JPH07213880A - チューブ状膜 - Google Patents

チューブ状膜

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JPH07213880A
JPH07213880A JP957094A JP957094A JPH07213880A JP H07213880 A JPH07213880 A JP H07213880A JP 957094 A JP957094 A JP 957094A JP 957094 A JP957094 A JP 957094A JP H07213880 A JPH07213880 A JP H07213880A
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JP
Japan
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ozone
porous
liquid
tube
ptfe
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JP957094A
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Takushi Yokota
琢司 横田
Sadakatsu Hamazaki
貞勝 浜崎
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Japan Gore Tex Inc
Original Assignee
Japan Gore Tex Inc
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率よく、一定の濃度にオゾンを液体に溶解
させる。オゾンの流出をなくす。 【構成】 オゾンと被処理液体とを多孔質PTFEのチ
ューブ状膜を介して接触させ、オゾンを被処理液体中に
溶解させるオゾン溶解モジュールに用いられるチューブ
状膜において、チューブ状膜は、PTFEの押出成形
チューブを延伸して得られる多孔質チューブと、該多孔
質チューブの外周に積層された、PTFEシートを延伸
して得られる多孔質フィルムとから形成されているか、
又は、PTFEシートを延伸して得られる多孔質フィ
ルムから形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオゾンを液体中に溶解さ
せるためのチューブ状膜に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、オゾンガスは殺菌、消臭、酸化促
進等のオゾンとしての活性は知られていたが、産業分野
では副産物的存在として利用されることはあっても、直
接的に実際に利用されることはなかった。しかし、最
近、殺菌分野、塩素・化学物質による消臭、酸化促進の
分野で、少量ではあるがオゾンが使用され始めた。
【0003】具体的には、フッ素樹脂チューブの先端か
ら液体の中にオゾンガスをバブリングさせて、液体中に
オゾンを溶解させて利用されている。また、特開平3-18
8988号公報には、ポリテトラフルオロエチレン(以下、
PTFEと称する。)の押出成形チューブを延伸して得
られる多孔質チューブをオゾン溶解モジュールの膜とし
て使用することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
フッ素樹脂チューブを用いる方法では、液体にオゾン
ガスを溶解するときのオゾン供給量に対する液体に溶解
するオゾンの量が少なく、効率が非常に悪い、オゾン
ガスを液体中に溶解させるとき周囲にオゾンガスが流出
して物質を酸化させたり、人体の健康を害する、液体
中のオゾン溶解量を一定にすることができない、などの
不都合がある。従って、このような方法ではオゾンの活
性を産業的に効果的に利用することは出来なかった。
【0005】上記の問題は、一定条件で一定の溶解量で
安定的にオゾンを溶解させることができないことが決定
的な原因になっているが、特開平3-188988号公報の如
く、PTFEの押出成形チューブを延伸して得られる多
孔質チューブをオゾン溶解モジュールの膜として用いる
と、これらをある程度解決してそのオゾン溶解モジュー
ルを産業的に使用する可能性を与える。しかしそれで
も、多孔質体の孔径にバラツキがあり、オゾンの透過
量を一定にすることができない、耐圧力性、耐圧縮性
が劣る、即ち、チューブ内に被処理液体、チューブ外に
オゾンを存在させる場合には、チューブが一軸延伸であ
るため耐圧力性が不足し、チューブが長さ方向に裂け
る、またチューブ内にオゾン、チューブ外に被処理液体
を存在させる場合には、耐圧縮性が不足してチューブが
潰れてしまう、特開平3-188988号公報は不純物を除去
できると記載しているが、多孔質体の孔径にバラツキが
あるためオゾン中の不純物の除去が充分でない、などの
問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の従来技
術の問題点を解決することを目的としてなされたもの
で、押出チューブだけで構成したチューブでは上記の如
き問題を有するが、PTFEのシートを延伸して得た多
孔質フィルムをチューブ材料の一部又は全部として使用
すれば、これらの問題点が解決できることを見出したも
のである。
【0007】即ち、本発明は、オゾンと被処理液体とを
多孔質PTFEのチューブ状膜を介して接触させ、オゾ
ンを被処理液体中に溶解させるオゾン溶解モジュールに
用いられるチューブ状膜であって、該チューブ状膜は、
PTFEの押出成形チューブを延伸して得られる多孔
質チューブと、該多孔質チューブの外周に積層された、
PTFEシートを延伸して得られる多孔質フィルムとか
ら形成されているか、又は、PTFEシートを延伸し
て得られる多孔質フィルムから形成されていることを特
徴とするオゾンを液体中に溶解させるためのチューブ状
膜にある。
【0008】フッ素樹脂は、現段階ではオゾンガスに耐
性を有する唯一の樹脂である。このフッ素樹脂は撥液性
を有するので、多孔質にすることによって、液体は透過
しないが、オゾンガスは透過する膜を構成することがで
きる。そこで、多孔質フッ素樹脂チューブの中に被処理
液体を通し外側にオゾンガスを通せば、或いはその逆
に、多孔質フッ素樹脂チューブの中にオゾンガスを通し
外側に被処理液体を通せば、オゾンガスを被処理液体中
に溶解させることができる。この方法によれば、液体と
オゾンガスとの接触面積はチューブの表面積に対応して
拡大するので、チューブ形状それ自体により、またその
直径、長さ、本数を選択することによって、容易に液体
とオゾンガスとの接触面積を大きくすることが可能であ
り、従って、オゾンの液体への溶解効率を顕著に高める
ことができる。また、この方法では、被処理液体あるい
はオゾンガスをケースに密閉した状態で被処理液体とオ
ゾンガスを接触させることができ、従って、オゾンガス
が周囲に流出したり、ロスを生ずることを防ぐことがで
き、またオゾンガスによる人体への健康障害も防ぐこと
ができる。
【0009】しかし、上記の如く、特開平3-188988号公
報に開示されている、押出チューブだけで構成したチュ
ーブでは、オゾンの溶解量を一定にできない、耐圧
力性、耐圧縮性に劣る、オゾン中の不純物の除去が充
分でないなどの問題がある。しかし、本発明者らは、こ
れらの問題は押出チューブだけで構成したチューブが本
質的に孔径にバラツキがあるために生ずるものであるこ
と、PTFEのシートを延伸して得た多孔質フィルムを
チューブ材料の一部又は全部として使用すれば、孔径等
を所望に制御できるので、これらの問題は解決されるこ
とを見出した。
【0010】本発明で用いることができるフッ素樹脂と
しては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラ
フルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体(EPE)、テ
トラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETF
E)、などを用いることができるが、長期的に又は高濃
度のオゾンに接することによる活性オゾンによるフッ素
樹脂の分解、フッ素樹脂の炭素とフッ素との結合力とオ
ゾンの分解力との観点からポリテトラフルオロエチレン
が最も好ましい。
【0011】本発明のチューブ状膜は、PTFEシート
を延伸して得られる多孔質フィルムを膜材の一部又は全
部として用いることを特徴としている。PTFEの成形
物を延伸して得られる多孔質体は、例えば、特公昭51-1
8991号公報及び特公昭56-17216号公報に記載された方法
により製造される。即ち、約95%以上の結晶化度を有す
るポリテトラフルオロエチレン樹脂に液状潤滑剤、例え
ば、ソルベントナフサ、ホワイトオイルなどの炭化水素
油、石油エーテル等を添加混合して予備成形物を作る。
この場合の混合比は例えばポリテトラフルオロエチレン
80重量部に対して液状潤滑油20重量部である。次にこの
予備成形物を押出機を用いてダイスからシート状、チュ
ーブ状等の形状に押出して成形物を得る。得られた成形
物は液状潤滑剤を除去するか除去せずに327 ℃以下の未
焼結状態において毎秒10%以上の高速度で延伸される。
次に延伸物を延伸状態において200 〜390 ℃で熱処理す
ることにより収縮を防止して目的とするポリテトラフル
オロエチレン樹脂の多孔質体を得る。上記工程におい
て、シート状押出物を延伸して得られる多孔質フィルム
の場合、延伸操作を一方向に行うことにより一軸延伸フ
ィルムが得られ、二軸方向に行うことにより二軸延伸フ
ィルムが得られる。このようにして得られたポリテトラ
フルオロエチレン樹脂の多孔質体は、フィブリルと呼ば
れる非常に微細な小繊維と、それらを結び付けているノ
ードと呼ばれる粒状の結節とから構成されており、これ
らのフィブリルとノードとの間に極めて微細な空孔が相
互に連続した状態で存在し、いわゆる連続多孔構造を形
成している。
【0012】このようにして作成されるPTFEの延伸
フィルムは、極めて薄いフィルムを作ることが可能であ
るばかりでなく、孔径が均一になるようにまた空孔率を
任意に制御することが可能であり、オゾンの透過量を均
一にすることができ(オゾン中の不純物を除去するフィ
ルターの性能も優れる)、かつ高強度で耐圧力性、耐圧
縮性に優れることができる。なお、このような特性は、
一軸延伸でも二軸延伸でも得られるが、二軸延伸フィル
ムの方がより優れている。
【0013】これに対して、上記多孔質体の製造工程に
おいて、チューブ状の押出物を一軸方向に延伸して得ら
れる多孔質チューブでは均一な孔径を得ることは困難で
ある。また、耐圧力性、耐圧縮性も弱い。これは一軸延
伸チューブでは空孔率を上げるためには延伸倍率を上げ
なければならないためで、そのためコシのない弱い折れ
やすいチューブを作ることになり、また延伸倍率を上げ
ることは孔径を変化させることになるからである。この
ように、押出一軸延伸チューブの場合、延伸倍率と孔径
は連動しているものであるから空孔率はと孔径を任意に
設定し目標のチューブを作ることができない。
【0014】上記のようなPTFEの延伸多孔質フィル
ムを膜材の一部又は全部として用いるチューブ状膜の具
体的な態様としては、PTFE押出成形多孔質チューブ
の外側に、PTFE多孔質フィルムをラッピングし融着
したものが好ましい。オゾンガスの圧力を液体の圧力よ
りも高めて、又はオゾンガスの濃度差を利用して、オゾ
ンガスを液体中にバブリングすることによってオゾンの
溶解を加速することが望ましい場合もあるので、チュー
ブの耐圧力性、耐圧縮性を強化するためである。
【0015】PTFE押出成形多孔質チューブの外側に
PTFE多孔質フィルムをラッピングすることは、適当
な芯材をPTFE押出成形チューブに通してから、その
周囲にPTFE多孔質フィルムをその一部が重複するよ
うにラッピングした後、その重複部分を接合して行うこ
とができる。ラッピングの方法としては、スパイラル状
に巻回する方法、すし巻き状に巻き回す方法、これらを
併用する方法がある。接合方法は熱融着でも接着剤によ
ってもよい。熱融着はPTFEの融点以上に加熱すれば
よい。接着剤の場合、オゾンガスの透過性を失わないよ
うにするため点状、線状、格子状などに部分的に接着剤
を付着させて行う。接着剤としてはPFA,FEPなど
のフッ素樹脂系のものがよい。
【0016】一方、PTFEの延伸多孔質フィルムのみ
を用いて、これを巻き重ねて本発明のチューブ状膜とし
てもよい。即ち、適当な芯材を用い、その周りにPTF
Eの焼成した延伸多孔質フィルムをラッピングし、重複
部分を熱融着又は接着してチューブ状膜としてから、芯
材を抜き取る。或いは、適当な芯材を用い、その周りに
PTFEの未焼成の延伸多孔質フィルムをラッピング
し、融点以上の温度で焼成して一体のチューブ状膜を得
る(芯材は焼成の前又は後に抜き取る)。この場合のラ
ッピング方法もスパイラル状、すし巻き状、すし巻き状
に巻き回す方法を採用できる。このチューブ状膜も、P
TFEの延伸多孔質フィルムのみから製造することによ
り、押出チューブでは得られない均一な孔径その他の特
性を持つことが可能である。
【0017】なお、オゾンガスを液体に溶解して産業分
野で使用するとき、食品、半導体、純水、水道水、薬
品、特殊な工業用液体などでは、オゾンガス以外のゴ
ミ、無機物、有機物なとがオゾンを溶解する液体中に混
入しないようにすべきであるが、本発明のPTFE多孔
質チューブにフィルターとしての機能を付与することに
よってこの目的は容易に達成できる。押出成形多孔質チ
ューブでは均一な孔径のものを得ることが困難で、フィ
ルター機能が充分ではない。フィルターとしての機能
は、一軸延伸多孔質フィルムでも一定の効果はあるが、
多孔質体の孔径をより完全に一定にすることができる二
軸延伸多孔質PTFEを用いることが望ましい。しか
し、一軸延伸フィルムの場合でも、特に、押出チューブ
に重ね、あるいは一軸延伸多孔質体どうしを重ねて使用
することよってフィルター特性を向上させることができ
る。
【0018】多孔質PTFEのチューブ状膜の肉厚、直
径、長さ、本数などは用途に応じて設計されるが、加工
性、耐久性、耐屈曲性(折れ性)、耐圧力性と、ラッピ
ングフィルムが熱でチューブと融着する時の接着力をだ
すためのチューブの耐圧力性等を考慮に入れると、チュ
ーブ状膜の肉厚は0.3 〜1mm、内径は0.5 〜8mm、外径
は1〜10mm、長さはオゾンの溶解度と関係があるが50
cm〜5mの範囲が好ましい一例である。
【0019】多孔質のPTFEチューブ状膜の孔径は一
般に0.01〜5μm の範囲であり、多孔度即ち空孔率は一
般に30〜95%の範囲であるが、液体の透過抵抗を考慮し
て孔径は0.01〜0.2 μm 、空孔率は80%程度が好まし
い。これは空孔率が90%以上になるとチューブにラッピ
ング後焼成を行った時Z方向(厚み方向)に変形を生じ
孔径に変化が生じ、フィルター機能の性能低下をきたす
からである。
【0020】上記のような多孔質PTFEのチューブ状
膜は、これをそのまま被処理液体中に浸漬してチューブ
状膜内にオゾンガスを通して使用することも可能である
が、それではオゾンガスが流出して人体の健康に害する
ので、好ましくは、密閉できるケース内に所定本数のチ
ューブ状膜を貫通させ、その中に被処理液体を通す一
方、ケース内、即ち、チューブ状膜の外側にオゾンガス
を通すか、或いは逆に、チューブ状膜中にオゾンガスを
通す一方、ケース内のチューブ状膜の外側に被処理液体
を通すことができるようにしたモジュールとして構成す
る。
【0021】ケースは、先述のように、基本的に全てを
フッ素樹脂にする必要があるが、オゾンが接する部分だ
けをフッ素樹脂にしても構わない。しかし、後者の場
合、長期にわたり使用すると、フッ素樹脂の中をオゾン
ガスが微量だが透過して母材を腐食してしまうおそれが
ある。形状としては丸型と箱型がある。一般的なのは丸
型のフランジタイプであり、代表的には、内径100 〜12
5 mm、長さ0.5 〜1m、そして1.5 mの可撓性のあるチ
ューブを62〜125 本入れることができる体積のものを例
示できる。また、箱型も可能であり、これは液体又はオ
ゾンガスの入口及び出口を同一の面に配置して小型化す
る上で有意義である。また、製作加工、メンテナンス、
洗浄などを考慮すると、箱型の方が便利である。因み
に、丸型では直径100 mm、長さ1mのものが、箱型では
20cmの立方体の大きさになる。
【0022】このようなオゾン溶解モジュールを使用す
るに当たっては、前に説明したように、ケース内のPT
FE多孔質チューブの内側と外側に液体と気体(オゾン
ガス)を通して、多孔質PTFEの空孔を介して気液を
接触させればよい。このとき、オゾンガスの圧力が液体
の圧力よりも高い必要はない。オゾンガスの圧力が液体
の圧力よりも低くても、オゾンの濃度の関係で気体中か
ら液体中にオゾンは溶解してゆくからである。但し、前
記の如く、気体の圧力を高くして気体を液体中でバブリ
ングすることによって好ましく溶解を促進することがで
きる。
【0023】従来のバブリング方式では、オゾンガスが
液体と接する時間は液体の深さが深い程、気液接触時間
は長くなるが、それにしても限度がある。また、液体と
の接触時間が短いので溶解が非常に少ない。本発明の方
式でのチューブを利用すると、気液接触時間はチューブ
を長くすることにより自由に選択できオゾンガスのロス
もなく、一定のオゾンガス濃度に液体を長時間接触させ
ることができる。
【0024】オゾンを溶解させる液体は、通常、水、純
水などであるが、水系であれば特に制限されないので、
目的に応じて使用できる。本発明のモジュールでオゾン
を溶解した液体は、目的に応じて使用される。
【0025】
【実施例】
実施例1 図1に示すような多孔質PTFEチューブ1を作製し
た。これはPTFEの微粒100 重量部と石油ナフサ22重
量部を混合した後チューブ状に予備成形し、これを押出
機にて押出した後、乾燥し、250 ℃に加熱して2.1 〜2.
2 倍に延伸し、その後360 ℃にて焼成して作ったチュー
ブである。このチューブの寸法は内径1.7mm 、外径2.7m
m 、膜厚0.5 mm、平均孔径0.5 μm 、空孔率50%、耐水
圧0.9 kg/cm2であった。
【0026】さらに、空孔率40%、平均孔径0.2 μm 、
膜厚70μm の一軸延伸PTFEの未焼成フィルムを作製
し、上記押出成形多孔質チューブの周りに図2に示すよ
うに2ラップになるようにラッピングし、内径1.7mm 、
外径3.1mm の未焼成チューブを作製した後、360 ℃で15
分間焼成して、図3の如きチューブを作製した。図1、
図2、図3中、1は押出成形多孔質PTFEチューブ、
2は延伸多孔質PTFEフィルムであり、図1、図2は
斜視図、図3は横断面図である。なお、このチューブの
寸法は内径1.7mm 、外径3.1mm 、耐水圧は6.0 kg/cm2
あった。
【0027】このチューブ状膜を図4に模式的に示すよ
うに、チューブ状膜(各チューブ状膜1.5 m)本数60本
でモジュールを作製した。図4中、11はPTFE多孔質
チューブ状膜、12は直径125 m、長さ1mの円筒形のP
VDF製ケース本体、13はPTFE製フランジ、14はチ
ューブ状膜を取付けるFEP製のマニホールド形成部
材、15は純水入口、16は純水出口、17はオゾンガス入
口、18はオゾンガス出口である。
【0028】このモジュールで、純水入口15から純水
(オゾン濃度0pp)を圧力0.2 kg/cm2, 流量5l/min で
流し、一方、オゾンガス入口17から高濃度オゾンガスを
0.21kg/cm2の圧力で通気した。液温は25℃であった。純
水出口16から採取したオゾンが溶解した純水は、3ppm
のオゾン濃度を示した。次いで、オゾン濃度及び圧力は
そのままで純水流量を次第に低下させると、溶解オゾン
濃度は最高11〜12ppmを示した。
【0029】また、採取した純水のコンタミネーション
を計測したが、0.2 μm 以上のコンタミは全くなかっ
た。このモジュールの周囲ではオゾンの臭気の発生はな
かった。さらに、3ケ月にわたって使用したが、PTF
Eチューブ状膜には何らの変化がなく、耐オゾン性があ
ることも立証された。
【0030】実施例2 実施例1と同様にして、PTFE多孔質チューブ状膜を
作成し、そのPTFE多孔質チューブ状膜でモジュール
を作成し、実施例1と同様に測定した。但し、押出成形
多孔質チューブの周りにラッピングするPTFE多孔質
フィルムを、空孔率60%、平均孔径0.2 μm 、膜厚35μ
m のPTFE二軸延伸多孔質フィルムに代えた。PTF
E多孔質チューブ状膜は図3、図5に示す構造である
(これらの図中、2はPTFE二軸延伸多孔質フィルム
である)。図5はこのPTFE多孔質チューブ状膜の縦
断面図であり、内側のPTFE押出成形多孔質チューブ
1の周りにPTFE二軸延伸多孔質フィルム2が巻回さ
れ、PTFE二軸延伸多孔質フィルム2が均一な孔径を
有するのでフィルターとしての機能を持つ様子が示され
ている。このチューブ状膜の内径は1.7 mm、外径は2.84
mm、空孔率は50%、平均孔径は0.2 μm 、耐水圧は5.5
kg/cm2であった。
【0031】この場合も、実施例1と同様のオゾン濃度
の純水が得られ、0.1 μm 以上のコンタミは全くなく、
モジュールの周囲でのオゾンの臭気の発生もなかった。
さらに、3ケ月にわたって使用しても、PTFEチュー
ブ状膜には何らの変化がなく、耐オゾン性があることも
立証された。 実施例3 空孔率60%、膜厚35μm 、平均孔径0.2 μm の未焼成の
PTFE二軸延伸多孔質フィルムを、図6に示すよう
に、外径3.0mm のステンレスパイプ(SUS304)に
5回ロール状に巻き付け、360 ℃の炉に15分間入れて焼
成し取出した。冷却後、ステンレスパイプは抜取り、P
TFEチューブ状膜だけを得た。
【0032】焼成後、このチューブ状膜は空孔率が変化
して55%(平均孔径は0.2 μm )になり、また膜厚35μ
m のフィルムを5段重ねで作製したチューブ状膜の厚み
は140 μm になった(外径3.24mm)。また、このチュー
ブ状膜の耐水圧は3.8 kg/cm2であった。このチューブ状
膜を用い、図4の如きモジュールを作製した。1本のチ
ューブ状膜の長さは30cmで、50本のチューブ状膜を用い
た。
【0033】このモジュールで実施例1と同様に測定し
た。純水出口16から採取したオゾンが溶解した純水は、
3ppm のオゾン濃度を示した。次いで、オゾン濃度及び
圧力はそのままで純水流量を次第に低下させると、溶解
オゾン濃度は最高12〜14ppmを示した。このモジュール
の周囲ではオゾンの臭気の発生はなかった。3ケ月にわ
たって使用したが、PTFEチューブ状膜には何らの変
化がなかった。
【0034】
【発明の効果】以上の如く、本発明のチューブ状膜によ
れば、オゾンを効率よく、しかも一定の濃度に液体中に
溶解し、かつ外部へのオゾンの流出やロスもないので、
人体への健康障害も解決できる。また、本発明によれ
ば、容易に水、純水にオゾンガスを溶解でき、最高16pp
m 、常時12ppm を可能とし、また殺菌効果も大きく、オ
ゾンによる材質の変化がなく安定してかつ長期にわたっ
て使用することができる。
【0035】従って、本発明によれば、例えば、水道
水、食品の殺菌に現在使用されている塩素殺菌による残
留塩素による人体への健康障害をなくすことができ、装
置を小型化できる。また、消毒も化学薬品を使用せずに
実施できる。さらに、半導体の分野において純水と併用
して洗浄に使うと効果がある等の工業的にもその有効性
が見込まれる。さらに、オゾンによる殺菌等は新しい分
野であるので、今後の予想されない用途の拡大も期待さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のオゾン溶解チューブ状膜を作製する
ための押出チューブの斜視図である。
【図2】実施例1のオゾン溶解チューブ状膜の作製工程
を示す斜視図である。
【図3】実施例1のオゾン溶解チューブ状膜の横断面で
ある。
【図4】オゾン溶解モジュールを模式的に示す断面図で
ある。
【図5】実施例2のオゾン溶解チューブ状膜の縦断面で
ある。
【図6】実施例3のオゾン溶解チューブ状膜の作製工程
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 PTFE押出成形多孔質チューブ 2,3 PTFE一軸又は二軸延伸多孔質フィルム 11 PTFE多孔質チューブ状膜 12 ケース 15 純水入口 17オゾンガス入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾンと被処理液体とを多孔質ポリテト
    ラフルオロエチレンのチューブ状膜を介して接触させ、
    オゾンを被処理液体中に溶解させるオゾン溶解モジュー
    ルに用いられるチューブ状膜であって、該チューブ状膜
    は、ポリテトラフルオロエチレンの押出成形チューブを
    延伸して得られる多孔質チューブと、該多孔質チューブ
    の外周に積層された、ポリテトラフルオロエチレンシー
    トを延伸して得られる多孔質フィルムとから形成されて
    いることを特徴とするオゾンを液体中に溶解させるため
    のチューブ状膜。
  2. 【請求項2】 オゾンと被処理液体とを多孔質ポリテト
    ラフルオロエチレンのチューブ状膜を介して接触させ、
    オゾンを被処理液体中に溶解させるオゾン溶解モジュー
    ルに用いられるチューブ状膜であって、該チューブ状膜
    は、ポリテトラフルオロエチレンシートを延伸して得ら
    れる多孔質フィルムから形成されていることを特徴とす
    るオゾンを液体中に溶解させるためのチューブ状膜。
JP957094A 1994-01-31 1994-01-31 チューブ状膜 Pending JPH07213880A (ja)

Priority Applications (1)

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