JPH0723249Y2 - シート表皮用のワディング材 - Google Patents

シート表皮用のワディング材

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JPH0723249Y2
JPH0723249Y2 JP1989144835U JP14483589U JPH0723249Y2 JP H0723249 Y2 JPH0723249 Y2 JP H0723249Y2 JP 1989144835 U JP1989144835 U JP 1989144835U JP 14483589 U JP14483589 U JP 14483589U JP H0723249 Y2 JPH0723249 Y2 JP H0723249Y2
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JP
Japan
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cotton cloth
slab
wadding
fibers
laminated
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Application number
JP1989144835U
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JPH0384133U (ja
Inventor
昭博 御代田
時雄 小寺
日大 中西
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Kurashiki Spinning Co Ltd
Original Assignee
Kurashiki Spinning Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主として本革貼りシートに組み付けられるシ
ート表皮用ワディング材の改良に関するものである。
従来の技術 従来、シート表皮用のワディング材としては第4図で示
すように発泡ウレタン等のスラブ材1を基材にし、その
背面側には裏打材2を接合したものが用いられている。
また、このワディング材は表皮材として用いられる本革
とクッションパッドとの間に介装配置することにより組
み付けられている。
然し、そのワディング材は本革とのなじみ性がよくない
ところから皺やウネリ等が本革の外表面に生じ易く、ま
た、高級な本革貼りシートのクッション層を形成するも
のとしてはクッション性や風合い等で十分に満足できる
ものではない。
その不具合を解消するには、綿布をスラブ材の表面側に
積層することが考えられる。この綿布を積層すれば本革
とのなじみ性が良好になり、クッション性や風合い等も
良好にできて吸湿性をシートに付与できるところから好
ましい。
唯、その綿布をスラブ材に固定するのに接着剤を用い、
或いは綿布の片面をニードルパンチで毛羽立たせて発泡
樹脂を該毛羽立ち面に付着することによりクッション層
を一体成形する(実開平1-93422号)如き接合手段を適
用すると、クッション性や風合い或いは吸湿性が接着剤
乃至は綿布の繊維と発泡樹脂との硬化層で損なわれてし
まう。
考案が解決しようとする課題 本考案は、綿布特有のなじみ性,クッション性や風合
い,吸湿性をいずれも損なわずに綿布を積層固定可能な
シート表皮用のワディング材を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 本考案に係るシート表皮用のワディング材においては、
表皮材と接する側より綿布,スラブ材,裏打材の順に各
々積層し、その綿布の繊維をニードルパンチでスラブ材
の肉厚内に突き込むと共に、クッションパッドと接する
裏打材の裏面側にまで突き出させて三者一体に積層固定
することにより構成されている。
作用 このシート表皮用のワディング材では発泡ウレタン等の
スラブ材を基材にし、綿布の繊維を該スラブ材を肉厚内
に突き込んで綿布をスラブ材の表面側に固定するため、
接着等による硬化層がスラブ材と綿布との間に生じない
ことにより綿布の吸湿性をそのまま生かせ、永年の使用
に伴っても綿布がズレ動くのを防止できて良好なクッシ
ョン性,風合いを保て、綿布が本革等の表皮材と十分に
なじむから皺やウネリ等が本革等の外表面に生ずるのも
防げる。また、その綿布の繊維をスラブ材の背面側に積
層する裏打材の裏面側にまで突き出すことから綿布,ス
ラブ材,裏打材の三者を極めて簡単に一体に積層固定で
きるばかりでなく、綿布の吸湿性を裏打材にまで延長さ
せて吸湿性を向上できると共に、裏打材がクッションパ
ッドと擦れ合うのを綿布の繊維で防げることにより異音
が発生するのも防止することができる。
実施例 以下、第1〜3図を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
図示のシート表皮用のワディング材は本革等の表皮材と
クッションパッドとの間に介装配置するものであり、第
1図で示すように表皮材と接する側より綿布11,スラブ
材10,裏打材12の順に各々積層されている。茲で、スラ
ブ材10としては発泡ウレタン等で3〜5mm厚に形成した
ものを用いることができる。また、綿布11としては天然
繊維やレーヨン,ポリエステル,ナイロン等の化学繊維
を40〜100g/m2程度に形成したものを用い、裏打材12と
しては不織布,ナイロンハーフ,カナキン等のシート材
料を用いることができる。
その三者10,11,12を一体に積層固定するには、第1図で
示すように綿布11の繊維11a,11b…をスラブ材10の肉厚
内に突き込むと共に、裏打材12のクッションパッドと接
する裏面側にまでニードルパンチで突き出させる。この
ニードルパンチでは、ニードル針を1cm2当り25〜200回
程度に亘って突き込むことから、綿布11の繊維11a,11b
…を裏打材12の裏面側にまで突き出させることができ
る。その綿布11の繊維11a,11b…は、当該綿布11の繊維1
1a,11b…を伴なってニードル針をスラブ材10の肉厚内に
突き込んだ後、スラブ材10の肉厚内から抜け出すとニー
ドル穴が弾性復元することによりスラブ材10の肉厚で締
め付けられる。また、この綿布11の繊維11a,11b…が裏
打材12の裏面側にまで突き出されていることにより綿布
11,スラブ材10と共に裏打材11を接合するにも接着剤等
を用いないで確実に積層固定するようにできる。
このように構成するシート表皮用のワディング材は、車
輌用シートのシートクッションやシートバックを形成す
るクッションパッドに被載し、本革やウール布地等の表
皮材を綿布11と接触させて被包することによりシートを
組み立てるのに用いることができる。
そのワディング材をクッション層に介装するシートで
は、綿布11の繊維11a,11b…が肉厚内に突き込まれて綿
布11がスラブ材10に強固に接合されているから、綿布11
が片寄る如くズレ動かずに本革やウール布地等と十分に
なじむから皺やウネリ等が生ずるのを防げる。また、こ
のシートにはフンワリ感を綿布11で付与できて良好なク
ッション性,風合いを持たせ、しかも綿布11がスラブ材
11にそのまま接合されているので十分な吸湿性も保つこ
とができる。
それに加えて、接着剤等を用いないで綿布11,スラブ材1
0,裏打材12を三者一体に積層固定するからコストを極め
て低減できるばかりでなく、綿布11の吸湿性を裏打材12
まで延長できて吸湿性を向上することができる。また、
この綿布11の繊維11a,11b…がクッションパッドと接す
る側に位置することから、裏打材12がクッションパッド
と擦れるのを防げて異音が生じるのも防止することがで
きる。
そのワディング材は、第2図で示す生産工程で製造する
ことができる。綿布11はボックス20内に収容された繊維
塊からピンチロール21,22を介して引き出すことにより
所定厚みに抄造させて連続に送り出し、この綿布11の送
り出し途上で繰り出されるスラブ材10,裏打材12と積層
した後にニードルパンチ工程に送り込む。ニードルパン
チ23は所定のサイクルで上下動するものであり、下降時
には綿布11の繊維を針先端でくわえ込んでスラブ材10か
ら裏打材12の裏面側にまで差し込み、上昇時には綿布11
の繊維を離すことにより綿布11の繊維を所定位置まで突
き込むようにできる。そのニードルパンチ23の処理後
は、綿布11,スラブ材10,裏打材12を順に積層成形したタ
ディング材として巻取りリール24で巻き取ることによ
り、本革やウール布地等と積層させてトリムカバーを製
造するときに必要に応じて繰出し用いるようにできる。
因みに、本願のワディング材を用いて吸湿試験を行うべ
く、次の条件でワディング材を製造した。綿布はポリエ
ステル60%,レーヨン40%で目付量40g/m2のものを用
い、5mm厚のウレタンスラブ並びに裏打ち材を順に積層
した。この積層材は、針深度8〜12mm,25〜60打数/cm2
でニードルパンチすることにより三者一体に積層固定し
た。また、そのワディング材は常温下で吸湿した状態に
置いて経日毎に吸湿度を測定したところ第3図で示す通
りであった。この結果から、本願のワディング材は5mm
厚みのウレタンスラブのみのものと比べて、排湿性が極
めて良好であることが判明した。
考案の効果 以上の如く、本考案に係るシート表皮用のワディング材
に依れば、綿布固有の特性をそのまま生すことにより吸
湿性を向上でき、本革貼りシート等の高級なシートのク
ッション層に組み付けるものとして好適なものに形成す
ることができる。また、綿布,スラブ材,裏打材の三者
を接着剤等で接合しないでも強固に積層固定できてコス
トを低減でき、表皮材の皺やウネリ並びに裏打材とクッ
ションパッドとの擦れ音等が生ずるのも防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシート表皮用ワディング材の部分
拡大側断面図、第2図は同ワディング材の製造工程を示
す説明図、第3図は同ワディング材の吸排出試験に基づ
くデータを示すグラフ、第4図は従来例に係るシート表
皮用ワディング材の部分拡大側断面図である。 10:スラブ材、11:綿布、11a,11b…:綿布の繊維、12:裏
打材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表皮材と接する側より綿布(11),スラブ
    材(10),裏打材(12)の順に各々積層し、その綿布
    (11)の繊維(11a,11b…)をニードルパンチでスラブ
    材(10)の肉厚内に突き込むと共に、クッションパッド
    と接する裏打材(12)の裏面側にまで突き出させて三者
    一体に積層固定してなることを特徴とするシート表皮用
    のワディング材。
JP1989144835U 1989-12-15 1989-12-15 シート表皮用のワディング材 Expired - Lifetime JPH0723249Y2 (ja)

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JP1989144835U JPH0723249Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 シート表皮用のワディング材

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Publication Number Publication Date
JPH0384133U JPH0384133U (ja) 1991-08-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056532U (ja) * 1983-09-24 1985-04-20 積水化学工業株式会社 複合積層シ−ト
JPH02111521U (ja) * 1989-02-22 1990-09-06

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JPH0384133U (ja) 1991-08-27

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