JPH0720992B2 - ヒルディン−paとその誘導体、それらの製造法と応用 - Google Patents

ヒルディン−paとその誘導体、それらの製造法と応用

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JPH0720992B2 JP61500425A JP50042586A JPH0720992B2 JP H0720992 B2 JPH0720992 B2 JP H0720992B2 JP 61500425 A JP61500425 A JP 61500425A JP 50042586 A JP50042586 A JP 50042586A JP H0720992 B2 JPH0720992 B2 JP H0720992B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒルディン−PAとの誘導体、それらの製造法、
それらを有効成分として含む薬用製剤ならびにそれら有
効成分の応用に関するものである。
薬用ヒル(Hirudo medicinalis)からはすでに二三の有
効成分が抽出されている。それらは種々のポリペプチド
類で、タン白分解酵素(プロティナーゼ)阻害剤として
作用し、一部は抗トロンビン作用をもっている。これら
有効成分に関する文献中では、いわゆるエグリン類(Eg
linen)とヒルディン類(Hirudinen)との間に相違があ
る。DE-PS28 08 396には2種類のエグリン類は記載され
ている。粗製ヒルディン類を得る方法は、例えば“Die
Pharmazie"第36巻,653−660頁(1981年)および“Metho
ds in Enzymology"第45巻,669−678頁(1976年)に記載
されている。ヒルディンの主要構成要素たるアミノ酸の
完全な配列順序は、“FEBS1104"(Federation of Europ
ean Biochemical Societies,第165巻,180-184頁(1984
年)によって公知である。
さて驚いたことに粗製ヒルディンは、さらに別の薬理作
用をもつ成分を含むことが発見された。そこで本発明
は、ヒルエキス中の薬理作用をもつ物質について研究す
ること、とくにヒルエキスに含まれるヒルディン成分中
の新しい有効成分について、より詳細に研究することを
目的としている。
本発明により、この目的を達成する方法はヒルディン−
PAと称する新しいヒルディン成分、その分解産物および
その脱硫酸誘導体を製造することである。
本発明は下記の式Iをもつヒルディン−PAに関係してお
り、 式中のN−末端で2個までのアミノ酸が短縮され、およ
び脱硫酸された誘導体で、その場合式Iにおいて、 (1)64位のチロジングループ中、フェノール性水酸基
に結合している硫酸基が欠けているもの (2)(1)に記載した硫酸エステル基と最後のアミノ
酸群(66位)または最後の2個のアミノ酸群(66位およ
び65位)が欠けているものならびに薬用に供し得るそれ
らの塩類に関するものである。
本発明の主要な物質は式Iのヒルディン−PAおよびその
誘導体で、アモノ酸鎖がN−末端でシーケンスIまたは
シーケンスITだけ短縮されたものである。
とくに優先するのは上記式Iのヒルディン−PAおよび、
それから上述の定義に従って脱硫酸された誘導体であ
る。
前述の式中で示されている頭文字は、IUPAC命名法に定
められているペプチド結合のタン白構成アミノ酸類をあ
らわしている。これらタン白類の塩類もまた本発明の対
象物である。
本発明によるヒルディン−PAは、総数66個のアミノ酸か
ら成り、その分子量は7087,比アンチトロンビン活性は6
80−720IU/mg、そのトロンビンとその複合体は解離恒数
ki=4×10-11Mである。
ヒルディン−PAとその誘導体は、既知のヒルディンと構
造がきわめて近似である。しかしながらタン白連鎖中の
二三の重要な位置、特にその頭と末尾において、アミノ
酸の配列が、既知のヒルディンと特異的に相違する。そ
こからさらに、実用上大きい意味をもつ相違点が生まれ
る。これらペプチド類の三次構造(Tertir-Struktu
r)は3個のジスルフィド架橋で安定化されている。著
しい点は、ヒルディン−PAの64位にあるチロジン残基の
フェノール性水酸基上に、強酸性の硫酸がモノエステル
結合をしていることである。それはつぎの構造式で示す
ことができる。
これらのグループは既知のヒルディンにも存在するが、
その位置が63位である。
ヒルディンは生物学的にKi値が約3×10-11Mで、強力
なトロンビン阻害剤に属し、トロンビンに特異的に作用
するが、種々の血液凝固力をもつそのほかのプロティナ
ーゼは阻害しない。ヘパリンとは反対に本発明のヒルデ
ィン類の阻害作用は、トロンビンに直接働くその薬理作
用のうちでは、血液凝固作用が重要で、血栓症の予防に
きわめて好適である。望ましくない副作用は今日までの
ところ確認されていない。犬およびヒトに静脈内投与す
る際、非常に高用量でも心拍数、呼吸、血圧、血小板
数、フィブリノーゲンおよびヘモグロビンに対する影響
は全く見られない。比較実験で本発明の化合物はヘパリ
ンより優れている。
本発明のヒルディン類を製造するには、既知のヒル・エ
キスから出発するのが最もよい。すでに述べたように、
この種のエキスの製造法は、例えば“Die Pharmazie"第
36巻653-660頁(1981年)または“Methods in Enzymolo
gy"第45巻669-678頁(1976年)に述べられている。
その際ヒル(Hirudo medicinalis)またはヒルの頭部を
細切、ホモジナイズして、組織泥を水性アセトンまたは
食塩溶液またはバッファー溶液で抽出し、エタノールで
エキス中の不純物を分画沈澱させ、溶液を真空濃縮し、
濃縮液をアセトンで分画沈澱させる。その高濃度アセト
ン溶液で得られた沈澱を分離、水で抽出、抽出物を凍結
乾燥する。それ自体は既知のこの凍結乾燥物から出発す
る本発明の製造法は、つぎの各項を特徴としている。す
なわち、 (A)得られた凍結乾燥物をpH7.8のバッファーで平衡
させたSephadexカラムでクロマトグラフィーにかける。
(B)抗トロンビン活性をもつフラクションを凍結乾燥
し、凍結乾燥物を脱塩して再度凍結乾燥する。
(C)凍結乾燥物をDEAC−セルロースを用いるアニオン
交換クロマトグラフィーにかけ、その際pH6.5のバッフ
ァーで平衡させpH6.0のバッファーで溶離する。
(D)抗トロンビン活性をもつフラクションを凍結乾燥
し、脱塩後再度凍結乾燥する。
(E)凍結乾燥物をpH6.0のバッファーで平衡させたDEA
C−Sephadexカラムに流し、pH5.0のバッファーとpH3.7
のバッファーとから造った一連の直線グラージェント.
バッファーで溶離する。
(F)pH4.6およびpH4.7で溶離される抗トロンビン活性
フラクションを凍結乾燥し、脱塩後再度凍結乾燥する。
(G)最後にC18型逆相分離剤(reversed phase-Trennm
aterial)を充填したHPLCカラムを用いて凍結乾燥物を
クロマトグラフィーにかけ、溶離液として、(A)トリ
フルオロ酢酸の0.1%水溶液、(B)フルオロ酢酸の0.1
%アセトニトリル溶液に(A)を40%(V/V)加えた溶
液を用い、イソクラティック(isokratische:単一溶媒
組成溶離)な条件下〔(A)63%+(B)37%〕に、4
種類のトロンビン阻害フラクションを得る。この4種の
フラクションの中、第一のフラクションが求めるヒルデ
ィン−PAを含んでいる。
(H)ヒルディン−PAの脱硫酸体をつくるには、64位に
あるチロジン残基のフェノール性水酸基に結合している
硫酸基を加水分解によって離脱させ、かつ、希望する場
合には、上記脱硫反応で生成する66位、65位のアミノ酸
を別々に、あるいは一緒に加水分解的に切断する。そし
て (I)ヒルディン−PAの分解産物をつくにはヒルディン
−PAをペプチダーゼとインキュベートし、生成物をRP−
HPLCで分離、各々の生成物を単離し、凍結乾燥する。
A項のクロマトグラフィーは、主としてSephadex G-75
を用いて行い、その際pH7.8のバッファーとして、トリ
エタノールアミン50mM、食塩300mMまたは400mMを含む水
溶液を用いる。これらのバッファー溶液にも、また後に
述べるバッファーにも、これにさらに例えば0.02%のNa
N3を加えることができる。
陰イオン交換クロマトグラフィーは主としてWhatman DE
-52またはDE-53を用いて行い、その際pH6.3の平衡用バ
ッファーとしては、主として酢酸アンモニウムバッファ
ー(NH4Ac30mMに、必要に応じてNaN30.02%を加えても
の)を、またpH6.0の溶離用バッファーとしては主とし
て酢酸ナトリウムバッファー(その組成:NaAc0.2M+NaC
l0.19M)を用いる。
溶離用バッファーとしては食塩のグラーディエントを用
いることもでき、その場合まず酢酸アンモニウム0.03M,
食塩0.19M,pH6.5を用い、ついで酢酸アンモニウム0.03
M,食塩0.3M,pH6.5を用いて行う。
Sephadex DEAE-A25クロマトグラフィーではpH6.0のバッ
ファーとして、主として前述の組成の酢酸ナトリウムバ
ッファーを用いる。pHグラージェントの調整には、同じ
く前述のバッファーで、一方はpH5.0、他方はpH3.7のも
のを用いる。pHが約4.6から4.7までで溶離されるフラク
ションは、抗トロンビン活性をもち、ヒルディン・プー
ル1と称する。ほぼpH4.4で溶離されるフラクションは
ヒルディン・プール2として単離される。
抗トロンビン活性をもつプール1は、ついで凍結乾燥
し、脱塩後再度凍結乾燥する。
脱塩は通常Sephadex G25を用いて行われる。その際展開
剤としては水を用いる。HPLC−分離には、例えばSupelc
o−カラムLC-18-DB型、5μmまたはLichrospher−カラ
ム100CH-18/2型、5μm4.6×250ml(Merck社製)を用い
る。
この種カラムを用いる操作は、流速1ml/分、温度25℃で
実施し、214nmおよび254nmで検出する。
この方法でヒルディン・プール1をHPLC−分離すると4
個のトロンビン阻害因子が得られる。量が最も多いもの
は、文献で既知のヒルディンと一致する。その他の小フ
ラクションは、既知のヒルディンのアミノ酸が交換され
ている点で相違するだけである。本発明のヒルディン−
PAは、効力最強のフランクションとその次に強いフラク
ションとその次に強いフラクションに含まれている。そ
れはN−末端イソロイシンをもつ、完全に新規な形の阻
害剤であり、下記のような特質と配列順序をもっている
ことが確立された。
上述のヒルディン−PAフラクションのタン白は、固定相
に固定され、その状態でエドマン(Edman)分解に付せ
られた。この場合に用いられた固定相上で自動的にアミ
ノ酸配列順位を決定する標準操作については、例えば次
の2つの総説論文に記載されている。すなわち:W.Machl
eidt“Modern Methods in Protein-Chemistry-Revue Ar
ticles"(Walter de Gruyter & Co.,Berlin,New York,
1983年発行)およびRichard A.Laursen,W.Machleidt:
“Methods of Biochemical Analysis"第26巻201-284頁
(1980年)に述べられている。この場合、アミノ酸配列
順序を決定すべきペプチド(zusequenzierende Pepti
d)は、アミノ酸測鎖の官能基を介して、不溶性相体す
なわち固定相に共有結合により固定される。固定相上で
はエドマン分解の環化反応が進行し、それが逐次N−末
端のアミノ酸の切断を起こすに至る。ペプチドと固定相
との結合は、エドマン分解の条件下に安定でなければな
らないが、しかしそれがC−末端までの分解を妨げては
ならない。
この操作法を行うに際し、システイン酸のフェニルチオ
尿素誘導体が、システイン残基の位置同定の上に極めて
好適である。だからN−末端のアミノ酸配列順序を解明
するために、ヒルディン−PAの自然体および酸化体を用
いて逐次分解を行った。一つの分解ごとにタン白25nMol
を用い、そのタン白の半分はアミノ基を介してジイソシ
アナートグラス(DITC−glas)に、他の半分はカルボキ
シル基のカルボジイミド結合により、アミノプロピルグ
ラス(APG)に固定されていた。この2通りの固定化技
法は、例えば前述の引用文献W.Machleidt“Modern Meth
ods in Protein-Chemistry,1983"の270頁と273頁に記載
されている。リジン残基はα−アミノ基を介して、高収
率でDITC−グラス上に結合するので、1回の分解反応ご
とにN−末端アミノ酸も、リジン残基の位置のわかる混
合カップリン法を用いるのてが有利である。
ヒルディン−PAのシーケンスをまず46位まで解明するこ
とができた(図1)。システイン残基とリジン残基の位
置究明は成功したが、それらのフェニルチオ尿素(PT
H)誘導体は定量することができなかった。開放環はAs
p,Glu,Ser,ThrおよびProのPTH−誘導体をあらわしてい
る。それはPTH−誘導体の収率が低かったアミノ酸類の
代表である。ヒルディン−PA酸化体の逐次分解反応を反
復した場合の収率は10−34回で94%と計算された(図
1)。第35位、すなわちLys35-停止点(Lys35−Ankerpu
kt)ではPTH−アミノ酸の収率が飛躍的に低下する。こ
れらのデータは最後のアミノ酸残基の停止点Lys47を介
してなお少量の材料が結合しており、同時にカルボキシ
ル基カップリングの収率が低かったことを意味してい
る。
第1図の説明 ヒルディンPA酸化物のPTHアミノ酸収率回帰直線(Regre
ssionsgeraden)の計算は、10−34位の閉環体(ausgefu
llten Kreise)から行った。勾配から反復収率が94%と
出た。閉環体はAsp,Glu,Pro,Thr,Serに用いられた。そ
れらは一部が担体の側鎖に固定されているか(Asp,Gl
u)、不完全開裂か(Pro)、または分解反応に当たり一
部破壊される(Thr,Ser)。
リジンは陽性と判明したが、定量することはできなかっ
た。
ヒルディンPA酸化体のトリプシン分解 トリプシン分解生成物(tryptischen Spaltansatzes)
をRP−HPLCを用いて分離すると、タン白のピークが19個
得られた。ペプチドの確認(Charakterisierung)はア
ミノ酸分析および手動一段式エドマン分解(ein-Schrit
t-Handedmanabbau)、すなわちDABITC/PITC二重カップ
リング法(Doppel-kupplungsmethods,Chang,Brauer+Wi
ttmann-Liebold,1978,FEBS-Lett.93,205-214(1978)参
照)を用いるN−末端決定法によった。ペプチドTR3は
トリペプチドG−N−Kと同定され、既知の位置25−27
位と判明した。ペプチドTR16は、従来の配列順位情報と
一致し、36位(Asp)から始まるC−末端ペプチドであ
った。このペプチドはAPGとカップルさせたのち、自動
式固定相エドマン分解に付した。AspとGluは側鎖を保護
(Fixierung)したため、これらのPTH誘導体の収率はか
なり低下した。その他の誘導体についてはすでに述べた
とおりである。第2段階エドマン分解(Asu)の収率を1
00%とし、これを基準にしてその他の収率を計算した。
閉環体(Ausgefllten Kreise)に対する回帰直線の勾
配から、反復収率が93.3%と算出された(図2)。
アミノ酸分析結果と、配列順位決定後のアミノ酸組成を
比較したところ、1個のアミノ酸の矛盾があらわれた。
すなわち:シーケンス内で1個のGlxの値があまりに少
な過ぎた。このアミノ酸はC−末端アミノ酸を形成して
いなければならなかった。もしそうでなければもう1個
のGlxの存在に気付かれなかったはずだからである。C
−末端の配列および、チロジン残基がヒルディンにおけ
ると同様チロジン−O−硫酸エステル残基であるか否か
の疑問を解明するため、カルボキシペプチダーゼYを用
いてC−末端配列決定を行わなければならなかった。
第2図の説明 トリプシンペプチドTR16のPTHアミノ酸収率 エドマン分解第2段階の収率を100%とし、これに基づ
いてその他の収率を計算した。回帰直線の計算には閉環
体を引用し、その勾配から反復収率93.3%が得られた。
閉環体はアミノ酸Asp,Glu,Pro,ThrおよびSerに使用した
(図1参照)。
カルボキシペプチダーゼY(CPY)を用いるヒルディンP
AのC−末端配列順位決定 ヒルディンPAのC−末端配列順位決定は、天然ヒルディ
ン−PA,ペプチドTR16およびあらかじめ60℃,30分間50%
TFAとインキュベートされたペプチドTR16について行っ
た。アスパラギン酸およびその他のアミノ酸が遊離する
に至るに先立ち、まずグルタミン酸が迅速に離脱するの
が見られた(図3)。
チロジンの遊離はTFA処理したペプチドTR16においての
み追跡できたが、他の2つのサンプルにCPYを作用させ
た場合は、合成チロジン−O−硫酸エステルと同じよう
に振る舞う1個のアミノ酸が脱離した。だからヒルディ
ン−PAの64位にあるチロジン残基も同様にチロジン−O
−硫酸エステル残基と同定された。だが最も驚くべき結
果はC−末端アミノ酸がGluであったことである。TR16
の自動配列順位決定に当たり、この残基が存在するとい
う何らの証拠も得られていなかったので、それは完全に
C−末端カルボキシル基および側鎖のカルボキシル基を
介して担体にカップリングしており、従ってその同定が
できなかったはずである。AspはCPYで加水分解され難
く、従って分解反応における限定因子である。そのため
にC−末端のアミノ酸の位置決定が困難となり、その上
2個のAspが近接配列されてあらわれ、Proは検出されな
かった。従ってCPY−分解によるC−末端構造は−Tyr-A
sp-Gluの式しか与えられ得ない。
第3図の説明 CPYを触媒とするヒルディン−PA,C−末端アミノ酸遊離
反応の時間的経過 ヒルディン−PAをCPY(40/l=w/w)と、10mMリン酸バッ
ファー(pH7.4)中、37℃でインキュベートした。イン
キュベーション混合物から一定時間おきに一定量のサン
プルを採り、pH2.0に調整して凍結乾燥する。凍結乾燥
中の遊離アミノ酸をアミノ酸分析器にかけて分析した。
プロリンは検出されなかった。C−末端のシーケンスは
−Tyr-Asp-Gluと決定された。
ヒルディン−PA全体のシーケンスは図4に示す。
第4図の説明 下記の方法で同定されたヒルディン−PA構成アミノ酸の
シーケンス: 本発明によるヒルディン−PA分解産物は、ヒルディン−
PAを酵素分解に付し、限定タン白分解を行うことによっ
て得られる。それにはカルボキシペプチダーゼのような
ペプチダーゼ、すなわちアミノ酸鎖をカルボキシル端末
から切断するプロテアーゼ、および/またはアミノペプ
チダーゼ、すなわちアミノ酸鎖をアミノ端末から切断す
るプロテアーゼを用いる。担体と結合した状態でも存在
し得る適当なプロテアーゼは、カルボキシペプチダーゼ
A類、ロイシンアミノペプチダーゼおよびカテプシンA,
B,C,Dであるが、とくに適しているのはカルボキシペプ
チダーゼYおよびカテプシンCである。
カテプシンCはジペプチジルアミノペプチダーゼ(Dipe
ptidylaminopeptidase)としてジペプチドをタン白の非
置換アミノ端末から切断することが知られている。とこ
ろがヒルディンのタン白分解に際しては、カテプシンC
がC−端末のエクソペプチダーゼ(Exopeptidase)活性
をもっており、従ってカテプシンCでヒルディン−PAを
分解すると、C−端末からも切断されることが発見され
た。
ヒルディンのタン白分解は主としてカテプシンCを用い
て行われる。インキュベーションは37℃で行うのがよ
い。カテプシンCの酵素活性における最適pHは、弱酸性
域すなわち5−6である。
タン白分解後得られる混合分解産物の分離はHPLCで行わ
れる。クロマトグラフィー用カラムとしては、例えばSu
pelco−カラムLC-18-DBまたはLichrospher−カラム100-
CH-18/2が用いられる。溶離剤としてはトリフルオロ酢
酸の0.1%水溶液(V/V,バッファーA)およびトリフル
オロ酢酸の0.1%アセトニトリル溶液にバッファーAを4
0%(V/V)を加えたものの勾配溶液が好適であると判明
した。
本発明によれば、脱硫酸ヒルディン−PAは上式のヒルデ
ィン−PA中にモノ硫酸エステルとして存在する64位のチ
ロジン基のフェノール性水酸基を遊離させることによっ
て得られる。
HO-SO2−O−Pept→HO−Pept の式 (ここでPeptはヒルディンの残余の分をあらわしてい
る)に従って、この基を遊離させるには、例えば加水分
解の方法を用いることができ、その加水分解には、化学
的方法も生物学的方法も利用することができる。
化学的に遊離させるには、主として通常の酸性触媒の存
在下に加水分解を行う。それには希塩酸溶液例えば2−
4N塩酸水溶液を用いる方法などがあるが、有利なのは、
反応媒体としてのトリフルオロ酢酸中で行うかトリフル
オロ酢酸の水溶液を反応媒体ならびに溶媒として加えて
用いることである。ペプチド結合切断の危険を最少限度
に止めるために緩和な条件、例えば室温を超えない温度
で行い、かつ加水分解の進行度を薄層クロマトグラフィ
ーなどにより分析しながら追跡することが望ましい。
だが加水分解には主として、特殊酵素アリルスルファタ
ーゼ(Arylsulfatasen)による生物学的方法が適用され
る。アリルスルファターゼは緩和な条件下に、フェノー
ルの硫酸エステルを分解して遊離のフェノール体を生成
する。硫酸エステル化された水酸基の生物学的遊離は、
有効成分を強化した酵素製剤や単離した酵素を用いて行
うか、あるいは生成したまゝの単離しない酵素系(Enzy
msystemin situ)を用いて行うこともできる。そのよう
な酵素系には、生きたままか、あるいは殺した生物学的
材料、例えば増殖中の微生物あるいは静止中の微生物、
細胞培養物,細胞ホモジネートもしくは細胞の自己融解
物をそのまゝ用いる方法などがある。生物学的方法の一
大長所は、選択性がきわめて高いこと、つまり破壊され
易い原料物質中の他の官能基、とりわけペプチド結合を
破壊することなく、希望するモノ硫酸エステル結合にだ
け作用することである。本発明の化合物は主としてヒル
ディン−PAを、緩衡剤入り水溶液または水性懸濁液中
で、ある種のアリルスルフェターゼ、例えばHelix poma
tia(カタツムリ属の動物)から得られたアリルスルフ
ァターゼとともに、通常酵素反応に用いられる温度、20
−40℃、特に25−30℃で処理して製造される。反応は主
として弱酸性すなわちpH4−7、特にpH5−6で行われ、
このpHは有機カルボン酸のアルカリ金属塩または有機塩
基との塩、例えば酢酸ナトリウム、あるいは特に好んで
用いられる酢酸ピリジン(約pH5.4)の0.03−0.3モル溶
液からなる緩衝液によってつくられる。
基質(ヒルディン)に対する酵素の使用比率は一般に製
品の活性に応じて定められ、通常1:2ないし1:100、とり
わけ1:5ないし1:20である;酵素製剤はできるだけ高純
度、高活性のものを用いるのが有利である。アリルスル
ファターゼは硫酸基の分解に際してのみならず、硫酸基
の導入に際しても触媒作用をあらわし、原料と終末生成
物との平衡状態をもたらすように働くので、酵素製剤ご
とに予備実験によって最適濃度、基質に対する使用比
率、および脱硫酸時間を設定するのが有利である。しか
し一般に、数分後には反応が終わっている。活性酵素と
長時間(約4時間まで)接触させておいても(例えば反
応混合物をそのまゝ放置するなどして)、反応生成物の
品質には何らの影響も及ぼさない。
酵素による脱硫酸反応進展経過は、分取したサンプルに
ついて、生物分析法により追跡することができる。実用
的には試料を短時間(約3分間)100℃に加熱して酵素
活性を破壊し、基質をカルボキシペプチダーゼYの一種
で処理する(カルボキシペプチダーゼYはペプチド鎖を
カルボキシ側から切断し、各アミド化合物を分解するこ
とで、アミノ酸が順次切断されてゆく)。ペプチド鎖は
通常15分で対応する硫酸化された64位のアミノ酸および
/または遊離の64位アミノ酸(Tyr64)が完全に切断さ
れ、普通のアミノ酸分析装置で定量することができると
ころまで進行する。
E,D−短縮脱硫酸ヒルディン類は、ヒルディン−PAの加
水分解に際し、2つのC末端アミノ酸骨格CluとAspの切
断によって生成する。その際できる混合物の分離は、例
えば生産用規模のHPLC(prparative HPLC-Chromatogr
aphie)によって行われる。脱硫酸ヒルディン−PAはヒ
ルディン−PAと同じ生物学的性質をもっている。
本発明の物質は遊離型および塩の形で存在し得る。本品
は遊離のアミノ基またはアミジノ基をもっているので、
酸付加塩(Sureadditionassalze)としても存在し得
る。酸付加塩としては、治療に応用可能な通常の酸が付
加してできた塩で、生理的耐容性のある塩が考えられ
る。無機酸としてはハロゲン水素酸例えば塩化水素酸が
考えられるが、硫酸,リン酸,もしくはピロリン酸を挙
げることもできる。有機酸としては、例えばジベンゼン
スルホン酸,p−トルエンスルホン酸,メタンスルホン酸
のような低級アルカンスルホン酸などのスルホン酸類が
あり、他方酢酸,乳酸,パルミチン酸,ステアリン酸,
リンゴ酸,酒石酸,アルコルビン酸および/またはクエ
ン酸のようなカルボン酸類が用いられる。また本発明の
化合物は遊離のカルボキシル基をもっているから、ある
種の塩基との塩、例えばナリウム,カリウム,カルシウ
ムまたはマグネシウム塩、あるいはアンモニウム塩や、
生理的に耐え得る含窒素有機塩基との塩としても存在し
得る。
従って本発明の化合物は、製造操作如何によって遊離型
もしくは酸付加塩,分子内塩,あるいは塩基との塩とし
て得ることができる。遊離化合物からは再度、酸類例え
ばすでに述べた塩を形成する酸類と反応させ、蒸発乾固
法や凍結乾燥法により、治療用に適する酸付加塩を得る
ことがある。分子内塩はpHを適当な中性点に調整するこ
とで得られる。
発明はさらに、本発明の化合物またはその医薬用塩類
を、場合により薬用担体および/または補佐薬とともに
含有する医薬用製剤の製法にも拘わる。
これらの組成物はそりわけ前日の諸疾患に際し、非経口
的(静脈内,皮内,筋肉内,/皮下)または経口的または
局所に適用するのに好適である。用量は第一に、投与形
態如何と治療または予防の目的如何に関係する。有効1
回投与量(Einzeldosen)および投与方式は、患者個々
人のその時の状態に応じて定めるのが最良である。その
際、重要な血液因子の測定に必要な手段は、専門家によ
く知られている。本発明の化合物を注射する場合の有効
1回容量は、普通0.005−0.1mg/kg(体重)の範囲内で
あるが、主として用いられる範囲は0.01−0.05mg/kg
(体重)である。投与は静注,筋肉注または皮下注射に
よる。従って本薬用製剤の非経口的単一投与形態は、投
与方法如何に応じて1回量が、本発明の化合物0.4−7.5
mgを含む。この薬用製剤は一般に、有効成分のほかにあ
る種のバッファー,例えばpH3.5−7のリン酸のバッフ
ァーを含める必要があり、また等張溶液にするため食
塩,マンニトールまたはソルビトールを加える。本製剤
は凍結乾燥状態または溶解状態で存在し得るが、溶液に
あっては殺菌力のある保存剤を添加するのが有利であ
る。例えば0.2−0.3%の4−ヒドロキシ安息香酸メチル
エステルまたはエチルエステルを添加することができ
る。
局所に適用する製剤は水溶液,ローション,ジェリー,
油性溶液または油性浮遊液,あるいは含脂肪軟膏,とり
わけエマルジョン軟膏とすることができる。水溶液製剤
は、例えば本発明の有効成分またはその治療適用可能な
塩をpH4−6.5の水性バッファー溶液に溶かし、望むなら
ばこれにその他の有効成分,例えば消炎薬および/また
はポリマー結合剤,例えばポリビニルピロリドンおよび
/または保存剤を追加することができる。有効成分濃度
は溶液10ml中、またはジェリー10g中0.08−1.5mgである
が、多くの場合0.25−1.0mgが用いられる。
局所に適用する油性製剤は、例えば本発明の化合物また
はその治療適用可能な塩を油に溶かし、場合によってこ
れにステアリン酸アルミニウムのような膨張剤および/
またはモノステアリン酸グリセリン,モノラウリン酸ソ
ルビタン,モノステアリン酸ソルビタンあるいはモノオ
レイン酸ソルビタンなど、HLB(親水性/親脂肪性バラ
ンス)が10以下の界面活性剤を加えることによって得ら
れる。含脂肪軟膏は、例えば本発明の化合物またはその
塩を塗布可能な軟膏基剤中に浮遊させ、場合によっては
これにHLBが10以下の界面活性剤を加えて得られる。エ
マルジョン軟膏は本発明の有効成分またはその塩の水溶
液を、軟質で塗布可能な脂肪性基剤およびHLB10以下の
界面活性剤とよく練り合わせることによって得られる。
これら局所適用剤形にはすべて保存剤を添加することが
できる。有効成分の濃度は、基剤約10g中約0.08−1.5mg
であるが、多くの場合0.25−1.0mgが用いられる。
医療用に直接人体または哺乳動物の体に適用することを
目的とする上記組成物あるいはその医薬用製剤のほか
に、本発明は、ヒトまたは哺乳動物の生体外において医
療目的に使用する薬用組成物および薬用製剤にも拘わ
る。そのような組成物および製剤は、第一に凝固防止用
血液添加剤として用いられ、生命体の外において循環
用,治療用(例えば人工腎臓での透析用),貯蔵用ある
いは修飾用(例えば血液分画(Haemoseparation)用)
などに供される。
貯蔵液や単投与形態(Einzeldosis-Form)の製剤など
は、その組成が前述の注射用製剤に似ている。しかし便
利なのは、有効成分の量または濃度を処理する血液の容
積、もっと厳密にいえば血液中のトロンビン含有量に基
づいて算出することである。その際つぎのことに注意す
る必要がある。すなわち本発明の有効成分(遊離形とし
て)は、 (a)ほぼ5倍重量のトロンビンを完全に不活性化す
る; (b)大量でも生理的に無害であり、かつ (c)高濃度でも、循環血液中から速やかに排泄される
ので、例えば輸血に際して過剰投与しても、何らの危険
をも伴わない。
本発明の化合物およびその塩類を生物学的分析によるト
ロンビン定量に応用すること、ならびに、本発明の有効
物質を含んでいて、この目的に役立つ製剤、例えば固体
混合物ならびに溶液類、特に水溶液も本発明の目的に含
まれる。水溶液は本発明の有効物質(その塩類も含む)
の厳密な量もしくは濃度をもつほかになお不活性補佐
薬、例えば前記注射用製剤のところで述べたような、例
えば安定化作用および/または変質防止作用(Konservi
erende Aufgabe)をもつ補佐薬をも含ませることができ
る。
本明細書ならびに特許請求の範囲では、アミノ酸とその
残基に対し、一般に承認されている命名法規則に従って
略記号を用い、天然産L−系列のα−アミノ酸をあらわ
す。
実施例1 粗ヒルディン(アセトンで分画沈澱させて得られる)2.
5gを20mlの溶離用バッファーに溶かし、Sephadex G-75m
ediumカラム(3.8×150cm)にかける。溶離用バッファ
ーとしてはトリエタノールアミン0.05M,NaCl0.4M,NaN
30.02%からなるpH7.8の溶液を用いる。流速:55ml/h,分
画容積:9.7ml。
トロンビン阻止力のあるフラクションを合併し(300−4
00ml),UM05−メンブラン付のAmicon限外ロ過セル中で
脱塩、ついで凍結乾燥した。
凍結乾燥物はDEAE−セルローズ(DE-52,Whatman;2.5×1
00cm)上で陰イオン交換クロマトグラフィーにかけた。
平衡用バッファーは酢酸アンモニウム0.03Mからなり、p
H:6.5;流速:25ml/h;分画容積:8.3ml。
阻止剤1.4gを平衡用バッファー10mlに溶かし、pHを調整
して、クロマトグラフィーにかけた。
カラムはキモトリプシン阻止力が溶離されるまで平衡用
バッファーで展開した。溶離は下記組成の酢酸ナトリウ
ムバッファー(pH6.0)で行った:NaAc0.2M,NaCl0.19M,N
aN3溶液0.02%。
トロンビン阻止フラクションを合併し、限外ロ過法を用
いて前述のように脱塩し、凍結乾燥した。
続くDEAE−Sephadex A-25(カラム1.9×68cm)によるク
ロマトグラフィーには酢酸ナトリウム0.2M,NaCl0.19Mか
らなるpH6.0の平衡用バッファーを用いた。流速:11ml/
h;分画容積:3.7ml。
阻止物質63gを平衡用バッファー10mlに溶かし、pHを調
整したのちクロマトグラフィーにかけた。
カラムは2時間平衡用バッファーで展開し、ついで同じ
バッファー(pH5.0)におきかえ、さらに14時間平衡さ
せた。
カラムは直線pH−グラーディエントで溶離した(上述と
同じバッファーでpH3.7)。
ほぼpH4.6−4.7で溶離されたトロンビン阻止フラクショ
ンを約3mlに濃縮した。
ついで凍結乾燥し、Sephadex G-25上、水を展開剤とし
て脱塩し、再度凍結乾燥した。
凍結乾燥物はRP−HPLCを用い、Lichrospher100CH-18/2,
5μm,4.6×250mmで成分分離を行った。溶離にはトリフ
ルオロ酢酸の0.1%水溶液(V/V,バッファーAと称
す)、およびトリフルオロ酢酸の0.1%アセトニトリル
溶液にバッファーAを40%加えたもの(V/V,バッファー
Bと称す)を用いた。溶離はバッファーA63%とバッフ
ァーB37%からなる溶液(V/V)を用いてイソクラティッ
クに行った。流速:1ml/分,検出:214nmおよび254nmによ
った。滞留時間9.6分で得られる溶離液は、凍結乾燥後
の固形物中に含まれていたヒルディン−PAを含んでい
る。
実施例2 アリルスルファターゼ(ARS)とインキュベートするこ
とによる脱硫酸誘導体の製造 ARS−原液:ARS浮遊液0.1mlを0.1M酢酸アンモニウム液
(pH5.5)で2.5mlに希釈し、PD10カラムで脱塩した。
ヒルディン−PA原液:バッファー1ml中に2mgを含む。
バッファー:酢酸アンモニウム0.1M溶液,pH5.5。
ヒルディン−PA原液とARS−原液1:10(V/V)の割合で混
合し、25℃でインキュベートして反応の時間的経過をHP
LCで追跡した。24時間インキュベート後3分間90℃に加
熱、混合物を下記の条件下にHPLCで分離した。
カラム:Lichrospher100CH-18/2,5μm,4.6×250mm バッファーA:トリフルオロ酢酸の0.1%水溶液(V/V) バッファーB:トリフルオロ酢酸の0.1%アセトニトリル
溶液にバッファーA30%(V/V)を混合したもの 流速:1ml/分 検出:214nm 温度:25℃ 溶離:バッファーA66%とバッファーB34%(V/V)の混
合溶液により、イソクラティックに行った。
実施例3 ヒルディン−PA分解産物の製造 ヒルディン−PA溶液〔2mg/ml(バッファー)〕,カテプ
シンC−原液(20U/l,14ml)を1:5(V/V)の割合で混合
し、37℃でインキュベートする。タン白分解の時間的経
過をRP−HPLCで追跡する。分解用混合液を5時間インキ
ュベートした後、製造規模のHPLCで分離製造する。その
条件は実施例2で述べたとおりである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゼーミユーラー,ウルスラ ドイツ連邦共和国デー8000、ミユンヘン 40、デストウヘスシユトラーセ 60 (72)発明者 フリツツ,ハンス ドイツ連邦共和国デー8011、ホーエンブル ン、ノイリンガーシユトラーセ 15 (72)発明者 フインク,エルンスト ドイツ連邦共和国デー2910、ウエスターシ ユテーデーギーセルホルスト、シユテール ホルナーシユトラーセ 1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式Iのアミノ酸配列 を有するポリペプチドであるヒルディン−PA, 式Iのヒルディン−PAのN−末端の2個までのアミノ酸
    欠損ポリペプチド、 式Iのヒルディン−PAの64位のチロシンのフェノール性
    水酸基上の硫酸エステル基を欠いたポリペプチド、およ
    び 式Iのヒルディン−PAの64位のチロシンのフェノール性
    水酸基上の硫酸エステル基を欠き、かつ66位のEまたは
    65位のDおよび66位のEの両方を欠いたポリペプチド、 よりなる群から選ばれたポリペプチドまたはそれらの薬
    用に供し得る酸付加塩。
  2. 【請求項2】下記式Iのアミノ酸配列 を有するポリペプチドであるヒルディン−PA, 式Iのヒルディン−PAのN−末端の2個までのアミノ酸
    欠損ポリペプチド、 式Iのヒルディン−PAの64位のチロシンのフェノール性
    水酸基上の硫酸エステル基を欠いたポリペプチド、およ
    び 式Iのヒルディン−PAの64位のチロシンのフェノール性
    水酸基上の硫酸エステル基を欠き、かつ66位のEまたは
    65位のDおよび66位のEの両方を欠いたポリペプチド、 よりなる群から選ばれたポリペプチドまたはそれらの薬
    用に供し得る酸付加塩を活性物質として含有することを
    特徴とする血液保存用、トロンビン定量用、またはヒト
    または哺乳動物の血液凝固防止用医薬組成物。
JP61500425A 1984-12-13 1985-12-12 ヒルディン−paとその誘導体、それらの製造法と応用 Expired - Lifetime JPH0720992B2 (ja)

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