JPH07209397A - 光磁界センサ - Google Patents
光磁界センサInfo
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- JPH07209397A JPH07209397A JP6004854A JP485494A JPH07209397A JP H07209397 A JPH07209397 A JP H07209397A JP 6004854 A JP6004854 A JP 6004854A JP 485494 A JP485494 A JP 485494A JP H07209397 A JPH07209397 A JP H07209397A
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- Japan
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- magnetic field
- optical
- field sensor
- output
- guide fiber
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- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁界に対するセンサ出力の直線性がよく、磁
界とセンサ出力の位相のずれ方も小さく、変調度 Vr が
大きい光磁界センサを提供する。 【構成】 入力側の光ガイドファイバ2直後のレンズ3
から射出する光が、順次、偏光子4,磁性ガーネット
6,集光レンズ14,出力側の偏光子7を通過した後、
光ガイドファイバ9直前のレンズ8により光ガイドファ
イバ9へ導かれる構造で、二つの偏光子間の相対角度φ
(deg) と磁性ガーネットのファラデー回転角θ(deg) が
特定の関係にあるように設定されている。
界とセンサ出力の位相のずれ方も小さく、変調度 Vr が
大きい光磁界センサを提供する。 【構成】 入力側の光ガイドファイバ2直後のレンズ3
から射出する光が、順次、偏光子4,磁性ガーネット
6,集光レンズ14,出力側の偏光子7を通過した後、
光ガイドファイバ9直前のレンズ8により光ガイドファ
イバ9へ導かれる構造で、二つの偏光子間の相対角度φ
(deg) と磁性ガーネットのファラデー回転角θ(deg) が
特定の関係にあるように設定されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気光学素子のファラ
デー効果を用いて磁界強度を測定する光磁界センサに関
するもので、特に電力を供給する送電線、配電線及び受
変電設備(キュービクル)、GIS(Gas Insulated Sw
itch Gear)などの電線の周囲に発生する磁界の強度を測
定することにより、電流の大きさを計測する光磁界セン
サ及び一般的な交流磁界を測定する光磁界センサの改良
に係るものである。
デー効果を用いて磁界強度を測定する光磁界センサに関
するもので、特に電力を供給する送電線、配電線及び受
変電設備(キュービクル)、GIS(Gas Insulated Sw
itch Gear)などの電線の周囲に発生する磁界の強度を測
定することにより、電流の大きさを計測する光磁界セン
サ及び一般的な交流磁界を測定する光磁界センサの改良
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】発電所から需要家までの電力輸送経路で
ある送電線、配電線を流れる電流の大きさを測定し異常
を検出する電流センサや、キュービクル、GIS内で使
用されている電流センサとして、ファラデー効果を利用
し小型、軽量、無誘導性を兼備した光磁界センサが注目
されている。光磁界センサの原理は、電流により導体例
えば送電線の周囲に発生する磁界を、磁気光学素子の有
するファラデー効果を用いて測定し、電流値を求めるの
である。光磁界センサの特徴は、高耐電圧、高絶縁性、
非接触、小型軽量で、高圧側に電源や電気回路が不要な
ことなどである。
ある送電線、配電線を流れる電流の大きさを測定し異常
を検出する電流センサや、キュービクル、GIS内で使
用されている電流センサとして、ファラデー効果を利用
し小型、軽量、無誘導性を兼備した光磁界センサが注目
されている。光磁界センサの原理は、電流により導体例
えば送電線の周囲に発生する磁界を、磁気光学素子の有
するファラデー効果を用いて測定し、電流値を求めるの
である。光磁界センサの特徴は、高耐電圧、高絶縁性、
非接触、小型軽量で、高圧側に電源や電気回路が不要な
ことなどである。
【0003】図6は、今までに開発されている電流測定
用に供する光磁界センサの基本構成を示す概略図であ
る。図中、1は光源、2は入力側光ガイドファイバ、3
は入力側レンズ、4は入力側偏光子としての偏光ビーム
スプリッタ(以下、PBSと呼ぶ)、5は半波長板、6
は磁気光学素子、7は出力側偏光子としてのPBS,8
は出力側レンズ、9は出力側光ガイドファイバ、10は
光検出器、11は信号処理回路である。そして、光源1
から射出した光は、入力側光ガイドファイバ2,入力側
レンズ3を経て、入力側PBS4により直線偏光とさ
れ、更に半波長板5を通って直線偏光の偏光面が45(d
eg) 回転されて磁気光学素子6に入射する。偏光面が4
5(deg) 回転された直線偏光は、磁気光学素子6を通過
するとき、被測定磁界(以下、原則として単に磁界と呼
ぶ)の強さと前記通過の距離に応じて磁気旋光を受け
て、偏光面が回転される。この偏光面が回転された光
は、次の出力側PBS7を通過するとき、磁界の強さに
対応した強度になり、これが出力側レンズ8で出力側光
ガイドファイバ9に集光され、光検出器10に導かれて
光電変換され、最終的に信号処理回路11で所望の磁界
を検出する。
用に供する光磁界センサの基本構成を示す概略図であ
る。図中、1は光源、2は入力側光ガイドファイバ、3
は入力側レンズ、4は入力側偏光子としての偏光ビーム
スプリッタ(以下、PBSと呼ぶ)、5は半波長板、6
は磁気光学素子、7は出力側偏光子としてのPBS,8
は出力側レンズ、9は出力側光ガイドファイバ、10は
光検出器、11は信号処理回路である。そして、光源1
から射出した光は、入力側光ガイドファイバ2,入力側
レンズ3を経て、入力側PBS4により直線偏光とさ
れ、更に半波長板5を通って直線偏光の偏光面が45(d
eg) 回転されて磁気光学素子6に入射する。偏光面が4
5(deg) 回転された直線偏光は、磁気光学素子6を通過
するとき、被測定磁界(以下、原則として単に磁界と呼
ぶ)の強さと前記通過の距離に応じて磁気旋光を受け
て、偏光面が回転される。この偏光面が回転された光
は、次の出力側PBS7を通過するとき、磁界の強さに
対応した強度になり、これが出力側レンズ8で出力側光
ガイドファイバ9に集光され、光検出器10に導かれて
光電変換され、最終的に信号処理回路11で所望の磁界
を検出する。
【0004】上述の構成で、光源1としては、一般的に
発光ダイオードが用いられる。指向性の優れた光を射出
し、発光強度が大きいレーザダイオードの採用も考えら
れる。しかし、レーザダイオードから射出するダイオー
ドレーザはほぼ直線偏光であり、この直線偏光が入力側
光ガイドファイバ2を通過するとき、入力側光ガイドフ
ァイバ2に応力が存在すると、偏光面が安定せず、入力
側PBS4を通過したダイオードレーザの強度が、不安
定になるという問題点がある。したがって、光源1に
は、無偏光の光を射出する発光ダイオードが適してい
る。また、半波長板5は入力側PBS4と出力側PBS
7の相対角度を45(deg)にするために用いられてい
る。なお、この構成の光磁界センサにおいては、磁気光
学素子6を通過する直線偏光の進路と磁界とが、平行で
ある。そして、半波長板5と磁気光学素子6とは、その
配置順を逆にしても、特性上に大きな差異はない。
発光ダイオードが用いられる。指向性の優れた光を射出
し、発光強度が大きいレーザダイオードの採用も考えら
れる。しかし、レーザダイオードから射出するダイオー
ドレーザはほぼ直線偏光であり、この直線偏光が入力側
光ガイドファイバ2を通過するとき、入力側光ガイドフ
ァイバ2に応力が存在すると、偏光面が安定せず、入力
側PBS4を通過したダイオードレーザの強度が、不安
定になるという問題点がある。したがって、光源1に
は、無偏光の光を射出する発光ダイオードが適してい
る。また、半波長板5は入力側PBS4と出力側PBS
7の相対角度を45(deg)にするために用いられてい
る。なお、この構成の光磁界センサにおいては、磁気光
学素子6を通過する直線偏光の進路と磁界とが、平行で
ある。そして、半波長板5と磁気光学素子6とは、その
配置順を逆にしても、特性上に大きな差異はない。
【0005】信号処理回路11では、光電変換により得
られた交流成分と直流成分とに分離され、割り算器によ
り交流成分電圧/直流成分電圧が求められる。そして、
交流成分電圧/直流成分電圧の実効値をもって、磁界す
なわち被測定磁界を表し、これを変調度と称する。この
ように、交流成分電圧/直流成分電圧を検出する理由
は、光源1の射出光強度の変動及び入力側・出力側の両
光ガイドファイバ2,9の揺れ等による光量の変動を消
去して、所望の磁界を検出することができるためであ
る。
られた交流成分と直流成分とに分離され、割り算器によ
り交流成分電圧/直流成分電圧が求められる。そして、
交流成分電圧/直流成分電圧の実効値をもって、磁界す
なわち被測定磁界を表し、これを変調度と称する。この
ように、交流成分電圧/直流成分電圧を検出する理由
は、光源1の射出光強度の変動及び入力側・出力側の両
光ガイドファイバ2,9の揺れ等による光量の変動を消
去して、所望の磁界を検出することができるためであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した光磁界センサ
における磁気光学素子6としては、酸化鉛(PbO)を
含む鉛ガラス、ZnSe,BGO及びBSOなどの常磁
性材料又は反磁性材料がある。しかし、最近では送電
線、配電線における電流計測、GIS,キュービクル内
の計器用変流器にも、光磁界センサを用いる計画が積極
的に進められている。このようなセンサには高感度、小
型、低価格が要求される。そこで量産性が高く、磁気感
度の高い磁性ガーネット、更にBi置換の磁性ガーネッ
トを用いた光磁界センサの開発が行われるようになって
きた。
における磁気光学素子6としては、酸化鉛(PbO)を
含む鉛ガラス、ZnSe,BGO及びBSOなどの常磁
性材料又は反磁性材料がある。しかし、最近では送電
線、配電線における電流計測、GIS,キュービクル内
の計器用変流器にも、光磁界センサを用いる計画が積極
的に進められている。このようなセンサには高感度、小
型、低価格が要求される。そこで量産性が高く、磁気感
度の高い磁性ガーネット、更にBi置換の磁性ガーネッ
トを用いた光磁界センサの開発が行われるようになって
きた。
【0007】上述のように、従来、磁気光学素子6とし
ては常磁性体材料、反磁性体材料が使われてきた。この
場合、二つのPBS(偏光子)4,7間の相対角度φ=
45(deg) で、変調度は最大となる。そして、近年、磁
気光学素子6として感度の高いRIGが注目され、実用
段階に近づきつつある。しかし、磁気光学素子6を常磁
性体材料、反磁性体材料からRIGに置き換える場合
も、図6の磁気光学素子6をRIGに置き換えただけ
で、二つの偏光子の相対角度φは、通常の45(deg) で
使用されている。RIGを使用した光磁界センサでは、
外部磁界の変化に対するセンサ出力の感度(変調度)が
高いという利点があり、変調度は大きければ大きいほ
ど、センサ出力の信号雑音比(S/N比)をよくするこ
とができ、高精度のセンサの作製が可能である。このた
め、RIGを使用した光磁界センサにおいても、変調度
の増大が望まれている。
ては常磁性体材料、反磁性体材料が使われてきた。この
場合、二つのPBS(偏光子)4,7間の相対角度φ=
45(deg) で、変調度は最大となる。そして、近年、磁
気光学素子6として感度の高いRIGが注目され、実用
段階に近づきつつある。しかし、磁気光学素子6を常磁
性体材料、反磁性体材料からRIGに置き換える場合
も、図6の磁気光学素子6をRIGに置き換えただけ
で、二つの偏光子の相対角度φは、通常の45(deg) で
使用されている。RIGを使用した光磁界センサでは、
外部磁界の変化に対するセンサ出力の感度(変調度)が
高いという利点があり、変調度は大きければ大きいほ
ど、センサ出力の信号雑音比(S/N比)をよくするこ
とができ、高精度のセンサの作製が可能である。このた
め、RIGを使用した光磁界センサにおいても、変調度
の増大が望まれている。
【0008】現在、磁気光学素子にRIGを使用した光
磁界センサは、磁界に対するセンサ出力の直線性がよ
く、磁界とセンサ出力の位相のずれ方(以下、位相角と
呼ぶ)の小さいものの作製が可能である。しかし、変調
度を更に高くすることが、信号処理回路11のコスト低
減、小磁界の測定等の点から望まれている。
磁界センサは、磁界に対するセンサ出力の直線性がよ
く、磁界とセンサ出力の位相のずれ方(以下、位相角と
呼ぶ)の小さいものの作製が可能である。しかし、変調
度を更に高くすることが、信号処理回路11のコスト低
減、小磁界の測定等の点から望まれている。
【0009】本発明は、上述のような事情に鑑みて、磁
界に対するセンサ出力の直線性がよく、位相角は小さ
く、かつ、変調度が大きい光磁界センサの提供を目的と
している。
界に対するセンサ出力の直線性がよく、位相角は小さ
く、かつ、変調度が大きい光磁界センサの提供を目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁界センサ
は、入力側光ガイドファイバ直後の入力側レンズから射
出する光が、入力側偏光子、磁性ガーネット、集光レン
ズ、出力側偏光子を通過した後、出力側光ガイドファイ
バ直前の出力側レンズによりこの出力側光ガイドファイ
バへ導かれるようにした光磁界センサにおいて、これら
二つの偏光子間の相対角度φ(deg) と磁性ガーネットの
ファラデー回転角θ(deg) が、0<θ<90,0<φ<
90のとき、θ+φ=90で、0<θ<90,90<φ
<180のとき及び90<θ<180,0<φ<90の
とき、|φ−θ|=90で、90<θ<180,90<
φ<180のとき、θ+φ=270であるようにしたこ
とを特徴としている。
は、入力側光ガイドファイバ直後の入力側レンズから射
出する光が、入力側偏光子、磁性ガーネット、集光レン
ズ、出力側偏光子を通過した後、出力側光ガイドファイ
バ直前の出力側レンズによりこの出力側光ガイドファイ
バへ導かれるようにした光磁界センサにおいて、これら
二つの偏光子間の相対角度φ(deg) と磁性ガーネットの
ファラデー回転角θ(deg) が、0<θ<90,0<φ<
90のとき、θ+φ=90で、0<θ<90,90<φ
<180のとき及び90<θ<180,0<φ<90の
とき、|φ−θ|=90で、90<θ<180,90<
φ<180のとき、θ+φ=270であるようにしたこ
とを特徴としている。
【0011】
【作用】磁気光学素子6にRIGを使用して、すべての
回折光を出力側光ガイドファイバ9に取り込むような構
成の図6に示した光磁界センサでは、RIGによる吸収
を無視したとき、偏光子としての出力側PBS7を透過
した光の光量 Ir と磁界の関係は、下記の式(1)で表
される。 Ir =〔1/2 〕 Iin〔1 +cos2θcos2φ+( H/Hs )sin2θsin2φ〕・・・・(1) なお、ここで、θは磁気光学素子6のファラデー回転角
(deg) ,φは二つの偏光子4,7間の相対角度(deg) ,
Hs ,H はそれぞれ飽和磁界(Oe),被測定磁界(Oe), I
inはRIGへの入射光量である。
回折光を出力側光ガイドファイバ9に取り込むような構
成の図6に示した光磁界センサでは、RIGによる吸収
を無視したとき、偏光子としての出力側PBS7を透過
した光の光量 Ir と磁界の関係は、下記の式(1)で表
される。 Ir =〔1/2 〕 Iin〔1 +cos2θcos2φ+( H/Hs )sin2θsin2φ〕・・・・(1) なお、ここで、θは磁気光学素子6のファラデー回転角
(deg) ,φは二つの偏光子4,7間の相対角度(deg) ,
Hs ,H はそれぞれ飽和磁界(Oe),被測定磁界(Oe), I
inはRIGへの入射光量である。
【0012】交流磁界を測定する場合、H0を交流磁界の
振幅、ωを交流磁界の角周波数(電流の角周波数),t
を時間とし、H =H0sin ωtとすれば、光検出器10か
らの出力電圧V は、下記の式(2)で表される。 V =〔1/2 〕aIin〔1 +cos2θcos2φ+(H0sin ωt/Hs )sin2θsin2φ〕 ・・・・(2) ここで、a は光検出器10に係る入射光量と出力電圧V
の変換係数である。
振幅、ωを交流磁界の角周波数(電流の角周波数),t
を時間とし、H =H0sin ωtとすれば、光検出器10か
らの出力電圧V は、下記の式(2)で表される。 V =〔1/2 〕aIin〔1 +cos2θcos2φ+(H0sin ωt/Hs )sin2θsin2φ〕 ・・・・(2) ここで、a は光検出器10に係る入射光量と出力電圧V
の変換係数である。
【0013】次に、光検出器10からの出力電圧V は、
信号処理回路11で直流成分 VD と交流成分 VA とに分
離される。この直流成分 VD と交流成分 VA は、式
(2)からそれぞれ下記の式(3),式(4)で表され
る。 VD =(1/2 )aIin(1 +cos2θcos2φ) ・・・・(3) VA =(1/2 )(H0/Hs )aIinsin2θsin2φsin ωt ・・・・(4) また、信号処理回路11内の割り算器で下記の式(5)
が演算される。 V1 = VA /VD ・・・・(5) そして、 V1 の実効値 Vr を求める。前に述べたよう
に、 V1 の実効値 Vr は変調度であり、sin ωtについ
ての自乗平均計算と式(3)〜(5)から、変調度 Vr
は、下記の式(6)で表される。 Vr =H0|sin2θsin2φ|/ 〔√2Hs (1 +cos2θcos2φ)〕 ・・・・(6) 式(6)は、変調度 Vr と磁界との間の直線的関係を示
している。
信号処理回路11で直流成分 VD と交流成分 VA とに分
離される。この直流成分 VD と交流成分 VA は、式
(2)からそれぞれ下記の式(3),式(4)で表され
る。 VD =(1/2 )aIin(1 +cos2θcos2φ) ・・・・(3) VA =(1/2 )(H0/Hs )aIinsin2θsin2φsin ωt ・・・・(4) また、信号処理回路11内の割り算器で下記の式(5)
が演算される。 V1 = VA /VD ・・・・(5) そして、 V1 の実効値 Vr を求める。前に述べたよう
に、 V1 の実効値 Vr は変調度であり、sin ωtについ
ての自乗平均計算と式(3)〜(5)から、変調度 Vr
は、下記の式(6)で表される。 Vr =H0|sin2θsin2φ|/ 〔√2Hs (1 +cos2θcos2φ)〕 ・・・・(6) 式(6)は、変調度 Vr と磁界との間の直線的関係を示
している。
【0014】式(6)から、変調度 Vr を最大とするθ
とφの関係について検討する。そのため、式(6)をφ
で微分して、変調度 Vr を最大にするθとφの関係を求
めることができる。式(6)をφで微分すると、下記の
式(7)が得られる。 ∂ Vr / ∂φ=2H0 sin2θ(cos2φ+cos2θ) / 〔√2Hs (1 +cos2θcos2φ)2 〕 ・・・・(7) そして、∂ Vr / ∂φ=0となるθとφの関係は、cos2
φ+cos2θ=0,したがって、 sin2θsin2φ>0 のとき、θ+φ=90(2n −1) sin2θsin2φ<0 のとき、|φ−θ|=90(2n −1) で表される。ここでn =1 ,2 ・・・・。
とφの関係について検討する。そのため、式(6)をφ
で微分して、変調度 Vr を最大にするθとφの関係を求
めることができる。式(6)をφで微分すると、下記の
式(7)が得られる。 ∂ Vr / ∂φ=2H0 sin2θ(cos2φ+cos2θ) / 〔√2Hs (1 +cos2θcos2φ)2 〕 ・・・・(7) そして、∂ Vr / ∂φ=0となるθとφの関係は、cos2
φ+cos2θ=0,したがって、 sin2θsin2φ>0 のとき、θ+φ=90(2n −1) sin2θsin2φ<0 のとき、|φ−θ|=90(2n −1) で表される。ここでn =1 ,2 ・・・・。
【0015】図5は、横軸に磁気光学素子6のファラデ
ー回転角θ(deg) を、縦軸に変調度Vr をとり、二つの
偏光子4,7間の相対角度φ(deg) をパラメータとし
て、式(6)による計算結果を示したものである。φ=
20,40,60及び80の順に、計算結果は実線、ピ
ッチの大きい鎖線、中間ピッチの鎖線及びピッチの小さ
い鎖線で描かれた曲線で示されている。なお、図中の●
印は後述する実験値でる。図5から 0<θ<90,0<φ<90のとき、θ+φ=90 0<θ<90,90<φ<180のとき、φ−θ=90 90<θ<180,0<φ<90のとき、φ−θ=90 90<θ<180,90<φ<180のとき、θ+φ=
270 で変調度 Vr が最大になることが分かる。そして、RI
G膜を使用した交流磁界測定用の光磁界センサにおい
て、一般に採用されている相対角度φ=45(deg)と対
比して、上記の条件を満足する相対角度φの値を選択す
ることにより、変調度 Vr を更に増大できることが分か
る。
ー回転角θ(deg) を、縦軸に変調度Vr をとり、二つの
偏光子4,7間の相対角度φ(deg) をパラメータとし
て、式(6)による計算結果を示したものである。φ=
20,40,60及び80の順に、計算結果は実線、ピ
ッチの大きい鎖線、中間ピッチの鎖線及びピッチの小さ
い鎖線で描かれた曲線で示されている。なお、図中の●
印は後述する実験値でる。図5から 0<θ<90,0<φ<90のとき、θ+φ=90 0<θ<90,90<φ<180のとき、φ−θ=90 90<θ<180,0<φ<90のとき、φ−θ=90 90<θ<180,90<φ<180のとき、θ+φ=
270 で変調度 Vr が最大になることが分かる。そして、RI
G膜を使用した交流磁界測定用の光磁界センサにおい
て、一般に採用されている相対角度φ=45(deg)と対
比して、上記の条件を満足する相対角度φの値を選択す
ることにより、変調度 Vr を更に増大できることが分か
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る光磁界センサの実施例に
つき、図1乃至図5を参照して、詳細に説明する。図1
は、第1実施例の光磁界センサの基本構成を示す概略
図、図2は、図1に示した基本構成を基に作製し実験に
供した第2実施例の光磁界センサの構成を示す概略図で
ある。上述の従来技術と同様の部材については、同一の
符号を用いてその説明を省略する。
つき、図1乃至図5を参照して、詳細に説明する。図1
は、第1実施例の光磁界センサの基本構成を示す概略
図、図2は、図1に示した基本構成を基に作製し実験に
供した第2実施例の光磁界センサの構成を示す概略図で
ある。上述の従来技術と同様の部材については、同一の
符号を用いてその説明を省略する。
【0017】第1実施例 上述の従来技術における光磁界センサと異なって、第1
実施例における光磁界センサは、大きい変調度 Vr がえ
られるようなφとθを有するとともに、図1と図6との
対比から明らかなように、磁気光学素子6の直後には非
球面の集光レンズ14が配置してある。また、磁気光学
素子6は、磁性ガーネットに特定されている。
実施例における光磁界センサは、大きい変調度 Vr がえ
られるようなφとθを有するとともに、図1と図6との
対比から明らかなように、磁気光学素子6の直後には非
球面の集光レンズ14が配置してある。また、磁気光学
素子6は、磁性ガーネットに特定されている。
【0018】第2実施例 実験に供した第2実施例の光磁界センサでは、入力側偏
光子15,出力側偏光子16には偏光ガラス板を、磁気
光学素子6には(YbTbBi)3 Fe5 O12で表せる
磁性ガーネットを用いた。入力側光ガイドファイバ2及
び出力側光ガイドファイバ9にはマルチモードファイバ
を、入力側レンズ3及び出力側レンズ8には屈折率分布
形レンズを用いた。また、光源1には波長0.85(μ
m)の発光ダイオードを、光検出器10にはSiフォトダ
イオードを用いるとともに、光の進行方向を90(deg)
変えるために、入力側全反射プリズム12,出力側全反
射プリズム13を用いて、光磁界センサを構成した。
光子15,出力側偏光子16には偏光ガラス板を、磁気
光学素子6には(YbTbBi)3 Fe5 O12で表せる
磁性ガーネットを用いた。入力側光ガイドファイバ2及
び出力側光ガイドファイバ9にはマルチモードファイバ
を、入力側レンズ3及び出力側レンズ8には屈折率分布
形レンズを用いた。また、光源1には波長0.85(μ
m)の発光ダイオードを、光検出器10にはSiフォトダ
イオードを用いるとともに、光の進行方向を90(deg)
変えるために、入力側全反射プリズム12,出力側全反
射プリズム13を用いて、光磁界センサを構成した。
【0019】そして、入力側偏光子15と出力側偏光子
16の間の相対角度φ(deg) が、20,40,60及び
80(deg) ,更に磁性ガーネットである磁気光学素子6
のファラデー回転角θ(deg) が、10,30,50,7
0,90及び110(deg) である上記構成の供試光磁界
センサを作製し、これらの供試光磁界センサを用いて実
験を行った。まず、振幅H0が500(Oe),周波数ω/
(2π)が50(Hz)の交流磁界を印加したときの変調度
Vr について実験した。この実験における測定結果は、
上述した図5中の●印で示してある。実験値と計算値は
よく一致しており、0<θ<90,0<φ<90の範囲
では、θ+φ=90,90<θ<180,0<φ<90
の範囲では、θ−φ=90のときに、変調度 Vr が最大
になることが実証された。
16の間の相対角度φ(deg) が、20,40,60及び
80(deg) ,更に磁性ガーネットである磁気光学素子6
のファラデー回転角θ(deg) が、10,30,50,7
0,90及び110(deg) である上記構成の供試光磁界
センサを作製し、これらの供試光磁界センサを用いて実
験を行った。まず、振幅H0が500(Oe),周波数ω/
(2π)が50(Hz)の交流磁界を印加したときの変調度
Vr について実験した。この実験における測定結果は、
上述した図5中の●印で示してある。実験値と計算値は
よく一致しており、0<θ<90,0<φ<90の範囲
では、θ+φ=90,90<θ<180,0<φ<90
の範囲では、θ−φ=90のときに、変調度 Vr が最大
になることが実証された。
【0020】また、変調度 Vr が最大となるようなφと
θを有する下記No.1〜No.5の光磁界センサ、すなわち、
(No.1)φ=20;θ=70,(No.2)φ=40;θ=
50,(No.3)φ=60;θ=30,(No.4)φ=8
0;θ=10,(No.5)φ=20;θ=110の中の代
表例として、(No.3)φ=60;θ=30の光磁界セン
サを用い、周波数ω/(2π)が50(Hz)の交流磁界を
0〜700(Oe)の範囲で変化させて加え、磁界の強さと
出力電圧の実効値の関係を実験で調べた。この実験結果
を、図3に示してある。磁界の強さの変化に対して、光
磁界センサの出力が直線的に変化していることが示され
おり、式(6)が一次式であることと一致している。こ
の実験では、磁界の強さと位相角の関係も調べ、図4に
示すような結果が得られた。すなわち、0〜700(Oe)
の磁界の強さの範囲で、位相角がほとんど零であること
が分かり、位相角が小さい光磁界センサ、という本発明
の目的の一つが達成されていることが実証された。
θを有する下記No.1〜No.5の光磁界センサ、すなわち、
(No.1)φ=20;θ=70,(No.2)φ=40;θ=
50,(No.3)φ=60;θ=30,(No.4)φ=8
0;θ=10,(No.5)φ=20;θ=110の中の代
表例として、(No.3)φ=60;θ=30の光磁界セン
サを用い、周波数ω/(2π)が50(Hz)の交流磁界を
0〜700(Oe)の範囲で変化させて加え、磁界の強さと
出力電圧の実効値の関係を実験で調べた。この実験結果
を、図3に示してある。磁界の強さの変化に対して、光
磁界センサの出力が直線的に変化していることが示され
おり、式(6)が一次式であることと一致している。こ
の実験では、磁界の強さと位相角の関係も調べ、図4に
示すような結果が得られた。すなわち、0〜700(Oe)
の磁界の強さの範囲で、位相角がほとんど零であること
が分かり、位相角が小さい光磁界センサ、という本発明
の目的の一つが達成されていることが実証された。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光磁界セン
サは、磁界の強さの広い範囲にわたって、磁界に対する
信号処理回路からのセンサ出力の直線性がよく、磁界と
センサ出力の位相のずれ方も小さく、変調度が大きいと
いう優れた性能を有しており、高感度にかつ高精度に、
磁界を測定することができる。
サは、磁界の強さの広い範囲にわたって、磁界に対する
信号処理回路からのセンサ出力の直線性がよく、磁界と
センサ出力の位相のずれ方も小さく、変調度が大きいと
いう優れた性能を有しており、高感度にかつ高精度に、
磁界を測定することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る光磁界センサの基本
構成を示す概略図である。
構成を示す概略図である。
【図2】図1の基本構成を基に作製し実験に供した第2
実施例の光磁界センサの構成を示す概略図である。
実施例の光磁界センサの構成を示す概略図である。
【図3】本発明の光磁界センサに係る磁界の強さ−出力
電圧の実効値の図表である。
電圧の実効値の図表である。
【図4】本発明の光磁界センサに係る磁界の強さ−位相
差角の図表である。
差角の図表である。
【図5】本発明の光磁界センサに係る実験値を含む相対
角度φをパラメータとするファラデー回転角θ−変調度
Vr の図表である。
角度φをパラメータとするファラデー回転角θ−変調度
Vr の図表である。
【図6】従来技術の光磁界センサの基本構成を示す概略
図である。
図である。
1 光源 2 入力側光ガイドファイバ 3 入力側レンズ 4 入力側偏光子 5 半波長板 6 磁性ガーネット又は磁気光学素子 7 出力側偏光子 8 出力側レンズ 9 出力側光ガイドファイバ 10 光検出器 11 信号処理回路 12 入力側全反射プリズム 13 出力側全反射プリズム 14 集光レンズ 15 入力側偏光子 16 出力側偏光子
Claims (1)
- 【請求項1】 入力側光ガイドファイバ直後の入力側レ
ンズから射出する光が、入力側偏光子、磁性ガーネッ
ト、集光レンズ、出力側偏光子を通過した後、出力側光
ガイドファイバ直前の出力側レンズにより前記出力側光
ファイバへ導かれるようにした光磁界センサにおいて、
前記二つの偏光子間の相対角度φ(deg)と前記磁性ガー
ネットのファラデー回転角θ(deg) が、 0<θ<90,0<φ<90のとき、θ+φ=90で、 0<θ<90,90<φ<180のとき及び90<θ<
180,0<φ<90のとき、|φ−θ|=90で、 90<θ<180,90<φ<180のとき、θ+φ=
270であるようにしたことを特徴とする光磁界セン
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6004854A JPH07209397A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 光磁界センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6004854A JPH07209397A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 光磁界センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07209397A true JPH07209397A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11595273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6004854A Pending JPH07209397A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 光磁界センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07209397A (ja) |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP6004854A patent/JPH07209397A/ja active Pending
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