JPH0721095Y2 - モータ巻線用相間絶縁素子の挿入装置 - Google Patents

モータ巻線用相間絶縁素子の挿入装置

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JPH0721095Y2
JPH0721095Y2 JP40444790U JP40444790U JPH0721095Y2 JP H0721095 Y2 JPH0721095 Y2 JP H0721095Y2 JP 40444790 U JP40444790 U JP 40444790U JP 40444790 U JP40444790 U JP 40444790U JP H0721095 Y2 JPH0721095 Y2 JP H0721095Y2
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strip
insulating
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center post
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加藤良雄
問口勝正
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Sanko Kiki Co Ltd
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Sanko Kiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モータ巻線用相間絶縁
素子の挿入を自動的に実行するための装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】モータの固定子巻線の絶縁には、スロッ
トとこれに挿入する巻線との間に適用されるスロット絶
縁と、ある相巻線と別の相巻線との間に適用される相間
絶縁とがある。従来、スロット絶縁についてはそのため
の絶縁素子をスロットへの巻線挿入と同時に機械的に挿
入する装置が種々開発され、現在ではおおむね自動巻線
挿入工程の一部として実施されている。
【0003】一方、固定子巻線の鉄心からの露出端部に
おいて適用されるべき相間絶縁素子は、通常は固定子の
中心開口に沿って展開された少くとも一つの巻線の露出
端部に内側から接するように、絶縁性モノフィラメント
によって連結された平行な一対の帯状絶縁シートを環状
にして手作業で挿入することにより、鉄心両端における
相巻線の露出端部にそれらの各シートをあてがい、その
後から他の相巻線を挿入して、先の相巻線の露出端と相
互に電気絶縁するようにしたものである。この場合、絶
縁シートを挿入する際には、前記のモノフィラメントを
鉄心の中心孔内においていずれかの妥当な巻線スロット
に整合させ、この中に入れなければならない。
【0004】このように、露出巻線端の配列に沿って手
作業で挿入した帯状絶縁素子のリングを位置決めし、巻
線端を仕上整形した後に完全な相間絶縁を実現するのは
極めて面倒なことである。また、手作業による絶縁素子
の挿入はかなりの注意力と時間とを要し、したがって、
これを機械的に達成する技術手段の開発が種々に試みら
れてきたが、現在のところ満足な自動化装置は実現され
ていない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、モー
タの固定子巻線に相間絶縁素子を自動的に挿入するため
の装置を提供することにより、モータの巻線挿入作業の
一環として正確、かつ迅速に相間絶縁を実施しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、固定子鉄心8の積層厚さに対応する間隔
で平行した一対の弾性及び電気絶縁性を有するシートか
らなる帯状部2、2を電気絶縁性モノフィラメント3、
3によって架橋連結してなる平面的な相間絶縁素子7
を、部分的に相巻線を挿着した前記固定子鉄心8に挿入
するための装置であって、 a)前記帯状部2、2を提供する帯状材料の長さに応じ
て前記絶縁素子7が多数連続的に配列されたものからな
る長尺材料1が、長さ方向に2枚送られてきたとき、そ
れらの先端における各1個の絶縁素子7の範囲を、前記
固定子鉄心8の中心開口径に対応する間隔において互い
に平行に保持するため、前記各1個の絶縁素子7の帯状
部2における前後両端の外縁を嵌受するように向かい合
った案内面21b、22aをそれぞれ有する固定カッタ
ー21、及び外側固定ガイド22からなる複数の絶縁素
子ガイド機構と、 b)前記先端の各絶縁素子7の帯状部2における前端及
び後端に関する2個の外側固定ガイド22、22間に位
置し、対応する固定カッター21、21の刃先と協同し
て前記絶縁素子7の帯状部において前記ガイド機構に嵌
受された外縁を切断するための刃先23aを、絶縁素子
7に対向する端面の両側端において形成した複数の可動
カッター23と、 c)切断形成された向かい合う2枚の絶縁素子7a、7
bにおける各帯状部2の中央領域を、互いに他方の絶縁
素子に向かう突起となるように外側から押圧するため
に、各可動カッター23の前記端面に開口した孔25に
挿通されたロッド状トラッピング部材25aと、 d)各帯状部2において前記突出した中央領域以外の部
分を、前端及び後端側から押圧して前記突起の方向に湾
曲させ、前記固定子鉄心8の中心開口に嵌合する曲率半
径の円弧を形成するための凹面20aを有するフォーマ
ー部材23と、 e)上部位置と下部位置との間において軸方向動自在の
センターポスト14であって、前記上部位置において前
記フォーマー部材23、23により円弧状にされる前記
帯状部2の前側部及び後側部を内側から支持する円筒面
を有し、この円筒面において前記帯状部2、2の前記突
出する中央領域を内側から受容するトラッピング溝1
5、15を形成してなる前記センサーポスト14と、 f)前記トラッピング部材25aによる帯状部2の突起
形成、及び前記フォーマー部材23による円弧形成時に
おいて、各絶縁素子の前記帯状部2、2間にわたる絶縁
性モノフィラメント3を前記センターポスト14の所定
の円周上の位置まで案内するための案内面18a及び2
4bを有するガイド手段であって、それぞれ前記フォー
マー部材20及び可動カッター23に近接・対応して設
けられた固定フィラメントガイド17及び可動フィラメ
ントガイド24からなるフィラメントガイド機構と、 g)部分的に相巻線9a、9bを挿着した前記固定子鉄
心8を、前記上部位置を占めるセンターポスト14の下
方における絶縁素子挿入位置にもたらすための搬送装置
12、及び h)前記上部位置にあるセンターポスト14の直下にお
ける待機位置で、下降してくるセンターポスト14、及
びこのポスト14の円筒面上に支持された前記帯状部
2、2の円弧の列から成る絶縁素子円筒体を嵌受する内
径を有し、その嵌受後は前記センターポスト14ととも
に下降して前記絶縁素子挿入位置にある固定子鉄心8に
当接し停止するようにしたスリーブホルダー13を備
え、 i)前記可動フィラメントガイド24は常時はその案内
面24bが、前記可動カッター23の端面より突出しな
い後退位置にあり、前記ガイド部材21、22による帯
状部2外縁の嵌受後において、前記絶縁性モノフィラメ
ント3を案内する突出位置を占めるものであり、 j)前記センターポスト14は前記スリーブホルダー1
3の固定子鉄心8への当接停止後も前記下部位置まで下
降し、このポストが支持する絶縁素子円筒体の前記絶縁
性モノフィラメント3を鉄心8の中心開口における対応
したスロット入口に整合させるものであることを特徴と
するモータ巻線用相間絶縁素子の挿入装置を構成したも
のである。。
【0007】
【作用】上記の装置において、供給された2枚の長尺材
料からそれぞれ切断された一対の相間絶縁素子は、各上
下の帯状部の中央領域が内向きに突起した円弧状とな
り、かつ円弧両端が互いに重なった円筒となって、下方
に位置する固定子鉄心の開口に対応する位置まで運ばれ
る。相間絶縁素子の設計において、この対応位置では上
下帯状部は固定子鉄心の開口両端外に位置し、モノフィ
ラメント部分が前記開口内において設計上対応する鉄心
スロットの入口に整合することになる。そして、この対
応位置まで運ばれた瞬間において下側の帯状部は開口を
抜け出して解放され、自身の弾性による復元力で伸張し
ようとし直径を拡大してこれに連なるモノフィラメント
部分を外方へ、すなわち対応するスロット内に挿入す
る。また上側の帯状部は、これを包囲していたスリープ
ホルダーが上方に移動することでほどなく解放され、モ
ノフィラメントは全体的にスロット内に入り、上下帯状
部は鉄心に装着された相巻線の露出端部に圧接し、この
後で装着される相巻線の露出端部との間に位置して相間
絶縁の役目を果たすことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の好ましい実施
例につき説明する。
【0009】図1は本考案の装置において採用される相
間絶縁素子のための長尺材料の一例を示す平面図であ
る。長尺材料1は一対の適当な弾性を有する電気絶縁シ
ート、例えば厚さ0.1mm程度のポリエステルフイル
ムからなる平行帯状部2、2とそれら帯状部を順次間隔
をおいて直角に架橋連結する同様な絶縁材料からなる多
数のモノフィラメント3を具備している。平行帯状部
2、2の間隔は後述する固定子鉄心の積層厚さよりやや
長いめにしてある。帯状部は固定子鉄心の中心開口の半
周長より十分長い間隔ごとに一単位の絶縁素子を形成す
るようになっており、したがって、その区切りとして各
外側にはその間隔ごとにV型の切り込み4を有する。ま
た、各帯状部2の内外側縁には切り込み4、4、………
の各中間位置にU型切り込み5及び6を有する。モノフ
ィラメント3、3………はそれぞれV型切り込み4、4
………の両側位置に溶着又は接着固定されたものであ
り、したがって、一単位の素子7内に2本づつ有するこ
とになる。
【0010】図2は前述した長尺材料から切断された2
個の相間絶縁素子7a及び7bを、各帯状部2の両端を
重ね合せて環状にし、固定子鉄心8の巻線スロットに挿
着した相巻線9a及び9bの露出端に接触係合させた状
態を示すものである。
【0011】なお、10はスロット絶縁素子の露出端で
ある。また、図2には図示されないが、モノフィラメン
ト3(図1)は鉄心8の中心開口内において妥当な巻線
スロット内に位置することとなる。
【0012】図3は本考案の相間絶縁素子自動挿入機械
の実施例を示す正面図である。この機械装置は機枠11
上において、鉄心輸送用コンベア装置12が形成する絶
縁素子挿入位置Bとその上方に配置された絶縁素子準備
形成位置Aとを構成し、その間を準備整形機構のセンタ
ーポスト(後述)とスリーブホルダー13とが往復移動
できるようにしたものである。この往復移動のための駆
動機構は、総括して30で示されている。
【0013】準備整形位置Aにおける主たる機構と動作
は、図3の位置Aにおける中間水平断面を略示した図4
〜図8に示す通りである。
【0014】図4において中央に位置するセンターポス
ト14は絶縁素子7の高さ(平行帯状部2、2の外側縁
間寸法)に対応する長さを有する、垂直軸方向に移動可
能な円筒帯である。センターポストの図における上下両
側には、半径方向に形成された一対のトラッピング溝1
5、15が配置され、それらの溝15、15の中間にお
ける円筒面からは中心軸に向かって4個のブレード収容
溝、総括して16が穿設されている。センターポスト1
4の両側には各側のブレード収容溝16a及び16b間
にわたる弧状凹面を有する固定フィラメントガイド1
7、17が配置されている。固定フィラメントガイド1
7の厚さ(図4の紙面を貫く方向の寸法)は絶縁素子7
の帯状部2、2間におさまる程度であり、両側部は先端
の弧状凹面から形成された斜面18a及び18bとその
後端から伸びる平行面19a及び19bからなってい
る。固定フィラメントガイド17の上下面にはそれぞれ
絶縁素子フォーマー20が図の左右方向に摺動可能に配
置されている。固定フィラメントガイド17及びその上
下に位置する絶縁素子フォーマー20の幅はセンターポ
スト14の直径にほぼ等しいものであり、このセンター
ポスト14の直径は固定子鉄心の開口径より僅かに小さ
くしてある。上下絶縁素子フォーマー20(図4〜図8
には上部のフォーマーのみ示されている)のセンターポ
ストに対向した先端はセンターポストの円筒面に適合
し、したがって、固定子鉄心の開口半径にほぼ等しい曲
率半径の凹面20aとして形成されている。絶縁素子フ
ォーマー20の両側には後退位置(図4〜図7)にある
このフォーマーの先端縁20bに沿った刃縁を有する固
定カッター21が配置されている。このカッターは刃縁
の外端における刃先21aを一端としてフォーマー20
に平行してのびる外側面21bが絶縁素子の長尺材料1
の一方の面のガイド面となっている。これらの固定カッ
ター21における案内面21bには、長尺材料1の帯状
部2及びこの一面に着設されたモノフィラメント3とを
挿通し得る間隔で外側固定ガイド22のガイド面22a
が対置され、結局、固定カッター21と外側固定ガイド
22とにより絶縁素子ガイド機構が構成される。
【0015】センターポスト14の図4における上方側
及び下方側にそれぞれ位置する各一対の外側固定ガイド
22、22の間隔中には固定カッター21に対応するレ
ベルにおいて上部及び下部可動カッター23がセンター
ポストに向かって摺動可能に配置されており、中間のレ
ベル、すなわち固定フィラメントガイド17に対応する
レベル範囲にはこのガイドとともにフィラメントガイド
機構を構成する可動フィラメントガイド24が同じくセ
ンターポストに向かって摺動可能に配置されている。可
動フィラメントガイド24はセンターポストに向かって
駆動されることにより、センターポスト14の円筒面に
係合する中間部24aとその両側において固定フィラメ
ントガイド17の斜面18a及び側面19aに係合する
形状のガイド側面24bとを有する。また、可動カッタ
ー23の刃先23a−23a間にはセンターポスト14
のトラッピング溝15に対向するロッド挿通孔25が穿
設され、この中にトラッピング用ロッド25a(図7及
び図8)が摺動可能に挿入されている。
【0016】上記の構成において、絶縁素子長尺材料は
図4のL及びRで示す左右方向から帯状部2が固定カッ
ター21及び固定ガイド22のガイド面21b−22a
間を通るように供給され、帯状部2のV溝4が刃先21
a及び23aに対応する位置において停止させられる。
このとき、モノフィラメント3はフィラメントガイド1
7及び24の斜面の範囲内に位置する。このとき、長尺
材料の先端が一単位の絶縁素子7(図1参照)の先端切
断代(切り込み4、4の底部を結ぶ線)を越えた余分を
有する場合(典型的には、長尺材料の送り始めしか生じ
ない。)には、絶縁素子7の前端の余分もまた前端側の
ガイド面(21b−22a)間に位置することになる。
【0017】ここで図5に示すように、可動フィラメン
トガイド24がセンターポスト14に向かって前進し、
モノフィラメントはフィラメントガイド24の傾斜ガイ
ド面の始端に支持される。この状態からさらに、フィラ
メントガイド24が前進するとともに、可動カッター2
3がこれに従って駆動されると、長尺材料の帯状部2は
刃先21a及び23aにより切断され、可動カッター2
3の両側の刃先23a−23a間に直線的に伸びる絶縁
素子の単位7a及び7bが形成される(図6)。
【0018】次に、トラッピング用ロッド25aが可動
カッター23の孔25内をセンターポストに向かって駆
動され、図7に示す通り、絶縁素子の帯状部2の中央領
域を押圧しながらセンターポストのトラッピング溝15
内に折曲げ挿入し、向かい合った他方の絶縁素子に向か
う突起を形成させる。これにより帯状部2の両端部は中
央領域に向かって引き寄せられるため、モノフィラメン
ト3はその引き寄せに従ってガイド斜面18a及び24
b間を摺動してセンターポストに近づけられる。このよ
うなモノフィラメントの移動は絶縁素子の帯状部2両端
部を絶縁素子フォーマー20の先端凹面20aの内側に
十分対応する位置にもたらすものである。
【0019】この状態で絶縁素子フォーマー20はセン
ターポスト14に向かって駆動され、絶縁素子7a及び
7bの各対応する帯状部2の先端がフォーマー20の先
端凹面20aに押動され、互いに近接して実質上重なり
合い、やがて図8に示すように、センターポスト14の
円筒面に密着した略円筒状の輪郭を形成する。ここでセ
ンターポスト14はその中心ロッド26及び収容溝16
内のブレード27と共に周囲に絶縁素子7a及び7bの
円筒状輪郭を保持したまま下降し始める。絶縁素子7
a、7bは特にトラッピング溝15への帯状部折曲げ挿
入に基づくその溝15及び近接したポスト周面への圧接
によりそのセンターポスト14に保持される。
【0020】準備成形位置Aを占める時のセンターポス
ト14の直下には、図3に示すように、スリーブホルダ
ー13が待機しており、センターポストがこのスリーブ
内に入ると、絶縁素子の円筒は絶縁素子フォーマー20
及びトラッピングロッド25aに代わってこのスリーブ
ホルダー13により外周面を押圧される(図9)。
【0021】センターポストがこのようにスリーブホル
ダー13内に完全におさまると、両者は中心ロッド26
及びブレード27とともに、一体となって図3に示すB
位置に向かってさらに後退する。位置Bにおいては、固
定子鉄心8が一部の相巻線を保持した状態で待機してお
り、スリーブホルダー13は鉄心8の上端面(部分的に
保持された巻線の露出端の内側)に衝突して停止する。
しかしながら、センターポスト14は中心ロッド26及
びブレード27とともに絶縁素子7a及び7bからなる
円筒を保持してさらに降下し、鉄心8の中心開口内に突
入する。
【0022】あらかじめの設定により位置Bに支持され
た鉄心8における多数の巻線スロット28のうち、ブレ
ード27に対応するこの場合4個のスロット28a〜2
8dはこれらブレード27と正確に整合するようになっ
ている。そして、センターポスト14は、これに等しい
長さ(積層厚さ)の鉄心8内に完全に入り込んだところ
で停止し、ここでスリーブホルダー13が鉄心8の上端
面から上昇してこの上端面の直上に位置する絶縁素子7
a及び7bの帯状部2の周囲を解放する。このとき、鉄
心8の下端面から突出した絶縁素子の帯状部2の周囲は
その突出と同時に解放されているため、図7の如く、ト
ラッピングロッドにより形成された帯状部の中央突起部
2a及び2bは自身の弾力により復元展開し、帯状部2
全体として、より大きい直径の円筒を形成させるように
する。
【0023】直径を拡大された絶縁素子7a及び7bの
帯状部2は鉄心8の露出巻線端9a及び9bに圧接して
固定され、これに伴って外側に引き寄せられるモノフィ
ラメント3は、図10に示す通り、対応する巻線スロッ
ト28a〜28d内に入り込む。この図10では、上記
のようなモノフィラメント3のスロット内への移動を補
助するようにブレード27を外向きに駆動した状態が示
されている。
【0024】図示の実施例においては、ブレード27の
背面(モノフィラメントと反対の側)を傾斜させたカム
フォロワーとし、中心ロッド26の一部26′を円錐状
のカム面とし、ロッド26のみをさらに降下させること
により、ブレード27を駆動するようにしたものであ
る。実際上、このようなブレード及びその駆動機構を設
けなくても、前述した帯状部2の復元展開力によりモノ
フィラメント3はスロット内に完全に入り込むものであ
り、ブレード及びブレード駆動機構は補助的手段にすぎ
ないことに留意すべきである。ブレード駆動機構として
は、上記したもの以外に、例えばブレードに斜方向のス
ロットを設け、中心ロッド26にこれらのスロット内を
摺動するピンを連結固定し、ロッド26とセンターポス
ト14との相対的な移動によりブレード駆動を行う機構
を用いてもよい。
【0025】
【考案の効果】以上により、図2に示したような相間絶
縁素子の挿入操作が完了し、この固定子鉄心8は相間絶
縁素子の上からさらに新たな相巻線を挿着するための工
程(図示せず)に送られる。
【0026】図11は位置Aにおける絶縁素子準備整形
機構をセンターポスト14とともに確認の意味で示す破
断面斜視図である。この図11から明らかな通り、左右
両側から供給される絶縁素子7a、7bの材料に対応し
て、フィラメントガイド24が2個設けられ、また、各
素子において上下に平行して伸びる帯状部2に対応して
4個の絶縁素子フォーマー20が存在すること、その他
図4〜図8に示した平面図に対応する諸要素を立体的に
把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装置において採用する相間絶縁素子材
料の一例を示す平面図である。
【図2】図1の絶縁素子を円筒形にして部分的に相間線
を有する固定子鉄心に挿入した状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本考案の絶縁素子挿入工程を実施するための装
置の概略を示す正面図である。
【図4】絶縁素子準備整形機構の要部を動作手順と共に
示す平面図である。
【図5】絶縁素子準備整形機構の要部を動作手順と共に
示す平面図である。
【図6】絶縁素子準備整形機構の要部を動作手順と共に
示す平面図である。
【図7】絶縁素子準備整形機構の要部を動作手順と共に
示す平面図である。
【図8】絶縁素子準備整形機構の要部を動作手順と共に
示す平面図である。
【図9】整形された絶縁素子の円筒が移送される状態を
示す横断面図である。
【図10】絶縁素子の円筒が鉄心に挿着される際の状態
を示す横断面図である。
【図11】絶縁素子の整形機構の要部斜視図である。
【符号の説明】
2 絶縁素子帯状部 3 モノフィラメント 7 相間絶縁素子 8 固定子鉄心 9a、9b 相巻線 13 スリーブホルダー 14 センターポスト 20 絶縁素子フォーマー 21、22 フィラメンドガイド 23 可動カッター 24 可動フィラメントガイド 27 ブレード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子鉄心8の積層厚さに対応する間隔で
    平行した一対の弾性及び電気絶縁性を有するシートから
    なる帯状部2、2を電気絶縁性モノフィラメント3、3
    によって架橋連結してなる平面的な相間絶縁素子7を、
    部分的に相巻線を挿着した前記固定子鉄心8に挿入する
    ための装置であって、 a)前記帯状部2、2を提供する帯状材料の長さに応じ
    て前記絶縁素子7が多数連続的に配列されたものからな
    る長尺材料1が、長さ方向に2枚送られてきたとき、そ
    れらの先端における各1個の絶縁素子7の範囲を、前記
    固定子鉄心8の中心開口径に対応する間隔において互い
    に平行に保持するため、前記各1個の絶縁素子7の帯状
    部2における前後両端の外縁を嵌受するように向かい合
    った案内面21b、22aをそれぞれ有する固定カッタ
    ー21、及び外側固定ガイド22からなる複数の絶縁素
    子ガイド機構と、 b)前記先端の各絶縁素子7の帯状部2における前端及
    び後端に関する2個の外側固定ガイド22、22間に位
    置し、対応する固定カッター21、21の刃先と協同し
    て前記絶縁素子7の帯状部において前記ガイド機構に嵌
    受された外縁を切断するための刃先23aを、絶縁素子
    7に対向する端面の両側端において形成した複数の可動
    カッター23と、 c)切断形成された向かい合う2枚の絶縁素子7a、7
    bにおける各帯状部2の中央領域を、互いに他方の絶縁
    素子に向かう突起となるように外側から押圧するため
    に、各可動カッター23の前記端面に開口した孔25に
    挿通されたロッド状トラッピング部材25aと、 d)各帯状部2において前記突出した中央領域以外の部
    分を、前端及び後端側から押圧して前記突起の方向に湾
    曲させ、前記固定子鉄心8の中心開口に嵌合する曲率半
    径の円弧を形成するための凹面20aを有するフォーマ
    ー部材23と、 e)上部位置と下部位置との間において軸方向動自在の
    センターポスト14であって、前記上部位置において前
    記フォーマー部材23、23により円弧状にされる前記
    帯状部2の前側部及び後側部を内側から支持する円筒面
    を有し、この円筒面において前記帯状部2、2の前記突
    出する中央領域を内側から受容するトラッピング溝1
    5、15を形成してなる前記センサーポスト14と、 f)前記トラッピング部材25aによる帯状部2の突起
    形成、及び前記フォーマー部材23による円弧形成時に
    おいて、各絶縁素子の前記帯状部2、2間にわたる絶縁
    性モノフィラメント3を前記センターポスト14の所定
    の円周上の位置まで案内するための案内面18a及び2
    4bを有するガイド手段であって、それぞれ前記フォー
    マー部材20及び可動カッター23に近接・対応して設
    けられた固定フィラメントガイド17及び可動フィラメ
    ントガイド24からなるフィラメントガイド機構と、 g)部分的に相巻線9a、9bを挿着した前記固定子鉄
    心8を、前記上部位置を占めるセンターポスト14の下
    方における絶縁素子挿入位置にもたらすための搬送装置
    12、及び h)前記上部位置にあるセンターポスト14の直下にお
    ける待機位置で、下降してくるセンターポスト14、及
    びこのポスト14の円筒面上に支持された前記帯状部
    2、2の円弧の列から成る絶縁素子円筒体を嵌受する内
    径を有し、その嵌受後は前記センターポスト14ととも
    に下降して前記絶縁素子挿入位置にある固定子鉄心8に
    当接し停止するようにしたスリーブホルダー13を備
    え、 i)前記可動フィラメントガイド24は常時はその案内
    面24bが、前記可動カッター23の端面より突出しな
    い後退位置にあり、前記ガイド部材21、22による帯
    状部2外縁の嵌受後において、前記絶縁性モノフィラメ
    ント3を案内する突出位置を占めるものであり、 j)前記センターポスト14は前記スリーブホルダー1
    3の固定子鉄心8への当接停止後も前記下部位置まで下
    降し、このポストが支持する絶縁素子円筒体の前記絶縁
    性モノフィラメント3を鉄心8の中心開口における対応
    したスロット入口に整合させるものであることを特徴と
    するモータ巻線用相間絶縁素子の挿入装置。
JP40444790U 1990-12-21 1990-12-21 モータ巻線用相間絶縁素子の挿入装置 Expired - Lifetime JPH0721095Y2 (ja)

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