JPH0721595Y2 - 延縄用ロープ - Google Patents

延縄用ロープ

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JPH0721595Y2
JPH0721595Y2 JP1992072049U JP7204992U JPH0721595Y2 JP H0721595 Y2 JPH0721595 Y2 JP H0721595Y2 JP 1992072049 U JP1992072049 U JP 1992072049U JP 7204992 U JP7204992 U JP 7204992U JP H0721595 Y2 JPH0721595 Y2 JP H0721595Y2
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JP
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rope
fishing
yarn
aromatic polyamide
wholly aromatic
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JP1992072049U
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JPH0625397U (ja
Inventor
彰彦 西原
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キョージン株式会社
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Mechanical Means For Catching Fish (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は延縄用ロープに係るもの
で、更に詳しくは釣獲性と漁労性に優れた延縄用ロープ
に関するものである。
【0002】
【従来技術】延縄は釣漁法の一つであって、捕獲対象魚
が群れをなすものでは網漁具を用いる漁法が好適とされ
るが、マグロ類の如く多様に且広範に回遊するものには
一回の操業範囲を可能な限り広げて行うことが望まれる
ことから延縄が選択されるもので、延縄は図4に示す如
くイワシ、サンマ、イカ、アジ等を装餌させる釣針
(A)に、その長さが略2乃至3m程の釣元ワイヤー若
しくはテグスが結着され且全体の長さが20乃至30m
程度に形成される枝縄(B)が連結されており、而もそ
の端縁には幹縄(D)と着脱自在に装着可能なスナップ
(c)が設けられている。
【0003】更に通常においてはこの枝縄(B)の5本
が略50m間隔を以って幹縄(D)に装着されて一単位
の鉢を形成し、而もこの鉢の両端が海面の浮子体(E)
に吊下展張されるよう運結されており、且操業船の規模
にもよるが略400乃至500鉢程度所謂長さにして数
拾キロメートル乃至百数拾キロメートルに亘ってこの鉢
が連続して投縄され、縄待巧し且揚縄する所謂漁撈がな
されるもので、当然に投縄や揚縄は機械によってなされ
るが、その漁撈速度は略3乃至8m/秒にも及ぶ可成り
高速度でなされている。
【0004】これがため幹縄においては高速で投縄、揚
縄がなされる際に各種のローラー等との摩損や摩擦熱に
伴うメルトダウンによる強力低下から招来される破断危
険の防止のため、また枝縄においては釣獲時の衝撃力や
逃避力に対抗できるよう副ら高強力化に志向してきた結
果、現状の延縄用ロープはポリエステル合成繊維を素材
として、幹縄ではその分径が略6.8乃至7.2mm、
破断強力で600乃至800kg,破断伸度で38乃至
46%程度のものが、また枝縄においてはその分径が略
3.9乃至4.2mm、破断強力で230乃至280k
g、破断伸度で30乃至55%程度のものが主に使用さ
れている。
【0005】しかしながら延縄はその展張状態からも容
易に理解されるように、釣獲時の衝撃力や逃避力の付加
に際しては鉢を形成する幹縄が自在に変形し、或いは該
鉢の両端に連結された海面の浮子体が適亘に沈降化して
吸収し、また投縄に際しては釣針や枝縄の装着された幹
縄が順次放出され且揚縄に際しても操業船が延縄の展張
方向に移動しながら揚縄するものであるから、幹縄や枝
縄には釣獲時の衝撃力や逃避力及び捕獲魚の船上への引
揚げに耐えうる強力を保持でさるものであれば実用上十
分であり、従って現状の延縄における幹縄や枝縄は寧ろ
過剰な強力と嵩高性に形成されてなるきらいがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】これがたの幹縄におい
ては嵩高で且太分径なため却って海中での視認性が高く
特に鉢の両端側からの降下ループに加えて該鉢の両側端
に装着される枝縄の嵩高且太分径による視認性とが相俟
って、釣獲性が著るしく阻害されることとなっている。
また幹縄や枝縄が嵩高で太分径に形成されてなるため、
釣獲後の逃避行動に際しても流水抵抗が大きく働き遊泳
が阻害されるため体温調節が不十分となり短時に死亡す
るため、折角釣獲した魚も早期に品質低下が招来される
こととなる。更に延縄漁業においても年々就労者の減少
とともに高齢化も進んでいることから、労働力確保のた
めに就労者の個室の確保が絶対的条件とされているもの
の、現状の如く幹縄や枝縄が極めて嵩高で太分径に形成
され且多量に槓載され、加えて浮子類や釣針の他に餌も
多量に積載される必要上から広大なスペースが占有さ
れ、従って比較的小型の限られた船腹の操業船では労働
環境の改善はおろか漁撈スペースさえも僅かで、極めて
非能率的な漁撈が強いられている。
【0007】本考案はかかる実情に鑑みなされたもので
あって、本考案は高強力性とともに高耐熱性、耐摩耗性
を付与せしめ、その断面積比において望ましくは1/5
乃至1/6程度にまで細分径化、減嵩化させ、釣獲性の
向上と漁撈性を著るしく高めることの可能な延縄用ロー
プを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本考案が用いた技術的手段は、全芳香族ポリアミド
繊維の高強力性と高耐熱性をいかし且難点とされる低伸
度と撚製に伴う強力利用率の低下、並びに漁撈に際して
の耐摩耗性の維持のため、重量比で20乃至40%の全
芳香族ポリアミド繊維が中央に配されるようその外周囲
をポリエステル繊維で包被してなるヤーンを用いて撚製
され形成されるものであって、その分径が3.0乃至
4.2mmの範囲で且破断伸度が少なくとも15%以上
に形成されるよう構成された延縄用ロープに存するもの
で、更にはポリエステル繊維がタスラン加工されてなる
ものに存する。
【0009】
【作用】本考案の技術的手段は次のように作用する。即
ち全芳香族ポリアミド繊維は公称その破断強力がグラム
デニール当り28g/d、熱分解開始温度500℃と極
めて高強力、高耐熱性を有する反面破断伸度は4.8%
しかなく且撚製による強力利用率の低下も著るしく大き
いとされるが、本考案においては基本となるヤーンが重
量比において20乃至40%の全芳香族ポリアミド繊維
が中央に配されるようポリエステル繊維で包被されて形
成されるものであるから、全芳香族ポリアミド繊維自体
に過度の変形や加撚がなされずにヤーンが形成され而も
このヤーンの適宜本数が撚製されストランドが形成さ
れ、更には通常該ストランドの3本が撚製され本考案延
縄用ロープが形成される場合にも、全芳香族ポリアミド
繊維には比較的緩やかに且大きな撚りが付加される程度
であるから強力利用率の低下が防止され、原初の高強力
性が十分に発揮される。そして張力の付加時には、ヤー
ンからストランドの形成及びストランドからロープの形
成時に緩やかに且大きく付加された撚りが伸長し、更に
は張力の付加に伴うロープ中心部への集束化に際して
も、包被するポリエステル繊維が締縮される割合分が伸
びとなって表れ、実質的に衝撃緩和に少なくとも必要と
される15%以上の破断伸度が創出される。
【0010】更に投縄或いは揚縄に際して各種ローラー
との摩擦に際しても、その外表面が耐摩耗性に優れるポ
リエステル繊維で包被されており、且急激なる摩擦発熱
によるメルトダウンが招来されたとしても、その中央に
配された全芳香族ポリアミド繊維が十分に耐熱対抗し使
用安全性が確保される。またポリエステル繊維がタスラ
ン加工されてなる場合には、耐摩耗性が一段と高まり、
且枝縄のスナップの装着性も著るしく高まることとな
る。
【0011】
【実施例】以下に本考案の実施例を図に基づき詳細に説
明すれば、図1は本考案のヤーン(1)の断面説明図で
あって、ヤーン(1)の中央部位には高強力性並びに高
耐熱性を具備する全芳香族ポリアミド繊維(1A)が配
位されるもので、この全芳香族ポリアミド繊維とは主と
してパラフェニレンテレフタルアミド系ポリマーからな
る繊維を言い、市販される代表的な例として帝人(株)
「テクノーラ]やデュポン社「ケブラー]等が挙げられ
るが、その公表された物性上の特徴としては破断強力が
28g/d、破断伸度4.8%、熱分解開始温度500
℃とされている。
【0012】他方該全芳香族ポリアミド繊維は屈曲疲労
性をその強力保持率でみても現状の延縄用ロープの素材
として用いられるポリエステル繊維に比べ略35乃至4
5%程度しかなく、また撚数劣化をみても加撚数の増加
とともに初期強力の略50%程度も低下するものである
から撚製に際して無理な変形や過度の捩れが付加されぬ
よう成可く単糸繊度の細い柔軟なものが好適であって1
500d/1000F所謂単糸繊度が1.5d(デニー
ル)のものが望まれる。
【0013】そして重に重要なことは、ヤーン(1)を
形成する場合の全芳香族ポリアミド繊維(1A)の割合
が重量比においてヤーン(1)全体の少なくとも20%
以上で且最大でも40%以下に制限されることにある。
即ち本考案の目的の一つには高強力化による細分径の延
縄用ロープを実現することで、視認性を小さくし釣獲性
の向上と嵩の減少に伴う漁撈の能率化や労働環境の改善
を図ることにあるが、全芳香族ポリアミド繊維(1A)
の割合が20%以下の場合では高強力性の付与が十分に
実現されず細分径化が図れぬばかりか、急激な摩擦発生
時にはメルトダウンとともに延縄用ロープ自体の破断が
招来される危険があり、反面その割合が40%を越える
と全芳香族ポリアミド繊維(1A)の低伸度が強く発揮
されて釣獲時や逃避時の衝撃力の緩和がなしえず延縄全
体の損傷を被る危険が生じ、更にはポリエステル繊維
(1B)による十分な包被もなされず形成されるヤーン
(1)の外表面に露出して漁撈時における摩損が招来さ
れる。従ってヤーン(1)は図2に示すように、その中
央に配される全芳香族ポリアミド繊維(1A)がポリエ
ステル繊維(1B)で十分に包被されるよう形成するこ
とが肝要である。
【0014】かくしてなるヤーン(1)の所要本数を撚
製することで所要分径のストランド(2)が形成され、
且このストランド(2)を通常3本撚製して本考案延縄
ロープ(3)が形成さるが、実用上の破断強力としては
少なくとも240乃至250kg以上が望まれること及
び枝縄の装着性等を考慮した場合は最低3.0mm以上
の分径に形成されることが望まれ、また本考案の目的の
一つである細分径化、減嵩化の面からはせいぜい最大分
径を4.2mm以内に制限することが望まれる。そして
ヤーン(1)からストランド(2)に、またストランド
(2)から本考案延縄用ロープ(3)を形成する際の撚
製には特段の制約はない。即ち現状のポリエステル繊維
による延縄用ロープにおいては、幹縄の如くその分径が
略6.8乃至7.2mm程度の太いものにおいては30
cm当りの撚り数が下撚りで略40乃至50回、中撚り
で略55乃至65回、更に上撚りで略25乃至30回程
度で形成され、またその分径が略3.9乃至4.2mm
の枝縄の場合でも、下撚りが略40乃至50回、中撚り
で略65乃至75回、更に上撚りでも略30乃至35回
程度で形成されている。因に本考案の場合においても全
芳香族ポリアミド繊維に1500d/1000F1本と
ポリエステルタスラン加工糸1300d/298F3本
を用いて、30cm当り40回の割合で加撚包被して作
成したヤーン(1)の3本を60回の割合で撚製してス
トランド(2)となしたうえ、このストランド(2)の
3本を33回の割合で撚製することにより、分径3.2
mm、破断強力280kg、破断伸度20%、1m当り
の目付7gの本考案延縄用ロープが作成される。
【0015】
【考案の効果】上述の如き技術的手段を用いた本考案は
以下のような特有の効果を有する。全芳香族ポリアミド
繊維が重量比で20乃至40%の範囲で中央に配され、
且その外周囲がポリエステル繊維で包被され形成された
ヤーンを用いてストランドが形成され、更にこのストラ
ンドが撚製されて本考案延縄用ロープが形成されるもの
であるから、全芳香族ポリアミド繊維に撚製に係る過度
の変形や撚りが付加されないため本来的に具備する高強
力性が十分に発揮され細分径化が実現され、使用時にお
ける視認性が抑制され釣獲性が著るしく向上するばかり
か、細分径化により従来の幹縄に比べて容積的には略1
/5乃至1/6程度まで顕著な減少が実現され且枝縄と
比べても略3乃至4割の容積減少が可能となるため操業
船に十分なスペースが確保され、漁撈作業も自在になし
え漁撈能率が向上するばかりか個室の設置等労働環境の
改善も図れることとなる。更に平常の漁撈においては、
その外表面がヤーンを包被するポリエステル繊維とりわ
けタスラン加工されてなるポリエステル繊維で覆れてな
るから、投縄や揚縄に際し滑りがなくスムースに作業が
なしえるとともに、急激な摩擦による発熱に際しても外
表部のポリエステル繊維部分がメルトダウンするのみ
で、内部の全芳香族ポリアミド繊維で阻止され延縄ロー
プの破断が防止されるため長期に亘って安全使用ができ
る。また本考案では細分径化のため流水抵抗が小さく、
釣獲されたマグロが比較的楽に遊泳できるため活魚とし
ての漁獲も期待できる等、多くの特徴を具備した延縄用
ロープといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に用いるヤーンの断面説明図
【図2】本考案に用いるヤーンの説明図
【図3】本考案延縄用ロープの断面説明図
【図4】延縄の展張状態を示す説明図
【符号の説明】
1 ヤーン 1A 全芳香族ポリアミド繊維 1B ポリエステル繊維 2 ストランド 3 本考案延縄用ロープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全芳香族ポリアミド繊維とポリエステル
    繊維からなり、重量比において20乃至40%の全芳香
    族ポリアミド繊維の外周囲がポリエステル繊維で包被さ
    れるように形成されたヤーンで撚製され、その分径が
    3.0乃至4.2mmの範囲で且破断伸度が少なくとも
    15%以上に形成されてなることを特徴とする延縄用ロ
    ープ。
  2. 【請求項2】ポリエステル繊維がタスラン加工されてな
    る「請求項1」記載の延縄用ロープ。
JP1992072049U 1992-09-04 1992-09-04 延縄用ロープ Expired - Lifetime JPH0721595Y2 (ja)

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JPH0625397U JPH0625397U (ja) 1994-04-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2554843B2 (ja) * 1994-07-05 1996-11-20 有限会社よつあみ 延縄用幹縄
JP2554847B2 (ja) * 1994-08-30 1996-11-20 有限会社よつあみ 延縄用幹縄

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