JPH07229997A - 制御棒の製作方法 - Google Patents

制御棒の製作方法

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JPH07229997A
JPH07229997A JP6024073A JP2407394A JPH07229997A JP H07229997 A JPH07229997 A JP H07229997A JP 6024073 A JP6024073 A JP 6024073A JP 2407394 A JP2407394 A JP 2407394A JP H07229997 A JPH07229997 A JP H07229997A
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JP
Japan
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welding
control rod
corners
neutron absorption
tubes
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Application number
JP6024073A
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Michihiro Nannichi
美智博 南日
Takashi Fukumoto
隆 福本
Katsunori Ogino
勝徳 荻野
Koichi Machida
浩一 町田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】制御棒のブレードを構成する異型管における異
型管同士の溶接時に発生する歪を押え、ブレードの製作
工程の短縮化を図り、健全性が阻害されず、安定した運
転が可能な制御棒を提供する。 【構成】多数個並置され、異型管押さえにより固定され
ている異型管1のうち、隣接する2個の異型管1におけ
る、隣接する角部同士を溶接により接合して、ブレード
を作る場合、溶接対象の角部を有する、2個の異型管1
のそれぞれの円柱状穴の一端に冷却材流入管6、他端に
冷却材流出口7を取り付け、冷却材流入管6の側から冷
却材を円柱状穴に流しながら、溶接をする構成にしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改良型沸騰水型原子炉
及び既設の沸騰水型原子炉に使用される制御棒の製作方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉内では、中性子を吸収して核反応
の停止又は調整が行われるが、これには内部に中性子吸
収材を収納する制御棒が使用される。このうち、沸騰水
型原子炉で通常使用される制御棒は、十字型横断面をな
し、燃料チャンネル間に形成される十字型の間隙に挿入
され、次のような条件を満たすことが強く要求される。
すなわち、 (1)中性子吸収材の収容量が多いこと。
【0003】(2)重量及び剛性を軽減すること。
【0004】(3)構造強度が大きくこと。
【0005】このような要求があるのは、(1)につい
ては、今後、制御棒の中性子吸収材について、ウラン燃
料の増加、及びプルトニウムを混入した燃料の使用が考
えられるため、また、中性子吸収材を増加させたときの
安全性も考慮する必要があるためである。
【0006】また、(2)については、地震等による原
子炉の非常停止時、燃料チャンネルが地震により撓んで
も、制御棒が軽量で剛性が低ければ、制御棒を原子炉内
に容易に挿入できるためである。
【0007】更に、(3)については、制御棒は、地震
発生の際における、制御棒の緊急挿入(スクラム挿入)時
の負荷、燃料からの負荷、及び制御棒自身の撓みによる
負荷に耐えるだけの構造強度をもつ必要があり、また、
制御棒は、耐用期間中において、システムの外圧に耐え
るとともに、耐用期間の終期では、炭化ホウ素、ハフニ
ウム、及びその他の中性子吸収材の元素変換反応によっ
て生じる内圧に耐えて、制御棒内に収納されている中性
子吸収材を保全する構造強度をもつ必要があるためであ
る。
【0008】例えば、炭化ホウ素が中性子を吸収した場
合、最終的にヘリウムが生成され、更に、ヘリウムが蓄
積された場合は、高い圧力が生じるとともに、炭化ホウ
素が膨張し、焼結したりする。このため、ポケットが局
所に発生し、ポケット内に充満するヘリウムによって、
ポケット内は極めて高い圧力となる。
【0009】従来の制御棒を、図4及び図5を用いて説
明する。図4は従来の制御棒の構造の説明図、図5は図
4のA−A矢視図である。
【0010】従来の制御棒として最もよく使われるもの
は、図4及び図5に示すように、十字型断面を有するタ
イロッド11の各辺に、U字型断面を有するシース12
を取り付け、シース12の内部に中性子吸収管13を収
納し、タイロッド11及びシース12の上部をハンドル
15に、下部を落下速度リミッタ16又はコネクタ(図
示せず)に、それぞれ固定して構成される。この固定
は、普通は溶接によって行われる。
【0011】中性子吸収管13は制御棒の強度保持機能
としての寄与は低く、タイロッド11、シース12、ハ
ンドル15、落下速度リミッタ16、又はコネクタが構
造材となっている(この技術を従来技術Iと称すること
にする。)。
【0012】また、特開昭62−235595号公報、
及び特開昭62−254098号公報には、従来技術I
を変形したものが開示されている。すなわち、制御棒
は、ハフニウム等の重量の大きな中性子吸収材の複数個
を水平方向に縦列させた構造となっており、このような
構造とすることにより、余分な中性子吸収材の重量を削
減し、制御棒の重量を軽減している。
【0013】これに対して、従来技術Iにおけるシース
と同一の長さ及び幅のステンレス鋼部材がタイロッドに
取り付けられ、このステンレス鋼部材において、制御棒
の十字型の各ブレードの側面から中心に向かって穿設さ
れた複数の水平孔に中性子吸収材を収納した制御棒があ
る(この技術を従来技術IIと称することにする。)。
【0014】更に、特開昭58−147688号公報に
は、従来技術IIの延長技術が開示されており、軸方向に
対して直角方向に延びるスロットによって、ブレードを
複数個に分裂することにより、制御棒の剛性の低減を図
っている。
【0015】一方、最近の原子炉内に使用される制御棒
は、2種類に大別される。その一つは、地震等の発生時
に原子炉を停止させるため、燃料中に急速挿入される制
御棒であって、これは、比較的高い中性子吸収値(制御
棒価値)を有するように設計されるのが通例である。
(この制御棒をI型制御棒と称することにする。)もう
一つは、制御セル位置に配置される制御棒であって、こ
の制御棒は通常、適宜、制御棒の挿入・取り出しを行う
ことにより、原子炉の中性子束分布の調節ができるよう
に設計されている。(この制御棒をII型制御棒と称する
ことにする。)また、I型制御棒及びII型制御棒のどち
らにも使用される制御棒として特開平1−254895
号公報に開示された制御棒がある。(この制御棒をIII
型制御棒と称することにする。)III型制御棒は、軸方
向の円柱状孔、所定の側壁厚さ、及び外周上の90度ご
とに突設した4つの角部を有する管部、及び円柱状孔に
収納された中性子吸収材により構成される中性子吸収管
を複数個に並置し、隣接する角部同士を接合してブレー
ドを形成し、このブレードを十字型に配置させている。
【0016】III型制御棒における、本発明に関連のあ
るブレードの製作方法を、図6を用いて説明する。図6
はIII型制御棒の説明図であり、図6の(a)はIII型制
御棒の正面図、図6の(b)は異型管の正面図、図6の
(c)は角部を溶接した異型管の正面図、図6の(d)
はブレードの斜視図、図6の(e)は中性子吸収管の正
面図である。
【0017】まず、図6の(b)に示すように、外周
上、90度ごとに角部10を突設してある異型管1の複
数個を、図6の(c)に示すように並設する。そして、
隣接する角部10同士を、異型管1の長手方向に溶接す
る。他の隣接する異型管1の角部10同士についても、
順次、同様にして溶接により接合を行い、図6の(d)
に示すようなブレード14を形成させる。
【0018】その後は、異型管1の円柱状穴にステンレ
ス製薄肉管18を、図6の(d)に示すようにして装填
し、更に、ステンレス製薄肉管18内に、図6の(e)
に示すようにボロンカーバイト19が挿入され、中性子
吸収管13の平板状連結群が作られる。次いで、中性子
吸収管13の平板状連結群は、一端部がタイロッド11
に接続され、更に周囲が、シース12(図5参照)で取
り囲まれる。
【0019】すなわち、ブレード14を作るに必要な異
型管1を複数個並置し、それらを溶接により接合してブ
レード14を構成させ、次いで、ブレード14における
異型管1の円柱状穴に、ステンレス製薄肉管18を装填
させ、更に、ステンレス製薄肉管18内に中性子吸収材
であるボロンカーバイト19を充填したものを、4個準
備する。そして、それらを十字に交差させながら、それ
らと結合させるための、十字型のタイロッド11を制御
棒の軸方向等間隔に、軸中心部に配置してあり、これに
よって、制御棒の剛性の緩和が図られている。
【0020】次に、ブレードの製作の際の異型管の溶接
方法を、図7を用いて説明する。図7は異型管の溶接方
法の説明図であり、図7の(a)は異型管溶接装置の斜
視図、図7の(b)は図7の(a)のC部詳細図であ
る。
【0021】図7の(a)に示すように、ブレード14
(図6参照)を構成するために必要な個数だけの異型管
1を、レール20上を走行するベース2上に垂直に並置
し、ブラケット3により異型管1をベース2上に固定す
る。次いで、ガイド21上を走行するトーチ取り付け装
置22にレーザ溶接トーチ23を取り付ける。
【0022】その後、トーチ取り付け装置22のガイド
21上の移動、及びトーチ取り付け装置22に対するレ
ーザ溶接トーチ23の移動又は回転により、レーザ溶接
トーチ23の先端部を、異型管同士の溶接箇所における
溶接開始位置に一致させる。そして、溶接を開始すると
同時に、ベース2を所要の速度でレール20上を走行さ
せる。すなわち、隣接する2個の異型管1における角部
10(図6参照)同士の溶接箇所に、図7の(b)に示
すように、表裏両面又は片面からレーザ溶接トーチ23
を当て、表裏同時又は片面ずつレーザ溶接を行う。
【0023】このようにレーザ溶接を行った場合、ブレ
ード14に溶接による歪が発生する。このため従来で
は、プレス等によりブレード14に圧力を加えて歪取り
を行い、ブレード4を平坦にしている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、隣接する2個
の異型管における角部の溶接箇所を、レーザ溶接トーチ
を用いて溶接する場合、片面から溶接するときはもちろ
んであるが、表裏同時に溶接するときでも、プレスによ
り歪を除去するため残留応力が発生する。したがって、
制御棒を原子炉に装荷した後の照射中において、残留応
力の応力腐食割れ発生等への影響が懸念され、また、制
御棒の製作工程において、プレス工程を必要としてい
た。
【0025】すなわち、長尺物の溶接の場合、溶接した
側が、通常、溶接後の熱収縮により収縮し、歪が生じ
る。制御棒の異型管の溶接の場合も例外ではなく、片側
のみに溶接トーチを有する溶接機により、片側を交互に
溶接を行った場合は、後から溶接した側が収縮し歪が生
じる。
【0026】このような歪の発生状況の例を、図8を用
いて説明する。図8は制御棒の異型管における溶接後の
変形に関する説明図であり、図8の(a)は隣接する2
個の異型管の溶接状況を示す斜視図、図8の(b)は図
8の(a)の側面図、図8の(c)は異型管の変形状況
を示す正面図である。
【0027】溶接は、図8の(a)に示すような、溶接
方向及びパス順で行ったものであるが、図8の(c)に
示すように、異型管の両端は後で溶接した側に湾曲して
いる。なお、2本の溶接トーチを有する溶接機によって
表裏を同時に溶接を行った場合でも多少の歪が発生す
る。このため、溶接後、プレスで歪を除去する方法が採
用されている。しかし、プレスにより強制的に歪を矯正
する方法は、多少なりとも内部に残留応力を蓄積させる
ことになる。
【0028】従来、配管の端面を溶接して配管を延長さ
せていく方法、及び角材同士を数センチメートルの範囲
で溶接する方法などの技術は、比較的簡便であるので、
一般的に、よく用いられている。しかし、制御棒のブレ
ードのように、長さが約4メ−トルもあり、その反面、
断面の一辺が7〜8ミリメートルほどの厚さしかない部
材を長手方向に溶接する技術は、あまり知られていな
い。通常の溶接では、このような部材は溶接熱によっ
て、上述のように、簡単に変形する危険性がある。
【0029】本発明の目的は、制御棒の製作工程の短縮
化を図り、かつ溶接による歪を発生させずに、制御棒と
しての健全性を確保し、安定した炉心運転を可能にする
制御棒の製作方法を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的は、次のように
して達成することができる。
【0031】(1)軸方向の円柱状穴、所定の側壁厚
さ、及び外周上の周方向90度ごとの各位置に外側に向
けて突設した角部をもつ複数の中性子吸収管を並置し、
隣接する2個の中性子吸収管の角部同士を接合してブレ
ードを作り、4個のブレードを十字型に配置する工程が
組まれている制御棒の製作方法において、隣接する角部
同士を接合する際、接合の対象となる角部を有する、隣
接した2個の中性子吸収管のそれぞれの円柱状穴に冷却
材を流しながら、溶接により接合を行うこと。
【0032】(2)軸方向の円柱状穴、所定の側壁厚
さ、及び外周上の周方向90度ごとの各位置に外側に向
けて突設した角部をもつ複数の中性子吸収管を並置し、
隣接する2個の中性子吸収管の角部同士を接合してブレ
ードを作り、4個のブレードを十字型に配置する工程が
組まれている制御棒の製作方法において、隣接する角部
同士を接合する際、並置した中性子吸収管を治具により
挟み込むことで固定し、接合の対象となる角部を有す
る、隣接した2個の中性子吸収管のそれぞれの円柱状穴
に冷却材を流しながら、溶接により接合を行い、この操
作を順次繰り返しながら、ブレードを形成させること。
【0033】(3)軸方向の円柱状穴、所定の側壁厚
さ、及び外周上の周方向90度ごとの各位置に外側に向
けて突設した角部をもつ複数の中性子吸収管を並置し、
隣接する2個の中性子吸収管の角部同士を接合してブレ
ードを作り、4個のブレードを十字型に配置する工程が
組まれている制御棒の製作方法において、隣接する角部
同士を接合する際、接合の対象となる角部を有する、隣
接した2個の中性子吸収管のそれぞれの円柱状穴に冷却
材を流しながら、溶接により接合を行うと同時に、2個
の中性子吸収管と共に並置してある他の中性子吸収管の
いずれかの円柱状穴にも冷却材を流すこと。
【0034】
【作用】本発明では、制御棒のブレードの製作時、異型
管の角部における隣接するもの同士を接合する際、接合
の対象となる角部を有する、異型管の円柱状穴のそれぞ
れに冷却材を流しながら、溶接により接合を行う。した
がって、必要最小限の入熱量での溶接が可能となるの
で、溶接による歪の発生が防止され、同時に残留応力の
発生が低減される。
【0035】また、ブレードを作るに必要なだけの異型
管を並置した際、それらを治具により挟み込んで固定
し、上述の操作を順次繰り返すので、歪及び残留応力の
各発生が共に少ないブレードが形成される。
【0036】更に、異型管の角部における隣接するもの
同士を接合する際に、接合の対象となる角部を有する、
隣接した2個の中性子吸収管の円柱状穴のそれぞれに冷
却材を流しながら、溶接により接合を行うと同時に、2
個の中性子吸収管と共に並置してある他の中性子吸収管
のいずれかの円柱状穴にも冷却材を流すので、歪及び残
留応力の各発生が共に、より少ないブレードが形成され
る。
【0037】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3により
説明する。
【0038】本実施例の対象となる制御棒の構成は、ブ
レードの厚さを一定に保ちながら、中性子吸収材充填用
のステンレス製薄肉管と、構造強度部材であるシースと
を一体化して、中性子吸収材の充填量を増加させ、制御
棒価値が増大するようにしたものであり、前述の図6に
示す制御棒と構成は同じである。
【0039】この高価値制御棒を構成するこれらの部材
の中で特に製作が困難なのが、ブレードを構成するため
の異型管の溶接方法であり、一般的な溶接方法では、前
述のように溶接による歪の発生が問題であった。
【0040】本実施例における異型管の溶接方法を、図
1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施例の異型管
を固定している状態の説明図であり、そのうち、図1の
(a)は異型管を押さえ治具で固定している状態の正面
図、図1の(b)は図1の(a)のA部拡大図、図1の(c)
は図1の(b)の側面図である。
【0041】また、図2は、本実施例の異型管へ冷却材
を流す方法の説明図であり、そのうち、図2の(a)は
異型管へ冷却材を流す装置の正面図、図2の(b)は同
装置の平面図である。
【0042】更に、図3は、本実施例の溶接効果を示す
説明図であり、そのうち、図3の(a)は異型管の角部
の溶接後の状況の説明図、図3の(b)及び図3の
(c)は、共に図3の(a)のB部拡大図であり、その
うち、図3の(b)は本実施例の場合、図3の(c)は
従来例の場合を、それぞれ示している。
【0043】異型管押さえ治具は、図1に示すように、
ベ−ス2上に設置されたブラケット3により異型管1を
固定し、かつ溶接時の熱変形を押さえるものである。す
なわち、ブレード14(図6参照)を構成するために必
要な個数だけ、ベース2上に垂直に並べた異型管1を、
複数箇所でブラケット3により固定している。
【0044】本実施例では、冷却材の流す場合、図2に
示すように、上述の異型管押さえ治具により固定された
多数個の異型管1のうち、溶接対象の角部を有する、隣
接する2個の異型管1の両端に、それぞれアタッチメン
ト4a及びアタッチメント4bを接続して、ねじ5a及
びねじ5bにより、それぞれ固定し、更に、アタッチメ
ント4aには冷却材流入管6、アタッチメント4bには
冷却材流出管7をそれぞれ取り付けている。
【0045】また、冷却材流入管6における異型管1と
接続する側の反対側の端部は、ポンプ(図示せず)に接
続しており、ポンプから冷却材を、異型管1の円柱状穴
に送るようにしている。このように異型管1を冷却しな
がら、溶接を行うことにより、溶接線8が得られる。
【0046】また、本実施例の場合、溶接速度が速く、
レーザの出力が小さいときは、溶け込みが浅く、反対
に、溶接速度が遅く、レーザーの出力が大きいときは、
溶け込み過ぎるため、溶接速度と出力とのそれぞれを、
その都度調整している。また、溶接機の寸法、及び制御
棒の異型管の寸法などに応じて、シ−ルドガスの種類及
び流量、並びにレーザの焦点距離も調整している。
【0047】更に、冷却材には普通は水を使用するが、
水以外のものであっても、異型管に腐食等の悪影響を与
えない限り、特にこだわらず使用している。また、冷却
材の流量は、溶接機の特性及び溶接方法、並びに制御棒
の寸法によって調整している。
【0048】溶接は、図7に示したように、片側にレー
ザ溶接トーチ23を有する溶接機により、片側を交互に
溶接するか、2個のレーザ溶接トーチ23のついた溶接
機を用い両面を同時に溶接をしている。溶接の順序は、
まず隣接する2個の異型管1を選び、それらの異型管1
における、隣接する角部同士を溶接し、更に、この溶接
した2個の異型管1の未溶接で残っている角部をそれぞ
れ、他の異型管1の角部と、同様にして溶接することに
より、異型管1の連結したものを4個にし、更に6個、
8個、……、と異型管1の連結数を拡大していき、ブレ
ード14を製作している。
【0049】また、溶接長さについても、ブラケット3
による固定位置との関係で、歪が最小となり、かつ作業
性の最も良い長さを採用している。これらの溶接方法を
採用することにより、溶接後の熱収縮による異型管1の
歪の発生を防止でき、したがって、ブレード14(図6
参照)の歪、すなわちブレードの変形を防止できる。
【0050】また、レーザ溶接トーチ23(図7参照)
の溶接開始位置及び溶接順序については、異型管1の軸
端又は軸方向中心部に限らず、他の位置から溶接を開始
してもよく、溶接開始位置及び溶接順序についても特に
制限しない。なお、冷却材が水の場合、溶接終了後、直
ちに乾燥を行い、異型管の内部の酸化を防止している。
【0051】更に、うまく後処理ができれば、冷却材と
して、オイル及びその他のものも使用することができ、
シ−ルドガスも、性能が満足されるものであれば、ヘリ
ウム以外のガスを使用することも可能である。
【0052】以上の方法により、歪の発生が押えられれ
ば、歪を矯正するためのプレスの工程が省略できるの
で、残留応力の発生を防止しながら、工程の短縮を図る
ことができる。
【0053】また、溶接時に溶接部両側の異型管に冷却
材を流しながら溶接することにより、溶接箇所が急冷さ
れるため、溶接による溶け込み領域は、図3の(b)に
示すように、必要最小限となり、従来例の図3の(c)
と比べて、溶け込み領域はかなり小さく、応力腐食割れ
に対する裕度を大幅に確保することができる。
【0054】更に、冷却水を流す本実施例は、短時間に
入熱量を押さえて行うことができるため、溶接部が鋭敏
化して応力腐食割れに到ることはない。すなわち、溶接
部は、冷却材を流さない場合に比較的鋭敏化するが、冷
却材を流した場合に鋭敏化しない。
【0055】更に、レーザの出力、及び溶接速度を同一
にして、冷却材を流した場合と流さない場合とについて
溶接を行い、その後、溶接部を断面し、その断面の腐食
試験(ストラウス試験等)を実施したところ、耐腐食性
は冷却材を流したほうが良好である結果が得られた。す
なわち、このように溶接方法の異なる2種類の制御棒を
炉内に実際に装荷して比較すれば、その健全性に明確に
差異の生ずることが推定される。
【0056】本発明の他の実施例を、次に説明する。本
実施例は、溶接対象の隣接する2個の異型管以外の異型
管の円柱状穴にも冷却材を流した場合である。そのほか
は、上述の実施例と同じである。このような冷却を付加
することにより、異型管の歪の発生を、より減少させる
ことができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、制御棒の構造を変えず
に、異型管の溶接方法を変えるだけで、異型管の歪の発
生をなくすことができ、残留応力の低減化、工程の短縮
化、及び耐応力腐食割れ性の向上した制御棒について、
安定した生産を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の異型管を固定している状態
の説明図である。
【図2】本発明の一実施例の溶接方法の説明図である。
【図3】図2の溶接方法による溶接効果を示す説明図で
ある。
【図4】従来の制御棒の斜視図である。
【図5】図4のA−A矢視図である。
【図6】III型制御棒のブレード製作方法の説明図であ
る。
【図7】図6の異型管の溶接方法の説明図である。
【図8】図7の溶接方法による溶接後の状況の説明図で
ある。
【符号の説明】
1…異型管、2…ベース、3…ブラケット、4a,4b
…アタッチメント、5a,5b…ねじ、6…冷却材流入
管、7…冷却材流出管、8…溶接線、9…溶接部、10
…角部、11…タイロッド、12…シース、13…中性
子吸収管、14…ブレード、15…ハンドル、16…落
下速度リミッタ、17…チャンネルボックス、18…ス
テンレス製薄肉管、19…ボロンカーバイト、20…レ
ール、21…ガイド、22…トーチ取り付け装置、23
…レーザ溶接トーチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 浩一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の円柱状穴、所定の側壁厚さ、及
    び外周上の周方向90度ごとの各位置に外側に向けて突
    設した角部をもつ複数の中性子吸収管を並置し、隣接す
    る2個の前記中性子吸収管の前記角部同士を接合してブ
    レードを作り、4個の前記ブレードを十字型に配置する
    工程が組まれている制御棒の製作方法において、隣接す
    る前記角部同士を接合する際、接合の対象となる前記角
    部を有する、隣接した2個の前記中性子吸収管のそれぞ
    れの前記円柱状穴に冷却材を流しながら、溶接により接
    合を行うことを特徴とする制御棒の製作方法。
  2. 【請求項2】 軸方向の円柱状穴、所定の側壁厚さ、及
    び外周上の周方向90度ごとの各位置に外側に向けて突
    設した角部をもつ複数の中性子吸収管を並置し、隣接す
    る2個の前記中性子吸収管の前記角部同士を接合してブ
    レードを作り、4個の前記ブレードを十字型に配置する
    工程が組まれている制御棒の製作方法において、隣接す
    る前記角部同士を接合する際、並置した前記中性子吸収
    管を治具により挟み込むことで固定し、接合の対象とな
    る前記角部を有する、隣接した2個の前記中性子吸収管
    のそれぞれの前記円柱状穴に冷却材を流しながら、溶接
    により接合を行い、この操作を順次繰り返しながら、前
    記ブレードを形成させることを特徴とする制御棒の製作
    方法。
  3. 【請求項3】 軸方向の円柱状穴、所定の側壁厚さ、及
    び外周上の周方向90度ごとの各位置に外側に向けて突
    設した角部をもつ複数の中性子吸収管を並置し、隣接す
    る2個の前記中性子吸収管の前記角部同士を接合してブ
    レードを作り、4個の前記ブレードを十字型に配置する
    工程が組まれている制御棒の製作方法において、隣接す
    る前記角部同士を接合する際、接合の対象となる前記角
    部を有する、隣接した2個の前記中性子吸収管のそれぞ
    れの前記円柱状穴に冷却材を流しながら、溶接により接
    合を行うと同時に、2個の前記中性子吸収管と共に並置
    してある他の前記中性子吸収管のいずれかの前記円柱状
    穴にも冷却材を流すことを特徴とする制御棒の製作方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6647082B1 (en) 1999-03-16 2003-11-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Manufacturing method and device of control rods for nuclear reactors

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US6647082B1 (en) 1999-03-16 2003-11-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Manufacturing method and device of control rods for nuclear reactors

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