JPH07229238A - 建築用などのパネル - Google Patents

建築用などのパネル

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JPH07229238A
JPH07229238A JP4778494A JP4778494A JPH07229238A JP H07229238 A JPH07229238 A JP H07229238A JP 4778494 A JP4778494 A JP 4778494A JP 4778494 A JP4778494 A JP 4778494A JP H07229238 A JPH07229238 A JP H07229238A
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JP
Japan
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panel
plastic
reinforcing
foamed plastic
construction
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JP4778494A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kitagawa
芳男 北川
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TOOAMI KK
Original Assignee
TOOAMI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で取扱いが容易であり、かつ曲げ強度が
大きくて、大きさや形状の変更なども可能な、コンクリ
ートなどの枠板その他に使用される建築用などのパネル
をうる。 【構成】 ポリスチロールからなる発泡プラスチックパ
ネル1の両面に、未発泡ポリスチロールからなるほぼ伸
長しないプラスチックシート2a,2b を固着して建築用な
どのパネル3を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物や構築物におい
てコンクリートなどを用いて壁や床その他の構造物を構
成する場合の枠板、または壁体などの構成材その他の用
途に使用される発泡プラスチックからなる建築用などの
パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物や構築物においてコンクリートな
どを用いて壁や床その他の構造物を構成する場合に使用
される枠板は、一般に木板で構成されている。この枠板
は木板の片面周縁などに木材からなる補強棒材を固着し
構成されている。また、金属板で構成した枠板も知られ
ている。特開昭60−40635号公報に開示された建
築用などのパネルも知られている。このパネルは、金属
線を縦横に交差させて配置し、その各交点を溶接で互い
に固定してなる金属製の平網の一対を間隔をおいて平行
状に配置し、かつ一対の平網間に波状にわん曲した連結
線を介在させる。そして、前記一対の平網と連結線とを
溶接で互いに連結して構成した立体状金網の全体を、ポ
リウレタンなどの発泡プラスチックからなるパネルに埋
め込んでなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のコンクリー
トなどの枠板において、木板を使用したものは、木板が
天然材であるから環境に対する影響が大きく、その使用
量を少なくすることが求められている。そして、木板は
表面にコンクリートなどがかなり強固に付着するので、
乾燥固化したコンクリートなどから枠板を分離する手間
がかなり多くなるとともに、コンクリートの一部が枠板
に固着して構造物の表面から剥離するような場合も生じ
る課題がある。したがって、枠板の表面にコンクリート
などが付着することを防止するためには、あらかじめ木
板の表面処理をすることが必要であり、かつ木板は吸水
のために重量が大きくなって、その取扱いが不便になる
などの課題もある。
【0004】前記木材からなる枠板の課題を解決するた
めに、鉄などの金属板からなる枠板が使用されている
が、この金属製の枠板は高価であるからコンクリートな
どの構造物のコストが上昇する課題がある。また、形成
した枠板の大きさを変更することが困難であるから、あ
らかじめ各種の大きさの枠板を準備しておくことが必要
であり、構造物の大きさや形状に対応することが困難な
課題がある。
【0005】前記特開昭60−40635号公報に開示
された建築用などのパネルは、立体状金網を発泡プラス
チックに埋め込んだものであるから、前記木板や金属板
からなる枠板に比して軽量であって、取扱いは比較的容
易であるが、表面が柔軟である課題がある。したがっ
て、建築物などの壁体その他の構成材として使用したと
きは、その表面の汚染や破損のおそれが大きい課題があ
る。また、このパネルをコンクリートなどの枠板として
使用すると、コンクリートを構成した砂利などがパネル
の表面に食い込む状態などになるから、構成した構造物
の表面に凹凸が生じるおそれが大きくて、コンクリート
などの枠板としては使用が困難な課題がある。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するも
のであって、比較的軽量で取扱いが容易であり、かつコ
ンクリートなどからなる構造物の表面を平滑に構成する
ことが可能であるとともに、曲げ強度及び表面強度など
が大きくて、大きさや形状の変更なども可能な建築用な
どのパネルをうることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の建築用などのパ
ネルは、発泡プラスチックパネルの両面全体に、ほぼ伸
長しないプラスチックシートが固着されたことを特徴と
する。
【0008】前記発泡プラスチックパネルを構成するプ
ラスチックとしては、例えば、ポリスチロールや硬質ポ
リウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを挙げ
ることができる。一方、プラスチックシートを構成する
プラスチックは、前記発泡プラスチックパネルを構成し
た各プラスチックが使用可能であり、かつポリ塩化ビニ
ルその他のほぼ伸長しないプラスチックも使用すること
が可能である。発泡プラスチックパネルとプラスチック
シートを構成する各プラスチックは、同じにすることが
それらの接着に対して適するが、異なるプラスチックで
構成することも可能である。
【0009】前記プラスチックシートは、あらかじめ形
成されたシートを使用しても、発泡プラスチックパネル
に軟化または溶解したプラスチックを塗布してシートを
構成し、それを硬化させてプラスチックシートを形成す
ると同時に、発泡プラスチックパネルに接着することも
可能である。発泡プラスチックパネルに別途形成された
プラスチックシートを固着するときは、プラスチックシ
ートを加熱軟化させて加圧溶着、または接着剤を用いて
接着する。プラスチックシートを発泡プラスチックパネ
ルに溶着するときは、プラスチックシートを発泡プラス
チックパネルに直接に溶着することができるとともに、
それらの接着に適する接着用シートを発泡プラスチック
パネルとプラスチックシートの間に介在させる。そし
て、プラスチックシートと共に前記接着用シートを加熱
軟化させて、接着用シートを介してプラスチックシート
を発泡プラスチックパネルに溶着することも可能であ
る。前記溶着温度は使用するプラスチックの種類に対応
して設定する。
【0010】前記建築用などのパネルの強度をより大き
くするために、金属またはプラスチックからなる補強網
状材もしくは間隔をおいて平行状などに配置した複数の
補強線材を、発泡プラスチックパネルの両面または片面
に埋め込み状に固着、または表面に突出状に重ねて固着
する。前記補強網状材または補強線材が固着された発泡
プラスチックパネルの両面に、プラスチックシートを固
着することも可能である。前記補強網状材または補強線
材を構成する金属としては、軟鋼材などの鋼材または鉄
などがある。補強網状材を構成する線材または補強線材
の直径は、建築用などのパネルに求められる強度や金属
の種類などの条件に対応して任意に設定するものである
が、例えば、0.3〜3mm程度を挙げることができる。
【0011】発泡プラスチックパネルの両面または片面
に前記補強網状材または補強線材を埋め込み固着すると
きは、その補強網状材や補強線材を発泡プラスチックパ
ネルの表面に沿って位置させることが、発泡プラスチッ
クパネルの補強に対して適するが、発泡プラスチックパ
ネルに対する埋め込み手段に対応して、表面よりもやや
内側に埋め込むことも可能である。
【0012】前記金属またはプラスチックからなる補強
網状材としては、線材を互いに交差させて配置し交点を
互いに溶接で結合した格子状などの網、または金属やプ
ラスチックからなる板に間隔をおいて多数の切目を入
れ、その板を引き伸してなるラスその他と称される網な
ども使用可能である。金属またはプラスチックの板の全
面に多数の孔を設けたパンチングシートも補強網状材と
して使用できる。また、2本の線材を順次に互いに撚合
して亀甲状や方形状などの目を形成した撚合網も補強網
状材として使用できる。発泡プラスチックパネルの両面
または片面に複数の補強線材を間隔をおいて平行状など
に配置するときにおいて、この補強線材を発泡プラスチ
ックパネルの両面に配置するときは、各面の補強線材の
方向を同じに、または直交状にするなど任意である。前
記補強網状材または補強線材を構成するプラスチックは
任意であり、例えば、ポリエステルやポリアミド、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニルなどを挙げることができ
る。
【0013】発泡プラスチックパネルに対する補強網状
材または補強線材の固着は、前記プラスチックシートと
同時にまたは各別に行うなど任意である。発泡プラスチ
ックパネルの表面に対する補強網状材または補強線材の
埋め込み状固着は、発泡プラスチックパネルの両面また
は片面に補強網状材または補強線材を重ね、かつそれら
を介して発泡プラスチックパネルの両面にプラスチック
シートを重ねる。そして、発泡プラスチックパネルと補
強網状材または補強線材及びプラスチックシートを加熱
・加圧して、これらを互いに溶着する。前記発泡プラス
チックパネルに対する補強網状材または補強線材の溶着
と、それらに対するプラスチックシートの溶着を各別に
行うことも可能である。また、発泡プラスチックパネル
の表面に縦横などの溝を設けて、この溝に前記補強網状
材または補強線材をはめ込み、その補強網状材または補
強線材を接着剤で発泡プラスチックパネルに固着するこ
とも可能である。この補強網状材または補強線材を接着
する前記接着剤でプラスチックシートも同時に接着固定
することもできる。
【0014】表面が平らな発泡プラスチックパネルの表
面に補強網状材または補強線材を突出状に重ねて固着す
ることも可能である。このときは、発泡プラスチックパ
ネルに補強網状材または補強線材を接着剤で固着する
が、このときにプラスチックシートも前記接着剤で同時
に接着することができる。また、発泡プラスチックパネ
ルの表面側に軟化または溶解したプラスチックを塗布し
てシートを形成し、それを硬化させてなるプラスチック
シートで同時に補強網状材または補強線材を発泡プラス
チックパネルに固着することも可能である。
【0015】前記発泡プラスチックパネルを補強するた
め、その厚さ方向の中心部などに軟鋼線または鉄の線材
からなる金網を埋め込むことも可能である。前記補強用
の金網は、その一部を折曲して補強したもの、または全
体が直線状の金網の1枚もしくは複数枚を平行状に重ね
て配置することができる。また、発泡プラスチックパネ
ルの厚さ方向の中間部に、プラスチックまたは金属から
なる中空または中実の棒状材を間隔をおいて並べて埋め
込むこともできる。この棒状材は間隔をおいて平行状に
一方向のみに、または互いに交差させて配置する。棒状
材を交差させるときは、例えば、やや大径の棒状材に孔
を設けて、その各孔にやや小径の棒状材を挿通する。
【0016】
【作用】前記本発明の建築用などのパネルは、その発泡
プラスチックパネルの両面に固着したほぼ伸長しないプ
ラスチックシートが表面強度を大きくしており、その表
面の変形などを防止する。そして、発泡プラスチックパ
ネルの厚さ方向に外力が作用したときは、前記外力作用
面と同じ面側が圧縮され、反対側の面が伸長すること
を、その各面のプラスチックシートが防止してパネルの
曲げ強度を大きく向上させる。また、この建築用などの
パネルは、軽量であって取扱い性がよく、かつ必要に応
じて容易に切断して、その大きさや形状を任意に変更す
ることが可能である。
【0017】したがって、この建築用などのパネルは、
例えば、建築物や構築物の構成材として使用でき、プラ
スチックシートが表面の汚染や破損などを防止する。ま
た、コンクリートの枠板として使用した場合において、
パネルの表面にコンクリートの砂利などが食い込む状な
どになることを前記プラスチックシートが防止して、表
面が平滑なコンクリート構造物を構成することを可能に
する。また、プラスチックシートの表面にはコンクリー
トがほとんど接着しないから、コンクリート構造物から
の枠板としてのパネルの分離が容易である。
【0018】前記発泡プラスチックパネルの両面または
片面に金属やプラスチックの補強網状材または補強線材
を固着し、その発泡プラスチックパネルの各面にプラス
チックシートを固着した建築用などのパネルは、前記プ
ラスチックシートによる発泡プラスチックパネルの各表
面の補強に加えて、補強網状材または補強線材も発泡プ
ラスチックパネルの表面部を補強する。したがって、発
泡プラスチックパネルの曲げ強度がより大きくなり、か
つプラスチックシートを補強網状材または補強線材が補
強するから、プラスチックシートの変形もより確実に防
止することが可能であって、建築用などのパネルの表面
強度がより大きくなる。そして、前記補強網状材または
補強線材は、プラスチックシートと共に発泡プラスチッ
クパネルに加熱・加圧するなどして同時に互いに固着す
ることも可能である。また、補強網状材または補強線材
が発泡プラスチックパネルから剥離することを各プラス
チックシートが防止し、かつ強網状材または補強線材が
金属で構成されされているときは、それらに錆が生じる
ようなことをプラスチックシートが防止し、パネルの保
管などを容易にする。
【0019】前記補強網状材として互いに交差させた金
属線の交点を溶接で一体に結合した金網、またはメタル
ラスを使用すると、建築用などのパネルの一部などに作
用する外力を、前記各一体の金網またはメタルラスが支
承して広い範囲に分散させるから、より大きい外力に耐
えることが可能である。例えば、この建築用などのパネ
ルをコンクリートの枠板として使用した場合において、
相対して配置した一対のパネルを互いに連結する棒材を
取付けたパネル部分の破損などを、前記金網またはメタ
ルラスで防止することが可能である。
【0020】前記発泡プラスチックパネルの厚さ方向の
内部に金網または棒状材を埋め込めば、その金網や棒状
材も発泡プラスチックパネルを補強するから、建築用な
どのパネルの曲げ強度をより大きくすることが容易であ
る。また、前記金網の構成に対応して、発泡プラスチッ
クパネルの圧縮強度を大きくすることも可能であり、厚
さ方向の寸法安定性をより向上させることができる。
【0021】
【実施例】本発明の建築用などのパネルの第1実施例を
図1について説明する。図1において、1はポリスチロ
ールからなる発泡プラスチックパネルで、その両面全体
に未発泡のポリスチロールからなる硬質でほぼ伸長しな
いプラスチックシート2a,2b が固着されて建築用などの
パネル3が構成されている。
【0022】前記発泡プラスチックパネル1に対するプ
ラスチックシート2a,2b の固着は、それらを摂氏100
〜120度程度に加熱し、ロールまたはプレートなどの
加圧手段で加圧して溶着したものである。発泡プラスチ
ックパネル1とプラスチックシート2a,2b は接着剤で接
着することも可能である。発泡プラスチックパネル1の
厚さは、用途などに対応して任意に設定する。プラスチ
ックシート2a,2b の厚さも任意であるが、例えば、ポリ
スチロールからなるシートでは0.2〜2mm程度で発泡
プラスチックパネル1の補強を行うことが可能である
が、更に厚くすることも可能である。前記ロールまたは
プレートからなる加圧手段の表面に凹凸の模様や表示な
どを付しておけば、プラスチックシート2a,2b の両方ま
たは一方の表面に、前記模様に対応する凹凸模様などを
形成することが可能であって、建築用などのパネル3の
用途などの要求に対応することができる。
【0023】この建築用などのパネル3は、上記のよう
に、軽量なポリスチロールからなる発泡プラスチックパ
ネル1の両面にプラスチックシート2a,2b を固着したも
のであり軽量であるから、保管や運搬及び施工時などの
取扱い性がよく、その作業を効率よく行うことが可能で
ある。また、発泡プラスチックパネル1の強度は比較的
小さいが、その両面に伸長性がない硬質のプラスチック
シート2a,2b が固着されている。したがって、その建築
用などのパネル3の厚さ方向に外力が作用したときに、
発泡プラスチックパネル1の各表面が伸長または収縮し
てわん曲変形することを、その各表面の伸長性がないプ
ラスチックシート2a,2b が防止し、パネル3の曲げ強度
を大きく向上させる。したがって、例えば、このパネル
3は建築物や構築物の構成材として使用することが可能
であり、かつ用途に対応してプラスチックシート2a,2b
の色を各種設定することができる。また、コンクリート
などの枠板として使用可能であって、コンクリートの砂
利などが発泡プラスチックパネル1に食い込み状などに
なることをプラスチックシート2a,2b が防止するから、
表面が平滑なコンクリートなどの構造物を構成すること
ができる。しかも、プラスチックシート2a,2b の各表面
は平滑であるから、乾燥硬化したコンクリートの構造物
からパネル3を無理なく容易に分離させることも可能で
ある。
【0024】前記第1実施例は、発泡プラスチックシー
ト1の表面に、別途形成されたプラスチックシート2a,2
b を溶着している。しかし、軟化または溶解したプラス
チックを発泡プラスチックパネル1の各表面に塗布し硬
化させてプラスチックシート2a,2b を形成するととも
に、それを発泡プラスチックパネル1に接着することも
可能である。
【0025】図2は第2実施例であって、発泡プラスチ
ックパネル1の厚さ方向の中間部に金網4を埋め込んで
いる。前記金網4は軟質鋼線を縦横に配置し、その各交
点を溶接で結合してなる平網5において、その方形の目
の対角線方向に並んだ前記縦横の鋼線の交点部分で、互
いに重なった縦横の鋼線を平網5の厚さ方向に順次に逆
方向に折曲し突出部6を形成して、平網5を波形状に構
成したものである。このため、前記各鋼線と平行方向に
並ぶ前記突出部6は平網5の両面側に交互に突出し平網
5の全体に分散して、金網4を立体構造にするととも
に、その厚さ方向の強度を大きくしている。したがっ
て、前記金網4が発泡プラスチックパネル1の曲げ強度
を大きくし、かつ発泡プラスチックパネル1が圧縮され
て厚さが小さく変形することを金網4の各突出部6で防
止することが可能である。前記発泡プラスチックパネル
1の両面にほぼ伸長しないプラスチックシート2a,2b を
固着して建築用などのパネル3が構成されている。
【0026】前記第2実施例のパネル3は、発泡プラス
チックパネル1が厚さ方向にわん曲変形することを、プ
ラスチックシート2a,2b と金網4とが防止する。このた
め、パネル3の曲げ強度がより大きなり、かつ金網4の
各突出部6が発泡プラスチックパネル1の厚さの寸法安
定性を高くするから、例えば、建築物などの構成材とし
て使用できる。また、コンクリートなどの枠板として使
用して、厚さの寸法精度が高い壁体などの構造物を構成
することができ、かつコンクリートなどの枠板として使
用したパネル3を、その構造物から分離することなく、
形成したコンクリート構造物の一側などに残す場合にも
使用可能であり、このパネル3は厚さの寸法変化が少な
く、かつ腐蝕などのおそれもないから適する。
【0027】図3は第3実施例である。この第3実施例
は、前記第2実施例の建築用などのパネルにおいて、発
泡プラスチックパネルの内部に埋め込む金網の構成を変
えたものである。図3において、1は発泡プラスチック
パネルで、その厚さ方向の中心部に埋め込んだ金網4
が、軟質鋼線を縦横に配置して各交点を溶接で結合した
平網5において、その一方向の鋼線における他方向の鋼
線が位置する部分を、平網5の厚さ方向に折曲突出させ
た突出部6を形成し立体構造に構成されている。すなわ
ち、部分的に折曲された鋼線における折曲方向の異なる
位置に、他方向の鋼線を配置し立体構造にして曲げ強度
を大きくしている。前記金網4を埋め込んだ発泡プラス
チックパネル1の両面にプラスチックシート2a,2b を固
着して建築用などのパネル3が構成されている。
【0028】前記第2〜3実施例に示したように、発泡
プラスチックパネル1の厚さ方向の中心部に埋め込む金
網4の構造は任意であって、発泡プラスチックパネル1
の厚さやパネル3の用途その他に対応して設定できるも
のであり、直線状の平網の1枚を使用することも可能で
ある。また、前記従来例に示したように、複数枚の平網
を間隔をおいて平行状に並べ、その複数の平網を連結材
で互いに結合してなる立体状金網も使用可能である。
【0029】図4〜5は第4実施例を示すものである。
図4〜5において、1はポリスチロールからなる発泡プ
ラスチックパネル、7a,7b は軟鋼線を縦横に配置し各交
点を溶接で結合して各鋼線を一体にした補強網状材とし
ての補強金網で、この補強金網7a,7b が発泡プラスチッ
クパネル1の両表面部に埋め込み状に固着され、この補
強金網7a,7b が固着された発泡プラスチックパネル1の
両面に未発泡ポスチロールからなるプラスチックシート
2a,2b を固着して、建築用などのパネル3が構成されて
いる。
【0030】発泡プラスチックパネル1の両面に対する
前記補強金網7a,7b とプラスチックシート2a,2b の固着
は、発泡プラスチックパネル1の各面に補強金網7a,7b
とプラスチックシート2a,2b のそれぞれを重ねる。そし
て、それらを摂氏110度程度に加熱したローラやプレ
ートなどからなる加熱・加圧手段で加熱し加圧して、発
泡プラスチックパネル1の軟化した各表面に補強金網7
a,7b を埋め込み、かつその発泡プラスチックパネル1
の各面にプラスチックシート2a,2b を同時に溶着したも
のである。しかし、補強金網7a,7b を埋め込み固着した
発泡プラスチックパネル1の各面に、プラスチックシー
ト2a,2b を接着剤で接着することも可能である。
【0031】この第4実施例のパネル3は、プラスチッ
クシート2a,2b と補強金網7a,7b とが発泡プラスチック
パネル1の各表面部を補強して、その各表面側が伸縮変
形することを防いで、パネル3の曲げ強度をより大きく
している。そして、プラスチックシート2a,2b と補強金
網7a,7b とがパネル3の表面強度をより大きくし、かつ
このパネル3は切断も可能であるから、建築物などの各
種の構成材として使用可能である。また、コンクリート
などの枠板として、このパネル3を使用した場合におい
て、コンクリートの砂利などのためにプラスチックシー
ト2a,2b に凹凸などの変形がが生じるおそれがなく、表
面が平滑なコンクリートなどの構造物をうることが可能
である。これは前記補強金網7a,7b に代えてメタルラス
または金属線材を撚合わせてなる網を使用した場合も同
様である。
【0032】前記第4実施例は補強網として、金網7a,7
b を使用しているが、この補強網状材としてプラスチッ
クからなるラス、またはプラスチック線材を撚り合わせ
て構成された網などを使用することも可能である。これ
らのプラスチックからなる補強網状材を使用してもプラ
スチックパネル1を十分に補強することが可能あるとと
もに、プラスチックの補強網状材は切断が容易であるか
ら、切断が容易なパネル3を構成することができ、コン
クリートの枠板その他の用途に使用したときの切断加工
がより容易である。
【0033】前記第1実施例に示した、ポリスチロール
からなる厚さ25mmの発泡プラスチックパネルの両面
に、ポリスチロールからなる厚さ0.5mmのプラスチッ
クシートを加熱・加圧して溶着したパネルA、前記第4
実施例に示したように、前記発泡プラスチックパネルの
両面に、直径が0.5mmの軟鋼線を各12mmの間隔をお
いて縦横に配置し、かつその各交点を溶接で一体化した
補強金網を、前記プラスチックシートと共に発泡プラス
チックパネルの両面に溶着してなるパネルB、及び比較
例としてポリスチロールからなる厚さ25mmのパネルC
のそれぞれの曲げ強度のテストを行った。パネルA、
B、Cのそれぞれは500mm×400mmの大きさのも
のを使用した。前記テストの結果は、次のとおりであっ
た。 a. パネルAは、荷重作用面と反対側のプラスチック
シートと発泡プラスチックパネルが66Kgで破断し、荷
重作用面のプラスチックシートは折曲した。 b. パネルBは、127Kgで全体が折曲したが、補強
金網のために破断はなかった。 c. パネルCは、15Kgで全体が破断した。 前記テスト結果からパネルAはパネルCよりも強度がか
なり大きく向上していることが明らかであり、かつパネ
ルBの強度が極めて大きくなっていることが明らかであ
る。したがって、パネルA、Bは建築物などの構成材や
コンクリートなどの枠板として使用可能であり、かつパ
ネルBは全体が破断しないから、前記各用途に対してよ
り安全に使用できることが明らかである。
【0034】図6は第5実施例であって、発泡プラスチ
ックパネル1の片面のみに金属またはプラスチックから
なる補強網7を埋め込み固着し、かつ発泡プラスチック
パネル1の各面にプラスチックシート2a,2b が固着され
ている。
【0035】図7は第6実施例であって、発泡プラスチ
ックパネルの表面部に対する補強網の埋め込み手段に関
する。図7において、1は発泡プラスチックパネルで、
その両面に縦横の溝8a,8b が形成され、この溝8a,8b に
金属またはプラスチックからなる補強網7a,7b がはめ込
まれている。そして、接着剤9で補強網8a,8b が発泡プ
ラスチックパネル1に固着されると同時に、この接着剤
9で発泡プラスチックパネル1の両面にプラスチックシ
ート2a,2b を固着して、建築用などのパネル3が構成さ
れている。したがって、溝8a,8b の深さに対応して発泡
プラスチックパネル1の表面に対する補強網7a,7b の位
置を設定することが可能である。
【0036】前記溝8a,8b は発泡プラスチックパネル1
の成形時に形成、または溝8a,8b に対応する突条を設け
た加圧ロールで発泡プラスチックパネル1の各面を加圧
して形成、もしくは、ニクロム線などの線状発熱体で発
泡プラスチックパネル1の表面の一部を加熱溶融して形
成するなど任意である。そして、前記第6実施例は、溝
8a,8b に入れた補強網7a,7b とプラスチックシート2a,2
b を接着剤9で発泡プラスチックパネル1に固着してい
るが、溝8a,8b に補強網7a,7b を入れ、かつプラスチッ
クシート2a,2b を重ねて、これらを前記第1実施例のよ
うに加熱し加圧して、発泡プラスチックパネル1に溶着
することも可能である。
【0037】図8は第7実施例を示すものである。この
実施例は、発泡プラスチックパネル1の各面に補強網7
a,7b を突出状に重ねる。この補強網7a,7b とプラスチ
ックシート2a,2b を接着剤9で発泡プラスチックパネル
1に固着して建築用などのパネル3が構成されている。
【0038】図9は第8実施例で、発泡プラスチックパ
ネル1の片面に、金属またはプラスチックからなる補強
線材17a を間隔をおいて平行状に並べて、この補強線材
17aとプラスチックシート2aとを接着剤9で発泡プラス
チックパネル1に固着する。そして、発泡プラスチック
パネル1の他面に、前記補強線材17a に対し交差させて
金属またはプラスチックからなる補強線材17b を間隔を
おいて平行状に並べ、この補強線材17b とプラスチック
シート2bとを接着剤9で発泡プラスチックパネル1に固
着して建築用などのパネル3を構成している。補強線材
17a,17b の方向は同じにすることも可能である。
【0039】前記図7〜9に示した第6〜8実施例のそ
れぞれは、各発泡プラスチックパネル1の両面に補強網
7a,7b または補強線材17a,17b が固着されているが、こ
の補強網7a,7b または補強線材17a,17b は発泡プラスチ
ックパネル1の片面のみに固着することも可能である。
また、発泡プラスチックパネル1に対するプラスチック
シート2a,2b と補強網7a,7b または補強線材17a,17b の
各固着を接着剤9で行っている。しかし、接着剤9に代
えて、軟化または溶解したプラスチックを用いて、それ
を補強網7a,7b または補強線材17a,17b の間に充填状に
するとともに、その表面側にプラスチックシート2a,2b
を一体に形成して、補強網7a,7b または補強線材17a,17
b を発泡プラスチックパネル1に固着することも可能で
ある。そして、前記第2〜3実施例のように、各発泡プ
ラスチックパネル1の厚さ方向の中間部に金網を埋め込
んで、発泡プラスチックパネル1を補強することも可能
である。
【0040】図10は第9実施例である。この第9実施例
は、発泡プラスチックパネル1の厚さ方向の中間部に、
幅方向に間隔おいてポリ塩化ビニルなどのパイプからな
る棒状材10が埋め込まれ、この発泡プラスチックパネル
1の両面にほぼ伸長しないプラスチックシート2a,2b を
溶着して建築用などのパネル3が構成されている。すな
わち、前記第2〜3実施例に示した金網4に代えて、棒
状材10で発泡プラスチックパネル1を補強したものであ
る。すなわち、間隔をおいて配置された各棒状材10がパ
ネル3の曲げ強度を大きくし、かつ発泡プラスチックパ
ネルの圧縮強度を大きくする。棒状材10はパイプにする
ことが軽量化に対して適するが、発泡プラスチックパネ
ル1の厚さや、棒状材10の径に対応して中実の棒を使用
することもでき、かつ鉄などの金属からなるパイプ、棒
も使用可能である。
【0041】図11は第10実施例を示し、前記棒状材に関
する。この第10実施例は、発泡プラスチックパネル1の
厚さ方向の中間部に、幅方向に間隔おいてポリ塩化ビニ
ルなどのパイプからなる棒状材10a が埋め込まれ、かつ
この各棒状材10a に間隔をおいて設けられた挿通孔12に
金属からなる中実の棒状材10b を挿通している。すなわ
ち、棒状材10a,10b を互いに交差させて配置して発泡プ
ラスチックパネル1を補強し、その両面にプラスチック
シート2a,2b を固着して建築用などのパネル3が構成さ
れている。棒状材10a,10b を交差させて配置しているか
ら、発泡プラスチックパネル1の補強をより効率よく行
うことができる。
【0042】前記第9〜10実施例に示した棒状材10,10
a,10bは、前記第4〜8実施例のそれぞれに示したよう
に、表面側に補強網状材7a,7b を固着した発泡プラスチ
ックパネル1の厚さ方向の中間部に配置することも可能
である。
【0043】
【発明の効果】本発明の建築用などのパネルは、上記の
ように、ポリスチロールその他のプラスチックからなる
発泡プラスチックパネルの両面に、ほぼ伸長しないプラ
スチックシートを固着し構成したものである。したがっ
て、発泡プラスチックパネルの各面に固着された前記プ
ラスチックシートが、発泡プラスチックパネルの各表面
部が伸縮することを防止して、発泡プラスチックパネル
がわん曲変形することを防止するから、パネルの曲げ強
度を効率よく大きく向上させることができる。そして、
軽量であって取扱いが容易であるとともに、任意に切断
することが可能であるから、例えば、建築物などの構成
材またはコンクリートの枠板などとして使用するときの
施工性もよく、その能率を向上させることが可能であ
る。そして、プラスチックシートの表面が平滑であるか
ら、前記コンクリートなどからの分離が容易であり、表
面が平滑なコンクリートなどの構造物を構成することが
可能である。
【0044】請求項2〜4の各建築用などのパネルは、
発泡プラスチックパネルの両面または片面に、金属やプ
ラスチックからなる補強網状材または補強線材を固着
し、かつ両面にほぼ伸長しないプラスチックシートを固
着している。したがって、プラスチックシートと補強網
状材または補強線材とが相互に発泡プラスチックパネル
の各表面部を補強するから、建築用などのパネルの曲げ
強度をより効率よく大きくすることが可能である。ま
た、補強網状材または補強線材がプラスチックシートを
補強するので、パネルの表面強度も大きくすることが可
能であり、用途に対応することがより容易である。前記
補強網状材または補強線材は、プラスチックシートと共
に発泡プラスチックパネルの表面部に固着するから、発
泡プラスチックパネルを効率よく補強して、建築用など
のパネルの曲げ強度をより大きくすることが可能である
とともに、発泡プラスチックパネルに対する補強網状材
または補強線材の固着を効率よく行うことができる。ま
た、各プラスチックシートが補強網状材または補強線材
が発泡プラスチックパネルから剥離することを防ぐこと
が可能であり、かつ発泡プラスチックパネルの表面に補
強網状材または補強線材を埋め込み状に固着することも
可能であるから、補強網状材または補強線材を発泡プラ
スチックパネルに強固に固着することが容易である。
【0045】請求項5の建築用などのパネルは金網を、
請求項6の建築用などのパネルは棒状材を各発泡プラス
チックパネルの厚さ方向の内部にそれぞれ埋め込んでい
るから、パネルの曲げ強度を一層大きくすることが容易
である。そして、前記金網または棒状材として立体構造
にしたものを使用すれば、その厚さ方向の強度で発泡プ
ラスチックパネルの圧縮強度を大きくすることも可能で
あって、コンクリートなどの枠板または建築物などの構
成材その他の用途に適する建築用などのパネルを構成す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の一部を断面した斜視図である。
【図2】第2実施例の一部を断面した斜視図である。
【図3】第3実施例の断正面図である。
【図4】第4実施例の正面図である。
【図5】第4実施例の一部を断面した斜視図である。
【図6】第5実施例の正面図である。
【図7第6実施例の一部を断面した斜視図である。 【図8】第7実施例の一部を断面した斜視図である。
【図9】第8実施例の一部を断面した斜視図である。
【図10】第9実施例の一部を断面した斜視図である。
【図11】第10実施例の一部を断面した斜視図である。
【符号の説明】
1:発泡プラスチックパネル、2a,2b :プラスチックシ
ート、3:建築用などのパネル、4:金網、7a,7b :補
強網状材、17a,17b :補強線材、10,10a,10b:棒状材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡プラスチックパネルの両面全体に、
    ほぼ伸長しないプラスチックシートが固着された建築用
    などのパネル。
  2. 【請求項2】 発泡プラスチックパネルの両面または片
    面に、金属やプラスチックからなる補強網状材または間
    隔をおいた複数の補強線材が固着され、かつ前記補強網
    状材または補強線材に重ねて発泡プラスチックパネルの
    両面全体に、ほぼ伸長しないプラスチックシートが固着
    された建築用などのパネル。
  3. 【請求項3】 発泡プラスチックパネルの両面または片
    面に、金属やプラスチックからなる補強網状材または間
    隔をおいた複数の補強線材が配置され、この補強網状材
    または補強線材に重ねてほぼ伸長しないプラスチックシ
    ートが発泡プラスチックパネルの両面全体に配置され、
    かつ前記各プラスチックシートと補強網状材または補強
    線材及び発泡プラスチックパネルが加熱・加圧されて互
    いに溶着された建築用などのパネル。
  4. 【請求項4】 互いに交差させた金属線の交点を溶接で
    結合した網、またはメタルラスが補強網状材として発泡
    プラスチックパネルの両面または片面に固着された請求
    項2または3記載の建築用などのパネル。
  5. 【請求項5】 発泡プラスチックパネルの厚さ方向の中
    間部に金網が埋め込まれた請求項1〜4のいずれかに記
    載の建築用などのパネル。
  6. 【請求項6】 発泡プラスチックパネルの厚さ方向の中
    間部に、プラスチックまたは金属からなる複数の中空ま
    たは中実の棒状材が間隔をおいて埋め込まれた請求項1
    〜4のいずれかに記載の建築用などのパネル。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113305U (ja) * 1984-06-22 1986-01-25 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 レコ−ドプレイヤのタ−ンテ−ブル装置
JPS6156415B2 (ja) * 1978-03-17 1986-12-02 Matsuda Kk

Patent Citations (2)

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