JPH07218805A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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Publication number
JPH07218805A
JPH07218805A JP3082094A JP3082094A JPH07218805A JP H07218805 A JPH07218805 A JP H07218805A JP 3082094 A JP3082094 A JP 3082094A JP 3082094 A JP3082094 A JP 3082094A JP H07218805 A JPH07218805 A JP H07218805A
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JP
Japan
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lens
lens barrel
substrate
gear
cam follower
Prior art date
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Pending
Application number
JP3082094A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kato
稔 加藤
Hidenori Miyamoto
英典 宮本
Junichi Omi
淳一 尾見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Priority to US08/376,346 priority patent/US5680251A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ギヤ列を含む駆動機構部や光軸方向への移動
用カムフォロア部を有する光学ユニット基板の型構造を
簡素化し、成形加工性を向上させ、コスト低減化を図
る。 【構成】 振れ防止レンズ8を保持しかつレンズ周囲に
ギヤ列32,33を含むレンズ駆動機構部が組込み配置
される光学ユニット基板21を備える。この基板21に
よるユニットは、鏡筒内でカムフォロア部となる係合軸
21sの係合によって光軸方向に移動可能に保持され
る。駆動機構部のギヤ列を軸支する複数のギヤ軸21
t,21u,21v,21wは、基板の一部に光軸に垂
直な方向に平行する方向に並列して立設される。カムフ
ォロア部となる係合軸は、基板の一部に、光軸に垂直な
方向に向って立設される。これらギヤ軸と係合軸は、成
型品である基板上に一体成形により所定角度をもって設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばカメラ等にお
いて手振れ等による像振れを防止するための振れ防止装
置等を備えている場合に適用して好適なレンズ鏡筒に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラは、自動露出機構、オート
フォーカス機構等を始めとする各部において電子化が著
しく、高度に自動化されている。しかし、この種のカメ
ラにおいて自動化への試みとして不充分なところとし
て、たとえば手持ち撮影時等において生じ易い手振れ等
による像振れに対しての対策がある。
【0003】このため、この種のカメラにおいて、撮影
時におけるカメラ揺れ、特にカメラが振動したり、傾い
たりすることによって生じる像振れを防止するために、
カメラの揺れ状況を振れ検出手段によって検出し、その
検出結果に応じて撮影レンズ系(主光学系)またはその
一部の光学系を、振れ防止光学系(以下、振れ防止レン
ズという)とし、これを光軸に直交する方向にシフト移
動させるといった構成をもつ振れ防止装置が、従来から
提案されている。
【0004】すなわち、このような振れ防止機能をもつ
カメラでは、撮影レンズ系の少なくとも一部を構成する
振れ防止レンズを可動可能に支持し、この振れ防止レン
ズを主光学系の光軸に対し直交する面内において像振れ
を吸収する方向に移動させることにより、振れによる結
像位置のずれを補正し、像振れを解消しようとするもの
で、たとえば特開平3−110530号公報等に開示さ
れるような振れ防止レンズのシフト駆動機構部を有する
もの等が知られていた。
【0005】この従来例では、振れ防止レンズのレンズ
枠を、光軸に直交する方向に移動可能に支持するととも
に、このレンズ枠に駆動機構部(モータ、ギヤ列、レバ
ーまたはねじ軸、スチールボールおよびV溝部による)
からの駆動力を押圧力および引張力として伝達する連結
手段(ロッド部材や駆動軸による)を介して作用させる
ことにより、振れ防止レンズを直接駆動して移動させる
構造であった。
【0006】ところで、このような従来例において、振
れ防止レンズを光軸に対し略直交する方向に駆動するレ
ンズ駆動部およびその駆動源であるモータは、レンズユ
ニットの外側に設けられていた。
【0007】また、このような従来例において、振れ防
止レンズは、たとえばズーミングレンズやフォーカシン
グレンズも兼ねており、レンズユニット全体を光軸方向
へも進退動作可能な構造となっている。このような光軸
方向の動きは、周知の通り、レンズ鏡筒を構成する固定
筒とこれに嵌装されたカム筒の回動動作によって、レン
ズユニット側のカムフォロア部であるカムピン等が、固
定筒の直進ガイド穴、カム筒の螺旋状カム溝に係入する
ことによって行なわれるようになっている。
【0008】ここで、上述した従来例では、上述したカ
ムフォロア部は、レンズユニットの外側の一部に、ある
程度自由度をもって配置されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の振れ防止装置によれば、レンズ駆動部や
モータが、レンズユニットの外側に散らばって配置され
るため、レンズ鏡筒全体が大きくなってしまうという欠
点があった。
【0010】このため、このようなモータを含む振れ防
止用のレンズ駆動部全体を、レンズユニット内で構成し
ようとする種々の試みがなれている。
【0011】たとえば本出願人も、特願平4−3299
8号等によって、レンズ鏡筒内に配置される光学ユニッ
ト基板を構成するレンズ支持板に対し、振れ防止レンズ
を保持するレンズ枠を、主光学系の光軸に直交するx軸
方向、y軸方向に駆動制御するための電動モータ、伝達
歯車機構、ねじ機構等による駆動機構部を用い、x軸、
y軸方向に適宜駆動制御することによって振れ防止レン
ズを所要の方向に移動させて像振れ防止を図ってなるも
のを先に提案している。
【0012】ところで、このような振れ防止レンズを、
上述したように光軸方向に進退動作させ、ズームレンズ
あるいはフォーカシングレンズとして機能させるには、
レンズを保持するレンズ枠を支持しているレンズ支持板
に、カムフォロア部を設け、レンズ鏡筒内で移動可能に
構成する必要がある。
【0013】そして、このような構成を採用する際に
は、レンズやレンズ駆動部を支持するレンズ支持板を、
成型品として形成し、かつこれに上述したカムフォロア
部となるカムピンを一体に成形するのが、コスト低減化
を図るうえで最も効果的であり、しかもこの鏡筒の小型
化を図った設計が可能となるものである。しかし、この
ような場合には、レンズ支持板構造が複雑となるため、
成形型の型抜きが行なえない等の問題を生じる虞れがあ
った。
【0014】特に、このようなレンズ支持板に、上述し
たようなレンズのレンズ枠を移動可能に保持する保持部
や、このレンズを駆動するためのモータ、回転伝達用の
ギヤ列、レンズ枠への駆動力伝達機構部等が組込まれる
ため、その配設位置や組込み構造等にも配慮しなければ
ならず、しかも余分な部品点数を省略するためにギヤ列
等のギヤ軸を、成型品による支持板に一体に形成するこ
とも望まれており、上述したカムフォロア部となるカム
ピンとの関係を配慮しなければならない。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、レンズを保持するとともにこのレンズ等の
駆動部や駆動用モータを、光学ユニット基板となるレン
ズ支持板に組込むとともに、この光学ユニットを鏡筒内
で移動させるためのカムフォロア部を設けるにあたっ
て、特に支持板構造が簡単で、組立性に優れ、しかも支
持板等の型構造も簡単で、成形加工性に優れ、コスト低
減化も図れるレンズ鏡筒を得ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るレンズ鏡筒は、光学系を保持すると
ともに光学系周囲に回転伝達用ギヤ列を含む駆動機構部
が組込み配置されかつ鏡筒内でカムフォロア部の係合に
よって光軸方向に移動可能に保持されている光学ユニッ
ト基板を備え、駆動機構部のギヤ列を軸支する複数のギ
ヤ軸を、基板の一部に、光軸に垂直な方向に平行する方
向に並列して立設するとともに、カムフォロア部を構成
する係合軸を、基板の一部に、光軸に垂直な方向に向っ
て立設しており、かつこれら複数のギヤ軸と係合軸と
を、基板上に角度をもって配設したものである。
【0017】また、本発明に係るレンズ鏡筒は、ギヤ列
のギヤ軸とカムフォロア部の係合軸とを、それぞれの延
設方向の交点が、光学系の光軸付近に位置付けしたり、
光学ユニット基板を成型品として構成し、かつギヤ列の
ギヤ軸およびカムフォロア部の係合軸を、それぞれの型
抜き方向が異なる状態で、この基板に一体成形したりし
たものである。
【0018】さらに、本発明に係るレンズ鏡筒は、像振
れを防止するために可動される振れ防止光学系を用い、
この振れ防止光学系を保持するレンズ枠を、基板に対し
光軸に垂直な方向に移動可能に支持するとともに、この
レンズ枠をシフト駆動するためのギヤ列を含む駆動機構
部を、基板に組込み配置したものである。
【0019】
【作用】本発明によれば、光学ユニット基板に設けたギ
ヤ軸に駆動機構部のギヤ列を軸支するとともに、このギ
ヤ軸に角度差をもって設けた係合軸により、この光学ユ
ニット基板を鏡筒内で光軸方向に移動可能に組込むこと
ができる。
【0020】また、本発明によれば、駆動機構部におけ
るギヤ軸の型抜き方向から外したところに、カムフォロ
ア部の係合軸を配置させているため、光学ユニット基板
の成形型を別々に抜くことが可能であり、しかもこの係
合軸を光学ユニット基板に一体成形することができる。
【0021】特に、本発明によれば、振れ防止光学系
を、光軸に垂直な方向にシフト移動可能に支持する光学
ユニット基板に、振れ防止光学系を駆動するための駆動
機構部を組込み配置することが可能で、しかもこの基板
を、係合軸により鏡筒内で光軸方向に移動可能に組込み
配置することができる。
【0022】
【実施例】図1ないし図6は本発明に係るレンズ鏡筒に
おいて振れ防止装置が付設されている場合の一実施例を
示し、これらの図において、まず、本発明を適用して好
適なレンズシャッタ付き撮影レンズ系を有しかつ振れ防
止機能をもつカメラの概略構成を、図6を用いて簡単に
説明する。
【0023】すなわち、全体を符号1で示すカメラにお
いて主光学系である撮影レンズ系2は、第1のレンズ群
4と、前、後レンズ群7,8による第2のレンズ群9
と、第3のレンズ群11とを備え、振れ防止機能をもっ
たズームレンズとして構成されている。なお、第1のレ
ンズ群4と第2のレンズ群9とがズームレンズとして機
能し、第3のレンズ群11がフォーカシングレンズとし
て機能する。
【0024】ここで、第1のレンズ群4は、三枚のレン
ズ4a,4b,4cがレンズ枠3に保持されることによ
り構成されている。第2のレンズ群9は、三枚、四枚の
レンズ7a,7b,7c;8a,8b,8c,8dが、
後述するレンズ室部材17,18を介してレンズ枠5,
6に保持されることにより合計七枚のレンズから構成さ
れている。第3のレンズ群11は、三枚のレンズ11
a,11b,11cがレンズ枠10に保持されることに
より構成されている。
【0025】さらに、レンズシャッタ12は、上述した
第2のレンズ群9の前、後レンズ群7、8間に介在して
設けられており、シャッタ幕13,14とこれを駆動す
るシャッタ駆動部15等から構成されている。なお、こ
の駆動部15は、第2のレンズ群9において前レンズ群
7のレンズ枠5の外周部等に配置され、またシャッタ幕
13,14は、後述する像振れ防止レンズとして機能す
る後レンズ群8の直前に配置されている。
【0026】さらに、結像面16は、上述した撮影レン
ズ系2を構成する第1、第2および第3のレンズ群4,
9,11によって、被写体像が結像されるフィルムが配
置される面である。なお、図中Iは、撮影レンズ系2の
光軸である。
【0027】ここで、上述したレンズ枠3は、第1群レ
ンズ筒83に固設されている。この第1群レンズ筒83
の一部には、カムフォロア部となるカムピン83cが突
設されている。また、21は防振系(像振れ防止用)を
支持するための光学ユニット基板となるレンズ基板で、
その一部にはカムフォロア部の係合軸となるカムピン2
1sが円周方向の等配した三個所から放射方向に突出し
た状態で設けられている。さらに、前記レンズ枠10
は、第3群レンズ筒84に支持されている。この第3群
レンズ筒84の一部には、カムフォロア部となるカムピ
ン84aが突設されている。
【0028】なお、図中82はレンズ鏡筒を構成する固
定筒で、この固定筒82は、カメラ1の本体部80に固
設されている。また、81は固定筒82の外周に回転可
能な状態で嵌装して設けられるカム筒で、このカム筒8
1は、先端部が、固定筒82に対しリング85により外
れないように組み付けられている。
【0029】さらに、カム筒81はカム溝81aを有
し、固定筒82は直進ガイド溝82aを有している。そ
して、上述したカムフォロア部となるカムピン83a,
84a,21sは、それぞれ直進ガイド溝82aを通
り、カム溝81aに係合している。これにより、カム筒
81が回転することにより、各レンズ群4,7,8,1
1は、光軸方向に移動するようになっている。なお、図
6中81bはカム筒81の外周部に設けられたギヤであ
り、図示しない駆動部側のギヤ部に噛合い、適宜回転駆
動されるように構成されている。
【0030】ここで、この実施例では、上述したような
三群のレンズ群4,9,11を有する撮影レンズ系2に
おいて、第2のレンズ群9の後レンズ群8を、像振れ防
止レンズとして光軸Iと直交する方向にシフトさせるこ
とにより、図1〜図4に示したような像振れ防止機構部
20を用いて、結像面16に結ばれる像を像振れ状態に
応じて移動させるように構成している。この像振れ防止
機構部20は、図2、図3、図4および図6に示すよう
に、第2のレンズ群9の後レンズ群8の外周側空間内に
設けられている。
【0031】次に、像振れ防止機構部20について、図
1〜図4を用いて詳述する。すなわち、第2のレンズ群
9の後レンズ群8(以下、振れ防止レンズ8という)
は、レンズ枠6内に固定して保持されている。また、レ
ンズ枠6は、レンズ枠6の一部に設けた腕部6f,6g
と基板21との間に、ばね51,52が掛け渡されてお
り、その外周部に設けたフランジ部6aがレンズ基板2
1の内部の開口部21aの回りに固定された摺動部材5
0(図4参照)に常時当接する。
【0032】なお、この摺動部材50は、テフロン、フ
ッ素樹脂、リン青銅などの低摩擦特性を持つ材料または
低摩擦特性を持つように表面処理を施した部材からな
る。これにより、振れ防止レンズ8は、光軸Iと直角な
平面内において低負荷で移動可能であり、しかもばね5
1,52によって付勢されているので、倒れを生じて光
学性能を劣化させることもない。
【0033】一方、x軸用,y軸用のDCモータ30,
31は、像振れ防止レンズ8をx軸方向またはy軸方向
に移動させるための駆動手段である(図1中Mx、My
を付している)。これらのギヤ列32,33は、これら
のモータ30,31からの駆動力を伝達するギヤ32
a,32b,32c,32d;33a,33b,33
c,33dからなる回転伝達用のギヤ列であり、その回
転は、第1または第2の軸34,35に伝達される。こ
れら第1,第2の軸34,35は、基板21に設けられ
た軸受部21c,21eとこの基板21にビス止め等で
組付け固定される階段形状の押え板90,91に設けた
軸受部90a,91aとの間で、x軸方向またはy軸方
向に延在して回動可能に軸支されている。
【0034】なお、上述したモータ30,31は、基板
21側に固定されており、また、ギヤ列32,33を構
成するギヤ32a,32b,32c;33a,33b,
33cは、基板21上に一体成形により形成されたギヤ
軸21t,21u,21v,21wに回動可能に軸支さ
れるとともに、階段形状の押え板90,91で抜け止め
されている。さらに、最終ギヤ32d,33dは、それ
ぞれ軸34,35と一体に回転可能に構成されている。
【0035】一方、x軸側,y軸側の可動部材36,3
7は、それぞれに設けられているめねじ部36a,37
aが軸34,35のおねじ部34a,35aに螺合して
いる。この可動部材36,37には、めねじ部36a,
37aに光軸方向に重なるように隣接してガイド部材5
5,56が固定されている。また、これらのガイド部材
55,56は、図2に示すように、基板21の21c,
21eに軸34,35と平行に固定されたガイド軸5
7,58にガイドされている。このような構成によれ
ば、ねじ部に発生するがたにより、光軸とは垂直な方向
にレンズ8が倒れ、偏心してしまうことを防ぎ、略直進
的にレンズ8を移動させることが可能となる。そして、
可動部材36,37は、各モータ30,31によりそれ
ぞれx軸方向、y軸方向に可動される。
【0036】また、レンズ枠6のフランジ部6aには、
ローラ59,60,61,62がローラ軸63,64,
65,66によって回動自由に取付けられている。さら
に、レンズ枠6のローラ59,60の反対側のばね掛け
部6b、ローラ61,62の反対側のばね掛け部6cと
基板21との間に、各ばね53,54がそれぞれの可動
部材36,37の可動方向のx軸方向、y軸方向と略同
一方向に掛け渡されている(図3,図1参照)。ここ
で、ローラ59,60および61,62は、それぞれ可
動部材36,37の両方の先端において断面形状が略L
字型をした当接部36b,36cまたは37b,37c
に、ばね53,54の付勢力により当接している。
【0037】したがって、上述した振れ防止レンズ8
は、x軸側のモータ30により可動部材36の可動方向
(x軸方向)に追従してシフトするがy軸方向には自由
となる。また、この振れ防止レンズ8は、同様にy軸側
のモータ31により可動部材37の可動方向(y軸方
向)に追従してシフトするがx軸方向には自由となる。
このことから、この振れ防止レンズ8は、基板21の開
口部21aの内部において全ての方向にシフト可能とな
る。
【0038】また、ばね53,54によってレンズ枠6
を可動部材36,37の可動方向であるx軸方向、y軸
方向と略同一方向に付勢することにより、レンズ枠6と
可動部材36,37は常に当接しており、可動部材3
6,37の動きを確実にレンズ枠6に伝えることができ
る。
【0039】さらに、ばね53,54の付勢力により、
軸34,35のスラストガタ、および軸34,35のお
ねじ部34a,35aと可動部材36,37のめねじ部
36a,37aの螺合部のガタをそれぞれの付勢方向に
常に取ることができる。従って、それぞれのモータ3
0,31の駆動力を正確かつ確実に振れ防止レンズ8に
伝えることができる。
【0040】さて、本発明によれば、振れ防止レンズ8
のレンズ枠6の周囲にギヤ列32,33を含む像振れ防
止駆動機構部が組込み配置されかつ鏡筒内でカムフォロ
ア部の係合軸であるカムピン21sの係合によって光軸
方向に移動可能に保持されている光学ユニット基板であ
るレンズ基板21を備え、駆動機構部のギヤ列32,3
3を軸支する複数のギヤ軸21t〜21wを、基板21
の一部に、光軸に垂直な方向に平行する方向に並列して
立設するとともに、カムピン21sを、基板21の一部
に、光軸に垂直な方向に向って立設しており、かつこれ
ら複数のギヤ軸21t〜21wとカムピン21sとを、
基板上に角度をもって配設したものである。
【0041】ここで、上述したギヤ列32,33のギヤ
軸21t〜21wとカムフォロア部のカムピン21sと
は、それぞれの延設方向の交点が、レンズ8の光軸付近
に位置付けされている。また、光学ユニット基板となる
レンズ基板21は、樹脂成型品等として構成され、かつ
ギヤ列32,33のギヤ軸21t〜21wおよびカムピ
ン21sは、それぞれの型抜き方向が図1中矢印A,
B;C,D,Eで示すような異なるようにして、この基
板21に一体成形されている。
【0042】そして、このような構成では、基板21に
設けたギヤ軸21t〜21wに駆動機構部のギヤ列3
2,33を構成するギヤ32b,32c;33b,33
cを軸支するとともに、このギヤ軸に角度差をもって設
けた三個所のカムピン21sにより、この基板21によ
る振れ防止レンズユニットを、鏡筒内で光軸方向に移動
可能に組込むことができ、ズームレンズとして機能させ
ることができる。
【0043】また、駆動機構部におけるギヤ軸21t〜
21wの型抜き方向A,Bから外したところに、カムフ
ォロア部のカムピン21sを配置させているため、基板
21の成形型を、型抜き方向A,B;C,D,Eという
ように別々に抜くことが可能であり、しかもこのカムピ
ン21sを基板21に一体成形することができる。
【0044】ここで、ギヤ軸21t,21uは、x軸方
向の駆動系を構成するもので、軸受部21cと同じ方向
Bに型抜きされ、ギヤ軸21v,21wはy軸方向の駆
動系を構成する軸受部21eと同じ方向Aに型抜きされ
る。また、上述した基板21の周方向において等配され
た三個所に設けられるカムフォロア部のカムピン21s
は、図中C,D,Eで示す矢印方向に型抜きされ、x、
y軸方向の駆動系とは干渉しないようになっている。
【0045】したがって、このような構成では、型構造
が簡単で、かつカムピン21sを、ギヤ軸21t〜21
w等も設けられる基板21に一体に成形できるため、コ
スト低減化を図れる。また、カムピン21sの干渉なし
に駆動機構部の抜き方向から各駆動機構部構成部材を組
込むことが容易に行なえるため、組立時の作業性に優れ
ている。さらに、成形加工性、組立性等に優れているこ
とから、コスト低減化を達成できるという利点も奏す
る。
【0046】なお、上述した振れ防止レンズ8の位置お
よび速度の検出は、図1および図5に示したギヤ32
a,33aと一体に設けられ、かつ、周縁部に多数の孔
を等間隔に設けている孔付き円板40x,40yと、そ
の周縁部を挟み込んだ状態で基板21側に設けられてい
るフォトインタラプタ41x,41yとによって、x
軸、y軸側のモータ30、31の回転角をそれぞれ検出
することにより行なうようになっている。すなわち、フ
ォトインタラプタ41x,41yによって、円板40
x,40y側の孔の数をパルス信号として検出し、これ
をカウントすることにより、位置および速度の検出が行
なえる。
【0047】ここで、本実施例では、モータ30,31
の駆動力をねじ機構を介して可動部材36,37に伝達
する機構としたが、これに限定されず、ねじ機構のみな
らず回転運動を直線運動に変換する機構、たとえばカム
機構、レバー等を用いた機構も適用できることは勿論で
ある。
【0048】また、本発明は上述した実施例で示したよ
うな振れ防止レンズ8とその駆動系の構造には限定され
ず、適宜の構造、形状を有する振れ防止装置に適用して
効果を発揮し得る。図7は振れ防止レンズ8を光軸Iと
直交する平面内にガイドするガイド手段の別の実施例を
示し、この実施例では、上述した実施例の摺動部材50
の代わりに、ボール(鋼球)を用いている。そして、基
板21の開口部21aの回りに、ボール70,71を受
けるための受け部材69を、ボール70,71の位置を
決めるためのリテーナ部材68によって挾み込む構造に
より双方を固定している。
【0049】リテーナ部材68には、ボール70,71
が内部で回動自由となる貫通した穴部68a,68bを
設けている。レンズ枠6は、レンズ枠6の一部に設けた
腕部6f,6gと基板21との間にばね53,54を掛
け渡してあり、フランジ部6aに固定された焼き入れ鋼
等の高硬度の材料からなる受け部材67がボール70,
71に常時当接するようにしてある。
【0050】この構造を拡大図である図8を用いて詳述
すると、受け部材69およびリテーナ部材68は、テフ
ロン、フッ素樹脂、リン青銅等の低摩擦特性を持つ材料
または低摩擦特性を持つように表面処理を施した部材か
らなる。レンズ枠6のフランジ部6aは、ばね51,5
2により矢印dの方向に付勢されているので、ボール7
1はそれぞれの受け部材67,69とa点,c点で常時
接触している。
【0051】ここで、レンズ枠6を矢印eの方向に移動
させると、ボール71は、始めリテーナ部材68の穴部
68bの内壁部のb点で接触するが、接触点のb点,c
点の摩擦は低くしてあるために、ボール71は、リテー
ナ部材68の穴部68bの内部で回転する。なお、図7
ではボール70,71を2か所しか示していないが、基
板21の開口部21aの回りに三個所または四個所配置
している。また、この実施例では、ボール70,71を
用いてレンズ枠6をガイドすることにより、低負荷のみ
ならず信頼性、耐久性が向上するという効果がある。
【0052】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、レンズ鏡筒各部の形状、構造等を適宜変形、
変更し得るものであり、種々の変形例が考えられること
は言うまでもない。
【0053】たとえば上述した実施例では、振れ防止レ
ンズ8やその駆動系を有する振れ防止装置が組み込まれ
たレンズ基板21による光学ユニットに、本発明を適用
した場合を示しているが、これに限定されず、光学系を
構成する一部光学系を有し、その駆動機構部やその他の
駆動機構部が組込み配置されている光学ユニット基板で
あって、回転伝達用のギヤ列を有し、そのギヤ軸支用の
ギヤ軸や、ユニット基板を光軸方向に駆動するためのカ
ム溝に係合するカムピンなどのカムフォロア部が設けら
れているものであれば、適用して効果を発揮し得るもの
である。
【0054】ここで、このような本発明を構成するユニ
ットのレンズ群の用途としては、ズームレンズやフォー
カシングレンズとして用いられるもの等が考えられる。
また、レンズ基板21に組込み配置される駆動機構部と
しても、像振れ防止機構部に限らず、シャッタ機構、フ
ォーカシング機構部、ズーミング機構部等を始めとする
種々の駆動機構部が考えられる。
【0055】また、上述した実施例では、ズーム式であ
ってレンズシャッタ付きの撮影レンズ系を有するコンパ
クトカメラに、本発明を適用した場合を説明したが、こ
れに限定されず、従来から周知のカメラにおいて、隣接
するレンズ群を保持するレンズ枠部材が一体的に構成さ
れるものであれば適用して効果を発揮し得るもので、カ
メラのレンズ鏡筒、交換式レンズ鏡筒等に限らず、各種
の光学機器、装置等に適用し得ることも言うまでもな
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
鏡筒によれば、光学系を保持するとともに光学系周囲に
回転伝達用ギヤ列を含む駆動機構部が組込み配置されか
つ鏡筒内でカムフォロア部の係合によって光軸方向に移
動可能に保持されている光学ユニット基板を備え、駆動
機構部のギヤ列を軸支する複数のギヤ軸を、基板の一部
に、光軸に垂直な方向に平行する方向に並列して立設す
るとともに、カムフォロア部を構成する係合軸を、基板
の一部に、光軸に垂直な方向に向って立設しており、か
つこれら複数のギヤ軸と係合軸を、基板上に角度をもっ
て配設したので、簡単な構成であるにもかかわらず、以
下に列挙する種々優れた効果を奏する。
【0057】型構造が簡単で、かつカムフォロア部の
係合軸を、ギヤ軸を有する光学ユニット基板に一体に成
形できるため、コスト低減化を図れる。
【0058】カムフォロア部の係合軸の干渉なしに駆
動機構部の抜き方向から駆動機構部の構成部材を組込む
ことが容易に行なえ、組立時の作業性に優れている。
【0059】成形加工性、組立性等に優れていること
から、コスト低減化を達成できる。
【0060】特に、本発明によれば、ギヤ列のギヤ軸と
カムフォロア部の係合軸とを、それぞれの延設方向の交
点が、光学系の光軸付近に位置付けしたり、光学ユニッ
ト基板を成型品として構成し、かつギヤ列のギヤ軸およ
びカムフォロア部の係合軸を、それぞれの型抜き方向が
異なる状態で、この基板に一体成形したりすることによ
り、上述した作用効果を発揮し得る。
【0061】換言すれば、本発明によれば、光学ユニッ
ト基板に設けたギヤ軸に駆動機構部のギヤ列を軸支する
とともに、このギヤ軸に角度差をもって設けた係合軸
で、この光学ユニット基板を鏡筒内で光軸方向に移動可
能に組込むことができる。
【0062】また、本発明によれば、駆動機構部におけ
るギヤ軸の型抜き方向から外したところに、カムフォロ
ア部の係合軸を配置させているため、光学ユニット基板
の成形型を別々に抜くことが可能であり、しかもこの係
合軸を光学ユニット基板に一体成形することができる。
【0063】特に、本発明によれば、振れ防止光学系
を、光軸に垂直な方向にシフト移動可能に支持する光学
ユニット基板に、振れ防止光学系を駆動するための駆動
機構部を組込み配置することが可能で、しかもこの基板
を、係合軸により鏡筒内で光軸方向に移動可能に組込み
配置することができ、上述した作用効果をより一層発揮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ鏡筒の一実施例を示し、振
れ防止機構部組込み部の要部側断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】振れ防止レンズの位置検出手段を説明するため
の要部拡大図である。
【図6】本発明に係る振れ防止機能付きのレンズ鏡筒を
適用して好適なレンズシャッタ付きカメラの全体構成を
説明するための概略構成図である。
【図7】本発明の別の実施例を示す概略断面図である。
【図8】図7の要部を拡大した要部拡大図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 撮影レンズ 4 第1レンズ群 6 レンズ枠 7 前レンズ群 8 後レンズ群(振れ防止レンズ) 9 第2レンズ群 11 第3レンズ群 12 レンズシャッタ 15 シャッタ駆動部 16 結像面 20 像振れ防止機構部 21 レンズ基板(光学ユニット基板) 21a 開口部 21c 軸受部 21e 軸受部 21s カムフォロア部の係合軸となるカムピン 21t ギヤ軸 21u ギヤ軸 21v ギヤ軸 21w ギヤ軸 30 モータ 31 モータ 32 ギヤ列 32a〜32d ギヤ 33 ギヤ列 33a〜33d ギヤ 34 軸 35 軸 36 可動部材 37 可動部材 81 カム筒 81a カム溝 82 固定筒 82a 直進ガイド穴 83a カムフォロア部の係合軸 84a カムフォロア部の係合軸 90 押え板 91 押え板 I 撮影レンズ系の光軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系を保持するとともにこの光学系の
    周囲に回転伝達用ギヤ列を含む駆動機構部が組込み配置
    されかつ鏡筒内でカムフォロア部の係合によって光軸方
    向に移動可能に保持されている光学ユニット基板を備
    え、 前記駆動機構部のギヤ列を軸支する複数のギヤ軸は、前
    記光学ユニット基板の一部に、光軸に垂直な方向に平行
    する方向に並列して立設されるとともに、 前記カムフォロア部を構成する係合軸は、前記光学ユニ
    ット基板の一部に、光軸に垂直な方向に向って立設され
    ており、 かつこれらギヤ列の複数のギヤ軸とカムフォロア部の係
    合軸とは、前記光学ユニット基板上に角度をもって配設
    されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレンズ鏡筒において、 ギヤ列のギヤ軸とカムフォロア部の係合軸とは、それぞ
    れの延設方向の交点が、光学系の光軸付近に位置付けら
    れることを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のレンズ鏡
    筒において、 光学ユニット基板は成型品による成形部材として構成さ
    れ、 かつギヤ列のギヤ軸およびカムフォロア部の係合軸は、
    それぞれの型抜き方向が異なる状態で、この光学ユニッ
    ト基板に一体成形されていることを特徴とするレンズ鏡
    筒。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3記載
    のレンズ鏡筒において、 光学系は、像振れを防止するために可動される振れ防止
    光学系であり、 この振れ防止光学系を保持するレンズ枠は、光学ユニッ
    ト基板に対し光軸に垂直な方向に移動可能に支持される
    とともに、 このレンズ枠をシフト駆動するためのギヤ列を含む駆動
    機構部が、光学ユニット基板に組込み配置されているこ
    とを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載のレンズ鏡筒において、 カムフォロア部により鏡筒内で移動される光学ユニット
    基板に保持される光学系は、ズーミングレンズとして機
    能することを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載のレンズ鏡筒において、 カムフォロア部により鏡筒内で移動される光学ユニット
    基板に保持される光学系は、フォーカシングレンズとし
    て機能することを特徴とするレンズ鏡筒。
JP3082094A 1994-01-21 1994-02-03 レンズ鏡筒 Pending JPH07218805A (ja)

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JP3082094A JPH07218805A (ja) 1994-02-03 1994-02-03 レンズ鏡筒
US08/376,346 US5680251A (en) 1994-01-21 1995-01-23 Lens barrel having a vibration compensation lens unit with moveable lens support member

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10319462A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Asahi Optical Co Ltd 像振れ補正機構
JP2002236248A (ja) * 2001-02-13 2002-08-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd レンズ鏡筒
JP2005157290A (ja) * 2003-10-30 2005-06-16 Hitachi Maxell Ltd カメラ

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