JPH07224871A - フェーシング材 - Google Patents
フェーシング材Info
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- JPH07224871A JPH07224871A JP1628094A JP1628094A JPH07224871A JP H07224871 A JPH07224871 A JP H07224871A JP 1628094 A JP1628094 A JP 1628094A JP 1628094 A JP1628094 A JP 1628094A JP H07224871 A JPH07224871 A JP H07224871A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction
- core plate
- groove
- oil
- facing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D2069/004—Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 鉄系の金属板よりなる芯板1の表裏両面に折
曲線状の溝2を入れ、さらにこの上に有機質コーティン
グ材、摩擦調整材及び補強用繊維材よりなる被覆層を形
成したフェーシング材。溝2の屈曲点Bは、線分mより
も回転方向の上流側に位置し、且つ内周縁10と外周縁
20との中間よりも内周側に位置している。 【効果】 摩擦材の剥離がない。耐摩耗性が良好であ
る。摩擦係数が良好である。油の急速な排除による特性
がすぐれている。
曲線状の溝2を入れ、さらにこの上に有機質コーティン
グ材、摩擦調整材及び補強用繊維材よりなる被覆層を形
成したフェーシング材。溝2の屈曲点Bは、線分mより
も回転方向の上流側に位置し、且つ内周縁10と外周縁
20との中間よりも内周側に位置している。 【効果】 摩擦材の剥離がない。耐摩耗性が良好であ
る。摩擦係数が良好である。油の急速な排除による特性
がすぐれている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェーシング材に関す
るものであり、詳しくは、機械、家電機器の耐摩耗材
料、自動車の差動制限装置など摩擦機構を有する装置の
部材として用いられるフェーシング材に関するものであ
る。
るものであり、詳しくは、機械、家電機器の耐摩耗材
料、自動車の差動制限装置など摩擦機構を有する装置の
部材として用いられるフェーシング材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のフェーシング材は、摩擦材の組成
物を抄造するか、又はロール成形やプレス成形にてシー
ト状に加工し、さらに円形又はリング状に打ち抜き加工
して摩擦材とし、この摩擦材を芯材となる金属板材に接
着して製造されている。
物を抄造するか、又はロール成形やプレス成形にてシー
ト状に加工し、さらに円形又はリング状に打ち抜き加工
して摩擦材とし、この摩擦材を芯材となる金属板材に接
着して製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフェーシング材
には次のような問題があった。
には次のような問題があった。
【0004】 摩擦材製造時(特に打ち抜き加工時)
の歩留が極めて悪い。 ペーパー材は、抄造するときに、均一に添加物(フ
ィラー等)を分散させることが困難であり、特に、ファ
イバー状の素材を添加するときには、該ファイバー状素
材が方向性を持つところから、強度物性などにバラツキ
が生じ易い。 シート状材料では、特に有機材料(高分子材料)の
ロール熱間成形でのシート製造において、均一な厚みや
表面状態を持ったものを作ることは著しく困難であり、
手間がかかる。 摩擦材と芯材との接着に手間がかかる。 このようなことから、従来のフェーシング材は、そ
の製造に多くの工程がかかり、製造コストの高いものと
なっていた。 さらに、湿式フェーシング材の場合にあっては、油
中で使用されるところから、加圧時に油分をフェーシン
グ面から排除して応答レスポンス性を良くするために、
油溝と称される溝が必要である。従来、芯板上のペーパ
ー材をカットして放射状に油溝を形成したり、又は、芯
板そのものに放射状の溝を入れることにより油溝を形成
している。
の歩留が極めて悪い。 ペーパー材は、抄造するときに、均一に添加物(フ
ィラー等)を分散させることが困難であり、特に、ファ
イバー状の素材を添加するときには、該ファイバー状素
材が方向性を持つところから、強度物性などにバラツキ
が生じ易い。 シート状材料では、特に有機材料(高分子材料)の
ロール熱間成形でのシート製造において、均一な厚みや
表面状態を持ったものを作ることは著しく困難であり、
手間がかかる。 摩擦材と芯材との接着に手間がかかる。 このようなことから、従来のフェーシング材は、そ
の製造に多くの工程がかかり、製造コストの高いものと
なっていた。 さらに、湿式フェーシング材の場合にあっては、油
中で使用されるところから、加圧時に油分をフェーシン
グ面から排除して応答レスポンス性を良くするために、
油溝と称される溝が必要である。従来、芯板上のペーパ
ー材をカットして放射状に油溝を形成したり、又は、芯
板そのものに放射状の溝を入れることにより油溝を形成
している。
【0005】しかしながら、このような放射状の油溝の
みでは、回転時にフェーシング面から急速に油を排除す
ることができず、必ずしも、その性能は良くなかった。
みでは、回転時にフェーシング面から急速に油を排除す
ることができず、必ずしも、その性能は良くなかった。
【0006】 フェーシング面から油を急速に排除で
きるようにするためには、溝の本数を増すことが必要で
あるが、放射状の溝を多数設けたとしても、フェーシン
グ面の板央側(円周側)では外周面に比べ油に作用する
遠心力が小さいため、油分の排除が遅れる。この結果フ
ェーシング面の全面から油分を急速に排除することが出
来なくなり、特性にバラツキが生じ易い。
きるようにするためには、溝の本数を増すことが必要で
あるが、放射状の溝を多数設けたとしても、フェーシン
グ面の板央側(円周側)では外周面に比べ油に作用する
遠心力が小さいため、油分の排除が遅れる。この結果フ
ェーシング面の全面から油分を急速に排除することが出
来なくなり、特性にバラツキが生じ易い。
【0007】 ペーパー層をカットして溝をつけてな
る油溝においては、ペーパー層が摩耗してしまうと、溝
が浅くなり、所定の摩擦特性が発現されなくなる。
る油溝においては、ペーパー層が摩耗してしまうと、溝
が浅くなり、所定の摩擦特性が発現されなくなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のフェーシング材
は、鉄系の金属版よりなる円環形(リング形)の芯板の
表裏両面に、放射方向を含む方向に延在し、且つL字状
に屈曲した折線状の複数本の溝を入れ、さらにこの上に
有機質コーティング材、摩擦調整材及び補強用繊維材よ
りなる被覆層を形成してなり、該溝が屈曲する屈曲点
は、芯板の内周と外周との中間よりも内周に近い側に位
置しており、該溝が芯板の内周縁に交わる点と、芯板の
中心とを通る径方向線分に対し、周方向の一方のサイド
に前記屈曲点が位置しているものである。
は、鉄系の金属版よりなる円環形(リング形)の芯板の
表裏両面に、放射方向を含む方向に延在し、且つL字状
に屈曲した折線状の複数本の溝を入れ、さらにこの上に
有機質コーティング材、摩擦調整材及び補強用繊維材よ
りなる被覆層を形成してなり、該溝が屈曲する屈曲点
は、芯板の内周と外周との中間よりも内周に近い側に位
置しており、該溝が芯板の内周縁に交わる点と、芯板の
中心とを通る径方向線分に対し、周方向の一方のサイド
に前記屈曲点が位置しているものである。
【0009】この芯板は鉄又は鉄を主体とする合金製で
ある。この芯板の表裏両面に複数本の溝が形成される。
この溝は、放射方向を含む方向に延在し、且つ途中で屈
曲したL字状のものである。
ある。この芯板の表裏両面に複数本の溝が形成される。
この溝は、放射方向を含む方向に延在し、且つ途中で屈
曲したL字状のものである。
【0010】第1図(a)は、この溝2付きの芯板1の
平面図、第1図(b)は溝形状の説明図の平面図であ
る。図示の通り、溝2が芯板1の内周縁10と交わる点
Aと、芯板1の中心とを通る径方向の仮想線mに対し、
屈曲点Bは、フェーシング材の回転方向θの上流側に位
置している。また、この溝2が芯板1の外周縁20と交
わる点Cは、仮想線mに対しフェーシング材の回転方向
θの下流側に位置している。
平面図、第1図(b)は溝形状の説明図の平面図であ
る。図示の通り、溝2が芯板1の内周縁10と交わる点
Aと、芯板1の中心とを通る径方向の仮想線mに対し、
屈曲点Bは、フェーシング材の回転方向θの上流側に位
置している。また、この溝2が芯板1の外周縁20と交
わる点Cは、仮想線mに対しフェーシング材の回転方向
θの下流側に位置している。
【0011】この屈曲点Bは、内周縁10と外周縁20
との中間よりも内周縁10側に位置している。本発明で
は、第1図(b)に示されるように、内周縁10から屈
曲点Bまでの距離をr,内周縁10から外周縁20まで
の距離をRとした場合、r/R×100(%)を25〜
40%とりわけ30〜40%とするのが好適である。
との中間よりも内周縁10側に位置している。本発明で
は、第1図(b)に示されるように、内周縁10から屈
曲点Bまでの距離をr,内周縁10から外周縁20まで
の距離をRとした場合、r/R×100(%)を25〜
40%とりわけ30〜40%とするのが好適である。
【0012】また、この屈曲点Bよりも内周縁10側の
溝2aと仮想線mとが交叉する角度αを60〜90°と
りわけ70〜80°とするのが好ましい。
溝2aと仮想線mとが交叉する角度αを60〜90°と
りわけ70〜80°とするのが好ましい。
【0013】また、内周側の溝2aと外周側の溝2bと
の交叉角度βを40〜80°とりわけ50〜70°とす
るのが好適である。
の交叉角度βを40〜80°とりわけ50〜70°とす
るのが好適である。
【0014】第1図では、溝2と芯板1の外周縁20と
の交点Cは、仮想線mよりも回転方向の下流側に位置し
ているが、第2図の芯板1Aのように、溝2Aと外周縁
20との交点Cを仮想線mよりも回転方向上流側に位置
させても良い。また、交点Cは仮想線m上に位置しても
良い。
の交点Cは、仮想線mよりも回転方向の下流側に位置し
ているが、第2図の芯板1Aのように、溝2Aと外周縁
20との交点Cを仮想線mよりも回転方向上流側に位置
させても良い。また、交点Cは仮想線m上に位置しても
良い。
【0015】かかる形状の油溝によると、フェーシング
材の回転速度が変わっても、加圧時にフェーシング面の
全面から油が十分に排除され、摩擦特性が安定したもの
となる。
材の回転速度が変わっても、加圧時にフェーシング面の
全面から油が十分に排除され、摩擦特性が安定したもの
となる。
【0016】油溝の幅は0.5〜2mmがよい。0.5
mm未満では油の移動がなされにくい。2mmよりも大
では、油の移動に問題はないが、摩擦面が相対的に少な
くなり、好ましくない。
mm未満では油の移動がなされにくい。2mmよりも大
では、油の移動に問題はないが、摩擦面が相対的に少な
くなり、好ましくない。
【0017】この油溝は5〜12本とりわけ6〜10本
程度設けるのが好ましい。
程度設けるのが好ましい。
【0018】なお、フェーシング材の板面において摩擦
面が板面全体の面積の70〜98%とりわけ70〜90
%(即ち、油溝が板面面積の30〜2%とりわけ30〜
10%)となるようにするのが好適である。
面が板面全体の面積の70〜98%とりわけ70〜90
%(即ち、油溝が板面面積の30〜2%とりわけ30〜
10%)となるようにするのが好適である。
【0019】油溝の深さは0.1〜0.5mmが好適で
ある。0.1mm未満では前述の通り油の移動に問題が
ある。0.5mmよりも大では、芯板の強度に問題が出
ると共に、さらに、加工コストが高くなってしまう。
ある。0.1mm未満では前述の通り油の移動に問題が
ある。0.5mmよりも大では、芯板の強度に問題が出
ると共に、さらに、加工コストが高くなってしまう。
【0020】本発明のフェーシング材は、かかる芯板の
表面に有機質コーティング材、摩擦調整材及び補強用繊
維を含有してなる被覆層を形成する。この被覆層を形成
するには、予め上記の溝が形成された芯板の両面に、ポ
リアミドイミド中に摩擦調整材及び補強用繊維を含有さ
せたものをスプレー法やディッピング法又は塗布法でコ
ートし、乾燥,ベーキングする。摩擦調整材は、アルミ
ナ,二硫化モリブデン,カーボン粒子等のうちの1種又
は2種以上を用いることが出来る。
表面に有機質コーティング材、摩擦調整材及び補強用繊
維を含有してなる被覆層を形成する。この被覆層を形成
するには、予め上記の溝が形成された芯板の両面に、ポ
リアミドイミド中に摩擦調整材及び補強用繊維を含有さ
せたものをスプレー法やディッピング法又は塗布法でコ
ートし、乾燥,ベーキングする。摩擦調整材は、アルミ
ナ,二硫化モリブデン,カーボン粒子等のうちの1種又
は2種以上を用いることが出来る。
【0021】補強用繊維材としてはカーボンファイバが
好適である。このカーボンファイバは、摩擦調整材とし
ての機能も有する。
好適である。このカーボンファイバは、摩擦調整材とし
ての機能も有する。
【0022】カーボンファイバとしては、直径5〜20
μm,長さ50〜200μmのものが好ましい。
μm,長さ50〜200μmのものが好ましい。
【0023】アルミナとしては、粒径0.1〜1.0μ
mのものが好ましい。
mのものが好ましい。
【0024】二硫化モリブデンとしては、粒径5〜20
μmのものが好ましい。
μmのものが好ましい。
【0025】カーボン粒子としては、粒径5〜100μ
mのものが好ましい。
mのものが好ましい。
【0026】この摩擦調整材及び補強用繊維材とポリア
ミドイミドとの割合は、ポリアミドイミド100重量部
に対し摩擦調整材及び補強用繊維材を合量で10重量部
以下とくに5〜8重量部とするのが好ましい。なお、摩
擦調整材及び補強用繊維材が多すぎると、摩擦材層の強
度及び摩擦特性が低下するおそれがある。
ミドイミドとの割合は、ポリアミドイミド100重量部
に対し摩擦調整材及び補強用繊維材を合量で10重量部
以下とくに5〜8重量部とするのが好ましい。なお、摩
擦調整材及び補強用繊維材が多すぎると、摩擦材層の強
度及び摩擦特性が低下するおそれがある。
【0027】補強用繊維材としてカーボンファイバを採
用し、このカーボンファイバと共にアルミナ、二硫化モ
リブデン及びカーボンの1種又は2種以上を用いるのが
好適である。この場合、カーボンファイバ5重量部に対
し、アルミナ、二硫化モリブデン及びカーボンの1種又
は2種以上を合計で1〜6重量部用いるのが好ましい。
用し、このカーボンファイバと共にアルミナ、二硫化モ
リブデン及びカーボンの1種又は2種以上を用いるのが
好適である。この場合、カーボンファイバ5重量部に対
し、アルミナ、二硫化モリブデン及びカーボンの1種又
は2種以上を合計で1〜6重量部用いるのが好ましい。
【0028】なお、芯板の表面をサンドブラスト又はシ
ョットブラスト等により処理しておくことにより、芯板
と摩擦材層との付着強度を高めることができる。
ョットブラスト等により処理しておくことにより、芯板
と摩擦材層との付着強度を高めることができる。
【0029】本発明では、芯板の厚さを1〜2.5mm
とし、表面の摩擦材層の厚さを30〜300μmとりわ
け50〜100μmとするのが好ましい。30μm未満
では摩擦材の強度が不十分である。300μmよりも大
では摩擦材の表面に必要以上の弾性が生じ好ましくな
い。この摩擦材層の厚さは比較的薄いものであり、べー
キング処理も簡単である。なお、べーキング処理条件は
130〜300℃で10〜60分位が好ましい。
とし、表面の摩擦材層の厚さを30〜300μmとりわ
け50〜100μmとするのが好ましい。30μm未満
では摩擦材の強度が不十分である。300μmよりも大
では摩擦材の表面に必要以上の弾性が生じ好ましくな
い。この摩擦材層の厚さは比較的薄いものであり、べー
キング処理も簡単である。なお、べーキング処理条件は
130〜300℃で10〜60分位が好ましい。
【0030】
【作用】本発明のフェーシング材は、第1図のθ方向に
回転される。フェーシング材の板面上の油は、フェーシ
ング材の回転に伴って遠心力と、回転方向下流側への慣
性力とを受ける。
回転される。フェーシング材の板面上の油は、フェーシ
ング材の回転に伴って遠心力と、回転方向下流側への慣
性力とを受ける。
【0031】屈曲点Bよりも内周側の溝2aに入った油
もこの遠心力と慣性力とを受ける。この慣性力により、
溝2a内の油は遠心力に打ち克ってフェーシング材の内
周側へ移動し、フェーシング材の板面から排除される。
もこの遠心力と慣性力とを受ける。この慣性力により、
溝2a内の油は遠心力に打ち克ってフェーシング材の内
周側へ移動し、フェーシング材の板面から排除される。
【0032】一方、屈曲点Bよりも外周側の溝2bに入
った油は、この慣性力によって外向きに付勢されるの
で、遠心力と慣性力との双方に付勢され、フェーシング
材の外周縁から速やかにフェーシング材の板面外へ排除
される。このようなことから、フェーシング面の全面か
ら均等に油が排除されるようになる。
った油は、この慣性力によって外向きに付勢されるの
で、遠心力と慣性力との双方に付勢され、フェーシング
材の外周縁から速やかにフェーシング材の板面外へ排除
される。このようなことから、フェーシング面の全面か
ら均等に油が排除されるようになる。
【0033】本発明では、芯板に直接、補強用繊維材摩
擦調整材及び有機質コーティング材よりなる被覆層を形
成してあるため、芯板と被覆層との接着性が高く、剥離
することがない。また、被覆層中に配合された補強用繊
維材がランダムに配向するようになり、あらゆる方向か
らの力にも十分に耐える強靭な摩擦材層が形成される。
この被覆層は部分的にクラックが入ったり、剥離現象が
生じたりすることがない。もちろん、摩擦係数は従来品
とくらべて全く遜色がない。
擦調整材及び有機質コーティング材よりなる被覆層を形
成してあるため、芯板と被覆層との接着性が高く、剥離
することがない。また、被覆層中に配合された補強用繊
維材がランダムに配向するようになり、あらゆる方向か
らの力にも十分に耐える強靭な摩擦材層が形成される。
この被覆層は部分的にクラックが入ったり、剥離現象が
生じたりすることがない。もちろん、摩擦係数は従来品
とくらべて全く遜色がない。
【0034】本発明のフェーシング材と、このフェーシ
ング材と同形状の相手材とを交互に重ね合わせることに
より摩擦多板式差動制限装置等のフェーシング機構が構
成される。この場合、相手材として上記の溝付きの芯板
そのもの(即ち、被覆層を形成する前の芯板)を用いる
のが好ましい。かかるフェーシング機構にあっては、フ
ェーシング材及び相手材の双方に溝が存在するため、フ
ェーシング材と相手材との合わせ面からの油の排出が急
速に行なわれる。
ング材と同形状の相手材とを交互に重ね合わせることに
より摩擦多板式差動制限装置等のフェーシング機構が構
成される。この場合、相手材として上記の溝付きの芯板
そのもの(即ち、被覆層を形成する前の芯板)を用いる
のが好ましい。かかるフェーシング機構にあっては、フ
ェーシング材及び相手材の双方に溝が存在するため、フ
ェーシング材と相手材との合わせ面からの油の排出が急
速に行なわれる。
【0035】
実施例1 相手材の製造 芯板としてS45C(鉄材料),厚さ2mmのプレート
を外径80mm,内径50mmのリング形にプレス切断
したものを用いた。この芯板の両面に溝を切削加工によ
り形成した。溝サイズは溝幅が2mm,その深さは0.
3mmであり、第1図のように8本の溝を形成した。な
お、第1図に示した角度α,βはα=70°,β=60
°とした。
を外径80mm,内径50mmのリング形にプレス切断
したものを用いた。この芯板の両面に溝を切削加工によ
り形成した。溝サイズは溝幅が2mm,その深さは0.
3mmであり、第1図のように8本の溝を形成した。な
お、第1図に示した角度α,βはα=70°,β=60
°とした。
【0036】プレスにより生じたバリ取りのため芯板を
バレル研磨し、次いで、防蝕のためプライマー処理を施
した。このようにして製造した芯板1を相手材とした。
バレル研磨し、次いで、防蝕のためプライマー処理を施
した。このようにして製造した芯板1を相手材とした。
【0037】 フェーシング材の製造 上記と全く同様にして芯板を製作した。
【0038】次に、摩擦調整材としてアルミナ微粉及び
カーボン微粉を用い、補強材としてカーボンファイバを
用い、これらを第1表に示す割合でポリアミドイミドコ
ーティング剤中に均一に混合した。この混合物をスプレ
ー法により芯材にコーティング処理した。これを300
℃で20分間べーキングし、フェーシング材を得た。こ
の被覆層の膜厚は65μmである。
カーボン微粉を用い、補強材としてカーボンファイバを
用い、これらを第1表に示す割合でポリアミドイミドコ
ーティング剤中に均一に混合した。この混合物をスプレ
ー法により芯材にコーティング処理した。これを300
℃で20分間べーキングし、フェーシング材を得た。こ
の被覆層の膜厚は65μmである。
【0039】なお、用いたアルミナ、カーボン及びカー
ボンファイバは次の通りのものである。
ボンファイバは次の通りのものである。
【0040】アルミナ 平均粒径0.3μm カーボン 平均粒径50μm カーボンファイバ 平均直径11μm,平均長さ100
μm 摩擦特性の測定 上記,で製造した摩擦材と相手材とをエンジンオイ
ル中に浸漬した状態で重ね合わせ、摩擦特性を測定し
た。結果を第1表に示す。
μm 摩擦特性の測定 上記,で製造した摩擦材と相手材とをエンジンオイ
ル中に浸漬した状態で重ね合わせ、摩擦特性を測定し
た。結果を第1表に示す。
【0041】実施例2 摩擦調整材の種類及び量を第1表の通りとし、膜厚を7
0μmとしたこと以外は実施例1と同様にして摩擦材を
製造した。
0μmとしたこと以外は実施例1と同様にして摩擦材を
製造した。
【0042】相手材としては、実施例1と同一の芯板を
用いた。
用いた。
【0043】この摩擦材及び相手材の摩擦特性を実施例
1と同様にして測定した。この測定結果を第1表に示
す。なお、用いた二硫化モリブデンの平均粒径は15μ
mである。
1と同様にして測定した。この測定結果を第1表に示
す。なお、用いた二硫化モリブデンの平均粒径は15μ
mである。
【0044】比較例1 芯板の表面に厚さ500μmのペーパー摩擦材を接着し
たこと以外は実施例1と同様にしてフェーシング材を製
造した。このフェーシング材と相手材(実施例1と同一
のもの)との摩擦特性の測定結果を第1表に示す。
たこと以外は実施例1と同様にしてフェーシング材を製
造した。このフェーシング材と相手材(実施例1と同一
のもの)との摩擦特性の測定結果を第1表に示す。
【0045】
【表1】
【0046】第1表より本発明品は従来品にくらべて耐
久性や摩擦摩耗特性の点ですぐれていることが明らかで
ある。
久性や摩擦摩耗特性の点ですぐれていることが明らかで
ある。
【0047】
【発明の効果】本発明のフェーシング材は、芯板と摩擦
材層(被覆層)とを一体化したものである。かかる本発
明のフェーシング材は、次のような優れた効果を有す
る。
材層(被覆層)とを一体化したものである。かかる本発
明のフェーシング材は、次のような優れた効果を有す
る。
【0048】 摩擦材表面の被覆層の剥離がない。 耐摩耗性が良好である。 摩擦係数が良好である。 油の急速な排除特性がすぐれている。
【図1】芯板1の平面図である。
【図2】芯板1Aの要部の平面図である。
【符号の説明】 1 芯板 2 溝 10 内周縁 20 外周縁
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄系の金属版よりなる円環形芯板の表裏
両面に、放射方向を含む方向に延在し、且つL字状に屈
曲した折線状の複数本の溝を入れ、さらにこの上に有機
質コーティング材、摩擦調整材及び補強用繊維材よりな
る被覆層を形成してなり、 該溝が屈曲する屈曲点は、芯板の内周と外周との中間よ
りも内周に近い側に位置しており、 該溝が芯板の内周縁に交わる点と、芯板の中心とを通る
径方向線分に対し、周方向の一方のサイドに前記屈曲点
が位置しているフェーシング材。 - 【請求項2】 請求項1において、溝幅は2〜0.5m
mであり、溝の深さは0.1〜0.5mmであることを
特徴とするフェーシング材。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 有機質コーティング材はポリアミドイミドレジンであ
り、 摩擦調整材は、アルミナ粒子、二硫化モリブデン粒子及
びカーボン粒子の1種又は2種以上であり、 補強用繊維材はカーボンファイバであり、 摩擦材層の厚さは30〜300μmであることを特徴と
するフェーシング材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1628094A JPH07224871A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | フェーシング材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1628094A JPH07224871A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | フェーシング材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07224871A true JPH07224871A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11912147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1628094A Withdrawn JPH07224871A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | フェーシング材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07224871A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004020862A1 (en) * | 2002-08-30 | 2004-03-11 | Freni Brembo S.P.A. | Disc brake braking band with grooves |
| WO2008105264A1 (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 乾式クラッチ、乾式クラッチの一部を構成する伝達部材及び被伝達部材、並びに乾式クラッチを備えた自動二輪車 |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP1628094A patent/JPH07224871A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004020862A1 (en) * | 2002-08-30 | 2004-03-11 | Freni Brembo S.P.A. | Disc brake braking band with grooves |
| WO2008105264A1 (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 乾式クラッチ、乾式クラッチの一部を構成する伝達部材及び被伝達部材、並びに乾式クラッチを備えた自動二輪車 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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