JPH07215193A - 車両の挙動異常検出装置 - Google Patents
車両の挙動異常検出装置Info
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- JPH07215193A JPH07215193A JP955794A JP955794A JPH07215193A JP H07215193 A JPH07215193 A JP H07215193A JP 955794 A JP955794 A JP 955794A JP 955794 A JP955794 A JP 955794A JP H07215193 A JPH07215193 A JP H07215193A
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- JP
- Japan
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- vehicle
- lateral acceleration
- stability factor
- state
- drift
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- Regulating Braking Force (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両のドリフトアウト状態及びスピン状態を
的確に判定する。 【構成】 スタビリティファクタKhが、検出したハン
ドル舵角θf、車速V及びヨーレートγに基づいて計算
される(ステップ106)。この計算したスタビリティ
ファクタKh は検出した横加速度Gyで微分され、同微
分値dKh/dGyが所定値G1 より大きくなったとき、車
両がドリフトアウト状態にあると判定される(ステップ
108)。同微分値dKh/dGyが所定値G2より小さくな
ったとき、車両がスピン状態にあると判定される(ステ
ップ112)。スタビリティファクタKhは横加速度Gy
の変化に対して特定の変化特性を示すので、車両のスピ
ン状態及びドリフトアウト状態が的確に判定される。
的確に判定する。 【構成】 スタビリティファクタKhが、検出したハン
ドル舵角θf、車速V及びヨーレートγに基づいて計算
される(ステップ106)。この計算したスタビリティ
ファクタKh は検出した横加速度Gyで微分され、同微
分値dKh/dGyが所定値G1 より大きくなったとき、車
両がドリフトアウト状態にあると判定される(ステップ
108)。同微分値dKh/dGyが所定値G2より小さくな
ったとき、車両がスピン状態にあると判定される(ステ
ップ112)。スタビリティファクタKhは横加速度Gy
の変化に対して特定の変化特性を示すので、車両のスピ
ン状態及びドリフトアウト状態が的確に判定される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の挙動異常すなわ
ち車両のドリフトアウト状態及びスピン状態を検出する
車両の挙動異常検出装置に関する。
ち車両のドリフトアウト状態及びスピン状態を検出する
車両の挙動異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開平2
−189214号公報に示されているように、車両のヨ
ーレート及び横加速度を検出し、同検出したヨーレート
の増加率が大きくかつ同検出した横加速度の減少率が小
さいとき、車両がスピン状態にあると判定している。
−189214号公報に示されているように、車両のヨ
ーレート及び横加速度を検出し、同検出したヨーレート
の増加率が大きくかつ同検出した横加速度の減少率が小
さいとき、車両がスピン状態にあると判定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、車両のスピン状態を検出することは可能
であるが、車両のドリフトアウト状態を検出することは
できない。本発明は上記問題に対処するためになされた
もので、その目的は車両のスピン状態及びドリフトアウ
ト状態の両者を判定することが可能な車両の挙動異常検
出装置を提供することにある。
置にあっては、車両のスピン状態を検出することは可能
であるが、車両のドリフトアウト状態を検出することは
できない。本発明は上記問題に対処するためになされた
もので、その目的は車両のスピン状態及びドリフトアウ
ト状態の両者を判定することが可能な車両の挙動異常検
出装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成上の特徴は、車両がスピン及びドリフ
トアウトする場合、スタビリティファクタは横加速度の
変化に対して特定の変化特性を示すことに着目してなさ
れたもので、このスタビリティファクタをハンドル舵
角、車速及びヨーレートに基づいて計算するとともに、
同計算したスタビリティファクタを横加速度で微分した
値が第1所定値より大きいとき車両がドリフトアウト状
態にあると判定するとともに、同微分した値が第2所定
値より小さいとき車両がスピン状態にあると判定するよ
うにしたことにある。
に、本発明の構成上の特徴は、車両がスピン及びドリフ
トアウトする場合、スタビリティファクタは横加速度の
変化に対して特定の変化特性を示すことに着目してなさ
れたもので、このスタビリティファクタをハンドル舵
角、車速及びヨーレートに基づいて計算するとともに、
同計算したスタビリティファクタを横加速度で微分した
値が第1所定値より大きいとき車両がドリフトアウト状
態にあると判定するとともに、同微分した値が第2所定
値より小さいとき車両がスピン状態にあると判定するよ
うにしたことにある。
【0005】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、車両のスピン状態及びドリフトアウト状態の両
者を判定することができるので、車両の挙動異常を左右
輪に対する的確な制動力の付与、前後輪の的確なロール
剛性配分比の制御などにより修正させることができ、車
両の操安性を良好にすることができるようになる。
いては、車両のスピン状態及びドリフトアウト状態の両
者を判定することができるので、車両の挙動異常を左右
輪に対する的確な制動力の付与、前後輪の的確なロール
剛性配分比の制御などにより修正させることができ、車
両の操安性を良好にすることができるようになる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は本発明に係る車両の挙動異常検出装置を
適用した車両用制動装置を概略的に示すとともに、同装
置を制御する電気制御装置をブロック図により示してい
る。
すると、図1は本発明に係る車両の挙動異常検出装置を
適用した車両用制動装置を概略的に示すとともに、同装
置を制御する電気制御装置をブロック図により示してい
る。
【0007】者両用制動装置は、ブレーキペダル11の
踏み込み操作に応答して、ブレーキ油を第1及び第2ポ
ートから圧送するマスタシリンダ12を備えている。マ
スタシリンダ12の第1ポートは、電磁バルブ21,3
1が図示状態にあるとき、両バルブ21,31を介して
左右前輪用のホイールシリンダ22,32にそれぞれ連
通する。また、マスタシリンダ12の第2ポートは、電
磁バルブ41,51が図示状態にあるとき、プロポーシ
ョナルバルブ13及び電磁バルブ41,51を介して左
右後輪用のホイールシリンダ42,52にそれぞれ連通
する。
踏み込み操作に応答して、ブレーキ油を第1及び第2ポ
ートから圧送するマスタシリンダ12を備えている。マ
スタシリンダ12の第1ポートは、電磁バルブ21,3
1が図示状態にあるとき、両バルブ21,31を介して
左右前輪用のホイールシリンダ22,32にそれぞれ連
通する。また、マスタシリンダ12の第2ポートは、電
磁バルブ41,51が図示状態にあるとき、プロポーシ
ョナルバルブ13及び電磁バルブ41,51を介して左
右後輪用のホイールシリンダ42,52にそれぞれ連通
する。
【0008】また、この車両用制動装置は油圧ポンプ1
4を備え、同ポンプ14はリザーバ15から汲み上げた
油を高圧油路L1に供給する。高圧油路L1には高圧油を蓄
えるアキュムレータ16が接続されている。この高圧油
路L1とリザーバ15に接続した低圧油路L2との間には、
左右前輪及び左右後輪用の各ブレーキ油圧制御装置2
0,30,40,50が接続されている。左前輪用のブ
レーキ油圧制御装置20は、前述した電磁バルブ21及
びホイールシリンダ22の他に、増圧用の電磁バルブ2
3及び減圧用の電磁バルブ24を備えている。電磁バル
ブ23は、電磁バルブ21が図示状態から切り換えられ
ているとき、図示状態にて高圧油路L1をホイールシリン
ダ22に連通させ、かつ図示状態から切り換えられた状
態にて前記連通を禁止する。電磁バルブ24は、電磁バ
ルブ21が図示状態から切り換えられているとき、図示
状態から切り換えられた状態にてホイールシリンダ22
を低圧油路L2に連通させ、かつ図示状態にて前記連通を
禁止する。
4を備え、同ポンプ14はリザーバ15から汲み上げた
油を高圧油路L1に供給する。高圧油路L1には高圧油を蓄
えるアキュムレータ16が接続されている。この高圧油
路L1とリザーバ15に接続した低圧油路L2との間には、
左右前輪及び左右後輪用の各ブレーキ油圧制御装置2
0,30,40,50が接続されている。左前輪用のブ
レーキ油圧制御装置20は、前述した電磁バルブ21及
びホイールシリンダ22の他に、増圧用の電磁バルブ2
3及び減圧用の電磁バルブ24を備えている。電磁バル
ブ23は、電磁バルブ21が図示状態から切り換えられ
ているとき、図示状態にて高圧油路L1をホイールシリン
ダ22に連通させ、かつ図示状態から切り換えられた状
態にて前記連通を禁止する。電磁バルブ24は、電磁バ
ルブ21が図示状態から切り換えられているとき、図示
状態から切り換えられた状態にてホイールシリンダ22
を低圧油路L2に連通させ、かつ図示状態にて前記連通を
禁止する。
【0009】右前輪用のブレーキ油圧制御装置30も、
前述した電磁バルブ31及びホイールシリンダ32の他
に、左前輪用のブレーキ油圧制御装置20の場合と同様
に機能する電磁バルブ33,34を備えている。左後輪
用のブレーキ油圧制御装置40も、前述した電磁バルブ
41及びホイールシリンダ42の他に、左前輪用のブレ
ーキ油圧制御装置20の場合と同様に機能する電磁バル
ブ43,44を備えている。右後輪用のブレーキ油圧制
御装置50も、前述した電磁バルブ51及びホイールシ
リンダ52の他に、左前輪用のブレーキ油圧制御装置2
0の場合と同様に機能する電磁バルブ53,54を備え
ている。なお、前述した各電磁バルブは非通電時にそれ
ぞれ図示状態に保たれ、通電により図示状態から切り換
えられる。
前述した電磁バルブ31及びホイールシリンダ32の他
に、左前輪用のブレーキ油圧制御装置20の場合と同様
に機能する電磁バルブ33,34を備えている。左後輪
用のブレーキ油圧制御装置40も、前述した電磁バルブ
41及びホイールシリンダ42の他に、左前輪用のブレ
ーキ油圧制御装置20の場合と同様に機能する電磁バル
ブ43,44を備えている。右後輪用のブレーキ油圧制
御装置50も、前述した電磁バルブ51及びホイールシ
リンダ52の他に、左前輪用のブレーキ油圧制御装置2
0の場合と同様に機能する電磁バルブ53,54を備え
ている。なお、前述した各電磁バルブは非通電時にそれ
ぞれ図示状態に保たれ、通電により図示状態から切り換
えられる。
【0010】次に、これらの電磁バルブを制御する電気
制御装置について説明する。電気制御装置は、舵角セン
サ(舵角検出手段)61、車速センサ(車速検出手段)
62、ヨーレートセンサ(ヨーレート検出手段)63、
横加速度センサ(横加速度検出手段)64及び油圧セン
サ65a〜65dを備えている。これらの各センサ61
〜64は、ハンドル舵角θf、車速V、ヨーレートγ及
び横加速度Gyをそれぞれ検出して、これらの車両の走
行状態を表す各物理量θf,V,γ,Gyをそれぞれ表す
検出信号を出力する。なお、これらのハンドル舵角θf
、ヨーレートγ及び横加速度Gy はそれぞれ左方向を
正としかつ右方向を負とする。油圧センサ65a〜65
dはホイールシリンダ22,32,42,52のそれぞ
れ付与されているブレーキ油圧を測定することにより各
輪に付与されている制動力Ba〜Bdを検出して、同制動
力Ba〜Bdを表す検出信号を出力する。
制御装置について説明する。電気制御装置は、舵角セン
サ(舵角検出手段)61、車速センサ(車速検出手段)
62、ヨーレートセンサ(ヨーレート検出手段)63、
横加速度センサ(横加速度検出手段)64及び油圧セン
サ65a〜65dを備えている。これらの各センサ61
〜64は、ハンドル舵角θf、車速V、ヨーレートγ及
び横加速度Gyをそれぞれ検出して、これらの車両の走
行状態を表す各物理量θf,V,γ,Gyをそれぞれ表す
検出信号を出力する。なお、これらのハンドル舵角θf
、ヨーレートγ及び横加速度Gy はそれぞれ左方向を
正としかつ右方向を負とする。油圧センサ65a〜65
dはホイールシリンダ22,32,42,52のそれぞ
れ付与されているブレーキ油圧を測定することにより各
輪に付与されている制動力Ba〜Bdを検出して、同制動
力Ba〜Bdを表す検出信号を出力する。
【0011】舵角センサ61、車速センサ62、ヨーレ
ートセンサ63及び横加速度センサ64にはマイクロコ
ンピュータ66が接続されている。マイクロコンピュー
タ66は図2のフローチャートに対応したプログラムを
実行して、車両のドリフトアウト状態及びスピン状態を
判定して、同状態の判定時に制動装置を制御して車両の
挙動異常を自動的に是正するための制御信号を駆動制御
回路67に出力する。駆動制御回路67は油圧センサ6
5a〜65dにも接続されており、同各センサ65a〜
65dと協働して各電磁バルブ21,23,24,3
1,33,34,41,43,44,51,53,54
の通電及び非通電を制御することにより、ホイールシリ
ンダ22,32,42,52に対するブレーキ油の給排
を制御する。
ートセンサ63及び横加速度センサ64にはマイクロコ
ンピュータ66が接続されている。マイクロコンピュー
タ66は図2のフローチャートに対応したプログラムを
実行して、車両のドリフトアウト状態及びスピン状態を
判定して、同状態の判定時に制動装置を制御して車両の
挙動異常を自動的に是正するための制御信号を駆動制御
回路67に出力する。駆動制御回路67は油圧センサ6
5a〜65dにも接続されており、同各センサ65a〜
65dと協働して各電磁バルブ21,23,24,3
1,33,34,41,43,44,51,53,54
の通電及び非通電を制御することにより、ホイールシリ
ンダ22,32,42,52に対するブレーキ油の給排
を制御する。
【0012】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明する。マイクロコンピュータ66は車両の始動に
より図2のステップ100にてプログラムの実行を開始
して、ステップ102〜128からなる循環処理を繰り
返し実行する。ステップ102にて舵角センサ61、車
速センサ62、ヨーレートセンサ63及び横加速度セン
サ64からハンドル舵角θf、車速V、ヨーレートγ及
び横加速度Gyを表す各検出信号を入力し、ステップ1
04にてこれらの各物理量θf,V,γ,Gyにローパス
フィルタ処理を施すことによって不要な高周波成分を除
去し、ステップ106にて下記数1の演算を実行してス
タビリティファクタKh を計算する。
を説明する。マイクロコンピュータ66は車両の始動に
より図2のステップ100にてプログラムの実行を開始
して、ステップ102〜128からなる循環処理を繰り
返し実行する。ステップ102にて舵角センサ61、車
速センサ62、ヨーレートセンサ63及び横加速度セン
サ64からハンドル舵角θf、車速V、ヨーレートγ及
び横加速度Gyを表す各検出信号を入力し、ステップ1
04にてこれらの各物理量θf,V,γ,Gyにローパス
フィルタ処理を施すことによって不要な高周波成分を除
去し、ステップ106にて下記数1の演算を実行してス
タビリティファクタKh を計算する。
【0013】
【数1】
【0014】なお、前記数1中のN,Lは、それぞれ予
め決められたステアリングギヤ比及びホイールベースで
ある。
め決められたステアリングギヤ比及びホイールベースで
ある。
【0015】次に、ステップ108〜114の比較処理
により、車両のドリフトアウト状態又はスピン状態を判
定する。ステップ108にてまずスタビリティファクタ
Khを横加速度Gy で微分して微分値dKh/dGy を計算
し、同ステップ108及びステップ112にて前記計算
した微分値dKh/dGy と所定値G1,G2とをそれぞれ比
較する。また、ステップ110,114にてスタビリテ
ィファクタKh と上下限値Umax,Lmaxとをそれぞれ比
較する。
により、車両のドリフトアウト状態又はスピン状態を判
定する。ステップ108にてまずスタビリティファクタ
Khを横加速度Gy で微分して微分値dKh/dGy を計算
し、同ステップ108及びステップ112にて前記計算
した微分値dKh/dGy と所定値G1,G2とをそれぞれ比
較する。また、ステップ110,114にてスタビリテ
ィファクタKh と上下限値Umax,Lmaxとをそれぞれ比
較する。
【0016】これらの所定値G1,G2及び上下限値Uma
x,Lmaxは横加速度Gy の変化に対するスタビリティフ
ァクタKh の変化特性に基づいて決定されたものである
(図3参照)。このスタビリティファクタKh の変化特
性について説明しておくと、車両がドリフトアウト傾向
にある場合又はドリフトアウトする場合、スタビリティ
ファクタKhは横加速度Gyに対して図3の実線のように
変化し、同スタビリティファクタKhが上限値Umaxより
大きな状態又は微分値dKh/dGyが所定値G1より大きな
状態では、車両がドリフトアウト状態にあることが実験
的に確認された。また、車両がスピン傾向にある場合又
はスピンする場合、スタビリティファクタKhは横加速
度Gyに対して図3の破線のように変化し、同スタビリ
ティファクタKhが下限値Lmaxより小さな状態又は微分
値dKh/dGyが所定値G2 より小さな状態では、車両が
スピン状態にあることが実験的に確認された。
x,Lmaxは横加速度Gy の変化に対するスタビリティフ
ァクタKh の変化特性に基づいて決定されたものである
(図3参照)。このスタビリティファクタKh の変化特
性について説明しておくと、車両がドリフトアウト傾向
にある場合又はドリフトアウトする場合、スタビリティ
ファクタKhは横加速度Gyに対して図3の実線のように
変化し、同スタビリティファクタKhが上限値Umaxより
大きな状態又は微分値dKh/dGyが所定値G1より大きな
状態では、車両がドリフトアウト状態にあることが実験
的に確認された。また、車両がスピン傾向にある場合又
はスピンする場合、スタビリティファクタKhは横加速
度Gyに対して図3の破線のように変化し、同スタビリ
ティファクタKhが下限値Lmaxより小さな状態又は微分
値dKh/dGyが所定値G2 より小さな状態では、車両が
スピン状態にあることが実験的に確認された。
【0017】すなわち、車両がドリフトアウト状態又は
スピン状態になければ、ステップ108〜114にてそ
れぞれ「NO」と判定し、ステップ116にてブレーキ
解除処理を実行する。このブレーキ解除処理において
は、マイクロコンピュータ66がブレーキ解除を表す制
御信号を駆動制御回路67に出力する。駆動制御回路6
7はこの制御信号に応答して全ての電磁バルブ21,2
3,24,31,33,34,41,43,44,5
1,53,54の通電を解除して、同バルブ21,2
3,24,31,33,34,41,43,44,5
1,53,54を図示状態に保つ。このような状態で、
ドライバが車両走行中にブレーキペダル11を踏み込み
操作すると、マスタシリンダ12の第1及び第2ポート
からブレーキ油が吐出される。第1ポートから吐出され
たブレーキ油は電磁バルブ21,31を介してホイール
シリンダ22,32に供給されるとともに、第2ポート
から吐出されたブレーキ油はプロポーショナルバルブ1
4及び電磁バルブ41,51を介してホイールシリンダ
42,52に供給される。これにより、この場合には、
ブレーキペダル11の踏み込み操作に応じた制動力が各
輪に付与されて、車両は制動される。
スピン状態になければ、ステップ108〜114にてそ
れぞれ「NO」と判定し、ステップ116にてブレーキ
解除処理を実行する。このブレーキ解除処理において
は、マイクロコンピュータ66がブレーキ解除を表す制
御信号を駆動制御回路67に出力する。駆動制御回路6
7はこの制御信号に応答して全ての電磁バルブ21,2
3,24,31,33,34,41,43,44,5
1,53,54の通電を解除して、同バルブ21,2
3,24,31,33,34,41,43,44,5
1,53,54を図示状態に保つ。このような状態で、
ドライバが車両走行中にブレーキペダル11を踏み込み
操作すると、マスタシリンダ12の第1及び第2ポート
からブレーキ油が吐出される。第1ポートから吐出され
たブレーキ油は電磁バルブ21,31を介してホイール
シリンダ22,32に供給されるとともに、第2ポート
から吐出されたブレーキ油はプロポーショナルバルブ1
4及び電磁バルブ41,51を介してホイールシリンダ
42,52に供給される。これにより、この場合には、
ブレーキペダル11の踏み込み操作に応じた制動力が各
輪に付与されて、車両は制動される。
【0018】一方、微分値dKh/dGyが所定値G1より大
きくなり、またはスタビリティファクタKhが上限値Um
axより大きくなると、ステップ108又はステップ11
0にて「YES」すなわち車両がスピン状態にあると判
定してプログラムをステップ118に進める。ステップ
118においては前後輪の制動力配分を表す前輪及び後
輪配分値P,Qを所定値P1,Q1に決定する。この場
合、車両はドリフトアウトしていて前輪タイヤのグリッ
プ力が後輪タイヤのそれに比べて余裕がないので、前記
所定値P1,Q1 はP1<Q1の関係にある。次に、ステ
ップ122にてドリフトアウト時の車両のヨー運動に対
抗する目標制動力Bを下記数2にしたがって計算する。
きくなり、またはスタビリティファクタKhが上限値Um
axより大きくなると、ステップ108又はステップ11
0にて「YES」すなわち車両がスピン状態にあると判
定してプログラムをステップ118に進める。ステップ
118においては前後輪の制動力配分を表す前輪及び後
輪配分値P,Qを所定値P1,Q1に決定する。この場
合、車両はドリフトアウトしていて前輪タイヤのグリッ
プ力が後輪タイヤのそれに比べて余裕がないので、前記
所定値P1,Q1 はP1<Q1の関係にある。次に、ステ
ップ122にてドリフトアウト時の車両のヨー運動に対
抗する目標制動力Bを下記数2にしたがって計算する。
【0019】
【数2】
【0020】なお、前記数2中のIは車両の慣性モーメ
ントであり、Tは車両のトレッドである。
ントであり、Tは車両のトレッドである。
【0021】目標制動力Bの計算後、ステップ124に
てヨーレートγの時間微分値dγ/dtを計算して、同微分
値dγ/dtの正負により車両の回転方向を検出する。車両
が進行方向に対して左方向に回転していて時間微分値d
γ/dtが正であれば、ステップ124にて「YES」と
判定してプログラムをステップ126に進める。ステッ
プ126に前記計算した目標制動力Bを右側の前後輪に
P対Qの割合いで分配した各目標制動力B・P/(P+Q),B・Q
/(P+Q)を表す制御信号を駆動制御回路67に出力する。
てヨーレートγの時間微分値dγ/dtを計算して、同微分
値dγ/dtの正負により車両の回転方向を検出する。車両
が進行方向に対して左方向に回転していて時間微分値d
γ/dtが正であれば、ステップ124にて「YES」と
判定してプログラムをステップ126に進める。ステッ
プ126に前記計算した目標制動力Bを右側の前後輪に
P対Qの割合いで分配した各目標制動力B・P/(P+Q),B・Q
/(P+Q)を表す制御信号を駆動制御回路67に出力する。
【0022】駆動制御回路67は、まず電磁バルブ2
1,31,41,51に通電する。これにより、電磁バ
ルブ21,31,41,51が図示状態から切り換えら
れるので、マスタシリンダ12からホイールシリンダ2
2,32,42,52へのブレーキ油の供給路は閉ざさ
れて、同シリンダ22,32,42,52に対するブレ
ーキ油の給排は電磁バルブ23,24,33,34,4
3,44,53,54の制御下におかれる。この状態
で、駆動制御回路67は、前記計算した右側の前後輪の
各目標制動力B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)と油圧センサ65
b,65dにより検出された右側の前後輪の検出制動力
Bb,Bdとをそれぞれ比較しながら、右側の前後輪のブ
レーキ油圧制御装置30,50内の電磁バルブ33,3
4,53,54の通電・非通電を制御して、右側の前後
輪に目標制動力B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)がそれぞれ付与さ
れるようにする。すなわち、目標制動力B・P/(P+Q),B・Q
/(P+Q)が検出制動力Bb,Bdより大きければ、電磁バル
ブ33,34,53,54の通電を解除し、高圧油路L1
を電磁バルブ33,31,53,51を介してホイール
シリンダ32,52に接続して、同シリンダ32,52
内のブレーキ油圧を増加させる。目標制動力B・P/(P+
Q),B・Q/(P+Q)が検出制動力Bb,Bdより小さければ、
電磁バルブ33,34,53,54に通電して、ホイー
ルシリンダ32,52を電磁バルブ31,34,51,
54を介して低圧油路L2に接続して、同シリンダ32,
52内のブレーキ油圧を減少させる。また、目標制動力
B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)が検出制動力Bb,Bdに等しけれ
ば、電磁バルブ33,53に通電するとともに電磁バル
ブ34,54の通電を解除し、ホイールシリンダ32,
52を高圧油路L1及び低圧油路L2から切り離して、同シ
リンダ32,52内のブレーキ油圧をそのままに維持す
る。
1,31,41,51に通電する。これにより、電磁バ
ルブ21,31,41,51が図示状態から切り換えら
れるので、マスタシリンダ12からホイールシリンダ2
2,32,42,52へのブレーキ油の供給路は閉ざさ
れて、同シリンダ22,32,42,52に対するブレ
ーキ油の給排は電磁バルブ23,24,33,34,4
3,44,53,54の制御下におかれる。この状態
で、駆動制御回路67は、前記計算した右側の前後輪の
各目標制動力B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)と油圧センサ65
b,65dにより検出された右側の前後輪の検出制動力
Bb,Bdとをそれぞれ比較しながら、右側の前後輪のブ
レーキ油圧制御装置30,50内の電磁バルブ33,3
4,53,54の通電・非通電を制御して、右側の前後
輪に目標制動力B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)がそれぞれ付与さ
れるようにする。すなわち、目標制動力B・P/(P+Q),B・Q
/(P+Q)が検出制動力Bb,Bdより大きければ、電磁バル
ブ33,34,53,54の通電を解除し、高圧油路L1
を電磁バルブ33,31,53,51を介してホイール
シリンダ32,52に接続して、同シリンダ32,52
内のブレーキ油圧を増加させる。目標制動力B・P/(P+
Q),B・Q/(P+Q)が検出制動力Bb,Bdより小さければ、
電磁バルブ33,34,53,54に通電して、ホイー
ルシリンダ32,52を電磁バルブ31,34,51,
54を介して低圧油路L2に接続して、同シリンダ32,
52内のブレーキ油圧を減少させる。また、目標制動力
B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)が検出制動力Bb,Bdに等しけれ
ば、電磁バルブ33,53に通電するとともに電磁バル
ブ34,54の通電を解除し、ホイールシリンダ32,
52を高圧油路L1及び低圧油路L2から切り離して、同シ
リンダ32,52内のブレーキ油圧をそのままに維持す
る。
【0023】これと同時に、駆動制御回路67は左側の
前後輪用のブレーキ油圧制御装置20,40内の電磁バ
ルブ23,24,43,44に通電する。これにより、
ホイールシリンダ22,42は電磁バルブ21,24,
41,44を介して低圧油路L2に接続されて、同シリン
ダ32,52にはブレーキ油圧が付与されなくなる。そ
の結果、車両には制動力による右方向の回転が発生し、
前述したドリフトアウトに起因した進行方向に対する車
両の左回転が修正されて車両の挙動異常が是正される。
前後輪用のブレーキ油圧制御装置20,40内の電磁バ
ルブ23,24,43,44に通電する。これにより、
ホイールシリンダ22,42は電磁バルブ21,24,
41,44を介して低圧油路L2に接続されて、同シリン
ダ32,52にはブレーキ油圧が付与されなくなる。そ
の結果、車両には制動力による右方向の回転が発生し、
前述したドリフトアウトに起因した進行方向に対する車
両の左回転が修正されて車両の挙動異常が是正される。
【0024】一方、車両が進行方向に対して右方向に回
転していて時間微分値dγ/dtが負であれば、前記ステッ
プ124にて「NO」と判定してプログラムをステップ
128に進める。ステップ128においては、左側の前
後輪の各目標制動力B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)を表す制御信
号を駆動制御回路67に出力する。駆動制御回路67
は、前記と同様に、まず電磁バルブ21,31,41,
51に通電して、同シリンダ22,32,42,52に
対するブレーキ油の給排を電磁バルブ23,24,3
3,34,43,44,53,54の制御下におく。そ
の後、駆動制御回路67は前記と同様な左側の前後輪用
のブレーキ油圧制御装置20,40内の電磁バルブ2
3,24,43,44の通電及び非通電の制御により、
左側の前後輪の制動力を各目標制動力B・P/(P+Q),B・Q/
(P+Q)にそれぞれ制御する。また、これと同時に、駆動
制御回路67は右側の前後輪用のブレーキ油圧制御装置
30,50内の電磁バルブ33,34,53,54に通
電して、ホイールシリンダ32,52にはブレーキ油圧
が付与されないようにする。その結果、車両には制動力
による左方向の回転が発生し、前述したドリフトアウト
に起因した進行方向に対する車両の右回転が修正されて
車両の挙動異常が是正される。
転していて時間微分値dγ/dtが負であれば、前記ステッ
プ124にて「NO」と判定してプログラムをステップ
128に進める。ステップ128においては、左側の前
後輪の各目標制動力B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)を表す制御信
号を駆動制御回路67に出力する。駆動制御回路67
は、前記と同様に、まず電磁バルブ21,31,41,
51に通電して、同シリンダ22,32,42,52に
対するブレーキ油の給排を電磁バルブ23,24,3
3,34,43,44,53,54の制御下におく。そ
の後、駆動制御回路67は前記と同様な左側の前後輪用
のブレーキ油圧制御装置20,40内の電磁バルブ2
3,24,43,44の通電及び非通電の制御により、
左側の前後輪の制動力を各目標制動力B・P/(P+Q),B・Q/
(P+Q)にそれぞれ制御する。また、これと同時に、駆動
制御回路67は右側の前後輪用のブレーキ油圧制御装置
30,50内の電磁バルブ33,34,53,54に通
電して、ホイールシリンダ32,52にはブレーキ油圧
が付与されないようにする。その結果、車両には制動力
による左方向の回転が発生し、前述したドリフトアウト
に起因した進行方向に対する車両の右回転が修正されて
車両の挙動異常が是正される。
【0025】また、微分値dKh/dGyが所定値G2より小
さくなり、またはスタビリティファクタKhが下限値Lm
axより小さくなると、ステップ112又はステップ11
4にて「YES」すなわち車両がスピン状態にあると判
定してプログラムをステップ120に進める。ステップ
120においては、前後輪の制動力配分を表す前輪及び
後輪配分値P,Qを所定値P2,Q2に決定する。この場
合、車両はスピンしていて後輪タイヤのグリップ力が前
輪タイヤのそれに比べて余裕がないので、前記所定値P
2,Q2 はP2>Q2 の関係にある。次に、ステップ12
2にて、前記と同様、数2の演算により目標制動力Bを
計算するとともに、ステップ124にて車両の回転方向
を判定する。
さくなり、またはスタビリティファクタKhが下限値Lm
axより小さくなると、ステップ112又はステップ11
4にて「YES」すなわち車両がスピン状態にあると判
定してプログラムをステップ120に進める。ステップ
120においては、前後輪の制動力配分を表す前輪及び
後輪配分値P,Qを所定値P2,Q2に決定する。この場
合、車両はスピンしていて後輪タイヤのグリップ力が前
輪タイヤのそれに比べて余裕がないので、前記所定値P
2,Q2 はP2>Q2 の関係にある。次に、ステップ12
2にて、前記と同様、数2の演算により目標制動力Bを
計算するとともに、ステップ124にて車両の回転方向
を判定する。
【0026】車両が進行方向に対して左方向に回転して
いて時間微分値dγ/dtが正であれば、ステップ124に
て「YES」と判定して、前述したステップ126の処
理により、駆動制御回路67と協働して右側の前後輪に
目標制動力B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)をそれぞれ付与する。
一方、車両が進行方向に対して右方向に回転していて時
間微分値dγ/dtが負であれば、ステップ124にて「N
O」と判定して、前述したステップ128の処理によ
り、駆動制御回路67と協働して左側の前後輪に目標制
動力B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)をそれぞれ付与する。その結
果、車両には前記車両の回転方向とは逆の回転力が発生
し、スピンに起因した車両の左又は右回転が修正されて
車両の挙動異常が是正される。
いて時間微分値dγ/dtが正であれば、ステップ124に
て「YES」と判定して、前述したステップ126の処
理により、駆動制御回路67と協働して右側の前後輪に
目標制動力B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)をそれぞれ付与する。
一方、車両が進行方向に対して右方向に回転していて時
間微分値dγ/dtが負であれば、ステップ124にて「N
O」と判定して、前述したステップ128の処理によ
り、駆動制御回路67と協働して左側の前後輪に目標制
動力B・P/(P+Q),B・Q/(P+Q)をそれぞれ付与する。その結
果、車両には前記車両の回転方向とは逆の回転力が発生
し、スピンに起因した車両の左又は右回転が修正されて
車両の挙動異常が是正される。
【0027】さらに、前述した車両のドリフトアウト状
態及びスピン状態が解消されると、ステップ108〜1
14にてそれぞれ「NO」と判定して、前記ステップ1
16の処理により、駆動制御回路67と協働して電磁バ
ルブ21,31,41,51をふたたび図示状態に戻
す。したがって、マスタシリンダ12とホイールシリン
ダ22,32,42,52が連通し、ブレーキペダル1
1の踏み込み操作に応じて各輪が制動されるようにな
る。
態及びスピン状態が解消されると、ステップ108〜1
14にてそれぞれ「NO」と判定して、前記ステップ1
16の処理により、駆動制御回路67と協働して電磁バ
ルブ21,31,41,51をふたたび図示状態に戻
す。したがって、マスタシリンダ12とホイールシリン
ダ22,32,42,52が連通し、ブレーキペダル1
1の踏み込み操作に応じて各輪が制動されるようにな
る。
【0028】上記説明した実施例の特徴は、ステップ1
06の処理(計算手段)によりスタビリティファクタK
h を計算し、ステップ108の判定処理(第1判定手
段)によりスタビリティファクタKhを横加速度Gyで微
分した微分値dKh/dGy が所定値G1より大きいことを
条件に車両がドリフトアウト状態にあることを判定し、
かつステップ112の判定処理(第2判定手段)により
同微分値dKh/dGy が所定値G2より小さいことを条件
に車両がスピン状態にあることを判定するようにしたこ
とにある。スタビリティファクタKhの横加速度Gyの変
化に対する変化特性は車両のスピン状態及びドリフトア
ウト状態を表すので、前記特徴により車両のスピン状態
及びドリフトアウト状態の両者が的確に判定される。
06の処理(計算手段)によりスタビリティファクタK
h を計算し、ステップ108の判定処理(第1判定手
段)によりスタビリティファクタKhを横加速度Gyで微
分した微分値dKh/dGy が所定値G1より大きいことを
条件に車両がドリフトアウト状態にあることを判定し、
かつステップ112の判定処理(第2判定手段)により
同微分値dKh/dGy が所定値G2より小さいことを条件
に車両がスピン状態にあることを判定するようにしたこ
とにある。スタビリティファクタKhの横加速度Gyの変
化に対する変化特性は車両のスピン状態及びドリフトア
ウト状態を表すので、前記特徴により車両のスピン状態
及びドリフトアウト状態の両者が的確に判定される。
【0029】また、前記実施例の他の特徴は、ステップ
110の判定処理によりスタビリティファクタKhが所
定の上限値Umaxより大きいことを条件に車両がドリフ
トアウト状態にあることを判定し、かつステップ114
の判定処理によりスタビリティファクタKhが所定の下
限値Lmaxより小さいことを条件に車両がスピン状態に
あることを判定するようにしたことにもある。これによ
り、スタビリティファクタKh が横加速度Gy の変化に
対して急激に変化しない場合でも、車両のスピン状態及
びドリフトアウト状態の両者が確実に判定される。そし
て、このような車両のドリフトアウト状態及びスピン状
態の判定に基づいて、ステップ120〜128の処理に
より、同ドリフトアウト及びスピンによる車両の回転を
左右の前後輪に対する強制かつ自動的な制動力の付与に
よって是正するようにしたので、車両の挙動異常が修正
され車両の操安性が良好になる。
110の判定処理によりスタビリティファクタKhが所
定の上限値Umaxより大きいことを条件に車両がドリフ
トアウト状態にあることを判定し、かつステップ114
の判定処理によりスタビリティファクタKhが所定の下
限値Lmaxより小さいことを条件に車両がスピン状態に
あることを判定するようにしたことにもある。これによ
り、スタビリティファクタKh が横加速度Gy の変化に
対して急激に変化しない場合でも、車両のスピン状態及
びドリフトアウト状態の両者が確実に判定される。そし
て、このような車両のドリフトアウト状態及びスピン状
態の判定に基づいて、ステップ120〜128の処理に
より、同ドリフトアウト及びスピンによる車両の回転を
左右の前後輪に対する強制かつ自動的な制動力の付与に
よって是正するようにしたので、車両の挙動異常が修正
され車両の操安性が良好になる。
【0030】なお、上記実施例においては、横加速度セ
ンサ64を用いて車両の横加速度Gy を検出するように
したが、車速V及びヨーレートγから下記数3の実行に
横加速度Gy を推定するようにしてもよい。
ンサ64を用いて車両の横加速度Gy を検出するように
したが、車速V及びヨーレートγから下記数3の実行に
横加速度Gy を推定するようにしてもよい。
【0031】
【数3】Gy=V・γ また、上記実施例においては、車両の挙動異常を車輪に
対する制動力の付与により修正するようにしたが、サス
ペンション装置を制御することにより車両の前後ロール
剛性配分を制御したり、同ロール剛性の配分制御と上記
実施例の制動力制御を同時に行ったりして、車両の挙動
異常を修正するようにしてもよい。
対する制動力の付与により修正するようにしたが、サス
ペンション装置を制御することにより車両の前後ロール
剛性配分を制御したり、同ロール剛性の配分制御と上記
実施例の制動力制御を同時に行ったりして、車両の挙動
異常を修正するようにしてもよい。
【図1】 本発明の車両の挙動異常検出装置を適用した
車両用制動装置と同装置のための電気制御装置を概略的
に示す図である。
車両用制動装置と同装置のための電気制御装置を概略的
に示す図である。
【図2】 図1のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムのフローチャートである。
プログラムのフローチャートである。
【図3】 スタビリティファクタの横加速度に対する変
化特性を示すグラフである。
化特性を示すグラフである。
11…ブレーキペダル、12…マスタシリンダ、20,
30,40,50…各輪用のブレーキ油圧制御装置、2
2,32,42,52…ホイールシリンダ、61…舵角
センサ、62…車速センサ、63…ヨーレートセンサ、
64…横加速度センサ、65a〜65d…油圧センサ、
66…マイクロコンピュータ、67…駆動制御回路。
30,40,50…各輪用のブレーキ油圧制御装置、2
2,32,42,52…ホイールシリンダ、61…舵角
センサ、62…車速センサ、63…ヨーレートセンサ、
64…横加速度センサ、65a〜65d…油圧センサ、
66…マイクロコンピュータ、67…駆動制御回路。
Claims (1)
- 【請求項1】ハンドル舵角を検出する舵角検出手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 ヨーレートを検出するヨーレート検出手段と、 横加速度を検出する横加速度検出手段と、 前記検出したハンドル舵角、車速及びヨーレートに基づ
いて車両のスタリビリティファクタを計算する計算手段
と、 前記計算したスタビリティファクタを横加速度で微分し
た値が第1所定値より大きいとき車両がドリフトアウト
していると判定する第1判定手段と、 前記計算したスタビリティファクタを横加速度で微分し
た値が第2所定値より小さいとき車両がスピンしている
と判定する第2判定手段とを備えたことを特徴とする車
両の挙動異常検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP955794A JPH07215193A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 車両の挙動異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP955794A JPH07215193A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 車両の挙動異常検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07215193A true JPH07215193A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11723592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP955794A Pending JPH07215193A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 車両の挙動異常検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07215193A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09193776A (ja) * | 1996-01-16 | 1997-07-29 | Toyota Motor Corp | 車輌の挙動制御装置 |
| JPH1024820A (ja) * | 1996-07-08 | 1998-01-27 | Toyota Motor Corp | 車輌の車輪グリップ判定装置 |
| US6086168A (en) * | 1996-08-16 | 2000-07-11 | Daimlerchrysler Ag | Method for operating a motor vehicle with driving-stabilizing brake interventions |
| US7315773B2 (en) | 2003-04-02 | 2008-01-01 | Jtekt Corporation | Vehicle motion control method and vehicle motion control apparatus |
| US7957877B2 (en) | 2006-03-15 | 2011-06-07 | Nissan Motor Co., Ltd. | Curving tendency detection device in vehicle, and vehicle response control apparatus using same |
| JP5024456B2 (ja) * | 2009-09-24 | 2012-09-12 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の旋回特性推定装置 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP955794A patent/JPH07215193A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09193776A (ja) * | 1996-01-16 | 1997-07-29 | Toyota Motor Corp | 車輌の挙動制御装置 |
| JPH1024820A (ja) * | 1996-07-08 | 1998-01-27 | Toyota Motor Corp | 車輌の車輪グリップ判定装置 |
| US6086168A (en) * | 1996-08-16 | 2000-07-11 | Daimlerchrysler Ag | Method for operating a motor vehicle with driving-stabilizing brake interventions |
| US7315773B2 (en) | 2003-04-02 | 2008-01-01 | Jtekt Corporation | Vehicle motion control method and vehicle motion control apparatus |
| US7957877B2 (en) | 2006-03-15 | 2011-06-07 | Nissan Motor Co., Ltd. | Curving tendency detection device in vehicle, and vehicle response control apparatus using same |
| JP5024456B2 (ja) * | 2009-09-24 | 2012-09-12 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の旋回特性推定装置 |
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