JPH07233459A - 溶融亜鉛合金めっき用フラックス - Google Patents
溶融亜鉛合金めっき用フラックスInfo
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- JPH07233459A JPH07233459A JP2657394A JP2657394A JPH07233459A JP H07233459 A JPH07233459 A JP H07233459A JP 2657394 A JP2657394 A JP 2657394A JP 2657394 A JP2657394 A JP 2657394A JP H07233459 A JPH07233459 A JP H07233459A
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- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 めっき性がよく、フラックス乾燥時間も短く
てめっき作業性にすぐれ、特に鋼線の溶融めっきに好適
な亜鉛−アルミニウム合金めっき用の水性フラックスを
提供する。 【構成】 100〜600g/lの塩化第一錫(SnC
l2 )と1〜20g/lの酢酸アンモニウム(CH3 C
OONH4 )とを添加して調製した水溶液からなる水性
フラックス、また、2〜5%の塩酸(HCl)酸性水溶
液にSnCl2100〜400g/lとCH3 COON
H4 1〜150g/lとを添加して調製した水溶液から
なるところの水性フラックスとする。
てめっき作業性にすぐれ、特に鋼線の溶融めっきに好適
な亜鉛−アルミニウム合金めっき用の水性フラックスを
提供する。 【構成】 100〜600g/lの塩化第一錫(SnC
l2 )と1〜20g/lの酢酸アンモニウム(CH3 C
OONH4 )とを添加して調製した水溶液からなる水性
フラックス、また、2〜5%の塩酸(HCl)酸性水溶
液にSnCl2100〜400g/lとCH3 COON
H4 1〜150g/lとを添加して調製した水溶液から
なるところの水性フラックスとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄鋼材料特に鋼線用と
して好適な亜鉛−アルミニウム単独浴による合金めっき
のためのフラックスに関する。
して好適な亜鉛−アルミニウム単独浴による合金めっき
のためのフラックスに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼材料に対する1〜20%アルミニウ
ム−亜鉛合金浴による亜鉛−アルミニウム合金めっき
は、鉄鋼素地とめっき層間に合金層をつくらず、めっき
層は薄いながらも耐食性にすぐれ、外観が滑らかで加工
性に富むことが知られている。
ム−亜鉛合金浴による亜鉛−アルミニウム合金めっき
は、鉄鋼素地とめっき層間に合金層をつくらず、めっき
層は薄いながらも耐食性にすぐれ、外観が滑らかで加工
性に富むことが知られている。
【0003】しかし、合金めっきに際し、溶融めっき浴
中のアルミニウムは優先酸化して酸化アルミニウム(A
l2 O3 )を生成してめっきの付着性を阻害し、また、
従来の溶融亜鉛めっきにおいて、酸化物抑制用として用
いられている塩化亜鉛アンモニウムからなるフラックス
では、めっき浴中のアルミニウムが易揮発性の塩化アル
ミニウム(AlCl3 )を生成して不めっきをもたらす
ので、耐食性の向上を目的とした亜鉛−アルミニウム合
金めっきは、下地として施した通常の亜鉛めっきの上に
行うといういわゆる二浴めっき法によって行われ、多大
な設備費を要する等経済性に問題を有していた。
中のアルミニウムは優先酸化して酸化アルミニウム(A
l2 O3 )を生成してめっきの付着性を阻害し、また、
従来の溶融亜鉛めっきにおいて、酸化物抑制用として用
いられている塩化亜鉛アンモニウムからなるフラックス
では、めっき浴中のアルミニウムが易揮発性の塩化アル
ミニウム(AlCl3 )を生成して不めっきをもたらす
ので、耐食性の向上を目的とした亜鉛−アルミニウム合
金めっきは、下地として施した通常の亜鉛めっきの上に
行うといういわゆる二浴めっき法によって行われ、多大
な設備費を要する等経済性に問題を有していた。
【0004】これに対して、鉄鋼素地上に直接亜鉛−ア
ルミニウム合金めっきを施すためのフラックスについて
も、また多くの提案がなされている。しかしながら、そ
の殆どは塩化亜鉛を主体とする組成物で、水溶液による
水性フラックスとして比較的乾燥時間が長く、まためっ
き時間がやや長くて実操業における作業性に問題があ
り、特に、めっき浴浸漬時間が短く、被めっき材の走行
速度が速い鋼線の連続溶融めっきにおいては、フラック
スの乾燥時間及びめっき性の点から利用し難いという問
題があった。
ルミニウム合金めっきを施すためのフラックスについて
も、また多くの提案がなされている。しかしながら、そ
の殆どは塩化亜鉛を主体とする組成物で、水溶液による
水性フラックスとして比較的乾燥時間が長く、まためっ
き時間がやや長くて実操業における作業性に問題があ
り、特に、めっき浴浸漬時間が短く、被めっき材の走行
速度が速い鋼線の連続溶融めっきにおいては、フラック
スの乾燥時間及びめっき性の点から利用し難いという問
題があった。
【0005】従って本発明は、以上の状況に鑑み、めっ
き性がよく、フラックスの乾燥時間も早くて作業性にも
すぐれ、鋼線の一浴めっきにも好適な、経済的な溶融亜
鉛−アルミニウム合金めっき用の水性フラックスの提供
を目的とするものである。
き性がよく、フラックスの乾燥時間も早くて作業性にも
すぐれ、鋼線の一浴めっきにも好適な、経済的な溶融亜
鉛−アルミニウム合金めっき用の水性フラックスの提供
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、塩化第一錫(SnCl2 )100〜60
0g/lと酢酸アンモニウム(CH3 COONH4 )1
〜20g/lとを添加して調製した水溶液からなる溶融
亜鉛−アルミニウム合金めっき用フラックスを、また、
2〜5重量%の塩酸(HCl)酸性水溶液にSnCl2
100〜400g/lとCH3 COONH4 を1〜15
0g/lとを添加して調製した水溶液からなる溶融亜鉛
−アルミニウム合金めっき用フラックスを提案する。
め、本発明は、塩化第一錫(SnCl2 )100〜60
0g/lと酢酸アンモニウム(CH3 COONH4 )1
〜20g/lとを添加して調製した水溶液からなる溶融
亜鉛−アルミニウム合金めっき用フラックスを、また、
2〜5重量%の塩酸(HCl)酸性水溶液にSnCl2
100〜400g/lとCH3 COONH4 を1〜15
0g/lとを添加して調製した水溶液からなる溶融亜鉛
−アルミニウム合金めっき用フラックスを提案する。
【0007】
【作用】フラックス成分中のSnCl2 は、還元性が大
で、表面活性化作用にすぐれ、鋼材の濡れ性をよくす
る。反面、添加量を多くしても加水分解性が大となって
めっき効果は余り変わらず、却ってフラックスの乾燥性
を悪化させ、また高価であるだけに、経済性に問題がで
てくるので、SnCl2 の添加量は100〜600g/
lを適当とし、HClの存在下では100〜400g/
lを適当とする。
で、表面活性化作用にすぐれ、鋼材の濡れ性をよくす
る。反面、添加量を多くしても加水分解性が大となって
めっき効果は余り変わらず、却ってフラックスの乾燥性
を悪化させ、また高価であるだけに、経済性に問題がで
てくるので、SnCl2 の添加量は100〜600g/
lを適当とし、HClの存在下では100〜400g/
lを適当とする。
【0008】CH3 COONH4 は、前記SnCl2 の
作用を補完し、前記鋼材の濡れ性を大幅に改善する。従
って、SnCl2 の添加量の節減に役立ち、また、フラ
ックスの乾燥性を高めるが、多すぎると、却ってフラッ
クス乾燥性とめっき性を悪化させるようになる。このC
H3 COONH4 の適量添加量は1〜20g/lを適当
とし、HClの存在下では1〜150g/lを適当とす
る。
作用を補完し、前記鋼材の濡れ性を大幅に改善する。従
って、SnCl2 の添加量の節減に役立ち、また、フラ
ックスの乾燥性を高めるが、多すぎると、却ってフラッ
クス乾燥性とめっき性を悪化させるようになる。このC
H3 COONH4 の適量添加量は1〜20g/lを適当
とし、HClの存在下では1〜150g/lを適当とす
る。
【0009】HClは、SnCl2 の加水分解を抑制
し、SnCl2 の節減に役立つ。このHClの含有量は
2重量%未満でも上記効果をもたらすが効果のない場合
もあり、2重量%以上において、十分な効果が得られよ
うになる。また、含有量が5%を超えて多くなるとフラ
ックス乾燥性とめっき性が急速に悪化するので、適量は
2〜5重量%とする。
し、SnCl2 の節減に役立つ。このHClの含有量は
2重量%未満でも上記効果をもたらすが効果のない場合
もあり、2重量%以上において、十分な効果が得られよ
うになる。また、含有量が5%を超えて多くなるとフラ
ックス乾燥性とめっき性が急速に悪化するので、適量は
2〜5重量%とする。
【0010】
【実施例】第1実施例として、SnCl2 を二水塩態
(SnCl2 ・2H2 O)で添加し、このSnCl2 と
CH3 COONH4 の組成を変えたフラックス液を調製
し、被めっき材として硬鋼線材(JIS G 3506
SWRH 62A)による径が2.3mmで長さが3
50mmの鋼線を用い、前記フラックス液に浸漬した
後、5%Al−Znの合金溶湯により合金めっきを行う
めっき試験を行った。
(SnCl2 ・2H2 O)で添加し、このSnCl2 と
CH3 COONH4 の組成を変えたフラックス液を調製
し、被めっき材として硬鋼線材(JIS G 3506
SWRH 62A)による径が2.3mmで長さが3
50mmの鋼線を用い、前記フラックス液に浸漬した
後、5%Al−Znの合金溶湯により合金めっきを行う
めっき試験を行った。
【0011】試験処理工程としては、前記鋼線を50℃
の15%HCl溶液に15秒間浸漬して酸洗を行った
後、50℃の水で5秒間の水洗を行い、次いで、70℃
に保持した前記フラックス液に5秒間浸漬した後、電気
炉上方の約250℃の温度域に、目視で乾燥状態になる
まで保持して、その時間(秒)を測定した。さらにその
後、フラックス処理液の鋼線を約460℃に保持した前
記合金溶湯に2〜5秒間浸漬し、そのめっき状態を目視
で評価した。上記の各工程における処理時間は、鋼線の
連続溶融亜鉛めっき工場における標準的な溶融亜鉛めっ
き操業から算出したものに基づいている。
の15%HCl溶液に15秒間浸漬して酸洗を行った
後、50℃の水で5秒間の水洗を行い、次いで、70℃
に保持した前記フラックス液に5秒間浸漬した後、電気
炉上方の約250℃の温度域に、目視で乾燥状態になる
まで保持して、その時間(秒)を測定した。さらにその
後、フラックス処理液の鋼線を約460℃に保持した前
記合金溶湯に2〜5秒間浸漬し、そのめっき状態を目視
で評価した。上記の各工程における処理時間は、鋼線の
連続溶融亜鉛めっき工場における標準的な溶融亜鉛めっ
き操業から算出したものに基づいている。
【0012】得られた結果を、フラックス乾燥性及びめ
っき性について、それぞれ表1および表2に示した。な
お、フラックスの乾燥性を示す表1の場合、表中の符号
◎は乾燥時間が5秒以内、○は6〜10秒、△は11〜
15秒を示し、何れも実用に耐える限度内にあり、×は
16秒以上を示し、実用範囲外のものである。
っき性について、それぞれ表1および表2に示した。な
お、フラックスの乾燥性を示す表1の場合、表中の符号
◎は乾燥時間が5秒以内、○は6〜10秒、△は11〜
15秒を示し、何れも実用に耐える限度内にあり、×は
16秒以上を示し、実用範囲外のものである。
【0013】
【表1】
【0014】めっき性を示す表2の場合、表中の符号◎
は外観が良好、○はやや良好、△はやや不良を示してい
るが、何れもめっき層が生成され、実用に耐える限度内
にあるもので、×は不良即ち部分的に不めっき個所があ
るものを含めて、めっきされていない状態のものを示
し、実用範囲外のものである。
は外観が良好、○はやや良好、△はやや不良を示してい
るが、何れもめっき層が生成され、実用に耐える限度内
にあるもので、×は不良即ち部分的に不めっき個所があ
るものを含めて、めっきされていない状態のものを示
し、実用範囲外のものである。
【0015】また、鋼線のめっき付着性を調査するた
め、得られためっき線について曲げ試験を行った。この
曲げ試験は、めっき線を自己直径まで曲げ、めっき表面
状態における剥離や割れ等の欠陥の発生有無を観察する
もので、その結果を表3に示した。表中の符号○は欠陥
なしを、×は欠陥ありを示している。
め、得られためっき線について曲げ試験を行った。この
曲げ試験は、めっき線を自己直径まで曲げ、めっき表面
状態における剥離や割れ等の欠陥の発生有無を観察する
もので、その結果を表3に示した。表中の符号○は欠陥
なしを、×は欠陥ありを示している。
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】結果は次のとおりである。SnCl2 は、
60g/lの含有でもCH3 COONH4 を16g/l
以上を添加することによりフラックス乾燥性及びめっき
性共に実用に耐えるめっきが可能であり、SnCl2 が
100g/lではCH3 COONH4 を少なくとも8g
/l添加することによりめっきが可能となる。SnCl
2 が200g/l以上になると、少ないCH3 COON
H4 量でも乾燥時間が短くなり、めっき状態も顕著に良
化するが、CH3 COONH4 が比較的多くなると、却
ってSnCl2 による乾燥性及びめっき性が阻害され
る。600g/l以上のSnCl2 の添加量でも、めっ
き性は良好状態が持続するが、反面乾燥性が悪くなる傾
向がみられ、また、経済性の点からも不利であると考え
られる。なお、曲げ試験に見られるめっき付着性につい
ては、めっき性が良好であれば、その付着性も良好であ
ることが示されている。
60g/lの含有でもCH3 COONH4 を16g/l
以上を添加することによりフラックス乾燥性及びめっき
性共に実用に耐えるめっきが可能であり、SnCl2 が
100g/lではCH3 COONH4 を少なくとも8g
/l添加することによりめっきが可能となる。SnCl
2 が200g/l以上になると、少ないCH3 COON
H4 量でも乾燥時間が短くなり、めっき状態も顕著に良
化するが、CH3 COONH4 が比較的多くなると、却
ってSnCl2 による乾燥性及びめっき性が阻害され
る。600g/l以上のSnCl2 の添加量でも、めっ
き性は良好状態が持続するが、反面乾燥性が悪くなる傾
向がみられ、また、経済性の点からも不利であると考え
られる。なお、曲げ試験に見られるめっき付着性につい
ては、めっき性が良好であれば、その付着性も良好であ
ることが示されている。
【0019】次に、第2実施例として、HCl濃度を重
量比で1〜5%としたHCl溶液に、量を変えてSnC
l2 を添加してSnCl2 溶液を作成し、この各濃度の
SnCl2 溶液に、量を変えてCH3 COONH4 を添
加してフラックス液とした。他の条件はすべて前記第1
実施例の場合と同じとし、フラックスの乾燥時間及び被
めっき線のめっき性とその曲げにおけるめっき付着性を
調査し、その結果を、それぞれ、表4、表5および表6
に示した。なお、フラックス乾燥性を示した表4及びめ
っき性を示した表5における評価符号◎、○、△および
×、また、めっき付着性を示した表6の符号○および×
は前記第1実施例の場合と同様である。
量比で1〜5%としたHCl溶液に、量を変えてSnC
l2 を添加してSnCl2 溶液を作成し、この各濃度の
SnCl2 溶液に、量を変えてCH3 COONH4 を添
加してフラックス液とした。他の条件はすべて前記第1
実施例の場合と同じとし、フラックスの乾燥時間及び被
めっき線のめっき性とその曲げにおけるめっき付着性を
調査し、その結果を、それぞれ、表4、表5および表6
に示した。なお、フラックス乾燥性を示した表4及びめ
っき性を示した表5における評価符号◎、○、△および
×、また、めっき付着性を示した表6の符号○および×
は前記第1実施例の場合と同様である。
【0020】
【表4】
【0021】
【表5】
【0022】
【表6】
【0023】第2実施例の結果は次のとおりである。S
nCl2 の添加量が100g/lという比較的少量で、
HCl濃度が1%の場合は、含有しない場合に比べて
(表1及び表2参照)、フラックスの乾燥性は殆ど変わ
らないが、めっき性は大幅に改善されている。しかし、
曲げ試験で見られるめっきの付着性の点では、めっき膜
に剥離や割れが見られ、不良であった。さらに、HCl
を2〜3%にした場合、CH3 COONH4 の含有量の
如何に拘らず、フラックス乾燥性とめっき性は共に向上
している。特に、HCl濃度が2%でSnCl2 が15
0g/lにおいては、フラックス乾燥性とめっき性は共
に最上の効果が得られている。めっき性については、H
Cl2〜3%とすると、SnCl2 が100〜600g
/lの範囲においてCH3 COONH4 が0〜150g
/lの広い範囲で良好であるが、乾燥性については3%
HClにおける600g/lの高SnCl2 添加域では
乾燥不良であり、SnCl2 が400g/lの添加域で
は、CH3 COONH4 の高添加量側で乾燥不良が目立
っている。HCl4〜5%で、さらに乾燥性とめっき性
の低下がすすむが、CH3 COONH 4 の添加量を10
%以下に抑えれば、なお良好なめっき作業が可能であ
る。即ち、高HClと高CH3 COONH4 はSnCl
2 の加水分解を促進するもののように思われるが、この
ことは、HClとCH3 COONH4 のバランスのとれ
た配合により、高価なSnCl2 の節減が可能であるこ
とを示している。また、曲げ試験にみられるめっき付着
性についてはHCl1%の場合を除いて、めっき性が良
好であれば、その付着性も良好であることを示してい
る。
nCl2 の添加量が100g/lという比較的少量で、
HCl濃度が1%の場合は、含有しない場合に比べて
(表1及び表2参照)、フラックスの乾燥性は殆ど変わ
らないが、めっき性は大幅に改善されている。しかし、
曲げ試験で見られるめっきの付着性の点では、めっき膜
に剥離や割れが見られ、不良であった。さらに、HCl
を2〜3%にした場合、CH3 COONH4 の含有量の
如何に拘らず、フラックス乾燥性とめっき性は共に向上
している。特に、HCl濃度が2%でSnCl2 が15
0g/lにおいては、フラックス乾燥性とめっき性は共
に最上の効果が得られている。めっき性については、H
Cl2〜3%とすると、SnCl2 が100〜600g
/lの範囲においてCH3 COONH4 が0〜150g
/lの広い範囲で良好であるが、乾燥性については3%
HClにおける600g/lの高SnCl2 添加域では
乾燥不良であり、SnCl2 が400g/lの添加域で
は、CH3 COONH4 の高添加量側で乾燥不良が目立
っている。HCl4〜5%で、さらに乾燥性とめっき性
の低下がすすむが、CH3 COONH 4 の添加量を10
%以下に抑えれば、なお良好なめっき作業が可能であ
る。即ち、高HClと高CH3 COONH4 はSnCl
2 の加水分解を促進するもののように思われるが、この
ことは、HClとCH3 COONH4 のバランスのとれ
た配合により、高価なSnCl2 の節減が可能であるこ
とを示している。また、曲げ試験にみられるめっき付着
性についてはHCl1%の場合を除いて、めっき性が良
好であれば、その付着性も良好であることを示してい
る。
【0024】なお、鋼板や一般鋼材の場合についても、
浴温度や浸漬時間等、他のめっき条件を配慮することに
よって、本発明のフラックスによって合金めっきが十分
に可能である。
浴温度や浸漬時間等、他のめっき条件を配慮することに
よって、本発明のフラックスによって合金めっきが十分
に可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、SnCl2 水溶液に少量のCH3 COONH
4 を添加することによって、比較的少ないSnCl2 添
加量でめっきが行えると共にフラックス乾燥時間が短く
て作業性のよい、連続鋼線めっき用として好適な亜鉛−
アルミニウム合金めっき用のフラックスを得ることがで
きる。また、前記ベース液として2〜5%HCl水溶液
を用いることにより、さらに少ないSnCl2 添加量で
同様効果が得られるフラックスを得ることができる。
によれば、SnCl2 水溶液に少量のCH3 COONH
4 を添加することによって、比較的少ないSnCl2 添
加量でめっきが行えると共にフラックス乾燥時間が短く
て作業性のよい、連続鋼線めっき用として好適な亜鉛−
アルミニウム合金めっき用のフラックスを得ることがで
きる。また、前記ベース液として2〜5%HCl水溶液
を用いることにより、さらに少ないSnCl2 添加量で
同様効果が得られるフラックスを得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 内田 守彦 群馬県安中市中宿1443番地 東邦亜鉛株式 会社安中製錬所内
Claims (2)
- 【請求項1】 SnCl2 100〜600g/lと、C
H3 COONH4 1〜20g/lとを添加して調製した
水溶液からなることを特徴とする溶融亜鉛合金めっき用
フラックス。 - 【請求項2】 2〜5重量%のHCl酸性水溶液にSn
Cl2 100〜400g/lとCH3 COONH4 を1
〜150g/lとを添加して調製したことを特徴とする
溶融亜鉛合金めっき用フラックス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2657394A JPH07233459A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 溶融亜鉛合金めっき用フラックス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2657394A JPH07233459A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 溶融亜鉛合金めっき用フラックス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233459A true JPH07233459A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12197302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2657394A Pending JPH07233459A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 溶融亜鉛合金めっき用フラックス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07233459A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6200636B1 (en) | 1998-08-19 | 2001-03-13 | The University Of Cincinnati | Fluxing process for galvanization of steel |
| US6270842B1 (en) | 1998-08-20 | 2001-08-07 | Azuma Kogyo Co., Ltd. | Method of galvanizing with molten zinc-aluminum alloy |
| JP2004502868A (ja) * | 2000-07-12 | 2004-01-29 | インターナショナル リード ジンク リサーチ オーガナイゼーション,インコーポレーデット. | 溶融金属浴への浸漬による亜鉛−アルミニウム合金皮膜形成方法の改善 |
| JP2015010253A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | アタカ大機株式会社 | 酸素発生用合金電極およびその製造方法 |
| DE102022121441A1 (de) | 2022-08-24 | 2024-02-29 | Seppeler Holding Und Verwaltungs Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur verbesserten Verzinkung von Bauteilen im Normalverzinkungsprozess |
-
1994
- 1994-02-24 JP JP2657394A patent/JPH07233459A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6200636B1 (en) | 1998-08-19 | 2001-03-13 | The University Of Cincinnati | Fluxing process for galvanization of steel |
| US6270842B1 (en) | 1998-08-20 | 2001-08-07 | Azuma Kogyo Co., Ltd. | Method of galvanizing with molten zinc-aluminum alloy |
| JP2004502868A (ja) * | 2000-07-12 | 2004-01-29 | インターナショナル リード ジンク リサーチ オーガナイゼーション,インコーポレーデット. | 溶融金属浴への浸漬による亜鉛−アルミニウム合金皮膜形成方法の改善 |
| JP2015010253A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | アタカ大機株式会社 | 酸素発生用合金電極およびその製造方法 |
| DE102022121441A1 (de) | 2022-08-24 | 2024-02-29 | Seppeler Holding Und Verwaltungs Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur verbesserten Verzinkung von Bauteilen im Normalverzinkungsprozess |
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