JPH0723203U - 三次元測定機のブレーキ装置 - Google Patents

三次元測定機のブレーキ装置

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JPH0723203U
JPH0723203U JP5264093U JP5264093U JPH0723203U JP H0723203 U JPH0723203 U JP H0723203U JP 5264093 U JP5264093 U JP 5264093U JP 5264093 U JP5264093 U JP 5264093U JP H0723203 U JPH0723203 U JP H0723203U
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JP
Japan
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eccentric cam
brake
measuring machine
axis member
pair
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JP5264093U
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保夫 青木
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 楔作用を用いることなく、Z軸部材の落下防
止を実現する。 【構成】 Z軸部材7にブレーキ板11を設け、Xキャ
リッジ6に、てこ部材21,22及び偏心カム25とカ
ムフォロワ26を介して、一対のブレーキ片がブレーキ
板11を常に挟持する引っ張りバネ30,31と、この
バネに対抗して偏心カム25を回転させることによりブ
レーキ板からブレーキ片を離すことができるようにエア
シリンダ32及びプランジャ34とを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、三次元測定機のブレーキ装置に係り、特に、楔作用を用いることな く、Z軸部材の位置を停止させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の三次元測定機は、Z軸部材が落下することによりZ軸部材の先端に設け られる測定子や被測定物の破壊を防止するために、落下防止装置を備えている。 この落下防止装置の例として、実開昭62−37703号公報に開示されている ものがあり、図5を用いて説明する。
【0003】 図5に示すように、Z軸部材50は、先端に測定子51が設けられ、鉛直方向 に移動可能に支持されており、Z軸部材50は、連結部材52を介してロッド5 3が接続されている。このロッド53の先端はシリンダ54のピストンに接続さ れており、このシリンダ54はZ軸部材50のカウンタバランスの機能を果たす 。
【0004】 落下防止装置は、ロッド53と、ロッド53とソレノイド55のプランジャ5 6とが貫通しているストッパ57と、復帰バネ58とからなり、ソレノイド55 に信号を与えることにより、プランジャ56が下降した時、ストッパ57とロッ ド53との間に生じる楔作用による噛み合いで、Z軸部材50の落下を防止する 。
【0005】 また、この他にも、例えば、実開昭54−47461号公報や、実開昭62− 199617号公報に記載されているような落下防止装置も公知であるが、いず れも、楔作用を用いてZ軸部材の落下を防止する構成である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 これらの従来の落下防止装置は、楔作用を用いてZ軸部材の落下防止を行って いる。しかしながら、有効な楔作用を働かせるためのストッパとロッドとの角度 関係や位置関係の許容寸法が小さいため、装置の調整が煩雑である、また部品の 変形や磨耗に弱く耐久性に劣る、落下防止作用を解除する時の復帰力に比較的大 きな力を必要とするなどの問題や、楔作用による制動力は絶大であるが、その制 動力の調整は困難であり、楔作用が働くと瞬間的に制動力が生じるため、Z軸部 材の先端に取り付けられる測定子を破壊しやすいなどの欠点があった。
【0007】 本考案は、これらの問題が鑑みてなされたものであり、本考案の目的は、楔作 用を用いることなく、Z軸部材の落下を防止することのできるとともに、上昇を も防止することができる三次元測定機のブレーキ装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案の三次元測定機のブレーキ装置は、Xキャリ ッジと、前記Xキャリッジに支持されたZ軸部材とを備えた三次元測定機のブレ ーキ装置において、前記Z軸部材を挟持する一対の摩擦部材と、前記摩擦部材ど うしの間隔を調整する間隔調整手段と、常に前記摩擦部材を前記Z軸部材に付勢 する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力に対抗して前記摩擦部材どうしの間隔を 広げるように前記間隔調整手段を駆動する駆動手段とを設けた。
【0009】 より好ましくは、Z軸部材に鉛直方向に沿ってブレーキ板を固定し、一対の摩 擦部材は、前記ブレーキ板を挟持することにより前記Z軸部材を挟持することが 望ましい。
【0010】
【作用】
本考案によれば、付勢手段により常に一対の摩擦部材をZ軸部材に押しつける ことによってブレーキをかけており、落下のみならず、上昇をも防止する。しか も、摩擦部材どうしの間隔を広げる駆動手段を有しているため、任意にブレーキ ,ブレーキ解除を行うことができる。
【0011】
【実施例】
図4は、本考案の実施例を示す、三次元測定機の外観を示している。三次元測 定機は、図4に示すように、ベース1を有し、ベース1上には、Yガイド2が設 けられ、メイン支柱3はYガイド2に沿ってY軸方向に移動可能に設けられてい る。この支柱3は、Xガイド4及びサポート支柱5と一体に設けられており、X ガイド4及びサポート支柱5もメイン支柱3と共にYガイド2に沿って移動する 。Xガイド4上には、Xキャリッジ6が設けられ、このXキャリッジ6は、Xガ イド4に沿ってX軸方向に移動する。Xキャリッジ6は、Z軸部材7をZ軸方向 に移動可能に保持している。このZ軸部材7には、その下端に測定子8が設けら れ、これによって、測定子8は、X,Y,Zの三次元方向に移動可能に支持され ている。
【0012】 この三次元測定機はブレーキ装置10を有しており、以下、図1,図2,図3 を用いて説明する。 図1,図2に示すように、Z軸部材7には、Z軸部材7のZ軸方向の移動スト ロークと略等しい長さに形成されたブレーキ板11がZ軸(鉛直)方向に沿って 固定されている。このようなZ軸部材7は、Xキャリッジ6に複数個設けられた エアパッド12〜19によってZ軸方向に移動可能に支持されている。Xキャリ ッジ6には、基台20が固定されている。この基台20の中央部は、略I字状に 形成され、このI字の上端は略階段状(図2参照)に形成され、また、下端は紙 面左側に延びた形状に形成されている。この基台20の上端部には、ブレーキ板 11を挟むようにして一対のてこ部材21,22が配置され、これらのてこ部材 21,22は、図2に示すように、基台20の孔を貫通するように設けられた回 転軸23,24によって回転可能に設けられている。
【0013】 図1に示すように、てこ部材21には、偏心カム25とブレーキ片27が設け られ、てこ部材22には、カムフォロワ26とブレーキ片28(ブレーキ片28 は図示せず、但し、ブレーキ板11を挟んでブレーキ片27と対称に配置されて いる。)が設けられている。偏心カム25は、回転軸部材25aを回転中心とし て回転可能にてこ部材21に設けられ、カムフォロワ26は、回転軸部材26a を回転中心として回転可能にてこ部材22に設けられている。また、ブレーキ片 27,28は、それぞれ略コの字状の金具27a,28aによって挟まれるよう にし固定され、かつ、それぞれのてこ部材の先端との間に対向するように設けら れたV字状溝の間に挟んだコロ部材27b,28bを介して接続され、これによ って、ブレーキ片27,28は、てこ部材21,22に対して若干角度を変える ことができ、したがって、ブレーキ板11に面接触できるように、それぞれてこ 部材21,22に接続されている。また、2つのてこ部材どうしは、それぞれに 形成されたフック21a,22a間に配置された引っ張りバネ29により常に偏 心カム25とカムフォロワ26が当接する。
【0014】 図1に示すように、偏心カム21には、紙面前後方向にフック25b,25c (25cは図示せず)が形成され、それぞれに引っ張りバネ30,31(図2参 照)の上端を接続している。引っ張りバネ30,31の下端は、基台20のフッ ク20a,20b(20bは図示せず)に接続れさている。これによって、偏心 カム25は、常に引っ張りバネ30,31により矢印a方向に回転しようとする 力が働いている。さらに、偏心カム25には、偏心カム25を挟むようにプラン ジャ34が回転可能に設けられている。プランジャ34は、エアシリンダ32と 接続され、エアシリンダ32は金具33を介して基台20に固定されている。こ のエアシリンダ32への圧縮エアは、図示していない電磁弁により制御され、エ アチューブ35を介して供給される。
【0015】 以上の実施例のブレーキ装置は、ブレーキ板11以外の部品が基台20上に取 り付けられており、これらをユニットとして単独で組み立てた後、Xキャリッジ 6に取り付けることが可能であり、取り付ける際、エアシリンダ32に圧縮エア を供給した状態で、ブレーキ片27,28の間隔が、ブレーキ板11に対して均 等になるようにする。
【0016】 図3は、エアシリンダ32に圧縮エアが供給されていない状態を示しており、 Z軸部材は、Z軸方向に移動できない。 即ち、エアチューブ35から圧縮エアがエアシリンダ32に供給されない場合 、エアシリンダ32のロッドにはプランシャ34を押す力が発生しない。すると 、偏心カム25は、引っ張りバネ30,31の収縮力により矢印a方向に回転す る。偏心カム25が回転すると、偏心カム25の回転軸25aとカムフォロワ2 6の回転軸26aとの間隔が広がり、回転軸どうしの広がりに合わせて、てこ部 材21、22が回転軸23,24を中心に微小回転し、てこ部材21,22それ ぞれの先端に設けられたブレーキ片27,28の間隔が狭くなり、やがてブレー キ板11を2つのブレーキ片27,28で挟持する(図3の状態)。これにより 、Z軸部材7のZ軸方向への移動が防止される。
【0017】 また、図1はエアシリンダ32に圧縮エアが供給されている状態を示しており 、Z軸部材7がZ軸方向に移動することができる。 即ち、エアチューブ35から圧縮エアがエアシリンダ32に供給された場合、 圧縮エアの圧力が高まり、シリンダのロッドがブランジャ34を押す力が強くな る。この押す力が引っ張りバネ30,31の力より強くなった場合、プランシャ 34により偏心カム25が矢印aと逆方向に回転する。この偏心カム25の逆回 転により、偏心カム25の回転軸25aとカムフォロワ26の回転軸26aとの 間隔が狭まくなり、したがって、てこ部材21,22も、偏心カム25とカムフ ォロワ26側が狭くなるように、回転する。これによって、ブレーキ片27,2 8どうしの間隔が広くなり、ブレーキ板11とブレーキ片27,28とが離れ、 Z軸部材7が自由にZ軸方向に移動可能になる。
【0018】 以上のようにして、Z軸部材7は、エアシリンダ32の作動中移動可能になり 、非作動中移動できなくなる。即ち、電磁弁を制御することによってエアシリン ダの動作を制御することにより、任意にZ軸部材に停止させることができる。さ らに、常に引っ張りバネ30,31によりブレーキをかけようとしているので、 三次元測定機が停止状態にある時や故障等によりエアが供給されない非常事態に ある時などにおいてもブレーキをかけることができる。
【0019】 また、ブレーキ板11をブレーキ片27,28で挟持するだけなので、Z軸部 材とブレーキ片との間はブレーキ板のみであり、従来の装置に比べ仲介物が少な く直接的であり、信頼性が高い。しかも、Z軸部材7の上昇,下降に係わらず停 止でき、したがって、三次元測定機のスイッチをオンしたとき、Z軸部材のカウ ンターバランスが正常になるまでの間、Z軸部材を上昇させるように制御するよ うな場合にも、Z軸部材の移動を停止することができる。
【0020】 また、ユニット化されており、組み立て易く、ブレーキ板のブレーキ片の間隔 調整は従来の装置における調整に比べて厳密に調整する必要もない。さらに、ブ レーキをかけた後でブレーキを解除する時の復帰力も比較的少ない力で達成でき るため、部品の金属疲労や磨耗も少ない。 また、このブレーキ装置は、文字通り、Z軸部材のZ軸方向への移動に対し、 ブレーキをかけており、楔作用による制動力に比べて急激に停止することがなく 、Z軸部材の先端に固定された測定子への負担も少ない。
【0021】 尚、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、エアシリンダ32の変 わりにソレノイドなど他の駆動手段を用いてもよいし、また、実施例のように引 っ張りバネ30,31の2本用いなくても、一本の引っ張りバネでもよいし、ま た押しバネやゴム等他の付勢手段でもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案の三次元測定機のブレーキ装置によれば、Z軸部材を一対 の摩擦部材により挟持することによってZ軸部材の落下防止を行っており、楔作 用ではなく、ブレーキ板と摩擦部材との摩擦力を用いている。したがって、落下 防止を解除する時の力が比較的少なくて済み、部品の磨耗も少なく、耐久性が向 上し、復帰させる時にZ軸部材の位置がずれることもない。さらに、Z軸部材の 下降防止だけでなく、上昇防止もできる。
【0023】 また、駆動手段により間隔調整手段を介して摩擦部材を制御していない時は、 付勢手段により常に摩擦力を発生させてZ軸部材の移動を防止しており、本体の 停止や異常の時でもZ軸部材の移動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の主要部を示す図である。
【図2】図1のA−A′矢視図図である。
【図3】図1の他の状態を示す 説明図である。
【図4】実施例の三次元測定機の全体を示す外観図であ
る。
【図5】従来の落下防止装置を示す図である。
【符号の説明】
6……Xキャリッジ 7……Z軸部材 11……ブレーキ板 21,22,25,26,29……間隔調整手段 27,28……摩擦部材 30,31……付勢手段 32,34,35……駆動手段

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】X方向に移動可能なXキャリッジと、 鉛直方向に移動可能に前記Xキャリッジに支持されたZ
    軸部材とを備えた三次元測定機のブレーキ装置におい
    て、 前記Z軸部材を挟持する一対の摩擦部材と、 前記摩擦部材どうしの間隔を調整する間隔調整手段と、 常に前記摩擦部材を前記Z軸部材に付勢する付勢手段
    と、 前記付勢手段の付勢力に対抗して前記摩擦部材どうしの
    間隔を広げるように前記間隔調整手段を駆動する駆動手
    段とを設けたことを特徴とする三次元測定機のブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】前記Z軸部材は、鉛直方向に沿って固定さ
    れたブレーキ板を有し、 前記一対の摩擦部材は、前記ブレーキ板を挟持すること
    により前記Z軸部材を挟持することを特徴とする請求項
    1記載の三次元測定機のブレーキ装置。
  3. 【請求項3】前記一対の摩擦部材のそれぞれは、前記ブ
    レーキ板を挟むように回転可能に配置された一対の棒状
    部材に固定され、 前記間隔調整手段は、一対の棒状部材のそれぞれに設け
    られた偏心カムと、カムフォロワと、前記偏心カムとカ
    ムフォロワとを常に当接するように付勢する付勢部材と
    有し、 前記付勢手段は、前記偏心カムの回転中心とカムフォロ
    ワの回転中心との間隔が比較的長くなるように前記偏心
    カムを付勢し、 前記駆動手段は、前記偏心カムの回転中心とカムフォロ
    ワの回転中心との間隔が比較的短くなるように前記偏心
    カムを駆動することを特徴とする請求項1記載の三次元
    測定機のブレーキ装置。
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