JPH0723348A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH0723348A
JPH0723348A JP5145933A JP14593393A JPH0723348A JP H0723348 A JPH0723348 A JP H0723348A JP 5145933 A JP5145933 A JP 5145933A JP 14593393 A JP14593393 A JP 14593393A JP H0723348 A JPH0723348 A JP H0723348A
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JP
Japan
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signal
image
television
vertical
aspect ratio
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Pending
Application number
JP5145933A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hirano
裕弘 平野
Norihiko Fukinuki
敬彦 吹抜
Norihiro Suzuki
教洋 鈴木
Masahiro Kageyama
昌広 影山
Kazuo Ishikura
和夫 石倉
Hiroshi Yoshiki
宏 吉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】上下無画部領域に重畳された垂直補強信号の成
分を識別符号で判別し、VH成分では静止画モード、そ
れ以外の成分では動画モードの特性のパラメータで、Y
C分離,走査線数3〜4変換(480I変換)の信号処
理を行い、アスペクト比16:9の表示部にNTSC方
式と同一のインタレース走査で再生画像を表示する。 【効果】動き適応型の信号処理が不要なため、適応処理
に起因した画質劣化もなく、高画質・高精細な画像が受
像でき、低コストで経済性の優れたテレビジョン受像機
を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機にお
けるテレビジョン信号の復調の信号処理に係り、特に、
現行のNTSCテレビジョン方式との両立性を保有して
画面のワイド化を図るレターボックス方式EDTVテレ
ビジョン信号に好適なテレビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】現行のNTSCテレビジョン方式との両
立性を有して、画面のワイド化・高精細化・高画質化を
図り、より臨場感のある画像サービスを提供するEDT
V研究開発が進められている。
【0003】このうち、レターボックス方式EDTV
は、アスペクト比が4:3とは異なる横長なアスペクト
比の横長画像を画面の上下に無画部領域を設けて送像す
るものである。そして、この方式のテレビジョン信号
は、既存の受像機で受像した場合にも横長なアスペクト
比の横長画像を受像できること、妨害も少ないことなど
の特徴があり、既存の受像機との両立性も優れている。
このため、我国における次世代の地上放送の有力な方式
として、標準化作業が進められている。
【0004】このレターボックス方式EDTVでは、高
精細化・高画質化を図るために、画面の上下の無画部領
域や横長なアスペクト比の横長画像の領域には垂直,水
平解像度の向上を図る垂直補強信号HV,水平補強信号
HHを重畳してテレビジョン信号を構成する。そして、
これら垂直,水平補強信号の生成に関する多数の提案が
行われているが、いずれも伝送媒体では伝送できない輝
度の水平高域成分や垂直高域成分を主として補強信号が
つくられる。
【0005】受像側では、重畳した垂直補強信号HV,
水平補強信号HHよりもとの垂直高域成分,水平高域成
分を復調し、これらの高域成分を横長なアスペクト比の
横長画像の信号に加算して、高精細な画像を受像する。
そして、レターボックス方式EDTVのテレビジョン信
号を受像するテレビジョン受像機に関連したものには、
例えば、特開平3−179986 号,特開平3−198593 号公報
に記載のものがあげられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のテレビジョン受
像機では、画像の動きに応じて特性を適応的に変化さ
せ、動き適応型の信号処理を行って高画質化を図ってい
る。しかし、受像側での動きの検出には限界があるた
め、画像によっては誤動作が発生して画質が劣化すると
いう問題がある。
【0007】本発明の目的は、高精細・高画質な画像が
受像できるレターボックス方式EDTVテレビジョン信号の
テレビジョン受像機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、レターボックス方式EDTVテレビジ
ョン信号の画面の上下の無画部領域に重畳する垂直補強
信号の形態を識別符号で判別する手段を採用した。ま
た、テレビジョン信号の復調処理では、静止画像に適し
た静止画モードの水平・垂直・時間の三次元周波数領域
での信号処理、および動画像に適した動画モードの水平
・垂直の二次元周波数領域での信号処理を行う手段を設
けた。そして、判別した垂直補強信号の形態に応じて、
静止画モード,動画モードのいずれかの信号処理を選択
して復調処理を行う。
【0009】また、現行のNTSCテレビジョン方式の
テレビジョン信号では、動画モードの信号処理を選択し
て復調処理を行う。
【0010】
【作用】画面の上下の無画部領域に重畳する垂直補強信
号HVは、静止画部の垂直解像度の向上を図るに有効な
第一の垂直補強信号VH,動画部の垂直解像度の向上を
図るに有効な第二の垂直補強信号LDの形態がある。そ
して、静止画像が主体の素材では第一の垂直補強信号V
H、動画像が主体の素材では第二の垂直補強信号LDが
識別符号とともに重畳される。したがって、受像側で
は、識別符号で垂直補強信号がVHがLDかの判別を行
うことで、素材が静止画像が主体か動画像が主体である
かを判定することができる。そして、垂直補強信号VH
の場合には静止画モード、LDの場合には動画モードの
信号処理を選択することで、素材に適した復調処理を行
うことができる。この結果、従来の動き適応型の信号処
理で発生しているパラメータの切り換りに伴う不自然
感、あるいは誤動作に伴う画質の劣化といった問題点が
解消でき、安定感のある高精細・高画質な画像を受像で
きる。
【0011】また、現行のNTSCテレビジョン方式の
テレビジョン信号では動画モードで画像再生を行うた
め、既存の受像機と同等以上の画質で受像できる。
【0012】さらに、動き適応型の複雑な信号処理が不
要なため、受像機の低コスト化を図ることも可能にな
る。
【0013】
【実施例】以下では、画面の上下の無画部領域に重畳す
る第一,第二の垂直補強信号VH,LDがそれぞれ送像
側の走査線数4〜3変換による垂直圧縮,順次〜インタ
レースの走査変換の処理で失われる輝度の垂直高域成
分,横長なアスペクト比の横長画像の領域に重畳する水
平補強信号HHが輝度の水平高域成分によって構成され
たレターボックス方式EDTVテレビジョン信号を例
に、本発明の実施例を説明する。
【0014】図1は、本発明の第一の実施例のブロック
図である。これは第一の垂直補強信号VH,水平補強信
号HHを用いて高精細な画像を受像するに好適なもので
ある。
【0015】ベースバンド帯域のテレビジョン信号VS
は、A/D変換部1で色副搬送波fscの例えば四倍の周
波数で標本化し、ディジタルの信号VSDに変換する。
また、識別符号判定部9では、テレビジョン信号の所定
の走査線に付加される識別符号の有無およびコード符号
を検出し、受像テレビジョン信号がNTSCテレビジョ
ン方式かレターボックス方式EDTVかの識別、垂直補
強信号HVの判別(第一,第二、あるいは重畳なし)を
行い、信号処理のパラメータ特性を選択する制御信号C
Tを生成する。そして、この制御信号で表1に示す信号
処理パラメータを選択してテレビジョン信号の復調処理
を行う。
【0016】
【表1】
【0017】YC分離部2では、輝度成分YL,色成分
C,水平補強信号HHを分離する。NTSCテレビジョ
ン方式の信号では、水平・垂直の二次元周波数の動画モ
ードの特性で、YL,Cを分離する。レターボックス方
式EDTVの信号では、第一の垂直補強信号VH(以下
HV=VHと略称)の場合は、水平・垂直・時間の三次
元周波数の静止画モードの特性でYL,C,HHを分離
する。また、第二の垂直補強信号LD(以下HV=LD
と略称)、重畳がない場合(以下VH=0と略称)に
は、二次元周波数の動画モードの特性でYL、二次元十
フィールド間の特性でC,HHを分離する。
【0018】HV復調部3では、画面の上下の無画部領
域の垂直補強信号HVを抽出し、時系列の並び換え変
換,時間軸の伸長などの所定の復調処理を行い、第一の
垂直補強信号VHを再生する。
【0019】HH復調部4では、水平補強信号HHを副
搬送波μ0(=16fsc/7)で同期検波し、輝度の水平
高域成分YH(4.2Hz以上)を再生する。そして、加
算回路13でYLに加算して、輝度信号Yを復調する。
一方、色復調部5では、色成分Cを色副搬送波fscで同
期検波し、ベースバンド帯域の色差信号I,Qを復調す
る。
【0020】480I系変換部6では、インタレース走
査の信号(以下360I系と略称)に対して走査線数の
3〜4変換による垂直伸長の処理を行い、有効画素走査
線数が480本の信号(以下480I系と略称)を生成
する。この処理は、レターボックス方式EDTVテレビ
ジョン信号の横長画像部の画像を横長なアスペクト比の
表示部でフルに表示するために必要なものである。そし
て、HV=VHの場合には、輝度は静止モードの重直補
強信号VHの併用,色差I,Q信号は動画モードの直線
補間により走査線の3〜4変換を行う。一方、HV=L
D,HV=0の場合は、輝度,色差I,Q信号はいずれ
も動画モードの直線補間の特性で行う。
【0021】水平圧縮部7では、画素数の4〜3変換に
より水平圧縮の処理を行う。この処理は、NTSCテレ
ビジョン方式の画像を横長なアスペクト比の表示部に画
面の左右に無画部領域を設けてアスペクト比が4:3の
画像として表示するに必要なものである。この画素数の
4〜3変換は直線補間の特性で行う。
【0022】選択部8では、レターボックス方式EDT
Vでは端子a、NTSCテレビジョン方式では端子bに
スイッチを接続して出力する。そして、RGB変換部1
0では、所定のマトリクス演算を行い、輝度,色差I,
Q系から三原色R,G,B系の信号に変換する。
【0023】D/A変換部11では、ディジタル信号を
アナログ信号に変換する。そして、ワイドインタレース
表示部12では、例えば、アスペクト比が16:9、走
査形態がNTSCテレビジョン方式と同一な走査線数5
25本,30フレーム/秒,2:1のインタレース走査
により画像を表示する。
【0024】つぎに、本発明の第二の実施例を図2に示
すブロック図により説明する。これは、水平補強信号H
Hを用いて高精細な画像を受像するに好適なものであ
る。
【0025】ベースバンド帯域のテレビジョン信号VS
は、A/D変換部1で色副搬送波fscの、例えば、四倍
の周波数で標本化し、ディジタルの信号VSDに変換す
る。また、識別符号判定部9では、テレビジョン信号の
所定の走査線に付加される識別符号の有無、およびコー
ド符号を検出し、受信テレビジョン信号の識別(NTS
Cテレビジョン方式とレターボックス方式EDTVの判
別)、および、垂直補強信号HVの識別(第一,第二、
あるいは重畳なしの判別)を行い、信号処理のパラメー
タ特性を選択する制御信号CTを生成する。そして、こ
の制御信号で表2に示す信号処理パラメータを選択し、
テレビジョン信号の復調処理を行う。
【0026】
【表2】
【0027】YC分離部2では、輝度成分YL,色成分
C,水平補強信号HHを分離する。NTSCテレビジョ
ン方式の信号は、水平・垂直の二次元周波数の動画モー
ドの特性で、YL,Cを分離する。レターボックス方式
EDTVのHV=VHの信号は、水平・垂直・時間の三
次元周波数の静止画モードの特性で、YL,C,HHを
分離する。また、HV=LD,HV=0の信号では、二
次元周波数の動画モードの特性でYL、二次元+フィー
ルド間の特性でC,HHを分離する。
【0028】HH復調部4では、水平補強信号HHを副
搬送波μ0(=16fsc/7)で同期検波し、輝度の水平
高域成分YH(4.2Hz以上)を再生する。そして、加
算回路13でYLに加算して、輝度信号Yを復調する。
一方、色復調部5では、色成分Cを色副搬送波fscで同
期検波し、ベースバンド帯域の色差信号I,Qを復調す
る。
【0029】480I系変換部14では、360I系の
信号に対して走査線数の3〜4変換による垂直伸長の処
理を行い、480I系の信号を生成する。この処理は、
レターボックス方式EDTVテレビジョン信号の横長画
像部の画像を、横長なアスペクト比の表示部でフルに表
示するために必要なものである。そして、いずれの信号
も動画モードの直線補間の特性で実現する。
【0030】水平圧縮部7では、画素数の4〜3変換に
より水平圧縮の処理を行う。これは、NTSCテレビジ
ョン方式の画像を横長なアスペクト比の表示部に、画面
の左右に無画部領域を設けてアスペクト比が4:3の画
像として表示するに必要な処理である。そして、これは
直線補間の特性で実現する。
【0031】選択部8では、レターボックス方式EDT
Vの信号は端子a、NTSCテレビジョン方式の信号は
端子bにスイッチを接続して出力する。そして、RGB
変換部10では、所定のマトリクス演算を行い、輝度,
色差I,Q系から三原色R,G,B系の信号に変換す
る。
【0032】D/A変換部11では、ディジタル信号か
らアナログ信号に変換する。そして、ワイドインタレー
ス表示部12では、例えば、アスペクト比が2:1,走
査形態がNTSCテレビジョン方式と同一な走査線数が
525本,30フレーム/秒,2:1のインタレース走
査により画像を表示する。
【0033】以上で、ブロック図による説明を終え、以
下では、これら実施例における主要なブロック部につい
て説明する。
【0034】図3は、YC分離部2の一実施例であり、
同図(a)には構成、(b)には使用するフィルタ特性
を示す。
【0035】制御信号CTにより、スイッチ22,23
はNTSCテレビジョン方式では端子b、レターボック
ス方式EDTVでは端子aにスイッチを接続する。ま
た、スイッチ17は、HV=VHの場合に端子a、それ
以外では端子bにスイッチを接続する。フレーム櫛型フ
ィルタ15は、同図(b)に示す様に、時間周波数f,
垂直周波数νのf−ν周波数領域のf=15Hz近傍を
通過域とする特性で、静止画モードに適した色成分CS
を抽出する。一方、ライン櫛型フィルタ16では、νが
525/4cph 近傍を通過域とする特性で、動画モード
に適した色成分CMを抽出する。なお、レターボックス
方式EDTVでは抽出したCS,CMの信号には、水平
補強信号HHの成分を含んでいる。BPF18では、水
平周波数が2〜4.2MHz の成分を抽出する。そし
て、減算回路20では、遅延回路19で時間遅延を調整
した信号VSDからBPF18の出力を減算して、輝度
成分YLを分離する。一方、フィールド櫛型フィルタ2
1では、f−ν周波数領域の第二,第四象限を通過域と
する特性で、レターボックス方式EDTVの色成分Cを
分離する。そして、減算回路20でBPF18の出力信
号からこの成分を減算して水平補強信号HHを分離す
る。
【0036】図4は、第一の実施例におけるHV復調部
3の一実施例であり、同図(a)に構成、(b)にメモ
リ回路での動作を示す。レターボックス方式EDTVの
画面の上下の無画部に重畳する垂直補強信号HVは、時
間軸圧縮した垂直高域成分を特定のセットアップレベル
の信号SUにのせ、基準レベル信号としてこのセットア
ップレベルの信号を特定の走査線に付加して構成されて
いる。基準レベル抽出部24では、基準レベル信号より
セットアップレベルの信号SUを抽出する。そして、減
算回路25では信号VSDより信号SUを減算し、セッ
トアップ成分を除去した垂直補強信号HV′をつくる。
そして、メモリ回路26には同図(b)に示すWT動作
により、上下の無画部領域の垂直補強信号HV′を書き
込む。一方、メモリ回路26からの読み出しは同図に示
すRD動作で行い、時系列の変換処理を行った信号をつ
くる。メモリ制御部27では、これらのWT,RD動作
に必要な信号類をつくる。補間フィルタ28では、送像
側での時間軸圧縮で間引かれた標本点に零値を挿入し、
補間フィルタで標本値を補間して時間軸の伸長を行い、
もとの標本化構造の信号を生成する。また、プロセス部
29では、例えば、ディエンファシス処理などの所定の
非線形処理を行う。スイッチ30では、制御信号CTに
より、HV=VHの信号では端子a、それ以外の信号で
は端子bに接続して、復調した第一の垂直補強信号VH
を出力する。
【0037】つぎに、図5にHH復調部4の一実施例を
示す。同図(a)は構成、(b)は復調に用いる副搬送
波μ0 の位相関係を示す。乗算回路31では水平補強信
号HHに副搬送波cos2πμ0t(μ0=16fsc/7)を
乗算する同期検波を行う。なお、副搬送波μ0 は同図
(b)のように、走査線周期毎に位相反転し、かつ、同
一位相の点がフィールド毎に下降する関係を満す様に、
位相制御を行う。
【0038】HPF32では、水平周波数が4.2MH
z以上の成分を抽出し、輝度の水平高域成分YHを復調
する。なお、信号HHは4fscの周波数で標本化した信
号であるため、乗算はt=nT(T−1/4fsc)毎に
行えばよく、ROMを用いたテーブルルックアップなど
の構成で乗算回路31は実現できる。
【0039】図6は、色復調部5の一実施例の説明図で
ある。乗算回路31では色成分Cにそれぞれcos2πμ0
t,sin2πfsct を乗算し、LPF33,34ではそ
れぞれ所定の帯域の低周波成分を抽出して、ベースバン
ド帯域の色差信号I,Qを復調する。なお、色成分Cも
4fscで標本化された信号であるため、t=nT(T=
1/4fsc)毎に乗算を行えばよく、乗算回路31はR
OMなどで簡単に実現できる。
【0040】つぎに、480I系変換部を図7,図8に
より説明する。図7は、この信号処理の説明図である。
同図(a)に示す様に、360I系の走査線X,Y,Z
の三本の信号とVHをもとに、480I系の走査線A,
B,C,Dの四本の信号を生成し、走査線数の3〜4変
換を行う。そして、有効画素走査線数が360本のレタ
ーボックス方式EDTVの横長画像部を垂直伸長し、有
効画素走査線数が480本の信号を生成する。同図(b)
は、この走査線数の3〜4変換に用いる変換行列の例
で、(1)は動画モードの直線補間、(2)はVH併用
の場合を示す。なお、行列TM1,TM2は、送像側で
の走査線数の4〜3変換に用いる変換行列の逆行列であ
る。また、変換行列の係数値が第一,第二フィールドで
異なるのは、480I系で2:1のインタレース走査の
関係を満すためである。
【0041】図8は、第一の実施例における480I系
変換部6の一実施例で、同図(a)には構成、(b)に
はこのメモリ回路での動作を示す。360I系の色差信
号I,Q,輝度信号Yは、メモリ回路35に、同図
(b)に示すWT動作で、横長画像部の期間(180走
査線相当)の信号を書き込む。一方、メモリ回路35か
らは、240走査線期間のRD動作で、四走査線期間に
走査線X,X,Y,Zの信号を読み出す。直線補間演算
部36では、図7(b)に示した直線補間の変換行列に
よる演算を行い、480I系の信号を生成する。一方、
VH併用補間演算部37では、VH併用の変換行列によ
る演算を行い、輝度信号の静止モードの480I系の信号を
生成する。スイッチ39では、HV=VHの信号では端
子b、それ以外の信号では端子aに接続して、垂直伸長
を行った輝度信号YMを生成する。制御部38では、メ
モリ回路の動作,行列演算の係数値制御などに必要な信
号類をつくる。なお、第二の実施例における480I系
変換部14は、図8(a)のVH併用補間演算部37を
省略した構成で実現できる。
【0042】図9は、水平圧縮部7の一実施例であり、
同図の(a)は画素数4〜3変換処理による水平圧縮の
概要、(b)は構成ならびにメモリ部の動作を示す。同
図(a)に示す様に、A,B,C,Dの四個の画素の信
号に係数値αi,βiを加重して加算し、X,Y,Zの三
個の画素の信号をつくり画素数の4〜3変換の処理を行
う。同図(b)はこの処理を実現する構成例で、一系統
の信号に対する構成である。入力信号、および一画素遅
延回路40で一画素遅延させた信号に、乗算回路41で
係数値αi,βiを加重し、加算回路42で両者を加算し
てX,Y,Zの画素の信号を生成する。そして、メモリ
回路43に、四画素周期毎のWT動作で三画素の信号を
書き込む。一方、メモリ回路43からは、同図に示すR
D動作により連続して信号の読み出しを行う。スイッチ
44では、画面の左右の無画部のマスク領域では端子b
に接続して特定のマスク信号MSK、画像部では端子a
に接続してメモリ回路43の出力信号を生成し、水平圧
縮を行った信号を生成する。制御回路45では、メモリ
回路の動作,乗算回路の係数値の制御,スイッチの制御
に必要な信号類をつくる。なお、水平圧縮部7は、輝度
信号,色差信号I,Qの三系統で構成される。
【0043】この様に、本発明の第一,第二の実施例に
よれば、高精細な安定感のある画像が受像でき、かつ、
受像機のコストの低減化が可能なレターボックス方式ED
TVのテレビジョン受像機を実現することができる。
【0044】なお、実施例では垂直補強信号HVは、第
一の垂直補強信号VH,第二の垂直補強信号LDの場合
を例に説明した。しかし、本発明はこれに限定されるこ
とはなく、一般に、静止画主体の素材に適した第一の垂
直補強信号,動画主体の素材に適した第二の垂直補強信
号を垂直補強信号HVとして重畳するレターボックス方
式EDTVのテレビジョン信号に対しても適用すること
ができる。
【0045】
【発明の効果】本発明では、上下無画部領域に重畳され
た垂直補強信号の形態に対応して、素材に適した特定の
パラメータの特性で信号処理を行い、画像を再生する。
このため、動き適応処理などで発生する画質劣化もな
く、高精細・高画質な画像を受像でき、かつ、低コスト
で経済性にも優れたテレビジョン受像機が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例のブロック図。
【図2】本発明の第二の実施例のブロック図。
【図3】YC分離部の一実施例の説明図。
【図4】HV復調部の一実施例の説明図。
【図5】HH復調部の一実施例の説明図。
【図6】色復調部の一実施例の説明図。
【図7】480I系変換部における信号処理の説明図。
【図8】480I系変換部の一実施例の説明図。
【図9】水平圧縮部の一実施例の説明図。
【符号の説明】
1…A/D変換部、2…YC分離部、3…HV復調部、
4…HH復調部、5…色復調部、6…480I系変換
部、7…水平圧縮部、8…選択部、9…識別符号判定
部、10…RGB変換部、11…D/A変換部、12…
ワイドインタレース表示部、13…加算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影山 昌広 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 石倉 和夫 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 吉木 宏 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アスペクト比が4:3とは異なる横長なア
    スペクト比の横長画像を画面の上下に無画部領域を設け
    て送像するレターボックス方式EDTVテレビジョン信
    号を横長なアスペクト比の表示部にインタレース走査の
    形態で受像するテレビジョン受像機において、上下の無
    画部領域に重畳する垂直補強信号HVを識別符号により
    静止画像の垂直解像度向上を図る第一の垂直補強信号V
    H、動画像の垂直解像度向上を図る第二の垂直補強信号
    LDのいずれかを判別する手段、YC分離,走査線数3
    〜4変換による垂直伸長の信号処理に静止画像に適した
    水平・垂直・時間の三次元周波数領域で行う静止画モー
    ド,動画像に適した水平・垂直の二次元周波数領域で行
    う動画モードの手段を設け、前記第一の垂直補強信号V
    Hに対しては静止画モード,記第二の垂直補強信号LD
    に対しては動画モードの信号処理を選択して、レターボ
    ックス方式EDTVテレビジョン信号の復調を行うこと
    を特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】請求項1において、横長なアスペクト比の
    表示部は16:9のアスペクト比、走査形態はNTSC
    テレビジョン方式と同一な走査線数525本,30フレ
    ーム/秒,2:1のインタレース走査により構成したテ
    レビジョン受像機。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記上下の無
    画部領域に重畳する垂直補強信号HVは使用することな
    く、前記レターボックス方式EDTVテレビジョン信号
    の復調を行うテレビジョン受像機。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、前記上下
    の無画部領域に前記垂直補強信号HVの重畳を行わない
    前記レターボックス方式EDTVテレビジョン信号で
    は、動画モードの信号処理を選択して復調を行うテレビ
    ジョン受像機。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4において、NT
    SCテレビジョン方式のテレビジョン信号では、動画モ
    ードの信号処理を選択して復調を行い、横長なアスペク
    ト比の表示部の画面の左右に無画部領域を設けたアスペ
    クト比が4:3の画像を表示するテレビジョン受像機。
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