JPH07232159A - 水中の有機化合物の除去方法 - Google Patents

水中の有機化合物の除去方法

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JPH07232159A
JPH07232159A JP6304985A JP30498594A JPH07232159A JP H07232159 A JPH07232159 A JP H07232159A JP 6304985 A JP6304985 A JP 6304985A JP 30498594 A JP30498594 A JP 30498594A JP H07232159 A JPH07232159 A JP H07232159A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機化合物、特に1,2−ジクロルエタン等
の有機塩素化合物を含む排水を、熱エネルギーを有効に
利用しつつ、従来は達成困難であった低有機化合物濃度
まで処理することができる、工業的に有利な方法の提
供。 【構成】 (1)有機化合物を含有する水を第1蒸留塔
に供給して蒸留を行い、塔頂からは有機化合物及び水を
留出させ、塔底からは有機化合物の含有量の少ない缶出
液を得ること、及び(2)該蒸留塔の缶出液を、前記第
1蒸留塔よりも低い圧力で運転される第2蒸留塔に供給
して蒸留することにより、塔頂から有機化合物を多く含
むガスを留出させ、塔底からは供給液中の有機化合物濃
度よりも低い濃度の缶出液を得ること、からなる水に溶
解または水と二液相を形成している有機化合物を水相か
ら除去する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中の有機化合物、特
に1,2−ジクロルエタン、四塩化炭素、クロロホルム
などの有機塩素化合物の除去方法に関するものであり、
更に詳しくは、熱エネルギーを有効に活用しつつ、従来
は達成が困難であった低濃度まで、水相から1,2−ジ
クロルエタンなどの有機塩素化合物その他の有機化合物
を分離・除去する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水中の有機化合物の除去方法としては、
蒸留法をはじめとして、吸着分離法、活性汚泥法、濃縮
燃焼法など種々の方法が提案されている。中でも、1,
2−ジクロルエタン、四塩化炭素、クロロホルムなどの
水と共沸する有機塩素化合物の除去方法としては、水蒸
気蒸留法による分離が従来から行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1,2−ジク
ロルエタン、クロロホルムの水への溶解度は、比較的高
く、水蒸気蒸留後の塔底液中のそれらの濃度は、ある程
度までは低下可能であるが、それ以上低下させるには、
大規模な装置及び多くの水蒸気等の熱エネルギーが必要
であり、現実性に乏しいとされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、水中の有機化
合物、特に1,2−ジクロルエタン、四塩化炭素、クロ
ロホルムなどの有機塩素化合物を、用いる水蒸気等の熱
エネルギー量を増加させることなく、従来以上に効率よ
く分離除去できる、蒸留分離法を提供するものである。
【0005】すなわち、本発明の要旨は、水に溶解また
は水と2液相を形成している有機化合物を水相から分離
・除去するにあたり、(1)有機化合物を含有する水を
第1蒸留塔に供給して蒸留を行い、塔頂からは有機化合
物及び水を留出させ、塔底からは有機化合物の含有率の
少ない缶出液を得ること、及び(2)該蒸留塔の缶出液
を、前記第1蒸留塔よりも低い圧力で運転される第2蒸
留塔に供給して蒸留することにより、塔頂から有機化合
物を多く含むガスを留出させ、塔底からは供給液中の有
機化合物濃度より低い濃度の缶出液を得ること、を特徴
とする水中の有機化合物の除去方法、に存する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明方
法に用いる有機化合物を含有する水(以下「原料水」と
いう)としては、水に溶解または水と2液相を形成して
いる有機化合物を含有する水であり、特に、1,2−ジ
クロルエタン、四塩化炭素、クロロホルムなどの有機塩
素化合物の少なくとも1種類を含有する水、典型的には
有機塩素化合物の製造の際に生ずる排水が用いられる。
この種の原料水は、有機塩素化合物の飽和又は不飽和水
溶液として1液相をなす場合と、有機塩素化合物が溶解
度を超えて存在し2液相をなす場合とがある。
【0007】本発明方法において除去の対象となる有機
化合物は、水に溶解または水と2液相を形成するもので
あって、蒸留分離が可能なものであり、より好ましくは
水蒸気蒸留が可能な、水と共沸する化合物である。ま
た、その沸点は、常圧(1気圧)下で40℃〜100℃
の範囲内にあるものが、または水と共沸する場合はその
共沸点が40℃〜100℃の範囲内にあるものが適して
いる。沸点(共沸点を含む、以下同じ)が40℃未満の
ものは、本発明方法を用いなくても、水からの分離・除
去が比較的容易であり、沸点が100℃を超えるもの
は、蒸留塔の操作圧力を100mmHg以下のような低
い圧力にする必要があり、大規模な真空設備が必要とな
り、本発明の適用による経済的効果があまり得られなく
なる。
【0008】有機化合物の中でも有機塩素化合物は、活
性汚泥法や濃縮燃焼法による水処理が一般に困難であ
り、本発明方法の適用が効果的である。中でも、1,2
−ジクロルエタン、四塩化炭素、クロロホルムからなる
群から選ばれる1種または2種以上を含む水から、例え
ば1,2−ジクロルエタン濃度が100重量ppb(p
pbは10億分の1の比率であることをいう、以下同
じ)以下となるまでこれらの化合物を除去することは、
従来は困難であるとされており、本発明方法の応用が特
に有効である。
【0009】本発明方法においては、まず、上記の原料
水を第1蒸留塔に供給し、そこで、操作圧力(蒸留塔の
塔頂における圧力を言う、以下同じ)を減圧から加圧ま
での条件下、好ましくは500mmHgから2000m
mHg、さらに好ましくは大気圧下で蒸留し、塔頂から
は有機化合物の濃度が塔底に比較し高い留分を留出さ
せ、塔底からは主成分が水で有機化合物の濃度が原料水
よりも低くなった缶出液を抜き出す。
【0010】除去対象の有機化合物が水と共沸可能なも
のの場合は、水蒸気蒸留を行うのが、対象物の分圧を低
くすることが容易でかつ効果的であり、好ましい。第1
蒸留塔において水蒸気蒸留を行う場合の吹き込み水蒸気
は、別途準備した水蒸気でもよいが、第2蒸留塔からの
水蒸気を主成分とする留出ガスを使用すれば、上記有機
化合物を水蒸気蒸留するのに必要な水蒸気を大幅に削減
することができ有利である。
【0011】第1蒸留塔の塔底から抜き出される缶出液
は第2蒸留塔へ供給される。第2蒸留塔は、第1蒸留塔
の操作圧力より低い圧力で運転される。両蒸留塔の操作
圧力の差は、好ましくは30mmHg、より好ましくは
60mmHg、さらに好ましくは90mmHg、より一
層好ましくは150mmHg以上となるようにするのが
好ましく、第2蒸留塔において減圧蒸留または減圧フラ
ッシュを行うのが好適である。該蒸留塔の操作温度は、
第1蒸留塔を大気圧下で操作している場合には、99℃
以下、好ましくは98℃以下、さらに好ましくは97℃
以下にするのが良い。第2蒸留塔の操作圧力は、通常低
ければ低いほど缶出液中の有機化合物の濃度を低下させ
ることができるので好ましいが、操作圧力をより低くす
るためには、より大規模な真空設備を必要とすることと
なるので、所望の缶出液中の有機化合物濃度に応じて調
整すればよい。
【0012】操作温度の下限は特に限定されないが、通
常10℃以上、好ましくは20℃以上とするのが、冷凍
設備等の付加設備が不要であり、経済的に有利である。
該第2蒸留塔において、塔頂から留出するガスは有機化
合物を比較的多く含む水蒸気であり、その一部または全
量を第1蒸留塔に循環して水蒸気蒸留の蒸気源として利
用することにより熱エネルギーの有効利用が可能であ
る。
【0013】一方、塔底からは、例えば1,2−ジクロ
ルエタン濃度が300重量ppb以下のように有機化合
物を実質的に含有しない、水を主成分とする缶出液が得
られる。次に、本発明の実施態様の一例を、図面を用
い、塩化ビニルのような有機塩素化合物の製造の際に生
ずる、1,2−ジクロルエタン、四塩化炭素、クロロホ
ルムなどを含む排水からのこれらの有機塩素化合物の除
去を例として、詳細に説明するが、本発明は、以下の説
明及び実施例によって限定されるものではない。
【0014】図1において、1,2−ジクロルエタン、
四塩化炭素、クロロホルムなどの有機塩素化合物を含有
する水を、原料水供給管(1)より第1蒸留塔(A)に
供給する。該原料水の代表的組成としては、1,2−ジ
クロルエタン0.1〜3重量%、四塩化炭素0.01〜
1重量%、クロロホルム0.1〜2重量%、及び高沸点
化合物並びに水に不溶性の化合物を微少量、という組成
が例示できる。
【0015】第1蒸留塔(A)は、理論段数2〜10段
の充填塔または棚段塔であり、加熱方式は水蒸気直蒸形
式またはリボイラー形式で、圧力500mmHg以上、
塔底温度89℃以上で蒸留、望ましくは水蒸気蒸留を行
う。この第1蒸留塔の塔頂から、1,2−ジクロルエタ
ン、四塩化炭素、クロロホルムなどの有機塩素化合物を
多く含有するガスを留出させ、塔頂ガス抜き出し管
(2)及び熱交換器(B)を経由して、還流タンク
(C)に導き、留出液抜き出し管(3)を経由してその
一部を系外に出し、残りの一部を還流管(4)を経由し
て蒸留塔(A)に還流させる。この還流液量の留出液量
に対する比(還流比)は、0〜1までの範囲から選択さ
れるが、還流比が小さい方がエネルギー的には有利であ
る。
【0016】一方、蒸留塔の塔底からは、通常1,2−
ジクロルエタン3重量ppm以下、クロロホルム30重
量ppm以下を含有した缶出液が得られ、これを塔底液
抜き出し管(5)から抜き出し、第2蒸留塔(D)に供
給する。
【0017】第2蒸留塔(D)は、フラッシュドラムま
たは理論段数1〜5の充填塔若しくは棚段塔であり、第
1蒸留塔の操作圧力より低い圧力で蒸留操作が行われ
る。両者の圧力差は、好ましくは30mmHg、より好
ましくは60mmHg、さらに好ましくは90mmH
g、より一層好ましくは150mmHg以上とするのが
よい。操作温度は、第1蒸留塔を大気圧下で操作してい
る場合、99℃以下、好ましくは98℃以下、さらに好
ましくは97℃以下とするのが好適である。
【0018】第2蒸留塔の塔頂から、1,2−ジクロル
エタン、四塩化炭素、クロロホルムなどの有機塩素化合
物を含有するガスを留出させ、塔頂ガス抜き出し管
(6)を経由して全量またはその一部を第1蒸留塔
(A)に供給し、第1蒸留塔における水蒸気蒸留用の水
蒸気として使用するか、または図2に示すように、塔頂
ガス抜き出し管(9)及び熱交換器(E)を経由して、
留出液抜き出し管(10)を経て、全量を系外に排出す
る。
【0019】一方、上記第2蒸留塔の塔底からは、1,
2−ジクロルエタン、四塩化炭素、クロロホルムなどの
有機塩素化合物を実質的に含有しない水が得られ、これ
を塔底液抜き出し管(7)から抜き出す。この缶出液
は、環境汚染の恐れも極めて小さく、また、種々のプロ
セスに再利用することも可能である。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例を用いて更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限り、以下
の実施例によって限定されるものではない。なお、1,
2−ジクロルエタン、四塩化炭素、クロロホルムの含有
量は、水素炎イオン化検出器(FID)付きのガスクロ
マトグラフを用いて、検量線法により測定した。
【0021】<実施例1>図1に示すフローチャートに
従い、実充填槽高7mを有する第1蒸留塔(A)の塔頂
付近に設けられた原料供給口に、1,2−ジクロルエタ
ンを0.52重量%、クロロホルムを0.164重量%
及び四塩化炭素を微量含有する水を、原料水供給管
(1)より16300kg/時の割合で供給した。蒸留
塔の下部には蒸気供給管(6)より1000kg/時の
水蒸気に加えて第2蒸留塔の塔頂留出ガスを供給しなが
ら、塔頂部が大気圧となるように操作し、塔頂温度9
9.8℃、塔底温度100.3℃で水蒸気蒸留を実施し
た。
【0022】塔頂からは1,2−ジクロルエタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、その他の有機塩素化合物及び水
からなるガスを1200kg/時の割合で留出させ、そ
の全量を留出液抜き出し管(3)より系外に抜き出し
た。この第1蒸留塔において大部分の1,2−ジクロル
エタン、クロロホルム、四塩化炭素などは、塔頂より系
外に排出される。
【0023】一方、第1蒸留塔の塔底からは1,2−ジ
クロルエタン184重量ppb、クロロホルム1.75
4重量ppm(1754重量ppb)を含有する水を主
成分とする缶出液を16860kg/時の割合で塔底液
抜き出し管(5)より抜き出し、第2蒸留塔の原料供給
口に供給した。
【0024】ここで使用した第2蒸留塔(D)は、フラ
ッシュドラムであり、圧力を第1蒸留塔より460mm
Hg低い、300mmHgとして、温度76℃で減圧フ
ラッシュの運転を行い、塔頂より1,2−ジクロルエタ
ン3.95重量ppm、クロロホルム34.50重量p
pmを含有する水を主成分とする留出ガスを、760k
g/時の割合で留出させ、その全量を第1蒸留塔蒸気供
給管に接続する第2蒸留塔塔頂ガス抜き出し管(6)よ
り抜き出して、第1蒸留塔に供給して蒸気源として使用
した。
【0025】一方、第2蒸留塔の塔底からは1,2−ジ
クロルエタン6重量ppb、クロロホルム208重量p
pbを含む水を得た。即ち、本発明方法を採用すること
により、1,2−ジクロルエタンを約100%、クロロ
ホルムを約99.99%分離・除去することが可能とな
った。
【0026】<実施例2>図2に示すフローチャートに
従い、第2蒸留塔からの塔頂留出ガスを全量系外に抜き
出したこと以外は、実施例1と同様に蒸留操作を行っ
た。第1蒸留塔の塔底より、1,2−ジクロルエタン5
14重量ppb、クロロホルム13.227重量ppm
を含有する水を主成分とする缶出液が、16800kg
/時の割合で得られた。これを第2蒸留塔に供給して蒸
留処理を行った結果、塔底より1,2−ジクロルエタン
16重量ppb、クロロホルム1.568重量ppmを
含有する水が16100kg/時の割合で得られた。こ
れは、1,2−ジクロルエタンの除去率約100%、ク
ロロホルムの除去率約99.91%に相当する。
【0027】<実施例3>原料水として、1,2−ジク
ロルエタン1.8重量%、クロロホルム0.8重量%、
四塩化炭素0.05重量%を含有する水を用いたこと、
及び第2蒸留塔の操作圧力を第1蒸留塔のそれより37
5mmHg低い385mmHgとしたこと以外は実施例
1と同様にして蒸留操作を行った。
【0028】第1蒸留塔の塔底より、1,2−ジクロル
エタン0.895重量ppm、クロロホルム11.68
6重量ppm、四塩化炭素0.041重量ppmを含有
する水が、16800kg/時の割合で得られた。これ
を、第2蒸留塔に供給し、蒸留処理した結果、第2蒸留
塔の塔底より1,2−ジクロルエタン40重量ppb、
クロロホルム1.884重量ppmを含有する水が、缶
出液として16300kg/時の割合で得られた。1,
2−ジクロルエタンの除去率は約100%、クロロホル
ムの除去率は約99.98%、そして四塩化炭素の除去
率は100%であった。
【0029】<実施例4〜9>塔頂部の圧力及び温度を
それぞれ表に示す条件に変更して第2蒸留塔を運転した
こと以外は、実施例1と同様に蒸留操作を行った。第2
蒸留塔その他における1,2−ジクロルエタン及びクロ
ロホルムの含有量の分析結果は、実施例1〜3の結果と
併せて、同じく表に示す。
【0030】表に示す結果より、実施例4においては、
第1蒸留塔塔底液の組成は、1,2−ジクロルエタン4
59重量ppb、クロロホルム11.07重量ppmで
あったのが、第2蒸留塔を第1蒸留塔よりわずか30m
mHg低い圧力で操作することにより、1,2−ジクロ
ルエタンは約45%に、クロロホルムは約82%に低下
させることができることが判明した。実施例4〜9にお
いては、第2蒸留塔の圧力を調整することによって第2
蒸留塔の塔底液(即ち、処理後の排水)中の1,2−ジ
クロルエタン、クロロホルム、四塩化炭素などの有機塩
素化合物の濃度を調整できることも判った。
【0031】<比較例1〜4>第2蒸留塔を使用せず、
通常の第1蒸留塔のみを使用する水蒸気蒸留法において
供給蒸気量を変更(増加)して、1,2−ジクロルエタ
ン、クロロホルム等を蒸留分離することを試みた。得ら
れた結果は表に併せて示す。なお、水蒸気使用量以外の
運転条件及び原料水の組成は実施例1と同じとした。
【0032】比較例1の水蒸気を1.5倍量使用した結
果と、実施例4の第2蒸留塔の圧力を第1蒸留塔の圧力
より30mmHg低下させて運転した結果とが、また、
比較例2の蒸気を2.5倍使用した結果と実施例5の第
2蒸留塔の運転圧を第1蒸留塔より60mmHg低下さ
せた結果とが、さらに比較例4の蒸気を4.5倍使用し
た結果と実施例6の第2蒸留塔の圧力を90mmHg低
下させて運転した結果とがほぼ等しくなった。このよう
に、第1蒸留塔のみでは、多量の水蒸気を使用しても、
塔底液の1,2−ジクロルエタン濃度はあまり低下しな
いが、本発明方法によれば、ほとんど水蒸気量を増すこ
となく、例えば、1,2−ジクロルエタンを100pp
b,或いは40ppb以下等の低濃度にまで容易に低減
することができた。
【0033】
【表1】 *1:1000kg/h+第2蒸留塔塔頂ガス EDC:1,2−ジクロルエタン(沸点83.7℃、共
沸点(水)71.6℃) CHCl3 :クロロホルム(沸点61.2℃、共沸点
(水)56.1℃) △p:第1蒸留塔との運転圧の差 −−−:データなし ND:検出下限以下(4ppb以下)
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、第1、第2蒸留塔を組
み合わせ、かつ第2蒸留塔を第1蒸留塔よりも低い圧力
で操作することにより、通常の蒸留による除去方法に比
較し、同一量の蒸気を使用した場合には、処理後の水中
の有機化合物の濃度を低下させることが可能であり、ま
た同一有機化合物濃度を達成する場合には、使用蒸気量
を大幅に削減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に使用される装置及び物の流れの一
例を示すフローチャート
【図2】本発明方法に使用される装置及び物の流れの他
の一例を示すフローチャート
【符号の説明】
1 原料水供給管 2 第1蒸留塔塔頂ガス抜き出し管 3 〃 留出液 〃 4 〃 還流管 5 〃 塔底液抜き出し管、第2蒸留塔原液供給
管 6 第2蒸留塔塔頂ガス抜き出し管、第1蒸留塔蒸気供
給管 7 第2蒸留塔塔底液抜き出し管 8 水蒸気配管 9 第2蒸留塔塔頂ガス抜き出し管 10 〃 留出液抜き出し管 A 第1蒸留塔 B 熱交換器 C 還流タンク D 第2蒸留塔 E 熱交換器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水に溶解または水と2液相を形成してい
    る有機化合物を水相から分離・除去するにあたり、 (1)有機化合物を含有する水を第1蒸留塔に供給して
    蒸留を行い、塔頂からは有機化合物及び水を留出させ、
    塔底からは有機化合物の含有率の少ない缶出液を得るこ
    と、及び (2)該蒸留塔の缶出液を、前記第1蒸留塔よりも低い
    圧力で運転される第2蒸留塔に供給して蒸留することに
    より、塔頂から有機化合物を多く含むガスを留出させ、
    塔底からは供給液中の有機化合物濃度より低い濃度の缶
    出液を得ること、を特徴とする水中の有機化合物の除去
    方法。
  2. 【請求項2】 第1蒸留塔において水蒸気蒸留を行う請
    求項1に記載の除去方法。
  3. 【請求項3】 第2蒸留塔で発生した塔頂の留出ガス
    を、第1蒸留塔の塔底に供給する請求項2に記載の除去
    方法。
  4. 【請求項4】 第2蒸留塔を第1蒸留塔の操作圧力より
    30mmHg以上低い圧力で操作する請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の除去方法。
  5. 【請求項5】 第2蒸留塔において減圧フラッシュを行
    う請求項1〜4のいずれか1項に記載の除去方法。
  6. 【請求項6】 有機化合物の沸点が40℃〜100℃の
    範囲内にある請求項1〜5のいずれか1項に記載の除去
    方法。
  7. 【請求項7】 有機化合物が水と共沸するものであり、
    かつ該有機化合物と水との共沸点が40℃〜100℃の
    範囲内にある請求項1〜5のいずれか1項に記載の除去
    方法。
  8. 【請求項8】 有機化合物が有機塩素化合物である請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の除去方法。
  9. 【請求項9】 有機塩素化合物が1,2−ジクロルエタ
    ン、四塩化炭素、クロロホルムからなる群から選ばれる
    1種または2種以上を含むものである請求項8に記載の
    除去方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010241726A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Sozo Kagaku Kenkyusho:Kk アセトニトリル製造方法及び装置

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JP2010241726A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Sozo Kagaku Kenkyusho:Kk アセトニトリル製造方法及び装置

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