JPH07211642A - 化合物半導体の気相成長方法 - Google Patents

化合物半導体の気相成長方法

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JPH07211642A
JPH07211642A JP1310694A JP1310694A JPH07211642A JP H07211642 A JPH07211642 A JP H07211642A JP 1310694 A JP1310694 A JP 1310694A JP 1310694 A JP1310694 A JP 1310694A JP H07211642 A JPH07211642 A JP H07211642A
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JP
Japan
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plane
substrate
crystal
compound semiconductor
bar
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JP1310694A
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English (en)
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Hiroshi Ito
弘 伊藤
Tadao Ishibashi
忠夫 石橋
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化合物半導体の気相成長方法において、炭素
不純物の取り込みを阻害することなく、高品質な結晶の
成長を可能にする。 【構成】 基板の面方位を(100)面もしくはこの
(100)面と等価な面から[0バー11]方向もしく
はこの[0バー11]方向と等価な方向へ傾けたオフ基
板を用いて結晶成長することにより、ドーパントの取り
込み効率を同等に保ちながら、結晶品質を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化合物半導体積層構造
を有する化合物半導体の気相成長方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、素子応用を目指した化合物半導体
の気相成長には、面方位が(100)面などの低指数面
を持つ基板が用いられてきた。その理由は、高指数面は
対称性が低いため、各種物性定数やエッチング形状など
に非対称性が現れ、素子を製作する場合に方位を揃えな
ければならないことやへき開面を利用できないなどの制
限が生じるためである。また、(111)B面のように
成長条件によっては、成長が困難な指数面も、このよう
な目的には適さない。一方、低指数面では、結晶の構成
材料となるIII族およびV族原子が結晶中に効率的に取り
込まれるサイトである結晶表面の原子層ステップもしく
はキンクの面密度が低いため、表面モルホロジーや結晶
品質などが劣化することが問題であった。
【0003】このような問題を解決するものとしては、
基板の面方位を(100)面もしくはこの(100)面
と等価な面から[011]方向またはこの[011]方
向と等価な方向へ僅かに傾けた基板を用いる方法が提案
されており、表面状態や結晶品質の改善効果が得られて
いる。この効果は、基板を傾斜させてステップの密度を
増大させることにより、原子の取り込み効率を増大させ
たり、基板を[011]方向またはこれと等価な方向へ
傾け、Ga原子のみをステップに配列させることによ
り、結晶中に取り込まれようとする不純物元素とステッ
プに存在する原子との親和力を弱くし、結晶の純度を上
げることにより達成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法によると、残留不純物の結晶中への取り込みが
減少すると同時に素子構造を成長するのに不可欠な添加
不純物(ドーパント)の取り込みも阻害してしまい、所
望の不純物濃度が得られないという問題があった。
【0005】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、化
合物半導体の気相成長方法において、炭素不純物の取り
込みを阻害することなく、高品質な結晶の成長を可能に
した化合物半導体の気相成長方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による化合物半導体の気相成長方法は、
基板の面方位を(100)面もしくはこの(100)面
と等価な面から[0バー11]方向もしくはこの[0バ
ー11]方向と等価な方向へ傾けたオフ基板を用いて結
晶成長するようにしたものである。また、本発明による
他の化合物半導体の気相成長方法は、オフ基板の傾斜角
を1度〜10度の範囲とし、かつ炭素の添加層の成長温
度を580℃以上に設定して結晶成長するようにしたも
のである。
【0007】
【作用】本発明においては、添加不純物の取り込み効率
を同等に保ちながら、結晶品質を向上させることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。本発明の一実施例として有機金属気相成長
(MOCVD)法によるAlGaAs/GaAsヘテロ
接合バイポーラトランジスタ(HBT)の結晶成長の場
合を例に挙げて説明する。図1は、本発明を炭素ドープ
GaAs層の成長に適用した実施例である。本実施例で
は、GaおよびAsの原料としてトリメチルガリウム
(TMGa)およびアルシン(AsH3 )を用い、炭素
ソースとして四塩化炭素(CCl4 )を用いた。この場
合、CCl4 の流量は一定とした。成長温度は約600
℃である。
【0009】発明者が実験的に検討した結果、基板のオ
フ化に伴い、[011]方向ではキャリア濃度が急激に
低下するのに対し、[0バー11]方向ではキャリア濃
度の低下がないことを見いだした。この現象は、C原子
がGaAs結晶中でGa原子と結合を作り、p型不純物
となるため、表面ステップにGa原子のみが配列してい
る従来の傾斜方位([011]方向)基板を用いた場
合、C原料の基板表面からの解離が促進され、取り込み
効率が低下するのに対し、従来とは異なる[0バー1
1]方向に微傾斜させた基板では、ステップにAsが配
列しているため、C原料の基板表面からの解離が促進さ
れることがないので、キャリア濃度の低下はないことに
起因すると推測される。
【0010】図2は、本発明を、ベース層に炭素をドー
プしたAlGaAs/GaAsHBTに適用した場合の
電流利得の基板オフ角度依存性を示したものである。同
図から判るように傾斜方位によらず、基板のオフ化によ
り電流利得、すなわちベース層中の少数キャリア寿命は
大幅に向上している。しかしながら、ベース層のキャリ
ア濃度は、図1に示したようにオフ方位が[0バー1
1]の場合は一定に保たれているので、キャリア濃度の
低下がなくなり、かつ電流利得が改善される。一方、オ
フ方位[011]の場合では、図1に示すようにベース
層のキャリア濃度はオフ角度0度((100)面)の場
合に比べ、約1/2以下に低下しており、ベース抵抗が
高く、素子の高周波特性は劣る。
【0011】従来、微傾斜基板による結晶品質改善は、
結晶中への残留不純物(例えばGaAs中で再結合中心
となる酸素)の取り込み量低下に起因すると考えられて
きたが、電流利得改善に方位依存性がないことからも明
かなように結晶品質の改善は結晶固有の欠陥などの密度
低減に起因しており、本発明の成長温度範囲では、[0
バー11]方向へ傾斜させることによる残留不純物濃度
の増大などの影響はない。
【0012】発明者等は、以上の効果が基板のオフ方
位,角度および成長温度と深い相関関係にあると考えて
注意深く検討を行った結果、この傾向は、基板の面方位
が(100)面,これと等価な面から[0バー11]方
向またはこれと等価な方向へ約1度ないし約10度の範
囲とし、成長温度が約580℃以上で同様に得られるこ
とを確認した。
【0013】つまり、前述した実施例では、基板のオフ
方位を約1度ないし約10度の範囲としたが、このオフ
方位が約1度未満では、本発明の効果が充分に得られ
ず、また、約10度を超えると、他の高指数の結晶面が
出現し、各種物性定数やエッチング形状などの非対称性
が現れたり、へき開面を利用できないことになる。ま
た、炭素の添加層の成長温度を約580℃以上とした
が、この温度が例えば約700℃以上と高くすると、充
分に高いキャリア濃度が得られなかったり、成長そのも
のが困難になるなどの問題が生じ、また、この成長温度
が例えば約500℃以下と低くなると、結晶品質を低下
させるなどの問題が生じる。したがってこれらの領域以
下でも定性的には効果が得られるものの、特に基板の方
位を約1度〜約10度の範囲とし、成長温度を約580
℃以上とすることで顕著な効果が得られた。
【0014】また、前述した実施例では、炭素原料とし
てCCl4 を用いたが、この他にもTMGaを用いる方
法やトリメチルアルシン(TMAs),トリメチルアル
ミニウム(TMAl),CBr4 (四臭化炭素)などを
用いる方法でも同様な効果が得られる。また、成長する
半導体層としてGaAsの場合の例を示したが、同様な
効果はAlx GayIn1-x-yAs(0≦x≦1,0≦y
≦1)またはGaAsxSb1-x(0≦x≦1)などでも
得られる。さらに本実施例ではHBTの場合について説
明したが、本発明は、共鳴トンネル素子,レーザーダイ
オード,LED,太陽電池などの各種の素子に適用する
ことができる。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
炭素を不純物として添加する層を含む半導体積層構造を
成長する場合にキャリア濃度の低下がなく、結晶品質を
向上させることができ、各種の素子の特性向上が可能と
なるなどの極めて優れた効果が得られる。また、特定の
範囲の方位の傾斜基板を用い、成長温度を特定の範囲に
設定することによって炭素不純物の取り込みを阻害する
ことなく、高品質な結晶成長が可能となるなどの極めて
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による化合物半導体の気相成長方法を炭
素ドープGaAs層の結晶成長に適用した一実施例によ
るキャリア濃度のオフ角度依存性をオフ方向が[0バー
11]および[011]の場合について比較して示した
図である。
【図2】図1の炭素ドープGaAs層をAlGaAs/
GaAsHBTのベース層に適用した場合の電流利得の
オフ角度依存性をオフ方向が[0バー11]および[0
11]の場合について比較して示した図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に炭素を不純物として添加される
    半導体層を少なくとも1層含む積層構造を有する化合物
    半導体の気相成長方法において、 前記基板の面方位を(100)面もしくはこの(10
    0)面と等価な面から[0バー11]方向もしくはこの
    [0バー11]方向と等価な方向へ傾けたオフ基板を用
    いて結晶成長することを特徴とする化合物半導体の気相
    成長方法。
  2. 【請求項2】 基板上に炭素を不純物として添加される
    半導体層を少なくとも1層を含む積層構造を有する化合
    物半導体の気相成長方法において、 前記基板の面方位を(100)面もしくはこの(10
    0)面と等価な面から[0バー11]方向もしくはこの
    [0バー11]方向と等価な方向へ1度〜10度の範囲
    に傾け、かつ前記炭素の添加層の成長温度を580℃以
    上に設定して結晶成長することを特徴とする化合物半導
    体の気相成長方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    半導体層をAlxGayIn1-x-y As(0≦x≦1,0
    ≦y≦1)とすることを特徴とする化合物半導体の気相
    成長方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006030565A1 (ja) * 2004-09-17 2008-05-08 日鉱金属株式会社 エピタキシャル結晶の成長方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006030565A1 (ja) * 2004-09-17 2008-05-08 日鉱金属株式会社 エピタキシャル結晶の成長方法
JP4696070B2 (ja) * 2004-09-17 2011-06-08 Jx日鉱日石金属株式会社 エピタキシャル結晶の成長方法

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