JPH0722252B2 - エコ−・キヤンセラの収束時間減少方法 - Google Patents
エコ−・キヤンセラの収束時間減少方法Info
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- JPH0722252B2 JPH0722252B2 JP59033384A JP3338484A JPH0722252B2 JP H0722252 B2 JPH0722252 B2 JP H0722252B2 JP 59033384 A JP59033384 A JP 59033384A JP 3338484 A JP3338484 A JP 3338484A JP H0722252 B2 JPH0722252 B2 JP H0722252B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
- H04B3/23—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
- H04B3/238—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers using initial training sequence
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、両方向伝送路に結合した一方向の送信路及び
受信路の間の送受信装置に接続され、送信路に供給され
た信号に応答して受信路に生ずるエコーを相殺するため
に使用するエコー・キヤンセラであつて、送信路に供給
された信号から導出した複素信号を処理して実信号成分
を供給するためN個の調整可能複素係数を有するトラン
スバーサル・フイルタと、受信路における信号及びトラ
ンスバーサル・フイルタの出力信号の間の差信号を発生
する差信号発生回路とを備えたエコー・キヤンセラの収
束時間を減少させる方法に関する。
受信路の間の送受信装置に接続され、送信路に供給され
た信号に応答して受信路に生ずるエコーを相殺するため
に使用するエコー・キヤンセラであつて、送信路に供給
された信号から導出した複素信号を処理して実信号成分
を供給するためN個の調整可能複素係数を有するトラン
スバーサル・フイルタと、受信路における信号及びトラ
ンスバーサル・フイルタの出力信号の間の差信号を発生
する差信号発生回路とを備えたエコー・キヤンセラの収
束時間を減少させる方法に関する。
また本発明はトレーニング信号発生装置に関する。
エコー・キヤンセラは、例えば、データ伝送モデムにお
いて使用され、かかるモデムの送信路及び受信路は4線
回線を構成し、これら送信路及び受信路をハイブリツド
回路として知られる結合回路により結合し、各モデムが
結合回路を介して外部に対し2線回路を有するようにす
る。それぞれの2線回線を介して2個のモデムの間に接
続路が確立された場合、各モデムの受信路にはエコー信
号と呼ばれる不所望信号が発生し、エコー信号は同じモ
デムの送信路によつて送信される信号の一部であり、結
合回路の不完全性及び/又は接続路における反射に起因
して発生する。エコー・キヤンセラの目的は、それぞれ
の2線回線によつて接続された2個のモデムの間におい
て全2重伝送を可能ならしめるためこのエコー信号を自
動的に相殺するにある。
いて使用され、かかるモデムの送信路及び受信路は4線
回線を構成し、これら送信路及び受信路をハイブリツド
回路として知られる結合回路により結合し、各モデムが
結合回路を介して外部に対し2線回路を有するようにす
る。それぞれの2線回線を介して2個のモデムの間に接
続路が確立された場合、各モデムの受信路にはエコー信
号と呼ばれる不所望信号が発生し、エコー信号は同じモ
デムの送信路によつて送信される信号の一部であり、結
合回路の不完全性及び/又は接続路における反射に起因
して発生する。エコー・キヤンセラの目的は、それぞれ
の2線回線によつて接続された2個のモデムの間におい
て全2重伝送を可能ならしめるためこのエコー信号を自
動的に相殺するにある。
エコー・キヤンセラではトランスバーサル・フイルタの
係数を調整して、この係数がエコー通路のインパルス・
レスポンスのサンプルに実際上等しくなるようにし、従
つてトランスバーサル・フイルタにより、差信号発生回
路の出力信号におけるエコー信号を自動的に相殺する疑
似エコー信号を発生するようにする必要がある。有用な
信号の伝送期間に当り一般にトランスバーサル・フイル
タの係数は、差信号発生回路の出力端子に生ずる差信号
即ち誤差信号の平均二乗値を最小にするよういわゆる傾
斜アルゴリズムに従つて繰り返し調整される。この方法
を有用な信号の伝送以前におけるトランスバーサル・フ
イルタの初期設定に使用した場合、係数の収束時間が数
秒と極めて長くなり、到底許容できない。
係数を調整して、この係数がエコー通路のインパルス・
レスポンスのサンプルに実際上等しくなるようにし、従
つてトランスバーサル・フイルタにより、差信号発生回
路の出力信号におけるエコー信号を自動的に相殺する疑
似エコー信号を発生するようにする必要がある。有用な
信号の伝送期間に当り一般にトランスバーサル・フイル
タの係数は、差信号発生回路の出力端子に生ずる差信号
即ち誤差信号の平均二乗値を最小にするよういわゆる傾
斜アルゴリズムに従つて繰り返し調整される。この方法
を有用な信号の伝送以前におけるトランスバーサル・フ
イルタの初期設定に使用した場合、係数の収束時間が数
秒と極めて長くなり、到底許容できない。
特願昭58−106588号には、有用な信号の伝送以前にエコ
ー・キヤンセラの迅速な収束を可能ならしめる係数の計
算方法が記載されている。本願はこの方法の改良に関す
るものであるが、この方法の要旨を説明する以前に、次
の事柄を指摘しておくことが必要である。即ち、送信路
に供給するデータ信号は一般に同相及び直交位相搬送波
の変調を介して伝送され、この目的のため、このデータ
信号をまず符号化して、データ間隔Tに対し瞬時nTに値
を変化できる複素信号D(n)を形成し、この複素信号
を、一方において、送信される変調搬送波信号を発生さ
せるために使用する複素信号用フイルタに供給し、かつ
他方において、エコー・キヤンセラに供給する。従つ
て、エコー・キヤンセラのトランスバーサル・フイルタ
は複素信号D(n)を複素係数を介して処理するよう構
成される。
ー・キヤンセラの迅速な収束を可能ならしめる係数の計
算方法が記載されている。本願はこの方法の改良に関す
るものであるが、この方法の要旨を説明する以前に、次
の事柄を指摘しておくことが必要である。即ち、送信路
に供給するデータ信号は一般に同相及び直交位相搬送波
の変調を介して伝送され、この目的のため、このデータ
信号をまず符号化して、データ間隔Tに対し瞬時nTに値
を変化できる複素信号D(n)を形成し、この複素信号
を、一方において、送信される変調搬送波信号を発生さ
せるために使用する複素信号用フイルタに供給し、かつ
他方において、エコー・キヤンセラに供給する。従つ
て、エコー・キヤンセラのトランスバーサル・フイルタ
は複素信号D(n)を複素係数を介して処理するよう構
成される。
前記特願昭58−106588号に記載された方法の第1変形方
法では、受信路において受信した信号εR(n)から複
素信号ε(n)を形成して、エコー・キヤンセラの差信
号発生回路によつて供給される誤差信号が複素信号ε
(n)と、トランスバーサル・フイルタによつて供給さ
れる複素信号との差によつて形成されるようにする。こ
の第1変形方法では、ベクトルによつて示されるエコ
ー・キヤンセラのN個の複素係数は次の動作を介して得
ることができる。
法では、受信路において受信した信号εR(n)から複
素信号ε(n)を形成して、エコー・キヤンセラの差信
号発生回路によつて供給される誤差信号が複素信号ε
(n)と、トランスバーサル・フイルタによつて供給さ
れる複素信号との差によつて形成されるようにする。こ
の第1変形方法では、ベクトルによつて示されるエコ
ー・キヤンセラのN個の複素係数は次の動作を介して得
ることができる。
−瞬時nTに送信されるデータd(n)で構成され、少な
くともNTに等しい周期LTを有し、かつ次式 で表わされる特性を有する周期性複素トレーニング信号
の送信、 但し、各整数iに対しては1≦i≦N−1であり、d※
(n)はこの複素トレーニング信号のデータd(n)の
複素共役値、 −トレーニング信号の少なくともN個のデータの送信
後、トレーニング信号の次のL個のデータによつて形成
される系列から次式 により係数の計算、 但し、0はトランスバーサル・フイルタのN個の初期
係数を示すベクトル、※ (n)はトランスバーサル・フイルタに供給される
最後のN個のデータの複素共役値によつて形成されるベ
クトル、 σは、σ2が各送信データの電力を示す一定項となるよ
うデータを正規化するための項。
くともNTに等しい周期LTを有し、かつ次式 で表わされる特性を有する周期性複素トレーニング信号
の送信、 但し、各整数iに対しては1≦i≦N−1であり、d※
(n)はこの複素トレーニング信号のデータd(n)の
複素共役値、 −トレーニング信号の少なくともN個のデータの送信
後、トレーニング信号の次のL個のデータによつて形成
される系列から次式 により係数の計算、 但し、0はトランスバーサル・フイルタのN個の初期
係数を示すベクトル、※ (n)はトランスバーサル・フイルタに供給される
最後のN個のデータの複素共役値によつて形成されるベ
クトル、 σは、σ2が各送信データの電力を示す一定項となるよ
うデータを正規化するための項。
実際上、これら初期係数の値はゼロに設定されるので、
係数の計算に当り0=0であり、かつ複素差信号e
(n)は受信信号εR(n)から形成した複素信号ε
(n)に等しくなる。従つて式(2)は と表わすことができる。
係数の計算に当り0=0であり、かつ複素差信号e
(n)は受信信号εR(n)から形成した複素信号ε
(n)に等しくなる。従つて式(2)は と表わすことができる。
上式(1)によって規定されるトレーニング信号の特性
は、エコー路のインパルス・レスポンスが直流分と交流
分との双方を含む場合に成立する。インパルス・レスポ
ンスが直流分を含まない場合に限定して考察すると、ト
レーニング信号に要求される特性は、式(1)で規定さ
れるものではなく、次式(1a) で規定されるものとすることができる。従って、係数の
計算には式(1)から導かれた式(2)および(3)で
はなく、式(1a)から導かれた次式(2a)又は(3a) を使用することになる。
は、エコー路のインパルス・レスポンスが直流分と交流
分との双方を含む場合に成立する。インパルス・レスポ
ンスが直流分を含まない場合に限定して考察すると、ト
レーニング信号に要求される特性は、式(1)で規定さ
れるものではなく、次式(1a) で規定されるものとすることができる。従って、係数の
計算には式(1)から導かれた式(2)および(3)で
はなく、式(1a)から導かれた次式(2a)又は(3a) を使用することになる。
これをさらに詳細に説明すると、次式 から出発し、ここでe(n)を明確にすると、それは受
信された信号、すなわち であり、h(j)はそのチャネルのパルス応答である。
信された信号、すなわち であり、h(j)はそのチャネルのパルス応答である。
それで、あらゆるA(n)の成分を書くことができる。
A(n,k)をk番目の成分としよう。
A(n,k)をk番目の成分としよう。
上式の最後の部分をACとおくと、すなわち ここで、AC=Lδjkである式(1)を調べることができ
る。
る。
j=kの場合にはδjk=1 j≠kの場合にはδjk=0 それがA(n,k)=Lh(k)を与える。それで、 C(k)=(1/L)A(n,k) を得て、且つそれから、式(2)へ到達する。
式(1a)を調べると、直接AC=Lδjk−1を引き出すこ
とができて、その式は ここで、インパルス応答が直流成分を含まない場合にあ
るので、 となり、それがA(n,k)=(L+1)h(k)を与
え、 C(k)=1/(L+1)A(n,k) を得て、且つそれから式(2a)に到達する。
とができて、その式は ここで、インパルス応答が直流成分を含まない場合にあ
るので、 となり、それがA(n,k)=(L+1)h(k)を与
え、 C(k)=1/(L+1)A(n,k) を得て、且つそれから式(2a)に到達する。
トレーニング系列の発生が開始される瞬時を原点とする
と、エコー・キヤンセラのN個の係数はNT+LT=(N+
L)Tに等しい時間において得ることができ、ここでNT
はエコー路のインパルス・レスポンスの最大持続時間で
あつて、これにより係数の個数Nが決まり、一方、LTは
トレーニング信号の周期である。LをNに等しく選定し
た場合、最小収束時間は2NTになる。
と、エコー・キヤンセラのN個の係数はNT+LT=(N+
L)Tに等しい時間において得ることができ、ここでNT
はエコー路のインパルス・レスポンスの最大持続時間で
あつて、これにより係数の個数Nが決まり、一方、LTは
トレーニング信号の周期である。LをNに等しく選定し
た場合、最小収束時間は2NTになる。
しかし、前記特願昭58−106588号による方法の第1変形
方法は実施するにはかなり複雑であり、その理由は受信
信号εR(n)から複素信号ε(n)を形成するため受
信路に90゜位相回路を必要とするからである。同時に、
係数の計算に、複素数の乗算を必要とする。
方法は実施するにはかなり複雑であり、その理由は受信
信号εR(n)から複素信号ε(n)を形成するため受
信路に90゜位相回路を必要とするからである。同時に、
係数の計算に、複素数の乗算を必要とする。
前記特願昭58−106588号による方法の第2の変形方法で
は、かかる複雑さを回避するため、実信号である受信信
号εR(n)を用いてN個の係数を計算することが示唆
されている。この第2変形方法による係数計算方法は次
の2つの過程を含み、 −第1過程において、上記のどちらかの特性を有するト
レーニング信号D(n)を送信し、このトレーニング信
号の少なくともN個の送信データ後に、この第1過程に
当り送信された信号に応じて受信した信号εR1(n)に
よつて複素信号ε(n)を置換した式(3)に従つて係
数1を計算する; −第2過程において、第1過程と同じ処理を行うが、そ
の場合トレーニング信号D+(n)としては信号D+(n)
=j・D(n)を送信し、かつ複素信号ε(n)を受信
信号εR2(n)で置換した式(3)に従つて係数2を
計算する。
は、かかる複雑さを回避するため、実信号である受信信
号εR(n)を用いてN個の係数を計算することが示唆
されている。この第2変形方法による係数計算方法は次
の2つの過程を含み、 −第1過程において、上記のどちらかの特性を有するト
レーニング信号D(n)を送信し、このトレーニング信
号の少なくともN個の送信データ後に、この第1過程に
当り送信された信号に応じて受信した信号εR1(n)に
よつて複素信号ε(n)を置換した式(3)に従つて係
数1を計算する; −第2過程において、第1過程と同じ処理を行うが、そ
の場合トレーニング信号D+(n)としては信号D+(n)
=j・D(n)を送信し、かつ複素信号ε(n)を受信
信号εR2(n)で置換した式(3)に従つて係数2を
計算する。
第2過程の後に和=1+2を形成することによつ
て所望の係数が得られる。前記特願昭58−106588号の
第2変形方法ではエコー・キヤンセラの収束時間は2
(N+L)Tとなり、LをNに等しく選定した場合最小
値4NTとなる。
て所望の係数が得られる。前記特願昭58−106588号の
第2変形方法ではエコー・キヤンセラの収束時間は2
(N+L)Tとなり、LをNに等しく選定した場合最小
値4NTとなる。
本発明の目的は、エコー・キヤンセラの複素係数を初期
設定する方法であつて、受信信号を直接使用するが、4N
Tより小さくできる最小時間において単に一過程で係数
を計算できるようにする方法を提供するにある。
設定する方法であつて、受信信号を直接使用するが、4N
Tより小さくできる最小時間において単に一過程で係数
を計算できるようにする方法を提供するにある。
かかる目的を達成するため本発明の方法は、1≦i≦N
−1である各整数iに対し なる特性を有する周期性複素トレーニング信号を送信
し、 更に、送信される前記トレーニング信号が0≦i≦N−
1である各整数iに対し なる特性を有し、 前記トレーニング信号の少なくともN個のデータの送信
後、送信された次のL個のデータによつて次式 に従つてトランスバーサル・フイルタの係数を計算す
る。
−1である各整数iに対し なる特性を有する周期性複素トレーニング信号を送信
し、 更に、送信される前記トレーニング信号が0≦i≦N−
1である各整数iに対し なる特性を有し、 前記トレーニング信号の少なくともN個のデータの送信
後、送信された次のL個のデータによつて次式 に従つてトランスバーサル・フイルタの係数を計算す
る。
(但しは計算の終りに得られるN個の係数のベクト
ル、0 は始めのN個の係数のベクトル、 eR(n)は前記差信号、※ (n)はトランスバーサル・フイルタに供給される
最後のN個のデータの複素共役値のベクトル、 σ2は各送信データの電力を示す定数項) ことを特徴とする。
ル、0 は始めのN個の係数のベクトル、 eR(n)は前記差信号、※ (n)はトランスバーサル・フイルタに供給される
最後のN個のデータの複素共役値のベクトル、 σ2は各送信データの電力を示す定数項) ことを特徴とする。
実際上、トランスバーサル・フイルタの初めの係数即ち
初期係数0はゼロに設定され、これにより更に、係数
を計算するための上式における差信号eR(n)に対し受
信信号εR(n)を代入することが可能となる。
初期係数0はゼロに設定され、これにより更に、係数
を計算するための上式における差信号eR(n)に対し受
信信号εR(n)を代入することが可能となる。
実際上しばしば当面するように、エコー通路のインパル
ス・レスポンスが直流分を含んでいる場合には、上述し
た如く計算した係数は適正でなくなる。本発明の変形方
法では、このように計算した係数を極めて簡単に修正す
る方法を提供する。
ス・レスポンスが直流分を含んでいる場合には、上述し
た如く計算した係数は適正でなくなる。本発明の変形方
法では、このように計算した係数を極めて簡単に修正す
る方法を提供する。
この変形方法では、前記トレーニング信号のデータを、
トランスバーサル・フイルタに供給するデータに対し少
なくとも1データ間隔Tだけ遅延して送信路へ送信し、
トランスバーサル・フイルタの係数の個数Nをエコー通
路のインパルス・レスポンスの最大持続時間に対応する
個数より少なくとも1だけ大きい個数に選定し、係数の
計算の終端に、計算した第1係数又は計算した一つの補
足係数を、計算した他の係数から導出してトランスバー
サル・フイルタの所望の係数を形成するようにする。
トランスバーサル・フイルタに供給するデータに対し少
なくとも1データ間隔Tだけ遅延して送信路へ送信し、
トランスバーサル・フイルタの係数の個数Nをエコー通
路のインパルス・レスポンスの最大持続時間に対応する
個数より少なくとも1だけ大きい個数に選定し、係数の
計算の終端に、計算した第1係数又は計算した一つの補
足係数を、計算した他の係数から導出してトランスバー
サル・フイルタの所望の係数を形成するようにする。
更に、本発明は、上述した2つの特性を有するトレーニ
ング系列を発生する簡単な方法を提供する。
ング系列を発生する簡単な方法を提供する。
この方法では、前記トレーニング信号のデータd(n)
を、それぞれが周波数1/Tで同期して発生する+1及び
−1エレメントを含む最大長さLの2つの同一疑似ラン
ダム系列から形成し、これら2つの同一疑似ランダム系
列をデータ間隔Tの個数kだけ互にシフトし、瞬時nTに
おける各データd(n)の実成分及び虚成分を同一瞬時
における前記2つの疑似ランダム系列におけるエレメン
トの値の加算及び減算(又は減算及び加算)によつてそ
れぞれ得るようにする。
を、それぞれが周波数1/Tで同期して発生する+1及び
−1エレメントを含む最大長さLの2つの同一疑似ラン
ダム系列から形成し、これら2つの同一疑似ランダム系
列をデータ間隔Tの個数kだけ互にシフトし、瞬時nTに
おける各データd(n)の実成分及び虚成分を同一瞬時
における前記2つの疑似ランダム系列におけるエレメン
トの値の加算及び減算(又は減算及び加算)によつてそ
れぞれ得るようにする。
前記2つの疑似ランダム系列の長さLをL≧2N+1に選
定し、かつ前記2つの疑似ランダム系列の間のシフトを
k=(L−1)/2となるよう選定すると好適である。こ
の場合エコー・キヤンセラの収束時間を実際上3NTに低
減することができる。
定し、かつ前記2つの疑似ランダム系列の間のシフトを
k=(L−1)/2となるよう選定すると好適である。こ
の場合エコー・キヤンセラの収束時間を実際上3NTに低
減することができる。
次に、図面につき本発明の実施例を説明する。
第1図にブロツク図で示したエコー・キヤンセラを設け
るモデムは送信すべきベースバンド・データを供給され
る変調装置2を設けた送信路1と、受信機4を設けた受
信路3とを備えており、この受信機の機能は遠方のモデ
ムから送信されたデータを復元することである。変調装
置2の出力端は(ハイブリツド)結合回路5の送信アク
セス端に接続し、この結合回路の受信アクセス端は後述
する所定個数の要素を介して受信機4の入力端子に接続
する。この結合回路5により、モデムの一方向の送信路
及び受信路を両方向伝送路6に接続して、この伝送路6
に同じ態様で結合した遠方のモデム(図示せず)と全二
重接続路を確立することができる。
るモデムは送信すべきベースバンド・データを供給され
る変調装置2を設けた送信路1と、受信機4を設けた受
信路3とを備えており、この受信機の機能は遠方のモデ
ムから送信されたデータを復元することである。変調装
置2の出力端は(ハイブリツド)結合回路5の送信アク
セス端に接続し、この結合回路の受信アクセス端は後述
する所定個数の要素を介して受信機4の入力端子に接続
する。この結合回路5により、モデムの一方向の送信路
及び受信路を両方向伝送路6に接続して、この伝送路6
に同じ態様で結合した遠方のモデム(図示せず)と全二
重接続路を確立することができる。
変調装置2が遠方のモデムへ伝送すべきデータによつて
変調された信号を送信路1に送信した場合、受信路3に
は結合回路5における不完全な動作又は伝送路6におけ
る反射により不所望なエコー信号が発生し、受信機4に
おいて遠方のモデムから到来する受信信号の復調を妨害
する。第1図のモデムに設けるエコー・キヤンセラの機
能は受信路3におけるエコー信号を除去することであ
る。
変調された信号を送信路1に送信した場合、受信路3に
は結合回路5における不完全な動作又は伝送路6におけ
る反射により不所望なエコー信号が発生し、受信機4に
おいて遠方のモデムから到来する受信信号の復調を妨害
する。第1図のモデムに設けるエコー・キヤンセラの機
能は受信路3におけるエコー信号を除去することであ
る。
このエコー・キヤンセラは伝送すべきベースバンド・デ
ータから変調装置2において形成されかつ同相及び直交
位相搬送波の変調を介して伝送できる複素データ信号を
使用する。図示の実施例では変調装置2は符号化回路7
を備え、この符号化回路は伝送すべきデータを供給され
て、搬送波に割り当てるべき振幅A(n)及び位相変化
(n)を、周波数1/Tのクロツク信号を発生するクロ
ツク信号発生器8によつて決まる瞬時nTにおけるデータ
の関数として示す1対の信号を送出し、ここで1/Tは変
調レートであり、nは−∞から+∞にわたる整数であ
る。各変調時間間隔T中の(無変調)搬送波の位相変化
Δを考慮するため加算器9を使用して、各瞬時nTに、
伝送すべき変調された搬送波の絶対位相Ψ(n)を示す
和(n)+Δを発生させるようにする。振幅信号A
(n)及び位相信号Ψ(n)は複素信号形成回路10に供
給し、この回路10は複素信号D(n)の実成分A(n)
・cosΨ(n)及び虚成分A(n)・sinΨ(n)を形成
する。変調装置2においては複素信号D(n)を2個の
帯域フイルタ11及び12で構成した複素信号用帯域フイル
タに供給し、これら2個の帯域フイルタは複素信号D
(n)の実成分及び虚成分をそれぞれ供給され、かつ伝
送に使用する搬送波を中心周波数とする通過帯域を有し
ている。2個のフイルタ11及び12の出力信号を加算器13
において加算してアナログ変調搬送波信号を形成し、こ
れを結合回路5の送信アクセス端に供給する。
ータから変調装置2において形成されかつ同相及び直交
位相搬送波の変調を介して伝送できる複素データ信号を
使用する。図示の実施例では変調装置2は符号化回路7
を備え、この符号化回路は伝送すべきデータを供給され
て、搬送波に割り当てるべき振幅A(n)及び位相変化
(n)を、周波数1/Tのクロツク信号を発生するクロ
ツク信号発生器8によつて決まる瞬時nTにおけるデータ
の関数として示す1対の信号を送出し、ここで1/Tは変
調レートであり、nは−∞から+∞にわたる整数であ
る。各変調時間間隔T中の(無変調)搬送波の位相変化
Δを考慮するため加算器9を使用して、各瞬時nTに、
伝送すべき変調された搬送波の絶対位相Ψ(n)を示す
和(n)+Δを発生させるようにする。振幅信号A
(n)及び位相信号Ψ(n)は複素信号形成回路10に供
給し、この回路10は複素信号D(n)の実成分A(n)
・cosΨ(n)及び虚成分A(n)・sinΨ(n)を形成
する。変調装置2においては複素信号D(n)を2個の
帯域フイルタ11及び12で構成した複素信号用帯域フイル
タに供給し、これら2個の帯域フイルタは複素信号D
(n)の実成分及び虚成分をそれぞれ供給され、かつ伝
送に使用する搬送波を中心周波数とする通過帯域を有し
ている。2個のフイルタ11及び12の出力信号を加算器13
において加算してアナログ変調搬送波信号を形成し、こ
れを結合回路5の送信アクセス端に供給する。
このようにして変調装置2において形成した複素信号を
エコー・キヤンセラにおいても使用する。なお説明を明
瞭にするため第1図において複素信号の生ずるリード線
を二重直線で示し、実信号の生ずるリード線を単一直線
で示してある。エコー・キヤンセラはトランスバーサル
・フイルタ15を備え、このトランスバーサル・フイルタ
は瞬時nTにサンプリングされかつ図面を簡単にするため
アナログ形式と仮定した複素信号D(n)を供給され
る。トランスバーサル・フイルタ15にはその複素係数の
ための制御回路16を設ける。本発明の方法を使用する場
合、トランスバーサル・フイルタ15を適切に構成して、
第1図に示すように、複素入力信号D(n)及び複素係
数から生ずる複素信号の実成分である実出力信号 を送出するようにする。トランスバーサル・フイルタ15
の出力信号 は差信号発生回路17の(−)入力端子に供給し、その
(+)入力端子には結合回路5の受信アクセス端に生ず
る信号のサンプルを供給する。かかるサンプルは、クロ
ツク信号発生器8によつて発生する周波数feでサンプリ
ングを行うサンプル・ホールド回路19によつて形成す
る。この周波数feは変調周波数1/Tの整数倍、従つてfe
=q/T(但しqは整数)であり、これはエコー信号につ
きシヤノンの定理に従つて選定される。しかし、回路19
によつて発生するサンプルの説明を簡単にするためこれ
以降データ信号D(n)のサンプルと同一瞬時nTに周波
数1/Tで発生する記号εR(n)で示した信号を考察す
る。実際上、周波数fe=q/Tでサンプリングされた受信
信号は周波数1/Tにおけるq個の飛越しサンプル系列で
形成されていると考えることができ、エコー・キヤンセ
ラ技術においてはこれらq個のサンプル系列を、周波数
1/Tでそれぞれ独立に作動するq個のエコー・サブキヤ
ンセラにおいて同一態様で処理できることは周知であ
る。
エコー・キヤンセラにおいても使用する。なお説明を明
瞭にするため第1図において複素信号の生ずるリード線
を二重直線で示し、実信号の生ずるリード線を単一直線
で示してある。エコー・キヤンセラはトランスバーサル
・フイルタ15を備え、このトランスバーサル・フイルタ
は瞬時nTにサンプリングされかつ図面を簡単にするため
アナログ形式と仮定した複素信号D(n)を供給され
る。トランスバーサル・フイルタ15にはその複素係数の
ための制御回路16を設ける。本発明の方法を使用する場
合、トランスバーサル・フイルタ15を適切に構成して、
第1図に示すように、複素入力信号D(n)及び複素係
数から生ずる複素信号の実成分である実出力信号 を送出するようにする。トランスバーサル・フイルタ15
の出力信号 は差信号発生回路17の(−)入力端子に供給し、その
(+)入力端子には結合回路5の受信アクセス端に生ず
る信号のサンプルを供給する。かかるサンプルは、クロ
ツク信号発生器8によつて発生する周波数feでサンプリ
ングを行うサンプル・ホールド回路19によつて形成す
る。この周波数feは変調周波数1/Tの整数倍、従つてfe
=q/T(但しqは整数)であり、これはエコー信号につ
きシヤノンの定理に従つて選定される。しかし、回路19
によつて発生するサンプルの説明を簡単にするためこれ
以降データ信号D(n)のサンプルと同一瞬時nTに周波
数1/Tで発生する記号εR(n)で示した信号を考察す
る。実際上、周波数fe=q/Tでサンプリングされた受信
信号は周波数1/Tにおけるq個の飛越しサンプル系列で
形成されていると考えることができ、エコー・キヤンセ
ラ技術においてはこれらq個のサンプル系列を、周波数
1/Tでそれぞれ独立に作動するq個のエコー・サブキヤ
ンセラにおいて同一態様で処理できることは周知であ
る。
差信号発生回路17によつて発生した実信号eR(n)は制
御回路16に供給し、この制御回路ではこの実信号を用い
てトランスバーサル・フイルタ15の係数を調整する。こ
の係数を適切に調整した場合、トランスバーサル・フイ
ルタ15によつて供給される擬似エコー信号 が結合回路5の受信アクセス端に生ずるエコー信号に実
際上等しくなり、従つて、差信号発生回路17によつて供
給される信号eR(n)においてはエコー信号が実際上相
殺される。従つて、エコー信号を除去された差信号が低
域フイルタ20を介して受信機4に供給されることとな
る。
御回路16に供給し、この制御回路ではこの実信号を用い
てトランスバーサル・フイルタ15の係数を調整する。こ
の係数を適切に調整した場合、トランスバーサル・フイ
ルタ15によつて供給される擬似エコー信号 が結合回路5の受信アクセス端に生ずるエコー信号に実
際上等しくなり、従つて、差信号発生回路17によつて供
給される信号eR(n)においてはエコー信号が実際上相
殺される。従つて、エコー信号を除去された差信号が低
域フイルタ20を介して受信機4に供給されることとな
る。
有用なデータの伝送に当りエコー・キヤンセラの係数は
一般に、差信号発生回路17によつて供給される誤差信号
の平均二乗値を最小にするいわゆる傾斜アルゴリズムを
使用して制御回路16で繰り返し制御される。伝送が行わ
れる以前にかかる係数の最適値を迅速に得るため前記特
願昭58−106588号には、エコー信号が直流分を有しない
場合式(1)又は式(1a)によつて規定される特性を有
するトレーニング信号D(n)の伝送に基づく方法が開
示されている。先に説明したように、複素信号ε(n)
が、供給された実信号から形成されている場合には、エ
コー・キヤンセラの複素信号は実際上、式(3)から計
算することができる。複素信号の形成を回避し、かつ供
給された実信号εR(n)から直接エコー・キヤンセラ
の複素係数を計算するための先に述べた二つの過程を介
する方法は、先に説明したように、係数の計算に2倍の
時間を要するという欠点を有している。本発明は同じ
く、供給された実信号を直接使用して遥に短い計算時間
で係数を計算する方法を提供する。
一般に、差信号発生回路17によつて供給される誤差信号
の平均二乗値を最小にするいわゆる傾斜アルゴリズムを
使用して制御回路16で繰り返し制御される。伝送が行わ
れる以前にかかる係数の最適値を迅速に得るため前記特
願昭58−106588号には、エコー信号が直流分を有しない
場合式(1)又は式(1a)によつて規定される特性を有
するトレーニング信号D(n)の伝送に基づく方法が開
示されている。先に説明したように、複素信号ε(n)
が、供給された実信号から形成されている場合には、エ
コー・キヤンセラの複素信号は実際上、式(3)から計
算することができる。複素信号の形成を回避し、かつ供
給された実信号εR(n)から直接エコー・キヤンセラ
の複素係数を計算するための先に述べた二つの過程を介
する方法は、先に説明したように、係数の計算に2倍の
時間を要するという欠点を有している。本発明は同じ
く、供給された実信号を直接使用して遥に短い計算時間
で係数を計算する方法を提供する。
本発明の方法では、送信変調搬送波を発生させるためフ
イルタ11及び12に供給すると同時にエコー・キヤンセラ
のトランスバーサル・フイルタ15にも供給する複素信号
D(n)を、少なくともNTに等しい周期LTを有しかつ次
の2つの特性を有する周期性トレーニング信号とする: 但し整数iは1≦i≦N−1、 但し整数iは0≦i≦N−10 次に、これらの特性を有するトレーニング信号を極めて
簡単に得る手段を説明する。この点につき、前記特願昭
58−106588号では、同様な特性を有するが右辺の値をゼ
ロに等しくする信号が推賞されている。一般的に云つて
式(4)及び(5)(右辺の値が−1)の特性を有する
信号の発生の方が簡単である。かかる信号は、その長さ
Lを所望の如く大きく選定できる(但しL=2P−1で表
わされ、Pは整数)最大長さの疑似ランダム系列を発生
する疑似ランダム系列発生器から得ることができる。一
方、式(4)及び(5)の特性を有しかつ右辺の値がゼ
ロである信号は、変調装置によつて通常送信されるシン
ボル以外のシンボルに対する値を使用しない旨決定され
た場合制限された長さLの周期を有する。
イルタ11及び12に供給すると同時にエコー・キヤンセラ
のトランスバーサル・フイルタ15にも供給する複素信号
D(n)を、少なくともNTに等しい周期LTを有しかつ次
の2つの特性を有する周期性トレーニング信号とする: 但し整数iは1≦i≦N−1、 但し整数iは0≦i≦N−10 次に、これらの特性を有するトレーニング信号を極めて
簡単に得る手段を説明する。この点につき、前記特願昭
58−106588号では、同様な特性を有するが右辺の値をゼ
ロに等しくする信号が推賞されている。一般的に云つて
式(4)及び(5)(右辺の値が−1)の特性を有する
信号の発生の方が簡単である。かかる信号は、その長さ
Lを所望の如く大きく選定できる(但しL=2P−1で表
わされ、Pは整数)最大長さの疑似ランダム系列を発生
する疑似ランダム系列発生器から得ることができる。一
方、式(4)及び(5)の特性を有しかつ右辺の値がゼ
ロである信号は、変調装置によつて通常送信されるシン
ボル以外のシンボルに対する値を使用しない旨決定され
た場合制限された長さLの周期を有する。
トレーニング信号D(n)の少なくともN個のデータの
送信後結合回路5の受信アクセス端にエコー信号が現わ
れ、このエコー信号εR(n)及びトレーニング信号D
(n)の次のL個のデータを用いて回路16において次式 に従つてトランスバーサル・フイルタ15のN個の係数を
計算する。この式(6)において使用した項については
既に説明した。ベクトル0によつて表わされる初めの
N個の係数は計算時間中維持され、計算時間の終端に係
数が得られる。
送信後結合回路5の受信アクセス端にエコー信号が現わ
れ、このエコー信号εR(n)及びトレーニング信号D
(n)の次のL個のデータを用いて回路16において次式 に従つてトランスバーサル・フイルタ15のN個の係数を
計算する。この式(6)において使用した項については
既に説明した。ベクトル0によつて表わされる初めの
N個の係数は計算時間中維持され、計算時間の終端に係
数が得られる。
実際上、初期係数0はゼロに設定されるので、計算時
間中はトランスバーサル・フイルタによつて供給される
信号 はゼロであり、従つて差信号eR(n)は受信信号ε
R(n)に等しい。かかる態様における動作により、係
数は次式 又は に従つて計算することができる。第1図においてサンプ
ル・ホールド回路19及び制御回路16の間の破線結線は、
係数を式(7a)に従つて計算する場合制御回路16におい
て信号εR(n)が使用されることを示す。以下におい
て、記述を簡単にするため式(7a)を使用することがあ
るが、式(6)又は(7)を使用した場合も同じ結論が
成立つことは明らかである。
間中はトランスバーサル・フイルタによつて供給される
信号 はゼロであり、従つて差信号eR(n)は受信信号ε
R(n)に等しい。かかる態様における動作により、係
数は次式 又は に従つて計算することができる。第1図においてサンプ
ル・ホールド回路19及び制御回路16の間の破線結線は、
係数を式(7a)に従つて計算する場合制御回路16におい
て信号εR(n)が使用されることを示す。以下におい
て、記述を簡単にするため式(7a)を使用することがあ
るが、式(6)又は(7)を使用した場合も同じ結論が
成立つことは明らかである。
次に、いかなる条件の下で、式(7a)による係数の計算
の終端に、エコー信号を相殺できるトランスバーサル・
フイルタの係数を得ることができるかをベクトル記号を
用いて説明する。
の終端に、エコー信号を相殺できるトランスバーサル・
フイルタの係数を得ることができるかをベクトル記号を
用いて説明する。
瞬時nTにトランスバーサル・フイルタに存在する複素信
号D(n)のN個のサンプルを示すN個の要素を有する
ベクトル(n)は既に定義した。ベクトル(n)の
転置ベクトルを以下に で示す。トランスバーサル・フイルタのN個の計算され
た係数を示すN個の要素を有するベクトルも既に定義
した。信号D(n)が供給されるエコー通路のインパル
ス・レスポンスのサンプルを示すN個の複素要素を有す
るベクトルは次の如く定義する。即ち=の場合
に、トランスバーサル・フイルタの係数は最適であり、
エコーを相殺することができる。
号D(n)のN個のサンプルを示すN個の要素を有する
ベクトル(n)は既に定義した。ベクトル(n)の
転置ベクトルを以下に で示す。トランスバーサル・フイルタのN個の計算され
た係数を示すN個の要素を有するベクトルも既に定義
した。信号D(n)が供給されるエコー通路のインパル
ス・レスポンスのサンプルを示すN個の複素要素を有す
るベクトルは次の如く定義する。即ち=の場合
に、トランスバーサル・フイルタの係数は最適であり、
エコーを相殺することができる。
かかるベクトル表記法によると、受信路において受信し
たエコー信号εR(n)の複素信号ε(n)は と表わすことができる。受信エコー信号εR(n)は複
素信号ε(n)の実部であり で表わすことができる。
たエコー信号εR(n)の複素信号ε(n)は と表わすことができる。受信エコー信号εR(n)は複
素信号ε(n)の実部であり で表わすことができる。
前式を考慮すれば容易に次式 が得られ、ここで はそれぞれ の共役値である。
式(8)を考慮すれば式(7)は で表わすことができ、ここで はN次のマトリツクスであり である。
マトリツクス は一般項 を有している。
トレーニング信号の式(4)の特性を考慮すると、i≠
jであるi,jのすべての値に対し eij(n)=−σ2 となる。
jであるi,jのすべての値に対し eij(n)=−σ2 となる。
一方 であり、ここでσ2はトレーニング信号における各デー
タの電力である。
タの電力である。
従つて式(9)の項 は と表わすことができ、ここでki(但しi=0,1,‥‥,N−
1)はベクトルのN個の要素であり、は単位値のN
個の要素を有するベクトルである。
1)はベクトルのN個の要素であり、は単位値のN
個の要素を有するベクトルである。
マトリツクス は一般項 を有する。
トレーニング信号の式(5)の特性を考慮すると、i及
びjのすべての値に対しfij(n)=−σ2 となる。
びjのすべての値に対しfij(n)=−σ2 となる。
従つて式(9)の項 は で表わすことができる。
式(10)及び(11)を考慮して式(9)は最終的に と表わされる。
エコー通路のインパルス・レスポンスの複素サンプルki
の実部kiRを代入すると、上式は と表わすこともできる。
の実部kiRを代入すると、上式は と表わすこともできる。
式(12)において項 はエコー通路のインパルス・レスポンスの実部の直流分
を示す。この直流分がゼロの場合、式(12)は=と
なり、これは式(4)及び(5)の特性を有するトレー
ニング信号と共に式(7)に従つて計算した係数によ
つてエコー信号を相殺できることを示している。
を示す。この直流分がゼロの場合、式(12)は=と
なり、これは式(4)及び(5)の特性を有するトレー
ニング信号と共に式(7)に従つて計算した係数によ
つてエコー信号を相殺できることを示している。
しかし、一般に、前記直流分はゼロではない。例えば、
第1図に示した帯域通過形式のエコー・キヤンセラで
は、受信信号のサンプリング周波数が1/Tに等しく即ち
シヤノン周波数より低い場合エコー通路のインパルス・
レスポンスの直流分がゼロでないことは明らかである。
しかし、たとえ受信信号をシヤノンの定理を満足するサ
ンプリング周波数fe=q/Tでサンプリングしたとしても
同じ結論に到達する。上に説明したように、実際上、エ
コー・キヤンセラを時分割方式で作動するq個のエコー
・サブキヤンセラとして構成し、各エコー・サブキヤン
セラが変調周波数1/Tでサンプリングした受信信号に独
立に作動するようにする。その結果、各エコー・サブキ
ャンセラに対してエコー通路のインパルス・レスポンス
の直流分がゼロでなくなる。
第1図に示した帯域通過形式のエコー・キヤンセラで
は、受信信号のサンプリング周波数が1/Tに等しく即ち
シヤノン周波数より低い場合エコー通路のインパルス・
レスポンスの直流分がゼロでないことは明らかである。
しかし、たとえ受信信号をシヤノンの定理を満足するサ
ンプリング周波数fe=q/Tでサンプリングしたとしても
同じ結論に到達する。上に説明したように、実際上、エ
コー・キヤンセラを時分割方式で作動するq個のエコー
・サブキヤンセラとして構成し、各エコー・サブキヤン
セラが変調周波数1/Tでサンプリングした受信信号に独
立に作動するようにする。その結果、各エコー・サブキ
ャンセラに対してエコー通路のインパルス・レスポンス
の直流分がゼロでなくなる。
エコー通路のインパルス・レスポンスの直流分がゼロで
ない場合、式(12)によつて得られる係数はすべてが
理想値から次式で示される同じ値x0即ち だけ相違する。
ない場合、式(12)によつて得られる係数はすべてが
理想値から次式で示される同じ値x0即ち だけ相違する。
本発明は式(7)に基づいて計算した係数を修正して正
しい係数が得られるようにする極めて簡単な方法を提供
する。計算した各係数からは値x0を減算すれば充分であ
る。云い換えれば、式(7)に従つて計算した係数を
′とすれば、正しい係数=は演算 =′−x0 (14) を行うことによつて得られる。
しい係数が得られるようにする極めて簡単な方法を提供
する。計算した各係数からは値x0を減算すれば充分であ
る。云い換えれば、式(7)に従つて計算した係数を
′とすれば、正しい係数=は演算 =′−x0 (14) を行うことによつて得られる。
修正項x0を計算するため、トレーニング信号D(n)の
送信データを、第1図に破線ブロツクで示した遅延回路
21によつて、エコー・キヤンセラのトランスバーサルフ
イルタに供給する信号D(n)のデータに対し変調周期
Tだけ遅延させる。かかる状態の下では、エコー・キヤ
ンセラの見地から、エコー通路のインパルス・レスポン
スの第1係数k0は必ずゼロになる。一方、トランスバー
サル・フイルタの係数の個数Nを、エコー通路のインパ
ルス・レスポンスの最大持続時間に対応して厳密に必要
な個数より1だけ大きく選定した場合には、式(7)に
よるトランスバーサル・フイルタの係数の計算により、
最初の係数に対して値′=x0が得られる。このように
して形成した修正値x0を、計算した他の計数値から減算
することにより、式(14)によつて修正係数を得ること
ができる。送信データを数倍の周期Tだけ遅延した場合
には、これに適合した係数の個数Nと共に、原理的に同
一である数個の修正値x0を得ることができること勿論で
ある。
送信データを、第1図に破線ブロツクで示した遅延回路
21によつて、エコー・キヤンセラのトランスバーサルフ
イルタに供給する信号D(n)のデータに対し変調周期
Tだけ遅延させる。かかる状態の下では、エコー・キヤ
ンセラの見地から、エコー通路のインパルス・レスポン
スの第1係数k0は必ずゼロになる。一方、トランスバー
サル・フイルタの係数の個数Nを、エコー通路のインパ
ルス・レスポンスの最大持続時間に対応して厳密に必要
な個数より1だけ大きく選定した場合には、式(7)に
よるトランスバーサル・フイルタの係数の計算により、
最初の係数に対して値′=x0が得られる。このように
して形成した修正値x0を、計算した他の計数値から減算
することにより、式(14)によつて修正係数を得ること
ができる。送信データを数倍の周期Tだけ遅延した場合
には、これに適合した係数の個数Nと共に、原理的に同
一である数個の修正値x0を得ることができること勿論で
ある。
式(3)及び(4)の特性のデータd(n)を有する複
素トレーニング信号を得るための簡単な方法を次に説明
する。第2図に示した装置は最大長さを有する疑似ラン
ダム系列を発生する2個の疑似ランダム系列発生器25及
び26を備えている。これら2個の疑似ランダム系列発生
器は同一構造を有しており、極めて周知の態様において
P個のレジスタ段を有するシフトレジスタ及び排他的論
理和回路をもつて構成し、その場合シフトレジスタの2
個のレジスタ段の出力を排他的論理和回路に供給し、排
他的論理和回路の出力端子をシフトレジスタの入力端子
に接続する。クロック信号発生器8により供給される周
波数1/Tを有するパルスが、これら2個の疑似ランダム
発生器のレジスタをシフトするために用いられる。2個
の疑似ランダム系列発生器は長さL=2P−1の同じ疑似
ランダム系列であつて、適当な初期設定信号Ia及びIbを
介してkレジスタ段だけ互にシフトされた疑似ランダム
系列を供給するようにする。従つて、疑似ランダム系列
発生器25及び26によつて供給される2進信号をそれぞれ
a(n)及びb(n)とすると b(n)=a(n+k) と表わすことができる。
素トレーニング信号を得るための簡単な方法を次に説明
する。第2図に示した装置は最大長さを有する疑似ラン
ダム系列を発生する2個の疑似ランダム系列発生器25及
び26を備えている。これら2個の疑似ランダム系列発生
器は同一構造を有しており、極めて周知の態様において
P個のレジスタ段を有するシフトレジスタ及び排他的論
理和回路をもつて構成し、その場合シフトレジスタの2
個のレジスタ段の出力を排他的論理和回路に供給し、排
他的論理和回路の出力端子をシフトレジスタの入力端子
に接続する。クロック信号発生器8により供給される周
波数1/Tを有するパルスが、これら2個の疑似ランダム
発生器のレジスタをシフトするために用いられる。2個
の疑似ランダム系列発生器は長さL=2P−1の同じ疑似
ランダム系列であつて、適当な初期設定信号Ia及びIbを
介してkレジスタ段だけ互にシフトされた疑似ランダム
系列を供給するようにする。従つて、疑似ランダム系列
発生器25及び26によつて供給される2進信号をそれぞれ
a(n)及びb(n)とすると b(n)=a(n+k) と表わすことができる。
2つの2進信号a(n)及びb(n)はエンコーダ28に
供給し、このエンコーダは実成分dr(n)及び虚成分di
(n)を有する複素データd(n)から成る所望のトレ
ーニング信号を送出する。エンコーダ28によつて行われ
る動作を下の表Iに示す。説明を簡単にするためのエン
コーダ28によつて供給されるデータは正規化されてお
り、即ちこれらデータに対する正規化係数σは1に等し
いと仮定する。
供給し、このエンコーダは実成分dr(n)及び虚成分di
(n)を有する複素データd(n)から成る所望のトレ
ーニング信号を送出する。エンコーダ28によつて行われ
る動作を下の表Iに示す。説明を簡単にするためのエン
コーダ28によつて供給されるデータは正規化されてお
り、即ちこれらデータに対する正規化係数σは1に等し
いと仮定する。
2個の疑似ランダム系列発生器25及び26が値−1又は1
の2進信号a(n)及びb(n)を供給すると仮定する
と、この表の初めの2列は対を成す信号a(n)及びb
(n)に対する4つの可能な状態を示している。
の2進信号a(n)及びb(n)を供給すると仮定する
と、この表の初めの2列は対を成す信号a(n)及びb
(n)に対する4つの可能な状態を示している。
この表の次の2列は所望の複素信号d(n)の実成分及
び虚成分である信号dr(n)及びdi(n)の値をそれぞ
れ示し、所望の複素信号d(n)の値を最終行に示して
ある。信号dr(n)及びdi(n)はa(n)及びb
(n)から次式 を介して導出する。
び虚成分である信号dr(n)及びdi(n)の値をそれぞ
れ示し、所望の複素信号d(n)の値を最終行に示して
ある。信号dr(n)及びdi(n)はa(n)及びb
(n)から次式 を介して導出する。
上記の表から明らかなように、2つのレベル+1及び−
1を有する信号a(n)及びb(n)を組合せて3つの
レベル+1,−1及び0を有する信号dr(n)及びdi
(n)を形成するので、複素信号d(n)は実の値+1
又は−1又は虚の値+j又は−jとなる。
1を有する信号a(n)及びb(n)を組合せて3つの
レベル+1,−1及び0を有する信号dr(n)及びdi
(n)を形成するので、複素信号d(n)は実の値+1
又は−1又は虚の値+j又は−jとなる。
複素信号d(n)は次式 から形成することもできる。
また式(15)及び(16)における右辺の符号を変えるこ
ともできる。
ともできる。
上述したようにトレーニング信号の複素データd(n)
を形成する代りに、2個の擬似ランダム系列発生器及び
エンコーダを用いてトレーニング系列の周期LTのデータ
d(n)の上記成分dr(n)及びdi(n)をメモリに蓄
積し、これら成分をレート1/Tで読出すようにすること
もできる。
を形成する代りに、2個の擬似ランダム系列発生器及び
エンコーダを用いてトレーニング系列の周期LTのデータ
d(n)の上記成分dr(n)及びdi(n)をメモリに蓄
積し、これら成分をレート1/Tで読出すようにすること
もできる。
次に、上述した一方の態様又は他方の態様で形成したト
レーニング信号は最適形態で使用できることを説明す
る。
レーニング信号は最適形態で使用できることを説明す
る。
説明を簡単にするため、エンコーダ28によつて供給する
データは正規化されていると仮定したからσ=1であ
り、そのとき、トレーニング信号に要求される一方の特
性を規定する式(4)の左辺をAC(i)で表わすと となり、AC(i)はシフト量iに対する複素信号d
(n)の自己相関関数である。
データは正規化されていると仮定したからσ=1であ
り、そのとき、トレーニング信号に要求される一方の特
性を規定する式(4)の左辺をAC(i)で表わすと となり、AC(i)はシフト量iに対する複素信号d
(n)の自己相関関数である。
同じくσ=1のとき、トレーニング信号に要求される他
方の特性を規定する式(5)の右辺をB(i)で示すと となる。
方の特性を規定する式(5)の右辺をB(i)で示すと となる。
2つの関数AC(i)及びB(i)は周期Lの周期関数で
ある。
ある。
前述したように、同じ最大長さを有しかつ互にKだけシ
フトされた2つの擬似ランダム系列から形成され、次い
で表Iに示したように符号化される複素データd(n)
から成るトレーニング信号の場合、0からL−1に変化
するiに対して規定される周期Lにおいて自己相関関数
AC(i)は次の値となる。
フトされた2つの擬似ランダム系列から形成され、次い
で表Iに示したように符号化される複素データd(n)
から成るトレーニング信号の場合、0からL−1に変化
するiに対して規定される周期Lにおいて自己相関関数
AC(i)は次の値となる。
かかるAC(i)の値を第3図aにiの関数として示す。
この図から明らかなように、特に、i=k及びL−k
(但しk<L−kに選定してある)に対し関数AC(i)
は傾斜した矢印で示した2つの共役値となる。i=Lか
ら開始すると関数AC(i)は周期Lで繰り返される。
この図から明らかなように、特に、i=k及びL−k
(但しk<L−kに選定してある)に対し関数AC(i)
は傾斜した矢印で示した2つの共役値となる。i=Lか
ら開始すると関数AC(i)は周期Lで繰り返される。
また関数B(i)は0からL−1にわたるiに対する周
期において次の値となる。
期において次の値となる。
かかるB(i)の値を第3図bにiの関数として示して
ある。
ある。
式(17)及び(18)を用いると、トレーニング信号に必
要な特性を規定する式(4)及び(5)は AC(i)=−1(但し1≦i≦N−1である各iに対
し) (21) B(i)=−1(但し0≦i≦N−1である各iに対
し) (22) と表わされる。
要な特性を規定する式(4)及び(5)は AC(i)=−1(但し1≦i≦N−1である各iに対
し) (21) B(i)=−1(但し0≦i≦N−1である各iに対
し) (22) と表わされる。
上述したようにして形成したトレーニング信号d(n)
は、Nを N≦kinf (但しkinfは2つの値k及びL−kの小さい方を示す)
に選定した場合、これらの特性を有する。
は、Nを N≦kinf (但しkinfは2つの値k及びL−kの小さい方を示す)
に選定した場合、これらの特性を有する。
所定周期Lを有するデータ信号d(n)に対しては、自
己相関関数の不所望項AC(k)及びAC(L−k)をでき
る限り原点i=0から除去すると常に有利である。
己相関関数の不所望項AC(k)及びAC(L−k)をでき
る限り原点i=0から除去すると常に有利である。
これは に対して得られ、L=2P−1は奇数であるから、kは必
らず整数になる。これは であることを意味する。
らず整数になる。これは であることを意味する。
式(23)及び(24)に示したk及びL−kの特定の値に
対し、2つの不所望項AC(k)及びAC(L−k)は、第
3図Cに示したように、互に極めて接近する。その結
果、かかる状態の下で となる。
対し、2つの不所望項AC(k)及びAC(L−k)は、第
3図Cに示したように、互に極めて接近する。その結
果、かかる状態の下で となる。
式(23)及び(24)に示したk及びL−kの特定の値に
対し、B(i)の不所望項即ちB(k)及びB(L−
k)も、第3図dに示したように、互に極めて接近す
る。その結果、かかる状態の下で となる。
対し、B(i)の不所望項即ちB(k)及びB(L−
k)も、第3図dに示したように、互に極めて接近す
る。その結果、かかる状態の下で となる。
トレーニング信号に対し厳密に要求される式(21)及び
(22)の特性から、 と共に説明した如く形成される周期Lのトレーニング信
号は である長さNを有するトランスバーサル・フイルタを合
体したエコー・キヤンセラに好適である。
(22)の特性から、 と共に説明した如く形成される周期Lのトレーニング信
号は である長さNを有するトランスバーサル・フイルタを合
体したエコー・キヤンセラに好適である。
逆に、所定長さNを有するトランスバーサル・フイルタ
に対しては、上述したように形成されかつ L≧2N+1 である周期Lを有するトレーニング信号を選定する必要
がある。
に対しては、上述したように形成されかつ L≧2N+1 である周期Lを有するトレーニング信号を選定する必要
がある。
このトレーニング信号によれば、 の場合収束時間(L+NT)を(3N+1)T3NTに低減
することができる。
することができる。
第1図は本発明方法を適用できるエコー・キヤンセラを
設けたモデムを示すブロツク図、 第2図は本発明方法で使用するトレーニング信号の発生
装置の一例を示すブロツク図、 第3図は第2図の作動説明図である。 1……送信路、2……変調装置 3……受信路、4……受信機 5……結合回路、6……伝送路 7……符号化回路 8……クロツク信号発生回路 9……加算器、10……複素信号形成回路 11,12……帯域フイルタ、13……加算器 15……トランスバーサル・フイルタ 16……制御回路、17……差信号発生回路 19……サンプル・ホールド回路 20……低域フイルタ、21……遅延回路 25,26……擬似ランダム系列発生器 28……エンコーダ
設けたモデムを示すブロツク図、 第2図は本発明方法で使用するトレーニング信号の発生
装置の一例を示すブロツク図、 第3図は第2図の作動説明図である。 1……送信路、2……変調装置 3……受信路、4……受信機 5……結合回路、6……伝送路 7……符号化回路 8……クロツク信号発生回路 9……加算器、10……複素信号形成回路 11,12……帯域フイルタ、13……加算器 15……トランスバーサル・フイルタ 16……制御回路、17……差信号発生回路 19……サンプル・ホールド回路 20……低域フイルタ、21……遅延回路 25,26……擬似ランダム系列発生器 28……エンコーダ
Claims (7)
- 【請求項1】両方向伝送路に結合した一方向の送信路及
び受信路の間の送受信装置に接続され、送信路に供給さ
れた信号に応答して受信路に生ずるエコーを相殺するた
めに使用するエコー・キヤンセラであって、送信路に供
給された信号から導出した複素信号を処理して実信号成
分を供給するためN個の調整可能複素係数を有するトラ
ンスバーサル・フイルタと、受信路における信号及びト
ランスバーサル・フイルタの出力信号の間の差信号を発
生する差信号発生回路とを備えたエコー・キヤンセラの
収束時間を減少させるに当り、時間nT(但しTはデータ
間隔)に送信され、周期LT≧NTで、かつ1≦i≦N−1
である各整数iに対し なる特性(但しd*(n)はd(n)の複素共役値であ
り、σ2は各送信データの電力を示す定数項である)を
有するデータd(n)で構成される周期性複素トレーニ
ング信号を送信するエコー・キヤンセラの収束時間減少
方法において、 送信される前記トレーニング信号が更に、0≦i≦N−
1である各整数iに対し なる特性を有し、 前記トレーニング信号の少なくともN個のデータの送信
後、送信された次のL個のデータによって次式 に従ってトランスバーサル・フイルタの係数を計算する (但しは計算の終りに得られるN個の係数のベクト
ル、0 は始めのN個の係数のベクトル、 eR(n)は前記差信号、* (n)はトランスバーサル・フイルタに供給される
最後のN個のデータの複素共役値のベクトル) ことを特徴とするエコー・キヤンセラの収束時間減少方
法。 - 【請求項2】トランスバーサル・フイルタの前記初めの
係数をゼロに設定し、かつ係数を次式 (但しεR(n)は受信路において受信される信号) に従って計算する特許請求の範囲第1項記載のエコー・
キャンセラの収束時間減少方法。 - 【請求項3】両方向伝送路に結合した一方向の送信路及
び受信路の間の送受信装置に接続され、送信路に供給さ
れた信号に応答して受信路に生ずるエコーを相殺するた
めに使用するエコー・キヤンセラであって、送信路に供
給された信号から導出した複素信号を処理して実信号成
分を供給するためN個の調整可能複素係数を有するトラ
ンスバーサル・フイルタと、受信路における信号及びト
ランスバーサル・フイルタの出力信号の間の差信号を発
生する差信号発生回路とを備えたエコー・キヤンセラの
収束時間を減少させるに当り、時間nT(但しTはデータ
間隔)に送信され、周期LT≧NTで、かつ1≦i≦N−1
である各整数iに対し なる特性(但しd*(n)はd(n)の複素共役値であ
り、σ2は各送信データの電力を示す定数項である)を
有するデータd(n)で構成される周期性複素トレーニ
ング信号を送信するエコー・キヤンセラの収束時間減少
方法において、 送信される前記トレーニング信号が更に、0≦i≦N−
1である各整数iに対し なる特性を有し、 前記トレーニング信号の少なくともN個のデータの送信
後、送信された次のL個のデータによって次式 に従ってトランスバーサル・フイルタの係数を計算する (但しは計算の終りに得られるN個の係数のベクト
ル、0 は始めのN個の係数のベクトル、 eR(n)は前記差信号、* (n)はトランスバーサル・フイルタに供給される
最後のN個のデータの複素共役値のベクトル) ことを特徴とし 且つ、前記トレーニング信号のデータを、トランスバー
サル・フイルタに供給するデータに対し少なくとも1デ
ータ間隔Tだけ遅延して送信路へ送信し、トランスバー
サル・フイルタの係数の個数Nをエコー通路のインパル
ス・レスポンスの最大持続時間に対応する個数より少な
くとも1だけ大きい個数に選定し、係数の計算の終端
に、計算した第1係数又は計算した一つの補足係数を、
計算した他の係数から導出してトランスバーサル・フイ
ルタの所望の係数を形成することを特徴とするエコー・
キヤンセラの収束時間減少方法。 - 【請求項4】両方向伝送路に結合した一方向の送信路及
び受信路の間の送受信装置に接続され、送信路に供給さ
れた信号に応答して受信路に生ずるエコーを相殺するた
めに使用するエコー・キヤンセラであって、送信路に供
給された信号から導出した複素信号を処理して実信号成
分を供給するためN個の調整可能複素係数を有するトラ
ンスバーサル・フイルタと、受信路における信号及びト
ランスバーサル・フイルタの出力信号の間の差信号を発
生する差信号発生回路とを備えたエコー・キヤンセラの
収束時間を減少させるに当り、時間nT(但しTはデータ
間隔)に送信され、周期LT≧NTで、かつ1≦i≦N−1
である各整数iに対し なる特性(但しd*(n)はd(n)の複素共役値であ
り、σ2は各送信データの電力を示す定数項である)を
有するデータd(n)で構成される周期性複素トレーニ
ング信号を送信するエコー・キヤンセラの収束時間減少
方法において、 送信される前記トレーニング信号が更に、0≦i≦N−
1である各整数iに対し なる特性を有し、 前記トレーニング信号の少なくともN個のデータの送信
後、送信された次のL個のデータによって次式 に従ってトランスバーサル・フイルタの係数を計算する (但しは計算の終りに得られるN個の係数のベクト
ル、0 は始めのN個の係数のベクトル、 eR(n)は前記差信号、* (n)はトランスバーサル・フイルタに供給される
最後のN個のデータの複素共役値のベクトル) ことを特徴とし、 且つ、前記トレーニング信号のデータd(n)を、それ
ぞれが周波数1/Tで同期して発生する+1及び−1エレ
メントを含む最大長さLの2つの同一疑似ランダム系列
から形成し、これらの2つの同一疑似ランダム系列をデ
ータ間隔Tの個数kだけ互にシフトし、瞬時nTにおける
各データd(n)の実成分及び虚成分を同一瞬時におけ
る前記2つの疑似ランダム系列におけるエレメントの値
の加算及び減算(又は減算及び加算)によってそれぞれ
得ることを特徴とするエコー・キャンセラの収束時間減
少方法。 - 【請求項5】前記2つの疑似ランダム系列の長さLをL
≧2N+1に選定し、かつ前記2つの疑似ランダム系列の
間のシフトをk=(L−1)/2となるよう選定する特許
請求の範囲第4項記載のエコー・キャンセラの収束時間
減少方法。 - 【請求項6】両方向伝送路に結合した一方向の送信路及
び受信路の間の送受信装置に設けられたエコー・キヤン
セラ用のトレーニング信号を発生するための装置であっ
て、該エコー・キヤンセラは送信路に供給される信号に
応じて受信路に生ずるエコー信号を相殺するのに適用さ
れ、該エコー・キヤンセラは送信路信号の複素成分を処
理するためにN個の調整可能複素係数を有し且つそれか
らエコー信号のコピーを得るトランスバーサル・フイル
タを備えており、該エコー・キヤンセラは更に受信路信
号とエコーコピー信号との間の差に相当する信号を得る
ための手段を備えており、前記トレーニング信号は瞬時
nTに生ずる周期性複素データd(n)により構成されて
おり、ここでTはデータ間隔であり、nはいずれかの整
数であって、該データは周期LTを有する系列内にあり、
ここでLは各系列内のデータの数であり、LT≧NTで、か
つ1≦i≦N−1である各整数iに対し なる特性(但しd*(n)はd(n)の複素共役値であ
り、σ2は各送信データの電力を示す定数項である)を
有し、 前記トレーニング信号は更に0≦i≦N−1である各整
数iに対し なる特性を有するエコー・キヤンセラ用のトレーニング
信号発生装置において、 該装置が 最大長さLの2つの同一疑似ランダム系列を発生するパ
ルス発生器であって、各系列が周波数1/Tと同期した+
1及び−1パルスエレメントを備えており、この2つの
系列は互に整数のデータ間隔Tだけシフトされているパ
ルス発生器と、 連続するデータ間隔nTにおいて前記2つの系列の和及び
差にそれぞれ相当している3レベル信号を得るために前
記パルス発生器に接続されているコーディング回路であ
って、その和及び差信号が各々その連続するデータにお
いてそのトレーニング信号の複素データd(n)の実成
分と虚成分とをそれぞれ構成しているコーディング回路
を備えており、 そこで、トレーニング信号の複素データの少なくともN
個の系列の送信の後にエコー信号相殺のためのトランス
バーサル・フイルタの係数が、 の表現に相当するLデータの次の系列の送信により形成
される係数の系列により決定される (但しは計算の終りに得られるN個の係数のベクト
ル、0 は始めのN個の係数のベクトル、 eR(n)は前記差信号、* (n)はトランスバーサル・フイルタに供給される
最後のN個のデータの複素共役値のベクトルであり、 σ2は各送信データの電力を示す定数項) ことを特徴とするエコー・キヤンセラ用のトレーニング
信号発生装置。 - 【請求項7】トレーニング信号の周期LTのデータd
(n)の実成分及び虚成分を蓄積するメモリと、これら
データを周波数1/Tで読出す手段を備えたことを特徴と
する特許請求の範囲第6項記載のエコー・キヤンセラ用
のトレーニング信号発生装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR8303113A FR2541837A1 (fr) | 1983-02-25 | 1983-02-25 | Procede de reduction du temps de convergence d'un annuleur d'echo et dispositif pour mettre en oeuvre ce procede |
| FR8303113 | 1983-02-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59163924A JPS59163924A (ja) | 1984-09-17 |
| JPH0722252B2 true JPH0722252B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=9286265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59033384A Expired - Lifetime JPH0722252B2 (ja) | 1983-02-25 | 1984-02-25 | エコ−・キヤンセラの収束時間減少方法 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4571720A (ja) |
| EP (1) | EP0117596B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0722252B2 (ja) |
| AU (1) | AU562585B2 (ja) |
| CA (1) | CA1211526A (ja) |
| DE (1) | DE3473979D1 (ja) |
| FR (1) | FR2541837A1 (ja) |
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| FR2556530B1 (fr) * | 1983-10-28 | 1986-04-04 | Telediffusion Fse | Dispositif de correction d'echos, notamment pour systeme de diffusion de donnees |
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| JPH0773240B2 (ja) * | 1985-12-13 | 1995-08-02 | 日本電気株式会社 | 自動再トレ−ニング方式 |
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| DE102004025576B4 (de) * | 2004-05-25 | 2006-03-30 | Infineon Technologies Ag | Sende-und Empfangsanordnung mit einer Regelung zur Störsignalunterdrückung |
Family Cites Families (9)
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-
1983
- 1983-02-25 FR FR8303113A patent/FR2541837A1/fr active Granted
-
1984
- 1984-02-22 DE DE8484200257T patent/DE3473979D1/de not_active Expired
- 1984-02-22 EP EP84200257A patent/EP0117596B1/fr not_active Expired
- 1984-02-23 AU AU24886/84A patent/AU562585B2/en not_active Ceased
- 1984-02-23 CA CA000448082A patent/CA1211526A/en not_active Expired
- 1984-02-23 US US06/583,067 patent/US4571720A/en not_active Expired - Lifetime
- 1984-02-25 JP JP59033384A patent/JPH0722252B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| AU562585B2 (en) | 1987-06-11 |
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