JPH07209643A - 投写型液晶表示装置 - Google Patents
投写型液晶表示装置Info
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- JPH07209643A JPH07209643A JP6001218A JP121894A JPH07209643A JP H07209643 A JPH07209643 A JP H07209643A JP 6001218 A JP6001218 A JP 6001218A JP 121894 A JP121894 A JP 121894A JP H07209643 A JPH07209643 A JP H07209643A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 投写型液晶表示装置に用いる液晶表示素子の
見かけの開口率を向上させ、照明装置の集光率を向上し
て、さらに、液晶表示素子、照明装置、投射レンズの条
件設定により明るい投写型液晶表示装置を得る。 【構成】 照明装置50と、液晶セル71の画素毎にマ
イクロレンズ76を配置した液晶表示素子70と、投射
レンズ80とにより液晶表示装置を構成する。照明装置
50は液晶表示素子70の中央部に位置するマイクロレ
ンズ76への入射光線の最大角度θと、マイクロレンズ
アレイ75の開口数NAと、投射レンズ90のF値とを
最適の条件 0.8≦{2F(NA+tanθ)}~2≦
1 に設定することにより、総合での光利用率を向上さ
せる投写型液晶表示装置。
見かけの開口率を向上させ、照明装置の集光率を向上し
て、さらに、液晶表示素子、照明装置、投射レンズの条
件設定により明るい投写型液晶表示装置を得る。 【構成】 照明装置50と、液晶セル71の画素毎にマ
イクロレンズ76を配置した液晶表示素子70と、投射
レンズ80とにより液晶表示装置を構成する。照明装置
50は液晶表示素子70の中央部に位置するマイクロレ
ンズ76への入射光線の最大角度θと、マイクロレンズ
アレイ75の開口数NAと、投射レンズ90のF値とを
最適の条件 0.8≦{2F(NA+tanθ)}~2≦
1 に設定することにより、総合での光利用率を向上さ
せる投写型液晶表示装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶の電気光学効果に
より画像情報を表示する透過型の液晶表示素子をライト
バルブとして用い、液晶表示素子上に表示される映像
を、照明装置による光で照射し、投射レンズを用いてス
クリ−ン上に拡大表示する投写型液晶表示装置に関する
ものである。
より画像情報を表示する透過型の液晶表示素子をライト
バルブとして用い、液晶表示素子上に表示される映像
を、照明装置による光で照射し、投射レンズを用いてス
クリ−ン上に拡大表示する投写型液晶表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学的特性の変化として映像
信号に応じてライトバルブに形成される画像を照明装置
による光で照射し、光学像を投射レンズによりスクリ−
ン上に投射する投写型液晶表示装置等がある。このよう
な投写型液晶表示装置に用いられるライトバルブとし
て、透過型の液晶表示素子を使用したものが提案されて
いる。液晶表示素子の代表例であるツイステッド・ネマ
ティック(TN)型液晶表示素子の構造は、透明な電極
被膜をもつ一対の透明基板間に液晶を注入して成る液晶
セルの前後に、各々の偏光方向が互いに90°異なるよ
うに2枚の偏光板を配置したものであり、液晶の電気光
学効果により偏光面を回転させる作用と、偏光板の偏光
成分の選択作用とを組み合わせることにより、入射光の
透過光量を制御して画像情報を表示するようになってい
る。
信号に応じてライトバルブに形成される画像を照明装置
による光で照射し、光学像を投射レンズによりスクリ−
ン上に投射する投写型液晶表示装置等がある。このよう
な投写型液晶表示装置に用いられるライトバルブとし
て、透過型の液晶表示素子を使用したものが提案されて
いる。液晶表示素子の代表例であるツイステッド・ネマ
ティック(TN)型液晶表示素子の構造は、透明な電極
被膜をもつ一対の透明基板間に液晶を注入して成る液晶
セルの前後に、各々の偏光方向が互いに90°異なるよ
うに2枚の偏光板を配置したものであり、液晶の電気光
学効果により偏光面を回転させる作用と、偏光板の偏光
成分の選択作用とを組み合わせることにより、入射光の
透過光量を制御して画像情報を表示するようになってい
る。
【0003】しかし、従来技術においては、次式のよう
に定義する液晶表示素子の開口率に問題があることが指
摘されていた。 開口率=1画素中の表示に寄与する有効面積/1画素全
領域の面積 すなわち、表示に寄与しない部分が大きいと開口率は小
さくなり、光の利用効率が悪くなる。表示に寄与しない
部分(遮光部)としては、各電極の金属配線、個々の画
素を個別に制御する手段として付加された非線形素子、
あるいはスイッチング素子、画素電極の周囲のギャップ
などが挙げられる。また、同一液晶表示素子のパネルサ
イズにおいて、精細度を高くするには画素ピッチを小さ
くする必要があるが、この場合、液晶表示素子の構成要
素のすべてを相似的に縮小できれば開口率は変化しな
い。しかし、エッチング精度、位置合わせ精度の点から
電極の金属配線の幅や付加素子の大きさはある程度以下
には小さくできない。その結果精細度を高くすると開口
率が小さくなってしまう問題があった。
に定義する液晶表示素子の開口率に問題があることが指
摘されていた。 開口率=1画素中の表示に寄与する有効面積/1画素全
領域の面積 すなわち、表示に寄与しない部分が大きいと開口率は小
さくなり、光の利用効率が悪くなる。表示に寄与しない
部分(遮光部)としては、各電極の金属配線、個々の画
素を個別に制御する手段として付加された非線形素子、
あるいはスイッチング素子、画素電極の周囲のギャップ
などが挙げられる。また、同一液晶表示素子のパネルサ
イズにおいて、精細度を高くするには画素ピッチを小さ
くする必要があるが、この場合、液晶表示素子の構成要
素のすべてを相似的に縮小できれば開口率は変化しな
い。しかし、エッチング精度、位置合わせ精度の点から
電極の金属配線の幅や付加素子の大きさはある程度以下
には小さくできない。その結果精細度を高くすると開口
率が小さくなってしまう問題があった。
【0004】この問題に対し、特開平3−51882号
公報、特開平3−182719号公報に、液晶表示素子
における光線の入射側の透明基板上に、液晶の画素配
列、1画素に対応してマイクロレンズアレイを密着配設
し、レンズの焦点を液晶面で、かつ画素電極のほぼ中央
部に一致させて、液晶表示素子に照射される光を表示に
寄与する部分に集光し、みかけ上の開口率を向上させて
明るさを改善した投写型液晶表示装置が提案されてい
る。
公報、特開平3−182719号公報に、液晶表示素子
における光線の入射側の透明基板上に、液晶の画素配
列、1画素に対応してマイクロレンズアレイを密着配設
し、レンズの焦点を液晶面で、かつ画素電極のほぼ中央
部に一致させて、液晶表示素子に照射される光を表示に
寄与する部分に集光し、みかけ上の開口率を向上させて
明るさを改善した投写型液晶表示装置が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの液晶
表示素子は、液晶表示素子に入射する光線をマイクロレ
ンズにより集光し、液晶表示素子から出射する光線は発
散させるため、開口率が向上しても投射レンズの光利用
率が低下してしまい、装置としての光利用率が低くなる
といった問題があった。ここでは投射レンズの光利用率
を次のように定義する。 投射レンズ光利用率=投射レンズ入射光線数/液晶表示
素子出射光線数
表示素子は、液晶表示素子に入射する光線をマイクロレ
ンズにより集光し、液晶表示素子から出射する光線は発
散させるため、開口率が向上しても投射レンズの光利用
率が低下してしまい、装置としての光利用率が低くなる
といった問題があった。ここでは投射レンズの光利用率
を次のように定義する。 投射レンズ光利用率=投射レンズ入射光線数/液晶表示
素子出射光線数
【0006】次に、図16、図17を用いてマイクロレ
ンズアレイによる投射レンズの光利用率の低下について
説明する。図16はマイクロレンズによる液晶表示素子
への入射光線と出射光線の変化を示した模式図であり、
(a)はマイクロレンズアレイがない場合の液晶セルへ
の入射光線と出射光線の光線状態を示し、(b)はマイ
クロレンズアレイがある場合の液晶セルへの入射光線と
出射光線の光線状態を示している。液晶表示素子2は偏
向板8、マイクロレンズアレイ9、液晶セル10により
構成されている。液晶セル10にマイクロレンズアレイ
9が無い場合の光源5からの光線は液晶表示素子2に入
射し、出射光線は入射光線と同じ角度で液晶セル10を
出射する。一方、液晶セル10にマイクロレンズアレイ
9を密着して配置した場合には、入射光線はマイクロレ
ンズアレイ9の個々のマイクロレンズにより集光するの
で、出射光線は入射光線に対して大きい角度で液晶セル
10を出射する。
ンズアレイによる投射レンズの光利用率の低下について
説明する。図16はマイクロレンズによる液晶表示素子
への入射光線と出射光線の変化を示した模式図であり、
(a)はマイクロレンズアレイがない場合の液晶セルへ
の入射光線と出射光線の光線状態を示し、(b)はマイ
クロレンズアレイがある場合の液晶セルへの入射光線と
出射光線の光線状態を示している。液晶表示素子2は偏
向板8、マイクロレンズアレイ9、液晶セル10により
構成されている。液晶セル10にマイクロレンズアレイ
9が無い場合の光源5からの光線は液晶表示素子2に入
射し、出射光線は入射光線と同じ角度で液晶セル10を
出射する。一方、液晶セル10にマイクロレンズアレイ
9を密着して配置した場合には、入射光線はマイクロレ
ンズアレイ9の個々のマイクロレンズにより集光するの
で、出射光線は入射光線に対して大きい角度で液晶セル
10を出射する。
【0007】従来技術においては、例えば、特開平5−
34817号公報には、入射光線が平行光線の条件で、
マイクロレンズと投射レンズの開口数を規定したり、投
射レンズのF値を規定している。しかし、実際には光源
の発光部が点光源でないため、液晶表示素子への入射光
線は平行光線とはならず、角度を有する光線となって入
射する。図17は液晶セル10への入射光線Aと出射光
線Bを示したものであり、実線で示す入射光線A1は平
行光線であり、点線で示す入射光線A2は角度を有して
入射する光線を示す。図示のように、入射光線が平行光
線A1の場合よりも、角度を有して入射する光線A2の方
が,出射光線B2の光線角度が大きくなる。したがっ
て、従来技術のように、入射光線Aを平行光線と推定し
て開口数や、投射レンズのF値を決めると、液晶セル1
0出射後の光線Bの一部は投射レンズ3に入射しない。
このため投射レンズの光利用率が低下し、投写型液晶表
示装置における光利用率も低下して、画像が暗くなると
いった問題があった。また、投射レンズ3のF値を必要
以上に小さくすると投射レンズ3を大型化する必要が生
じ、これにともない投写型液晶表示装置が大型化すると
いった問題が発生した。
34817号公報には、入射光線が平行光線の条件で、
マイクロレンズと投射レンズの開口数を規定したり、投
射レンズのF値を規定している。しかし、実際には光源
の発光部が点光源でないため、液晶表示素子への入射光
線は平行光線とはならず、角度を有する光線となって入
射する。図17は液晶セル10への入射光線Aと出射光
線Bを示したものであり、実線で示す入射光線A1は平
行光線であり、点線で示す入射光線A2は角度を有して
入射する光線を示す。図示のように、入射光線が平行光
線A1の場合よりも、角度を有して入射する光線A2の方
が,出射光線B2の光線角度が大きくなる。したがっ
て、従来技術のように、入射光線Aを平行光線と推定し
て開口数や、投射レンズのF値を決めると、液晶セル1
0出射後の光線Bの一部は投射レンズ3に入射しない。
このため投射レンズの光利用率が低下し、投写型液晶表
示装置における光利用率も低下して、画像が暗くなると
いった問題があった。また、投射レンズ3のF値を必要
以上に小さくすると投射レンズ3を大型化する必要が生
じ、これにともない投写型液晶表示装置が大型化すると
いった問題が発生した。
【0008】さらに、図18に示す従来技術において
は、光源5からの出射光を1枚のリフレクタ6で反射さ
せて液晶表示素子2に照射している。すなわち、光源5
から出射した光線Aは、リフレクタ6に入射し液晶表示
素子2に入射する反射光A3と、リフレクタ6に入射し
ない直射光A4とに大別される。この直射光A4は液晶表
示素子2に入射しないので光源5から出射する光線が有
効利用されず、照明装置における光利用率も低下してい
た。この直射光A4を有効利用するにはリフレクタ6を
大型とすればよいが、装置の大型化を招くので望ましく
なかった。本発明の目的は前記課題に対して、小型で明
るい投写型液晶表示装置を提供することである。
は、光源5からの出射光を1枚のリフレクタ6で反射さ
せて液晶表示素子2に照射している。すなわち、光源5
から出射した光線Aは、リフレクタ6に入射し液晶表示
素子2に入射する反射光A3と、リフレクタ6に入射し
ない直射光A4とに大別される。この直射光A4は液晶表
示素子2に入射しないので光源5から出射する光線が有
効利用されず、照明装置における光利用率も低下してい
た。この直射光A4を有効利用するにはリフレクタ6を
大型とすればよいが、装置の大型化を招くので望ましく
なかった。本発明の目的は前記課題に対して、小型で明
るい投写型液晶表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の投写型液晶表示
装置は光源を有する照明装置と、液晶セルの画素に対応
したマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイを設
けた液晶表示素子と、液晶表示素子上の画像をスクリ−
ン上に拡大投影するための投射レンズにより構成し、照
明装置から液晶表示素子の中央部に位置するマイクロレ
ンズに入射する光線の最大角度θimaxとマイクロレンズ
アレイの開口数NAと投射レンズのF値を式(1)の条
件を満たす構成を基本構成として具備する。 0.8≦{2F(NA+tanθimax)}~2≦1 ………(1)
装置は光源を有する照明装置と、液晶セルの画素に対応
したマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイを設
けた液晶表示素子と、液晶表示素子上の画像をスクリ−
ン上に拡大投影するための投射レンズにより構成し、照
明装置から液晶表示素子の中央部に位置するマイクロレ
ンズに入射する光線の最大角度θimaxとマイクロレンズ
アレイの開口数NAと投射レンズのF値を式(1)の条
件を満たす構成を基本構成として具備する。 0.8≦{2F(NA+tanθimax)}~2≦1 ………(1)
【0010】さらに、照明装置を光源と、光源の出射光
を液晶表示素子に集光するためのリフレクタとにより構
成したり、リフレクタを液晶表示素子に対して光源の後
方に配置した第1のリフレクタと、光源と液晶表示素子
との間に配置する第2のリフレクタの2枚とする構成、
あるいはコンデンサレンズを配設した構成、または光源
に反射手段を備えた構成をも具備する。
を液晶表示素子に集光するためのリフレクタとにより構
成したり、リフレクタを液晶表示素子に対して光源の後
方に配置した第1のリフレクタと、光源と液晶表示素子
との間に配置する第2のリフレクタの2枚とする構成、
あるいはコンデンサレンズを配設した構成、または光源
に反射手段を備えた構成をも具備する。
【0011】
【作用】次に、本発明の作用を図8を参照して説明す
る。図8は本発明の投写型液晶表示装置の作用を示す説
明図であって、マイクロレンズアレイの中の1つのマイ
クロレンズにおける光線状態の変化を示したものであ
る。光源から出射した光線はリフレクタで反射され、コ
−ルドフィルタにより赤外線、紫外線が除去されて、液
晶表示素子100に入射する。液晶表示素子100に入
射した光線は液晶セルの各画素に対応して配置されたマ
イクロレンズ900を有するマイクロレンズアレイによ
り、画素電極に集光する。これにより、液晶表示素子の
見かけ上の開口率を向上することができる。さらに、液
晶表示素子出射後の光線のそのほとんどが投射レンズに
入射してスクリ−ン上に到達する。
る。図8は本発明の投写型液晶表示装置の作用を示す説
明図であって、マイクロレンズアレイの中の1つのマイ
クロレンズにおける光線状態の変化を示したものであ
る。光源から出射した光線はリフレクタで反射され、コ
−ルドフィルタにより赤外線、紫外線が除去されて、液
晶表示素子100に入射する。液晶表示素子100に入
射した光線は液晶セルの各画素に対応して配置されたマ
イクロレンズ900を有するマイクロレンズアレイによ
り、画素電極に集光する。これにより、液晶表示素子の
見かけ上の開口率を向上することができる。さらに、液
晶表示素子出射後の光線のそのほとんどが投射レンズに
入射してスクリ−ン上に到達する。
【0012】すなわち、マイクロレンズ900により集
光され、液晶表示素子100の液晶セルを出射する光線
の角度θoは、近軸理論により式(2)で表される。 tanθo=h/fML+tanθi ………(2) ここで、θiはマイクロレンズ900へ入射する光線の
角度、fMLはマイクロレンズ900の焦点距離、hはマ
イクロレンズ900上での入射光線の高さとする。図に
示すように、液晶セルを出射する光線の角度が最も大き
くなるのはマイクロレンズ900の最外周縁に入射した
光線A5である。ここで、この光線A5の入射角を最大入
射角θimaxとし、これに対応した出射光線の角度をθ
Omax、マイクロレンズ900の開口径をDとすると、θ
Omaxは次式で示される tanθomax=DML/(2fML)+tanθimax ………(3) ここで、マイクロレンズ900の開口数NAはDML/
(2fML)なので、式(3)は式(4)で示される。 tanθomax=NA+tanθimax ……… (4) したがって、液晶表示素子100を出射する光線は式
(4)で示されるθomaxの角度をもつ光束となり、投射
レンズ300に入射する。このとき、式(4)で表され
る出射光線の角度をθomaxとするの光線が投射レンズ3
00に入射すれば、液晶セルを出射する光線がすべて、
投射レンズ300に入射するので投射レンズ300の光
利用率は100%となり、損失がなくなる。
光され、液晶表示素子100の液晶セルを出射する光線
の角度θoは、近軸理論により式(2)で表される。 tanθo=h/fML+tanθi ………(2) ここで、θiはマイクロレンズ900へ入射する光線の
角度、fMLはマイクロレンズ900の焦点距離、hはマ
イクロレンズ900上での入射光線の高さとする。図に
示すように、液晶セルを出射する光線の角度が最も大き
くなるのはマイクロレンズ900の最外周縁に入射した
光線A5である。ここで、この光線A5の入射角を最大入
射角θimaxとし、これに対応した出射光線の角度をθ
Omax、マイクロレンズ900の開口径をDとすると、θ
Omaxは次式で示される tanθomax=DML/(2fML)+tanθimax ………(3) ここで、マイクロレンズ900の開口数NAはDML/
(2fML)なので、式(3)は式(4)で示される。 tanθomax=NA+tanθimax ……… (4) したがって、液晶表示素子100を出射する光線は式
(4)で示されるθomaxの角度をもつ光束となり、投射
レンズ300に入射する。このとき、式(4)で表され
る出射光線の角度をθomaxとするの光線が投射レンズ3
00に入射すれば、液晶セルを出射する光線がすべて、
投射レンズ300に入射するので投射レンズ300の光
利用率は100%となり、損失がなくなる。
【0013】次に投射レンズの光利用率に関する照明装
置、マイクロレンズと、投射レンズの条件について説明
する。投射レンズのF値は投射レンズの有効口径を
DPL、焦点距離をfPLとすると次式で示される。 DPL=fPL/F ………(5) 一方、液晶セル出射後の光線の投射レンズの有効口径位
置での光束幅DHは次式で示される。 DH=2fPLtanθomax ………(6) ここで、投射光学系の光利用率をηとすると、ηは次式
で示される。
置、マイクロレンズと、投射レンズの条件について説明
する。投射レンズのF値は投射レンズの有効口径を
DPL、焦点距離をfPLとすると次式で示される。 DPL=fPL/F ………(5) 一方、液晶セル出射後の光線の投射レンズの有効口径位
置での光束幅DHは次式で示される。 DH=2fPLtanθomax ………(6) ここで、投射光学系の光利用率をηとすると、ηは次式
で示される。
【0014】 η=(DPL/DH)2={2F(NA+tanθimax)}~2……(7) 投射レンズ300の光利用率は80%以上にすることが
望ましい。また、式(7)において、η>1にすると投
射レンズ300が必要以上に大きくなるので、照明装置
の光線の最大角度θimax、マイクロレンズの開口数N
A、投射レンズのF値は、条件式 0.8≦{2F(N
A+tanθimax)}~2≦1 を満足させることによ
り、液晶表示素子100を出射する光線のほとんどが投
射レンズに入射し、光利用率が向上し、光線の損失がな
くなる。
望ましい。また、式(7)において、η>1にすると投
射レンズ300が必要以上に大きくなるので、照明装置
の光線の最大角度θimax、マイクロレンズの開口数N
A、投射レンズのF値は、条件式 0.8≦{2F(N
A+tanθimax)}~2≦1 を満足させることによ
り、液晶表示素子100を出射する光線のほとんどが投
射レンズに入射し、光利用率が向上し、光線の損失がな
くなる。
【0015】さらに、本発明の投写型液晶表示装置は、
光源を出射した光線がリフレクタに入射して反射された
光線も液晶表示素子に照射され、光利用率を向上させ、
さらに、第1のリフレクタ、第2のリフレクタの2つの
リフレクタを備えた装置は、第2のリフレクタで反射す
る光線が一旦光源に戻り、第1のリフレクタに入射す
る。したがって、光源から出射した光線はそのほとんど
が、第1のリフレクタを反射し、液晶表示素子に照射さ
れるので、光源を出射するほとんどの光線が有効利用さ
れる。
光源を出射した光線がリフレクタに入射して反射された
光線も液晶表示素子に照射され、光利用率を向上させ、
さらに、第1のリフレクタ、第2のリフレクタの2つの
リフレクタを備えた装置は、第2のリフレクタで反射す
る光線が一旦光源に戻り、第1のリフレクタに入射す
る。したがって、光源から出射した光線はそのほとんど
が、第1のリフレクタを反射し、液晶表示素子に照射さ
れるので、光源を出射するほとんどの光線が有効利用さ
れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例としての投写型液晶表示
装置を示す概略構成図である。投写型液晶表示装置は照
明装置50、液晶表示素子70、投射レンズ80等を備
えている。照明装置50はメタルハライドランプ、ハロ
ゲンランプ等の光源51と光源51から出射した光線を
反射させて液晶表示素子70を照射するためのリフレク
タ53により構成される。照明装置50と液晶表示素子
70との間に配設するコ−ルドフィルタ60は光線の赤
外線、紫外線を反射させて除去し、可視光のみ透過させ
る。液晶表示素子70は液晶セル71の両側に配置され
た偏向板73、液晶セル71に密着して配置し液晶セル
71の各画素に対応したマイクロレンズ76を有するマ
イクロレンアレイ75により構成される。投射レンズ8
0は液晶表示素子70上の表示画像を拡大し、スクリ−
ン90に投影する。また、液晶表示素子70の駆動回路
は、例えば図示のような、ビデオクロマ処理回路11
0、RGB出力回路120、Xドライバ130、同期処
理回路140、コントロ−ラ150、Yドライバ160
より構成される。
する。図1は本発明の一実施例としての投写型液晶表示
装置を示す概略構成図である。投写型液晶表示装置は照
明装置50、液晶表示素子70、投射レンズ80等を備
えている。照明装置50はメタルハライドランプ、ハロ
ゲンランプ等の光源51と光源51から出射した光線を
反射させて液晶表示素子70を照射するためのリフレク
タ53により構成される。照明装置50と液晶表示素子
70との間に配設するコ−ルドフィルタ60は光線の赤
外線、紫外線を反射させて除去し、可視光のみ透過させ
る。液晶表示素子70は液晶セル71の両側に配置され
た偏向板73、液晶セル71に密着して配置し液晶セル
71の各画素に対応したマイクロレンズ76を有するマ
イクロレンアレイ75により構成される。投射レンズ8
0は液晶表示素子70上の表示画像を拡大し、スクリ−
ン90に投影する。また、液晶表示素子70の駆動回路
は、例えば図示のような、ビデオクロマ処理回路11
0、RGB出力回路120、Xドライバ130、同期処
理回路140、コントロ−ラ150、Yドライバ160
より構成される。
【0017】以下、本実施例の投写型液晶表示装置の作
用を説明する。照明装置50の光源51はリフレクタ5
3の第1焦点位置近傍に配置されており、光源51から
出射する光はリフレクタ53で反射されて、コ−ルドフ
ィルタ60を介し液晶表示素子70に照射される。そし
て、液晶表示素子70上に表示された画像は投射レンズ
80で拡大され、スクリ−ン90上に拡大画像として投
影される。また、レ−ザ−ディスク、VTR等(図示せ
ず)から入力されたビデオ入力はビデオクロマ処理回路
110により処理された後、RGB出力回路120に入
力される。RGB出力回路120はR、G、Bに対応す
る映像信号及び液晶表示素子70をAC駆動するため、
垂直期間ごとに極性反転し、Xドライバ130を介して
液晶表示素子70の電極に入力される。ビデオクロマ処
理回路110、RGB出力回路120、Xドライバ13
0、及びYドライバ160は同期処理回路140、コン
トロ−ラ150により同期がとられている。なお、この
投写型液晶表示装置においては、ライトバルブとして液
晶表示素子を1枚使用する場合であるから、カラ−表示
の場合には液晶表示素子70内に図示していないカラ−
フィルタを設ける必要があることは当然である。また、
いわゆる色の3原色(R、G、B)に対応する3枚の液
晶表示素子を用いる方法にも適用できる。
用を説明する。照明装置50の光源51はリフレクタ5
3の第1焦点位置近傍に配置されており、光源51から
出射する光はリフレクタ53で反射されて、コ−ルドフ
ィルタ60を介し液晶表示素子70に照射される。そし
て、液晶表示素子70上に表示された画像は投射レンズ
80で拡大され、スクリ−ン90上に拡大画像として投
影される。また、レ−ザ−ディスク、VTR等(図示せ
ず)から入力されたビデオ入力はビデオクロマ処理回路
110により処理された後、RGB出力回路120に入
力される。RGB出力回路120はR、G、Bに対応す
る映像信号及び液晶表示素子70をAC駆動するため、
垂直期間ごとに極性反転し、Xドライバ130を介して
液晶表示素子70の電極に入力される。ビデオクロマ処
理回路110、RGB出力回路120、Xドライバ13
0、及びYドライバ160は同期処理回路140、コン
トロ−ラ150により同期がとられている。なお、この
投写型液晶表示装置においては、ライトバルブとして液
晶表示素子を1枚使用する場合であるから、カラ−表示
の場合には液晶表示素子70内に図示していないカラ−
フィルタを設ける必要があることは当然である。また、
いわゆる色の3原色(R、G、B)に対応する3枚の液
晶表示素子を用いる方法にも適用できる。
【0018】次に本発明の液晶表示装置に用いる液晶表
示素子の実施例を説明する。図2は本発明の実施例に係
る液晶表示素子の斜視図であり、図3は図2の構成要素
の位置関係を示す模式図である。液晶表示素子70は一
対の透明基板711と、一方の透明基板711の対向面
側に配設する透明の対向電極713と、また、他方の透
明基板711の対向面側には透明の画素電極715が配
設されており、この対をなす透明基板711,711間
に液晶717が封入されている。また、他方の透明基板
711に設けられた各電極の金属配線、個々の画素を個
別に制御する手段として付加された非線形素子あるいは
スイッチング素子、画素電極の周囲のギャプなどで形成
される表示に寄与しない部分は遮光部719となる。そ
して、各構成要素(一対の透明基板711間の構成)を
まとめて液晶セル71とする。液晶セル71の一方の透
明基板711の外面側に密着して配設された平板マイク
ロレンズアレイ75は、透明平板ガラス基板をイオン交
換することによって作製された屈折率分布型のマイクロ
レンズアレイから成り、単位レンズ部76が多数個縦横
に隣接配置された2次元配列のレンズアレイとなってい
る。また、各透明基板711の外側にはそれぞれ偏光板
73を配設している。図示では偏光板73と各透明基板
711とは離れているが、密着した構成であっても差し
支えない。また、マイクロレンズアレイ75は液晶セル
71に対して常に入射光線A側に設けられる。
示素子の実施例を説明する。図2は本発明の実施例に係
る液晶表示素子の斜視図であり、図3は図2の構成要素
の位置関係を示す模式図である。液晶表示素子70は一
対の透明基板711と、一方の透明基板711の対向面
側に配設する透明の対向電極713と、また、他方の透
明基板711の対向面側には透明の画素電極715が配
設されており、この対をなす透明基板711,711間
に液晶717が封入されている。また、他方の透明基板
711に設けられた各電極の金属配線、個々の画素を個
別に制御する手段として付加された非線形素子あるいは
スイッチング素子、画素電極の周囲のギャプなどで形成
される表示に寄与しない部分は遮光部719となる。そ
して、各構成要素(一対の透明基板711間の構成)を
まとめて液晶セル71とする。液晶セル71の一方の透
明基板711の外面側に密着して配設された平板マイク
ロレンズアレイ75は、透明平板ガラス基板をイオン交
換することによって作製された屈折率分布型のマイクロ
レンズアレイから成り、単位レンズ部76が多数個縦横
に隣接配置された2次元配列のレンズアレイとなってい
る。また、各透明基板711の外側にはそれぞれ偏光板
73を配設している。図示では偏光板73と各透明基板
711とは離れているが、密着した構成であっても差し
支えない。また、マイクロレンズアレイ75は液晶セル
71に対して常に入射光線A側に設けられる。
【0019】次に図3により液晶セルの主要構成要素の
位置関係、および形状についてを説明する。斜線で示す
領域710は液晶セル71中の1画素に対応した領域を
示す。そして、斜線領域710内の実線枠が表示に有効
な(すなわち、開口部)画素電極715の部分であり、
それ以外が金属配線、スイッチング素子などの遮光部7
19となる。また、破線枠が平板マイクロレンズアレイ
75の単位レンズ部76の周縁形状を示している。図か
ら明らかなように、平板マイクロレンズアレイ75の個
々のレンズ(単位レンズ部76)の形状並びにその配列
は、液晶セル71中の1画素に対応した領域710の形
状と、同一形状で且つ同一配列となるようにしている。
位置関係、および形状についてを説明する。斜線で示す
領域710は液晶セル71中の1画素に対応した領域を
示す。そして、斜線領域710内の実線枠が表示に有効
な(すなわち、開口部)画素電極715の部分であり、
それ以外が金属配線、スイッチング素子などの遮光部7
19となる。また、破線枠が平板マイクロレンズアレイ
75の単位レンズ部76の周縁形状を示している。図か
ら明らかなように、平板マイクロレンズアレイ75の個
々のレンズ(単位レンズ部76)の形状並びにその配列
は、液晶セル71中の1画素に対応した領域710の形
状と、同一形状で且つ同一配列となるようにしている。
【0020】マイクロレンズアレイを模式的に表した部
分斜視図を示す図4により、マイクロレンズアレイを詳
細に説明する。マイクロレンズアレイ75は、例えば屈
折率N0の透明平板ガラス基板753内に屈折率N0と異
なる屈折率Nの領域755を周期性を持って形成してい
る、所謂屈折率分布型の平板マイクロレンズアレイであ
る。屈折率分布型マイクロレンズアレイは、例えばイオ
ン交換法により形成することができる。イオン交換法は
透明平板ガラス基板753に所要のパタ−ンのマスク層
を例えば金属によって形成し、これを溶融塩槽に浸すこ
とにより、ガラス中に含まれるNa+(ナトリウムイオ
ン),K+(カリウムイオン)等の陽イオンが、容融塩
中に含まれるTl+(タリウムイオン)等の陽イオンと
ガラスの露出面を通して交換される。こうしてイオン交
換された領域は、元のガラスと屈折率が異なり、光を屈
折させる作用を有する屈折率分布領域(単位レンズ部7
6)となる。このイオン交換法により、マイクロレンズ
を形成することにより、透明平板ガラス基板753の内
部に光を屈折させるレンズ作用を有し、表面が平らなマ
イクロレンズアレイ75を形成することができる。ま
た、上記所要のパタ−ンのマスク層の形状及びイオン交
換の時間等を調整(オ−バ−拡散)することにより、液
晶セルの1画素に対応、すなわち正方形、短形等の平面
形状で隣接する単位レンズ部76の間隔を見かけ上なく
した、2次元マトリクス状の屈折率分布型レンズを製作
することを可能としている。
分斜視図を示す図4により、マイクロレンズアレイを詳
細に説明する。マイクロレンズアレイ75は、例えば屈
折率N0の透明平板ガラス基板753内に屈折率N0と異
なる屈折率Nの領域755を周期性を持って形成してい
る、所謂屈折率分布型の平板マイクロレンズアレイであ
る。屈折率分布型マイクロレンズアレイは、例えばイオ
ン交換法により形成することができる。イオン交換法は
透明平板ガラス基板753に所要のパタ−ンのマスク層
を例えば金属によって形成し、これを溶融塩槽に浸すこ
とにより、ガラス中に含まれるNa+(ナトリウムイオ
ン),K+(カリウムイオン)等の陽イオンが、容融塩
中に含まれるTl+(タリウムイオン)等の陽イオンと
ガラスの露出面を通して交換される。こうしてイオン交
換された領域は、元のガラスと屈折率が異なり、光を屈
折させる作用を有する屈折率分布領域(単位レンズ部7
6)となる。このイオン交換法により、マイクロレンズ
を形成することにより、透明平板ガラス基板753の内
部に光を屈折させるレンズ作用を有し、表面が平らなマ
イクロレンズアレイ75を形成することができる。ま
た、上記所要のパタ−ンのマスク層の形状及びイオン交
換の時間等を調整(オ−バ−拡散)することにより、液
晶セルの1画素に対応、すなわち正方形、短形等の平面
形状で隣接する単位レンズ部76の間隔を見かけ上なく
した、2次元マトリクス状の屈折率分布型レンズを製作
することを可能としている。
【0021】屈折率分布型レンズを有するマイクロレン
ズアレイの原理を説明する(図5参照)。(a)は液晶
表示素子の1画素に対応したマイクロレンズとして、例
えば屈折率分布領域であるようなレンズ作用を有する領
域(単位レンズ部76R)が円形の形状である場合を示
している。図に示す様に単位レンズ部76Rに入射する
光線R5はレンズ作用により液晶表示素子の遮光部71
9に到達しないで液晶表示素子を透過する。しかし、液
晶表示素子70の1画素に相当する領域710は、通
常、図示のように矩形または正方形の形状を有している
ため、単位レンズ部76Rが円形の形状である場合に
は、単位レンズ部76Rと隣接した画素に対応した単位
レンズ部76Rとの間にレンズ作用を有さないギャップ
718が存在する。このギャップ部718に入射する光
線R10は、液晶表示素子70の遮光部719に到達し液
晶表示素子を透過しない。(b)はレンズ作用を有す
る、例えば屈折率分布領域である領域、単位レンズ部7
6Sが、液晶表示素子の1画素に相当する領域710に
対応して、領域710と等しい平面形状の単位レンズ部
76Sとなるよう形成している。この場合はすべての光
線R20はレンズ作用を受け、液晶表示素子の遮光部71
9には到達せずに、液晶表示素子70を透過するように
なる。
ズアレイの原理を説明する(図5参照)。(a)は液晶
表示素子の1画素に対応したマイクロレンズとして、例
えば屈折率分布領域であるようなレンズ作用を有する領
域(単位レンズ部76R)が円形の形状である場合を示
している。図に示す様に単位レンズ部76Rに入射する
光線R5はレンズ作用により液晶表示素子の遮光部71
9に到達しないで液晶表示素子を透過する。しかし、液
晶表示素子70の1画素に相当する領域710は、通
常、図示のように矩形または正方形の形状を有している
ため、単位レンズ部76Rが円形の形状である場合に
は、単位レンズ部76Rと隣接した画素に対応した単位
レンズ部76Rとの間にレンズ作用を有さないギャップ
718が存在する。このギャップ部718に入射する光
線R10は、液晶表示素子70の遮光部719に到達し液
晶表示素子を透過しない。(b)はレンズ作用を有す
る、例えば屈折率分布領域である領域、単位レンズ部7
6Sが、液晶表示素子の1画素に相当する領域710に
対応して、領域710と等しい平面形状の単位レンズ部
76Sとなるよう形成している。この場合はすべての光
線R20はレンズ作用を受け、液晶表示素子の遮光部71
9には到達せずに、液晶表示素子70を透過するように
なる。
【0022】上記理由により、(a)に示す円形の単位
レンズ76Rに対し、(b)に示す矩形の単位レンズ7
6Sは液晶表示素子を透過する光が増え、見かけ上の開
口率が大幅に改善でき、すなわち明るい液晶表示素子を
得ることができる。なお、透明平板ガラス基板753内
のレンズ作用を有する領域(単位レンズ部)の配設位置
を図6に示しているが、(X)のように液晶セル70に
対して偏光板73側に領域(単位レンズ部)762を形
成する、あるいは、(Y)に示すように透明基板711
側に領域(単位レンズ部)764を形成することができ
る。しかし、領域(単位レンズ部)762,764の形
成を透明平板ガラス基板753内のどちら側から形成し
ても,光線は開口部を通過する。このように、実際に
は、いずれか一方側に形成するか、もしくは、両側に形
成しても良い。しかし、(Y)に示すように単位レンズ
部764を透明基板711側に設ける方がレンズの焦点
距離を短くできるので性能及び製作技術上有利である。
以上は、マイクロレンズアレイ75において、単位レン
ズ部76の形状を液晶表示素子の1画素に相当する領域
710の形状に対して完全に一致させた場合で示した
が、レンズの製作過程で作製可能である形状であれば、
ほぼ同様に見かけ上の開口率が改善でき、明るい液晶表
示素子が得られる。
レンズ76Rに対し、(b)に示す矩形の単位レンズ7
6Sは液晶表示素子を透過する光が増え、見かけ上の開
口率が大幅に改善でき、すなわち明るい液晶表示素子を
得ることができる。なお、透明平板ガラス基板753内
のレンズ作用を有する領域(単位レンズ部)の配設位置
を図6に示しているが、(X)のように液晶セル70に
対して偏光板73側に領域(単位レンズ部)762を形
成する、あるいは、(Y)に示すように透明基板711
側に領域(単位レンズ部)764を形成することができ
る。しかし、領域(単位レンズ部)762,764の形
成を透明平板ガラス基板753内のどちら側から形成し
ても,光線は開口部を通過する。このように、実際に
は、いずれか一方側に形成するか、もしくは、両側に形
成しても良い。しかし、(Y)に示すように単位レンズ
部764を透明基板711側に設ける方がレンズの焦点
距離を短くできるので性能及び製作技術上有利である。
以上は、マイクロレンズアレイ75において、単位レン
ズ部76の形状を液晶表示素子の1画素に相当する領域
710の形状に対して完全に一致させた場合で示した
が、レンズの製作過程で作製可能である形状であれば、
ほぼ同様に見かけ上の開口率が改善でき、明るい液晶表
示素子が得られる。
【0023】次に、本発明の液晶表示素子の特性を、具
体的なデ−タを参照して説明する。液晶表示素子70は
液晶セル71にマイクロレンズアレイ76を貼つけたも
のであり、液晶セル71はパネルサイズ1.4インチ、
画素数は40万画素(縦方向480、横方向720)と
する。液晶表示素子70においては1画素に相当する領
域710の大きさは縦方向30μm、横方向40μmと
し、対角方向は50μmとなっている。また、画素電極
の大きさは縦方向20μm、横方向20μmとして、開
口率を33%としている。マイクロレンズアレイ75に
ついては1画素に相当する領域710の大きさは、液晶
セル71と等しく縦方向30μm、横方向40μmと
し、対角方向は50μm、焦点距離を80μmの屈折率
分布型で構成して、開口数(NA)を0.31としてい
る。なお、屈折率分布領域は図5(b)に示すように、
液晶セル1画素に対応して、領域710と等しい平面形
状の単位レンズ部76Sとなるように形成している。
体的なデ−タを参照して説明する。液晶表示素子70は
液晶セル71にマイクロレンズアレイ76を貼つけたも
のであり、液晶セル71はパネルサイズ1.4インチ、
画素数は40万画素(縦方向480、横方向720)と
する。液晶表示素子70においては1画素に相当する領
域710の大きさは縦方向30μm、横方向40μmと
し、対角方向は50μmとなっている。また、画素電極
の大きさは縦方向20μm、横方向20μmとして、開
口率を33%としている。マイクロレンズアレイ75に
ついては1画素に相当する領域710の大きさは、液晶
セル71と等しく縦方向30μm、横方向40μmと
し、対角方向は50μm、焦点距離を80μmの屈折率
分布型で構成して、開口数(NA)を0.31としてい
る。なお、屈折率分布領域は図5(b)に示すように、
液晶セル1画素に対応して、領域710と等しい平面形
状の単位レンズ部76Sとなるように形成している。
【0024】このように構成した液晶表示素子の開口率
をみる。図7は液晶表示素子70の中央部に位置するマ
イクロレンズに入射する光線の最大角度に対する開口率
性能を、この実施例で示す液晶表示素子を用いた場合
と、マイクロレンズのない場合とを比較して示してい
る。このグラフによると、最大入射光線角度が8度以内
では、実線で示す本実施例による液晶表示素子70の開
口率は、破線で示すマイクロレンズのない場合の液晶表
示素子の約2倍となり、本実施例に示すマイクロレンズ
を備えた液晶表示素子は、照射された光を表示に寄与す
る部分に集光して見かけ上の開口率を向上させている。
以上説明した液晶表示素子のマイクロレンズアレイは液
晶セルに密着した構成となっているが、マイクロレンズ
アレイの透明基板と液晶セルの透明基板とを一体的に形
成する構成としても良い。
をみる。図7は液晶表示素子70の中央部に位置するマ
イクロレンズに入射する光線の最大角度に対する開口率
性能を、この実施例で示す液晶表示素子を用いた場合
と、マイクロレンズのない場合とを比較して示してい
る。このグラフによると、最大入射光線角度が8度以内
では、実線で示す本実施例による液晶表示素子70の開
口率は、破線で示すマイクロレンズのない場合の液晶表
示素子の約2倍となり、本実施例に示すマイクロレンズ
を備えた液晶表示素子は、照射された光を表示に寄与す
る部分に集光して見かけ上の開口率を向上させている。
以上説明した液晶表示素子のマイクロレンズアレイは液
晶セルに密着した構成となっているが、マイクロレンズ
アレイの透明基板と液晶セルの透明基板とを一体的に形
成する構成としても良い。
【0025】次に、上記液晶表示素子を用いた投写型液
晶表示装置について説明する(図9〜図15参照)。 実施例1(図9参照) 投写型液晶表示装置における照明装置500は消費電力
150w、ア−ク長3mmのメタルハライドランプであ
る光源510と、焦点距離11mm、開口径φ80mm
の放物形状のリフレクタ530により構成した。そし
て、リフレクタ530の頂点から液晶セル71までの距
離L1は150mmとした。投射レンズ80の焦点距離
は50mmとし、F値は1.2とする。本照明装置50
0においては、光源510から出射する光線の約30%
が液晶表示素子70に入射し、さらに、照明装置500
から液晶セル71への入射光線の最大角度は約8度であ
った。そして、液晶表示素子70として前述した開口数
(NA)を0.31とした開口効率性能を有する液晶表
示素子を適用した。この実施例の投写型液晶表示装置は
前記条件式(2)を満足している。このような投写型液
晶表示装置においては、投射レンズの光利用率は実測で
約90%であった。
晶表示装置について説明する(図9〜図15参照)。 実施例1(図9参照) 投写型液晶表示装置における照明装置500は消費電力
150w、ア−ク長3mmのメタルハライドランプであ
る光源510と、焦点距離11mm、開口径φ80mm
の放物形状のリフレクタ530により構成した。そし
て、リフレクタ530の頂点から液晶セル71までの距
離L1は150mmとした。投射レンズ80の焦点距離
は50mmとし、F値は1.2とする。本照明装置50
0においては、光源510から出射する光線の約30%
が液晶表示素子70に入射し、さらに、照明装置500
から液晶セル71への入射光線の最大角度は約8度であ
った。そして、液晶表示素子70として前述した開口数
(NA)を0.31とした開口効率性能を有する液晶表
示素子を適用した。この実施例の投写型液晶表示装置は
前記条件式(2)を満足している。このような投写型液
晶表示装置においては、投射レンズの光利用率は実測で
約90%であった。
【0026】実施例2(図10参照) 照明装置501は消費電力150w、ア−ク長3mmの
メタルハライドランプである光源511と、第一焦点距
離11mm、第二焦点距離220mm、開口径φ80m
mの楕円形状のリフレクタ531により構成した。リフ
レクタ531の頂点から液晶セル71までの距離は15
0mmとした。投射レンズ80は焦点距離50mm、F
値は1.2である。この照明装置501においては、光
源511から出射する光線の約55%が液晶表示素子7
0に入射している。さらに、照明装置501から液晶セ
ル71への入射光線の最大角度は約9度であった。そし
て、液晶表示素子70には前述した開口数(NA)を
0.31とした開口効率性能の液晶表示素子を適用し
た。この実施例の投写型液晶表示装置は上記条件式
(2)を満足している。本投写型液晶表示装置において
は投射レンズの光利用率は実測で約80%であった。
メタルハライドランプである光源511と、第一焦点距
離11mm、第二焦点距離220mm、開口径φ80m
mの楕円形状のリフレクタ531により構成した。リフ
レクタ531の頂点から液晶セル71までの距離は15
0mmとした。投射レンズ80は焦点距離50mm、F
値は1.2である。この照明装置501においては、光
源511から出射する光線の約55%が液晶表示素子7
0に入射している。さらに、照明装置501から液晶セ
ル71への入射光線の最大角度は約9度であった。そし
て、液晶表示素子70には前述した開口数(NA)を
0.31とした開口効率性能の液晶表示素子を適用し
た。この実施例の投写型液晶表示装置は上記条件式
(2)を満足している。本投写型液晶表示装置において
は投射レンズの光利用率は実測で約80%であった。
【0027】実施例3(図11参照) 本実施例における照明装置502は消費電力150w、
ア−ク長3mmのメタルハライドランプである光源51
2と、焦点距離11mm、開口径φ80mmの放物形状
のリフレクタ532により構成した。コンデンサレンズ
602はリフレクタ532出射後の光線を液晶表示素子
70に集光させるレンズであって、焦点距離126m
m、開口径φ80mm、レンズ厚さ15mmの平凸レン
ズを適用した。リフレクタ532の頂点から液晶セル7
1までの距離L2は150mm、リフレクタ532の頂
点からコンデンサレンズ602までの距離L1は60m
mとした。本照明装置502においては、光源512か
ら出射する光線の約61%が液晶表示素子70に入射し
ている。さらに、本照明装置502から液晶セル71へ
の入射光線の最大角度は約9度である。液晶表示素子7
0には前述した開口効率性能の液晶表示素子を適用した
ので、開口数(NA)は0.31である。投射レンズ8
0は焦点距離50mm、F値は1.2であり、条件式
(2)を満足している。本投写型液晶表示装置において
は投射レンズの光利用率は実測で約80%であった。
ア−ク長3mmのメタルハライドランプである光源51
2と、焦点距離11mm、開口径φ80mmの放物形状
のリフレクタ532により構成した。コンデンサレンズ
602はリフレクタ532出射後の光線を液晶表示素子
70に集光させるレンズであって、焦点距離126m
m、開口径φ80mm、レンズ厚さ15mmの平凸レン
ズを適用した。リフレクタ532の頂点から液晶セル7
1までの距離L2は150mm、リフレクタ532の頂
点からコンデンサレンズ602までの距離L1は60m
mとした。本照明装置502においては、光源512か
ら出射する光線の約61%が液晶表示素子70に入射し
ている。さらに、本照明装置502から液晶セル71へ
の入射光線の最大角度は約9度である。液晶表示素子7
0には前述した開口効率性能の液晶表示素子を適用した
ので、開口数(NA)は0.31である。投射レンズ8
0は焦点距離50mm、F値は1.2であり、条件式
(2)を満足している。本投写型液晶表示装置において
は投射レンズの光利用率は実測で約80%であった。
【0028】実施例4(図12参照) 本実施例における照明装置503の光源513には消費
電力150w、ア−ク長3mmのメタルハライドランプ
である光源513を適用した。また、リフレクタは第一
焦点距離20mm、第二焦点距離400mm、開口径φ
80mmの楕円形状の第1のリフレクタ533と、半径
8mm、開口径φ16mmの球面形状の第2のリフレク
タ5333とにより構成した。メタルハライドランプの
ア−ク中心と第1のリフレクタ533の焦点位置と第2
のリフレクタ5333の焦点位置はほぼ同じ位置にあ
り、メタルハライドランプのア−ク部から出射して第2
のリフレクタ5333に入射する光線は、再度メタルハ
ライドランプのア−ク部に戻り第1のリフレクタ533
で反射して、液晶表示素子70に入射する。リフレクタ
533の頂点から液晶セル71までの距離L1は250
mmである。投射レンズ80は焦点距離50mm、F値
は1.2である。本照明装置503においては、光源5
13から出射する光線の約74%が液晶表示素子70に
入射している。さらに、本照明装置503から液晶セル
71への入射光線の最大角度は約7度である。液晶表示
素子70には前述した開口数(NA)を0.31とした
開口効率性能の液晶表示素子を適用した。本実施例の投
写型液晶表示装置は条件式(2)を満足している。本投
写型液晶表示装置においては投射レンズの光利用率は実
測で約92%であった。
電力150w、ア−ク長3mmのメタルハライドランプ
である光源513を適用した。また、リフレクタは第一
焦点距離20mm、第二焦点距離400mm、開口径φ
80mmの楕円形状の第1のリフレクタ533と、半径
8mm、開口径φ16mmの球面形状の第2のリフレク
タ5333とにより構成した。メタルハライドランプの
ア−ク中心と第1のリフレクタ533の焦点位置と第2
のリフレクタ5333の焦点位置はほぼ同じ位置にあ
り、メタルハライドランプのア−ク部から出射して第2
のリフレクタ5333に入射する光線は、再度メタルハ
ライドランプのア−ク部に戻り第1のリフレクタ533
で反射して、液晶表示素子70に入射する。リフレクタ
533の頂点から液晶セル71までの距離L1は250
mmである。投射レンズ80は焦点距離50mm、F値
は1.2である。本照明装置503においては、光源5
13から出射する光線の約74%が液晶表示素子70に
入射している。さらに、本照明装置503から液晶セル
71への入射光線の最大角度は約7度である。液晶表示
素子70には前述した開口数(NA)を0.31とした
開口効率性能の液晶表示素子を適用した。本実施例の投
写型液晶表示装置は条件式(2)を満足している。本投
写型液晶表示装置においては投射レンズの光利用率は実
測で約92%であった。
【0029】実施例5(図13参照) 本実施例における照明装置504の光源514には消費
電力150w、ア−ク長3mmのメタルハライドランプ
である光源514を適用した。また、リフレクタは第一
焦点距離20mm、第二焦点距離500mm、開口径φ
80mmの楕円形状の第1のリフレクタ534と、半径
8mm、開口径φ16mmの球面形状の第2のリフレク
タ5344により構成した。コンデンサレンズ604は
焦点距離320mm、開口径φ80mm、レンズ厚さ1
5mmの平凸レンズを適用した。メタルハライドランプ
のア−ク中心と第1のリフレクタの焦点位置と第2のリ
フレクタの焦点位置はほぼ同じ位置にあり、メタルハラ
イドランプのア−ク部から出射して第2のリフレクタ5
344に入射する光線は、再度メタルハライドランプの
ア−ク部に戻り第1のリフレクタ534で反射して、コ
ンデンサレンズ604により集光されて液晶表示素子7
0に入射する。リフレクタの頂点から液晶セル71まで
の距離L2は250mm、リフレクタ5の頂点からコン
デンサレンズ28までの距離L1は210mmである。
光源514から出射する光線の約70%が液晶表示素子
70に入射している。さらに、本照明装置から液晶セル
71への入射光線の最大角度は約8度である。液晶表示
素子70には前述した開口効率性能の液晶表示素子を適
用したので開口数(NA)は0.31である。投射レン
ズ3は焦点距離50mm、F値は1.2であり、条件式
(2)を満足している。本投写型液晶表示装置において
は投射レンズの光利用率は実測で約90%であった。
電力150w、ア−ク長3mmのメタルハライドランプ
である光源514を適用した。また、リフレクタは第一
焦点距離20mm、第二焦点距離500mm、開口径φ
80mmの楕円形状の第1のリフレクタ534と、半径
8mm、開口径φ16mmの球面形状の第2のリフレク
タ5344により構成した。コンデンサレンズ604は
焦点距離320mm、開口径φ80mm、レンズ厚さ1
5mmの平凸レンズを適用した。メタルハライドランプ
のア−ク中心と第1のリフレクタの焦点位置と第2のリ
フレクタの焦点位置はほぼ同じ位置にあり、メタルハラ
イドランプのア−ク部から出射して第2のリフレクタ5
344に入射する光線は、再度メタルハライドランプの
ア−ク部に戻り第1のリフレクタ534で反射して、コ
ンデンサレンズ604により集光されて液晶表示素子7
0に入射する。リフレクタの頂点から液晶セル71まで
の距離L2は250mm、リフレクタ5の頂点からコン
デンサレンズ28までの距離L1は210mmである。
光源514から出射する光線の約70%が液晶表示素子
70に入射している。さらに、本照明装置から液晶セル
71への入射光線の最大角度は約8度である。液晶表示
素子70には前述した開口効率性能の液晶表示素子を適
用したので開口数(NA)は0.31である。投射レン
ズ3は焦点距離50mm、F値は1.2であり、条件式
(2)を満足している。本投写型液晶表示装置において
は投射レンズの光利用率は実測で約90%であった。
【0030】実施例6(図14参照) 本実施例における照明装置505の光源515には消費
電力150w、ア−ク長3mmのメタルハライドランプ
である光源515を適用した。また、リフレクタは第一
焦点距離20mm、第二焦点距離400mm、開口径φ
80mmの楕円形状の第1のリフレクタ535と、半径
50mm、開口径φ100mmの球面形状の第2のリフ
レクタ5355により構成した。メタルハライドランプ
のア−ク中心と第一のリフレクタ535の焦点位置と第
2のリフレクタ5355の焦点位置はほぼ同じ位置にあ
り、メタルハライドランプのア−ク部から出射して第2
のリフレクタ5355に入射する光線は、再度メタルハ
ライドランプのア−ク部に戻り第1のリフレクタ535
で反射して、液晶表示素子70に入射する。リフレクタ
の頂点から液晶セル71までの距離L1は250mmで
ある。本照明装置505においては、光源515から出
射する光線の約74%が液晶表示素子70に入射してい
る。さらに、本照明装置から液晶セル71への入射光線
の最大角度は約7度である。液晶表示素子70には前述
した開口効率性能の液晶表示素子を適用したのでNAは
0.31である。投射レンズ80は焦点距離50mm、
F値は1.2であり、条件式(2)を満足している。本
投写型液晶表示装置においては投射レンズの光利用率は
実測で約92%であった。
電力150w、ア−ク長3mmのメタルハライドランプ
である光源515を適用した。また、リフレクタは第一
焦点距離20mm、第二焦点距離400mm、開口径φ
80mmの楕円形状の第1のリフレクタ535と、半径
50mm、開口径φ100mmの球面形状の第2のリフ
レクタ5355により構成した。メタルハライドランプ
のア−ク中心と第一のリフレクタ535の焦点位置と第
2のリフレクタ5355の焦点位置はほぼ同じ位置にあ
り、メタルハライドランプのア−ク部から出射して第2
のリフレクタ5355に入射する光線は、再度メタルハ
ライドランプのア−ク部に戻り第1のリフレクタ535
で反射して、液晶表示素子70に入射する。リフレクタ
の頂点から液晶セル71までの距離L1は250mmで
ある。本照明装置505においては、光源515から出
射する光線の約74%が液晶表示素子70に入射してい
る。さらに、本照明装置から液晶セル71への入射光線
の最大角度は約7度である。液晶表示素子70には前述
した開口効率性能の液晶表示素子を適用したのでNAは
0.31である。投射レンズ80は焦点距離50mm、
F値は1.2であり、条件式(2)を満足している。本
投写型液晶表示装置においては投射レンズの光利用率は
実測で約92%であった。
【0031】実施例7(図15参照) 本実施例における照明装置506の光源516には消費
電力150w、ア−ク長3mmのメタルハライドランプ
である光源516を適用した。また、リフレクタは第一
焦点距離20mm、第二焦点距離500mm、開口径φ
80mmの楕円形状の第1のリフレクタ536と、半径
50mm、開口径φ100mmの球面形状の第2のリフ
レクタ5366により構成した。コンデンサレンズ60
6は焦点距離320mm、開口径φ80mm、レンズ厚
さ15mmの平凸レンズを適用した。メタルハライドラ
ンプのア−ク中心と第1のリフレクタ536の焦点位置
と第2のリフレクタ5366の焦点位置はほぼ同じ位置
にあり、メタルハライドランプのア−ク部から出射して
第2のリフレクタ5366に入射する光線は、再度メタ
ルハライドランプのア−ク部に戻り第1のリフレクタ5
36で反射して、コンデンサレンズ606により集光さ
れて液晶表示素子70に入射する。リフレクタの頂点か
ら液晶セル71までの距離L2は250mm、リフレク
タの頂点からコンデンサレンズ606までの距離L1は
210mmである。本照明装置においては、光源516
から出射する光線の約70%が液晶表示素子70に入射
している。さらに、本照明装置から液晶セル71への入
射光線の最大角度は約8度である。液晶表示素子70に
は前述した開口効率性能の液晶表示素子を適用したので
NAは0.31である。投射レンズ80は焦点距離50
mm、F値は1.2であり、条件式(2)を満足してい
る。本投写型液晶表示装置においては投射レンズの光利
用率は実測で約90%であった。なお、照明装置におけ
る光源において、例えば、ランプの管球部の液晶素子配
設側の一部に反射部材を装着し、光源から出射する光線
をリフレクタ方向に反射させる構成とすることにより、
光利用効率をより向上させることができる。
電力150w、ア−ク長3mmのメタルハライドランプ
である光源516を適用した。また、リフレクタは第一
焦点距離20mm、第二焦点距離500mm、開口径φ
80mmの楕円形状の第1のリフレクタ536と、半径
50mm、開口径φ100mmの球面形状の第2のリフ
レクタ5366により構成した。コンデンサレンズ60
6は焦点距離320mm、開口径φ80mm、レンズ厚
さ15mmの平凸レンズを適用した。メタルハライドラ
ンプのア−ク中心と第1のリフレクタ536の焦点位置
と第2のリフレクタ5366の焦点位置はほぼ同じ位置
にあり、メタルハライドランプのア−ク部から出射して
第2のリフレクタ5366に入射する光線は、再度メタ
ルハライドランプのア−ク部に戻り第1のリフレクタ5
36で反射して、コンデンサレンズ606により集光さ
れて液晶表示素子70に入射する。リフレクタの頂点か
ら液晶セル71までの距離L2は250mm、リフレク
タの頂点からコンデンサレンズ606までの距離L1は
210mmである。本照明装置においては、光源516
から出射する光線の約70%が液晶表示素子70に入射
している。さらに、本照明装置から液晶セル71への入
射光線の最大角度は約8度である。液晶表示素子70に
は前述した開口効率性能の液晶表示素子を適用したので
NAは0.31である。投射レンズ80は焦点距離50
mm、F値は1.2であり、条件式(2)を満足してい
る。本投写型液晶表示装置においては投射レンズの光利
用率は実測で約90%であった。なお、照明装置におけ
る光源において、例えば、ランプの管球部の液晶素子配
設側の一部に反射部材を装着し、光源から出射する光線
をリフレクタ方向に反射させる構成とすることにより、
光利用効率をより向上させることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、液晶表示素子の見かけ
の開口率を向上させ、さらに液晶表示素子を出射する光
線のほとんどが投射レンズに入射し、光利用率があがり
明るい投写型液晶表示装置となる。さらに、リフレクタ
を有する照明装置、特に2つのリフレクタを有する照明
装置は、従来利用されていなかった直射光を第2のリフ
レクタで有効利用されるので光源からの出射光線を有効
利用でき照明装置の光利用率が向上できる。本発明の投
写型液晶表示装置は、照明装置、マイクロレンズアレ
イ、投射レンズの条件設定により、画面の明るい液晶表
示装置を実現することができる。
の開口率を向上させ、さらに液晶表示素子を出射する光
線のほとんどが投射レンズに入射し、光利用率があがり
明るい投写型液晶表示装置となる。さらに、リフレクタ
を有する照明装置、特に2つのリフレクタを有する照明
装置は、従来利用されていなかった直射光を第2のリフ
レクタで有効利用されるので光源からの出射光線を有効
利用でき照明装置の光利用率が向上できる。本発明の投
写型液晶表示装置は、照明装置、マイクロレンズアレ
イ、投射レンズの条件設定により、画面の明るい液晶表
示装置を実現することができる。
【図1】本発明の投写型液晶表示装置の一実施例として
の概略構成図。
の概略構成図。
【図2】液晶表示素子の構成説明図。
【図3】液晶表示素子の概略構成説明図。
【図4】マイクロレンズアレイの概略構成図。
【図5】液晶表示素子の原理を示す説明図。
【図6】液晶表示素子の原理を示す説明図。
【図7】液晶表示素子の開口率性能に関するグラフ。
【図8】マイクロレンズアレイの光線状態を示す説明
図。
図。
【図9】本発明の一実施例としての投写型液晶表示装置
の構成図。
の構成図。
【図10】本発明の一実施例としての投写型液晶表示装
置の構成図。
置の構成図。
【図11】本発明の一実施例としての投写型液晶表示装
置の構成図。
置の構成図。
【図12】本発明の一実施例としての投写型液晶表示装
置の構成図。
置の構成図。
【図13】本発明の一実施例としての投写型液晶表示装
置の構成図。
置の構成図。
【図14】本発明の一実施例としての投写型液晶表示装
置の構成図。
置の構成図。
【図15】本発明の一実施例としての投写型液晶表示装
置の構成図。
置の構成図。
【図16】従来の投写型液晶表示装置の構成説明図。
【図17】従来の投写型液晶表示装置のマイクロレンズ
アレイの光線状態を示す説明図。
アレイの光線状態を示す説明図。
【図18】従来の投写型液晶表示装置の光線状態の説明
図。
図。
50 照明装置 51 光源 53 リフレクタ 533 第一のリフレクタ 5333 第二のリフレクタ 60 コ−ルドフィルタ 70 液晶表示素子 71 液晶セル 73 偏光板 75 マイクロレンズアレイ 80 投射レンズ 90 スクリ−ン 110 ビデオクロマ処理回路 120 RGB出力回路 130 Xドライバ 140 同期処理回路 150 コントロ−ラ 160 Yドライバ A 液晶表示素子への入射光線 B 液晶表示素子からの出射光線
Claims (6)
- 【請求項1】 照明装置と、照明装置からの出射光を透
過することにより画像を表示する液晶表示素子と、液晶
表示素子に表示される画像をスクリ−ン上に拡大するた
めの投射レンズを備えた投写型液晶表示装置において、 投写型液晶表示装置の液晶表示素子は、光線の入射側の
液晶セルの透明基板上にマイクロレンズアレイを密着し
た構成を有し、 マイクロレンズアレイは液晶表示素子の1画素に対応す
る領域の平面形状を等しくした単位レンズ部を、液晶表
示素子の画素配列と等しく周期的に形成すると共に、単
位レンズ部の焦点を液晶面で、画素電極のほぼ中央部に
一致するように構成し、 照明装置と液晶表示素子と投射レンズは、照明装置から
出射した光線が液晶表示素子の中央部に位置する単位レ
ンズ部に入射する光線の最大角度θと、マイクロレンズ
アレイの開口数NAと、投射レンズのF値が下記の式を
満足するよう構成してなる投写型液晶表示装置。 0.8≦{2F(NA+tanθ)}~2≦1 - 【請求項2】 投写型液晶表示装置の液晶表示素子は、
マイクロレンズアレイを光線の入射側の液晶セルの透明
基板に一体に構成してなる請求項1記載の投写型液晶表
示装置。 - 【請求項3】 照明装置は光源と、光源から出射する光
線を反射させて液晶表示素子に照射するリフレクタによ
り構成したことを特徴とする請求項1、2記載の投写型
液晶表示装置。 - 【請求項4】 照明装置は光源と、光源から出射する光
線を反射させるリフレクタと、リフレクタを反射した光
線を液晶表示素子に照射させるコンデンサレンズにより
構成したことを特徴とする請求項1、2記載の投写型液
晶表示装置。 - 【請求項5】 リフレクタは液晶表示素子に対して光源
の後方に配置した第1のリフレクタと、光源と液晶表示
素子との間に配置する第2のリフレクタを備えてなる請
求項3、4記載の投写型液晶表示装置。 - 【請求項6】 光源から出射する光線をリフレクタの方
向に反射させる反射手段を光源の管球部の一部に設けた
請求項3、4記載の投写型液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6001218A JPH07209643A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 投写型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6001218A JPH07209643A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 投写型液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07209643A true JPH07209643A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11495335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6001218A Pending JPH07209643A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 投写型液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07209643A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014145953A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Nitto Denko Corp | 液晶表示装置 |
-
1994
- 1994-01-11 JP JP6001218A patent/JPH07209643A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014145953A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Nitto Denko Corp | 液晶表示装置 |
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