JPH07223109A - 油圧式ローリングカットシャー装置 - Google Patents
油圧式ローリングカットシャー装置Info
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- JPH07223109A JPH07223109A JP3756894A JP3756894A JPH07223109A JP H07223109 A JPH07223109 A JP H07223109A JP 3756894 A JP3756894 A JP 3756894A JP 3756894 A JP3756894 A JP 3756894A JP H07223109 A JPH07223109 A JP H07223109A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】精密な転がりせん断をシンプルできわめて低コ
ストな構造によって実現できる油圧式ローリングカット
シャー装置を提供することにある。 【構成】直線刃2とこれに対向する側の円弧刃6を有
し、該円弧刃6を直線刃2に対して滑り無しころがり運
動をさせることによりワークを切断する装置において、
フレーム1に円弧刃6を固定したスライド4の両端部を
吊持し昇降させる左右油圧シリンダ5a,5bを設ける
とともに、円弧刃6より上部のスライド部位に左右一対
の曲線状ガイド機構8a,8bを設け、かつ駆動油圧回
路12により初期位置と転がり切断後では前記左右油圧
シリンダ5a,5bのヘッド側の油が相手方油圧シリン
ダのロッド側に流れるように制御され、転がり切断時に
は、刃高位側油圧シリンダ5aまたは5bのロッド側の
油がタンクに戻され、刃低位側の油圧シリンダ5bまた
は5aのロッド側は油を吸込み、同ヘッド側の油は比例
リリーフ弁を介してタンクに戻される。
ストな構造によって実現できる油圧式ローリングカット
シャー装置を提供することにある。 【構成】直線刃2とこれに対向する側の円弧刃6を有
し、該円弧刃6を直線刃2に対して滑り無しころがり運
動をさせることによりワークを切断する装置において、
フレーム1に円弧刃6を固定したスライド4の両端部を
吊持し昇降させる左右油圧シリンダ5a,5bを設ける
とともに、円弧刃6より上部のスライド部位に左右一対
の曲線状ガイド機構8a,8bを設け、かつ駆動油圧回
路12により初期位置と転がり切断後では前記左右油圧
シリンダ5a,5bのヘッド側の油が相手方油圧シリン
ダのロッド側に流れるように制御され、転がり切断時に
は、刃高位側油圧シリンダ5aまたは5bのロッド側の
油がタンクに戻され、刃低位側の油圧シリンダ5bまた
は5aのロッド側は油を吸込み、同ヘッド側の油は比例
リリーフ弁を介してタンクに戻される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧式ローリングカット
シャー装置に関するものである。
シャー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】厚板で代表される材
料のせん断方法として、曲面を有する上刃が直線状の下
刃の上を転がることによりせん断を行うローリングカッ
ト方式が知られており、この実施手段として図7(a)(b)
に示すような装置が知られている。図7(a)の先行技術
は、刃物駆動機構として図示しないクラウン側にシリン
ダ102を設け、このシリンダ102から突出するピス
トンにラック103,103を設け、このラック103,
103と噛みあう歯車104,104の出力軸に円弧刃
101にサイクロイド軌跡を与えることができるような
形状のカム105,105を設け、そのカム105,10
5にフォロア106,106を接触させる一方スライド
100の片側に直線または曲線の溝状ガイド機構107
を設け、これに沿ってフレーム側の転動子110が動く
ことによりころがり刃物としての軌跡を得るようにして
いた。また、図7(b)の先行技術は、前記カムに代えて
スライド100を左右の大リンク108,108と小リ
ンク109,109からなる屈伸自在なリンク機構を介
して吊持し、歯車104,104によりそのリンク機構
を動かすことでサイクロイド軌跡を与えるようにしてい
た。
料のせん断方法として、曲面を有する上刃が直線状の下
刃の上を転がることによりせん断を行うローリングカッ
ト方式が知られており、この実施手段として図7(a)(b)
に示すような装置が知られている。図7(a)の先行技術
は、刃物駆動機構として図示しないクラウン側にシリン
ダ102を設け、このシリンダ102から突出するピス
トンにラック103,103を設け、このラック103,
103と噛みあう歯車104,104の出力軸に円弧刃
101にサイクロイド軌跡を与えることができるような
形状のカム105,105を設け、そのカム105,10
5にフォロア106,106を接触させる一方スライド
100の片側に直線または曲線の溝状ガイド機構107
を設け、これに沿ってフレーム側の転動子110が動く
ことによりころがり刃物としての軌跡を得るようにして
いた。また、図7(b)の先行技術は、前記カムに代えて
スライド100を左右の大リンク108,108と小リ
ンク109,109からなる屈伸自在なリンク機構を介
して吊持し、歯車104,104によりそのリンク機構
を動かすことでサイクロイド軌跡を与えるようにしてい
た。
【0003】この先行技術は旧来のローリングカット装
置すなわち、円弧刃を持つ上刃をクランク機構により吊
持し、上刃の両端肩部にローラを設けそれらローラの片
方を固定ガイドに接触させた状態で他方のローラを側方
のシリンダ機構から突出する円弧ガイドに接触させるも
のに比べて運動精度が良好であり、また装置が側方に突
出しないため小型化を図ることができるメリットがある
ものの、刃物駆動機構としてカムやリンク機構を用いる
ため部品点数が多く、かつそれら部品にきわめて高い精
度が要求されるためコストアップを招くという問題があ
った。また、他のローリングカットシャー装置として、
実開平3−36712号公報に油圧式のものが提案され
ている。しかしこの先行技術は、スライドを吊持する油
圧シリンダを電気油圧サーボ制御方式で昇降駆動させる
ものであった。すなわちこの先行技術では、油圧ポンプ
からの圧力油をそれぞれサーボ弁を経て左右の油圧シリ
ンダに導き、円弧刃をころがり運動させるため任意時点
の左右油圧シリンダのストロークを位置検出器で逐次検
出し、これからのストローク値と油圧シリンダの相関位
置関係をコンピュータにフィードバックして比較演算
し、各油圧シリンダの位置を調整するようにしていた。
このため精密な刃物のころがり運動を得ることは可能で
あるが、制御が非常に複雑になるとともに、高価な油圧
サーボ系機器を用いなければならないためのコストがき
わめて高くなるという問題があった。
置すなわち、円弧刃を持つ上刃をクランク機構により吊
持し、上刃の両端肩部にローラを設けそれらローラの片
方を固定ガイドに接触させた状態で他方のローラを側方
のシリンダ機構から突出する円弧ガイドに接触させるも
のに比べて運動精度が良好であり、また装置が側方に突
出しないため小型化を図ることができるメリットがある
ものの、刃物駆動機構としてカムやリンク機構を用いる
ため部品点数が多く、かつそれら部品にきわめて高い精
度が要求されるためコストアップを招くという問題があ
った。また、他のローリングカットシャー装置として、
実開平3−36712号公報に油圧式のものが提案され
ている。しかしこの先行技術は、スライドを吊持する油
圧シリンダを電気油圧サーボ制御方式で昇降駆動させる
ものであった。すなわちこの先行技術では、油圧ポンプ
からの圧力油をそれぞれサーボ弁を経て左右の油圧シリ
ンダに導き、円弧刃をころがり運動させるため任意時点
の左右油圧シリンダのストロークを位置検出器で逐次検
出し、これからのストローク値と油圧シリンダの相関位
置関係をコンピュータにフィードバックして比較演算
し、各油圧シリンダの位置を調整するようにしていた。
このため精密な刃物のころがり運動を得ることは可能で
あるが、制御が非常に複雑になるとともに、高価な油圧
サーボ系機器を用いなければならないためのコストがき
わめて高くなるという問題があった。
【0004】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに発明されたもので、その目的とするところは精密な
転がりせん断をシンプルできわめて低コストな構造によ
って実現できる油圧式ローリングカットシャー装置を提
供することにある。
めに発明されたもので、その目的とするところは精密な
転がりせん断をシンプルできわめて低コストな構造によ
って実現できる油圧式ローリングカットシャー装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、直線刃とこれに対向する側の円弧刃を有し、
該円弧刃を直線刃に対して滑り無しころがり運動をさせ
ることによりワークを切断する装置において、フレーム
に円弧刃を固定したスライドの両端部を吊持し昇降させ
る左右油圧シリンダを設けるとともに、円弧刃より上部
のスライド部位に左右一対の曲線状ガイド機構を設け、
かつ前記左右油圧シリンダがこれらに対する油の流れが
下記の条件となるように駆動油圧回路に接続されている
構成としたものである。 a.初期位置において左右油圧シリンダはピストン突出
長さを異にし、この状態で初期喰込み時に一方の油圧シ
リンダのヘッド側に油圧発生装置からの圧油が送入され
るとともにその油圧シリンダのロッド側の油が他方の油
圧シリンダのヘッド側に送入され、当該油圧シリンダの
ロッド側の油がタンクに戻される。 b.転がり切断時に刃高位側の油圧シリンダのヘッド側
に油圧発生装置からの圧油が送入されるとともに該油圧
シリンダのロッド側の油がタンクに戻され、刃低位側の
油圧シリンダのロッド側はタンクから油を吸込み、かつ
該油圧シリンダのヘッド側の油が電磁比例リリーフ弁を
経てタンクに戻される。 c.転がり切断後には刃低位側に変化した油圧シリンダ
のロッド側に油圧発生装置からの圧油が送入されるとと
もに同油圧シリンダのヘッド側の油が刃高位側となった
油圧シリンダのロッド側に送入され、該油圧シリンダの
ヘッド側の油がタンクに戻される。好ましくは、曲線状
ガイド機構は、スライドの幅方向端に向かうほど下がっ
た第1曲線溝とこれの最下端に通じ所要角度で上向きに
伸びた第2曲線溝と、前記溝を貫きクラウン部に支持さ
れたピンを有し、油圧シリンダの配設位置よりも内側寄
りの位置に設けられる。
本発明は、直線刃とこれに対向する側の円弧刃を有し、
該円弧刃を直線刃に対して滑り無しころがり運動をさせ
ることによりワークを切断する装置において、フレーム
に円弧刃を固定したスライドの両端部を吊持し昇降させ
る左右油圧シリンダを設けるとともに、円弧刃より上部
のスライド部位に左右一対の曲線状ガイド機構を設け、
かつ前記左右油圧シリンダがこれらに対する油の流れが
下記の条件となるように駆動油圧回路に接続されている
構成としたものである。 a.初期位置において左右油圧シリンダはピストン突出
長さを異にし、この状態で初期喰込み時に一方の油圧シ
リンダのヘッド側に油圧発生装置からの圧油が送入され
るとともにその油圧シリンダのロッド側の油が他方の油
圧シリンダのヘッド側に送入され、当該油圧シリンダの
ロッド側の油がタンクに戻される。 b.転がり切断時に刃高位側の油圧シリンダのヘッド側
に油圧発生装置からの圧油が送入されるとともに該油圧
シリンダのロッド側の油がタンクに戻され、刃低位側の
油圧シリンダのロッド側はタンクから油を吸込み、かつ
該油圧シリンダのヘッド側の油が電磁比例リリーフ弁を
経てタンクに戻される。 c.転がり切断後には刃低位側に変化した油圧シリンダ
のロッド側に油圧発生装置からの圧油が送入されるとと
もに同油圧シリンダのヘッド側の油が刃高位側となった
油圧シリンダのロッド側に送入され、該油圧シリンダの
ヘッド側の油がタンクに戻される。好ましくは、曲線状
ガイド機構は、スライドの幅方向端に向かうほど下がっ
た第1曲線溝とこれの最下端に通じ所要角度で上向きに
伸びた第2曲線溝と、前記溝を貫きクラウン部に支持さ
れたピンを有し、油圧シリンダの配設位置よりも内側寄
りの位置に設けられる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1ないし図3は本発明による油圧式ローリング
カットシャー装置の一実施例を示しており、1は基床に
据え付けられるフレームであり、高さ方向中間に厚板な
どのワークWを載置移動させるテーブル1’を有し、こ
のテーブル1’の前縁部に下刃としての直線刃2が固定
されている。3,3は前記テーブル1’より上方のフレ
ームに横架されたクラウン部(上部フレーム)であり、好
ましくは平行板からなる。4は前記クラウン部3,3の
間の空間部に配されたスライドであり、前後2枚の面板
40,40を上下の連結部材41,42で剛結すること
によって枠状に構成されており、後側の面板40の下端
部に上刃として所要の曲率を持った円弧刃(近似楕円状
刃を含む以下同じ)6がねじにより交換可能に固定され
ている。5a,5bは前記円弧刃6よりも幅方向外側の
クラウン部3,3の上部空間部にヒンジ機構52a,5
2bにより首振り可能に縦架された左右一対の油圧シリ
ンダである。それら油圧シリンダ5a,5bの各ピスン
トロッド50a,50bは、前記スライド4の面板4
0,40の間に伸び、各ピスントロッド50a,50b
の下端の軸受部51a,51bが面板40,40間に横
支した支持ピン7a,7bに連結され、これにより円弧
刃付きのスライド4が揺動可能に吊持されている。8
a,8bはスライド4の左右および上下の運動を規制し
て円弧刃のころがり運動を保証するための左右一対の曲
線溝状ガイド機構であり、図1のように前記油圧シリン
ダ5a,5bの配設位置よりも幅方向で内側寄りの位置
でかつ支持ピン7a,7bよりも上位の位置に中心線C
Lを挟んで対称的に設けられている。
する。図1ないし図3は本発明による油圧式ローリング
カットシャー装置の一実施例を示しており、1は基床に
据え付けられるフレームであり、高さ方向中間に厚板な
どのワークWを載置移動させるテーブル1’を有し、こ
のテーブル1’の前縁部に下刃としての直線刃2が固定
されている。3,3は前記テーブル1’より上方のフレ
ームに横架されたクラウン部(上部フレーム)であり、好
ましくは平行板からなる。4は前記クラウン部3,3の
間の空間部に配されたスライドであり、前後2枚の面板
40,40を上下の連結部材41,42で剛結すること
によって枠状に構成されており、後側の面板40の下端
部に上刃として所要の曲率を持った円弧刃(近似楕円状
刃を含む以下同じ)6がねじにより交換可能に固定され
ている。5a,5bは前記円弧刃6よりも幅方向外側の
クラウン部3,3の上部空間部にヒンジ機構52a,5
2bにより首振り可能に縦架された左右一対の油圧シリ
ンダである。それら油圧シリンダ5a,5bの各ピスン
トロッド50a,50bは、前記スライド4の面板4
0,40の間に伸び、各ピスントロッド50a,50b
の下端の軸受部51a,51bが面板40,40間に横
支した支持ピン7a,7bに連結され、これにより円弧
刃付きのスライド4が揺動可能に吊持されている。8
a,8bはスライド4の左右および上下の運動を規制し
て円弧刃のころがり運動を保証するための左右一対の曲
線溝状ガイド機構であり、図1のように前記油圧シリン
ダ5a,5bの配設位置よりも幅方向で内側寄りの位置
でかつ支持ピン7a,7bよりも上位の位置に中心線C
Lを挟んで対称的に設けられている。
【0007】一対の曲線溝状ガイド機構8a,8bは、
図1と図3のように、スライド4の幅方向端に向かうほ
ど下がった第1曲線溝80とこれの最下端に通じ所要角
度で上向きに伸びた第2曲線溝81を有しており、それ
ら溝はそれぞれ前後の面板40,40のいずれか一方、
好ましくは双方に設けられている。そしてクラウン3,
3には前記溝に嵌まるピン(ないしはローラ)82a,8
2bを軸受を介して取り付けている。面板の一方に溝8
0,81を設ける場合、他方の面板にはピンの自由な移
動を許すように窓穴ないし切欠きが設けられる。曲線溝
状ガイド機構8a,8bの溝80,81を面板に設ける
という意味は、この実施例のように直接面板に抜き加工
する場合のほか、別体のプレートに加工しておき、それ
らプレートを面板に設けておいた窓穴部分に嵌め込み固
定したり、窓穴の周囲に重合固定したりすることなどを
含む。油圧シリンダ5a,5bは初期位置において一方
のピストンロッド50aまたは50bが他方より伸長し
た異長関係にあり、このためスライド4とこれに取り付
けられている円弧刃6は正面から見て左または右に傾い
た状態となる。
図1と図3のように、スライド4の幅方向端に向かうほ
ど下がった第1曲線溝80とこれの最下端に通じ所要角
度で上向きに伸びた第2曲線溝81を有しており、それ
ら溝はそれぞれ前後の面板40,40のいずれか一方、
好ましくは双方に設けられている。そしてクラウン3,
3には前記溝に嵌まるピン(ないしはローラ)82a,8
2bを軸受を介して取り付けている。面板の一方に溝8
0,81を設ける場合、他方の面板にはピンの自由な移
動を許すように窓穴ないし切欠きが設けられる。曲線溝
状ガイド機構8a,8bの溝80,81を面板に設ける
という意味は、この実施例のように直接面板に抜き加工
する場合のほか、別体のプレートに加工しておき、それ
らプレートを面板に設けておいた窓穴部分に嵌め込み固
定したり、窓穴の周囲に重合固定したりすることなどを
含む。油圧シリンダ5a,5bは初期位置において一方
のピストンロッド50aまたは50bが他方より伸長し
た異長関係にあり、このためスライド4とこれに取り付
けられている円弧刃6は正面から見て左または右に傾い
た状態となる。
【0008】9,9はスライド4の幅方向両側に対応し
てフレーム1に設けた板厚方向ガイド、10はクラウン
3の背後に設けた板押え機構であり、押え板10aとこ
れを昇降する油圧シリンダ10bとを備えている。11
は円弧刃6と対向するように設けられた逆押え機構であ
り、フレーム1に固定されたガイド11aとこれに沿っ
て移動可能な逆押え板11bとこの逆押え板11bを支
持昇降させる逆押え油圧シリンダ11cとからなってい
る。
てフレーム1に設けた板厚方向ガイド、10はクラウン
3の背後に設けた板押え機構であり、押え板10aとこ
れを昇降する油圧シリンダ10bとを備えている。11
は円弧刃6と対向するように設けられた逆押え機構であ
り、フレーム1に固定されたガイド11aとこれに沿っ
て移動可能な逆押え板11bとこの逆押え板11bを支
持昇降させる逆押え油圧シリンダ11cとからなってい
る。
【0009】12は前記油圧シリンダ5a,5bを駆動
するためフレーム1またはこれの近傍に配置された油圧
回路ユニットであり、該油圧回路ユニット12は下記の
油の流れが得られるように、図4のように油圧ポンプ1
3を含む油圧発生装置12’と、複数個の方向切換弁1
4〜18とリリーフ弁19を含む制御バルブ系12”と
を備えている。 a.初期位置において左右油圧シリンダ5a,5bはピ
ストン突出長さを異にし、この状態で初期喰込み時に一
方の油圧シリンダ5bのヘッド側に油圧発生装置12’
からの圧油が送入されるとともにその油圧シリンダ5b
のロッド側の油が他方の油圧シリンダ5aのヘッド側に
送入され、当該油圧シリンダ5aのロッド側の油がタン
ク20に戻される。 b.転がり切断時に刃高位側の油圧シリンダ5bまたは
5aのヘッド側に油圧発生装置12’からの圧油が逐次
送入されるとともに該油圧シリンダ5bまたは5aのロ
ッド側の油がタンク20に戻される。そして、刃低位側
の油圧シリンダ5aまたは5bのロッド側はタンク20
から油を吸込み、該油圧シリンダ5aまたは5bのヘッ
ド側の油がリリーフ弁を介して逐次タンク20’に戻さ
れる。 c.転がり切断後には刃低位側に変化した油圧シリンダ
5bまたは5aのロッド側に油圧発生装置12’からの
圧油が送入されるとともに同油圧シリンダ5bまたは5
aのヘッド側の油が刃高位側となった油圧シリンダ5a
または5bのロッド側に送入され、該油圧シリンダ5a
または5bのヘッド側の油がタンク20に戻される。
するためフレーム1またはこれの近傍に配置された油圧
回路ユニットであり、該油圧回路ユニット12は下記の
油の流れが得られるように、図4のように油圧ポンプ1
3を含む油圧発生装置12’と、複数個の方向切換弁1
4〜18とリリーフ弁19を含む制御バルブ系12”と
を備えている。 a.初期位置において左右油圧シリンダ5a,5bはピ
ストン突出長さを異にし、この状態で初期喰込み時に一
方の油圧シリンダ5bのヘッド側に油圧発生装置12’
からの圧油が送入されるとともにその油圧シリンダ5b
のロッド側の油が他方の油圧シリンダ5aのヘッド側に
送入され、当該油圧シリンダ5aのロッド側の油がタン
ク20に戻される。 b.転がり切断時に刃高位側の油圧シリンダ5bまたは
5aのヘッド側に油圧発生装置12’からの圧油が逐次
送入されるとともに該油圧シリンダ5bまたは5aのロ
ッド側の油がタンク20に戻される。そして、刃低位側
の油圧シリンダ5aまたは5bのロッド側はタンク20
から油を吸込み、該油圧シリンダ5aまたは5bのヘッ
ド側の油がリリーフ弁を介して逐次タンク20’に戻さ
れる。 c.転がり切断後には刃低位側に変化した油圧シリンダ
5bまたは5aのロッド側に油圧発生装置12’からの
圧油が送入されるとともに同油圧シリンダ5bまたは5
aのヘッド側の油が刃高位側となった油圧シリンダ5a
または5bのロッド側に送入され、該油圧シリンダ5a
または5bのヘッド側の油がタンク20に戻される。
【0010】回路構成を詳しく説明すると、方向切換弁
14〜18は好ましくは電磁作動式例えば両端ソレノイ
ド型4ポート3位置切換弁が用いられ、左油圧シリンダ
5aと組をなす第1方向切換弁14と、右油圧シリンダ
5bと組をなす第2方向切換弁15は、各シリンダポー
トAがそれぞれ配管140,150によって組をなす油
圧シリンダ5a,5bのヘッド側室500a,500b
に接続されている。そして左油圧シリンダ5aのロッド
側室501aは交差用配管141によって右油圧シリン
ダ5bと組をなす第2方向切換弁15のタンクポートT
に接続され、右油圧シリンダ5bのロッド側室501b
は交差用配管151によって左油圧シリンダ5aと組を
なす第1方向切換弁14のタンクポートTに接続されて
いる。第3方向切換弁16は下降用弁であり前記第1、
第2の方向切換弁14,15よりも上流側に配され、ポ
ンプポートPに油圧ポンプ13の吐出管路130が逆止
弁131を介して接続されている。そして該第3方向切
換弁16の2つのシリンダポートA,Bは中立位置にお
いてタンクポートTと連通されており、タンクポートT
はタンク20に接続されている。第3方向切換弁16の
シリンダポートAは左油圧シリンダ5aと組をなす第1
方向切換弁14のポンプポートPに、シリンダポートB
は右油圧シリンダ5bと組をなす第2方向切換弁15の
ポンプポートPにそれぞれ配管160,161を介して
接続されている。
14〜18は好ましくは電磁作動式例えば両端ソレノイ
ド型4ポート3位置切換弁が用いられ、左油圧シリンダ
5aと組をなす第1方向切換弁14と、右油圧シリンダ
5bと組をなす第2方向切換弁15は、各シリンダポー
トAがそれぞれ配管140,150によって組をなす油
圧シリンダ5a,5bのヘッド側室500a,500b
に接続されている。そして左油圧シリンダ5aのロッド
側室501aは交差用配管141によって右油圧シリン
ダ5bと組をなす第2方向切換弁15のタンクポートT
に接続され、右油圧シリンダ5bのロッド側室501b
は交差用配管151によって左油圧シリンダ5aと組を
なす第1方向切換弁14のタンクポートTに接続されて
いる。第3方向切換弁16は下降用弁であり前記第1、
第2の方向切換弁14,15よりも上流側に配され、ポ
ンプポートPに油圧ポンプ13の吐出管路130が逆止
弁131を介して接続されている。そして該第3方向切
換弁16の2つのシリンダポートA,Bは中立位置にお
いてタンクポートTと連通されており、タンクポートT
はタンク20に接続されている。第3方向切換弁16の
シリンダポートAは左油圧シリンダ5aと組をなす第1
方向切換弁14のポンプポートPに、シリンダポートB
は右油圧シリンダ5bと組をなす第2方向切換弁15の
ポンプポートPにそれぞれ配管160,161を介して
接続されている。
【0011】第4方向切換弁17は上昇用弁であり、ポ
ンプポートPに前記油圧ポンプ13の吐出管路130が
接続されている。そしてこの第4方向切換弁17も2つ
のシリンダポートA,Bは中立位置においてタンクポー
トTと連通されており、タンクポートTはタンク20に
接続されている。また、シリンダポートAは前記左油圧
シリンダ5aと組をなす第1方向切換弁14のシリンダ
ポートBと配管170によって接続され、またシリンダ
ポートBは配管171によって右油圧シリンダ5bと組
をなす第2方向切換弁15のシリンダポートBに接続さ
れている。第5方向切換弁18は、転がり切断期に、左
右いずれかの油圧シリンダ5aまたは5bのヘッド側の
油を、比例リリーフ弁好適には電磁比例リリーフ弁19
で設定した圧力を発生させながらタンク20’に戻すた
めの弁である。第5方向切換弁18は中立位置ではポン
プポートPとシリンダポートA,BとタンクポートTが
すべてブロックされ、ポンプポートPにいずれか一方の
油圧シリンダ(この実施例では左油圧シリンダ5a)の
ヘッド側室500aが配管180によって接続され、タ
ンクポートTに他方の油圧シリンダ(この実施例では右
油圧シリンダ5b)のヘッド側室500bが配管181
によって接続されている。そして、電磁比例リリーフ弁
19は前記第5方向切換弁18のシリンダポートAに配
管182により接続されている。
ンプポートPに前記油圧ポンプ13の吐出管路130が
接続されている。そしてこの第4方向切換弁17も2つ
のシリンダポートA,Bは中立位置においてタンクポー
トTと連通されており、タンクポートTはタンク20に
接続されている。また、シリンダポートAは前記左油圧
シリンダ5aと組をなす第1方向切換弁14のシリンダ
ポートBと配管170によって接続され、またシリンダ
ポートBは配管171によって右油圧シリンダ5bと組
をなす第2方向切換弁15のシリンダポートBに接続さ
れている。第5方向切換弁18は、転がり切断期に、左
右いずれかの油圧シリンダ5aまたは5bのヘッド側の
油を、比例リリーフ弁好適には電磁比例リリーフ弁19
で設定した圧力を発生させながらタンク20’に戻すた
めの弁である。第5方向切換弁18は中立位置ではポン
プポートPとシリンダポートA,BとタンクポートTが
すべてブロックされ、ポンプポートPにいずれか一方の
油圧シリンダ(この実施例では左油圧シリンダ5a)の
ヘッド側室500aが配管180によって接続され、タ
ンクポートTに他方の油圧シリンダ(この実施例では右
油圧シリンダ5b)のヘッド側室500bが配管181
によって接続されている。そして、電磁比例リリーフ弁
19は前記第5方向切換弁18のシリンダポートAに配
管182により接続されている。
【0012】
【実施例の作用】次に実施例に示す装置の使用状態と作
用を説明する。図5(a)〜(e)はせん断1サイクルの円弧
刃の運動を示しており、図6は駆動回路の各弁の作動シ
ーケンスを示している。図5(a)は初期位置の状態を示
しており、Aは左の油圧シリンダ5aの支持ピン7aの
位置を,Bは左の油圧シリンダ5bの支持ピン7bの位
置をそれぞれ示している。図4のように左の油圧シリン
ダ5aのピストンロッド50aは右の油圧シリンダ5b
のピストンロッド50bよりも長く突出しているため円
弧刃6(スライドも)は左下がりとなっている。この状態
では、下位側である左油圧シリンダ5aに対応するピン
82aは第2曲線溝81の終端位置にあり、上位側であ
る右油圧シリンダ5bに対応するピン82bは第1曲線
溝80の始端位置にある。このようにピン82a,82
bと曲線溝の嵌合関係により、円弧刃6の最下端は直線
刃2の上端から所定の距離だけ離れた位置に保持され
る。この時には第1ないし第5方向切換弁14〜18は
中立位置におかれる。
用を説明する。図5(a)〜(e)はせん断1サイクルの円弧
刃の運動を示しており、図6は駆動回路の各弁の作動シ
ーケンスを示している。図5(a)は初期位置の状態を示
しており、Aは左の油圧シリンダ5aの支持ピン7aの
位置を,Bは左の油圧シリンダ5bの支持ピン7bの位
置をそれぞれ示している。図4のように左の油圧シリン
ダ5aのピストンロッド50aは右の油圧シリンダ5b
のピストンロッド50bよりも長く突出しているため円
弧刃6(スライドも)は左下がりとなっている。この状態
では、下位側である左油圧シリンダ5aに対応するピン
82aは第2曲線溝81の終端位置にあり、上位側であ
る右油圧シリンダ5bに対応するピン82bは第1曲線
溝80の始端位置にある。このようにピン82a,82
bと曲線溝の嵌合関係により、円弧刃6の最下端は直線
刃2の上端から所定の距離だけ離れた位置に保持され
る。この時には第1ないし第5方向切換弁14〜18は
中立位置におかれる。
【0013】この状態で第1方向切換弁14の第1ソレ
ノイド14SOL1をオンにし、第2方向切換弁15の第2ソ
レノイド15SOL2をオンにし、第3方向切換弁16の第1
ソレノイド16SOL1をオンにする。こうすれば、油圧発生
装置12の油圧ポンプ13からの圧油は吐出管路130
を経て第3方向切換弁16に到り、シリンダポートBか
ら管路161を介して第2方向切換弁15に到り、シリ
ンダポートAから管路150を介して右油圧シリンダ5
bのヘッド側室500bに送入され、ピストンロッド5
0bが下降する。このピストンロッド50bの下降によ
りピストンで押圧されたロッド側の油は管路151から
第1方向切換弁14に到り、シリンダポートAから管路
140を経て左油圧シリンダ5aのヘット側室500a
に導かれる。このため該油圧シリンダのピストンロッド
50aが下降する。ピストンで押圧された油は管路14
1を通って第2方向切換弁15に到り、該弁のシリンダ
ポートBから管路171により第4方向切換弁17に到
り、タンクポートTからタンク20に導かれる。従っ
て、シリンダのヘッド側の面積とロッド側の面積の比を
適宜設定しておくことにより左油圧シリンダ5aと右油
圧シリンダ5bは同時に一定比率で下降し、これにより
円弧刃6は図5(a)の傾き状態のまま下降し、図5(b)の
ように円弧刃6の左端が直線刃2と交差し初期喰込み状
態となる。この下降ストロークは単位時間あたりのスト
ローク(spm)を高めるため右油圧シリンダ5bのトスロ
ークSBが左油圧シリンダ5aのストロークSAよりも大き
い。この段階では、左油圧シリンダ5a側のピン82a
は第1曲線溝80と第2曲線溝81の交点ないしその近
傍位置に到り、右油圧シリンダ5b側のピン82bは第
1曲線溝80の始端から適度に下がった位置に到る。
ノイド14SOL1をオンにし、第2方向切換弁15の第2ソ
レノイド15SOL2をオンにし、第3方向切換弁16の第1
ソレノイド16SOL1をオンにする。こうすれば、油圧発生
装置12の油圧ポンプ13からの圧油は吐出管路130
を経て第3方向切換弁16に到り、シリンダポートBか
ら管路161を介して第2方向切換弁15に到り、シリ
ンダポートAから管路150を介して右油圧シリンダ5
bのヘッド側室500bに送入され、ピストンロッド5
0bが下降する。このピストンロッド50bの下降によ
りピストンで押圧されたロッド側の油は管路151から
第1方向切換弁14に到り、シリンダポートAから管路
140を経て左油圧シリンダ5aのヘット側室500a
に導かれる。このため該油圧シリンダのピストンロッド
50aが下降する。ピストンで押圧された油は管路14
1を通って第2方向切換弁15に到り、該弁のシリンダ
ポートBから管路171により第4方向切換弁17に到
り、タンクポートTからタンク20に導かれる。従っ
て、シリンダのヘッド側の面積とロッド側の面積の比を
適宜設定しておくことにより左油圧シリンダ5aと右油
圧シリンダ5bは同時に一定比率で下降し、これにより
円弧刃6は図5(a)の傾き状態のまま下降し、図5(b)の
ように円弧刃6の左端が直線刃2と交差し初期喰込み状
態となる。この下降ストロークは単位時間あたりのスト
ローク(spm)を高めるため右油圧シリンダ5bのトスロ
ークSBが左油圧シリンダ5aのストロークSAよりも大き
い。この段階では、左油圧シリンダ5a側のピン82a
は第1曲線溝80と第2曲線溝81の交点ないしその近
傍位置に到り、右油圧シリンダ5b側のピン82bは第
1曲線溝80の始端から適度に下がった位置に到る。
【0014】この段階で第2方向切換弁15の第2ソレ
ノイド15SOL2と第3方向切換弁17の第1ソレノイド17SOL
1をオンに保ちつつ、第1方向切換弁14の第1ソレノ
イド14SOL1をオフとし、第5方向切換弁18の第
2ソレノイド18SOL2をオンとし、電磁リリーフ弁19の
ソレノイドをオンとする。こうすれば、油圧発生装置1
2からの圧油は第3方向切換弁16のシリンダポートB
から第2方向切換弁15を通って管路150から右油圧
シリンダ5bのヘッド側室500bに送入され、ロッド
側室の油が管路151から第1方向切換弁14に送ら
れ、シリンダポートBから第4方向切換弁17のタンク
ポートを経てタンク20に導かれる。このため右油圧シ
リンダ5bのピストンロッド50bは逐次加圧下降して
ゆく。一方左油圧シリンダ5aには積極的に油が送られ
ないため作動が止められている。従って、円弧刃6は初
期喰込み状態から時計方向に傾転を開始し、この時に、
左油圧シリンダ5a側のピン82aは図5(b)の位置か
ら第1曲線溝80内に移動を始め、右油圧シリンダ5b
側のピン82bは図5(b)の位置から第1曲線溝80の終
端に向かって移動を始め、これによって転がり切断が開
始される。
ノイド15SOL2と第3方向切換弁17の第1ソレノイド17SOL
1をオンに保ちつつ、第1方向切換弁14の第1ソレノ
イド14SOL1をオフとし、第5方向切換弁18の第
2ソレノイド18SOL2をオンとし、電磁リリーフ弁19の
ソレノイドをオンとする。こうすれば、油圧発生装置1
2からの圧油は第3方向切換弁16のシリンダポートB
から第2方向切換弁15を通って管路150から右油圧
シリンダ5bのヘッド側室500bに送入され、ロッド
側室の油が管路151から第1方向切換弁14に送ら
れ、シリンダポートBから第4方向切換弁17のタンク
ポートを経てタンク20に導かれる。このため右油圧シ
リンダ5bのピストンロッド50bは逐次加圧下降して
ゆく。一方左油圧シリンダ5aには積極的に油が送られ
ないため作動が止められている。従って、円弧刃6は初
期喰込み状態から時計方向に傾転を開始し、この時に、
左油圧シリンダ5a側のピン82aは図5(b)の位置か
ら第1曲線溝80内に移動を始め、右油圧シリンダ5b
側のピン82bは図5(b)の位置から第1曲線溝80の終
端に向かって移動を始め、これによって転がり切断が開
始される。
【0015】この転がり切断時には切断反力が円弧刃6
に作用し、ピストンロッド50aが左油圧シリンダ5a
に押し込まれる。これにより生じた圧力で左油圧シリン
ダ5aのヘッド側の油は押圧され、その油は管路180
を介して第5方向切換弁18に到り、シリンダポートA
から電磁比例リリーフ弁19に送られ、設定圧に達する
と油はタンク20’に導かれる。同時にタンク20の油
が第4方向切換弁17のシリンダポートBから管路17
1と第2方向切換弁15を経て管路141から左油圧シ
リンダ5aのロッド側に吸い込まれる。したがって、左
油圧シリンダ5aのヘッド側は電磁比例リリーフ弁19
で設定した圧力の状態で上昇する。このため、円弧刃6
は左端が次第に上昇して図5(c)で示す状態となり、さ
らにこの状態から円弧刃6の右端領域が直線刃2と接近
し、最終的に図5(d)のように円弧刃6の右端が直線刃
2と交差して転がり切断が完了するこの転がり切断過程
においては、左油圧シリンダ5a側のピン82aが第1
曲線溝80の始端に向かって、右油圧シリンダ5b側の
ピン82bが第1曲線溝80の終端に向かって動くた
め、円弧刃6は精密にころがり運動を実現することにな
り、転がり切断完了時において、図5(d)のようにピン
82aは第1曲線溝80の始端に近い位置に、ピン82
bは第1曲線溝80と第2曲線溝81の交点ないしその
近傍位置に到る。この段階で、第2方向切換弁15は第
2ソレノイド15SOL2がオフとされ第1ソレノイド
15SOL1がオンとされる。第3方向切換弁16の第
1ソレノイド16SOL1はオフとされる。また、第5方向切
換弁18の第2ソレノイド18SOL2はオフとされ、電磁リ
リーフ弁19のソレノイドもオフとされる。そして、そ
れまでオフとされ中立位置に保たれていた第1方向切換
弁14の第2ソレノイド14SOL2がオンとされ、第4方
向切換弁17の第2ソレノイド17SOL2がオンされ
る。
に作用し、ピストンロッド50aが左油圧シリンダ5a
に押し込まれる。これにより生じた圧力で左油圧シリン
ダ5aのヘッド側の油は押圧され、その油は管路180
を介して第5方向切換弁18に到り、シリンダポートA
から電磁比例リリーフ弁19に送られ、設定圧に達する
と油はタンク20’に導かれる。同時にタンク20の油
が第4方向切換弁17のシリンダポートBから管路17
1と第2方向切換弁15を経て管路141から左油圧シ
リンダ5aのロッド側に吸い込まれる。したがって、左
油圧シリンダ5aのヘッド側は電磁比例リリーフ弁19
で設定した圧力の状態で上昇する。このため、円弧刃6
は左端が次第に上昇して図5(c)で示す状態となり、さ
らにこの状態から円弧刃6の右端領域が直線刃2と接近
し、最終的に図5(d)のように円弧刃6の右端が直線刃
2と交差して転がり切断が完了するこの転がり切断過程
においては、左油圧シリンダ5a側のピン82aが第1
曲線溝80の始端に向かって、右油圧シリンダ5b側の
ピン82bが第1曲線溝80の終端に向かって動くた
め、円弧刃6は精密にころがり運動を実現することにな
り、転がり切断完了時において、図5(d)のようにピン
82aは第1曲線溝80の始端に近い位置に、ピン82
bは第1曲線溝80と第2曲線溝81の交点ないしその
近傍位置に到る。この段階で、第2方向切換弁15は第
2ソレノイド15SOL2がオフとされ第1ソレノイド
15SOL1がオンとされる。第3方向切換弁16の第
1ソレノイド16SOL1はオフとされる。また、第5方向切
換弁18の第2ソレノイド18SOL2はオフとされ、電磁リ
リーフ弁19のソレノイドもオフとされる。そして、そ
れまでオフとされ中立位置に保たれていた第1方向切換
弁14の第2ソレノイド14SOL2がオンとされ、第4方
向切換弁17の第2ソレノイド17SOL2がオンされ
る。
【0016】これにより油圧発生装置12からの圧油は
第4方向切換弁17のシリンダポートAを通り管路17
0を介して右油圧シリンダ5bのロッド側に送入され、
該油圧シリンダのヘッド側室500bの油が管路141
を介して左油圧シリンダ5aのロッド側に送入され、該
左油圧シリンダ5aのヘッド側室500aの油が管路1
40から第1方向切換弁14を通り第3方向切換弁16
を抜けてタンク20に導かれる。したがって、左右の油
圧シリンダ5a,5bのピストンロッドは同時に一定比
率で上昇し、円弧刃6は図5(e)のように右下がり状態
のまま上昇する。この上昇過程においては、左油圧シリ
ンダ5a側のピン82aが第1曲線溝80の始端移動
し、右油圧シリンダ5b側のピン82bが第2曲線溝8
1終端に到る。以上で1回のローリングカットせん断が
終わる。ついでワークの次の個所のせん断あるいは同じ
位置の2度目のせん断を行うときには、下降期に図6の
シーケンス図のように第1方向切換弁14の第2ソレノ
イド14SOL2をオン、第2方向切換弁15の第1ソ
レノイド15SOL1をオン、第3方向切換弁16の第
2ソレノイド16SOL2をオンとするもので、これに
より左右の油圧シリンダ5a,5bのピストンロッドは
同時に一定比率で下降し、図5(e)の状態の円弧刃6が
下降し、初期喰込み状態となる。ついで、転がり切断期
には第2方向切換弁15の第1ソレノイド15SOL1
をオフとし、第1方向切換弁14の第2ソレノイド14
SOL2と第3方向切換弁16の第2ソレノイド16S
OL2をオンに維持しつつ、第5方向切換弁18の第1
ソレノイド18SOL1をオンとし、電磁リリーフ弁1
9のソレノイドをオンとするものである。
第4方向切換弁17のシリンダポートAを通り管路17
0を介して右油圧シリンダ5bのロッド側に送入され、
該油圧シリンダのヘッド側室500bの油が管路141
を介して左油圧シリンダ5aのロッド側に送入され、該
左油圧シリンダ5aのヘッド側室500aの油が管路1
40から第1方向切換弁14を通り第3方向切換弁16
を抜けてタンク20に導かれる。したがって、左右の油
圧シリンダ5a,5bのピストンロッドは同時に一定比
率で上昇し、円弧刃6は図5(e)のように右下がり状態
のまま上昇する。この上昇過程においては、左油圧シリ
ンダ5a側のピン82aが第1曲線溝80の始端移動
し、右油圧シリンダ5b側のピン82bが第2曲線溝8
1終端に到る。以上で1回のローリングカットせん断が
終わる。ついでワークの次の個所のせん断あるいは同じ
位置の2度目のせん断を行うときには、下降期に図6の
シーケンス図のように第1方向切換弁14の第2ソレノ
イド14SOL2をオン、第2方向切換弁15の第1ソ
レノイド15SOL1をオン、第3方向切換弁16の第
2ソレノイド16SOL2をオンとするもので、これに
より左右の油圧シリンダ5a,5bのピストンロッドは
同時に一定比率で下降し、図5(e)の状態の円弧刃6が
下降し、初期喰込み状態となる。ついで、転がり切断期
には第2方向切換弁15の第1ソレノイド15SOL1
をオフとし、第1方向切換弁14の第2ソレノイド14
SOL2と第3方向切換弁16の第2ソレノイド16S
OL2をオンに維持しつつ、第5方向切換弁18の第1
ソレノイド18SOL1をオンとし、電磁リリーフ弁1
9のソレノイドをオンとするものである。
【0017】こうすれば、油圧発生装置12からの吐出
油は第3方向切換弁16のシリンダポートAから管路1
40を介して左油圧シリンダ5aのヘッド側室500a
に送入され、同油圧シリンダのロッド側の油は第2方向
切換弁15を介して右油圧シリンダ5bのヘッド側室5
00bに送入され、同油圧シリンダのロッド側の油はタ
ンク20に戻されるため、左油圧シリンダ5aのピスト
ンロッド50aは逐次加圧下降してゆく。一方、右油圧
シリンダ5bには積極的に油が送られないため作動が止
められており、従って、円弧刃6は初期喰込み状態から
反時計方向に傾転を開始し、前記したときと逆傾転方向
での転がり切断が開始され、反力により右側油圧シリン
ダ5bのピストンロッド50bが押し上げられることに
より右側油圧シリンダ5bのヘッド側室500bの油が
電磁電磁リリーフ弁19を介してタンク20’に導か
れ、同右側油圧シリンダ5bのロッド側は第4方向切換
弁17のタンクから第1方向切換弁14を介して油が吸
い込まれる。かくして転がりせん断が完了して刃物を上
昇するときには、第3方向切換弁16の第2ソレノイド
16SOL2とをオフとし、第5方向切換弁18の第1
ソレノイド18SOL1をオフとし、電磁リリーフ弁1
9のソレノイドもオフトする。そして第1方向切換弁1
4の第2ソレノイドをオフとし第1ソレノイド14SO
L1をオンに切換え、第2方向切換弁15の第2ソレノ
イド15SOL2をオンとする。これにより左右の油圧
シリンダ5a,5bのピストンロッドは同時に一定比率
で上昇し、図5(a)の初期位置にもどる。以下、上述の
ような繰り返し作動をさせることにより、精密なころが
り切断を反復することができる。
油は第3方向切換弁16のシリンダポートAから管路1
40を介して左油圧シリンダ5aのヘッド側室500a
に送入され、同油圧シリンダのロッド側の油は第2方向
切換弁15を介して右油圧シリンダ5bのヘッド側室5
00bに送入され、同油圧シリンダのロッド側の油はタ
ンク20に戻されるため、左油圧シリンダ5aのピスト
ンロッド50aは逐次加圧下降してゆく。一方、右油圧
シリンダ5bには積極的に油が送られないため作動が止
められており、従って、円弧刃6は初期喰込み状態から
反時計方向に傾転を開始し、前記したときと逆傾転方向
での転がり切断が開始され、反力により右側油圧シリン
ダ5bのピストンロッド50bが押し上げられることに
より右側油圧シリンダ5bのヘッド側室500bの油が
電磁電磁リリーフ弁19を介してタンク20’に導か
れ、同右側油圧シリンダ5bのロッド側は第4方向切換
弁17のタンクから第1方向切換弁14を介して油が吸
い込まれる。かくして転がりせん断が完了して刃物を上
昇するときには、第3方向切換弁16の第2ソレノイド
16SOL2とをオフとし、第5方向切換弁18の第1
ソレノイド18SOL1をオフとし、電磁リリーフ弁1
9のソレノイドもオフトする。そして第1方向切換弁1
4の第2ソレノイドをオフとし第1ソレノイド14SO
L1をオンに切換え、第2方向切換弁15の第2ソレノ
イド15SOL2をオンとする。これにより左右の油圧
シリンダ5a,5bのピストンロッドは同時に一定比率
で上昇し、図5(a)の初期位置にもどる。以下、上述の
ような繰り返し作動をさせることにより、精密なころが
り切断を反復することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、駆
動系としては2本の縦方向作動する単純な油圧シリンダ
と左右2個の曲線状ガイド機構のみで正確なころがり運
動を実現でき、サーボ式の複雑な左右シリンダの位置制
御を要しないため、精密な厚板類の切断を極めて簡単で
低コストな構造によって行えるというすぐれた効果が得
られる。
動系としては2本の縦方向作動する単純な油圧シリンダ
と左右2個の曲線状ガイド機構のみで正確なころがり運
動を実現でき、サーボ式の複雑な左右シリンダの位置制
御を要しないため、精密な厚板類の切断を極めて簡単で
低コストな構造によって行えるというすぐれた効果が得
られる。
【図1】本発明による油圧式ローリングカットシャー装
置の一実施例を示す図2のII−II線に沿う断面図で
ある。
置の一実施例を示す図2のII−II線に沿う断面図で
ある。
【図2】本発明による油圧式ローリングカットシャー装
置の一実施例を示す縦断側面図である。
置の一実施例を示す縦断側面図である。
【図3】本発明における曲線状ガイト機構の拡大正面図
である。
である。
【図4】本発明における駆動油圧回路図である。
【図5】本発明による切断工程を段階的に示す説明図で
ある。
ある。
【図6】本発明の駆動油圧回路の作動シーケンス図であ
る。
る。
【図7】従来のローリングカットシャー装置の斜視図で
ある。
ある。
1 フレーム 2 直線刃 3,3 クラウン部 4 スライド 5a 左油圧シリンダ 5b 右油圧シリンダ 6 円弧刃 7a,7b 支持ピン 8a,8b 曲線状ガイド機構 12’ 油圧発生装置 14 第1方向切換弁 15 第2方向切換弁 16 第3方向切換弁 17 第4方向切換弁 18 第5方向切換弁 19 電磁比例リリーフ弁 40,40 面板 50a,50b ピストンロッド 80 第1曲線状溝 81 第2曲線状溝 82a,82b ピン
フロントページの続き (72)発明者 村川 正夫 埼玉県南埼玉郡白岡町新白岡3丁目4番5 号
Claims (4)
- 【請求項1】直線刃2とこれに対向する側の円弧刃6を
有し、該円弧刃6を直線刃2に対して滑り無しころがり
運動をさせることによりワークを切断する装置におい
て、フレーム1に円弧刃6を固定したスライド4の両端
部を吊持し昇降させる左右油圧シリンダ5a,5bを設
けるとともに、円弧刃6より上部のスライド部位に左右
一対の曲線状ガイド機構8a,8bを設け、かつ前記左
右油圧シリンダ5a,5bがこれらに対する油の流れが
下記の条件となるように駆動油圧回路12に接続されて
いることを特徴とする油圧式ローリングカットシャー装
置。 a.初期位置において左右油圧シリンダ5a,5bはピ
ストン突出長さを異にし、この状態で初期喰込み時に一
方の油圧シリンダ5bまたは5aのヘッド側に油圧発生
装置12’からの圧油が送入されるとともにその油圧シ
リンダ5bまたは5aのロッド側の油が他方の油圧シリ
ンダ5aまたは5bのヘッド側に送入され、当該油圧シ
リンダ5aまたは5bのロッド側の油がタンク20に戻
される。 b.転がり切断時に刃高位側の油圧シリンダ5bまたは
5aのヘッド側に油圧発生装置12’からの圧油が送入
されるとともに該油圧シリンダ5bまたは5aのロッド
側の油がタンク20に戻され、刃低位側の油圧シリンダ
5aまたは5bのロッド側はタンク20から油を吸い込
み、該油圧シリンダ5aまたは5bのヘッド側の油が比
例リリーフ弁19を経てタンク20’に戻される。 c.転がり切断後には刃低位側に変化した油圧シリンダ
5bまたは5aのロッド側に油圧発生装置12’からの
圧油が送入されるとともに同油圧シリンダ5bまたは5
aのヘッド側の油が刃高位側となった油圧シリンダ5a
または5bのロッド側に送入され、該油圧シリンダ5a
または5bのヘッド側の油がタンク20に戻される。 - 【請求項2】曲線状ガイド機構8a,8bがスライド4
の幅方向端に向かうほど下がった第1曲線溝80とこれ
の最下端に通じ所要角度で上向きに伸びた第2曲線溝8
1と、前記溝を貫きクラウン部3,3に支持されたピン
82a,82bを有し、油圧シリンダ5a,5b配設位
置よりも内側寄りの位置に設けられている請求項1に記
載の油圧式ローリングカットシャー装置。 - 【請求項3】スライド4が前後2枚の面板40,40を
有し、面板40,40間に左右油圧シリンダ5a,5b
のピストンロッド50a,50bが伸びて支持ピン7
a,7bにより枢支されており、曲線状ガイド機構8
a,8bの第1曲線溝80と第2曲線溝81が前記面板
40,40の少なくとも一方に設けられている請求項1
または請求項2に記載の油圧式ローリングカットシャー
装置。 - 【請求項4】左油圧シリンダ5aのロッド側が右油圧シ
リンダ5bのヘッド側と接続した第2方向切換弁15を
介して上昇用の第4方向切換弁17に接続され、右油圧
シリンダ5bのロッド側が左油圧シリンダ5aのヘッド
側と接続した第1方向切換弁14を介して第4方向切換
弁17に接続され、該第4方向切換弁17は油圧発生装
置12’の吐出管路に接続されるとともに第4方向切換
弁17より上流側の吐出管路にはシリンダポートがそれ
ぞれ第1方向切換弁14と第2方向切換弁15に接続さ
れた下降用の第3方向切換弁16が接続され、左右油圧
シリンダ5a,5bのヘッド側は第5方向切換弁18を
介して電磁比例リリーフ弁19に接続されている請求項
1ないし請求項3に記載の油圧式ローリングカットシャ
ー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3756894A JPH07223109A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 油圧式ローリングカットシャー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3756894A JPH07223109A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 油圧式ローリングカットシャー装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07223109A true JPH07223109A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12501138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3756894A Pending JPH07223109A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 油圧式ローリングカットシャー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07223109A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-02-14 JP JP3756894A patent/JPH07223109A/ja active Pending
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