JPH07219082A - 映画フィルム - Google Patents

映画フィルム

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Publication number
JPH07219082A
JPH07219082A JP29347394A JP29347394A JPH07219082A JP H07219082 A JPH07219082 A JP H07219082A JP 29347394 A JP29347394 A JP 29347394A JP 29347394 A JP29347394 A JP 29347394A JP H07219082 A JPH07219082 A JP H07219082A
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JP
Japan
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audio data
recorded
channel
data
film
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Application number
JP29347394A
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English (en)
Inventor
Ii Teiraa Jiefurii
イー. テイラー ジェフリー
Utsudo Dana
ウッド ダナ
Etsuro Saito
悦朗 斉藤
Kiyoshi Inatome
潔 稲留
Taku Sasao
卓 佐々尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーフォレーション等に影響されることな
く、オーディオデータの読み取りを行うことができる映
画フィルムを提供する。 【構成】 左チャンネル用のデジタルサウンドトラック
5Lに記録するオーディオデータの記録開始位置を映画
フィルム1の左エッジ1L側とし、右チャンネル用のデ
ジタルサウンドトラック5Rに記録するオーディオデー
タの記録開始位置を映画フィルム1の右エッジ1R側と
する。すなわち、左右のオーディオデータを上記各デジ
タルサウンドトラック5L,5Rに対称的に記録する。
そして、上記左チャンネル用のデジタルサウンドトラッ
ク5Lに記録されたオーディオデータを左エッジ側1L
から読み取り、上記右チャンネル用のデジタルサウンド
トラック5Rに記録されたオーディオデータを右エッジ
1R側から読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映画フィルムのサウン
ドトラックとして、デジタルパターンを記録し再生する
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映画フィルムは、該フィルムの略
々中央部に映像記録領域がコマ状に配設されており、こ
の映像記録領域の両脇にフィルム巻き取り用のフィルム
巻き取り孔(パーフォレーション)が設けられている。
また、上記映像記録領域と何れか一方のパーフォレーシ
ョンとの間に、該フィルムの巻き取り方向に沿って直線
的にアナログサウンドトラックが設けられており、この
アナログサウンドトラックにオーディオ信号がアナログ
記録されるようになっていた。
【0003】しかし、近年におけるデジタル技術の発達
にともない、上記オーディオ情報をデジタル記録する動
きがでてきた。上記映像記録領域やアナログサウンドト
ラック等の記録位置は、アメリカにおける映画及びテレ
ビジョン技術者の協会であるSMPTE(Society of M
otion Picture and Television Engneers )により規格
化されているため、上記デジタル化したオーディオ情報
(オーディオデータ)は、上記映像記録領域やアナログ
サウンドトラック等の記録位置以外の位置に記録され
る。
【0004】具体的には、上記オーディオデータとし
て、右チャンネル用のオーディオデータ及び左チャンネ
ル用のオーディオデータが形成され、これらが、例えば
上記各パーフォレーションと映画フィルムの各エッジと
の間に、該映画フィルムの進行方向に沿って設けられて
いる各デジタルサウンドトラックにそれぞれ直線的に記
録される。
【0005】上記各デジタルサウンドトラックに記録さ
れる各オーディオデータは、上記映画フィルムの進行方
向に直交する方向に記録される同期データ,オーディオ
データ及びトラッキングパターン等で構成されている。
上記同期データは、所定データ数のブロックの先頭に記
録され、これに続いて上記オーディオデータが該ブロッ
ク単位で記録される。上記トラッキングパターンは、上
記オーディオデータの記録開始部分及び記録終了部分に
それぞれ記録されるようになっており、全体的にみると
上記デジタルサウンドトラックの両脇に映画フィルムの
進行方向に沿って帯状に記録されるようになっている。
【0006】このような映画フィルムから上記オーディ
オデータを再生する映画フィルムの再生装置は、上記映
画フィルムの各デジタルサウンドトラックを走査するよ
うに設けられた2つのCCDラインセンサにより上記各
チャンネルのオーディオデータ等を読み取るようになっ
ている。上記CCDラインセンサは、上記映画フィルム
の進行方向と直交する方向に設けられた1ライン分の読
み取り領域を有しており、再生時には、上記映画フィル
ムの裏面から照射された光が該映画フィルムのデジタル
サウンドトラックを介して上記各読み取り領域に照射さ
れる。これにより、上記CCDラインセンサの読み取り
領域には、上記デジタルサウンドトラックに記録された
同期データ,オーディオデータ及びトラッキングパター
ンが光化されて照射されることとなる。
【0007】上記CCDラインセンサは、上記光化され
た同期データ,オーディオデータ及びトラッキングパタ
ーンを受光し、これを電気信号に変換してデータ処理部
に供給する。上記データ処理部は、上記同期データに同
期してブロック毎にオーディオデータを再生し、これを
D/A変換器に供給する。上記D/A変換器は、上記オ
ーディオデータをアナログ化してオーディオ信号を形成
し、これをスピーカ装置に供給する。これにより、上記
スピーカ装置を介して上記オーディオデータに応じた音
声出力を得ることができる。
【0008】また、上記データ処理部は、上記CCDラ
インセンサからのトラッキングパターンを検出し、トラ
ッキング制御を行う。上述のように、上記トラッキング
パターンは、1ライン分のオーディオデータの記録開始
位置及び記録終了位置に記録されている。このため、上
記データ処理部は、上記記録開始位置で再生されたトラ
ッキングパターンと、上記記録終了位置で再生されたト
ラッキングパターンとの例えばレベル差を検出すること
によりトラッキングエラーを検出する。そして、このト
ラッキングエラーに応じて上記CCDラインセンサの読
み出しタイミングを可変制御する。
【0009】これにより、トラッキングエラーを補正し
て、常にジャストトラックの状態で上記オーディオデー
タの再生を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の映画フ
ィルムは、上記左チャンネル用のデジタルサウンドトラ
ックに記録するオーディオデータの先頭は、映画フィル
ムの左エッジ側となるように記録し、上記右チャンネル
用のデジタルサウンドトラックに記録するオーディオデ
ータの先頭は、映画フィルムの映像領域側となるように
記録していたため、左チャンネル用のデジタルサウンド
トラックに記録されているオーディオデータから読み取
りを開始すると、映像領域,アナログサウンドトラック
及びパーフォレーションを通過して上記右チャンネル用
のデジタルサウンドトラックに記録されているオーディ
オデータを読み取る必要があった。このため、上記パー
フォレーション等による悪影響を受け、右チャンネル用
のデジタルサウンドトラックに記録されているオーディ
オデータの正確な読み取りに支障をきたす問題があっ
た。
【0011】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、各デジタルサウンドトラックに記録されてい
るオーディオデータをそれぞれ正確に読み取ることがで
きるような映画フィルムの提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映画フィル
ムは、画像がコマ単位で記録される画像記録領域と、上
記画像記録領域の両側に設けられたパーフォレーション
部と、各パーフォレーション部と両フィルムエッジの間
にフィルム走行方向に沿って設けられ、フィルムセンタ
に対して線対称的に配置された2つのデジタルサウンド
トラックを有し、各デジタルサウンドトラックは、それ
ぞれ、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に
沿って並設されたデータトラックにオーディオデータの
データパターンが記録されているとともに、各データト
ラックの位置をトラック単位で示すトラッキングパター
ンが各データトラックの少なくとも片側にフィルム走行
方向に沿って記録されてなることを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る映画フィルムは、上記
トラッキングパターンが各データトラックのフィルムエ
ッジ側に記録されてなることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明に係る映画フィルムは、上
記トラッキングパターンが各データトラックのフィルム
内側に記録されてなることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明に係る映画フィルムでは、各デジタルサ
ウンドトラックに、それぞれ、フィルム走行方向と直交
し該フィルム走行方向に沿って並設されるようにオーデ
ィオデータのデータパターンを記録するとともに、各デ
ータトラックの位置をトラック単位で示すトラッキング
パターンを、各データトラックの少なくとも片側にフィ
ルム走行方向に沿って記録することにより、各デジタル
サウンドトラックに記録されたオーディオデータ等をフ
ィルムのエッジ側から読み取ることができる。従って、
パーフォレーションに影響されることなく、各デジタル
サウンドトラックに記録されたオーディオデータを読み
取ることができ、該オーディオデータの正確な再生を行
うことができる。
【0016】さらに、本発明に係る映画フィルムにおい
て、上記トラッキングパターンが記録された各データト
ラックのフィルム内側は、フィルム走行によって損傷さ
れ難く、各データトラックのトラッキング情報を確実に
保持する。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る映画フィルムの好ましい
実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】本発明の実施例に係る映画フィルム1は、
図1に示すように、映写される画像が記録される映像記
録領域2と、当該映画フィルム1を巻き取るために上記
映像記録領域2の両脇にそれぞれ設けられたフィルム巻
き取り用孔であるパーフォレーション部3L,3Rと、
上記映像記録領域2及び各パーフォレーション部3L,
3Rの間に存在する2つの間隙部のうち何れか一方の間
隙部にフィルムの進行方向に沿って直線的に設けられた
アナログサウンドトラック4L,4Rと、上記各パーフ
ォレーション部3L,3R及びフィルムの両エッジの間
に、フィルムの進行方向に沿って直線的に設けられたデ
ジタルサウンドトラック5L,5Rとを有している。
【0019】上記アナログサウンドトラック4Lには、
左チャンネル用のアナログのオーディオ信号が記録さ
れ、上記アナログサウンドトラック4Rには、右チャン
ネル用のアナログのオーディオ信号が記録されるように
なっている。
【0020】また、上記デジタルサウンドトラック5L
には、デジタル化された左チャンネル用のオーディオデ
ータが記録され、上記デジタルサウンドトラック5Rに
は、デジタル化された右チャンネル用のオーディオデー
タが記録されるようになっている。
【0021】具体的には、上記デジタルサウンドトラッ
ク5Lには、センターチャンネル(C)、左チャンネル
(L)、センター左チャンネル(LC)、サラウンド左
チャンネル(SL)、サブウーファチャンネル(SW)
が順に記録される。また、右チャンネル(R)、センタ
ー右チャンネル(RC)、サラウンド右チャンネル(S
R)から右ミックスチャンネル(RM)が形成され、こ
れが上記サブウーファチャンネル(SW)の次に記録さ
れる。すなわち、上記デジタルサウンドトラック5Lに
は、上記各チャンネルのオーディオデータCn,Ln,
LCn,SLn,SWn,RMnが左チャンネル系の一
纏まりのオーディオデータとして記録される。
【0022】また、上記デジタルサウンドトラック5R
には、センターチャンネル(C)、右チャンネル
(R)、センター右チャンネル(RC)、サラウンド右
チャンネル(SR)、サブウーファチャンネル(SW)
が順に記録される。また、左チャンネル(L)、センタ
ー左チャンネル(LC)、サラウンド左チャンネル(S
L)から左ミックスチャンネル(LM)が形成され、こ
れが上記サブウーファチャンネル(SW)の次に記録さ
れる。すなわち、上記デジタルサウンドトラック5Rに
は、上記各チャンネルのオーディオデータCn−α,R
n−α,RCn−α,SRn−α,SWn−α,LMn
−αが右チャンネル系の一纏まりのオーディオデータと
して記録される。
【0023】ここで、図1に示す“n”や“n−α”な
どの添え字は、時系列の順を示している。例えば、上記
デジタルサウンドトラック5LのCnとは、センターチ
ャンネル(C)のn番目の時系列であることを示し、そ
れに対して、デジタルサウンドトラック5RのCn−α
とは、センターチャンネル(C)の(n−α)番目の時
系列であることを示している。すなわち、デジタルサウ
ンドトラック5Rはデジタルサウンドトラック5Lに対
して、αだけ遅れたデータが記録されていることを示し
ている。
【0024】例えば、図2において、映画フィルム1の
コマ7の中間位置(同図中、基準点8RB)のデジタル
サウンドトラック8R上に記録されている右チャンネル
用のオーディオデータと同一のタイミングの左チャンネ
ル用のオーディオデータは、17.8フレーム(4EC
Cブロック)先の上記デジタルサウンドトラック8L上
の8LBの位置に記録されている。
【0025】このため、上記コマ7の映像に係るオーデ
ィオデータは、右チャンネル用のオーディオデータの方
が、左チャンネル用のオーディオデータよりも早く再生
されるようになっている。
【0026】なお、アナログサウンドトラック4L,4
R上の上記同一のタイミングのオーディオデータ9LR
Bは、基準点8RBよりも20.5フレーム先に記録さ
れている。
【0027】次に、このような映画フィルム1には、図
3に示すような映画フィルムの記録装置により上記オー
ディオデータ等の記録が行われる。
【0028】上記映画フィルムの記録装置は、上記各チ
ャンネル(L),(LC),(SL)から左ミックスチ
ャンネル(LM)を形成するミキサー11Lと、上記各
チャンネル(R),(RC),(SR)から右ミックス
チャンネル(RM)を形成するミキサー11Rと、左チ
ャンネル系のオーディオデータを符号化する符号器12
a〜12fと、右チャンネル系のオーディオデータを符
号化する符号器12g〜12lと、上記各符号器12a
〜12fにより符号化された左チャンネル系のオーディ
オデータをシリアル伝送する左チャンネル系のマルチプ
レクサ13Lと、上記各符号器12g〜12lにより符
号化された右チャンネル系のオーディオデータをシリア
ル伝送する右チャンネル系のマルチプレクサ13Rとを
有している。
【0029】また、上記映画フィルムの記録装置は、上
記左チャンネル系のオーディオデータに誤り訂正符号
(ECC)を付加するエラー訂正データ付加装置15L
と、上記マルチプレクサ13Rからの右チャンネル系の
オーディオデータに所定時間分の遅延を施して出力する
ディレイメモリ14Rと、上記ディレイメモリ14Rか
らの右チャンネル系のオーディオデータに誤り訂正符号
を付加するエラー訂正データ付加装置15Rと、上記誤
り訂正符号の付加された各チャンネル系のオーディオデ
ータにそれぞれ所定の変調処理を施す変調器16L,1
6Rと、上記所定の変調処理の施された各チャンネルの
オーディオデータをそれぞれ映画フィルム1の上記各デ
ジタルサウンドトラック5L,5Rに記録する記録器1
7L,17Rとを有している。
【0030】次に、この映画フィルムの記録装置の動作
説明をする。
【0031】まず、上記図3において、センターチャン
ネル(C)のオーディオデータCnは、上記符号器12
a,12gに、また、サブウーファチャンネル(SW)
のオーディオデータSWnは、上記符号器12e,12
kにそれぞれ供給される。また、上記各チャンネル
(L),(LC),(SL)のオーディオデータLn,
LCn,SLnは、それぞれ上記符号器12b〜12d
に供給され、上記各チャンネル(R),(RC),(S
R)のオーディオデータRn,RCn,SRnは、それ
ぞれ上記符号器h〜jに供給される。また、上記各チャ
ンネル(L),(LC),(SL)のオーディオデータ
Ln,LCn,SLnは、それぞれ上記ミキサー11L
に供給され、上記各チャンネル(R),(RC),(S
R)のオーディオデータRn,RCn,SRnは、それ
ぞれミキサー11Rに供給される。
【0032】上記ミキサー11Lは、上記各チャンネル
(L),(LC),(SL)のオーディオデータLn,
LCn,SLnから上記左ミックスチャンネル(LM)
のオーディオデータLMnを形成し、これを上記符号器
12lに供給する。また、上記ミキサー11Rは、上記
各チャンネル(R),(RC),(SR)のオーディオ
データRn,RCn,SRnから上記右ミックスチャン
ネル(RM)のオーディオデータRMnを形成し、これ
を上記符号器12fに供給する。
【0033】上記各符号器12a〜12fは、上記各チ
ャンネル(C),(L),(LC),(SL),(S
W),(RM)のオーディオデータCn,Ln,LC
n,SLn,SWn,RMnを左チャンネル系のオーデ
ィオデータとし、これらに帯域分割符号化、直行変換符
号化やビット割当などを組み合わせた高能率符号化処理
を施してデータ量をそれぞれ1/5に圧縮し、これらを
上記マルチプレクサ13Lに供給する。
【0034】また、上記各符号器12g〜12lは、上
記各チャンネル(C),(R),(RC),(SR),
(SW),(LM)のオーディオデータCn,Rn,R
Cn,SRn,SWn,LMnを右チャンネル系のオー
ディオデータとし、これらに帯域分割符号化、直行変換
符号化やビット割当などを組み合わせた高能率符号化処
理を施してデータ量をそれぞれ1/5に圧縮し、これら
を上記マルチプレクサ13Rに供給する。
【0035】上記マルチプレクサ13Lは、上記各符号
器12a〜12fからパラレルに供給される左チャンネ
ル系のオーディオデータを、Cn,Ln,LCn,SL
n,SWn,RMnの順にシリアル変換し、これを上記
エラー訂正データ付加回路15Lに供給する。
【0036】また、上記マルチプレクサ13Rは、上記
各符号器12g〜12lからパラレルに供給される右チ
ャンネル系のオーディオデータを、Cn,Rn,RC
n,SRn,SWn,LMnの順にシリアル変換し、こ
れをディレイメモリ14Rに供給する。
【0037】上記ディレイメモリ14Rは、上述のよう
に左チャンネル系のオーディオデータ及び右チャンネル
系のオーディオデータの記録位置に、17.8フレーム
分のずれが生ずるように、上記右チャンネル系のオーデ
ィオデータに17.8フレーム分の遅延を施し、これを
上記エラー訂正データ付加回路15Rに供給する。
【0038】上記各エラー訂正データ付加回路15L,
15Rは、それぞれ各オーディオデータにクロスインタ
ーリーブリードソロモンコードを使用したC2パリティ
とC1パリティのエラー訂正用の信号を付加し、これを
上記変調器16L,16Rに供給する。
【0039】上記各変調器16L,16Rは、各オーデ
ィオデータに同期データ,トラッキングパターン等を付
加し、これを各記録器17L,17Rに供給する。
【0040】上記各記録器17L,17Rは、上記各オ
ーディオデータを後に説明するフィルムブロック毎に上
記映画フィルム1の各デジタルサウンドトラック5L,
5Rにデジタル記録する。
【0041】すなわち、このデジタル記録は、1圧縮処
理ブロックを基準に行われる。
【0042】1圧縮処理ブロックの左チャンネル系のオ
ーディオデータとしては、図4(a)に示す12バイト
分(1バイト=1シンボル=8ビット:b0〜b7)の
補助データU0〜U11と、同図(b)に示す1バイト
分のヘッダH0と、同図(c)に示す187バイト分の
センターチャンネルのオーディオデータC0〜C186
と、同図(d)に示す180バイト分の左センターチャ
ンネルのオーディオデータLC0〜LC179と、同図
(e)に示す180バイト分の左チャンネルのオーディ
オデータL0〜L179と、同図(f)に示す178バ
イト分のサラウンド左チャンネルのオーディオデータS
L0〜SL177と、同図(g)に示す119バイト分
の右ミックスチャンネルのオーディオデータRM0〜R
M118と、同図(h)に示す3バイト分のレベルコン
トロールデータとが記録される。
【0043】なお、上記レベルコントロールデータは、
右ミックスチャンネルのオーディオデータを形成した際
の、上記右チャンネルのオーディオデータのレベル,右
センターチャンネルのオーディオデータのレベル及びサ
ラウンド右チャンネルのオーディオデータのレベルをそ
れぞれ1バイトで示したものである。
【0044】この左チャンネル系の1圧縮処理ブロック
の各オーディオデータは、図5に示すようにフィルムの
進行方向に沿って1シンボル毎、また、この1シンボル
のオーディオデータがフィルムの進行方向と直交する方
向に並設されるように記録される。
【0045】上記図5において、まず、第1のデータ列
R00には、上記11シンボル分の補助データU0〜U
11が記録され、これに続いて、上記1シンボル分のヘ
ッダH0が記録され、これに続いて、187シンボル分
のセンターチャンネルのオーディオデータのうち、30
シンボル分のセンターチャンネルのオーディオデータC
0〜C29が記録される。
【0046】また、第2〜第4のデータ列R01〜R0
3には、上記187シンボル分のセンターチャンネルの
オーディオデータのうち、43シンボル分のセンターチ
ャンネルのオーディオデータC30〜C72,C73〜
C115,C116〜C158がそれぞれ記録される。
【0047】また、第5のデータ列R04には、上記1
87シンボル分のセンターチャンネルのオーディオデー
タのうち、残り28シンボル分のセンターチャンネルの
オーディオデータC159〜C186が記録され、これ
に続いて、上記180シンボル分の左センターチャンネ
ルのオーディオデータのうち15シンボル分の左センタ
ーチャンネルのオーディオデータLC0〜LC14が記
録される。
【0048】また、第6〜第8のデータ列R05〜R0
7には、上記180シンボル分の左センターチャンネル
のオーディオデータのうち43シンボル分の左センター
チャンネルのオーディオデータLC15〜LC57,L
C58〜LC100,LC101〜LC143が記録さ
れる。
【0049】また、第9のデータ列R8には、上記18
0シンボル分の左センターチャンネルのオーディオデー
タのうち、残り36シンボル分の左センターチャンネル
のオーディオデータLC144〜LC179が記録さ
れ、これに続いて上記180シンボルブロックの左チャ
ンネルのオーディオデータのうち7シンボル分の左チャ
ンネルのオーディオデータL0〜L6が記録される。
【0050】また、第10〜第13のデータ列R9〜R
12には、上記180シンボル分の左チャンネルのオー
ディオデータのうち43シンボル分の左チャンネルのオ
ーディオデータL7〜L49,L50〜L92,L93
〜L135,L136〜L178がそれぞれ記録され
る。
【0051】また、第14のデータ列R13には、上記
180シンボル分の左チャンネルのオーディオデータの
うち残り1シンボル分の左チャンネルのオーディオデー
タL179が記録され、これに続いて上記178シンボ
ル分のサラウンド左チャンネルのオーディオデータのう
ち42シンボル分のサラウンド左チャンネルのオーディ
オデータSL0〜SL41が記録される。
【0052】また、第15〜第17のデータ列R14〜
R16には、上記178シンボル分のサラウンド左チャ
ンネルのオーディオデータのうち43シンボル分のサラ
ウンド左チャンネルのオーディオデータSL42〜SL
84,SL85〜SL127,SL128〜SL170
がそれぞれ記録される。
【0053】また、第18のデータ列R17には、上記
178シンボル分のサラウンド左チャンネルのオーディ
オデータのうち、残り6シンボル分のサラウンド左チャ
ンネルのオーディオデータSL171〜SL177が記
録され、これに続いて上記119シンボルの右ミックス
チャンネルのオーディオデータのうち、36シンボル分
の右ミックスチャンネルのオーディオデータRM0〜R
M35が記録される。また、第19のデータ列R18に
は、上記119シンボルの右ミックスチャンネルのオー
ディオデータのうち、43シンボル分の右ミックスチャ
ンネルのオーディオデータRM36〜RM78が記録さ
れる。
【0054】また、第20のデータ列R19には、上記
119シンボルの右ミックスチャンネルのオーディオデ
ータのうち、残りの40シンボル分の右ミックスチャン
ネルのオーディオデータRM79〜RM118が記録さ
れ、これに続いて上記3シンボルのレベルコントロール
データLe0〜Le2が記録される。
【0055】次に、1圧縮処理ブロックの右チャンネル
系のオーディオデータとしては、図6(a)に示す12
バイト分(1バイト=1シンボル=8ビット:b0〜b
7)の補助データU0〜U11と、同図(b)に示す1
バイト分のヘッダH0と、同図(c)に示す126バイ
ト分のセンターチャンネルのオーディオデータC0〜C
186と、同図(d)に示す180バイト分の右センタ
ーチャンネルのオーディオデータRC0〜RC179
と、同図(e)に示す180バイト分の右チャンネルの
オーディオデータR0〜R179と、同図(f)に示す
178バイト分のサラウンド右チャンネルのオーディオ
データSR0〜SR177と、同図(g)に示す119
バイト分の左ミックスチャンネルのオーディオデータL
M0〜LM118と、同図(h)に示す61バイトのサ
ラウンドチャンネルのオーディオデータSW0〜SW6
0と、同図(i)に示す3バイト分のレベルコントロー
ルデータとが記録される。
【0056】なお、上記レベルコントロールデータは、
左ミックスチャンネルのオーディオデータを形成した際
の、上記左チャンネルのオーディオデータのレベル,左
センターチャンネルのオーディオデータのレベル及びサ
ラウンド左チャンネルのオーディオデータのレベルをそ
れぞれ1バイトで示したものである。
【0057】この右チャンネル系の1圧縮処理ブロック
の各オーディオデータは、図7に示すようにフィルムの
進行方向に沿って1シンボル毎、また、この1シンボル
のオーディオデータがフィルムの進行方向と直交する方
向に並設されるように記録される。
【0058】上記図7において、まず、第1のデータ列
R00には、上記11シンボル分の補助データU0〜U
11が記録され、これに続いて、上記1シンボル分のヘ
ッダH0が記録され、これに続いて、126シンボル分
のセンターチャンネルのオーディオデータのうち、30
シンボル分のセンターチャンネルのオーディオデータC
0〜C29が記録される。
【0059】また、第2,第3のデータ列R01〜R0
2には、上記126シンボル分のセンターチャンネルの
オーディオデータのうち、43シンボル分のセンターチ
ャンネルのオーディオデータC30〜C72,C73〜
C115がそれぞれ記録される。
【0060】また、第4のデータ列R03には、上記1
26シンボル分のセンターチャンネルのオーディオデー
タのうち、残り10シンボル分のセンターチャンネルの
オーディオデータC116〜C125が記録され、これ
に続いて、上記180シンボル分の右センターチャンネ
ルのオーディオデータのうち33シンボル分の左センタ
ーチャンネルのオーディオデータRC0〜RC32が記
録される。
【0061】また、第5〜第7のデータ列R04〜R0
6には、上記180シンボル分の右センターチャンネル
のオーディオデータのうち43シンボル分の右センター
チャンネルのオーディオデータRC33〜RC75,R
C76〜RC118,RC119〜RC161が記録さ
れる。
【0062】また、第8のデータ列R7には、上記18
0シンボル分の右センターチャンネルのオーディオデー
タのうち、残り18シンボル分の右センターチャンネル
のオーディオデータRC162〜RC179が記録さ
れ、これに続いて上記180シンボルブロックの右チャ
ンネルのオーディオデータのうち25シンボル分の右チ
ャンネルのオーディオデータR0〜R24が記録され
る。
【0063】また、第9〜第11のデータ列R8〜R1
0には、上記180シンボル分の右チャンネルのオーデ
ィオデータのうち43シンボル分の右チャンネルのオー
ディオデータR25〜R67,R68〜R110,R1
11〜R153がそれぞれ記録される。
【0064】また、第12のデータ列R11には、上記
180シンボル分の右チャンネルのオーディオデータの
うち残り26シンボル分の右チャンネルのオーディオデ
ータR154〜R179が記録され、これに続いて上記
178シンボル分のサラウンド右チャンネルのオーディ
オデータのうち17シンボル分のサラウンド右チャンネ
ルのオーディオデータSR0〜SR16が記録される。
【0065】また、第13〜第15のデータ列R12〜
R14には、上記178シンボル分のサラウンド右チャ
ンネルのオーディオデータのうち43シンボル分のサラ
ウンド右チャンネルのオーディオデータSR17〜SR
59,SR60〜SR102,SR103〜SR145
がそれぞれ記録される。
【0066】また、第16のデータ列R15には、上記
178シンボル分のサラウンド右チャンネルのオーディ
オデータのうち、残り32シンボル分のサラウンド右チ
ャンネルのオーディオデータSR146〜SR177が
記録され、これに続いて上記119シンボルの左ミック
スチャンネルのオーディオデータのうち、11シンボル
分の左ミックスチャンネルのオーディオデータLM0〜
LM10が記録される。
【0067】また、第17,第18のデータ列R16,
R17には、上記119シンボル分の左ミックスチャン
ネルのオーディオデータのうち43シンボル分の左ミッ
クスチャンネルのオーディオデータLM11〜LM5
3,LM54〜LM96がそれぞれ記録される。
【0068】また、第19のデータ列R18には、上記
119シンボルの左ミックスチャンネルのオーディオデ
ータのうち、残り22シンボル分の左ミックスチャンネ
ルのオーディオデータLM97〜LM118が記録さ
れ、これに続いて上記61シンボルのサラウンドチャン
ネルのオーディオデータのうち、21シンボル分のサラ
ウンドチャンネルのオーディオデータSW0〜SW20
が記録される。
【0069】また、第20のデータ列R19には、上記
61シンボルのサラウンドチャンネルのオーディオデー
タのうち、残り40シンボル分のサラウンドチャンネル
のオーディオデータSW21〜SW60が記録され、こ
れに続いて上記3シンボルのレベルコントロールデータ
Le0〜Le2が記録される。
【0070】すなわち、上記図5,図7において、上記
1圧縮処理ブロックは、上記各データ列R00〜R19
に43シンボルの各オーディオデータをそれぞれ記録す
ることにより形成される。
【0071】次に、このように各オーディオデータが記
録される各圧縮処理ブロックには、それぞれ先頭に図8
に示すような先頭データが記録される。
【0072】上記図8において、上記先頭データは、フ
ィルムの進行方向と直交する方向に沿って58ドット、
フィルムの進行方向に沿って3ドットに亘って記録され
るプリアンブル55と、フィルムの進行方向と直交する
方向に沿って58ドット、フィルムの進行方向に沿って
3ドットに亘って記録される傾斜検出パターン56と、
フィルムの進行方向と直交する方向に沿って58ドッ
ト、フィルムの進行方向に沿って2ドットに亘って記録
されるブロック識別番号(ブロックID)57とから形
成されている。
【0073】上記ブロックID57には、フィルムの進
行方向と直交する方向に沿って24ドット、フィルムの
進行方向に沿って1ドットに亘って記録されるフィルム
ブロック識別番号58aと、該フィルムブロック識別番
号58aに続いてフィルムの進行方向と直交する方向に
沿って32ドット、フィルムの進行方向に沿って1ドッ
トに亘って記録されるフィルムブロック識別番号58a
のパリティ58bと、該パリティ58bに続いてフィル
ムの進行方向と直交する方向に沿って2ドット分記録さ
れるリザーブ60と、フィルムの進行方向と直交する方
向に沿って24ドット、フィルムの進行方向に沿って1
ドットに亘って上記フィルムブロック識別番号58aと
同一のデータが記録されるフィルムブロック識別番号5
9aと、該フィルムブロック識別番号59aに続いてフ
ィルムの進行方向と直交する方向に沿って32ドット、
フィルムの進行方向に沿って1ドットに亘って記録され
るフィルムブロック識別番号59aのパリティ59b
と、該パリティ59bに続いてフィルムの進行方向と直
交する方向に沿って2ドット分記録されるリザーブ60
とが記録される。
【0074】上記フィルムブロック識別番号58a,5
8b,59a,59bには、図9に示すように1ビット
のトラックインジケータ,5ビットのロールナンバ,1
4ビットのECCブロックアドレス,4ビットのフィル
ムブロックアドレスが記録される。
【0075】上記トラックインジケータには、そのフィ
ルムブロック識別番号が右チャンネル系のオーディオデ
ータである場合は“0”が、また、そのフィルムブロッ
ク識別番号が左チャンネル系のオーディオデータである
場合は“1”が記録される。また,上記ロールナンバに
は、その1本の映画フィルムの番号が記録され、上記E
CCブロックアドレスには、その圧縮処理ブロックのC
1パリティ及びC2パリティが記録されているアドレス
が記録される。また、上記フィルムブロックアドレスに
は、そのフィルムブロックのアドレスが記録される。
【0076】次に、このような圧縮処理ブロックには、
図10に示すように上記43シンボルの各オーディオデ
ータに続いて15シンボルのC1パリティが付加され
る。また、第1〜第8の計8つの圧縮処理ブロック#0
〜#7(20シンボル×8シンボル=160シンボル)
がECCトップハーフブロックとされて32シンボルの
C2パリティが付加され、第9〜第16の圧縮処理ブロ
ック#8〜#F(20シンボル×8シンボル=160シ
ンボル)がECCボトムハーフブロックとされて32シ
ンボルのC2パリティが付加される。なお、上記各ハー
フブロックに付加されるC2パリティにも15シンボル
分のC1パリティが付加される。
【0077】次に、図11(a)に示す上記192シン
ボル分(上記32シンボルのC2パリティも含む。)の
ECCトップハーフブロックのオーディオデータT00
0〜T191、及び、上記192シンボル分のECCボ
トムハーフブロックのオーディオデータB000〜B1
91から1シンボルずつオーディオデータを抜き出し、
これらを同図(b)に示すように交互に並べ変えること
によりインターリーブし、それぞれ24シンボルからな
る16個のフィルムブロックを形成する。
【0078】すなわち、図11(b)に示すように、第
0のフィルムブロック#0は、上記ECCトップハーフ
ブロックからの第0番目のシンボルT000,上記EC
Cボトムハーフブロックからの第0番目のシンボルB0
00,上記ECCトップハーフブロックからの第1番目
のシンボルT001,上記ECCボトムハーフブロック
からの第1番目のシンボルB001・・・・上記ECC
トップハーフブロックからの第11番目のシンボルT0
11,上記ECCボトムハーフブロックからの第11番
目のシンボルB011をそれぞれ順に並べることにより
形成されている。
【0079】また、第1のフィルムブロック#1は、上
記ECCトップハーフブロックからの第12番目のシン
ボルT012,上記ECCボトムハーフブロックからの
第12番目のシンボルB012,上記ECCトップハー
フブロックからの第13番目のシンボルT013,上記
ECCボトムハーフブロックからの第13番目のシンボ
ルB013・・・・上記ECCトップハーフブロックか
らの第23番目のシンボルT023,上記ECCボトム
ハーフブロックからの第23番目のシンボルB023を
それぞれ順に並べることにより形成されている。
【0080】以下、第2〜第15のフィルムブロック#
2〜#15も同様にして形成されている。
【0081】そして、このようなインターリーブ処理に
より上記フィルムブロックが形成されると、各チャンネ
ル毎に右チャンネル用のデジタルサウンドトラック5R
及び左チャンネル用のデジタルサウンドトラック5Lに
分けてそれぞれ記録される。具体的には、上記各デジタ
ルサウンドトラック5R,5Lには、図12に示すよう
に各フィルムブロック毎にオーディオデータが記録され
る。
【0082】上記図12において、このフィルムブロッ
クとしては、上記先頭データ50と、上記各デジタルサ
ウンドトラックの両脇にフィルムの進行方向に沿ってそ
れぞれ黒帯状に形成された遮光領域51a,51bと、
フィルムの進行方向と直交し該フィルム進行方向に沿っ
て並設されるように記録された上記オーディオデータ5
2,C1パリティ,C2パリティと、上記一方の遮光領
域51aに隣接してフィルムの進行方向に沿って帯状に
記録されたトラッキングパターン53a,53bとが記
録される。
【0083】上記トラッキングパターン53a,53b
は、フィルムの進行方向に沿って1ドット毎の白黒の繰
り返しパターンとなっており、該トラッキングパターン
53aと、トラッキングパターン53bとはフィルムの
進行方向に沿って1ドット分ずれるように記録される。
【0084】上記先頭データ50としては、図14に示
すように例えばフィルムの進行方向に3ドット、フィル
ムの進行方向と直交する方向に3ドットの白黒の繰り返
しパターンとして上記プリアンブル55が記録され、フ
ィルムの進行方向と直交する方向に記録された2ドット
の白黒の繰り返しパターン56a及び該繰り返しパター
ン56aに対してフィルムの進行方向と直交する方向に
2ドット分ずれるように記録された2ドットの白黒の繰
り返しパターン56bとで形成される傾斜検出パターン
56が記録され、上記ブロックID57が記録される。
【0085】また、本実施例に係る映画フィルムは、こ
のようなフィルムブロックを右チャンネル用のデジタル
サウンドトラック5Rと、左チャンネル用のデジタルサ
ウンドトラック5Lで対称的に記録している。すなわ
ち、図14に示すように左チャンネル用のデジタルサウ
ンドトラック5Lには、上記トラッキングパターン53
a,53bが映画フィルム1の左エッジ1L側となるよ
うに記録し、右チャンネル用のデジタルサウンドトラッ
ク5Rには、上記トラッキングパターン53a,53b
が映画フィルム1の右エッジ1R側となるように記録し
ている。そして、後に説明するが、再生時には、上記左
チャンネル用のデジタルサウンドトラック5Lは、映画
フィルム1の左エッジ1L側から読み取り、上記右チャ
ンネル用のデジタルサウンドトラック5Rは、映画フィ
ルム1の右エッジ1R側から読み取るようになってい
る。
【0086】次に、このような映画フィルム1からオー
ディオデータの再生を行う映画フィルムの再生装置は、
図15に示すように映画フィルム1の進行方向と直交す
る方向に1ライン分の読み取り部が設けられている第
1,第2のCCDラインセンサ10L,10Rと、上記
第1のCCDラインセンサ10Lにより読み取られた左
チャンネル系のオーディオデータを復調する復調器21
Lと、上記第2のCCDラインセンサ10Rにより読み
取られた右チャンネル系のオーディオデータを復調する
復調器21Rとを有している。
【0087】また、上記映画フィルムの再生装置は、上
記復調器21Lからの左チャンネル系のオーディオデー
タにエラー訂正処理を施すエラー訂正回路22Lと、上
記復調器21Rからの右チャンネル系のオーディオデー
タにエラー訂正処理を施すエラー訂正回路22Rと、上
記エラー訂正回路22Lからの左チャンネル系のオーデ
ィオデータに17.8フレーム分の遅延を施して出力す
るディレイメモリ23と、上記各エラー訂正回路22
L,22Rがエラー訂正を行えなかった場合に出力する
エラーフラグを検出するエラー検出器24とを有してい
る。
【0088】また、上記映画フィルムの再生装置は、上
記ディレイメモリ23からシリアルに供給される左チャ
ンネル系のオーディオデータをパラレルに出力するデマ
ルチプレクサ25Lと、上記エラー訂正回路25Rから
シリアルに供給される右チャンネル系のオーディオデー
タをパラレルに出力するデマルチプレクサ25Rと、上
記各デマルチプレクサ25L,25Rからの左チャンネ
ル系のオーディオデータ及び右チャンネル系のオーディ
オデータに復号化処理を施す復号器26a〜26lとを
有している。
【0089】また、上記映画フィルムの再生装置は、上
記左チャンネル系のオーディオデータを上記エラー検出
回路24からの検出出力に基づいて選択して出力するデ
ータセレクタ27a〜27dと、上記右チャンネル系の
オーディオデータを上記エラー検出回路24からの検出
出力に基づいて選択して出力するデータセレクタ28a
〜28dとを有している。
【0090】次に、このような映画フィルムの再生装置
の動作説明をする。
【0091】まず、再生が開始されると、上記第1のC
CDラインセンサ20L及びCCDラインセンサ20R
が、上記各デジタルサウンドトラック5L,5Rに記録
されているオーディオデータを読み取る。上記第1のC
CDラインセンサ20Lは、図14に示すように映画フ
ィルム1の左エッジ1L側から映像領域2に向かって、
該映画フィルム1の進行方向とは直交する方向に左チャ
ンネル系のオーディオデータを1ライン毎に読み取り、
これを復調器21Lに供給する。また、上記第2のCC
Dラインセンサ20Rは、図14に示すように映画フィ
ルム1の右エッジ1R側から映像領域2に向かって、該
映画フィルム1の進行方向とは直交する方向に右チャン
ネル系のオーディオデータを1ライン毎に読み取り、こ
れを復調器21Rに供給する。
【0092】上記トラッキングパターンを各データトラ
ックの両側に記録すると、トラッキングエラーの補正能
力は上がるが、該トラッキングパターンを各データトラ
ックの両側に設けた分、オーディオデータのデータ記録
領域が削減される。しかし、本実施例に係る映画フィル
ム1では、上記トラッキングパターン53a,53bを
デジタルサウンドトラック5L,5Rの片側のみに記録
するようにしているため、オーディオデータの記録領域
を広くとることができ、記録するオーディオデータのデ
ータ量の拡大を図ることができる。
【0093】また、上記各デジタルサウンドトラック5
L,5Rは、トラッキングパターン等のデータが対称的
に記録されており、上記各CCDラインセンサ20L,
20Rは、それぞれフィルムのエッジ側1L,1Rから
データを読み取るようになっている。このため、パーフ
ォレーション3L,3R等に邪魔されることなく、トラ
ッキングパターン等のデータを読み取ることができ、正
確なデータ再生を行うことができる。
【0094】上記復調器21L,21Rは、上記左チャ
ンネル系のオーディオデータ,右チャンネル系のオーデ
ィオデータに復調処理を施し、これをエラー訂正回路2
1L,エラー訂正回路22Rに供給する。
【0095】上記エラー訂正回路22Lは、上記復調器
21Lからの左チャンネル系のオーディオデータに、上
記C1パリティ,C2パリティを用いて誤り訂正処理を
施し、これをディレイメモリ23に供給するとともに、
上記訂正を行えなかった場合にエラーフラグを形成し、
これをエラー検出器24に供給する。
【0096】また、上記エラー訂正回路22Rは、上記
復調器21Rからの右チャンネル系のオーディオデータ
に、上記C1パリティ,C2パリティを用いて誤り訂正
処理を施し、これをデマルチプレクサ25Rに供給する
とともに、上記訂正を行えなかった場合にエラーフラグ
を形成し、これをエラー検出器24に供給する。
【0097】ここで、上記映画フィルム1につく傷とし
ては、該映画フィルム1を走行させることにより該フィ
ルムの走行方向に沿ってつく縦傷と、該映画フィルムの
走行方向うと直交する方向につく横傷等があるが、上記
映画フィルム1の使用により横傷よりも縦傷の方が多く
つくようになる。
【0098】このため、映画フィルムのデジタルサウン
ドトラックにオーディオデータをフィルムの走行方向と
直交する方向に記録すると、上記縦傷により、複数ライ
ン分のオーディオデータが破壊されてしまう。
【0099】しかし、当該映画フィルム1には、上述の
ように映画フィルム1の走行方向に沿って1バイト毎に
各オーディオデータを記録し、且つ、この1バイト毎の
オーディオデータがフィルムの走行方向と直交する方向
に並設されるように記録されているため、上記縦傷がつ
いても1バイト程度の最小限のオーディオデータの破壊
に止めることができる。従って、上記フィルムの使用回
数により増える縦傷に対応可能とすることができる。
【0100】また、上記C1パリティにより、フィルム
の進行方向と直交する方向のエラー訂正及びフィルムの
縦傷によるエラー訂正を行うことができる。また、上記
C2パリティにより、フィルムの横傷によるエラー訂正
を行うことができるうえ、デフォーカスによる読み取り
困難なデータのエラー訂正を行うことができる。
【0101】従って、本実施例に係る映画フィルム1及
び映画フィルムの再生装置は、オーディオデータの再生
を正確に行うことができる。
【0102】また、上記映画フィルム1に記録されるオ
ーディオデータは、1ドットが図16に示すように縦×
横が22.4μm×24.0μmのサイズで記録され
る。
【0103】上記ドットサイズとパリティとの関係は、
図17に示すようにドットサイズが大きくなるとエラー
レートが上がり、ドットサイズが小さくなるとパリティ
を多く付加する必要がある。これに対して、エラー訂正
能力は、1ドットの横のサイズが24.0μmを頂点に
2次曲線を描くようになる。本実施例に係る映画フィル
ムには、上記オーディオデータを1ドットの縦×横が2
2.4μm×24.0μmのサイズで記録するようにし
ているため、エラー訂正能力の最大のドットサイズとす
ることができ、上記オーディオデータの正確な再生に貢
献することができる。
【0104】上述のように、上記映画フィルム1に記録
されている左チャンネル系のオーディオデータ及び右チ
ャンネル系のオーディオデータは、17.8フレーム分
ずらして記録されている。このため、上記ディレイメモ
リ23は、上記左チャンネル系のオーディオデータに1
7.8フレーム分の遅延を施すことにより、上記右チャ
ンネル系のオーディオデータとのタイミングを合わせを
行い、これをデマルチプレクサ25Lに供給する。
【0105】上記デマルチプレクサ25Lは、上記ディ
レイメモリ23からシリアルに供給される左チャンネル
系のオーディオデータから、センターチャンネル(C)
のオーディオデータCn,左チャンネル(L)のオーデ
ィオデータLn,センター左チャンネル(LC)のオー
ディオデータLCn,左サラウンドチャンネル(SL)
のオーディオデータSLn,サブウーファチャンネル
(SW)のオーディオデータSWn,右ミックスチャン
ネル(RM)のオーディオデータRMnを形成し、これ
らをそれぞれ復号器26a〜26fに供給する。
【0106】上記デマルチプレクサ25Rは、上記エラ
ー訂正回路25Rからシリアルに供給される右チャンネ
ル系のオーディオデータから、センターチャンネル
(C)のオーディオデータCn,右チャンネル(R)の
オーディオデータRn,センター右チャンネル(RC)
のオーディオデータRCn,右サラウンドチャンネル
(SR)のオーディオデータSRn,サブウーファチャ
ンネル(SW)のオーディオデータSWn,左ミックス
チャンネル(LM)のオーディオデータLMnを形成
し、これらをそれぞれ復号器26g〜26lに供給す
る。
【0107】上記各復号器26a〜26dは、それぞれ
上記各左チャンネル系のオーディオデータCn,Ln,
LCn,SLnを高能率復号化し、これらを左チャンネ
ル系のデータセレクタ27a〜27dに供給する。ま
た、上記復号器26eは、上記左チャンネル系のオーデ
ィオデータSWnを高能率復号化し、これを右チャンネ
ル系のデータセレクタ28dに供給する。また、上記復
号器26fは、上記左チャンネル系のオーディオデータ
RMnを高能率復号化し、これを右チャンネル系のデー
タセレクタ28a〜28cに供給する。
【0108】また、上記復号器26gは、上記右チャン
ネル系のオーディオデータCnを高能率復号化し、これ
を上記データセレクタ27aに供給する。また、上記各
各復号器26h〜26kは、それぞれ上記各右チャンネ
ル系のオーディオデータRn,RCn,SRn,SWn
を高能率復号化し、これらを右チャンネル系のデータセ
レクタ28a〜28dに供給する。また、上記復号器2
6lは、上記右チャンネル系のオーディオデータRMn
を高能率復号化し、これを上記データセレクタ27b〜
27dに供給する。
【0109】上記各データセレクタ27a〜27d,2
8a〜28dには、上記エラー検出回路24からの検出
出力が供給されている。このため、上記各データセレク
タ27a〜27d,28a〜28dは、上記検出出力に
より、エラー訂正の行えなかったデータを検出すること
ができる。上記各データセレクタ27a〜27d,28
a〜28dには、それぞれ各オーディオデータが2つず
つ供給されており、上記エラー訂正を行えなかったデー
タ以外のデータを選択して出力する。
【0110】すなわち、上記データセレクタ27aは、
右チャンネル系及び左チャンネル系のセンターチャンネ
ル(C)のオーディオデータCnのうち、エラー訂正を
行えた方を選択して出力する。また、上記データセレク
タ27bは、上記左チャンネル(R)のオーディオデー
タRn及び左チャンネル(L)のオーディオデータLn
のうち、エラー訂正を行えた方を選択して出力する。ま
た,上記データセレクタ27cは、左センターチャンネ
ル(LC)のオーディオデータLCn及び左ミックスチ
ャンネル(RM)のオーディオデータRMnのうち、エ
ラー訂正を行えた方を選択して出力する。また、上記デ
ータセレクタ27dは、左サラウンドチャンネル(S
L)のオーディオデータSLn及び左ミックスチャンネ
ル(LM)のオーディオデータLMnのうちエラー訂正
を行えた方を選択して出力する。
【0111】上記データセレクタ28aは、右チャンネ
ル(R)のオーディオデータRn及び右ミックスチャン
ネル(RM)のオーディオデータRMnのうち、エラー
訂正を行えた方を選択して出力する。また、上記データ
セレクタ28bは、右センターチャンネル(RC)のオ
ーディオデータRCn及び右ミックスチャンネル(R
M)のオーディオデータRMnのうち、エラー訂正を行
えた方を選択して出力する。また、上記データセレクタ
28cは、右サブウーファチャンネル(SW)のオーデ
ィオデータSWn及び右ミックスチャンネル(RM)の
オーディオデータRMnのうち、エラー訂正を行えた方
を選択して出力する。また、上記データセレクタ28d
は、上記各サブウーファチャンネル(SW)のオーディ
オデータSWnのうち、エラー訂正を行えた方を選択し
て出力する。
【0112】なお、上記各データセレクタ27a〜27
d,28a〜28dは、それぞれ供給されるデータが両
方とも有効な場合には、何れか片方の所望のデータを選
択して出力し、また、各データが両方とも無効な場合に
は、何れも出力しないように制御される。
【0113】上述のように、上記映画フィルム1には左
チャンネル系のオーディオデータSLn、Ln,LCn
が記録される左チャンネル用のディジタルサウンドトラ
ック5Lには、右チャンネル(R)とセンター右チャン
ネル(RC)とサラウンド右チャンネル(SR)とが混
合された右ミックスチャンネル(RM)のオーディオデ
ータRMnが記録されており、また、右チャンネル系の
オーディオデータSRn,Rn,RCnが記録される右
チャンネル用のディジタルサウンドトラック5Rには、
左チャンネル(L)とセンター左チャンネル(LC)と
サラウンド左チャンネル(SL)が混合された左ミック
スチャンネル(LM)のオーディオデータLMnが記録
されている。さらに、ディジタルサウンドトラック5R
へ記録される各々のチャンネルのオーディオデータは、
ディジタルサウンドトラック5Lへ記録される各々のチ
ャンネルのオーディオデータに対して時間差をもって記
録されている。
【0114】このため、例えば一方のディジタルサウン
ドトラック5Lに非常に長いバーストエラーが生じ、他
方のディジタルサウンドトラック5Rにエラーが存在し
ても左チャンネルのオーディオデータLn,LCn,S
Lnが混合されたオーディオデータLMnが再生可能な
ので、これから左系統の信号を生成することができる。
【0115】また、例えば図18に示すように、手切り
編集などによって水平方向に傷などがつき、左系統では
Cn+α,Ln+α,LCn+α,SLn+α,SWn
+α,RMn+αのデータが再生不能となり、右系統で
はCn,Rn,RCn,SRn,SWn,LMnが再生
不能となった場合、左系統の時系列nのデータは、すで
に左系列により再生されているため、時系列nにおける
音場再生を行うことができる。また、時系列(n+α)
のデータは、右系列に記録されているデータにより時系
列(n+α)における音場再生を行うことができる。
【0116】また、センターチャンネル(C)とサブウ
ーファーチャンネル(SW)のオーディオデータCn,
SWnを、各ディジタルサウンドトラック5L及びディ
ジタルサウンドトラック5Rに各々含ませて記録する。
このように、特に重要だと思われるチャンネルのオーデ
ィオデータを2重に含ませることにより、一方の複合器
の符号動作が不可能なときでも他方の複合が可能な場合
は、再生可能となるため、より効果的に音切れを補償す
ることができる。
【0117】そして、この再生装置により再生された8
チャンネルの音声データは、例えば図19に示すよう
に、上記映画フィルム1の画像記録領域2から再生され
た画像が映写機100により投影されるスクリーン側に
配置されたセンタースピーカ102、サブウーファー1
03、センター左スピーカ104、センター右スピーカ
105、左スピーカ106及び右スピーカ107の6チ
ャンネル分のオーディオデータと、上記映写機100側
に配置されるサラウンド右スピーカ108及びサラウン
ド右スピーカ109の2チャンネルのオーディオデータ
であり、上記各スピーカ102〜109による8チャン
ネルデジタルサウンドシステムにより臨場感に富んだ音
場を再現することができる。
【0118】ここで、上記センタースピーカ102は、
スクリーン101側の中央に配置され、センターチャン
ネル(C)のオーディオデータCnによる再生音を出力
するもので、俳優のせりふなどを最も重要な再生音を出
力する。
【0119】また、上記サブウーファー103は、サブ
ウーファーチャンネル(SW)のオーディオデータSW
nによる再生音を出力するもので、爆発音などの低域の
音というよりは振動として感じられる音を効果的に出力
する。爆破シーンなどに効果的に使用されることが多
い。
【0120】また、上記左スピーカ106及び右スピー
カ107は、上記クリーン101の左右に配置され、左
チャンネル(L)のオーディオデータLnによる再生音
と右チャンネル(R)のオーディオデータRnによる再
生音を出力するもので、ステレオ音響効果を発揮する。
【0121】上記センター左スピーカ104とセンター
右スピーカ105は、上記センタースピーカ102と上
記左スピーカ106及び右スピーカ107との間に配置
され、センター左チャンネル(LC)のオーディオデー
タLCnによる再生音とセンター右チャンネル(RC)
のオーディオデータRCnによる再生音を出力するもの
で、それぞれ上記左スピーカ106及び右スピーカ10
7の補助的な役割を果たす。特にスクリーン101が大
きく収容人数の多い映画館等では、席の位置によって音
像の定位が不安定になりやすいが、上記センター左スピ
ーカ104とセンター右スピーカ105を付加すること
により、音像のよりリアルな定位を作り出すのに効果を
発揮する。
【0122】さらに、上記サラウンド左スピーカ108
とサラウンド右スピーカ109は、観客席を取り囲むよ
うに配置され、サラウンド左チャンネル(SL)のオー
ディオデータSLnによる再生音とサラウンド右チャン
ネル(SR)のオーディオデータSRによる再生音を出
力するもので、残響音や拍手、歓声に包まれた印象を与
える効果がある。これにより、より立体的な音像を作り
出すことができる。
【0123】また、図20に示すように、例えば左ディ
ジタルサウンドトラックのオーディオデータのみの再生
をおこなった場合、センター右スピーカ105と右スピ
ーカ107とサラウンド右スピーカ109からは、セン
ター右チャンネル(RC)と右チャンネル(R)とサラ
ウンド右チャンネル(SR)の混合されたオーディオデ
ータRMnによる再生音が出力されるため、右系統の音
声が全て再生不能となったとしても、音切れを生じるこ
ともなく、正常時と同様な音声効果が得られる。
【0124】また、図21に示すように、例えば右ディ
ジタルサウンドトラックのオーディオデータのみの再生
をおこなった場合、センター左スピーカ104と左スピ
ーカ106とサラウンド左スピーカ108からは、セン
ター左チャンネル(LC)と左チャンネル(L)とサラ
ウンド左チャンネル(SL)の混合されたオーディオデ
ータLMnによる再生音が出力されるため、左系統の音
声が全て再生不能となったとしても、音切れを生じるこ
ともなく、正常時と同様な音声効果が得られる。
【0125】次に、上記CCDラインセンサ20L(或
いは20R)は、図22(a)に実線Aで示すようにオ
ントラックでオーディオデータの読み取りを行うと、ト
ラッキングパターン53a,53bがそれぞれ、オーデ
ィオデータに対してフィルムの進行方向に90°位相し
た位置に記録されており、該CCDラインセンサ20L
は、各トラッキングパターン53a,53bを上半分或
いは下半分のみ再生するため、該トラッキングパターン
53a,53bの再生信号は同図(b)に実線Aで示す
ように上記上半分及び下半分のレベルを保ったものとな
る。
【0126】これに対して、上記図22(a)の点線B
で示すようにデトラックでオーディオデータの読み取り
を行うと、上記トラッキングパターン53a,53bを
略々全体的に再生してしまうため、上記トラッキングパ
ターン53a,53bの再生信号は、同図(b)の点線
Bに示すように該トラッキングパターン53a,53b
の白黒のドットに応じて上下に振れるうえ、そのレベル
がオントラック時の2倍程度のレベルとなる。
【0127】このため、当該映画フィルムの再生装置で
は、この特性を利用して各CCDラインセンサ29L,
20Rの読み取りタイミングを補正しトラッキングエラ
ーの補正を行うようにしている。
【0128】すなわち、当該映画フィルムの再生装置の
トラッキングエラー補正系は図23に示すような構成と
なっている。なお、この図23には、左チャンネル系の
トラッキングエラー補正系を示しており、右チャンネル
系のトラッキングエラー補正系もこれと同じ構成となっ
ている。このため、主として上記左チャンネル系のトラ
ッキングエラー補正系の動作説明を行い、上記右チャン
ネル系のトラッキングエラー補正系の詳細な説明は省略
する。
【0129】上記図23において、上記CCDラインセ
ンサ20Lにより読み取られたトラッキングパターン5
3a,53b及びオーディオデータ等は、増幅回路20
0を介して波形整形回路201,サンプルホールド回路
203,204,206,207,同期検出回路20
5,スタートビット検出回路208に供給される。
【0130】上記波形整形回路201は、上記各データ
の波形整形を行うことにより、整形された矩形波を形成
し、これを出力端子202を介して上記復調器21Lに
供給する。これにより、上記復調器21Lにより復調処
理が施され、以後、上述の再生動作が行われる。
【0131】一方、上記スタートビット検出回路208
は、上記図13に示すように遮光領域51aからトラッ
キングパターン53aまでの間に記録されているスター
トビット58を検出し、この検出出力を第1〜第4の遅
延回路209,210,213,214に供給する。
【0132】上記第1の遅延回路209は、図24に示
すように上記CCDラインセンサ20Lに再生されたデ
ータのうち、上記トラッキングパターン53aをサンプ
ルホールドできるように、上記スタートビットの検出出
力に遅延を施し、これをこれを第1のタイミングパルス
としてサンプルホールド回路206に供給する。
【0133】また、上記第2の遅延回路209は、図2
4に示すように上記CCDラインセンサ20Lに再生さ
れたデータのうち、上記トラッキングパターン53bを
サンプルホールドできるように、上記スタートビットの
検出出力に遅延を施し、これを第2のタイミングパルス
としてサンプルホールド回路207に供給する。
【0134】また、上記第3の遅延回路213は、図2
4に示すように上記CCDラインセンサ20Lに再生さ
れたデータのうち、上記傾斜検出パターン56の、最後
のドットから2ドット分離れたドットをサンプルホール
ドできるように、上記スタートビットの検出出力に遅延
を施し、これを第3のタイミングパルスとしてスイッチ
211に供給する。
【0135】また、上記第4の遅延回路214は、図2
4に示すように上記CCDラインセンサ20Lに再生さ
れたデータのうち、上記傾斜検出パターン56の、最後
のドットをサンプルホールドできるように、上記スター
トビットの検出出力に遅延を施し、これを第4のタイミ
ングパルスとしてスイッチ212に供給する。
【0136】上記同期検出回路205は、上記CCDラ
インセンサ20Lに再生されたデータのうち、上記図1
3に示す同期データ(プリアンブル)55を検出し、上
記傾斜検出パターン56の再生期間のみ例えばハイレベ
ルのデータを形成して、これを上記スイッチ211,2
12に供給する。
【0137】上記各スイッチ211,212は、それぞ
れ上記同期検出回路205からハイレベルのデータが供
給されたときのはオン制御されるようになっており、上
記第3,第4の遅延回路213,214からの第3,第
4のタイミングパルスをそれぞれサンプルホールド回路
203,204に供給する。
【0138】上記サンプルホールド回路206は、上記
第1の遅延回路206からの第1のタイミングパルスに
より、上記トラッキングパターン53aをサンプルホー
ルドし、これを減算器216に供給する。
【0139】また、上記サンプルホールド回路207
は、上記第2の遅延回路210からの第2のタイミング
パルスにより、上記トラッキングパターン53bをサン
プルホールドし、これを減算器216に供給する。
【0140】また、上記サンプルホールド回路203
は、上記第3の遅延回路213からの第3のタイミング
パルスにより、上記傾斜検出パターン56の最後のドッ
トから2ドット分離れたドットのデータをサンプルホー
ルドし、これを減算器215に供給する。
【0141】また、上記サンプルホールド回路204
は、上記第4の遅延回路214からの第4のタイミング
パルスにより、上記傾斜検出パターン56の最後のドッ
トのデータをサンプルホールドし、これを減算器215
に供給する。
【0142】上記減算器216は、上記サンプルホール
ド回路206からのトラッキングパターン53aのサン
プルホールドデータと、上記サンプルホールド回路20
7からの上記トラッキングパターン53bのサンプルホ
ールドデータとの差分を検出し、この検出出力を極性反
転回路218に供給する。
【0143】また、上記減算器215は、上記サンプル
ホールド回路203からの上記傾斜検出パターン56の
最後のドットから2ドット分離れたドットのサンプルホ
ールドデータと、上記サンプルホールド回路204から
の上記最後のドットのサンプルホールドデータとの差分
を検出し、この検出出力を極性反転回路217に供給す
る。
【0144】上記極性反転回路217,218には、入
力端子219,220を介してそれぞれ極性反転データ
が供給されている。上記極性反転回路217,218
は、上記極性反転データに応じて、例えば上記差分の検
出出力を1ライン毎に反転し、これらをそれぞれ加算器
221に供給する。
【0145】上記加算器221は、上記極性の反転され
た差分の検出出力を加算して加算データを形成する。こ
の加算データは、上記トラッキングパターン53a,5
3b及び傾斜検出パターン56に基づいて形成された、
上記CCDラインセンサ20Lの読み取りタイミングの
誤差を示すものとなる。この加算データは、ローパスフ
ィルタ222を介してコンパレータ223に供給され
る。
【0146】上記コンパレータ223の出力は、遅延回
路224を介してランプジェネレータ225に供給され
ており、上記ランプジェネレータ225は、図25に一
点鎖線で示すレベルの鋸波を上記コンパレータ223に
供給する。これにより、上記ランプジェネレータ225
からの出力が、上記ローパスフィルタ222からの出
力、すなわち、上記CCDラインセンサ20Lの読み取
りタイミングの誤差に応じて可変制御されることとな
る。従って、上記コンパレータ223からは、図25に
実線及び点線で示すように、上記CCDラインセンサ2
0Lの読み取りタイミングの誤差に応じた鋸波が出力さ
れることとなる。この鋸波は、上記遅延回路224に供
給されるとともに、CCD駆動回路226に供給され
る。
【0147】上記CCD駆動回路226は、上記読み取
りタイミングの誤差を示す鋸波に応じて上記CCDライ
ンセンサ20Lの読み取りタイミングを制御する。
【0148】これにより、上記CCDラインセンサ20
Lの読み取りタイミングを常にジャストトラックの状態
となるようにトラッキング補正しながら、各データの読
み取りを行うことができる。
【0149】本実施例に係る映画フィルム1には、上記
トラッキングパターン53a,53bの記録をデジタル
サウンドトラック5L,5Rの片側のみに記録してデー
タ領域の拡大を図っているが、このように、片側のみに
トラッキングパターンを記録すると、トラッキングエラ
ーの補正能力が下がる。しかし、上述のように上記トラ
ッキングパターン53a,53bの記録を片側のみとし
た代わりに、上記フィルムブロック毎に傾斜検出パター
ン56を記録し、このトラッキングパターン53a,5
3b及び傾斜検出パターン56の各検出出力に基づいて
トラッキングエラーを補正するようにしているため、ト
ラッキングエラーの補正能力を落とすことなく、上記オ
ーディオデータの記録領域の拡大を図ることができる。
【0150】ここで、上記実施例では、上記トラッキン
グパターン53a,53bの記録をデジタルサウンドト
ラック5L,5Rのフィルムエッジ側に記録してある
が、図26に示す映画フィルム1’のように、フィルム
走行によって損傷され難い各データトラックのフィルム
内側にトラッキングパターン53a,53bを記録すれ
ば、各データトラックのトラッキング情報を確実に保持
することができるようになる。なお、この映画フィルム
1’の構成は上記トラッキングパターン53a,53b
の配置以外は上述の実施例の映画フィルム1と同じであ
り、同一部分については、同一番号を図中に付して、そ
の詳細な説明を省略する。
【0151】なお、上述の実施例の説明では、上記各デ
ータのドットサイズは、横が24.0μmであることと
したが、これは、例えば23.9μm,24.1μm等
のように、24μm程度であれば適宣変更可能であるこ
とは勿論である。
【0152】また、上述の実施例では、上記トラッキン
グパターン53a,53bの記録をデジタルサウンドト
ラック5L,5Rのフィルムエッジ側に記録してある
が、図26に示す映画フィルム1’のように、フィルム
走行によって損傷され難い各データトラックのフィルム
内側にトラッキングパターン53a,53bを記録すれ
ば、各データトラックのトラッキング情報を確実に保持
することができるようになる。なお、この映画フィルム
1’の構成は上記トラッキングパターン53a,53b
の配置以外は上述の実施例の映画フィルム1と同じであ
り、同一部分については、同一番号を図26中に付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0153】
【発明の効果】本発明に係る映画フィルムでは、左右の
各デジタルサウンドトラックに左右対称にデータパター
ンを記録するとともに、各データトラックの位置をトラ
ック単位で示すトラッキングパターンを各データトラッ
クの少なくとも片側にフィルム走行方向に沿って記録し
ているので、各デジタルサウンドトラックに記録された
オーディオデータなどをフィルムのエッジ側からパーフ
ォレーションなどに影響されることなく読み取ることが
でき、該オーディオデータの正確な再生を行うことがで
きる。
【0154】さらに、本発明に係る映画フィルムでは、
フィルム走行によって損傷され難い各データトラックの
フィルム内側に上記トラッキングパターンを記録するこ
とにより、各データトラックのトラッキング情報を確実
に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映画フィルムの記録態様を示す図
である。
【図2】上記映画フィルムのオーディオデータが、右チ
ャンネル系と左チャンネル系で所定分ずらして記録され
ている様子を説明するための図である。
【図3】上記映画フィルムの再生装置の記録系のブロッ
ク図である。
【図4】上記映画フィルムの圧縮処理ブロックに記録さ
れる左チャンネル系のオーディオデータを示す図であ
る。
【図5】上記映画フィルムの圧縮処理ブロックに記録さ
れる左チャンネル系のオーディオデータの記録態様を示
す図である。
【図6】上記映画フィルムの圧縮処理ブロックに記録さ
れる右チャンネル系のオーディオデータを示す図であ
る。
【図7】上記映画フィルムの圧縮処理ブロックに記録さ
れる左チャンネル系のオーディオデータの記録態様を示
す図である。
【図8】上記圧縮処理ブロックの先頭に記録される先頭
データを示す図である。
【図9】上記先頭データのブロックIDに記録されるデ
ータを示す図である。
【図10】上記圧縮ブロック毎に付加されるC1パリテ
ィ及び複数の圧縮ブロック毎に付加されるC2パリティ
を示す図である。
【図11】複数の圧縮ブロック毎に施されるインターリ
ーブ処理を説明するための図である。
【図12】上記インターリーブ処理により形成されたフ
ィルムブロックが映画フィルムに記録された様子を示す
図である。
【図13】上記映画フィルムに記録された先頭データを
示す図である。
【図14】上記映画フィルムの右チャンネル用のデジタ
ルサウンドトラック及び左チャンネル用のデジタルサウ
ンドトラックにそれぞれ対称的に記録されるフィルムブ
ロックを示す図である。
【図15】上記映画フィルムの再生系のブロック図であ
る。
【図16】上記映画フィルムに記録される各データの1
ドットサイズを示す図である。
【図17】上記ドットサイズとエラー訂正能力との関係
を示す図である。
【図18】上記映画フィルムのオーディオデータが、右
チャンネル系と左チャンネル系で所定分ずらして記録さ
れている様子を説明するための図である。
【図19】上記映画フィルムに記録された各オーディオ
データの音響出力を説明するための図である。
【図20】上記映画フィルムに記録された各オーディオ
データの音響出力を説明するための図である。
【図21】上記映画フィルムに記録された各オーディオ
データの音響出力を説明するための図である。
【図22】上記映画フィルムからオーディオデータ等の
再生を行うCCDラインセンサのトラッキングエラーを
説明するための図である。
【図23】上記トラッキングエラーを補正するようにC
CDラインセンサの読み出しタイミングを制御する、上
記映画フィルムの再生系のトラッキングエラー補正系の
ブロック図である。
【図24】上記トラッキングエラー補正系が、上記トラ
ッキングパターン及び傾斜検出パターンをサンプルホー
ルドするタイミングを説明するための図である。
【図25】上記トラッキングエラー補正系により形成さ
れるCCDラインセンサの駆動パルスを説明するための
図である。
【図26】本発明に係る映画フィルムの他の構成例を模
式的に示す図である。
【符号の説明】 1,1’ 映画フィルム 1L 映画フィルムの左エッジ 1R 映画フィルムの右エッジ 2 映像記録領域 3L,3R パーフォレーション 4L,4R アナログサウンドトラック 5L,5R デジタルサウンドトラック 50 先頭データ 51a,51b 遮光領域 52 オーディオデータ 53a,53b トラッキングパターン 55 プリアンブル 56 傾斜検出パターン 57 ブロックID 58 スタートビット
フロントページの続き (72)発明者 斉藤 悦朗 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 稲留 潔 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐々尾 卓 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像がコマ単位で記録される画像記録領
    域と、 上記画像記録領域の両側に設けられたパーフォレーショ
    ン部と、 各パーフォレーション部と両フィルムエッジの間にフィ
    ルム走行方向に沿って設けられ、フィルムセンタに対し
    て線対称的に配置された2つのデジタルサウンドトラッ
    クを有し、 各デジタルサウンドトラックは、それぞれ、フィルム走
    行方向と直交し該フィルム走行方向に沿って並設された
    データトラックにオーディオデータのデータパターンが
    記録されているとともに、各データトラックの位置をト
    ラック単位で示すトラッキングパターンが各データトラ
    ックの少なくとも片側にフィルム走行方向に沿って記録
    されてなることを特徴とする映画フィルム。
  2. 【請求項2】 上記トラッキングパターンが各データト
    ラックのフィルムエッジ側に記録されてなることを特徴
    とする請求項1記載の映画フィルム。
  3. 【請求項3】 上記トラッキングパターンが各データト
    ラックのフィルム内側に記録されてなることを特徴とす
    る請求項1記載の映画フィルム。
JP29347394A 1993-12-07 1994-11-28 映画フィルム Pending JPH07219082A (ja)

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JP34017893 1993-12-07
JP5-340178 1993-12-07
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