JPH07233116A - テレフタル酸粒子の処理方法 - Google Patents

テレフタル酸粒子の処理方法

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JPH07233116A
JPH07233116A JP2558394A JP2558394A JPH07233116A JP H07233116 A JPH07233116 A JP H07233116A JP 2558394 A JP2558394 A JP 2558394A JP 2558394 A JP2558394 A JP 2558394A JP H07233116 A JPH07233116 A JP H07233116A
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JP
Japan
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terephthalic acid
slurry
stirring
acid particles
disk
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Pending
Application number
JP2558394A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Kawahara
司 川原
Masanobu Minagawa
正信 皆川
Akihiko Toyosawa
明彦 豊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 テレフタル酸粒子を、テレフタル酸に対して
溶解度の小さい溶媒中で懸濁させたスラリー状態で、円
盤状攪拌翼を有する攪拌槽で処理することを特徴とする
テレフタル酸粒子の処理方法。 【効果】 ポリエステルの直接重合用に好適な、スラリ
−特性、粉体流動性に優れたテレフタル酸を取得するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレフタル酸粒子の処理
方法に関する。詳しくは、テレフタル酸とグリコール類
とを直接反応させる、いわゆる直接重合法によるポリエ
ステルの製造原料として好適なスラリー特性に優れたテ
レフタル酸粒子を調製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレフタル酸とグリコール類の直接重合
法によりポリエチレンテレフタレートなどのポリエステ
ルを製造する場合、テレフタル酸は、通常エチレングリ
コール等のグリコール類と混合してスラリー状態で反応
系へ送られ、反応に供される。この際、該スラリーは良
好な重合反応状態を維持するために、できるだけ均一で
流動性に富んだ特性のものであることが望まれる。
【0003】かかる特性を得るにはテレフタル酸に対し
多量のグリコール類を用いればよいが、過剰量のグリコ
ールは重縮合反応の際、副反応生成物の発生を増加さ
せ、これらはポリマーの融点の低下、熱安定性の低下を
招き、さらには、ポリマーの着色の原因となる。これら
の問題を避けるためにはグリコール類を化学的理論量に
近い量にて反応させることが望ましいが、グリコール類
の使用量を減ずると、スラリーの流動性が低下するた
め、スラリーの調製槽および反応器の攪拌所要動力の増
大、スラリー供給の不良、場合によってはスラリー化し
ないなどの問題が生じる恐れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、ポリエチレン
テレフタレートの直接重合法の原料としては、必要最低
量のグリコール類で、良好な流動性、反応性を有するス
ラリーを形成するようなテレフタル酸が最適である。こ
のようなテレフタル酸を得る方法として、特開昭48−
29735には、平均粒径100ミクロン以上のテレフ
タル酸粒子と同50ミクロン以上のテレフタル酸粒子を
70〜85%対30〜15%で混合する方法が記載され
ているが、この方法では2種類以上の晶析工程が必要で
あり、また製造したテレフタル酸粒子を別々に貯蔵した
のち混合する設備を要し、経済的ではない。
【0005】また、特公昭49−20303には、テレ
フタル酸粒子の懸濁スラリーをポンプで循環、攪拌処理
していくことによりわずかに粒径を減少させながら、次
第に見掛け密度を向上させることにより、良好なスラリ
ー性を有するテレフタル酸を得る方法が提案されてい
る。この方法によれば良好なスラリー性を有するテレフ
タル酸を得ることが可能であるが、粒径を減少させるこ
とにより粉体の流動性が悪化する恐れがある。
【0006】さらに、特公昭54−20482には、テ
レフタル酸粒子の懸濁スラリーを、かい型、プロペラ
型、タービン型などの撹拌翼で、粒径を減少させない程
度の温和な撹拌条件下で処理する方法が提案されてい
る。この方法によってもテレフタル酸のスラリー特性を
向上させることは可能であるが、なお充分ではなかっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、エチ
レングリコール等のグリコール類とテレフタル酸を混合
する際のスラリー性に優れたテレフタル酸を、複雑な工
程を経ずに簡便に得る方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の諸
特性に優れたテレフタル酸を製造するべく鋭意検討を行
った実施した結果、本発明を完成した。すなわち、本発
明の要旨は、テレフタル酸粒子を、テレフタル酸に対し
て溶解度の小さい溶媒中で懸濁させたスラリー状態で、
円盤状攪拌翼を有する攪拌槽で処理することを特徴とす
るテレフタル酸粒子の処理方法に関する。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。テレフタ
ル酸は一般にパラキシレンを酸化して製造される。パラ
キシレンの酸化反応としては、通常、パラキシレンを酢
酸溶媒中、例えばコバルト、マンガン及び臭素を含む触
媒の存在下、170〜230℃程度で分子状酸素と反応
させる、いわゆるSD法が採用される。また、更に高純
度のテレフタル酸を得るためには、粗テレフタル酸を更
に適当な条件下で追酸化したり、あるいは、水性溶媒中
で還元条件下で精製する方法が採用できる。
【0010】本発明は、上記のような方法で得られた、
通常、平均粒子径が通常50〜20μ程度のテレフタル
酸粒子を、テレフタル酸に対して溶解度の小さい溶媒、
例えば、酢酸等の低級脂肪酸、水、アセトン、無水酢
酸、あるいはこれらの混合物中で、テレフタル酸濃度と
して通常30〜80重量%、好ましくは50〜80重量
%のスラリー状態とし、このスラリーを円盤状攪拌機を
有する攪拌槽で、円盤の先端の周速として通常2〜20
m/sの攪拌速度で攪拌処理することを特徴とする。
【0011】本発明による処理によれば、粉体の流動性
を悪化させることなく、スラリー性がより改良されたテ
レフタル酸粒子を得ることができる。本発明の処理は、
粉砕機あるいは一般的なプロペラ型、タービン型、かい
型などの撹拌翼での強い撹拌処理による粒子の破砕とは
大きく相違し、円盤状攪拌翼の周速をあげてもテレフタ
ル酸粒子表面の凹凸が摩砕に近い状態での処理となり、
粒子の整形が進行し、また、その際に発生する細かな微
粉によってスラリートルクの改善がなされるものと推定
される。また、この際に発生する微粉は量的にはわずか
であり、粒径分布や、粉体の流動性には殆ど影響を及ぼ
さない。
【0012】本発明において、原料のテレフタル酸粒子
は、製造後、分離乾燥した結晶粒子をスラリー化すれば
よいが、テレフタル酸の製造精製工程での晶析液スラリ
ーをそのまま用いてもよい。スラリー濃度は、上記範囲
より薄いと、グリコール類と混合した時のスラリー性の
向上効果は小さく、上記範囲より濃くなると均一な攪拌
が困難となる。
【0013】円盤状攪拌翼の直径は、槽内径Rに対し通
常0.3〜0.8Rの範囲から選択される。この範囲よ
り小さくなると均一な混合が困難になり、この範囲より
大きくなると、円盤の上面側と下面側との混合が悪くな
る。円盤は攪拌軸に対し直交するか、あるいは、ある程
度は傾きがあってもよい。また、円盤には複数の開口部
があってもよいし、まったくの平滑でもよい。攪拌翼の
段数は、通常1〜10段であり、処理の程度や消費動力
等から適度な数が選択される。攪拌機の設置方向につい
ては、縦方向、横方向のどちらでもよい。処理温度とし
ては、通常、室温〜170℃、好ましくは30〜120
℃の範囲から選択される。
【0014】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 比較例1 表−1のような粒径分布を有するテレフタル酸粒子のス
ラリートルク、粉体排出性および粒度分布の測定結果を
同表−1に示す。
【0015】表−1において、粒径分布とは、湿式分級
法による篩上粒径分布である。また、スラリートルクと
は、テレフタル酸1モルに対しエチレングリコール1.
1モルの割合で混合し、2枚羽根かい型翼で攪拌したと
きの攪拌トルクである。さらに、粉体排出性とは、64
mm2 の開口部を有するホッパーから300グラムのテレ
フタル酸粒子を排出させたときの時間であり、粉体の流
動性の指標である。スラリートルクは極力低いことが望
まれている。また、粉体排出性の値が、通常150秒を
超えると粉体の流動性が極端に悪くなるため、150秒
以下、特に120秒以下であることが望ましい。
【0016】実施例1 図1に示すような装置、すなわち槽径120mmに対し9
5mmの直径を有する円盤を一段設けた4.8m/sの攪
拌速度で攪拌する攪拌槽において、比較例1で使用した
テレフタル酸粒子を用い、テレフタル酸濃度を73重量
%とした水スラリーを投入し、40℃で1.5時間攪拌
処理を行った。該処理の後、スラリーを濾別回収したテ
レフタル酸粒子を乾燥した。表−1に処理後のスラリー
トルク、粉体排出性および粒度分布の測定結果を示す。
表−1より、スラリートルクが著しく改良され、一方、
粉体排出性の変化はほとんどないことがわかる。
【0017】実施例2 実施例1と同じ攪拌槽、攪拌翼において攪拌速度3.2
m/sの攪拌条件で、実施例1と同じ原料テレフタル酸
粒子を用い、50重量%の水スラリーの攪拌処理を40
℃で1.5時間行った。表−1に処理後のスラリートル
ク、粉体排出性および粒度分布の測定結果を示す。表−
1に処理後のスラリートルク、粉体排出性および粒度分
布の測定結果を示す。
【0018】比較例2 槽径200mmに対し翼径76mmの4枚ファンタービン翼
を用いて、実施例1と同じ原料テレフタル酸粒子を用
い、30重量%の水スラリーを30℃で攪拌速度として
1.5m/sの攪拌条件で1.5時間攪拌処理を行っ
た。表−1に処理後のスラリートルク、粉体排出性およ
び粒度分布の測定結果を示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、簡便な方法にて、ポリ
エステルの直接重合用に好適な、スラリ−特性、粉体流
動性に優れたテレフタル酸を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置の1例の概念図である。
(A)が側面図、(B)が上部からみた断面図である。
【符号の説明】
1 撹拌槽 2 駆動モーター 3 撹拌軸 4 攪拌円盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレフタル酸粒子を、テレフタル酸に対
    して溶解度の小さい溶媒中で懸濁させたスラリー状態
    で、円盤板状攪拌翼を有する攪拌槽で処理することを特
    徴とするテレフタル酸粒子の処理方法。
  2. 【請求項2】 円盤状攪拌翼の直径が槽内径Rに対し
    0.3〜0.8Rであり、円盤状攪拌翼を攪拌翼の周速
    として2〜20m/sの攪拌速度で処理することを特徴
    とする請求項1記載のテレフタル酸粒子の処理方法。
  3. 【請求項3】 テレフタル酸のスラリー中のテレフタル
    酸濃度が30〜80重量%であることを特徴とする請求
    項1または2記載のテレフタル酸粒子の処理方法。
JP2558394A 1994-02-23 1994-02-23 テレフタル酸粒子の処理方法 Pending JPH07233116A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002070121A1 (en) * 2001-03-08 2002-09-12 Hte Aktiengesellschaft The High Throughput Experimentation Company Process and devices for homogeneously mixing a solid phase which is present in finely dispersed state with a fluid

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002070121A1 (en) * 2001-03-08 2002-09-12 Hte Aktiengesellschaft The High Throughput Experimentation Company Process and devices for homogeneously mixing a solid phase which is present in finely dispersed state with a fluid

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