JPH07210677A - 画像処理装置における補正装置 - Google Patents
画像処理装置における補正装置Info
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- JPH07210677A JPH07210677A JP6019880A JP1988094A JPH07210677A JP H07210677 A JPH07210677 A JP H07210677A JP 6019880 A JP6019880 A JP 6019880A JP 1988094 A JP1988094 A JP 1988094A JP H07210677 A JPH07210677 A JP H07210677A
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Landscapes
- Image Processing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リアルタイムでかつ正確に外乱ノイズの除去
を行える画像処理装置における補正装置を提供すること 【構成】 ラマン分光器10に設けられたCCD検出器
11により検出されたスペクトルデータが、第1の記憶
部14に順次与えられる。第2の記憶部15には前回の
測定データ(補正後)が格納されているため、両記憶部
のデータを外乱ノイズ検出部21で比較し、今回のデー
タがしきい値以上に大きい場合には外乱ノイズありと判
定し、データ修正部22によりその外乱ノイズ発生場所
の現在のデータを対応する第2の記憶部に格納された前
回のデータに置き換える。また、第3の記憶部16に
は、積算部23により積算された補正後のデータが格納
され、その積算データをスペクトルデータ作成部26に
て積算回数で割ることにより、外乱ノイズのないスペク
トルデータが得られ、表示装置25に出力される。
を行える画像処理装置における補正装置を提供すること 【構成】 ラマン分光器10に設けられたCCD検出器
11により検出されたスペクトルデータが、第1の記憶
部14に順次与えられる。第2の記憶部15には前回の
測定データ(補正後)が格納されているため、両記憶部
のデータを外乱ノイズ検出部21で比較し、今回のデー
タがしきい値以上に大きい場合には外乱ノイズありと判
定し、データ修正部22によりその外乱ノイズ発生場所
の現在のデータを対応する第2の記憶部に格納された前
回のデータに置き換える。また、第3の記憶部16に
は、積算部23により積算された補正後のデータが格納
され、その積算データをスペクトルデータ作成部26に
て積算回数で割ることにより、外乱ノイズのないスペク
トルデータが得られ、表示装置25に出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置における
補正装置に関するもので、より具体的には静止的な画像
に対する画像処理装置におけるノイズ除去のための補正
装置の改良に関する。
補正装置に関するもので、より具体的には静止的な画像
に対する画像処理装置におけるノイズ除去のための補正
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD検出器は、高感度の光検出器であ
り、ラマン分光器や可視分光器等の分光光度計その他の
計測装置における検出器として、また各種の画像装置
(撮像装置)等に広く利用されている。
り、ラマン分光器や可視分光器等の分光光度計その他の
計測装置における検出器として、また各種の画像装置
(撮像装置)等に広く利用されている。
【0003】ところで、CCD検出器の場合、宇宙線等
の影響から場所的及び時間的にランダムに外乱ノイズが
発生する。そして、その発生ノイズの光強度は比較的強
い。従って、本来撮像した測定データが外乱ノイズによ
り打ち消されてしまうおそれがある。
の影響から場所的及び時間的にランダムに外乱ノイズが
発生する。そして、その発生ノイズの光強度は比較的強
い。従って、本来撮像した測定データが外乱ノイズによ
り打ち消されてしまうおそれがある。
【0004】さらに、分光光度計等のように微弱信号測
定の場合、測定が数時間〜数十時間にわたるため、上記
宇宙線等による外乱ノイズの影響が顕著となる。その一
例を示すと、図6に示すように、本来のスペクトルデー
タの各部に「*」で示すように外乱ノイズが発生する。
そして、このスペクトルデータの場合、特にピークの波
長位置及びその光強度が重要な値となるが、そのピーク
と外乱ノイズが一致或いは接近した場合は、正確なピー
クを検出しにくくなり、特に、ピークの値が小さい場合
には、測定不能となる。また、外乱ノイズは、図示する
ように1本の線状に現れるとは限らず、所定の幅をもっ
て現れる場合もある。係る場合には、ピーク部分が隠れ
てしまうおそれが高くなり、測定不能となる可能性が増
す。
定の場合、測定が数時間〜数十時間にわたるため、上記
宇宙線等による外乱ノイズの影響が顕著となる。その一
例を示すと、図6に示すように、本来のスペクトルデー
タの各部に「*」で示すように外乱ノイズが発生する。
そして、このスペクトルデータの場合、特にピークの波
長位置及びその光強度が重要な値となるが、そのピーク
と外乱ノイズが一致或いは接近した場合は、正確なピー
クを検出しにくくなり、特に、ピークの値が小さい場合
には、測定不能となる。また、外乱ノイズは、図示する
ように1本の線状に現れるとは限らず、所定の幅をもっ
て現れる場合もある。係る場合には、ピーク部分が隠れ
てしまうおそれが高くなり、測定不能となる可能性が増
す。
【0005】そこで従来の補正装置としては、図7
(A)に示すようなスペクトルデータが得られた場合
に、その隣接する光強度と比較し、差が大きいと外乱ノ
イズとみなし、同図(B)に示すようにその外乱ノイズ
部分をカットし、カットにより分離された隣接する計測
値(光強度)同士を直線で結ぶように補正する(同図
(C))ようにしたものがある。
(A)に示すようなスペクトルデータが得られた場合
に、その隣接する光強度と比較し、差が大きいと外乱ノ
イズとみなし、同図(B)に示すようにその外乱ノイズ
部分をカットし、カットにより分離された隣接する計測
値(光強度)同士を直線で結ぶように補正する(同図
(C))ようにしたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の補正方式では、最終的に得られたスペクトルデ
ータ等に対して補正処理を行っているため、ピークの途
中に外乱ノイズが生じた場合にはさほど問題はないが、
ピークと一致してしまった場合にはもはや補正処理をす
ることができない。
た従来の補正方式では、最終的に得られたスペクトルデ
ータ等に対して補正処理を行っているため、ピークの途
中に外乱ノイズが生じた場合にはさほど問題はないが、
ピークと一致してしまった場合にはもはや補正処理をす
ることができない。
【0007】また、測定時間が長いと、それだけ外乱ノ
イズの発生数が多くなるので、補正によりカットする部
分が大きくなり、最終的に得られたデータの信頼性が低
下する。さらに、すべてのデータ取得後に補正処理(外
乱ノイズのカット及び補間)を行うため、リアルタイム
での処理ができず、測定終了後最終的なデータ(補正済
み)を表示するまでに時間がかかる。
イズの発生数が多くなるので、補正によりカットする部
分が大きくなり、最終的に得られたデータの信頼性が低
下する。さらに、すべてのデータ取得後に補正処理(外
乱ノイズのカット及び補間)を行うため、リアルタイム
での処理ができず、測定終了後最終的なデータ(補正済
み)を表示するまでに時間がかかる。
【0008】また、外乱ノイズの発生箇所が、ピークと
一致しなくても、外乱ノイズをカットすると、カットし
た部分のデータは分離されたデータに基づき直線で近似
されてしまうため、実際に撮像したデータとの差が現れ
てしまい、正確な画像の再現をすることができない。す
なわち、そのカットした部分に小さなピークがあった
り、データ値の変動があるような場合にはその影響が顕
著となる。
一致しなくても、外乱ノイズをカットすると、カットし
た部分のデータは分離されたデータに基づき直線で近似
されてしまうため、実際に撮像したデータとの差が現れ
てしまい、正確な画像の再現をすることができない。す
なわち、そのカットした部分に小さなピークがあった
り、データ値の変動があるような場合にはその影響が顕
著となる。
【0009】さらに、外乱ノイズの大きさも一定ではな
いため、外乱ノイズによるピークなのか、本来の測定デ
ータのピークなのかの判断が困難な場合もあり、単純に
隣接するデータ値との差を見ただけでは正確に判定する
ことができない。
いため、外乱ノイズによるピークなのか、本来の測定デ
ータのピークなのかの判断が困難な場合もあり、単純に
隣接するデータ値との差を見ただけでは正確に判定する
ことができない。
【0010】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題点を解
決し、リアルタイムで外乱ノイズの除去を行い、たとえ
外乱ノイズの発生箇所と、ピークが一致するとしても正
確なデータを得ることができる画像処理装置における補
正装置を提供することにある。
もので、その目的とするところは、上記した問題点を解
決し、リアルタイムで外乱ノイズの除去を行い、たとえ
外乱ノイズの発生箇所と、ピークが一致するとしても正
確なデータを得ることができる画像処理装置における補
正装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る画像処理装置における補正装置で
は、静止的な画像を複数回与えられ、その複数の画像デ
ータを積算・規格化して良質の画像を出力する画像処理
装置に設けられ、与えられた画像データに基づくデータ
を格納する記憶手段と、現在与えられた画像データと、
前記記憶手段に格納されたデータとを比較し前記現在与
えられた画像データ中に発生する外乱ノイズを検出する
外乱ノイズ検出手段と、前記外乱ノイズが発生した際
に、前記記憶手段に格納されたデータに基づいて補正す
るデータ修正手段とを備えた。
ために、本発明に係る画像処理装置における補正装置で
は、静止的な画像を複数回与えられ、その複数の画像デ
ータを積算・規格化して良質の画像を出力する画像処理
装置に設けられ、与えられた画像データに基づくデータ
を格納する記憶手段と、現在与えられた画像データと、
前記記憶手段に格納されたデータとを比較し前記現在与
えられた画像データ中に発生する外乱ノイズを検出する
外乱ノイズ検出手段と、前記外乱ノイズが発生した際
に、前記記憶手段に格納されたデータに基づいて補正す
るデータ修正手段とを備えた。
【0012】
【作用】本発明では静止的画像が複数枚連続して送られ
てくる。そして、各画像データは、基本的に同一内容で
ある。そこで外乱ノイズ検出手段により現在の画像デー
タと、過去(たとえば前回)に与えられた画像データを
比較し、差があると外乱ノイズが発生したおそれありと
判定できる。そして静止的画像の撮像対象物の自体の変
動や、画像処理系での揺らぎがないとすると、その差が
少しでもあると外乱ノイズと判定できる。なお、実際に
は、多少のノイズ(外乱ノイズ以外の小さな揺らぎ)が
あり、また、外乱ノイズが大きいため、誤動作を無くす
ためにその差に所定のマージンを取る。そして、実際に
得られた画像データと比較するため、仮に一枚の画像デ
ータ中に急に強度等が異なる場所があっても、それが外
乱ノイズによるものか否かが正確に判断される。
てくる。そして、各画像データは、基本的に同一内容で
ある。そこで外乱ノイズ検出手段により現在の画像デー
タと、過去(たとえば前回)に与えられた画像データを
比較し、差があると外乱ノイズが発生したおそれありと
判定できる。そして静止的画像の撮像対象物の自体の変
動や、画像処理系での揺らぎがないとすると、その差が
少しでもあると外乱ノイズと判定できる。なお、実際に
は、多少のノイズ(外乱ノイズ以外の小さな揺らぎ)が
あり、また、外乱ノイズが大きいため、誤動作を無くす
ためにその差に所定のマージンを取る。そして、実際に
得られた画像データと比較するため、仮に一枚の画像デ
ータ中に急に強度等が異なる場所があっても、それが外
乱ノイズによるものか否かが正確に判断される。
【0013】一方外乱ノイズありと判定された場合に
は、データ修正手段より実際に過去に与えられた画像デ
ータ(外乱ノイズのない)を用いて補正処理をするた
め、補正により得られたデータはより実際のものに近い
正確なものとなる。
は、データ修正手段より実際に過去に与えられた画像デ
ータ(外乱ノイズのない)を用いて補正処理をするた
め、補正により得られたデータはより実際のものに近い
正確なものとなる。
【0014】
【実施例】以下本発明に係る画像処理装置における補正
装置について添付図面を参照にして詳述する。図1は本
発明の好適な実施例のブロック図を示している。本例で
は、ラマン分光器に実装・接続され、検出したスペクト
ルデータに対する画像処理装置に適用した例を示す。
装置について添付図面を参照にして詳述する。図1は本
発明の好適な実施例のブロック図を示している。本例で
は、ラマン分光器に実装・接続され、検出したスペクト
ルデータに対する画像処理装置に適用した例を示す。
【0015】図示するように、ラマン分光器10に設け
られたCCD検出器11の出力を、A/Dコンバータ1
2を介してデジタルに変換後、記憶装置内13内の第1
の記憶部14に格納するようにしている。CCD検出器
は、Nチャネル分(測定波長レンジ)のデータを出力す
るため、第1の記憶部14も、そのNチャネル分のデー
タを格納できる所定の容量を有している。なお、CCD
検出器11から出力された各チャンネルの光強度は、予
め設定された基準光強度(これを100%とする)に基
づいて0〜100%で規格化された状態で出力されるよ
うになっている。
られたCCD検出器11の出力を、A/Dコンバータ1
2を介してデジタルに変換後、記憶装置内13内の第1
の記憶部14に格納するようにしている。CCD検出器
は、Nチャネル分(測定波長レンジ)のデータを出力す
るため、第1の記憶部14も、そのNチャネル分のデー
タを格納できる所定の容量を有している。なお、CCD
検出器11から出力された各チャンネルの光強度は、予
め設定された基準光強度(これを100%とする)に基
づいて0〜100%で規格化された状態で出力されるよ
うになっている。
【0016】記憶装置13は、第1〜第3の記憶部14
〜16を有しており、第1の記憶部14は上述したごと
く現在取得した測定データが格納され、第2の記憶部1
5は、前回取得した測定データ(後述する補正処理後の
データ)が格納され、第3の記憶部16には、測定開始
から現在までの測定データ(補正処理後)の総和が格納
されるようになっている。そして、各記憶部14〜16
は、本例ではRAMを用いて構成され、第2の記憶部1
5の容量も上記した第1の記憶部14の記憶容量と等し
くしている。また、第3の記憶部16の容量は、積算回
数を考慮して、充分大きく設定する。一方、各記憶部1
4〜16へのデータ書き込み及び格納されたデータの読
み出しは、CPU20により実行される。
〜16を有しており、第1の記憶部14は上述したごと
く現在取得した測定データが格納され、第2の記憶部1
5は、前回取得した測定データ(後述する補正処理後の
データ)が格納され、第3の記憶部16には、測定開始
から現在までの測定データ(補正処理後)の総和が格納
されるようになっている。そして、各記憶部14〜16
は、本例ではRAMを用いて構成され、第2の記憶部1
5の容量も上記した第1の記憶部14の記憶容量と等し
くしている。また、第3の記憶部16の容量は、積算回
数を考慮して、充分大きく設定する。一方、各記憶部1
4〜16へのデータ書き込み及び格納されたデータの読
み出しは、CPU20により実行される。
【0017】CPU20は、同図(B)に示すように、
第1,第2の記憶部14,15に格納されたデータを読
み出し、それら両データから外乱ノイズの発生箇所を特
定する外乱ノイズ検出部21と、その外乱ノイズ検出部
21の出力を受け、測定データに対して外乱ノイズの影
響を無くすための所定の補正処理を行った後、データ更
新を行うデータ修正部22とを備えている。さらに、記
憶装置13内の所定のデータを読み出すと共に、加算処
理を行い第3の記憶部16に現在までの積算値を格納す
る積算部23及び、第3の記憶部16に格納されたデー
タ及び現在までの積算回数(データ取得回数)に基づい
て、次段の表示装置25に表示するスペクトルデータを
求め出力するスペクトルデータ作成部26も有してい
る。このスペクトルデータ作成部26は、従来のものと
基本的に同じである。また、このCPU20には、キー
ボード,マウスその他の入力装置27を介して最終的な
積算回数等が入力されるようになっている。そして、図
示省略するがCPU20内のバッファにその与えられた
最終的な積算回数や現在までの処理(積算)回数等を格
納するようにしている。
第1,第2の記憶部14,15に格納されたデータを読
み出し、それら両データから外乱ノイズの発生箇所を特
定する外乱ノイズ検出部21と、その外乱ノイズ検出部
21の出力を受け、測定データに対して外乱ノイズの影
響を無くすための所定の補正処理を行った後、データ更
新を行うデータ修正部22とを備えている。さらに、記
憶装置13内の所定のデータを読み出すと共に、加算処
理を行い第3の記憶部16に現在までの積算値を格納す
る積算部23及び、第3の記憶部16に格納されたデー
タ及び現在までの積算回数(データ取得回数)に基づい
て、次段の表示装置25に表示するスペクトルデータを
求め出力するスペクトルデータ作成部26も有してい
る。このスペクトルデータ作成部26は、従来のものと
基本的に同じである。また、このCPU20には、キー
ボード,マウスその他の入力装置27を介して最終的な
積算回数等が入力されるようになっている。そして、図
示省略するがCPU20内のバッファにその与えられた
最終的な積算回数や現在までの処理(積算)回数等を格
納するようにしている。
【0018】次に、各部について詳述する。外乱ノイズ
検出部21は、第1の記憶部14に格納されている現在
測定したデータと、第2の記憶部15に格納されている
前回の測定データ(補正済み)とを比較し、その差
(「現在のデータ」−「前回の補正データ」)が大きい
場合には、今回測定したデータ中に外乱ノイズの影響が
生じたと判断するようにしている。すなわち、同一試料
に基づくCCD検出器11からの出力(同一波長に対す
る光強度)は、原則として常に同じになるので、光強度
に差がある場合には、外乱ノイズによる影響と判断でき
るからである。但し、測定装置自体或いは試料からの発
光スペクトル自体にも揺らぎがあり、測定データは常に
若干の変動を生じているため(係る理由から所定回数測
定し平均を求めることによりS/Nの改善を図ってい
る)、本例では、しきい値を設定し、上記差がしきい値
以上のときに外乱ノイズが発生したと判断するようにし
ている。
検出部21は、第1の記憶部14に格納されている現在
測定したデータと、第2の記憶部15に格納されている
前回の測定データ(補正済み)とを比較し、その差
(「現在のデータ」−「前回の補正データ」)が大きい
場合には、今回測定したデータ中に外乱ノイズの影響が
生じたと判断するようにしている。すなわち、同一試料
に基づくCCD検出器11からの出力(同一波長に対す
る光強度)は、原則として常に同じになるので、光強度
に差がある場合には、外乱ノイズによる影響と判断でき
るからである。但し、測定装置自体或いは試料からの発
光スペクトル自体にも揺らぎがあり、測定データは常に
若干の変動を生じているため(係る理由から所定回数測
定し平均を求めることによりS/Nの改善を図ってい
る)、本例では、しきい値を設定し、上記差がしきい値
以上のときに外乱ノイズが発生したと判断するようにし
ている。
【0019】但し、1回目の測定データの場合には、比
較基準となるデータがなく、また、2回目の測定データ
の場合にも上述のごとく1回目の測定データは補正され
ていないので使用することができないため、上記した原
理をそのまま適用することはできない。そこで本例で
は、1回目と2回目のデータを取得したなら、両データ
を各チャンネル(波長)毎に比較し、大きい方のデータ
を外乱ノイズによる影響と判断するようにしている。な
お、この場合も所定のしきい値を設定し、しきい値以上
の差がある場合には小さいほうのデータに書き替え、し
きい値以下の差の場合にはデータ更新をしないようにし
ても良い。
較基準となるデータがなく、また、2回目の測定データ
の場合にも上述のごとく1回目の測定データは補正され
ていないので使用することができないため、上記した原
理をそのまま適用することはできない。そこで本例で
は、1回目と2回目のデータを取得したなら、両データ
を各チャンネル(波長)毎に比較し、大きい方のデータ
を外乱ノイズによる影響と判断するようにしている。な
お、この場合も所定のしきい値を設定し、しきい値以上
の差がある場合には小さいほうのデータに書き替え、し
きい値以下の差の場合にはデータ更新をしないようにし
ても良い。
【0020】一方、データ修正部22は、外乱ノイズ検
出部21にて外乱ノイズが発生したと判定された場合
に、その外乱ノイズの発生場所の測定データを第2の記
憶部15に格納された補正後の正しいデータに置き換え
るようにする。すなわち、該当するチャンネルについて
のデータを第2の記憶部15から読み出すと共に、それ
を第1の記憶部14の所定の領域に格納(データ更新)
するようにしている。換言すれば、外乱ノイズが発生し
ない場合には現在測定したデータを使用し、外乱ノイズ
が発生した場合には、より正しい前回取得した補正デー
タを使用(置き換え)するようにしている。
出部21にて外乱ノイズが発生したと判定された場合
に、その外乱ノイズの発生場所の測定データを第2の記
憶部15に格納された補正後の正しいデータに置き換え
るようにする。すなわち、該当するチャンネルについて
のデータを第2の記憶部15から読み出すと共に、それ
を第1の記憶部14の所定の領域に格納(データ更新)
するようにしている。換言すれば、外乱ノイズが発生し
ない場合には現在測定したデータを使用し、外乱ノイズ
が発生した場合には、より正しい前回取得した補正デー
タを使用(置き換え)するようにしている。
【0021】また、1回目と2回目のデータについて
は、外乱ノイズありと判断された場合には、両データを
比較し、小さい方のデータに置き換える処理をするよう
にしている。これにより、1回目と2回目の補正データ
の内容は、同一のものとなる。そして、本例では、各部
での処理の共通化を図るために、係る補正データの書き
込みは、第1の記憶部14のみにするようにしている。
但し、情報伝達経路を修正し、第1,第2の記憶部1
4,15の両者を書き替えるようにしてももちろん良
い。
は、外乱ノイズありと判断された場合には、両データを
比較し、小さい方のデータに置き換える処理をするよう
にしている。これにより、1回目と2回目の補正データ
の内容は、同一のものとなる。そして、本例では、各部
での処理の共通化を図るために、係る補正データの書き
込みは、第1の記憶部14のみにするようにしている。
但し、情報伝達経路を修正し、第1,第2の記憶部1
4,15の両者を書き替えるようにしてももちろん良
い。
【0022】そして、上記外乱ノイズ検出部21及びデ
ータ修正部22は、いずれも各チャンネルごとに所定の
処理を行うようになっている。これにより、上記したよ
うに外乱ノイズがない場合には、データ修正部22は作
動しないため、そのチャンネルのデータは測定データの
ままとなる。さらに本例では、次の測定に備え、第1の
記憶部14に格納された上記補正データは、所定のタイ
ミングで第2の記憶部15に転送できるようになってい
る。そして、このタイミングは、CPU20が動作状況
を監視し、すべてのチャンネルについての処理が終了後
に一括して行うようにしている。
ータ修正部22は、いずれも各チャンネルごとに所定の
処理を行うようになっている。これにより、上記したよ
うに外乱ノイズがない場合には、データ修正部22は作
動しないため、そのチャンネルのデータは測定データの
ままとなる。さらに本例では、次の測定に備え、第1の
記憶部14に格納された上記補正データは、所定のタイ
ミングで第2の記憶部15に転送できるようになってい
る。そして、このタイミングは、CPU20が動作状況
を監視し、すべてのチャンネルについての処理が終了後
に一括して行うようにしている。
【0023】積算部23は、第1の記憶部14と第3の
記憶部16に格納された各チャンネル毎のデータを読み
出すと共に、両者を加算し、加算結果を第3の記憶部1
6に格納するようにしている。そして、1回目と2回目
のデータの加算処理については、第1の記憶部14に格
納された補正後のデータを読み出し、その読み出したデ
ータを2回加算し(2倍にする)、その加算結果を第3
の記憶部16に格納するようにしている。なお、第1,
第2の記憶部14,15に対しそれぞれ1,2回目の測
定に対する補正後のデータを格納するようにした場合に
は、両記憶部14,15から補正後のデータを読み出す
と共に両者を加算し、その加算結果を第3の記憶部16
に格納するようにしても良い。特に、上記したごとく
1,2回目の測定データの比較を行う際に、所定のしき
い値を設定して行った場合には、係る両記憶部14,1
5からの読み出しが必要となる。
記憶部16に格納された各チャンネル毎のデータを読み
出すと共に、両者を加算し、加算結果を第3の記憶部1
6に格納するようにしている。そして、1回目と2回目
のデータの加算処理については、第1の記憶部14に格
納された補正後のデータを読み出し、その読み出したデ
ータを2回加算し(2倍にする)、その加算結果を第3
の記憶部16に格納するようにしている。なお、第1,
第2の記憶部14,15に対しそれぞれ1,2回目の測
定に対する補正後のデータを格納するようにした場合に
は、両記憶部14,15から補正後のデータを読み出す
と共に両者を加算し、その加算結果を第3の記憶部16
に格納するようにしても良い。特に、上記したごとく
1,2回目の測定データの比較を行う際に、所定のしき
い値を設定して行った場合には、係る両記憶部14,1
5からの読み出しが必要となる。
【0024】一方、スペクトルデータ作成部26は、第
3の記憶部16に格納された現在までの各チャンネル毎
の積算データを読み出すと共に、現在までの積算回数を
取得し(CPU内のカウンタより)、その積算データを
積算回数で除算することにより今までの各波長毎の平均
光強度を求める。この求められた平均光強度は、補正後
のデータに基づいているため、外乱ノイズの影響は除去
されている。そして、その求められた平均光強度に基づ
いてスペクトルデータを生成し、表示装置25に出力す
る。
3の記憶部16に格納された現在までの各チャンネル毎
の積算データを読み出すと共に、現在までの積算回数を
取得し(CPU内のカウンタより)、その積算データを
積算回数で除算することにより今までの各波長毎の平均
光強度を求める。この求められた平均光強度は、補正後
のデータに基づいているため、外乱ノイズの影響は除去
されている。そして、その求められた平均光強度に基づ
いてスペクトルデータを生成し、表示装置25に出力す
る。
【0025】次に上記した実施例の作用について説明す
る。図2は、その要部の動作を説明するフローチャート
図であり、図3は作用の一例を示す説明図である。な
お、図2中第1の記憶部14はRAM1と記し、第2の
記憶部15はRAM2と記し、第3の記憶部16はRA
M3と記する(以下同じ)。まず、入力装置27を用い
て積算回数を設定し、測定を開始する。これにともない
各第1の記憶部14〜第3の記憶部16のデータは消去
(初期化)しておくのが好ましい。
る。図2は、その要部の動作を説明するフローチャート
図であり、図3は作用の一例を示す説明図である。な
お、図2中第1の記憶部14はRAM1と記し、第2の
記憶部15はRAM2と記し、第3の記憶部16はRA
M3と記する(以下同じ)。まず、入力装置27を用い
て積算回数を設定し、測定を開始する。これにともない
各第1の記憶部14〜第3の記憶部16のデータは消去
(初期化)しておくのが好ましい。
【0026】そして、CCD検出器11を介して与えら
れる1回目の測定データを第2の記憶部15に格納する
(S101)。この時、実際には信号伝達経路を切替え
て第2の記憶部15に直接データを入力するようにして
おいても良く、或いは、2回目以降の処理と同様に測定
データは1度第1の記憶部14に入力し、その第1の記
憶部14に格納されたデータを上記した転送機能を働か
せて第2の記憶部15に格納させるようにしても良い。
れる1回目の測定データを第2の記憶部15に格納する
(S101)。この時、実際には信号伝達経路を切替え
て第2の記憶部15に直接データを入力するようにして
おいても良く、或いは、2回目以降の処理と同様に測定
データは1度第1の記憶部14に入力し、その第1の記
憶部14に格納されたデータを上記した転送機能を働か
せて第2の記憶部15に格納させるようにしても良い。
【0027】なお、1回目の測定データが図3中のよ
うになっているとすると、各波長での光強度が最終的に
第2の記憶部15に格納されることになり、この例で
は、4つのピークP11〜P14が現れている。
うになっているとすると、各波長での光強度が最終的に
第2の記憶部15に格納されることになり、この例で
は、4つのピークP11〜P14が現れている。
【0028】次に、2回目の測定データ(図3中)が
第1の記憶部14に入力される(S102)。すると、
各チャンネルごとに順次第1の記憶部14,第2の記憶
部15に格納されたデータを外乱ノイズ検出部21に送
り、そこにおいて大小関係を求め、データ修正部22に
て小さいほうの値を正しいものとして、データの置き換
えを行い、所定の記憶部にデータを格納する。これによ
り、図3中のピークP14は、外乱ノイズによるものと
判断することができ、その部分は第1の記憶部14に格
納されたデータが正しいと判定される。
第1の記憶部14に入力される(S102)。すると、
各チャンネルごとに順次第1の記憶部14,第2の記憶
部15に格納されたデータを外乱ノイズ検出部21に送
り、そこにおいて大小関係を求め、データ修正部22に
て小さいほうの値を正しいものとして、データの置き換
えを行い、所定の記憶部にデータを格納する。これによ
り、図3中のピークP14は、外乱ノイズによるものと
判断することができ、その部分は第1の記憶部14に格
納されたデータが正しいと判定される。
【0029】これにより、最終的に得られた補正データ
は、図3中′に示すようになり、係るデータが第1の
記憶部14に書き込まれる。また、第1の記憶部14か
ら転送されて第2の記憶部15にも同一内容のデータが
格納される。さらに、第1の記憶部14に格納された補
正後のデータを積算部23に送り、同一値を加算するこ
とにより、補正データの各値を2倍にし、その演算結果
を第3の記憶部16に格納する(103)。
は、図3中′に示すようになり、係るデータが第1の
記憶部14に書き込まれる。また、第1の記憶部14か
ら転送されて第2の記憶部15にも同一内容のデータが
格納される。さらに、第1の記憶部14に格納された補
正後のデータを積算部23に送り、同一値を加算するこ
とにより、補正データの各値を2倍にし、その演算結果
を第3の記憶部16に格納する(103)。
【0030】なお本例では処理の簡略化・高速化のた
め、第1の記憶部14のデータの方が大きい場合には、
第2の記憶部15のデータに書き替え、第1の記憶部1
4のデータのほうが小さい場合には書き替え処理をしな
いようにしている。すなわち、仮に第2の記憶部15側
の各チャンネル毎のデータの書き替え(補正)を行わな
くても、最終的にすべてのチャンネルに対する補正処理
を行うと、1回目と2回目のデータに対する補正結果は
同じものとなるので、第1の記憶部14側のみ修正し、
その後第2の記憶部15側に転送しても同一の結果が得
られるからである。
め、第1の記憶部14のデータの方が大きい場合には、
第2の記憶部15のデータに書き替え、第1の記憶部1
4のデータのほうが小さい場合には書き替え処理をしな
いようにしている。すなわち、仮に第2の記憶部15側
の各チャンネル毎のデータの書き替え(補正)を行わな
くても、最終的にすべてのチャンネルに対する補正処理
を行うと、1回目と2回目のデータに対する補正結果は
同じものとなるので、第1の記憶部14側のみ修正し、
その後第2の記憶部15側に転送しても同一の結果が得
られるからである。
【0031】次に3回目の測定データを第1の記憶部1
4に入力する(S104)。すると、すでに第2の記憶
部15には、前回(2回目)の補正データ(外乱ノイズ
が除去されたもの)が格納されているため、外乱ノイズ
検出部21にて第1の記憶部14と第2の記憶部15の
データをチャンネルごとに順次比較し、その差分を求め
る。そして、その差がしきい値(予め設定されている)
より大きいか否かを判断する(S105〜107)。そ
して、しきい値以下の場合にはステップ105に戻り、
次のチャンネルに対する処理(外乱ノイズ検出)を行
う。
4に入力する(S104)。すると、すでに第2の記憶
部15には、前回(2回目)の補正データ(外乱ノイズ
が除去されたもの)が格納されているため、外乱ノイズ
検出部21にて第1の記憶部14と第2の記憶部15の
データをチャンネルごとに順次比較し、その差分を求め
る。そして、その差がしきい値(予め設定されている)
より大きいか否かを判断する(S105〜107)。そ
して、しきい値以下の場合にはステップ105に戻り、
次のチャンネルに対する処理(外乱ノイズ検出)を行
う。
【0032】一方、ステップ107の判断で、しきい値
より大きい場合には、データ修正部22にてそのチャン
ネルの第1の記憶部14のデータを補正された前回のデ
ータ(第2の記憶部15に格納)に書き替えた後、ステ
ップ105に戻る。
より大きい場合には、データ修正部22にてそのチャン
ネルの第1の記憶部14のデータを補正された前回のデ
ータ(第2の記憶部15に格納)に書き替えた後、ステ
ップ105に戻る。
【0033】そして、3回目の測定データが図3中に
示す例のようになっているとすると、ピークP34が第2
の記憶部15に格納されている′(′)のデータに
比ししきい値を越えているため、そのピーク34の部分が
′のデータに置き換えられ、結局′に示されるよう
な補正データが得られる。
示す例のようになっているとすると、ピークP34が第2
の記憶部15に格納されている′(′)のデータに
比ししきい値を越えているため、そのピーク34の部分が
′のデータに置き換えられ、結局′に示されるよう
な補正データが得られる。
【0034】そして、すべてのチャンネルに対しての処
理が終了したならば、ステップ105からステップ10
9に飛び、第1の記憶部14から現在の測定データ(補
正後)を読み出すと共に、第3の記憶部16から現在ま
での積算データを読み出し、積算部26にて両者を積算
した後、第3の記憶部16に書き込む。また、これと同
時に第1の記憶部14の内容を第2の記憶部15に転送
し、次回のデータ処理に備えてデータ更新を行う。そし
て、積算回数が終了したか否かを判断し(S110)、
終了していなければステップ104に戻り、次に入力さ
れてくる測定データに対して、上記処理を行う。この判
断はCPU20が自ら行う。
理が終了したならば、ステップ105からステップ10
9に飛び、第1の記憶部14から現在の測定データ(補
正後)を読み出すと共に、第3の記憶部16から現在ま
での積算データを読み出し、積算部26にて両者を積算
した後、第3の記憶部16に書き込む。また、これと同
時に第1の記憶部14の内容を第2の記憶部15に転送
し、次回のデータ処理に備えてデータ更新を行う。そし
て、積算回数が終了したか否かを判断し(S110)、
終了していなければステップ104に戻り、次に入力さ
れてくる測定データに対して、上記処理を行う。この判
断はCPU20が自ら行う。
【0035】このようにして、設定された積算回数に到
達するまで、リアルタイムで順次外乱ノイズの除去を行
い、第3の記憶部16には、外乱ノイズの影響のないデ
ータが積算されることになる。そして、上記各処理を行
っている間、スペクトルデータ作成部26では、第3の
記憶部16に格納された積算データを読み出すと共に、
現在までの積算回数でそれを除算してスペクトルデータ
を生成し、それを表示装置25に表示するようにしてい
る。そしてそのようにして表示されるスペクトルデータ
は、外乱ノイズのない正確なデータとなる。また、本例
では、前回のデータと比較して外乱ノイズの有無を求め
ると共に、その都度修正を行うようにしているので、例
えば図3中に示すように本来のピークP41と外乱ノイ
ズの発生場所が一致するようなことがあっても、その補
正データは′に示すように前回の補正データのピーク
(P31に相当するピーク)に置き換えられるため、ピー
クが外乱ノイズにより打ち消されてしまうことはない。
達するまで、リアルタイムで順次外乱ノイズの除去を行
い、第3の記憶部16には、外乱ノイズの影響のないデ
ータが積算されることになる。そして、上記各処理を行
っている間、スペクトルデータ作成部26では、第3の
記憶部16に格納された積算データを読み出すと共に、
現在までの積算回数でそれを除算してスペクトルデータ
を生成し、それを表示装置25に表示するようにしてい
る。そしてそのようにして表示されるスペクトルデータ
は、外乱ノイズのない正確なデータとなる。また、本例
では、前回のデータと比較して外乱ノイズの有無を求め
ると共に、その都度修正を行うようにしているので、例
えば図3中に示すように本来のピークP41と外乱ノイ
ズの発生場所が一致するようなことがあっても、その補
正データは′に示すように前回の補正データのピーク
(P31に相当するピーク)に置き換えられるため、ピー
クが外乱ノイズにより打ち消されてしまうことはない。
【0036】すなわち、本来では同一箇所での前回のデ
ータと比較して外乱ノイズの有無を判定しているため、
判定が正確に行え、しかも、仮に外乱ノイズが発生した
場合には、すでに測定して得られた外乱ノイズの影響を
受けていない同一箇所(波長)の測定データに基づいて
データの修正が行われるため、得られた補正データも非
常に正確なものとなり、各回で測定されたデータを有効
に利用することができる。これにより、図4に示すよう
に、外乱ノイズの影響のないスペクトルデータが得られ
る。
ータと比較して外乱ノイズの有無を判定しているため、
判定が正確に行え、しかも、仮に外乱ノイズが発生した
場合には、すでに測定して得られた外乱ノイズの影響を
受けていない同一箇所(波長)の測定データに基づいて
データの修正が行われるため、得られた補正データも非
常に正確なものとなり、各回で測定されたデータを有効
に利用することができる。これにより、図4に示すよう
に、外乱ノイズの影響のないスペクトルデータが得られ
る。
【0037】なお、上記した実施例では、比較対象を補
正後のデータとしたが、本発明はこれに限ることなく、
生データ同士を比較しても良い。すなわち、連続して同
一箇所に外乱ノイズが発生する可能性は非常に少ないた
め、今回の測定データの方が前回の測定データよりも大
きい(しきい値以上)場合に外乱ノイズありと判定して
前回のデータに置き換えるようにし、今回のデータのほ
うが小さい場合にはそのままとしても同様の効果が得ら
れる。
正後のデータとしたが、本発明はこれに限ることなく、
生データ同士を比較しても良い。すなわち、連続して同
一箇所に外乱ノイズが発生する可能性は非常に少ないた
め、今回の測定データの方が前回の測定データよりも大
きい(しきい値以上)場合に外乱ノイズありと判定して
前回のデータに置き換えるようにし、今回のデータのほ
うが小さい場合にはそのままとしても同様の効果が得ら
れる。
【0038】但し、その場合には、第2の記憶部15に
は、補正前のデータを格納することになるので、上記し
た実施例のように補正処理後一括して第1の記憶部14
から第2の記憶部15へのデータの転送を行うために
は、データ修正処理部22の出力を一旦受け、積算部2
3へ送るための記憶部を設けたり、或いは、外乱ノイズ
検出部21の出力をその判定結果に関係なくデータ修正
部22に送り、補正前の第1の記憶部14に格納された
データをノイズの有無の判定が終了したチャネル毎に順
次第2の記憶部15に格納し、外乱ノイズがあった場合
には、上記と同様に所定のデータ修正後第1の記憶部1
4にデータの書き込みを行うようにする等、その構成を
適宜変更する必要がある。
は、補正前のデータを格納することになるので、上記し
た実施例のように補正処理後一括して第1の記憶部14
から第2の記憶部15へのデータの転送を行うために
は、データ修正処理部22の出力を一旦受け、積算部2
3へ送るための記憶部を設けたり、或いは、外乱ノイズ
検出部21の出力をその判定結果に関係なくデータ修正
部22に送り、補正前の第1の記憶部14に格納された
データをノイズの有無の判定が終了したチャネル毎に順
次第2の記憶部15に格納し、外乱ノイズがあった場合
には、上記と同様に所定のデータ修正後第1の記憶部1
4にデータの書き込みを行うようにする等、その構成を
適宜変更する必要がある。
【0039】また、比較対象を必ずしも前回のデータ
(補正の有無を問わず)にする必要はなく、前々回また
はそれ以前の所定のデータ(補正の有無を問わず)或い
は、それまでに求めたデータの平均値と比較するように
しても良く、その比較対象はすでに(過去に)測定し得
られたデータに基づくものであれば良い。
(補正の有無を問わず)にする必要はなく、前々回また
はそれ以前の所定のデータ(補正の有無を問わず)或い
は、それまでに求めたデータの平均値と比較するように
しても良く、その比較対象はすでに(過去に)測定し得
られたデータに基づくものであれば良い。
【0040】さらにまた、上記した実施例では、外乱ノ
イズ検出部21での判定処理時に、図2のステップ10
7でも示すように、所定のしきい値を判定基準の一つに
しているが、本発明は必ずしも係るしきい値を設ける必
要はない。すなわち、第1の記憶部14と第2の記憶部
15を比較し、第1の記憶部14の方が大きい場合には
外乱ノイズありとして、データ修正部22で第1の記憶
部14のデータを第2の記憶部15のものに変更するよ
うにしても良い。つまり、特に本実施例のように分光光
度計に用いられる場合、データの変動は光強度の小さい
箇所で大きくなり、ピーク付近での変動は少なく、さら
に、最終的にデータとして重要なのはピークの値及び発
生波長であるからである。
イズ検出部21での判定処理時に、図2のステップ10
7でも示すように、所定のしきい値を判定基準の一つに
しているが、本発明は必ずしも係るしきい値を設ける必
要はない。すなわち、第1の記憶部14と第2の記憶部
15を比較し、第1の記憶部14の方が大きい場合には
外乱ノイズありとして、データ修正部22で第1の記憶
部14のデータを第2の記憶部15のものに変更するよ
うにしても良い。つまり、特に本実施例のように分光光
度計に用いられる場合、データの変動は光強度の小さい
箇所で大きくなり、ピーク付近での変動は少なく、さら
に、最終的にデータとして重要なのはピークの値及び発
生波長であるからである。
【0041】図5は、本発明の第2実施例を示してい
る。すなわち、本実施例では、ブロック構成図として
は、図1に示す第1実施例のものと基本的に同じである
が、特に外乱ノイズ検出部21の機能を図4中ステップ
205〜208に示すように変更している。
る。すなわち、本実施例では、ブロック構成図として
は、図1に示す第1実施例のものと基本的に同じである
が、特に外乱ノイズ検出部21の機能を図4中ステップ
205〜208に示すように変更している。
【0042】つまり、上記した第1実施例では、第1の
記憶部14と第2の記憶部15のデータの差分をとり、
それがしきい値以上か否かにより判断したが、本例で
は、変化率を用いて行っている。しかも、判定基準とな
るしきい値も、その大きさに応じて適宜変更している。
記憶部14と第2の記憶部15のデータの差分をとり、
それがしきい値以上か否かにより判断したが、本例で
は、変化率を用いて行っている。しかも、判定基準とな
るしきい値も、その大きさに応じて適宜変更している。
【0043】すなわち、強度が弱いときは、信号自体の
ゆらぎが大きいため、強度に応じてしきい値を可変に
し、強度が小さい時ほどしきい値を大きくしている。そ
して、具体的には、本例では、測定データが最大を10
0%に規格化されているため、与えられた基本の基準値
をa%とし、測定データの光強度をI%とすると、求め
るしきい値Aは、
ゆらぎが大きいため、強度に応じてしきい値を可変に
し、強度が小さい時ほどしきい値を大きくしている。そ
して、具体的には、本例では、測定データが最大を10
0%に規格化されているため、与えられた基本の基準値
をa%とし、測定データの光強度をI%とすると、求め
るしきい値Aは、
【0044】
【数1】 としている。
【0045】そして、このようにしきい値が光強度によ
り異なるため、外乱ノイズ検出部では、光強度に基づい
て係るしきい値の算出を行い(S206)、その後、今
回の測定データの前回のデータに対する変化率(「第1
の記憶部14のデータ」/「第2の記憶部15のデー
タ」)を求め(S207)、その変化率が上記算出した
しきい値Aより大きいか否かにより、外乱ノイズの有無
を判断するようにしている(S208)。
り異なるため、外乱ノイズ検出部では、光強度に基づい
て係るしきい値の算出を行い(S206)、その後、今
回の測定データの前回のデータに対する変化率(「第1
の記憶部14のデータ」/「第2の記憶部15のデー
タ」)を求め(S207)、その変化率が上記算出した
しきい値Aより大きいか否かにより、外乱ノイズの有無
を判断するようにしている(S208)。
【0046】なお、外乱ノイズがあった場合には、上記
第1実施例と同様にデータ修正部により第1の記憶部1
4のデータ第2の記憶部15のデータに置き換える処理
をし(S209)、また、すべてのチャンネルに対する
処理が終了したならば、第1の記憶部14のデータを第
2の記憶部15に転送すると共に、積算部を用いて補正
後のデータを第3の記憶部16に加算する(S210)
のも上記した第1実施例と同様である。さらに、1回目
と2回目のデータに対する処理は、各部での測定データ
の光強度が正しいものか否か(外乱ノイズの有無)が不
明のため、上記した第1実施例と同様に、両者を比較
し、小さい方のデータに置き換えるようにしている(S
201〜204)。
第1実施例と同様にデータ修正部により第1の記憶部1
4のデータ第2の記憶部15のデータに置き換える処理
をし(S209)、また、すべてのチャンネルに対する
処理が終了したならば、第1の記憶部14のデータを第
2の記憶部15に転送すると共に、積算部を用いて補正
後のデータを第3の記憶部16に加算する(S210)
のも上記した第1実施例と同様である。さらに、1回目
と2回目のデータに対する処理は、各部での測定データ
の光強度が正しいものか否か(外乱ノイズの有無)が不
明のため、上記した第1実施例と同様に、両者を比較
し、小さい方のデータに置き換えるようにしている(S
201〜204)。
【0047】なお、本実施例では、所定の重み付けを行
い、しきい値を増減させたが、その重み付けの仕方は上
記した実施例に限られないのはいうまでもなく、種々の
方式が取られ、また、本発明では必ずしも重み付けを行
う必要もない。その他の構成並びに作用効果は、上記し
た実施例及びその変形例と同様であるのでその説明を省
略する。
い、しきい値を増減させたが、その重み付けの仕方は上
記した実施例に限られないのはいうまでもなく、種々の
方式が取られ、また、本発明では必ずしも重み付けを行
う必要もない。その他の構成並びに作用効果は、上記し
た実施例及びその変形例と同様であるのでその説明を省
略する。
【0048】また、上記した各実施例では、データ修正
部での補正処理を前回のデータに置き換えるようにした
が、本発明はこれに限ることなく、例えば第3の記憶部
16に格納されたデータを積算回数で企画して得られた
データ(現在までの平均値)で置き換えるようにしても
良く、その具体的な補正処理も対応するチャンネル(波
長)で検出されたデータに基づけば種々のものを用いる
ことができる。
部での補正処理を前回のデータに置き換えるようにした
が、本発明はこれに限ることなく、例えば第3の記憶部
16に格納されたデータを積算回数で企画して得られた
データ(現在までの平均値)で置き換えるようにしても
良く、その具体的な補正処理も対応するチャンネル(波
長)で検出されたデータに基づけば種々のものを用いる
ことができる。
【0049】なおまた、上記した各実施例は、いずれも
分光光度計に適用した例を示したが、本発明はこれに限
ることなく、静止的画像に対する画像処理装置であれ
ば、適用できるのはもちろんである。さらに本発明は、
使用する撮像装置としてもCCD検出器にとらわれな
い。
分光光度計に適用した例を示したが、本発明はこれに限
ることなく、静止的画像に対する画像処理装置であれ
ば、適用できるのはもちろんである。さらに本発明は、
使用する撮像装置としてもCCD検出器にとらわれな
い。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る画像処理装
置における補正装置では、静止的画像、すなわち、基本
的には同一内容の画像データが複数枚送られてくるた
め、外乱ノイズ検出手段により現在の画像データと、過
去(たとえば前回)に与えられた画像データを比較する
ことにより、簡単かつ正確でリアルタイムに外乱ノイズ
の有無を判定することができる。そして、外乱ノイズあ
りと判定された場合には、データ修正手段より実際に過
去に与えられた画像データ(外乱ノイズのない)を用い
て補正処理をするため、補正により得られたデータはよ
り実際のものに近い正確なものが得られる。よって、リ
アルタイムで外乱ノイズの除去を行い、たとえ外乱ノイ
ズの発生箇所と、ピークが一致するとしても正確なデー
タを得ることができる。
置における補正装置では、静止的画像、すなわち、基本
的には同一内容の画像データが複数枚送られてくるた
め、外乱ノイズ検出手段により現在の画像データと、過
去(たとえば前回)に与えられた画像データを比較する
ことにより、簡単かつ正確でリアルタイムに外乱ノイズ
の有無を判定することができる。そして、外乱ノイズあ
りと判定された場合には、データ修正手段より実際に過
去に与えられた画像データ(外乱ノイズのない)を用い
て補正処理をするため、補正により得られたデータはよ
り実際のものに近い正確なものが得られる。よって、リ
アルタイムで外乱ノイズの除去を行い、たとえ外乱ノイ
ズの発生箇所と、ピークが一致するとしても正確なデー
タを得ることができる。
【図1】本発明に係る画像処理装置における補正装置の
第1実施例を示すブロック構成図である。
第1実施例を示すブロック構成図である。
【図2】その作用(各部の機能)を説明するフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図3】作用を説明する図である。
【図4】補正の結果得られたスペクトルデータの一例を
示す図である。
示す図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る図2に対応するフロ
ーチャート図である。
ーチャート図である。
【図6】外乱ノイズの影響を説明する図である。
【図7】従来例を説明する図である。
11 CCD検出器 13 記憶装置 14 第1の記憶部 15 第2の記憶部 16 第3の記憶部 21 外乱ノイズ検出部 22 データ修正部 23 積算部 26 スペクトルデータ作成部
Claims (9)
- 【請求項1】 静止的な画像を複数回受け取り、その複
数の画像データを積算・規格化して良質の画像を出力す
る画像処理装置において、 与えられた前記画像データに基づくデータを格納する記
憶手段と、 現在与えられた画像データと、前記記憶手段に格納され
たデータとを比較し前記現在与えられた画像データ中に
発生する外乱ノイズを検出する外乱ノイズ検出手段と、 前記外乱ノイズが発生した際に、前記記憶手段に格納さ
れたデータに基づいて補正するデータ修正手段とを備え
た画像処理装置における補正装置。 - 【請求項2】 前記静止的な画像が、分光光度計の検出
器として実装されるCCD検出器から与えられるもので
あることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置に
おける補正装置。 - 【請求項3】 1回目及び2回目の画像データに対する
補正処理を、両データを比較し、小さい方のデータを補
正データとするようにした請求項1または2に記載の画
像処理装置における補正装置。 - 【請求項4】 前記外乱ノイズ検出手段が、現在の測定
データと前回の測定データとを比較し、現在の測定デー
タのほうが大きい場合に外乱ノイズありと判定するよう
にした請求項1〜3のいずれか1に記載の画像処理装置
における補正装置。 - 【請求項5】 前記外乱ノイズ検出手段が、現在の測定
データと前回の測定データとを比較し、現在の測定デー
タのほうが所定のしきい値より大きい場合に外乱ノイズ
ありと判定するようにした請求項1〜3のいずれか1に
記載の画像処理装置における補正装置。 - 【請求項6】 前記外乱ノイズ検出手段が、現在の測定
データと前回の測定データとを比較し、その変化率が所
定のしきい値より大きい場合に外乱ノイズありと判定す
るようにした請求項1〜3のいずれか1に記載の画像処
理装置における補正装置 - 【請求項7】 前記変化率のしきい値に重み付けを行
い、測定された画像データの強度が小さい場合にしきい
値が大きくするようにした請求項6に記載の画像処理装
置における補正装置。 - 【請求項8】 前記データ修正手段が、現在の画像デー
タ中の外乱ノイズ発生箇所のデータを、対応する前記記
憶手段に格納された所定回数前のデータに置き換えるよ
うにした請求項1〜7のいずれか1に記載の画像処理装
置における補正装置。 - 【請求項9】 前記記憶手段が、所定回数前に与えられ
た画像データと、現在まで与えられた画像データの平均
または総和を格納する領域を有し、 所定回数前に与えられた画像データに基づいて上記外乱
ノイズ検出手段を作動させ、 前記データ修正手段が、現在の画像データ中の外乱ノイ
ズ発生箇所のデータを、前記記憶手段に格納された現在
まで与えられた画像データに基づいて規格化されたデー
タに置き換えるようにした請求項1〜7のいずれか1に
記載の画像処理装置における補正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6019880A JPH07210677A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 画像処理装置における補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6019880A JPH07210677A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 画像処理装置における補正装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07210677A true JPH07210677A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=12011531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6019880A Pending JPH07210677A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 画像処理装置における補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07210677A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009222623A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Advanced Mask Inspection Technology Kk | 画像採取装置及び試料検査装置 |
| JP2011142548A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Chuo Electronics Co Ltd | 画像処理装置、方法、プログラム、および撮像システム |
| WO2019059209A1 (ja) * | 2017-09-25 | 2019-03-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 加熱調理器 |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP6019880A patent/JPH07210677A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009222623A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Advanced Mask Inspection Technology Kk | 画像採取装置及び試料検査装置 |
| JP2011142548A (ja) * | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Chuo Electronics Co Ltd | 画像処理装置、方法、プログラム、および撮像システム |
| WO2019059209A1 (ja) * | 2017-09-25 | 2019-03-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 加熱調理器 |
| JPWO2019059209A1 (ja) * | 2017-09-25 | 2020-09-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 加熱調理器 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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