JPH07211698A - 微細パターンの加工方法 - Google Patents

微細パターンの加工方法

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JPH07211698A
JPH07211698A JP6003951A JP395194A JPH07211698A JP H07211698 A JPH07211698 A JP H07211698A JP 6003951 A JP6003951 A JP 6003951A JP 395194 A JP395194 A JP 395194A JP H07211698 A JPH07211698 A JP H07211698A
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JP
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resist mask
etching
side wall
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film
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JP6003951A
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Seiichi Fukuda
誠一 福田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリシリコン層(ゲート電極層)5のドライ
エッチングを、レジスト・マスク7を用い、パターン側
壁面にSiOx 系反応生成物よりなる側壁保護膜8を形
成させながら行うに際し、このドライエッチング終了時
におけるレジスト・マスク7の最終膜厚d2 がパターン
寸法wの1/2より小さくなるようにする。上記ドライ
エッチング終了後、酸素プラズマ・アッシングによりレ
ジスト・マスク7を除去し、さらに、希フッ酸溶液処理
により側壁保護膜8を除去する。 【効果】 レジスト・マスク7の最終膜厚d2 が小さい
ため、該レジスト・マスク7の除去が容易であり、ま
た、この除去中に側壁保護膜8が内側に倒れ込んでも、
レジスト・マスク7の除去が最後まで行える。このた
め、次工程作業の信頼性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体プロセス等の微細
加工分野に適用される微細パターンの加工方法に関し、
特に側壁保護膜を用いたドライエッチングを行った際の
後処理を容易とする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の超大規模集積回路(VLSI,U
LSI)等の高集積化デバイスにみられるように半導体
装置のデザイン・ルールが高度に微細化されるに伴い、
ドライエッチングの分野においても高選択性、高異方
性、実用的なエッチング速度、低汚染性、低ダメージ性
等の諸要求を可能な限り高いレベルで同時達成すること
が強く求められている。ただし、これらの諸要求は互い
に取捨選択される関係にあるため、実際のプロセスでは
これらを実用レベルで許容できる範囲に適宜調整しなが
らエッチングを行っているのが実情である。
【0003】微細加工を必要とするプロセスの代表例と
して、半導体装置の配線形成プロセスが挙げられるが、
中でも、シリコン系材料層をエッチングしてゲート電極
を形成する際には非常に微細なパターンの加工が行われ
ている。
【0004】従来、単結晶シリコン、ポリシリコン、高
融点金属シリサイド、ポリサイド等のシリコン系材料層
のエッチングには、クロロフルオロカーボン・ガス(以
下、CFCガスとする。)がエッチング・ガスとして広
く用いられてきた。しかし、CFC113(C2 Cl3
3 )に代表されるいわゆる特定フロンに指定されてい
るガスはもちろん、それ以外のCFCガスに対してもオ
ゾン層破壊防止や地球温暖化防止の観点から規制が厳し
くなる方向にあるため、様々な代替ガス系が提案されて
いる。
【0005】この代替ガス系は、主エッチング種として
フッ素系化学種以外のハロゲン系化学種、すなわち塩素
系化学種や臭素系化学種を用いるものが多い。これは、
シリコン系材料層に対して自発的な化学反応を起こし易
いフッ素ラジカル(以下、F * とする。)を排し、代わ
りにCl+ ,Br+ 等を用いるイオン・アシスト機構に
より異方性形状を確保すること、また特に、MOS形電
界効果トランジスタ(以下、MOS−FETとする。)
のゲート電極加工を行う場合、下地材料であるゲート絶
縁膜(SiOx 膜)に対して高選択性を確保することを
意図したものである。
【0006】近年では、このCl系,Br系のエッチン
グ種にさらに酸素系化学種を共存させたエッチングを行
い、SiOx 系の反応生成物を側壁保護に用いる方法も
提案されている。例えば、特開平2−89310公報に
は、シリコン層のテーパ加工を臭素または臭化水素を含
む反応ガスと酸素との混合ガスを用いた反応性イオンエ
ッチング(以下、RIEとする。)による行う方法が開
示されている。この方法は、RIEに際してSiのエッ
チング反応(SiBrx の生成)と酸化反応(SiOx
の生成)とを所望の割合で並行して進行させ、イオン入
射の少ないパターンの側壁面に堆積するSiOx を利用
して実質的なエッチング・マスクの幅を漸次太らせなが
ら、シリコン層のテーパ加工を実現するものである。ま
た、第39回応用物理学関係連合講演会(1992年春
季年会),講演予稿集p.504,演題番号28p−N
C−4には、HBr/O2 混合ガスを用いたSiエッチ
ングにおいて、レジスト・マスクがSiO2 系材料で被
覆されることにより、レジスト・マスクの後退を防止
し、異方性形状を達成した実験例が記載されている。
【0007】以下、上述したようなCl系,Br系のエ
ッチング種と酸素系化学種とを共存させたエッチングを
行って、例えば、MOS−FETのゲート電極を形成す
る場合について説明する。
【0008】先ず、図5に示されるように、シリコン基
板1上にゲート絶縁膜2、ポリシリコン層3と高融点金
属シリサイド層4とからなるポリサイド層5、反射防止
膜6が順次形成されたウェハに対して、所定のパターニ
ングがなされたレジスト・マスク17を形成する。な
お、このレジスト・マスク17の初期膜厚は、表面断差
を有するウェハの表面を十分に被覆し、かつ十分なドラ
イエッチング耐性を得る必要から、ポリサイド層5の膜
厚よりかなり大きく選ばれるのが普通である。
【0009】そして、上記レジスト・マスク17をマス
クとして、例えば、HBr/O2 混合ガスを放電解離さ
せて、RIEを行い、反射防止膜6およびポリサイド層
5をエッチングする。上記RIEが行われると、図6に
示されるように、レジスト・マスク17が側壁保護膜1
8で被覆されながら、このレジスト・マスク17によっ
てマスキングされていない領域が除去される。
【0010】ここで、上記側壁保護膜18は、レジスト
・マスク17の後退を防止し、異方性形状を達成するこ
とに寄与している。なお、この側壁保護膜18は、エッ
チングによりポリサイド層5から放出されたSi原子の
直接酸化、もしくはエッチング反応生成物SiBrx
酸化により生成したSiOx 系生成物を主体とするもの
である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにしてポリ
サイド層5のエッチングがなされたら、後処理として、
レジスト・マスク17及び側壁保護膜18の除去を行う
必要がある。通常、この後処理としては、酸素系ガスを
用いたプラズマ処理(アッシング)と希フッ酸溶液処理
とが行われる。この一連のプロセスは、酸素ラジカルに
よって有機物よりなるレジスト・マスク17をアッシン
グ除去した後、上記希フッ酸溶液によってSiOx 系生
成物よりなる側壁保護膜18を溶解除去することを意図
したものである。
【0012】しかし、アッシング中、図7に示すよう
に、レジスト・マスク17の除去に伴って、このレジス
ト・マスク17の周囲を取り囲んでいた側壁保護膜18
が柵状に突出し、内側へ倒れ込んでしまうことがある。
これは、エッチング終了後のレジスト・マスク17の最
終膜厚が十分に大きく、その側壁面上に形成されていた
側壁保護膜18が得られたパターンの上面よりかなり高
い柵として突出している場合に問題となる。即ち、上記
倒れ込んだ側壁保護膜18によってレジスト・マスク1
7が覆われてしまうと、該レジスト・マスク17は酸素
プラズマから遮蔽され、これ以上アッシングが続行され
ても除去されない。
【0013】そして、このように側壁保護膜18によっ
て覆われたレジスト・マスク17はアッシング中の加熱
により熱硬化を起こし、その後、希フッ酸溶液によって
側壁保護膜18を溶解除去しても、図8に示されるよう
に残留してしまう。
【0014】なお、同様の問題は、Cl系,Br系のエ
ッチング種によりアルミニウム系材料層をエッチングす
る場合についても起こる。この場合の側壁保護膜は、主
にレジスト・マスクの分解生成物に由来する炭素系反応
生成物よりなるが、ここにはアルミニウム系材料層や層
間絶縁膜からスパッタアウトされたAlやSiも取り込
まれているため、酸素プラズマ・アッシングを行うと、
AlOx やSiOx といった酸化物が残留する。そし
て、これがレジスト・マスクを覆うと、このレジスト・
マスクの除去が困難になるのである。
【0015】このように、酸化物系の側壁保護膜を用い
たエッチングによって微細パターンを加工するに際して
は、レジスト・マスクの除去が困難となる場合があり、
この残留レジスト・マスクにより、ウェハの表面断差が
増大したり、後工程で形成される層間絶縁膜のカバレー
ジや絶縁性能に悪影響が及ぼされる虞れがある。
【0016】そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、レジスト・マスクおよびその
パターン側壁面に堆積した側壁保護膜の除去を十分に、
且つ効率よく行うことが可能な微細パターンの加工方法
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために提案されたものであり、レジスト・マス
クを用い、パターン側壁面に側壁保護膜を形成させなが
ら被エッチング材料層をドライエッチングする工程と、
少なくとも前記レジスト・マスクを除去する工程とを有
する微細パターンの加工方法において、前記ドライエッ
チング終了時における前記レジスト・マスクの最終膜厚
が前記被エッチング材料層の最小加工寸法の1/2より
実質的に小さくなるように、該レジスト・マスクの初期
膜厚を設定するものである。
【0018】上記レジスト・マスクの初期膜厚は、レジ
スト・マスクと被エッチング材料層とのエッチング選択
比を考慮して、エッチングが終了した時点でのレジスト
・マスクの最終膜厚が被エッチング材料層の最小加工寸
法の1/2より小さくなるよう、決定すればよい。但
し、上記最小加工寸法とは、被エッチング材料層におけ
るドライエッチングにより除去されない部分、即ち凸形
状に残される部分の中で、最も小さいパターン寸法を指
すものとする。
【0019】なお、本発明は、表面断差の小さいウェハ
上での加工に適用されることが特に望ましい。これは、
微細なパターンを加工する場合ほど、レジスト・マスク
の最終膜厚を非常に小さくする必要があり、これに応じ
て初期膜厚も小さくする必要があるからである。断差が
大きいウェハ上においてウェハ全面をレジスト塗膜で被
覆するためには、ある程度以上の初期膜厚が必要となる
が、この結果、初期膜厚のウェハ面内均一性が劣化し、
エッチング後にレジスト・マスクの最終膜厚を所望の最
終膜厚にまで小さくできない部分ができてしまうのであ
る。
【0020】本発明においてレジスト・マスクを除去す
るには、酸素系ガスを用いたプラズマ処理(アッシン
グ)を行えばよい。なお、このアッシングは、常法に従
い適宜最適化した条件にて行えばよい。
【0021】さらに、本発明に係る微細パターンの加工
方法は、被エッチング材料層がシリコン系材料層であ
り、これをフッ素系化学種以外のハロゲン系化学種と酸
素系化学種とを生成し得るエッチング・ガスを用いて加
工する場合に適用して好適である。この場合、上記ハロ
ゲン系化学種と酸素系化学種は、別々のガスから生成さ
せてもよいし、同一のガスから生成させてもよいが、前
者の場合、ハロゲン系化学種を生成するガスとして、C
2 ,HCl,NClx ,Br2 ,HBr等が挙げら
れ、酸素系化学種を生成するガスとして、O2 ,NOx
等が挙げられる。後者の場合、ClOx ,HClO等が
使用可能である。
【0022】上記フッ素系化学種以外のハロゲン系化学
種、例えばCl+ ,Br+ を用いてシリコン系材料層の
ドライエッチングを行うとSiOx 系生成物がパターン
側壁面に堆積し、これが側壁保護膜として働く。したが
って、シリコン系材料層を例えばゲート電極に加工する
場合には、ゲート絶縁膜(SiOx 膜)に対する高選択
性を確保しつつ、異方性エッチングを達成させることが
できる。
【0023】なお、上記ドライエッチングの処理条件
は、常法に従って、エッチングされる被エッチング材料
層の種類、用いるエッチング・ガスの種類等によって適
宜最適化されればよい。
【0024】上述のように、側壁保護膜としてSiOx
系生成物が堆積している場合、レジスト・マスクの除去
後、希フッ酸溶液処理を行えば、この側壁保護膜を溶解
させて除去することができる。なお、この希フッ酸溶液
処理は、常法に従い適宜最適化した条件にて行えばよ
い。
【0025】
【作用】本発明を適用して、ドライエッチング終了時に
おけるレジスト・マスクの最終膜厚を最小加工寸法の1
/2より小さくすると、レジスト・マスクおよびパター
ン側壁面に堆積した側壁保護膜を、十分に且つ効率よく
除去することが可能となるのは以下のような理由によ
る。
【0026】側壁保護膜を形成させながらドライエッチ
ングを行った後、酸素プラズマ・アッシングによってレ
ジスト・マスクの除去を行うと、レジスト・マスクの周
囲を取り囲んでいた側壁保護膜が柵状に残り、突出して
くる。この側壁保護膜の突出した柵の高さはレジスト・
マスクの最終膜厚と同等以下であるから、当然、最小加
工寸法の1/2より小さく、この柵がパターンの内側に
倒れ込んでも、上記柵がパターンを完全に覆ってしまう
ことがない。このため、レジスト・マスクが十分に除去
されていない状態で上記側壁保護膜の柵が倒れても、残
存するレジスト・マスクが酸素プラズマから遮蔽される
ことがなく、このレジスト・マスクの除去が最後まで行
える。
【0027】したがって、上記側壁保護膜としてSiO
x のように酸素プラズマに対して耐性を示す材料を用い
るプロセスであっても、レジスト・マスクが残留しなく
なる。さらに、上記SiOx 系の側壁保護膜は希フッ酸
溶液処理にて除去できるため、ウェハ上に何らパーティ
クル汚染も生じない。
【0028】
【実施例】以下、本発明に係る微細パターンの加工方法
を適用した具体的な実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。ここでは、MOS−FETのゲート電極加
工に本発明を適用した例について説明する。
【0029】実施例1 本実施例においては、レジスト・マスク7の初期膜厚d
1 =0.5μmとし、ポリサイド層5をパターン寸法w
=0.5μmに加工することにより、ゲート電極を形成
した。
【0030】以下、ゲート電極を形成する工程を図1〜
図4を用いて説明する。先ず、図1に示されるように、
Si基板1上にゲート絶縁膜2、n+ 型ポリシリコン層
3及びタングステンシリサイド(WSix )層4よりな
るポリサイド層5(ゲート電極層)、反射防止膜6を順
次形成し、さらに、所定のゲート電極パターン形状を有
するレジスト・マスク7を形成した。
【0031】なお、上記ゲート絶縁膜2は、バッチ式熱
拡散炉にてSi基板1を熱酸化することによって、10
nm厚に形成されたものである。また、ポリサイド層5
を構成するn+ 型ポリシリコン層3及びタングステンシ
リサイド層4は、下記の条件にてそれぞれ約100nm
の厚さに成膜されたものである。
【0032】 n+ 型ポリシリコン層3の成膜条件 装置: LP CVD装置 原料ガス: SiH4 ガス 400sccm PH3 ガス(SiH4 ベース0.5%) 100sccm 圧力: 40Pa 成膜温度: 550℃
【0033】タングステンシリサイド層4の成膜条件 装置: LP CVD装置 原料ガス: SiH4 ガス 1000sccm WF6 ガス 10sccm 圧力: 26.6Pa 成膜温度: 360℃
【0034】また、反射防止膜6は、下記の成膜条件に
て、SiOx y 膜が28.3nm厚に成膜されたもの
である。
【0035】反射防止膜6の成膜条件 装置: プラズマCVD装置 原料ガス: SiH4 ガス 50sccm N2 Oガス 50sccm 圧力: 330Pa 成膜温度: 380℃ RF電力: 190W (13.56MHz)
【0036】なお、上記レジスト・マスク7は、例えば
ポジ型のノボラック系フォトレジスト材料が反射防止膜
6上に塗布され、KrFエキシマレーザ(248nm)
による選択露光と現像によって、パターン寸法w=0.
5μmのゲート電極パターンにしたがって、初期膜厚d
1 =0.5μmに形成されたものである。
【0037】そして、上述のようにして形成されたウェ
ハに対して、上記レジスト・マスク7をマスクとして、
反射防止膜6とポリサイド層5のジャストエッチングを
行った。このジャストエッチング条件は下記に示すとお
りである。
【0038】ジャストエッチング条件 装置: 有磁場マイクロ波プラズマエッチング装置 エッチング・ガス: Cl2 ガス 74sccm O2 ガス 6sccm ガス圧力: 0.67Pa マイクロ波電力: 800W(2.45GHz) RFバイアス: 100W(2MHz) ステージ温度: 20℃
【0039】さらに、ゲート絶縁膜2に対する選択比を
確保するためにRFバイアスを下げ、ポリシリコン層1
00nm相当のオーバーエッチングを行った。この条件
は下記に示されるとおりである。
【0040】オーバーエッチング条件 装置: 有磁場マイクロ波プラズマエッチング装置 エッチング・ガス: Cl2 ガス 74sccm O2 ガス 6sccm ガス圧力: 0.67Pa マイクロ波電力: 800W(2.45GHz) RFバイアス: 50W(2MHz) ステージ温度: 20℃
【0041】上述のジャストエッチング及びオーバーエ
ッチングにより、図2に示されるように、側壁保護膜8
が形成されながら、レジスト・マスク7によってマスキ
ングされていない領域の反射防止膜6とポリサイド層5
が除去された。なお、上記ジャストエッチング及びオー
バーエッチングにおいては、ポリサイド層5とレジスト
・マスク7との選択比が平均して約1:1であったた
め、オーバーエッチング終了後のレジスト・マスク7の
最終膜厚d2 は約0.2μmとなり、ポリサイド層5の
パターン寸法wの1/2なる長さ(=0.25μm)よ
り小となった。
【0042】なお、上記レジスト・マスク7とポリサイ
ド層5のパターン側壁面に堆積した側壁保護膜8は、主
に反射防止膜6やポリサイド層5から放出されたSi原
子の直接酸化、もしくはエッチング反応生成物SiCl
x の酸化により生成したSiOx 系生成物よりなる。
【0043】次に、上述のウェハに対して、酸素プラズ
マ・アッシングを行った。この酸素プラズマ・アッシン
グの条件は下記に示されるとおりである。
【0044】酸素プラズマ・アッシング処理条件 装置: マイクロ波プラズマ・アッシング装置 アッシング・ガス: O2 ガス 1000sccm マイクロ波電力: 1200W(2.45GHz) ウェハの加熱温度: 200℃
【0045】上述のアッシングにより、図3に示すよう
に、レジスト・マスク7が除去された。なお、本実施例
において、レジスト・マスク7の除去に伴って柵状に残
される側壁保護膜8は、その高さが約0.2μmと小さ
いので倒れにくかった。また、一部倒れた部分があった
が、レジスト・マスク7を完全に覆ってしまうことはな
かったため、レジスト・マスク7が酸素プラズマから遮
蔽されることがなく、このレジスト・マスク7は最後ま
で十分に除去された。
【0046】続いて、側壁保護膜8を除去するために希
フッ酸(HF)溶液処理を行った。この条件を下記に示
す。
【0047】希フッ酸(HF)溶液処理条件 装置: ディップ(液槽)式洗浄装置 処理方法: 1)0.5%HF水溶液へ浸漬 20秒 2)脱イオン水(超純水)リンス 600秒 3)最終仕上げ脱イオン水(超純水)リンス 300秒 4)イソプロピルアルコール乾燥 1200秒
【0048】上述のようにして、希フッ酸(HF)溶液
処理を行うと、図4に示すように、側壁保護膜8が除去
された。
【0049】以上のように、本実施例のようにしてゲー
ト電極加工および後処理を行うと、レジスト・マスク7
および側壁保護膜8が残留することもなく、ドライエッ
チング後の後処理が効率よく行えた。
【0050】実施例2 本実施例においては、レジスト・マスク7の初期膜厚d
1 =0.32μmとし、ポリサイド層5をパターン寸法
w=0.35μmに加工することにより、ゲート電極を
形成した。
【0051】先ず、図1に示されるように、Si基板1
上にゲート絶縁膜2、N+ ポリシリコン層3及びタング
ステンシリサイド(WSix )層4よりなるポリサイド
層5、反射防止膜6を形成し、さらに、所望のゲート電
極パターン形状を有するレジスト・マスク7を形成し
た。
【0052】なお、上記N+ ポリシリコン層3及びタン
グステンシリサイド(WSix )層4は、それぞれ実施
例1と同様の成膜条件にて50nmなる膜厚に形成され
たものである。また、レジスト・マスク7は、化学増幅
系ポジ型フォトレジスト材料よりなり、初期膜厚d1
0.32μm、パターン寸法w=0.35μmなるゲー
ト電極パターン形状とされた以外は実施例1と同様にし
て形成されたものである。
【0053】次に、上記レジスト・マスク7をマスクと
した反射防止膜6、ポリサイド層5のドライエッチング
を、実施例1と同様の条件でジャストエッチング状態ま
で行った後、下記に示される条件にてポリシリコン層5
0nm相当のオーバーエッチングを行った。
【0054】オーバーエッチング条件 装置: 有磁場マイクロ波プラズマエッチング装置 エッチング・ガス: Cl2 ガス 120sccm O2 ガス 6sccm ガス圧力: 0.67Pa マイクロ波電力: 800W(2.45GHz) RFバイアス: 65W(2MHz) ステージ温度: 20℃
【0055】上述のジャストエッチング及びオーバーエ
ッチングによって、図2に示されるように、側壁保護膜
8が形成されながら、レジスト・マスク7によってマス
キングされていない領域の反射防止膜6、ポリサイド5
が除去された。なお、上記ジャストエッチング及びオー
バーエッチングにおいては、ポリサイド層5とレジスト
・マスク7との選択比が平均して約1:1であったた
め、レジスト・マスク7の最終膜厚d2 は約0.17μ
mとなり、ポリサイド層5のパターン寸法wの1/2な
る長さ(0.175μm)より小となった。
【0056】次に、上述のウェハに対して、酸素プラズ
マ・アッシングを下記の条件にて行った。
【0057】酸素プラズマ・アッシング処理 装置: マイクロ波プラズマアッシング装置 アッシング・ガス: O2 ガス 1000sccm N2 ガス 5sccm マイクロ波電力: 1200W(2.45GHz) ウェハの加熱温度: 200℃
【0058】上述のアッシングにより、図3に示すよう
に、レジスト・マスク7が除去された。なお、本実施例
において、レジスト・マスク7の除去に伴って柵状に残
される側壁保護膜8は、その高さが約0.17μmと小
さいので倒れにくかった。また、一部倒れた部分があっ
たが、レジスト・マスク7を完全に覆ってしまうことは
なかったため、レジスト・マスク7が酸素プラズマから
遮蔽されることがなく、このレジスト・マスク7は最後
まで十分に除去された。
【0059】その後、側壁保護膜8を除去するために希
フッ酸(HF)溶液処理を行った。この条件を下記に示
す。
【0060】希フッ酸(HF)溶液処理条件 装置: スプレー式スピン洗浄装置 処理方法: 1)0.5%HF水溶液による溶解 スプレーノズル圧力 1.47×105 Pa スピン回転数 500rpm 薬液温度 20℃ 処理時間 20秒 2)超純水による洗浄 スプレーノズル圧力 1.47×105 Pa スピン回転数 500rpm 処理時間 30秒 3)超純水による仕上げ洗浄 スプレーノズル圧力 1.47×105 Pa スピン回転数 500rpm 処理時間 60秒 4)乾燥 スピン回転数 2500rpm 処理時間 60秒
【0061】上述のようにして希フッ酸(HF)溶液処
理を行うと、図4に示すように、側壁保護膜8が除去さ
れた。なお、本実施例の希フッ酸(HF)溶液処理は、
スプレー式スピン洗浄にて行ったため、ディップ式のよ
うな薬液中からのダストの付着が起こりにくく、実施例
1よりもパーティクルレベルを低下させることができ
た。
【0062】本実施例のようにしてゲート電極加工およ
び後処理を行うと、レジスト・マスク7および側壁保護
膜8の除去を十分に且つ効率よく行うことができた。
【0063】以上、本発明にかかる微細パターンの加工
方法について説明したが、本発明は上述の実施例に限定
されるものではない。例えば、ポリサイド層5のエッチ
ングに用いるエッチング・ガスはCl2 /O2 混合ガス
以外に、Br/O2 混合ガス、HBr/O2 混合ガス等
が使用できる。また、上述のポリサイド層5の代わりに
ポリシリコン層を例えばHBr/O2 混合ガス等によっ
てエッチングしてゲート電極を形成してもよいし、HB
r等のエッチング・ガスを用いてアルミニウム系材料層
を所望の配線形状に加工してもよい。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る微細パターンの加工方法を適用すると、レジスト
・マスクおよび側壁保護膜の除去を十分に且つ効率よく
行うことができる。特に、本発明をシリコン系材料層の
エッチングに適用した場合には、CFC系ガスを用いず
とも、優れた異方性を有し且つ高選択性の確保されたド
ライエッチングが可能であるという、塩素系化学種や臭
素系化学種によるエッチングのメリットを最大限に活か
すことができる。
【0065】また、本発明を適用してレジスト・マスク
の膜厚を薄く形成すれば、これを構成するフォトレジス
ト材料の消費量が削減できるとともに、選択露光および
現像処理にてパターニングするに際し、露光時間および
現像時間が低減でき、且つ、解像度の向上を図ることも
可能となる。また、エッチング終了後、これを除去する
のも容易となる。
【0066】また、レジスト・マスクが十分に除去され
ることから、ダストやカーボン汚染の発生も抑えられ、
次工程作業の信頼性が向上する。このため、製造された
半導体装置等の品質及び歩留まりの向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したゲート電極の加工プロセスに
おいて、エッチング前のウェハを模式的に示す断面図で
ある。
【図2】図1の反射防止膜及びポリサイド層のエッチン
グが行われた後のウェハを模式的に示す断面図である。
【図3】図2のレジスト・マスクが除去された後のウェ
ハを模式的に示す断面図である。
【図4】図3の側壁保護膜が除去された後のウェハを模
式的に示す断面図である。
【図5】従来法によるゲート電極の加工プロセスにおい
て、エッチング前のウェハを模式的に示す断面図であ
る。
【図6】図5の反射防止膜及びポリサイド層のエッチン
グが行われた状態を模式的に示す断面図である。
【図7】図6のレジスト・マスクの除去中、側壁保護膜
が内側に倒れ込んだ状態を模式的に示す断面図である。
【図8】図7の側壁保護膜を除去後、レジスト・マスク
が残留している状態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 Si基板 2 ゲート絶縁膜 3 n+ 型ポリシリコン層 4 タングステンシリサイド層 5 ポリサイド層 6 反射防止膜 7 レジスト・マスク 8 側壁保護膜 d1 (レジスト・マスク7の)初期膜厚 d2 (レジスト・マスク7の)最終膜厚 w パターン寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23F 4/00 E 8417−4K H01L 21/304 341 D H05H 1/46 9014−2G H01L 21/302 N

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レジスト・マスクを用い、パターン側壁
    面に側壁保護膜を形成させながら被エッチング材料層を
    ドライエッチングする工程と、少なくとも前記レジスト
    ・マスクを除去する工程とを有する微細パターンの加工
    方法において、 前記ドライエッチング終了時における前記レジスト・マ
    スクの最終膜厚が前記被エッチング材料層の最小加工寸
    法の1/2より実質的に小さくなるように、該レジスト
    ・マスクの初期膜厚を設定することを特徴とする微細パ
    ターンの加工方法。
  2. 【請求項2】 前記レジスト・マスクの除去を、酸素系
    ガスを用いたプラズマ処理により行うことを特徴とする
    請求項1記載の微細パターンの加工方法。
  3. 【請求項3】 前記被エッチング材料層はシリコン系材
    料層であり、前記ドライエッチングはフッ素系化学種以
    外のハロゲン系化学種と酸素系化学種とを生成し得るエ
    ッチング・ガスを用いて行うものであることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の微細パターンの加工
    方法。
  4. 【請求項4】 前記レジスト・マスクの除去後、希フッ
    酸溶液処理を行って前記側壁保護膜を除去することを特
    徴とする請求項3記載の微細パターンの加工方法。
JP6003951A 1994-01-19 1994-01-19 微細パターンの加工方法 Withdrawn JPH07211698A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100275731B1 (ko) * 1998-05-25 2001-01-15 윤종용 반사방지막을이용한게이트전극의제조방법과,이를이용한셀프얼라인콘택형성방법
JP2021125513A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 東京エレクトロン株式会社 酸化物半導体膜のエッチング方法及びプラズマ処理装置

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