定値として出力する
ことがある。しかしながら、従来の傾斜角測定装置で
は、このような誤情報を検出することができないという
不都合があった。本発明は、前述の課題に鑑みてなされ
たものであり、簡素な回路構成を有し且つ誤情報の検出
が可能な傾斜角測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、ほぼ平行な光束を投光するため
の投光手段と、前記光束を自由液面に入射する測定用光
束と前記自由液面に入射しない基準光束とに分割するた
めの分割手段と、前記基準光束および前記測定用光束を
集光し受光するための受光手段と、前記受光手段の出力
に基づいて傾斜角を算出するための処理手段とを備え、
前記基準光束が傾斜状態に依存することなく前記受光手
段上に集光する基準位置と、前記測定用光束が傾斜状態
に依存して前記受光手段上に集光する位置との間隔に基
づいて傾斜角を測定する装置において、前記受光手段は
ラインセンサを有し、前記ラインセンサは前記ラインセ
ンサ自身に入射した前記基準光束および前記測定用光束
から基準光束受光信号および測定用光束受光信号を出力
し、前記処理手段は、前記ラインセンサを駆動する駆動
用クロックの周波数以上の周波数を有する第1のクロッ
クを前記基準光束受光信号の発生期間および前記測定用
光束受光信号の発生期間に発生する第1クロック手段
と、前記第1のクロックの2倍の周波数を有する第2の
クロックを前記基準光束受光信号および前記測定用光束
受光信号のいずれか一方の終わりから前記基準光束受光
信号および前記測定用光束受光信号のいずれか他方の始
まりまでの期間に発生する第2クロック手段と、前記基
準光束受光信号の中心位置から前記測定用光束受光信号
の中心位置までの期間を計測するための前記第1のクロ
ックおよび前記第2のクロックを連続して計数する第1
カウンタ手段とを備えていることを特徴とする傾斜角測
定装置を提供する。
【0007】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記処理手段は、前記ラインセンサから出力された出力信
号の所定の位置に基準信号を付与する手段と、前記第1
のクロックの2倍の周波数を有する第3のクロックを前
記基準光束受光信号および前記測定用光束受光信号のい
ずれか一方の終わりから前記基準信号の始まりまで、ま
たは前記基準信号の終わりから前記基準光束受光信号お
よび前記測定用光束受光信号のいずれか一方の始まりま
での期間に発生する第3クロック手段と、前記基準光束
受光信号の中心位置および前記測定用光束受光信号の中
心位置のいずれか一方から前記基準信号までの期間を計
測するための前記第1のクロックおよび前記第3のクロ
ックを連続して計数する第2カウンタ手段とを備えてい
る。
【0008】さらに、本発明の好ましい態様によれば、
前記処理手段は、前記基準光束受光信号および前記測定
用光束受光信号のいずれか一方の信号のピーク値を検出
し、前記信号のピーク値と所定の値との偏差に基づい
て、前記投光される光束の強度がほぼ一定に維持される
ように前記投光手段を制御するための光量制御手段を備
えている。
【0009】
【作用】本発明では、基準光束および測定用光束の位置
検出用計数カウンタを兼用する構成とし、基準光束受光
信号の発生期間および測定用光束受光信号の発生期間に
は第1クロックを、基準光束受光信号および測定用光束
受光信号の一方から基準光束受光信号および測定用光束
受光信号の他方までの期間には第1のクロックの2倍の
周波数を有する第2のクロックを発生させる。このよう
に、位置検出用計数クロックの周波数を切り換え、2つ
のクロックを連続的に計数することによって、基準光束
受光信号の中心位置から測定用光束受光信号の中心位置
までの期間を計測する。すなわち、基準光束と測定用光
束との間のピーク位置間隔を求める。このように、基準
光束および測定用光束の位置検出用計数カウンタを兼用
することにより、L字型光束を使用しているにもかかわ
らず回路の簡素化が達成される。
【0010】また、CCDラインセンサ出力に基準信号
を加え、CCDラインセンサへの第1入力光束(基準光
束受光信号および前記測定用光束受光信号のいずれか一
方)の終わりからこの基準信号の始まりまでの位置と、
基準信号の始まりからCCDラインセンサへの最終入力
光束(基準光束受光信号および前記測定用光束受光信号
のいずれか一方)の終わりまでの位置を監視する構成と
している。これによって、測定用光束と基準光束との位
置関係が許容範囲を逸脱して大幅に変動したことを検知
し、誤った傾斜角を測定値として出力することを回避し
て、いわゆる誤情報の検出を可能にしている。
【0011】さらに、CCDラインセンサ出力内のうち
基準光束受光信号および前記測定用光束受光信号のいず
れか一方の信号、たとえば第1入力光束による信号波形
のみを抽出し、このピーク値を処理する構成を採用して
いる。この構成により、傾斜角の測定中において光源の
出力変動を補正し、射出光量を一定に制御することがで
きる。したがって、基準光束および測定用光束の光束幅
の変動が回避され、測定精度が向上する。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を、添付図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の実施例にかかる傾斜角測定装置
の構成を模式的に説明する図である。図示の装置は、た
とえばLEDのような光源21を備えている。LED2
1を射出した光束Lは、スリット板22および光学系
(たとえばコンデンサレンズ)23を介してハーフミラ
ー29で反射される光束L1と透過する光束L2とに分
割される。ハーフミラー29を透過した光束L2は、装
置内に収容された液体27の上面28で反射する。ハー
フミラー29で反射した光束L1および自由液面28で
反射した光束L2は、光学系23′を介してたとえばC
CDラインセンサのような受光素子24上に集光する。
【0013】装置が水平状態にある場合、図中実線で示
すように液面28はハーフミラー29の下面と平行であ
る。したがって、ハーフミラー29で反射した光束L1
および液面28で反射した光束L2は互いに平行に光学
系23′に入射し、光束L1はCCDラインセンサ24
上の基準位置Aに、光束L2はCCDラインセンサ24
上の位置Bに集光する。
【0014】一方、装置が傾斜状態にある場合、図中破
線で示すように液面28とハーフミラー29の下面との
平行関係は崩れる。換言すれば、液面28だけが水平状
態を維持し、すべての構成要素は一体的に傾斜状態にな
る。このため、ハーフミラー29で反射した光束L1は
傾斜状態に依存することなくCCDラインセンサ24上
の基準位置Aに集光するが、液面28で反射した光束L
3(図中、破線で示す)はCCDラインセンサ24上の
位置Cに集光する。このように、集光位置が装置の傾斜
状態の依存しない光束L1は基準光束であり、装置の傾
斜状態に依存して集光位置の異なる光束L2およびL3
は測定用光束である。
【0015】図2は、図1の受光素子と投影像との位置
関係を示す図である。図示のように、スリット板22
は、投影像がL字型スリット形状になるように構成され
ている。基準光束L1の投影像25および測定用光束L
3の投影像26において、L字形の各辺の方向は水平面
における直交座標系の2つの方向XおよびYにそれぞれ
平行である。受光素子であるCCDラインセンサ24
は、上記L字形の各辺と45°をなすように配置されて
いる。こうして、基準光束L1の投影像25および測定
用光束L3の投影像26は、CCDラインセンサ24と
それぞれ2つの点において交差する。
【0016】なお、CCDラインセンサ24のスタート
エレメント(図中、左下のエレメント)側から順に、基
準光束1、測定用光束1、測定用光束2および基準光束
2がCCDラインセンサ24に入力されるようになって
いる。したがって、基準光束1の入力中心位置A1と測
定用光束1の入力中心位置B1との間隔に基づいてX方
向の傾斜角が、測定用光束2の入力中心位置B2と基準
光束2の入力中心位置A2との間隔に基づいてY方向の
傾斜角が、電気処理回路(図3参照)において算出され
る。
【0017】図3は、図1の受光素子の出力を処理する
電気処理回路の内部構成を示す図である。図3におい
て、CCDラインセンサ2、LED11および光学系1
2は、図1のCCDラインセンサ24、LED21およ
び光学系(22、23、23′等)に対応している。図
示の電気処理回路は、CCDラインセンサ2を駆動開始
するためのスタートパルスを出力するための発信器1を
備えている。この発信器1が出力するスタートパルスお
よび引き続き印加されるクロックパルスにしたがって、
CCDラインセンサ2が駆動される。
【0018】CCDラインセンサ2の出力は、アナログ
処理回路4の入力に接続されている。アナログ処理回路
4は、図5に示すように、アンプ14とローパスフィル
タ15とにより構成され、入力されたラインセンサ信号
を滑らかなアナログ信号に変換する。アナログ処理回路
4の出力は、波形整形回路5の入力および光量補正部1
0の入力に接続されている。また、光量補正部10の出
力はLED11の入力に接続されている。
【0019】波形整形回路5では、入力されたアナログ
信号を矩形波信号に変換する。一方、光量補正部10で
は、アナログ処理回路4および波形整形回路5から入力
された信号に基づいてLED11が射出する光束の強度
を検知し、この強度が一定に維持されるようにLED1
1の電流を制御する。
【0020】図6は、光量補正部10の内部構成を示す
図である。図示のように、光量補正部10は、アナログ
処理回路4から入力されたアナログ信号および波形整形
回路5から入力された矩形波信号を受けて、第1入力矩
形波に同期したアナログ信号のみを抽出する波形抽出部
20を備えている。波形抽出部20の出力は、ピークホ
ールド回路19およびサンプルホールド回路18を介し
てLED制御部17の入力に接続されている。ピークホ
ールド回路19およびサンプルホールド回路18では、
波形抽出部20で抽出したアナログ信号から、LED1
1の射出光束の強度に比例する電圧値を求める。LED
制御部17ではこの電圧値にもとづいて、LED電流を
適宜制御しCCDラインセンサ2上に集光される光束の
強度を一定に保持する。
【0021】波形整形回路5の出力は、カウンタ回路
6、カウンタ回路7およびカウンタ回路8の入力に接続
されている。一方、発信器1の出力はタイミング発生回
路3の入力にそれぞれ接続され、タイミング発生回路の
出力は、アナログ処理回路4、カウンタ回路7およびカ
ウンタ回路8の入力に接続されている。タイミング発生
回路3は、発信器1から入力されたスタートパルスを受
けて2つのパルスを有するタイミング信号を発生する。
タイミング信号は、アナログ処理回路4、カウンタ回路
7およびカウンタ回路8に送られる。カウンタ回路7で
は、波形整形回路5が出力する矩形波信号およびタイミ
ング発生回路3が出力するタイミング信号を受けて、基
準光束の入力位置と測定用光束の入力位置との間隔の計
数を行う。
【0022】また、カウンタ回路8では、波形整形回路
5が出力する矩形波信号およびタイミング発生回路3が
出力するタイミング信号を受けて、測定用光束の入力位
置がが所定の許容範囲内にあるか否かを検出する。一
方、カウンタ回路6では、波形整形回路5が出力する矩
形波信号を受けて、CCDラインセンサ2に入力する光
束の数を計数し、誤情報を検出する。カウンタ回路6、
カウンタ回路7およびカウンタ回路8の出力は処理回路
9の入力に接続されている。処理回路9では、各カウン
タ回路の信号および計数値を総合処理して傾斜角を算出
し、表示部(不図示)に算出した測定値として表示す
る。
【0023】図4は、図3の電気処理回路のタイミング
チャートを示す図である。図3および図4を参照して、
受光素子の出力の処理動作を説明する。発信器1はCC
Dラインセンサ2を駆動開始するためのスタートパルス
を出力する。このスタートパルスが印加された時点t0
から引き続き印加されるクロックパルスにしたがって、
CCDラインセンサ2の各エレメントが順次駆動され
る。CCDラインセンサ2は、各エレメントに入射する
光量に比例した信号をパルス列として次段のアナログ処
理回路4に出力する。アナログ処理回路4は、入力され
たパルス列による階段波形形状のラインセンサ信号を、
増幅・スプライン化して滑らかなアナログ信号に変換す
る(図5参照)。
【0024】アナログ処理回路4の出力アナログ信号
は、次段の波形整形回路5に入力される。波形整形回路
5では、入力されたアナログ信号と予め設定されたスレ
ッショルド電圧VSとを比較し、アナログ信号を矩形波
に変換する。上述したように、通常の傾斜状態(測定用
光束の集光位置が許容範囲内にあるような正常な傾斜状
態)では、CCDラインセンサ2に入力する光束は、C
CDラインセンサ2のスタートエレメント側から、基準
光束1、測定用光束1、測定用光束2および基準光束2
の順になる。したがって、アナログ信号にはこの入射光
束の順番にしたがってピークが表れ、波形整形回路5に
入力される。
【0025】なお、すでに述べたように、測定用光束1
および測定用光束2の位置変動は、それぞれ直交座標系
の各方向の傾斜角に対応しており、各光束の位置変動デ
ータは単独に処理される。換言すれば、基準光束1に対
する測定用光束1の位置変化によりX方向の傾斜角を、
基準光束2に対する測定用光束2の位置変化によりY方
向の傾斜角を求めることになる。図4を参照すると、ま
ず、基準光束1による信号電圧がVSよりも下がるとき
(t1)に矩形波出力はLになり、基準光束1による信
号電圧がVSよりも上がるとき(t2)に矩形波出力は
再びHになる。同様に、測定用光束1による信号電圧が
VSよりも下がるとき(t3)に矩形波出力はLにな
り、測定用光束1による信号電圧がVSよりも上がると
き(t4)に矩形波出力は再びHになる。
【0026】また、測定用光束2による信号電圧がVS
よりも下がるとき(t5)に矩形波出力はLになり、測
定用光束2による信号電圧がVSよりも上がるとき(t
6)に矩形波出力は再びHになる。同様に、基準光束2
による信号電圧がVSよりも下がるとき(t7)に矩形
波出力はLになり、基準光束2による信号電圧がVSよ
りも上がるとき(t8)に矩形波出力は再びHになる。
各入射光束のCCDラインセンサ2への入力位置は、こ
の矩形波信号のLで示される。さらに特定すれば、入射
光束による矩形波信号はそのピークを中心として対称と
考えられるので、矩形波信号のLの時間間隔の中央位置
が入射光束の入力中心位置に対応していることになる。
このように波形整形回路5で生成された矩形波信号は、
カウンタ回路6、カウンタ回路7およびカウンタ回路8
にそれぞれ入力される。
【0027】一方、スタートパルスはタイミング発生回
路3に入力され、タイミング発生回路3においてCCD
ラインセンサ2の総エレメントの中央に相当する位置お
よび最終エレメントに相当する位置にパルスを有するタ
イミング信号を発生する。総エレメントの中央に相当す
る位置を中央基準とし、最終エレメントに相当する位置
を終了基準とする。このように2つのパルスを有するタ
イミング信号は、カウンタ回路7およびカウンタ回路8
に送られる。各カウンタ回路7、8において、各入射光
束による矩形波信号および上記タイミング信号の立ち上
がり・立ち下がりをトリガとして、矩形波信号の間隔を
クロックパルスで計数する。
【0028】図7は、図3のカウンタ回路7における計
数動作を説明する図である。まず、カウンタ回路7にお
いて、基準光束と測定用光束との位置間隔の計数を行
う。CCDラインセンサ2の分解能(エレメントのピッ
チに相当)以上の分解能を得るために、計数クロックの
周波数として、CCDラインセンサ2を駆動するクロッ
クパルスの周波数と比較して十分大きい周波数を使用す
る。
【0029】図7および図8に示すように、基準光束1
による立ち下がりt2から測定用光束1による立ち上が
りt3までの間隔を周波数fのクロックで計数し、基準
光束1の入力状態すなわちt1からt2までの間隔およ
び測定用光束1の入力状態すなわちt3からt4までの
間隔をf/2の周波数のクロックで計数する。上述の計
数動作は、t1からt4の時点まで連続的に行われる。
すなわち、上述の計数動作は、1つのカウンタ回路7に
おいて計数用のクロック周波数を適宜変更して行われ
る。こうして計数されたカウント値は、基準光束1の入
力位置の中心から測定用光束1の入力位置の中心までを
周波数fのクロックで計数したカウント値と一致する。
【0030】なお、図9に示すように、測定用光束1の
入力位置が基準光束1の入力位置よりもCCDラインセ
ンサ2上においてスタートエレメント側(図中左側)に
ある場合、すなわち時間的に測定用光束1の方が早く入
力された場合には、前記計数動作は測定用光束1から基
準光束1まで行われる。一方、図10に示すように、測
定用光束1がタイミング信号内の中央基準よりも時間的
に遅く入力された場合、計数動作は基準光束1から中央
基準まで行われる。カウンタ回路7は、基準光束1と測
定用光束1との入力中心間隔を計数した後、タイミング
信号内の中央基準のタイミングで計数値C1を処理回路
9に転送し、内部カウンタをリセットする。
【0031】次いで、測定用光束2および基準光束2に
ついても同様の計数動作を行う。すなわち、測定用光束
2による立ち上がりt6から基準光束2による立ち下が
りt7までの間隔を周波数fのクロックで、測定用光束
2の入力状態すなわちt5からt6までの間隔および基
準光束2の入力状態すなわちt7からt8までの間隔を
f/2の周波数のクロックで連続計数する。カウンタ回
路7は、こうして得られた測定用光束2の入力位置の中
心から基準光束2の入力位置の中心までの間隔に相当す
る計数値C2を、タイミング信号内の終了基準のタイミ
ングで処理回路9に転送し、内部カウンタをリセットす
る。
【0032】測定用光束1の入力位置の変動に伴って計
数動作の開始および終了位置が変更するのと同様、測定
用光束2の入力位置の変動に伴って計数動作の開始およ
び終了位置を変更する必要がある。測定用光束2がタイ
ミング信号内の中央基準よりも時間的に早く入力した場
合、計数動作は中央基準から基準光束2まで行う。一
方、CCDラインセンサ2上において測定用光束2が基
準光束2より遅く入力された場合、前記計数動作は基準
光束2から測定用光束2まで行われる。このように、1
つのカウンタ回路7において、直交座標系の各方向につ
いて基準光束と測定用光束との入力中心位置間隔を測定
することができる。
【0033】一方、カウンタ回路8では、矩形波信号の
第1番目の入力時間t1からt2までを周波数f/2の
クロックで計数し、次いでt2からタイミング信号内の
中央基準の立ち下がりt9までを周波数fのクロックで
計数する。こうして、第1番目に入力した光束の中心か
ら中央基準までの間隔を検知することができる。カウン
タ回路8は、この計数値CK1を処理回路9に転送した
後、内部データをリセットする。そして引き続き、中央
基準の立ち上がりt10から矩形波信号の第4番目(最
終)の立ち下がりt7まで周波数fのクロックで計数
し、第4番目の入力時間t7からt8までを周波数f/
2のクロックで計数する。こうして、中央基準から第4
番目に入力した光束の中心までの間隔を検知することが
できる。カウンタ回路8は、この計数値CK2を処理回
路9に転送した後、内部データをリセットする。
【0034】装置が水平状態すなわち無傾斜状態にある
場合、基準光束1と測定光束1との間隔に対応する計数
値C10、および基準光束2と測定光束2との間隔に対
応する計数値C20がカウンタ回路7から得られる。ま
た、基準光束1と中央基準との間隔に対応する計数値C
K10、および中央基準と基準光束2との間隔に対応す
る計数値CK20がカウンタ回路8から得られる。処理
回路9は、これらの計数値C10、C20、CK10お
よびCK20を初期値として記憶している。上述したよ
うに、装置の傾斜状態において、カウンタ回路7および
カウンタ回路8は、計数値C1、C2、CK1およびC
K2を出力する。計数値C1、C2、CK1およびCK
2は、初期計数値C10、C20、CK10およびCK
20に対応している。
【0035】一方、カウンタ回路6では、スタートパル
スからタイミング信号内の終了基準が発生するまでにお
ける矩形波信号の入力状態(Lの状態)の個数を計数す
る。上述したように、正常状態において、CCDライン
センサ2には2つの基準光束および2つの測定用光束が
入力するので、カウンタ回路6の計数値は4となる。し
たがって、カウンタ回路は、計数値が4以外の数値であ
る場合にはNG信号を、計数値が4以外の数値である場
合にはOK信号を処理回路9に出力する。
【0036】処理回路9では、各カウンタ回路6乃至8
から得られた情報を総合処理して傾斜角を算出し、表示
部(不図示)に算出した傾斜角を測定値として表示す
る。図11は、各カウンタ回路からの計数値および信号
の判断フロー図である。図11を参照して、処理回路9
における動作を説明する。まず、カウンタ回路6から得
られるNG信号またはOK信号に基づいてカウンタ回路
7およびカウンタ回路8から得られる計数値の有効性を
判断する。カウンタ回路6の出力信号がNGであればエ
ラー処理1のためのルーチンに進み、出力信号がOKで
あれば次段の計数値処理に進む。すなわち、第1の判断
において、CCDラインセンサ2に入力する光束の数が
正常値の4であるか否かをチェックし、基準光束と測定
光束とが重なる場合または何らかの原因で光束が欠如す
る場合等、異常状態を予め検知して誤情報の出力を回避
する。
【0037】カウンタ回路6の出力信号がOKであれ
ば、カウンタ回路7から入力される計数値CK1(2)
と初期値CK10(20)とを比較し、CK1(2)>
CK10(20)の場合にはエラー処理ルーチンに進
み、CK1(2)≦CK10(20)の場合には次の計
数値処理に進む。このように、第2の判断において、C
CDラインセンサ2に入力する基準光束と測定用光束と
の入力順序をチェックする。すなわち、基準光束1より
前に測定用光束1が入射する場合もしくは基準光束2よ
り後に測定用光束2が入力する場合を検出することによ
って、限定された許容入力範囲内に測定用光束が入力し
ているか否かを判断する。
【0038】この判断動作により、入力する光束の順序
が入れ変わったときに基準光束と測定用光束との間隔が
通常傾斜状態における間隔と同一値を示した場合におい
ても、傾斜状態の正常または異常を判断をすることがで
きる。CCDラインセンサ2に入力した測定用光束の位
置が許容範囲内にあることを確認すると、カウンタ回路
8から入力される計数値C1(2)と初期値CK10
(20)とを比較し、C1(2)≧CK10(20)の
場合にはエラー処理ルーチンに進み、C1(2)<CK
10(20)の場合には次の処理に進む。
【0039】このように、第3の判断において、CCD
ラインセンサ2に入力する測定用光束とタイミング信号
内の中央基準との入力順序をチェックする。すなわち、
中央基準より後に測定用光束1が入射する場合もしくは
中央基準より前に測定用光束2が入射する場合を検出す
ることによって、限定された許容入力範囲内に測定用光
束が入力しているか否かを判断する。
【0040】このように第1乃至第3の判断を経て計数
値が有効である(エラーのない正常状態)と判断する
と、測定計数値C1、C2および初期値C10、C20
に基づいて、X方向の傾斜角θ1およびY方向の傾斜角
θ2をそれぞれ次式(1)および(2)で求めることが
できる。 θ1=K1×(C10−C1) (1) θ2=K2×(C20−C2) (2) ここで、K1およびK2は、各方向に対する装置に固有
な傾斜係数であり、予め測定され処理部9に記憶されて
いる。
【0041】図12は、光量補正部10の動作を説明す
る図である。光量補正部10では、アナログ処理回路4
および波形整形回路5から入力された信号に基づいてL
ED11が射出する光束の強度を検知し、この強度が一
定に維持されるようにLED電流を制御する。図6およ
び図12を参照すると、光量補正部10の波形抽出部2
0は、アナログ処理回路4から入力されたアナログ信号
および波形整形回路5から入力された矩形波信号を受け
て、第1入力矩形波に同期したアナログ信号のみを抽出
する。
【0042】波形抽出部20で抽出されたアナログ信号
は1つのピークのみを有し、次段のピークホールド回路
19を介しサンプルホールド回路18に入力される。ピ
ークホールド回路19およびサンプルホールド回路18
の作用により、LED11が射出する光束の強度(厳密
にはCCDラインセンサ2に第1番目に入力する光束の
強度)に依存した電圧値がサンプルホールドされる。L
ED制御部17では、この電圧値が所定電圧値(光束の
所定強度に対応する)より高い場合にはLED電流値を
適宜減少させ、この電圧値が所定電圧値より低い場合に
はLED電流値を適宜増加させることによって、CCD
ラインセンサ2上に集光される光束の強度を一定に保持
する。
【0043】なお、本実施例では、基準光束と測定用光
束との間隔計測用のカウンタ回路(カウンタ回路7)
と、基準信号と第1入力光束との間隔および基準信号と
最終入力光束との間隔を計測するためのカウンタ回路
(カウンタ回路8)を別々に構成したが、1つのカウン
タ回路で構成してもよい。また、本実施例では、2つの
基準光束の間に2つの測定用光束が位置するように構成
した例を示したが、2つの測定用光束の間に2つの基準
光束が位置するように構成してもよい。
【0044】
【効果】以上説明したように、本発明の傾斜角測定装置
では、基準光束および測定用光束の位置検出用計数カウ
ンタを兼用するため、回路が簡素化される。また、基準
信号と第1入力光束または最終入力光束との位置を監視
するため、誤情報の検出が可能になる。さらに、第1入
力光束のピーク波形により光源の出力変動を補正するの
で、光束幅の変動が回避され、測定精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる傾斜角測定装置の構成
を模式的に説明する図である。
【図2】図1の受光素子と投影像との位置関係を示す図
である。
【図3】図1の受光素子の出力を処理する電気処理回路
の内部構成を示す図である。
【図4】図3の電気処理回路のタイミングチャートを示
す図である。
【図5】図3のアナログ処理回路の内部構成を示す図で
ある。
【図6】図3の光量補正部の内部構成を示す図である。
【図7】図3のカウンタ回路7における計数動作を説明
する図である。
【図8】通常傾斜状態における計数動作を説明する図で
ある。
【図9】測定用光束1が基準光束1よりも早く入力した
場合における計数動作を説明する図である。
【図10】測定用光束1が中央基準よりも遅く入力した
場合における計数動作を説明する図である。
【図11】各カウンタ回路からの計数値および信号の判
断フロー図である。
【図12】図3の光量補正部10の動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 発信器 2、24 CCDラインセンサ 3 タイミング発生回路 4 アナログ処理回路 5 波形整形回路 6、7、8 カウンタ回路 9 処理回路 10 光量補正部 11、21 LED 12、23 光学系 14 アンプ 15 ローパスフィルタ 17 LED制御部 18 ピークホールド回路 19 サンプルホールド回路 20 波形抽出部 22 スリット板 25、26 光束投影像

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ平行な光束を投光するための投光手
    段と、前記光束を自由液面に入射する測定用光束と前記
    自由液面に入射しない基準光束とに分割するための分割
    手段と、前記基準光束および前記測定用光束を集光し受
    光するための受光手段と、前記受光手段の出力に基づい
    て傾斜角を算出するための処理手段とを備え、前記基準
    光束が傾斜状態に依存することなく前記受光手段上に集
    光する基準位置と、前記測定用光束が傾斜状態に依存し
    て前記受光手段上に集光する位置との間隔に基づいて傾
    斜角を測定する装置において、 前記受光手段はラインセンサを有し、前記ラインセンサ
    は前記ラインセンサ自身に入射した前記基準光束および
    前記測定用光束から基準光束受光信号および測定用光束
    受光信号を出力し、 前記処理手段は、 前記ラインセンサを駆動する駆動用クロックの周波数以
    上の周波数を有する第1のクロックを前記基準光束受光
    信号の発生期間および前記測定用光束受光信号の発生期
    間に発生する第1クロック手段と、 前記第1のクロックの2倍の周波数を有する第2のクロ
    ックを前記基準光束受光信号および前記測定用光束受光
    信号のいずれか一方の終わりから前記基準光束受光信号
    および前記測定用光束受光信号のいずれか他方の始まり
    までの期間に発生する第2クロック手段と、 前記基準光束受光信号の中心位置から前記測定用光束受
    光信号の中心位置までの期間を計測するための前記第1
    のクロックおよび前記第2のクロックを連続して計数す
    る第1カウンタ手段とを備えていることを特徴とする傾
    斜角測定装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、 前記ラインセンサから出力された出力信号の所定の位置
    に基準信号を付与する手段と、 前記第1のクロックの2倍の周波数を有する第3のクロ
    ックを前記基準光束受光信号および前記測定用光束受光
    信号のいずれか一方の終わりから前記基準信号の始まり
    まで、または前記基準信号の終わりから前記基準光束受
    光信号および前記測定用光束受光信号のいずれか一方の
    始まりまでの期間に発生する第3クロック手段と、 前記基準光束受光信号の中心位置および前記測定用光束
    受光信号の中心位置のいずれか一方から前記基準信号ま
    での期間を計測するための前記第1のクロックおよび前
    記第3のクロックを連続して計数する第2カウンタ手段
    とを備えている請求項1に記載の傾斜角測定装置。
  3. 【請求項3】 前記第2カウンタ手段は前記第1カウン
    タ手段であることを特徴とする請求項2に記載の傾斜角
    測定装置。
  4. 【請求項4】 前記処理手段は、前記基準光束受光信号
    および前記測定用光束受光信号のいずれか一方の信号の
    ピーク値を検出し、前記信号のピーク値と所定の値との
    偏差に基づいて、前記投光される光束の強度がほぼ一定
    に維持されるように前記投光手段を制御するための光量
    制御手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の傾斜角測定装置。
  5. 【請求項5】 前記基準光束および前記測定用光束は前
    記受光手段上においてL字型スリット形状を有し、L字
    型スリット形状の各辺は前記ラインセンサと45°の角
    度をなすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の傾斜角測定装置。
JP6016993A 1994-01-17 1994-01-17 傾斜角測定装置 Pending JPH07208986A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09280859A (ja) * 1996-04-17 1997-10-31 Topcon Corp 傾斜センサ及びこれを使用した測量機
CN109540102A (zh) * 2018-12-14 2019-03-29 中铁建设集团有限公司 一种基于ccd线阵的高精度倾角测量装置及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09280859A (ja) * 1996-04-17 1997-10-31 Topcon Corp 傾斜センサ及びこれを使用した測量機
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