JPH07219080A - 映画フィルム並びにその記録装置及び再生装置 - Google Patents

映画フィルム並びにその記録装置及び再生装置

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JPH07219080A
JPH07219080A JP29346594A JP29346594A JPH07219080A JP H07219080 A JPH07219080 A JP H07219080A JP 29346594 A JP29346594 A JP 29346594A JP 29346594 A JP29346594 A JP 29346594A JP H07219080 A JPH07219080 A JP H07219080A
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昭行 吉田
Tadao Fujita
忠男 藤田
Taku Sasao
卓 佐々尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム上の傷や汚れによる再生データの
欠落に起因する誤動作を伴うことなくデータの並べ換え
処理を行って、音質が良好なオーディオデータを再生で
きるようにした映画フィルムの再生装置を提供する。 【構成】 デジタルサウンドトラック5R、5Lに記
録されているデータパターンをCCDラインセンサ91
A、91Bで光学的に読み取り、その読み取られたデー
タパターンに、ECCデコーダ93A、93Bでエラー
訂正処理を施してから、デ・スクランブル処理回路94
A,94Bでランダマイズ化に対応するデータ並べ変え
処理を施すことにより、映画用フィルム1のデジタルサ
ウンドトラック5R、5Lからオーディオデータを再生
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオデータが記
録されるデジタルサウンドトラックがフィルム走行方向
に沿って形成された映画フィルム及びその再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映画フィルムのサウンドトラック
は、アナログ信号を光記録してなるよう構成されてい
る。これに対し、出願人は音声のより高音質化の要求に
よりデジタルパターンを記録する技術をすでに出願して
いる(特願平3−222342号、特願平3−2650
01号)。また、フィルム送り用のパーフォレイション
部(スプロケットホール)の間をデジタルパターン記録
領域(デジタルサウンドトラック)とした映画フィルム
が提案されている(国際公開番号WO92/14239
号)。
【0003】また、従来、磁気テープ等の記録媒体に対
するデジタル記録においては、デジタルデータのDSV
(Digital Sum Variation :デジタルの2値を1,−1
に割り当てたときのデジタル符号の累積電荷量すなわち
直流成分)をできる限り低減するために、記録するデジ
タルデータに対してランダマイズ化を行っている。
【0004】さらに、記録するデータに訂正符号を付加
するときには、ワード単位すなわち8bitであれば8
ビットを並列に扱い、それを記録時には直列に変換し、
再生時にはこれを並列すなわちワードに戻すのが一般的
である。これを容易にするために直列に変換した後に同
期パターンを付加し、これを目印に直並列変換を行うよ
うにしている。上記同期パターンには、比較的に単純な
規則性のあるパターンが用いられる。そして、記録する
デジタルデータに対してランダマイズ化を行うことによ
り、データの規則性をできる限り無くして、偽同期信号
の発生確率を低減させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録系にお
いてランダマイズ化されたデジタルデータが記録された
記録媒体からデジタルデータを再生する再生系では、上
記記録系におけるランダマイズ化に対応するデータの並
べ換え処理を行って元のデジタルデータを再生する必要
があるが、記録媒体の傷や汚れによって再生データに欠
落が生じると、上記再生系におけるデータの並べ換え処
理に誤動作を誘発し、再生エラーの助長を引き起こし、
結果的にエラーレートの悪化を招くという不都合があっ
た。
【0006】そこで、上述のような従来の問題点に鑑
み、本発明の目的は、フィルム上の傷や汚れによる再生
データの欠落に起因する再生系におけるデータの並べ換
え処理の誤動作を誘発することがなく、再生系において
音質が良好なオーディオデータを再生可能にした映画フ
ィルム及びその記録装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、フィルム上の
傷や汚れによる再生データの欠落に起因する誤動作を伴
うことなくデータの並べ換え処理を行って、音質が良好
なオーディオデータを再生できるようにした映画フィル
ムの再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映画フィル
ムは、オーディオデータが記録されるデジタルサウンド
トラックがフィルム走行方向に沿って形成された映画フ
ィルムであって、ランダマイズ化したオーディオデータ
にエラー訂正を行なうための符号を付加したデータパタ
ーンを上記デジタルサウンドトラックに記録してなるこ
とを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る映画フィルムの記録装
置は、フィルム走行方向に沿って形成されたデジタルサ
ウンドトラックにオーディオデータを記録する映画フィ
ルムの記録装置であって、オーディオデータにデータ並
べ変え処理を施してオーディオデータをランダマイズ化
するデータ並べ変え処理手段と、上記データ並べ変え処
理手段によりランダマイズ化したオーディオデータにエ
ラー訂正を行なうための符号を付加するエラー訂正符号
付加手段と、上記エラー訂正符号付加手段によりエラー
訂正符号が付加されたオーディオデータのデータパター
ンをデジタルサウンドトラックに光学的に記録する記録
手段とを備えることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明に係る映画用フィルムの再
生装置は、ランダマイズ化したオーディオデータにエラ
ー訂正符号を付加したデータパターンが記録されたデジ
タルサウンドトラックがフィルム走行方向に沿って形成
された映画フィルムの再生装置であって、上記デジタル
サウンドトラックのデータパターンを光学的に読み取る
再生手段と、上記再生手段により読み取られたデジタル
サウンドトラックのデータパターンに上記エラー訂正符
号に基づいてエラー訂正処理を施すエラー訂正手段と、
このエラー訂正処理手段によりエラー訂正処理が施され
たデータパターンに上記ランダマイズ化に対応するデー
タ並べ変え処理を施すデータ並べ変え手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に係る映画フィルムでは、ランダマイズ
化したオーディオデータにエラー訂正符号を付加したデ
ータパターンとしてオーディオデータをデジタルサウン
ドトラックに保持する。
【0012】また、本発明に係る映画用フィルムの記録
装置では、オーディオデータをデータ並べ変え処理手段
によりランダマイズ化してからエラー訂正符号付加手段
によりエラー訂正符号を付加したデータパターンとして
記録手段によりデジタルサウンドトラックに光学的に記
録する。
【0013】さらに、本発明に係る映画用フィルムの再
生装置では、再生手段によりデジタルサウンドトラック
のデータパターンを光学的に読み取り、上記デジタルサ
ウンドトラックのデータパターンにエラー訂正処理をエ
ラー訂正手段により施してから、上記ランダマイズ化に
対応するデータ並べ変え処理をデータ並べ変え手段によ
り施すことによって、映画フィルムのデジタルサウンド
トラックからオーディオデータを再生する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0015】本発明に係る映画フィルムは、例えば図1
に示すように構成される。
【0016】この図1に示す本発明の実施例に係る映画
フィルム1は、映写される画像が記録される映像記録領
域2、フィルム搬送用のパーフォレーション部3Lとパ
ーフォレーション部3R、従来機器でも音声の再生を可
能とするために設けられたアナログサウンドトラック4
Lとアナログサウンドトラック4R、多チャンネルのデ
ジタルオーディオデータが記録されるデジタルサウンド
トラック5Lとデジタルサウンドトラック5Rを有して
いる。
【0017】そして、上記アナログサウンドトラック4
Lと上記アナログサウンドトラック4Rには、左右チャ
ンネルのアナログオーディオ信号が記録されている。
【0018】また、上記デジタルサウンドトラック5L
とデジタルサウンドトラック5Rには、ランダマイズ化
したオーディオデータにエラー訂正を行なうための符号
を付加したデータパターンとして左右チャンネルのオー
ディオデータが記録されている。具体的には、上記デジ
タルサウンドトラック5Lとデジタルサウンドトラック
5Rには、センターチャンネル(C),サブウーファチ
ャンネル(SW),左チャンネル(L),右チャンネル
(R),センター左チャンネル(LC),センター右チ
ャンネル(RC),サラウンド左チャンネル(SL),
サラウンド右チャンネル(SR)からなる8チャンネル
のオーディオデータCn,SWn、Ln,Rn,LC
n,RCn,SLn,SRnが記録されるとともに、上
記左チャンネル(L)と上記センター左チャンネル(L
C)と上記サラウンド左チャンネル(SL)のアナログ
オーディオ信号をデジタル化したLMnと、上記右チャ
ンネル(R)と上記センター右チャンネル(RC)と上
記サラウンド右チャンネル(SR)のアナログオーディ
オ信号をデジタル化したRMnが記録される。一方のデ
ジタルサウンドトラック5Lには、Cn,Ln,LC
n,SLn,SWn,RMnが順次記録され、また、他
方のデジタルサウンドトラック5Rには、Cn−α,R
n−α,RCn−α,SRn−α,SWn−α,LMn
−αが順次記録されている。
【0019】ここで、上記の”n”や”n−α”などの
添え字は、時系列の順を示している。例えば、デジタル
サウンドトラック5LのCnとは、センターチャンネル
(C)のn番目の時系列であることを示し、それに対し
て、デジタルサウンドトラック5RのCn−αとは、セ
ンターチャンネル(C)の(n−α)番目の時系列であ
ることを示している。即ち、デジタルサウンドトラック
5Rはデジタルサウンドトラック5Lに対して、αだけ
遅れたデータが記録されていることを示している。
【0020】例えば、図2に示すように、映画フィルム
のコマ7の中間に位置するデジタルサウンドトラック8
R上の基準点8RBに記録されているオーディオデータ
と、同一のタイミングのオーディオデータが記録されて
いるデジタルサウンドトラック8L上の箇所は、4EC
Cブロックすなわち17.8フレーム先の8LBの位置
に記録されている。即ち、デジタルサウンドトラック8
L上の8LBのオーディオデータは、デジタルサウンド
トラック8R上の8RBのオーディオデータよりも早く
再生されることとなる。また、アナログサウンドトラッ
ク上の上記同一のタイミングのオーディオデータが記録
されている箇所は、9LRBとなり、基準点8Rよりも
20.5フレーム先に記録されている。
【0021】このように本発明に係る映画フィルムで
は、ランダマイズ化したオーディオデータにエラー訂正
符号を付加したデータパターンとしてオーディオデータ
をデジタルサウンドトラック8R,8Lに保持するの
で、偽同期信号の発生確率が低いばかりでなく、後述す
るようにフィルム上の傷や汚れによる再生データの欠落
に起因する再生系におけるデータの並べ換え処理の誤動
作を誘発することがなく、再生系において音質が良好な
オーディオデータを再生することが可能となる。
【0022】また、本発明に係る映画フィルムの記録装
置は、例えば図3のように構成される。
【0023】この映画フィルムの記録装置は、マルチチ
ャンネルPCMプレーヤ50から供給される12チャン
ネルのオーディオデータを、上記映画フィルム1のパー
フォレーション部3R,3Lの近傍に設けられたデジタ
ルサウンドトラック5R,5Lにデジタルパターンとし
て光学的に記録するものであって、データ圧縮処理回路
51A,51B、スクランブル処理回路52A,52
B、ECCエンコーダ53A,53B及び変調回路54
A,54B、記録光源55A,55Bなどからなる。ま
た、上述のように、デジタルサウンドトラック5Rに記
憶する右チャンネル用の音声をデジタルサウンドトラッ
ク5Lに記録する左チャンネル用の音声に対して4EC
Cブロック遅らせるために、右チャンネルのECCエン
コーダ53Aと変調回路54A間にディレイd1を有す
る。
【0024】そして、上記データ圧縮処理回路51A
は、右チャンネル用のデジタルサウンドトラックに記録
する6チャンネル分のオーディオデータCn,Rn,R
Cn,SRn,SWn,LMnについて、帯域分割符号
化、直交変換符号化やビット割当などを組み合わせた高
能率符号化により、データ量を1/5に圧縮するデータ
圧縮処理を行う。同様に、上記データ圧縮処理回路54
Bは、左チャンネル用のデジタルサウンドトラックに記
録する6チャンネル分のオーディオデータCn,Ln,
LCn,SLn,SWn,RMnについて、帯域分割符
号化、直交変換符号化やビット割当などを組み合わせた
高能率符号化により、データ量を1/5に圧縮するデー
タ圧縮処理を行う。
【0025】また、上記スクランブル処理回路52A
は、上記データ圧縮処理回路51Aによりデータ圧縮さ
れた右チャンネル用の6チャンネル分のオーディオデー
タをランダマイズ化するためのものであって、上記デー
タ圧縮処理回路51Aにおけるデータ圧縮処理単位を1
ブロック(1ECCブロック)としてブロック内でデー
タの並べ換えを行う。同様に、上記スクランブル処理回
路52Bは、上記データ圧縮処理回路51Bによりデー
タ圧縮された左チャンネル用の6チャンネル分のオーデ
ィオデータをランダマイズ化するためのものであって、
上記データ圧縮処理回路51Bにおけるデータ圧縮処理
単位を1ブロックとしてブロック内でデータの並べ換え
を行う。
【0026】また、上記ECCエンコーダ53Aは、上
記スクランブル処理回路52Aにより1ブロック毎にラ
ンダマイズ化された右チャンネル用の6チャンネル分の
オーディオデータを積符号化して、エラー訂正用の積符
号C1、C2を付加する。具体的には、図4に斜線で示
すように、1ブロック毎に横方向のパリティC1すなわ
ちクロスインターリーブリードソロモンコードのC1パ
リティを付加し、8ブロック毎に縦方向のパリティC2
すなわちクロスインターリーブリードソロモンコードの
C2パリティを付加する。同様に、上記ECCエンコー
ダ53Bは、上記スクランブル処理回路52Bにより1
ブロック毎にランダマイズ化された左チャンネル用の6
チャンネル分のオーディオデータを積符号化して、エラ
ー訂正用の積符号C1、C2を付加する。
【0027】また、ディレイd1は、上記ECCエンコ
ーダ53Aにより積符号C2,C1が付加された右チャ
ンネル用のオーディオデータを4ECCブロック遅らせ
て、上記変調回路54Aに供給する。
【0028】さらに、上記変調回路54Aは、上記EC
Cエンコーダ54Aにより積符号C2,C1が付加され
た右チャンネル用のオーディオデータに各トラック毎に
トラッキングパターンデータを付加し、NRZ(Non Re
turn to Zero)の記録ドットパターンデータとして出力
する。同様に、上記変調回路54Bは、上記ECCエン
コーダ54Bにより積符号C2,C1が付加された左チ
ャンネル用のオーディオデータに各トラック毎にトラッ
キングパターンデータを付加し、NRZの記録ドットパ
ターンデータとして出力する。
【0029】そして、上記記録光源55Aは、上記変調
回路54Aの出力によりパルス駆動されるようになって
おり、これにより右チャンネル用の記録ドットパターン
データに応じて映画フィルム1の右チャンネル用のデジ
タルサウンドトラック5Rを露光する。同様に、上記記
録光源55Bは、上記変調回路54Bの出力によりパル
ス駆動されるようになっており、これにより左チャンネ
ル用の記録ドットパターンデータに応じて映画フィルム
1の左チャンネル用のデジタルサウンドトラック5Lを
露光する。
【0030】なお、この記録装置では、マルチチャンネ
ルPCMプレーヤ50から供給される12チャンネルの
オーディオデータを、ランダマイズ化し、エラー訂正を
行なうための符号を付加してデータパターンとし、この
データパターンを、映画フィルム1の走行方向に沿って
形成されたデジタルサウンドトラック5R、5Lに光学
的に記録する。そして、ディジタルサウンドトラック5
Rへ記録される各々のチャンネルのオーディオデータ
は、ディジタルサウンドトラック5Lへ記録される各々
のチャンネルのオーディオデータに対して4ECCブロ
ックの時間差をもって記録される。
【0031】このように本発明に係る映画用フィルムの
記録装置では、オーディオデータを上記スクランブル処
理回路52A,52Bで1ブロック毎にランダマイズ化
することにより、偽同期信号の発生確率を低減すること
ができるとともに、ランダマイズ化したオーディオデー
タにECCエンコーダ54A,54Bによりエラー訂正
用の積符号C2,C1を付加したデータパターンとして
デジタルサウンドトラック5R、5Lに光学的に記録す
るので、後述するように、フィルム上の傷や汚れによる
再生データの欠落に起因する再生系におけるデータの並
べ換え処理の誤動作を誘発することがなく、再生系にお
いて音質が良好なオーディオデータを再生することが可
能となる。
【0032】また、本発明に係る映画フィルムの再生装
置は、例えば図4のように構成される。
【0033】この映画フィルムの再生装置は、上記映画
フィルム1のデジタルサウンドトラック5R、5Lのデ
ジタルパターンを各CCDラインセンサ91A,91B
で読み取ってオーディオデータを再生するもので、上記
CCDラインセンサ91A,91Bの読み取り出力が供
給される復調回路92A,92B、ECCデコーダ93
A,93B、デ・スクランブル処理回路94A,94
B、データ伸張処理回路95A,95Bなどからなる。
【0034】また、上述のように、デジタルサウンドト
ラック5Lに記録した左チャンネル用の音声に対して4
ECCブロック遅らせたデジタルサウンドトラック5R
に記憶した右チャンネル用の音声の時間的関係を復元す
るために、左チャンネルの復調回路92BとECCデコ
ーダ93B間にディレイd2を有する。
【0035】そして、この映画フィルムの再生装置で
は、上記映画フィルム1の各デジタルサウンドトラック
5R,5Lのデジタルパターンを各CCDラインセンサ
91A,91Bで読み取ることにより得られる各ドット
パターンデータについて、各復調回路92A,92Bに
より上述の記録装置の各変調回路54A,54Bに対応
する復調処理を行う。
【0036】また、ディレイd2は、復調回路92Bで
復調された左チャンネルのオーディオデータを4ECC
ブロック遅らせて、上記ECCデコーダ93Bに供給す
る。上記ECCデコーダ93A,93Bは、上記各復調
回路92A,92Bにより復調されたされた各チャンネ
ルのオーディオデータに積符号C1,C2を用いてエラ
ー訂正処理を施す。
【0037】さらに、上記デ・スクランブル処理回路9
4A,94Bは、上記ECCデコーダ93A,93Bに
よりエラー訂正処理が施された各チャンネルのオーディ
オデータについて、上述の記録装置の各スクランブル処
理回路52A,52Bにおけるスクランブル処理に対応
するデータ並べ換えを行うことにより、各チャンネルの
オーディオデータを再現する。
【0038】そして、上記データ伸長処理回路95A,
95Bは、上記デ・スクランブル処理回路94A,94
Bにより再現された各チャンネルのオーディオデータに
ついて、上述の記録装置の各データ圧縮処理回路51
A,51Bにおけるデータ圧縮処理に対応するデータ伸
長処理を施すことにより、正規の時間軸の各チャンネル
のオーディオデータを再生する。
【0039】上述のように、この再生装置では、CCD
ラインセンサ91A,91B及び復調回路92A,92
Bは、デジタルサウンドトラック5R,5Lに記憶され
たランダマイズ化したオーディオデータにエラー訂正を
行なうための符号を付加したデータパターンを光学的に
読み取り、ECCデコーダ93A,93Bは、CCDラ
インセンサ91A,91B及び92A,92Bにより読
み取られたデジタルサウンドトラックのデータパターン
にエラー訂正処理を施し、デ・スクランブル処理回路9
4A,94Bは、ECCデコーダ93A,93Bにより
エラー訂正処理が施されたデータパターンにランダマイ
ズ化に対応するデータ並べ変え処理を施して映画用フィ
ルム1に記録されたオーディオデータを再生する。
【0040】このように本発明に係る映画用フィルムの
再生装置では、デジタルサウンドトラック5R,5Lか
らCCDラインセンサ91A,91Bにより読み取った
データパターンにフィルム上の傷や汚れによって欠落が
生じたとしても、ECCデコーダ93A,93Bにより
エラー訂正処理が施されるので、デ・スクランブル処理
回路94A,94Bにおけるデータ並べ変え処理の誤動
作の発生確率を極めて低くすることができ、映画フィル
ム1のデジタルサウンドトラック5R,5Lからエラー
レートが低く音質の良好なオーディオデータを確実に再
生することができる。
【0041】なお、上述の実施例では、例えばディジタ
ルサウンドトラック5Lにバーストエラー等が生じて
も、右チャンネルのディジタルサウンドトラック5Rに
記録された左チャンネルのオーディオデータLn,LC
n,SLnが混合されたオーディオデータLMnが再生
可能なので、これから左チャンネルの信号を生成して再
生することができる。
【0042】さらに、上述の実施例ではディジタルサウ
ンドトラック5Rへ記録される各々のチャンネルのオー
ディオデータは、ディジタルサウンドトラック5Lへ記
録される各々のチャンネルのオーディオデータに対して
4ECCブロックの時間差をもって記録され、また、右
チャンネルのディジタルサウンドトラック5Rに左チャ
ンネルのオーディオデータLn,LCn,SLnが混合
されたオーディオデータLMnを記録し、左チャンネル
のディジタルサウンドトラック5Lに左チャンネルのオ
ーディオデータRn,RCn,SRnが混合されたオー
ディオデータRMnを記録しているため、例えばフィル
ムの水平方向の傷等によって両チャンネルのディジタル
サウンドトラック5R,5Lが発生しても、傷の発生し
た位置に相当する時刻のオーディオデータが生成でき、
音声を再生することができる。
【0043】なお、上述の実施例では、本発明を、オー
ディオデータの圧縮を行なうと共にエラー訂正を行なっ
て記録する映画用フィルム及びその再生装置に適用した
が、本発明の技術適思想は、上述の実施例に限定される
ものではなく、例えば、オーディオデータの圧縮を行な
わず、エラー訂正のみを行なう映画用フィルム及びその
再生装置等に適用することができることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】上述の説明で明らかなように、本発明に
係る映画フィルムでは、ランダマイズ化したオーディオ
データにエラー訂正符号を付加したデータパターンとし
てオーディオデータをデジタルサウンドトラックに保持
するので、偽同期信号の発生確率が低いばかりでなく、
フィルム上の傷や汚れによる再生データの欠落に起因す
る再生系におけるデータの並べ換え処理の誤動作を誘発
することがなく、再生系において音質が良好なオーディ
オデータを再生することが可能となる。
【0045】また、本発明に係る映画用フィルムの記録
装置では、オーディオデータをデータ並べ変え処理手段
によりランダマイズ化することにより、偽同期信号の発
生確率を低減することができるとともに、ランダマイズ
化したオーディオデータにエラー訂正符号付加手段によ
りエラー訂正符号を付加したデータパターンとして記録
手段によりデジタルサウンドトラックに光学的に記録す
るので、フィルム上の傷や汚れによる再生データの欠落
に起因する再生系におけるデータの並べ換え処理の誤動
作を誘発することがなく、再生系において音質が良好な
オーディオデータを再生することが可能となる。
【0046】さらに、本発明に係る映画用フィルムの再
生装置では、デジタルサウンドトラックから再生手段に
より読み取ったデータパターンにフィルム上の傷や汚れ
によって欠落が生じたとしても、エラー訂正手段により
エラー訂正処理が施されるので、データ並べ変え手段に
おけるデータ並べ変え処理の誤動作の発生確率を極めて
低くすることができ、映画フィルムのデジタルサウンド
トラックからエラーレートが低く音質の良好なオーディ
オデータを確実に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映画フィルムの全体図を示す図で
ある。
【図2】上記映画フィルムに記録された音声データを説
明する図である。
【図3】本発明に係る映画フィルムの記録装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明に係る映画フィルムの記録装置のECC
エンコーダの動作を説明するための図である。
【図5】本発明に係る映画フィルムの再生装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 映画フィルム 2 画像記録領域 3L,3R パーフォレーション 4L,4R アナログサウンドトラック 5L,5R デジタルサウンドトラック 6,7 コマ 8L,8R デジタルサウンドトラック 9L,9 アナログサウンドトラック 50 マルチチャンネルPCMプレーヤ 51A,51B データ圧縮処理回路 52A,52B スクランブル処理回路 53A,53B ECCエンコーダ 54A,54B 変調回路 55A,55B 光源 91A,91B CCDラインセンサ 92A,92B 復調回路 93A,93B ECCデコーダ 94A,94B デ・スクランブル処理回路 95A,95B データ伸長処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 574 D 9074−5D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオデータが記録されるデジタル
    サウンドトラックがフィルム走行方向に沿って形成され
    た映画フィルムであって、 ランダマイズ化したオーディオデータにエラー訂正を行
    なうための符号を付加したデータパターンを上記デジタ
    ルサウンドトラックに記録してなることを特徴とする映
    画用フィルム。
  2. 【請求項2】 フィルム走行方向に沿って形成されたデ
    ジタルサウンドトラックにオーディオデータを記録する
    映画フィルムの記録装置であって、 オーディオデータにデータ並べ変え処理を施してオーデ
    ィオデータをランダマイズ化するデータ並べ変え処理手
    段と、 上記データ並べ変え処理手段によりランダマイズ化した
    オーディオデータにエラー訂正を行なうための符号を付
    加するエラー訂正符号付加手段と、 上記エラー 訂正符号付加手段によりエラー訂正符号が
    付加されたオーディオデータのデータパターンをデジタ
    ルサウンドトラックに光学的に記録する記録手段とを備
    えることを特徴とする映画用フィルムの記録装置。
  3. 【請求項3】 ランダマイズ化したオーディオデータに
    エラー訂正符号を付加したデータパターンが記録された
    デジタルサウンドトラックがフィルム走行方向に沿って
    形成された映画フィルムの再生装置であって、 上記デジタルサウンドトラックのデータパターンを光学
    的に読み取る再生手段と、 上記再生手段により読み取られたデジタルサウンドトラ
    ックのデータパターンに上記エラー訂正符号に基づいて
    エラー訂正処理を施すエラー訂正手段と、 このエラー訂正処理手段によりエラー訂正処理が施され
    たデータパターンに上記ランダマイズ化に対応するデー
    タ並べ変え処理を施すデータ並べ変え手段とを備えるこ
    とを特徴とする映画用フィルムの再生装置。
JP29346594A 1993-12-07 1994-11-28 映画フィルム並びにその記録装置及び再生装置 Expired - Fee Related JP3500204B2 (ja)

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