JPH07233459A - 溶融亜鉛合金めっき用フラックス - Google Patents

溶融亜鉛合金めっき用フラックス

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JPH07233459A
JPH07233459A JP2657394A JP2657394A JPH07233459A JP H07233459 A JPH07233459 A JP H07233459A JP 2657394 A JP2657394 A JP 2657394A JP 2657394 A JP2657394 A JP 2657394A JP H07233459 A JPH07233459 A JP H07233459A
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JP
Japan
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plating
flux
sncl
property
hcl
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Pending
Application number
JP2657394A
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English (en)
Inventor
Masayuki Sakamoto
應之 坂本
Yasushi Takahashi
康司 高橋
Masahiro Nakajima
正宏 中島
Morihiko Uchida
守彦 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Zinc Co Ltd
Toho Aen KK
Original Assignee
Toho Zinc Co Ltd
Toho Aen KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 めっき性がよく、フラックス乾燥時間も短く
てめっき作業性にすぐれ、特に鋼線の溶融めっきに好適
な亜鉛−アルミニウム合金めっき用の水性フラックスを
提供する。 【構成】 100〜600g/lの塩化第一錫(SnC
l2 )と1〜20g/lの酢酸アンモニウム(CH3 C
OONH4 )とを添加して調製した水溶液からなる水性
フラックス、また、2〜5%の塩酸(HCl)酸性水溶
液にSnCl2100〜400g/lとCH3 COON
H4 1〜150g/lとを添加して調製した水溶液から
なるところの水性フラックスとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄鋼材料特に鋼線用と
して好適な亜鉛−アルミニウム単独浴による合金めっき
のためのフラックスに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼材料に対する1〜20%アルミニウ
ム−亜鉛合金浴による亜鉛−アルミニウム合金めっき
は、鉄鋼素地とめっき層間に合金層をつくらず、めっき
層は薄いながらも耐食性にすぐれ、外観が滑らかで加工
性に富むことが知られている。
【0003】しかし、合金めっきに際し、溶融めっき浴
中のアルミニウムは優先酸化して酸化アルミニウム(A
l2 O3 )を生成してめっきの付着性を阻害し、また、
従来の溶融亜鉛めっきにおいて、酸化物抑制用として用
いられている塩化亜鉛アンモニウムからなるフラックス
では、めっき浴中のアルミニウムが易揮発性の塩化アル
ミニウム(AlCl3 )を生成して不めっきをもたらす
ので、耐食性の向上を目的とした亜鉛−アルミニウム合
金めっきは、下地として施した通常の亜鉛めっきの上に
行うといういわゆる二浴めっき法によって行われ、多大
な設備費を要する等経済性に問題を有していた。
【0004】これに対して、鉄鋼素地上に直接亜鉛−ア
ルミニウム合金めっきを施すためのフラックスについて
も、また多くの提案がなされている。しかしながら、そ
の殆どは塩化亜鉛を主体とする組成物で、水溶液による
水性フラックスとして比較的乾燥時間が長く、まためっ
き時間がやや長くて実操業における作業性に問題があ
り、特に、めっき浴浸漬時間が短く、被めっき材の走行
速度が速い鋼線の連続溶融めっきにおいては、フラック
スの乾燥時間及びめっき性の点から利用し難いという問
題があった。
【0005】従って本発明は、以上の状況に鑑み、めっ
き性がよく、フラックスの乾燥時間も早くて作業性にも
すぐれ、鋼線の一浴めっきにも好適な、経済的な溶融亜
鉛−アルミニウム合金めっき用の水性フラックスの提供
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、塩化第一錫(SnCl2 )100〜60
0g/lと酢酸アンモニウム(CH3 COONH4 )1
〜20g/lとを添加して調製した水溶液からなる溶融
亜鉛−アルミニウム合金めっき用フラックスを、また、
2〜5重量%の塩酸(HCl)酸性水溶液にSnCl2
100〜400g/lとCH3 COONH4 を1〜15
0g/lとを添加して調製した水溶液からなる溶融亜鉛
−アルミニウム合金めっき用フラックスを提案する。
【0007】
【作用】フラックス成分中のSnCl2 は、還元性が大
で、表面活性化作用にすぐれ、鋼材の濡れ性をよくす
る。反面、添加量を多くしても加水分解性が大となって
めっき効果は余り変わらず、却ってフラックスの乾燥性
を悪化させ、また高価であるだけに、経済性に問題がで
てくるので、SnCl2 の添加量は100〜600g/
lを適当とし、HClの存在下では100〜400g/
lを適当とする。
【0008】CH3 COONH4 は、前記SnCl2 の
作用を補完し、前記鋼材の濡れ性を大幅に改善する。従
って、SnCl2 の添加量の節減に役立ち、また、フラ
ックスの乾燥性を高めるが、多すぎると、却ってフラッ
クス乾燥性とめっき性を悪化させるようになる。このC
H3 COONH4 の適量添加量は1〜20g/lを適当
とし、HClの存在下では1〜150g/lを適当とす
る。
【0009】HClは、SnCl2 の加水分解を抑制
し、SnCl2 の節減に役立つ。このHClの含有量は
2重量%未満でも上記効果をもたらすが効果のない場合
もあり、2重量%以上において、十分な効果が得られよ
うになる。また、含有量が5%を超えて多くなるとフラ
ックス乾燥性とめっき性が急速に悪化するので、適量は
2〜5重量%とする。
【0010】
【実施例】第1実施例として、SnCl2 を二水塩態
(SnCl2 ・2H2 O)で添加し、このSnCl2 と
CH3 COONH4 の組成を変えたフラックス液を調製
し、被めっき材として硬鋼線材(JIS G 3506
SWRH 62A)による径が2.3mmで長さが3
50mmの鋼線を用い、前記フラックス液に浸漬した
後、5%Al−Znの合金溶湯により合金めっきを行う
めっき試験を行った。
【0011】試験処理工程としては、前記鋼線を50℃
の15%HCl溶液に15秒間浸漬して酸洗を行った
後、50℃の水で5秒間の水洗を行い、次いで、70℃
に保持した前記フラックス液に5秒間浸漬した後、電気
炉上方の約250℃の温度域に、目視で乾燥状態になる
まで保持して、その時間(秒)を測定した。さらにその
後、フラックス処理液の鋼線を約460℃に保持した前
記合金溶湯に2〜5秒間浸漬し、そのめっき状態を目視
で評価した。上記の各工程における処理時間は、鋼線の
連続溶融亜鉛めっき工場における標準的な溶融亜鉛めっ
き操業から算出したものに基づいている。
【0012】得られた結果を、フラックス乾燥性及びめ
っき性について、それぞれ表1および表2に示した。な
お、フラックスの乾燥性を示す表1の場合、表中の符号
◎は乾燥時間が5秒以内、○は6〜10秒、△は11〜
15秒を示し、何れも実用に耐える限度内にあり、×は
16秒以上を示し、実用範囲外のものである。
【0013】
【表1】
【0014】めっき性を示す表2の場合、表中の符号◎
は外観が良好、○はやや良好、△はやや不良を示してい
るが、何れもめっき層が生成され、実用に耐える限度内
にあるもので、×は不良即ち部分的に不めっき個所があ
るものを含めて、めっきされていない状態のものを示
し、実用範囲外のものである。
【0015】また、鋼線のめっき付着性を調査するた
め、得られためっき線について曲げ試験を行った。この
曲げ試験は、めっき線を自己直径まで曲げ、めっき表面
状態における剥離や割れ等の欠陥の発生有無を観察する
もので、その結果を表3に示した。表中の符号○は欠陥
なしを、×は欠陥ありを示している。
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】結果は次のとおりである。SnCl2 は、
60g/lの含有でもCH3 COONH4 を16g/l
以上を添加することによりフラックス乾燥性及びめっき
性共に実用に耐えるめっきが可能であり、SnCl2 が
100g/lではCH3 COONH4 を少なくとも8g
/l添加することによりめっきが可能となる。SnCl
2 が200g/l以上になると、少ないCH3 COON
H4 量でも乾燥時間が短くなり、めっき状態も顕著に良
化するが、CH3 COONH4 が比較的多くなると、却
ってSnCl2 による乾燥性及びめっき性が阻害され
る。600g/l以上のSnCl2 の添加量でも、めっ
き性は良好状態が持続するが、反面乾燥性が悪くなる傾
向がみられ、また、経済性の点からも不利であると考え
られる。なお、曲げ試験に見られるめっき付着性につい
ては、めっき性が良好であれば、その付着性も良好であ
ることが示されている。
【0019】次に、第2実施例として、HCl濃度を重
量比で1〜5%としたHCl溶液に、量を変えてSnC
l2 を添加してSnCl2 溶液を作成し、この各濃度の
SnCl2 溶液に、量を変えてCH3 COONH4 を添
加してフラックス液とした。他の条件はすべて前記第1
実施例の場合と同じとし、フラックスの乾燥時間及び被
めっき線のめっき性とその曲げにおけるめっき付着性を
調査し、その結果を、それぞれ、表4、表5および表6
に示した。なお、フラックス乾燥性を示した表4及びめ
っき性を示した表5における評価符号◎、○、△および
×、また、めっき付着性を示した表6の符号○および×
は前記第1実施例の場合と同様である。
【0020】
【表4】
【0021】
【表5】
【0022】
【表6】
【0023】第2実施例の結果は次のとおりである。S
nCl2 の添加量が100g/lという比較的少量で、
HCl濃度が1%の場合は、含有しない場合に比べて
(表1及び表2参照)、フラックスの乾燥性は殆ど変わ
らないが、めっき性は大幅に改善されている。しかし、
曲げ試験で見られるめっきの付着性の点では、めっき膜
に剥離や割れが見られ、不良であった。さらに、HCl
を2〜3%にした場合、CH3 COONH4 の含有量の
如何に拘らず、フラックス乾燥性とめっき性は共に向上
している。特に、HCl濃度が2%でSnCl2 が15
0g/lにおいては、フラックス乾燥性とめっき性は共
に最上の効果が得られている。めっき性については、H
Cl2〜3%とすると、SnCl2 が100〜600g
/lの範囲においてCH3 COONH4 が0〜150g
/lの広い範囲で良好であるが、乾燥性については3%
HClにおける600g/lの高SnCl2 添加域では
乾燥不良であり、SnCl2 が400g/lの添加域で
は、CH3 COONH4 の高添加量側で乾燥不良が目立
っている。HCl4〜5%で、さらに乾燥性とめっき性
の低下がすすむが、CH3 COONH 4 の添加量を10
%以下に抑えれば、なお良好なめっき作業が可能であ
る。即ち、高HClと高CH3 COONH4 はSnCl
2 の加水分解を促進するもののように思われるが、この
ことは、HClとCH3 COONH4 のバランスのとれ
た配合により、高価なSnCl2 の節減が可能であるこ
とを示している。また、曲げ試験にみられるめっき付着
性についてはHCl1%の場合を除いて、めっき性が良
好であれば、その付着性も良好であることを示してい
る。
【0024】なお、鋼板や一般鋼材の場合についても、
浴温度や浸漬時間等、他のめっき条件を配慮することに
よって、本発明のフラックスによって合金めっきが十分
に可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、SnCl2 水溶液に少量のCH3 COONH
4 を添加することによって、比較的少ないSnCl2 添
加量でめっきが行えると共にフラックス乾燥時間が短く
て作業性のよい、連続鋼線めっき用として好適な亜鉛−
アルミニウム合金めっき用のフラックスを得ることがで
きる。また、前記ベース液として2〜5%HCl水溶液
を用いることにより、さらに少ないSnCl2 添加量で
同様効果が得られるフラックスを得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 内田 守彦 群馬県安中市中宿1443番地 東邦亜鉛株式 会社安中製錬所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SnCl2 100〜600g/lと、C
    H3 COONH4 1〜20g/lとを添加して調製した
    水溶液からなることを特徴とする溶融亜鉛合金めっき用
    フラックス。
  2. 【請求項2】 2〜5重量%のHCl酸性水溶液にSn
    Cl2 100〜400g/lとCH3 COONH4 を1
    〜150g/lとを添加して調製したことを特徴とする
    溶融亜鉛合金めっき用フラックス。
JP2657394A 1994-02-24 1994-02-24 溶融亜鉛合金めっき用フラックス Pending JPH07233459A (ja)

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JP (1) JPH07233459A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6200636B1 (en) 1998-08-19 2001-03-13 The University Of Cincinnati Fluxing process for galvanization of steel
US6270842B1 (en) 1998-08-20 2001-08-07 Azuma Kogyo Co., Ltd. Method of galvanizing with molten zinc-aluminum alloy
JP2004502868A (ja) * 2000-07-12 2004-01-29 インターナショナル リード ジンク リサーチ オーガナイゼーション,インコーポレーデット. 溶融金属浴への浸漬による亜鉛−アルミニウム合金皮膜形成方法の改善
JP2015010253A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 アタカ大機株式会社 酸素発生用合金電極およびその製造方法
DE102022121441A1 (de) 2022-08-24 2024-02-29 Seppeler Holding Und Verwaltungs Gmbh & Co. Kg Verfahren zur verbesserten Verzinkung von Bauteilen im Normalverzinkungsprozess

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US6270842B1 (en) 1998-08-20 2001-08-07 Azuma Kogyo Co., Ltd. Method of galvanizing with molten zinc-aluminum alloy
JP2004502868A (ja) * 2000-07-12 2004-01-29 インターナショナル リード ジンク リサーチ オーガナイゼーション,インコーポレーデット. 溶融金属浴への浸漬による亜鉛−アルミニウム合金皮膜形成方法の改善
JP2015010253A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 アタカ大機株式会社 酸素発生用合金電極およびその製造方法
DE102022121441A1 (de) 2022-08-24 2024-02-29 Seppeler Holding Und Verwaltungs Gmbh & Co. Kg Verfahren zur verbesserten Verzinkung von Bauteilen im Normalverzinkungsprozess

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