JPH07224097A - インターロイキン−6変異体 - Google Patents

インターロイキン−6変異体

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JPH07224097A
JPH07224097A JP6014461A JP1446194A JPH07224097A JP H07224097 A JPH07224097 A JP H07224097A JP 6014461 A JP6014461 A JP 6014461A JP 1446194 A JP1446194 A JP 1446194A JP H07224097 A JPH07224097 A JP H07224097A
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leu
cys
interleukin
mutant
glu
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祐子 浜
Hideki Higashida
英毅 東田
Hiromichi Kumagai
博道 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヒトインターロイキン−6(IL−6)変異
体、および組み換えDNA技術を用いたその製造法を提
供する。 【構成】アミノ酸配列において、N−末端から5番目の
Gly から19番目のLeuまでの欠失、N−末端から44
番目のCys から50番目のCys までの欠失、およびN−
末端から73番目のCys から83番目のCys までの欠失
から選ばれる少なくとも一つの欠失を有するIL−6変
異体、そのIL−6変異体をコードする遺伝子、その遺
伝子を含む発現ベクター、およびその発現ベクターで形
質転換した酵母(S. pombe)を使用するIL−6変異体
の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アミノ酸配列に特定の
欠失を有するインターロイキン−6変異体、それをコー
ドするDNA配列、そのDNA配列を有する発現ベクタ
ー、その発現ベクターにより形質転換された形質転換
体、およびその形質転換体を用いた上記インターロイキ
ン−6変異体に関する。
【0002】
【従来の技術】細胞の増殖分化に関与する各種サイトカ
イン類が近年になって種々報告されており、医療にも応
用されるにいたっている。その中でもインターロイキン
−6(IL−6)は、多くの研究者によってBSF−
2、IFNβ2などの名称で研究されてきた。IL−6
は白血球、上皮細胞、繊維芽細胞などで発現され、抗体
産生細胞の増殖、分化をもたらす因子である。IL−6
はB細胞刺激活性とともに、インターロイキン3と協同
で血小板増殖活性を示すことができるトロンボポエチン
としても注目を浴びている。
【0003】IL−6の遺伝子配列に関する研究も多く
の研究者によって行われてきたが、その中でChernajovs
kyらはインターフェロンベーター2と命名された26K
Da蛋白質の部分配列を明らかにした(Chernajovsky et
al,1984,DNA,3,297) 。また、Zilberstein らは全長配
列の決定に成功している(EMBO J.,1986,5,2529)。一
方、HiranoらはB細胞刺激因子(BSF−2)の全遺伝
子配列を決定した(Nature,324,73,1986)。また、Braken
hoffらのHGFの一次構造解析の結果(J.Immunol.,139,
4116,1987)からHGF、IFNβ2、26KDa蛋白
質、BSF−2が同一物質であることが明らかになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような多彩な生
理活性を有するIL−6の大量生産については、その医
療上の有用性から多くの開発が進められている。しかし
ながら、細菌内のIL−6の生産量はあまり高くない。
また分子内に4個のシステイン残基があるため、分子間
または分子内の望ましくない結合を自由に形成する可能
性があり、特に精製時において誤ったジスルフィド結合
の形成が起こることが多く、精製を難しくし、回収率を
低下させている。
【0005】ジスルフィド結合を含まないIL−6変異
体としてIL−6中の4個のシステイン残基をすべてセ
リン残基に変換してなるIL−6変異体が知られている
(特表平4−503301号公報参照)。この変異体は
大腸菌などの細菌を用いた組み換えDNA技術で製造さ
れている。この変異体は上記システイン残基に起因する
問題点の回避はできるが、IL−6同様比較的高分子量
のタンパク質であり、その発現量は十分とはいえないも
のであった。
【0006】一方従来、微生物を用いて有用タンパク質
を生産させようとする場合、組み換えDNAの宿主とし
て大腸菌、枯草菌、および酵母サッカロミセス セレビ
ジエなどが汎用されてきた。このような宿主に、目的と
する異種タンパク質をコードする構造遺伝子領域を含む
発現ベクターを導入し、この発現系を用いて目的とする
タンパク質を多量に製造する方法が広く検討され、既に
一部のタンパク質の製造に実用化されている。
【0007】組み換えDNA技術を使用した有用物質の
大量製造を目的とした場合、宿主細胞の選定は重要なポ
イントとなる。したがって、有用物質生産用宿主の選択
範囲を広げておくことは重要である。現在では、上記宿
主・ベクター系以外にもいくつかの系が知られている
[Candida maltosa (J.Bacteriol.,167,561 (Takagi
ら))、Bacillus amyloliquefa-ciens 、Acetobacter ac
eti 、Corynebacterium giutumicum、Pseudomonas puti
daなどがある]。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記ジスル
フィド結合に起因する問題点を解決し、その活性を維持
ないし高めかつ低分子量化する手段、IL−6の発現量
を高める方策などを提供するものである。また、そのI
L−6変異体を組み換えDNA技術で製造するための手
段を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、天然のヒト
IL−6のアミノ酸配列の特定部分を欠失させることに
よりジスルフィド結合に起因する問題点の低減や十分な
解決が可能となり、しかもIL−6の活性を維持ないし
高めることができることを見いだした。このIL−6変
異体は血小板増殖剤、免疫グロブリン産生刺激剤などの
目的で使用することが可能である。
【0010】本発明は、ヒトインターロイキン−6のア
ミノ酸配列において、N−末端から5番目のGly から1
9番目のLeu までの欠失、N−末端から44番目のCys
から50番目のCys までの欠失、およびN−末端から7
3番目のCys から83番目のCys までの欠失から選ばれ
る少なくとも一つの欠失を有するアミノ酸配列からなる
インターロイキン−6変異体、である。
【0011】本発明のIL−6変異体は、2か所のシス
テイン残基間のジスルフィド結合によって生じているポ
リペプチドのループを除去することによって本来の立体
構造をよく保つという特徴を有し、また他の1か所の欠
失も活性に対する影響が少ない。これにより、タンパク
質の低分子化も同時に行われ医薬品としてより有効とな
ると考えられる。
【0012】天然ヒトIL−6は184個のアミノ酸残
基を有するタンパク質であり、そのアミノ酸配列および
そのDNA配列は公知である。その配列を図1に示す。
このアミノ酸配列において、N−末端から5番目のGly
から19番目のLeu までの欠失、N−末端から44番目
のCys から50番目のCys までの欠失、およびN−末端
から73番目のCys から83番目のCys までの欠失、の
3か所(それぞれの位置を図1下線部分に示す)の内少
なくとも1か所欠失したものが本発明のIL−6変異体
である。
【0013】後述の実施例の活性データが示すように、
特にN−末端から5番目のGly から19番目のLeu まで
の欠失(さらに、加えてN−末端から44番目のCys か
ら50番目のCys までの欠失を有していてもよい)IL
−6変異体が高い活性を有する。N−末端から44番目
のCys から50番目のCys までの欠失を有するIL−6
変異体が次に高い活性を有する。N−末端から73番目
のCys から83番目のCys までの欠失は特に高い活性を
もたらすものではない(特に、さらに加えて他の欠失の
1〜2を有するもの)が、この部分の欠失はタンパク質
の分子量を下げてIL−6変異体の製造を容易にすると
考えられる。
【0014】本発明IL−6変異体で好ましいものは、
N−末端から5番目のGly から19番目のLeu までの欠
失、およびN−末端から44番目のCys から50番目の
Cysまでの欠失から選ばれる少なくとも1つの欠失を有
するIL−6変異体である。特に好ましい本発明IL−
6変異体は、N−末端から5番目のGly から19番目の
Leu までの欠失、およびN−末端から44番目のCys か
ら50番目のCys までの欠失の2つの欠失を有するIL
−6変異体である。
【0015】後述配列番号1〜7に本発明IL−6変異
体7種のアミノ酸配列、およびそのDNA配列を示す。
本発明のDNA配列はこの配列表に記載されたDNA配
列に限定されるものではないが、この配列表に記載され
たDNA配列が好ましい。なお、表1に実施例で製造し
た本発明IL−6変異体名、欠失アミノ酸番号、および
対応する配列表記載配列番号を示す。
【0016】
【表1】
【0017】前記したようにN−末端から73番目のCy
s から83番目のCys までの欠失は特に高い活性をもた
らすものではなく、活性の面からはこの部分は存在して
いた方がよいと考えられる。本発明IL−6変異体にお
いてN−末端から73番目のCys から83番目のCys ま
での部分が存在している場合、この部分のジスルフィド
結合の存在による問題は、場合により前記公知の発明
(特表平4−503301号公報参照)を適用すること
で解決できると考えられる。すなわち、この部分のシス
テイン残基をすべてセリン残基に変換することができ
る。N−末端から44番目のCys から50番目のCys ま
での部分が存在する本発明IL−6変異体においても同
様である。
【0018】本発明のIL−6変異体は、よく知られた
ペプチドの液相合成法や固相合成法で製造することが可
能である。しかしその分子量が比較的高い点を考慮する
と組み換えDNA技術で製造する方が有利であると考え
られる。本発明者はこのような現状に鑑み、組み換えD
NA技術およびPCR法を用いて上記構成アミノ酸の欠
損したIL−6変異体を構築し、菌体内での生産能、安
定性の向上、活性の上昇および生物活性の変化につき鋭
意研究したところ、これらの目的に叶う上記IL−6変
異体を組み換えDNA技術で製造するための方法を見い
だした。
【0019】本発明は、上記IL−6変異体を組み換え
DNA技術で製造するための上記IL−6変異体のアミ
ノ酸配列をコードするDNA配列、そのDNA配列を有
する発現ベクター、その発現ベクターで形質転換された
形質転換体、およびその形質転換体を用いる上記IL−
6変異体の製造方法に関する下記の発明である。
【0020】前記インターロイキン−6変異体をコード
するDNA配列。上記DNA配列を有する発現ベクタ
ー。上記発現ベクターにより形質転換された形質転換
体。上記形質転換体を培地にて培養し、培養物中に前記
インターロイキン−6変異体を生成蓄積せしめ、これを
採取することを特徴とするインターロイキン−6変異体
の製造方法。
【0021】本発明者は、前記IL−6変異体の大量製
造の目的のため、宿主の選択肢としてシゾサッカロミセ
ス ポンベ(Schizosaccharomyces pombe )[以下、S.
pombe という]を用いることを見いだした。S.pombe は
分裂酵母 Schizosaccharomyces属の酵母である。本酵母
は酵母類の中では動物細胞に近い性質を示すことが知ら
れており、たとえばその糖鎖については動物細胞のもの
と類似していることが報告されている。その結果、生物
学的に高い活性を示すと共に、構造上安定な前記IL−
6変異体を効率よく創生することができた。本発明は、
S.pombe で発現しうる上記発現ベクター、S.pombe を宿
主とする上記形質転換体、およびその形質転換体を用い
た上記IL−6変異体の製造方法である。
【0022】本発明の組み換えDNA技術による製造方
法によって、IL−6の持つ生理活性をより増強あるい
は保持し、より安定な構造を持つと共に、分裂酵母によ
り大量に発現させることが可能となった。
【0023】本発明の発現ベクターは、IL−6変異体
をコードするDNA配列に加え、さらに真核細胞宿主内
において機能する複製開始点、および動物細胞ウイルス
由来のプロモーター領域を含むことが好ましい。さらに
この動物細胞ウイルス由来のプロモーター領域はSV4
0あるいはサイトメガロウイルス由来のプロモーター領
域であることが好ましい。また、本発明の発現ベクター
は、さらに加えてネオマイシン耐性遺伝子領域、LEU 2
遺伝子領域、およびURA 3遺伝子領域の少なくとも1種
を含むことが好ましい。IL−6変異体をコードするD
NA配列を除き、このような遺伝子領域を有する発現ベ
クターやその構築手段としてはたとえば本発明者らの発
明にかかわる特開平5−15380号公報に記載されて
いる。
【0024】本発明の発現ベクターで形質転換される宿
主の微生物としては、前記分裂酵母S.pombe に限られ
ず、大腸菌などの細菌、分裂酵母S.pombe 以外の酵母、
あるいは動物細胞などのいずれでもよい。しかし、前記
のように分裂酵母S.pombe が最も好ましい。
【0025】次に本発明を実施例をもって具体的に説明
するが、実施例は具体的認識を得るために挙げたもので
あり、本発明を限定するものではない。
【0026】
【実施例】以下の実施例、参考例において使用した方法
やキットは特に言及しない限り以下のものを使用した。 DNAの精製および回収:ガラスビーズ法(旭硝子
(株)製「DNA PREP」(商品名)使用)。 ライゲーション:ライゲーションキット(宝酒造(株)
販売)を使用。
【0027】「参考例1」 [ベクターpRL2M の作製]公知の方法で調製したベクタ
ーpcD4B (特開平5−15380号公報参照)を制限酵
素SacIで消化後、末端をT4 DNAポリメラーゼで平滑化
し、さらに制限酵素BamHI で消化した後、フェノール抽
出およびエタノール沈殿によって核酸分画を回収した。
さらにアガロースゲル電気泳動後、ガラスビーズ法によ
って約4500塩基対に相当するDNAを精製した。
【0028】別に、やはり公知の方法で調製した、ヒト
リポコルチンI遺伝子(cDNA)を含むベクターpcDl
ipoI(特開平5−15380号公報参照)を制限酵素Xm
nIおよびBamHI で消化した後、フェノール抽出およびエ
タノール沈殿によって核酸分画を回収した。さらにアガ
ロースゲル電気泳動後約1300塩基対に相当するDNAを
精製した。
【0029】両DNAをライゲーションした後、大腸菌
DH5(東洋紡(株)販売)を形質転換した。得られた
形質転換体よりベクターを調製し、目的とするベクター
pRL2L (図2)を持った形質転換体をスクリーニングし
た。部分塩基配列の確認および制限酵素地図の作製から
目的のベクターであることを確認した。
【0030】このリポコルチンI発現ベクターpRL2L を
制限酵素EcoRI およびHidIIIで消化し、フェノール抽
出、エタノール沈澱の後、アガロースゲル電気泳動によ
り約5000塩基対に相当するバンドを切出して精製した。
別に、公知のベクターpUC19 を制限酵素EcoRI およびHi
dIIIで消化し、フェノール抽出、エタノール沈澱の後、
ポリアクリルアミドゲル電気泳動より約60塩基対に相当
するバンドを切出し、ゲルから抽出精製した。
【0031】これら両者の断片をライゲーションの後、
大腸菌DH5を形質転換して目的とするベクターpRL2M
(図3)をスクリーニングした。部分塩基配列の確認お
よび制限酵素地図の作製から目的のベクターであること
を確認した。
【0032】「参考例2」 [ベクターpTL2M の作製]ベクターpRL2M をテンプレー
トとし、オリゴデオキシリボヌクレオチド 5'-TTGACTAG
TTATTAATAGTA-3' およびオリゴデオキシリボヌクレオチ
ド 5'-CTAGAATTCACATGTTTGAAAAAGTGTCTTTATC-3' を合成
プライマーとして、 Taqポリメラーゼを用いたPCRに
よって目的断片を増幅した。制限酵素SpeIおよびEcoRI
で末端を調節し、フェノール抽出、エタノール沈澱の
後、アガロースゲル電気泳動により約600 塩基対に相当
するバンドを切出し、ガラスビーズ法で精製した。
【0033】別に、ベクターpRL2M を制限酵素SpeIおよ
びEcoRI で消化し、フェノール抽出、エタノール沈澱の
後、アガロースゲル電気泳動より約4500塩基対に相当す
るバンドを切出して精製した。これら両者の断片をライ
ゲーションの後、大腸菌DH5を形質転換して目的とす
るベクターpTL2M (図4)をスクリーニングした。部分
塩基配列の確認および制限酵素地図の作製から目的のベ
クターであることを確認した。
【0034】「参考例3」 [ヒトIL−6遺伝子のクローニング]"human periphe
ral blood monocyte (LPS-activated)" (CLONETECH社
製) のcDNAライブラリーからヒトIL−6cDNA
をオリゴヌクレオチドプローブ法により単離した。DN
Aプローブは T.Hirano ら(Hirano,T. et al. Nature,3
24,73-76,1986)により決定されたヒトIL−6の遺伝子
配列に基いて、DNA自動合成機(Model 381A、アプラ
イドバイオシステム社) を用いて合成した。
【0035】合成したN端プローブは、 5' CAA CAC CAG GAG CAG CCC CAG GGA GAA GGC AAC TGG
ACC GAA GGC GCT 3' (上記文献中の塩基配列 No.52-99 に対応するアンチセ
ンス)であり、合成したC端プローブは、 5' ATG ACA ACT CAT CTC ATT CTG CGC AGC TTT AAG GAG
TTC CTG CAG TCC 3' (上記文献中の塩基配列 No.598-645 に対応する) であ
る。
【0036】cDNAライブラリーは "λgt 10"をクロ
ーニングベクターとして作成されたものであるので、感
染大腸菌として "C600"を用い、プラークハイブリダイ
ゼーションにより単離した。具体的な単離方法は CLONE
TECH社の添付マニュアルに従った。
【0037】まず大腸菌 "C600"の単一コロニーを10ml
のLB培地(0.5% yeast extract,1%peptone,1%NaCl )
で一晩培養後、SMバッファー (0.1M NaCl,8mM MgSO4
7H2O,50mM Tris-HCl pH7.5,0.01%ゼラチン) で 1/105
釈したファージライブラリー0.1ml に、SMバッファー
0.3ml、 "C600" 0.6mlを加え、37℃で20分間振蘯した
後、3mlのLBアガロースを加え混合後ただちにLBプ
レート(90mmシャーレ) にまき、10枚分作成した。37℃
で一晩静置したところ1プレートに約1万プラーク出現
した。
【0038】4℃で1時間放置後ニトロセルロースフィ
ルターをプレートにのせレプリカをとった。次いで1.5M
NaCl/0.5M NaOH 溶液、1.5M NaCl/0.5M Tris-HCl pH
8.0溶液に浸し、次いでSSC(0.15M NaClと0.015Mク
エン酸ナトリウムを含むpH7.0のバッファー)で3回洗
浄し、風乾させた後 80 ℃、真空で乾燥させた。ハイブ
リダイゼーション溶液で2時間室温放置後、10万cpm の
32PラベルのC端プローブをハイブリダイゼーション溶
液に加え65℃一晩放置、翌日SSCで60℃で10分、50℃
で30分3〜4回フィルターを洗浄し、100-200cpmになる
まで繰り返した。最後に風乾し、オートラジオグラフィ
ーを行った。
【0039】2回目、3回目のスクリーニングも同様の
方法で行った。ただし、2回目、3回目のスクリーニン
グではN端、C端プローブの両方を用いた。3回目のス
クリーニング後に、IL−6を持つシングルプラークを
爪楊枝で取り、SMバッファー1mlに懸濁し、LBプレ
ート上にまき、全面溶菌させた。SMバッファー4mlを
加えてファージを採取し、4mlのNZYCM培地で大腸
菌 "C600"に感染させた。これからMolecular Cloning
の方法に従ってファージDNAを単離した。これをEcoR
I で切断後、IL−6cDNAインサートを単離し、市
販のpUC19 (宝酒造(株)販売)をEcoRI で切断したも
のとこのIL−6cDNAインサートを連結し、pAG9-8
-1を作成した。
【0040】「参考例4」 ヒトIL−6の発現ベクターの作製 参考例3で製造したヒトIL−6cDNA全長を含むベ
クターpAG9-8-1をテンプレートとし、オリゴデオキシリ
ボヌクレオチド 5' ATCGCATGCCAGTACCCCCAGGAGAAGA 3'
およびオリゴデオキシリボヌクレオチド 5' TGAAAATCTT
CTCTCATCCG 3'を合成プライマーとして、Taq ポリメラ
ーゼを用いたPCRによって目的断片を増幅した。
【0041】制限酵素SphIおよびHindIII で末端を調節
し、フェノール抽出、エタノール沈澱の後、アガロース
ゲル電気泳動により約1000塩基対に相当するバンドを切
出し、ガラスビーズ法で精製した。別に、参考例2で作
製したベクターpTL2M を制限酵素AflIIIおよびHindIII
で消化し、フェノール抽出、エタノール沈澱の後、アガ
ロースゲル電気泳動より約5000塩基対に相当するバンド
を切出してで精製した。これら両者の断片をライゲーシ
ョンの後、大腸菌DH5を形質転換して目的とするベク
ターpTL26m(図5)をスクリーニングした。部分塩基配
列の確認および制限酵素地図の作製から目的のベクター
であることを確認した。
【0042】「実施例1」 IL−6変異体(IL-6a')遺伝子およびその発現ベクター
(pTL26a')の作製 以下のようなオリゴDNAを合成した。 1) 5' GCATGCCAGTACCACCAACCTCTTCAGAACGTATTGACAAACAG
ATTCGGTACATCCT 3' 2) 5' CGTACGGTCATGGTGGTTGGAGAAGTCTTGCATAACTGTTTGTC
TAAGCCATGTAGGAGC 3'
【0043】1)と2)を各々リン酸化した後(宝酒造
(株)販売 タカラ カイネーションキットを使用)、
クレノー(KLENOW)バッファーを用いて70℃、20分でアニ
ーリングした。また参考例4にて作製したベクターpTL2
6mを制限酵素TaqI、およびEcoRI にて消化し、フェノー
ル抽出、エタノール沈澱の後、アガロースゲル電気泳動
より約900 塩基対に相当するバンドを回収(ガラスビー
ズ法による、以下同様)した。
【0044】アニーリングを終えた上記DNAフラグメ
ントとゲルより抽出したフラグメント(Taq1,EcoR1フラ
グメント)をベクターpUC19 のマルチクローニングサイ
トのEcoR1 、SphIサイトに挿入(ライゲーション) し
た。IL−6をコードしている部分のシークエンスを確
認後、EcoRI およびSphIにて消化し、フェノール抽出、
エタノール沈澱の後、アガロースゲル電気泳動より約96
0 塩基対に相当するバンドを回収した。
【0045】一方、参考例2で作製したベクターpTL2M
を制限酵素SphIとSpeIにて消化し、フェノール抽出、エ
タノール沈殿の後アガロースゲル電気泳動より約650 塩
基対のバンドを回収した。さらにpTL2M をSpeIおよびEc
oRI にて消化し、フェノール抽出、エタノール沈殿の後
アガロースゲル電気泳動より約960 塩基対のバンドを回
収した。これら回収したフラグメント3本をライゲート
した後、大腸菌DH5を形質転換して目的とするベクタ
ーpTL26a' をスクリーニングした。部分塩基配列の確認
および制限酵素地図の作製から目的のベクターであるこ
とを確認した。IL-6a'の構造遺伝子部分およびアミノ酸
配列は配列表配列番号1のとおりである。
【0046】「実施例2」 IL−6変異体(IL-6C1)遺伝子およびその発現ベクター
(pTL26C1)の作製 以下のようなオリゴDNAを合成した。 1)5' TTGACTAGTTATTAATAGTA 3' 2)5' TGTCTCCTTTCTCAGGGCTGA 3' 3)5' GAAAGCAGCAAAGAGGCACTG 3' 4)5' TAGCGGAGTGTATACTGGCT 3'
【0047】参考例4にて作製したベクターpTL26mをテ
ンプレートとして上記プライマー1)、2)を用いてP
CRを行った。クロロホルム処理、エタノール沈殿の後
ブランチング処理(宝酒造(株)販売 タカラ ブラン
チングキットを使用、以下同様)をし、フェノール、ク
ロロホルム処理、エタノール沈殿をした。その後T4ポ
リヌクレオチドカイネースを用いてカイネーション処理
を行いエタノール沈殿を行った。さらに制限酵素SpeIに
て消化した後アガロースゲル電気泳動を行い、約750 塩
基対に相当するバンドを回収し、これをフラグメントA
とした。
【0048】一方上記プライマー3)、4)を用いて上
記と全く同様のことを行いアガロースゲル電気泳動を行
い約1600塩基対に相当するバンドを回収し、これをフラ
グメントBとした。
【0049】これらとは別に参考例2で作製したベクタ
ーpTL2M をSpeIおよびEcoRI にて消化し、フェノール抽
出、エタノール沈殿の後アガロースゲル電気泳動より約
960塩基対のバンドを回収した。この回収したフラグメ
ントおよび上記フラグメントAとフラグメントB3本を
ライゲートした後、大腸菌DH5を形質転換して目的と
するベクターpTL26C1 をスクリーニングした。部分塩基
配列の確認および制限酵素地図の作製から目的のベクタ
ーであることを確認した。IL-6C1の構造遺伝子部分およ
びアミノ酸配列は配列表配列番号2のとおりである。
【0050】「実施例3」 IL−6変異体(IL-6C2)遺伝子およびその発現ベクター
(pTL26C2) の作製 以下のようなオリゴDNAを合成した。 1)5' TTGACTAGTTATTAATAGTA 3' 2)5' TCCATCTTTTTCAGCCATCTT 3' 3)5' CTGGTGAAAATCATCACTGGT 3' 4)5' TAGCGGAGTGTATACTGGCT 3'
【0051】参考例4にて作製したpTL26mをテンプレー
トとして上記プライマー1)、2)を用いてPCRを行
った。クロロホルム処理、エタノール沈殿の後ブランチ
ング処理をし、フェノール、クロロホルム処理、エタノ
ール沈殿をした。その後T4ポリヌクレオチドカイネー
スを用いてカイネーション処理を行いエタノール沈殿を
行った。さらに制限酵素SpeIにて消化したのちアガロー
スゲル電気泳動を行い、約840 塩基対に相当するバンド
を回収し、これをフラグメントAとした。
【0052】一方上記プライマー3)、4)を用いて上
記と全く同様のことを行いアガロースゲル電気泳動を行
い約1500塩基対に相当するバンドを回収し、これをフラ
グメントBとした。
【0053】これらとは別に参考例2で作製したベクタ
ーpTL2M をSpeIおよびEcoRI にて消化し、フェノール抽
出、エタノール沈殿の後アガロースゲル電気泳動より約
960塩基対のバンドを回収した。この回収したフラグメ
ントおよび上記フラグメントAとフラグメントB3本を
ライゲートした後、大腸菌DH5を形質転換して目的と
するベクターpTL26C2 をスクリーニングした。部分塩基
配列の確認および制限酵素地図の作製から目的のベクタ
ーであることを確認した。IL-6C2の構造遺伝子部分およ
びアミノ酸配列は配列表配列番号3のとおりである。
【0054】「実施例4」 IL−6変異体(IL-6C3)遺伝子およびその発現ベクター
(pTL26C3) の作製 以下のようなオリゴDNAを合成した。 1)5' TTGACTAGTTATTAATAGTA 3' 2)5' TCCATCTTTTTCAGCCATCTT 3' 3)5' CTGGTGAAAATCATCACTGGT 3' 4)5' TAGCGGAGTGTATACTGGCT 3'
【0055】実施例2にて作製したpTL2C1をテンプレー
トとして上記プライマー1)、2)を用いてPCRを行
った。クロロホルム処理、エタノール沈殿の後ブランチ
ング処理をし、フェノール、クロロホルム処理、エタノ
ールを沈殿をした。その後T4ポリヌクレオチドカイネ
ースを用いてカイネーション処理を行いエタノール沈殿
を行った。さらに制限酵素SpeIにて消化したのちアガロ
ースゲル電気泳動を行い、約800 塩基対に相当するバン
ドを回収し、これをフラグメントAとした。
【0056】一方上記プライマー3)、4)を用いて、
参考例4にて得たベクターpTL26mをテンプレートとして
上記と全く同様のことを行いアガロースゲル電気泳動を
行い約1500塩基対に相当するバンドを回収し、これをフ
ラグメントBとした。
【0057】これらとは別に参考例2で作製したベクタ
ーpTL2M をSpeIおよびEcoRI にて消化し、フェノール抽
出、エタノール沈殿の後アガロースゲル電気泳動より約
960塩基対のバンドを回収した。この回収したフラグメ
ントおよび上記フラグメントAとフラグメントB3本を
ライゲートした後、大腸菌DH5を形質転換して目的と
するベクターpTL26C3 をスクリーニングした。部分塩基
配列の確認および制限酵素地図の作製から目的のベクタ
ーであることを確認した。IL-6C3の構造遺伝子部分およ
びアミノ酸配列は配列表配列番号4のとおりである。
【0058】「実施例5」 IL−6変異体(IL-6a'C1)遺伝子、およびその発現ベク
ター(pTL26a'C1) の作製
【0059】実施例1にて得たpTL26a' を制限酵素SpeI
とTaqIにて消化したのちアガロースゲル電気泳動を行
い、約680 塩基対に相当するバンドを回収した。また実
施例2にて得たpTL26C1 を制限酵素EcoRI とTaqIにて消
化したのちアガロースゲル電気泳動を行い、約880 塩基
対に相当するバンドを回収した。さらに参考例2で作製
したベクターpTL2M を制限酵素SpeIとEcoRI にて消化し
たのちアガロースゲル電気泳動を行い、約4400塩基対に
相当するバンドを回収した。
【0060】これら3本のフラグメントをライゲートし
た後、大腸菌DH5を形質転換して目的とするpTL26a'C
1 をスクリーニングした。部分塩基配列の確認および制
限酵素地図の作製から目的のベクターである事を確認し
た。IL-6a'C1の構造遺伝子部分およびアミノ酸配列は配
列表配列番号5のとおりである。
【0061】「実施例6」 IL−6変異体(IL-6a'C2)遺伝子、およびその発現ベク
ター(pTL26a'C2) の作製
【0062】実施例1にて得たpTL26a' を制限酵素SpeI
とTaqIにて消化したのちアガロースゲル電気泳動を行
い、約680 塩基対に相当するバンドを回収した。また実
施例3にて得たpTL26C2 を制限酵素EcoRI とTaqIにて消
化したのちアガロースゲル電気泳動を行い、約870 塩基
対に相当するバンドを回収した。さらに参考例2で作製
したベクターpTL2M を制限酵素SpeIとEcoRI にて消化し
たのちアガロースゲル電気泳動を行い、約4400塩基対に
相当するバンドを回収した。
【0063】これら3本のフラグメントをライゲートし
た後、大腸菌DH5を形質転換して目的とするベクター
pTL26a'C2 をスクリーニングした。部分塩基配列の確認
および制限酵素地図の作製から目的のベクターであるこ
とを確認した。IL-6a'C2の構造遺伝子部分およびアミノ
酸配列は配列表配列番号6のとおりである。
【0064】「実施例7」 IL−6変異体(IL-6a'C3)遺伝子、およびその発現ベク
ター(pTL26a'C3) の作製
【0065】実施例1にて得たpTL26a' を制限酵素SpeI
とTaqIにて消化したのちアガロースゲル電気泳動を行
い、約680 塩基対に相当するバンドを回収した。また実
施例4にて得たpTL26C3 を制限酵素EcoRI とTaqIにて消
化したのちアガロースゲル電気泳動を行い、約850 塩基
対に相当するバンドを回収した。さらに参考例2で作製
したpTL2M を制限酵素SpeIとEcoRI にて消化したのちア
ガロースゲル電気泳動を行い、約4400塩基対に相当する
バンドを回収した。これら3本のフラグメントをライゲ
ートした後、大腸菌DH5を形質転換して目的とするベ
クターpTL26a'C3をスクリーニングした。部分塩基配列
の確認および制限酵素地図の作製から目的のベクターで
あることを確認した。IL-6a'C3の構造遺伝子部分および
アミノ酸配列は配列表配列番号7のとおりである。
【0066】「実施例8」 IL−6およびIL−6変異体の発現
【0067】S.pombe のロイシン要求性株、leu1-32h
-(ATCC38399)を最少培地で0.8 ×10細胞数/mlに
なるまで生育させた。集菌、洗菌後109 細胞数/mlにな
るように0.1 モル酢酸リチウム(pH5.0)に懸濁し、30℃
で60分間インキュベートした。その後、上記懸濁液 100
μl にベクターpAL7(Okazaki,K.et.al. Nucleic Acids
Res.18,6485)をPstIで切断したDNAを1μg、実施
例1〜7で得たベクター各々2μgをTE(トリスEDT
A)15μl に溶かして加え、50%(W/V)ポリエチレングリ
コールPEG4000 水溶液を 290μl 加えよく混合したのち
30℃で60分間、43℃で15分間、室温で10分間の順にイン
キュベートした。
【0068】遠心によりPEG4000 を除去し、培養液1μ
l に懸濁した。このうち 100μl を分取し、 900μl の
培養液を加えて、32℃30分間インキュベートした。うち
300μl を最少寒天培地にスプレッドした。32℃で3日
間インキュベートし、形質転換体をG418(ネオマイ
シン)を含むプレートに移し、さらに32℃で5日間培養
した。得られたものがIL−6およびIL−6変異体の
形質転換体である。
【0069】これらの形質転換体を2%グルコース、1
%イースト抽出液、2%ペプトン、およびG418を 2
00μg/mlを含む液体培地(YPD培地)50mlで32℃、3
日間培養した。その培養液から菌体を 106細胞/ml 程度
になるようにYPD培地1リットルに植える。32℃、3
日間培養した後集菌、洗菌し、50ミリモルNaCl、5ミリ
モルEDTAを含む50ミリモルトリス塩酸緩衝液(pH7.
5) に懸濁し、超音波破砕を行った。超音波破砕後1%
SDS存在下に80℃、10分間熱処理した後、遠心分離し
て上清を集め、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動(以下、SDS−PAGEという)(TEFCO16%
ゲルを使用)によって発現の様子を調べた。
【0070】ヒトIL−6およびIL−6変異体に相当
する分子量15,000〜21,000附近の位置にコントロールS.
pombe/pTL2M (コントロール)からの抽出液には見られ
ない明瞭なバンドが検出できた(図6)。各IL−6変
異体の発現量は、デンシトメーターにて測定したとこ
ろ、どれも全菌体タンパク質の10wt%以上であり、中で
もIL-6C1およびIL-6a'C1については25wt%と発現量が増
大していることが確認された。また、ヒトIL−6特異
的な抗体を用いてウエスタンブロッティングを行い、ヒ
トIL−6であることを確認した(図7)。
【0071】図6は各変異体を発現している酵母粗抽出
液のSDS−PAGE図であり、1〜9の各レーンは以
下の通りである。 1;S.pombe /pTL2M (コントロール) 2;S.pombe /pTL26m 3;S.pombe /pTL26a' 4;S.pombe /pTL26a'C1 5;S.pombe /pTL26a'C2 6;S.pombe /pTL26a'C3 7;S.pombe /pTL26C1 8;S.pombe /pTL26C2 9;S.pombe /pTL26C3
【0072】図7は各変異体を発現している酵母粗抽出
液のウエスタンブロッティング図であり、1〜9の各レ
ーンは以下の通りである。 1;S.pombe /pTL2M (コントロール) 2;S.pombe /pTL26m 3;S.pombe /pTL26a' 4;S.pombe /pTL26a'C1 5;S.pombe /pTL26a'C2 6;S.pombe /pTL26a'C3 7;S.pombe /pTL26C1 8;S.pombe /pTL26C2 9;S.pombe /pTL26C3
【0073】「実施例9」 酵母で発現されたIL−6およびIL−6変異体の精製
【0074】実施例8で発現されたIL−6およびIL
−6変異体は以下のようにして精製した。IL−6およ
びIL−6変異体を発現している酵母は、50ミリモルNa
Cl、1.5ミリモルEDTAを含むトリス塩酸(pH7.5) バ
ッファーに懸濁、1,000 回転5分の遠心上清を、さらに
15,000回転20分の遠心で沈査を得た。この分画を6Mグア
ニジン塩酸にて可溶化した後、バイオゲルp6によって
脱塩した。ボイドボリューム分画を直接HPLCを用い
た逆相カラムクロマトグラフィーにチャージし精製IL
−6およびIL−6変異体を得た。
【0075】0.1%のTFA(トリフルオロ酢酸)を含
む水溶液にて吸着させた後30%アセトニトリルを含む
0.1%TFA水溶液にてカラムを洗った。その後80%ま
で上昇させてIL−6およびIL−6変異体を溶出させ
た。純度はSDS−PAGE(TEFCO16%ゲルを使
用)により検定することができクマシーブリリアントブ
ルー染色により、それぞれ唯一のバンドを確認した(図
8)。
【0076】図8は精製された各IL−6変異体のSD
S−PAGE図であり、1〜8の各レーンは以下の通り
である。 1;IL-6(コントロール) 2;IL-6C1 3;IL-6C2 4;IL-6C3 5;IL-6a' 6;IL-6a'C1 7;IL-6a'C2 8;IL-6a'C3
【0077】「実施例10」 IL−6およびIL−6変異体の生物学的活性
【0078】(1)7TD1細胞の増殖活性測定 100μl の培養液(RPMI1640:GABCO 社製)中
にサンプルを10倍ずつ希釈したものをつくり、その中で
2×103 個の7TD1細胞( マウス−マウスハイブリッ
ド) を37℃で4日間培養した。その後MTT(細胞増殖
測定キット:CHEMICON社製)を用いて、細胞数を測定し
た。
【0079】(2)HepG2からのフィブリノーゲン
の産生 2x105 個のHepG2細胞(ヒトヘパトーマ)を24穴
プレートにて1マイクロモルのデキサメタゾン、2%F
CS(牛胎児血清)を含んだMEM培地を用いて24時間
培養した後、種々の濃度のサンプルを含んだ上記培地(5
00μl)に交換して18時間培養した後、同じサンプルを含
んだ培地(400μl)で交換しさらに6時間培養したところ
で培養を終え、培地に産生されたフィブリノーゲン濃度
をELISA法により測定した。
【0080】(3)巨核球の増殖促進活性測定 C57BL/6マウスの大腿骨より骨髄細胞を採取し、
10% Horse serumを含んだイスコフ液にて45分間処理し
て接着細胞を除去した後、2倍ずつ希釈した試料を含ん
だ 100μl のイスコフ液に105 の細胞を含んだ 100μl
のイスコフ液を添加し、6日間、37℃にて培養した。培
養終了後培養、上清を除去した後 180μl の細胞破砕液
(0.2% Triton X-100/1mM EDTA、0.12M NaClを含んだ50
mM HEPESバッファー pH7.5) を添加し、さらに20μl の
アセチルチオコリン(終濃度0.56mM)を添加して室温に
て3時間放置した。その後各20μl を96穴プレートに分
注し、そこに20μl の0.4mM 7−ジエチルアミノ−3−
(4’−マレイミジルフェニル)−4−メチルクマリン
を加えさらに160 μl の希釈溶液(0.2% TritonX-100、
1mM EDTAを含んだ50mM酢酸ナトリウム pH5.0)を添加
後、蛍光強度を測定した(390 nmEX 、450nm EM)。
【0081】(1)〜(3)に示した方法を用いてIL
−6およびIL−6変異体の生物学的活性を測定した。
その結果を表2に示す。表2中の各数値は最大活性の50
%を示すに必要な試料の濃度を表す。
【0082】これからIL-6a'、IL-6C1、IL-6a'C1につい
ては、天然型の活性と同等あるいはそれ以上(2〜8
倍)の活性を持ちながら低分子化に成功したことがわか
る。Cys 44からCys 50までのジスルフィド結合により形
成された領域、およびGly 5からLeu 19の領域は活性に
は直接影響のないことがわかった。IL-6C2、IL-6C3、IL
-6a'C2、IL-6a'C3については、生物学的活性が有意に減
少している。Cys 73とCys 83との間に形成されたジスル
フィド結合は天然のIL−6[表2中「(IL-6)」で示
す]の安定化に重要な役割を果たしていることを示して
いる。
【0083】
【表2】
【0084】以上の結果をまとめると、N−末端付近の
15アミノ酸、および/またはCys −Cys によってできる
ペプチドループを欠落させることにより天然型と同等あ
るいはそれ以上の活性を保ちつつ低分子量化することに
成功した。IL-6C1、IL-6a'C1については、産生量の増大
に成功した。発現に都合の悪いコドンを持ったアミノ酸
が除去されたためと考えられる。IL-6a'以外の変異体に
関しては精製効率が向上したが、これはCys の持つSH
基によるジスルフィド結合が除去されたため、3次構造
形成時における誤りが減少したためであろう。またCys
の持つSH基によるジスルフィド結合が除去されたため
に酸化/還元のどちらの状態にも安定に存在できること
が示唆される。さらに酵母を用いて生産すれば大腸菌に
て生産された場合と異なり、発熱などの副作用の原因と
なる大腸菌由来の不純物がなく安全性が高い。
【0085】
【発明の効果】天然のIL−6に比較して、低分子量の
IL−6変異体が得られ、その構造上の安定性が向上し
た。しかも、天然型と同等あるいはそれ以上の生理活性
を保持しているIL−6変異体を得ることができた。
【0086】また、組み換えDNA技術を用いてこのI
L−6変異体を製造することができた。すなわち、酵母
S. pombe内で発現することができる新規なベクターを用
いてS. pombeにより効率よくこのIL−6変異体を産生
させることができ、またその産生量を増大させることが
できた。
【0087】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:507 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 変性cDNA 配列 CCA GTA CCA CCA ACC TCT TCA GAA CGT ATT GAC AAA CAG ATT CGG TAC 48 Pro Val Pro Pro Thr Ser Ser Glu Arg Ile Asp Lys Gln Ile Arg Tyr 1 5 10 15 ATC CTC GAC GGC ATC TCA GCC CTG AGA AAG GAG ACA TGT AAC AAG AGT 96 Ile Leu Asp Gly Ile Ser Ala Leu Arg Lys Glu Thr Cys Asn Lys Ser 20 25 30 AAC ATG TGT GAA AGC AGC AAA GAG GCA CTG GCA GAA AAC AAC CTG AAC 144 Asn Met Cys Glu Ser Ser Lys Glu Ala Leu Ala Glu Asn Asn Leu Asn 35 40 45 CTT CCA AAG ATG GCT GAA AAA GAT GGA TGC TTC CAA TCT GGA TTC AAT 192 Leu Pro Lys Met Ala Glu Lys Asp Gly Cys Phe Gln Ser Gly Phe Asn 50 55 60 GAG GAG ACT TGC CTG GTG AAA ATC ATC ACT GGT CTT TTG GAG TTT GAG 240 Glu Glu Thr Cys Leu Val Lys Ile Ile Thr Gly Leu Leu Glu Phe Glu 65 70 75 80 GTA TAC CTA GAG TAC CTC CAG AAC AGA TTT GAG AGT AGT GAG GAA CAA 288 Val Tyr Leu Glu Tyr Leu Gln Asn Arg Phe Glu Ser Ser Glu Glu Gln 85 90 95 GCC AGA GCT GTC CAG ATG AGT ACA AAA GTC CTG ATC CAG TTC CTG CAG 336 Ala Arg Ala Val Gln Met Ser Thr Lys Val Leu Ile Gln Phe Leu Gln 100 105 110 AAA AAG GCA AAG AAT CTA GAT GCA ATA ACC ACC CCT GAC CCA ACC ACA 384 Lys Lys Ala Lys Asn Leu Asp Ala Ile Thr Thr Pro Asp Pro Thr Thr 115 120 125 AAT GCC AGC CTG CTG ACG AAG CTG CAG GCA CAG AAC CAG TGG CTG CAG 432 Asn Ala Ser Leu Leu Thr Lys Leu Gln Ala Gln Asn Gln Trp Leu Gln 130 135 140 GAC ATG ACA ACT CAT CTC ATT CTG CGC AGC TTT AAG GAG TTC CTG CAG 480 Asp Met Thr Thr His Leu Ile Leu Arg Ser Phe Lys Glu Phe Leu Gln 145 150 155 160 TCC AGC CTG AGG GCT CTT CGG CAA ATG 507 Ser Ser Leu Arg Ala Leu Arg Gln Met 165 配列番号:2 配列の長さ:531 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 変性cDNA 配列 CCA GTA CCC CCA GGA GAA GAT TCC AAA GAT GTA GCC GCC CCA CAC AGA 48 Pro Val Pro Pro Gly Glu Asp Ser Lys Asp Val Ala Ala Pro His Arg 1 5 10 15 CAG CCA CTC ACC TCT TCA GAA CGA ATT GAC AAA CAA ATT CGG TAC ATC 96 Gln Pro Leu Thr Ser Ser Glu Arg Ile Asp Lys Gln Ile Arg Tyr Ile 20 25 30 CTC GAC GGC ATC TCA GCC CTG AGA AAG GAG ACA GAA AGC AGC AAA GAG 144 Leu Asp Gly Ile Ser Ala Leu Arg Lys Glu Thr Glu Ser Ser Lys Glu 35 40 45 GCA CTG GCA GAA AAC AAC CTG AAC CTT CCA AAG ATG GCT GAA AAA GAT 192 Ala Leu Ala Glu Asn Asn Leu Asn Leu Pro Lys Met Ala Glu Lys Asp 50 55 60 GGA TGC TTC CAA TCT GGA TTC AAT GAG GAG ACT TGC CTG GTG AAA ATC 240 Gly Cys Phe Gln Ser Gly Phe Asn Glu Glu Thr Cys Leu Val Lys Ile 65 70 75 80 ATC ACT GGT CTT TTG GAG TTT GAG GTA TAC CTA GAG TAC CTC CAG AAC 288 Ile Thr Gly Leu Leu Glu Phe Glu Val Tyr Leu Glu Tyr Leu Gln Asn 85 90 95 AGA TTT GAG AGT AGT GAG GAA CAA GCC AGA GCT GTC CAG ATG AGT ACA 336 Arg Phe Glu Ser Ser Glu Glu Gln Ala Arg Ala Val Gln Met Ser Thr 100 105 110 AAA GTC CTG ATC CAG TTC CTG CAG AAA AAG GCA AAG AAT CTA GAT GCA 384 Lys Val Leu Ile Gln Phe Leu Gln Lys Lys Ala Lys Asn Leu Asp Ala 115 120 125 ATA ACC ACC CCT GAC CCA ACC ACA AAT GCC AGC CTG CTG ACG AAG CTG 432 Ile Thr Thr Pro Asp Pro Thr Thr Asn Ala Ser Leu Leu Thr Lys Leu 130 135 140 CAG GCA CAG AAC CAG TGG CTG CAG GAC ATG ACA ACT CAT CTC ATT CTG 480 Gln Ala Gln Asn Gln Trp Leu Gln Asp Met Thr Thr His Leu Ile Leu 145 150 155 160 CGC AGC TTT AAG GAG TTC CTG CAG TCC AGC CTG AGG GCT CTT CGG CAA 528 Arg Ser Phe Lys Glu Phe Leu Gln Ser Ser Leu Arg Ala Leu Arg Gln 165 170 175 ATG 531 Met 177 配列番号:3 配列の長さ:519 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 変性cDNA 配列 CCA GTA CCC CCA GGA GAA GAT TCC AAA GAT GTA GCC GCC CCA CAC AGA 48 Pro Val Pro Pro Gly Glu Asp Ser Lys Asp Val Ala Ala Pro His Arg 1 5 10 15 CAG CCA CTC ACC TCT TCA GAA CGA ATT GAC AAA CAA ATT CGG TAC ATC 96 Gln Pro Leu Thr Ser Ser Glu Arg Ile Asp Lys Gln Ile Arg Tyr Ile 20 25 30 CTC GAC GGC ATC TCA GCC CTG AGA AAG GAG ACA TGT AAC AAG AGT AAC 144 Leu Asp Gly Ile Ser Ala Leu Arg Lys Glu Thr Cys Asn Lys Ser Asn 35 40 45 ATG TGT GAA AGC AGC AAA GAG GCA CTG GCA GAA AAC AAC CTG AAC CTT 192 Met Cys Glu Ser Ser Lys Glu Ala Leu Ala Glu Asn Asn Leu Asn Leu 50 55 60 CCA AAG ATG GCT GAA AAA GAT GGA CTG GTG AAA ATC ATC ACT GGT CTT 240 Pro Lys Met Ala Glu Lys Asp Gly Leu Val Lys Ile Ile Thr Gly Leu 65 70 75 80 TTG GAG TTT GAG GTA TAC CTA GAG TAC CTC CAG AAC AGA TTT GAG AGT 288 Leu Glu Phe Glu Val Tyr Leu Glu Tyr Leu Gln Asn Arg Phe Glu Ser 85 90 95 AGT GAG GAA CAA GCC AGA GCT GTC CAG ATG AGT ACA AAA GTC CTG ATC 336 Ser Glu Glu Gln Ala Arg Ala Val Gln Met Ser Thr Lys Val Leu Ile 100 105 110 CAG TTC CTG CAG AAA AAG GCA AAG AAT CTA GAT GCA ATA ACC ACC CCT 384 Gln Phe Leu Gln Lys Lys Ala Lys Asn Leu Asp Ala Ile Thr Thr Pro 115 120 125 GAC CCA ACC ACA AAT GCC AGC CTG CTG ACG AAG CTG CAG GCA CAG AAC 432 Asp Pro Thr Thr Asn Ala Ser Leu Leu Thr Lys Leu Gln Ala Gln Asn 130 135 140 CAG TGG CTG CAG GAC ATG ACA ACT CAT CTC ATT CTG CGC AGC TTT AAG 480 Gln Trp Leu Gln Asp Met Thr Thr His Leu Ile Leu Arg Ser Phe Lys 145 150 155 160 GAG TTC CTG CAG TCC AGC CTG AGG GCT CTT CGG CAA ATG 519 Glu Phe Leu Gln Ser Ser Leu Arg Ala Leu Arg Gln Met 165 170 173 配列番号:4 配列の長さ:498 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 変性cDNA 配列 CCA GTA CCC CCA GGA GAA GAT TCC AAA GAT GTA GCC GCC CCA CAC AGA 48 Pro Val Pro Pro Gly Glu Asp Ser Lys Asp Val Ala Ala Pro His Arg 1 5 10 15 CAG CCA CTC ACC TCT TCA GAA CGA ATT GAC AAA CAA ATT CGG TAC ATC 96 Gln Pro Leu Thr Ser Ser Glu Arg Ile Asp Lys Gln Ile Arg Tyr Ile 20 25 30 CTC GAC GGC ATC TCA GCC CTG AGA AAG GAG ACA GAA AGC AGC AAA GAG 144 Leu Asp Gly Ile Ser Ala Leu Arg Lys Glu Thr Glu Ser Ser Lys Glu 35 40 45 GCA CTG GCA GAA AAC AAC CTG AAC CTT CCA AAG ATG GCT GAA AAA GAT 192 Ala Leu Ala Glu Asn Asn Leu Asn Leu Pro Lys Met Ala Glu Lys Asp 50 55 60 GGA CTG GTG AAA ATC ATC ACT GGT CTT TTG GAG TTT GAG GTA TAC CTA 240 Gly Leu Val Lys Ile Ile Thr Gly Leu Leu Glu Phe Glu Val Tyr Leu 65 70 75 80 GAG TAC CTC CAG AAC AGA TTT GAG AGT AGT GAG GAA CAA GCC AGA GCT 288 Glu Tyr Leu Gln Asn Arg Phe Glu Ser Ser Glu Glu Gln Ala Arg Ala 85 90 95 GTC CAG ATG AGT ACA AAA GTC CTG ATC CAG TTC CTG CAG AAA AAG GCA 336 Val Gln Met Ser Thr Lys Val Leu Ile Gln Phe Leu Gln Lys Lys Ala 100 105 110 AAG AAT CTA GAT GCA ATA ACC ACC CCT GAC CCA ACC ACA AAT GCC AGC 384 Lys Asn Leu Asp Ala Ile Thr Thr Pro Asp Pro Thr Thr Asn Ala Ser 115 120 125 CTG CTG ACG AAG CTG CAG GCA CAG AAC CAG TGG CTG CAG GAC ATG ACA 432 Leu Leu Thr Lys Leu Gln Ala Gln Asn Gln Trp Leu Gln Asp Met Thr 130 135 140 ACT CAT CTC ATT CTG CGC AGC TTT AAG GAG TTC CTG CAG TCC AGC CTG 480 Thr His Leu Ile Leu Arg Ser Phe Lys Glu Phe Leu Gln Ser Ser Leu 145 150 155 160 AGG GCT CTT CGG CAA ATG 498 Arg Ala Leu Arg Gln Met 165 166 配列番号:5 配列の長さ:486 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 変性cDNA 配列 CCA GTA CCC CCA ACC TCT TCA GAA CGA
ATT GAC AAA CAA ATT CGG TAC 48 Pro Val Pro Pro Thr Ser Ser Glu Arg Ile Asp Lys Gln Ile Arg Tyr 1 5 10 15 ATC CTC GAC GGC ATC TCA GCC CTG AGA AAG GAG ACA GAA AGC AGC AAA 96 Ile Leu Asp Gly Ile Ser Ala Leu Arg Lys Glu Thr Glu Ser Ser Lys 20 25 30 GAG GCA CTG GCA GAA AAC AAC CTG AAC CTT CCA AAG ATG GCT GAA AAA 144 Glu Ala Leu Ala Glu Asn Asn Leu Asn Leu Pro Lys Met Ala Glu Lys 35 40 45 GAT GGA TGC TTC CAA TCT GGA TTC AAT GAG GAG ACT TGC CTG GTG AAA 192 Asp Gly Cys Phe Gln Ser Gly Phe Asn Glu Glu Thr Cys Leu Val Lys 50 55 60 ATC ATC ACT GGT CTT TTG GAG TTT GAG GTA TAC CTA GAG TAC CTC CAG 240 Ile Ile Thr Gly Leu Leu Glu Phe Glu Val Tyr Leu Glu Tyr Leu Gln 65 70 75 80 AAC AGA TTT GAG AGT AGT GAG GAA CAA GCC AGA GCT GTC CAG ATG AGT 288 Asn Arg Phe Glu Ser Ser Glu Glu Gln Ala Arg Ala Val Gln Met Ser 85 90 95 ACA AAA GTC CTG ATC CAG TTC CTG CAG AAA AAG GCA AAG AAT CTA GAT 336 Thr Lys Val Leu Ile Gln Phe Leu Gln Lys Lys Ala Lys Asn Leu Asp 100 105 110 GCA ATA ACC ACC CCT GAC CCA ACC ACA AAT GCC AGC CTG CTG ACG AAG 384 Ala Ile Thr Thr Pro Asp Pro Thr Thr Asn Ala Ser Leu Leu Thr Lys 115 120 125 CTG CAG GCA CAG AAC CAG TGG CTG CAG GAC ATG ACA ACT CAT CTC ATT 432 Leu Gln Ala Gln Asn Gln Trp Leu Gln Asp Met Thr Thr His Leu Ile 130 135 140 CTG CGC AGC TTT AAG GAG TTC CTG CAG TCC AGC CTG AGG GCT CTT CGG 480 Leu Arg Ser Phe Lys Glu Phe Leu Gln Ser Ser Leu Arg Ala Leu Arg 145 150 155 160 CAA ATG 486 Gln Met 162 配列番号:6 配列の長さ:474 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 変性cDNA 配列 CCA GTA CCC CCA ACC TCT TCA GAA CGA ATT GAC AAA CAA ATT CGG TAC 48 Pro Val Pro Pro Thr Ser Ser Glu Arg Ile Asp Lys Gln Ile Arg Tyr 1 5 10 15 ATC CTC GAC GGC ATC TCA GCC CTG AGA AAG GAG ACA TGT AAC AAG AGT 96 Ile Leu Asp Gly Ile Ser Ala Leu Arg Lys Glu Thr Cys Asn Lys Ser 20 25 30 AAC ATG TGT GAA AGC AGC AAA GAG GCA CTG GCA GAA AAC AAC CTG AAC 144 Asn Met Cys Glu Ser Ser Lys Glu Ala Leu Ala Glu Asn Asn Leu Asn 35 40 45 CTT CCA AAG ATG GCT GAA AAA GAT GGA CTG GTG AAA ATC ATC ACT GGT 192 Leu Pro Lys Met Ala Glu Lys Asp Gly Leu Val Lys Ile Ile Thr Gly 50 55 60 CTT TTG GAG TTT GAG GTA TAC CTA GAG TAC CTC CAG AAC AGA TTT GAG 240 Leu Leu Glu Phe Glu Val Tyr Leu Glu Tyr Leu Gln Asn Arg Phe Glu 65 70 75 80 AGT AGT GAG GAA CAA GCC AGA GCT GTC CAG ATG AGT ACA AAA GTC CTG 288 Ser Ser Glu Glu Gln Ala Arg Ala Val Gln Met Ser Thr Lys Val Leu 85 90 95 ATC CAG TTC CTG CAG AAA AAG GCA AAG AAT CTA GAT GCA ATA ACC ACC 336 Ile Gln Phe Leu Gln Lys Lys Ala Lys Asn Leu Asp Ala Ile Thr Thr 100 105 110 CCT GAC CCA ACC ACA AAT GCC AGC CTG CTG ACG AAG CTG CAG GCA CAG 384 Pro Asp Pro Thr Thr Asn Ala Ser Leu Leu Thr Lys Leu Gln Ala Gln 115 120 125 AAC CAG TGG CTG CAG GAC ATG ACA ACT CAT CTC ATT CTG CGC AGC TTT 432 Asn Gln Trp Leu Gln Asp Met Thr Thr His Leu Ile Leu Arg Ser Phe 130 135 140 AAG GAG TTC CTG CAG TCC AGC CTG AGG GCT CTT CGG CAA ATG 474 Lys Glu Phe Leu Gln Ser Ser Leu Arg Ala Leu Arg Gln Met 145 150 155 158 配列番号:7 配列の長さ:453 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 変性cDNA 配列 CCA GTA CCC CCA ACC TCT TCA GAA CGA ATT GAC AAA CAA ATT CGG TAC 48 Pro Val Pro Pro Thr Ser Ser Glu Arg Ile Asp Lys Gln Ile Arg Tyr 1 5 10 15 ATC CTC GAC GGC ATC TCA GCC CTG AGA AAG GAG ACA GAA AGC AGC AAA 96 Ile Leu Asp Gly Ile Ser Ala Leu Arg Lys Glu Thr Glu Ser Ser Lys 20 25 30 GAG GCA CTG GCA GAA AAC AAC CTG AAC CTT CCA AAG ATG GCT GAA AAA 144 Glu Ala Leu Ala Glu Asn Asn Leu Asn Leu Pro Lys Met Ala Glu Lys 35 40 45 GAT GGA CTG GTG AAA ATC ATC ACT GGT CTT TTG GAG TTT GAG GTA TAC 192 Asp Gly Leu Val Lys Ile Ile Thr Gly Leu Leu Glu Phe Glu Val Tyr 50 55 60 CTA GAG TAC CTC CAG AAC AGA TTT GAG AGT AGT GAG GAA CAA GCC AGA 240 Leu Glu Tyr Leu Gln Asn Arg Phe Glu Ser Ser Glu Glu Gln Ala Arg 65 70 75 80 GCT GTC CAG ATG AGT ACA AAA GTC CTG ATC CAG TTC CTG CAG AAA AAG 288 Ala Val Gln Met Ser Thr Lys Val Leu Ile Gln Phe Leu Gln Lys Lys 85 90 95 GCA AAG AAT CTA GAT GCA ATA ACC ACC CCT GAC CCA ACC ACA AAT GCC 336 Ala Lys Asn Leu Asp Ala Ile Thr Thr Pro Asp Pro Thr Thr Asn Ala 100 105 110 AGC CTG CTG ACG AAG CTG CAG GCA CAG AAC CAG TGG CTG CAG GAC ATG 384 Ser Leu Leu Thr Lys Leu Gln Ala Gln Asn Gln Trp Leu Gln Asp Met 115 120 125 ACA ACT CAT CTC ATT CTG CGC AGC TTT AAG GAG TTC CTG CAG TCC AGC 432 Thr Thr His Leu Ile Leu Arg Ser Phe Lys Glu Phe Leu Gln Ser Ser 130 135 140 CTG AGG GCT CTT CGG CAA ATG 453 Leu Arg Ala Leu Arg Gln Met 145 150 151
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒトIL−6のアミノ酸配列
【図2】pRL2L のベクター構成図
【図3】pRL2M のベクター構成図
【図4】pTL2M のベクター構成図
【図5】pTL26mのベクター構成図
【図6】SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動図
【図7】ウエスタンブロッティング図
【図8】SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/02 C 9282−4B // A61K 38/00 ABB ABY (C12N 1/19 C12R 1:85) (C12P 21/02 C12R 1:85) A61K 37/02 ABY

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒトインターロイキン−6のアミノ酸配列
    において、N−末端から5番目のGly から19番目のLe
    u までの欠失、N−末端から44番目のCys から50番
    目のCys までの欠失、およびN−末端から73番目のCy
    s から83番目のCys までの欠失から選ばれる少なくと
    も一つの欠失を有するアミノ酸配列からなるインターロ
    イキン−6変異体。
  2. 【請求項2】ヒトインターロイキン−6のアミノ酸配列
    において、N−末端から5番目のGly から19番目のLe
    u までを欠失しているアミノ酸配列からなるインターロ
    イキン−6変異体。
  3. 【請求項3】ヒトインターロイキン−6のアミノ酸配列
    において、N−末端から44番目のCys から50番目の
    Cys までを欠失しているアミノ酸配列からなるインター
    ロイキン−6変異体。
  4. 【請求項4】ヒトインターロイキン−6のアミノ酸配列
    において、N−末端から5番目のGly から19番目のLe
    u までを欠失し、かつ、N−末端から44番目のCys か
    ら50番目のCys までを欠失しているアミノ酸配列から
    なるインターロイキン−6変異体。
  5. 【請求項5】組み換えDNA技術によって得られたイン
    ターロイキン−6変異体である、請求項1〜4から選ば
    れる一のインターロイキン−6変異体。
  6. 【請求項6】請求項1〜4から選ばれる一のインターロ
    イキン−6変異体をコードするDNA配列。
  7. 【請求項7】請求項6のDNA配列を有する発現ベクタ
    ー。
  8. 【請求項8】さらに、真核細胞宿主内において機能する
    複製開始点、および動物細胞ウイルス由来のプロモータ
    ー領域を含む、請求項7の発現ベクター。
  9. 【請求項9】真核細胞宿主が酵母シゾサッカロミセス
    ポンベ(Schizosaccharomyces pombe )である、請求項
    8の発現ベクター。
  10. 【請求項10】動物細胞ウイルス由来のプロモーター領
    域が、SV40あるいはサイトメガロウイルス由来のプ
    ロモーター領域である、請求項8の発現ベクター。
  11. 【請求項11】さらに、ネオマイシン耐性遺伝子領域、
    LEU 2遺伝子領域、およびURA 3遺伝子領域の少なくと
    も一つの領域を含む、請求項7〜10から選ばれる一の
    発現ベクター。
  12. 【請求項12】請求項8〜11から選ばれる一の発現ベ
    クターにより形質転換された形質転換体。
  13. 【請求項13】宿主が酵母シゾサッカロミセス ポンベ
    (Schizosaccharomyces pombe )である、請求項12の
    形質転換体。
  14. 【請求項14】請求項12または13の形質転換体を培
    地にて培養し、培養物中に請求項1〜4に記載のいずれ
    か一のインターロイキン−6変異体を生成蓄積せしめ、
    これを採取することを特徴とするインターロイキン−6
    変異体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100426286B1 (ko) * 1996-01-09 2004-06-30 주식회사 엘지생명과학 효모를이용한인간인터루킨-11의제조방법

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