JPH0722157A - スパークプラグの製造方法 - Google Patents
スパークプラグの製造方法Info
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- JPH0722157A JPH0722157A JP16716193A JP16716193A JPH0722157A JP H0722157 A JPH0722157 A JP H0722157A JP 16716193 A JP16716193 A JP 16716193A JP 16716193 A JP16716193 A JP 16716193A JP H0722157 A JPH0722157 A JP H0722157A
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Abstract
金属を用いた外側火花耐久性向上材との間で、火花放電
が行われるスパークプラグを、高い品質で、かつ量産性
良く製造する方法の提供にある。 【構成】 筒状の主体金具2にL字形の外側電極5を形
成する(第1−1工程、第1−2工程)。主体金具2内
に、中心電極4、絶縁体3が組み込まれる前に、外側電
極5の上面に、電気抵抗溶接によって外側火花耐久性向
上材6を接合する(第2工程)。主体金具2内に、中心
電極4および絶縁体3を組み込む(第3工程)。火花放
電ギャップGを芯出しリングで保ちながら、主体金具2
内に絶縁体3を固定し、ギャップ調節する(第4工
程)。中心電極4および絶縁体3が組み込まれる前に、
曲げられた外側電極5へ外側火花耐久性向上材6を、電
気抵抗溶接によって接合するため、高い品質で、且つ量
産性良く得られる。
Description
外側火花耐久性向上材(貴金属製あるいは貴金属合金
製)の端部と、中心電極の側面との間に、火花放電ギャ
ップが形成されるスパークプラグの製造方法に関するも
のである。
製の外側火花耐久性向上材を接合したスパークプラグの
製造方法として、次の3つの技術が知られている。 (a)図12および図13に示すように、主体金具11
0に接合された直線状(略L字に曲折する前)の外側電
極120の表面に、電気抵抗溶接によってPt−Ir、
Pt−Ni合金などの外側火花耐久性向上材130を接
合し、その後、中心電極140の端面と外側火花耐久性
向上材130との間が火花放電ギャップを形成するよう
にスペーサ150を挟み、外側電極120を略L字形に
曲げる(第1従来技術)。 (b)図14に示すように、主体金具110の端面に、
筒方向へ延びる短い台座160を接合する。次に、端部
に外側火花耐久性向上材130が予め形成された外側電
極120を電気抵抗溶接によって接合する。この接合
時、中心電極140の側面と外側火花耐久性向上材13
0との間に火花放電ギャップが形成されるようにスペー
サ150が挟まれる(第2従来技術)、(特開平4−1
04491号公報の請求項7参照)。 (c)図15に示すように、主体金具110に接合され
た直線状の外側電極120を接合し、その後略L字形に
曲げる。次に外側電極120の先端面に、電気抵抗溶接
によって外側火花耐久性向上材130を接合する。この
接合時、中心電極140の端面と外側火花耐久性向上材
130との間に火花放電ギャップが形成されるようにス
ペーサ150が挟まれる(第3従来技術)、(特開平4
−104491号公報の請求項10参照)。
術では、それぞれ次の不具合を有していた。 (d)まず、第1従来技術(a)で示した製造方法は、
中心電極140の端面と外側火花耐久性向上材130と
の間に火花放電ギャップが形成される。これに対し、本
発明で製造されるスパークプラグは、中心電極140の
側面と外側火花耐久性向上材130との間に火花放電ギ
ャップが形成される。つまり、略L字形の外側電極12
0を採用する場合、本発明の外側電極120の長さは、
従来に比較して短くなる。このため、第1従来技術
(a)を用いてスパークプラグを製造すると、外側電極
120に接合された外側火花耐久性向上材130を、略
L字形への曲げ加工は中心電極が邪魔して絶縁体を組み
付け後には不可能である。 (e)第2従来技術(b)で示した製造方法は、外側電
極120を台座160に電気抵抗溶接する際、電気抵抗
溶接による加圧が台座160に加わり、台座160が変
形する不具合を生じる。そして、台座160が変形する
と、スパークプラグの性能に悪影響がでる。 (f)第3従来技術(c)で示した製造方法は、外側電
極120に外側火花耐久性向上材130を電気抵抗溶接
する際、外側電極120の曲部には、電気抵抗溶接によ
る加圧を受ける溶接用電極170が当てられる。しかる
に、この溶接用電極170と外側電極120の曲部との
接触を、安定して得るのは困難となる。そして、溶接用
電極170と外側電極120との安定性が得られない
と、外側電極120と外側火花耐久性向上材130との
溶接が安定してできない不具合を有していた。
もので、その目的は、中心電極の側面と、外側電極に接
合された貴金属を用いた外側火花耐久性向上材との間
で、火花放電が行われるスパークプラグを、高い品質
で、かつ量産性良く製造することのできる製造方法の提
供にある。
に延びる中心電極の側面と、外側電極に接合された耐火
花消耗性に優れた貴金属を用いた外側火花耐久性向上材
の端部との間で、火花放電ギャップを形成するスパーク
プラグを、次の各工程を用いて製造する。 (a)筒状の主体金具の端に、少なくとも端部が内側に
向かう外側電極を設ける第1工程。 (b)棒状の外側火花耐久性向上材を、この外側火花耐
久性向上材の一部が前記外側電極の内側端部より内側へ
突出した状態で、前記外側電極における前記主体金具の
筒方向の一方に向く面に電気抵抗溶接によって接合する
第2工程。 (c)前記主体金具内に、中心電極を絶縁保持する絶縁
体を組み込む第3工程。
ークプラグの製造方法において、前記第1工程は、角棒
状に形成された外側電極を、前記主体金具の端面に溶接
によって接合する第1−1工程と、前記主体金具に接合
された前記外側電極を略L字形に曲げ、曲折後の端部を
前記主体金具の内側に向ける第1−2工程とからなるこ
とを特徴とする。
ークプラグの製造方法において、前記第1−2工程は、
前記外側電極を略L字形に曲げた後、内側端部を切断し
て、内側端部の位置を調節することを特徴とする。
3のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法におい
て、前記外側電極が複数設けられる場合は、複数の前記
外側電極を同時に略L字形に曲げることを特徴とする。
4のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法におい
て、前記第2工程で前記外側電極に接合される前記外側
火花耐久性向上材の内側端部の位置は、火花放電ギャッ
プを想定して前記外側電極に接合されることを特徴とす
る。
5のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法におい
て、前記外側火花耐久性向上材の端部と前記中心電極の
側面との間に形成される火花放電ギャップを所定寸法内
に調節する第4工程を備えることを特徴とする。
工程で、主体金具に外側電極が設けられる。この外側電
極の端部は、主体金具の内側へ向かう。次の第2工程
で、外側電極に外側火花耐久性向上材が電気抵抗溶接に
よって接合される。この接合時、外側火花耐久性向上材
は、外側電極の筒方向の一方に向く面(例えば、筒方向
が上方、下方に向かう場合、外側電極の上面または下
面)に接合される。さらに、この接合時、外側火花耐久
性向上材の一部は、外側電極の内側端部より、内側に突
出した状態で、外側電極に接合される。次の第3工程で
は、主体金具内に、中心電極を保持した絶縁体を組み込
む。
外側火花耐久性向上材は、主体金具より内側へ向かう外
側電極の筒方向の一方に向く面に接合される。このた
め、その後、外側電極を曲折するなどの加工が行わない
ため、外側電極と外側火花耐久性向上材との接合面にク
ラックが入ることが無い。これによって高い品質のスパ
ークプラグを提供できる。また、外側電極と外側火花耐
久性向上材との電気抵抗溶接を行う際、外側電極と外側
火花耐久性向上材は、電気抵抗溶接機によって、主体金
具の筒方向に加圧される。そして、外側火花耐久性向上
材と接合される外側電極部分は、主体金具の内側へ延び
る。このため、外側電極と外側火花耐久性向上材との位
置関係は、主体金具の筒方向に延びる関係になる。さら
に、この電気溶接を行う際、主体金具内には中心電極お
よび絶縁体が存在しないため、電気溶接を行う溶接用電
極を外側電極の端部の筒方向へ容易に配置することがで
きる。これらのことから、外側電極と外側火花耐久性向
上材は、電気抵抗溶接を行う溶接用電極によって、安定
して加圧される。この結果、生産性に優れた電気抵抗溶
接を用いて、高い品質のスパークプラグを提供できる。
呈する。つまり、広く使用されているスパークプラグに
本発明を適用することができる。
主体金具に接合し、接合後に略L字形に曲げ、その後、
不要となった余分な端部を切断する技術である。この技
術によれば、長めの外側電極を略L字形に曲げるため、
容易に且つ安定して外側電極を略L字形に曲げることが
できる。
対向型スパークプラグを製造する場合、複数の外側電極
を同時に略L字型に曲げるため、製造工程数が少なくな
る。
を外側電極に接合する際、外側火花耐久性向上材の端面
の位置を、火花放電ギャップを想定して外側電極に接合
する技術である。この技術を用いることによって、火花
放電ギャップの調節が容易となる。
を保持した絶縁体を組み込んだ後に、外側火花耐久性向
上材と中心電極との間の火花放電ギャップを調節する技
術である。この技術を用いることにより、火花放電ギャ
ップのバラツキを抑えることができる。
を、図に示す一実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図7は本発明の実施例
を示すもので、図1は本発明の製造方法によって製造さ
れるスパークプラグの断面図、図2はそのスパークプラ
グの要部斜視図である。スパークプラグ1は、大別し
て、エンジンに固定される筒状の主体金具2、この主体
金具2の内部に保持される絶縁体3、この絶縁体3の内
部に絶縁保持される軸状に延びた中心電極4、および主
体金具2の端部に接合された略L字形の外側電極5から
なり、この外側電極5の上面(主体金具2の筒方向の一
方に向く面で、図1、図2中、上側の面)には、棒状の
外側火花耐久性向上材6が接合されている。
で、エンジンに螺合される鉄系金属や、低炭素鋼等の導
電性金属よりなる筒状の金具で、エンジンに螺合される
ネジ部7、このネジ部7をエンジンに締め付けるための
工具と係合する六角ボルト部8を備える。そして、ネジ
部7と六角ボルト部8との間、つまり主体金具の中央部
分には、円環状の鍔状部9が形成されている。また、主
体金具2の内部には、絶縁体3を挿入保持する軸穴10
が形成されている。この軸穴10には、絶縁体3を係止
する係止部11が内側に突出して環状に設けられてい
る。
体など、耐熱性に優れた絶縁材料よりなり、主体金具2
の端部のかしめ部12をかしめることにより主体金具2
の軸穴10内で保持される。
電圧が印加される棒状のニッケル合金等からなる導電体
で、中心電極4の先端は、この先端の側面と外側火花耐
久性向上材6との間で火花放電ギャップGを形成するべ
く、絶縁体3の端部より突出した状態で絶縁体3に保持
されている。
ンに接地される接地電極で、耐熱性および耐腐食性に優
れたニッケル合金やインコネルなどの単体金属性材料、
あるいは内部に熱引きに優れた材料(例えば銅)が配さ
れ、その熱引きに優れた材料を耐熱性および耐腐食性に
優れた金属材料で覆った複合電極よりなり、主体金具2
の端面に溶接技術を用いて接合されている。この外側電
極5は、主体金具2の端面から上方(図1、図2の上
側)に延び、屈曲後、中心電極4の側面に向かって延び
る略L字形を呈したもので、外側電極5の端面が中心電
極4の側面に対向して設けられる。なお、外側電極5の
端面と、中心電極4の側面との距離は、火花放電ギャッ
プGに比較してやや長く設けられている。
に優れた貴金属(例えばプラチナ合金)を用いた四角柱
(断面積が1mm2 以下)の棒状を呈するもので、外側
電極5の上面に電気抵抗溶接によって接合されている。
この外側火花耐久性向上材6は、一端が外側電極5の中
心電極4側の端面から、中心電極4側へ一部突出した状
態で、外側電極5に接合されている。そして、外側火花
耐久性向上材6の端面(中心電極4側へ突出した側の端
面)と、中心電極4の側面との間に、火花放電ギャップ
Gが形成されている。
の製造方法(本発明にかかる要部)を、図3ないし図7
を用いて説明する。 (第1工程における第1−1工程)先ず、図3に示すよ
うに、筒状に形成された主体金具2の端面に、断面矩形
の棒状に形成された外側電極5を、溶接技術(例えば電
気抵抗溶接)によって接合する。なお、接合される棒状
の外側電極5の長さは、次の工程で略L字形に曲げられ
る際に、曲げを容易かつ確実にするために、必要な長さ
より、少し長めに設けられている。
図4に示すように、主体金具2に接合された棒状の外側
電極5を、曲げ方向が主体金具2の内側に向かうよう
に、略L字形に曲げる。この曲げ加工によって、端部が
主体金具2の筒方向(軸方向)に対して垂直方向に向か
う。この曲げ加工を行う成形機は、外側電極5の所定の
曲げ形状に応じた形状の成形面21を有する曲げ内型2
2、および主体金具2の筒方向へ移動(図示上方から下
方へ移動)して、外側電極5を曲げ内型22の成形面2
1に押し付けて塑性変形させる曲げパンチ23を備え
る。なお、この第1−2工程で外側電極5が曲げられる
際、外側電極5の長さは予め必要な長さよりも長めに設
けられていたため、外側電極5の一部に応力の集中が発
生することなく、容易かつ確実に所定の形状に曲げるこ
とができる。
部の不必要な部分の切断を行い、外側電極5の内側端部
の位置を調節する。この切断を行う切断機は、主体金具
2の軸穴10内に嵌め込まれた切断受具24、および図
示上方より下方へ移動して外側電極5の不要部を切断す
る切断パンチ25等より構成されている。なお、この切
断加工時に、外側電極5の端部上面に、外側火花耐久性
向上材6を嵌め合わせる溝を加工しても良い。
側電極5の端部の図示上方の面(この面は、主体金具2
の筒方向の一方に向く面である)に、電気抵抗溶接によ
って、棒状の外側火花耐久性向上材6を接合する。この
接合によって、外側火花耐久性向上材6の一部が、外側
電極5の端部より内側へ突出するとともに、この内側端
部の位置が、予め火花放電ギャップGを想定した位置に
接合される。この電気抵抗溶接を行う溶接機は、主体金
具2の軸穴10内に嵌め込まれた溶接用アース電極2
6、および図示上方より下方へ移動して外側火花耐久性
向上材6を外側電極5に押し付け高電圧を印加する溶接
用母電極27等より構成されている。溶接用アース電極
26の外径φは、主体金具2の係止部11の内径と同一
寸法に設けられており、外側火花耐久性向上材6の端部
の位置を合わせる位置合せ用段部28の位置が、常に主
体金具2に対して変化しないように設けられている。こ
れによって、外側火花耐久性向上材6の端部の位置が、
所定の位置範囲内に収まるため、後の工程で行うギャッ
プ調節を容易に行うことができる。なお、溶接用アース
電極26の位置合せ用段部28には、絶縁層29が設け
られ、外側火花耐久性向上材6から溶接用アース電極2
6へ直接電気が流れるのを防止している。
処理(メッキ)を施した後、図7に示すように、主体金
具2の軸穴10内に、中心電極4を保持した絶縁体3を
組み入れる。
心電極4の周囲に、厚みが火花放電ギャップGと同寸法
の芯出しリング30を装着し、中心電極4と外側火花耐
久性向上材6との間の火花放電ギャップGが所定寸法内
となる状態にする。次いで、この状態を維持したまま、
主体金具2の端部のかしめ部12をかしめ、主体金具2
内に絶縁体3を強固に固定する。これによって、中心電
極4と外側火花耐久性向上材6との間の火花放電ギャッ
プGが所定寸法内に調節される。以上の工程によって、
スパークプラグ1が形成される。なお、上記第4工程は
必須のものでなく、第2工程において、外側火花耐久性
向上材6の端部と絶縁層29との間の火花放電ギャップ
Gの想定した位置が精度良く、かつ主体金具2の軸穴寸
法、中心電極径および絶縁体外径などの寸法精度が向上
した場合には、第3工程の組み付けで所定の火花放電ギ
ャップGを形成することができ、第4工程を省略するこ
とができる。
プラグ1の製造方法によれば、外側火花耐久性向上材6
は、略L字形に曲げられた後の外側電極5の上面に接合
される。このため、外側火花耐久性向上材6の接合後、
外側電極5に塑性変形等の力が加わらない。この結果、
外側電極5と外側火花耐久性向上材6との接合面にクラ
ックが入ることが無い。これによって高い品質のスパー
クプラグ1を提供できる。また、外側電極5と外側火花
耐久性向上材6とを電気抵抗溶接によって接合する際、
外側電極5と外側火花耐久性向上材6は、溶接機によっ
て主体金具2の筒方向(上下方向)に加圧される。そし
て、外側電極5の外側火花耐久性向上材6が接合される
部分は、主体金具2の筒方向に対して垂直に延びる。こ
のため、外側電極5と外側火花耐久性向上材6は、電気
抵抗溶接を行う溶接用アース電極26および溶接用母電
極27との間で安定して加圧される。この結果、外側電
極5と外側火花耐久性向上材6を、量産性に優れた電気
抵抗溶接によって確実に溶接でき、高い品質のスパーク
プラグ1を量産性良く提供できる。
向上材6との電気抵抗溶接を行う際に、主体金具2の軸
穴10内には中心電極4および絶縁体3が存在しない。
このため、電気抵抗溶接時に、主体金具2の軸穴10内
に、電気抵抗溶接を行う溶接用アース電極26を配する
ことができた。これによって、外側電極5と外側火花耐
久性向上材6と生産性良く接合することができるととも
に、外側火花耐久性向上材6の端部の位置を、火花放電
ギャップGを確保するための正確な位置とすることがで
きる。
の第2実施例を示すスパークプラグの製造方法の要部説
明図である。本実施例は、略L字形の外側電極5を2本
用いた外側2極対向タイプのスパークプラグ1を製造す
る技術を示す。まず、主体金具2の上面に、それぞれ外
側電極5が溶接技術によって接合される(第1−1工
程)。なお、本実施例に用いられる2本の外側電極5の
長さは、次の工程で略L字形に曲げられる際に、曲げを
容易かつ確実にするために、必要な長さより、少し長め
に設けられている。
合された2本の外側電極5を、端部がそれぞれ主体金具
2の内側に向かうように、略L字形に曲げる(第1−2
工程)。この曲げ加工によって、外側電極5の端部が主
体金具2の筒方向に対して垂直方向に向かう。この曲げ
加工を行う成形機は、主体金具2の軸穴10内に嵌め込
まれた曲げ内型31、および図示上方より下方へ移動し
て2本の外側電極5の端部を、曲げ内型31の表面へ同
時に押し付け、略L字形に塑性変形させる曲げパンチ3
2等より構成される。なお、曲げパンチ32には、外側
電極5の所定の曲げ形状に応じた形状の成形面33が形
成されている。
部分の切断を同時に行い、外側電極5の内側端部の位置
を調節する。
5の端部の図示上方の面に、電気抵抗溶接によって、棒
状の外側火花耐久性向上材6をそれぞれ接合する(第2
工程)。この接合によって、それぞれの外側火花耐久性
向上材6の一部が、外側電極5の端部より内側へ突出す
るとともに、この内側端部の位置が、予め火花放電ギャ
ップGを想定した位置に接合される。この電気抵抗溶接
を行う溶接機は、主体金具2の軸穴10内に嵌め込まれ
た溶接用アース電極26、および図示上方より下方へ移
動して外側火花耐久性向上材6を外側電極5に押し付け
高電圧を印加する溶接用母電極27等より構成されてい
る。溶接用アース電極26の上面部分には、2つの外側
火花耐久性向上材6の端部の位置を合わせる位置合せ用
段部28が設けられている。これによって、外側火花耐
久性向上材6の端部の位置が、所定の位置範囲内に収ま
るため、後の工程で行うギャップ調節を容易に行うこと
ができる。なお、段部28の表面には絶縁層が設けられ
ており、外側火花耐久性向上材6から溶接用アース電極
26へ直接電流が流れるのを防止している。
軸穴10内に、中心電極4を保持した絶縁体3を組み入
れる(第3工程)。
周囲に、厚みが火花放電ギャップGと同寸法の芯出しリ
ング30を装着し、中心電極4と2つの外側火花耐久性
向上材6との間の火花放電ギャップGが所定寸法内とな
る状態にする。次いで、この状態を維持したまま、主体
金具2の端部のかしめ部12をかしめ、主体金具2内に
絶縁体3を強固に固定する(第4工程)。これによっ
て、中心電極4と2つの外側火花耐久性向上材6との間
の火花放電ギャップGが所定寸法内に調節される。以上
の工程によって、スパークプラグ1が形成される。
スパークプラグの製造方法の要部説明図である。本実施
例は、外側電極5の下面(主体金具2の筒方向の他方に
向く面)に、外側火花耐久性向上材6を電気抵抗溶接に
よって接合する第2工程の技術である。この第2工程に
用いられる溶接機は、主体金具2の軸穴10内に嵌め込
まれた溶接用アース電極26、および図示上方より下方
へ移動して外側火花耐久性向上材6を外側電極5に押し
付け高電圧を印加する溶接用母電極27等より構成され
ている。溶接用アース電極26の上面には、位置合せ用
段部28げ形成され、外側火花耐久性向上材6の端部の
位置が、所定の位置範囲内に収められる。これによっ
て、次程で行うギャップ調節を容易に行うことができ
る。
久性向上材の形状を四角柱の棒状とした例を示したが、
例えば円柱、三角柱、五角柱以上の多角柱など、外側電
極の上面または下面に接合されて、かつ中心電極4に向
かって突出する形状であればどのような形状を用いても
良い。上記実施例で用いた各構成部品の材質は、実施例
の理解を助けるために用いたもので、本発明が実施例の
材質に限定されるものではない。具体的な例を示すと、
外側火花耐久性向上材に使用される貴金属材料の一例と
して白金を用いた例を示したが、イリジウム、パラジウ
ム、ロジウム、金またはこれらを主体とする合金など、
他の貴金属材料を用いても良い。外側火花耐久性向上材
と対向する中心電極の側面に、耐火花消耗性に優れた貴
金属を用いても良い。外側電極の数を、1つ、および2
つ用いた例を示したが、3つ以上用いても良い。外側電
極を略L字形に形成した例を示したが、主体金具の端部
の内周面から中心電極に向けて延ばす直線状のものを用
いても良い。さらに、外側電極を主体金具と一体のリン
グ状に設け(気中放電またはセミ沿面放電タイプの外側
電極のように設け)、その上面に棒状の外側火花耐久性
向上材を、1つまたは複数接合しても良い。
長めの外側電極を主体金具に接合し、曲折後、不要部を
切断した例を示したが、不要部を発生しない長さの外側
電極を主体金具に接合し、曲折しても良い。火花放電ギ
ャップを調節する一例として、絶縁体を主体金具内に固
定する際に調節する例を示したが、絶縁体を主体金具内
に固定した後に、外側火花耐久性向上材または中心電極
を研磨、切削してギャップを調節したり、外側電極が主
体金具の筒方向に対して垂直方向へ塑性変形可能な場合
は、外側電極の微量な曲げによって調節するなど、他の
手段を用いてギャップを調節しても良い。各工程におけ
る主体金具の各方向は、実施例の理解を助けるために、
外側電極が上方に位置する例を示したが、本発明は実施
例に限定されるものではなく、主体金具の方向は、天地
方向、水平方向、斜め方向などそれぞれの工程がどの方
向へ向いても良い。
例)。
例)。
例)。
例)。
示す説明図である(第1実施例)。
(第1実施例)。
例)。
(第2実施例)。
例)。
工程を示す説明図である(第1従来技術)。
である(第1従来技術)。
を台座に接合する工程を示す説明図である(第2従来技
術)。
久性向上材を接合する工程を示す説明図である(第3従
来技術)。
Claims (6)
- 【請求項1】軸状に延びる中心電極の側面と、外側電極
に接合された耐火花消耗性に優れた貴金属を用いた外側
火花耐久性向上材の端部との間で、火花放電ギャップを
形成するスパークプラグを、次の各工程を用いて製造す
ることを特徴とするスパークプラグの製造方法。 (a)筒状の主体金具の端に、少なくとも端部が内側に
向かう外側電極を設ける第1工程。 (b)棒状の外側火花耐久性向上材を、この外側火花耐
久性向上材の一部が前記外側電極の内側端部より内側へ
突出した状態で、前記外側電極における前記主体金具の
筒方向の一方に向く面に電気抵抗溶接によって接合する
第2工程。 (c)前記主体金具内に、中心電極を絶縁保持する絶縁
体を組み込む第3工程。 - 【請求項2】請求項1に記載のスパークプラグの製造方
法において、 前記第1工程は、 角棒状に形成された外側電極を、前記主体金具の端面に
溶接によって接合する第1−1工程と、 前記主体金具に接合された前記外側電極を略L字形に曲
げ、曲折後の端部を前記主体金具の内側に向ける第1−
2工程とからなるスパークプラグの製造方法。 - 【請求項3】請求項2に記載のスパークプラグの製造方
法において、 前記第1−2工程は、前記外側電極を略L字形に曲げた
後、内側端部を切断して、内側端部の位置を調節するこ
とを特徴とするスパークプラグの製造方法。 - 【請求項4】請求項2または請求項3のいずれかに記載
のスパークプラグの製造方法において、 前記外側電極が複数設けられる場合は、複数の前記外側
電極を同時に略L字形に曲げることを特徴とするスパー
クプラグの製造方法。 - 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
のスパークプラグの製造方法において、 前記第2工程で前記外側電極に接合される前記外側火花
耐久性向上材の内側端部の位置は、火花放電ギャップを
想定して前記外側電極に接合されることを特徴とするス
パークプラグの製造方法。 - 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
のスパークプラグの製造方法において、 前記外側火花耐久性向上材の端部と前記中心電極の側面
との間に形成される火花放電ギャップを所定寸法内に調
節する第4工程を備えることを特徴とするスパークプラ
グの製造方法。
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1993
- 1993-07-06 JP JP16716193A patent/JP3272489B2/ja not_active Expired - Fee Related
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