JPH07215882A - 腫瘍の治療方法 - Google Patents
腫瘍の治療方法Info
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- JPH07215882A JPH07215882A JP6227568A JP22756894A JPH07215882A JP H07215882 A JPH07215882 A JP H07215882A JP 6227568 A JP6227568 A JP 6227568A JP 22756894 A JP22756894 A JP 22756894A JP H07215882 A JPH07215882 A JP H07215882A
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Abstract
アジンオキシド類を組み合わせた癌腫瘍の治療方法を提
供する。 【構成】 化学療法剤での治療に対して感受性である固
形腫瘍を有する哺乳動物に、前記化学療法剤を投与して
から約1時間から約2時間後に、または前記化学療法剤
を投与する約1/2時間から約24時間前に、細胞毒性
増強量の式Iで示される化合物を投与すること、を含ん
でなる当該化学療法剤の細胞毒性を増強する方法。 〔式中、XはH、ヒドロカルビル(1〜4C)、ハロゲ
ン、OH、アルコキシ(1〜4C)、NH2、アルキル
アミノ(1〜4C)等であり;Y1,Y2はH,N
O2,OH、アルコキシ(1〜4C)、アルキルチオ
(1〜4C)、NH2、モノ(又はジ)アルキルアミノ
(1〜4C)、アルコキシカルボニル(1〜4C)、ハ
ロゲン等であり;nは0,1である〕
Description
関する。より詳細には、本発明は、化学療法剤類および
1,2,4−ベンゾトリアジンオキシド類を組み合わせ
た癌腫瘍の治療方法に関する。
一般的に用いられる抗癌剤は、低酸素(hypoxic)腫瘍細
胞に対する細胞毒性よりも正常に酸素が送り込まれる
(normally oxygenated)腫瘍細胞に対する細胞毒性の方
が強い。低酸素細胞の放射線療法に対する耐性も広く知
られている。従って、腫瘍低酸素状態(tumor hypoxia)
および結果として生じる治療に対する耐性が癌治療法に
おいて懸念されている。
細胞ならびに様々な割合で不十分に酸素が送り込まれる
細胞あるいは低酸素細胞の両者を含む。低酸素状態は、
通常腫瘍細胞が血管から最も遠く離れているところで生
じる。またそのような細胞はより遅い増殖速度を有する
傾向がある。完全に解明されていないとはいえ、低酸素
細胞の抗癌剤に対する耐性は、低酸素細胞がより遅く成
長する傾向があるためか、あるいは薬剤を運搬する血管
からそれらまで距離があるために、低酸素細胞による薬
剤の摂取が不十分であることによると一般的には考えら
れている。従って、腫瘍中の低酸素細胞の相対割合は、
治療の成果に対して重要なものになりうる。放射線療法
もしくは薬剤治療で生き残る低酸素耐性細胞は、再度酸
素が送り込まれるようになる可能性があり、それによっ
て更なる治療に対する腫瘍の感受性が回復する。それに
もかかわらず、不確実な結果をあてにする代わりに、低
酸素腫瘍細胞を包含する癌腫瘍細胞が殺されるかまたは
治療が施されるときにより確実に不活性化されるような
癌治療を開発することが望まれている。
5,175,287号明細書には、腫瘍の治療のために放射線と
共に1,2,4−ベンゾチアジンオキシド類を使用する
ことが開示されている。1,2,4−ベンゾチアジンオ
キシド類は、腫瘍細胞を放射線に敏感にし、そしてそれ
らをこの治療モダリティにより従うようにする。Holden
ら(1992) "Enhancement of Alkylating Agent Activit
y by SR-4233 in the FSaIIC Murine Fibrosarcoma" JN
CI 84:187-193 には、抗腫瘍性アルキル化薬と組み合わ
せて、チラパザミン(tirapazamine) としても知られて
いるSR-4233 を使用することが開示されている。4種の
抗腫瘍アルキル化薬、シスプラチン、シクロホスファミ
ド、カルムスチンおよびメルファランについて、各々、
低酸素腫瘍細胞の抗腫瘍アルキル化薬に対する耐性を解
決するチラパザミンの能力を調べるための試験を行っ
た。チラパザミンを単独で、および様々な量の各抗腫瘍
アルキル化薬と組み合わせて試験した。シクロホスファ
ミド、カルムスチンもしくはメルファランで単一量(si
ngle-dose)治療する直前に SR-4233を投与したとき、注
目すべき用量増加により腫瘍細胞における相乗細胞毒性
効果が生じたことが認められた。しかしながら、シスプ
ラチンで単一量治療する直前に SR-4233を投与したとき
には、シスプラチンを最高用量レベルで投与したときを
除いて、用量増加により相加効果が生じた。
各種の抗癌剤と組み合わせて使用されてきた。そして、
これらの薬剤を各種の抗癌剤、特にアルキル化薬、シク
ロホスファミドおよびメルファランならびにニトロソ尿
素類、BCNUおよびCCNUと組み合わせたときに、治療利益
が達成できることが見出された。しかしながら、生じた
治療利益が、ニトロイミダゾール類による低酸素細胞の
選択的な殺害によるものではなく、ニトロイミダゾール
類の代謝によるアルキル化薬誘導DNA架橋の可能性を
含むメカニズムによるものであることが明らかになった
ことが、後に見出された(Murrayら,(1983) Br. J. C
ancer 47: 195-203)。
哺乳動物に、有効量の次式で示される化合物、または医
薬的に許容される前記化合物の塩を投与すること、およ
び本明細書で定義される式Iの化合物を投与してから約
1/2時間から約24時間後に有効量の腫瘍が影響を受
けやすい化学療法剤を投与することを含んでなる、癌腫
瘍、特に固形腫瘍の治療方法を提供する。
H、NH2 、NHRもしくはNRRで置換されたヒドロ
カルビル(1〜4C);ハロゲン;OH;アルコキシ
(1〜4C);NH2 ;NHRまたはNRRであり、こ
こで、それぞれR基は、独立して、低級アルキル(1〜
4C)および低級アシル(1〜4C)から選択されるも
のであり、そしてこれらのRは、それら自身OH、NH
2 、アルキル(1〜4C)第2級およびジアルキル(1
〜4C)第3級アミノ基、アルコキシ(1〜4C)もし
くはハロゲンで置換されていてもよく、NRRの場合に
は、2つのRが直接的にまたは橋酸素(bridge oxygen)
を介して一体になって、モルホリノ環、ピロリジノ環も
しくはピペリジノ環を形成し;nは、0もしくは1であ
り;そしてY1 およびY2 は、独立して、H;ニトロ;
ハロゲン;ハロゲン、ヒドロキシ、エポキシ、アルコキ
シ(1〜4C)、アルキルチオ(1〜4C)、第1級ア
ミノ(NH2 )、アルキル(1〜4C)第2級アミノ、
ジアルキル(1〜4C)第3級アミノ、2つのアルキル
が一体になって結合してモルホリノ、ピロリジノもしく
はピペリジノを生成しているジアルキル(1〜4C)第
3級アミノ、アシルオキシ(1〜4C)、アシルアミド
(1〜4C)およびそれのチオ類似体、アセチルアミノ
アルキル(1〜4C)、カルボキシ、アルコキシカルボ
ニル(1〜4C)、カルバミル、アルキルカルバミル
(1〜4C)、アルキルスルホニル(1〜4C)もしく
はアルキルホスホニル(1〜4C)からなる群より選択
される1つもしくは2つの置換基で任意に置換された環
式および不飽和ヒドロカルビルを包含するヒドロカルビ
ル(1〜14C)であり、ここで、ヒドロカルビルは単
一エーテル(−O−)結合により任意に中断されていて
もよく、またはY1 およびY2 は、独立して、モルホリ
ノ、ピロリジノ、ピペリジノ、NH2 、NHR′、N
R′R′O(CO)R′、NH(CO)R′、O(S
O)R′もしくはO(POR′)R′,ここでR′は、
OH、NH2 、アルキル(1〜4C)第2級アミノ、ジ
アルキル(1〜4C)第3級アミノ、モルホリノ、ピロ
リジノ、ピペリジノ、アルコキシ(1〜4C)もしくは
ハロゲン置換基で置換されていてもよいヒドロカルビル
(1〜4C)である。
法剤の毒性を増強する方法を提供する。本発明のこの態
様では、化学療法剤を投与する約1/2時間から約24
時間前に、または化学療法剤を投与してから約1時間か
ら約2時間後に、本明細書で先に定義された式Iの化合
物の細胞毒性増強量が、固形腫瘍を有しかつそのような
治療を必要とする哺乳動物に投与され、そして腫瘍は、
更に化学療法剤で治療される。別の態様では、本発明
は、化学療法剤を投与してから1〜2時間後に、本明細
書で定義される式Iの化合物を哺乳動物に投与すること
を含んでなる、哺乳類の癌腫瘍を治療する方法を提供す
る。
本明細書中で定義される式Iの化合物を投与すると、ど
ちらかの薬剤の単独投与または両薬剤の同時投与より
も、驚くべき程そして予期せぬ程遙に多くの腫瘍細胞が
殺害されることを発見した。シスプラチンを投与する2
4時間前にチラパザミンを投与したときに、チラパザミ
ンとシスプラチンを同時に投与したときに認められる腫
瘍細胞殺害量の10倍から1000倍上回る腫瘍細胞殺害量
を、本出願人らは認めた。この薬剤の組み合わせで得ら
れる最高の相乗効果は、シスプラチンを投与する約2.
5時間前にチラパザミンを投与したときに認められた。
剤の抗腫瘍効力(即ち、腫瘍細胞におけるその細胞毒性
効果)における並外れた増強を表すものである。更に、
シスプラチンの全身毒性(血清BUN および急性毒性)試
験では、腫瘍についての効力を最適に分離した組み合わ
せは、シスプラチン単独の場合と比べて全身毒性が小さ
いかまたは全く増加しないことを示した。従って、すべ
てではないが、ほとんどの更なる腫瘍細胞の細胞殺害効
力は、この組み合わせに関する治療利益と言い換えられ
る。また、腫瘍細胞殺害の顕著な増強が比較的低用量の
シスプラチンで得られため、チラパザミンとシスプラチ
ンとの間の相乗相互作用は十分である。
義される式Iで示される癌腫瘍における治療効果を発揮
できる化合物、もしくは医薬的に許容されるその塩の用
途であって、化学療法剤でそのような腫瘍を治療する前
にそのような腫瘍を有する哺乳動物に治療的に投与する
ための医薬品の製造における用途を提供する。本発明
は、より詳細には添付した特許請求の範囲に示されてお
り、かつそれは下記のその好ましい態様に記載されてい
る。
を包含する哺乳類の癌腫瘍を治療する方法を提供する。
本発明のこの態様では、有効量の本明細書中で定義され
る式Iで示される化合物が、有効量の腫瘍が影響を受け
やすい化学療法剤を哺乳動物に投与する約1/2時間か
ら約24時間前に、癌腫瘍を有しかつ治療を必要とする
哺乳動物に投与される。
る腫瘍の感受性とは、化学療法剤が、例えば、腫瘍細胞
を殺害すること、細胞増殖を低減させること、または腫
瘍の大きさを低減させることを初めとする、いずれかの
メカニズムで腫瘍における治療効果を発揮できることを
意味する。また、本明細書で用いられる、有効量の本明
細書中で定義される式Iの化合物とは、腫瘍細胞を殺害
できるか、または化学療法剤を併用して腫瘍細胞を殺害
できる量を称する。有効量の化学療法剤とは、腫瘍細胞
を殺害できるか、または例えば、腫瘍の大きさを低減さ
せることもしくは腫瘍細胞の成長および増殖を遅延させ
ることにより治療効果を得ることができる量の化学療法
剤を称する。
を受けやすい固形腫瘍に対する化学療法剤の細胞毒性を
増強する方法であって、化学療法剤を投与してから約1
時間〜約2時間後に、細胞毒性増強量の本明細書中に定
義される式Iの化合物を、そのような腫瘍を有する哺乳
動物に投与することを含んでなる方法を提供する。本明
細書で用いられる、細胞毒性増強量なる語は、細胞にお
ける化学療法剤の細胞毒性効果を増強できるような、本
明細書中に定義される式Iの化合物の量を称する。好ま
しくは、細胞毒性増強量が、相乗効果をもたらす程、即
ち、化学療法剤および式Iの化合物を単独で投与したと
きのそれぞれの効果の和よりも大きい。細胞毒性増強量
の式Iの化合物は、そのような化合物を化学療法剤と共
に、生体内および/または生体外実験腫瘍モデル、例え
ば、本明細書に後述するようなもの、または当該技術分
野で既知であるいずれか別の腫瘍モデルで試験すること
により評価できる。次いで生体内および/または生体外
実験腫瘍モデルにより決定した細胞毒性増強量は、腫瘍
を治療する際に哺乳動物に投与される2種の薬剤の量を
決定するための基準として使用される。
の治療を受けやすい固形腫瘍に対する化学療法剤の細胞
毒性を増強する方法であって、化学療法剤を投与してか
ら約1時間〜約2時間後に、細胞毒性増強量の本明細書
中に定義される式Iで示される化合物を、そのような腫
瘍を有する哺乳動物に投与することを含んでなる方法を
提供する。
結合することを望むことなく、ここでは、低酸素癌細胞
に対して特異的な細胞毒性を有する本明細書で定義され
る式Iのベンゾトリアジン化学療法剤および正常に酸素
が送り込まれる癌細胞において最大の活性を有する化学
療法剤の組み合わせが、腫瘍細胞の殺害を増強するかま
たは相乗効果を提供する。本明細書中で定義される式I
のベンゾトリアジン類の酸化物類は、それらの効果を発
揮するために、正常な酸素濃度よりも低い酸素濃度を特
別に必要とする。低酸素状態についてのこの要件は重要
な利点であり、2種の薬物の間における腫瘍特異性相互
反応のベースを提供する。一般的には、正常な細胞の酸
素濃度は10〜15mmHgを越える濃度である。これらのおよ
び高酸素分圧で、チラパザミンにより得られる細胞毒性
は非常に低い。一方、多くの腫瘍は10mmHg未満の酸素濃
度の細胞を相当数有する。酸素濃度10mmHg未満という分
圧では、チラパザミンおよび式Iの別のベンゾトリアジ
ン類の細胞毒性種への代謝が著しく増強される。本明細
書で用いられる低酸素腫瘍細胞とは、酸素分圧が約10mm
Hg未満の分圧の腫瘍細胞を称する。
乳動物の癌腫瘍、特に低酸素領域を有する固形癌を治療
するのに有用である。そのような腫瘍の具体例として
は、限定されるものではないが、腺癌類、神経膠芽(グ
リオ)細胞腫類(および別の脳腫瘍類)、乳房の、頚部
の、結腸直腸の、子宮内膜の、胃の、肝臓の、肺の(小
細胞および非小細胞の)腫瘍、リンパ腫(非ホジキン・
リンパ腫、バーキット・リンパ腫、拡散性大細胞リンパ
腫、濾胞性リンパ腫、拡散性ホジキン・リンパ腫を包含
する)、黒色腫(転移性)、神経芽細胞腫、骨原性肉
腫、卵巣腫瘍、網膜芽腫、軟組織肉腫、精巣腫瘍および
化学療法に応じる別の腫瘍が挙げられる。従って、本発
明方法は、ヒトを包含するいずれかの型の哺乳動物、常
用される実験動物、例えば、ラット、マウス、ウサギ、
イヌ、サルのような霊長類、ウマ、ネコならびに別の動
物における、実験的に誘導させた癌腫瘍を包含する癌腫
瘍の治療に使用できる。
と共に実施できる。本発明のいずれか特定の態様では、
化学療法剤は、癌腫瘍の型および関係する癌腫瘍を治療
するための化学療法剤の効力などの因子に関して選択さ
れるであろう。化学療法剤は、アルキル化薬、代謝拮抗
物質、天然物、ホルモンおよび拮抗物質ならびに別の型
の化合物から選択できるだろう。
ジェンマスタード類(即ち、2−クロロエチルアミン
類)、例えば、クロルメチン(chloromethine )、クロ
ラムブシル(chlorambucil)、メルファラン(melphala
n )、ウラムスチン(uramustine)、マンノムスチン
(mannomustine)、リン酸エキストラムスチン(extram
ustine phosphate)、メクロルタミンオキシド(mechlo
rthaminoxide)、シクロホスファミド(cyclophosphami
de)、イフォスアミド(ifosamide )およびトリフォス
ファミド(trifosfamide);置換アジリジン基を有する
アルキル化薬、例えば、トレタミン(tretamine )、チ
オテパ(thiotepa)、トリアジキノン(triaziquone )
およびマイトマイシン(mitomycin );アルキルスルホ
ネート型のアルキル化薬、例えば、ブスルファン(busu
lfan)およびピポスルファン(piposulfan);アルキル
化N−アルキル−N−ニトロソウレア誘導体類、例え
ば、カルムスチン(carmustine)、ロムスチン(lomust
ine )、セムスチン(semustine)もしくはストレプト
ゾトシン(streptozotocine );ミトブロニトール(mi
tobronitole )、ダカルバジン(dacarbazine )および
プロカルバジン(procarbazine)型のアルキル化薬;な
らびにプラチナ錯体類、例えば、シスプラチン(cispla
tin )およびカルボプラチン(carboplatin )が挙げら
れる。
類、例えば、メトトレキサート(methotrexate)、アミ
ノプテリン(aminopterin )および3′−ジクロロメト
トレキサート(3′−dichloromethotrexate);ピリミ
ジン誘導体類、例えば、5−フルオロウラシル(5−fl
uorouracil)、フロキシウリジン(floxuridine )、テ
ガフール(tegafur )、シタラビン(cytarabine)、イ
ドクスウリジン(idoxuridine )およびフルシトシン
(flucytosine );プリン誘導体類、例えば、メルカプ
トプリン(mercaptopurine)、チオグアニン(thioguan
ine )、アザチオプリン(azathioprine)、チアミプリ
ン(tiamiprine)、ビダラビン(vidarabine)、ペント
スタチン(pentostatin )およびピューロマイシン(pu
romycin )が挙げられる。
イド類、例えば、ビンブラスチン(vinblastine )およ
びビンクリスチン(vincristine );エピポドフィロト
キシン類(epipodophylotoxins)、例えば、エトポシド
(etoposide )およびテニポシド(teniposide);抗生
物質類、例えば、アドリマイシン(adriamycin)、ダウ
ノマイシン(daunomycin)、ダクチノマイシン(dactin
omycin)、ダウノルビシン(daunorubicin)、ドキソル
ビシン(doxorubicin )、ミスラマイシン(mithramyci
n )、ブレオマイシン(bleomycin )およびマイトマイ
シン(mitomycin );酵素類、例えば、L−アスパラギ
ナーゼ(L-asparaginase);生体応答調節物質類、例え
ば、アルファ−インターフェロン(alpha-interfero
n);カンプトテシン(camptothecin);タクゾル(tax
ol );ならびにレチノイド類、例えば、レチノイン酸
(retinoic acid )が挙げられる。
ては、副腎皮質コルチコイド(adrenocorticoid )類、
例えば、プレドニゾン(prednisone);黄体ホルモン
(progestin )類、例えば、酢酸ヒドロキシプロゲステ
ロン(hydroxyprogesterone acetate )、酢酸メドロキ
シプロゲステロン(medroxyprogesterone acetate )お
よび酢酸メゲストロール(megestrol acetate );卵胞
ホルモン(estrogen)類、例えば、ジエチルスチルベス
トロール(diethylstilbestrol)およびエチニルエスト
ラジオール(ethinyl estradiol );女性ホルモン拮抗
薬(antiestrogen)類、例えば、タモキシフェン(tamo
xifen );男性ホルモン(androgen)類、例えば、プロ
ピオン酸テストステロン(testosterone propionate )
およびフルオキシメストロン(fluoxymestrone);男性
ホルモン拮抗薬(antiandrogen)類、例えば、フルタミ
ド(flutamide );ならびに性腺刺激ホルモン放出ホル
モン(gonadotropin-releasing hormone)類似体類、例
えば、リュープロリド(leuprolide)が挙げられる。
センジオン類、例えば、マイトキサントロン(mitoxant
rone);置換尿素類、例えば、ヒドロキシ尿素(hydrox
yurea );ならびに副腎皮質ホルモン抑制剤(adrenoco
rtical suppressant)類、例えば、マイトテイン(mito
tane)およびアミノグルテチミド(aminoglutethimide
)が挙げられる。さらに、化学療法剤は、免疫抑制
薬、例えば、シクロスポリン(cyclosporine)、アザチ
オプリン(azathioprine)、スルファサラジン(sulfas
alazine )、メトズサレン(methozsalen )およびサリ
ドマイド(thalidomide )が挙げられる。
は、市販されているかまたは当該技術分野で既知である
方法により調製できる。化学療法剤を単独で、または1
種以上の化学療法剤を組み合わせて使用できる。例え
ば、3種の異なる化学療法剤と1種以上の式Iの化合物
(本明細書中で定義のとおり)の組み合わせを用いて、
本発明方法に従って投与することにより、癌腫瘍を治療
できる。
鎖もしくは直鎖ヒドロカルビル(1〜4C)、例えば、
メチル、エチル、s−ブチルおよびイソプロピル;ヒド
ロキシ;アルコキシ(1〜4C)、例えば、メトキシ、
エトキシ、プロポキシおよびt−ブトキシ;第1級アミ
ノ(NH2 );第2級アミノ(NHR)(ここで、R
は、炭素原子数1〜4個のアルキルもしくはアシルであ
る,例えば、メチルアミノおよびエチルアミノ);第3
級アミノ(NRR)(ここで、R基は、炭素原子数1〜
4個のアルキルもしくはアシルである,例えば、ジエチ
ルアミノなど、または2つのRが一体になってモルホリ
ノ、ピロリジノもしくはピペリジノ環を形成する);で
ある。種々のアルキルおよびアシルR基の場合には、そ
れらはさらにOH、NH2 、低級アルキル(1〜4C)
第2級アミノおよびジアルキル(1〜4C)第3級アミ
ノ、モルホリノ、ピロリジノ、ピペリジノ、アルコキシ
(1〜4C)もしくはハロゲン(フルオロ、クロロ、ブ
ロモもしくはヨード)置換基で置換されていてもよい。
2 、アルキル第2級アミノ、ジアルキル第3級アミノ、
アルコキシ(1〜4C)もしくはハロゲン(フルオロ、
クロロ、ブロモもしくはヨード)置換基で置換されてい
てもよい。より好ましいXは、水素、第1級アミノ(N
H2 )、非置換分枝鎖もしくは直鎖ヒドロカルビル(1
〜4C)または置換分枝鎖もしくは直鎖ヒドロカルビル
(1〜4C)である。nは、0もしくは1であり、好ま
しくは1である。
ロ;ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモもし
くはヨード);またはヒドロカルビル(1〜14C)で
ある。ヒドロカルビルである場合には、Y1 およびY2
は、置換もしくは非置換で、環式もしくは非環式であっ
てもよく、そして単一エーテル結合により任意に中断さ
れていてもよい。従って、Y1 およびY2 の非置換ヒド
ロカルビル型は、例えば、メチル、エチル、n−プロピ
ル、s−ブチル、n−ヘキシル、2−メチル−n−ペン
チル、2−エトキシエチル、3−(n−プロポキシ)−
n−プロピル、4−メトキシブチル、シクロヘキシル、
テトラヒドロフルフリル、フルフリル、シクロヘキセニ
ル、3−(n−デシルオキシ)−n−プロピル、4−メ
チルオクチルおよび4,7−ジメチルオクチルでありう
る。
ゲン、例えば、フルオロ、クロロ、ブロモもしくはヨー
ド;ヒドロキシ;エポキシ;アルコキシ(1〜4C)、
例えば、メトキシ、n−プロポキシおよびt−ブトキ
シ;アルキルチオ(1〜4C);第1級アミノ(N
H2 );モルホリノ;ピロリジノ;ピペリジノ;第2級
アミノ(NHR′)(ここで、R′は、1〜4Cアルキ
ルである)、例えば、メチルアミノ、プロピルアミノな
ど;第3級アミノ(NR′R′);R′COO−および
R′CONH−でそれぞれ表されるアシルオキシおよび
アシルアミド基ならびにR′CSO−およびR′CSN
H−でそれぞれ表されるそれらのチオ類似体;カルボキ
シ(−C(O)CH);アルコキシカルボニル(−C
(O)OR′);カルバミル(−C(O)NH2 );ア
ルキルカルバミル(1〜4C)(−C(O)NH
R′);、アルキルスルホニル(1〜4C)(R′SO
2 −);ならびにアルキルホスホニル(1〜4C)
(R′P(OR′)O−)から選択される1〜2個の置
換基で任意に置換されうる。
各々独立して、−NH2 、−NHR′、−NR′R′、
−OCOR′、−NH(CO)R′、−O(SO)R′
もしくは−O(ROR′)R″(ここで、種々のR′基
は、低級アルキル(1〜4C)である)であってもよ
く、それら自体、OH、NH2 、アルキル第2級および
第3級アミノ、ピロリジノ、ピペリジノ、アルコキシ
(1〜4C)もしくはハロゲン置換基で置換されていて
もよい。
独立して、H、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボ
ニル、アルキルスルホニルもしくは−NHR′(ここ
で、R′は、−CH2 −(CH2 )m −CH2 −NR1
R2 であり、R1 およびR2 は、独立して、水素、低級
アルキルからなる群より選択されるか、またはR1 およ
びR2 基は連結してピペリジノもしくはピロリジノ環を
形成し、そしてmは0〜4、好ましくは1〜2の整数で
ある)である。
化合物としては、1,2,4−ベンゾトリアジン 1,
4−ジオキシド(式中、Xが水素であり、Y1 およびY
2 が各々水素であり、そしてnが1である);3−アミ
ノ−1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシ
ド(即ち、チラパザミン、SR-4233 、式中、XがNH 2
であり、Y1 およびY2 が各々水素であり、そしてnが
1である);3−エチル−1,2,4−ベンゾトリアジ
ン 1,4−ジオキシド(式中、Xがエチルであり、Y
1 およびY2 が各々水素であり、そしてnが1であ
る);3−プロピル−1,2,4−ベンゾトリアジン
1,4−ジオキシド(式中、Xがプロピルであり、Y1
およびY2 が各々水素であり、そしてnが1である);
ならびに3−(1−ヒドロキシエチル)−1,2,4−
ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシド(式中、Xが1
−ヒドロキシエチルであり、Y1 およびY2 が各々水素
であり、そしてnが1である)が挙げられ、最も好まし
いものは3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジン
1,4−ジオキシドである。
薬的に許容される塩としては、無機酸、例えば、塩酸、
臭化水素酸もしくはリン酸;有機酸、例えば、酢酸、ピ
ルビン酸、琥珀酸、マンデル酸およびp−トルエンスル
ホン酸;より形成される塩、ならびに無機塩基、例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムもしくは水酸化
カルシウムまたは有機塩基、例えば、カフェイン、エチ
ルアミンもしくはリシンより形成される塩が挙げられ
る。
経口的にまたは非経口的に(静脈内、皮下、筋肉内、髄
腔内、腹腔内などに)投与できる。非経口投与の場合に
は、通常化合物は、医薬的に許容される賦形剤を用いて
一回量の注射可能な剤形(水剤、懸濁剤、乳剤)に製剤
されるであろう。そのような賦形剤は、典型的には非毒
性であり、非治療用である。そのような賦形剤の具体例
としては、水、水性賦形剤、例えば、塩類、リンゲル
液、デキストロース液およびハンクス溶液ならびに非水
性賦形剤、例えば、固定油(例えば、トウモロコシ油、
綿実油、落花生油および胡麻油)、オレイン酸エチルな
らびにミリスチン酸イソプロピルが挙げられる。滅菌塩
類が好ましい賦形剤である。賦形剤は、少量の添加剤、
例えば、溶解性、等張性および化学安定性を増強する物
質、例えば、酸化防止剤、緩衝剤および保存剤を含有し
てもよい。経口投与(もしくは直腸投与)の場合には、
化合物は、通常一回量の剤形、例えば、錠剤、カプセル
剤、坐剤もしくはカシェ剤の形に製剤されるだろう。典
型的には、そのような製剤は、固形、半固形もしくは液
状の担体または希釈剤を含む。具体的な希釈剤および賦
形剤としては、乳糖、デキストロース、ショ糖、ソルビ
トール、マンニトール、デンプン、アラビアゴム、リン
酸カルシウム、鉱油、ココアバター、カカオ脂、アルギ
ネート、トラガント、ゼラチン、メチルセルロース、ポ
リオキシエチレン、モノラウリン酸ソルビタン、ヒドロ
キシ安息香酸メチル、ヒドロキシ安息香酸プロピル、タ
ルクおよびステアリン酸マグネシウムが挙げられる。
従来の経路により哺乳動物に投与される。化学療法剤お
よび本明細書中に定義される式Iの化合物は、本明細書
中に定義される式Iの化合物および化学療法剤の組み合
わせそれぞれに関して、同様の経路でまたは異なる経路
で投与できる。本明細書中に定義される式Iの化合物
は、単独で、または1つ以上の本明細書中に定義される
別の式Iの化合物と組み合わせて、哺乳動物に投与でき
る。低酸素腫瘍細胞を殺害するかまたはそれに細胞毒性
効果を与えるのに有効な量の本明細書中に定義される式
Iの化合物が、哺乳動物に投与される。投与される化合
物の量は、癌腫瘍の型、哺乳動物の年齢および健康状
態、化学療法剤および式Iの化合物の最大耐量および/
または致死量、ならびに化学療法剤と式Iの化合物の相
互作用のような因子に依存するであろう。この本発明の
好ましい態様では、チラパザミンが、約10mg/m2 〜約 4
50mg/m2 、より好ましくは約20mg/m2 〜約 350mg/m2 、
最も好ましくは約30mg/m2 〜約 250mg/m2 の量で投与さ
れる。哺乳動物に分割量の式Iの化合物が投与される場
合には、化合物の最大耐量および化学療法剤と化合物の
相互作用に依存して、より低い用量範囲が好ましいであ
ろう。
療法剤が、哺乳動物に投与される。そのような量は当該
技術分野で周知であり、化学療法剤もしくは科学文献の
供給者により提供される生成物についての文献により確
認できる。本発明の好ましい態様では、化学療法剤およ
び式Iの化合物が腫瘍において相乗相互作用を有してお
り、そして化学療法剤が単独で投与されるときに有効で
あると認められる用量よりも低い用量で化学療法剤を投
与することが可能になるであろう。化学療法剤が投与さ
れる哺乳動物に化学療法剤が過酷な副作用を与える場合
には、このようなより低い用量が所望されるかもしれな
い。分割量の化学療法剤が哺乳動物に投与される場合に
は、初回量の化学療法剤が投与される前かまたは各分割
量の化学療法剤が投与される前に、2種の薬剤の組み合
わせの相乗効果が維持されるのに十分な量の本明細書中
に定義される式Iの化合物が哺乳動物に投与される。ま
た本発明方法は、別の型の癌治療法、例えば、放射線療
法および腫瘍の外科的除去と連結して使用することがで
きる。
1/2時間から約24時間前に哺乳動物に投与される。
あるいは、式Iの化合物は、化学療法剤を投与してから
約1時間から約2時間後に哺乳動物に投与される。化学
療法剤と式Iの化合物の組み合わせの幾つかについて
は、本発明方法の利点を保持したまま、化学療法剤を投
与する24時間前よりも前に式Iの化合物を投与するこ
とが可能であるだろう。細胞毒性における最も有利な増
強を提供する時間差は、式Iの化合物と化学療法剤の組
み合わせを生体内および/または生体外実験的腫瘍モデ
ル、例えば、本明細書で先に述べたものもしくはいずれ
か別の腫瘍モデルで試験することにより決定できる。次
いでそのようなモデルで決定された時間差を哺乳動物に
おける腫瘍の治療の基準として用いて、必要であれば治
療中に調節を行った。本出願人らは、チラパザミンとシ
スプラチンの組み合わせについて、シスプラチンを投与
する約1時間から3時間前の期間にチラパザミンを投与
したとき、2種の薬剤の間にかなりの相互作用が認めら
れ、シスプラチンを投与する約2.5時間前にチラパザ
ミンを投与したとき、細胞死が大幅に増大したことを見
出した。シスプラチンを投与してから1〜2時間後にチ
ラパザミンを投与したときは、細胞毒性効果の増強は認
められたが、しかしながら増強はそれほど大きくなかっ
た。本発明の幾つかの態様では、化学療法剤と同時に式
Iの化合物を投与することが望ましいかもしれない。
法剤および少なくとも1つの本明細書中に定義される式
Iの化合物を含んでなる、哺乳動物の腫瘍を治療するた
めの試験キットを提供する。本明細書中に定義される式
Iの化合物は、好ましくは細胞毒性増強量もしくは用量
が前記キット中に供給される。本明細書中に定義される
式Iの化合物の適当な剤形は、本明細書中に開示されて
いる。化学療法剤および本明細書中に定義される式Iの
化合物のそれぞれの剤形は、治療しようとする癌腫瘍の
型、好ましい投与経路および化学療法剤の型により決定
されるであろう。化学療法剤および本明細書中に定義さ
れる式Iの化合物は、好ましくは本発明方法に従って異
なる時間における化学療法剤および式Iの化合物の投与
を容易にする別個の容器で供給される。
る式Iで示される癌腫瘍における治療効果を発揮できる
化合物、もしくはその化合物の医薬的に許容される塩の
用途であって、化学療法剤でそのような腫瘍を治療する
前にそのような腫瘍を有する哺乳動物に治療的に投与す
るための医薬品の製造における用途を提供する。本発明
の実施に際して有用な式Iの化合物は、1992年12月29日
に発行された米国特許第 5,175,287号明細書に開示され
る方法に従って調製できる。前記明細書の開示は、引用
することにより本明細書中に組み入れられる。幾つかの
3−アミノ誘導体を調製するための一般法は、例えば、
Ley ら,米国特許第 3,980,779号明細書に見出すことが
できる。
ンから、シアナミドの塩と反応させ、続いて反応混合物
を酸性化することにより調製される。
れは、得られた3−アミノベンゾトリアジンオキシドの
6位および7位である)に関して対称ではなかった。従
って、6−および7−置換物質の混合物が得られるだろ
う。所望であれば、従来の手段を用いてこの混合物を6
位もしくは7位のいずれかに置換基を有する別個の成分
に分離することができる。
oc. 3186 (1957) およびMason ら,J. Chem. Soc. B911
(1970) 参照)により、親の一酸化物もしくは1,2,
4−ベンゾトリアジンから、二酸化物が調製されるかも
しれない。さらに、一酸化物は、以下の方法により調製
してもよい。 (1)H2 NCN・2HClを用いる1−ニトロ−2−
アミノベンゼン化合物の環化; (2)次式により表される親化合物の酸化;または
ra およびWolfら,J.Am. Chem. Soc. 76:355 (1954)
を参照されたい)。
3 /AcOHを用いるホルマザン前駆体の環化(スキー
ムIおよびAtallah およびNazer, Tetrahedron 38:1793
(1982) )により調製してもよい。3−アミノ−1,
2,4−ベンゾトリアジン類は、親化合物の環化(スキ
ームIIおよびArndt., Chem. Ber. 3522 (1913))または
前記のような一酸化物もしくは二酸化物の還元により調
製してもよい。3−ヒドロキシ−1,2,4−ベンゾト
リアジンオキシド類は、過酸およびタングステン酸ナト
リウムを用いて(スキームIII )、3−ヒドロキシ−
1,4−ジオキシド化合物を製造するための新規合成方
法を用いて、または濃硫酸および亜硝酸ナトリウムを用
いて(スキームIV)調製してもよい。
ゾトリアジンオキシド類(本明細書では時々「3−デサ
ミノ(3-desamino)化合物と称されることもある)は、
以下の方法により調製してもよい。この方法は、式Iの
1,2,4−ベンゾトリアジンオキシド(式中、XはN
H2 である)を還元的脱アミノ化条件下で低級アルキル
ニトリット(亜硝酸エステル)で処理することを含む。
「還元的脱アミノ化条件」とは、少なくとも約10%の、
好ましくは少なくとも約50%の所望の3−非置換反応生
成物を生じさせる反応条件を意味する。前記方法で使用
するのに好ましい低級アルキルニトリットは、亜硝酸t
−ブチルである。具体的な還元的脱アミノ化条件は、相
溶性溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド中、少なくと
も約60℃の温度で、典型的には60℃〜65℃の範囲内の温
度で行う反応を含む。この反応は、一般的にはスキーム
Vで具体的に示される。
るが、それらに限定されるものではない。実施例1〜1
8は、本明細書中に定義される式Iの化合物の合成に関
するものである。実施例19は、チラパザミンおよびシ
スプラチンの生体外および生体内試験に関するものであ
る。
ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシドの調製
ン 1−オキシド(1)1.50g(9.25ミリモル(mmo
l))、酸 100.0mLおよび30%過酸化水素30.0mLの攪拌
した混合物を、Na2 WO4 ・2H2 O(3.05g,9.25
mmol)で処理した。その混合物を油浴中60℃で4日間攪
拌した。黄色がかった橙色の混合物を約30℃に冷却し、
濾過して明黄色非UV吸収性固体を除去した。酢酸中に
過酸化水素を含む橙色の溶液を、水および酢酸を数回添
加しながら注意深く蒸発させて半乾燥状態にし、ほとん
どの過酸化物を取り除いた。濃縮した溶液を室温で放置
すると、橙色の固体の収穫物を4つ、0.87g(2のナト
リウム塩の収率42%)が得られた。UV:λ max (20%
CH3 OH/H2 O): 262.2(ε 39,460 ); 477
(ε 7,030)。IR(neat):3530m, 3150m, 2650m, 2
180m および1635m 。C7 H4 N3 O3Na・1.25H2
O(223.64)についての分析 計算値(ナトリウム塩に
ついて計算した):C,37.6;H,2.93;N,18.79 。
実験値:C,37.8;H,2.75;N,18.65 。
メチル−1,2,4−ベンゾトリアジン 1−オキシド
の調製
リド(Aldrich, 2.70 g,12.9mmol)およびシアナミド
2塩酸塩(2.75g,24mmole )(シアナミドのエーテル
溶液をHClガスで処理して沈殿した固体を採取するこ
とにより予め調製した)の混合物を 140℃で1時間加熱
した。残留物を2N NaOH(45mL)で処理し、さら
に5分間加熱し、次いで冷却した。沈殿を採取し、H2
Oで洗浄し、乾燥し、そしてアセトン−トルエンを用い
て磨り潰すと、1.32g(45%)の明黄色の固体(m.p. 3
01〜302 ℃)として3が得られた。TLC Rf 0.60
(塩化メチレン:メタノール 9:1,シリカゲルプレ
ート上)。MS:m/z (相対強度(relative intensit
y)) 230( 100, M+ )。
2,4−ベンゾトリアジンの調製
の調製:無水酢酸( 400mL)を、30分間かけてヘキサン
(2.4L)中に4−デシルアニリン(Aldrich, 80 g, 0.
34モル(mole))を含む攪拌した溶液に添加した。1時
間攪拌した後、混合物を冷却し、そして30分間5〜10℃
で、70%亜硝酸(34mL)で処理した。5〜10℃で1時間
攪拌を続け、そして25℃で16時間攪拌を続けた。混合物
をH2 O(1L)で希釈し、5時間攪拌し、開放皿に注ぎ
入れ、そして16時間放置した。さらにH2 O(1.5L)で
希釈した後、固体を採取し、そして85%エタノール溶液
(水溶液)から再結晶すると、92g(84%)の中間体が
橙色の固体,m.p.64℃,として得られた。
( 100mL)を、メタノール( 900mL)中に先に調製した
4−(1−デシル)−2−ニトロアニリン(89g,0.28
mole)を含む懸濁液と合わせた。混合物を6時間攪拌
し、濃HClでpH7〜8に中和し、そしてほぼ乾燥状態
になるまで真空中で蒸発させた。H2 O( 400mL)で希
釈した後、固体を採取し、そして風乾すると、77g( 1
00%)の中間体が橙色固体,m.p.59℃として得られた。
シアナミド塩酸塩 1.0g( 8.7mmole )(使用するため
に、シアナミドの溶液をHClガスで処理して沈殿した
固体を採取することにより予め調製した)を、前工程で
調製した4−(1−デシル)−2−ニトロアニリン( 5
00mg, 1.8mmole )の予め加熱した溶融体( 190℃)
に、10分間かけて少しずつ添加した。反応混合物を 190
℃で5分間加熱し、25℃に冷却し、6N KOH(10m
L)で処理し、そして90〜95℃で1時間加熱した。25℃
に冷却した後、固体を採取し、H2 Oおよびエタノール
で洗浄し、そして風乾すると、0.25g(46%)の化合物
4が明黄色固体,m.p. 177℃(分解)として得られた。
MS:m/z (相対強度) 285(100, M+ ), 302 (1
3)。
1,2,4−ベンゾトリアジン 1−オキシドの調製
製:20.2g( 0.1mole)の4−クロロ−3−ニトロ安息
香酸(Aldrich )および塩化チオニル(20mL)を合わせ
て16時間放置し、そして4時間還流すると透明な赤色溶
液が得られた。その溶液を真空中で蒸発させ、そしてベ
ンゼンと共に共沸させた。残渣をアセトニトリル(20m
L)に溶解し、そして30分間かけて冷(−10℃)濃水酸
化アンモニウム( 100mL)に添加した。−10℃で3時間
放置し、そして25℃で16時間放置した後、混合物を開放
皿に注ぎ入れ、そして乾燥状態になるまで蒸発させた。
残渣をH2 O中でスラリーにし、そして固体を採取して
風乾すると、19.8g(98%)の中間体が明黄色固体,m.
p. 153℃として得られた。
15mole)を含む溶液を、エタノール(75mL)中にグアニ
ジン塩酸塩(15.8g, 0.165mole)を含む溶液に添加し
た。1時間後、混合物を濾過し、そしてエタノール(50
mL)中に先に調製した4−クロロ−3−ニトロベンズア
ミド(10g,0.05mole)を含む懸濁液と濾液を合わせ
た。混合物を攪拌し、そして16時間還流し、0〜5℃に
冷却し、濃HCl(8mL)で酸性化した。採取した固体
をK2 CO3 (28g, 0.2mole)およびH2 O(40mL)
と合わせ、そして混合物を 100℃で8時間加熱攪拌し
た。25℃に冷却した後、固体を採取し、H2 Oで洗浄
し、そして風乾した。固体を沸騰酢酸エチル中で懸濁
し、採取し、そして熱酢酸エチルで洗浄した。固体を繰
り返し沸騰ジオキサン中に懸濁し、そして採取した(6
× 100mL)。合わせた濾液を真空中で蒸発させて固体を
得た。固体を95%エタノール中に懸濁し、採取し、そし
て風乾すると、0.44g( 4.3%)の化合物5が明黄色固
体,m.p. 300℃として得られた。TLC:Rf =0.23
(塩化メチレン:アセトン 2:1,シリカゲルプレー
ト)。MS:m/z (相対強度) 205( 100, M+ )。
1,2,4−ベンゾトリアジン 1−オキシド オキシ
ムの調製
ベンゾトリアジン 1−オキシド(実施例5で調製;50
mg,0.25mmole )、ヒドロキシルアミン塩酸塩( 200m
g,2.88mmole )、ピリジン(1mL)およびエタノール
(1mL)を合わせた混合物を、90〜95℃で1時間加熱
し、次いで25℃に冷却した。混合物を95%エタノール
(5mL)で希釈し、そして固体を採取し、そして風乾す
ると、30mg(56%)の化合物6が明黄色固体,m.p. 278
℃(分解)として得られた。TLC:Rf =0.60(塩化
メチレン:メタノール 9:1)。MS:m/z (相対強
度) 219( 100, M+)。
−1,2,4−ベンゾトリアジン1,4−ジオキシドの
調製
4−(1−デシル)−2−ニトロアニリン(77g,0.28
モル)、5.25%NaOCl水溶液( 476g,0.34mol
e)、85%KOH(20.3g,0.31モル)、nBu4 NH
SO4 ( 4.7g, 0.014mole)およびCH2 Cl2 (2.
28 L)を合わせた混合物を6時間急速に攪拌し、そして
H 2 O( 500mL)およびCH2 Cl2 (1L )で希釈し
た。分離した有機相を1NHCl(1L )およびブライ
ン(2×1L )で続けて洗浄し、乾燥(Na2 SO4 )
し、そして真空中で濃縮すると、赤色油状物,70g(92
%)が得られた。上記のように調製した5−(1−デシ
ル)−ベンゾフロキサン(10g, 0.036mole)およびベ
ンジルトリエチルアンモニウムクロリド(0.36g,0.00
16mole)をDMSO( 180mL)中に含む溶液を、数時間
かけてシアナミド(13.0g,0.31mole)およびK2 CO
3 (36.8g,0.27mole)で徐々に(gradually )処理し
た。混合物を48時間攪拌し、そして濾過した。濾液をH
2 O(6L )および氷酢酸(40mL)で希釈し、そしてC
H2 Cl2 (4× 500mL)で抽出した。合わせた有機溶
液を5%NaHCO3 溶液(1× 500mL)およびブライ
ン(2× 500mL)で続けて洗浄し、乾燥(Na2 S
O4 )し、そして真空中で蒸発させて乾燥状態にした。
CH2 Cl2 :メタノール(98.2)を用いてシリカゲル
でのクロマトグラフィーにより粗生成物を精製すると、
1.8g(16%)の化合物7が赤色固体,m.p. 155℃(分
解)として得られた。MS:m/z (相対強度) 318(
4, M+ ),285( 100)。
ジオキシドの調製
2 (9mL)、無水トリフルオロ酢酸(13.5mL)およびN
a2 WO4 ・2H2 O( 12.50g,38mmole )をCHC
l3 ( 170mL)中に含む混合物を、室温で5日間攪拌し
た。反応混合物をH2 O( 100mL)で希釈し、そしてC
HCl3 ( 100mL)で抽出した。有機相をH2 O(50m
L)で洗浄し、乾燥(Na2 SO4 )し、そして真空中
で溶媒を除去した。EtOAc:CH2 Cl2 (1:
1)を用いたシリカゲルでのクロマトグラフィーに残渣
をかけると、0.30g(13.4%)の化合物9が黄色油状
物,m.p. 204〜205 ℃として得られた。C7 H5 N3 O
2 (163.13)についての分析 計算値:C,51.5;H,
3.09;N,25.76 。実験値:C,51.6;H,3.36;N,
26.01 。MS:m/z(相対強度) 163( 100, M+ ),
147(50)。TLC:Rf =0.27(EtOAc:CH2
Cl2 1:1,シリカゲルプレート)。IR(nujol
):1600μ,1460μ,1300μ、UV:λmax (H
2 O): 227(ε 22,900 ); 252(ε12,950):392
(ε 4,080)。
1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシドの
調製
を含む混合物を、2.52g(7.63mmole )のNa2 WO4
・2H2 Oおよび30mLの30%H2 O2 で処理した。混合
物を50℃で6日間加熱攪拌し、次いでゆっくりと蒸発さ
せて乾燥状態にしてH2 O2を除去した。残渣をH2 O
( 250mL)中で沸騰させ、そして濾過して約25mgの出発
物質10を除去した。次いで水性溶液を 250mLずつの酢酸
エチルで2回抽出した。暗赤色結晶物質(これは、TL
Cおよび質量分析により12と確認された)が上記分配混
合物中に形成し、そしてそれを濾取すると、60.0mgの黄
色がかった橙色の固体(収率 3.7%)(以下のように12
として確認された)が得られ、それは熱イソプロピルア
ルコールおよび水の混合物への良好な溶解性を示した。
質量分析:M+ =212 (q=100)(化合物10);TLC:
Rf =0.34(アセトン,シリカゲルプレート)。
分離した前記酢酸エチル溶液を、蒸発させて乾燥状態に
した。次いで残渣を室温でイソプロピルアルコールで処
理すると、曇った橙色の固体,0.41g(収率25%)とし
て11が得られた。質量分析:M+ =213 (q=70) ;TL
C:Rf =0.22(アセトン,シリカゲルプレート)。化
合物11を、次のとおり、アンモニウム塩,C7 H4 Cl
N3 O3 NH3 ,m.w.230.61 として確認した。遊離酸1
1を濃NH4 OHに溶解し、次いで氷中で冷却し、そし
て痕跡量の不溶性12をを除去した。赤色濾液および洗浄
液を蒸発させて乾燥状態にすると、赤みがかった橙色の
固体が残った。その固体を50mLの沸騰した1,2−ジメ
トキシエタンで処理してフィルター上に採取し、そして
さらに25mLの1,2−ジメチルエーテルで洗浄した。固
体をP2 O5 上、56℃,1 /1.0mm で乾燥すると、 0.2
44g(87%)の13が残った。
ついての分析 計算値:C,36.5;H,3.06;N,24.3
0 。実験値:C,36.5;H,3.07;N,23.94 。UV:
λmax(H2 O): 219(ε 12,580 ); 265.4(ε40,
000):4830486 (ε 6,640)。
2,4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシドの調製
ド−1,2,4−ベンゾトリアジン1−オキシド(1
5):7−ニトロ−3−アミノ−1,2,4−ベンゾト
リアジン 1−オキシド(14)(4.00g,19.3mmole ;
Parish Chemical Co. )、CHCl3 ( 125mL)および
無水トリフルオロ酢酸(12.0mL,85.0mmole )の溶液
を、室温で44時間攪拌した。得られた明黄色固体を濾過
し、CHCl3 (50mL)で洗浄し、そして乾燥すると、
5.35g(収率91%)の生成物が黄色固体として得られ
た。C9 H4 F3 N5 O4 についての分析 計算値:
C,35.7;H,1.33;N,23.10 。実験値:C,35.7;
H,1.23;N,23.06 。
ンゾトリアジン 1,4−ジオキシド(16):先に調製
した7−ニトロ−3−トリフルオロアセトアミド−1,
2,4−ベンゾトリアジン 1−オキシド(15)(2.50
g,8.25mmole )をCHCl 3 ( 200mL)中に含む攪拌
した溶液に、Na2 WO4 ・2H2 O(90mg, 0.273mm
ole )を添加し、続いて70%H2 O2 (10mL)を添加し
た。15分後、溶液を無水トリフルオロ酢酸( 8.0mL,5
6.7mmole )で処理し、そして室温で64時間攪拌を続け
た。反応混合物をクロマトグラフィー(EtOAc,20
%MeOH/アセトン,そして最後に20%DMF/アセ
トン)にかけ、次いでアセトンから再結晶すると、1.20
g(収率65%)の生成物(16)が橙色の固体,m.p. 286
〜288 ℃(分解)として得られた。UV:λmax 259,
300, 345, 387, 472。C7 H5 N5O4 についての分析
計算値:C,37.70 ;H,2.26;N,31.39 。実験
値:C,37.70 H,2.13;N,30.94 。
アミノプロピルアミノ)−1,2,4−ベンゾトリアジ
ン 1,4−ジオキシドの調製
ルアミノ)−1,2,4−ベンゾトリアジン 1−オキ
シド(18):3−クロロ−1,2,4−ベンゾトリアジ
ン1−オキシド(17)( 3.0g,16.5mmole )(Sasse
ら,米国特許第 4,289,771号明細書の方法により製造)
をCH2 Cl2 ( 100mL)中に含む溶液を、N,N−ジ
エチルアミノプロピルアミン( 9.5mL,88.3mmole )で
処理した。室温で20時間放置した後、混合物を1,2−
ジクロロエタン(50mL)で希釈し、Na2 CO3 および
H2 Oで続けて洗浄した。黄色溶液を乾燥(Na2 SO
4 )し、濾過し、そして真空中で蒸発させると、3.93g
(収率87%)の生成物が黄色固体として得られた。再結
晶(エーテル/石油エーテル)すると、純粋な物質,m.
p.47〜48℃が得られた。C14H21N5 O(18)について
の分析 計算値:C,61.10 ;H,7.69;N,25.44 。
実験値:C,61.30 H,7.80;N,25.61 。
ルアミノ)−1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4−
ジオキシド(18a ):先に調製した3−(3−N,N−
ジエチルアミノプロピルアミノ)−1,2,4−ベンゾ
トリアジン 1−オキシド(18)(1.60g,6.10mmole
)をCHCl3 (50mL)中に含む攪拌した溶液に、無
水トリフルオロ酢酸(22.0mL)を添加した。15分後、混
合物を−10℃まで冷却し、70%H2 O2 (10mL)を添加
し、次いで室温で20日間攪拌した。反応混合物を乾燥
(Na2 SO4 )し、濾過し、そして蒸発させて乾燥状
態にした。残渣を飽和NaHCO3 溶液(50mL)に溶解
し、そしてCH2 Cl2 (3× 150mL)で抽出した。有
機層を乾燥(Na2 SO4 )し、濾過し、そして蒸発さ
せると、生成物(18a)0.51g(収率29%)が赤色固体,
m.p.92〜94℃として得られた。NMR:δ( 400MH
z,CDCl3 )1.11(6H,t,J=7.1 Hz,CH
3 ),1.84〜1.90(2H,m,H−2′),2.48〜2.64
(4H,m,NCH2 CH3 ,およびH−3′),3.68
(2H,br t, J=5.5 Hz,H−1′),7.46(1
H,ddd,J=7.1, 7.0および 1.2Hz,H−6),7.8
4,ddd,J=7.0, 6.9および 1.2Hz,H−7),8.31
(2H,m,H−5および8),8.80(1H,br s, N
H)、UV:λmax 220, 270, 476。C14H21N5 O2
(1/3H2 O)についての分析 計算値:C,56.50
;H,7.34;N,23.55 。実験値:C,56.90 H,7.1
5;N,23.40 。
N−ジエチルアミノエチルアミノ)−1,2,4−ベン
ゾトリアジン 1,4−ジオキシドの調製
アミノエチルアミノ)−1,2,4−ベンゾトリアジン
1−オキシド塩酸塩(20):7−ニトロ−3−クロロ
−1,2,4−ベンゾトリアジン 1−オキシド(19)
(1.60g,7.06mmole )(Sasse ら,米国特許第 4,28
9,771号明細書に大体示されているように、(a)Na
NO2 およびH2 SO4 を40℃で用いて、続いて(b)
POCl3 を用いて 106℃で塩素化して製造した)をC
H2 Cl2 (50mL)中に含む溶液を、N,N−ジエチル
エチレンジアミン( 6.0mL,42.7mmole )で処理した。
室温で6時間放置した後、混合物を高真空下60℃で乾燥
状態になるまで蒸発させた。黄色固体を20%iPrOH
/エーテル( 150mL)中に添加して5時間攪拌し、濾過
し、iPrOHで洗浄し、次いで石油エーテルで洗浄
し、そして乾燥(80℃/ 1.0mmHg)すると、1.80g(収
率74%)の生成物(20)が黄色針状結晶として得られ
た。NMR:δ(90MHz,d6 −DMSO/d4 −M
eOH)1.25(6H,t,J=6.0 Hz,CH3 ),3.
25(6H,m,NCH2 ),3.82(2H,m,H−
1′),7.74(1H,d,J=7.0 Hz,H−5),8.
25(1H,dd,J=7.0 および2.0 Hz,H−6),8.
91(1H,d,J=2.0 Hz,H−8)。
アミノエチルアミノ)−1,2,4−ベンゾトリアジン
1,4−ジオキシド塩酸塩(21):7−ニトロ−3−
(2−N,N−ジエチルアミノエチルアミノ)−1,
2,4−ベンゾトリアジン 1−オキシド(20;上記の
ように調製した)(0.50g,1.46mmole )をCHCl3
(50mL)中に含む0℃で攪拌した溶液に、無水トリフル
オロ酢酸( 9.0mL)を添加した。30分後、70%H2 O2
( 4.0mL)を添加し、混合物を室温で3日間攪拌し、次
いで乾燥(Na2 SO4 )し、濾過し、そして真空中で
蒸発させて乾燥状態にすると、トリフルオロ酢酸塩0.67
g(収率45%)が得られた。この生成物を飽和NaHC
O3 溶液(30mL)に溶解し、そしてCH2 Cl2 (3×
30mL)で抽出した。ジクロロメタンをH2 Oで洗浄し、
乾燥(Na2 SO4 )し、濾過し、HClガスで飽和さ
せ、そして蒸発させて乾燥状態にすると、0.35g(収率
63%,全収率28%)の生成物を赤色固体,m.p. 194〜19
5 ℃として得られた。UV:λmax 260, 306, 388, 47
9 。C13H18N6 O4 HClについての分析 計算値:
C,43.50 ;H,5.34;N,23.43 。実験値:C,43.2
0 H,5.37;N,23.11 。
れていない式(I)の化合物、即ち、置換基「X」が水
素である式(I)の化合物を製造する際の還元的脱アミ
ノ化反応に向けられている。 実施例12 3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジ
ン 1,4−ジオキシドの還元的脱アミノ化による1,
2,4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシドの調製
mmole )をDMF(20mL)中に含む60〜65℃で急速に攪
拌した溶液に、3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリア
ジン1,4−ジオキシド(「SR 4233 」)( 500mg,2.
81mmole )(Sengら,Anqew. Chem. Internat. Edit. 1
1 (1972)の方法により調製した)を少しずつ5分間かけ
て添加した。添加および同時に生じた発泡が鎮静してか
ら(約5分間)、溶液を採取し、そして高真空下で濃縮
すると、暗色蝋状固体が得られた。フラッシュ・クロマ
トグラフィー(30%EtOAc/CH2 Cl2 )にかけ
ると、黄色固体,m.p. 188〜189.5 ℃(分解)が得ら
れ、それをエタノールから再結晶すると195mg(収率43
%)の生成物9が明黄色小板,m.p. 192〜194 ℃(分
解)として得られた。NMR:( 400MHz,d6 −ア
セトン)8.04(1H, ddd,J=8.5, 7, 1.5 Hz),
8.15(1H, ddd,J=8.5, 7, 1.5 Hz),8.42(1
H,dd,J=8.5,1.5 Hz),8.43(1H,dd,J=8.
5,1.5 Hz),9.05(1H,s,H−3)。UV:λ
max 405, 300, 225。MS:m/z (相対強度) 147(1
3), 136(19),(相対強度) 164(9), 163( 100,
M+ ), 147(13), 136(19), 90(7), 78(27), 76(26),
75(8), 64(9), 63(10), 52(12), 51(48), 50(28), 38
(8), 37(5), 30(18), 28(6), 27(7) 。C7 H5 N3 O
2 についての分析 計算値:C,51.54 ;H,3.09;
N,25.76 。実験値:C,51.42 H,3.02;N,25.6
6。
アリルオキシ−1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4
−ジオキシドの調製
リアジン 1,4−ジオキシド(24):亜硝酸t−ブチ
ル( 271mg, 0.312mL,2.63mmole )をDMF(15mL)
中に含む60〜65℃で攪拌した溶液に、7−アリルオキシ
−3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4
−ジオキシド(23)( 205mg, 0.875mmole )を少しず
つ5分間かけて添加した。30分後、さらに亜硝酸t−ブ
チル( 271mg, 0.312mL,2.63mmole )を添加すると、
そのすぐ後に濃赤色の溶液が発泡し、そして数分間の間
に色彩がはっきりと相当明るくなった。さらに30分後、
得られた橙色溶液を真空下で濃縮すると褐色固体が得ら
れ、続いてそれをフラッシュ・クロマトグラフィー(10
%EtOAc/CH2 Cl2 )にかけ、そして結晶化
(CH2 Cl2 /石油エーテル)すると、72mg(収率38
%)の生成物(24)が明橙色結晶,m.p. 147〜148 ℃と
して得られた。
S:m/z (相対強度) 220(4), 219(34, M+ ), 103
(4), 77(4), 75(4), 63(13), 62(4), 42(3), 41(100),
39(16)。C10H9 N3 O3 についての分析 計算値:
C,54.79 ;H,4.14;N,19.17 。実験値:C,54.7
3 H,4.16;N,19.15 。
(3−N−エチルアセトアミド−2−アセトキシプロポ
キシ)−1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオ
キシドの調製
をDMF(5mL)中に含む60℃で攪拌した溶液に、7−
(3−N−エチルアセトアミド−2−アセトキシプロポ
キシ)−3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジン
1,4−ジオキシド(25)(125mg, 0.329mmole )を
DMF(5mL)中に含む溶液をシリンジを介して1分間
かけて添加した。5分後、さらに亜硝酸t−ブチル( 2
17mg,2.10mmole )を添加すると、ガスの発生により証
明されるように即座に反応が起こり、そして溶液の色が
赤色から明橙色に変化した。さらに10分後、溶液をスト
リッピングして黄色/褐色固体を得て、そしてシリカゲ
ルを介して5%MeOH/CH2 Cl2で溶出させ、C
H2 Cl2 /リグロインで溶出させると、90mg(収率75
%)の黄色固体,m.p. 179〜180.5 ℃が得られた。NM
R:δ( 400MHz,d4 −メタノール,ロタマー(ro
tamer)の混合物,比率約2:1)1.12, 1.22(t's,1:
2,3H total, J=7Hz),2.0-6, 2.07 (s's,
2:1,3H total),2.11, 4.34-4.48 (m,2
H),5.48-5.58 (m,1H),7.76-7.86 (m,2
H),8.36-8.42 (m,1H),9.04, 9.06 (s's,
2:1,1H total)。UV:λmax 420, 405, 365,
350, 315, 240, 200。MS:m/z (相対強度) 365(0.
5), 364(1.4,M+ ), 349(0.5), 348(1.1), 347(0.
5), 332(1.2), 331(3.6), 187(7), 186(66), 102(6), 1
00(21), 84(30), 63(6), 58(100), 56(8), 43(65), 42
(9), 41(9), 41(5), 30(14), 29(5), 28(8) 。
ニトロ−1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオ
キシドの調製
をDMF(5mL)中に含む60℃で攪拌した溶液に、7−
ニトロ−3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジン
1,4−ジオキシド(14)(38mg,0.17mmole )を添加
した。30分後、さらに亜硝酸t−ブチル( 175mg,1.70
mmole )を暗赤色のスラリーに添加すると、即座に色が
変化し発泡した。さらに10分後、橙色溶液を真空下で濃
縮すると赤色固体が得られ、それを1%AcOH/CH
2 Cl2 を用いてクロマトグラフィーにかけると、3mg
の生成物(27)が黄色固体(収率10%)として得られ
た。NMR:δ(90MHz,d6 −ジメチルスルホキシ
ド)7.68(d,1H,J=9.2 Hz),7.92(dd,1
H,J=9.2, 2.2Hz),8.10(d,1H,J=2.2 H
z),8.65(s,1H)。UV:λmax 420, 310, 24
0, 205 。MS:m/z (相対強度) 209(9), 208(100,
M+ ), 192(54), 181(14), 162(16), 105(9), 77(2
8), 75(52), 74(27), 63(21), 62(16), 30(77), 18(2
6)。
ンゼントリアジン 1,4−ジオキシド(31)
ラジンの縮合により形成されたヒドラゾン(28)を、酢
酸、亜硝酸ナトリウムおよびHClの混合物中でベンゼ
ンジアゾニウムクロリドと反応させると、ホルマザン
(29)が得られた。BF3 −AcOH(三フッ化ホウ素
−酢酸)を用いて90〜95℃で環化すると、3−エチル−
1,2,4−ベンゼントリアジン(30)が油状物として
得られ、それを蒸留により精製した。70%過酸化水素お
よびCH2 Cl2 中の無水トリフルオロ酢酸(TFA
A)で酸化すると、3−エチル−1,2,4−ベンゼン
トリアジン 1,4−ジオキシド(31) が得られた。タ
イトルの化合物(31) を、順相カラムクロマトグラフィ
ーおよび水性エタノールからの再結晶により精製する
と、純度99.8%の物質が得られた。31の融点(m.p.)は
141〜142 ℃であった。
ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシド(32) ベンゼンジアゾニウムとの反応に、プロピオンアルデヒ
ドおよびフェニルヒドラジンの縮合により形成されたヒ
ドラゾンを用いる代わりにブチルアルデヒドおよびフェ
ニルヒドラジンの縮合により形成されたヒドラゾンを用
いたことを除いて、実施例16の方法(3−エチル−
1,2,4−ベンゼントリアジン 1,4−ジオキシド
の調製)に従って、3−プロピル−1,2,4−ベンゾ
トリアジン1,4−ジオキシド(32) を調製して精製し
た。32の融点(m.p.)は 114〜116 ℃であった。
ル)−1,2,4−ベンゾトリアジン1−オキシド
いて封管中 100℃で48時間、アセトニトリル、トリトル
イルホスゲンおよびトリエチルアミンの混合物中で、3
−クロロ−1,2,4−ベンゾトリアジン 1−オキシ
ドをわずかに過剰のトリ−N−ブチルビニルチンで処理
した。溶媒を除去し、そしてカラムクロマトグラフィー
により精製すると、3−ビニル−1,2,4−ベンゾト
リアジン 1−オキシド(33) が得られた。9−ボラビ
シクロ〔3.3.1〕ノナン(9−BBN)で還元し、
続いて水酸化ナトリウムおよび過酸化水素で酸化する
と、タイトルの化合物3−(1−ヒドロキシエチル)−
1,2,4−ベンゾトリアジン 1−オキシド(34) が
得られた。
瘍モデルで試験した。また、チラパザミンおよびシスプ
ラチンを、低酸素および有酸素(aerobic)条件下のRI
F−1細胞を用いて生体外アッセイで試験した。動物および腫瘍 :以前に発行されたプロトコール(Twen
tyman, supra) に従って、一定のフローラ(叢,flora
)条件下で生育したC3H/Kmマウス(Stanford Un
iversity Medical SchoolのRadiation Biology Divisio
nで繁殖および継代されている)におけるRIF−1線
維肉腫(Dr. Martin Brownの研究所で発見され継代(ma
intain) されている, 放射腫瘍学部門(Department of
RadiationOncology), Stanford University, Stanford,
CA; Twentyman ら,J. Nat'l Cancer Inst. 64: 595-6
04)を、交代に生体内および生体外で継代した。腫瘍細
胞単層を、15%ウシ胎児血清を補足したウエイマウス培
地(Waymouth's medium )で生育し、それを0.05%トリ
プシンで採収した。この懸濁液から、培地0.05mL中に2
×105 個の細胞(cell)をそれぞれのマウスの背中の尾
の約2cm上部の皮内に接種した。2週間後に実験を開始
したときは、平均腫瘍体積が約 200mm3 であった。
ling Drug Inc. (New York)より入手した。動物実験で
は、薬剤を正常食塩水に1mg/mL の濃度で溶解して、薬
剤を体重1kgあたりのmmole 量(mmole/kg)を基準とし
て腹腔内(i.p.)注射した。Bristol Laboratories (Pr
inceton, New Jersey)からのシスプラチン(c-DDP )を
滅菌水に溶解し、そして体重1グラムあたり0.01mLの濃
度(0.01mL/gm )でi.p.注射した。細胞生存率 :動物実験では、生体内/生体外切除アッセ
イに従ってRIF−1細胞生存率を評価した。この実験
の終了期頃に、シスプラチン治療の24時間後にマウスを
殺害し、腫瘍を摘出(切除)し、細かく切り刻み(ミン
スし)、そして酵素カクテル(Twentyman, supra) を用
いて解離させ、そしてクローン生成アッセイのために細
胞を培養した。得られた腫瘍細胞コロニーをクリスタル
バイオレットで染色し、そして37℃、5%CO2 湿潤雰
囲気下で2週間インキュベーションした後カウントし
た。培養効率、ならびに同時にアッセイした対照の治療
していない腫瘍についての腫瘍細胞収量に相対的な治療
した腫瘍についての腫瘍細胞収量の結果として腫瘍あた
りの相対クローン生成細胞を計算した。
シ胎児血清を補足したウエイマウス培地中ペトリ皿あた
り2×104 cellの濃度で、RIF−1細胞を60mmガラス
ペトリ皿にまいた。4〜5日後に実験を行った。処理
(治療)時にはペトリ皿あたり約106 cellであった。次
いで生育培地(growth medium)を、2または4μg/mLの
濃度でチラパザミンを含有する血清を含まない培地2mL
に取り替えた。各実験には、チラパザミンおよびシスプ
ラチンでの処理を両方とも同時に行った群と、2種の薬
剤の処理時の間に間隔をあけた群を含めた。これらの群
でチラパザミンに対して暴露した直後の間には、細胞を
2回すすいで(リンスして)、培地を第2処理(シスプ
ラチンでの処理)時間まですべて生育培地に取り替え
た。前記第2処理も血清を含まない培地で行った。チラ
パザミンに対する暴露およびシスプラチンに対する暴露
の両方を、低酸素条件下で1時間行った。低酸素条件を
達成させるために、特製の予熱したアルミニウム・ガス
供給チャンバー(gassing chambers) に入れた。前記ガ
ス供給チャンバーは振動テーブルに置かれ、そして空気
もしくは窒素(+5%CO2 )の真空出口ライン(排気
管線)および入口ライン(送込管線)を含んでなるガス
供給マニホールドに接続されたものであった。2〜3分
間 0.1気圧まで排気し続けて窒素(+5%CO2 )を供
給することを交互に5回行って、アルミニウム・チャン
バー中の低酸素条件を達成させた。ガス供給後、チャン
バーを密閉し、そして1時間37℃でインキュベーション
した。クラーク(Clarke)電極を用いた培地中の酸素レ
ベルの測定では、低酸素条件が速やかに(酸素濃度 200
ppm 未満という1時間暴露中の平均O2 圧力レベルが約
10分間で)達成されたことを示した。シスプラチン処理
直後に、細胞をトリプシン処理し、カウントし、そして
プラスチック・ペトリ皿中の15%ウシ胎児血清を補足し
たウエイマウス培地で培養しなおして、5%CO2 湿潤
雰囲気下37℃で14日間インキュベートし、その後コロニ
ーをクリスタルバイオレットで染色してカウントした。
ンに対する正常細胞の応答を、腎臓および骨髄流通血液
尿素窒素(BUN)アッセイおよび末梢白色細胞(peri
pheral white cell )カウントで評価した。血液試料
を、尾静脈からまたは心臓穿刺により採取した。血液凝
固阻止薬は全く使用しなかった。個々のマウスの末梢白
色細胞カウントは、3%酢酸 0.280mLで希釈した全血20
μLを用いて測定した。血清BUNアッセイでは、2匹
のマウス由来の血液をプールし、凝固させ、ボルテック
スを用いて攪拌し、そして 830gで15分間遠心分離し
た。血清を吸引した後、商業的な臨床獣医学研究所によ
りBUN値を測定した。また、30日までの生存率を別の
実験で記録した。
記2つの実験では、8mg/kg のシスプラチンの投与3時
間前から投与2時間後の期間における様々な時間に、0.
35mmole/kgのチラパザミン(63mg/kg )を腫瘍所有マウ
スに投与した。x軸は腫瘍あたりのクローン生成細胞の
相対数を示す。y軸は、シスプラチンの投与時に対する
チラパザミンの投与時間を示している(−2時間は、シ
スプラチンを注射する2時間前にチラパザミンを注射し
たマウスから得られたデータを表している)。○は、チ
ラパザミン単独を表し、□はシスプラチン単独を表し、
△はチラパザミンおよびシスプラチンを表す。図1で示
されるように、シスプラチンを投与する3時間前または
1〜2時間後の期間にチラパザミンを投与した場合に
は、腫瘍あたりのクローン生成細胞の相対数は約10-4か
ら約10-7に減少する。これらの図面は、シスプラチンと
同時にチラパザミンを投与した場合の腫瘍あたりのクロ
ーン生成細胞の数と比較して、腫瘍あたりのクローン生
成細胞の数が10倍〜1000倍減少することを表している。
チラパザミンとシスプラチンの相乗効果は、シスプラチ
ンを投与する約3時間〜1時間前にチラパザミンを投与
したときが最高であると判定した。最も大きな相互作用
効果が、シスプラチンを投与する約 2.5時間前に認めら
れた。
たので(それはクローン生成アッセイの限界の境界であ
った)、実験におけるチラパザミンの用量を0.35mmole
から0.27mmole/kg(48.6mg/kg )に減らして、実験を繰
り返した。この実験では、チラパザミンとシスプラチン
の投与時間の間隔を24時間に延長した。この実験の結果
を図2に示す。x軸およびy軸は図1についてと同様で
ある。○は、チラパザミン単独を表し、□はシスプラチ
ン単独を表し、△はチラパザミンおよびシスプラチンを
表す。図2で示されるように、シスプラチンを投与する
24時間前までにチラパザミンを投与したときに、チラパ
ザミンとシスプラチンの相互作用の増強が存在した。
量を減らしたにもかかわらず、3つの実験由来のデータ
は同じ結果:薬剤を一緒に投与した場合の実質的な相加
毒性、および別個の時間に薬剤を投与した場合の大きな
細胞毒性相互作用、さらにシスプラチン処理の約 2.5時
間前にチラパザミン処理をした場合の腫瘍あたりのクロ
ーン生成細胞の数の最も大幅な低減、を示した。4また
は8mg/kg のシスプラチンを投与する 2.5時間前に様々
な用量のチラパザミンを投与する、さらなる実験を行っ
た。シスプラチンの両方の用量で、チラパザミンの用量
の増加に伴う腫瘍細胞生存率におけるほぼ指数関数的な
低減が認められた。
ウスを用いた予備実験は、白色細胞カウントがチラパザ
ミンおよびシスプラチンで処理後3日目に最下点に到達
し、次いで5日目に対照レベル付近まで再び上昇したこ
とを示した。従って用量検討は、シスプラチン単独投与
およびチラパザミンとシスプラチンの投与後3日目に行
った。チラパザミンとシスプラチンを投与した場合で
は、シスプラチンを投与する所定の 2.5時間前にチラパ
ザミン(用量0.35mmole/kg)を投与した。シスプラチン
は、3種の異なる用量レベル、10、14および18mg/kg で
投与した。チラパザミンおよびシスプラチンの両方が軽
い白血球減少症を引き起こし、そしてそれらの組み合わ
せは、個々の薬剤に対する反応を加算することにより予
測したものと等しい影響を及ぼした。
が最大となる時間の予備調査に基づいて、血清BUNの
アッセイを、チラパザミンおよびシスプラチンの注射後
6日目に行った。C3HマウスにおけるBUNを、チラ
パザミン(0.27mmole/kg)、シスプラチン(10、14およ
び18mg/kg )の単独注射又は2種の薬剤の併用(シスプ
ラチンを注射する 2.5時間前にチラパザミンを注射)に
ついて測定した。10および14mg/kg の用量でシスプラチ
ン単独で注射したときのBUNレベルは、治療をしてい
ないマウスについてのBUNレベルと同様であった(約
30mg/dL )。しかしながら、18mg/kg のシスプラチンを
単独で注射したときは、BUNレベルが約80mg/dL であ
った。対照的に、各用量の薬剤の組み合わせでは、治療
したマウスのBUNレベルは治療していないマウスのB
UNレベルよりも低かった。
せたチラパザミンの用量はシスプラチン腎毒性を増加さ
せないこと、そして最高の用量で試験した場合では防御
さえしている可能性があることを示している。チラパザ
ミンがシスプラチンの全身毒性を増強しているかどうか
についての更なる試験として、LD50実験をシスプラチ
ン単独およびシスプラチン注射 2.5時間前にチラパザミ
ンで治療した場合について行った。0.35mmole/kgのチラ
パザミンとシスプラチンで治療したマウスについてのL
D50は17.7mg/kg (95%信頼限界:16.8〜18.7mg/kg )
であった。シスプラチン単独についてのものと比較する
と、それは17.8mg/kg (17.1〜18.5mg/kg )であった。
して1時間細胞を暴露し、そしてまたより遅い時間の作
用としてシスプラチン(2μg/mL)に対して1時間暴露
した。チラパザミン(2または4μg/mLのとき、それぞ
れ 0.3および 0.009)ならびにシスプラチン( 3.5×10
-3)について、生体内でRIF−1腫瘍を用いたときと
同レベルの細胞殺害を低酸素細胞について起こすよう
に、各薬剤の濃度を選択した。各実験は、2種の薬剤の
暴露の時期間が全く離れていない群(即ち、チラパザミ
ンおよびシスプラチンを低酸素条件下で同時に1時間適
用した群)、ならびに2種の暴露を1〜4時間離した群
を含むものであった。同時に薬剤を適用した場合に得ら
れた結果は、2種の薬剤を別個に適用した場合の生存率
の結果と有意に異なるものではなっかたが(即ち、相加
効果と一致する)、それに対して薬剤を離して適用した
場合には102 までの力価分だけ細胞殺害効力が増強し
た。2種の薬剤を分割する効果の絶対的な程度は生体内
実験で認められたものよりも低いとはいえ、生体内実験
の結果で認められた細胞殺害効力の増強動態と同程度の
ものが存在する。2種の薬剤間の相互作用が低酸素状態
に依存したことを調査するために、有酸素条件下でチラ
パザミンに対して細胞を暴露してから低酸素条件下でシ
スプラチンに対して細胞を暴露するまでの間を3時間に
設定して実験を繰り返した。これらの実験では、チラパ
ザミンによる細胞毒性は全く存在せず、そして同じ実験
でシスプラチン単独で得られる細胞殺害効果と比較し
て、細胞殺害効果の増強も全く存在しなかった。
投与時間(−3から+2時間)に対する実験RIF−1
腫瘍に存在する腫瘍あたりの相対クローン生成細胞の数
のグラフを示すものである。
投与時間(−24から0時間)に対する実験RIF−1
腫瘍に存在する腫瘍あたりの相対クローン生成細胞の数
のグラフを示すものである。
Claims (15)
- 【請求項1】 化学療法剤での治療に対して感受性であ
る、固形腫瘍に対する化学療法剤の細胞毒性を増強する
方法であって、 そのような腫瘍を有する哺乳動物に、前記化学療法剤を
投与してから約1時間から約2時間後に、または前記化
学療法剤を投与する約1/2時間から約24時間前に、
細胞毒性増強量の次式 【化1】 (上式中、 Xは、H;ヒドロカルビル(1〜4C);OH、N
H2 、NHRもしくはNRRで置換されたヒドロカルビ
ル(1〜4C);ハロゲン;OH;アルコキシ(1〜4
C);NH2 ;NHRまたはNRRであり;ここで、そ
れぞれR基は、独立して、低級アルキル(1〜4C)お
よび低級アシル(1〜4C)、ならびにOH、NH2 、
アルキル(1〜4C)第2級およびジアルキル(1〜4
C)第3級アミノ基、アルコキシ(1〜4C)もしくは
ハロゲンで置換された低級アルキル(1〜4C)および
低級アシル(1〜4C)から選択され;そしてXがNR
Rの場合には、2つのRが直接的にまたは橋酸素(brid
ge oxygen)を介して一体になって、モルホリノ環、ピロ
リジノ環もしくはピペリジノ環を形成し;nは、0もし
くは1であり;そしてY1 およびY2 は、独立して、
H;ニトロ;ハロゲン;ハロゲン、ヒドロキシ、エポキ
シ、アルコキシ(1〜4C)、アルキルチオ(1〜4
C)、第1級アミノ(NH2 )、アルキル(1〜4C)
第2級アミノ、ジアルキル(1〜4C)第3級アミノ、
2つのアルキルが一体になって結合してモルホリノ、ピ
ロリジノもしくはピペリジノを生成しているジアルキル
(1〜4C)第3級アミノ、アシルオキシ(1〜4
C)、アシルアミド(1〜4C)およびそれのチオ類似
体、アセチルアミノアルキル(1〜4C)、カルボキ
シ、アルコキシカルボニル(1〜4C)、カルバミル、
アルキルカルバミル(1〜4C)、アルキルスルホニル
(1〜4C)もしくはアルキルホスホニル(1〜4C)
からなる群より選択される1つもしくは2つの置換基で
任意に置換された環式および不飽和ヒドロカルビルを包
含するヒドロカルビル(1〜14C)であり、ここで、
ヒドロカルビルは単一エーテル(−O−)結合により任
意に中断されていてもよく、またはY1 およびY2 は、
独立して、モルホリノ、ピロリジノ、ピペリジノ、NH
2 、NHR′、NR′R′O(CO)R′、NH(C
O)R′、O(SO)R′もしくはO(POR′)
R′,ここでR′は、OH、NH2 、アルキル(1〜4
C)第2級アミノ、ジアルキル(1〜4C)第3級アミ
ノ、モルホリノ、ピロリジノ、ピペリジノ、アルコキシ
(1〜4C)もしくはハロゲン置換基で置換されていて
もよいヒドロカルビル(1〜4C)である)で示される
化合物、または医薬的に許容される前記化合物の塩を投
与すること、を含んでなる化学療法剤の細胞毒性を増強
する方法。 - 【請求項2】 前記化合物が、1,2,4−ベンゾトリ
アジン 1,4−ジオキシド、3−アミノ−1,2,4
−ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシド、3−エチル
−1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシ
ド、3−プロピル−1,2,4−ベンゾトリアジン
1,4−ジオキシドおよび3−(1−ヒドロキシエチ
ル)−1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオキ
シドからなる群より選択される請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記化合物が3−アミノ−1,2,4−
ベンゾトリアジン1,4−ジオキシドである、請求項2
に記載の方法。 - 【請求項4】 前記化学療法剤がDNAアルキル化化学
療法剤である、請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記DNAアルキル化化学療法剤がシス
プラチンである、請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 前記化合物が前記化学療法剤を投与する
約1時間から約18時間前に投与される、請求項1に記
載の方法。 - 【請求項7】 前記化合物が化学療法剤を投与する約2
時間から約5.5時間前に投与される、請求項6に記載
の方法。 - 【請求項8】 化学療法剤、および細胞毒性増強量の次
式 【化2】 (上式中、 Xは、H;ヒドロカルビル(1〜4C);OH、N
H2 、NHRもしくはNRRで置換されたヒドロカルビ
ル(1〜4C);ハロゲン;OH;アルコキシ(1〜4
C);NH2 ;NHRまたはNRRであり;ここで、そ
れぞれR基は、独立して、低級アルキル(1〜4C)お
よび低級アシル(1〜4C)、ならびにOH、NH2 、
アルキル(1〜4C)第2級およびジアルキル(1〜4
C)第3級アミノ基、アルコキシ(1〜4C)もしくは
ハロゲンで置換された低級アルキル(1〜4C)および
低級アシル(1〜4C)から選択され;そしてXがNR
Rの場合には、2つのRが直接的にまたは橋酸素(brid
ge oxygen)を介して一体になって、モルホリノ環、ピロ
リジノ環もしくはピペリジノ環を形成し;nは、0もし
くは1であり;そしてY1 およびY2 は、独立して、
H;ニトロ;ハロゲン;ハロゲン、ヒドロキシ、エポキ
シ、アルコキシ(1〜4C)、アルキルチオ(1〜4
C)、第1級アミノ(NH2 )、アルキル(1〜4C)
第2級アミノ、ジアルキル(1〜4C)第3級アミノ、
2つのアルキルが一体になって結合してモルホリノ、ピ
ロリジノもしくはピペリジノを生成しているジアルキル
(1〜4C)第3級アミノ、アシルオキシ(1〜4
C)、アシルアミド(1〜4C)およびそれのチオ類似
体、アセチルアミノアルキル(1〜4C)、カルボキ
シ、アルコキシカルボニル(1〜4C)、カルバミル、
アルキルカルバミル(1〜4C)、アルキルスルホニル
(1〜4C)もしくはアルキルホスホニル(1〜4C)
からなる群より選択される1つもしくは2つの置換基で
任意に置換された環式および不飽和ヒドロカルビルを包
含するヒドロカルビル(1〜14C)であり、ここで、
ヒドロカルビルは単一エーテル(−O−)結合により任
意に中断されていてもよく、またはY1 およびY2 は、
独立して、モルホリノ、ピロリジノ、ピペリジノ、NH
2 、NHR′、NR′R′O(CO)R′、NH(C
O)R′、O(SO)R′もしくはO(POR′)
R′,ここでR′は、OH、NH2 、アルキル(1〜4
C)第2級アミノ、ジアルキル(1〜4C)第3級アミ
ノ、モルホリノ、ピロリジノ、ピペリジノ、アルコキシ
(1〜4C)もしくはハロゲン置換基で置換されていて
もよいヒドロカルビル(1〜4C)である)で示される
化合物、または医薬的に許容される前記化合物の塩、を
含んでなる哺乳動物の腫瘍を治療するためのキット。 - 【請求項9】 次式 【化3】 (上式中、 Xは、H;ヒドロカルビル(1〜4C);OH、N
H2 、NHRもしくはNRRで置換されたヒドロカルビ
ル(1〜4C);ハロゲン;OH;アルコキシ(1〜4
C);NH2 ;NHRまたはNRRであり;ここで、そ
れぞれR基は、独立して、低級アルキル(1〜4C)お
よび低級アシル(1〜4C)、ならびにOH、NH2 、
アルキル(1〜4C)第2級およびジアルキル(1〜4
C)第3級アミノ基、アルコキシ(1〜4C)もしくは
ハロゲンで置換された低級アルキル(1〜4C)および
低級アシル(1〜4C)から選択され;そしてXがNR
Rの場合には、2つのRが直接的にまたは橋酸素(brid
ge oxygen)を介して一体になって、モルホリノ環、ピロ
リジノ環もしくはピペリジノ環を形成し;nは、0もし
くは1であり;そしてY1 およびY2 は、独立して、
H;ニトロ;ハロゲン;ハロゲン、ヒドロキシ、エポキ
シ、アルコキシ(1〜4C)、アルキルチオ(1〜4
C)、第1級アミノ(NH2 )、アルキル(1〜4C)
第2級アミノ、ジアルキル(1〜4C)第3級アミノ、
2つのアルキルが一体になって結合してモルホリノ、ピ
ロリジノもしくはピペリジノを生成しているジアルキル
(1〜4C)第3級アミノ、アシルオキシ(1〜4
C)、アシルアミド(1〜4C)およびそれのチオ類似
体、アセチルアミノアルキル(1〜4C)、カルボキ
シ、アルコキシカルボニル(1〜4C)、カルバミル、
アルキルカルバミル(1〜4C)、アルキルスルホニル
(1〜4C)もしくはアルキルホスホニル(1〜4C)
からなる群より選択される1つもしくは2つの置換基で
任意に置換された環式および不飽和ヒドロカルビルを包
含するヒドロカルビル(1〜14C)であり、ここで、
ヒドロカルビルは単一エーテル(−O−)結合により任
意に中断されていてもよく、またはY1 およびY2 は、
独立して、モルホリノ、ピロリジノ、ピペリジノ、NH
2 、NHR′、NR′R′O(CO)R′、NH(C
O)R′、O(SO)R′もしくはO(POR′)
R′,ここでR′は、OH、NH2 、アルキル(1〜4
C)第2級アミノ、ジアルキル(1〜4C)第3級アミ
ノ、モルホリノ、ピロリジノ、ピペリジノ、アルコキシ
(1〜4C)もしくはハロゲン置換基で置換されていて
もよいヒドロカルビル(1〜4C)である)で示され
る、癌腫瘍における治療効果を発揮できる化合物、また
は医薬的に許容される前記化合物の塩の用途であって、
化学療法剤でそのような腫瘍を治療する前にそのような
腫瘍を有する哺乳動物に治療的に投与するための医薬品
の製造における用途。 - 【請求項10】 前記化合物が、1,2,4−ベンゾト
リアジン 1,4−ジオキシド、3−アミノ−1,2,
4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシド、3−エチ
ル−1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオキシ
ド、3−プロピル−1,2,4−ベンゾトリアジン
1,4−ジオキシドおよび3−(1−ヒドロキシエチ
ル)−1,2,4−ベンゾトリアジン 1,4−ジオキ
シドからなる群より選択される請求項9に記載の用途。 - 【請求項11】 前記化合物が3−アミノ−1,2,4
−ベンゾトリアジン1,4−ジオキシドである、請求項
10に記載の用途。 - 【請求項12】 前記化学療法剤がDNAアルキル化化
学療法剤である、請求項9に記載の用途。 - 【請求項13】 前記DNAアルキル化化学療法剤がシ
スプラチンである、請求項12に記載の用途。 - 【請求項14】 前記化合物が前記化学療法剤を投与す
る約1時間から約18時間前に投与される、請求項9に
記載の用途。 - 【請求項15】 前記化合物が化学療法剤を投与する約
2時間から約5.5時間前に投与される、請求項14に
記載の用途。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/125,609 US5484612A (en) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | Method of treating a mammal having a solid tumor susceptible to treatment with cisplatin |
| US125609 | 1993-09-22 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07215882A true JPH07215882A (ja) | 1995-08-15 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6227568A Pending JPH07215882A (ja) | 1993-09-22 | 1994-09-22 | 腫瘍の治療方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
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| KR (1) | KR100383402B1 (ja) |
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