JPH07218839A - 反射屈折光学系 - Google Patents

反射屈折光学系

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JPH07218839A
JPH07218839A JP6301736A JP30173694A JPH07218839A JP H07218839 A JPH07218839 A JP H07218839A JP 6301736 A JP6301736 A JP 6301736A JP 30173694 A JP30173694 A JP 30173694A JP H07218839 A JPH07218839 A JP H07218839A
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beam splitter
exit
lens group
optical path
light
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JP6301736A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Omura
泰弘 大村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70225Optical aspects of catadioptric systems, i.e. comprising reflective and refractive elements

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きな開口数を実現しつつ、光路変換用のビ
ームスプリッタの形状を小さくし、良好な結像性能を達
成する。 【構成】 物体面1から射出された直線偏光の照明光I
L1は、第1レンズ群G 1 を経て直方体状の偏光ビーム
スプリッタ2に入射する。偏光ビームスプリッタ2の射
出入射面5から射出面6へ到る光路長は、入射面から射
出入射面6へ到る光路長よりも短く設定され、方向変換
面4、透過部3a又は透過部5aに入射した光は、射出
入射面5、1/4波長板8を経て凹面鏡9に向かう。凹
面鏡9により反射された照明光IL2は、1/4波長板
8、方向変換面4、射出面6及び第2レンズ群G2 を経
て像面10上に集光される。ここで、透過部3aと透過
部5aには、方向変換面4による位相ずれを補正する薄
膜7A及び7Bが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子、又
は液晶表示素子等をフォトリソグラフィ工程で製造する
際に使用される投影露光装置用の、等倍又は縮小投影用
の投影光学系に適用して好適な反射屈折光学系に関し、
特に光学系の要素として反射系を用いることにより、紫
外線波長域でサブミクロン単位の解像度を有する反射屈
折光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造するためのフォトリ
ソグラフィ工程において、フォトマスク又はレチクル
(以下、まとめて「レチクル」という)のパターン像を
投影光学系を介して例えば1/5程度に縮小して、フォ
トレジスト等が塗布されたウエハ(又はガラスプレート
等)上に露光する投影露光装置が使用されている。半導
体素子等の集積度が向上するにつれて、投影露光装置に
使用されている投影光学系に要求される解像力は益々高
まっている。
【0003】この要求を満足するためには、照明光の波
長を短波長化し且つ投影光学系の開口数(NA)を大き
くしなければならない。しかしながら、照明光の波長が
短くなると、光の吸収のため実用に耐える硝材の種類が
限られてくる。特に、波長が300nm以下になると実
用上使える硝材は合成石英と蛍石だけとなる。両者のア
ッベ数は色収差を補正するのに十分な程離れていないの
で、波長が300nm以下になった場合には、屈折系だ
けで投影光学系を構成したのでは色収差補正が極めて困
難となる。また、蛍石は温度変化による屈折率の変化特
性、所謂温度特性が悪く、更にレンズ研磨の加工上で多
くの問題を持っているため、蛍石を多くの部分に使用す
ることはできない。従って、要求される解像力を有する
投影光学系を屈折系のみで形成することは非常に難し
い。
【0004】これに対して反射系は色収差が無いため、
反射系のみで投影光学系を構成することも試みられてい
るが、この場合、投影光学系が大型化し、且つ反射面の
非球面化が必要となる。即ち、反射系のみで投影光学系
を構成することも極めて困難である。そこで、反射系と
屈折系とを組み合わせた所謂反射屈折光学系で縮小投影
光学系を構成する技術が種々提案されている。斯かる反
射屈折光学系では、反射系に対する光束の入出力を行う
ために光路変換用のビームスプリッタが使用されてい
る。このようなビームスプリッタを有する反射屈折光学
系の例が、特開平2−66510号公報、特開平4−2
35516号公報、及び特開平5−72478号公報等
で開示されている。これらの反射屈折光学系に含まれて
いるビームスプリッタの形状は立方体又は切頭角錐形
で、入射した光がビームスプリッタを1回目に通過する
ときの光路長と、その光が反射系により反射されて2回
目にビームスプリッタを通過するときの光路長とが同じ
か、又はほぼ同じであった。
【0005】図2は従来の反射屈折光学系の要部を示
し、この図2において、入力軸AX1に沿って入射して
来た照明光IL1は、ほぼ立方体状のプリズム型ビーム
スプリッタ11の入射面12を経てビームスプリッタ面
である方向変換面13に至り、方向変換面13を透過し
た照明光IL1が、射出入射面14を介して凹面鏡9に
入射する。そして、凹面鏡9により反射された照明光I
L2が、ビームスプリッタ11の射出入射面14を経て
方向変換面13に戻り、方向変換面13で反射された照
明光IL2が、射出面15を経て出力軸AX2に沿って
射出される。
【0006】この場合、ビームスプリッタ11の方向変
換面13は、ビームスプリッタ11の対向する辺を含む
平面上に設定されているため、方向変換面13の射出入
射面14に対する正射影の面積はほぼ射出入射面14の
面積と等しくなっている。これを言い替えると、入射し
た照明光IL1がビームスプリッタ11を入射面12か
ら射出入射面14まで通過するときの光路長と、その光
を凹面鏡9により反射して得られた照明光IL2がビー
ムスプリッタ11を射出入射面14から射出面15まで
通過するときの光路長とが、同じか又はほぼ同じとなっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の反射
屈折光学系において、大きな開口数を得ようとすると、
それにほぼ比例して反射系の口径を大きくする必要があ
る。この際に、反射系の口径に比例して、反射系の前方
に設置するビームスプリッタの形状をそのまま大きくす
るのは製造上困難であると共に、製造コストも高くなり
過ぎるという不都合がある。更に、ビームスプリッタの
形状を単に比例的に大きくすると、ビームスプリッタ内
を通過する光束の減衰率も比例して大きくなり、必要な
露光量が得られなくなるという不都合も生ずる。
【0008】本発明は斯かる点に鑑み、大きな開口数を
実現しつつ、光路変換用のビームスプリッタの形状の小
型化を図り、かつ良好な結像性能を有する反射屈折光学
系を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の反射
屈折光学系は、例えば図1に示すように、物体(1)か
らの光をビームスプリッタ(2)へ導く入力レンズ群
(G1 )と、ビームスプリッタ(2)からの光を所定の
像面へ導く出力レンズ群(G2 )と、ビームスプリッタ
(2)を介した入力レンズ群(G1 )からの光をビーム
スプリッタ(2)へ再入射させて出力レンズ群(G2
へ導く凹面鏡(9)とを備えるように構成される。そし
て、凹面鏡(9)は、縮小倍率を有し、かつビームスプ
リッタ(2)を挟んで入力レンズ群(G1 )と対向する
位置に設けられ、ビームスプリッタ(2)は、入力レン
ズ群(G1 )側に位置する入射面(3)と、凹面鏡
(9)側に位置する射出入射面(5)と、出力レンズ群
(G2 )側に位置する射出面(6)と、射出入射面
(5)からの光を射出面(6)へ向けて反射させる方向
変換面(4)とを有し、かつ射出入射面(5)から射出
面(6)へ到る光路長よりも入射面(3)から射出入射
面(5)へ到る光路長の方が短くなるように構成され
る。更に、方向変換面(4)の入射面(3)と射出入射
面(5)との少なくとも一方の面への正射影の領域とは
異なる透過領域(3a,5a)には、方向変換面(4)
による位相ずれを補正する補正膜(7A,7B)が設け
られるように構成されるものである。
【0010】ここで、本発明においては、上述の構成に
基づいて、ビームスプリッタ(2)が以下の条件を満足
するように構成されることが望ましい。 (L1 −L2 )/L1 >0.05 …(1) 但し、L1 は射出入射面(5)から射出面(6)へ到る
光路長、L2 は入射面(3)から射出入射面(5)へ到
る光路長、である。
【0011】また、本発明においては、射出入射面
(5)から射出面(6)へ到る光路長をL1 とし、入射
面(3)から射出入射面(5)へ到る光路長をL2
し、凹面鏡(9)の焦点距離をfmとし、反射屈折光学
系の像面(10)側の開口数をNAとするとき、次の条
件を満足する構成を採用することが望ましい。 |L1 −L2 |・NA/|fm|>0.015 …(2)
【0012】
【作用】斯かる本発明の反射屈折光学系によれば、図1
に示すように、第1面(1)からの光が、入力レンズ群
(G1 )を介してビームスプリッタ(2)に入射し、ビ
ームスプリッタ(2)を透過した光が凹面鏡(9)によ
り反射され、再びビームスプリッタ(2)に戻る。そし
て、この光はビームスプリッタ(2)の方向変換面
(4)にて反射され、ビームスプリッタ(2)から射出
する。このビームスプリッタ(2)からの光が出力レン
ズ群(G2 )を経て第2面(10)上に入射する。これ
により第1面(1)のパターンの像が第2面(10)上
に結像投影される。
【0013】本発明においては、凹面鏡(9)が縮小倍
率を有するため、凹面鏡(9)に入射する光束が集束さ
れた状態で反射される。従って、ビームスプリッタ
(2)から凹面鏡(9)に向かう光束(IL1)の有効
径の方が、凹面鏡(9)からビームスプリッタ(2)に
戻される光束(IL2)の有効径よりも太くなる状態と
なる。そこで、本発明のビームスプリッタ(2)では、
凹面鏡(9)から反射されてくる光束(IL2)の方向
を方向変換面(4)にて反射させる構成とし、かつ射出
入射面(5)から射出面(6)へ到る光路長よりも入射
面(3)から射出入射面(5)へ到る光路長の方を短く
構成する。このような構成においても、方向変換面の方
向変換作用は同じである。また、図1のビームスプリッ
タ(2)は、図2に示すように、従来のビームスプリッ
タ(11)の一部を切り取ったものとみなすことがで
き、本発明によれば、ビームスプリッタ(2)の体積が
小さくて済む。
【0014】言い替えると、本発明によりビームスプリ
ッタ(2)が必要最小限の大きさになり、光学設計上の
自由度が増している。また、ビームスプリッタ(2)が
少なくとも一方向に従来例よりも薄くできるため、ビー
ムスプリッタ(2)内での光束(IL1又はIL2)の
透過率が向上して、容易に必要な露光量が得られるよう
になる。
【0015】更に、図2に示すように、ビームスプリッ
タ(2)近傍の光学系(例えば凹面鏡(9))を、従来
のビームスプリッタ(11)を使用する場合に比べて、
方向変換面(4)に近づかせる配置とすることができ、
その光学系の有効径を従来よりも小さくすることができ
る。また、製造の容易さ等を考慮すると、ビームスプリ
ッタ(2)の形状は直方体が望ましい。
【0016】図1に戻って、本発明においては、入力レ
ンズ群(G1 )からビームスプリッタ(2)を透過して
凹面鏡(9)へ向かう光束(IL1)のうち、方向変換
面(4)を透過しない光束が存在する。ここで、方向変
換面(4)には、薄膜が設けられているため、方向変換
面(4)を透過する光束と、方向変換面(4)を透過し
ない光束とで位相ずれが発生する。そこで、本発明にお
いては、方向変換面(4)による位相ずれを補正する補
正膜(7A,7B)を、方向変換面(4)の入射面
(3)への正射影の領域とは異なる入射面の透過領域
(3a)と、方向変換面(4)の射出入射面(5)への
正射影の領域とは異なる射出入射面(5)の透過領域
(5a)とに設けている。この構成により、ビームスプ
リッタ(2)から射出されて出力レンズ群(G2 )へ向
かう光束(IL2)には、方向変換面(4)の膜厚によ
る位相ずれが補正され、第2面(10)上に達する光束
には位相ずれが発生せず、良好な結像状態のもので第1
面(1)のパターンを第2面(10)上に投影すること
が可能となる。
【0017】ここで、上述の如き補正膜(7A,7B)
は、入射面(3)の透過領域(3a)及び射出入射面
(5)の透過領域(5a)内において部分的に厚さの異
なる薄膜で構成されることが望ましい。また、上述の如
き補正膜(7A,7B)は、入射面(3)の透過領域
(3a)及び射出入射面(5)の透過領域(5a)内に
おいて部分的に屈折率の異なる薄膜で構成されることが
望ましい。そして、上述の如き補正膜(7A,7B)
は、方向変換面(4)を透過する光束(IL1)に対す
る方向変換面(4)の透過率と、同じ透過率を有するよ
うに構成されることが望ましい。
【0018】次に本発明の条件式について詳述する。条
件式(1)は、ビームスプリッタ(2)の好適な構成に
ついて規定したものであり、ビームスプリッタ(2)が
条件式(2)を満足しない場合には、ビームスプリッタ
(2)自体の大型化を招き、光学設計上の自由度が低減
し、さらにはビームスプリッタ(2)を通過する光束
(IL1又はIL2)の透過率が低下し、露光量が減少
するばかりかビームスプリッタ(2)自体の熱吸収を招
くため好ましくない。
【0019】条件式(2)は、反射屈折光学系全体にお
ける光透過率の向上、光学系の小型化、ビームスプリッ
タ自体の製造の容易化及び製造コストの削減を図るため
の条件である。ここで、上記条件式(2)の下限を下回
る場合には、凹面鏡(9)の屈折力が低くなる場合、|
1 −L2 |が小さくなり過ぎる場合、又は像側の開口
数NAが小さくなり過ぎる場合の3通りがある。
【0020】まず、凹面鏡(9)の屈折力が低くなる場
合においては、反射屈折光学系全体の正屈折力を入力レ
ンズ群若しくは出力レンズ群、又はその双方にて補う必
要があり、発生する収差の増大を招くため好ましくな
い。次に、|L1 −L2 |が小さくなり過ぎる場合にお
いては、大きな開口数を達成するためには、ビームスプ
リッタ自体の体積を増す必要がある。これにより、ビー
ムスプリッタ自体の製造コストの上昇を招き、かつビー
ムスプリッタの製造が困難になる問題が生じる。また、
ビームスプリッタ内を通過する光束の光路長(L1 +L
2 )も増すため、光束の透過率が悪くなり、ビームスプ
リッタ内の熱吸収による影響も甚大となる問題も発生
し、更にこの場合には、レンズの配置の制約等の光学設
計上の自由度も低下する問題も生ずる。
【0021】そして、開口数NAが小さくなり過ぎる場
合においては、本発明の目的を達成できず、本発明の反
射屈折光学系の解像度が低下するため好ましくない。な
お、更に光透過率の向上、光学系の小型化、ビームスプ
リッタの製造の容易化及び製造コスト削減を図るために
は、上記条件の下限を0.015よりも大きな0.03
とすること、即ち、|L1 −L2 |・NA/|fm|>
0.03とすることが望ましい。
【0022】なお、上記条件式(2)の上限は、1.5
であること、即ち、|L1 −L2 |・NA/|fm|<
1.5とすることが望ましい。ここで、上記条件式
(2)の左辺が大きくできるとき、|L1 −L2 |及び
開口数NAが大きくなるのは良い傾向ではあるが、凹面
鏡(9)の屈折力が高くなり過ぎるのは望ましくない。
ここで、その屈折力が大きくなって、条件式(2)の値
がその上限値を越える場合には、凹面鏡(9)にて発生
する収差が甚大となり、入力レンズ群若しくは出力レン
ズ群、又はその双方における収差補正の負担が増すため
好ましくない。
【0023】なお、本発明において、ビームスプリッタ
(2)と凹面鏡(9)との間に付加光学系(G3)を配置
した場合には、収差特性等を低減できる利点がある。
【0024】
【実施例】以下、本発明による反射屈折光学系の種々の
実施例につき図面を参照して説明する。本実施例は、レ
チクルのパターンの像をフォトレジストが塗布されたウ
エハ上に所定倍率で投影する投影露光装置の、反射屈折
光学系よりなる投影光学系に本発明を適用したものであ
る。
【0025】図1は本実施例の反射屈折光学系の基本構
成を示し、図1において、不図示の照明光学系からの直
線偏光の照明光が入力軸AX1に沿って物体面1を照明
する。物体面1には例えばレチクルのパターン形成面が
配置され、入力軸AX1に直交するように出力軸AX2
が設定されている。物体面1から射出された照明光IL
1は、入力レンズ群としての第1レンズ群G1 を経て平
坦な入射面3から直方体状の偏光ビームスプリッタ2に
入射する。偏光ビームスプリッタ2の入射面3は入力軸
AX1に対して垂直であり、偏光ビームスプリッタ面か
らなる方向変換面4は、入力軸AX1及び出力軸AX2
に対して45°で交差している。本実施例では、偏光ビ
ームスプリッタ2において入射面3に対向する射出入射
面5に対する方向変換面4の正射影の面積は射出入射面
5の面積より小さく設定されている。即ち、偏光ビーム
スプリッタ2の入射面3及び射出入射面5には、それぞ
れ単に光束を通過させるだけの透過部3a及び5aが形
成されている。これら透過部3a及び5aには、それぞ
れ方向変換面4を透過したときに照明光IL1に与えら
れる位相変化と同じ位相変化を与える薄膜7B及び7A
が被着されている。この薄膜7A及び7Bに関しては後
述する。
【0026】また、入射面3に入射した照明光IL1の
偏光状態は、方向変換面4に対する入射面に平行な方向
に偏光した状態、即ちP偏光の状態である。従って、入
射面3に入射した照明光IL1の内で、方向変換面4に
入射した光のほぼ全部が方向変換面4を透過した後、射
出入射面5から外部に射出され、透過部3a又は5aに
入射した光も射出入射面5から外部に射出される。射出
入射面5には1/4波長板8が全面に被着され、射出入
射面5を透過した照明光IL1は、1/4波長板8を経
て凹面鏡9に向かう。
【0027】そして、凹面鏡9により反射された照明光
IL2は、1/4波長板8を経て方向変換面4に対して
S偏光の状態で射出入射面5に入射する。照明光IL2
は凹面鏡9により反射収斂されて照明光IL2となるた
め、照明光IL2は全部が方向変換面4により反射され
た後、偏光ビームスプリッタ2の出力軸AX2に垂直な
射出面6を経て外部に射出される。射出面6から外部に
射出された照明光IL2は、第2レンズ群G2 により像
面10上に集光され、像面10上に物体面1の像が結像
投影される。像面10には、例えばフォトレジストが塗
布されたウエハの露光面が配置される。この場合、偏光
ビームスプリッタ2及び1/4波長板8を用いることに
より、物体面1からの照明光が光量損失無く像面10に
導かれている。
【0028】また、図2は、図1の実施例に対応する従
来の光学系の要部を示し、この図2では、ビームスプリ
ッタとして立方体状のビームスプリッタ11が使用され
ている。図1の偏光ビームスプリッタ2は、図2のビー
ムスプリッタ11から入力軸AX1に沿って両端部11
a及び11bを切り取った形状であるため、本実施例に
よれば、ビームスプリッタ部分が小型化されている。但
し、本例の偏光ビームスプリッタ2の方向変換面4は、
ビームスプリッタ11のビームスプリッタ面13を更に
偏光ビームスプリッタ面としたものである。このように
小型の偏光ビームスプリッタ2を使用しているために、
本実施例では、図1に示すように入射する照明光IL1
の中に方向変換面4を通過しない光束がある。そこで、
このような光束に対しては薄膜7A及び7Bを介して位
相や強度を方向変換面4を透過する光束に合わせてい
る。
【0029】なお、図1に示すように、偏光ビームスプ
リッタ2と凹面鏡9との間に、付加的に第3レンズ群G
3 を配してもよい。これにより収差等の結像特性を更に
改善できる。また、図1の偏光ビームスプリッタ2の代
わりに、図3に示すような立方体状のビームスプリッタ
11の入力軸AX1に沿った物体面側の端部11cのみ
を切り取った形状の偏光ビームスプリッタ2Aを使用し
てもよい。この場合、偏光ビームスプリッタ2Aの入射
面3A側にのみ、方向変換面4Aの正射影が重ならない
透過部34Aaが形成される。図3において、入射面3
Aに入射したP偏光の照明光IL1は、透過部3Aa又
は方向変換面4Aを経た後、射出入射面5A及び1/4
波長板8を経て凹面鏡9に向かう。そして、凹面鏡9に
より反射された照明光IL2は、1/4波長板8、及び
射出入射面5Aを介して方向変換面4Aにて反射された
後、出力軸AX2に沿って射出面6Aから外部に射出さ
れる。
【0030】この図3のような偏光ビームスプリッタ2
Aを使用すると、凹面鏡9と偏光ビームスプリッタ2A
との間隔又は図1の第3レンズ群G3 と偏光ビームスプ
リッタ2Aとの間隔を小さくできるため、光学系全体と
しての大きさを小型化できる場合がある。次に、図4乃
至図6を参照して方向変換面にて生ずる位相ずれを補償
する薄膜について説明する。なお、図4及び図5では、
入力軸AX1に沿って配置される光学部材のみを図示し
てある。
【0031】まず、図4において、物体面1の入力軸A
X1上の一点Pから発して第1レンズ群G1 を通過し、
2つのプリズム部材2a,2bに到る光束IL1pと、
物体面1上の入力軸AX1とは異なる一点Qから発して
第1レンズ群G1 を通過し、2つのプリズム部材2a,
2bに到る光束IL1qとを考える。ここで、図1の偏
光ビームスプリッタ2は、図4の2つのプリズム部材2
a,2bの接合面に偏光分離膜からなる方向変換面4を
設けたものである。従って、図4には、2つのプリズム
部材2a,2bの入射面3、射出入射面5及び射出面6
を併せて示す。
【0032】図4に示す構成においては、図1の構成と
は異なり位相変化を生じさせる方向変換面が設けられて
いない状態である。従って、本実施例では図4の構成に
おける射出入射面5から射出される光束IL1p,IL
1qの波面をそれぞれ基準波面Rwp,Rwqとする。
この基準波面Rwp,Rwqは、まず、物体面1上の点
P,Qから発散する球面波を与え、この球面波が第1レ
ンズ群G1 及び2つのプリズム部材2a,2bを通過し
た後の波面を算出する手法で求められる。
【0033】次に、図5に示すように、図4の構成に加
えて例えば誘電体多層膜からなる方向変換面4を2つの
プリズム部材2a,2bの接合面に設けた構成のもと
で、光束IL1p,IL1qの波面を算出する。このと
き、図4の算出手法と同様に、まず、物体面1上の点
P,Qから発散する球面波を与え、この球面波が第1レ
ンズ群G1 及び接合面に方向変換面4を有する2つのプ
リズム部材2a,2bを通過した後の波面を算出する。
ここで、図5に示すように、算出された波面Cwp,C
wqは、方向変換面4の影響により部分的な位相変化を
生じる。
【0034】なお、図4及び図5では、物体面1上の2
点P,Qのみによる波面を考慮したが、実際には、反射
屈折光学系の有する視野内における格子状に整列した複
数の点について波面の計算を行う。また、図4及び図5
の例で与えられる物体面1上の点P,Qから発散する球
面波は、反射屈折光学系の有する物体面1側の開口数と
対応させる。
【0035】次に、図6に示す如く、点Pに関する基準
波面Rwpと算出された波面Cwpとの位相ずれΔλp
と、点Qに関する基準波面Rwqと算出された波面Cw
qとの位相ずれΔλqとを算出する。なお、図6に示す
位相ずれΔλpとΔλqとは、入力軸AX1を含む1つ
の断面に沿った方向Xのみにおける位相ずれしか示して
いないが、実際にはこれらの位相ずれΔλp,Δλq
は、光束IL1p,IL1qの光束断面内において2次
元的に算出される。
【0036】そして、図6に一点鎖線で示す如く、これ
らの位相ずれΔλp,Δλqを共に打ち消す位相Δλn
を算出する。なお、この位相Δλnは、例えば位相ずれ
Δλp,Δλqの逆位相を求め、これらの逆位相の平均
を取れば良い。その後、位相Δλnを与える薄膜7A及
び7Bの厚さ分布を算出する。このとき、位相Δλnは
射出面5における位相であるため、薄膜7Bに関して
は、この位相Δλnを入射面3の透過部3aにおける位
相に変換した後に、この位相を与える薄膜7Bの厚さの
分布を算出する。また、薄膜7Aに関しては、上記位相
Δλnを与える厚さの分布を算出する。ここで、薄膜7
A及び7Bは、位相Δλnに対応する位相差を与える薄
膜であれば良いため、部分的に厚さ分布を有する薄膜の
代わりに、部分的に屈折率分布を有する薄膜としても良
い。なお、所定の位相差を与える薄膜の設計に関しては
既知のコンピュータにより達成することができる。
【0037】なお、薄膜7A及び7Bは、光束IL1が
方向変換面4を通過する際の透過率と等しい透過率を有
するように設計される。このように、本実施例では、偏
光ビームスプリッタ2の透過部3a及び3bに、光束が
方向変換面4を透過する際に生じる位相ずれを補正する
薄膜7A及び7Bを設けているため、物体面1から第1
レンズ群G1 及び偏光ビームスプリッタ2を通過して凹
面鏡9へ向かう光束には、位相ずれは発生しない。更
に、本実施例では凹面鏡9が縮小倍率を有しているた
め、凹面鏡9にて反射されて再び偏光ビームスプリッタ
2へ入射する光束はすべて方向変換面4の領域に達す
る。従って、本実施例では、第2レンズ群G2 を介して
像面10上に達する光束に関する光量損失を低減できる
利点がある。
【0038】次に、本発明の種々の数値実施例につき説
明する。 [第1実施例]この第1実施例は、照明光として波長2
48nmのKrFエキシマレーザ光を使用した例であ
る。図7は、この第1実施例の光路図を示し、この図7
において、物体面1から入力軸AX1に沿って順に第1
レンズ群G1 、図3に示したタイプの偏光ビームスプリ
ッタ2A、1/4波長板(不図示)及び凹面鏡9が配置
され、入力軸AX1に直交する出力軸AX2に沿って偏
光ビームスプリッタ2Aと像面10との間に第2レンズ
群G2 が配置されている。また、口径食を防止するため
に、凹面鏡9の付近に絞り11が配置されている。
【0039】全てのレンズ及びビームスプリッタは、波
長248nmの光に対して、屈折率nが1.50855
を示す同一の石英ガラスから製造されている。入射側の
光線がテレセントリック光路をとるとき、60mmの最
大物体高を有し、4:1の縮小比によって像高は15m
mとなる。また、像側の光線も同様にテレセントリック
光路であり、開口数は0.52である。偏光ビームスプ
リッタ2Aの形状は直方体で154×154×130
(mm3)の大きさを有する。これは従来の立方のビーム
スプリッタと比べて2割程度小さくなっている。
【0040】次に、各レンズ群のレンズ構成につき説明
すると、図7に示すように、第1レンズ群G は物体面
1側から順に、両凸レンズ(以下、単に「凸レンズ」と
いう)L11、凸レンズL12、物体面1に凸面を向けた負
メニスカスレンズL13、物体面1に凹面を向けた負メニ
スカスレンズL14、凸レンズL15及び物体面1に凹面を
向けた負メニスカスレンズL16より構成されている。ま
た、第2レンズ群G2は、偏光ビームスプリッタ2Aか
ら順に、物体面1に凹面を向けた負メニスカスレンズL
21、物体面1に凸面を向けた正メニスカスレンズL22
物体面1に凸面を向けた負メニスカスレンズL23及び凸
レンズL24より構成されている。
【0041】次に、図7において、物体面1(レチクル
面)を第0面として、物体面1から射出された光が像面
10(ウエハ面)に達するまでに通過する面を順次第i
面(i=1,2,‥‥)としたときの、第i面の曲率半
径ri 、第i面と第(i+1)面との面間隔di 、第i
面と第(i+1)面との間の硝材(但し、空気は空欄と
する)、及びその硝材よりなるレンズの有効半径Ri
表1に示す。なお、曲率半径ri の符号は、物体面1に
対して凸の場合を正に取り、面間隔di の符号は、物体
面1から遠避かる方向を正に取り、石英ガラスの波長2
48nmの光に対する屈折率は1.50855である。
【0042】
【表1】 第1実施例の諸元 面番号i 曲率半径ri 面間隔di 硝材 有効半径Ri (mm) (mm) (mm) 0 物体面 79.555 1 544.104 29.993 石英ガラス 73.6 2 −690.348 220.022 74.5 3 163.698 28.363 石英ガラス 79.2 4 −1454.029 0.100 76.2 5 479.752 11.550 石英ガラス 73.6 6 135.085 70.230 66.5 7 −162.959 9.136 石英ガラス 64.5 8 −1100.629 67.991 68.3 9 914.175 30.000 石英ガラス 77.8 10 −168.863 3.853 78.7 11 −151.767 20.691 石英ガラス 75.1 12 −255.538 2.000 76.8 13 ∞ 130.000 石英ガラス 14 ∞ 12.000 15 −315.267 −12.000 ミラー 69.2 16 ∞ −77.000 石英ガラス 17 方向変換面 77.000 石英ガラス 18 ∞ 7.240 19 −210.907 8.000 石英ガラス 37.9 20 −277.733 0.150 36.9 21 118.648 12.824 石英ガラス 34.9 22 862.345 0.652 33.2 23 74.314 23.151 石英ガラス 30.5 24 55.310 3.950 21.6 25 76.333 11.187 石英ガラス 20.6 26 −3320.501 5.000
【0043】次に、第1実施例の条件対応値を示す。 〔第1実施例の条件対応値〕 (1) (L1 −L2 )/L1 =0.16 (2) |L1 −L2 |・NA/|fm|=0.052
【0044】[第2実施例]この第2実施例は、照明光
として波長193.3nmのArFエキシマレーザ光を
使用した例である。図8は、この第2実施例の光路図を
示し、この図8において、物体面1から入力軸AX1に
沿って順に第1レンズ群G1 、図3に示したタイプの偏
光ビームスプリッタ2A、1/4波長板(不図示)及び
凹面鏡9が配置され、入力軸AX1に直交する出力軸A
X2に沿って偏光ビームスプリッタ2Aと像面10との
間に第2レンズ群G2 が配置されている。また、口径食
を防止するために、凹面鏡9の付近に絞り11が配置さ
れている。
【0045】全てのレンズ及びビームスプリッタは、波
長193.3nmの光に対して、屈折率nが1.560
19を示す同一の石英ガラスから形成されている。入射
側の光線がテレセントリック光路をとるとき、60mm
の最大物体高を有し、4:1の縮小比によって像高は1
5mmとなる。また、像側の光線も同様にテレセントリ
ック光路であり、開口数は0.6である。偏光ビームス
プリッタ2Aの形状は直方体で180×180×150
(mm3)の大きさを有する。これは従来の立体のビーム
スプリッタと比べて2割程度小さくなっている。
【0046】次に、各レンズ群のレンズ構成につき説明
すると、図8に示すように、第1レンズ群G1 は物体面
1側から順に、凸レンズL11、物体面1に凸面を向けた
負メニスカスレンズL12、物体面1に凸面を向けた正メ
ニスカスレンズL13、物体面1に凹面を向けた負メニス
カスレンズL14、物体面1に凸面を向けた正メニスカス
レンズL15及び凸レンズL16より構成されている。ま
た、第2レンズ群G2 は、偏光ビームスプリッタ2Aか
ら順に、物体面1に凹面を向けた負メニスカスレンズL
21、物体面1に凸面を向けた正メニスカスレンズL22
物体面1に凸面を向けた正メニスカスレンズL23、物体
面1の凸面を向けた負メニスカスレンズL 24及び物体面
1に凸面を向けた正メニスカスレンズL25より構成され
ている。
【0047】次に、図8の第2実施例における第i面の
曲率半径ri 、第i面と第(i+1)面との面間隔
i 、第i面と第(i+1)面との間の硝材(但し、空
気は空欄とする)、及びその硝材よりなるレンズの有効
半径Ri を表2に示す。なお、石英ガラスの波長19
3.3nmの光に対する屈折率は1.56019であ
る。
【0048】
【表2】 第2実施例の諸元 面番号i 曲率半径ri 面間隔di 硝材 有効半径Ri (mm) (mm) (mm) 0 物体面 30.000 1 536.013 16.544 石英ガラス 65.3 2 −847.690 167.282 65.8 3 568.928 15.000 石英ガラス 72.7 4 231.891 0.100 72.2 5 168.349 16.292 石英ガラス 73.1 6 256.785 178.436 72.3 7 −120.385 15.000 石英ガラス 78.5 8 −135.884 18.008 83.4 9 376.915 15.000 石英ガラス 88.2 10 663.107 63.216 87.8 11 938.059 15.000 石英ガラス 89.2 12 −6973.121 0.100 89.0 13 ∞ 150.000 石英ガラス 14 ∞ 11.882 15 −325.736 −11.882 ミラー 85.3 16 ∞ −90.000 石英ガラス 17 方向変換面 90.000 石英ガラス 18 ∞ 2.706 19 −343.777 9.500 石英ガラス 43.0 20 −628.758 0.100 41.2 21 85.411 9.500 石英ガラス 38.0 22 143.568 0.329 36.0 23 84.172 9.500 石英ガラス 34.6 24 172.975 0.100 32.3 25 106.271 9.500 石英ガラス 31.2 26 54.694 6.720 25.6 27 76.677 15.485 石英ガラス 23.7 28 1558.617 5.000 18.7
【0049】次に、第2実施例の条件対応値を示す。 〔第2実施例の条件対応値〕 (1) (L1 −L2 )/L1 =0.18 (2) |L1 −L2 |・NA/|fm|=0.070
【0050】[第3実施例]この第3実施例は、照明光
として波長248nmのKrFエキシマレーザ光を使用
した例である。図9は、この第1実施例の光路図を示
し、この図9において、物体面1から入力軸AX1に沿
って順に第1レンズ群G1 、図3に示したタイプの偏光
ビームスプリッタ2A、1/4波長板(不図示)、付加
的な第3レンズ群G3 及び凹面鏡9が配置され、入力軸
AX1に直交する出力軸AX2に沿って偏光ビームスプ
リッタ2Aと像面10との間に第2レンズ群G2 が配置
されている。また、口径食を防止するために、凹面鏡9
の付近に絞り11が配置されている。
【0051】全てのレンズ及びビームスプリッタは、波
長248nmの光に対して、屈折率nが1.50855
を示す同一の石英ガラスから形成されている。入射側の
光線がテレセントリック光路をとるとき、70.7mm
の最大物体高を有し、5:1の縮小比によって像高は1
4.14mmとなる。また、像側の光線も同様にテレセ
ントリック光路であり、開口数は0.6である。偏光ビ
ームスプリッタ2Aの形状は直方体で170×170×
140(mm3)の大きさを有する。これは従の立方体の
ビームスプリッタと比べて2割程度小さくなっている。
【0052】次に、各レンズ群のレンズ構成につき説明
すると、図9に示すように、第1レンズ群G1 は物体面
1側から順に、凸レンズL11、物体面1に凸面を向けた
正メニスカスレンズL12、両凹レンズ(以下、端に「凹
レンズ」という)L13、物体面1に凸面を向けた負メニ
スカスレンズL14、凸レンズL15、物体面1に凸面を向
けた負メニスカスレンズL16、凸レンズL17及び物体面
1に凸面を向けた負メニスカスレンズL18より構成され
ている。また、第2レンズ群G2 は、偏光ビームスプリ
ッタ2Aから順に、物体面1に凸面を向けた正メニスカ
スレンズL21、物体面1に凸面を向けた負メニスカスレ
ンズL22、凸レンズL23及び物体面1に凹面を向けた負
メニスカスレンズL24より構成され、付加的な第3レン
ズ群G3は、1枚の物体面1側が平面となった平凸レン
ズL30から構成されている。偏光ビームスプリッタ2A
の射出入射面と平凸レンズL30の平面とは密着してい
る。
【0053】次に、図9の第3実施例における、第i面
の曲率半径ri 、第i面と第(i+1)面との面間隔d
i 、第i面と第(i+1)面との間の硝材(但し、空気
は空欄とする)、及びその硝材よりなるレンズの有効半
径Ri を表3に示す。なお、石英ガラスの波長248n
mの光に対する屈折率は1.50855である。
【0054】
【表3】 第3実施例の諸元 面番号i 曲率半径ri 面間隔di 硝材 有効半径Ri (mm) (mm) (mm) 0 物体面 109.938 1 905.902 21.468 石英ガラス 84.8 2 −481.690 6.199 84.3 3 279.015 40.000 石英ガラス 80.2 4 440.354 108.173 72.1 5 −474.219 24.325 石英ガラス 72.0 6 207.011 26.515 79.0 7 147.320 15.819 石英ガラス 77.5 8 139.408 26.093 81.6 9 206.314 35.344 石英ガラス 81.5 10 −448.575 9.545 79.0 11 663.422 10.000 石英ガラス 76.4 12 178.897 97.008 81.4 13 1331.306 14.810 石英ガラス 81.6 14 −1438.568 0.100 81.6 15 158.964 16.767 石英ガラス 78.2 16 140.896 117.293 81.4 17 ∞ 140.000 石英ガラス 18 ∞ 20.000 石英ガラス 85.5 19 −727.538 7.500 20 −354.636 −7.500 ミラー 85.8 21 −727.538 −20.000 石英ガラス 85.2 22 ∞ −85.000 石英ガラス 23 方向変換面 85.000 石英ガラス 24 ∞ 1.028 25 61.982 9.584 石英ガラス 32.9 26 104.241 0.231 30.6 27 58.925 4.902 石英ガラス 28.8 28 47.424 5.638 25.9 29 101.843 7.511 石英ガラス 25.3 30 −755.266 0.963 23.6 31 −398.152 19.613 石英ガラス 23.1 32 −477.463 0.500 14.7
【0055】次に、第3実施例の条件対応値を示す。 〔第3実施例の条件対応値〕 (1) (L1 −L2 )/L1 =0.17 (2) |L1 −L2 |・NA/|fm|=0.067
3 なお、上述実施例では、照明光の方向変換用の部材とし
て偏光ビームスプリッタ2又は2Aが使用されている
が、光量が減少しても差し支えない場合等には、通常の
ビームスプリッタを使用してもよい。また、例えば図1
において、入力軸AX1と出力軸AX2とは必ずしも直
交している必要はなく、偏光ビームスプリッタ2の方向
変換面4も入力軸AX1及び出力軸AX2に対して必ず
しも45°で交差している必要はない。
【0056】このように、本発明は上述実施例に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得る。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、ビームスプリッタの方
向変換面を透過した光を凹面鏡へ導きかつ凹面鏡からの
光を方向変換面にて反射させる構成をとり、ビームスプ
リッタの射出入射面から射出面へ到る光路長よりもビー
ムスプリッタの入射面から射出入射面へ到る光路長の方
が短くなるように構成しているため、開口数を大きくし
た場合でもビームスプリッタを小型化できる利点があ
る。また、ビームスプリッタの小型化により、他の光学
部材をビームスプリッタの方向変換面に近づけるように
配置することができ、その光学部材の扱う光束径が小さ
くなるため、光学系が全体としてより小型化される。
【0058】更に、本発明では、ビームスプリッタの透
過部に方向変換面による位相ずれを補正する補正膜を設
けているため、ビームスプリッタ自体の小型化を図る際
にも良好な結像性能を達成することが可能である。本発
明を、特にエキシマレーザ光のようなビームスプリッタ
の通常の硝材を透過しにくい紫外域の短波長の光を照明
光として用い、且つ大きな像側開口数を必要とするマイ
クロリソグラフィ用の露光装置の投影光学系に適用する
と、ビームスプリッタが小型化され照明光の減衰量が小
さくなるため、露光工程のスループット(単位時間当た
りの感光基板の処理枚数)が向上する等の大きな利点が
ある。
【0059】また、条件式(1)が満足されるときに
は、ビームスプリッタを充分に小型化でき、条件式
(2)が満足されるときには、ビームスプリッタの形状
を小型化できると共に、像側の開口数を大きくして解像
度を向上でき、更に収差を小さくできる利点がある。更
に、補正膜が厚さ分布の異なる薄膜であるときには製造
が容易であり、屈折率分布の異なる薄膜であるときには
厚さが均一にできる。また、補正膜の透過率が方向変換
面の透過率と同じときには、ビームスプリッタ全体とし
ての透過率分布が均一であり、結像特性が向上する。ま
た、ビームスプリッタと凹面鏡との間に付加光学系(レ
ンズ群)を配した場合には、凹面鏡に起因する収差を低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による反射屈折光学系の実施例の基本構
成を示す光路図である。
【図2】従来の反射屈折光学系の要部を示す光路図であ
る。
【図3】図1の偏光ビームスプリッタの変形例を示す光
路図である。
【図4】ビームスプリッタ上の補正膜の算出方法の一例
を説明するための図である。
【図5】ビームスプリッタ上の補正膜の算出方法の一例
を説明するための図である。
【図6】ビームスプリッタ上の補正膜の算出方法の一例
を説明するための図である。
【図7】本発明の第1実施例の光学系を示す光路図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例の光学系を示す光路図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例の光学系を示す光路図であ
る。
【符号の説明】
AX1 入力軸 AX2 出力軸 G1 第1レンズ群(入力レンズ群) G2 第2レンズ群(出力レンズ群) G3 第3レンズ群 1 物体面(レチクル面) 2,2A 偏光ビームスプリッタ 4,4A 方向変換面 5,5A 射出入射面 9 凹面鏡 10 像面(ウエハ面)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体からの光をビームスプリッタへ導く
    入力レンズ群と、 ビームスプリッタからの光を所定の像面へ導く出力レン
    ズ群と、 前記ビームスプリッタを介した前記入力レンズ群からの
    光を前記ビームスプリッタへ再入射させて前記出力レン
    ズ群へ導く凹面鏡とを備え、 前記凹面鏡は、縮小倍率を有し、かつ前記ビームスプリ
    ッタを挟んで前記入力レンズ群と対向する位置に設けら
    れ、 前記ビームスプリッタは、前記入力レンズ群側に位置す
    る入射面と、前記凹面鏡側に位置する射出入射面と、前
    記出力レンズ群側に位置する射出面と、前記射出入射面
    からの光を前記射出面へ向けて反射させる方向変換面と
    を有し、かつ前記射出入射面から前記射出面へ到る光路
    長よりも前記入射面から前記射出入射面へ到る光路長の
    方が短くなるように構成され、 前記方向変換面の前記入射面と前記射出入射面との少な
    くとも一方の面への正射影の領域とは異なる透過領域に
    は、前記方向変換面による位相ずれを補正する補正膜が
    設けられることを特徴とする反射屈折光学系。
  2. 【請求項2】 前記射出入射面から前記射出面へ到る光
    路長をL1 とし、前記入射面から前記射出入射面へ到る
    光路長をL2 とするとき、 (L1 −L2 )/L1 >0.05 を満足することを特徴とする請求項1記載の反射屈折光
    学系。
  3. 【請求項3】 前記射出入射面から前記射出面へ到る光
    路長をL1 とし、前記入射面から前記射出入射面へ到る
    光路長をL2 とし、前記凹面鏡の焦点距離をfmとし、
    前記反射屈折光学系の前記像面側の開口数をNAとする
    とき、 |L1 −L2 |・NA/|fm|>0.015 を満足することを特徴とする請求項1又は2記載の反射
    屈折光学系。
  4. 【請求項4】 前記補正膜は、前記入射面の透過領域及
    び前記射出入射面の透過領域内において部分的に厚さの
    異なる薄膜で構成されることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れか一項記載の反射屈折光学系。
  5. 【請求項5】 前記補正膜は、前記入射面の透過領域及
    び前記射出入射面の透過領域内において部分的に屈折率
    の異なる薄膜で構成されることを特徴とする請求項1乃
    至3の何れか一項記載の反射屈折光学系。
  6. 【請求項6】 前記補正膜は、前記方向変換面を透過す
    る光束に対する前記方向変換面の透過率と、同じ透過率
    を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項
    記載の反射屈折光学系。
  7. 【請求項7】 前記ビームスプリッタと前記凹面鏡との
    間の光路中には、レンズ群が設けられることを特徴とす
    る請求項1乃至6の何れか一項記載の反射屈折光学系。
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