JPH07215248A - 弾性クローラを用いた走行装置 - Google Patents
弾性クローラを用いた走行装置Info
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- JPH07215248A JPH07215248A JP971894A JP971894A JPH07215248A JP H07215248 A JPH07215248 A JP H07215248A JP 971894 A JP971894 A JP 971894A JP 971894 A JP971894 A JP 971894A JP H07215248 A JPH07215248 A JP H07215248A
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンドレスの弾性クローラ6を有した走行装
置において、転輪9が通過する部分(特に芯金10の埋
設位置付近)に虫食い現象や、クラック、芯金10に対
する剥離等が生じないようにする。 【構成】 転輪9の外周面に、その周方向に沿って螺旋
帯状となる踏面13を形成させた。踏面13は、クロー
ラ内面6aに対して幅方向に移動する成分を有しながら
通過するようになるので、同一箇所が頻繁に圧縮及び復
元を繰り返すことがなくなる。
置において、転輪9が通過する部分(特に芯金10の埋
設位置付近)に虫食い現象や、クラック、芯金10に対
する剥離等が生じないようにする。 【構成】 転輪9の外周面に、その周方向に沿って螺旋
帯状となる踏面13を形成させた。踏面13は、クロー
ラ内面6aに対して幅方向に移動する成分を有しながら
通過するようになるので、同一箇所が頻繁に圧縮及び復
元を繰り返すことがなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性クローラの長寿命
化を図ることができる弾性クローラを用いた走行装置に
関するものである。
化を図ることができる弾性クローラを用いた走行装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、農業機械に見られるコンバイ
ンやハーベスタ等、また土木・建設機械に見られる各種
ローダーや運搬車等において用いられる走行装置1を示
すものであって、2は車輪列で駆動輪3、遊動輪4、及
び1個又は複数個(図では4個)の転輪5を有したもの
である。また、6はこの車輪列2に掛け渡された弾性ク
ローラであって、ゴムや樹脂等の弾性材料により無端帯
状に形成されている。
ンやハーベスタ等、また土木・建設機械に見られる各種
ローダーや運搬車等において用いられる走行装置1を示
すものであって、2は車輪列で駆動輪3、遊動輪4、及
び1個又は複数個(図では4個)の転輪5を有したもの
である。また、6はこの車輪列2に掛け渡された弾性ク
ローラであって、ゴムや樹脂等の弾性材料により無端帯
状に形成されている。
【0003】この走行装置1は、駆動輪3がスプロケッ
トである場合には噛合伝動により、また駆動輪3がドラ
ムホイールであれば摩擦伝動により、弾性クローラ6を
循環動させるようになっており、弾性クローラ6の外周
面に所定間隔で設けられたラグ7により、湿地帯等であ
っても強い牽引力を生起させるようになっている。とこ
ろで、弾性クローラ6には、その周方向に沿って互いに
所定間隔をおくように幅方向に長い芯金(クローラ内面
に突起8を突出させている)が埋設されていると共に、
周方向に沿ってスチールコード等の抗張材(図示略)が
埋設されている。
トである場合には噛合伝動により、また駆動輪3がドラ
ムホイールであれば摩擦伝動により、弾性クローラ6を
循環動させるようになっており、弾性クローラ6の外周
面に所定間隔で設けられたラグ7により、湿地帯等であ
っても強い牽引力を生起させるようになっている。とこ
ろで、弾性クローラ6には、その周方向に沿って互いに
所定間隔をおくように幅方向に長い芯金(クローラ内面
に突起8を突出させている)が埋設されていると共に、
周方向に沿ってスチールコード等の抗張材(図示略)が
埋設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】走行装置1が走行駆動
している場合、転輪5は、クローラ内面に対して芯金の
埋設位置と非埋設位置とを交互に通過するようになる
が、これら両位置間では弾性変形量に差があるため、こ
れが頻繁に繰り返されることにより、特に両位置の境界
部等には虫食い現象(局部的な磨耗又は削り取りが生じ
て欠陥性凹部が形成されること)が生じたり、クラック
や剥離が生じたりしていた。
している場合、転輪5は、クローラ内面に対して芯金の
埋設位置と非埋設位置とを交互に通過するようになる
が、これら両位置間では弾性変形量に差があるため、こ
れが頻繁に繰り返されることにより、特に両位置の境界
部等には虫食い現象(局部的な磨耗又は削り取りが生じ
て欠陥性凹部が形成されること)が生じたり、クラック
や剥離が生じたりしていた。
【0005】虫食い現象は、弾性クローラ6の破断強度
を低下させるものであることは言うまでもない。またク
ラックや剥離は、それらの隙間を通じて弾性クローラ6
の肉厚部内部へ泥水等を浸入させるので、芯金や抗張材
を腐食させることにつながる。このように、いずれの場
合も弾性クローラ6としての寿命を短くするものであっ
た。
を低下させるものであることは言うまでもない。またク
ラックや剥離は、それらの隙間を通じて弾性クローラ6
の肉厚部内部へ泥水等を浸入させるので、芯金や抗張材
を腐食させることにつながる。このように、いずれの場
合も弾性クローラ6としての寿命を短くするものであっ
た。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、弾性クローラに対する虫食い現象やクラック
及び剥離の発生を防止して、弾性クローラの長寿命化を
図ることができる弾性クローラを用いた走行装置を提供
することを目的とする。
であって、弾性クローラに対する虫食い現象やクラック
及び剥離の発生を防止して、弾性クローラの長寿命化を
図ることができる弾性クローラを用いた走行装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、駆動輪と少なくとも1個の回転自在な車輪とを有
する車輪列に無端帯状をした弾性クローラを掛け渡して
成る走行装置において、少なくとも1個の車輪の外周面
部には、クローラ内面と当接する踏面及び非当接となる
凹部がその周方向に沿って交互に形成されていると共
に、これら踏面と凹部とは車輪の幅方向で位置ズレする
ように配されていることを特徴としている。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、駆動輪と少なくとも1個の回転自在な車輪とを有
する車輪列に無端帯状をした弾性クローラを掛け渡して
成る走行装置において、少なくとも1個の車輪の外周面
部には、クローラ内面と当接する踏面及び非当接となる
凹部がその周方向に沿って交互に形成されていると共
に、これら踏面と凹部とは車輪の幅方向で位置ズレする
ように配されていることを特徴としている。
【0008】踏面は、車輪の周方向に沿って螺旋帯状を
呈するように形成することが可能である。また踏面は、
車輪の周方向に沿って千鳥状に連結配置された複数のブ
ロック面部により形成することが可能である。車輪が、
クローラ内面の内方寄り及び外方寄りを走行する一対の
内外輪体を具備し、内方輪体及び外方輪体の両外周面部
に踏面及び凹部を設けることができることは言うまでも
ない。そして、この場合には、内外輪体の一体回転時に
おいて踏面相互及び凹部相互が相互近接・相互離反を繰
り返すように設けておくのが好ましい。
呈するように形成することが可能である。また踏面は、
車輪の周方向に沿って千鳥状に連結配置された複数のブ
ロック面部により形成することが可能である。車輪が、
クローラ内面の内方寄り及び外方寄りを走行する一対の
内外輪体を具備し、内方輪体及び外方輪体の両外周面部
に踏面及び凹部を設けることができることは言うまでも
ない。そして、この場合には、内外輪体の一体回転時に
おいて踏面相互及び凹部相互が相互近接・相互離反を繰
り返すように設けておくのが好ましい。
【0009】車輪は、円形輪郭を有する輪体に対して、
外周面に踏面及び凹部を備えた円環体を嵌め付けること
によって構成するようにしてもよい。
外周面に踏面及び凹部を備えた円環体を嵌め付けること
によって構成するようにしてもよい。
【0010】
【作用】外周面部に踏面及び凹部を有した車輪(転輪又
は遊動輪等)は、その幅方向の一部のみに注目して言え
ば、周方向にわたり、ローラ内面に当接する踏面と、ク
ローラ内面には当接しない凹部とが交互に設けられたも
のであり、しかもこれら踏面及び凹部は、車輪の幅方向
においても位置ズレする(幅方向全部が踏面のみとなっ
たり、又は凹部のみとなったりすることがない)ように
なっている。すなわち、踏面は、車輪の周方向に沿って
螺旋帯状に形成させたり(請求項2)、複数のブロック
面部を千鳥状に配置することで形成させたり(請求項
3)したものである。
は遊動輪等)は、その幅方向の一部のみに注目して言え
ば、周方向にわたり、ローラ内面に当接する踏面と、ク
ローラ内面には当接しない凹部とが交互に設けられたも
のであり、しかもこれら踏面及び凹部は、車輪の幅方向
においても位置ズレする(幅方向全部が踏面のみとなっ
たり、又は凹部のみとなったりすることがない)ように
なっている。すなわち、踏面は、車輪の周方向に沿って
螺旋帯状に形成させたり(請求項2)、複数のブロック
面部を千鳥状に配置することで形成させたり(請求項
3)したものである。
【0011】このため、循環動するクローラ内面に対し
て、車輪は、常時、同一軸線上だけに当接しつつ通過す
るのではなく、当接部分を所定範囲内で幅方向に移動さ
せるようにしながら(クローラ内面における通過域の内
方寄り及び外方寄りを行ったり来たりしながら)通過す
るようになる。このようにクローラ内面に対して、同一
箇所を車輪が通過する機会は減少する。
て、車輪は、常時、同一軸線上だけに当接しつつ通過す
るのではなく、当接部分を所定範囲内で幅方向に移動さ
せるようにしながら(クローラ内面における通過域の内
方寄り及び外方寄りを行ったり来たりしながら)通過す
るようになる。このようにクローラ内面に対して、同一
箇所を車輪が通過する機会は減少する。
【0012】車輪が、クローラ内面に設けられたガイド
レール又は突起を幅方向に跨ぐようにして成る跨ぎ転輪
(内方輪体及び外方輪体を有している)である場合であ
って、且つこれら内外輪体の外周面部に踏面及び凹部を
形成させたときは、内外輪体が回転することで踏面が相
互近接・相互離反を繰り返すように設けておくことで、
走行振動等の相殺が可能となる。
レール又は突起を幅方向に跨ぐようにして成る跨ぎ転輪
(内方輪体及び外方輪体を有している)である場合であ
って、且つこれら内外輪体の外周面部に踏面及び凹部を
形成させたときは、内外輪体が回転することで踏面が相
互近接・相互離反を繰り返すように設けておくことで、
走行振動等の相殺が可能となる。
【0013】外周面に踏面及び凹部を備えた円環体を、
輪体に嵌めることで車輪を構成するようにした場合、既
存の走行装置に対する本発明の実施が容易となると共
に、円環体だけの交換等も可能となる。
輪体に嵌めることで車輪を構成するようにした場合、既
存の走行装置に対する本発明の実施が容易となると共
に、円環体だけの交換等も可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明に係る走行装置の主要部(弾性クロー
ラ6の接地側上面部に相当)を示す断面斜視図である。
なお、走行装置としての基本的構成は図13に示したも
のと略同じであり、駆動輪3を含む車輪列2に弾性クロ
ーラ6が掛け渡されて成る。
る。図1は本発明に係る走行装置の主要部(弾性クロー
ラ6の接地側上面部に相当)を示す断面斜視図である。
なお、走行装置としての基本的構成は図13に示したも
のと略同じであり、駆動輪3を含む車輪列2に弾性クロ
ーラ6が掛け渡されて成る。
【0015】図1において、9は遊動輪(図13の符号
4参照)又は転輪(図13の符号5参照)等の回転自在
な車輪であって、弾性クローラ6のクローラ内面6aに
対して、その中央部寄りを、芯材10に設けられた突起
8に沿って転動するようになっている。なお、11はス
チールコード等の抗張材である。車輪9の外周面部に
は、その周方向に沿って螺旋溝状を成す凹部12が形成
されており、その結果として、当該凹部12の両側に、
螺旋帯状を成す踏面13が形成されるようになってい
る。このようにして成る車輪9がクローラ内面6a上を
転動するとき、当該クローラ内面6aには、踏面13に
より図2に矢符Aで示すような傾斜帯状の当接軌跡が繰
り返し描かれるようになる。
4参照)又は転輪(図13の符号5参照)等の回転自在
な車輪であって、弾性クローラ6のクローラ内面6aに
対して、その中央部寄りを、芯材10に設けられた突起
8に沿って転動するようになっている。なお、11はス
チールコード等の抗張材である。車輪9の外周面部に
は、その周方向に沿って螺旋溝状を成す凹部12が形成
されており、その結果として、当該凹部12の両側に、
螺旋帯状を成す踏面13が形成されるようになってい
る。このようにして成る車輪9がクローラ内面6a上を
転動するとき、当該クローラ内面6aには、踏面13に
より図2に矢符Aで示すような傾斜帯状の当接軌跡が繰
り返し描かれるようになる。
【0016】図3は車輪9の外周面部を展開した状態を
示したものであって、Cは回転中心である。凹部12で
は展開部端の12aと12bとが接続され、踏面13で
は展開部端の13aと13bとが接続されることを意味
している。踏面13がクローラ内面6aに当接する幅寸
法Wは、従来の転輪5又は遊動輪4(図13参照)がク
ローラ内面6aに当接する幅寸法と同一なものとしてあ
る。また、凹部12において、車輪9の一側方(例えば
図面上側)へ通り抜ける開放端12cの位置付けと、他
側方(図面下側)へ通り抜ける開放端12dの位置付け
とを一致させてあるので、車輪9が回転するうえで、踏
面13がクローラ内面6aと当接する幅寸法の合計値
(例えばW1+W2)は、いつでも上記W寸法と同一値
に保たれるようになっている。更に、弾性クローラ6の
周長をP、車輪9の外径をDとおいたときに、P/Dπ
≠n(nは整数)が成立するように車輪9の外径を決定
しておけば、弾性クローラ6が一巡した場合に当接軌跡
(図2中の矢符A参照)が一致せず、クローラ内面6a
が万遍なく使用されることとなる。そのため、弾性クロ
ーラ6に対して虫食い現象やクラック及び剥離の発生を
防止するうえで、一層有益である。
示したものであって、Cは回転中心である。凹部12で
は展開部端の12aと12bとが接続され、踏面13で
は展開部端の13aと13bとが接続されることを意味
している。踏面13がクローラ内面6aに当接する幅寸
法Wは、従来の転輪5又は遊動輪4(図13参照)がク
ローラ内面6aに当接する幅寸法と同一なものとしてあ
る。また、凹部12において、車輪9の一側方(例えば
図面上側)へ通り抜ける開放端12cの位置付けと、他
側方(図面下側)へ通り抜ける開放端12dの位置付け
とを一致させてあるので、車輪9が回転するうえで、踏
面13がクローラ内面6aと当接する幅寸法の合計値
(例えばW1+W2)は、いつでも上記W寸法と同一値
に保たれるようになっている。更に、弾性クローラ6の
周長をP、車輪9の外径をDとおいたときに、P/Dπ
≠n(nは整数)が成立するように車輪9の外径を決定
しておけば、弾性クローラ6が一巡した場合に当接軌跡
(図2中の矢符A参照)が一致せず、クローラ内面6a
が万遍なく使用されることとなる。そのため、弾性クロ
ーラ6に対して虫食い現象やクラック及び剥離の発生を
防止するうえで、一層有益である。
【0017】図4乃至図8は、車輪9の外周面部に設け
られる凹部12及び踏面13の変形例(第2乃至第6実
施例)を示すものであって、それぞれ(a)は展開図、
(b)はクローラ内面6aに対する当接軌跡を概略的に
示した図である。図4に示す第2実施例の車輪9では、
凹部12を多条(2条)溝としてある。従って当然に、
踏面13についても多条(2条)設けられている。
られる凹部12及び踏面13の変形例(第2乃至第6実
施例)を示すものであって、それぞれ(a)は展開図、
(b)はクローラ内面6aに対する当接軌跡を概略的に
示した図である。図4に示す第2実施例の車輪9では、
凹部12を多条(2条)溝としてある。従って当然に、
踏面13についても多条(2条)設けられている。
【0018】図5に示す第3実施例の車輪9では、凹部
12を、頂角が幅方向に向いた二等辺三角形状とするこ
とによってV字状に曲折する帯状踏面13を形成したも
のである。この場合、クローラ内面6aに描かれる当接
軌跡は、連続した蛇行状となる。蛇行幅を大きくするう
えでは、踏面13の幅寸法を、車輪9の幅寸法の1/2
より小さめにしておけばよい。
12を、頂角が幅方向に向いた二等辺三角形状とするこ
とによってV字状に曲折する帯状踏面13を形成したも
のである。この場合、クローラ内面6aに描かれる当接
軌跡は、連続した蛇行状となる。蛇行幅を大きくするう
えでは、踏面13の幅寸法を、車輪9の幅寸法の1/2
より小さめにしておけばよい。
【0019】図6に示す第4実施例の車輪9では、その
中央部に、頂角が周方向に向いた二等辺三角形状の凹部
12を形成させ、且つその両側に直角三角形状の凹部1
2を形成させることによって「く」字状に股開きする帯
状踏面13を形成したものである。図7に示す第5実施
例の車輪9では、その中央部に菱形状の凹部12を形成
させ、且つその周部に、頂角が幅方向に向いた二等辺三
角形状の凹部12を形成させることによって、菱形状を
した枠形踏面13を形成したものである。
中央部に、頂角が周方向に向いた二等辺三角形状の凹部
12を形成させ、且つその両側に直角三角形状の凹部1
2を形成させることによって「く」字状に股開きする帯
状踏面13を形成したものである。図7に示す第5実施
例の車輪9では、その中央部に菱形状の凹部12を形成
させ、且つその周部に、頂角が幅方向に向いた二等辺三
角形状の凹部12を形成させることによって、菱形状を
した枠形踏面13を形成したものである。
【0020】図8に示す第6実施例の車輪9では、その
周方向に沿って長方形状凹部12を千鳥配置状に形成さ
せることで、結果として、正方形状をした複数のブロッ
ク面部14が千鳥状に連結配置されて成る踏面13を形
成してある。なお、これら図3乃至図8の各実施例にお
いて、凹部12と踏面13との凹凸関係を逆にすること
も可能である。また凹部12の形成により、結果として
踏面13を形成させるといった加工工程を採る以外に
も、踏面13の形成部材を固着することで、結果として
凹部12が形成されるといった加工工程を採ることがで
きることは言うまでもない。
周方向に沿って長方形状凹部12を千鳥配置状に形成さ
せることで、結果として、正方形状をした複数のブロッ
ク面部14が千鳥状に連結配置されて成る踏面13を形
成してある。なお、これら図3乃至図8の各実施例にお
いて、凹部12と踏面13との凹凸関係を逆にすること
も可能である。また凹部12の形成により、結果として
踏面13を形成させるといった加工工程を採る以外に
も、踏面13の形成部材を固着することで、結果として
凹部12が形成されるといった加工工程を採ることがで
きることは言うまでもない。
【0021】これらの変形例によって明らかなように、
車輪9は、その幅方向の一部のみに注目して言えば、周
方向にわたって踏面13と凹部12とが交互配置とな
り、且つこれら踏面13及び凹部12が、車輪9の幅方
向においても位置ズレする(幅方向全部が踏面13のみ
(図8では踏面13の連結部が幅方向に渡っているが、
この程度の細さは許容範囲である)となったり、又は凹
部12のみとなったりすることがない)ようになってい
るものであればよく、図示したもの以外にも、種々のパ
ターンが考えられる。
車輪9は、その幅方向の一部のみに注目して言えば、周
方向にわたって踏面13と凹部12とが交互配置とな
り、且つこれら踏面13及び凹部12が、車輪9の幅方
向においても位置ズレする(幅方向全部が踏面13のみ
(図8では踏面13の連結部が幅方向に渡っているが、
この程度の細さは許容範囲である)となったり、又は凹
部12のみとなったりすることがない)ようになってい
るものであればよく、図示したもの以外にも、種々のパ
ターンが考えられる。
【0022】図9及び図10は第7実施例の車輪9を示
すものであって、この車輪9は、クローラ内面6aの内
方寄り及び外方寄りを走行する一対の内外輪体15,1
6を具備した跨ぎ転輪とされている。このような場合で
あっても、内方輪体15及び外方輪体16の両外周面部
に、図3乃至図8等に示した踏面13及び凹部12を設
けることは可能である。このとき、内外輪体15,16
の一体回転時において踏面13相互が相互近接・相互離
反を繰り返すように(図10参照)設けておくと、各輪
体15,16で生じる各別の走行振動及び偏向性等を相
殺させることができるので、乗り心地をよくし、且つ安
定性が増す点で有益である。
すものであって、この車輪9は、クローラ内面6aの内
方寄り及び外方寄りを走行する一対の内外輪体15,1
6を具備した跨ぎ転輪とされている。このような場合で
あっても、内方輪体15及び外方輪体16の両外周面部
に、図3乃至図8等に示した踏面13及び凹部12を設
けることは可能である。このとき、内外輪体15,16
の一体回転時において踏面13相互が相互近接・相互離
反を繰り返すように(図10参照)設けておくと、各輪
体15,16で生じる各別の走行振動及び偏向性等を相
殺させることができるので、乗り心地をよくし、且つ安
定性が増す点で有益である。
【0023】図11は第8実施例の車輪9を示すもので
あって、この車輪9は、輪体17と、この輪体17に外
嵌装着可能な円環体18とから成る。そして円環体18
の外周面部に対して、図3乃至図8等に示した踏面13
及び凹部12が形成されている。円環体18は、輪体1
7に対してねじ止め、溶接、接着、圧入等の手段により
固定される。このような構造は、既存の遊動輪4や転輪
5(図13参照)に対する本発明の実施を容易化するも
のである。また、踏面13が磨耗や破損等した場合に、
円環体18のみの交換で対処できる利点がある他、輪体
17と円環体18とが異質材料である場合(例えば輪体
17が樹脂製で円環体18が金属製である場合やその逆
の場合、また円環体18のみをステンレス等によって形
成させる場合)等にも有益である。
あって、この車輪9は、輪体17と、この輪体17に外
嵌装着可能な円環体18とから成る。そして円環体18
の外周面部に対して、図3乃至図8等に示した踏面13
及び凹部12が形成されている。円環体18は、輪体1
7に対してねじ止め、溶接、接着、圧入等の手段により
固定される。このような構造は、既存の遊動輪4や転輪
5(図13参照)に対する本発明の実施を容易化するも
のである。また、踏面13が磨耗や破損等した場合に、
円環体18のみの交換で対処できる利点がある他、輪体
17と円環体18とが異質材料である場合(例えば輪体
17が樹脂製で円環体18が金属製である場合やその逆
の場合、また円環体18のみをステンレス等によって形
成させる場合)等にも有益である。
【0024】ところで、図3、図4、図6、図7に示し
た車輪9では、図12(a)に示すように、踏面13
が、その中間部に凹部12を介した状態でクローラ内面
6aと当接する場合が生じる。そのため、各踏面13に
作用する荷重分布をみると、両踏面13間(凹部12に
対応する領域)で各々の波及作用が生じて荷重が均さ
れ、全体的に面圧が小さくなる傾向を示すようになる。
このことは、図12(b)に示すようにクローラ内面6
aに対して平面的に当接する遊動輪4や転輪5が、集中
的に作用する荷重によって高い面圧を生じることに比し
て、クローラ内面6aを保護する利点を奏するものであ
ることが明らかである。
た車輪9では、図12(a)に示すように、踏面13
が、その中間部に凹部12を介した状態でクローラ内面
6aと当接する場合が生じる。そのため、各踏面13に
作用する荷重分布をみると、両踏面13間(凹部12に
対応する領域)で各々の波及作用が生じて荷重が均さ
れ、全体的に面圧が小さくなる傾向を示すようになる。
このことは、図12(b)に示すようにクローラ内面6
aに対して平面的に当接する遊動輪4や転輪5が、集中
的に作用する荷重によって高い面圧を生じることに比し
て、クローラ内面6aを保護する利点を奏するものであ
ることが明らかである。
【0025】なお、この発明は、ドラム転輪や中転輪等
にも実施可能である。また、弾性クローラ6として、芯
金10が埋設されていないものにも実施可能である。
にも実施可能である。また、弾性クローラ6として、芯
金10が埋設されていないものにも実施可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、循環動するクローラ内面に対して、車輪は、当
接部分を幅方向に移動させるようにしながら(クローラ
内面における通過域の内方寄り及び外方寄りを行ったり
来たりしながら)通過するようになっているので、同一
箇所が頻繁に圧縮と復元とを繰り返すようなことがなく
なり、虫食い現象をはじめ、クラックや剥離は生じ難く
なる。これにより、破断強度が低下することを防止でき
ると共に、芯金や抗張材等の腐食を防止できるようにな
るので、弾性クローラの長寿命化が図られる。
あって、循環動するクローラ内面に対して、車輪は、当
接部分を幅方向に移動させるようにしながら(クローラ
内面における通過域の内方寄り及び外方寄りを行ったり
来たりしながら)通過するようになっているので、同一
箇所が頻繁に圧縮と復元とを繰り返すようなことがなく
なり、虫食い現象をはじめ、クラックや剥離は生じ難く
なる。これにより、破断強度が低下することを防止でき
ると共に、芯金や抗張材等の腐食を防止できるようにな
るので、弾性クローラの長寿命化が図られる。
【0027】また、クローラ内面に対して車輪の当接部
分が幅方向に移動するようになるので、クローラ内面に
付着した泥等を排除する効果が得られる。この効果は、
特に遊動輪に対して本発明を実施した場合に顕著とな
る。そのため、いちいち走行装置を停止させて泥等の取
り除き作業を行うことが不要又は減少するので、作業効
率を上げることにも繋がる。
分が幅方向に移動するようになるので、クローラ内面に
付着した泥等を排除する効果が得られる。この効果は、
特に遊動輪に対して本発明を実施した場合に顕著とな
る。そのため、いちいち走行装置を停止させて泥等の取
り除き作業を行うことが不要又は減少するので、作業効
率を上げることにも繋がる。
【0028】跨ぎ転輪に本発明を実施した場合であっ
て、内外輪体の外周面部に、踏面が相互近接・相互離反
を繰り返すように設けておくと、内方輪体と外方輪体と
で走行振動及び偏向性等が相殺されるので、乗り心地が
向上し、且つ安定性も増す。車輪を、輪体と円環体とか
ら構成するようにしておくと、既存の走行装置に対する
本発明の実施が容易となると共に、円環体だけの交換等
も可能となる。このことは、踏面が磨耗したり破損した
りした場合等に、部品交換が容易且つ低コストで行える
利点を招来する。
て、内外輪体の外周面部に、踏面が相互近接・相互離反
を繰り返すように設けておくと、内方輪体と外方輪体と
で走行振動及び偏向性等が相殺されるので、乗り心地が
向上し、且つ安定性も増す。車輪を、輪体と円環体とか
ら構成するようにしておくと、既存の走行装置に対する
本発明の実施が容易となると共に、円環体だけの交換等
も可能となる。このことは、踏面が磨耗したり破損した
りした場合等に、部品交換が容易且つ低コストで行える
利点を招来する。
【図1】本発明に係る走行装置の主要部を示す断面斜視
図である。
図である。
【図2】第1実施例の車輪におけるクローラ内面への当
接軌跡を示す平面図である。
接軌跡を示す平面図である。
【図3】第1実施例の車輪における外周面部の展開図で
ある。
ある。
【図4】(a)は第2実施例の車輪における外周面部の
展開図であり、(b)はこの車輪によるクローラ内面へ
の当接軌跡を示す概略平面図である。
展開図であり、(b)はこの車輪によるクローラ内面へ
の当接軌跡を示す概略平面図である。
【図5】(a)は第3実施例の車輪における外周面部の
展開図であり、(b)はこの車輪によるクローラ内面へ
の当接軌跡を示す概略平面図である。
展開図であり、(b)はこの車輪によるクローラ内面へ
の当接軌跡を示す概略平面図である。
【図6】(a)は第4実施例の車輪における外周面部の
展開図であり、(b)はこの車輪によるクローラ内面へ
の当接軌跡を示す概略平面図である。
展開図であり、(b)はこの車輪によるクローラ内面へ
の当接軌跡を示す概略平面図である。
【図7】(a)は第5実施例の車輪における外周面部の
展開図であり、(b)はこの車輪によるクローラ内面へ
の当接軌跡を示す概略平面図である。
展開図であり、(b)はこの車輪によるクローラ内面へ
の当接軌跡を示す概略平面図である。
【図8】(a)は第6実施例の車輪における外周面部の
展開図であり、(b)はこの車輪によるクローラ内面へ
の当接軌跡を示す概略平面図である。
展開図であり、(b)はこの車輪によるクローラ内面へ
の当接軌跡を示す概略平面図である。
【図9】第7実施例の車輪を用いた走行装置の主要部を
示す断面斜視図である。
示す断面斜視図である。
【図10】第7実施例の車輪におけるクローラ内面への
当接軌跡を示す平面図である。
当接軌跡を示す平面図である。
【図11】第8実施例の車輪を分解して示す斜視図であ
る。
る。
【図12】本発明に係る車輪による荷重分布の有益点を
説明する図である。
説明する図である。
【図13】走行装置の全体図を示す側面図である。
1 走行装置 2 車輪列 3 駆動輪 4 遊動輪 5 転輪 6 弾性クローラ 6a クローラ内面 9 車輪 12 凹部 13 踏面 14 ブロック面部 15 内方輪体 16 外方輪体 17 輪体 18 円環体
Claims (5)
- 【請求項1】 駆動輪(3)と少なくとも1個の回転自
在な車輪(4又は5)とを有する車輪列(2)に無端帯
状をした弾性クローラ(6)を掛け渡して成る走行装置
において、少なくとも1個の車輪(9)の外周面部に
は、クローラ内面(6a)と当接する踏面(13)及び
非当接となる凹部(12)がその周方向に沿って交互に
形成されていると共に、これら踏面(13)と凹部(1
2)とは車輪(9)の幅方向で位置ズレするように配さ
れていることを特徴とする弾性クローラを用いた走行装
置。 - 【請求項2】 踏面(13)は、車輪(9)の周方向に
沿って螺旋帯状を呈するように形成されていることを特
徴とする請求項1記載の弾性クローラを用いた走行装
置。 - 【請求項3】 踏面(13)は、車輪(9)の周方向に
沿って千鳥状に連結配置された複数のブロック面部(1
4)により形成されていることを特徴とする請求項1記
載の弾性クローラを用いた走行装置。 - 【請求項4】 車輪(9)が、クローラ内面(6a)の
内方寄り及び外方寄りを走行する一対の内外輪体(1
5,16)を具備し、内方輪体(15)及び外方輪体
(16)の両外周面部に踏面(13)及び凹部(12)
が設けられ、且つ内外輪体(15,16)の回転時にお
いて踏面(13)相互が相互近接・相互離反を繰り返す
ように設けられていることを特徴とする請求項2又は請
求項3記載の弾性クローラを用いた走行装置。 - 【請求項5】 車輪(9)は、円形輪郭を有する輪体
(17)に対して、外周面に踏面(13)及び凹部(1
2)を備えた円環体(18)を嵌め付けることによって
構成されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか
に記載された弾性クローラを用いた走行装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP971894A JPH07215248A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 弾性クローラを用いた走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP971894A JPH07215248A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 弾性クローラを用いた走行装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07215248A true JPH07215248A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11728072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP971894A Pending JPH07215248A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 弾性クローラを用いた走行装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07215248A (ja) |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP971894A patent/JPH07215248A/ja active Pending
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