JPH07223056A - タンディッシュ内溶鋼の清浄化方法 - Google Patents
タンディッシュ内溶鋼の清浄化方法Info
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- JPH07223056A JPH07223056A JP4059994A JP4059994A JPH07223056A JP H07223056 A JPH07223056 A JP H07223056A JP 4059994 A JP4059994 A JP 4059994A JP 4059994 A JP4059994 A JP 4059994A JP H07223056 A JPH07223056 A JP H07223056A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、耐火ボード蓋等の大がかりな設備
を必要とせず、簡便な方法で最も激しい鋳込初期の溶鋼
汚染をすみやかに低減し、さらにタンディッシュにおけ
る介在物除去効果をも向上させるタンディッシュ内溶鋼
の清浄化方法を提示することを目的とする。 【構成】 (1)取鍋からタンディッシュに溶鋼を注入
する際、タンディッシュ底部から不活性ガスを吹き込む
と共に、湯面を溶融性保温剤で被覆することを特徴とす
るタンディッシュ内溶鋼の清浄化方法、(2)不活性ガ
ス吹き込みを注入点直下のタンディッシュ底部より行う
ことを特徴とする請求項1記載のタンディッシュ内溶鋼
の清浄化方法に関するものである。
を必要とせず、簡便な方法で最も激しい鋳込初期の溶鋼
汚染をすみやかに低減し、さらにタンディッシュにおけ
る介在物除去効果をも向上させるタンディッシュ内溶鋼
の清浄化方法を提示することを目的とする。 【構成】 (1)取鍋からタンディッシュに溶鋼を注入
する際、タンディッシュ底部から不活性ガスを吹き込む
と共に、湯面を溶融性保温剤で被覆することを特徴とす
るタンディッシュ内溶鋼の清浄化方法、(2)不活性ガ
ス吹き込みを注入点直下のタンディッシュ底部より行う
ことを特徴とする請求項1記載のタンディッシュ内溶鋼
の清浄化方法に関するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼の連続鋳造において
取鍋からタンディッシュ内に溶鋼の注入を開始する際、
介在物除去速度を速めることにより、鋳込み初期の溶鋼
汚染の影響をすみやかに低減し、タンディッシュ内溶鋼
の清浄化を図る方法に関するものである。
取鍋からタンディッシュ内に溶鋼の注入を開始する際、
介在物除去速度を速めることにより、鋳込み初期の溶鋼
汚染の影響をすみやかに低減し、タンディッシュ内溶鋼
の清浄化を図る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼の連続鋳造において、タンディッシュ
は取鍋と鋳型間に位置し、操業、品質上最も重要な役割
を果たす部分の一つである。
は取鍋と鋳型間に位置し、操業、品質上最も重要な役割
を果たす部分の一つである。
【0003】その機能は、鋳型内への溶鋼供給量の調
節、溶鋼貯蔵、介在物の分離除去等である。特に、介在
物除去の機能は、近年の鋼材品質厳格化に伴い極めて重
要な機能となっている。
節、溶鋼貯蔵、介在物の分離除去等である。特に、介在
物除去の機能は、近年の鋼材品質厳格化に伴い極めて重
要な機能となっている。
【0004】しかし、取鍋からタンディッシュに溶鋼を
注入する際、空気酸化による溶鋼汚染の問題が生じるた
め、タンディッシュにおける介在物除去効果が十分に発
揮されていないのが現状である。
注入する際、空気酸化による溶鋼汚染の問題が生じるた
め、タンディッシュにおける介在物除去効果が十分に発
揮されていないのが現状である。
【0005】このため、タンディッシュ内における溶鋼
汚染防止を目的として種々の方法が検討され、実用化さ
れている。
汚染防止を目的として種々の方法が検討され、実用化さ
れている。
【0006】例えば、特開昭59―1055号公報に記
載されているように、耐火ボード蓋で覆われたタンディ
ッシュ内に不活性ガスを吹き込むことにより、注入溶鋼
の空気酸化防止が図られている。
載されているように、耐火ボード蓋で覆われたタンディ
ッシュ内に不活性ガスを吹き込むことにより、注入溶鋼
の空気酸化防止が図られている。
【0007】また、特開昭60―261651号公報で
は、取鍋から溶鋼を注入する際のタンディッシュ内の湯
面上昇速度を限定することにより空気巻き込み量を減少
させ空気酸化を抑制する方法、特開昭61―38749
号公報では、取鍋からタンディッシュに溶鋼を移送する
取鍋ロングノズルからCa系合金或はCa系フラックス
を添加することにより溶鋼中の介在物を効率的に除去す
る方法が提案され、或程度の効果を発揮している。
は、取鍋から溶鋼を注入する際のタンディッシュ内の湯
面上昇速度を限定することにより空気巻き込み量を減少
させ空気酸化を抑制する方法、特開昭61―38749
号公報では、取鍋からタンディッシュに溶鋼を移送する
取鍋ロングノズルからCa系合金或はCa系フラックス
を添加することにより溶鋼中の介在物を効率的に除去す
る方法が提案され、或程度の効果を発揮している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タンデ
ィッシュを耐火ボード蓋で覆い不活性ガスでシールする
方法については、タンディッシュや耐火ボード自体が高
温で変形するため、空気酸化を防止できる程度までタン
ディッシュ内の酸素分圧を低減することはできない。
ィッシュを耐火ボード蓋で覆い不活性ガスでシールする
方法については、タンディッシュや耐火ボード自体が高
温で変形するため、空気酸化を防止できる程度までタン
ディッシュ内の酸素分圧を低減することはできない。
【0009】また、鋳込初期の注入流により巻き込まれ
た空気気泡は非常に微細であるため、反応界面積が大き
くなり、空気酸化速度は定常時の注入流に比べて格段に
速い。
た空気気泡は非常に微細であるため、反応界面積が大き
くなり、空気酸化速度は定常時の注入流に比べて格段に
速い。
【0010】このため、鋳込初期においてタンディッシ
ュ内の湯面上昇速度を限定する方法は、空気酸化を幾分
抑制する効果があるものの十分な汚染防止対策にはなっ
ていない。
ュ内の湯面上昇速度を限定する方法は、空気酸化を幾分
抑制する効果があるものの十分な汚染防止対策にはなっ
ていない。
【0011】さらに、取鍋ロングノズルからCa系合金
或はCa系フラックスを添加する方法は、介在物除去速
度を速める効果を有するものの、浮上した介在物が再び
注入流により巻き込まれるため、十分な溶鋼清浄性を確
保するには至っていない。
或はCa系フラックスを添加する方法は、介在物除去速
度を速める効果を有するものの、浮上した介在物が再び
注入流により巻き込まれるため、十分な溶鋼清浄性を確
保するには至っていない。
【0012】これらの問題を鑑み、本発明は、耐火ボー
ド蓋等の大がかりな設備を必要とせず、簡便な方法で最
も激しい鋳込初期の溶鋼汚染をすみやかに低減し、さら
にタンディッシュにおける介在物除去効果をも向上させ
るタンディッシュ内溶鋼の清浄化方法を提示することを
目的とするものである。
ド蓋等の大がかりな設備を必要とせず、簡便な方法で最
も激しい鋳込初期の溶鋼汚染をすみやかに低減し、さら
にタンディッシュにおける介在物除去効果をも向上させ
るタンディッシュ内溶鋼の清浄化方法を提示することを
目的とするものである。
【0013】
(1)取鍋からタンディッシュに溶鋼を注入する際、タ
ンディッシュ底部から不活性ガスを吹き込むと共に、湯
面を溶融性保温剤で被覆することを特徴とするタンディ
ッシュ内溶鋼の清浄化方法、
ンディッシュ底部から不活性ガスを吹き込むと共に、湯
面を溶融性保温剤で被覆することを特徴とするタンディ
ッシュ内溶鋼の清浄化方法、
【0014】(2)不活性ガスの吹き込みを注入点直下
のタンディッシュ底部より行うことを特徴とする請求項
1記載のタンディッシュ内溶鋼の清浄化方法に関するも
のである。
のタンディッシュ底部より行うことを特徴とする請求項
1記載のタンディッシュ内溶鋼の清浄化方法に関するも
のである。
【0015】
【作用】一般に、取鍋からタンディッシュ内に溶鋼の注
入を開始すると、取鍋ロングノズルが湯面下に浸漬され
るまで、注入流は雰囲気中の酸素を多量に巻き込むた
め、溶鋼中には(1)式の反応で示される空気酸化に起
因する多数の介在物が生成する。
入を開始すると、取鍋ロングノズルが湯面下に浸漬され
るまで、注入流は雰囲気中の酸素を多量に巻き込むた
め、溶鋼中には(1)式の反応で示される空気酸化に起
因する多数の介在物が生成する。
【0016】
【化1】 4Al(溶鋼中)+3O2(空気中)=2Al2O3(介在物) (1)
【0017】さらに、酸素は非常に微細な気泡として溶
鋼中に巻き込まれるため、その酸化速度は定常注入時の
酸化速度やスラグとの反応速度に比べて極めて速く、タ
ンディッシュにおける溶鋼汚染の最大の原因となってい
る。
鋼中に巻き込まれるため、その酸化速度は定常注入時の
酸化速度やスラグとの反応速度に比べて極めて速く、タ
ンディッシュにおける溶鋼汚染の最大の原因となってい
る。
【0018】そこで、本発明者等らは、この鋳込初期の
空気酸化で生成した介在物及び取鍋から持ち込まれた介
在物の浮上分離を促進する方法について種々の検討を行
った結果、タンディッシュ底部から不活性ガスを吹き込
むと共に、湯面を溶融性保温剤で被覆することにより解
決できることを見いだした。
空気酸化で生成した介在物及び取鍋から持ち込まれた介
在物の浮上分離を促進する方法について種々の検討を行
った結果、タンディッシュ底部から不活性ガスを吹き込
むと共に、湯面を溶融性保温剤で被覆することにより解
決できることを見いだした。
【0019】図1は、本発明を更に詳細に説明するため
の図である。予めタンディッシュ1に溶融性保温剤2を
入れ置きし、取鍋3から溶鋼4の注入を開始する際、タ
ンディッシュ底部6からAr気泡9を溶鋼4中に吹き込
む。
の図である。予めタンディッシュ1に溶融性保温剤2を
入れ置きし、取鍋3から溶鋼4の注入を開始する際、タ
ンディッシュ底部6からAr気泡9を溶鋼4中に吹き込
む。
【0020】このAr気泡9吹き込みの攪拌力により介
在物の凝集合体が促進されると共に、気泡自身も周囲に
介在物を付着させるため、Arガス吹き込みは介在物の
浮上分離速度を速める効果を有する。
在物の凝集合体が促進されると共に、気泡自身も周囲に
介在物を付着させるため、Arガス吹き込みは介在物の
浮上分離速度を速める効果を有する。
【0021】しかし、湯面が被覆されていない場合や介
在物を吸収できない固体保温剤が使用されている場合に
は、湯面付近でAr気泡9の破裂に起因する介在物の再
巻き込みが生じるため、介在物濃度の到達値は改善され
ない。
在物を吸収できない固体保温剤が使用されている場合に
は、湯面付近でAr気泡9の破裂に起因する介在物の再
巻き込みが生じるため、介在物濃度の到達値は改善され
ない。
【0022】これに対し、溶鋼温度以下で液相が生成す
る溶融性保温剤2を使用すると介在物吸収能が高くな
り、浮上してきた介在物を確実に保温剤2中に吸収でき
るため、介在物濃度の到達値を従来よりも低下し清浄性
を高めることが可能となる。
る溶融性保温剤2を使用すると介在物吸収能が高くな
り、浮上してきた介在物を確実に保温剤2中に吸収でき
るため、介在物濃度の到達値を従来よりも低下し清浄性
を高めることが可能となる。
【0023】図3は、Arガス吹き込みの効果と保温剤
の効果をるつぼ実験により求めた結果である。
の効果をるつぼ実験により求めた結果である。
【0024】図から分かるように、Arガス吹き込みは
全酸素量(介在物濃度)の減少速度を速める効果を、溶
融性保温剤の使用は全酸素量(介在物濃度)の到達値を
下げる効果を持つ。
全酸素量(介在物濃度)の減少速度を速める効果を、溶
融性保温剤の使用は全酸素量(介在物濃度)の到達値を
下げる効果を持つ。
【0025】また、溶融性保温剤は溶鋼を均一に被覆す
るため、空気酸化による汚染を抑制する効果も有してい
る。
るため、空気酸化による汚染を抑制する効果も有してい
る。
【0026】したがって、これらをタンディッシュ内で
併用することにより、鋳込み初期の空気酸化による影響
を低減すると共に、タンディッシュにおける介在物除去
効果をも向上できる。
併用することにより、鋳込み初期の空気酸化による影響
を低減すると共に、タンディッシュにおける介在物除去
効果をも向上できる。
【0027】溶融性保温剤としては、できるだけ粘性が
低く介在物吸収能に優れたものが有効であるが、低粘性
の溶融性保温剤はタンディッシュ耐火物を激しく溶損す
るため、耐火物溶損が問題とならない範囲で低粘性化を
図る必要がある。
低く介在物吸収能に優れたものが有効であるが、低粘性
の溶融性保温剤はタンディッシュ耐火物を激しく溶損す
るため、耐火物溶損が問題とならない範囲で低粘性化を
図る必要がある。
【0028】また、保温剤中にSiO2等の低級酸化物
が多く含有されている場合、溶鋼中のAlと反応し介在
物を生成するため保温剤からの溶鋼汚染が生じる。
が多く含有されている場合、溶鋼中のAlと反応し介在
物を生成するため保温剤からの溶鋼汚染が生じる。
【0029】このため、保温剤中の低級酸化物の含有率
をできるだけ少なくすることが有効である。
をできるだけ少なくすることが有効である。
【0030】ここに溶融性保温剤としては、CaO+A
l2O3、CaO+Al2O3+MgO等のものが好都合で
ある。
l2O3、CaO+Al2O3+MgO等のものが好都合で
ある。
【0031】保温剤の添加方法については、上記説明の
ように溶鋼注入を開始する以前に入れ置きする方法以外
に、溶鋼注入開始時に湯面上に添加する方法でも同様の
効果が得られる。
ように溶鋼注入を開始する以前に入れ置きする方法以外
に、溶鋼注入開始時に湯面上に添加する方法でも同様の
効果が得られる。
【0032】一方、タンディッシュ底部における不活性
ガス吹き込み位置は、取鍋からタンディッシュへの溶鋼
注入点から浸漬ノズル配置位置までの間が良く、好まし
くはタンディッシュの幅方向全幅に亘ってポーラスプラ
グ8を設けAr等の不活性ガスを吹き込む。
ガス吹き込み位置は、取鍋からタンディッシュへの溶鋼
注入点から浸漬ノズル配置位置までの間が良く、好まし
くはタンディッシュの幅方向全幅に亘ってポーラスプラ
グ8を設けAr等の不活性ガスを吹き込む。
【0033】この不活性ガスは微細であるほど介在物浮
上に効果があり、10mmφ以下の気泡として吹き込む
ことが好ましい。
上に効果があり、10mmφ以下の気泡として吹き込む
ことが好ましい。
【0034】また、不活性ガスの吹き込み流量は5〜1
00Nl/min程度が好ましい。
00Nl/min程度が好ましい。
【0035】すなわち、5Nl/min未満では介在物
浮上効果が少なく、また100Nl/min超では溶鋼
のボイングが激しくなり過ぎるため好ましくない。
浮上効果が少なく、また100Nl/min超では溶鋼
のボイングが激しくなり過ぎるため好ましくない。
【0036】特に、タンディッシュ底部からのガス吹き
込みを図2に示すように注入点直下で実施すれば、注入
流の攪拌力により気泡の微細化が促進され、介在物の除
去効率が向上する。
込みを図2に示すように注入点直下で実施すれば、注入
流の攪拌力により気泡の微細化が促進され、介在物の除
去効率が向上する。
【0037】このため、設備上の制約がない場合には、
溶鋼の清浄化にとってガス吹き込み位置を注入点直下に
することが、最も効率的なガス吹き込み方法となる。
溶鋼の清浄化にとってガス吹き込み位置を注入点直下に
することが、最も効率的なガス吹き込み方法となる。
【0038】さらに、鋳込み初期の最も溶鋼汚染が激し
い場合だけでなく、鋳造全域に渡って本発明を適用する
ことは十分可能であり、全体の鋳片品質を向上させるた
めにも有効な方法である。
い場合だけでなく、鋳造全域に渡って本発明を適用する
ことは十分可能であり、全体の鋳片品質を向上させるた
めにも有効な方法である。
【0039】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明
について説明する。
について説明する。
【0040】
【実施例1】CaO:50%、Al2O3:50%、融点
1400℃の溶融性保温剤を図1に示す容量50tのタ
ンディッシュ1(深さ1.0×幅2.0×長さ8.0
m)内に予め入れ置きした。該タンディッシュ1はその
底部6に不活性ガス供給管7に接続されたガス吹き込み
用ポーラスプラグ8が浸漬ノズル10に至る溶鋼流路の
途中に設けてある。
1400℃の溶融性保温剤を図1に示す容量50tのタ
ンディッシュ1(深さ1.0×幅2.0×長さ8.0
m)内に予め入れ置きした。該タンディッシュ1はその
底部6に不活性ガス供給管7に接続されたガス吹き込み
用ポーラスプラグ8が浸漬ノズル10に至る溶鋼流路の
途中に設けてある。
【0041】成分C:50ppm、Si:0.015
%、Mn:0.25%、P:0.02%、S:0.01
%、Al:0.035%、温度1550℃(タンディッ
シュ内)の溶鋼250tを取鍋3からタンディッシュ1
内に25t/minで注入を開始すると共に、タンディ
ッシュ底部6のポーラスプラグ(アルミナ製)8から初
期気泡径10mmφのArガスを50Nl/minで吹
き込んだ。
%、Mn:0.25%、P:0.02%、S:0.01
%、Al:0.035%、温度1550℃(タンディッ
シュ内)の溶鋼250tを取鍋3からタンディッシュ1
内に25t/minで注入を開始すると共に、タンディ
ッシュ底部6のポーラスプラグ(アルミナ製)8から初
期気泡径10mmφのArガスを50Nl/minで吹
き込んだ。
【0042】タンディッシュ1内に溶鋼4が充満した
後、溶鋼注入量を8t/minまで絞ると共に、鋳造を
開始した。この時、タンディッシュ出側の溶鋼中全酸素
量は注入初期から急激に低下し、鋳造を開始する2分後
には安定して全酸素量20ppmを確保できるようにな
った。
後、溶鋼注入量を8t/minまで絞ると共に、鋳造を
開始した。この時、タンディッシュ出側の溶鋼中全酸素
量は注入初期から急激に低下し、鋳造を開始する2分後
には安定して全酸素量20ppmを確保できるようにな
った。
【0043】これにより、溶鋼汚染は確実に防止でき、
圧延後の成品には表面欠陥は全く発生しなかった。
圧延後の成品には表面欠陥は全く発生しなかった。
【0044】
【実施例2】図2に示すタンディッシュ1を用いて操業
した例であり、該タンディッシュ1は実施例1と同一の
寸法を有するもので不活性ガス吹き込み位置が取鍋3に
設けたロングノズル5からの溶鋼注入点直下位置となさ
れている。
した例であり、該タンディッシュ1は実施例1と同一の
寸法を有するもので不活性ガス吹き込み位置が取鍋3に
設けたロングノズル5からの溶鋼注入点直下位置となさ
れている。
【0045】CaO:47.5%、Al2O3:47.5
%、MgO:5.0%融点1450℃の溶融性保温剤2
を成分C:50ppm、Si:0.015%、Mn:
0.25%、P:0.02%、S:0.01%、Al:
0.035%、温度1550℃(タンディッシュ内)の
溶鋼250tを取鍋3からタンディッシュ1内に25t
/minで注入を開始すると同時に湯面上に添加した。
%、MgO:5.0%融点1450℃の溶融性保温剤2
を成分C:50ppm、Si:0.015%、Mn:
0.25%、P:0.02%、S:0.01%、Al:
0.035%、温度1550℃(タンディッシュ内)の
溶鋼250tを取鍋3からタンディッシュ1内に25t
/minで注入を開始すると同時に湯面上に添加した。
【0046】同時にタンディッシュ1の底部6のポーラ
スプラグ(アルミナ製)8から初期気泡径10mmφの
Arガスを50Nl/minで吹き込んだ。
スプラグ(アルミナ製)8から初期気泡径10mmφの
Arガスを50Nl/minで吹き込んだ。
【0047】タンディッシュ1内に溶鋼が充満した後、
溶鋼注入量を8t/minまで絞ると共に、浸漬ノズル
10からモールド(図示省略)へ注入し鋳造を開始し
た。
溶鋼注入量を8t/minまで絞ると共に、浸漬ノズル
10からモールド(図示省略)へ注入し鋳造を開始し
た。
【0048】この時、タンディッシュ出側の溶鋼中全酸
素量は注入初期から急激に低下し、鋳造開始2分後には
安定して全酸素量15ppmを確保できるようになっ
た。
素量は注入初期から急激に低下し、鋳造開始2分後には
安定して全酸素量15ppmを確保できるようになっ
た。
【0049】これにより、溶鋼汚染は確実に防止でき、
圧延後の成品には表面欠陥は全く発生しなかった。
圧延後の成品には表面欠陥は全く発生しなかった。
【0050】
【比較例1】 MgO:100%、融点2800℃の固体保温剤を図1
のタンディッシュ1内に予め入れ置きした。
のタンディッシュ1内に予め入れ置きした。
【0051】成分C:50ppm、Si:0.015
%、Mn:0.25%、P:0.02%、S:0.01
%、Al:0.035%、温度1550℃(タンディッ
シュ内)の溶鋼250tを取鍋3からタンディッシュ1
内に25t/minで注入を開始し、Arガス吹き込み
は実施しなかった。
%、Mn:0.25%、P:0.02%、S:0.01
%、Al:0.035%、温度1550℃(タンディッ
シュ内)の溶鋼250tを取鍋3からタンディッシュ1
内に25t/minで注入を開始し、Arガス吹き込み
は実施しなかった。
【0052】タンディッシュ1内に溶鋼4が充満した
後、溶鋼注入量を8t/minまで絞ると共に、鋳造を
開始した。
後、溶鋼注入量を8t/minまで絞ると共に、鋳造を
開始した。
【0053】注入開始から18分までの間に溶鋼中全酸
素量は140ppmから60ppmまで徐々に低下した
が、その後全酸素量の減少は停滞し最終到達値は60p
pmであった。
素量は140ppmから60ppmまで徐々に低下した
が、その後全酸素量の減少は停滞し最終到達値は60p
pmであった。
【0054】このため、注入初期の溶鋼汚染防止機能及
びその後の介在物除去効果の向上は見られず、圧延後の
成品には表面欠陥が発生した。
びその後の介在物除去効果の向上は見られず、圧延後の
成品には表面欠陥が発生した。
【0055】
【比較例2】 MgO:100%、融点2800℃の固体保温剤を図2
のタンディッシュ1内に入れ置きした。
のタンディッシュ1内に入れ置きした。
【0056】成分C:50ppm、Si:0.015
%、Mn:0.25%、P:0.02%、S:0.01
%、Al:0.035%、温度1550℃(タンディッ
シュ内)の溶鋼250tを取鍋3からタンディッシュ1
内に25t/minで注入を開始すると共に、タンディ
ッシュ底部6の注入点直下から直径25cmのアルミナ
製ポーラスプラグ8により初期気泡径10mmφのもの
を50Nl/minでArガス9を吹き込んだ。
%、Mn:0.25%、P:0.02%、S:0.01
%、Al:0.035%、温度1550℃(タンディッ
シュ内)の溶鋼250tを取鍋3からタンディッシュ1
内に25t/minで注入を開始すると共に、タンディ
ッシュ底部6の注入点直下から直径25cmのアルミナ
製ポーラスプラグ8により初期気泡径10mmφのもの
を50Nl/minでArガス9を吹き込んだ。
【0057】タンディッシュ1内に溶鋼4が充満した
後、溶鋼注入量を8t/minまで絞ると共に、鋳造を
開始した。
後、溶鋼注入量を8t/minまで絞ると共に、鋳造を
開始した。
【0058】この時、タンディッシュ出側の溶鋼中全酸
素量は注入初期から急激に低下し鋳造を開始する2分後
には60ppmに達したが、これ以降全酸素量は低下し
なかった。
素量は注入初期から急激に低下し鋳造を開始する2分後
には60ppmに達したが、これ以降全酸素量は低下し
なかった。
【0059】これにより、注入初期の溶鋼汚染防止機能
は得られたものの、全酸素量の到達値は高く介在物除去
効果は向上しなかった。このため、圧延後の成品には表
面欠陥が発生した。
は得られたものの、全酸素量の到達値は高く介在物除去
効果は向上しなかった。このため、圧延後の成品には表
面欠陥が発生した。
【0060】
【比較例3】 CaO:50%、Al2O3:50%、融点1400℃の
溶融性保温剤2を図1のタンディッシュ1内に予め入れ
置きした。
溶融性保温剤2を図1のタンディッシュ1内に予め入れ
置きした。
【0061】成分C:50ppm、Si:0.015
%、Mn:0.25%、P:0.02%、S:0.01
%、Al:0.035%、温度1550℃(タンディッ
シュ内)の溶鋼250tを取鍋3からタンディッシュ1
内に25t/minで注入を開始し、Arガス吹き込み
は実施しなかった。
%、Mn:0.25%、P:0.02%、S:0.01
%、Al:0.035%、温度1550℃(タンディッ
シュ内)の溶鋼250tを取鍋3からタンディッシュ1
内に25t/minで注入を開始し、Arガス吹き込み
は実施しなかった。
【0062】タンディッシュ1内に溶鋼4が充満した
後、溶鋼注入量を8t/minまで絞ると共に、鋳造を
開始した。
後、溶鋼注入量を8t/minまで絞ると共に、鋳造を
開始した。
【0063】この時、タンディッシュ出側の溶鋼中全酸
素量は徐々に低下し、22分程度で20ppmに達し
た。このため、全酸素量の到達値は低く介在物除去効果
は向上したものの、全酸素量の低下速度は遅く、鋳造初
期の鋳片には圧延後表面欠陥が発生した。
素量は徐々に低下し、22分程度で20ppmに達し
た。このため、全酸素量の到達値は低く介在物除去効果
は向上したものの、全酸素量の低下速度は遅く、鋳造初
期の鋳片には圧延後表面欠陥が発生した。
【0064】
【発明の効果】以上のごとく、本発明のタンディッシュ
内溶鋼の清浄化方法によれば、大がかりな設備を必要と
せず、最も激しい鋳込初期の溶鋼汚染をすみやかに低減
し、さらにタンディッシュにおける介在物除去効果をも
向上できるため、鋳片の品質は極めて向上する。
内溶鋼の清浄化方法によれば、大がかりな設備を必要と
せず、最も激しい鋳込初期の溶鋼汚染をすみやかに低減
し、さらにタンディッシュにおける介在物除去効果をも
向上できるため、鋳片の品質は極めて向上する。
【図1】本発明実施例に用いたタンディッシュの例を示
す説明図。
す説明図。
【図2】本発明実施例に用いたタンディッシュの例を示
す説明図。
す説明図。
【図3】るつぼ試験により評価したArガス吹き込み及
び溶融性保温剤使用の効果を示す説明図。
び溶融性保温剤使用の効果を示す説明図。
1 タンディッシュ 2 溶融性保温剤 3 取鍋 4 溶鋼 5 ロングノズル 6 タンディッシュ底部 7 不活性ガス供給管 8 ポーラスプラグ 9 Ar気泡 10 浸漬ノズル
Claims (2)
- 【請求項1】 取鍋からタンディッシュに溶鋼を注入す
る際、タンディッシュ底部から不活性ガスを吹き込むと
共に、湯面を溶融性保温剤で被覆することを特徴とする
タンディッシュ内溶鋼の清浄化方法。 - 【請求項2】 不活性ガスの吹き込みを注入点直下のタ
ンディッシュ底部より行うことを特徴とする請求項1記
載のタンディッシュ内溶鋼の清浄化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04059994A JP3282105B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | タンディッシュ内溶鋼の清浄化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04059994A JP3282105B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | タンディッシュ内溶鋼の清浄化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07223056A true JPH07223056A (ja) | 1995-08-22 |
| JP3282105B2 JP3282105B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=12584983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04059994A Expired - Fee Related JP3282105B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | タンディッシュ内溶鋼の清浄化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3282105B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107321945A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-11-07 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种连铸中间包透气上水口座砖吹氩去除夹杂物的方法 |
| CN107350443A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-11-17 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种连铸中间包气幕挡墙吹氩去除夹杂物的方法 |
| CN115213393A (zh) * | 2022-07-09 | 2022-10-21 | 江苏政田新材料有限公司 | 一种锚链轮铸造用钢水过滤装置 |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP04059994A patent/JP3282105B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107321945A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-11-07 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种连铸中间包透气上水口座砖吹氩去除夹杂物的方法 |
| CN107350443A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-11-17 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种连铸中间包气幕挡墙吹氩去除夹杂物的方法 |
| CN107350443B (zh) * | 2017-07-14 | 2019-04-30 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种连铸中间包气幕挡墙吹氩去除夹杂物的方法 |
| CN107321945B (zh) * | 2017-07-14 | 2019-04-30 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种连铸中间包透气上水口座砖吹氩去除夹杂物的方法 |
| CN115213393A (zh) * | 2022-07-09 | 2022-10-21 | 江苏政田新材料有限公司 | 一种锚链轮铸造用钢水过滤装置 |
| CN115213393B (zh) * | 2022-07-09 | 2023-07-21 | 江苏政田新材料有限公司 | 一种锚链轮铸造用钢水过滤装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3282105B2 (ja) | 2002-05-13 |
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