JPH07233932A - ごみ焼却炉における飛灰の溶融処理設備 - Google Patents
ごみ焼却炉における飛灰の溶融処理設備Info
- Publication number
- JPH07233932A JPH07233932A JP6027178A JP2717894A JPH07233932A JP H07233932 A JPH07233932 A JP H07233932A JP 6027178 A JP6027178 A JP 6027178A JP 2717894 A JP2717894 A JP 2717894A JP H07233932 A JPH07233932 A JP H07233932A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fly ash
- ash
- furnace
- incinerator
- thermal decomposition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加熱分解炉内での飛灰の焼結を防止する。
【構成】 排ガス中に薬剤供給装置4から少なくとも水
酸化カルシウムを含む薬剤を供給して排ガス中の成分と
反応させ、生成した塩類と共に集塵装置4に捕集された
飛灰を、水洗装置11により水洗して塩類を除去した後、
乾燥機13を介して加熱分解炉6に供給する。 【効果】 水洗により飛灰中の塩類を除去することによ
り、飛灰に含まれる塩類の作用による焼結を防止し、加
熱分解炉を安定して運転することができ、ダイオキシン
を確実に除去できる。
酸化カルシウムを含む薬剤を供給して排ガス中の成分と
反応させ、生成した塩類と共に集塵装置4に捕集された
飛灰を、水洗装置11により水洗して塩類を除去した後、
乾燥機13を介して加熱分解炉6に供給する。 【効果】 水洗により飛灰中の塩類を除去することによ
り、飛灰に含まれる塩類の作用による焼結を防止し、加
熱分解炉を安定して運転することができ、ダイオキシン
を確実に除去できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみ焼却炉において焼
却炉から排出される排ガスに同伴される飛灰中の特にダ
イオキシンを加熱分解して無害化をはかるとともに、溶
融処理して無害化、減容化をはかるごみ焼却炉における
飛灰の溶融処理設備に関する。
却炉から排出される排ガスに同伴される飛灰中の特にダ
イオキシンを加熱分解して無害化をはかるとともに、溶
融処理して無害化、減容化をはかるごみ焼却炉における
飛灰の溶融処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、灰溶融炉が付設されたごみ焼却炉
における焼却灰の処理設備は、図6に示すように、焼却
炉本体1から排出される主灰を灰溶融炉2に送り出すと
ともに、焼却炉本体1からボイラ部(熱回収部)を介し
て排出される排ガスに同伴された飛灰は、排ガス経路G
に配置されて排ガスを冷却する調温塔3および集塵装置
(バグフィルターや電気集塵装置など)4から回収さ
れ、灰溶融炉2に主灰と共に供給されていた。
における焼却灰の処理設備は、図6に示すように、焼却
炉本体1から排出される主灰を灰溶融炉2に送り出すと
ともに、焼却炉本体1からボイラ部(熱回収部)を介し
て排出される排ガスに同伴された飛灰は、排ガス経路G
に配置されて排ガスを冷却する調温塔3および集塵装置
(バグフィルターや電気集塵装置など)4から回収さ
れ、灰溶融炉2に主灰と共に供給されていた。
【0003】ところで、排ガス中には、塩化水素などの
有害物質を含むため、調温塔3から焼却炉側集塵装置4
に至る排ガス経路Gで、たとえば主に消石灰〔Ca(O
H)2 〕などの薬剤を薬剤供給装置5により吹き込んで排
ガスと反応させ、飛灰と共に集塵装置4で捕集されてい
る。捕集された飛灰には、反応塩類(Cacl2,CaSO4 )や
未反応薬剤[Ca(OH)2等] 、フライアッシュ、捕集重金属
類が含まれており、この飛灰は、飛灰前処理経路Fにお
いて、不活性ガス中で所定温度まで加熱することによ
り、飛灰中に含まれるダイオキシンを熱分解しさらに冷
却して無害化をはかる加熱分解炉(いわゆるハーゲンマ
イヤー炉)6に投入された後、主灰と共に灰溶融炉2に
供給されて加熱溶融され、溶融スラグを冷却してスラグ
を生成し、焼却灰の無害化、減容化および再利用を図っ
ていた。
有害物質を含むため、調温塔3から焼却炉側集塵装置4
に至る排ガス経路Gで、たとえば主に消石灰〔Ca(O
H)2 〕などの薬剤を薬剤供給装置5により吹き込んで排
ガスと反応させ、飛灰と共に集塵装置4で捕集されてい
る。捕集された飛灰には、反応塩類(Cacl2,CaSO4 )や
未反応薬剤[Ca(OH)2等] 、フライアッシュ、捕集重金属
類が含まれており、この飛灰は、飛灰前処理経路Fにお
いて、不活性ガス中で所定温度まで加熱することによ
り、飛灰中に含まれるダイオキシンを熱分解しさらに冷
却して無害化をはかる加熱分解炉(いわゆるハーゲンマ
イヤー炉)6に投入された後、主灰と共に灰溶融炉2に
供給されて加熱溶融され、溶融スラグを冷却してスラグ
を生成し、焼却灰の無害化、減容化および再利用を図っ
ていた。
【0004】一方、この灰溶融炉2から排出される排ガ
スは、ガス冷却器7により冷却された後、再度薬剤供給
装置8により薬剤が供給されて脱塩化され、溶融炉側集
塵装置9により反応塩類や未反応薬剤、フライアッシ
ュ、捕集重金属類等を回収して、清浄ガスとして排出さ
れる。回収された前記ダストはダスト固化処理装置10
により固化処理されて無害化が図られていた。
スは、ガス冷却器7により冷却された後、再度薬剤供給
装置8により薬剤が供給されて脱塩化され、溶融炉側集
塵装置9により反応塩類や未反応薬剤、フライアッシ
ュ、捕集重金属類等を回収して、清浄ガスとして排出さ
れる。回収された前記ダストはダスト固化処理装置10
により固化処理されて無害化が図られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様に飛灰を溶融処
理する場合、次のような問題があった。 (1)加熱分解炉6において、飛灰を加熱すると、飛灰
中の塩類の作用により、炉内で焼結して攪拌部材や容器
内に付着し、運転が困難となるため、炉内の温度を下げ
たり、または滞留させる処理時間を長くする必要があっ
た。 (2)加熱分解炉6の温度を下げた場合でも、飛灰の性
状により焼結温度が一定でなく、コントロールが難しい
という問題があった。 (3)灰溶融炉2において飛灰が高温に再加熱されるた
め、捕集された反応塩が再度ガス化されて放出されるの
で、灰溶融炉から排出される排ガス中に、再度薬剤を供
給して、集塵装置8で除去する必要があり、2倍の薬剤
を必要とする。 (4)飛灰中の塩類の一部は、溶融塩としてスラグと共
に排出されるが、これら塩類は水溶性であるため、下水
放流できない場合には、さらに無害化対策が必要とな
る。 (5)薬剤により、飛灰中にカルシウム分が40〜50
%ちかく含有されており、これをそのまま主灰と混合し
て溶融させると、灰全体のカルシウム分(SiO2CaO) が多
くなる(塩基度が高くなる)ことにより、灰の融点が上
昇し、高温に昇温できないバーナー式などの灰溶融炉に
よる灰溶融が困難となる。
理する場合、次のような問題があった。 (1)加熱分解炉6において、飛灰を加熱すると、飛灰
中の塩類の作用により、炉内で焼結して攪拌部材や容器
内に付着し、運転が困難となるため、炉内の温度を下げ
たり、または滞留させる処理時間を長くする必要があっ
た。 (2)加熱分解炉6の温度を下げた場合でも、飛灰の性
状により焼結温度が一定でなく、コントロールが難しい
という問題があった。 (3)灰溶融炉2において飛灰が高温に再加熱されるた
め、捕集された反応塩が再度ガス化されて放出されるの
で、灰溶融炉から排出される排ガス中に、再度薬剤を供
給して、集塵装置8で除去する必要があり、2倍の薬剤
を必要とする。 (4)飛灰中の塩類の一部は、溶融塩としてスラグと共
に排出されるが、これら塩類は水溶性であるため、下水
放流できない場合には、さらに無害化対策が必要とな
る。 (5)薬剤により、飛灰中にカルシウム分が40〜50
%ちかく含有されており、これをそのまま主灰と混合し
て溶融させると、灰全体のカルシウム分(SiO2CaO) が多
くなる(塩基度が高くなる)ことにより、灰の融点が上
昇し、高温に昇温できないバーナー式などの灰溶融炉に
よる灰溶融が困難となる。
【0006】本発明は、上記問題点を解決して、分解用
加熱炉における飛灰の付着および焼結固化を防止してダ
イオキシンを確実に分解できるとともに、反応塩類の再
ガス化を防止して、排ガスに投入する薬剤も少なくてす
み、溶融塩の生成を防止できるごみ焼却炉における飛灰
の溶融処理方法を提供することを目的とする。
加熱炉における飛灰の付着および焼結固化を防止してダ
イオキシンを確実に分解できるとともに、反応塩類の再
ガス化を防止して、排ガスに投入する薬剤も少なくてす
み、溶融塩の生成を防止できるごみ焼却炉における飛灰
の溶融処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のごみ焼却炉における飛灰の溶融処理設備
は、焼却炉本体から排出される排ガス経路に、排ガス中
に少なくとも水酸化カルシウムを含む薬剤を供給する薬
剤供給装置と、薬剤供給装置の下流側に配置され前記薬
剤と排ガス中の成分との反応により生成された塩類を含
む飛灰を捕集する焼却炉側集塵装置とを設け、この焼却
炉側集塵装置で捕集された飛灰を灰溶融炉に供給する飛
灰前処理経路に、焼却炉側集塵装置で捕集された飛灰を
水洗して塩類を除去する水洗装置と、水洗された飛灰を
乾燥する乾燥装置と、密閉状態で飛灰を加熱して飛灰中
のダイオキシンを分解除去する加熱分解炉とを設けたも
のである。
めに本発明のごみ焼却炉における飛灰の溶融処理設備
は、焼却炉本体から排出される排ガス経路に、排ガス中
に少なくとも水酸化カルシウムを含む薬剤を供給する薬
剤供給装置と、薬剤供給装置の下流側に配置され前記薬
剤と排ガス中の成分との反応により生成された塩類を含
む飛灰を捕集する焼却炉側集塵装置とを設け、この焼却
炉側集塵装置で捕集された飛灰を灰溶融炉に供給する飛
灰前処理経路に、焼却炉側集塵装置で捕集された飛灰を
水洗して塩類を除去する水洗装置と、水洗された飛灰を
乾燥する乾燥装置と、密閉状態で飛灰を加熱して飛灰中
のダイオキシンを分解除去する加熱分解炉とを設けたも
のである。
【0008】また上記構成に加えて、飛灰前処理経路で
乾燥装置と加熱分解炉の間に、飛灰を粒状に形成する造
粒装置を設けたものである。
乾燥装置と加熱分解炉の間に、飛灰を粒状に形成する造
粒装置を設けたものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、水洗により、飛灰中の塩類
を水に溶かして除去することから、加熱分解炉内で塩類
の作用により焼結することがなく、加熱分解炉の運転が
スムーズに行えてダイオキシンを確実に除去することが
でき、さらに灰溶融炉内で高温に加熱されても、塩類が
再度ガス化されることがない。したがって、加熱分解炉
における加熱温度を低下させたり、滞留処理時間が長く
なることもなく、また灰溶融炉からの排ガス中に薬液を
供給する必要がない。また、溶融塩も生成されることが
ないので、無害化処理を施す必要もない。さらに、水洗
処理により、塩類と反応したカルシウム分が除去される
ことから、灰全体のカルシウム含有量を減少させること
ができ、灰融点の上昇を防止することができる。これに
より、高温に昇温できないバーナー炉などの炉形式であ
っても、灰溶融が可能となる。
を水に溶かして除去することから、加熱分解炉内で塩類
の作用により焼結することがなく、加熱分解炉の運転が
スムーズに行えてダイオキシンを確実に除去することが
でき、さらに灰溶融炉内で高温に加熱されても、塩類が
再度ガス化されることがない。したがって、加熱分解炉
における加熱温度を低下させたり、滞留処理時間が長く
なることもなく、また灰溶融炉からの排ガス中に薬液を
供給する必要がない。また、溶融塩も生成されることが
ないので、無害化処理を施す必要もない。さらに、水洗
処理により、塩類と反応したカルシウム分が除去される
ことから、灰全体のカルシウム含有量を減少させること
ができ、灰融点の上昇を防止することができる。これに
より、高温に昇温できないバーナー炉などの炉形式であ
っても、灰溶融が可能となる。
【0010】また、加熱分解炉の投入前の飛灰を造粒す
ることにより、加熱分解炉内の攪拌部材やケーシングな
どに付着して焼結する事がほとんど無くなり、また処理
後の飛灰からダスト飛散するのを防止することができ
る。
ることにより、加熱分解炉内の攪拌部材やケーシングな
どに付着して焼結する事がほとんど無くなり、また処理
後の飛灰からダスト飛散するのを防止することができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るごみ焼却設備の一実施例
を図1〜図3に基づいて説明する。なお、従来と同一の
部材は同一符号を付し、説明は省略する。
を図1〜図3に基づいて説明する。なお、従来と同一の
部材は同一符号を付し、説明は省略する。
【0012】11は、飛灰の前処理経路Fに配置されて
焼却器側集塵装置4および調温塔3から捕集した飛灰を
水洗処理する水洗装置で、飛灰中に含まれる塩類(Cacl
2,CaSO4,Kcl 等)および重金属の一部を水に溶かして除
去するものである。この水洗装置11から排出された排水
は、排水処理装置12により処理された後、放流され
る。
焼却器側集塵装置4および調温塔3から捕集した飛灰を
水洗処理する水洗装置で、飛灰中に含まれる塩類(Cacl
2,CaSO4,Kcl 等)および重金属の一部を水に溶かして除
去するものである。この水洗装置11から排出された排水
は、排水処理装置12により処理された後、放流され
る。
【0013】水洗装置11により塩類が除去された飛灰
は、乾燥機13で乾燥された後、加熱分解炉6に投入さ
れて飛灰中のダイオキシンが分解除去され、加熱分解炉
6から灰溶融炉2に、焼却炉本体1から排出される飛灰
とともに供給するように構成される。
は、乾燥機13で乾燥された後、加熱分解炉6に投入さ
れて飛灰中のダイオキシンが分解除去され、加熱分解炉
6から灰溶融炉2に、焼却炉本体1から排出される飛灰
とともに供給するように構成される。
【0014】この加熱分解炉6は、図2に示すように、
密閉された不活性ガスたとえば窒素ガス雰囲気中で飛灰
を所定温度まで加熱して攪拌する加熱器14と、密閉さ
れた窒素ガス雰囲気中で飛灰を所定温度まで冷却する冷
却器15とから構成されている。
密閉された不活性ガスたとえば窒素ガス雰囲気中で飛灰
を所定温度まで加熱して攪拌する加熱器14と、密閉さ
れた窒素ガス雰囲気中で飛灰を所定温度まで冷却する冷
却器15とから構成されている。
【0015】前記加熱器14は、密閉された横置き円筒
状の加熱容器21内の軸心位置に、多数の攪拌パドル2
2が取り付けられた回転軸23が軸受を介して回転自在
に支持され、回転軸23の一端部に回転駆動モーター2
4の出力軸が連結されている。加熱容器21の一端部に
は、飛灰投入装置25から飛灰が投入される飛灰供給ホ
ッパ26が配置され、飛灰供給ホッパ26の出口がロー
タリ弁27を介して接続されている。また加熱容器21
の外周面には加熱ヒーター28が配置され、加熱容器2
1内に投入された飛灰を400〜500℃に加熱できる
ように構成されている。さらに加熱容器21の他端部に
は、加熱した飛灰を排出する灰出口29と、ガス排出口
30がそれぞれ形成され、前記灰出口29には冷却器1
5に接続された移送管31が接続されている。この加熱
容器21内に充填される窒素ガスN2 は、一端側でロー
タリ弁28の出口に形成されたガス供給口32から充填
されるとともに、他端側のガス排出口30から集塵器3
7を介してガス排出管32から排出され、熱交換器33
で熱回収された後、ガス循環ポンプ34により、ガス供
給管35を介してガス供給口32に循環されている。ま
たこのガス供給管35は移送管31にも分岐して接続さ
れ、移送管31を介して冷却器15に窒素ガスが充填さ
れている。36はこの窒素ガス循環系にリークした量を
補充する窒素ガスボンベである。
状の加熱容器21内の軸心位置に、多数の攪拌パドル2
2が取り付けられた回転軸23が軸受を介して回転自在
に支持され、回転軸23の一端部に回転駆動モーター2
4の出力軸が連結されている。加熱容器21の一端部に
は、飛灰投入装置25から飛灰が投入される飛灰供給ホ
ッパ26が配置され、飛灰供給ホッパ26の出口がロー
タリ弁27を介して接続されている。また加熱容器21
の外周面には加熱ヒーター28が配置され、加熱容器2
1内に投入された飛灰を400〜500℃に加熱できる
ように構成されている。さらに加熱容器21の他端部に
は、加熱した飛灰を排出する灰出口29と、ガス排出口
30がそれぞれ形成され、前記灰出口29には冷却器1
5に接続された移送管31が接続されている。この加熱
容器21内に充填される窒素ガスN2 は、一端側でロー
タリ弁28の出口に形成されたガス供給口32から充填
されるとともに、他端側のガス排出口30から集塵器3
7を介してガス排出管32から排出され、熱交換器33
で熱回収された後、ガス循環ポンプ34により、ガス供
給管35を介してガス供給口32に循環されている。ま
たこのガス供給管35は移送管31にも分岐して接続さ
れ、移送管31を介して冷却器15に窒素ガスが充填さ
れている。36はこの窒素ガス循環系にリークした量を
補充する窒素ガスボンベである。
【0016】前記冷却器15は、密閉された横置き円筒
状の冷却容器41内の軸心位置に、多数の攪拌パドル4
2が取り付けられた回転軸43が回転自在に支持され、
回転軸43の一端部には回転駆動モーター44の出力軸
が連結されている。この冷却容器41の他端部には、移
送管32が接続された灰入口45が形成され、冷却容器
41の一端部にはロータリ弁46を介して灰排出シュー
ト47が取り付けられ、加熱分解してダイオキシンを除
去した飛灰を前処理灰台車48に搬入するように構成さ
れている。また冷却容器41の外周面には冷却水通路4
9が形成され、この冷却水通路49に供給される冷却水
により、加熱器21で加熱された飛灰を窒素ガス雰囲気
中で飛灰を冷却するように構成されている。
状の冷却容器41内の軸心位置に、多数の攪拌パドル4
2が取り付けられた回転軸43が回転自在に支持され、
回転軸43の一端部には回転駆動モーター44の出力軸
が連結されている。この冷却容器41の他端部には、移
送管32が接続された灰入口45が形成され、冷却容器
41の一端部にはロータリ弁46を介して灰排出シュー
ト47が取り付けられ、加熱分解してダイオキシンを除
去した飛灰を前処理灰台車48に搬入するように構成さ
れている。また冷却容器41の外周面には冷却水通路4
9が形成され、この冷却水通路49に供給される冷却水
により、加熱器21で加熱された飛灰を窒素ガス雰囲気
中で飛灰を冷却するように構成されている。
【0017】灰溶融炉2には、前記前処理灰台車48を
介して主灰と共に灰溶融炉2に供給され、バーナーや電
極等を有する加熱装置により加熱溶融される。また、溶
融により飛散する低沸点重金属類は、溶融炉側の集塵装
置8で捕集され、ダスト固化装置9で薬剤処理されて固
定化される。
介して主灰と共に灰溶融炉2に供給され、バーナーや電
極等を有する加熱装置により加熱溶融される。また、溶
融により飛散する低沸点重金属類は、溶融炉側の集塵装
置8で捕集され、ダスト固化装置9で薬剤処理されて固
定化される。
【0018】上記実施例によれば、水洗装置11により
捕集された飛灰中の塩分を除去することができるので、
飛灰が加熱分解炉6の加熱器21により加熱されること
があっても、飛灰が塩類の作用で焼結せず、加熱容器2
3の内面や回転軸23、攪拌翼22などへの付着が極め
て軽減される。これは図3の加熱温度と焼結した飛灰の
圧壊強度との関係を示すグラフから明らかなように、水
洗した場合には、水洗しない場合に比べてその圧壊強度
が約1/4以下と小さく、攪拌パドルや飛灰の送り作用
で容易に圧壊できる範囲にあるからである。したがっ
て、加熱分解炉6を安定して運転することができ、加熱
器14内の温度を下げたり飛灰の滞留時間を延長する必
要もなく、飛灰中のダイオキシンを確実に分解除去する
ことができる。
捕集された飛灰中の塩分を除去することができるので、
飛灰が加熱分解炉6の加熱器21により加熱されること
があっても、飛灰が塩類の作用で焼結せず、加熱容器2
3の内面や回転軸23、攪拌翼22などへの付着が極め
て軽減される。これは図3の加熱温度と焼結した飛灰の
圧壊強度との関係を示すグラフから明らかなように、水
洗した場合には、水洗しない場合に比べてその圧壊強度
が約1/4以下と小さく、攪拌パドルや飛灰の送り作用
で容易に圧壊できる範囲にあるからである。したがっ
て、加熱分解炉6を安定して運転することができ、加熱
器14内の温度を下げたり飛灰の滞留時間を延長する必
要もなく、飛灰中のダイオキシンを確実に分解除去する
ことができる。
【0019】また飛灰中の塩分を除去することができる
ので、従来必要であった灰溶融炉2からの排ガスへの薬
剤の投入が不要となるとともに、溶融塩の生成に伴う無
害化処理が不要となる。さらに、水洗により塩化カルシ
ウム等の塩類が除去された飛灰を、主灰と混合して灰溶
融炉2に供給するので、灰中のカルシウムの含有量が従
来に比べて減少され、灰の融点の上昇が防止される。し
たがって加熱温度が比較的低いバーナー式灰溶融炉など
による溶融も可能となり、適用できる炉形式が広くな
る。さらにまた、灰中のカルシウムの含有量が20%前後
となり、溶融スラグを出滓に最適な粘度に維持すること
ができ、溶融スラグの粘土調整も不要となる。
ので、従来必要であった灰溶融炉2からの排ガスへの薬
剤の投入が不要となるとともに、溶融塩の生成に伴う無
害化処理が不要となる。さらに、水洗により塩化カルシ
ウム等の塩類が除去された飛灰を、主灰と混合して灰溶
融炉2に供給するので、灰中のカルシウムの含有量が従
来に比べて減少され、灰の融点の上昇が防止される。し
たがって加熱温度が比較的低いバーナー式灰溶融炉など
による溶融も可能となり、適用できる炉形式が広くな
る。さらにまた、灰中のカルシウムの含有量が20%前後
となり、溶融スラグを出滓に最適な粘度に維持すること
ができ、溶融スラグの粘土調整も不要となる。
【0020】図3および図4は、乾燥機13から排出さ
れる飛灰を、造粒装置51により所定の大きさに造粒し
た後、加熱分解炉6に供給するように構成し第2実施例
である。
れる飛灰を、造粒装置51により所定の大きさに造粒し
た後、加熱分解炉6に供給するように構成し第2実施例
である。
【0021】すなわち、図4に示すように、水洗装置1
1により水洗いした後、濾過器11aに濾過された飛灰
は、乾燥機13により一部の水分が除去される。さらに
乾燥機13から排出された飛灰は、スクリューフィーダ
ー52により造粒装置51に送られる。そしてこの造粒
装置51により残留した水分を利用して飛灰が所定の大
きさの粒状に形成され、この粒状の飛灰が加熱分解炉6
に供給される。
1により水洗いした後、濾過器11aに濾過された飛灰
は、乾燥機13により一部の水分が除去される。さらに
乾燥機13から排出された飛灰は、スクリューフィーダ
ー52により造粒装置51に送られる。そしてこの造粒
装置51により残留した水分を利用して飛灰が所定の大
きさの粒状に形成され、この粒状の飛灰が加熱分解炉6
に供給される。
【0022】上記第2実施例によれば、飛灰が粒状に形
成されるので、加熱分解炉6の加熱器14内において、
塩類の作用による焼結もなく、また特に飛灰が筒状フィ
ルム状に形成されているため、加熱容器23の内面や回
転軸23、攪拌翼22などへの付着が効果的に防止され
るとともに、加熱分解炉6からの排出時に、飛灰がダス
トとして外部に飛散するのを防止することができる。
成されるので、加熱分解炉6の加熱器14内において、
塩類の作用による焼結もなく、また特に飛灰が筒状フィ
ルム状に形成されているため、加熱容器23の内面や回
転軸23、攪拌翼22などへの付着が効果的に防止され
るとともに、加熱分解炉6からの排出時に、飛灰がダス
トとして外部に飛散するのを防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明のごみ焼却炉
における飛灰の溶融処理設備によれば、水洗により、飛
灰中の塩類を水に溶かして除去することから、加熱分解
炉内で塩類の作用により焼結することがなく、加熱分解
炉の運転がスムーズに行えてダイオキシンを確実に除去
することができ、さらに灰溶融炉内で高温に加熱されて
も、塩類が再度ガス化されることがない。したがって、
加熱分解炉における加熱温度を低下させたり、滞留処理
時間が長くなることもなく、また灰溶融炉からの排ガス
中に薬液を供給する必要がない。また、溶融塩も生成さ
れることがないので、無害化処理を施す必要もない。さ
らに、水洗処理により、塩類と反応したカルシウム分が
除去されることから、灰全体のカルシウム含有量を減少
させることができ、灰融点の上昇を防止することができ
る。これにより、高温に昇温できないバーナー炉などの
炉形式であっても、灰溶融が可能となる。
における飛灰の溶融処理設備によれば、水洗により、飛
灰中の塩類を水に溶かして除去することから、加熱分解
炉内で塩類の作用により焼結することがなく、加熱分解
炉の運転がスムーズに行えてダイオキシンを確実に除去
することができ、さらに灰溶融炉内で高温に加熱されて
も、塩類が再度ガス化されることがない。したがって、
加熱分解炉における加熱温度を低下させたり、滞留処理
時間が長くなることもなく、また灰溶融炉からの排ガス
中に薬液を供給する必要がない。また、溶融塩も生成さ
れることがないので、無害化処理を施す必要もない。さ
らに、水洗処理により、塩類と反応したカルシウム分が
除去されることから、灰全体のカルシウム含有量を減少
させることができ、灰融点の上昇を防止することができ
る。これにより、高温に昇温できないバーナー炉などの
炉形式であっても、灰溶融が可能となる。
【0024】また、加熱分解炉の投入前の飛灰を造粒す
ることにより、加熱分解炉内の攪拌部材やケーシングな
どに付着して焼結しにくくなり、また処理後の飛灰から
ダスト飛散するのを防止することができる。
ることにより、加熱分解炉内の攪拌部材やケーシングな
どに付着して焼結しにくくなり、また処理後の飛灰から
ダスト飛散するのを防止することができる。
【図1】本発明に係るごみ焼却炉の灰の溶融処理設備の
第1実施例を示す構成図である。
第1実施例を示す構成図である。
【図2】同灰の溶融処理設備に配置した加熱分解炉を示
す構成図である。
す構成図である。
【図3】同加熱分解炉における加熱温度と飛灰焼結強度
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図4】本発明に係るごみ焼却炉の灰の溶融処理設備の
第2実施例を示す構成図である。
第2実施例を示す構成図である。
【図5】同溶融処理設備の飛灰全処理経路に配置した造
粒機周辺部を示す構成図である。
粒機周辺部を示す構成図である。
【図6】従来のごみ焼却炉の灰の溶融処理設備を示す構
成図である。
成図である。
G 排ガス経路 F 飛灰前処理経路 1 焼却炉本体 2 灰溶融炉 3 調温塔 4 集塵装置 5 薬剤供給装置 6 加熱分解炉 8 集塵装置 9 ダスト固化装置 11 水洗装置 12 排水処理装置 13 乾燥機 14 加熱器 15 冷却器 21 加熱容器 22 攪拌パドル 23 回転軸 51 造粒機
フロントページの続き (72)発明者 岡田 裕介 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 伊藤 道雄 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 焼却炉本体から排出される排ガス経路
に、排ガス中に少なくとも水酸化カルシウムを含む薬剤
を供給する薬剤供給装置と、薬剤供給装置の下流側に配
置され前記薬剤と排ガス中の成分との反応により生成さ
れた塩類を含む飛灰を捕集する焼却炉側集塵装置とを設
け、この焼却炉側集塵装置で捕集された飛灰を灰溶融炉
に供給する飛灰前処理経路に、焼却炉側集塵装置で捕集
された飛灰を水洗して塩類を除去する水洗装置と、水洗
された飛灰を乾燥する乾燥装置と、密閉状態で飛灰を加
熱して飛灰中のダイオキシンを分解除去する加熱分解炉
とを設けたことを特徴とするごみ焼却炉における飛灰の
溶融処理設備。 - 【請求項2】 飛灰前処理経路で乾燥装置と加熱分解炉
の間に、飛灰を粒状に形成する造粒装置を設けたことを
特徴とする請求項1記載のごみ焼却炉における飛灰の溶
融処理設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6027178A JPH07233932A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | ごみ焼却炉における飛灰の溶融処理設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6027178A JPH07233932A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | ごみ焼却炉における飛灰の溶融処理設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233932A true JPH07233932A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12213827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6027178A Pending JPH07233932A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | ごみ焼却炉における飛灰の溶融処理設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07233932A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017148770A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 三菱マテリアル株式会社 | 塩素含有焼却灰の処理方法 |
| CN112377925A (zh) * | 2020-11-11 | 2021-02-19 | 诸暨市洛宏环保科技有限公司 | 一种环保型生活垃圾焚烧炉尾气及炉渣处理装置及其方法 |
| CN116408336A (zh) * | 2023-04-21 | 2023-07-11 | 浙江大学 | 一种飞灰催化热解工艺及系统 |
| CN117862192A (zh) * | 2024-01-19 | 2024-04-12 | 广西中玻新材料科技集团有限公司 | 一种低成本垃圾飞灰熔融处理工艺 |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP6027178A patent/JPH07233932A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017148770A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 三菱マテリアル株式会社 | 塩素含有焼却灰の処理方法 |
| CN112377925A (zh) * | 2020-11-11 | 2021-02-19 | 诸暨市洛宏环保科技有限公司 | 一种环保型生活垃圾焚烧炉尾气及炉渣处理装置及其方法 |
| CN116408336A (zh) * | 2023-04-21 | 2023-07-11 | 浙江大学 | 一种飞灰催化热解工艺及系统 |
| CN117862192A (zh) * | 2024-01-19 | 2024-04-12 | 广西中玻新材料科技集团有限公司 | 一种低成本垃圾飞灰熔融处理工艺 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5311007B2 (ja) | 加熱処理システムおよび加熱処理方法 | |
| JPH07233932A (ja) | ごみ焼却炉における飛灰の溶融処理設備 | |
| JP3103719B2 (ja) | 集塵灰の加熱脱塩素化処理装置および処理方法 | |
| JPH10238725A (ja) | 廃棄物処理方法及び装置 | |
| JP4033420B2 (ja) | 排ガス中の塩化水素の乾式除去方法および乾式除去装置 | |
| JP3448149B2 (ja) | 塩素含有プラスチック廃棄物の処理方法 | |
| JP3336890B2 (ja) | ごみ焼却飛灰の処理方法 | |
| JP2000051816A (ja) | 飛灰の処理方法および処理装置 | |
| JPH07232155A (ja) | 飛灰の処理装置 | |
| JP2001300470A (ja) | 廃棄物溶融処理設備における飛灰の処理方法及び装置 | |
| JPH0788456A (ja) | ごみ焼却炉における焼却灰の溶融処理方法 | |
| JPH11114535A (ja) | 処理灰の溶融処理方法及び装置 | |
| JP3202453B2 (ja) | 溶融炉の排ガス処理方法 | |
| JP2000263016A (ja) | 溶融飛灰または焼却飛灰の処理方法及び処理装置 | |
| JP3963339B2 (ja) | 焼却灰と集塵灰の溶融処理方法及びその装置 | |
| JP2004174372A (ja) | 有機塩素化合物の無害化処理方法 | |
| JP3587018B2 (ja) | 塩素含有樹脂の処理方法 | |
| JP3159133B2 (ja) | 含塩素高分子樹脂の塩素除去方法 | |
| JP3531791B2 (ja) | 焼却飛灰の溶融方法と装置 | |
| JPH1157649A (ja) | 灰中ダイオキシンの除去装置 | |
| JP2000218259A (ja) | 廃棄物等の処理施設 | |
| JPH0957229A (ja) | ごみ焼却炉の飛灰処理方法および処理装置 | |
| JP2001239230A (ja) | 溶融塩の処理方法 | |
| TW202200240A (zh) | 促進熱處理設施集塵粉體之穩定化與無害化方法 | |
| JPH08200642A (ja) | ごみ焼却処理時の塩化物含有煤塵の処理方法および装置 |