JPH07214126A - 厚鋼板の圧延方法 - Google Patents
厚鋼板の圧延方法Info
- Publication number
- JPH07214126A JPH07214126A JP6007393A JP739394A JPH07214126A JP H07214126 A JPH07214126 A JP H07214126A JP 6007393 A JP6007393 A JP 6007393A JP 739394 A JP739394 A JP 739394A JP H07214126 A JPH07214126 A JP H07214126A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- roll
- working side
- driving side
- slab
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Metal Rolling (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スラブの長手方向先端部と尾端部に幅偏差が
有る場合でも幅偏差の少ない厚鋼板が製造可能となる幅
偏差を生じない、厚み出し精度の優れた鋼板を製造する
ことが出来る圧延方法を提供すること。 【構成】 スラブを90°ターンさせて、幅出し圧延を
行い所定の板幅に圧延した後、再度スラブを90°ター
ンさせて、所定の板厚で長手方向に圧延する方法におい
て、幅出し圧延最終パス前に、圧延材の作業側と駆動側
の板長を測定し、作業側と駆動側の板長差に応じて圧延
ロールの作業側のロールギャップを駆動側のロールギャ
ップに対し偏差を付けると共に、作業側と駆動側のロー
ルギャップ偏差に応じて、作業側と駆動側のロールギャ
ップを平衡に昇降させ、幅出し圧延を行う厚鋼板の圧延
方法。
有る場合でも幅偏差の少ない厚鋼板が製造可能となる幅
偏差を生じない、厚み出し精度の優れた鋼板を製造する
ことが出来る圧延方法を提供すること。 【構成】 スラブを90°ターンさせて、幅出し圧延を
行い所定の板幅に圧延した後、再度スラブを90°ター
ンさせて、所定の板厚で長手方向に圧延する方法におい
て、幅出し圧延最終パス前に、圧延材の作業側と駆動側
の板長を測定し、作業側と駆動側の板長差に応じて圧延
ロールの作業側のロールギャップを駆動側のロールギャ
ップに対し偏差を付けると共に、作業側と駆動側のロー
ルギャップ偏差に応じて、作業側と駆動側のロールギャ
ップを平衡に昇降させ、幅出し圧延を行う厚鋼板の圧延
方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼板長手方向に板幅偏差
の少ない厚鋼板の圧延方法に関するものである。
の少ない厚鋼板の圧延方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、厚板圧延に用いられる素材である
スラブは、連続鋳造機にて鋳込まれるが、連続鋳造機で
の鋳込速度によりスラブ幅が変化する。すなわち、鋳造
速度が速い時にはスラブ幅が狭く、鋳造速度が遅い時に
はスラブ幅が広くなる。しかも、厚板の場合は薄板と異
なり、多種類の板幅のものが必要であるが、それら各々
の厚板に適合した寸法のスラブを準備することは不可能
であって、出来るだけ少ない種類のスラブをもって広範
囲の板幅の鋼板を得ることが望ましい。このような実状
から、厚板の圧延においては、圧延機の前面もしくは後
面にエッジャー圧延機を配し、長手方向圧延時にエッジ
ャー圧延機の竪型ロールにて幅方向に圧延する方法が知
られている。しかし、この方法では設備費が高くなり、
また、幅方向圧延にて成形されるドックボーンがその後
の水平圧下にて圧延噛出し側に押し出されクロップ形状
の圧下を招くと言う問題がある。
スラブは、連続鋳造機にて鋳込まれるが、連続鋳造機で
の鋳込速度によりスラブ幅が変化する。すなわち、鋳造
速度が速い時にはスラブ幅が狭く、鋳造速度が遅い時に
はスラブ幅が広くなる。しかも、厚板の場合は薄板と異
なり、多種類の板幅のものが必要であるが、それら各々
の厚板に適合した寸法のスラブを準備することは不可能
であって、出来るだけ少ない種類のスラブをもって広範
囲の板幅の鋼板を得ることが望ましい。このような実状
から、厚板の圧延においては、圧延機の前面もしくは後
面にエッジャー圧延機を配し、長手方向圧延時にエッジ
ャー圧延機の竪型ロールにて幅方向に圧延する方法が知
られている。しかし、この方法では設備費が高くなり、
また、幅方向圧延にて成形されるドックボーンがその後
の水平圧下にて圧延噛出し側に押し出されクロップ形状
の圧下を招くと言う問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで厚板の圧延にお
いて、スラブを製品としての板幅にまで圧延した後(幅
出し圧延完了後)この圧延中間素材を90°ターンし
て、引続いて板長さを出す圧延を行って製品とすること
が行われている。このように幅出し圧延による板幅制御
の良否が歩留向上に大きく影響する。一般的には板幅精
度は幅出し完了厚板の予測精度と実際の幅出し圧延にお
ける厚み出し精度で決定されると言うことが出来る。し
かし、この幅出し圧延における厚み出し精度について、
スラブの長手方向先端部と尾端部の幅偏差がある場合に
圧延機の作業側と駆動側での偏差が益々増大し、幅出し
圧延後90°ターンを行い、長手方向圧延の状態では長
手方向に大きく板幅差が生ずるという問題がある。
いて、スラブを製品としての板幅にまで圧延した後(幅
出し圧延完了後)この圧延中間素材を90°ターンし
て、引続いて板長さを出す圧延を行って製品とすること
が行われている。このように幅出し圧延による板幅制御
の良否が歩留向上に大きく影響する。一般的には板幅精
度は幅出し完了厚板の予測精度と実際の幅出し圧延にお
ける厚み出し精度で決定されると言うことが出来る。し
かし、この幅出し圧延における厚み出し精度について、
スラブの長手方向先端部と尾端部の幅偏差がある場合に
圧延機の作業側と駆動側での偏差が益々増大し、幅出し
圧延後90°ターンを行い、長手方向圧延の状態では長
手方向に大きく板幅差が生ずるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記したような問題を解
決して、例えばスラブの長手方向先端部と尾端部の幅偏
差がある場合にも、幅偏差を生じない厚み出し精度の優
れた鋼板を製造することが出来る圧延方法を提供するこ
とにある。その発明の要旨とするところは、スラブを9
0°ターンさせて、幅出し圧延を行い所定の板幅に圧延
した後、再度スラブを90°ターンさせて、所定の板厚
で長手方向に圧延する方法において、幅出し圧延最終パ
ス前に、圧延材の作業側と駆動側の板長を測定し、作業
側と駆動側の板長差に応じて圧延ロールの作業側のロー
ルギャップを駆動側のロールギャップに対し偏差を付け
ると共に、作業側と駆動側のロールギャップ偏差に応じ
て、作業側と駆動側のロールギャップを平衡に昇降さ
せ、幅出し最終圧延を行うことを特徴とする厚鋼板の圧
延方法にある。
決して、例えばスラブの長手方向先端部と尾端部の幅偏
差がある場合にも、幅偏差を生じない厚み出し精度の優
れた鋼板を製造することが出来る圧延方法を提供するこ
とにある。その発明の要旨とするところは、スラブを9
0°ターンさせて、幅出し圧延を行い所定の板幅に圧延
した後、再度スラブを90°ターンさせて、所定の板厚
で長手方向に圧延する方法において、幅出し圧延最終パ
ス前に、圧延材の作業側と駆動側の板長を測定し、作業
側と駆動側の板長差に応じて圧延ロールの作業側のロー
ルギャップを駆動側のロールギャップに対し偏差を付け
ると共に、作業側と駆動側のロールギャップ偏差に応じ
て、作業側と駆動側のロールギャップを平衡に昇降さ
せ、幅出し最終圧延を行うことを特徴とする厚鋼板の圧
延方法にある。
【0005】以下本発明について図面に従って詳細に説
明する。図1は厚鋼板の圧延フローを示す図である。図
1に示すように、加熱炉にて加熱されたスラブは幅出し
圧延開始時の板幅に延ばす長手方向に圧延する調厚圧延
を行った後、90°ターンして幅方向に圧延する幅出し
圧延を行う。なお、この幅出し圧延完了後の圧延中間素
材は仕上圧延機に通板される前の段階で90°ターンさ
れ、その状態で長手方向に圧延する移送圧延を行う。引
続いて、仕上圧延機に通板して板長さを延ばし所定サイ
ズの厚板製品を得るものである。
明する。図1は厚鋼板の圧延フローを示す図である。図
1に示すように、加熱炉にて加熱されたスラブは幅出し
圧延開始時の板幅に延ばす長手方向に圧延する調厚圧延
を行った後、90°ターンして幅方向に圧延する幅出し
圧延を行う。なお、この幅出し圧延完了後の圧延中間素
材は仕上圧延機に通板される前の段階で90°ターンさ
れ、その状態で長手方向に圧延する移送圧延を行う。引
続いて、仕上圧延機に通板して板長さを延ばし所定サイ
ズの厚板製品を得るものである。
【0006】図2は本発明に係る厚鋼板の圧延設備の概
略図である。図2に示すように、幅出し圧延対象のスラ
ブ1は上ワークロール2と下ワークロール3とで圧延さ
れる。このとき、上ワークロール2の上部には上バック
アップロール4が、下ワークロール3の下部には下バッ
クアップロール5がそれぞれ配置されており、これらが
上ワークロール2、下ワークロール3に圧下力を作用さ
せる。そして、上バックアップロール4の作業側に幅出
し圧延機作業側圧下装置6が駆動側に幅出し圧延機駆動
側圧下装置7がそれぞれ装着されている。
略図である。図2に示すように、幅出し圧延対象のスラ
ブ1は上ワークロール2と下ワークロール3とで圧延さ
れる。このとき、上ワークロール2の上部には上バック
アップロール4が、下ワークロール3の下部には下バッ
クアップロール5がそれぞれ配置されており、これらが
上ワークロール2、下ワークロール3に圧下力を作用さ
せる。そして、上バックアップロール4の作業側に幅出
し圧延機作業側圧下装置6が駆動側に幅出し圧延機駆動
側圧下装置7がそれぞれ装着されている。
【0007】一方、圧延機の前面側もしくは後面側のど
ちらか一方に圧延機の作業側と駆動側の板長測定器9を
設け、作業側と駆動側の板長差演算装置10によって差
分を算出し、この信号をロールギャップ変更器演算装置
8に送り、圧延機の幅出し圧延機作業側圧下装置6と駆
動側に幅出し圧延機駆動側圧下装置7を制御するもので
ある。
ちらか一方に圧延機の作業側と駆動側の板長測定器9を
設け、作業側と駆動側の板長差演算装置10によって差
分を算出し、この信号をロールギャップ変更器演算装置
8に送り、圧延機の幅出し圧延機作業側圧下装置6と駆
動側に幅出し圧延機駆動側圧下装置7を制御するもので
ある。
【0008】このように、圧延機に作業側のロールギャ
ップを駆動側のロールギャップに対し任意に設定できる
構造を持ち、かつ幅出し圧延最終パス前に圧延機の作業
側と駆動側の板長を測定し、作業側と駆動側の板長差に
応じて圧延ロールの作業側のロールギャップを駆動側の
ロールギャップに対し後述する(1)式で与えられる偏
差を付けると共に、作業側と駆動側のロールギャップ偏
差に応じて、作業側と駆動側のロールギャップを式
(2)で与えられた量だけ、平衡に昇降させて幅出し圧
延を行うものである。図3はスラブの作業側と駆動側の
板長差がないときのロールギャップを示す図であり、図
4はスラブの作業側の板長が駆動側の板長より長いとき
のロールギャップを示す図である。
ップを駆動側のロールギャップに対し任意に設定できる
構造を持ち、かつ幅出し圧延最終パス前に圧延機の作業
側と駆動側の板長を測定し、作業側と駆動側の板長差に
応じて圧延ロールの作業側のロールギャップを駆動側の
ロールギャップに対し後述する(1)式で与えられる偏
差を付けると共に、作業側と駆動側のロールギャップ偏
差に応じて、作業側と駆動側のロールギャップを式
(2)で与えられた量だけ、平衡に昇降させて幅出し圧
延を行うものである。図3はスラブの作業側と駆動側の
板長差がないときのロールギャップを示す図であり、図
4はスラブの作業側の板長が駆動側の板長より長いとき
のロールギャップを示す図である。
【0009】
【作用】次に本発明についての制御システムについて詳
細に説明する。基本的には不平衡量の自動設定について
は、幅出し完了2パス前の幅長計にて測定した作業側長
さと駆動側長さを用い、作業側長測定値と駆動長測定値
の差より不平衡量を算出し、幅出し最終パスにて制御す
る。また、不平衡制御の際(駆動側ギャップ固定、作業
側ギャップのみ可能)の平均ロールギャップ変化を補正
するために、圧下測定値を修正する必要がある。その具
体的算出法としては、以下のような算出を行うものであ
る。
細に説明する。基本的には不平衡量の自動設定について
は、幅出し完了2パス前の幅長計にて測定した作業側長
さと駆動側長さを用い、作業側長測定値と駆動長測定値
の差より不平衡量を算出し、幅出し最終パスにて制御す
る。また、不平衡制御の際(駆動側ギャップ固定、作業
側ギャップのみ可能)の平均ロールギャップ変化を補正
するために、圧下測定値を修正する必要がある。その具
体的算出法としては、以下のような算出を行うものであ
る。
【0010】すなわち、不平衡量及び圧下設定補正量の
算出については、幅出し完了2パス前での作業側及び駆
動側の板長をそれぞれL2D、L2W 、板厚をt2 とお
く、また、幅出し完了後の作業側及び駆動側の板長をそ
れぞれLD 、LW 、板厚をt1D、t1Wとおくと、圧延
幅が変わらないとすると、体積一定より、 L2D×t2 =LD ×t1D …… (1) L2W×t2 =LW ×t1W …… (2) となる。不平衡制御の狙いはLD =LW である。
算出については、幅出し完了2パス前での作業側及び駆
動側の板長をそれぞれL2D、L2W 、板厚をt2 とお
く、また、幅出し完了後の作業側及び駆動側の板長をそ
れぞれLD 、LW 、板厚をt1D、t1Wとおくと、圧延
幅が変わらないとすると、体積一定より、 L2D×t2 =LD ×t1D …… (1) L2W×t2 =LW ×t1W …… (2) となる。不平衡制御の狙いはLD =LW である。
【0011】従って、L=LD =LW とおくと、
(1)、(2)式より、 t1W−t1D=t2 ×(L2W−L2D)/L いま、△L2 =L2W−L2Dとおくと、 t1W−t1D=t2 ×(△L2 /L) …… (3) 幅出し完了後の平均板厚をtAVE とおくと、 tAVE =(t1W−t1D)/2 …… (4)
(1)、(2)式より、 t1W−t1D=t2 ×(L2W−L2D)/L いま、△L2 =L2W−L2Dとおくと、 t1W−t1D=t2 ×(△L2 /L) …… (3) 幅出し完了後の平均板厚をtAVE とおくと、 tAVE =(t1W−t1D)/2 …… (4)
【0012】また、幅出し完了2パス前での平均板長を
L2 とおくと、体積一定より t2 ×L2 =tAVE ×L …… (5) (3),(5)より、 t1W−t1D=(△L2 /L2 )×tAVE …… (6) (4)、(6)より、 t1W=(1+△L2 /L2 )×tAVE …… (7) t1D=(1−△L2 /L2 )×tAVE …… (8)
L2 とおくと、体積一定より t2 ×L2 =tAVE ×L …… (5) (3),(5)より、 t1W−t1D=(△L2 /L2 )×tAVE …… (6) (4)、(6)より、 t1W=(1+△L2 /L2 )×tAVE …… (7) t1D=(1−△L2 /L2 )×tAVE …… (8)
【0013】ロールギャップ不平衡制御は駆動側固定、
作業側のみ可動である。制御前の幅出し最終パス板厚を
t0 とおくと、t1D=t0 より、 tAVE =1/(1−△L2 /L2 )×t0 …… (9) となり、 t1W=(1+△L2 /L2 )/(1−△L2 /L2 )×t0 …… (10) (9)、(10)より、幅出し最終パスでの不平衡制御
による板厚差△tは △t=t1W−t1D=△L2 /(L2 −△L2 )×t0 …… (11) 板幅をBp、圧下スクリュー間距離(5918mm)を
Bsとおくと、不平衡ロールギャップ作業量△RGWD
は △RGWD=△t×Bs/Bp×α1 =△L2 /(L2 −△L2 )×t0 ×Bs /Bp×α1 (α1 は補正係数) …… (12) また、ロールギャップ平衡作業量△RG(t0 −
tAVE )は △RG=−△L2 /(L2 −△L2 )×t0 ×α2 …… (13) (α2 は補正係数) なお、△RGWD、△RGの符号はロールギャップが開
く(拡大する)方向を+とする。
作業側のみ可動である。制御前の幅出し最終パス板厚を
t0 とおくと、t1D=t0 より、 tAVE =1/(1−△L2 /L2 )×t0 …… (9) となり、 t1W=(1+△L2 /L2 )/(1−△L2 /L2 )×t0 …… (10) (9)、(10)より、幅出し最終パスでの不平衡制御
による板厚差△tは △t=t1W−t1D=△L2 /(L2 −△L2 )×t0 …… (11) 板幅をBp、圧下スクリュー間距離(5918mm)を
Bsとおくと、不平衡ロールギャップ作業量△RGWD
は △RGWD=△t×Bs/Bp×α1 =△L2 /(L2 −△L2 )×t0 ×Bs /Bp×α1 (α1 は補正係数) …… (12) また、ロールギャップ平衡作業量△RG(t0 −
tAVE )は △RG=−△L2 /(L2 −△L2 )×t0 ×α2 …… (13) (α2 は補正係数) なお、△RGWD、△RGの符号はロールギャップが開
く(拡大する)方向を+とする。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。図2に
示すように、板長測定器は幅出し圧延機の上流側に配置
し、幅出し圧延最終の2パス前に、幅出し圧延対象スラ
ブの作業側と駆動側の板長を測定する。その結果、表1
に示すように、幅出し圧延最終の2パス前での、板長測
定器によるスラブの作業側と駆動側の板長はそれぞれ3
700mm、3720mmであり、駆動側の方が作業側
より20mm長い。すなわち、前述した式(1)(2)
の△L2 =−20である。また、平均板長は3711m
mであった。このスラブの幅出し圧延時の圧延幅は43
29mm、幅出し完了板厚は108mmである。
示すように、板長測定器は幅出し圧延機の上流側に配置
し、幅出し圧延最終の2パス前に、幅出し圧延対象スラ
ブの作業側と駆動側の板長を測定する。その結果、表1
に示すように、幅出し圧延最終の2パス前での、板長測
定器によるスラブの作業側と駆動側の板長はそれぞれ3
700mm、3720mmであり、駆動側の方が作業側
より20mm長い。すなわち、前述した式(1)(2)
の△L2 =−20である。また、平均板長は3711m
mであった。このスラブの幅出し圧延時の圧延幅は43
29mm、幅出し完了板厚は108mmである。
【0015】
【表1】
【0016】以上の条件により式(1)、式(2)よ
り、幅出し圧延機作業側圧下装置と駆動側圧下装置位置
での、作業側と駆動側のロールギャップ偏差△RGWD
は−0.79mm、また、作業側と駆動側のロールギャ
ップ平行昇降量△RGは0.50mmである。なお、符
号は△RGWDでは(−)は作業側のロールギャップに
対し作業側のロールギャップが小さいことを示し、△R
Gでの(+)は駆動側、作業側両方のロールギャップを
大きくすることを示す。
り、幅出し圧延機作業側圧下装置と駆動側圧下装置位置
での、作業側と駆動側のロールギャップ偏差△RGWD
は−0.79mm、また、作業側と駆動側のロールギャ
ップ平行昇降量△RGは0.50mmである。なお、符
号は△RGWDでは(−)は作業側のロールギャップに
対し作業側のロールギャップが小さいことを示し、△R
Gでの(+)は駆動側、作業側両方のロールギャップを
大きくすることを示す。
【0017】以上の制御の結果、幅出し圧延終了後の作
業側、駆動側及び平均値は各々、4265、4267、
4266mmとなり、作業側と駆動側の偏差は殆んどな
くなり、平均値も目標値、4267mmに略一致してい
る。一方、本発明を適用しなかった場合には幅出し圧延
終了後の作業側、駆動側及び平均値は各々、4253、
4279、4268mmであり、平均値は目標値、42
67mmに略一致しているが、作業側と駆動側の板長差
は圧延前の20mmから26mmに拡大している。すな
わち、幅出し圧延後90°スラブターンを行い長手方向
圧延の状態でみれば、長手方向に26mmの板幅差があ
ることになる。
業側、駆動側及び平均値は各々、4265、4267、
4266mmとなり、作業側と駆動側の偏差は殆んどな
くなり、平均値も目標値、4267mmに略一致してい
る。一方、本発明を適用しなかった場合には幅出し圧延
終了後の作業側、駆動側及び平均値は各々、4253、
4279、4268mmであり、平均値は目標値、42
67mmに略一致しているが、作業側と駆動側の板長差
は圧延前の20mmから26mmに拡大している。すな
わち、幅出し圧延後90°スラブターンを行い長手方向
圧延の状態でみれば、長手方向に26mmの板幅差があ
ることになる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によりスラブ
の長手方向先端部と尾端部に幅偏差が有る場合でも、幅
偏差の少ない厚鋼板が製造可能となる極めて優れた効果
を奏するものである。
の長手方向先端部と尾端部に幅偏差が有る場合でも、幅
偏差の少ない厚鋼板が製造可能となる極めて優れた効果
を奏するものである。
【図1】厚鋼板の圧延フローを示す図、
【図2】本発明に係る設備の概略図、
【図3】スラブの作業側と駆動側の板長差がないときの
ロールギャップを示す図、
ロールギャップを示す図、
【図4】スラブの作業側の板長が駆動側の板長より長い
ときのロールギャップを示す図である。
ときのロールギャップを示す図である。
1 スラブ 2 上ワークロール 3 下ワークロール 4 バックアップロール 5 下バックアップロール 6 圧延機作業側圧下装置 7 圧延機駆動側圧下装置 8 ロールギャップ変更器演算装置 9 板長測定器 10 板長差演算装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】次に本発明についての制御システムについて詳
細に説明する。基本的には駆動側ロールギャップに対す
る作業側ロールギャップの偏差である不平衡量の自動設
定については、幅出し完了2パス前の幅長計にて測定し
た作業側長さと駆動側長さを用い、作業側長測定値と駆
動長測定値の差より不平衡量を算出し、幅出し最終パス
にて制御する。また、不平衡制御の際(駆動側ギャップ
固定、作業側ギャップのみ可能)の平均ロールギャップ
変化を補正するために、圧下設定値を修正する必要があ
る。その具体的算出法としては、以下のような算出を行
うものである。
細に説明する。基本的には駆動側ロールギャップに対す
る作業側ロールギャップの偏差である不平衡量の自動設
定については、幅出し完了2パス前の幅長計にて測定し
た作業側長さと駆動側長さを用い、作業側長測定値と駆
動長測定値の差より不平衡量を算出し、幅出し最終パス
にて制御する。また、不平衡制御の際(駆動側ギャップ
固定、作業側ギャップのみ可能)の平均ロールギャップ
変化を補正するために、圧下設定値を修正する必要があ
る。その具体的算出法としては、以下のような算出を行
うものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】従って、L=LD=LWとおくと、
(1)、(2)式より、 t1W−t1D=t2×(L2W−L2D)/L いま、ΔL2=L2W−L2Dとおくと、 t1W−t1D=t2×(ΔL2/L) …… (3) 幅出し完了後の平均板厚をtAVEとおくと、 tAVE=(t1W+t1D )/2 …… (4 )
(1)、(2)式より、 t1W−t1D=t2×(L2W−L2D)/L いま、ΔL2=L2W−L2Dとおくと、 t1W−t1D=t2×(ΔL2/L) …… (3) 幅出し完了後の平均板厚をtAVEとおくと、 tAVE=(t1W+t1D )/2 …… (4 )
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】ロールギャップ不平衡制御は駆動側固定、
作業側のみ可動である。制御前の幅出し最終パス板厚を
t0とおくと、t1D=t0より、 tAVE=1/(1−ΔL2/L2)×t0 …… (9) となり、 t1W=(1+ΔL2/L2)/(1−ΔL2/L2)×t0 …… (10) (9)、(10)より、幅出し最終パスでの不平衡制御
による板厚差Δtは Δt=t1W−t1D=ΔL2/(L2−ΔL2)×t0 …… (11 ) 板幅をBp、圧下スクリュー間距離(5918mm)を
Bsとおくと、不平衡ロールギャップ作業量ΔRGWD
は ΔRGWD=Δt×Bs/Bp×α1=ΔL2/(L2−ΔL2)×t0×Bs /Bp …… (12) また、ロールギャップ平衡作業量ΔRG(t0−t
AVE)は ΔRG=−ΔL2/(L2−ΔL2)×t0 …… (13) なお、ΔRGWD、ΔRGの符号はロールギャップが開
く(拡大する)方向を+とする。
作業側のみ可動である。制御前の幅出し最終パス板厚を
t0とおくと、t1D=t0より、 tAVE=1/(1−ΔL2/L2)×t0 …… (9) となり、 t1W=(1+ΔL2/L2)/(1−ΔL2/L2)×t0 …… (10) (9)、(10)より、幅出し最終パスでの不平衡制御
による板厚差Δtは Δt=t1W−t1D=ΔL2/(L2−ΔL2)×t0 …… (11 ) 板幅をBp、圧下スクリュー間距離(5918mm)を
Bsとおくと、不平衡ロールギャップ作業量ΔRGWD
は ΔRGWD=Δt×Bs/Bp×α1=ΔL2/(L2−ΔL2)×t0×Bs /Bp …… (12) また、ロールギャップ平衡作業量ΔRG(t0−t
AVE)は ΔRG=−ΔL2/(L2−ΔL2)×t0 …… (13) なお、ΔRGWD、ΔRGの符号はロールギャップが開
く(拡大する)方向を+とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 清 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内
Claims (1)
- 【請求項1】 スラブを90°ターンさせて、幅出し圧
延を行い所定の板幅に圧延した後、再度スラブを90°
ターンさせて、所定の板厚で長手方向に圧延する方法に
おいて、幅出し圧延最終パス前に、圧延材の作業側と駆
動側の板長を測定し、作業側と駆動側の板長差に応じて
圧延ロールの作業側のロールギャップを駆動側のロール
ギャップに対し偏差を付けると共に、作業側と駆動側の
ロールギャップ偏差に応じて、作業側と駆動側のロール
ギャップを平衡に昇降させ、幅出し最終圧延を行うこと
を特徴とする厚鋼板の圧延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6007393A JPH07214126A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 厚鋼板の圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6007393A JPH07214126A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 厚鋼板の圧延方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07214126A true JPH07214126A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11664678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6007393A Withdrawn JPH07214126A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 厚鋼板の圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07214126A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105290116A (zh) * | 2015-11-23 | 2016-02-03 | 广西柳州银海铝业股份有限公司 | 中厚板横纵轧的宽度控制方法 |
-
1994
- 1994-01-27 JP JP6007393A patent/JPH07214126A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105290116A (zh) * | 2015-11-23 | 2016-02-03 | 广西柳州银海铝业股份有限公司 | 中厚板横纵轧的宽度控制方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |