JPH07216321A - 両面粘着テープの製造方法 - Google Patents
両面粘着テープの製造方法Info
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- JPH07216321A JPH07216321A JP1261294A JP1261294A JPH07216321A JP H07216321 A JPH07216321 A JP H07216321A JP 1261294 A JP1261294 A JP 1261294A JP 1261294 A JP1261294 A JP 1261294A JP H07216321 A JPH07216321 A JP H07216321A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 グラシン紙を基材とする剥離紙の含水特性を
改良し、寸法安定性及び剥離特性にすぐれ、しわの発生
がない両面粘着テープの製造方法を提供する。 【構成】 針葉樹パルプを70%含有し、叩解度が80
である木材パルプを抄造してなるグラシン紙の両面にエ
マルジョン系のシリコーン離型剤(A)として付加型オ
ルガノポリシロキサンを固形分が1.5g/m2 となる
ように塗布乾燥しキュアして同じ構成の第1剥離紙と第
2剥離紙を得た。アクリル系粘着剤を上記第1剥離紙面
及び第2剥離紙面に塗布し、乾燥して第1粘着剤層及び
第2粘着剤層を形成した。第1粘着剤層面に基材シート
を貼り合わせ、該基材シート面に第2粘着剤層を第2剥
離紙とともに積層して両面粘着テープ原反の第1剥離紙
を剥離除去し、水蒸気加湿を行った。
改良し、寸法安定性及び剥離特性にすぐれ、しわの発生
がない両面粘着テープの製造方法を提供する。 【構成】 針葉樹パルプを70%含有し、叩解度が80
である木材パルプを抄造してなるグラシン紙の両面にエ
マルジョン系のシリコーン離型剤(A)として付加型オ
ルガノポリシロキサンを固形分が1.5g/m2 となる
ように塗布乾燥しキュアして同じ構成の第1剥離紙と第
2剥離紙を得た。アクリル系粘着剤を上記第1剥離紙面
及び第2剥離紙面に塗布し、乾燥して第1粘着剤層及び
第2粘着剤層を形成した。第1粘着剤層面に基材シート
を貼り合わせ、該基材シート面に第2粘着剤層を第2剥
離紙とともに積層して両面粘着テープ原反の第1剥離紙
を剥離除去し、水蒸気加湿を行った。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材シートの両面に粘
着剤層が形成された両面粘着テープの製造方法に関し、
特に剥離紙の寸法安定性と剥離性にすぐれた両面粘着テ
ープの製造方法に関する。
着剤層が形成された両面粘着テープの製造方法に関し、
特に剥離紙の寸法安定性と剥離性にすぐれた両面粘着テ
ープの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】両面粘着テープに用いられる剥離紙とし
ては、従来より、グラシン紙を基材としたものが打ち抜
き加工性、腰の強さ、柔軟性等にすぐれているので広く
用いられている。グラシン紙を基材とするものは、その
両面に直接シリコーン等の離型剤を塗布したもの、ある
いは表面にクレーコート等の目止め処理を施し、この上
に離型剤を塗布したもの、又、ポリエチレン樹脂を積層
し、該樹脂面に離型剤を塗布したものとして用いられて
いる。
ては、従来より、グラシン紙を基材としたものが打ち抜
き加工性、腰の強さ、柔軟性等にすぐれているので広く
用いられている。グラシン紙を基材とするものは、その
両面に直接シリコーン等の離型剤を塗布したもの、ある
いは表面にクレーコート等の目止め処理を施し、この上
に離型剤を塗布したもの、又、ポリエチレン樹脂を積層
し、該樹脂面に離型剤を塗布したものとして用いられて
いる。
【0003】しかしながら、グラシン紙を基材とした剥
離紙は寸法安定性に欠けるという問題がある。即ち、充
分な寸法安定性を与えるためには基材のグラシン紙の含
水率が少なくとも8%以上が必要である。
離紙は寸法安定性に欠けるという問題がある。即ち、充
分な寸法安定性を与えるためには基材のグラシン紙の含
水率が少なくとも8%以上が必要である。
【0004】この問題を解決するものとして、特開平4
−174798号公報に記載の剥離紙が知られている。
このものは、叩解度が100〜200mlCSFの木材
パルプを主成分とし、縦方向の引張強度が横方向の引張
強度に対し1.0〜1.5である剥離紙基材を用いるこ
とにより、含水率を8%以上とせずとも3%以上として
寸法安定性を得ることができるものである。
−174798号公報に記載の剥離紙が知られている。
このものは、叩解度が100〜200mlCSFの木材
パルプを主成分とし、縦方向の引張強度が横方向の引張
強度に対し1.0〜1.5である剥離紙基材を用いるこ
とにより、含水率を8%以上とせずとも3%以上として
寸法安定性を得ることができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の剥離紙
は、引張強度の縦方向、横方向の比を近づけることによ
り寸法安定性を得ようとするものであるが、グラシン紙
に直接塗布される離型剤がシリコーンを有機溶剤に分散
したものを用いているので、溶剤が蒸発した後でグラシ
ン紙の水分が蒸発して失われ、3%の含水率を維持する
ことが困難となる場合があり寸法安定性が低下するおそ
れがある。又、この剥離処理面は撥水作用が強くて加湿
が充分にできないなどという問題が残されている。
は、引張強度の縦方向、横方向の比を近づけることによ
り寸法安定性を得ようとするものであるが、グラシン紙
に直接塗布される離型剤がシリコーンを有機溶剤に分散
したものを用いているので、溶剤が蒸発した後でグラシ
ン紙の水分が蒸発して失われ、3%の含水率を維持する
ことが困難となる場合があり寸法安定性が低下するおそ
れがある。又、この剥離処理面は撥水作用が強くて加湿
が充分にできないなどという問題が残されている。
【0006】グラシン紙の表面のクレーコート面に離型
剤を塗布したものにおいては、柔軟性に乏しく、コスト
も高いので両面粘着テープ用としては適さず、専ら工程
紙用として用いられる。
剤を塗布したものにおいては、柔軟性に乏しく、コスト
も高いので両面粘着テープ用としては適さず、専ら工程
紙用として用いられる。
【0007】又、グラシン紙にポリエチレン樹脂を積層
し、これに離型剤を塗布したものにおいては、ポリエチ
レン樹脂の耐熱性が低いので剥離処理する際に高温度に
すると樹脂層が溶融して破壊されるので、ポリエチレン
樹脂の溶融温度まで温度を上げることができず生産性が
低くなるという問題がある。
し、これに離型剤を塗布したものにおいては、ポリエチ
レン樹脂の耐熱性が低いので剥離処理する際に高温度に
すると樹脂層が溶融して破壊されるので、ポリエチレン
樹脂の溶融温度まで温度を上げることができず生産性が
低くなるという問題がある。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解消し、グラ
シン紙を基材とする剥離紙の加湿特性を改良し、寸法安
定性及び剥離特性にすぐれ、吸湿しわの発生がない両面
粘着テープの製造方法を提供することを目的とする。
シン紙を基材とする剥離紙の加湿特性を改良し、寸法安
定性及び剥離特性にすぐれ、吸湿しわの発生がない両面
粘着テープの製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明両面粘着テープの
製造方法は、第1の剥離紙の剥離処理面に粘着剤を塗布
乾燥して第1粘着剤層を形成し、該第1粘着剤層に基材
シートを積層し、第2の剥離紙の剥離処理面に形成した
第2粘着剤層を第2剥離紙とともに上記基材シート面に
積層した後、いずれか一方の剥離紙を剥離除去しながら
巻き取る両面粘着テープの製造方法において、両面粘着
テープを構成する側の剥離紙として、針葉樹パルプを4
0重量%以上含有し、叩解度が200mlCSF以下で
ある木材パルプからなるグラシン紙の両面に、エマルジ
ョン系のオルガノポリシロキサンを主成分とするシリコ
ーン離型剤が塗布乾燥されたものを使用し、一方の剥離
紙を剥離除去した後、該剥離紙側から水蒸気加湿し、そ
の後巻き取ることを特徴とするものである。
製造方法は、第1の剥離紙の剥離処理面に粘着剤を塗布
乾燥して第1粘着剤層を形成し、該第1粘着剤層に基材
シートを積層し、第2の剥離紙の剥離処理面に形成した
第2粘着剤層を第2剥離紙とともに上記基材シート面に
積層した後、いずれか一方の剥離紙を剥離除去しながら
巻き取る両面粘着テープの製造方法において、両面粘着
テープを構成する側の剥離紙として、針葉樹パルプを4
0重量%以上含有し、叩解度が200mlCSF以下で
ある木材パルプからなるグラシン紙の両面に、エマルジ
ョン系のオルガノポリシロキサンを主成分とするシリコ
ーン離型剤が塗布乾燥されたものを使用し、一方の剥離
紙を剥離除去した後、該剥離紙側から水蒸気加湿し、そ
の後巻き取ることを特徴とするものである。
【0010】本発明で使用するグラシン紙は、針葉樹パ
ルプ(NBKP)を40重量%以上含有し、他は広葉樹
(LBKP)等の木材パルプを含有するものである。N
BKPを40重量%以上含有することによりグラシン紙
の引張強度が大となり、紙質が硬く打ち抜き適性が良好
なものとなる。
ルプ(NBKP)を40重量%以上含有し、他は広葉樹
(LBKP)等の木材パルプを含有するものである。N
BKPを40重量%以上含有することによりグラシン紙
の引張強度が大となり、紙質が硬く打ち抜き適性が良好
なものとなる。
【0011】木材パルプの叩解度が200mlCSFを
超えると表面平滑性が損なわれるので叩解度は200m
lCSF以下のものを使用する。又、グラシン紙の表面
にはスターチ、ポリビニルアルコール、ワックス、カゼ
イン、カルボキシメチルセルロース等の表面サイズ剤に
よる目止め処理が施されてもよい。
超えると表面平滑性が損なわれるので叩解度は200m
lCSF以下のものを使用する。又、グラシン紙の表面
にはスターチ、ポリビニルアルコール、ワックス、カゼ
イン、カルボキシメチルセルロース等の表面サイズ剤に
よる目止め処理が施されてもよい。
【0012】上記グラシン紙の両面にエマルジョン系の
シリコーン離型剤を塗布乾燥する。このシリコーン離型
剤は、紙や合成樹脂フィルム等の基材面に塗布して粘着
性物質の剥離を容易にし、あるいはこれら基材相互の密
着を防止するために、一般に剥離性被覆用として使用さ
れているオルガノポリシロキサンを主成分とするもので
ある。エマルジョン中のオルガノポリシロキサンの含有
量は固形分として30〜60%のものが好ましい。
シリコーン離型剤を塗布乾燥する。このシリコーン離型
剤は、紙や合成樹脂フィルム等の基材面に塗布して粘着
性物質の剥離を容易にし、あるいはこれら基材相互の密
着を防止するために、一般に剥離性被覆用として使用さ
れているオルガノポリシロキサンを主成分とするもので
ある。エマルジョン中のオルガノポリシロキサンの含有
量は固形分として30〜60%のものが好ましい。
【0013】上記シリコーン離型剤に用いる乳化剤は、
例えばアルキルスルホン酸塩等のアニオン界面活性剤が
挙げられる。乳化剤の含有量は少ないとシリコーンの分
散状態が悪くなり、多すぎるとシリコーンのキュア性が
悪くなるので、固形分としてエマルジョンに含まれるオ
ルガノポリシロキサンの5〜20重量%であることが好
ましい。
例えばアルキルスルホン酸塩等のアニオン界面活性剤が
挙げられる。乳化剤の含有量は少ないとシリコーンの分
散状態が悪くなり、多すぎるとシリコーンのキュア性が
悪くなるので、固形分としてエマルジョンに含まれるオ
ルガノポリシロキサンの5〜20重量%であることが好
ましい。
【0014】エマルジョン系のシリコーン離型剤を使用
することは、オルガノポリシロキサンによる剥離性の付
与と、該エマルジョンに含有される乳化剤による目止め
層が形成されてグラシン紙の水分保持効果が得られるこ
と、更に、乳化剤が親水性であるため、加湿した際の微
細な水粒子が吸着され易く、且つ吸着した水分を放出し
難く、このためにグラシン紙の含水率を高めることがで
きて寸法安定性にすぐれたものが得られるからである。
することは、オルガノポリシロキサンによる剥離性の付
与と、該エマルジョンに含有される乳化剤による目止め
層が形成されてグラシン紙の水分保持効果が得られるこ
と、更に、乳化剤が親水性であるため、加湿した際の微
細な水粒子が吸着され易く、且つ吸着した水分を放出し
難く、このためにグラシン紙の含水率を高めることがで
きて寸法安定性にすぐれたものが得られるからである。
【0015】エマルジョン系のシリコーン離型剤の塗布
量は、グラシン紙の表裏面にそれぞれ固形分で0.8〜
2g/m2 とするのが好ましい。塗布量が0.8g/m
2 よりも少ないと、前記表面サイズ剤による目止め処理
が施されていない場合には離型剤がパルプの隙間に入り
込んで離型効果が充分に現れず、2g/m2 を超えると
加工速度が低くなり、生産性が低下する。
量は、グラシン紙の表裏面にそれぞれ固形分で0.8〜
2g/m2 とするのが好ましい。塗布量が0.8g/m
2 よりも少ないと、前記表面サイズ剤による目止め処理
が施されていない場合には離型剤がパルプの隙間に入り
込んで離型効果が充分に現れず、2g/m2 を超えると
加工速度が低くなり、生産性が低下する。
【0016】以上のようになされた第1の剥離紙の片面
に粘着剤を所定の厚みとなるように従来の手法に従って
塗布、乾燥して第1粘着剤層を形成する。次に、両面粘
着テープの基材シートを第1粘着剤層に積層する。又、
第1剥離紙と同じ構成の第2の剥離紙の片面に同様にし
て第2粘着剤層を形成し、該第2粘着剤層を第2剥離紙
とともに上記基材シートに積層する。このようにして、
基材シートの両面に第1粘着剤層、第2粘着剤層、及び
第1剥離紙、第2剥離紙が積層されてなる両面粘着テー
プ原反が得られる。
に粘着剤を所定の厚みとなるように従来の手法に従って
塗布、乾燥して第1粘着剤層を形成する。次に、両面粘
着テープの基材シートを第1粘着剤層に積層する。又、
第1剥離紙と同じ構成の第2の剥離紙の片面に同様にし
て第2粘着剤層を形成し、該第2粘着剤層を第2剥離紙
とともに上記基材シートに積層する。このようにして、
基材シートの両面に第1粘着剤層、第2粘着剤層、及び
第1剥離紙、第2剥離紙が積層されてなる両面粘着テー
プ原反が得られる。
【0017】粘着剤としては通常の両面粘着テープに用
いられているもの、例えばゴム系、アクリル系ポリマー
をベースとするもの、又、性状として溶剤系、エマルジ
ョン系などのものが使用される。第1粘着剤層、第2粘
着剤層はともに同じ粘着剤でもよく、必要に応じて組成
や溶剤の異なるもの、粘着力の異なるもの等を組み合わ
せて使用してもよい。
いられているもの、例えばゴム系、アクリル系ポリマー
をベースとするもの、又、性状として溶剤系、エマルジ
ョン系などのものが使用される。第1粘着剤層、第2粘
着剤層はともに同じ粘着剤でもよく、必要に応じて組成
や溶剤の異なるもの、粘着力の異なるもの等を組み合わ
せて使用してもよい。
【0018】本発明方法では、上記両面粘着テープの第
1剥離紙もしくは第2剥離紙のいずれか一方の剥離紙を
剥離除去し、両面粘着テープが貼り付けられたまゝの他
の剥離紙側から水蒸気加湿を行う。水蒸気加湿の方法と
して種々の方法があり、特に限定はしないが、例えば、
適宜間隔で複数個のノズルを直列に設けた蒸気管に加熱
水蒸気を送り、ノズルから蒸気を剥離紙面に吹き付ける
方法などが採用できる。
1剥離紙もしくは第2剥離紙のいずれか一方の剥離紙を
剥離除去し、両面粘着テープが貼り付けられたまゝの他
の剥離紙側から水蒸気加湿を行う。水蒸気加湿の方法と
して種々の方法があり、特に限定はしないが、例えば、
適宜間隔で複数個のノズルを直列に設けた蒸気管に加熱
水蒸気を送り、ノズルから蒸気を剥離紙面に吹き付ける
方法などが採用できる。
【0019】水蒸気の圧力はおよそ1〜4kg/cm2
が好ましく、剥離紙を水蒸気に曝す時間は水蒸気圧力と
両面粘着テープのライン速度により決定される。剥離紙
に水蒸気加湿した後は、従来どおり紙管等に巻き取って
本発明方法による両面粘着テープが得られる。
が好ましく、剥離紙を水蒸気に曝す時間は水蒸気圧力と
両面粘着テープのライン速度により決定される。剥離紙
に水蒸気加湿した後は、従来どおり紙管等に巻き取って
本発明方法による両面粘着テープが得られる。
【0020】
【作用】本発明両面粘着テープの製造方法では、剥離紙
がNBKPを40重量%以上含有するグラシン紙を使用
するので剥離紙の強度が大であり、腰が強く、打ち抜き
加工性にすぐれた両面粘着テープが得られる。又、グラ
シン紙に使用される木材パルプの叩解度が200mlC
SF以下であるため一定レベルまでの表面平滑性を有す
るものであり、その上、グラシン紙に設けられるシリコ
ーン離型剤がエマルジョン系であるため乳化剤により保
水性が得られて含水率が低下しない。
がNBKPを40重量%以上含有するグラシン紙を使用
するので剥離紙の強度が大であり、腰が強く、打ち抜き
加工性にすぐれた両面粘着テープが得られる。又、グラ
シン紙に使用される木材パルプの叩解度が200mlC
SF以下であるため一定レベルまでの表面平滑性を有す
るものであり、その上、グラシン紙に設けられるシリコ
ーン離型剤がエマルジョン系であるため乳化剤により保
水性が得られて含水率が低下しない。
【0021】更に、乳化剤は親水性であるため、水蒸気
加湿による水分の吸着性及び保水性がよく、グラシン紙
の含水率を高めて寸法安定性を一層すぐれたものとする
ことができる。結果として、寸法安定性にすぐれ、しわ
の発生がない両面粘着テープが得られる。グラシン紙の
含水率が高まるので柔軟性も得られ、両面粘着テープと
して使用し易いものとなる。
加湿による水分の吸着性及び保水性がよく、グラシン紙
の含水率を高めて寸法安定性を一層すぐれたものとする
ことができる。結果として、寸法安定性にすぐれ、しわ
の発生がない両面粘着テープが得られる。グラシン紙の
含水率が高まるので柔軟性も得られ、両面粘着テープと
して使用し易いものとなる。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 (実施例1〜2)剥離紙基材としてNBKPとLBKP
との重量比及び叩解度が表1に示すとおりの木材パルプ
を抄造してなるグラシン紙を用いた。表1のN/L比で
NはNBKPを、LはLBKPを示す。
との重量比及び叩解度が表1に示すとおりの木材パルプ
を抄造してなるグラシン紙を用いた。表1のN/L比で
NはNBKPを、LはLBKPを示す。
【0023】エマルジョン系のシリコーン離型剤(A)
として、付加型オルガノポリシロキサン(信越化学社
製,商品名:KM3950)を用いた。エマルジョン中
のオルガノポリシロキサンは固形分で60%であり、乳
化剤の含有量はオルガノポリシロキサンに対して5%以
上である。
として、付加型オルガノポリシロキサン(信越化学社
製,商品名:KM3950)を用いた。エマルジョン中
のオルガノポリシロキサンは固形分で60%であり、乳
化剤の含有量はオルガノポリシロキサンに対して5%以
上である。
【0024】上記剥離紙基材の両面に上記シリコーン離
型剤(A)を固形分が1.5g/m 2 となるようにグラ
ビアロールを用いて塗布し、160℃で30秒間乾燥し
キュアして同じ構成の第1剥離紙と第2剥離紙を得た。
型剤(A)を固形分が1.5g/m 2 となるようにグラ
ビアロールを用いて塗布し、160℃で30秒間乾燥し
キュアして同じ構成の第1剥離紙と第2剥離紙を得た。
【0025】アクリル系粘着剤(綜研化学社製,商品
名:SKダイン801B,硬化剤としてコロネートL5
5Eを溶液比で1%配合)を上記第1剥離紙面及び第2
剥離紙面に塗布し、120℃で1分間乾燥して厚み65
μmの第1粘着剤層及び第2粘着剤層を形成した。第1
粘着剤層面にレーヨンパルプからなる基材シートを貼り
合わせ、該基材シート面に第2粘着剤層を第2剥離紙と
ともに積層して両面粘着テープ原反を得た。
名:SKダイン801B,硬化剤としてコロネートL5
5Eを溶液比で1%配合)を上記第1剥離紙面及び第2
剥離紙面に塗布し、120℃で1分間乾燥して厚み65
μmの第1粘着剤層及び第2粘着剤層を形成した。第1
粘着剤層面にレーヨンパルプからなる基材シートを貼り
合わせ、該基材シート面に第2粘着剤層を第2剥離紙と
ともに積層して両面粘着テープ原反を得た。
【0026】上記両面粘着テープ原反の第1剥離紙を剥
離除去し、両面粘着テープが積層されたまゝの第2剥離
紙側から図1に示す装置で水蒸気加湿を行った。図1は
水蒸気加湿装置の断面図であり、上部に多数のノズル
2、2、・・が設けられた複数の蒸気管1、1、・・が
箱体3内部に並設され、閉鎖系ではあるが第2剥離紙に
積層された両面粘着テープ4は通過することができる。
尚、水蒸気は第2剥離紙上側の両面粘着テープ4側に回
りこまないようになされている。
離除去し、両面粘着テープが積層されたまゝの第2剥離
紙側から図1に示す装置で水蒸気加湿を行った。図1は
水蒸気加湿装置の断面図であり、上部に多数のノズル
2、2、・・が設けられた複数の蒸気管1、1、・・が
箱体3内部に並設され、閉鎖系ではあるが第2剥離紙に
積層された両面粘着テープ4は通過することができる。
尚、水蒸気は第2剥離紙上側の両面粘着テープ4側に回
りこまないようになされている。
【0027】図2は図1のII−II線における断面図で上
記蒸気管の配置を示し、図1乃至図2において、蒸気管
1、1、・・に送られた水蒸気はノズル2、2、・・か
ら上向きに吹き出され、箱体3内を一端部から他端部へ
矢印A方向へ通過する両面粘着テープ4下面の第2剥離
紙に吹き付けられる。
記蒸気管の配置を示し、図1乃至図2において、蒸気管
1、1、・・に送られた水蒸気はノズル2、2、・・か
ら上向きに吹き出され、箱体3内を一端部から他端部へ
矢印A方向へ通過する両面粘着テープ4下面の第2剥離
紙に吹き付けられる。
【0028】このときの蒸気圧力は4.5kg/c
m2 、両面粘着テープ4の走行速度は30m/分で、第
2剥離紙が水蒸気と接触する時間は1.5〜2秒、ノズ
ル2と第2剥離紙との距離は約40mmであった。
m2 、両面粘着テープ4の走行速度は30m/分で、第
2剥離紙が水蒸気と接触する時間は1.5〜2秒、ノズ
ル2と第2剥離紙との距離は約40mmであった。
【0029】(比較例1〜2)剥離紙基材としてNBK
PとLBKPとの重量比及び叩解度が表1に示すとおり
の木材パルプを抄造してなるグラシン紙を用いた以外
は、実施例1〜2と同様にして両面粘着テープ原反を
得、実施例と同様にして水蒸気加湿を行った。
PとLBKPとの重量比及び叩解度が表1に示すとおり
の木材パルプを抄造してなるグラシン紙を用いた以外
は、実施例1〜2と同様にして両面粘着テープ原反を
得、実施例と同様にして水蒸気加湿を行った。
【0030】(比較例3〜6)剥離紙基材としてNBK
PとLBKPとの重量比及び叩解度が表1に示すとおり
の木材パルプを抄造してなるグラシン紙を用いた。又、
溶剤型のシリコーン離型剤(B)として、付加型オルガ
ノポリシロキサン(信越化学社製,商品名:KS776
A)を用いて180℃で20秒間乾燥しキュアした以外
は、実施例1〜2と同様にして両面粘着テープ原反を
得、同様にして水蒸気加湿を行った。
PとLBKPとの重量比及び叩解度が表1に示すとおり
の木材パルプを抄造してなるグラシン紙を用いた。又、
溶剤型のシリコーン離型剤(B)として、付加型オルガ
ノポリシロキサン(信越化学社製,商品名:KS776
A)を用いて180℃で20秒間乾燥しキュアした以外
は、実施例1〜2と同様にして両面粘着テープ原反を
得、同様にして水蒸気加湿を行った。
【0031】実施例及び比較例で得た両面粘着テープを
製造2日後に以下の方法で性能評価した。 性能評価 (1)含水率の測定 上記両面粘着テープから第2剥離紙だけを1辺200m
mの正方形に切り取り、すばやく重量(W1 )を測定、
次にこれを105℃で2時間乾燥した後の重量(W2 )
を測定し、次式で含水率を算出した。
製造2日後に以下の方法で性能評価した。 性能評価 (1)含水率の測定 上記両面粘着テープから第2剥離紙だけを1辺200m
mの正方形に切り取り、すばやく重量(W1 )を測定、
次にこれを105℃で2時間乾燥した後の重量(W2 )
を測定し、次式で含水率を算出した。
【0032】(2)しわの評価 両面粘着テープを第2剥離紙とともに1辺400mmの
正方形に切り取り、厚み0.5mmのアルミニウム板に
しわができないように貼り合わせ、これを40℃,95
%RHの恒温槽に1時間放置した後、しわの発生状態を
以下の評価点により5段階で評価した。 評価点 5:しわなし 4:小しわが少量発生 3:小しわが全面に発生 2:剥離紙の端から中央部まで延びる大きなしわが発生 1:剥離紙の端から端まで縦断するしわが発生
正方形に切り取り、厚み0.5mmのアルミニウム板に
しわができないように貼り合わせ、これを40℃,95
%RHの恒温槽に1時間放置した後、しわの発生状態を
以下の評価点により5段階で評価した。 評価点 5:しわなし 4:小しわが少量発生 3:小しわが全面に発生 2:剥離紙の端から中央部まで延びる大きなしわが発生 1:剥離紙の端から端まで縦断するしわが発生
【0033】(3)剥離力の測定 両面粘着テープ片面の粘着剤層に厚み25μmのポリエ
チレンテレフタレート(PET)フィルムを貼り合わ
せ、該PETフィルムを300mm/分の速度で180
°剥離したときの剥離力を測定した。以上の結果を表1
に示す。
チレンテレフタレート(PET)フィルムを貼り合わ
せ、該PETフィルムを300mm/分の速度で180
°剥離したときの剥離力を測定した。以上の結果を表1
に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1から判るように、実施例1〜2のもの
は含水率が高く、しわの発生もなく、且つ剥離力が低く
て剥離し易い。これに対して比較例1のものは含水率は
高くてしわの発生もないが、叩解度が200を超えてい
るので表面をサイズ剤で処理してもパルプの隙間にシリ
コーン離型剤が浸み込むので剥離力が大きく、粘着剤面
に大きな発泡が生じた。
は含水率が高く、しわの発生もなく、且つ剥離力が低く
て剥離し易い。これに対して比較例1のものは含水率は
高くてしわの発生もないが、叩解度が200を超えてい
るので表面をサイズ剤で処理してもパルプの隙間にシリ
コーン離型剤が浸み込むので剥離力が大きく、粘着剤面
に大きな発泡が生じた。
【0036】比較例2のものは含水率が高くてしわの発
生もないが、NBKPの含量が30%であるため、剥離
紙の強度が低くて破れ易く、シリコーン離型剤が浸み込
むので剥離力が大きい。
生もないが、NBKPの含量が30%であるため、剥離
紙の強度が低くて破れ易く、シリコーン離型剤が浸み込
むので剥離力が大きい。
【0037】比較例3〜6のものはシリコーン離型剤と
して溶剤型のものを使用しているため含水率が低く、し
わの発生が多い。特に比較例3のものは叩解度が200
を超えているので比較例1と同様剥離力が大きく、比較
例6のものはNBKPが30%であるため剥離紙の強度
が低くて破れ易く、剥離力が大である。
して溶剤型のものを使用しているため含水率が低く、し
わの発生が多い。特に比較例3のものは叩解度が200
を超えているので比較例1と同様剥離力が大きく、比較
例6のものはNBKPが30%であるため剥離紙の強度
が低くて破れ易く、剥離力が大である。
【0038】
【発明の効果】本発明両面粘着テープの製造方法は以上
の構成であり、針葉樹パルプを40重量%以上含有し、
叩解度が200mlCSF以下である木材パルプからな
るグラシン紙を使用するので、剥離紙の強度が大で腰が
強く、打ち抜き加工性にすぐれたものとなる。又、エマ
ルジョン系のシリコーン離型剤を用いるので良好な剥離
特性が得られるとともに、グラシン紙の含水率を低下さ
せない。更に、水蒸気加湿により容易に含水率を高める
こともでき、すぐれた寸法安定性によりしわのない両面
粘着テープが得られる。
の構成であり、針葉樹パルプを40重量%以上含有し、
叩解度が200mlCSF以下である木材パルプからな
るグラシン紙を使用するので、剥離紙の強度が大で腰が
強く、打ち抜き加工性にすぐれたものとなる。又、エマ
ルジョン系のシリコーン離型剤を用いるので良好な剥離
特性が得られるとともに、グラシン紙の含水率を低下さ
せない。更に、水蒸気加湿により容易に含水率を高める
こともでき、すぐれた寸法安定性によりしわのない両面
粘着テープが得られる。
【0039】
【図1】本発明で用いる水蒸気加湿装置の一例を示す断
面図。
面図。
【図2】図1のII−II線における断面図。
1:蒸気管 2:ノズル 3:箱体 4:両面粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKZ JLA D21H 19/32 27/00
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の剥離紙の剥離処理面に粘着剤を塗
布乾燥して第1粘着剤層を形成し、該第1粘着剤層に基
材シートを積層し、第2の剥離紙の剥離処理面に形成し
た第2粘着剤層を第2剥離紙とともに上記基材シート面
に積層した後、いずれか一方の剥離紙を剥離除去しなが
ら巻き取る両面粘着テープの製造方法において、両面粘
着テープを構成する側の剥離紙として、針葉樹パルプを
40重量%以上含有し、叩解度が200mlCSF以下
である木材パルプからなるグラシン紙の両面に、エマル
ジョン系のオルガノポリシロキサンを主成分とするシリ
コーン離型剤が塗布乾燥されたものを使用し、一方の剥
離紙を剥離除去した後、該剥離紙側から水蒸気加湿し、
その後巻き取ることを特徴とする両面粘着テープの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1261294A JPH07216321A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 両面粘着テープの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1261294A JPH07216321A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 両面粘着テープの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07216321A true JPH07216321A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11810201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1261294A Pending JPH07216321A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | 両面粘着テープの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07216321A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000212898A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-08-02 | Oji Paper Co Ltd | グラシン剥離紙用原紙 |
| WO2005078194A1 (de) * | 2004-02-14 | 2005-08-25 | Stora Enso Maxau Gmbh & Co. Kg | Glassin-substratpapier, glassinpapier und verfahren zum herstellen eines glassin-substratpapiers |
| CN108797208A (zh) * | 2018-07-10 | 2018-11-13 | 温州新意特种纸业有限公司 | 一种高透超薄格拉辛硅油纸的生产工艺 |
| US12473693B2 (en) | 2023-02-24 | 2025-11-18 | Upm-Kymmene Corporation | BCTMP-tailored SCK paper for release liner |
| EP4671441A1 (en) * | 2024-06-28 | 2025-12-31 | UPM-Kymmene Corporation | CUSTOM LOW WEIGHT VERREINE PAPER BCTMP FOR DETACHABLE LINING |
-
1994
- 1994-02-04 JP JP1261294A patent/JPH07216321A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000212898A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-08-02 | Oji Paper Co Ltd | グラシン剥離紙用原紙 |
| WO2005078194A1 (de) * | 2004-02-14 | 2005-08-25 | Stora Enso Maxau Gmbh & Co. Kg | Glassin-substratpapier, glassinpapier und verfahren zum herstellen eines glassin-substratpapiers |
| CN108797208A (zh) * | 2018-07-10 | 2018-11-13 | 温州新意特种纸业有限公司 | 一种高透超薄格拉辛硅油纸的生产工艺 |
| US12473693B2 (en) | 2023-02-24 | 2025-11-18 | Upm-Kymmene Corporation | BCTMP-tailored SCK paper for release liner |
| EP4671441A1 (en) * | 2024-06-28 | 2025-12-31 | UPM-Kymmene Corporation | CUSTOM LOW WEIGHT VERREINE PAPER BCTMP FOR DETACHABLE LINING |
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