JPH07233731A - エンジンの過給装置 - Google Patents
エンジンの過給装置Info
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- JPH07233731A JPH07233731A JP6057057A JP5705794A JPH07233731A JP H07233731 A JPH07233731 A JP H07233731A JP 6057057 A JP6057057 A JP 6057057A JP 5705794 A JP5705794 A JP 5705794A JP H07233731 A JPH07233731 A JP H07233731A
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- JP
- Japan
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- engine
- flow rate
- supercharger
- capacity
- working fluid
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ターボ過給機の補助駆動用流体の圧送流量の
急変によるトルクショックを避ける。 【構成】 オイルポンプ108から吐出するオイルをタ
ーボ回転軸の流体タービンに噴射することにより、ター
ボ過給機の補助駆動を行う過給装置。上記オイルポンプ
108は容量可変型であり、差圧式駆動装置54は、エ
ンジン運転状態の過渡期において、スロットル弁15上
流側の過給圧P1と、スロットル弁15下流側の吸気負
圧P2との圧力差の変動を利用して上記オイルポンプ1
08の容量を徐々に変化させる。
急変によるトルクショックを避ける。 【構成】 オイルポンプ108から吐出するオイルをタ
ーボ回転軸の流体タービンに噴射することにより、ター
ボ過給機の補助駆動を行う過給装置。上記オイルポンプ
108は容量可変型であり、差圧式駆動装置54は、エ
ンジン運転状態の過渡期において、スロットル弁15上
流側の過給圧P1と、スロットル弁15下流側の吸気負
圧P2との圧力差の変動を利用して上記オイルポンプ1
08の容量を徐々に変化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボ過給機を備えた
エンジンの過給装置に関するものである。
エンジンの過給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ターボ過給機を備えたエンジンの
過給装置として、例えば特公昭59−51649号公報
に示されるものが知られている。この装置では、吸気側
に設けられるコンプレッサと排気側に設けられるタービ
ンとがターボ回転軸で連結され、このターボ回転軸が滑
り軸受で回転可能に支持されるとともに、このターボ回
転軸の途中に流体タービンが設けられ、この流体タービ
ンにオイルが一定流量で噴射されることにより、ターボ
回転軸の駆動が補助されるようになっている。より具体
的には、制御弁の作動により補助駆動状態と補助駆動停
止状態とに切換可能とし、上記コンプレッサから出力さ
れる圧縮空気の圧力が所定値以下となった時点で上記補
助駆動停止状態から補助駆動状態に切換え、上記ターボ
回転軸を急激に加速する制御が行われる。
過給装置として、例えば特公昭59−51649号公報
に示されるものが知られている。この装置では、吸気側
に設けられるコンプレッサと排気側に設けられるタービ
ンとがターボ回転軸で連結され、このターボ回転軸が滑
り軸受で回転可能に支持されるとともに、このターボ回
転軸の途中に流体タービンが設けられ、この流体タービ
ンにオイルが一定流量で噴射されることにより、ターボ
回転軸の駆動が補助されるようになっている。より具体
的には、制御弁の作動により補助駆動状態と補助駆動停
止状態とに切換可能とし、上記コンプレッサから出力さ
れる圧縮空気の圧力が所定値以下となった時点で上記補
助駆動停止状態から補助駆動状態に切換え、上記ターボ
回転軸を急激に加速する制御が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示される装
置は、エンジンの運転状態に応じて補助駆動状態と補助
駆動停止状態とに択一的に切換えられるものであるの
で、この切換の際、走行トルクに著しいショックが生じ
るおそれがある。例えば、上記補助駆動状態からいきな
り補助駆動停止状態に切換えた場合、すなわち補助駆動
を急停止させた場合には、ターボ回転軸の駆動力ひいて
は過給圧が急減するおそれがある。また、上記オイルを
圧送するポンプ等は一般にエンジン出力を利用して駆動
されるが、この場合において、例えばアクセル踏み込み
時に急加速を実行すべく上記ポンプ等を停止状態からい
きなりフル作動状態に切換えると、その分エンジン負荷
が増大して出力トルクが急減し、却って加速性を損なう
といった事態も生じ得る。
置は、エンジンの運転状態に応じて補助駆動状態と補助
駆動停止状態とに択一的に切換えられるものであるの
で、この切換の際、走行トルクに著しいショックが生じ
るおそれがある。例えば、上記補助駆動状態からいきな
り補助駆動停止状態に切換えた場合、すなわち補助駆動
を急停止させた場合には、ターボ回転軸の駆動力ひいて
は過給圧が急減するおそれがある。また、上記オイルを
圧送するポンプ等は一般にエンジン出力を利用して駆動
されるが、この場合において、例えばアクセル踏み込み
時に急加速を実行すべく上記ポンプ等を停止状態からい
きなりフル作動状態に切換えると、その分エンジン負荷
が増大して出力トルクが急減し、却って加速性を損なう
といった事態も生じ得る。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、エンジ
ンの運転状態に応じてターボ過給機の補助駆動を制御し
ながら、その補助駆動力の急変によるトルクショックを
回避することができるエンジンの過給装置を提供するこ
とを目的とする。
ンの運転状態に応じてターボ過給機の補助駆動を制御し
ながら、その補助駆動力の急変によるトルクショックを
回避することができるエンジンの過給装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、ターボ過給機においてコンプ
レッサとタービンとを連結するターボ回転軸に流体ター
ビンを設けるとともに、エンジン出力を利用して作動流
体を圧送する圧送手段と、この圧送手段により圧送され
る作動流体を上記流体タービンに噴射することにより上
記ターボ回転軸を補助駆動する流体噴射手段とを備えた
エンジンの過給装置において、上記エンジンの運転状態
の過渡期に上記圧送手段による作動流体の圧送流量を徐
々に変化させる流量制御手段を備えたものである(請求
項1)。
の手段として、本発明は、ターボ過給機においてコンプ
レッサとタービンとを連結するターボ回転軸に流体ター
ビンを設けるとともに、エンジン出力を利用して作動流
体を圧送する圧送手段と、この圧送手段により圧送され
る作動流体を上記流体タービンに噴射することにより上
記ターボ回転軸を補助駆動する流体噴射手段とを備えた
エンジンの過給装置において、上記エンジンの運転状態
の過渡期に上記圧送手段による作動流体の圧送流量を徐
々に変化させる流量制御手段を備えたものである(請求
項1)。
【0006】上記圧送手段としては可変容量型オイルポ
ンプが好適であり、この場合、上記流量制御手段として
上記エンジンの運転状態の過渡期に上記可変容量型オイ
ルポンプの容量を徐々に変化させる容量制御手段を備え
ればよい(請求項2)。
ンプが好適であり、この場合、上記流量制御手段として
上記エンジンの運転状態の過渡期に上記可変容量型オイ
ルポンプの容量を徐々に変化させる容量制御手段を備え
ればよい(請求項2)。
【0007】上記可変容量型オイルポンプを用いた装置
では、上記可変容量型オイルポンプを複数枚のベーンを
もつロータとこれらロータ及びベーンを収納するロータ
ハウジングとの相対移動により容量が変化するように構
成するとともに、上記容量制御手段として、上記ターボ
過給機下流側でスロットル弁上流側の吸気通路内圧力と
スロットル弁下流側の吸気通路内圧力との圧力差により
上記ロータとロータハウジングとを相対移動させる差圧
式駆動装置を備えたものや(請求項3)、上記容量制御
手段として、制御信号を受けて上記可変容量型オイルポ
ンプの容量を変化させる容量可変手段と、エンジン負荷
に相当する量を検出する負荷検出手段と、エンジン回転
数を検出するエンジン回転数検出手段と、検出されたエ
ンジン負荷及びエンジン回転数に応じて目標ポンプ吐出
量を決定し、この目標ポンプ吐出量に基づいて上記容量
可変手段に制御信号を出力する制御信号出力手段とを備
えたもの(請求項4)等が有効である。
では、上記可変容量型オイルポンプを複数枚のベーンを
もつロータとこれらロータ及びベーンを収納するロータ
ハウジングとの相対移動により容量が変化するように構
成するとともに、上記容量制御手段として、上記ターボ
過給機下流側でスロットル弁上流側の吸気通路内圧力と
スロットル弁下流側の吸気通路内圧力との圧力差により
上記ロータとロータハウジングとを相対移動させる差圧
式駆動装置を備えたものや(請求項3)、上記容量制御
手段として、制御信号を受けて上記可変容量型オイルポ
ンプの容量を変化させる容量可変手段と、エンジン負荷
に相当する量を検出する負荷検出手段と、エンジン回転
数を検出するエンジン回転数検出手段と、検出されたエ
ンジン負荷及びエンジン回転数に応じて目標ポンプ吐出
量を決定し、この目標ポンプ吐出量に基づいて上記容量
可変手段に制御信号を出力する制御信号出力手段とを備
えたもの(請求項4)等が有効である。
【0008】以上のように可変容量型オイルポンプを用
いた装置では、その容量を常に0よりも大きな量に保つ
ように上記容量制御手段を構成することが、より好まし
い(請求項14)。
いた装置では、その容量を常に0よりも大きな量に保つ
ように上記容量制御手段を構成することが、より好まし
い(請求項14)。
【0009】上記流量制御手段としては、上記エンジン
の加速操作開始時から所定期間、上記作動流体の流量を
徐々に増大させるものが好適である(請求項5)。この
場合、上記エンジンの加速操作速度が高いほど上記作動
流体の流量増大率を高めるようにすれば(請求項6)、
後述のようなより優れた効果が得られる。
の加速操作開始時から所定期間、上記作動流体の流量を
徐々に増大させるものが好適である(請求項5)。この
場合、上記エンジンの加速操作速度が高いほど上記作動
流体の流量増大率を高めるようにすれば(請求項6)、
後述のようなより優れた効果が得られる。
【0010】また、上記流量制御手段としては、上記エ
ンジンの加速操作開始時から所定期間が経過した後、上
記作動流体の流量を徐々に減少させるものがより好適で
ある(請求項7)。この場合、上記作動流体の流量をエ
ンジン回転数にほぼ反比例させるように上記流量制御手
段を構成したり(請求項8)、上記作動流体の目標流量
を排気エネルギが0と仮定して設定される基本目標流量
からエンジン回転数が高いほど増大する減少補正値を差
し引いた量に設定したりする(請求項9)ことにより、
後述のようなより優れた効果が得られる。
ンジンの加速操作開始時から所定期間が経過した後、上
記作動流体の流量を徐々に減少させるものがより好適で
ある(請求項7)。この場合、上記作動流体の流量をエ
ンジン回転数にほぼ反比例させるように上記流量制御手
段を構成したり(請求項8)、上記作動流体の目標流量
を排気エネルギが0と仮定して設定される基本目標流量
からエンジン回転数が高いほど増大する減少補正値を差
し引いた量に設定したりする(請求項9)ことにより、
後述のようなより優れた効果が得られる。
【0011】さらに、上記のように加速操作開始時から
作動流体の流量を徐々に増大させるものにおいて、上記
ターボ回転軸をコンプレッサ側軸とタービン側軸とに分
割し、コンプレッサ側軸とタービン側軸とに分割し、エ
ンジン回転数が所定回転数未満の領域では上記コンプレ
ッサ側軸とタービン側軸とを相対回転可能に切離しエン
ジン回転数が所定回転数以上の領域では上記コンプレッ
サ側軸とタービン側軸とを連結する連結切換手段を備え
れば、より好ましいものとなる(請求項10)。
作動流体の流量を徐々に増大させるものにおいて、上記
ターボ回転軸をコンプレッサ側軸とタービン側軸とに分
割し、コンプレッサ側軸とタービン側軸とに分割し、エ
ンジン回転数が所定回転数未満の領域では上記コンプレ
ッサ側軸とタービン側軸とを相対回転可能に切離しエン
ジン回転数が所定回転数以上の領域では上記コンプレッ
サ側軸とタービン側軸とを連結する連結切換手段を備え
れば、より好ましいものとなる(請求項10)。
【0012】また、上記流量制御手段は、上記エンジン
の減速操作時に上記作動流体の流量を徐々に減少させる
ものも好適である(請求項11)。
の減速操作時に上記作動流体の流量を徐々に減少させる
ものも好適である(請求項11)。
【0013】また、上記流量制御手段は、上記補助駆動
時にはエンジン負荷が高いほど上記作動流体の流量を多
くするものが、より好適である(請求項12)。この場
合、上記エンジン負荷が高いほどこのエンジン負荷の増
大に伴う上記作動流体の流量の増大率を高めることが、
より好ましい(請求項13)。
時にはエンジン負荷が高いほど上記作動流体の流量を多
くするものが、より好適である(請求項12)。この場
合、上記エンジン負荷が高いほどこのエンジン負荷の増
大に伴う上記作動流体の流量の増大率を高めることが、
より好ましい(請求項13)。
【0014】
【作用】請求項1記載の装置によれば、圧送手段の圧送
する作動流体がターボ回転軸の流体タービンに噴射され
ることにより、ターボ過給機の駆動が補助されるととも
に、エンジン運転状態の過渡期には、上記圧送手段によ
り圧送される作動流体の流量が徐々に変えられることに
より、この圧送流量の急変による走行トルクのショック
が避けられる。
する作動流体がターボ回転軸の流体タービンに噴射され
ることにより、ターボ過給機の駆動が補助されるととも
に、エンジン運転状態の過渡期には、上記圧送手段によ
り圧送される作動流体の流量が徐々に変えられることに
より、この圧送流量の急変による走行トルクのショック
が避けられる。
【0015】より具体的に、請求項2記載の装置では、
可変容量型オイルポンプから吐出されるオイルによって
上記流体タービン及びターボ回転軸が回転駆動されると
ともに、この可変容量型オイルポンプの容量変化によっ
て圧送流量の制御が行われる。
可変容量型オイルポンプから吐出されるオイルによって
上記流体タービン及びターボ回転軸が回転駆動されると
ともに、この可変容量型オイルポンプの容量変化によっ
て圧送流量の制御が行われる。
【0016】ここで、請求項3記載の装置では、ターボ
過給機下流側でかつスロットル弁上流側の吸気通路内圧
力とスロットル弁下流側の吸気通路内圧力との圧力差に
より、ロータとロータハウジングとが相対移動し、これ
により自動的に容量制御が実行される。
過給機下流側でかつスロットル弁上流側の吸気通路内圧
力とスロットル弁下流側の吸気通路内圧力との圧力差に
より、ロータとロータハウジングとが相対移動し、これ
により自動的に容量制御が実行される。
【0017】一方、請求項4記載の装置では、負荷検出
手段やエンジン回転数検出手段の検出結果により実際の
エンジン運転状態が読み取られ、この運転状態に応じた
目標ポンプ吐出量に基づいて、ポンプ容量の制御が行わ
れる。
手段やエンジン回転数検出手段の検出結果により実際の
エンジン運転状態が読み取られ、この運転状態に応じた
目標ポンプ吐出量に基づいて、ポンプ容量の制御が行わ
れる。
【0018】このような可変容量型オイルポンプをもつ
装置において、請求項14記載のものでは、上記可変容
量型オイルポンプの容量を常時0よりも大きな量に保
つ、すなわち、最低でも微小量のオイルは流し続けるこ
とによって、熱のこもりによるオイルの蒸発が避けられ
る。
装置において、請求項14記載のものでは、上記可変容
量型オイルポンプの容量を常時0よりも大きな量に保
つ、すなわち、最低でも微小量のオイルは流し続けるこ
とによって、熱のこもりによるオイルの蒸発が避けられ
る。
【0019】請求項5記載の装置では、エンジンの加速
操作開始時から所定期間、上記作動流体の流量が徐々に
増大することにより、エンジン負荷の急増を避けながら
良好な加速性が確保される。しかも、請求項6記載の装
置では、エンジンの加速操作速度が高いほど上記作動流
体の流量増大率が高められるため、運転者の要求する加
速度に即した補助駆動制御が実行される。
操作開始時から所定期間、上記作動流体の流量が徐々に
増大することにより、エンジン負荷の急増を避けながら
良好な加速性が確保される。しかも、請求項6記載の装
置では、エンジンの加速操作速度が高いほど上記作動流
体の流量増大率が高められるため、運転者の要求する加
速度に即した補助駆動制御が実行される。
【0020】上記加速操作開始時から所定期間が過ぎた
後は、ターボ過給機のタービン回転数が上昇する分、必
要とされる補助駆動力は減少することになるが、ここで
請求項7記載の装置では、エンジンの加速操作開始時か
ら所定期間経過後、上記作動流体の流量が徐々に減少す
るため、補助駆動の急停止による過給圧の急減が避けら
れる。そして、請求項8記載の装置では、上記作動流体
の流量がエンジン回転数にほぼ反比例するように減少す
るため、後述のように過給圧は終始ほぼ一定に保たれ
る。また、請求項9記載の装置では、エンジン回転数が
高いほど、すなわち排気エネルギが高くてこれによるタ
ーボ駆動力が高いほど、基本目標流量よりも低めの目標
流量が設定されることにより、必要以上の補助駆動が行
われることが避けられ、排気エネルギが有効に活用され
る。
後は、ターボ過給機のタービン回転数が上昇する分、必
要とされる補助駆動力は減少することになるが、ここで
請求項7記載の装置では、エンジンの加速操作開始時か
ら所定期間経過後、上記作動流体の流量が徐々に減少す
るため、補助駆動の急停止による過給圧の急減が避けら
れる。そして、請求項8記載の装置では、上記作動流体
の流量がエンジン回転数にほぼ反比例するように減少す
るため、後述のように過給圧は終始ほぼ一定に保たれ
る。また、請求項9記載の装置では、エンジン回転数が
高いほど、すなわち排気エネルギが高くてこれによるタ
ーボ駆動力が高いほど、基本目標流量よりも低めの目標
流量が設定されることにより、必要以上の補助駆動が行
われることが避けられ、排気エネルギが有効に活用され
る。
【0021】さらに、上記のように加速操作開始時から
作動流体の流量を徐々に増大させるものにおいて、請求
項10記載の装置では、加速操作開始直後、すなわち一
般にはエンジン回転数が十分に高まっていない期間で
は、タービン側軸から切り離された、比較的慣性モーメ
ントの小さいコンプレッサ側軸のみが補助駆動されるの
で、この期間、補助駆動のための流量をいきなり大容量
まで高めずに徐々に増大させても上記コンプレッサ側軸
をより十分な加速度で加速することができる。その後、
作動流体流量が十分に高まりかつタービン回転数が十分
に高まった状態で、コンプレッサ側軸とタービン側軸と
が一体に連結されて排気エネルギによるコンプレッサの
駆動が開始されることにより、必要補助駆動力が節減さ
れる。
作動流体の流量を徐々に増大させるものにおいて、請求
項10記載の装置では、加速操作開始直後、すなわち一
般にはエンジン回転数が十分に高まっていない期間で
は、タービン側軸から切り離された、比較的慣性モーメ
ントの小さいコンプレッサ側軸のみが補助駆動されるの
で、この期間、補助駆動のための流量をいきなり大容量
まで高めずに徐々に増大させても上記コンプレッサ側軸
をより十分な加速度で加速することができる。その後、
作動流体流量が十分に高まりかつタービン回転数が十分
に高まった状態で、コンプレッサ側軸とタービン側軸と
が一体に連結されて排気エネルギによるコンプレッサの
駆動が開始されることにより、必要補助駆動力が節減さ
れる。
【0022】請求項11記載の装置では、エンジンの減
速操作時に上記作動流体の流量が徐々に減少することに
より、補助駆動の急停止による過給圧の急減を避けなが
ら、良好な減速性が確保される。
速操作時に上記作動流体の流量が徐々に減少することに
より、補助駆動の急停止による過給圧の急減を避けなが
ら、良好な減速性が確保される。
【0023】請求項12記載の装置では、上記補助駆動
時、エンジン負荷の上昇に伴って上記作動流体の流量が
増加されるため、高い出力を要しない低負荷運転時には
補助駆動力の抑制により燃費が向上する一方、高負荷運
転時には補助駆動力の増加により高出力が確保される。
ここで、請求項13記載の装置では、上記エンジン負荷
が高いほどこのエンジン負荷の増大に伴う上記作動流体
の流量の増大率が高められるため、さほど高い出力を要
しない中負荷運転領域で補助駆動力の抑制度合いを強め
る一方、負荷の非常に高い運転領域では十分に高い出力
が確保される。
時、エンジン負荷の上昇に伴って上記作動流体の流量が
増加されるため、高い出力を要しない低負荷運転時には
補助駆動力の抑制により燃費が向上する一方、高負荷運
転時には補助駆動力の増加により高出力が確保される。
ここで、請求項13記載の装置では、上記エンジン負荷
が高いほどこのエンジン負荷の増大に伴う上記作動流体
の流量の増大率が高められるため、さほど高い出力を要
しない中負荷運転領域で補助駆動力の抑制度合いを強め
る一方、負荷の非常に高い運転領域では十分に高い出力
が確保される。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
【0025】図3に示すエンジン10の各気筒には、吸
気マニホールド12を介して共通吸気管14が接続され
ており、その途中にスロットル弁15、インタクーラー
16、ターボ過給機24、エアクリーナー18等が設け
られている。上記各気筒には排気マニホールド19を介
して共通排気管20が接続されており、その途中に上記
ターボ過給機24、排ガス浄化用触媒22等が設けられ
ている。
気マニホールド12を介して共通吸気管14が接続され
ており、その途中にスロットル弁15、インタクーラー
16、ターボ過給機24、エアクリーナー18等が設け
られている。上記各気筒には排気マニホールド19を介
して共通排気管20が接続されており、その途中に上記
ターボ過給機24、排ガス浄化用触媒22等が設けられ
ている。
【0026】上記ターボ過給機24の内部構造を図4に
示す。このターボ過給機24は、通常のターボ過給機と
同様、コンプレッサ26及びタービン28を備え、両者
がターボ回転軸35によって連結されている。コンプレ
ッサ26はコンプレッサハウジング30に収容され、タ
ービン28はタービンハウジング32に収容されてい
る。コンプレッサハウジング30は上記共通吸気管14
の途中に組み込まれ、タービンハウジング32は上記共
通排気管20の途中に組み込まれている。両ハウジング
30,32は略円筒状の本体ハウジング34を介して連
結されており、この本体ハウジング34により上記ター
ボ回転軸35が回転可能に支持されている。
示す。このターボ過給機24は、通常のターボ過給機と
同様、コンプレッサ26及びタービン28を備え、両者
がターボ回転軸35によって連結されている。コンプレ
ッサ26はコンプレッサハウジング30に収容され、タ
ービン28はタービンハウジング32に収容されてい
る。コンプレッサハウジング30は上記共通吸気管14
の途中に組み込まれ、タービンハウジング32は上記共
通排気管20の途中に組み込まれている。両ハウジング
30,32は略円筒状の本体ハウジング34を介して連
結されており、この本体ハウジング34により上記ター
ボ回転軸35が回転可能に支持されている。
【0027】このターボ回転軸35の略中央部には、油
圧タービン(流体タービン)38が設けられている。こ
の油圧タービン38は、周方向成分をもつ作動油流がコ
ンプレッサ側(図1では右側)から吹き付けられた時に
そのエネルギをターボ回転軸35の回転エネルギに変換
する形状の羽根を有している。これに対し、上記本体ハ
ウジング34には、その側壁を径方向に貫通するオイル
供給ノズル(流体噴射手段)62が固定されており、こ
のオイル供給ノズル62の噴射口40が本体ハウジング
34内において上記油圧タービン38に向けられてい
る。
圧タービン(流体タービン)38が設けられている。こ
の油圧タービン38は、周方向成分をもつ作動油流がコ
ンプレッサ側(図1では右側)から吹き付けられた時に
そのエネルギをターボ回転軸35の回転エネルギに変換
する形状の羽根を有している。これに対し、上記本体ハ
ウジング34には、その側壁を径方向に貫通するオイル
供給ノズル(流体噴射手段)62が固定されており、こ
のオイル供給ノズル62の噴射口40が本体ハウジング
34内において上記油圧タービン38に向けられてい
る。
【0028】なお、図4において42は、ターボ過給機
24内のオイルを適宜機外へ排出するためのオイル排出
パイプである。
24内のオイルを適宜機外へ排出するためのオイル排出
パイプである。
【0029】前記図3に示すように、上記エンジン10
のクランク軸102には、駆動伝達機構104を介して
オイルポンプ108が連結されている。このオイルポン
プ108は、上記クランク軸102の駆動力を受けて作
動し、上記エンジン10内の潤滑オイルを作動オイルと
して上記オイル供給ノズル62に圧送するように構成さ
れている。
のクランク軸102には、駆動伝達機構104を介して
オイルポンプ108が連結されている。このオイルポン
プ108は、上記クランク軸102の駆動力を受けて作
動し、上記エンジン10内の潤滑オイルを作動オイルと
して上記オイル供給ノズル62に圧送するように構成さ
れている。
【0030】上記オイルポンプ108の構造を図1,2
に示す。このオイルポンプ108は、可変容量型のもの
であり、外側ハウジング44と、この外側ハウジング4
4内をスライドするロータハウジング46とを備えてい
る。上記外側ハウジング44の側壁には、オイル吸入口
44a及びオイル吐出口44bが形成され、オイル吸入
口44aが上記エンジン本体10に接続される一方、オ
イル吐出口44bが上記ターボ過給機24のオイル供給
ノズル62に接続されている。ロータハウジング46に
は、オイル吸入溝46a及びオイル吐出溝46bが形成
されており、このロータハウジング46のスライド範囲
内で、上記オイル吸入溝46aを介して上記オイル吸入
口44aとロータハウジング46内とが連通され、上記
オイル吐出溝46bを介して上記オイル吐出口44bと
ロータハウジング46内とが連通されるようになってい
る。
に示す。このオイルポンプ108は、可変容量型のもの
であり、外側ハウジング44と、この外側ハウジング4
4内をスライドするロータハウジング46とを備えてい
る。上記外側ハウジング44の側壁には、オイル吸入口
44a及びオイル吐出口44bが形成され、オイル吸入
口44aが上記エンジン本体10に接続される一方、オ
イル吐出口44bが上記ターボ過給機24のオイル供給
ノズル62に接続されている。ロータハウジング46に
は、オイル吸入溝46a及びオイル吐出溝46bが形成
されており、このロータハウジング46のスライド範囲
内で、上記オイル吸入溝46aを介して上記オイル吸入
口44aとロータハウジング46内とが連通され、上記
オイル吐出溝46bを介して上記オイル吐出口44bと
ロータハウジング46内とが連通されるようになってい
る。
【0031】上記外側ハウジング44側にはロータ回転
軸48を中心として回転可能にロータ50が支持され、
このロータ50の外周部にその径方向に移動可能に複数
枚のベーン52が装着されており、これらロータ50及
びベーン52がロータハウジング46内に収納されてい
る。そして、上記軸48が上記駆動伝達機構104に連
結されており、この軸48及びロータ50が回転駆動さ
れた状態で、上記ロータハウジング46が外側ハウジン
グ44に対してスライドすることにより、オイル吐出容
量が変化するようになっている。具体的には、上記ロー
タハウジング46と軸48との偏心量が増大する(すな
わちロータハウジング46が図1の左方向にスライドす
る)につれてポンプ容量も増大するようになっている。
軸48を中心として回転可能にロータ50が支持され、
このロータ50の外周部にその径方向に移動可能に複数
枚のベーン52が装着されており、これらロータ50及
びベーン52がロータハウジング46内に収納されてい
る。そして、上記軸48が上記駆動伝達機構104に連
結されており、この軸48及びロータ50が回転駆動さ
れた状態で、上記ロータハウジング46が外側ハウジン
グ44に対してスライドすることにより、オイル吐出容
量が変化するようになっている。具体的には、上記ロー
タハウジング46と軸48との偏心量が増大する(すな
わちロータハウジング46が図1の左方向にスライドす
る)につれてポンプ容量も増大するようになっている。
【0032】上記ロータハウジング46からはそのスラ
イド方向にロッド44cが延設されており、このロッド
44cが差圧式駆動装置54に連結されている。この差
圧式駆動装置54は、ハウジング56を備え、このハウ
ジング56内に、上記ロッド44c先端に形成された円
板部44dを収納している。このハウジング56内に
は、上記円板部44dと当接する突出部56aが形成さ
れ、この当接状態(図1の状態)で上記ロータハウジン
グ46と軸48との偏心量が最小となる(すなわちポン
プ容量が最小の微小量となる)ように突出部56aの突
出量が設定されている。
イド方向にロッド44cが延設されており、このロッド
44cが差圧式駆動装置54に連結されている。この差
圧式駆動装置54は、ハウジング56を備え、このハウ
ジング56内に、上記ロッド44c先端に形成された円
板部44dを収納している。このハウジング56内に
は、上記円板部44dと当接する突出部56aが形成さ
れ、この当接状態(図1の状態)で上記ロータハウジン
グ46と軸48との偏心量が最小となる(すなわちポン
プ容量が最小の微小量となる)ように突出部56aの突
出量が設定されている。
【0033】上記円板部44dの外周面とハウジング5
6の内面との間はダイヤフラム58でシールされ、同様
に上記突出部56aの周囲の空間とその外側の空間とも
ダイヤフラム57でシールされている。そして、このダ
イヤフラム57よりも内側の空間に上記ロータハウジン
グ46を偏心量増大方向(図1,2では左方向)に付勢
するスプリング60が設けられており、この空間内はハ
ウジング56側壁の貫通孔56bを通じて大気と連通さ
れている。
6の内面との間はダイヤフラム58でシールされ、同様
に上記突出部56aの周囲の空間とその外側の空間とも
ダイヤフラム57でシールされている。そして、このダ
イヤフラム57よりも内側の空間に上記ロータハウジン
グ46を偏心量増大方向(図1,2では左方向)に付勢
するスプリング60が設けられており、この空間内はハ
ウジング56側壁の貫通孔56bを通じて大気と連通さ
れている。
【0034】上記ハウジング56の側壁において、上記
ダイヤフラム58を境にロッド44cよりの位置には第
1ポート641が形成され、スプリング60よりの位置
には第2ポート642が形成されている。上記第1ポー
ト641は上記スロットル弁15とインタクーラー16
との間の吸気通路14内に接続され、上記第2ポート6
42はスロットル弁15下流側の吸気通路14内に接続
されている。従って、上記スロットル弁15上流側の圧
力(=過給圧)P1が上記ロッド44cよりの空間内
に、上記スロットル弁15下流側の圧力P2(= Boos
t)が上記スプリング60よりの空間内に、それぞれ導
入されるようになっており、その圧力差によって上記ロ
ータハウジング46のスライド駆動が行われるようにな
っている。
ダイヤフラム58を境にロッド44cよりの位置には第
1ポート641が形成され、スプリング60よりの位置
には第2ポート642が形成されている。上記第1ポー
ト641は上記スロットル弁15とインタクーラー16
との間の吸気通路14内に接続され、上記第2ポート6
42はスロットル弁15下流側の吸気通路14内に接続
されている。従って、上記スロットル弁15上流側の圧
力(=過給圧)P1が上記ロッド44cよりの空間内
に、上記スロットル弁15下流側の圧力P2(= Boos
t)が上記スプリング60よりの空間内に、それぞれ導
入されるようになっており、その圧力差によって上記ロ
ータハウジング46のスライド駆動が行われるようにな
っている。
【0035】次に、この装置の作用を説明する。
【0036】上記エンジン本体10が始動すると、その
クランク軸102に連結されているオイルポンプ108
が作動し、エンジン10内のオイルをオイル供給ノズル
62に供給する。このオイルは、ノズル噴射口40から
油圧タービン38に向かって噴射され、これにより上記
油圧タービン38と一体にターボ回転軸35が補助回転
駆動される。
クランク軸102に連結されているオイルポンプ108
が作動し、エンジン10内のオイルをオイル供給ノズル
62に供給する。このオイルは、ノズル噴射口40から
油圧タービン38に向かって噴射され、これにより上記
油圧タービン38と一体にターボ回転軸35が補助回転
駆動される。
【0037】ここで、図1に示すようにスロットル弁1
5が全閉もしくは略全閉である低負荷運転時では、スロ
ットル弁下流側圧力(吸気負圧)P2がスロットル弁上
流側圧力(過給圧)P1よりも著しく低いため、その圧
力差により円板部44dがスプリング60の弾発力に抗
して上記突出部56aと当接する位置まで押され、ロー
タ回転軸48とロータハウジング46との偏心量は最小
となる。従って、オイルポンプ108の容量も最小の微
小量に抑えられ、補助駆動はほとんど行われない状態と
なる。
5が全閉もしくは略全閉である低負荷運転時では、スロ
ットル弁下流側圧力(吸気負圧)P2がスロットル弁上
流側圧力(過給圧)P1よりも著しく低いため、その圧
力差により円板部44dがスプリング60の弾発力に抗
して上記突出部56aと当接する位置まで押され、ロー
タ回転軸48とロータハウジング46との偏心量は最小
となる。従って、オイルポンプ108の容量も最小の微
小量に抑えられ、補助駆動はほとんど行われない状態と
なる。
【0038】このような状態から、アクセルの踏み込み
によって図2に示すようにスロットル弁15が開かれる
と、その上流側圧力P1と下流側圧力P2との差がほと
んどなくなるため、スプリング60の弾発力によって円
板部44dが上記突出部56aから離れる方向に押さ
れ、これによりロータ回転軸48とロータハウジング4
6との偏心量が増大する。これに伴ってオイルポンプ1
08の容量も増大し、補助駆動力が増加される。具体的
には、差圧式駆動装置54内において圧力P1の受圧面
積をS1(図2参照)、圧力P2の受圧面積をS2、ス
プリング60の弾発力をF(x)(xはばね変形量)と
すると、上記円板部44dはF(x)=P1・S1−P
2・S2が成立するようなばね変形量xに対応する位置
に変位する。
によって図2に示すようにスロットル弁15が開かれる
と、その上流側圧力P1と下流側圧力P2との差がほと
んどなくなるため、スプリング60の弾発力によって円
板部44dが上記突出部56aから離れる方向に押さ
れ、これによりロータ回転軸48とロータハウジング4
6との偏心量が増大する。これに伴ってオイルポンプ1
08の容量も増大し、補助駆動力が増加される。具体的
には、差圧式駆動装置54内において圧力P1の受圧面
積をS1(図2参照)、圧力P2の受圧面積をS2、ス
プリング60の弾発力をF(x)(xはばね変形量)と
すると、上記円板部44dはF(x)=P1・S1−P
2・S2が成立するようなばね変形量xに対応する位置
に変位する。
【0039】ここで、上記スロットル弁15が開かれて
からその前後圧力P1,P2の差が十分に小さくなるま
でには相当の応答遅れがあり、また、各ポート641,
642への圧力導入通路での通路抵抗による応答遅れ
や、オイルポンプ108及び差圧式駆動装置54での応
答遅れもあるので、たとえスロットル弁15が急速に開
かれたとしても、ロータハウジング46はスロットル弁
15の開き開始時点から徐々にスライドすることとな
り、ポンプ容量も徐々に増大する。すなわち、オイルポ
ンプ108が急にフル作動するといったことが防がれ、
この急作動に起因するエンジン負荷の急増ひいては走行
トルクの落ち込みが防がれる。このように補助駆動力が
徐々に増加されることにより安定した加速性が確保され
る。
からその前後圧力P1,P2の差が十分に小さくなるま
でには相当の応答遅れがあり、また、各ポート641,
642への圧力導入通路での通路抵抗による応答遅れ
や、オイルポンプ108及び差圧式駆動装置54での応
答遅れもあるので、たとえスロットル弁15が急速に開
かれたとしても、ロータハウジング46はスロットル弁
15の開き開始時点から徐々にスライドすることとな
り、ポンプ容量も徐々に増大する。すなわち、オイルポ
ンプ108が急にフル作動するといったことが防がれ、
この急作動に起因するエンジン負荷の急増ひいては走行
トルクの落ち込みが防がれる。このように補助駆動力が
徐々に増加されることにより安定した加速性が確保され
る。
【0040】上記加速が進められ、エンジン回転数及び
排気エネルギが上昇すると、この排気エネルギによるタ
ーボ駆動でコンプレッサ回転数も上昇し、再び過給圧P
1とスロットル弁下流側圧力P2との差(>0)が広が
ることになる。この圧力差で、ターボハウジング46は
スプリング60の弾発力に抗して上記突出部56aと当
接する位置に徐々に戻ることになり、これによりポンプ
容量及び補助駆動力が今度は徐々に下げられる。
排気エネルギが上昇すると、この排気エネルギによるタ
ーボ駆動でコンプレッサ回転数も上昇し、再び過給圧P
1とスロットル弁下流側圧力P2との差(>0)が広が
ることになる。この圧力差で、ターボハウジング46は
スプリング60の弾発力に抗して上記突出部56aと当
接する位置に徐々に戻ることになり、これによりポンプ
容量及び補助駆動力が今度は徐々に下げられる。
【0041】このような補助駆動力抑制により、過給圧
の過度の上昇によるノッキング等の不都合が未然に防が
れるとともに、ポンプ容量及び補助駆動力の急減が防が
れることにより、これに起因する走行トルクの急激な落
ちこみすなわちトルクショックが防がれる。
の過度の上昇によるノッキング等の不都合が未然に防が
れるとともに、ポンプ容量及び補助駆動力の急減が防が
れることにより、これに起因する走行トルクの急激な落
ちこみすなわちトルクショックが防がれる。
【0042】また、上記補助駆動を行いながらの加速
中、あるいは補助駆動を行いながらの高速運転中に、減
速操作(すなわちアクセル解放)が行われてスロットル
弁15が閉じた場合にも、その上流側圧力P1と下流側
圧力P2との差が広がり、この圧力差でターボハウジン
グ46がスライド駆動されてポンプ容量及び補助駆動力
が下げられる。この場合も、スロットル弁15が閉じて
から上記と同様の応答遅れが存在し、スロットル弁15
が急速に閉じられてもポンプ容量及び補助駆動力が急減
することはなく、やはり走行トルクの急激な落ちこみす
なわちトルクショックが防がれる。
中、あるいは補助駆動を行いながらの高速運転中に、減
速操作(すなわちアクセル解放)が行われてスロットル
弁15が閉じた場合にも、その上流側圧力P1と下流側
圧力P2との差が広がり、この圧力差でターボハウジン
グ46がスライド駆動されてポンプ容量及び補助駆動力
が下げられる。この場合も、スロットル弁15が閉じて
から上記と同様の応答遅れが存在し、スロットル弁15
が急速に閉じられてもポンプ容量及び補助駆動力が急減
することはなく、やはり走行トルクの急激な落ちこみす
なわちトルクショックが防がれる。
【0043】以上のように、この装置では、スロットル
弁開度の増大(すなわちスロットル弁下流側圧力P2の
上昇)に伴いポンプ容量を徐々に増大させることによっ
て、加速操作開始時から良好な加速性を確保することが
できるが、ここで、上記圧力P2(= Boost)と1サイ
クル当たりのポンプ吐出量(以下、サイクルポンプ吐出
量と称する。)qとの特性が図5に示すような二次曲線
的な特性、すなわち、上記圧力 Boostが高いほどこの圧
力 Boostの増加に伴うサイクルポンプ吐出量qの増加率
が高くなるような特性となるように上記オイルポンプ1
08及び差圧式駆動装置54を設計すれば、比較的必要
出力の低い低負荷運転領域及び中負荷運転領域では補助
駆動力を抑えて燃費向上を図る一方、非常に負荷の高い
領域で補助駆動力を大幅に増やすことにより十分高い走
行トルクを維持することが可能となる。しかも、このサ
イクルポンプ吐出量はあくまで連続的に変化させている
ので、高負荷領域でサイクルポンプ吐出量を増加しても
これに伴うトルクショックはほとんど生じない。
弁開度の増大(すなわちスロットル弁下流側圧力P2の
上昇)に伴いポンプ容量を徐々に増大させることによっ
て、加速操作開始時から良好な加速性を確保することが
できるが、ここで、上記圧力P2(= Boost)と1サイ
クル当たりのポンプ吐出量(以下、サイクルポンプ吐出
量と称する。)qとの特性が図5に示すような二次曲線
的な特性、すなわち、上記圧力 Boostが高いほどこの圧
力 Boostの増加に伴うサイクルポンプ吐出量qの増加率
が高くなるような特性となるように上記オイルポンプ1
08及び差圧式駆動装置54を設計すれば、比較的必要
出力の低い低負荷運転領域及び中負荷運転領域では補助
駆動力を抑えて燃費向上を図る一方、非常に負荷の高い
領域で補助駆動力を大幅に増やすことにより十分高い走
行トルクを維持することが可能となる。しかも、このサ
イクルポンプ吐出量はあくまで連続的に変化させている
ので、高負荷領域でサイクルポンプ吐出量を増加しても
これに伴うトルクショックはほとんど生じない。
【0044】この図5に示すような二次曲線的特性を確
実に得る手段としては、図1,2に示したスプリング6
0として非線形スプリング(変形量に応じてばね定数K
が変化するスプリング)を用いること等が有効である。
実に得る手段としては、図1,2に示したスプリング6
0として非線形スプリング(変形量に応じてばね定数K
が変化するスプリング)を用いること等が有効である。
【0045】また、この実施例の装置は、エンジン回転
数Neの上昇(すなわち排気エネルギの上昇)に伴いポ
ンプ容量を徐々に減少させることによって、上述のよう
に過給圧が過度に高まるのを防ぐことが可能となってい
るが、ここで、過給圧を終始略一定に保つためには、エ
ンジン回転数Neと上記サイクルポンプ吐出量qとの特
性を図6に示すような略反比例の特性となるように上記
オイルポンプ108及び差圧式駆動装置54を設計する
ことが好ましい。
数Neの上昇(すなわち排気エネルギの上昇)に伴いポ
ンプ容量を徐々に減少させることによって、上述のよう
に過給圧が過度に高まるのを防ぐことが可能となってい
るが、ここで、過給圧を終始略一定に保つためには、エ
ンジン回転数Neと上記サイクルポンプ吐出量qとの特
性を図6に示すような略反比例の特性となるように上記
オイルポンプ108及び差圧式駆動装置54を設計する
ことが好ましい。
【0046】その理由を以下に説明する。まず、オイル
ポンプ108吐出部でのオイル密度をρ1、オイル圧を
p1、オイル速度をv1とし、オイル供給ノズル62から
噴射されるオイルの密度をρ2、オイル圧をp2、オイル
速度をv2とすると、ベルヌーイの定理により次式が得
られる。
ポンプ108吐出部でのオイル密度をρ1、オイル圧を
p1、オイル速度をv1とし、オイル供給ノズル62から
噴射されるオイルの密度をρ2、オイル圧をp2、オイル
速度をv2とすると、ベルヌーイの定理により次式が得
られる。
【0047】
【数1】 (p1/ρ1)+(v1 2/2)=(p2/ρ2)+(v2 2/2) ここでv1≒0(∵v1<<v2)、p2=0とすると、次式
が得られる。
が得られる。
【0048】
【数2】p1=(1/2)ρ1v2 2 ここで、v2=Q/S(Qはオイル噴射流量、Sはノズ
ル噴射口面積)であるから、結局、次式が得られる。
ル噴射口面積)であるから、結局、次式が得られる。
【0049】
【数3】p1=(1/2)ρ1(Q/S)2 ∴p1∝Q2 すなわち、吐出圧はオイル噴射流量の2乗に比例する。
【0050】一方、エンジン側から要求されるオイル噴
射エネルギHeng と、過給圧ΔPと、行程容積Vと、エ
ンジン回転数Neとの関係は次の通りである。
射エネルギHeng と、過給圧ΔPと、行程容積Vと、エ
ンジン回転数Neとの関係は次の通りである。
【0051】
【数4】Heng ∝ΔP・V・Ne ここで、ΔP,Vを一定とおくと、次式が得られる。
【0052】
【数5】Heng ∝Ne また、オイルポンプ108の吐出エネルギHopと、サイ
クルポンプ吐出量qと、吐出圧p1と、エンジン回転数
Neと、駆動伝達機構104の変速比iとの間には次の
関係がある。
クルポンプ吐出量qと、吐出圧p1と、エンジン回転数
Neと、駆動伝達機構104の変速比iとの間には次の
関係がある。
【0053】
【数6】Hop∝q・p1・Ne・i この数6と、上記数1と、式Q=q・Neとにより、次
式が得られる。
式が得られる。
【0054】
【数7】p1∝q3・Ne3 この数7と前記数5とから、Heng ∝Hop となるには
次式が条件となることが分かる。
次式が条件となることが分かる。
【0055】
【数8】Ne∝q3・Ne3 ∴ q3∝Ne~2 従って、サイクルポンプ吐出量qをエンジン回転数Ne
の(−2/3)乗に比例させる、すなわちほぼ反比例さ
せることにより、過給圧を略一定に保つことが可能とな
る。
の(−2/3)乗に比例させる、すなわちほぼ反比例さ
せることにより、過給圧を略一定に保つことが可能とな
る。
【0056】図7は、従来の過給装置及び上記実施例の
過給装置等を用いて加速運転を行った時の実際の平均有
効圧力Peの変動を示したものである。同図において、
二点鎖線71は従来の過給装置で補助駆動を全く行わな
い場合、一点鎖線72は加速開始当初から補助駆動をフ
ルに行った場合、実線73は上記実施例装置を用いた場
合をそれぞれ示している。この図から明らかなように、
加速開始当初から補助駆動を行うと(一点鎖線72)、
その分エンジン負荷が増大して補助駆動なしの場合(二
点鎖線71)よりも却って加速開始当初の平均有効圧力
Peが著しく低下してしまうが、本実施例装置(実線7
3)によれば、加速開始当初から安定した加速性を保つ
ことができる。さらに、破線74は、上記実施例装置に
おいてターボ回転軸35をコンプレッサ側軸とタービン
側軸とに分割してクラッチにより連結/切離し可能と
し、ある程度タービン回転数が上昇した時点から両軸を
連結した場合を示しているが、これによればさらに高い
加速性が得られることが分かる。このように、本発明
は、ターボ回転軸35が一体のもの、分割されるものに
かかわらずその適用が可能である。
過給装置等を用いて加速運転を行った時の実際の平均有
効圧力Peの変動を示したものである。同図において、
二点鎖線71は従来の過給装置で補助駆動を全く行わな
い場合、一点鎖線72は加速開始当初から補助駆動をフ
ルに行った場合、実線73は上記実施例装置を用いた場
合をそれぞれ示している。この図から明らかなように、
加速開始当初から補助駆動を行うと(一点鎖線72)、
その分エンジン負荷が増大して補助駆動なしの場合(二
点鎖線71)よりも却って加速開始当初の平均有効圧力
Peが著しく低下してしまうが、本実施例装置(実線7
3)によれば、加速開始当初から安定した加速性を保つ
ことができる。さらに、破線74は、上記実施例装置に
おいてターボ回転軸35をコンプレッサ側軸とタービン
側軸とに分割してクラッチにより連結/切離し可能と
し、ある程度タービン回転数が上昇した時点から両軸を
連結した場合を示しているが、これによればさらに高い
加速性が得られることが分かる。このように、本発明
は、ターボ回転軸35が一体のもの、分割されるものに
かかわらずその適用が可能である。
【0057】次に、第2実施例を図8及び図9に基づい
て説明する。
て説明する。
【0058】この実施例では、上記差圧式駆動装置54
に代え、ステッピングモータ及びボールねじ機構を備え
た電気式のスライド駆動装置(容量可変手段)80を備
え、このスライド駆動装置80によって上記ロータハウ
ジング46をスライド駆動するようにしている。また、
スロットル開度θを検出するスロットルセンサ116、
エンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ1
17、上記圧力 Boostを検出する負圧センサ118等の
各種センサ、及びマイクロコンピュータ等からなるEC
U(エンジンコントロールユニット;制御信号出力手
段)120を備え、このECU120の出力する制御信
号により上記スライド駆動装置80の作動を制御するよ
うにしている。
に代え、ステッピングモータ及びボールねじ機構を備え
た電気式のスライド駆動装置(容量可変手段)80を備
え、このスライド駆動装置80によって上記ロータハウ
ジング46をスライド駆動するようにしている。また、
スロットル開度θを検出するスロットルセンサ116、
エンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ1
17、上記圧力 Boostを検出する負圧センサ118等の
各種センサ、及びマイクロコンピュータ等からなるEC
U(エンジンコントロールユニット;制御信号出力手
段)120を備え、このECU120の出力する制御信
号により上記スライド駆動装置80の作動を制御するよ
うにしている。
【0059】次に、このECU120の行う具体的な演
算制御動作を図9のフローチャートに基づいて説明す
る。
算制御動作を図9のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0060】まず、ECU120は、エンジン回転数セ
ンサ117及び負圧センサ118によるエンジン回転数
Ne及び上記圧力 Boostの検出信号を読込む(ステップ
S1)。ここで、ECU120は、上記エンジン回転数
Ne及び吸気負圧 Boostとサイクルポンプ吐出量qとに
ついてのマップを記憶しており、このマップは、前記第
1実施例において図5,6に示した制御特性と同様の制
御特性が得られるように作成されている。
ンサ117及び負圧センサ118によるエンジン回転数
Ne及び上記圧力 Boostの検出信号を読込む(ステップ
S1)。ここで、ECU120は、上記エンジン回転数
Ne及び吸気負圧 Boostとサイクルポンプ吐出量qとに
ついてのマップを記憶しており、このマップは、前記第
1実施例において図5,6に示した制御特性と同様の制
御特性が得られるように作成されている。
【0061】そこで、このECU120は、上記検出信
号とマップとに基づいて必要サイクルポンプ吐出量qを
決定し、この吐出量qを得るためのステッピングモータ
駆動量f(q)(f(q)は予め設定されたqの関数)を演算
する。そして、このステッピングモータ駆動量f(q)を
得るための制御信号をスライド駆動装置80に出力す
る。これにより、前記第1実施例と同様に加速操作時や
減速操作時において適正な制御が実行されることにな
る。ここで、加速操作時及び減速操作時は、圧力変化の
遅れによってオイルポンプ108の容量が徐々に変化す
ることになるが、さらに、オイルポンプ108の容量の
変化速度を遅らせるようにECU120の制御内容を設
定すれば、より効果的となる。
号とマップとに基づいて必要サイクルポンプ吐出量qを
決定し、この吐出量qを得るためのステッピングモータ
駆動量f(q)(f(q)は予め設定されたqの関数)を演算
する。そして、このステッピングモータ駆動量f(q)を
得るための制御信号をスライド駆動装置80に出力す
る。これにより、前記第1実施例と同様に加速操作時や
減速操作時において適正な制御が実行されることにな
る。ここで、加速操作時及び減速操作時は、圧力変化の
遅れによってオイルポンプ108の容量が徐々に変化す
ることになるが、さらに、オイルポンプ108の容量の
変化速度を遅らせるようにECU120の制御内容を設
定すれば、より効果的となる。
【0062】このように、本発明では電気的な手段によ
ってオイルポンプ108の容量を制御することも可能で
あり、これにより制御内容を広範囲にわたり自由に設定
することが可能になる。
ってオイルポンプ108の容量を制御することも可能で
あり、これにより制御内容を広範囲にわたり自由に設定
することが可能になる。
【0063】第3実施例を図10に基づいて説明する。
【0064】この実施例では、前記第2実施例におい
て、さらに、スロットル開度操作速度dθ/dtが高い
ほどポンプ容量増加速度を上げることにより、要求加速
度に見合った補助駆動力の増加を行うようにしている。
て、さらに、スロットル開度操作速度dθ/dtが高い
ほどポンプ容量増加速度を上げることにより、要求加速
度に見合った補助駆動力の増加を行うようにしている。
【0065】具体的には、上記第2実施例と同様にエン
ジン回転数Ne及び吸気負圧 Boostの検出信号を読込む
(ステップS1)とともに、スロットルセンサ116か
らの検出信号に基づいてスロットル開度操作速度dθ/
dtの読込みを行い(ステップS1a)、このスロット
ル開度操作速度dθ/dtから把握される要求加速度で
加速を行った後のエンジン回転数及び吸気負圧の予測値
Ne′,Boost′を演算する(ステップS1b)。そし
て、これらの予測値Ne′,Boost′と、前記第2実施
例と同様のマップとに基づいてサイクルポンプ吐出量q
を決定し(ステップS2)、以下前記第2実施例と同様
の動作を行う(ステップS3,S4)。
ジン回転数Ne及び吸気負圧 Boostの検出信号を読込む
(ステップS1)とともに、スロットルセンサ116か
らの検出信号に基づいてスロットル開度操作速度dθ/
dtの読込みを行い(ステップS1a)、このスロット
ル開度操作速度dθ/dtから把握される要求加速度で
加速を行った後のエンジン回転数及び吸気負圧の予測値
Ne′,Boost′を演算する(ステップS1b)。そし
て、これらの予測値Ne′,Boost′と、前記第2実施
例と同様のマップとに基づいてサイクルポンプ吐出量q
を決定し(ステップS2)、以下前記第2実施例と同様
の動作を行う(ステップS3,S4)。
【0066】このような制御が実行されることにより、
スロットル開度操作速度dθ/dtが高いほどポンプ容
量増加速度が高められることとなる。
スロットル開度操作速度dθ/dtが高いほどポンプ容
量増加速度が高められることとなる。
【0067】次に、第4実施例を図11及び図12に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0068】一般に、エンジン本体10からの排出ガス
がターボ過給機24に導入されると、この排ガス温度が
下がるため、例えば冷間始動時にターボ過給を行うとタ
ーボ過給機24下流側の排気ガス浄化用触媒22が昇温
しにくく、その性能を発揮させるまでに長い暖機時間を
要することになる。
がターボ過給機24に導入されると、この排ガス温度が
下がるため、例えば冷間始動時にターボ過給を行うとタ
ーボ過給機24下流側の排気ガス浄化用触媒22が昇温
しにくく、その性能を発揮させるまでに長い暖機時間を
要することになる。
【0069】そこで、この実施例では、排気通路20に
上記ターボ過給機24をバイパスする排気バイパス通路
21が設けられ、この排気バイパス通路21と排気通路
20との分岐点に切換弁23が設けられている。そし
て、この切換弁23の切換により、上記冷間始動時等で
は排気マニホールド19から導出された排気ガスを排気
バイパス通路21側に流して(矢印A)排気ガス浄化用
触媒22の昇温を促す一方、それ以外の通常時にはター
ボ過給機24に導き(矢印B)、しかも、上記排気バイ
パス時にはターボ駆動が行われない分を補助駆動で補わ
せるようにECU120が構成されている。
上記ターボ過給機24をバイパスする排気バイパス通路
21が設けられ、この排気バイパス通路21と排気通路
20との分岐点に切換弁23が設けられている。そし
て、この切換弁23の切換により、上記冷間始動時等で
は排気マニホールド19から導出された排気ガスを排気
バイパス通路21側に流して(矢印A)排気ガス浄化用
触媒22の昇温を促す一方、それ以外の通常時にはター
ボ過給機24に導き(矢印B)、しかも、上記排気バイ
パス時にはターボ駆動が行われない分を補助駆動で補わ
せるようにECU120が構成されている。
【0070】その具体的な制御動作は図11に示す通り
である。排気バイパスが行われない場合には(ステップ
SJでNO)、前記第2実施例と全く同様の制御動作を
行うが(ステップS1〜S4)、排気バイパスが行われ
る場合には、ターボ駆動が行われない分を補うべく、基
本サイクルポンプ吐出量qに加えてその補正値q′を予
め設定されたマップと検出運転状態とに基づいて決定し
(ステップS2′)、この補正値q′を上記基本吐出量
qに加えた吐出量(q+q′)を得るためのステッピン
グモータ駆動量f(q+q′)を演算する(ステップS
3′)。
である。排気バイパスが行われない場合には(ステップ
SJでNO)、前記第2実施例と全く同様の制御動作を
行うが(ステップS1〜S4)、排気バイパスが行われ
る場合には、ターボ駆動が行われない分を補うべく、基
本サイクルポンプ吐出量qに加えてその補正値q′を予
め設定されたマップと検出運転状態とに基づいて決定し
(ステップS2′)、この補正値q′を上記基本吐出量
qに加えた吐出量(q+q′)を得るためのステッピン
グモータ駆動量f(q+q′)を演算する(ステップS
3′)。
【0071】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではなく、例として次のような態様を採るこ
とも可能である。
されるものではなく、例として次のような態様を採るこ
とも可能である。
【0072】(1) 上記図6に実線で示す特性は、エンジ
ン回転数の上昇に伴う排気エネルギの増大(すなわちタ
ーボ駆動力の増大)を考慮に入れずに導かれたものであ
るので、前記第2実施例において、上記実線で示される
サイクルポンプ吐出量qを基本吐出量とするとともに、
エンジン回転数Neの増大に伴って増大するような減少
補正値を演算し、この減少補正値を上記基本吐出量から
差し引いた値を実際の目標吐出量として設定する制御を
行うことにより、必要以上に補助駆動を行うことを回避
し、排気エネルギの有効利用を図ることができる。
ン回転数の上昇に伴う排気エネルギの増大(すなわちタ
ーボ駆動力の増大)を考慮に入れずに導かれたものであ
るので、前記第2実施例において、上記実線で示される
サイクルポンプ吐出量qを基本吐出量とするとともに、
エンジン回転数Neの増大に伴って増大するような減少
補正値を演算し、この減少補正値を上記基本吐出量から
差し引いた値を実際の目標吐出量として設定する制御を
行うことにより、必要以上に補助駆動を行うことを回避
し、排気エネルギの有効利用を図ることができる。
【0073】(2) 本発明では、上記オイル供給ノズル6
2の個数を問わず、周方向に複数並設してもよい。この
場合、図13に示すように、一部のオイル供給ノズル6
2と上記オイルポンプ108との間にシーケンス弁82
を設け、オイルポンプ108の吐出圧が一定未満の状態
では上記シーケンス弁82で油路を遮断して残りのオイ
ル供給ノズル62でのみオイル噴射を行い、オイルポン
プ108の吐出圧が一定以上となった状態で上記シーケ
ンス弁82で油路を開通して全オイル供給ノズル62で
噴射を行うようにすれば、ポンプ吐出圧が低い段階で
は、実際に噴射が行われるノズルの個数を削減すること
により十分な噴射速度を確保することができる一方、吐
出圧が高まった状態では噴射ノズル個数を増やすことに
より、過度の圧力上昇による圧力損失の増大を避けなが
ら総流量を増やして加速性を高めることができる。
2の個数を問わず、周方向に複数並設してもよい。この
場合、図13に示すように、一部のオイル供給ノズル6
2と上記オイルポンプ108との間にシーケンス弁82
を設け、オイルポンプ108の吐出圧が一定未満の状態
では上記シーケンス弁82で油路を遮断して残りのオイ
ル供給ノズル62でのみオイル噴射を行い、オイルポン
プ108の吐出圧が一定以上となった状態で上記シーケ
ンス弁82で油路を開通して全オイル供給ノズル62で
噴射を行うようにすれば、ポンプ吐出圧が低い段階で
は、実際に噴射が行われるノズルの個数を削減すること
により十分な噴射速度を確保することができる一方、吐
出圧が高まった状態では噴射ノズル個数を増やすことに
より、過度の圧力上昇による圧力損失の増大を避けなが
ら総流量を増やして加速性を高めることができる。
【0074】(3) 上記可変容量型オイルポンプ108の
最低容量は0でもよいが、前記第1実施例に示したよう
に最低容量を0よりも大きな量に設定する、すなわち最
低でも微小量のオイルを流すようにすることにより、オ
イル停滞による熱のこもりに起因してオイルが蒸発する
のを防ぐことができる。
最低容量は0でもよいが、前記第1実施例に示したよう
に最低容量を0よりも大きな量に設定する、すなわち最
低でも微小量のオイルを流すようにすることにより、オ
イル停滞による熱のこもりに起因してオイルが蒸発する
のを防ぐことができる。
【0075】(4) 既述のように、本発明におけるターボ
過給機は、ターボ回転軸がコンプレッサ側軸とが分割さ
れたものでもよく、この分割により新たな効果を得るこ
とが可能である。
過給機は、ターボ回転軸がコンプレッサ側軸とが分割さ
れたものでもよく、この分割により新たな効果を得るこ
とが可能である。
【0076】図14にその一例を示す。図示のターボ過
給機24では、ターボ回転軸35がコンプレッサ側軸3
6とタービン側軸37とに分割され、コンプレッサ側軸
36に油圧タービン38が設けられており、両軸36,
37の間に遠心クラッチ(連結切換手段)60が設けら
れている。この遠心クラッチ60は、タービン側軸37
の回転数が一定未満の状態ではこのタービン側軸37と
コンプレッサ側軸36とを相対回転可能に切り離す一
方、タービン側軸37の回転数が一定以上になるとその
遠心力によりタービン側軸37とコンプレッサ側軸36
とを両者が一体回転するように連結するものであり、周
知の遠心クラッチ等が適用可能である。
給機24では、ターボ回転軸35がコンプレッサ側軸3
6とタービン側軸37とに分割され、コンプレッサ側軸
36に油圧タービン38が設けられており、両軸36,
37の間に遠心クラッチ(連結切換手段)60が設けら
れている。この遠心クラッチ60は、タービン側軸37
の回転数が一定未満の状態ではこのタービン側軸37と
コンプレッサ側軸36とを相対回転可能に切り離す一
方、タービン側軸37の回転数が一定以上になるとその
遠心力によりタービン側軸37とコンプレッサ側軸36
とを両者が一体回転するように連結するものであり、周
知の遠心クラッチ等が適用可能である。
【0077】このようなターボ過給機35を前記第1実
施例に示した装置に用いると、図15に示すように、低
速運転時から加速操作によってオイルポンプ108の容
量を徐々に増大させる期間(すなわち比較的エンジン回
転数が低い期間)では、遠心クラッチ60はオフの状態
にあってコンプレッサ側軸36を慣性モーメントの大き
なタービン28及びタービン側軸37から切離し、比較
的慣性モーメントの小さいコンプレッサ26及びコンプ
レッサ側軸36のみが補助駆動される状態とするため、
オイルポンプ108の容量をいきなり大容量へ増量せず
に徐々に増量しても(図15左側領域の曲線参照)、十
分な加速性を得ることができる。
施例に示した装置に用いると、図15に示すように、低
速運転時から加速操作によってオイルポンプ108の容
量を徐々に増大させる期間(すなわち比較的エンジン回
転数が低い期間)では、遠心クラッチ60はオフの状態
にあってコンプレッサ側軸36を慣性モーメントの大き
なタービン28及びタービン側軸37から切離し、比較
的慣性モーメントの小さいコンプレッサ26及びコンプ
レッサ側軸36のみが補助駆動される状態とするため、
オイルポンプ108の容量をいきなり大容量へ増量せず
に徐々に増量しても(図15左側領域の曲線参照)、十
分な加速性を得ることができる。
【0078】その後、エンジン回転数及びタービン回転
数がある程度高まった時点でその遠心力により遠心クラ
ッチ60がオンの状態に切換わり、コンプレッサ側軸3
6とタービン側軸37とをつないで排気エネルギでター
ボ回転軸35が駆動される状態とするため、その分必要
補助駆動力は小さくなり、この時点とほぼ同等の時点か
らオイルポンプ108の容量が削減する(より具体的に
は容量がエンジン回転数Neの(−2/3)乗に比例す
る。;図15中央領域の曲線参照)。従って、エンジン
の運転状態に対応して要求される補助駆動力と、実際に
制御されるオイルポンプ108の容量とがさらに良好に
マッチングすることになり、燃費節減を図りながら十分
なエンジン出力を確保することができる効果が著しくな
る。
数がある程度高まった時点でその遠心力により遠心クラ
ッチ60がオンの状態に切換わり、コンプレッサ側軸3
6とタービン側軸37とをつないで排気エネルギでター
ボ回転軸35が駆動される状態とするため、その分必要
補助駆動力は小さくなり、この時点とほぼ同等の時点か
らオイルポンプ108の容量が削減する(より具体的に
は容量がエンジン回転数Neの(−2/3)乗に比例す
る。;図15中央領域の曲線参照)。従って、エンジン
の運転状態に対応して要求される補助駆動力と、実際に
制御されるオイルポンプ108の容量とがさらに良好に
マッチングすることになり、燃費節減を図りながら十分
なエンジン出力を確保することができる効果が著しくな
る。
【0079】(5) 本発明において、可変容量型オイルポ
ンプの具体的な構造は問わず、その他プランジャポンプ
等、エンジンの運転中に容量が調節可能な種々のポンプ
を用いることができる。また、前記各実施例に示したよ
うにロータハウジングをスライドさせるものではなく、
揺動可能なカムリングとして構成してもよい。
ンプの具体的な構造は問わず、その他プランジャポンプ
等、エンジンの運転中に容量が調節可能な種々のポンプ
を用いることができる。また、前記各実施例に示したよ
うにロータハウジングをスライドさせるものではなく、
揺動可能なカムリングとして構成してもよい。
【0080】その一例を図16に示す。図において、外
側ハウジング44内には上記ロータハウジングとしての
カムリング46′が収納され、このカムリング46′内
に、前記実施例で示したロータ50及びベーン52が収
納されている。カムリング46′は、その一端が軸47
を中心として回動可能に外側ハウジング44に取付けら
れており、このカムリング46′の揺動により、カムリ
ング46′の中心O2とロータ回転軸48の中心O1との
偏心量が変化するようになっている。
側ハウジング44内には上記ロータハウジングとしての
カムリング46′が収納され、このカムリング46′内
に、前記実施例で示したロータ50及びベーン52が収
納されている。カムリング46′は、その一端が軸47
を中心として回動可能に外側ハウジング44に取付けら
れており、このカムリング46′の揺動により、カムリ
ング46′の中心O2とロータ回転軸48の中心O1との
偏心量が変化するようになっている。
【0081】外側ハウジング44には、オイル吸入路4
4i及びオイル吐出路44dが形成され、オイル吸入路
44iの下流端が吸入溝44aとして上記カムリング4
6′の内側に側方から開口し、オイル吐出路44dの入
口端が吐出溝44bとして上記カムリング46′の内側
に側方から開口している。この吐出溝44bは軸47の
近傍においてほぼ左右対称の形に形成されており、この
吐出溝44bにおける吐出圧によってカムリング47が
揺動しないように配慮がなされている。
4i及びオイル吐出路44dが形成され、オイル吸入路
44iの下流端が吸入溝44aとして上記カムリング4
6′の内側に側方から開口し、オイル吐出路44dの入
口端が吐出溝44bとして上記カムリング46′の内側
に側方から開口している。この吐出溝44bは軸47の
近傍においてほぼ左右対称の形に形成されており、この
吐出溝44bにおける吐出圧によってカムリング47が
揺動しないように配慮がなされている。
【0082】カムリング46′において上記軸47と反
対側の位置からはロッド46cが延びる一方、前記図1
に示したと同様の差圧式駆動装置54における円板部5
3からはロッド51が延びており、両ロッド46c,5
1同士がピン49により相対回動可能に連結されてい
る。そして、上記円板部53が差圧式駆動装置54にお
けるスプリング60を圧縮する方向に作動するのに伴
い、上記偏心量O1O2が減少するようになっている。
対側の位置からはロッド46cが延びる一方、前記図1
に示したと同様の差圧式駆動装置54における円板部5
3からはロッド51が延びており、両ロッド46c,5
1同士がピン49により相対回動可能に連結されてい
る。そして、上記円板部53が差圧式駆動装置54にお
けるスプリング60を圧縮する方向に作動するのに伴
い、上記偏心量O1O2が減少するようになっている。
【0083】このようなオイルポンプ108において
も、スロットル弁15が全閉もしくは略全閉である低負
荷運転時では、スロットル弁下流側圧力(第2ポート6
42側圧力)がスロットル弁上流側圧力(第1ポート6
41側圧力)よりも著しく低いため、その差圧で円板部
53がスプリング60を圧縮する方向に作動することに
より偏心量O1O2は最小となり、オイルポンプ108の
容量も最小量に抑えられる一方、スロットル弁15が開
いてその上流側圧力と下流側圧力との差がほとんどなく
なると、スプリング60の弾発力により円板部53が上
記と逆の方向に押され、これにより偏心量O1O2が増大
してポンプ容量は次第に増大することとなる。
も、スロットル弁15が全閉もしくは略全閉である低負
荷運転時では、スロットル弁下流側圧力(第2ポート6
42側圧力)がスロットル弁上流側圧力(第1ポート6
41側圧力)よりも著しく低いため、その差圧で円板部
53がスプリング60を圧縮する方向に作動することに
より偏心量O1O2は最小となり、オイルポンプ108の
容量も最小量に抑えられる一方、スロットル弁15が開
いてその上流側圧力と下流側圧力との差がほとんどなく
なると、スプリング60の弾発力により円板部53が上
記と逆の方向に押され、これにより偏心量O1O2が増大
してポンプ容量は次第に増大することとなる。
【0084】また、加速が進んでエンジン回転数及び排
気エネルギが上昇した場合や、補助駆動を行いながらの
加速中あるいは高速運転中に減速操作が行われてスロッ
トル弁15が綴じた場合には、前記図1に示した装置と
同様、差圧が再び増大して上記偏心量O1O2が減少し、
ポンプ容量及び補助駆動力が徐々に下げられることとな
る。
気エネルギが上昇した場合や、補助駆動を行いながらの
加速中あるいは高速運転中に減速操作が行われてスロッ
トル弁15が綴じた場合には、前記図1に示した装置と
同様、差圧が再び増大して上記偏心量O1O2が減少し、
ポンプ容量及び補助駆動力が徐々に下げられることとな
る。
【0085】しかも、この装置では、カムリング46′
の揺動でオイルポンプ容量を変化させているため、前記
図1に示したようにロータハウジング46を外側ハウジ
ング44に対してスライドさせるものに比べ、両ハウジ
ング44,46間にオイル中のごみ等が噛み込んで作動
不良を起こすといったことがより生じにくくなる利点が
ある。
の揺動でオイルポンプ容量を変化させているため、前記
図1に示したようにロータハウジング46を外側ハウジ
ング44に対してスライドさせるものに比べ、両ハウジ
ング44,46間にオイル中のごみ等が噛み込んで作動
不良を起こすといったことがより生じにくくなる利点が
ある。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明は、圧送手段の圧
送する作動流体をターボ回転軸の流体タービンに噴射す
ることにより、ターボ過給機の駆動を補助するととも
に、エンジンの運転状態の過渡期に上記圧送手段から上
記流体タービンへの作動流体の圧送流量を徐々に変える
ようにしたものであるので、上記圧送流量の急変による
走行トルクショックを避けることができる効果がある。
送する作動流体をターボ回転軸の流体タービンに噴射す
ることにより、ターボ過給機の駆動を補助するととも
に、エンジンの運転状態の過渡期に上記圧送手段から上
記流体タービンへの作動流体の圧送流量を徐々に変える
ようにしたものであるので、上記圧送流量の急変による
走行トルクショックを避けることができる効果がある。
【0087】ここで請求項2記載の装置では、可変容量
型オイルポンプの容量を変化させることにより圧送流量
の制御を自由に行うことができる効果がある。
型オイルポンプの容量を変化させることにより圧送流量
の制御を自由に行うことができる効果がある。
【0088】より具体的に、請求項3記載の装置では、
ターボ過給機下流側でスロットル弁上流側の吸気通路内
圧力とスロットル弁下流側の吸気通路内圧力との圧力差
を利用することにより、容量調節用の特別な駆動源や高
価なコンピュータを導入することなくポンプ容量を制御
することができる効果がある。
ターボ過給機下流側でスロットル弁上流側の吸気通路内
圧力とスロットル弁下流側の吸気通路内圧力との圧力差
を利用することにより、容量調節用の特別な駆動源や高
価なコンピュータを導入することなくポンプ容量を制御
することができる効果がある。
【0089】一方、請求項4記載の装置は、制御信号を
受けてポンプ容量を変化させる容量可変手段と、負荷検
出手段やエンジン回転数検出手段の検出結果に基づいて
ポンプ容量の制御信号を出力する手段とを備えたもので
あるので、制御内容を自由に設定することができる効果
がある。
受けてポンプ容量を変化させる容量可変手段と、負荷検
出手段やエンジン回転数検出手段の検出結果に基づいて
ポンプ容量の制御信号を出力する手段とを備えたもので
あるので、制御内容を自由に設定することができる効果
がある。
【0090】請求項14記載のものでは、上記可変容量
型オイルポンプの容量を常時0よりも大きな量に保つ、
すなわち、最低でも微小量のオイルは流し続けるように
しているので、オイルの停滞による熱のこもりに起因す
るオイルの蒸発を未然に防ぐことができる効果がある。
型オイルポンプの容量を常時0よりも大きな量に保つ、
すなわち、最低でも微小量のオイルは流し続けるように
しているので、オイルの停滞による熱のこもりに起因す
るオイルの蒸発を未然に防ぐことができる効果がある。
【0091】より具体的に、請求項5記載の装置では、
エンジンの加速操作開始時から所定期間、上記作動流体
の流量を徐々に増加させるようにしたものであるので、
エンジン負荷の急増を避けながら良好な加速性を確保す
ることができる。しかも、請求項6記載の装置では、エ
ンジンの加速操作速度が高いほど上記作動流体の流量増
大率を高めるようにしているので、運転者の要求する加
速度に即した補助駆動制御を実行することができる効果
がある。
エンジンの加速操作開始時から所定期間、上記作動流体
の流量を徐々に増加させるようにしたものであるので、
エンジン負荷の急増を避けながら良好な加速性を確保す
ることができる。しかも、請求項6記載の装置では、エ
ンジンの加速操作速度が高いほど上記作動流体の流量増
大率を高めるようにしているので、運転者の要求する加
速度に即した補助駆動制御を実行することができる効果
がある。
【0092】上記加速操作開始時から所定期間が過ぎた
後は、ターボ過給機のタービン回転数が上昇する分、必
要とされる補助駆動力は減少することになるが、ここで
請求項7記載の装置では、エンジンの加速操作開始時か
ら所定期間経過後、上記作動流体の流量を徐々に減らす
ようにしているので、補助駆動の急停止による過給圧の
急減を防ぎ、これによるトルクショックの発生を防ぐこ
とができる効果がある。
後は、ターボ過給機のタービン回転数が上昇する分、必
要とされる補助駆動力は減少することになるが、ここで
請求項7記載の装置では、エンジンの加速操作開始時か
ら所定期間経過後、上記作動流体の流量を徐々に減らす
ようにしているので、補助駆動の急停止による過給圧の
急減を防ぎ、これによるトルクショックの発生を防ぐこ
とができる効果がある。
【0093】そして、請求項8記載の装置では、上記作
動流体の流量をエンジン回転数にほぼ反比例させるよう
にしているので、過給圧を終始ほぼ一定に保つことがで
き、エンジン側からの要求を満たすとともに、過給圧の
過度の上昇によるノッキングの発生を未然に防ぐことが
できる。また、請求項9記載の装置では、エンジン回転
数が高いほど、すなわち排気エネルギが高くてこれによ
るターボ駆動力が高いほど、排気エネルギを考慮しない
基本作動流体流量よりも低い流量を目標作動流体流量と
して設定するようにしているので、必要以上の補助駆動
が行われるのを避け、排気エネルギの有効活用を図るこ
とができる。
動流体の流量をエンジン回転数にほぼ反比例させるよう
にしているので、過給圧を終始ほぼ一定に保つことがで
き、エンジン側からの要求を満たすとともに、過給圧の
過度の上昇によるノッキングの発生を未然に防ぐことが
できる。また、請求項9記載の装置では、エンジン回転
数が高いほど、すなわち排気エネルギが高くてこれによ
るターボ駆動力が高いほど、排気エネルギを考慮しない
基本作動流体流量よりも低い流量を目標作動流体流量と
して設定するようにしているので、必要以上の補助駆動
が行われるのを避け、排気エネルギの有効活用を図るこ
とができる。
【0094】さらに、上記のように加速操作開始時から
作動流体の流量を徐々に増大させるものにおいて、請求
項10記載の装置では、加速操作開始直後、すなわち一
般にはエンジン回転数が十分に高まっていない期間で
は、比較的慣性モーメントの小さいコンプレッサ側軸の
みが補助駆動されるようにしているので、加速操作開始
時から作動流体の流量をいきなり大流量にしなくても十
分な加速性を確保することができ、その後、エンジン回
転数が高まった時点でコンプレッサ側軸とタービン側軸
とを連結してターボ回転軸の駆動に排気エネルギを利用
することにより、必要補助駆動力の節減ひいては燃費の
節減を促進することができる効果がある。
作動流体の流量を徐々に増大させるものにおいて、請求
項10記載の装置では、加速操作開始直後、すなわち一
般にはエンジン回転数が十分に高まっていない期間で
は、比較的慣性モーメントの小さいコンプレッサ側軸の
みが補助駆動されるようにしているので、加速操作開始
時から作動流体の流量をいきなり大流量にしなくても十
分な加速性を確保することができ、その後、エンジン回
転数が高まった時点でコンプレッサ側軸とタービン側軸
とを連結してターボ回転軸の駆動に排気エネルギを利用
することにより、必要補助駆動力の節減ひいては燃費の
節減を促進することができる効果がある。
【0095】請求項11記載の装置では、エンジンの減
速操作時に上記作動流体の流量を徐々に減少させるよう
にしているので、補助駆動の急停止による過給圧の急減
を避けながら、良好な減速性を確保することができる効
果がある。
速操作時に上記作動流体の流量を徐々に減少させるよう
にしているので、補助駆動の急停止による過給圧の急減
を避けながら、良好な減速性を確保することができる効
果がある。
【0096】請求項12記載の装置では、上記補助駆動
時、エンジン負荷の上昇に伴って上記作動流体の流量を
増加させるようにしているので、高い出力を要しない低
負荷運転時には補助駆動力の抑制により燃費を向上させ
る一方、高負荷運転時には補助駆動力の増加により高出
力を確保することができる効果がある。ここで、請求項
13記載の装置では、上記エンジン負荷が高いほどこの
エンジン負荷の増大に伴う上記作動流体の流量の増大率
を高めているので、さほど高い出力を要しない中負荷運
転領域で補助駆動力の抑制度合いを強める一方、負荷の
非常に高い運転領域で十分高い出力を確保することがで
きる。
時、エンジン負荷の上昇に伴って上記作動流体の流量を
増加させるようにしているので、高い出力を要しない低
負荷運転時には補助駆動力の抑制により燃費を向上させ
る一方、高負荷運転時には補助駆動力の増加により高出
力を確保することができる効果がある。ここで、請求項
13記載の装置では、上記エンジン負荷が高いほどこの
エンジン負荷の増大に伴う上記作動流体の流量の増大率
を高めているので、さほど高い出力を要しない中負荷運
転領域で補助駆動力の抑制度合いを強める一方、負荷の
非常に高い運転領域で十分高い出力を確保することがで
きる。
【図1】本発明の第1実施例における可変容量型オイル
ポンプ及び差圧式駆動装置の断面図である。
ポンプ及び差圧式駆動装置の断面図である。
【図2】上記可変容量型オイルポンプにおいてロータハ
ウジングが容量増大方向にスライドした状態を示す断面
図である。
ウジングが容量増大方向にスライドした状態を示す断面
図である。
【図3】上記実施例におけるエンジンの全体構成図であ
る。
る。
【図4】上記エンジンに設けられるターボ過給機の断面
図である。
図である。
【図5】上記エンジンにおける吸気負圧とサイクルポン
プ容量の特性を示すグラフである。
プ容量の特性を示すグラフである。
【図6】上記エンジンにおけるエンジン回転数とサイク
ルポンプ容量の特性を示すグラフである。
ルポンプ容量の特性を示すグラフである。
【図7】加速操作開始時に上記実施例装置及び従来装置
により過給を行った時の平均有効圧力の変動を示すグラ
フである。
により過給を行った時の平均有効圧力の変動を示すグラ
フである。
【図8】本発明の第2実施例における可変容量型オイル
ポンプ及びその容量制御手段を示す図である。
ポンプ及びその容量制御手段を示す図である。
【図9】上記実施例において行われる制御動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図10】本発明の第3実施例において行われる制御動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4実施例において行われる制御動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
【図12】上記実施例におけるエンジン排気系を示す図
である。
である。
【図13】上記ターボ過給機に複数のオイル供給ノズル
を設けた例を示す断面図である。
を設けた例を示す断面図である。
【図14】他の実施例における可変容量型オイルポンプ
及びその容量制御手段を示す図である。
及びその容量制御手段を示す図である。
【図15】上記実施例における遠心クラッチの状態とポ
ンプ容量の変化状態との関係を示すグラフである。
ンプ容量の変化状態との関係を示すグラフである。
【図16】可変容量型オイルポンプ及び差圧式駆動装置
の変形例を示す断面図である。
の変形例を示す断面図である。
10 エンジン本体 14 吸気通路 15 スロットル弁 20 排気通路 24 ターボ過給機 26 コンプレッサ 28 タービン 35 ターボ回転軸 36 コンプレッサ側軸 37 タービン側軸 44 外側ハウジング 46 ロータハウジング 46′ カムリング(ロータハウジング) 48 ロータ回転軸 50 ロータ 52 ベーン 54 差圧式駆動装置 60 遠心クラッチ(連結切換手段) 62 オイル供給ノズル(流体噴射手段) 108 オイルポンプ(可変容量型オイルポンプ)
Claims (14)
- 【請求項1】 ターボ過給機においてコンプレッサとタ
ービンとを連結するターボ回転軸に流体タービンを設け
るとともに、エンジン出力を利用して作動流体を圧送す
る圧送手段と、この圧送手段により圧送される作動流体
を上記流体タービンに噴射することにより上記ターボ回
転軸を補助駆動する流体噴射手段とを備えたエンジンの
過給装置において、上記エンジンの運転状態の過渡期に
上記圧送手段による作動流体の圧送流量を徐々に変化さ
せる流量制御手段を備えたことを特徴とするエンジンの
過給装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のエンジンの過給装置にお
いて、上記圧送手段として可変容量型オイルポンプを備
えるとともに、上記流量制御手段として上記エンジンの
運転状態の過渡期に上記可変容量型オイルポンプの容量
を徐々に変化させる容量制御手段を備えたことを特徴と
するエンジンの過給装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のエンジンの過給装置にお
いて、上記可変容量型オイルポンプを複数枚のベーンを
もつロータとこれらロータ及びベーンを収納するロータ
ハウジングとの相対移動により容量が変化するように構
成するとともに、上記容量制御手段として、上記ターボ
過給機下流側でスロットル弁上流側の吸気通路内圧力と
スロットル弁下流側の吸気通路内圧力との圧力差により
上記ロータとロータハウジングとを相対移動させる差圧
式駆動装置を備えたことを特徴とするエンジンの過給装
置。 - 【請求項4】 請求項2記載のエンジンの過給装置にお
いて、上記容量制御手段として、制御信号を受けて上記
可変容量型オイルポンプの容量を変化させる容量可変手
段と、エンジン負荷に相当する量を検出する負荷検出手
段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手
段と、検出されたエンジン負荷及びエンジン回転数に応
じて目標ポンプ吐出量を決定し、この目標ポンプ吐出量
に基づいて上記容量可変手段に制御信号を出力する制御
信号出力手段とを備えたことを特徴とするエンジンの過
給装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のエンジ
ンの過給装置において、上記エンジンの加速操作開始時
から所定期間、上記作動流体の流量を徐々に増大させる
ように上記流量制御手段を構成したことを特徴とするエ
ンジンの過給装置。 - 【請求項6】 請求項5記載のエンジンの過給装置にお
いて、上記エンジンの加速操作速度が高いほど上記作動
流体の流量増大率を高めるように上記流量制御手段を構
成したことを特徴とするエンジンの過給装置。 - 【請求項7】 請求項5または6記載のエンジンの過給
装置において、上記エンジンの加速操作開始時から所定
期間が経過した後、上記作動流体の流量を徐々に減少さ
せるように上記流量制御手段を構成したことを特徴とす
るエンジンの過給装置。 - 【請求項8】 請求項7記載のエンジンの過給装置にお
いて、上記作動流体の流量をエンジン回転数にほぼ反比
例させるように上記流量制御手段を構成したことを特徴
とするエンジンの過給装置。 - 【請求項9】 請求項7または8記載のエンジンの過給
装置において、上記作動流体の目標流量を排気エネルギ
が0と仮定して設定される基本目標流量からエンジン回
転数が高いほど増大する減少補正値を差し引いた量に設
定したことを特徴とするエンジンの過給装置。 - 【請求項10】 請求項5〜9のいずれかに記載のエン
ジンの過給装置において、上記ターボ回転軸をコンプレ
ッサ側軸とタービン側軸とに分割し、コンプレッサ側軸
に流体タービンを設けるとともに、エンジン回転数が所
定回転数未満の領域では上記コンプレッサ側軸とタービ
ン側軸とを相対回転可能に切離しエンジン回転数が所定
回転数以上の領域では上記コンプレッサ側軸とタービン
側軸とを連結する連結切換手段を備えたことを特徴とす
るエンジンの過給装置。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のエ
ンジンの過給装置において、上記エンジンの減速操作時
に上記作動流体の流量を徐々に減少させるように上記流
量制御手段を構成したことを特徴とするエンジンの過給
装置。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載のエ
ンジンの過給装置において、上記補助駆動時にはエンジ
ン負荷が高いほど上記作動流体の流量を多くするように
上記流量制御手段を構成したことを特徴とするエンジン
の過給装置。 - 【請求項13】 請求項12記載のエンジンの過給装置
において、上記エンジン負荷が高いほどこのエンジン負
荷の増大に伴う上記作動流体の流量の増大率を高めるよ
うに上記流量制御手段を構成したことを特徴とするエン
ジンの過給装置。 - 【請求項14】 請求項2〜13のいずれかに記載のエ
ンジンの過給装置において、上記可変容量型オイルポン
プの容量を常に0よりも大きな量に保つように上記容量
制御手段を構成したことを特徴とするエンジンの過給装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6057057A JPH07233731A (ja) | 1993-12-27 | 1994-03-28 | エンジンの過給装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33031293 | 1993-12-27 | ||
| JP5-330312 | 1993-12-27 | ||
| JP6057057A JPH07233731A (ja) | 1993-12-27 | 1994-03-28 | エンジンの過給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233731A true JPH07233731A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=26398059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6057057A Pending JPH07233731A (ja) | 1993-12-27 | 1994-03-28 | エンジンの過給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07233731A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101284445B1 (ko) * | 2012-02-28 | 2013-07-09 | 울산대학교 산학협력단 | 오일펌프 |
| KR101333959B1 (ko) * | 2012-05-31 | 2013-11-27 | 울산대학교 산학협력단 | 액추에이터 내장형 가변 오일펌프 |
| JP2015151999A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの制御装置 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP6057057A patent/JPH07233731A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101284445B1 (ko) * | 2012-02-28 | 2013-07-09 | 울산대학교 산학협력단 | 오일펌프 |
| KR101333959B1 (ko) * | 2012-05-31 | 2013-11-27 | 울산대학교 산학협력단 | 액추에이터 내장형 가변 오일펌프 |
| JP2015151999A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの制御装置 |
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