JPH07219835A - 分散ハイパーテキスト装置 - Google Patents

分散ハイパーテキスト装置

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JPH07219835A
JPH07219835A JP6011515A JP1151594A JPH07219835A JP H07219835 A JPH07219835 A JP H07219835A JP 6011515 A JP6011515 A JP 6011515A JP 1151594 A JP1151594 A JP 1151594A JP H07219835 A JPH07219835 A JP H07219835A
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JP6011515A
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Kouki Katou
光幾 加藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は広域ネットワークに接続された分散ハ
イパーテキスト装置に関し,ディレクトリサービスに登
録された元ファイルに関係した注釈等の情報を含むオー
バレイファイルを作成した時に,元ファイルを変更する
ことなくオーバレイファイルとリンクを設け,リンク先
のファイルの参照を簡単に行うことを目的とする。 【構成】ネットワークに作成されたファイルに関する登
録された情報を保持し,問い合わせに対してファイルの
所在位置等を知らせるディレクトリサービスを備え,ハ
イパーテキスト装置は,既存の元ファイルに対しその内
容を変更せずにその一部に関連した情報を含む新たなフ
ァイルが作成されるとそのファイルを保存すると共に,
元ファイルと作成されたファイルとのリンク情報を生成
してディレクトリサービスに登録する。リンク元ファイ
ルの情報とリンク先を表すリンク情報とで構成するオー
バレイファイルを作成して保存するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分散ハイパーテキスト装
置に関する。近年,情報の電子化が進み,個人が作成し
たファイルが多数電子化された状態でコンピュータ内に
蓄積されている。また,コンピュータ間は,高速・大容
量のLANで結合され,LAN同士はそれより低速・小
容量の広域ネットワークで結合されている。そのため,
リモートのコンピュータに蓄積してあるファイルをネッ
トワークを介して自由にファイルを転送させて,それを
参照できる土台ができつつある。
【0002】しかし,ファイル転送を行う際には,それ
に先だって必要とする情報が入っているファイルがどこ
に存在するか知らなければならない。また,ファイル転
送をなるべく短時間で行い,またネットワークに余計な
負担を増やさないで行いたいという要望がある。
【0003】ファイル名を意識することなく情報を参照
する手段として,ハイパーテキスト装置(ディレクトリ
を越えてファイルを獲得するシステム)が考えられてき
ている。しかし,従来のハイパーテキストの多くはせい
ぜいLANを用いてファイルを共有した環境下での使用
を前提にしている。そのため,従来のハイパーテキスト
システムは広域ネットワーク(WAN:Wide Area Netw
ork)を介した環境下において,次のような不都合が生じ
る。
【0004】ファイルの管理が分散された各コンピュー
タで独立して行われるため,ファイルが記録された場所
(コンピュータのアドレスやファイルの絶対パス名)が
管理者の都合に応じて任意に変わる可能性がある。ま
た,広域ネットワークは低速,小容量であることが多
く,リンクを辿る度に広域ネットワークを介するとファ
イル転送時間がかかり,ネットワークの負荷が重くな
る。
【0005】
【従来の技術】上記の不都合を解消するため,本発明の
出願人は先に,広域ネットワークを介した環境でファイ
ルの位置が変わっても追随でき,かつ広域ネットワーク
を介する通信を極力減らすことができるハイパーテキス
トシステム(特願平5−185989号,発明の名称
「ハイパーテキストシステム」,平成5年7月28日出
願)について提案をした。
【0006】前記提案されたシステムは,広域ネットワ
ークと複数のLANが接続された環境に対し,ファイル
情報等の各種情報が記憶されたディレクトリサービスを
組み込んだものである。
【0007】各LANにはファイル装置を備えたハイパ
ーテキスト装置(ワークステーション等のコンピュータ
で構成)が接続される。広域で使用することができるデ
ィレクトリサービスには,ハイパーテキスト装置のノー
ドとして用いるファイルに関してファイルの内容に応じ
たタイトルと,ファイルの存在する場所を示す情報を単
位にして,それをファイルの筆頭作成者のアトリビュー
トとしてディレクトリサービスに登録される。これによ
り,ファイル名,アドレスの変更に対処する。
【0008】また,登録されたファイルへのリンク情報
としてディレクトリサービス上のDN(Distinguished
Name:ディレクトリサービス上で筆頭著者などのエント
リを区別するために一意につけられた表現)と,ファイ
ルに付けられたタイトルを用いるようにして,必要とす
るファイルの位置が変わっても追随でき,かつ広域ネッ
トワークを介する通信を極力減らすものである。
【0009】ハイパーテキストでは,リンクをたどって
ファイルを見る以外に,ファイルに対して注釈を加えて
自分の考えを整理したり,他人が読む助けとする場合が
多い。普通の本の場合は,注釈や関連する別の観点から
の考え等を本に直接書き込んだり,付せんを付けて書き
込むが,ハイパーテキストでは注釈を一つのファイルと
して作成することができる。この作成したファイルを元
のファイルに付加することは,元ファイルを改変するこ
とになるため,元のファイルを参照しただけでは注釈の
あることを利用者に知らせることができなかった。
【0010】リンク生成については,従来のハイパーテ
キスト装置でも様々に検討されているが,それらは扱っ
ているファイルが最初からリンク情報を持っているハイ
パーテキストになっている。そのため,ハイパーテキス
トからハイパーテキストにリンクを作るのは比較的簡単
にでき,注釈を加える場合でも,注釈自体がハイパーテ
キストとして生成されるので,他のファイルと同様にリ
ンクを加えることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように,ファイル
を読んでいて,理解を深めたいと思っても,関連するフ
ァイルへのリンクが無かったり,自分でファイルを作成
している時に注釈等のファイルを付加するために適当な
リンクを付けたい場合や,他人が作成したファイルを探
し出し,それに対して別の考えや提案等のファイルを作
ってリンクとして元のファイルに加えたい時がある。ま
た,ネットワーク上にはハイパーテキスト化されていな
いファイルが多数存在する。それらのファイルをハイパ
ーテキスト化して用いることができれば,既に存在する
資源を有効に活用できるが,従来は,既存のファイルを
ハイパーテキスト化してディレクトリサービスに登録す
る方法がないという問題があった。
【0012】すなわち,ファイルシステムからのファイ
ルの選択方法,ディレクトリサービスにファイルが既に
登録されているか否かを確認する手段,未登録の場合に
簡単に登録を行うことができないといった点が問題とな
っていた。
【0013】また,ファイルに元のファイルを読んだ時
のレプリカ(複製)が存在し,ファイル転送元が複数
(元のファイルや,そのレプリカが1つまたは複数ある
場合等)から選択できる場合,ファイル転送元の決定方
法やリンク情報の記録方法が従来の技術には存在しない
という問題があった。
【0014】分散型のハイパーテキストとして上記本発
明の出願人が提案したシステムを用いると,リンク先の
ファイルにレプリカがある場合は,どこからファイル転
送を行うかを決定しなければならない。また,レプリカ
の目的は,広域ネットワークのトラフィックを減らすと
同時に,ファイル転送を短時間で行うことにある。その
ため,目的に沿う適切なサイトを選択する必要がある。
【0015】本発明はディレクトリサービスに登録され
たファイル(元ファイル)に関係した注釈等の情報を含
むファイルを作成した時に,元ファイルから作成したフ
ァイルへのリンクの作成を簡単に行うことができる広域
ネットワークで用いるディレクトリサービスを用いた分
散ハイパーテキスト装置を提供することを目的とする。
【0016】更にデータベースから検索したファイルを
リンクとして登録し,情報間のつながりを増すことがで
きる分散ハイパーテキスト装置を提供することを目的と
する。またディレクトリサービスと付加されたファイル
に対し分かり易い表記でリンク情報を格納することがで
きるハイパーテキスト装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図,図2はファイル情報とリンク情報の説明図である。
【0018】図1において,1はファイル情報等の各種
情報が記憶されるディレクトリサービス,2は広域ネッ
トワーク,3は広域ネットワーク2やディレクトリ1に
接続されると共にコンピュータや端末と接続するLA
N,4はLAN3に接続するワークステーション等のコ
ンピュータで構成するハイパーテキスト装置,4aはリ
ンク生成手段,4bはオーバレイ(Overlay)ファイル作
成手段,5はハイパーテキスト装置4のファイルシステ
ムに備えられファイル装置,6はネットワーク上に設け
られたデータベースである。
【0019】ディレクトリサービス1は,あるエントリ
(項目)に対し作成したファイルに関する情報を保持
し,またレプリカ用のエントリはそれが属するドメイン
内で所有するレプリカファイルに関する情報を記憶す
る。
【0020】本発明は既存のファイルをハイパーテキス
ト化する方法としてファイルにリンク情報を書き込むの
ではなく元のファイルはそのままにして,それに付随す
る情報(注釈等)を含むファイル(以下,オーバレイフ
ァイルという)を新たに設け,その中にリンク情報を書
き込むものであり,これにより既存のファイルは今まで
と同じに管理し,オーバレイファイルを新規に付加して
ハイパーテキスト化するものである。
【0021】
【作用】図1のLAN3に接続するハイパーテキスト装
置4の利用者があるファイルを指定してディレクトリサ
ービス1に要求すると,ディレクトリサービス1は要求
されたファイルが有る場所情報を検索して,該当するフ
ァイルのあるハイパーテキスト装置のアドレスとその絶
対パスを得る。更にディレクトリサービス1は得られた
アドレスと絶対パスを用いてファイルのあるハイパーテ
キスト装置4から要求を発したハイパーテキスト装置4
へのファイル転送を実行させる。
【0022】既存のファイルをハイパーテキスト化する
方法として,ファイルにリンク情報を書き込むのではな
く,ファイルをそのままにして,それに付随するファイ
ル(オーバレイファイル)を設け,その中にリンク情報
を書き込むようにした。またオーバレイファイルをディ
レクトリサービス1により既存のファイルと同様に管理
する。オーバレイファイルは,既存のファイルと同じと
ころに記録する必要はなく,全く異なるマシンのファイ
ル装置に格納してもよい。
【0023】利用者が自分で作成したファイル5a(元
ファイル)の情報をハイパーテキスト装置4によりディ
レクトリサービス1に登録してある時,その元ファイル
に対して,その一部の内容に関して新たに注釈等の情報
を含むファイル(オーバレイファイルという)5bが作
成されると,当該ハイパーテキスト装置4のファイル装
置5に保存される。この新たに作成されたファイル(オ
ーバレイファイルという)を元ファイルの内容を変更す
ることなく,元ファイルから参照できるようにするため
ディレクトリサービスに登録する。ディレクトリサービ
スでファイルが格納されている場所を検索するときに,
ファイルが有る場所と共にオーバレイファイルの場所情
報が返される。
【0024】リンク生成手段4aは,ハイパーテキスト
装置4により表示された元ファイル内の注釈等が行われ
る個所(リンク先のファイルがあることを強調表示する
領域や文章)が指定してリンク元の領域であることが指
示されると,リンク元の情報が設定され,リンク先のフ
ァイルが選択されて,そのファイルがリンク先であるこ
とを指示されるとリンク先の情報が設定される。このリ
ンク情報はリンク元のファイルに対応するオーバレイフ
ァイルに記録されてハイパーテキスト装置4のファイル
装置5に格納される。
【0025】オーバレイファイルには,リンク先のファ
イルに関する情報が格納され,その情報の構造(記述形
式)を以下に説明する。図2のA.に示すように,ファ
イルに関する情報は,ファイルの著者に関する情報a,
ファイルのタイトルb,ファイル(オリジナルやレプリ
カ)の場所c,オーバレイファイルの著者に関する情報
d,オーバレイファイル(オリジナルやレプリカ)の場
所e等の情報により構成する。
【0026】このような形式のファイル情報を用いて図
2のB.に示すようにオーバレイファイルのリンク情報
が構成される。最初にのようにオーバレイファイルが
付随すべきファイル(元ファイル)の情報,次にのリ
ンク元のファイルを表示する時にオーバレイファイルへ
のリンクがあることを強調表示する領域,としてリン
ク先のファイルの情報,リンク先ファイルを表示する
時に強調表示する領域がそれぞれ設定される。
【0027】オーバレイファイルは,他人が作成したフ
ァイルをリンク元のファイルとすることもできる。その
場合,他人の作成したファイルをハイパーテキスト装置
により表示した状態で,その内容に注釈等を含むファイ
ル(オーバレイファイル)を作成して保存し,その後リ
ンク生成手段4aによりリンク元とリンク先を含むリン
ク情報が生成されてディレクトリサービス1に登録され
る。
【0028】また,ハイパーテキスト装置4により,あ
るファイルに含まれる情報をキーワードとしてデータベ
ース6に問い合わせて関連する情報を含むファイルの情
報が得られると,リンク先としてオーバレイファイルに
登録することができる。
【0029】ハイパーテキスト装置4のユーザは,上記
により作成されたオーバレイファイルに対して,元ファ
イルを参照した時にリンク情報を表す強調表示(アンダ
ーライン等で表示すること)を見て,リンク先があるこ
とを見つけ出すことができる。この場合,強調表示部分
を指示する入力を行うと,リンク先のオーバレイファイ
ルの場所が得られ,そのオーバレイファイルに対しネッ
トワークを介してアクセスしてその内容を取り出して表
示することができる。
【0030】
【実施例】図3は本発明が実施されるシステムの構成図
である。図3において,1〜3は図1の同一符号の各部
に対応し,1で表すDSA1〜DSA3はネットワーク
(LANまたは広域ネットワーク)上に設けられたディ
レクトリサービス(図1の1)を実現するディレクトリ
サービス提供装置(Directory Service Agent)である。
以下の説明で,単にディレクトリサービス1という場合
は,このディレクトリサービス提供装置DSAを意味す
るものとする。また,この実施例ではディレクトリサー
ビスは,ISO及びITU(旧CCITT)による国際
規格であるX.500(OSI Directory とも呼ばれる,O
SI:Open System Interconnection) による。
【0031】30は#1〜#3で示すように複数設けら
れたハイパーテキスト装置(図1の4に対応)であり,
その中の#1のハイパーテキスト装置(以下,ハイパー
テキスト装置30で表す)の内部構成だけ示すが他の装
置についても同様である。
【0032】ハイパーテキスト装置30はLAN3また
は直接広域ネットワーク2に接続されたディレクトリサ
ービス1に対しディレクトリサービスを要求し,必要な
ファイルを受け取ったり,自装置で作成したファイルを
DSAへ登録する等のディレクトリサービス・ユーザ・
エージェント(以下,DUAという)の機能を備えたワ
ークステーション等のコンピュータにより構成されてい
る。
【0033】ハイパーテキスト装置30内のDUA−フ
ロントエンド31はディレクトリサービス1(DSA)
とのインタフェース制御を行い,制御部32はハイパー
テキスト装置30内の各部の相互の動作を制御し,ウィ
ンドウ制御部33はマルチウィンドウによるウィンドウ
制御を行い,各ウィンドウは対応するプログラムに予め
組み込まれた関数が用意されている。ファイル作成制御
部34はファイルの作成制御(エディタ等を含む)を行
う。
【0034】ファイル装置36は,自装置で作成したフ
ァイル(オリジナル)や,他装置から転送されたファイ
ル(レプリカ)や,本発明による他のファイルに対する
注釈等のために作成したオーバレイのファイルが格納さ
れ,ファイル管理部35によりファイルシステムの管理
が行われる。
【0035】また,ハイパーテキスト装置30には,フ
ァイル内容をウィンドウ制御により表示する表示ディス
プレイ37,データ入力のためのキーボード38,画面
上に入力操作を行うためのマウス39等も設けられてい
る。
【0036】ここで本発明のハイパーテキスト装置によ
り使用するオーバレイファイルの情報の構造の詳細を説
明する。 (1) オーバレイファイルのデータ構造 オーバレイファイルでファイルに関する情報は,次のよ
うな規則に従って生成したアスキー(ASCII)文字
からなる文字列で表現する。
【0037】.あるファイルに関する項目を括弧で囲
んで1まとまりとする。ディレクトリサービスに記録す
る時に情報が括弧で囲まれた,まとまりになったリスト
形式になるため読み取り易い。
【0038】.項目は,項目名と項目値を括弧で囲
む。 .項目名の次は空白で区切る。 .項目値の最初が括弧の場合は,項目が複数個あるこ
とを示し,括弧でない場合は項目が1つである。
【0039】.項目値の中に特定の文字(例え
ば「”」,「( 」,「 )」,「+」等)がある場合は,
その前に「+」をつける。読み出す時に「+」がある場
合は,それを取り去る。
【0040】ディレクトリサービスに記録する項目は次
の通りであり。このうち,筆頭著者,タイトル,オリジ
ナルファイルの場所は必須であり,項目の値が無い場合
は,項目自体を含めない。以下に示す各項目において,
「AAA」,「AAB」等は文字列を示し,例えば筆頭
著者の項目値がXXXで,タイトルがYYYの場合のフ
ァイル情報は((fAuthor XXX)(title YYY))と表現され
る。
【0041】a.筆頭著者(fAuthor AAA) b.筆頭著者以外の著者(Authors AAB AAC) c.タイトル(title BBB) d.バージョン(version CCC) e.レプリカを管理するDSA(replica D DD DDD) なおDSAは,ディレクトリサービスエージェントの略
であり,ワークステーション等のコンピュータにより実
現されるディレクトリサービス提供装置を表す。
【0042】f.オリジナルファイルの場所(originalI
EEE) g.オーバレイの筆頭著者(ovLfAuthor FFF) h.オーバレイの筆頭著者以外の著者(ovLAuthors GG G
GG) i.オーバレイのバージョン(ovLversion HHH) j.オーバレイのオリジナルファイルの場所(ovLorigi
nalI III) k.オーバレイのレプリカの場所(ovLreplicaI JJJ) ファイルが実際に蓄積されている場所を示すには,その
マシン(コンピュータ)のインターネット・アドレス
(Internet Protocol address:IPで表示)またはホス
ト名と,絶対パスをつないだ表現を用いる。IPアドレ
スの表現には「.」の区切りで十進数をつなげたものを
用いる。例えば,あるワークステーションのIPアドレ
スか133.160.47.11で,ホスト名が「XXXl
abo.YYY.co.jp 」である時, このワークステーションの
ファイルシステムにあるファイルの絶対パスが,/usr
/test の場合, 「133.160.47.11:/usr/test 」(IP
アドレス)または「XXXlabo.YYY.co.jp :/usr/test」
(絶対パス)でファイルの蓄積場所が表現される。
【0043】上記のファイルの記述構成を用いて,リン
ク情報をオーバレイファイルに記録する場合,リンク情
報は,次の情報で構成する。 上記の表現で記述したオーバレイファイルが付随すべ
きファイルの情報 リンク元のファイルを表示する時,リンクがあること
を表示するための領域 上記の表現方法で記述したリンク先のファイル情報 リンク先ファイルを表示するとき強調表示する領域 そこで,オーバレイファイルは以下のa.及びb.とで
記述される。
【0044】a.オーバレイファイルの第1行目にそれ
に対応する元々のファイルの情報を上記の表記形式で記
述する。 b.2行目以降は,次に述べる〜の3行で一つのリ
ンクに対する情報を表す。
【0045】最初の行はリンク元のファイルにおける
アンカーの位置情報。 2行目はリンク先ファイル情報を上記の表記形式で記
述したもの。 3行目はリンク先ファイルにおけるリンクの位置情
報。
【0046】扱うファイルのタイプは,ポストスクリプ
ト(PostScript: 印刷または表示する文書のイメージを
記述するページ記述言語)ファイルと,普通のアスキー
(ASCII)ファイルである。上記のb.の,で用いる
リンク位置情報は,ファイルがポストスクリプトである
場合と,アスキーである場合とで異なり,それぞれ次の
形式で指定される。
【0047】ポストスクリプトの場合:「ps(ページ
番号),x xx y yy」の領域で表され,(x,y)
と(xx,yy) を対角線とする長方形が該当領域とする。但
し,原点はウィンドウの左下である。
【0048】アスキーファイルの場合:「text start e
nd」で領域が表され, ファイルのstartバイトからend
バイトまでが該当領域となる。上記の構成を備えるオー
バレイファイルのデータの具体例を図4に示す。この図
4の具体例は,図5に示すようなリンクの関係を備える
場合の例である。
【0049】元ファイル(リンク元)に対して2つのオ
ーバレイファイル(リンク先)が設けられた場合の関係
を示す。図5の例は,a.として示すリンク元のアスキ
ーファイルAが設けられ,これに対しリンク先として
b.に示すポストスクリプトのファイルBと,c.に示
すアスキーのファイルCとの2つが作成されている。そ
の関係は,図5のa.でで示すアスキーファイルAの
92バイト〜97バイトの領域(ファイル内容を表示す
る時,反転する等により強調表示される)に書かれた事
項に関して,注釈等の情報で構成する別のポストスクリ
プトのファイルBが作成され,更に同じく図5のa.の
で示すファイルAの105バイト〜115バイトの領
域に書かれた事項に関して,注釈等を表す文章で構成す
る別のアスキーのファイルCが作成されている。
【0050】図3において,最初(第1行)の40は図
5のリンク元のファイルAの情報(上記のa.に対応)
であり,筆頭著者(fAuthor)に関する情報40aとし
て,c(カントリ)=US(アメリカ),o(オーガニ
ゼーションの意味,組織の名前を表す)=ABCco,
ou(オーガニゼーション・ユニット)=DEF,cn
(コモンネーム)=KATO(名前)が設定され,階層
構造の上位から順に記述される。なお,図中「@」は区
切りを表す。
【0051】ここで,筆頭作成者に関するcからcnま
での情報によりDN(Distinguished Name) を表し,デ
ィレクトリサービス1(図1)上でこのDNは管理情報
として使用され,次のファイル名を表すタイトル(titl
e)40bと組み合わせることにより一つのファイルが記
述される。タイトルの後にこのファイルAのオリジナル
が格納された位置を表す情報40cが記述される。この
場合は,ホスト名が使用されているがIPアドレスを用
いても良い。
【0052】次の41は,図5に示すオーバレイのファ
イル(ポストスクリプト)Bへのリンク情報であり,最
初の41aは元ファイルの中で強調表示する領域(92
〜97バイト)であり図5のAので示す部分を表す。
次の41b〜41dはオーバレイのファイルBの情報で
あり,筆頭著者に関連するDNの情報41b,タイトル
(ファイル名)41c,オリジナルファイルが格納され
たファイルの位置(マシン名等)41dが記述される。
41eはこのファイルBの情報内でリンクが存在するこ
とを強調表示する領域を表し,ファイルBがポストスク
リプトファイルであるため矩形の対角線上の2点のx,
y座標,すなわち(138,471)と(600,80
0)が格納される。このファイルBを表示すると,図5
のb.ので示すように矩形領域が強調表示される。
【0053】次の42は,図4に示すオーバレイのファ
イルCへのリンク情報であり,42a〜42dは上記4
1a〜41dと同様の構造である。但し,リンク元のフ
ァイルA内で強調表示をする領域42aは,上記41a
とは異なる領域(105〜115バイト)であり,この
ファイルCの情報内で強調表示する領域42eは,アス
キーファイルであるためバイト位置(5〜10バイト)
である。このファイルCを表示すると,図5のc.の
で示すように強調表示される。
【0054】上記のようにリンク情報及びオーバレイフ
ァイルの表記が,ユーザによって読み取ることが容易な
形式であるため,ユーザに便利となる(データを表示さ
せてエラーの発見が容易になる,リンクをたどることが
容易になる等)。
【0055】次にオーバレイファイルのリンク生成の動
作を説明する。 (2) リンク生成 (a) 自分が作成したファイルを用いる場合 ハイパーテキスト装置30においてファイルを表示ディ
スフレイ( 図3)に表示している時,ファイルに対して
注釈を加えたい場合や,既に自分が作成したファイルを
リンクとして現在のファイルに加えたい場合,利用者は
ファイル作成制御部34の制御のエディタにより注釈を
作成して,ファイル管理部35を介してファイル装置3
6に保存する。
【0056】現在表示されたファイルに対してリンクを
加える場合を説明する。図6はファイルを表示する各ウ
ィンドウの表示例,図7はリンク元及びリンク先の強調
表示する領域設定の処理フロー,図8にファイルをリン
ク付けする処理フローである。
【0057】図6のAは現在のファイルを表示するウィ
ンドウであり,このウィンドウにはリンクの関係付けを
行う関数機能を持つ2つのボタン,「Link from 」と
「Linkto 」が設けられ,このボタンがポインティング
デバイスであるマウス(図3)によりその位置でクリッ
クすると対応するリンク生成の処理が実行される。ま
た,図6はアスキーファイル用の例であるがポストスク
リプト用のウィンドウにも同様のボタンが備えられてい
る。
【0058】図6のBはファイル選択ウィンドウであり
メニュー選択等に表示され,このウィンドウでファイル
装置に含まれる多数のファイル名で構成するファイルリ
ストとファイルを表示するアイコンが表示される。
【0059】図6のAのようにウィンドウにリンク元の
ファイルを表示した状態で,ファイル装置36に保存さ
れたユーザが作成した注釈のファイルをオーバレイファ
イルとしてリンク付ける場合,Aに表示された情報の中
でリンクがあることを示すための領域(注釈等が付加さ
れる記載事項の文字列の領域)を設定するため,マウス
を用いてウィンドウA内の領域を指定する。
【0060】この場合,図7に示すフローのステップS
1,S3が実行される。具体的には,マウスによりマウ
スカーソルを強調表示する文字列に設定してドラッグ
(drag: 引出す) すると,その部分の文字列が色付け
(または反転)されたり,アンダーラインが付されて強
調表示される。ポストスクリプトのファイルの場合は,
マウスで長方形の領域(対角線上の2つの角の座標で表
す)を指定すると,その長方形の領域が色付きや枠で強
調表示される。図6のAでは「Experiment」の部分が強
調表示される。指定を間違えると,操作を再度行って,
正しい領域を強調表示したら「Link from 」ボタンをマ
ウスにより押すと強調表示されている部分がリンク元の
領域として記録される。
【0061】次に元ファイル(リンク元)に対し注釈の
ファイルをリンク付けが実行される,その処理フローを
図7に示す。図6の例により説明すると,リンク付けを
行うためにウィンドウAと同時にファイル選択ウィンド
ウBを呼び出して表示する。このファイル選択ウィンド
ウBには保存されたファイルのリストが表示されると共
に,幾つかのファイルをアイコン(icon)で表示さ
れる。
【0062】この表示内容からリンク先として使いたい
ファイル(作成済の注釈のファイル)を選択すると,そ
のファイルのアイコンをマウスの操作によりドラッグ
(drag)し,そのまま同時に表示されたウィンドウAの
上まで引き出してドロップ(drop) する(図8のS
1)。なお,ドラッグとは,マウスのボタンを押し,そ
のままマウスを移動させることであり,ドロップはドラ
ッグによりマウスを移動して他のウィンドウ上でマウス
のボタンを離すことである。
【0063】ウィンドウ制御部33は,これにより, ウ
ィンドウのプログラムに予め組み込んである特定の関数
を起動する。これによりアイコンに対応するファイルの
絶対パスをドロップしたウィンドウのファイルに対し通
知する。これによりハイパーテキスト装置30のファイ
ル制御部は通知された絶対パスを記録して,これを用い
て通知されたファイルをウィンドウ(図6のC)に表示
する(図8のS2)。
【0064】新たに表示された図6のCに示すウィンド
ウには, 選択されたリンク先のファイルの内容が表示さ
れる。その処理フローは図7に示され,ステップS2,
S3が実行される。
【0065】図6の例で説明すると,ウィンドウCにお
いて,リンクをたどってウィンドウ表示された時に強調
表示される部分をマウスで指定する。この指定方法は,
リンク元の領域を指定する方法と同じであり,リンク先
はアスキーのファイル及びポストスクリプトのファイル
の何れでも良い。領域を指定したら今度は「Link to」
のボタンを押す,これによりリンク先であるものとして
記録される。
【0066】ハイパーテキスト装置は,リンク元の領域
の設定とリンク先の領域の設定の両方とも行われたこと
を検出すると,そのウィンドウと設定された領域を用い
てリンク情報が生成する。
【0067】上記の説明では,リンク先のファイルがま
だ表示されてない時にリンク付けを行う例を示したが,
リンク先のファイルが既に表示されている状態の場合
や,同一ファイルの別の部分に対してリンクを付け加え
る場合でも,ファイル選択ウィンドウ(図6のB)から
アイコン(ファイルを表す)をドラッグ及びドロップす
る手順が必要ないのを除いて,上記と同じ方法で実行で
きる。また,図7のフローに示すように,リンク元の領
域の指定と,リンク先の領域の指定の順はどちらが先で
も良い。
【0068】上記の例では,ウィンドウに「Link from
」ボタンと「Link to 」ボタンを備え,ボタンを押す
ことにより領域を指定しているが,プルダウンメニュー
等の他の機能選択手段により指定しても良い。
【0069】このようにして生成されたリンクに関する
情報は,次の(3) に説明する登録方式によりディレクト
リサービス(例えば,図3のディレクトリサービス提供
装置DSA1)に登録したり,ファイル装置(図3の3
6)のオーバレイファイルに記録される。
【0070】リンク情報の登録方式 ハイパーテキスト装置30は,「Link from 」と「Link
to 」が押され,両方の領域が確定したことを検出する
と登録の処理を行う。この場合,図9に示すようなリン
ク情報の登録の処理フローが実行される。
【0071】すなわち,ファイルがディレクトリサービ
スに登録されているかDSA1(図3)を検索して調べ
る。X.500を用いたディレクトリサービスでは,ハ
イパーテキスト装置30には予め,そのユーザのDN
と,使用しているマシンのホスト名,IPアドレスが記
録されている。リンク元とリンク先のファイルが,この
ハイパーテキスト装置30のユーザが作成したものを対
象とした場合,ハイパーテキスト装置30はユーザのD
Nに記録されているファイル情報を全て取り出し,その
中に, ホスト名またはIPアドレスとファイルの絶対パ
スを用いて一致するものがあるか検索する(図9のS
1)。或いは,X.500の検索機能を用いてホスト名
またはIPアドレスとファイルの絶対パスが一致するも
のがあるかを探す。
【0072】この検索の結果を判断し(図9のS2),
一致するものがあれば,そのファイルは既に登録されて
いるということになり,ステップS6へ移行する。登録
されてないことが分かると,そのために,必要な情報を
入力するための登録用ウィンドウを表示し(図9のS
3),ユーザにより登録に必要なデータを入力する状態
にする(図9のS4)。続いて,ファイルをディレクト
リサービス提供装置(DSA1)に登録する処理を行
う。
【0073】ファイルがディレクトリサービスに登録さ
れると,次に,リンク元のファイルにユーザが既にオー
バレイファイルを作成しているか調べる(図9のS
6)。これは,リンク元のファイルのオーバレイの筆頭
著者の項目値(図4の40a,42bに対応)がユーザ
のDNと一致し,オーバレイのオリジナル(図4の42
dに対応)の項目値のホスト名またはIPアドレスが使
用しているマシンのものと一致するかを調べれば良い。
【0074】一致する場合は,そのオーバレイファイル
を使用するため新たにオーバレイファイルを生成しない
が,一致するものが無い場合は,ハイパーテキスト装置
がオーバレイファイルを生成し,それをディレクトリサ
ービス(X.500による図3のDSA1)に登録する
(図9のS7)。この時点でオーバレイファイルに記録
するための情報が全て揃っているので,前記 (1)のオー
バレイファイルのデータ構造の形式を用いて,オーバレ
イファイルにリンク情報を書き込む(図9のS8)。
【0075】上記のようにオーバレイファイルが作成さ
れ,ディレクトリサービスにリンク情報が登録された状
態において,ユーザがオーバレイファイルを参照すると
図10に示すフローが実行される。
【0076】ユーザが要求により取得したファイル(元
ファイル)と,それに付加されたオーバレイファイルを
用いてファイルをディスプレイ上に表示すると共に,オ
ーバレイファイル中に書かれている強調表示する個所を
強調表示する(図10のS1,S2)。ユーザが強調表
示された個所を指示すると(同S3),ハイパーテキス
ト装置は,その個所に対応するリンク先ファイルの位置
をディレクトリサービスに問い合わせる(同S4)。
【0077】ディレクトリサービスはリンク先ファイル
の位置と,リンク先に付加されているオーバレイファイ
ル及びそれらのレプリカの位置を回答する(同S5)。
ハイパーテキスト装置は,ファイル転送元を決定し(こ
の時,後述するファイル転送元の選択方法を用いること
ができる),そのファイル転送元からユーザのハイパー
テキスト装置にファイルを転送し(図10のS6),リ
ンク先ファイルを表示し,オーバレイファイルに記録さ
れている強調表示個所を表示する(同S7)。オーバレ
イファイルが複数ある場合は,それらを全てについてそ
れぞれの強調表示個所を表示する。
【0078】次にハイパーテキスト装置が既に表示して
いるファイルに対し,ユーザがリンク情報を付加する場
合は,図11に示すオーバレイファイルへの書き込みの
処理フローにより書き込みを行うことができる。最初に
リンク元となるファイルに対しユーザ用のオーバレイフ
ァイルが存在するかディレクトリサービスに問い合わせ
て(図11のS1),ユーザがオーバレイファイルを作
成していない場合,ハイパーテキスト装置はオーバレイ
ファイルを作成し,第1行目にリンク元ファイルの情報
を上記 (1)のオーバレイファイルのデータ構造に示すフ
ォーマットで記述してディレクトリサービスにオーバレ
イファイルを登録する(同S2)。この登録を行った後
またはユーザ用のオーバレイファイルが存在する場合,
ユーザはリンク元のファイルの場所とリンク先のファイ
ルの場所を,上記したウィンドウを用いてハイパーテキ
スト装置に知らせる(同S3)。ハイパーテキスト装置
は,ユーザにより入力されたリンク情報をユーザ用のオ
ーバレイファイルに上記のフォーマットで書き込む(同
S4)。
【0079】(b) データベースから検索してリンクを生
成する場合 上記の実施例の説明では,主としてユーザが自分で作成
したファイルに対してオーバレイファイルを作成してリ
ンク情報を登録する例について説明したが,ネットワー
ク上には電子化されたファイルが多く蓄積されている。
ハイパーテキストには,これらのリンクで関係付けられ
ていないファイルをネットワーク上から探し出す能力が
ないので,既存の資源を利用することができない。
【0080】そこで,データベースをハイパーテキスト
装置に組み合わせることによりネットワーク上のファイ
ルを利用できるようにした。 データベースを用いたリンク先の選択 図12はデータベースから検索してリンクを生成するた
めのブロック構成図である。図中の1〜5の各符号は,
上記図1の同一符号と同じものである。
【0081】データベース6には,ネットワーク(広域
ネットワーク2及びLAN3)上に存在するファイル及
びそのディレクトリサービス1のX.500に登録され
ているファイル情報を記録しておく。データベースに登
録するファイル情報は,ファイルそのもの,またはファ
イルをインデックス化したもの,及びX.500に登録
してあるファイルの作者のDN,ファイルに付けたタイ
トル等を用いる。データベース6には,全文検索システ
ムが備えられ,自然言語の文である単語列をキーワード
として入力すると,それらの単語を最も良く使用するフ
ァイルから順にファイル名またはファイル情報を回答す
る。
【0082】図13はデータベースを用いたリンク生成
の処理フローである。この処理は,ハイパーテキスト装
置4に現在表示しているファイルがあり,このファイル
に対してリンクとして適当なファイルを探し出して,新
たなリンク先のファイルを追加しようとする時に図13
の処理が開始される。
【0083】最初にハイパーテキスト装置は,キーボー
ドやファイルから入力したキーワードや,ファイルのデ
ータを入力してデータベースに問い合わせる(図13の
S1,S2)。例えば,アスキーファイルの場合は,フ
ァイルの関連する部分をマウスでドラッグして領域を指
定し,領域内の文字列をキーワードとしてデータベース
6に問い合わせる。
【0084】データベース6は,問い合わせに対し記録
されているファイルの内,最も関連のあるファイルから
順にいくつか選択し,それらのファイル情報を回答す
る。お,回答するファイル情報はファイルの作者のD
Nとファイルのタイトルからなるディレクトリサービス
の登録情報である。
【0085】ハイパーテキスト装置は,データベース6
からディレクトリサービスの登録情報を得ると(図13
のS3),その情報を用いてディレクトリサービスに対
し検索要求を出す(図13のS4)。ディレクトリサー
ビスはファイルが格納されているマシンのホスト名また
はIPアドレスと,ファイルの絶対パスを返す(図13
のS5)。この情報を用いて,該当するファイルが格納
場所(オリジナルまたはレプリカの何れか最適な場所)
から転送され,ハイパーテキスト装置4のディスプレイ
に表示される(図13のS6)。
【0086】ユーザは表示されたファイルを見て,リン
ク先ファイルとして適当なファイルがあると,そのファ
イルを上記に述べた方法(マウスによりドラッグとドロ
ップ及びリンク元,リンク先を指示するボタン操作)に
より選択すると(同S7),ハイパーテキスト装置はユ
ーザが選択したファイルを最初に表示していたファイル
のオーバレイファイルに上記した形式で追加登録する
(同S8)。
【0087】このようにハイパーテキスト装置から入力
したキーワードを用いてデータベースからファイルを検
索して,検索されたファイルをリンクとして登録するこ
とにより,それ以後の利用の際にデータベースを検索し
なくて済むので,検索する時間が不要になると共にコン
ピュータ資源を節約することができる。
【0088】(3) ファイル転送元の選択 一般的に広域ネットワークはLANよりも通信速度が遅
く,帯域幅が狭いため,できるだけ広域ネットワークを
使わずトラフィックを増やしたくない。そのため,ハイ
パーテキスト装置がファイルを格納する転送元から転送
させる場合に,そのファイルに対してレプリカが存在す
ると,ネットワークの転送時間,トラフィック等を考慮
して,ファイル転送元を決定する必要がある。
【0089】例えば,レプリカを含むファイルが,転送
先のマシンAと同一LAN上のマシンBと,広域ネット
ワークを介した他のLANにあるマシンCに存在する場
合,マシンCからマシンAに転送するよりも,マシンB
からマシンAにファイル転送する方が,転送時間が短い
ことは明らかである。
【0090】そのため,複数のマシンからファイルを転
送できる時はファイル転送元の選択を行う。図14はフ
ァイル転送元の選択の処理フローである。
【0091】ここで,ハイパーテキスト装置は予め自分
のマシン名とIPアドレスを記録しておく。また,マシ
ン登録用ファイルを用意し,そのファイルに優先してフ
ァイル転送元にしたいマシンのマシン名とIPアドレス
を登録しておく。この場合,自装置と同じネットワーク
内のマシンを最優先にして,隣接するネットワークのマ
シンは次の順位というように,複数のマシンが順序付け
て登録される。
【0092】ハイパーテキスト装置は,ディレクトリサ
ービスにファイルの場所を問い合わせる(図14のS
1)。ディレクトリサービスから得られたマシン名また
はIPアドレスを分類する(同S2)。この例では,次
の〜に分類する。
【0093】自分のマシンのマシン名またはIPアド
レス マシン登録用ファイルに登録されているマシン名また
はIPアドレス 何れにも該当しない。
【0094】続いて分類された結果について判別され
る。最初にユーザが使用中の装置にファイルが有るか
(上記のに該当するか)判別され(同S3),次に登
録用ファイルに記録されている装置か(上記に該当す
るか)判別され(同S4),最後にそれ以外の装置か
(上記に該当するか)判別される(同S5)。この順
で該当するマシン名またはIPアドレスが存在すると,
そこからファイルを転送し,選択された装置が複数個あ
る場合はその一つを選ぶ(同S6)。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば,自分または他人の作成
したファイルに対し,そのファイルを変更せずにリンク
情報を簡単に追加することができ,ファイルに対して複
数のオーバレイファイルを付加してリンク情報が簡単に
追加することができる。
【0096】また,データベースから検索したファイル
をリンクとして登録することができる。このため,情報
間のつながりを増やすことができる。さらに,ディレク
トリサービスとオーバレイファイルに,利用者が読み取
って理解できる構造でリンク情報を格納できるので,リ
ンク情報の入力及びリンク情報の理解が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】ファイル情報とリンク情報の説明図である。
【図3】本発明が実施されるシステムの構成図である。
【図4】オーバレイファイルのデータの具体例を示す図
である。
【図5】リンクの関係の例を示す図である。
【図6】ファイルを表示する各ウィンドウの表示例を示
す図である。
【図7】リンク元及びリンク先の強調表示する領域設定
の処理フローを示す図である。
【図8】ファイルをリンク付けする処理フローを示す図
である。
【図9】リンク情報の登録の処理フローを示す図であ
る。
【図10】オーバレイファイル参照の処理フローを示す
図である。
【図11】オーバレイファイルへの書き込みの処理フロ
ーを示す図である。
【図12】データベースから検索してリンクを生成する
ためのブロック構成図である。
【図13】データベースを用いたリンク生成の処理フロ
ーを示す図である。
【図14】ファイル転送元の選択の処理フローを示す図
である。
【符号の説明】
1 ディレクトリサービス 2 広域ネットワーク 3 LAN 4 ハイパーテキスト装置 4a リンク生成手段 4b オーバレイファイル作成手段 5 ファイル装置 6 データベース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広域ネットワークに接続された分散ハイ
    パーテキスト装置において,前記広域ネットワークに作
    成されたファイルに関する登録された情報を保持し,問
    い合わせに対してファイルの所在位置等を知らせるディ
    レクトリサービスを備え,ハイパーテキスト装置は,既
    存の元ファイルに対しその一部に関連した情報を含む新
    たなファイルが作成されると該ファイルを保存すると共
    に,前記元ファイルの内容を変更せずに前記元ファイル
    と前記作成されたファイルとのリンク情報を生成するリ
    ンク生成手段と,リンク元である元ファイルの情報とリ
    ンク先を表すリンク情報とで構成するオーバレイファイ
    ルを作成するオーバレイファイル作成手段とを備え,前
    記生成されたリンク情報を前記ディレクトリサービスに
    登録することを特徴とする分散ハイパーテキスト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,ファイルに関する情
    報は,少なくとも元ファイルの著者名,タイトル,ファ
    イルの場所を含む元ファイルの情報と,オーバレイファ
    イルの著者,タイトル,ファイルの場所を含むオーバレ
    イファイルの情報を記述する構成とし,前記オーバレイ
    ファイルは,前記ファイルに関する情報の形式でリンク
    元ファイルの情報と,リンク先に対応して設けられた,
    リンク元ファイルでリンクの存在を示すために強調表示
    する位置の情報,リンク先のファイルの情報及びリンク
    先ファイルを表示する時に強調表示する位置の情報とを
    備えることを特徴とする分散ハイパーテキスト装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,前記ハイパ
    ーテキスト装置は,複数のウィンドウを表示すると共
    に,ファイルの内容を表示するウィンドウと,ファイル
    をアイコンとして表示してファイル選択が可能なファイ
    ル選択用ウィンドウを同時に表示し,前記ファイル選択
    用ウィンドウから一つのファイルを選択してファイルの
    内容を表示するウィンドウのファイルに対しアイコンと
    して表示されたファイルの絶対パスを通知する制御を行
    うウィンドウ制御部を備え,前記通知された情報及び表
    示されたファイルの情報を用いて前記リンク元ファイル
    及びリンク先ファイル間のリンク情報を作成することを
    特徴とする分散ハイパーテキスト装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において,ハイパーテキスト装
    置は,前記リンク先ファイルが,リンク先ファイルを作
    成したユーザのDN(ディレクトリサービス上のユーザ
    の識別名)に登録されているか前記ディレクトリサービ
    スに対しDNとファイル名を用いて検索を要求した時フ
    ァイルが登録されていない場合,ディレクトリサービス
    に対しファイルを登録するための入力を行うためのウィ
    ンドウを表示し,前記ウィンドウに対しファイル登録に
    必要な情報が入力されると,ユーザのDN,ファイルの
    タイトル,ファイルの場所を含む情報をディレクトリサ
    ービスに登録し,前記ハイパーテキスト装置は前記DN
    とタイトルをリンク情報とすることを特徴とする分散ハ
    イパーテキスト装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において,ファイルと,そのフ
    ァイルに関するディレクトリサービスの登録情報とが記
    録され,キーワードによる問い合わせに対し該当するキ
    ーワードを含む登録情報を検索して,該当する登録情報
    を通知するデータベースを前記広域ネットワークに設
    け,ハイパーテキスト装置は,現在のファイルを表示中
    に,入力されたキーワードまたはファイルデータを用い
    て前記データベースに問い合わせ,該問い合わせに対す
    る検索結果としてディレクトリサービスの登録情報が得
    られると,該登録情報を用いてファイルの場所から該当
    ファイルを転送させて表示し,該ファイルをリンク先フ
    ァイルとする際,該ファイルに関するリンク情報を用い
    てリンク元ファイルのオーバレイファイルに追加登録す
    ることを特徴とする分散ハイパーテキスト装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において,前記ファイルに関す
    る情報は,少なくとも元ファイルの著者名,タイトル,
    ファイルの場所,及びレプリカが存在する時その場所を
    含む元ファイルの情報と,オーバレイファイルの著者,
    タイトル,ファイルの場所,及びそのレプリカが存在す
    る時その場所を含むオーバレイファイルの情報とで構成
    され,前記ハイパーテキスト装置は,予め自分のマシン
    名とIPアドレスを保存すると共に優先してファイル転
    送元にしたい他のマシンのマシン名とIPアドレスを登
    録した登録用ファイルを備え,ディレクトリサービスに
    対するファイルの問い合わせに対し,ファイル及びレプ
    リカが蓄積されたマシンのマシン名またはIPアドレス
    を検索結果として得られると,前記得られた検索結果か
    ら,自分のマシンのマシン名またはIPアドレスを優先
    して選択し,自分のマシンのマシン名またはIPアドレ
    スが存在しないと上記登録用ファイルに登録されたマシ
    ン名またはIPアドレスを選択し,前記選択されたマシ
    ンまたはIPアドレスを転送元としてファイルの転送を
    行うことを特徴とする分散ハイパーテキスト装置。
JP6011515A 1994-02-03 1994-02-03 分散ハイパーテキスト装置 Withdrawn JPH07219835A (ja)

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Cited By (6)

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