JPH07226542A - 積層型圧電素子 - Google Patents
積層型圧電素子Info
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- JPH07226542A JPH07226542A JP6015084A JP1508494A JPH07226542A JP H07226542 A JPH07226542 A JP H07226542A JP 6015084 A JP6015084 A JP 6015084A JP 1508494 A JP1508494 A JP 1508494A JP H07226542 A JPH07226542 A JP H07226542A
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 積層体の両端部に非導通状態に分離させた内
部電極を設けて、保護層部分の収縮量を緩和させると共
に、本来の各内部電極と外部電極とを所定の関係で確実
に接続してその絶縁不良を確実に防止することができる
積層型圧電素子を提供することである。 【構成】 圧電材料11と内部電極12とが交互に積層
された積層体10の側面に、一層置きの内部電極12に
対応させて導電性凸部16を露出させ、その導電性凸部
16が露出した積層体10の側面に導電層13を介して
外部電極15を配置することにより、前記一層置きの内
部電極12の各導電性凸部16に前記外部電極15を電
気的に接続する。そして、前記積層体10の積層方向に
おける両端部分には、積層体10の内部で非導通状態に
分離された非導通内部電極17を設ける。
部電極を設けて、保護層部分の収縮量を緩和させると共
に、本来の各内部電極と外部電極とを所定の関係で確実
に接続してその絶縁不良を確実に防止することができる
積層型圧電素子を提供することである。 【構成】 圧電材料11と内部電極12とが交互に積層
された積層体10の側面に、一層置きの内部電極12に
対応させて導電性凸部16を露出させ、その導電性凸部
16が露出した積層体10の側面に導電層13を介して
外部電極15を配置することにより、前記一層置きの内
部電極12の各導電性凸部16に前記外部電極15を電
気的に接続する。そして、前記積層体10の積層方向に
おける両端部分には、積層体10の内部で非導通状態に
分離された非導通内部電極17を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電材料の薄膜を多数
枚積層し、電圧を印加することにより縦方向の変位を得
る積層型圧電素子に関するものである。
枚積層し、電圧を印加することにより縦方向の変位を得
る積層型圧電素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主にアクチュエーターとして利用
される積層型圧電素子を製造する場合、一層置きの内部
電極の側面を外部電極に接続するようにしている。そし
て、その製造にあたり、従来の積層コンデンサ方式を用
いると、内部電極面積が素子の断面積より小さいため、
電界が全面に発生せず、しかも、変位を阻害するばかり
でなく、不均一な部分に応力集中が発生し、ついには破
壊するという致命的な欠点がある。また、積層時の位置
決めが難しく、多くても数十枚程度の積層枚数が限界で
あり、同じ印加電圧の場合、素子の変位量は積層枚数に
比例するため、大きな変位量を発生する素子を製造する
ことは困難であった。この欠点を解消するために、圧電
シートの全面に電極を印刷して積層する方法、即ち、内
部電極の面積と素子の面積を等しくする構造が一般的に
なっている。
される積層型圧電素子を製造する場合、一層置きの内部
電極の側面を外部電極に接続するようにしている。そし
て、その製造にあたり、従来の積層コンデンサ方式を用
いると、内部電極面積が素子の断面積より小さいため、
電界が全面に発生せず、しかも、変位を阻害するばかり
でなく、不均一な部分に応力集中が発生し、ついには破
壊するという致命的な欠点がある。また、積層時の位置
決めが難しく、多くても数十枚程度の積層枚数が限界で
あり、同じ印加電圧の場合、素子の変位量は積層枚数に
比例するため、大きな変位量を発生する素子を製造する
ことは困難であった。この欠点を解消するために、圧電
シートの全面に電極を印刷して積層する方法、即ち、内
部電極の面積と素子の面積を等しくする構造が一般的に
なっている。
【0003】この場合、一層置きの内部電極を外部電極
に接続するには図1に示すような方法が考えられてい
る。即ち、積層体の互いに反対側の各側面において、そ
の各側面間で一層ずらし、かつそのいずれの側面にも各
一層置きの内部電極の各端部に導電性凸部を露出形成
し、その各導電性凸部が露出形成された積層体の側面に
対し、導電膜を介して外部電極を平板で均一に加圧する
ことにより、前記各導電性凸部に対応する部分の加圧力
を高めてこの部分に対応する内部電極が前記外部電極と
電気的に接続されるようにしている。この場合、前記導
電膜として、導電粒子を含有する層と、同粒子を含有し
ない層との二層構造のものを用いると、前記加圧により
前記導電粒子が同粒子を含有しない層を突き破って前記
導電性凸部及び外部電極に接触し、以って、その導電性
凸部及び外部電極を電気的に接続させている。
に接続するには図1に示すような方法が考えられてい
る。即ち、積層体の互いに反対側の各側面において、そ
の各側面間で一層ずらし、かつそのいずれの側面にも各
一層置きの内部電極の各端部に導電性凸部を露出形成
し、その各導電性凸部が露出形成された積層体の側面に
対し、導電膜を介して外部電極を平板で均一に加圧する
ことにより、前記各導電性凸部に対応する部分の加圧力
を高めてこの部分に対応する内部電極が前記外部電極と
電気的に接続されるようにしている。この場合、前記導
電膜として、導電粒子を含有する層と、同粒子を含有し
ない層との二層構造のものを用いると、前記加圧により
前記導電粒子が同粒子を含有しない層を突き破って前記
導電性凸部及び外部電極に接触し、以って、その導電性
凸部及び外部電極を電気的に接続させている。
【0004】また、この種の圧電素子は縦効果を利用す
るため、その変位方向の両端部は積層部分の圧電材料膜
よりも数倍〜数十倍の厚さの圧電材料のみの部分を保護
層として設ける場合が多い。この場合、内部電極と交互
に重なる積層部分の圧電材料と、保護層部分の圧電材料
との焼結時の収縮量の違いから割れや剥がれが起こるた
め、図1に示すように、素子の変位には寄与しない内部
電極を印刷した層を段階的に積層し、収縮量の差を緩和
させて割れや剥がれを防いでいる。
るため、その変位方向の両端部は積層部分の圧電材料膜
よりも数倍〜数十倍の厚さの圧電材料のみの部分を保護
層として設ける場合が多い。この場合、内部電極と交互
に重なる積層部分の圧電材料と、保護層部分の圧電材料
との焼結時の収縮量の違いから割れや剥がれが起こるた
め、図1に示すように、素子の変位には寄与しない内部
電極を印刷した層を段階的に積層し、収縮量の差を緩和
させて割れや剥がれを防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記加
圧に用いる前記平板は、導電性凸部の高さのばらつきに
対応するために、その表面にある程度のクッション性を
持たせてあり、図1に示されるように、積層体の両端部
で内部電極の配置間隔が大きくなると、本来絶縁される
べき内部電極の端部が導通してしまい、圧電素子として
の機能を果たさなくなる。即ち、積層体の中間部分では
導電性凸部の間隔が狭いために問題ないが、両端部では
導電性凸部の間隔が広くなるため、加圧する前記平板が
導電性凸部のない内部電極まで同様の圧力で加圧するこ
とになる。その結果、この内部電極が反対側の側面の外
部電極とつながるため、本来絶縁されるべき層が全て導
通してしまい、圧電素子としての機能を全く持たなくな
るという問題点があった。
圧に用いる前記平板は、導電性凸部の高さのばらつきに
対応するために、その表面にある程度のクッション性を
持たせてあり、図1に示されるように、積層体の両端部
で内部電極の配置間隔が大きくなると、本来絶縁される
べき内部電極の端部が導通してしまい、圧電素子として
の機能を果たさなくなる。即ち、積層体の中間部分では
導電性凸部の間隔が狭いために問題ないが、両端部では
導電性凸部の間隔が広くなるため、加圧する前記平板が
導電性凸部のない内部電極まで同様の圧力で加圧するこ
とになる。その結果、この内部電極が反対側の側面の外
部電極とつながるため、本来絶縁されるべき層が全て導
通してしまい、圧電素子としての機能を全く持たなくな
るという問題点があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、積層体の両端部に非導通状態に
分離させた内部電極を設けて、保護層部分の収縮量を緩
和させると共に、本来の各内部電極と外部電極とを所定
の関係で確実に接続してその絶縁不良を確実に防止する
ことができる積層型圧電素子を提供することを目的とし
ている。
になされたものであり、積層体の両端部に非導通状態に
分離させた内部電極を設けて、保護層部分の収縮量を緩
和させると共に、本来の各内部電極と外部電極とを所定
の関係で確実に接続してその絶縁不良を確実に防止する
ことができる積層型圧電素子を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の積層型圧電素子は、圧電材料と内部電極と
が交互に積層された積層体の側面に、一層置きの内部電
極に対応させて導電性凸部を露出させ、その導電性凸部
が露出した積層体の側面に導電層を介して外部電極を配
置することにより、前記一層置きの内部電極の各導電性
凸部に前記外部電極を電気的に接続するようにした積層
型圧電素子において、前記積層体の積層方向における両
端部分に配置された少なくとも一つの内部電極を、それ
ぞれ積層体の内部で非導通状態に分離させたものであ
る。
に、本発明の積層型圧電素子は、圧電材料と内部電極と
が交互に積層された積層体の側面に、一層置きの内部電
極に対応させて導電性凸部を露出させ、その導電性凸部
が露出した積層体の側面に導電層を介して外部電極を配
置することにより、前記一層置きの内部電極の各導電性
凸部に前記外部電極を電気的に接続するようにした積層
型圧電素子において、前記積層体の積層方向における両
端部分に配置された少なくとも一つの内部電極を、それ
ぞれ積層体の内部で非導通状態に分離させたものであ
る。
【0008】また、前記積層体の内部で非導通状態に分
離した前記内部電極は、複数の導電部をほぼ格子状や波
状等に断続配列した印刷パターンによって構成すること
ができる。
離した前記内部電極は、複数の導電部をほぼ格子状や波
状等に断続配列した印刷パターンによって構成すること
ができる。
【0009】
【作用】前記の構成を有する本発明の積層型圧電素子に
よれば、積層体の両端部に非導通常態に分離した内部電
極を設けたので、外部電極を積層体の側面に圧接配置す
る際、仮に前記非導通状態の内部電極の端部が外部電極
に接続されたとしても、その内部電極は積層体の内部で
途切れているため、反対側の側面の外部電極に電気的に
接続されることがない。また、前記非導通状態に分離し
た内部電極を、複数の導電部がほぼ格子状や波状等に断
続配列された印刷パターンとすることにより、積層体の
両端保護層部分の収縮が均一になり、積層の際の位置決
めをする必要がない。
よれば、積層体の両端部に非導通常態に分離した内部電
極を設けたので、外部電極を積層体の側面に圧接配置す
る際、仮に前記非導通状態の内部電極の端部が外部電極
に接続されたとしても、その内部電極は積層体の内部で
途切れているため、反対側の側面の外部電極に電気的に
接続されることがない。また、前記非導通状態に分離し
た内部電極を、複数の導電部がほぼ格子状や波状等に断
続配列された印刷パターンとすることにより、積層体の
両端保護層部分の収縮が均一になり、積層の際の位置決
めをする必要がない。
【0010】
【実施例】以下に、本発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1は積層型圧電素子の断面図であって、
同図の(a)は中間部を破断して示す積層型圧電素子の
全体の断面図であり、同図の(b)は同図(a)の点線
枠内の拡大断面図である。同図において、膜状の圧電材
料11と内部電極12とが交互に積層された積層体10
の積層方向の両端部には、収縮緩和用の二層宛の内部電
極(以下非導通内部電極と言う)17及び保護層18が
形成される。前記各非導通内部電極17は、積層体10
の内部で非導通状態に分離され、平面的には図2に示さ
れるように、多数の導電部17Aがディンプル状に断続
配列された印刷パターンによって構成される。この断続
配列の形態としては、他にほぼ格子状や波状としてもよ
い。また、この非導通内部電極17は、一層だけ設けて
もよいと共に、三層以上設けてもよい。但し、前記収縮
緩和を確実に果たすには少なくとも二から三層設けるこ
とが望ましい。
同図の(a)は中間部を破断して示す積層型圧電素子の
全体の断面図であり、同図の(b)は同図(a)の点線
枠内の拡大断面図である。同図において、膜状の圧電材
料11と内部電極12とが交互に積層された積層体10
の積層方向の両端部には、収縮緩和用の二層宛の内部電
極(以下非導通内部電極と言う)17及び保護層18が
形成される。前記各非導通内部電極17は、積層体10
の内部で非導通状態に分離され、平面的には図2に示さ
れるように、多数の導電部17Aがディンプル状に断続
配列された印刷パターンによって構成される。この断続
配列の形態としては、他にほぼ格子状や波状としてもよ
い。また、この非導通内部電極17は、一層だけ設けて
もよいと共に、三層以上設けてもよい。但し、前記収縮
緩和を確実に果たすには少なくとも二から三層設けるこ
とが望ましい。
【0012】また、前記積層体10の互いに反対向きの
各側面においては、その各側面間で一層ずらし、かつそ
のいずれの側面にも各一層置きの内部電極12の端部に
対応させて導電性凸部16が形成されている。さらに、
その各導電性凸部16が形成された前記各側面には、そ
れぞれその全面に亙って導電膜13が形成され、その上
には外部電極として銅箔15が形成される。その銅箔1
5は導電部14及び導電性凸部16を介して内部電極1
2と電気的に接続されている。前記導電膜13は、導電
粒子31を含有する外層13aと、導電粒子31を含有
しない内層13bとから構成されている。
各側面においては、その各側面間で一層ずらし、かつそ
のいずれの側面にも各一層置きの内部電極12の端部に
対応させて導電性凸部16が形成されている。さらに、
その各導電性凸部16が形成された前記各側面には、そ
れぞれその全面に亙って導電膜13が形成され、その上
には外部電極として銅箔15が形成される。その銅箔1
5は導電部14及び導電性凸部16を介して内部電極1
2と電気的に接続されている。前記導電膜13は、導電
粒子31を含有する外層13aと、導電粒子31を含有
しない内層13bとから構成されている。
【0013】以下に、積層型圧電素子を製造方法につい
て説明する。
て説明する。
【0014】先ず、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を
主成分とする圧電材料11を所望の組成に混合した後、
850℃で仮焼成した粉末に5重量部のバインダーと微
量の可塑材及び消泡剤を添加し、有機溶媒中に分散させ
スラリー状にする。このスラリーをドクターブレード法
により所定の厚さに成形されたグリーンシート上に内部
電極12としてのPdペーストを全面にスクリーン印刷
したものと、図2に示すように、ディンプル状にスクリ
ーン印刷した収縮緩和用の非導通内部電極17を用意す
る。
主成分とする圧電材料11を所望の組成に混合した後、
850℃で仮焼成した粉末に5重量部のバインダーと微
量の可塑材及び消泡剤を添加し、有機溶媒中に分散させ
スラリー状にする。このスラリーをドクターブレード法
により所定の厚さに成形されたグリーンシート上に内部
電極12としてのPdペーストを全面にスクリーン印刷
したものと、図2に示すように、ディンプル状にスクリ
ーン印刷した収縮緩和用の非導通内部電極17を用意す
る。
【0015】この後、所定寸法に打ち抜き、全面に印刷
したものを150枚数積層し、その両端に電極を印刷し
ていないグリーンシートを数枚重ね、ディンプル状に印
刷した非導通内部電極17を挟み、さらに、印刷してな
いシートを数枚重ねて熱プレスにより一体化する。脱脂
後、約1200℃で焼結を行い、図3に示すように、内
部電極12が一層置きに露出するような位置で切断した
焼結体21に、仮の外部電極22、23を塗布焼き付け
し、さらに、別の一対の側面24、25が露出するよう
に切断する。
したものを150枚数積層し、その両端に電極を印刷し
ていないグリーンシートを数枚重ね、ディンプル状に印
刷した非導通内部電極17を挟み、さらに、印刷してな
いシートを数枚重ねて熱プレスにより一体化する。脱脂
後、約1200℃で焼結を行い、図3に示すように、内
部電極12が一層置きに露出するような位置で切断した
焼結体21に、仮の外部電極22、23を塗布焼き付け
し、さらに、別の一対の側面24、25が露出するよう
に切断する。
【0016】次に、焼結体21の一方の側面24におい
て、導電性凸部16を形成する内部電極12の端面部分
以外の側面部分と、他方の側面25の全面とをテープで
マスキングした状態で、仮の外部電極22に直流電源の
負極を接続し、ニッケルメッキ浴中に沈める。この状態
で50mAの電流を約15分間流すと、仮の外部電極2
2につながる内部電極12の端面にニッケルメッキが成
長し、マスキングテープを剥すと、図4に示すように、
ニッケルメッキ製の導電性凸部16が一層置きに形成さ
れた状態になる。同様に、反対側の側面25にも一層ず
らした内部電極12の端面に導電性凸部16を形成すべ
く、既に導電性凸部16が形成された側面24の全体
と、側面25の一部分とをテープでマスキングして保護
した後、負極を仮の外部電極23に接続してニッケルメ
ッキを成長させる。これにより、側面25においても、
側面24と一層づつずれて導電性凸部16が形成され
る。このとき焼結体21の上下端部の収縮緩和用の非導
通内部電極17はディンプル状に印刷されているため、
電流が流れずその非導通内部電極17の端部には導電性
凸部16が形成されない。
て、導電性凸部16を形成する内部電極12の端面部分
以外の側面部分と、他方の側面25の全面とをテープで
マスキングした状態で、仮の外部電極22に直流電源の
負極を接続し、ニッケルメッキ浴中に沈める。この状態
で50mAの電流を約15分間流すと、仮の外部電極2
2につながる内部電極12の端面にニッケルメッキが成
長し、マスキングテープを剥すと、図4に示すように、
ニッケルメッキ製の導電性凸部16が一層置きに形成さ
れた状態になる。同様に、反対側の側面25にも一層ず
らした内部電極12の端面に導電性凸部16を形成すべ
く、既に導電性凸部16が形成された側面24の全体
と、側面25の一部分とをテープでマスキングして保護
した後、負極を仮の外部電極23に接続してニッケルメ
ッキを成長させる。これにより、側面25においても、
側面24と一層づつずれて導電性凸部16が形成され
る。このとき焼結体21の上下端部の収縮緩和用の非導
通内部電極17はディンプル状に印刷されているため、
電流が流れずその非導通内部電極17の端部には導電性
凸部16が形成されない。
【0017】洗浄後、直流電源の負極を仮の外部電極2
2,23に接続し、所定の顔料を添加したエポキシカチ
オン電着塗料中に沈め100Vの電圧を2分間かける
と、図5に示すように、導電性凸部16が形成されてい
る内部電極12には、導電性凸部16の表面に、導電性
凸部16が形成されていない内部電極12には、その端
部に、それぞれ前記内層13bとなるエポキシカチオン
電着塗料13cが電着される。その後、オーブン中に入
れて150℃で30分間加熱処理すると、エポキシ樹脂
成分が硬化する過程で流動性を持つため、図6に示すよ
うに平坦化され、導電粒子を含有しない内層13bとな
る。
2,23に接続し、所定の顔料を添加したエポキシカチ
オン電着塗料中に沈め100Vの電圧を2分間かける
と、図5に示すように、導電性凸部16が形成されてい
る内部電極12には、導電性凸部16の表面に、導電性
凸部16が形成されていない内部電極12には、その端
部に、それぞれ前記内層13bとなるエポキシカチオン
電着塗料13cが電着される。その後、オーブン中に入
れて150℃で30分間加熱処理すると、エポキシ樹脂
成分が硬化する過程で流動性を持つため、図6に示すよ
うに平坦化され、導電粒子を含有しない内層13bとな
る。
【0018】また、焼結体21とは別に図7に示すよう
に銅箔15上に導電性粒子31として平均粒径20〜3
0μmの銅粒子を含有させた熱硬化性のエポキシ系接着
剤を50μm程度の厚さに均一に塗布したもの(導電性
粒子31を含有する外層13a)を用意しておく。これ
を図8に示すように、焼結体21の側面24、25に対
し、それぞれの導電性凸部16にかかるような大きさに
切断し、導電性粒子31を含有しない内層13bと導電
性粒子31を含有する外層13aとが向かい合うように
仮止めする。この導電性粒子31を含有しない内層13
bと導電性粒子31を含有する外層13aとは協働して
導電膜13を構成している。
に銅箔15上に導電性粒子31として平均粒径20〜3
0μmの銅粒子を含有させた熱硬化性のエポキシ系接着
剤を50μm程度の厚さに均一に塗布したもの(導電性
粒子31を含有する外層13a)を用意しておく。これ
を図8に示すように、焼結体21の側面24、25に対
し、それぞれの導電性凸部16にかかるような大きさに
切断し、導電性粒子31を含有しない内層13bと導電
性粒子31を含有する外層13aとが向かい合うように
仮止めする。この導電性粒子31を含有しない内層13
bと導電性粒子31を含有する外層13aとは協働して
導電膜13を構成している。
【0019】そして、ほぼ180℃に熱した一対の平面
状の加圧用治具(図8は一側面側のみ図示)53で挟
み、数kgの荷重をかけて熱圧着すると、導電性凸部1
6の存在により、その凸部付近のみが圧縮されて、図9
に示すように、この圧縮された部分において、導電性粒
子31が、導電性粒子31を含有しない内層13bを突
き破り、導電性凸部16と接触し、かつ外部電極である
銅箔15とも接触して導電部14となり、一層置きに内
部電極12と銅箔15とが電気的に接続された状態とな
る。この場合、収縮緩和用の非導通内部電極17の本来
絶縁されるべき端部で導通してしまったとしても、この
非導通内部電極17が積層体10の内部で途切れている
ため、短絡することが避けられる。
状の加圧用治具(図8は一側面側のみ図示)53で挟
み、数kgの荷重をかけて熱圧着すると、導電性凸部1
6の存在により、その凸部付近のみが圧縮されて、図9
に示すように、この圧縮された部分において、導電性粒
子31が、導電性粒子31を含有しない内層13bを突
き破り、導電性凸部16と接触し、かつ外部電極である
銅箔15とも接触して導電部14となり、一層置きに内
部電極12と銅箔15とが電気的に接続された状態とな
る。この場合、収縮緩和用の非導通内部電極17の本来
絶縁されるべき端部で導通してしまったとしても、この
非導通内部電極17が積層体10の内部で途切れている
ため、短絡することが避けられる。
【0020】このように、互いに反対側の側面で層を一
層分ずらして一層置きの各内部電極12を外部電極15
に接続した焼結体21は、素子1個分に切断された後、
銅箔15の一部に電力供給用のリード線を取り付け、樹
脂外装及び分極処理を施して完成品となる。
層分ずらして一層置きの各内部電極12を外部電極15
に接続した焼結体21は、素子1個分に切断された後、
銅箔15の一部に電力供給用のリード線を取り付け、樹
脂外装及び分極処理を施して完成品となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の積層型圧電素子によれば、積層体の積層方向の両
端部の内部電極を、それぞれ積層体の内部で非導通状態
に分離させたので、前記積層体の両端部の保護層部分の
収縮量の緩和効果を持ったまま、本来の内部電極と外部
電極とを確実に接続することができ、その絶縁不良を確
実に防止することができる。
発明の積層型圧電素子によれば、積層体の積層方向の両
端部の内部電極を、それぞれ積層体の内部で非導通状態
に分離させたので、前記積層体の両端部の保護層部分の
収縮量の緩和効果を持ったまま、本来の内部電極と外部
電極とを確実に接続することができ、その絶縁不良を確
実に防止することができる。
【図1】圧電素子の断面図である。
【図2】収縮緩和用の内部電極の印刷パターンである。
【図3】切断された積層焼結体の斜視図である。
【図4】導電性凸部が形成された状態の積層焼結体の斜
視図である。
視図である。
【図5】電着塗装された素子表層の状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図6】電着塗料が熱により流動しながら硬化する状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】銅箔に導電粒子を含有する層を形成した状態示
す断面図である。
す断面図である。
【図8】電着層および導電膜を形成した銅箔を加圧する
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図9】加圧により導電部が形成された状態を示す説明
図である。
図である。
11 圧電材料 12 内部電極 13 導電膜 13a 外層 13b 内層 14 導電部 15 銅箔 16 導電性凸部 17 非導通内部電極
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電材料と内部電極とが交互に積層され
た積層体の側面に、一層置きの内部電極に対応させて導
電性凸部を露出させ、その導電性凸部が露出した積層体
の側面に導電層を介して外部電極を配置することによ
り、前記一層置きの内部電極の各導電性凸部に前記外部
電極を電気的に接続するようにした積層型圧電素子にお
いて、 前記積層体の積層方向における両端部分に配置された少
なくとも一つの内部電極を、それぞれ積層体の内部で非
導通状態に分離させたことを特徴とする積層型圧電素
子。 - 【請求項2】 前記積層体の内部で非導通状態に分離し
た前記内部電極を、多数の導電部がほぼ格子状や波状等
に断続配列された印刷パターンによって構成したことを
特徴とする請求項1に記載の積層型圧電素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6015084A JPH07226542A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 積層型圧電素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6015084A JPH07226542A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 積層型圧電素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07226542A true JPH07226542A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11878986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6015084A Pending JPH07226542A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 積層型圧電素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07226542A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008112809A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Kyocera Corp | 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置、及びこれを備えた燃料噴射システム |
| JP2008211054A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Tdk Corp | 積層型圧電素子 |
| JP2008251865A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Kyocera Corp | 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム |
| JP5270578B2 (ja) * | 2007-12-26 | 2013-08-21 | 京セラ株式会社 | 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム |
-
1994
- 1994-02-09 JP JP6015084A patent/JPH07226542A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008112809A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Kyocera Corp | 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置、及びこれを備えた燃料噴射システム |
| JP2008211054A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Tdk Corp | 積層型圧電素子 |
| JP2008251865A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Kyocera Corp | 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム |
| JP5270578B2 (ja) * | 2007-12-26 | 2013-08-21 | 京セラ株式会社 | 積層型圧電素子、これを備えた噴射装置及び燃料噴射システム |
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