JPH07233277A - 帆立貝殻レジン及びその成形品の製造方法 - Google Patents

帆立貝殻レジン及びその成形品の製造方法

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JPH07233277A
JPH07233277A JP6051302A JP5130294A JPH07233277A JP H07233277 A JPH07233277 A JP H07233277A JP 6051302 A JP6051302 A JP 6051302A JP 5130294 A JP5130294 A JP 5130294A JP H07233277 A JPH07233277 A JP H07233277A
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JP
Japan
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scallop
shell
producing
curing agent
resin
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Application number
JP6051302A
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English (en)
Inventor
Shigenori Tamaru
重徳 田丸
Tadami Yokoyama
忠實 横山
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HIGASHI JITSUGYO KK
SHIKAUCHIGUMI KK
Original Assignee
HIGASHI JITSUGYO KK
SHIKAUCHIGUMI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固形強度に優れた各種製品に成形可能な帆立
貝殻レジン及びその成形品の製造方法を提供することを
目的とする。 【構成】 帆立貝殻レジンの製造方法は、帆立貝の貝殻
を破砕して得られる粉粒物を主原料とし、これに適宜の
合成樹脂材料、硬化剤及び硬化促進剤を混入するもので
ある。一方、帆立貝殻レジンを利用した成形品の製造方
法は、帆立貝の貝殻を破砕して得られる粉粒物を主原料
とし、これに適宜の合成樹脂材料、硬化剤及び硬化促進
剤を混入してなる混合物を成形機の型枠に入れ脱型する
ことで成形するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帆立貝殻レジン及びそ
の成形品の製造方法に関する。
【従来の技術】
【0002】帆立貝は牡蠣と並んで日本における貝類の
養殖産業として双璧をなすものとして大量に水揚げさ
れ、その食味は多種にわたる料理法により、一般の支持
を得るに至っている。反面、その残滓としての貝殻も大
量に発生し、その処理に頭を痛めているのが現状であ
り、貝殻の活用は帆立貝養殖事業の存続にとって最大の
関心事であると共に、地域の環境保全の立場からも重要
な意味を持つものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帆立貝
は海中において成長するものであるから、その貝殻の性
状も塩分を含有し、そのため、コンクリートレジンに使
用すると酸化の進行による脆弱な固形強度しか得られな
い等の弱点を有し、実用には供されない状態であった。
かかる事情を背景に幾多の試行錯誤を繰り返しながら今
日に至っている。
【0004】本発明は、上記した従来の技術の有するこ
のような問題点を解消するために、帆立貝の貝殻を破砕
して得られる粉粒物に合成樹脂材料等を添加すること
で、固形強度に優れた各種製品に成形可能な帆立貝殻レ
ジン及びその成形品の製造方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の帆立貝殻レジンの製造方法は、帆立貝の貝
殻を破砕して得られる粉粒物を主原料とし、これに適宜
の合成樹脂材料、硬化剤及び硬化促進剤を混入すること
を特徴とする。
【0006】また、本発明の帆立貝殻レジンを利用した
成形品の製造方法は、帆立貝の貝殻を破砕して得られる
粉粒物を主原料とし、これに適宜の合成樹脂材料、硬化
剤及び硬化促進剤を混入してなる混合物を成形機の型枠
に入れ脱型することで成形することを特徴とする。
【0007】
【作用】帆立貝の貝殻をクラッシャー等で破砕して得ら
れる粉粒物に合成樹脂材料、硬化剤及び硬化促進剤を混
入することで、本発明の帆立貝殻レジンは製造される。
この際、合成樹脂材料、硬化剤及び硬化促進剤の種類並
びに量を調整することで硬度を調整する。そして、各硬
度に応じた製品を成形機にて成形する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 イ.破砕工程 帆立貝は成長すると直径が約20センチに達する2枚貝
で、上側の面はやや赤みを帯びた褐色である。下側の貝
殻は淡黄色を帯びた白色であり、これを水分20%以下
にするため帆立貝の脱殻後火力と風力で乾燥する。充分
乾燥したものは、クラッシャーに掛けて砕き、好ましく
は5mm〜20mmの範囲の粒度分布の粉粒物が(透水
性を目的としたもの)良好な製品を得るための必要条件
である。
【0009】また、透水性を必要としない従来型タイル
状製品は更に細かく破砕された粉粒物を30重量%以上
混合して密度を高め不透水性とする。上記、帆立貝殻の
粉粒物を成形品とした場合、貝殻表部の褐色が製品上に
マダラに点在して独特な風合いをもたらすと共に、顔料
による着色が自在であるため目的とする色彩のタイルが
得られる等の特徴を有する。
【0010】ロ.合成樹脂材料等の混入工程 ポリエステル系合成樹脂、エポキシ系合成樹脂、あるい
はビニールエステル系合成樹脂等を異種混合して硬度を
調整する。帆立貝殻レジンの製造工程において混合時の
樹脂の硬度は製品化した際に重要な役割を持っている。
即ち、硬度が柔らかな場合、貝殻と樹脂等をミキサーで
混合した後、型枠に入れ均等にならし、圧力をかける工
程で樹脂がだれて、底の方に溜まりやすくなり、硬化後
に取り出すと表面に樹脂が集中して目的とする透水性が
得られなくなる。また、樹脂の硬度を硬めに設定すると
混合に不必要な時間を要する上に製品の強度が不足とな
り、バラついた製品となる。
【0011】前記合成樹脂材料を固化するには通常、硬
化剤としてナプテン酸コバルト、硬化促進剤としてはメ
チルエチルケトンパーオキサイトを使用する。溶媒とし
てはスチレンモノマーを使用する。
【0012】これら帆立貝の貝殻の粉粒物、合成樹脂材
料、硬化剤、硬化促進剤の混合は以下のようにして行わ
れる。ミキサー(マゼラーPM90S)に貝殻の粉粒物
を入れミキサーを回転させる。次に合成樹脂材料を満遍
なく投入して混合する。続いて硬化剤・硬化促進剤の順
で投入して混合を続け、最後に硬度を調整する目的を含
めて溶媒を加えて充分に撹拌混合する。貝殻間に糸をひ
く状態迄混合したらミキシングを終了する。
【0013】以上の工程を経て製造される帆立貝殻レジ
ンは、透水性(地下に水分を還元する)平板ブロック
(タイル状)、非透水性(地下に透水しない)平板ブロ
ック(タイル状)、斜面ブロック、消波ブロック、U字
型溝、暗渠排水溝、栽培用成形品(植木鉢等)、盲人用
歩道板、透水性を活用した魚介類養殖用海底囲い等々種
々の成形品に成形可能である。
【0014】このうち二、三の成形品の製造時における
標準配合(気温20℃において)は以下のとおりであ
る。 (透水性平板ブロック=タイル) 帆立貝殻 (5mm〜20mm) 82.82重量% 合成樹脂材料(エポキシ樹脂−TRM301) 8.28重量% 硬化剤 (ナイパーFF) 0.25重量% 硬化促進剤 (スチレン) 0.25重量% 顔料 (バイエル) 0.12重量% 溶媒 (モノマー) 8.28重量% 合計 (100.00重量%)
【0015】成形機のホッパーに上記混合物を移動し
て、成形機の吐出口より型枠に平行して混合物を送り出
し、厚さ15mmの型枠に混合物を均等に行き渡らすた
め、回転ローラで圧力をかけ平にする。型枠に圧着した
混合物は気温20℃の条件下において25分〜30分で
硬化する。充分に硬化したら、切断機にかけ、29.5
mm角に切断して製品化の工程を終了する。
【0016】 (非透水性平板ブロック=タイル) 帆立貝殻1 (5mm〜20mm) 53.47重量% 帆立貝殻2 (5mm以下粉末) 29.70重量% 合成樹脂材料(エポキシ樹脂−TRM301) 7.92重量% 硬化剤 (ナイパーFF) 0.24重量% 硬化促進剤 (スチレン) 0.23重量% 溶媒 (モノマー) 8.32重量% 顔料 (バイエル) 0.12重量% 合計 (100.00重量%)
【0017】透水性タイルと非透水性タイルの配合の相
違は密度を高めるために粒度5mm以下の貝殻を35%
程度加えること、溶媒を5%程度増量して細かい部分ま
で完全に混合すること等で比重を4.5%位高めること
により達成している。製造工程については透水性タイル
と変わるところはなく、能率においてもほぼ同様の結果
が得られた。
【0018】 (その他の前記成形品) 帆立貝殻 (5mm〜20mm) 41.41重量% 貝殻微粉末 41.41重量% 合成樹脂材料(エポキシ樹脂−TRM301) 8.28重量% 硬化剤 (ナイパーFF) 0.21重量% 硬化促進剤 (スチレン) 0.25重量% 溶媒 (モノマー) 8.28重量% 顔料 (バイエル) 0.16重量% 合計 (100.00重量%
【0019】他の成形品の配合としてタイルと異なる点
は、種々の型枠に圧着させて作るところから容易に離型
することが要求される。そのために樹脂の粘度及び硬度
が高いことが必要となる。本製造方法はその目的に添う
ために、混合工程に入る1時間前に貝殻微粉末と合成樹
脂材料をあらかじめ混合して充分に練り合わせ流動状の
合成樹脂材料を半流動状に調整した後、他の原料に加え
て混合することにより粘度の高い混合物を得ることがで
きた。また、(商品名モーダルストッパーK671)の
フッ素系剥離剤を型枠に塗布することにより、離型を容
易にすることを可能にした。
【0020】更に、成形品はその工程で時間を要するこ
とから硬化剤を減量することにより硬化時間を約20分
〜30分延長することで目的を達成することができる。
(硬化剤の最低使用限度は0.16%前後と推定され
る。)
【0021】(気温差による製造方法の変化範囲)上記
の配合と製法はいずれも気温20℃の条件下におけるも
のであり、気温の上下の差が大きい地域では、気温のコ
ントロールに限度があり、その対応は次のようなもので
ある。
【0022】イ.気温の高い夏期(25℃〜30℃)で
は硬化剤・硬化促進剤の使用量を20〜30重量%減量
し貝殻を減量した分だけ増量する。高温時は硬化が非常
にはやくなるからである。また、溶媒を増量し蒸発によ
る硬化を遅らせることにより安定した製品が得られた。
【0023】ロ.また、気温が低い場合(ストーブ等で
暖をとるが)15℃以下となった時は硬化剤、硬化促進
剤を10〜20重量%増量する必要がある。以上の措置
により標準気温の時と同等の製品を得ることを可能にし
た。
【0024】以上帆立貝殻レジンの配合及び成形品製造
方法について詳述してきたが、本製造方法によって作ら
れた成形品の諸特性について公的試験場の試験結果は次
のとおりである。 タイルの試験データー 骨材 ホタテ貝殻 0〜0.5mm 硬化剤 エポキシ特殊樹脂、硬化剤・硬化促進剤 強度試験 製品寸法 10cmφ×20cm 耐寒試験 製品寸法 30cm×30cm×1.5c
m 重量 2.5kg
【0025】試験成績1 圧縮強度 458kgf/m2 曲げ強度 80kgf/m2 耐寒試験 −100℃〜+102℃ 90サイクル 変化を認めない。 滑り抵抗 1.6〜1.7 吸水率 0% 耐酸性 PH1.0以下 耐アルカリ性 PH8.0以上〜10.0 耐塩性 変化を認めない。
【0026】試験成績2 耐熱性 間接温度300℃ 直接温度150℃ 作業性 成形・着色自在 試験場 北海道立寒地住宅都市研究所 材料開発室 青森工業試験所 昭和高分子株式会社 研究所
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のとおり構成されるもの
であるから、従来大半が廃棄処分されていた帆立貝の貝
殻を簡単な方法で、しかも低コストで種々な製品に成形
できる。また、本発明による製品は従来品と比べて強度
の点でも劣るものではない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帆立貝の貝殻を破砕して得られる粉粒物
    を主原料とし、これに適宜の合成樹脂材料、硬化剤及び
    硬化促進剤を混入することを特徴とする帆立貝殻レジン
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 帆立貝の貝殻を破砕した粉粒物を主原料
    とし、これに適宜の合成樹脂材料、硬化剤及び硬化促進
    剤を混入してなる混合物を成形機の型枠に入れ脱型する
    ことで成形することを特徴とする帆立貝殻レジンを利用
    した成形品の製造方法。
JP6051302A 1994-02-24 1994-02-24 帆立貝殻レジン及びその成形品の製造方法 Pending JPH07233277A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005330373A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Mms:Kk 貝殻小片組成物、ならびにその製造方法およびそれによる成形品の製造方法
JP7790786B1 (ja) * 2025-04-10 2025-12-23 甲子化学工業株式会社 合成樹脂組成物、合成樹脂成形品、及びヘルメット

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