JPH07233633A - 型枠形成器具及び型枠工法 - Google Patents
型枠形成器具及び型枠工法Info
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- JPH07233633A JPH07233633A JP2704494A JP2704494A JPH07233633A JP H07233633 A JPH07233633 A JP H07233633A JP 2704494 A JP2704494 A JP 2704494A JP 2704494 A JP2704494 A JP 2704494A JP H07233633 A JPH07233633 A JP H07233633A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】組立鉄筋に複数の堰板を取り付けて容易に型枠
を組み立てることができる型枠形成器具及びその型枠を
利用することにより施工作業を省力化する型枠工法を提
供することを目的とする。 【構成】先端部に係合部2aを備えた掛止部材2と該掛
止部材2に幅方向中央部で支持された堰板保持用プレー
ト3とでなる型枠形成器具1を、鉄筋の組4の上主筋4
aに係合部2aを引掛け、中間部を下主筋4bの側方を
通過させて吊り下げて、堰板保持用プレート3を下主筋
4bの下方に配置し、複数の型枠形成器具1を水平方向
に所定間隔で組立鉄筋Aに取り付ける。隣接する型枠形
成器具1の一方を、係合部2aを回動中心として回動さ
せ、堰板保持用プレート3の間隔を開けて堰板6を両型
枠形成器具1に挟み込み、堰板6を堰板保持用プレート
3で担持し、組立鉄筋Aの下側に複数の堰板6でスラブ
型枠Bを組み立てる。
を組み立てることができる型枠形成器具及びその型枠を
利用することにより施工作業を省力化する型枠工法を提
供することを目的とする。 【構成】先端部に係合部2aを備えた掛止部材2と該掛
止部材2に幅方向中央部で支持された堰板保持用プレー
ト3とでなる型枠形成器具1を、鉄筋の組4の上主筋4
aに係合部2aを引掛け、中間部を下主筋4bの側方を
通過させて吊り下げて、堰板保持用プレート3を下主筋
4bの下方に配置し、複数の型枠形成器具1を水平方向
に所定間隔で組立鉄筋Aに取り付ける。隣接する型枠形
成器具1の一方を、係合部2aを回動中心として回動さ
せ、堰板保持用プレート3の間隔を開けて堰板6を両型
枠形成器具1に挟み込み、堰板6を堰板保持用プレート
3で担持し、組立鉄筋Aの下側に複数の堰板6でスラブ
型枠Bを組み立てる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立鉄筋に複数の堰板
を取り付けて所定形状の型枠を容易に組み立てることが
できる型枠形成器具と、その型枠形成器具を利用するこ
とにより施工作業を省力化する型枠工法に関する。
を取り付けて所定形状の型枠を容易に組み立てることが
できる型枠形成器具と、その型枠形成器具を利用するこ
とにより施工作業を省力化する型枠工法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構造体を作製する型枠
工法としては、従来より、取り付け以外の場所で地組み
した鉄筋を取り付け場所に運び込んで、所定形状に組み
立て、これとは別に堰板を支保工により支持させながら
型枠を組み立てるという方法が行われている。
工法としては、従来より、取り付け以外の場所で地組み
した鉄筋を取り付け場所に運び込んで、所定形状に組み
立て、これとは別に堰板を支保工により支持させながら
型枠を組み立てるという方法が行われている。
【0003】このようにして組み立てられ且つ支保工に
よって支持された型枠にコンクリートを打設し、そのコ
ンクリートを養生、硬化させて所定形状の鉄筋コンクリ
ート構造体を得るという方法が行われている。
よって支持された型枠にコンクリートを打設し、そのコ
ンクリートを養生、硬化させて所定形状の鉄筋コンクリ
ート構造体を得るという方法が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の従来の
型枠工法により鉄筋コンクリート構造体を作製する場合
は、コンクリートを打設、養生する時に型枠を支持する
ための支保工が必要であり、支保工取り付け及び取り外
しの手間を要していた。また、鉄筋コンクリート構造体
がコンクリートスラブ等である場合には、鉄筋組立て等
の際に、作業員が先に支保工により支持された堰板を踏
みつけて、堰板に損傷を与えるという事態も生じてい
た。
型枠工法により鉄筋コンクリート構造体を作製する場合
は、コンクリートを打設、養生する時に型枠を支持する
ための支保工が必要であり、支保工取り付け及び取り外
しの手間を要していた。また、鉄筋コンクリート構造体
がコンクリートスラブ等である場合には、鉄筋組立て等
の際に、作業員が先に支保工により支持された堰板を踏
みつけて、堰板に損傷を与えるという事態も生じてい
た。
【0005】そして、鉄筋コンクリート構造体を作製し
た後に、その構造体にさらに種々の器材を取り付ける場
合、例えば鉄筋コンクリート構造体がコンクリートスラ
ブであって、これを二重天井とするためにその下面に天
井吊り具を接続する場合等は、コンクリートスラブ下面
に凹所を開設して改めて接続部材を固設する等の作業を
行なっていた。
た後に、その構造体にさらに種々の器材を取り付ける場
合、例えば鉄筋コンクリート構造体がコンクリートスラ
ブであって、これを二重天井とするためにその下面に天
井吊り具を接続する場合等は、コンクリートスラブ下面
に凹所を開設して改めて接続部材を固設する等の作業を
行なっていた。
【0006】さらに、型枠の組み立て作業は、作業を省
力化して効率良く行うことが望ましい。本発明は、前記
諸問題を解決すべく開発されたものであり、施工現場で
予め所定形状に組み立てられた鉄筋に堰板を取り付けて
容易に型枠を組み立てることができ、また支保工も不要
とする型枠形成器具及びその型枠形成器具を利用するこ
とにより前記諸問題を一掃し、鉄筋コンクリート構造物
を作製する際の施工作業を省力化することができる型枠
工法を提供することを目的とする。
力化して効率良く行うことが望ましい。本発明は、前記
諸問題を解決すべく開発されたものであり、施工現場で
予め所定形状に組み立てられた鉄筋に堰板を取り付けて
容易に型枠を組み立てることができ、また支保工も不要
とする型枠形成器具及びその型枠形成器具を利用するこ
とにより前記諸問題を一掃し、鉄筋コンクリート構造物
を作製する際の施工作業を省力化することができる型枠
工法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1に
係る型枠形成器具は、先端部に鉄筋に掛合するための例
えば鉤型の係合部を備えた掛止部材と、その掛止部材に
幅方向中央部で支持された平板状の部材であって、掛止
部材を前記鉄筋に掛合すことにより掛止部材の長さに対
応して、その鉄筋から所定距離をおいた位置で堰板を保
持するための堰板保持用プレートとを備えたことを特徴
とするものである。
係る型枠形成器具は、先端部に鉄筋に掛合するための例
えば鉤型の係合部を備えた掛止部材と、その掛止部材に
幅方向中央部で支持された平板状の部材であって、掛止
部材を前記鉄筋に掛合すことにより掛止部材の長さに対
応して、その鉄筋から所定距離をおいた位置で堰板を保
持するための堰板保持用プレートとを備えたことを特徴
とするものである。
【0008】本発明のうち請求項2に係る型枠形成器具
は、前記請求項1に係る型枠形成器具を改良したもので
ある。すなわち、前記掛止部材はその後端部に雄ネジ部
を設ける等による接合手段を備えており、その接合手段
を利用して前記堰板保持用プレートはプレート固定部材
により担持されており、該プレート固定部材は、例えば
前記掛止部材の後端部に設けられた雄ネジ部に螺合し
て、掛止部材の後端部に着脱自在に係止された平板でな
ることを特徴とするものである。
は、前記請求項1に係る型枠形成器具を改良したもので
ある。すなわち、前記掛止部材はその後端部に雄ネジ部
を設ける等による接合手段を備えており、その接合手段
を利用して前記堰板保持用プレートはプレート固定部材
により担持されており、該プレート固定部材は、例えば
前記掛止部材の後端部に設けられた雄ネジ部に螺合し
て、掛止部材の後端部に着脱自在に係止された平板でな
ることを特徴とするものである。
【0009】本発明のうち請求項3に係る型枠工法は、
水平な上下の鉄筋の組を水平方向に多数配置した組立鉄
筋に堰板を組み合わせて水平な所定形状の型枠とし、そ
の型枠にコンクリートを打設して鉄筋コンクリート構造
体を得る型枠工法に請求項1に係る型枠形成器具を利用
したものである。なお、例えば鉄筋コンクリート構造体
がコンクリートスラブである場合には、スラブ筋として
上下二本に配筋される主筋がここで言う水平な上下の鉄
筋の組となる。
水平な上下の鉄筋の組を水平方向に多数配置した組立鉄
筋に堰板を組み合わせて水平な所定形状の型枠とし、そ
の型枠にコンクリートを打設して鉄筋コンクリート構造
体を得る型枠工法に請求項1に係る型枠形成器具を利用
したものである。なお、例えば鉄筋コンクリート構造体
がコンクリートスラブである場合には、スラブ筋として
上下二本に配筋される主筋がここで言う水平な上下の鉄
筋の組となる。
【0010】本型枠工法は、請求項1に係る型枠形成器
具である先端部に係合部を備えた掛止部材と該掛止部材
の後端部近くに幅方向中央部で支持される堰板保持用プ
レートとを備えた型枠形成器具を予め用意しておく。そ
して、前記掛止部材の先端部を、その係合部を利用して
前記鉄筋の組のうち上側の鉄筋に引掛けると共に、その
中間部を前記下側の鉄筋の側方を通過させて、掛止部材
を上下の鉄筋の組に沿わせた状態で前記型枠形成器具を
吊り下げる。これにより、掛止部材の下側にある前記堰
板保持用プレートを該下側の鉄筋の下方に鉄筋の組の間
の距離と掛止部材の長さとに対応する所定距離をおいて
配置させて型枠形成器具取り付け工程とする。
具である先端部に係合部を備えた掛止部材と該掛止部材
の後端部近くに幅方向中央部で支持される堰板保持用プ
レートとを備えた型枠形成器具を予め用意しておく。そ
して、前記掛止部材の先端部を、その係合部を利用して
前記鉄筋の組のうち上側の鉄筋に引掛けると共に、その
中間部を前記下側の鉄筋の側方を通過させて、掛止部材
を上下の鉄筋の組に沿わせた状態で前記型枠形成器具を
吊り下げる。これにより、掛止部材の下側にある前記堰
板保持用プレートを該下側の鉄筋の下方に鉄筋の組の間
の距離と掛止部材の長さとに対応する所定距離をおいて
配置させて型枠形成器具取り付け工程とする。
【0011】また、前記のようにして水平方向に所定間
隔を開けて前記組立鉄筋に取り付けられた複数の型枠形
成器具の一方を、前記掛止部材の先端部を回動中心とし
て上方向に回動させて、両型枠形成器具の各堰板保持用
プレートの間隔を広げて、一の堰板を両型枠形成器具の
各掛止部材の間に挟むように配設し、前記型枠形成器具
の位置を戻してその堰板を二つの堰板保持用プレートに
担持させて堰板保持工程とする。
隔を開けて前記組立鉄筋に取り付けられた複数の型枠形
成器具の一方を、前記掛止部材の先端部を回動中心とし
て上方向に回動させて、両型枠形成器具の各堰板保持用
プレートの間隔を広げて、一の堰板を両型枠形成器具の
各掛止部材の間に挟むように配設し、前記型枠形成器具
の位置を戻してその堰板を二つの堰板保持用プレートに
担持させて堰板保持工程とする。
【0012】本型枠工法は、前記二つの工程でなり、両
工程を組み合わせて所定の形状となるまで、複数の堰板
を順次前記型枠形成器具に取り付けていくことにより、
前記組立鉄筋の下側に複数の堰板による型枠を組み立て
ることを特徴をするものである。なお、前記両工程は、
型枠形成器具取り付け工程が堰板保持工程に先行するの
は勿論であるが、型枠形成器具取り付け工程と堰板保持
工程とを交互に行っても良いし、型枠形成器具取り付け
工程を完全に先行させ、全ての型枠形成器具を取り付け
た後に堰板保持工程を行っても良い。
工程を組み合わせて所定の形状となるまで、複数の堰板
を順次前記型枠形成器具に取り付けていくことにより、
前記組立鉄筋の下側に複数の堰板による型枠を組み立て
ることを特徴をするものである。なお、前記両工程は、
型枠形成器具取り付け工程が堰板保持工程に先行するの
は勿論であるが、型枠形成器具取り付け工程と堰板保持
工程とを交互に行っても良いし、型枠形成器具取り付け
工程を完全に先行させ、全ての型枠形成器具を取り付け
た後に堰板保持工程を行っても良い。
【0013】また、本型枠工法の堰板としては、木材、
合板、鋼板、鋼材、軽合金板、プラスチック板、PC薄
板等種々の材料を用いることができるが、木材をセメン
トペーストで均一に被覆し、圧縮成形した建築用ボード
である木毛セメント板を堰板として用いると好適であ
る。本発明のうち請求項4に係る型枠工法は、水平な同
一高さの鉄筋の組を上下方向に多数配置した組立鉄筋に
堰板を組み合わせて上下方向の型枠とし、その型枠内に
コンクリートを打設して鉄筋コンクリート構造体を得る
型枠工法に請求項1に係る型枠形成器具を利用したもの
である。なお、例えば鉄筋コンクリート構造体がコンク
リート壁体である場合には、二本の壁横筋がここで言う
鉄筋の組となる。
合板、鋼板、鋼材、軽合金板、プラスチック板、PC薄
板等種々の材料を用いることができるが、木材をセメン
トペーストで均一に被覆し、圧縮成形した建築用ボード
である木毛セメント板を堰板として用いると好適であ
る。本発明のうち請求項4に係る型枠工法は、水平な同
一高さの鉄筋の組を上下方向に多数配置した組立鉄筋に
堰板を組み合わせて上下方向の型枠とし、その型枠内に
コンクリートを打設して鉄筋コンクリート構造体を得る
型枠工法に請求項1に係る型枠形成器具を利用したもの
である。なお、例えば鉄筋コンクリート構造体がコンク
リート壁体である場合には、二本の壁横筋がここで言う
鉄筋の組となる。
【0014】本型枠工法においても、先端部に係合部を
備えた掛止部材と該掛止部材の後端部近くに幅方向中央
部で支持される堰板保持用プレートとを備えた型枠形成
器具を予め用意する。そして、前記掛止部材の先端部を
前記鉄筋の組のうち一方の鉄筋に上方向より引掛け、且
つその中間部を他方の鉄筋の上方を通過させて両鉄筋に
前記型枠形成器具を掛け渡すことにより、前記堰板保持
用プレートを該他方の鉄筋の側方に鉄筋の組の幅と掛止
部材の長さに対応する所定距離をおいて配置させて型枠
形成器具取り付け工程とする。
備えた掛止部材と該掛止部材の後端部近くに幅方向中央
部で支持される堰板保持用プレートとを備えた型枠形成
器具を予め用意する。そして、前記掛止部材の先端部を
前記鉄筋の組のうち一方の鉄筋に上方向より引掛け、且
つその中間部を他方の鉄筋の上方を通過させて両鉄筋に
前記型枠形成器具を掛け渡すことにより、前記堰板保持
用プレートを該他方の鉄筋の側方に鉄筋の組の幅と掛止
部材の長さに対応する所定距離をおいて配置させて型枠
形成器具取り付け工程とする。
【0015】また、上下方向に所定間隔を開けて前記組
立鉄筋に取り付けられた複数の型枠形成器具のうち上側
の型枠形成器具を、前記掛止部材の先端部を回動中心と
して上方向に回動させて、両型枠形成器具の各堰板保持
用プレートの間隔を広げて、一の堰板を両型枠形成器具
の各掛止部材の間に挟むように配設し、前記型枠形成器
具の位置を戻してその堰板を二つの堰板保持用プレート
にコンクリート打設前に堰板が倒れない程度に固定して
堰板保持工程とする。。
立鉄筋に取り付けられた複数の型枠形成器具のうち上側
の型枠形成器具を、前記掛止部材の先端部を回動中心と
して上方向に回動させて、両型枠形成器具の各堰板保持
用プレートの間隔を広げて、一の堰板を両型枠形成器具
の各掛止部材の間に挟むように配設し、前記型枠形成器
具の位置を戻してその堰板を二つの堰板保持用プレート
にコンクリート打設前に堰板が倒れない程度に固定して
堰板保持工程とする。。
【0016】本型枠工法は、前記二つの工程からなり、
請求項3に係る型枠工法と同様に、前記両工程を種々に
組み合わせて前記組立鉄筋の側方に複数の堰板による型
枠を組み立てることを特徴をするものである。なお、堰
板は組立鉄筋の下側から順次取り付けていくのが好適で
ある。本発明のうち請求項5に係る型枠工法は、請求項
3または請求項4の型枠工法において利用する型枠形成
器具を、請求項2に係る型枠形成器具に替えたものであ
る。すなわち、本型枠工法は、掛止部材の後端部に例え
ばネジ切り部等の接合手段を設け、そのネジ切り部に螺
合させる等によりプレート固定部材を該掛止部材に着脱
自在に係止する。そして、堰板保持用プレートを該プレ
ート固定部材の平面部に固定して、堰板保持用プレート
を掛止部材に取り付けて型枠形成器具を作成し、この型
枠形成器具の堰板保持用プレートに前記と同様に堰板を
取り付けていくことにより、複数の堰板による型枠を組
み立てることを特徴とするものである。
請求項3に係る型枠工法と同様に、前記両工程を種々に
組み合わせて前記組立鉄筋の側方に複数の堰板による型
枠を組み立てることを特徴をするものである。なお、堰
板は組立鉄筋の下側から順次取り付けていくのが好適で
ある。本発明のうち請求項5に係る型枠工法は、請求項
3または請求項4の型枠工法において利用する型枠形成
器具を、請求項2に係る型枠形成器具に替えたものであ
る。すなわち、本型枠工法は、掛止部材の後端部に例え
ばネジ切り部等の接合手段を設け、そのネジ切り部に螺
合させる等によりプレート固定部材を該掛止部材に着脱
自在に係止する。そして、堰板保持用プレートを該プレ
ート固定部材の平面部に固定して、堰板保持用プレート
を掛止部材に取り付けて型枠形成器具を作成し、この型
枠形成器具の堰板保持用プレートに前記と同様に堰板を
取り付けていくことにより、複数の堰板による型枠を組
み立てることを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明のうち請求項1に係る型枠形成器具で
は、掛止部材の先端部に備えられた係合部を鉄筋に引掛
けることにより型枠形成器具を鉄筋に取り付ける。これ
により、掛止部材に幅方向中央部で支持されている堰板
保持用プレートは、鉄筋から所定距離をおいて堰板を保
持することが可能となる。
は、掛止部材の先端部に備えられた係合部を鉄筋に引掛
けることにより型枠形成器具を鉄筋に取り付ける。これ
により、掛止部材に幅方向中央部で支持されている堰板
保持用プレートは、鉄筋から所定距離をおいて堰板を保
持することが可能となる。
【0018】本発明のうち請求項2に係る型枠形成器具
では、例えば掛止部材の後端側に雄ネジを切り、プレー
ト固定部材にその雄ネジに螺合する雌ネジ部を設ける等
の接合手段を設けておく。そして、これらを螺合するこ
とにより掛止部材の後端部にプレート固定部材が着脱自
在に取り付けられる。このプレート固定部材を、その平
板部に堰板保持用プレートを担持させた状態で掛止部材
の後端部に取り付けることにより、請求項1に係る型枠
形成器具と同様の作用を生じる型枠形成器具となる。そ
の上、本型枠形成器具では、堰板を保持する堰板保持用
プレートが着脱自在となる。
では、例えば掛止部材の後端側に雄ネジを切り、プレー
ト固定部材にその雄ネジに螺合する雌ネジ部を設ける等
の接合手段を設けておく。そして、これらを螺合するこ
とにより掛止部材の後端部にプレート固定部材が着脱自
在に取り付けられる。このプレート固定部材を、その平
板部に堰板保持用プレートを担持させた状態で掛止部材
の後端部に取り付けることにより、請求項1に係る型枠
形成器具と同様の作用を生じる型枠形成器具となる。そ
の上、本型枠形成器具では、堰板を保持する堰板保持用
プレートが着脱自在となる。
【0019】本発明のうち請求項3に係る型枠工法で
は、型枠形成器具取り付け工程において、請求項1に係
る型枠形成器具の掛止部材の先端部を鉄筋の組のうち上
側の鉄筋に引掛けることにより、型枠形成器具は掛止部
材の係合部を回動中心として回動可能となる。ここで、
掛止部材の中間部を下側の鉄筋の側方を通過させて型枠
形成器具を吊り下げることにより、型枠形成器具の回動
範囲は下側の鉄筋により制限される。従って、数スパン
毎に型枠形成器具を逆方向に取り付けていくことによ
り、型枠の揺れを防止することもできる。そして、型枠
形成器具をこのように両鉄筋に沿わせて鉄筋の組に取り
付けるので、堰板保持用プレートは下側の鉄筋の下方に
所定距離をおいて配置される。ここで、掛止部材の長さ
や上側の鉄筋の高さを調節すれば、完全に水平となる型
枠や傾斜している型枠を組み立てることが可能となる。
は、型枠形成器具取り付け工程において、請求項1に係
る型枠形成器具の掛止部材の先端部を鉄筋の組のうち上
側の鉄筋に引掛けることにより、型枠形成器具は掛止部
材の係合部を回動中心として回動可能となる。ここで、
掛止部材の中間部を下側の鉄筋の側方を通過させて型枠
形成器具を吊り下げることにより、型枠形成器具の回動
範囲は下側の鉄筋により制限される。従って、数スパン
毎に型枠形成器具を逆方向に取り付けていくことによ
り、型枠の揺れを防止することもできる。そして、型枠
形成器具をこのように両鉄筋に沿わせて鉄筋の組に取り
付けるので、堰板保持用プレートは下側の鉄筋の下方に
所定距離をおいて配置される。ここで、掛止部材の長さ
や上側の鉄筋の高さを調節すれば、完全に水平となる型
枠や傾斜している型枠を組み立てることが可能となる。
【0020】そして、堰板保持工程において、組立鉄筋
に取り付けられた複数の型枠形成器具の一方を、掛止部
材の先端部を回動中心として上方向に回動させることに
より堰板保持用プレートの間隔を広げるので、堰板を両
型枠形成器具の各掛止部材の間に挟むように配設する作
業は容易となる。ここで、型枠形成器具の位置を戻すこ
とにより、堰板は二つの堰板保持用プレートに担持され
る。ここで、堰板保持用プレートが下側の鉄筋の下方に
所定距離をおいて配置されているので、作業員はかかる
作業を全て組立鉄筋の下方から行うことができる。そし
て、堰板は堰板保持用プレートに担持されているため
に、型枠にコンクリートを打設した場合、型枠にコンク
リートの重量が荷重されるが、本発明では堰板保持用プ
レートが支保工としての作用を果たす。
に取り付けられた複数の型枠形成器具の一方を、掛止部
材の先端部を回動中心として上方向に回動させることに
より堰板保持用プレートの間隔を広げるので、堰板を両
型枠形成器具の各掛止部材の間に挟むように配設する作
業は容易となる。ここで、型枠形成器具の位置を戻すこ
とにより、堰板は二つの堰板保持用プレートに担持され
る。ここで、堰板保持用プレートが下側の鉄筋の下方に
所定距離をおいて配置されているので、作業員はかかる
作業を全て組立鉄筋の下方から行うことができる。そし
て、堰板は堰板保持用プレートに担持されているため
に、型枠にコンクリートを打設した場合、型枠にコンク
リートの重量が荷重されるが、本発明では堰板保持用プ
レートが支保工としての作用を果たす。
【0021】両工程を組み合わせていくことにより、組
立鉄筋の下側に複数の堰板による型枠を組み立てるの
で、作業員や構築規模に合わせて各工程と複数人で分業
して型枠形成器具の取り付けとほぼ同時に堰板保持工程
まで終わらせたり、一人で鉄筋の組立工程に合わせて順
次堰板を取り付けていく等の施工方法を種々選択するこ
とができる。
立鉄筋の下側に複数の堰板による型枠を組み立てるの
で、作業員や構築規模に合わせて各工程と複数人で分業
して型枠形成器具の取り付けとほぼ同時に堰板保持工程
まで終わらせたり、一人で鉄筋の組立工程に合わせて順
次堰板を取り付けていく等の施工方法を種々選択するこ
とができる。
【0022】本発明のうち請求項4に係る型枠工法で
は、型枠形成器具取り付け工程において、請求項1に係
る型枠形成器具の掛止部材の先端部を水平な同一高さの
鉄筋の組のうち一方の鉄筋に上方向より引掛けるので、
型枠形成器具は掛止部材の係合部を回動中心として回動
させることが可能となる。ここで、掛止部材の中間部を
他方の鉄筋の上方を通過させるので、型枠形成器具の回
動範囲は上方向のみとなり、また、このようにして掛止
部材を両鉄筋に掛け渡すので、取り付けられた型枠形成
器具は人為的に外すことはできるが、自然に落下するこ
とはない。そして、堰板保持用プレートを他方の鉄筋の
側方に所定距離をおいて配置するので、上下方向の型枠
を形成することができる。なお、ここでも、掛止部材の
長さや鉄筋の組の位置を調節することにより、完全に垂
直となる型枠や傾斜している型枠を組み立てることが可
能となる。
は、型枠形成器具取り付け工程において、請求項1に係
る型枠形成器具の掛止部材の先端部を水平な同一高さの
鉄筋の組のうち一方の鉄筋に上方向より引掛けるので、
型枠形成器具は掛止部材の係合部を回動中心として回動
させることが可能となる。ここで、掛止部材の中間部を
他方の鉄筋の上方を通過させるので、型枠形成器具の回
動範囲は上方向のみとなり、また、このようにして掛止
部材を両鉄筋に掛け渡すので、取り付けられた型枠形成
器具は人為的に外すことはできるが、自然に落下するこ
とはない。そして、堰板保持用プレートを他方の鉄筋の
側方に所定距離をおいて配置するので、上下方向の型枠
を形成することができる。なお、ここでも、掛止部材の
長さや鉄筋の組の位置を調節することにより、完全に垂
直となる型枠や傾斜している型枠を組み立てることが可
能となる。
【0023】また、堰板保持工程において、上下方向に
取り付けられた複数の型枠形成器具のうち上側の型枠形
成器具を、掛止部材の先端部を回動中心として上方向に
回動させることにより、各堰板保持用プレートの間隔を
広げることができ、堰板を両型枠形成器具の各掛止部材
の間に挟むように配設する作業は容易となる。そして、
型枠形成器具の位置を戻すことにより、堰板は両掛止部
材に挟まれるので、堰板を二つの堰板保持用プレートに
倒れないように固定することができる。ここで、複数の
堰板により組み立てられた上下方向の型枠内にコンクリ
ートを打設することにより、型枠には型枠内より外側に
向かう横方向の圧力が掛かり、型枠は堰板保持用プレー
トに押しつけらる。従って、本発明に係る堰板保持用プ
レートは支保工としての作用を果たす。
取り付けられた複数の型枠形成器具のうち上側の型枠形
成器具を、掛止部材の先端部を回動中心として上方向に
回動させることにより、各堰板保持用プレートの間隔を
広げることができ、堰板を両型枠形成器具の各掛止部材
の間に挟むように配設する作業は容易となる。そして、
型枠形成器具の位置を戻すことにより、堰板は両掛止部
材に挟まれるので、堰板を二つの堰板保持用プレートに
倒れないように固定することができる。ここで、複数の
堰板により組み立てられた上下方向の型枠内にコンクリ
ートを打設することにより、型枠には型枠内より外側に
向かう横方向の圧力が掛かり、型枠は堰板保持用プレー
トに押しつけらる。従って、本発明に係る堰板保持用プ
レートは支保工としての作用を果たす。
【0024】そして、両工程を組み合わせていくことに
より、組立鉄筋の側方に複数の堰板による型枠を組み立
てるので、前記同様に、施工方法を種々選択することが
できる。本発明のうち請求項5に係る型枠工法では、請
求項3または請求項4の型枠工法に請求項2に係る型枠
形成器具を利用するので、鉄筋コンクリート構造体を成
形した後に、プレート固定部材を掛止部材より取り外し
て、さらに堰板保持用プレートも取り外すことができ
る。そして、プレート固定部材を外すことにより、掛止
部材の後端部に設けられた接合手段を他の部材の接合に
利用することも可能となる。
より、組立鉄筋の側方に複数の堰板による型枠を組み立
てるので、前記同様に、施工方法を種々選択することが
できる。本発明のうち請求項5に係る型枠工法では、請
求項3または請求項4の型枠工法に請求項2に係る型枠
形成器具を利用するので、鉄筋コンクリート構造体を成
形した後に、プレート固定部材を掛止部材より取り外し
て、さらに堰板保持用プレートも取り外すことができ
る。そして、プレート固定部材を外すことにより、掛止
部材の後端部に設けられた接合手段を他の部材の接合に
利用することも可能となる。
【0025】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1〜図3は、本発明を適用した第1の実施
例を示すものである。図中1は、本実施例に係る型枠形
成器具である。この型枠形成器具1は、同一形状である
四本の掛止部材2とこれらに支持される堰板保持用プレ
ート3とからなる。
説明する。図1〜図3は、本発明を適用した第1の実施
例を示すものである。図中1は、本実施例に係る型枠形
成器具である。この型枠形成器具1は、同一形状である
四本の掛止部材2とこれらに支持される堰板保持用プレ
ート3とからなる。
【0026】掛止部材2は鉄製の棒状平板部材であり、
その先端部に鉤型の係合部2bを備えている。堰板保持
用プレート3は平板状の部材であり、その幅方向中央部
の4か所において掛止部材2の後端部が溶接固定されて
いる。ここで、掛止部材2は堰板保持用プレート3のプ
レート面に対して直立しており、掛止部材2の平板部は
堰板保持用プレート3の長辺と平行であり、係合部2b
は同一方向に向いている。なお、掛止部材2は、鉄筋に
用いる丸棒を用いたものであっても良い。
その先端部に鉤型の係合部2bを備えている。堰板保持
用プレート3は平板状の部材であり、その幅方向中央部
の4か所において掛止部材2の後端部が溶接固定されて
いる。ここで、掛止部材2は堰板保持用プレート3のプ
レート面に対して直立しており、掛止部材2の平板部は
堰板保持用プレート3の長辺と平行であり、係合部2b
は同一方向に向いている。なお、掛止部材2は、鉄筋に
用いる丸棒を用いたものであっても良い。
【0027】次に、前記構成の型枠形成器具1を用いた
型枠工法について説明する。本実施例において型枠形成
器具1を取り付ける組立鉄筋Aは、鉄筋コンクリート構
造体としてスラブを構成するように配筋されたものであ
り、水平に上下に配筋されている上主筋4aと下主筋4
bとでなる鉄筋の組4が水平方向に多数配置されてお
り、さらにこれらを補強するように補強筋5が適宜配筋
されている公知の構造のものである。なお、図3におい
ては、型枠形成器具1を取り付ける位置にある鉄筋の組
4のみ示している。
型枠工法について説明する。本実施例において型枠形成
器具1を取り付ける組立鉄筋Aは、鉄筋コンクリート構
造体としてスラブを構成するように配筋されたものであ
り、水平に上下に配筋されている上主筋4aと下主筋4
bとでなる鉄筋の組4が水平方向に多数配置されてお
り、さらにこれらを補強するように補強筋5が適宜配筋
されている公知の構造のものである。なお、図3におい
ては、型枠形成器具1を取り付ける位置にある鉄筋の組
4のみ示している。
【0028】本実施例の型枠工法は、この組立鉄筋Aに
型枠形成器具1を用いて堰板6を順次取り付けていき、
複数の堰板6を組み合わせて水平な所定形状の型枠とし
てスラブ型枠Bを得るものである。なお、本実施例で
は、堰板6として板厚が約20mm、幅が約450mm
の木毛セメント板を用いている。この木毛セメント板の
板厚は、従来のものよりやや薄くなっている。
型枠形成器具1を用いて堰板6を順次取り付けていき、
複数の堰板6を組み合わせて水平な所定形状の型枠とし
てスラブ型枠Bを得るものである。なお、本実施例で
は、堰板6として板厚が約20mm、幅が約450mm
の木毛セメント板を用いている。この木毛セメント板の
板厚は、従来のものよりやや薄くなっている。
【0029】以下に、型枠形成器具取り付け工程につい
て説明する。まず、掛止部材2の係合部2aを上主筋4
aに引掛けると共に、掛止部材の中間部を下主筋4bの
側方を通過させて、型枠形成器具1を、組立鉄筋Aに取
り付ける。この時、掛止部材2は上主筋4aと下主筋4
bとに沿わせた状態で吊り下げられ、堰板保持用プレー
ト3は下主筋4bの下方でそのプレート面が水平になる
ように配置される。
て説明する。まず、掛止部材2の係合部2aを上主筋4
aに引掛けると共に、掛止部材の中間部を下主筋4bの
側方を通過させて、型枠形成器具1を、組立鉄筋Aに取
り付ける。この時、掛止部材2は上主筋4aと下主筋4
bとに沿わせた状態で吊り下げられ、堰板保持用プレー
ト3は下主筋4bの下方でそのプレート面が水平になる
ように配置される。
【0030】前記のようにして、所定数の型枠形成器具
1を水平方向に鉄筋の組4として2組おきとなるように
間隔を開けて所定数の堰板6を組立鉄筋Aに取り付け
る。なお、本実施例では、取り付けられた堰板6の揺れ
を防止するために、数スパン毎に掛止部材2の係合部2
aを上主筋4aに引掛ける際の引掛ける方向を変えて、
型枠形成器具1を逆向きに組立鉄筋Aに取り付けてい
く。このようにして、型枠形成器具1を組立鉄筋Aに取
り付ける工程を完了させる。
1を水平方向に鉄筋の組4として2組おきとなるように
間隔を開けて所定数の堰板6を組立鉄筋Aに取り付け
る。なお、本実施例では、取り付けられた堰板6の揺れ
を防止するために、数スパン毎に掛止部材2の係合部2
aを上主筋4aに引掛ける際の引掛ける方向を変えて、
型枠形成器具1を逆向きに組立鉄筋Aに取り付けてい
く。このようにして、型枠形成器具1を組立鉄筋Aに取
り付ける工程を完了させる。
【0031】次に、堰板保持工程について説明する。前
記工程により組立鉄筋Aに取り付けられた型枠形成器具
1のうち隣接している堰板保持用プレート3を組立鉄筋
Aの下側から上方へと軽く持ち上げることにより、型枠
形成器具1を掛止部材2の係止部2aを回動中心として
回動させる。そして、堰板保持用プレート3の間隔を広
げて、下方より堰板6を両堰板保持用プレート3の間に
差し入れ、各掛止部材2の間に挟むように配置してお
く。その状態で、持ち上げていた堰板保持用プレート3
を元の位置に戻し、両堰板保持用プレート3の間隔を元
に戻すことにより、堰板6を隣接する型枠形成器具1の
二つの堰板保持用プレート3の各内側となるプレート面
上で担持する。
記工程により組立鉄筋Aに取り付けられた型枠形成器具
1のうち隣接している堰板保持用プレート3を組立鉄筋
Aの下側から上方へと軽く持ち上げることにより、型枠
形成器具1を掛止部材2の係止部2aを回動中心として
回動させる。そして、堰板保持用プレート3の間隔を広
げて、下方より堰板6を両堰板保持用プレート3の間に
差し入れ、各掛止部材2の間に挟むように配置してお
く。その状態で、持ち上げていた堰板保持用プレート3
を元の位置に戻し、両堰板保持用プレート3の間隔を元
に戻すことにより、堰板6を隣接する型枠形成器具1の
二つの堰板保持用プレート3の各内側となるプレート面
上で担持する。
【0032】このようにして、所定数の堰板6を順次型
枠形成器具1に取り付けていくことにより、組立鉄筋A
の下方にスラブ型枠Bを組み立てる。そして、組み立て
られたスラブ型枠Bにコンクリートを打設し、養生、硬
化してスラブCを構築する。この時スラブ型枠Bには下
向きの圧力が加えられるが、スラブ型枠Bは各型枠形成
器具1の堰板保持用プレート3のプレート面に担持され
ており、各型枠形成器具1は組立鉄筋Aにより支持され
ているので、スラブ型枠Bは組立鉄筋Aの下方の所定位
置で維持される。
枠形成器具1に取り付けていくことにより、組立鉄筋A
の下方にスラブ型枠Bを組み立てる。そして、組み立て
られたスラブ型枠Bにコンクリートを打設し、養生、硬
化してスラブCを構築する。この時スラブ型枠Bには下
向きの圧力が加えられるが、スラブ型枠Bは各型枠形成
器具1の堰板保持用プレート3のプレート面に担持され
ており、各型枠形成器具1は組立鉄筋Aにより支持され
ているので、スラブ型枠Bは組立鉄筋Aの下方の所定位
置で維持される。
【0033】本実施例によれば、堰板6を組立鉄筋Aに
取り付けてスラブ型枠Bを組み立てる作業を全て組立鉄
筋Aの下側から行うことができる。従って、型枠組み立
て作業において組立鉄筋の上にいる作業員に踏みつけら
れて堰板6が破損することはない。従って、本実施例の
ように従来のものより板厚の薄い堰板6を用いることが
できる。これにより、堰板6の軽量化を図ることもで
き、運搬作業及び取り付け作業がより容易となる。ま
た、本実施例では、堰板6として重量の小さい木毛セメ
ント板を利用しているので、さらに作業は容易化され
る。
取り付けてスラブ型枠Bを組み立てる作業を全て組立鉄
筋Aの下側から行うことができる。従って、型枠組み立
て作業において組立鉄筋の上にいる作業員に踏みつけら
れて堰板6が破損することはない。従って、本実施例の
ように従来のものより板厚の薄い堰板6を用いることが
できる。これにより、堰板6の軽量化を図ることもで
き、運搬作業及び取り付け作業がより容易となる。ま
た、本実施例では、堰板6として重量の小さい木毛セメ
ント板を利用しているので、さらに作業は容易化され
る。
【0034】また、コンクリートを打設する際にも、型
枠形成器具1がスラブ型枠Bの支保工としての作用を果
たすので、支保工の取り付けが不要となり、さらに作業
を省力化することができる。なお、本実施例では、型枠
形成器具取り付け工程を完全に堰板保持工程に先行させ
ているが、型枠形成器具取り付け工程と堰板保持工程と
を交互に行っても良い。
枠形成器具1がスラブ型枠Bの支保工としての作用を果
たすので、支保工の取り付けが不要となり、さらに作業
を省力化することができる。なお、本実施例では、型枠
形成器具取り付け工程を完全に堰板保持工程に先行させ
ているが、型枠形成器具取り付け工程と堰板保持工程と
を交互に行っても良い。
【0035】また、本実施例では、後述する構造でなる
木毛セメント板を堰板6として利用している。以下に、
堰板6として利用する木毛セメントを図4〜図6を用い
て説明する。堰板6は木毛を使用している木毛セメント
板であり、その表面62近くと裏面63近くにはそれぞ
れ補強ネット64を、表面62及び裏面63に平行して
配置してある。表面62からその近くの補強ネット64
まで、及び裏面63からその近くの補強ネット64まで
の寸法は、大体3〜5mm程度である。
木毛セメント板を堰板6として利用している。以下に、
堰板6として利用する木毛セメントを図4〜図6を用い
て説明する。堰板6は木毛を使用している木毛セメント
板であり、その表面62近くと裏面63近くにはそれぞ
れ補強ネット64を、表面62及び裏面63に平行して
配置してある。表面62からその近くの補強ネット64
まで、及び裏面63からその近くの補強ネット64まで
の寸法は、大体3〜5mm程度である。
【0036】補強ネット64の一例が図5、図6に示し
てある。この補強ネット64の材質はポリプロピレンで
あって伸びの小さい性状を有している。かかる性状のも
のであれば他の合成樹脂を使用することもできる。合成
樹脂であるために、クラックが入ったときにも錆びるこ
とがないから、剥離の原因になることもない。前記の補
強ネット64を構成する各ライン64aは同一平面上で
直角に交叉し、ここで相互に固定されており、その交点
64bには他の部位よりも厚みの大きな突起が形成され
ている。
てある。この補強ネット64の材質はポリプロピレンで
あって伸びの小さい性状を有している。かかる性状のも
のであれば他の合成樹脂を使用することもできる。合成
樹脂であるために、クラックが入ったときにも錆びるこ
とがないから、剥離の原因になることもない。前記の補
強ネット64を構成する各ライン64aは同一平面上で
直角に交叉し、ここで相互に固定されており、その交点
64bには他の部位よりも厚みの大きな突起が形成され
ている。
【0037】また各ライン64aにおける2つの交点6
4b間では、交点64bに近い部分の幅が大であり、交
点64bから遠い部分すなわち2つの交点64bの中間
部では幅が小になっている。なお、交点64b以外の部
分のライン64aの厚みは均一である。かくして、各ラ
イン64aでは交点64bに近い部分の断面積が、交点
64bに遠い部分の断面積より大きくなっている。
4b間では、交点64bに近い部分の幅が大であり、交
点64bから遠い部分すなわち2つの交点64bの中間
部では幅が小になっている。なお、交点64b以外の部
分のライン64aの厚みは均一である。かくして、各ラ
イン64aでは交点64bに近い部分の断面積が、交点
64bに遠い部分の断面積より大きくなっている。
【0038】このような構成の木毛セメント板でなる堰
板6は、板に曲げ力が作用して表面62及び裏面63の
いずれが引張側になっても、両方の面にそれぞれ近い層
の補強ネット64があるため、堰板6の曲げ強度が大に
なるという効果がある。また、補強ネット64自体の引
張強度が高いため、堰板6の曲げ強度が一段と高くな
る。さらに、補強ネット64に引張力が作用すると、そ
のライン64aの交点付近に応力が集中するが、各ライ
ン64aを、2つの交点64bの間における中間部より
も交点64b近くの断面積を大にすることにより、交点
64b付近への応力集中があっても交点64b付近でラ
イン64aが切断されることがないため補強ネット64
の強度を十分に確保することができる。さらに補強ネッ
ト64のライン64aの交点64bに厚み方向の突起を
形成するので、この突起が木毛の間やセメント内に食い
込み、引張方向に対して補強ネット64が他の部位と一
体となり、さらに曲げ強度が大となる。
板6は、板に曲げ力が作用して表面62及び裏面63の
いずれが引張側になっても、両方の面にそれぞれ近い層
の補強ネット64があるため、堰板6の曲げ強度が大に
なるという効果がある。また、補強ネット64自体の引
張強度が高いため、堰板6の曲げ強度が一段と高くな
る。さらに、補強ネット64に引張力が作用すると、そ
のライン64aの交点付近に応力が集中するが、各ライ
ン64aを、2つの交点64bの間における中間部より
も交点64b近くの断面積を大にすることにより、交点
64b付近への応力集中があっても交点64b付近でラ
イン64aが切断されることがないため補強ネット64
の強度を十分に確保することができる。さらに補強ネッ
ト64のライン64aの交点64bに厚み方向の突起を
形成するので、この突起が木毛の間やセメント内に食い
込み、引張方向に対して補強ネット64が他の部位と一
体となり、さらに曲げ強度が大となる。
【0039】従って、本実施例では、堰板6として前記
木毛セメント板を利用することにより、前述のように、
その重量が小さくなり、作業が容易化するのみならず、
表裏いずれの方向からの曲げに対しても強度が大である
型枠を得ることができる。なお、本実施例にとらわれる
ことなく、堰板6として、木材、合板、鋼板、鋼材、軽
合金板、プラスチック板、PC薄板等種々の材料を用い
ることができるのは勿論である。
木毛セメント板を利用することにより、前述のように、
その重量が小さくなり、作業が容易化するのみならず、
表裏いずれの方向からの曲げに対しても強度が大である
型枠を得ることができる。なお、本実施例にとらわれる
ことなく、堰板6として、木材、合板、鋼板、鋼材、軽
合金板、プラスチック板、PC薄板等種々の材料を用い
ることができるのは勿論である。
【0040】そして、本実施例では、スラブ型枠Bを組
み立てているが、壁体用に配筋された組立鉄筋Aの水平
な鉄筋の組4に型枠形成器具1を上方より掛け渡し、本
実施例と同様にして壁体型枠を組み立て、鉄筋コンクリ
ート構造体として壁体を得る等のように、種々の鉄筋コ
ンクリート構造体の構築に応用することができるのは勿
論であり、例えば壁体型枠を組み立てる場合において
も、前記と同様の効果を得ることができる。
み立てているが、壁体用に配筋された組立鉄筋Aの水平
な鉄筋の組4に型枠形成器具1を上方より掛け渡し、本
実施例と同様にして壁体型枠を組み立て、鉄筋コンクリ
ート構造体として壁体を得る等のように、種々の鉄筋コ
ンクリート構造体の構築に応用することができるのは勿
論であり、例えば壁体型枠を組み立てる場合において
も、前記と同様の効果を得ることができる。
【0041】次に、図7〜図9に示す第2の実施例につ
いて説明する。この実施例は、前記第1の実施例の型枠
形成器具1を改良したもの利用して、第1の実施例と同
様に前記組立鉄筋Aの下方にスラブ型枠Bを組み立てる
ものである。本実施例の型枠形成器具1は、四本の掛止
部材2と四つのプレート固定部材7と一枚の堰板保持用
プレート3を一組として構成される。掛止部材2は前記
第1の実施例で利用した部材を棒状のものとし、その後
端部に雄ネジ部2bを設けたものである。また、プレー
ト固定部材7は、フランジ部7aと突出部7bとでなる
プラスチック部材である。この突出部7bは、フランジ
部7a上面に一体に設けられており、掛止部材2の雄ネ
ジ部2bに螺合する。そして、本実施例の堰板保持用プ
レート3は、幅方向に幅50mmに対して1〜2mm程
度の勾配が設けられており、長さ方向の四か所にはプレ
ート固定部材7の突出部7bの外径に対応する欠き取り
部3aが設けられている。この欠き取り部3aは、堰板
保持用プレート3に設けられた前記勾配の低い方から設
けられている。
いて説明する。この実施例は、前記第1の実施例の型枠
形成器具1を改良したもの利用して、第1の実施例と同
様に前記組立鉄筋Aの下方にスラブ型枠Bを組み立てる
ものである。本実施例の型枠形成器具1は、四本の掛止
部材2と四つのプレート固定部材7と一枚の堰板保持用
プレート3を一組として構成される。掛止部材2は前記
第1の実施例で利用した部材を棒状のものとし、その後
端部に雄ネジ部2bを設けたものである。また、プレー
ト固定部材7は、フランジ部7aと突出部7bとでなる
プラスチック部材である。この突出部7bは、フランジ
部7a上面に一体に設けられており、掛止部材2の雄ネ
ジ部2bに螺合する。そして、本実施例の堰板保持用プ
レート3は、幅方向に幅50mmに対して1〜2mm程
度の勾配が設けられており、長さ方向の四か所にはプレ
ート固定部材7の突出部7bの外径に対応する欠き取り
部3aが設けられている。この欠き取り部3aは、堰板
保持用プレート3に設けられた前記勾配の低い方から設
けられている。
【0042】次に、本実施例の型枠形成器具1の組み立
て方法について説明する。まず、各掛止部材2の雄ネジ
部2bと各プレート固定部材7の突出部7bとを螺合さ
せて、各掛止部材2の後端部に各プレート固定部材7を
着脱自在に係止する。そして、堰板保持用プレート3の
各欠き取り部3aにプレート固定部材7の突出部7bを
それぞれ嵌め込み、堰板保持用プレート3の幅方向中央
部に各掛止部材2が直立するように堰板保持用プレート
3を各フランジ部7aの面上に載置して、一の型枠形成
器具1とする。
て方法について説明する。まず、各掛止部材2の雄ネジ
部2bと各プレート固定部材7の突出部7bとを螺合さ
せて、各掛止部材2の後端部に各プレート固定部材7を
着脱自在に係止する。そして、堰板保持用プレート3の
各欠き取り部3aにプレート固定部材7の突出部7bを
それぞれ嵌め込み、堰板保持用プレート3の幅方向中央
部に各掛止部材2が直立するように堰板保持用プレート
3を各フランジ部7aの面上に載置して、一の型枠形成
器具1とする。
【0043】本実施例の型枠形成器具1は、前記組立鉄
筋Aに取り付ける前に予め堰板保持用プレート3を各フ
ランジ部7aの面上に載置する作業を行っておいても良
いが、まず、掛止部材2にプレート固定部材7を掛止し
たものを組立鉄筋Aに取り付け、その後に各フランジ部
7aの面上に堰板保持用プレート3を順次載置していっ
ても良い。
筋Aに取り付ける前に予め堰板保持用プレート3を各フ
ランジ部7aの面上に載置する作業を行っておいても良
いが、まず、掛止部材2にプレート固定部材7を掛止し
たものを組立鉄筋Aに取り付け、その後に各フランジ部
7aの面上に堰板保持用プレート3を順次載置していっ
ても良い。
【0044】型枠形成器具1を前記第1の実施例と同様
に組立鉄筋Aに取り付けた後は、前記第1の実施例と同
様に、堰板6によりスラブ型枠Bを組み立て、スラブ型
枠Bにコンクリートを打設してスラブCを構築する。な
お、本実施例の堰板6は、その側面に型枠形成器具1の
各突出部7bに対応する凹部を設けておく。本実施例で
は、スラブCを構築した後に、コンクリートに埋め込ま
れた各掛止部材2から各プレート固定部材7を螺合を解
いて取り外す。そして、堰板6の裏面より離れ難くなっ
ている堰板保持用プレート3は、その勾配の低い側の側
面を叩くことにより、その勾配を利用して取り外す。プ
レート固定部材7と堰板保持用プレート3とを取り外し
後のスラブC下面には、各突出部7bの跡が凹陥され
て、特に図9に示すように凹部6aとなり、その内部に
雄ネジ部2bが突出している。これを二重天井の吊り金
具を接続するのに利用すれば好適であるし、その必要が
なければモルタル等を重点して目隠ししても良いし、そ
のままにしておいても良い。
に組立鉄筋Aに取り付けた後は、前記第1の実施例と同
様に、堰板6によりスラブ型枠Bを組み立て、スラブ型
枠Bにコンクリートを打設してスラブCを構築する。な
お、本実施例の堰板6は、その側面に型枠形成器具1の
各突出部7bに対応する凹部を設けておく。本実施例で
は、スラブCを構築した後に、コンクリートに埋め込ま
れた各掛止部材2から各プレート固定部材7を螺合を解
いて取り外す。そして、堰板6の裏面より離れ難くなっ
ている堰板保持用プレート3は、その勾配の低い側の側
面を叩くことにより、その勾配を利用して取り外す。プ
レート固定部材7と堰板保持用プレート3とを取り外し
後のスラブC下面には、各突出部7bの跡が凹陥され
て、特に図9に示すように凹部6aとなり、その内部に
雄ネジ部2bが突出している。これを二重天井の吊り金
具を接続するのに利用すれば好適であるし、その必要が
なければモルタル等を重点して目隠ししても良いし、そ
のままにしておいても良い。
【0045】本実施例によれば、前記第1の実施例と同
様の効果を得ることができるのみならず、スラブCを二
重天井として利用するにあたり、吊り金具を接続するた
めの接続部材を新たに設ける必要がなくなり、さらに作
業の省力化を図ることができる。なお、雄ネジ部2bの
利用方法は、吊り金具の接続に限られることなく種々の
用途に利用することができるのは勿論である。
様の効果を得ることができるのみならず、スラブCを二
重天井として利用するにあたり、吊り金具を接続するた
めの接続部材を新たに設ける必要がなくなり、さらに作
業の省力化を図ることができる。なお、雄ネジ部2bの
利用方法は、吊り金具の接続に限られることなく種々の
用途に利用することができるのは勿論である。
【0046】次に、図10及び図11に示す第3の実施
例について説明する。この実施例は、前記第2の実施例
の型枠形成器具1をさらに改良して、壁体型枠Dを組み
立てるものである。本実施例の型枠形成器具1は、第2
の実施例の型枠形成器具に二つのフランジ部材8a、8
bを加えたものである。両フランジ部材8a、8bは、
掛止部材2の雄ネジ部2bに螺合するようになってお
り、堰板保持用プレート3が取り付けられている位置よ
り先端部側で雄ネジ部2bに取り付けられている。ここ
で、堰板保持用プレート3に近い方を部材をフランジ部
材8aとする。なお、図中10は鉤型プレートである。
例について説明する。この実施例は、前記第2の実施例
の型枠形成器具1をさらに改良して、壁体型枠Dを組み
立てるものである。本実施例の型枠形成器具1は、第2
の実施例の型枠形成器具に二つのフランジ部材8a、8
bを加えたものである。両フランジ部材8a、8bは、
掛止部材2の雄ネジ部2bに螺合するようになってお
り、堰板保持用プレート3が取り付けられている位置よ
り先端部側で雄ネジ部2bに取り付けられている。ここ
で、堰板保持用プレート3に近い方を部材をフランジ部
材8aとする。なお、図中10は鉤型プレートである。
【0047】本実施例では、型枠形成器具1を取り付け
る組立鉄筋Aは、鉄筋コンクリート構造体として壁体E
を構築するように配筋されたものであり、水平な同一高
さに配筋されている二本の壁横筋9a、9bとでなる鉄
筋の組9を上下方向に多数配置されており、さらに補強
筋が適宜配筋されている公知の構造のものである。本実
施例の型枠工法も、前記の第1及び第2の実施例と同様
に二つの工程からなる。
る組立鉄筋Aは、鉄筋コンクリート構造体として壁体E
を構築するように配筋されたものであり、水平な同一高
さに配筋されている二本の壁横筋9a、9bとでなる鉄
筋の組9を上下方向に多数配置されており、さらに補強
筋が適宜配筋されている公知の構造のものである。本実
施例の型枠工法も、前記の第1及び第2の実施例と同様
に二つの工程からなる。
【0048】型枠形成器具取り付け工程は、掛止部材2
の係合部2aを鉄筋の組9のうち壁横筋9aに上方向よ
り引掛けて、掛止部材2の中間部を壁横筋9b上方に載
せるようにして壁横筋9aと壁横筋9bとに掛止部材2
を掛け渡し、型枠形成器具1のフランジ8bと壁横筋9
bとの間に鉤型プレート10を挟み込み、フランジ8b
の位置を調節することにより、壁横筋9aと壁横筋9b
とを係合部2aと鉤型プレート10とにより挟み込む。
このようにして、型枠形成器具1を上下方向に所定間隔
を開けて組立鉄筋Aに順次固定して取り付ける。この
時、鉄筋の組9の壁横筋9b外側に位置している堰板保
持用プレート3の欠き取り部3aは下側に向けて開口す
るように取り付けておく。
の係合部2aを鉄筋の組9のうち壁横筋9aに上方向よ
り引掛けて、掛止部材2の中間部を壁横筋9b上方に載
せるようにして壁横筋9aと壁横筋9bとに掛止部材2
を掛け渡し、型枠形成器具1のフランジ8bと壁横筋9
bとの間に鉤型プレート10を挟み込み、フランジ8b
の位置を調節することにより、壁横筋9aと壁横筋9b
とを係合部2aと鉤型プレート10とにより挟み込む。
このようにして、型枠形成器具1を上下方向に所定間隔
を開けて組立鉄筋Aに順次固定して取り付ける。この
時、鉄筋の組9の壁横筋9b外側に位置している堰板保
持用プレート3の欠き取り部3aは下側に向けて開口す
るように取り付けておく。
【0049】そして、堰板保持工程は下方から上方へと
作業していく。まず、上下となっている二つの堰板保持
用プレート3のうち、上側の堰板保持用プレート3を手
で持ち、前記の第1及び第2の実施例と同様に、係合部
2aを回動中心として上方に持ち上げて上下の堰板保持
用プレート3の間隔を広げ、堰板6を二本の掛止部材2
により上下から挟むように配置する。次に、上側の堰板
保持用プレート3の位置を元に戻すと共に、型枠形成器
具1のフランジ部材8aの位置を調節してフランジ部材
8aと堰板保持用プレート3とで堰板6を挟持する。
作業していく。まず、上下となっている二つの堰板保持
用プレート3のうち、上側の堰板保持用プレート3を手
で持ち、前記の第1及び第2の実施例と同様に、係合部
2aを回動中心として上方に持ち上げて上下の堰板保持
用プレート3の間隔を広げ、堰板6を二本の掛止部材2
により上下から挟むように配置する。次に、上側の堰板
保持用プレート3の位置を元に戻すと共に、型枠形成器
具1のフランジ部材8aの位置を調節してフランジ部材
8aと堰板保持用プレート3とで堰板6を挟持する。
【0050】かかる作業を繰り返して、組立鉄筋Aの側
方に壁体型枠Dを組み立て、次いで、組立鉄筋Aの反壁
体型枠D側にも型枠を形成して、両型枠内にコンクリー
トを打設して壁体Eを得る。本実施例によれば、壁体E
に関する型枠工法においても、前記第1の実施例による
型枠工法と同様の効果を得ることができ、また、第2の
実施例と同様に、さらに、例えば化粧壁を壁体Eに取り
付ける場合に、型枠形成器具1に設けられた雄ネジ部2
bを、壁体Eに取り付ける器具の接続部材として利用す
ることができる。
方に壁体型枠Dを組み立て、次いで、組立鉄筋Aの反壁
体型枠D側にも型枠を形成して、両型枠内にコンクリー
トを打設して壁体Eを得る。本実施例によれば、壁体E
に関する型枠工法においても、前記第1の実施例による
型枠工法と同様の効果を得ることができ、また、第2の
実施例と同様に、さらに、例えば化粧壁を壁体Eに取り
付ける場合に、型枠形成器具1に設けられた雄ネジ部2
bを、壁体Eに取り付ける器具の接続部材として利用す
ることができる。
【0051】なお、本発明は、前記の実施例にとらわれ
ることなく、種々の態様で実施することができるのは勿
論である。
ることなく、種々の態様で実施することができるのは勿
論である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る型枠形成器具によれば、掛止部材の先端部に
備えられた係合部を鉄筋に引き掛けて型枠形成器具を鉄
筋に取り付け、掛止部材に幅方向中央部で支持されてい
る堰板保持用プレートが鉄筋から所定距離をおいて堰板
を保持する構成としたので、所定形状の型枠を容易に組
み立てることができるようになった。
項1に係る型枠形成器具によれば、掛止部材の先端部に
備えられた係合部を鉄筋に引き掛けて型枠形成器具を鉄
筋に取り付け、掛止部材に幅方向中央部で支持されてい
る堰板保持用プレートが鉄筋から所定距離をおいて堰板
を保持する構成としたので、所定形状の型枠を容易に組
み立てることができるようになった。
【0053】また、本発明のうち請求項2に係る型枠形
成器具によれば、掛止部材の後端部に接合手段を設け、
堰板保持用プレートを掛止部材の後端部に着脱自在に係
止されたプレート固定部材に担持される構成としたの
で、請求項1に係る型枠形成器具と同様の効果を得るこ
とができた。その上、本型枠形成器具では、堰板を保持
する堰板保持用プレートを着脱自在とすることができ
た。
成器具によれば、掛止部材の後端部に接合手段を設け、
堰板保持用プレートを掛止部材の後端部に着脱自在に係
止されたプレート固定部材に担持される構成としたの
で、請求項1に係る型枠形成器具と同様の効果を得るこ
とができた。その上、本型枠形成器具では、堰板を保持
する堰板保持用プレートを着脱自在とすることができ
た。
【0054】そして、本発明のうち請求項3に係る型枠
工法によれば、請求項1に係る型枠形成器具を上下の鉄
筋の組に所定範囲で回動自在に吊り下げ、堰板保持用プ
レートを下側の鉄筋の下方に所定距離をおいて配置させ
る構成としたので、完全に水平となる型枠や傾斜してい
る型枠を組み立てることが容易となり、さらに、型枠の
揺れを防止することもできた。
工法によれば、請求項1に係る型枠形成器具を上下の鉄
筋の組に所定範囲で回動自在に吊り下げ、堰板保持用プ
レートを下側の鉄筋の下方に所定距離をおいて配置させ
る構成としたので、完全に水平となる型枠や傾斜してい
る型枠を組み立てることが容易となり、さらに、型枠の
揺れを防止することもできた。
【0055】また、型枠形成器具を回動させて、堰板を
担持する二つの堰板保持用プレートの間隔を広げて各掛
止部材の間に挟むように配設した後に、型枠形成器具の
位置を戻してその堰板を二つの堰板保持用プレートに担
持させる構成としたので、堰板を組み合わせて水平な所
定形状の型枠を組み立てるのが容易となった。さらに、
作業員が堰板保持工程を全て組立鉄筋の下側で行うこと
ができる構成としたので、従来の型枠工法では、施工の
際に人が乗ることによって生じていた堰板が損傷すると
いう事態を防止することができた。そのために、堰板の
板厚を薄くすることも可能となるので、堰板を軽量化し
て、その運搬作業及び取り付け作業を容易にすることも
可能となった。また、堰板保持用プレートが支保工とし
ての作用も果たすので、支保工が不要となりさらに施工
作業の省力化することができた。
担持する二つの堰板保持用プレートの間隔を広げて各掛
止部材の間に挟むように配設した後に、型枠形成器具の
位置を戻してその堰板を二つの堰板保持用プレートに担
持させる構成としたので、堰板を組み合わせて水平な所
定形状の型枠を組み立てるのが容易となった。さらに、
作業員が堰板保持工程を全て組立鉄筋の下側で行うこと
ができる構成としたので、従来の型枠工法では、施工の
際に人が乗ることによって生じていた堰板が損傷すると
いう事態を防止することができた。そのために、堰板の
板厚を薄くすることも可能となるので、堰板を軽量化し
て、その運搬作業及び取り付け作業を容易にすることも
可能となった。また、堰板保持用プレートが支保工とし
ての作用も果たすので、支保工が不要となりさらに施工
作業の省力化することができた。
【0056】さらに、型枠形成器具取り付け工程と堰板
保持工程とを組み合わせていく構成としたことにより、
型枠の組み立て作業を効率良く行うことも可能となっ
た。また、本発明のうち請求項4に係る型枠工法によれ
ば、請求項1に係る型枠形成器具を水平な同一高さの鉄
筋の組に、上方向に回動自在に掛け渡して、堰板保持用
プレートを組立鉄筋の側方に所定距離をおいて配置させ
る構成としたので、垂直方向の型枠及びやや傾いている
型枠を組み立てることが容易となった。
保持工程とを組み合わせていく構成としたことにより、
型枠の組み立て作業を効率良く行うことも可能となっ
た。また、本発明のうち請求項4に係る型枠工法によれ
ば、請求項1に係る型枠形成器具を水平な同一高さの鉄
筋の組に、上方向に回動自在に掛け渡して、堰板保持用
プレートを組立鉄筋の側方に所定距離をおいて配置させ
る構成としたので、垂直方向の型枠及びやや傾いている
型枠を組み立てることが容易となった。
【0057】そして、組立鉄筋に取り付けられた複数の
型枠形成器具の各堰板保持用プレートの間隔を広げて、
堰板を両型枠形成器具の各掛止部材の間に挟むように配
設し、型枠形成器具の位置を戻してその堰板を二つの堰
板保持用プレートに固定する構成としたので、堰板を組
み合わせて上下方向の型枠を形成するのが容易となっ
た。また、前記同様に、堰板保持用プレートが支保工と
しての作用も果たすので、支保工が不要となり施工作業
の省力化することができた。
型枠形成器具の各堰板保持用プレートの間隔を広げて、
堰板を両型枠形成器具の各掛止部材の間に挟むように配
設し、型枠形成器具の位置を戻してその堰板を二つの堰
板保持用プレートに固定する構成としたので、堰板を組
み合わせて上下方向の型枠を形成するのが容易となっ
た。また、前記同様に、堰板保持用プレートが支保工と
しての作用も果たすので、支保工が不要となり施工作業
の省力化することができた。
【0058】ここで、本型枠工法でも、型枠形成器具取
り付け工程と堰板保持工程とを組み合わせていく構成と
したことにより、型枠の組み立て作業を効率良く行うこ
とが可能となった。さらに、本発明のうち請求項5に係
る型枠工法によれば、請求項3または請求項4の型枠工
法に請求項2に係る型枠形成器具を利用したので、鉄筋
コンクリート構造体を成形した後に、掛止部材の後端部
に設けられた接合手段を利用するこができ、その構造体
に他の部材を取り付ける場合に、構造体に改めて取り付
け部材を固設する必要がなくなった。
り付け工程と堰板保持工程とを組み合わせていく構成と
したことにより、型枠の組み立て作業を効率良く行うこ
とが可能となった。さらに、本発明のうち請求項5に係
る型枠工法によれば、請求項3または請求項4の型枠工
法に請求項2に係る型枠形成器具を利用したので、鉄筋
コンクリート構造体を成形した後に、掛止部材の後端部
に設けられた接合手段を利用するこができ、その構造体
に他の部材を取り付ける場合に、構造体に改めて取り付
け部材を固設する必要がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る型枠形成器具の斜視図であ
る。
る。
【図2】同実施例に係る型枠工法を説明する型枠の側面
図である。
図である。
【図3】同型枠工法を説明する型枠の斜視図である。
【図4】同実施例に用いる堰板の一部切欠斜視図であ
る。
る。
【図5】同堰板の補強ネットの平面図である。
【図6】同補強ネットのラインの縦断面図である。
【図7】第2の実施例に係る型枠形成器具の分解斜視図
である。
である。
【図8】同実施例に係る型枠工法を説明する型枠の一部
破断側面図である。
破断側面図である。
【図9】同型枠工法を説明するコンクリート構造体の一
部破断側面図である。
部破断側面図である。
【図10】第3の実施例に係る型枠形成器具の一部破断
側面図である。
側面図である。
【図11】同実施例に係る型枠工法を説明する型枠の側
面図である。
面図である。
A 組立鉄筋 B スラブ型枠 C スラブ(鉄筋コンクリート構造体) D 壁体型枠 E 壁体 1 型枠形成器具 2 掛止部材 2a 係合部 2b 雄ネジ部(接合手段) 3 堰板保持用プレート 4 鉄筋の組 4a 上主筋 4b 下主筋 6 堰板 7 プレート固定部材 9 鉄筋の組 9a 壁横筋 9b 壁横筋
Claims (5)
- 【請求項1】 先端部に鉄筋に掛合するための係合部を
備えた掛止部材と、該掛止部材に幅方向中央部で支持さ
れて前記鉄筋から所定距離をおいて堰板を保持する堰板
保持用プレートとを備えたことを特徴とする型枠形成器
具。 - 【請求項2】 前記掛止部材はその後端部に接合手段を
備えており、前記堰板保持用プレートはプレート固定部
材により担持されており、該プレート固定部材は前記掛
止部材の後端部に着脱自在に係止された平板でなること
を特徴とする請求項1に記載の型枠形成器具。 - 【請求項3】 水平な上下の鉄筋の組を水平方向に多数
配置した組立鉄筋に堰板を組み合わせて水平な所定形状
の型枠とし、その型枠にコンクリートを打設して鉄筋コ
ンクリート構造体を得る型枠工法において、先端部に係
合部を備えた掛止部材と該掛止部材の後端部近くに幅方
向中央部で支持される堰板保持用プレートとを備えた型
枠形成器具を予め用意し、前記掛止部材の先端部を前記
鉄筋の組のうち上側の鉄筋に引掛け、且つその中間部を
前記下側の鉄筋の側方を通過させて前記型枠形成器具を
吊り下げることにより、前記堰板保持用プレートを該下
側の鉄筋の下方に所定距離をおいて配置させる型枠形成
器具取り付け工程と、水平方向に所定間隔を開けて前記
組立鉄筋に取り付けられた複数の型枠形成器具の一方
を、前記掛止部材の先端部を回動中心として上方向に回
動させて、両型枠形成器具の各堰板保持用プレートの間
隔を広げて、一の堰板を両型枠形成器具の各掛止部材の
間に挟むように配設し、前記型枠形成器具の位置を戻し
てその堰板を二つの堰板保持用プレートに担持させる堰
板保持工程と、からなり、前記両工程を組み合わせて前
記組立鉄筋の下側に複数の堰板による型枠を組み立てる
ことを特徴をする型枠工法。 - 【請求項4】 水平な同一高さの鉄筋の組を上下方向に
多数配置した組立鉄筋に堰板を組み合わせて上下方向の
型枠とし、その型枠内にコンクリートを打設して鉄筋コ
ンクリート構造体を得る型枠工法において、先端部に係
合部を備えた掛止部材と該掛止部材の後端部近くに幅方
向中央部で支持される堰板保持用プレートとを備えた型
枠形成器具を予め用意し、前記掛止部材の先端部を前記
鉄筋の組のうち一方の鉄筋に上方向より引掛け、且つそ
の中間部を他方の鉄筋の上方を通過させて両鉄筋に前記
型枠形成器具を掛け渡すことにより、前記堰板保持用プ
レートを該他方の鉄筋の側方に所定距離をおいて配置さ
せる型枠形成器具取り付け工程と、上下方向に所定間隔
を開けて前記組立鉄筋に取り付けられた複数の型枠形成
器具のうち上側の型枠形成器具を、前記掛止部材の先端
部を回動中心として上方向に回動させて、両型枠形成器
具の各堰板保持用プレートの間隔を広げて、一の堰板を
両型枠形成器具の各掛止部材の間に挟むように配設し、
前記型枠形成器具の位置を戻してその堰板を二つの堰板
保持用プレートに固定する堰板保持工程と、からなり、
前記両工程を組み合わせて前記組立鉄筋の側方に複数の
堰板による型枠を組み立てることを特徴をする型枠工
法。 - 【請求項5】 前記型枠形成器具の掛止部材はその後端
部に接合手段を備えており、前記堰板保持用プレートは
プレート固定部材により担持されており、該プレート固
定部材は前記掛止部材の後端部に着脱自在に係止された
平板でなり、該型枠形成器具の堰板保持用プレートに堰
板を固定することにより、複数の堰板による型枠を組み
立てることを特徴とする請求項3または請求項4に記載
の型枠工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02704494A JP3265107B2 (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 型枠形成器具及び型枠工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02704494A JP3265107B2 (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 型枠形成器具及び型枠工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233633A true JPH07233633A (ja) | 1995-09-05 |
| JP3265107B2 JP3265107B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=12210080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02704494A Expired - Fee Related JP3265107B2 (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 型枠形成器具及び型枠工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3265107B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6230680B1 (ja) * | 2016-11-15 | 2017-11-15 | ペリー ゲー・エム・ベー・ハーPeri GmbH | プレキャストコンクリート工法によって製造された複数の部材の接合方法及び型枠吊支治具 |
| CN117841164A (zh) * | 2024-01-02 | 2024-04-09 | 苏州良浦节能新材料股份有限公司 | 一种装配式混凝土预制墙板及施工工艺 |
-
1994
- 1994-02-24 JP JP02704494A patent/JP3265107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6230680B1 (ja) * | 2016-11-15 | 2017-11-15 | ペリー ゲー・エム・ベー・ハーPeri GmbH | プレキャストコンクリート工法によって製造された複数の部材の接合方法及び型枠吊支治具 |
| JP2018080483A (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | ペリー ゲー・エム・ベー・ハーPeri GmbH | プレキャストコンクリート工法によって製造された複数の部材の接合方法及び型枠吊支治具 |
| CN117841164A (zh) * | 2024-01-02 | 2024-04-09 | 苏州良浦节能新材料股份有限公司 | 一种装配式混凝土预制墙板及施工工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3265107B2 (ja) | 2002-03-11 |
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