JPH07224718A - 3吸気バルブエンジンの吸気ポート構造 - Google Patents
3吸気バルブエンジンの吸気ポート構造Info
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- JPH07224718A JPH07224718A JP6018709A JP1870994A JPH07224718A JP H07224718 A JPH07224718 A JP H07224718A JP 6018709 A JP6018709 A JP 6018709A JP 1870994 A JP1870994 A JP 1870994A JP H07224718 A JPH07224718 A JP H07224718A
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- port
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
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- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】エンジンにおける中高速運転時の吸入空気量を
確保しつつ、低速運転時の慣性吸気効果を高めて出力を
向上する。 【構成】3吸気バルブエンジンの吸気ポート5は、1つ
の入口部11と、同入口部11に対して連通され、互い
に断面積が略同一に形成された3つの出口部12,1
3,14とを備えている。入口部11の長径をa、両側
に位置する出口部12,14の中心間距離をw、出口部
12,14に配置される吸気バルブの軸径をdとしたと
き、a≧w−dとなる関係の吸気ポート5には互いに隣
接した出口部12,13,14間に対して隔壁16を形
成した。
確保しつつ、低速運転時の慣性吸気効果を高めて出力を
向上する。 【構成】3吸気バルブエンジンの吸気ポート5は、1つ
の入口部11と、同入口部11に対して連通され、互い
に断面積が略同一に形成された3つの出口部12,1
3,14とを備えている。入口部11の長径をa、両側
に位置する出口部12,14の中心間距離をw、出口部
12,14に配置される吸気バルブの軸径をdとしたと
き、a≧w−dとなる関係の吸気ポート5には互いに隣
接した出口部12,13,14間に対して隔壁16を形
成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の吸気ポートに
係り、詳しくは、吸気効率を高めるために1気筒あたり
3つの吸気バルブが設けられるエンジンの吸気ポート構
造に関するものである。
係り、詳しくは、吸気効率を高めるために1気筒あたり
3つの吸気バルブが設けられるエンジンの吸気ポート構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸気ポート構造は、1つ
の入口部と、当該入口部に連通する3つの出口部とを有
しており、中高速運転時の出力トルクを向上させるた
め、入口部断面積の出口部断面積に対する割合が比較的
大きく形成されている。ところが、吸気ポート入口部が
太く形成されると、慣性吸気効果が少なくなり低速運転
時の出力トルクが不十分になる。このため、中高速運転
時の出力トルクを保持しつつ、慣性吸気効率を向上させ
て低速運転時のエンジン効率を向上させるサイアミーズ
型の吸気ポート構造が、本願出願人により実開平2−1
4427号公報に提案されている。
の入口部と、当該入口部に連通する3つの出口部とを有
しており、中高速運転時の出力トルクを向上させるた
め、入口部断面積の出口部断面積に対する割合が比較的
大きく形成されている。ところが、吸気ポート入口部が
太く形成されると、慣性吸気効果が少なくなり低速運転
時の出力トルクが不十分になる。このため、中高速運転
時の出力トルクを保持しつつ、慣性吸気効率を向上させ
て低速運転時のエンジン効率を向上させるサイアミーズ
型の吸気ポート構造が、本願出願人により実開平2−1
4427号公報に提案されている。
【0003】図5(b)に示すように、この吸気ポート
構造では、3つの出口部52a,52b,52cがほぼ
同一半径の円形断面を有しており、且つ、出口部間に隔
壁のないサイアミーズ型のものである。また、入口部5
1は長円形断面を有し、前記出口部52a,52b,5
2cは入口部51の長円形の長径方向にほぼ沿って配置
されている。そして、3つの出口部52a,52b,5
2cの両側に位置する2つの出口部52a,52cの中
心間距離をxとし、出口部52a,52b,52cの半
径をyとすると、入口部51の長径z1及び短径z2は
次式で表される形状に規定されている。
構造では、3つの出口部52a,52b,52cがほぼ
同一半径の円形断面を有しており、且つ、出口部間に隔
壁のないサイアミーズ型のものである。また、入口部5
1は長円形断面を有し、前記出口部52a,52b,5
2cは入口部51の長円形の長径方向にほぼ沿って配置
されている。そして、3つの出口部52a,52b,5
2cの両側に位置する2つの出口部52a,52cの中
心間距離をxとし、出口部52a,52b,52cの半
径をyとすると、入口部51の長径z1及び短径z2は
次式で表される形状に規定されている。
【0004】z1≧x−2y z2≧2y よって、前記従来技術によると、入口部51の形状が上
記の式にて規定されることにより、ポート入口部51の
断面積を低速運転時における慣性吸気効率が高い寸法と
し、且つ、出口部間に隔壁を設けないサイアミーズ型と
することにより中高速運転時における吸入空気量を確保
することができる。従って、以上のことから、低速から
高速運転にわたり出力を向上させることができる。
記の式にて規定されることにより、ポート入口部51の
断面積を低速運転時における慣性吸気効率が高い寸法と
し、且つ、出口部間に隔壁を設けないサイアミーズ型と
することにより中高速運転時における吸入空気量を確保
することができる。従って、以上のことから、低速から
高速運転にわたり出力を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術において、更なる高吸入空気量を必要とした場合、流
入空気を増加させるため入口部の断面積を拡大させる必
要がある。しかしながら、入口部の断面積を拡大する
と、入口部から出口部まで流速が保持できず、充填効率
が低下するとともに、各ポートへの吸気分配が不均一と
なってしまい所望の性能向上が図れないという問題があ
った。
術において、更なる高吸入空気量を必要とした場合、流
入空気を増加させるため入口部の断面積を拡大させる必
要がある。しかしながら、入口部の断面積を拡大する
と、入口部から出口部まで流速が保持できず、充填効率
が低下するとともに、各ポートへの吸気分配が不均一と
なってしまい所望の性能向上が図れないという問題があ
った。
【0006】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は中高速運転時における吸入空
気量を増大させつつ、低速運転時における慣性吸気効率
を維持して、低速から高速運転にわたり出力を向上する
ことのできる3吸気バルブエンジンの吸気ポート構造を
提供することにある。
ものであって、その目的は中高速運転時における吸入空
気量を増大させつつ、低速運転時における慣性吸気効率
を維持して、低速から高速運転にわたり出力を向上する
ことのできる3吸気バルブエンジンの吸気ポート構造を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明においては、1つの入口部と、互いに断面
積が略同一に形成された3つの出口部とを備えた3吸気
バルブエンジンの吸気ポート構造において、入口部の長
径をa、両側に位置する出口部の中心間距離をw、出口
部に配置される吸気バルブの軸径をdとしたとき、a≧
w−dとなる関係の吸気ポートには互いに隣接した出口
部間に隔壁を形成し、前記出口部同心を独立させたこと
をその要旨としている。
に第1の発明においては、1つの入口部と、互いに断面
積が略同一に形成された3つの出口部とを備えた3吸気
バルブエンジンの吸気ポート構造において、入口部の長
径をa、両側に位置する出口部の中心間距離をw、出口
部に配置される吸気バルブの軸径をdとしたとき、a≧
w−dとなる関係の吸気ポートには互いに隣接した出口
部間に隔壁を形成し、前記出口部同心を独立させたこと
をその要旨としている。
【0008】また、第2の発明においては、吸気ポート
は出口部が隔壁にて区分された中央の第2のポート部
と、第2のポート部の両側に配置される第1及び第3の
ポート部とを備え、第2のポート部の軸心と他のポート
部の軸心とが側面からみて交差するように配置された3
吸気バルブエンジンの吸気ポート構造において、隔壁の
端壁は、側面から見て第2のポート部の上下の両線が第
1、第3のポート部の上下の両線に対してそれぞれ交わ
る交点A、Bと、平面から見て各ポート部間において相
貫線に対応して形成される所定の曲率半径を備えた隔壁
端面とを結ぶ線上に沿って形成されていることをその要
旨としている。
は出口部が隔壁にて区分された中央の第2のポート部
と、第2のポート部の両側に配置される第1及び第3の
ポート部とを備え、第2のポート部の軸心と他のポート
部の軸心とが側面からみて交差するように配置された3
吸気バルブエンジンの吸気ポート構造において、隔壁の
端壁は、側面から見て第2のポート部の上下の両線が第
1、第3のポート部の上下の両線に対してそれぞれ交わ
る交点A、Bと、平面から見て各ポート部間において相
貫線に対応して形成される所定の曲率半径を備えた隔壁
端面とを結ぶ線上に沿って形成されていることをその要
旨としている。
【0009】
【作用】上記第1の発明の構成によれば、エンジンの吸
気行程において、吸気ポート内に空気が導入され、入口
部から出口部に流れる。出口部を分割する隔壁を設けた
ことにより、通路面積が各ポート相当に縮小される。前
記入口部の長径aは両外側出口部の中心間距離wから前
記吸気バルブの軸径dを減じた値以上とされているた
め、隔壁は通気抵抗とならず、かえって、吸入空気流速
を高める。さらに、この隔壁により、ポートの出口部の
それぞれへの通気配分を円滑に行うことができる。
気行程において、吸気ポート内に空気が導入され、入口
部から出口部に流れる。出口部を分割する隔壁を設けた
ことにより、通路面積が各ポート相当に縮小される。前
記入口部の長径aは両外側出口部の中心間距離wから前
記吸気バルブの軸径dを減じた値以上とされているた
め、隔壁は通気抵抗とならず、かえって、吸入空気流速
を高める。さらに、この隔壁により、ポートの出口部の
それぞれへの通気配分を円滑に行うことができる。
【0010】一方、入口断面積を大とすることにより中
高速運転時における吸入空気量を増大させることができ
る。また、第2の発明の構成によれば、隔壁の端壁は、
側面から見て第2のポートの上下の両線が第1、第3の
ポート部の上下の両線に対してそれぞれ交わる交点A、
Bと、平面から見て各ポート部間において相貫線に対応
して形成される所定の曲率半径を備えた隔壁端面とを結
ぶ線上に沿って形成されている。従って、吸気ポートの
左右開度、上下開度に応じ滑らかに股部が形成され、吸
気ポートを流れる空気に対する隔壁の抵抗は極めて小さ
くなる。
高速運転時における吸入空気量を増大させることができ
る。また、第2の発明の構成によれば、隔壁の端壁は、
側面から見て第2のポートの上下の両線が第1、第3の
ポート部の上下の両線に対してそれぞれ交わる交点A、
Bと、平面から見て各ポート部間において相貫線に対応
して形成される所定の曲率半径を備えた隔壁端面とを結
ぶ線上に沿って形成されている。従って、吸気ポートの
左右開度、上下開度に応じ滑らかに股部が形成され、吸
気ポートを流れる空気に対する隔壁の抵抗は極めて小さ
くなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明における3吸気バルブエンジン
の吸気ポート構造を4気筒エンジンに具体化した一実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。
の吸気ポート構造を4気筒エンジンに具体化した一実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、エンジンのシリンダブ
ロック1には、第1〜第4の気筒(図1では第1気筒#
1のみ図示)が並設されている。各気筒にはピストン2
がそれぞれ上下往復動可能に収容され、各ピストン2は
コネクティングロッド3を介してクランクシャフト(図
示しない)に連結されている。ピストン2の上方には燃
焼室4が形成され、各燃焼室4の上壁には、その一側に
3つの吸気ポート5と、他側に2つの排気ポート6とが
開口している。吸気ポート5はシリンダの軸線に対して
傾斜して延びるとともに、終端部にはスロート部7が形
成されている。このスロート部7には、環状のバルブシ
ート8が嵌着されている。前記エンジンのシリンダヘッ
ド1には気筒毎に3本の吸気バルブ9と2本の排気バル
ブ10とが設けられており、これらの吸気及び排気バル
ブ9,10によって吸気ポート5及び排気ポート6が開
閉される。
ロック1には、第1〜第4の気筒(図1では第1気筒#
1のみ図示)が並設されている。各気筒にはピストン2
がそれぞれ上下往復動可能に収容され、各ピストン2は
コネクティングロッド3を介してクランクシャフト(図
示しない)に連結されている。ピストン2の上方には燃
焼室4が形成され、各燃焼室4の上壁には、その一側に
3つの吸気ポート5と、他側に2つの排気ポート6とが
開口している。吸気ポート5はシリンダの軸線に対して
傾斜して延びるとともに、終端部にはスロート部7が形
成されている。このスロート部7には、環状のバルブシ
ート8が嵌着されている。前記エンジンのシリンダヘッ
ド1には気筒毎に3本の吸気バルブ9と2本の排気バル
ブ10とが設けられており、これらの吸気及び排気バル
ブ9,10によって吸気ポート5及び排気ポート6が開
閉される。
【0013】図2に示すように、前記吸気ポート5は1
つの入口部11と3つの出口部12,13,14とを有
し、入口部11は通路15を介して出口部12,13,
14と連通されている。入口部11は長円形断面に形成
され、出口部12,13,14は入口部11の長円形の
長径方向にほぼ沿って配置されている。詳しくは気筒の
周方向に沿って配置されている。ここで、吸気ポート5
の長円形の入口部11の長径a、両側に位置する出口部
12,14の中心間距離w、吸気バルブ9の軸径をdと
すると、次式の関係が成立する。
つの入口部11と3つの出口部12,13,14とを有
し、入口部11は通路15を介して出口部12,13,
14と連通されている。入口部11は長円形断面に形成
され、出口部12,13,14は入口部11の長円形の
長径方向にほぼ沿って配置されている。詳しくは気筒の
周方向に沿って配置されている。ここで、吸気ポート5
の長円形の入口部11の長径a、両側に位置する出口部
12,14の中心間距離w、吸気バルブ9の軸径をdと
すると、次式の関係が成立する。
【0014】a≧w−d 上式において、入口部11の長径a及び出口部12,1
4の中心間距離wと吸気バルブ9の軸径dの差は、吸気
ポート5の入口から出口にかけての開度を表している。
4の中心間距離wと吸気バルブ9の軸径dの差は、吸気
ポート5の入口から出口にかけての開度を表している。
【0015】前記吸気ポート5のスロート部7には3つ
の出口部12,13,14を分割する隔壁16が設けら
れている。これにより、吸気ポート5は3つのポート部
17,18,19に分けられる。また、ポート入口部1
1から出口部12,13,14にかけての通路15の断
面積の変化は各ポート部17,18,19全長において
滑らかに変化するように形成されている。そのため、第
2のポート部18と第1及び第3のポート部17,19
とが交錯する相貫線Sにおいて、隔壁端面は製造上可能
な限り、半径R1が小さくなるように形成されている。
の出口部12,13,14を分割する隔壁16が設けら
れている。これにより、吸気ポート5は3つのポート部
17,18,19に分けられる。また、ポート入口部1
1から出口部12,13,14にかけての通路15の断
面積の変化は各ポート部17,18,19全長において
滑らかに変化するように形成されている。そのため、第
2のポート部18と第1及び第3のポート部17,19
とが交錯する相貫線Sにおいて、隔壁端面は製造上可能
な限り、半径R1が小さくなるように形成されている。
【0016】図3に示すように、中央の第2のポート部
18と両側の第1、第3のポート部17,19の図中上
下面はそれぞれ点A,Bで交錯し、第2のポート部18
の軸心と第1、第3のポート部17,19の軸心とは角
度αを有して交差している。このため、図4に示すよう
に、吸気ポート5の断面の中央部は凹部18aを形成
し、この凹部18aは吸気ポート5の下流に向かって徐
々に深さを増大させる。一方、隔壁16の側面から見た
端壁は、点A,Bと、相貫線Sに対応して形成される前
記隔壁面とを結ぶ線上に形成されている。従って、吸気
ポート5の左右開度、上下開度に応じ滑らかに股部が形
成され、吸気ポートを流れる空気に対する隔壁の抵抗は
極めて小さくなる。また、図4に示すように、第2のポ
ート部18と両側の第1、第3のポート部17,19と
の接合部は円弧R2状に形成されている。
18と両側の第1、第3のポート部17,19の図中上
下面はそれぞれ点A,Bで交錯し、第2のポート部18
の軸心と第1、第3のポート部17,19の軸心とは角
度αを有して交差している。このため、図4に示すよう
に、吸気ポート5の断面の中央部は凹部18aを形成
し、この凹部18aは吸気ポート5の下流に向かって徐
々に深さを増大させる。一方、隔壁16の側面から見た
端壁は、点A,Bと、相貫線Sに対応して形成される前
記隔壁面とを結ぶ線上に形成されている。従って、吸気
ポート5の左右開度、上下開度に応じ滑らかに股部が形
成され、吸気ポートを流れる空気に対する隔壁の抵抗は
極めて小さくなる。また、図4に示すように、第2のポ
ート部18と両側の第1、第3のポート部17,19と
の接合部は円弧R2状に形成されている。
【0017】次に、以上のように構成された吸気ポート
構造の作用及び効果を説明する。エンジンの吸気行程に
おいて、気筒#1内をピストン2が下降することによ
り、吸気ポート5内に空気が導入される。この吸気の際
に、吸気ポート5の上流側にある通路15を流れる吸気
流速分布は、図5(a)の矢印で示されるように、通路
15の壁より遠い中央部が最も大きくなる。例えば、
(b)に示されるようなサイアミーズ型と比較すると、
本実施例の吸気ポート構造(a)では、入口幅がより広
く形成されているため、空気の流速は低くなる。しかし
ながら、出口部を分割する隔壁16を設けたことによ
り、通路面積が各ポート部17,18,19相当に縮小
され、ポート出口部12,13,14での流速を高める
ことができる。
構造の作用及び効果を説明する。エンジンの吸気行程に
おいて、気筒#1内をピストン2が下降することによ
り、吸気ポート5内に空気が導入される。この吸気の際
に、吸気ポート5の上流側にある通路15を流れる吸気
流速分布は、図5(a)の矢印で示されるように、通路
15の壁より遠い中央部が最も大きくなる。例えば、
(b)に示されるようなサイアミーズ型と比較すると、
本実施例の吸気ポート構造(a)では、入口幅がより広
く形成されているため、空気の流速は低くなる。しかし
ながら、出口部を分割する隔壁16を設けたことによ
り、通路面積が各ポート部17,18,19相当に縮小
され、ポート出口部12,13,14での流速を高める
ことができる。
【0018】通常、出口部12,13,14に向かう開
度が大きいとき、すなわち、a<w−dの条件を満たす
場合には、隔壁16を設けることは抵抗となる。図6に
a<w−dの場合における隔壁16の長さlと静的吸入
空気流量の関係を示す。隔壁16の長さlが長くなる
と、中央の第2のポート部18の流量f1は増加する
が、両側の第1及び第3のポート部17,19の流量f
2は低下して、吸気ポート5全体としての流量f3は隔
壁の長さlの増加に対して低下している。ところが、本
実施例においてはa≧w−dの条件において構成されて
いるため、隔壁16が通気抵抗とならず、かえって、流
速を高めて慣性吸気効果を高めることができる。さら
に、この隔壁16により、吸気ポート5の出口部12,
13,14のそれぞれへの通気配分を円滑に行うことが
できるようになっている。
度が大きいとき、すなわち、a<w−dの条件を満たす
場合には、隔壁16を設けることは抵抗となる。図6に
a<w−dの場合における隔壁16の長さlと静的吸入
空気流量の関係を示す。隔壁16の長さlが長くなる
と、中央の第2のポート部18の流量f1は増加する
が、両側の第1及び第3のポート部17,19の流量f
2は低下して、吸気ポート5全体としての流量f3は隔
壁の長さlの増加に対して低下している。ところが、本
実施例においてはa≧w−dの条件において構成されて
いるため、隔壁16が通気抵抗とならず、かえって、流
速を高めて慣性吸気効果を高めることができる。さら
に、この隔壁16により、吸気ポート5の出口部12,
13,14のそれぞれへの通気配分を円滑に行うことが
できるようになっている。
【0019】図7に、a≧w−dの条件下で隔壁を設け
た場合f4、及び隔壁がない場合f5のそれぞれにおけ
る入口部11の断面積と吸気ポート5全体の静的吸入空
気流量との関係を示す。上記のように、入口部11の断
面積が大きいときに、すなわち、流速低下の影響が顕著
な領域において、隔壁16を設けると吸入空気流量が増
大することがわかる。
た場合f4、及び隔壁がない場合f5のそれぞれにおけ
る入口部11の断面積と吸気ポート5全体の静的吸入空
気流量との関係を示す。上記のように、入口部11の断
面積が大きいときに、すなわち、流速低下の影響が顕著
な領域において、隔壁16を設けると吸入空気流量が増
大することがわかる。
【0020】図8に、本実施例における隔壁端面Jより
も隔壁端面K(図3参照)を吸気ポート5の下流側に設
定した場合、すなわち、隔壁の長さを短くした場合f6
のポート断面積を示す。隔壁の長さを短くした場合は本
実施例f7に比較して、出口部12,13,14付近で
急激に通路面積が縮小することがわかる。図9は、吸気
ポート5全体の静的吸入空気流量と吸入バルブのバルブ
リフト量の関係において、隔壁の長さを短くした場合の
流量比較を示す。実線で示す本実施例f8に比較して、
点線で示す隔壁端面Jをポート下流側に設定して、隔壁
端面Kの位置にした場合f9の流量が減少していること
がわかる。これは、出口部12,13,14付近で急激
に通路面積が縮小されているため、入口部11からの流
入量が同等でも、実際の吸入空気量が確保できないため
である。
も隔壁端面K(図3参照)を吸気ポート5の下流側に設
定した場合、すなわち、隔壁の長さを短くした場合f6
のポート断面積を示す。隔壁の長さを短くした場合は本
実施例f7に比較して、出口部12,13,14付近で
急激に通路面積が縮小することがわかる。図9は、吸気
ポート5全体の静的吸入空気流量と吸入バルブのバルブ
リフト量の関係において、隔壁の長さを短くした場合の
流量比較を示す。実線で示す本実施例f8に比較して、
点線で示す隔壁端面Jをポート下流側に設定して、隔壁
端面Kの位置にした場合f9の流量が減少していること
がわかる。これは、出口部12,13,14付近で急激
に通路面積が縮小されているため、入口部11からの流
入量が同等でも、実際の吸入空気量が確保できないため
である。
【0021】以上詳述したように、長円形の入口部の長
径の長さa、両側に位置する出口部12,14の中心間
距離w、バルブの軸径dの関係がa≧w−dの吸気ポー
ト5に隔壁16を設けたため、入口部11の断面積を大
きくして吸入空気量を増大させるとともに、出口部1
2,13,14の空気流速を高く保持することができ
る。また、隔壁16により吸気ポート5が分割されるた
め、各ポート部17,18,19への吸気及び噴射され
た燃料の均一な配分が可能で、良好な燃焼を得ることが
できる。さらに、隔壁16により吸気ポート5の上下面
がつながるため、シリンダヘッドとしての剛性を上げる
ことが可能である。
径の長さa、両側に位置する出口部12,14の中心間
距離w、バルブの軸径dの関係がa≧w−dの吸気ポー
ト5に隔壁16を設けたため、入口部11の断面積を大
きくして吸入空気量を増大させるとともに、出口部1
2,13,14の空気流速を高く保持することができ
る。また、隔壁16により吸気ポート5が分割されるた
め、各ポート部17,18,19への吸気及び噴射され
た燃料の均一な配分が可能で、良好な燃焼を得ることが
できる。さらに、隔壁16により吸気ポート5の上下面
がつながるため、シリンダヘッドとしての剛性を上げる
ことが可能である。
【0022】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、4気筒エンジンに適用したが、
6気筒エンジンあるいはそれ以外のエンジンに適用する
こと。
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、4気筒エンジンに適用したが、
6気筒エンジンあるいはそれ以外のエンジンに適用する
こと。
【0023】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術的思想について以下にその効果とともに記載する。 (i)前記所定の曲率半径は最小曲率を有する請求項2
に記載の吸気ポート構造。この構成により、隔壁による
抵抗を極めて小さくすることができる。
術的思想について以下にその効果とともに記載する。 (i)前記所定の曲率半径は最小曲率を有する請求項2
に記載の吸気ポート構造。この構成により、隔壁による
抵抗を極めて小さくすることができる。
【0024】なお、ここで、エンジンはガソリンエンジ
ン、ディーゼルエンジンを含む。さらに、3吸気バルブ
エンジンとは、1気筒あたりの吸気バルブの数を3個設
けたエンジンであり、ボア径に対しバルブの開口面積と
ポート面積が広く取れ吸気効率が向上する。
ン、ディーゼルエンジンを含む。さらに、3吸気バルブ
エンジンとは、1気筒あたりの吸気バルブの数を3個設
けたエンジンであり、ボア径に対しバルブの開口面積と
ポート面積が広く取れ吸気効率が向上する。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明によれ
ば、中高速運転時における吸入空気量を増大させつつ、
低速運転時における慣性吸気効率を維持して、低速から
高速運転にわたり出力を向上させる3吸気バルブエンジ
ンの吸気ポート構造を提供できるという優れた効果を奏
する。
ば、中高速運転時における吸入空気量を増大させつつ、
低速運転時における慣性吸気効率を維持して、低速から
高速運転にわたり出力を向上させる3吸気バルブエンジ
ンの吸気ポート構造を提供できるという優れた効果を奏
する。
【0026】また、第2の発明によれば、隔壁の側面か
ら見た端壁は、点A,Bと、相貫線Sに対応して形成さ
れる前記隔壁面とを結ぶ線上に形成されているため、吸
気ポートを流れる空気に対する隔壁の抵抗は極めて小さ
くなるという優れた効果を奏する。
ら見た端壁は、点A,Bと、相貫線Sに対応して形成さ
れる前記隔壁面とを結ぶ線上に形成されているため、吸
気ポートを流れる空気に対する隔壁の抵抗は極めて小さ
くなるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明を具体化した一実施例における3吸気バ
ルブエンジンの吸気ポートを示す断面図である。
ルブエンジンの吸気ポートを示す断面図である。
【図2】図1の吸気ポート構造を示す平面図である。
【図3】図2の吸気ポート構造を示す正面図である。
【図4】図2の吸気ポート構造を示す断面図である。
【図5】吸気ポート内における吸気流速分布をモデル化
した図であって、(a)は本発明の吸気ポート(b)は
サイアミーズ型の吸気ポートを示す説明図である。
した図であって、(a)は本発明の吸気ポート(b)は
サイアミーズ型の吸気ポートを示す説明図である。
【図6】吸気ポートの隔壁長さlと静的吸入空気流量と
の関係を示す特性図である。
の関係を示す特性図である。
【図7】吸気ポートの入口部断面積と静的吸入空気流量
との関係を示す特性図である。
との関係を示す特性図である。
【図8】吸気ポートの位置とポート断面積との関係を示
す特性図である。
す特性図である。
【図9】バルブリフト量と静的吸入空気流量との関係を
示す特性図である。
示す特性図である。
5…吸気ポート、9…吸気バルブ、11…入口部、1
2,13,14…出口部、16…隔壁。
2,13,14…出口部、16…隔壁。
Claims (2)
- 【請求項1】 1つの入口部と、互いに断面積が略同一
に形成された3つの出口部とを備えた3吸気バルブエン
ジンの吸気ポート構造において、 入口部の長径をa、両側に位置する出口部の中心間距離
をw、出口部に配置される吸気バルブの軸径をdとした
とき、a≧w−dとなる関係の吸気ポートには互いに隣
接した出口部間に隔壁を形成し、前記出口部同心を独立
させたことを特徴とする3吸気バルブエンジンの吸気ポ
ート構造。 - 【請求項2】 吸気ポートは出口部が隔壁にて区分され
た中央の第2のポート部と、第2のポート部の両側に配
置される第1及び第3のポート部とを備え、第2のポー
ト部の軸心と他のポート部の軸心とが側面からみて交差
するように配置された3吸気バルブエンジンの吸気ポー
ト構造において、 隔壁の端壁は、側面から見て第2のポート部の上下の両
線が第1、第3のポート部の上下の両線に対してそれぞ
れ交わる交点A、Bと、平面から見て各ポート部間にお
いて相貫線に対応して形成される所定の曲率半径を備え
た隔壁端面とを結ぶ線上に沿って形成されていることを
特徴とする請求項1に記載の3吸気バルブエンジンの吸
気ポート構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6018709A JPH07224718A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 3吸気バルブエンジンの吸気ポート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6018709A JPH07224718A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 3吸気バルブエンジンの吸気ポート構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07224718A true JPH07224718A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11979188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6018709A Pending JPH07224718A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 3吸気バルブエンジンの吸気ポート構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07224718A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006018950A1 (ja) * | 2004-08-19 | 2006-02-23 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 高出力エンジンおよび車両 |
| FR2931207A1 (fr) * | 2008-05-14 | 2009-11-20 | Renault Sas | Dispositif de transfert de gaz d'admission ou d'echappement |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP6018709A patent/JPH07224718A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006018950A1 (ja) * | 2004-08-19 | 2006-02-23 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 高出力エンジンおよび車両 |
| FR2931207A1 (fr) * | 2008-05-14 | 2009-11-20 | Renault Sas | Dispositif de transfert de gaz d'admission ou d'echappement |
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